ドラッカー早朝Skype勉強会 「仕事というものを理解する」

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+ 「仕事」を具体的に設計し, 自らをよりよくマネジメントする ドラッカー早朝Skype勉強会 the learning organization of learning organization for positive change

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「仕事」を具体的に設計し,自らをよりよくマネジメントする

ドラッカー早朝Skype勉強会

the learning organization

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for positive change

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「仕事」とはどのようなものか

仕事に具体性を与えよう

自分が携わっている「仕事」とは,どのような性質をもつものか

● 仕事の性質・誇りを与えるもの … 人に尊厳を与える.なぜなら,社会との関わりを与えてくれる

からである・人格の拡張である … 自分の人格を支えてくれる.また,自らの人格を活かすことで

よりよい成果をあげることができるという性質をもつ・自己実現の源 … そのため,仕事を通して,「自らの価値」と「自らの属性」を

社会に対して知らしめることもできる

小人閑居して不善をなす

小人物が暇をもてあますと,とかく悪事に走りやすいことの喩え

→ 仕事は自らの人格を支えるための手段である

http://muchasuerte.blog78.fc2.com/blog-entry-173.html

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仕事を意味あるものにしよう

仕事を通して「憶えられる」

● 「何をもって憶えられたいか」

・どのような成果をあげることで憶えられたいか?

・それは,自らの強みに沿ったものか?それとも自らがもちえていない才能に

よるものか?

・それは,人に,社会に何を与えるのか?与えたことで何が改善するのか?

・それは,記録を塗り替えるものか?記憶を塗り替えるものか?

自分が社会に「憶えられる」のは,仕事を通して残した成果によってである

● 仕事自体は変わらない・仕事が変わるのではない・仕事をどのように行うか,を自ら工夫し変えることはできる・仕事に対する視点を変えることで,仕事を通してあげることのできる成果を高め,関わりの範囲を広げることはできる

http://muchasuerte.blog78.fc2.com/blog-entry-160.html

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仕事で成果をあげるために

どのようなスタンスをとるべきか

仕事においては「パーフェクト」を目指すべきだ,と.・そのような想いは,常に自分を「回避」しようとするが…・だからこそ,「もう一回」挑戦しようという姿勢が必要

ヴェルディは言った

自らに誇りをもたせ,人格を支えるための「仕事」だからこそ,必要だといえる

● 仕事を通じて自己刷新を図る● 仕事に対して責任をもつ.肩書きを求めるのではなく,自らには責任を求める● 仕事は自らを支えるもの.より大きな「自分」となるために,仕事が要求するものに見合う

ように成長することを目指す

だからこその「自己啓発」

http://muchasuerte.blog78.fc2.com/blog-entry-174.html

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「今」を問う

ROICの改善に貢献する

● 投下資本としての「自らの労働力」を考える

・自らが投下する労働力も資本である.投下した資本から効率的に利益をあげて

いるか?価値を生み出しているか?

・自らの「いま」が,顧客に対して高い価値を生み出す行動に直結しているか?

・自らの「いま」が,同じ行動をより低いコストで行うことに直結しているか?

ROIC(投下資本利益率)を改善することを目標にする→ 企業が明日も存続し,明日もより良い価値を顧客に提供することができることに

対し,責任をもつ

仕事で責任を果たし,より大きな活躍の場に自らを導くには…

もし,こうしたことに直結していないのであれば,「仕事を通して大きくなる」ことに

近づいていないということだ

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経験を共有する

自らの過去を振り返る

わかいうちは…

・責任性の高い,やりがいのある仕事を上司が与えてくれることは「期待できません」→ 教育が文化的重要度をもっていないかぎり,上司はそのようなことはしない→ 仕事が増えない業態においては,そのような仕事は高いポストが手放さない

・わかいうちは,泥水を飲むことからのスタートです→ そもそも創業時には,経営者自ら泥水を飲んでいた.そのような想いを,新入社員

が経験することは,必要性の高いことだともいえるのではないか?・その中で,自らの有能性を活用するならば…

→ 「想い」ではなく,理論と結果を示す・だからこそ,「いま」を考える

→ いま取っている行動は,顧客にとって何らかの高い価値を生み出しているか?→ いま取っている行動は,同じ行動をとることと比べてコストを削減しているか?→ いま取っている行動から,そもそも何かが生み出されているか?

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もう一度問い直す

「何をもって憶えられたいか?」

この問いの意味

「あの人は○○銀行の人だ」という風に憶えられるということではない.

一方では,「あなたの仕事は何ですか?」に対して,「○○銀行です」と答える人は多い.

【 「ひと」によって「憶えられる」ために 】

● 自分自身が,より大きな貢献の行うことのできる場所はどこかを問い続ける

● 自分自身が,どこに属すべきで,どこに属さないべきかを見極める

● 自分自身が,その仕事を通じて学び続けられるかと問い続ける

● 何を,いつ,どうやって変えるかを知る必要がある

● 私は一体何者か?を組織の肩書きがなくても説明できるようにする

● 自分の「強み」を知り,「強み」を活かす

● 他人によるフィードバックによって,確かに社会に貢献していると評される

http://muchasuerte.blog78.fc2.com/blog-entry-160.html

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「貢献」を考える

何を共有することで貢献するか?

仕事の設計プロセスを共有する

● 仕事を通して大きくなる,ということの本質的な意味とプロセスを理解しているか

いないかは,周りに差をつけるための必要条件とも言える

・だからこそ,プロセスについて共有する

● 成功する者と,しないものとの違いは,視点の違いにありそうである

・参加者の暗黙知を共有することで,深い理解に至りかつ行動に直接繋がる視点

を得ることもできそう

そのために…

1)参加者の暗黙知を引き出すためのコミュニケーションについて細心する.

2)プレゼンテーションを共有する(学びの機会を平等化する)

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「仕事」を設計する

仕事で成果をあげるために,仕事を「設計」する

理解:仕事の本質 土台

仕事を通じて「大きく」なる

自らの仕事を活かす問い

スキルROIC改善を目指す

「完全」を目指す姿勢

「責任」を中核にする

スタンス

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「何をもって憶えられたいか」を「創る」ために

皆で創ろう,将来のビジョン

● 「何をもって憶えられたいか」を問う

・先ずは自分に問うてみる

・自分は何者なのだろうか?を問う

● 具体化する・助けを得る

・オープンに話してみる

・自分の欠点を隠さない

・バカにしない,されない場を設ける

● 実行してみる

・宣言する

・実現するための設計をする

・設計に沿って行動する

● フィードバックを得る

・聞いてみる

・得られた評価と比較する

・問い続ける

場が必要

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場が必要

「何をもって憶えられたいか」を「創る」ために

皆で創ろう,将来のビジョン

こうした勉強会の場で,

・「何によって憶えられたいか」を宣言し,

・その想いを支持してもらうことも重要かと.

・自分の欠点も包み隠さず話し…

・「将来のビジョンづくり」のサイクル回しに「協力してもらう」

・ドラッカーマネジメントに基づいて.

・安心して「何をもって憶えられたいか」を語れる場が必要

・安心して語られる「私」であることも必要

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