教養演習Ⅰの第 1回の授業です。 第1回の授業は、私、原田博史が … ·...

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1 教養演習Ⅰの第 1 回の授業です。 第 1 回の授業は、私、原田博史が担当します。 この授業のシラバスは、 本学のホームページの「在学生の方へ」から、「入学年度別のシラバス」に次のようにリンク してあります。 この授業科目は、竹原良記、原田博史、尾崎聡、宮崎正博、藤坂圭子、福野裕美、中原眞由 美の 7 名の教員がオムニバスで担当する授業です。 オムニバスとは、1授業科目の内容が多領域にわたるなど一人の教員の研究領域で授業担

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教養演習Ⅰの第 1回の授業です。

第 1回の授業は、私、原田博史が担当します。

この授業のシラバスは、

本学のホームページの「在学生の方へ」から、「入学年度別のシラバス」に次のようにリンク

してあります。

この授業科目は、竹原良記、原田博史、尾崎聡、宮崎正博、藤坂圭子、福野裕美、中原眞由

美の 7名の教員がオムニバスで担当する授業です。

オムニバスとは、1授業科目の内容が多領域にわたるなど一人の教員の研究領域で授業担

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当が困難な場合によくとられる方法です。

この授業の教育目標は、

大学生活に適応し、学習意欲を向上させ、主体的に学ぶための基礎的なスキルを修得し、

社会人・管理栄養士となるために必要な基盤を形成することを目標としています。

具体的には、①大学生活に適応する能力を育む、②大学生として望まれる学習方法、学習

姿勢を涵養する、③論理的思考力・表現力の育成のため、大学で学習する上で必要な計算能

力、文章作成能力および献立作成能力を養います。

学生の学習成果は、学生としての態度、信念、意見および責任を果たすために必要な倫理観、

自己管理能力を獲得します。

授業の進め方は、

学科の専任教員または兼任教員によるオムニバスで進めます。授業は教員よる講義と演習

を組み合わせて進めますが、特に演習時間を多く設けることもあります。授業終了後に、教

員はレポート提出を課す場合もあります。授業終了時に「シャトルカード」に授業内容につ

いての質問、感想等の記入を求め、その質問に答え、また、コメントを記載して次回の授業

で返却することとしていますが、この遠隔授業ではシャトルカードの使用は停止します。

学習評価の方法は、

以下に示す学習成果について、その獲得度合を量的に評価します。

①望ましい学生生活の在り方を理解している。

②大学生として必要な学習方法、学習姿勢を理解している。

③大学で学習する上で必要な計算能力や文章作成能力を発揮でき、献立作成に慣れている。

学習評価は、受講態度およびレポートの結果を総合して行う。評価の割合は、受講態度 40

点、レポートまたは小テスト 60点とします。

さて、第 1回の私の担当箇所シラバスは、

・オリエンテーション。シラバスに記載された内容を理解する。(担当:竹原、原田(博))

【大学生活への適応】

「学長の話」(学生便覧持参)

復習:授業内容を振り返る。

です。

大学生活への適応として「学長の話」(学生便覧持参)となっています。

学生便覧は、入学式の当日に皆さんに配布し、クラスメンターから説明を受けたものです。

学生便覧には、皆さんが本学に在学し、そして卒業するまでの規則などを掲載してあります。

最後に課題について示しますので学生便覧を準備してください。

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さて、大学生活とは何か?

1.大学生活とは

⚫ 自分のやりたいこと、自分の適性、時代の変化やニーズを読みとり、自分の生き方を考え

る貴重な時間です。

⚫ 大学では4年間を通して、大学が求める学生の学習成果があるので、あせらず学生生活

を謳歌する心意気が必要です。

2.大学生活に求められるもの

⚫ 自分で考え、事柄の真実を見極め、知性と良心にかけて行動ができる力量をつけること

が大学時代に求められています。

⚫ 大学生活で与えられる知識・情報を主体的に判断することが重要です。

⚫ 一方的に受け入れるのではなく、自分への問いかけと解決を追求する態度が重要です。

3.高校との違い

⚫ 高校と違って、大学では学生は「大人」としてあつかわれ、何をするにしても学生の自由

でありますが、そのかわり責任は自分でとらなければなりません。

⚫ 「正解」を学ぶ高校までの授業とは違い、高校での学習を基礎にして、ある意味では「通

説」や「常識」を疑うことを教えられることもあります。

4.学ぶとは

⚫ 大学とは学びの場であります。

⚫ 学びとは、講義や演習のみをいうのではなく、サークルやクラブ活動、課外活動を含めた

大学生活全体での学びを言います。

⚫ 本学では、建学の精神からなる学科の教育目標に基づく学生の学習成果があり、卒業ま

でに免許・資格の裏付けとなる知識・技能・能力や社会人の基礎力となる理解・態度・信

念・意見・価値・コミュニケーション能力を身につけて欲しいと願っています。

5.学生の学習成果とは

⚫ 学生の学習成果とは、「大学で何を学んで、何を身に付けて、何が出来るようになるか」

ということを事前に社会に表明し、入学者が本学の教育課程を修了し卒業した時に獲得

するものです。

⚫ 学生の学習成果は、本学の教育の質保証ために定期的に点検します。

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6.学生の学習成果を獲得するとは

⚫ 大学は、事前に社会に表明した学生の学習成果を獲得させるために、

①入学者受入れの方針

②教育課程編成・実施の方針

③卒業認定・学位授与の方針

の、三つの方針を社会に表明し、この方針を実践・実行することで学科の教育目標を達成

します。

7.三つの方針を実践・実行するとは

⚫ 次の①②③を経て、学科が目標とする学生の学習成果を獲得した人材を養成します。

①入学試験・入学式

②4年の教育・授業科目履修・単位認定

③卒業の判定・卒業式

8.授業科目履修・単位とは

⚫ 1つの授業科目を 15回受けた後、定期試験を受けます。

1単位を修得するには45時間の学修を必要としています。

そして授業科目の種別で、教育効果、授業時間外に必要な学修等を考慮して、次の基準に

より修得できる単位を計算します。

① 講義については、15回の授業をもって2単位を修得します。

② 演習については、15回の授業をもって1単位または2単位を修得します。

③実験、実習及び実技については、15回の授業をもって1単位を修得します。

9.授業科目履修とは

⚫ 教育課程編成・実施の方針に従って授業科目が定められています。

① 卒業・免許・資格の取得に必要な授業科目を履修登録します。

② 授業科目は、学科の学生の学習成果を獲得するように授業計画(シラバス)が組まれ

ています。

③ 授業は15回で終了し、定期試験によって学習評価を行います。

10.単位認定とは

⚫ 単位修得の認定は試験により、60点以上が合格点となります。

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①授業には毎回出席することが必要であり、出欠状況は学習評価の重要な要素となりま

す。

②欠席時間数が、授業時間数の3分の1を超えるものは定期試験の受験の資格が認めら

れません。

③追試験・再試験の制度があります。

11.卒業の判定とは

⚫ 4年以上在学し、授業科目の必修、選択及び選択必修の区分ごとに定める単位を含め、

124単位以上を修得することが必要です。

①卒業証書及び学士の学位が授与されます。

②免許・資格には、更に関係する単位数の取得が必要です。

12.在学中の学習・生活サポート

⚫ クラスメンターが学生の学習成果の獲得を高める

①クラスメンターが学生生活を相談支援します

② クラスメンターが一人ひとりの学習の状況の把握と学習を支援します

13.就職活動・卒業後のサポート

⚫ 社会人になっても学生の学習成果の向上・充実を支援します

①学習成果を活かす求人・職場の情報を収集します

② 一人ひとりの希望の把握と就職活動を支援します

③希望に沿った就職と卒後をフォローします

それでは、学生便覧を参照してみましょう。

学生便覧の内容は、次のようになっており学生生活を送る上での規則などが掲載されていい

ます。

4年間の大学生活で大切な「1.学則」「2.学則施行細則」「3.授業科目履修要領」の中から以下

に抜粋します。

1. 学則

第1条 本学は、教育基本法、学校教育法および大学設置基準により、高等学校基礎教育の上

に一般の学術文化の研究を行なうとともに、我が国の少子高齢化時代に対応する栄養

管理の専門教育に重きをおく大学教育を施し、よき社会人として時代の進運に応じ、

Society 5.0で実現する地域社会の指導者たるの人材の育成するをもって目的とする。

(6) 本学は、大学、学部又は学科の教育上の目的を踏まえて、次に掲げる三つの方針を定

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め、これについての情報を公表するものとする。

一 卒業認定・学位授与の方針

二 教育課程の編成及び実施の方針

三 入学者の受入れの方針

第9条 各授業科目の履修方法は、別表の通りである。

(2) 1の授業科目に対する課程を修了した者には、単位を与える。

(3) 前項の単位数を定めるに当っては、1単位の授業科目を45時間の学習を必要とする内

容をもって構成することを標準とし、授業の方法に応じ当該授業による教育効果、授業

時間外に必要な学修等を考慮して、次の基準により計算する。

イ) 講義については、15時間の授業をもって1単位とする。

ロ) 演習については、原則として30時間の授業をもって1単位とする。但し、別に定め

るものについては、15時間の授業をもって1単位とすることができる。

ハ) 実験、実習及び実技については、原則として45時間の授業をもって1単位とする。

但し別に定めるものについては、30時間の授業をもって1単位とすることができる。

第10条 1年間の授業を行う期間は、定期試験等の期間を含め、35週にわたることを原則とする。

(2) 各授業科目の授業は、15週にわたる期間を単位として行うものとする。但し教育上特別

の必要がある場合は、これらの期間より短い期間において、授業を行うことができる。

(3) 授業の方法は、講義、演習、実験、実習及び実技、またはこれらの併用とする。

(4) 授業は、多様なメディアを高度に利用して、授業を行う教室等以外の場所で履修させる

ことができる。

(5) 前項の授業については学則第10条(4)による規程において定める。

第11条 1の授業科目の履修を終え、授業時間の3分の2以上出席した学生に対し、試験の上

単位を与えるものとする。但し、卒業研究等の授業科目については、学修の成果を評価

して単位を与えることができる。

(2) 授業科目の学習評価は100点法をもって採点し、80点以上を優、70点以上80点未満

を良、60点以上70点未満を可、60点未満を不可とする。

(3) 学生が各年次にわたって適切な授業科目を履修するために、卒業要件として学生が修

得すべき単位数について、学生が1学期に履修科目として登録することができる単位数

の上限を30単位とする。

(4) 所定の単位を優れた成績をもって修得した学生については、(3)の上限を超えて履修

科目の登録を認める。

第12条 卒業の要件は、4年以上在学し、別表(別表1~別表2)授業科目の必修、選択及び選

択必修の区分ごとに次の各号に定める単位を含め、124単位以上を修得するものとす

る。

イ) 基礎教養科目については、22単位以上。

ロ) 学科専門科目については、70単位以上。

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(2) 第5条に定める期間在学し、所定の科目を履修して、その単位を修得し、かつ第12条

に定める卒業要件を満たした者は、教授会の議を経て学長が卒業を認定する。

(3) 学長は、前項により認定された者には、卒業証書及び学士の学位を授与する。

第14条 食物栄養学科の学生で卒業後、栄養士の資格を得ようとするものは、第12条に規定す

る授業科目の単位を含めて、栄養士法及び同法施行規則に定める授業科目の単位を

修得しなければならない。

(2) 本学学生で卒業後、図書館司書の資格を得ようとするものは、第12条に規定する授業

科目の単位を含めて、図書館法施行規則に基づく本学図書館学授業科目(別表3-1)

につき所要単位を修得しなければならない。

(3) 本学学生で卒業後、社会教育主事の資格を得ようとするものは、第12条に規定する授

業科目の単位を含めて、社会教育主事講習等規程に基づく本学社会教育主事に関す

る専門教育科目につき所要単位を修得しなければならない。

(4) 食物栄養学科の学生で卒業後、食品衛生管理者資格及び食品衛生監視員任用資格

を得ようとするものは、第12条に規定する授業科目の単位を含めて、当学科に開設す

る「食品衛生資格履修コース」において食品衛生管理者及び食品衛生監視員養成施

設の指定基準に基づき別表2-1に定める所要の単位を修得しなければならない。

(5) 食物栄養学科の学生で、教員免許状を得ようとする者は、第12条によるほか、教育職

員免許法および同法施行規則に定められた授業科目の所要単位を修得しなければな

らない。

取得できる教員免許状の種類 栄養教諭一種免許状

第15条 卒業の認定は、第12条の単位を4年以上の間に履修した者につき、教授会の議を経て

学長これ行う。

第30条 本学に学長、教授、准教授、講師、助教、助手その他必要な職員をおく。

第31条 教授会は、本学の教授をもって組織し、准教授、その他の教員を加えることができる。

(2) 教授会は次の事項を審議し、学長が決定を行うに当たり意見を述べるものとする。

1. 学生の入学及び卒業に関すること

2. 学位の授与に関すること

3. 教育課程の編成に関すること

4. 学生の懲戒に関すること

5. その他教育研究に関する重要な事項で教授会の意見を聴くことが必要であると学長

が定めること

(3) 教授会は学長がつかさどる教育研究に関する事項について審議し、及び学長等の求

めに応じ、意見を述べることができる。

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第38条 学年は4月1日に始まり翌年3月31日に終る。

第39条 学年を分って、次の2学期とする。

1. 前 期 4月1日より9月10日まで

2. 後 期 9月11日より3月31日まで

第40条 本学の休業日は、次の通りである。

1. 本学開学記念日5月31日(但し出校)

2. 国民の祝日に関する法律に規定する休日

3. 日曜日

4. 春期休業 3月21日より3月31日まで

5. 夏期休業 8月1日より9月10日まで

6. 冬期休業 12月22日より1月7日まで

第41条 学長は必要があると認めたときは、前条各号に掲げる休業日以外の日に臨時に授業を

行わないことができる。

(2) 学長は必要があると認めたときは、前条各号に掲げる休業日に臨時に授業及び定期試

験 を行うことができる。

第44条 品行端正で学力優秀な者、または恪勤精励な者に対しては、卒業時これを表彰するこ

とがある。

第45条 学生にして、学校の内外を問わず学校の秩序を乱し、学生としての本分に反した者に

は、その軽重により、訓告、停学、退学処分に付することがある。

(2) 前項の手続は別に定める。

第46条 前条の規定のほか、次の一に該当する者は学長が別に定める手続を経て退学に処す

る。

1. 性行不良で改善の見込みがないと認められた者

2. 学業劣等で成績の見込みがないと認められた者

3. 正当の事由なく出席常でない者

4. 学校の秩序を乱し、その他学生としての本分に反した者

2.学則施行細則

第1条 教育理念

岡山学院大学の建学の精神「教育三綱領」は、

自律創生:道徳心を備えた実践的な行動力を修得する。

信念貫徹:目標を達成する継続的な学びと努力を実践する。

共存共栄:社会人の基礎力を修得し進んで世界の平和に貢献する。

であり、教育理念は、21世紀の我が国の少子高齢化の時代において、15歳から65歳

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までの生産年齢人口の縮小を抑止するために、国民一人一人の健康維持及び増進を

はかり、我が国の労働生産力の向上に寄与する Society 5.0 時代の人材を本学の「人

間教育」と免許・資格を取得する「技術・技能教育」をもって育成することである。そして

そのために、本学はアセスメント・ポリシーに基づく高等教育の質保証を図り、管理栄養

士養成の教育目標を達成することを使命とする。

人間生活学部食物栄養学科の教育目標

人間生活学部食物栄養学科では、高度な専門知識や技能を修得し、QOL 向上のた

めの栄養の指導を行う専門家を育成する。

4年間じっくり学ぶことで、栄養士免許を取得するとともに、管理栄養士の国家試験受

験資格を得る。管理栄養士とは、「人」の健康の維持増進をはかるための栄養の指導に

携わる専門家である。高齢化が進むこれからの社会にあってはチーム医療のスタッフと

して大いに期待され、また、食品技術系の企業においても、管理栄養士に人材ニーズ

が高まっている。食物栄養学科では将来、こうした管理栄養士に成長できる実力を育て

るために次の教育目標を掲げている。

① 生活習慣病の予防と改善に貢献する管理栄養士の養成

② 疾病の予防や治療において栄養評価・判定に基づく高度な専門知識・技能による

栄養指導及び栄養管理等に携わることのできる管理栄養士の養成

③ 豊かな人間性に富み、カウンセリングや福祉・介護分野の知識を修得した管理栄

養士の養成

④ 人材ニーズが高まっている食品技術系の企業で活躍する管理栄養士の育成

学生の学習成果

本学で学ぶ学生の卒業時の学習成果は、建学の精神「教育三綱領」の基、自律した

信念のある社会人となることである。

Ⅰ.専門的学習成果

学科の専門学習では、Society 5.0時代の現場に即応する管理栄養士になるため、

学科の教育課程の学習をとおして、①多様な専門領域に関する基本となる専門的知

識、②チーム医療の重要性を理解し、他職種や患者とのコミュニケーションを円滑に進

める能力、③公衆衛生を理解し、栄養・給食関連サービスのマネジメントを行う能力、④

健康の保持増進、疾病の一次、二次、三次予防のための栄養指導を行う能力を獲得

する。

Ⅱ.汎用的学習成果

また、学習支援を行う教員とのコミュニケーションをとおして、①栄養学分野の基本的

な知識を体系的に理解でき、その知識体系の意味と自己の存在を現代の諸問題と関

連づけて理解できる力、②職業生活や社会生活に必要な数量的スキルや情報リテラシ

ー、③職業生活や社会生活でも必要なチームワーク、リーダーシップ、コミュニケーショ

ンの能力として自己表現力、論理的思考力、問題解決力、他者理解力、④社会人とし

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ての態度、信念、意見および責任を果たすために必要な倫理観、自己管理力を獲得

する。

卒業認定・学位授与の方針

学位:学士(栄養学)

Society 5.0 時代の現場に即応できる管理栄養士になるため、基礎教養科目および

管理栄養士課程の専門教育科目の単位を修得し、学則に規定する卒業に必要な単位

を修得した者に学位を授与する。

卒業を認める卒業生の学習成果は次のとおりである。

1. 学位授与に必要な単位を修得している。

2. 卒業後社会人として求められるコミュニケーション能力、態度(心構え)や職業に

対する知識、理解、価値、意見を獲得している。

教育課程編成・実施の方針

コアカリキュラムとサブカリキュラムを編成実施する。

管理栄養士課程として、栄養士の免許および管理栄養士の国家試験受験資格を得る

ための科目をコアカリキュラムに編成する。

また、同時に「食品衛生資格履修コース」をコアカリキュラムの中に科目指定する。

特に授業においては、科目の専門的学習成果のみではなく汎用的学習成果も獲得で

きるように実施する。

更に、希望者に対して、栄養教諭一種免許状、フードスペシャリスト資格認定証、図書

館司書、社会教育主事任用資格などが取得できるサブカリキュラムも編成し、実施す

る。

また、汎用的学習成果の獲得を支援する基礎教養科目も編成し、実施する。

入学者受け入れの方針

本学に入学する人物には、次のような資質・能力を求める。

・管理栄養士の仕事を理解している。

・卒業後、管理栄養士として職業に就く。

・本学での学習に必要な一定水準の学力を身に付けている。

・生物、化学を基礎とする学習に努力できる。

第5条 授業について1年を前期及び後期の2学期に分つ。

第6条 本学に設けられる授業科目及び単位数は学則別表の通りとし、必修、選択を含めて、

124単位以上履修しなければならない。

(2) 授業科目の履修及び資格取得の方法については、本「学生便覧」(3.授業科目履修

要領、4.授業科目時間配当表)による。

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第7条 授業科目の単位修得のための学習評価は原則として試験による。試験は各学期末に

行う定期試験とする。但し、卒業研究、卒業論文、卒業制作等の授業科目について

は、学修の成果を学習評価とすることができる。

(2) 次の者は、試験等を受けること並びに学習評価を得ることができない。

(イ) 履修の届出をしていない者

(ロ) 学費未納者

(3) 授業科目について3分の2以上出席しなければ試験を受けることはできない(受験資格

なし)。

(4) 授業科目の学習評価は100点法をもって採点し、80点以上を優、70点以上80点未

満を良、60点以上70点未満を可、60点未満を不可とする。

(イ) 学則第13条により本学の単位としてみなした授業科目の学習評価は認とする。

(5) 前項の学習評価に対して優は4、良は3、可は2、不可は1、受験資格なしは0、及び、

認はノーカウントとする GP(グレードポイント)を与え、学期ごとに単位当たり平均

GPA(グレードポイントアベレージ)を算出し総合的な成績評価の判定等に使用する。

尚、教職に関する科目、図書館学授業科目、社会教育主事任用授業科目などの科目

は含まない。

(6) 定期試験が不可の者に対して再試験の機会を与え、願により再試験を受けることがで

きる。

(イ) 再試験は一定期間内1回限りとする。但し図書館学授業科目については再試験

を行わない。

(ロ) 講義及び演習の授業科目の再試験は100点法による筆記試験とし、その他の評

価点は含めない。ただし、実技の授業科目は100点法による実技試験とする。

(ハ) 再試験による60点以上の得点者はすべて60点の学習評価に止める。

(ニ) 再試験受験願を提出するものは、1授業科目につき再試験料1,000円を納めるも

のとする。

(7) 定期試験の際、病気その他止むを得ない事情により受験不能であった者に対しては、

その理由が正当であると認められた場合に限り、願により追試験を受けることができる。

(イ) 追試験は一定期間内1回限りとする。

(ロ) 追試験による80点以上の得点者はすべて80点の学習評価に止める。

(ハ) 追試験が不可の者の再試験は行わない。

(ニ) 追試験受験願を提出するものは、1授業科目につき追試験料1,000円を納めるも

のとする。

(8) 定期試験での学習評価の結果は履修簿通知表により通知する。

(イ) 履修簿通知表は郵送料徴収の上保護者宛にも通知する。但し、卒業となる最終

学期を除く。

(9) 1年及び2年の前期試験及び後期試験の結果、(5)項において算出するGPAの平均が

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2.5以下の者は3年に進級できない。

(10) 3年前期試験及び後期試験の結果、(5)項において算出する GPA を参考にし、最低在

学年4年終了時に学則第12条及び施行細則第6条に定める卒業に必要な単位及び

単位数を修得できないと判断される者に対し、3年終了時に保護者同伴の上その旨通

知する。

(11) 4年前期試験及び後期試験の結果、最低在学年4年終了時に学則第12条及び施行

細則第6条に定める卒業に必要な単位及び単位数を修得できない者は卒業延期とし、

更に在学して学則第12条及び施行細則第6条に定める卒業の要件を満たさなければ

ならない。

(イ) 卒業延期による在学の期間は4年以内とし、これを越える場合は退学しなければ

ならない。

(ロ) 卒業延期者は当該年度4年生と同様の学費を納入しなければならない。

(12) 定期試験、追試験、再試験の受験者は机上右前方に学生証(身分証明書)を提示しな

ければ受験できない。但し、追再試験受験者は追再試験受験票も合わせて提示するこ

と。

(13) 試験その他評価の対象となるものに対し、不正行為ありと認められた者に対しては即時

無期停学処分とし、当該学期の全授業科目の単位修得の評価を不認定とする。

(14) 学則第13条の規定による授業科目の履修および単位認定は教授会の議を経て、年度

末に学長が認定する。

(15) 学習評価の結果は一定の期間内に授業科目担当教員によって、学長に報告されなけ

ればならない。

3.授業科目履修要領

3. 授業科目履修要領

学則及びその施行規則に示してあるように、卒業するためには4年以上在学し、その間に所定の

授業科目の単位を修得しなければならない。所定の授業科目とは、基礎教養科目及び学科の専

門科目となっている。これらの授業科目の必要な単位数は学科によって多少違いはあるが、卒業

するためには124単位以上修得しなければならない。

(1)必修と選択

授業科目には必修と選択の区別がもうけられており、前掲学則別表に示す通りである。

学則別表に示されている必修科目は、当該学科所属の学生全員が登録履修するものである。

選択科目は所定の手続きにより登録された者のみが履修する。

なお、複数の選択科目を必修の区分にまとめて必修の単位数を定めてあるものは、その単位以

上の単位を修得するように履修する。これを選択必修という。

(2)単位と授業時間数

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授業科目の性格などによって異なるが、原則的には次の基準による。

区分 科目及び授業の種類 単位数 1週当りの授業時間数 1学期当りの授業

時間数の基準

A 講義 1 1 15

B 演習 1 1~2 15~30

C 実験、実習及び実技 1 2~3 30~45

(3)単位修得の認定

(イ) 単位修得の認定は試験による。

(ロ) 授業には毎回出席することが必要であり、出欠状況は学習評価の重要な要素となる。

(ハ) それぞれの授業科目について、欠席時間数が、授業時間数の3分の1を超えるものは

受験の資格が認められない。

(ニ) 休学期間中は受験資格が認められない。

(ホ) 授業科目の履修登録が完了していない者は受験資格が認められない。

(ヘ) 当該学期までの学費が未納の者は受験資格が認められない。

(ト) 定期の試験のとき病気その他止むを得ない理由で欠席した者は追試験が受けられ

る。また、定期の試験の結果不可となった者は再試験が受けられるがその回数は1回

限りを原則とする。

(チ) 追試験、再試験を受けようとする者は指定期間内に学務課教務係でその手続きをとら

ねばならない。

(リ) 受験中に不正行為をした者は即時無期停学処分となる。

(4)欠席・忌引・休学・復学および退学

以上のことについては、それぞれの届または願をクラスメンターを経て学務課教務係に提出しな

ければならない。

1週間以上欠席する場合または欠席した場合には、診断書等の理由書が必要となる。

(5)授業科目の履修

開講する授業科目の中で、学則第12条及び学則施行細則第6条に定める必修、選択の定めに

従う卒業要件の単位充足を目的とした授業科目履修登録制とする。

注意 ①学則第12条で卒業要件の修得単位124単位のうち、基礎教養科目を22単位以上、学

科専門科目を70単位以上として残り32単位については特に定めていないので、さらに

専門科目を重点的に学習する、基礎教養科目の単位修得を増やす、または他学科の

専門科目を単位互換するなどにより自分の目標に合せて履修すること。

②学生が各年次にわたって適切に授業を履修するため、1学期に履修科目として登録す

ることができる単位数の上限を30単位とするが、所定の単位を優れた成績をもって修得

した学生についてはその上限を超えて履修科目の登録を認める。また、各学科の教育

課程の教育目標において特に必要とする場合も同様とする。

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(6)授業科目履修登録制

1・履修登録は学期ごとに、前期初め(4月)に前期科目を、後期初め(9月)に後期科目を行う。

2・学生は所属する学年・学科・クラスの授業時間割にある授業科目を授業開始日より第1週第1

回目を受講し、当該授業科目のシラバスにより説明を受ける。

3・第1週第1回目の授業に出席しないと、以後の履修に支障を来たすので必ず出席すること。

4・学生は第2週が終了するまでに授業科目履修登録票をクラスメンターに提出する。

5・クラスメンターは履修登録票確認の後、学務課教務係へ提出する。

6・学務課教務係は、第3週でコンピュータ登録を行い、各学科の学生履修登録票を学科長に提

出する。

(7)フードスペシャリスト資格認定証

「フードスペシャリスト」とは、食品の原材料や加工生産面を担当する技術者側と販売者及び消費

者側の間に立って、ニーズにあった食品の調査・選択、飲食空間・売場のコーディネート等に必

要な食品に関する高度な知識と技術を有する専門家のことである。

人間生活学部食物栄養学科で所定の単位を修得し、日本フードスペシャリスト協会の認定試験に

合格した者には「フードスペシャリスト資格認定証」が与えられる。

人間生活学部食物栄養学科の学生でフードスペシャリスト資格認定証の取得を希望する者は

「4.授業科目時間配当表」の別表(2)-2「フードスペシャリスト資格認定証取得のための授業科

目と単位数」に示す授業科目の単位を修得しなければならない。

(8)履修登録の注意

1 授業科目

卒業までの4年間に開講される授業科目は、授業科目時間配当表のとおりである。

授業科目時間配当表にはカリキュラム表【学則の別表(別表1~別表2)】に基づいて次の通り「配

当学年」、「配当期(前期、後期)」に単位数を記載している。

2 配当学年

学部学科の教育目標を達成するため、カリキュラムの授業科目を体系的に関連づけ、あらかじめ

開講する学年を定める(学年配当の原則)。

学生は、授業科目時間配当表の自己の学年に配当された授業科目を履修し、下級学年及び上

級学年に配当された授業科目は特別の場合を除いて履修できない。

また、下級学年に新設された授業科目も履修できない。

但し、自己の学年に配当された授業科目の履修結果が不認定の場合は、進級後、再履修として

下級学年に配当された同一の授業科目を履修することができるが、下級学年の時間割は当該学

年の学習を優先して編成されるので不認定の科目が多い者は自己の履修すべき授業科目の開

講時間と重複して再履修が困難となるので日々の学習を怠らないこと。

3 配当期(前期、後期)

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前期:前期15週にわたって授業を行う授業科目である。

後期:後期15週にわたって授業を行う授業科目である。

集中講義:夏季・冬季などの休業中を含んで一定の期間で集中的に授業を行う授業科目である。

集中講義授業科目の時間割は講義開始の数週間前までに掲示する。

4 授業

授業は学年のクラス編成に合わせた授業時間割に従って受講する。

授業時間割には、曜日・時限(コマ)・授業科目名・担当教員名が明示されているもの及び曜日・

時限(コマ)・授業科目名・教室が明示されているものの2種ある。また、各変更の知らせは、原則

すべて掲示により行うので、毎日必ず掲示板で確認すること。

時限と時間

時限 時間

1 09:10~10:40

2 10:50~12:20

3 13:00~14:30

4 14:40~16:10

5 16:20~17:50

但し、管理栄養士養成に係る実習分野の授業科目の1コマ当り授業時間は135分となるので上表

の限りではない。

5 クラス編成

授業は原則として各学年・学科(クラス)を単位として行い、学生は各自クラスごとに指定された曜

日・時限・教室で授業を受けることになる。また授業科目によってはクラスを分割及び合併して行う

場合があるので、授業時間割のクラス編成に注意すること。

以上この授業時間90分では膨大な内容となりましたが、入学間もない 1 年次生の学生生活

の始めの一歩で重要なことを示しました。

第 1回の授業の復習として次の1~5についてまとめてメールで提出してください。

1.本学の建学の精神「教育三綱領」

2.食物栄養学科の「学生の学習成果」

3.食物栄養学科の「入学者受け入れの方針」

4.食物栄養学科の「教育課程編成・実施の方針」

5.食物栄養学科の「卒業認定・学位授与の方針」

提出は、あなたのPC、またはスマホからメールアドレス([email protected])に送ってくだ

さい。その際、件名に、教養演習Ⅰ、身分証明証番号、氏名を記入してください。このメール

の送信は、評価に関係するので、必ず送信してください。私が受信すると私が受信確認メー

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ルを返信しますので、受信確認返信メールが着信されない場合は、岡山学院大学代表電話(086

-428-2651)に電話して私にその旨伝えてください。