PA-DF20 · 簡単にハウリングを抑制...

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P A-DF20 このたびは、ハウリングサプレッサー P A-DF20 お買い上げいただき、ありがとうございます。 特長 もくじ 2 本機は、マイクロホンをスピーカーに近づけたときや、拡声音量が大きすぎるときに生じるハウリングを抑 制するプロセッサーです。DSP(デジタルシグナルプロセッサー)の働きによってハウリングを探し、ハウリ ングの起きた周波数にノッチフィルター(狭い範囲の周波数を除去するフィルター)を設定しますので、耳 障りなハウリングを抑えることができます。 ¡簡単にハウリングを抑制 ハウリング抑制機能としてダイナミックノッチ機能、プリノッチ機能の2種類の機能があり、どちらか一 方、または両方同時に使うことができます。 ¡ダイナミックノッチ機能 (工場出荷時は「ON」に設定されています) (10ページ参照) 電源を入れると自動的に、リアルタイムでハウリングを抑制します。 ¡プリノッチ機能 (8ページ参照) ハウリングが起きやすい周波数を学習し、ハウリングが起きにくいように周波数特性を補正します。 ●ハウリングとは マイクロホンとスピーカーの距離が近すぎたり、拡声音量が 大きすぎたりするときに、スピーカーで拡声した音をマイクロホンが拾 い、さらにスピーカーでどんどん大きく拡声されて、 「ブーン」 「キーン」 といった特定の高さの音が聞こえたり、マイクロホンで話しているとき に声がキンキン残ったり響いたりする現象です。 ●ハウリングを起こさないために まず、以下のことを行なった上で本機をお使いいただくことをおすすめします。 1.マイクロホンとスピーカーの距離を離す。また、指向性マイクロホンをお使いの場合、マイクロホンがスピ ーカーの方向に向いている場合は、マイクロホンの向きかスピーカーの位置を調整する。 2.無指向性マイクロホンをお使いの場合、可能ならば指向性マイクロホンを使う。一般に単一指向性マイクロ ホンや超指向性マイクロホンを使うと無指向性マイクロホンに比べてハウリングが起きにくくなります。 また、イコライザーなどがある場合はハウリングが起きやすい周波数のゲインを2~3 dB落としてみます。 アンプ スピーカー マイク キーン 特長 ........................................................................... 2 安全上のご注意 ......................................................... 3 使用上のご注意 ......................................................... 4 各部の名称とはたらき (前面)........................................ 5 各部の名称とはたらき (背面)......................................... 6 操作のしかた ............................................................... 6 工事の前に................................................................. 7 プリ ッチ機能............................................................. 8 ダイナミ ック ッチ機能 ................................................. 10 ッチフ ィル ター リン ク機 ........................................... 10 の他の機能 (コンプレッサー機能/ノ イズゲー 機能/ローカッ トフ ィルター 機能) ..... 11 接続のしかた .............................................................. 12 ラッ クへ の取り付けかた .............................................. 13 故障と思われま した .................................................. 14 おもな仕様............................................................... 15 保証とアフターサービス ...................................... 裏表紙 LST0089-001A 3TR001381AAA PA-DF20 ハウリングサプレッサー 取扱設置説明書 電源 プリノッチ ハウリング検出 1 2 PA-DF20 HOWLING SUPPRESSOR お買い上げありがとうございます。 ご使用の 前にこの 取扱設置説明書」 をお読みのうえ、 正し くお使いください。 特に 安全上のご注意」 3~4ページ) は必ずお読みいた だき、 安全にお使いください。 お読みになったあとは、 保証書と一緒に大切に保管し、 必要 なときお読み ください。 製造番号は品質管理上重要なものです。 お買い上げの際 は本 機に 製造番号が正しく記されているか、 またその製造 番号と保証書に記載されている製造番号が一致しているか お確かめください。

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Page 1: PA-DF20 · 簡単にハウリングを抑制 ハウリング抑制機能としてダイナミックノッチ機能、プリノッチ機能の2種類の機能があり、どちらか一

PA-D

F20

このたびは、ハウリングサプレッサー

PA-D

F20を

お買い上げいただき、ありがとうございます。

特長

もくじ

2

本機は、マイクロホンをスピーカーに近づけたときや、拡声音量が大きすぎるときに生じるハウリングを抑

制するプロセッサーです。DSP(デジタルシグナルプロセッサー)の働きによってハウリングを探し、ハウリ

ングの起きた周波数にノッチフィルター(狭い範囲の周波数を除去するフィルター)を設定しますので、耳

障りなハウリングを抑えることができます。

¡簡単にハウリングを抑制

ハウリング抑制機能としてダイナミックノッチ機能、プリノッチ機能の2種類の機能があり、どちらか一

方、または両方同時に使うことができます。

¡ダイナミックノッチ機能(工場出荷時は「ON」に設定されています) (10ページ参照)

電源を入れると自動的に、リアルタイムでハウリングを抑制します。

¡プリノッチ機能(8ページ参照)

ハウリングが起きやすい周波数を学習し、ハウリングが起きにくいように周波数特性を補正します。

●ハウリングとは

マイクロホンとスピーカーの距離が近すぎたり、拡声音量が

大きすぎたりするときに、スピーカーで拡声した音をマイクロホンが拾

い、さらにスピーカーでどんどん大きく拡声されて、 「ブーン」「キーン」

といった特定の高さの音が聞こえたり、マイクロホンで話しているとき

に声がキンキン残ったり響いたりする現象です。

●ハウリングを起こさないために

まず、以下のことを行なった上で本機をお使いいただくことをおすすめします。

1.マイクロホンとスピーカーの距離を離す。また、指向性マイクロホンをお使いの場合、マイクロホンがスピ

ーカーの方向に向いている場合は、マイクロホンの向きかスピーカーの位置を調整する。

2.無指向性マイクロホンをお使いの場合、可能ならば指向性マイクロホンを使う。一般に単一指向性マイクロ

ホンや超指向性マイクロホンを使うと無指向性マイクロホンに比べてハウリングが起きにくくなります。

また、イコライザーなどがある場合はハウリングが起きやすい周波数のゲインを2~3 dB落としてみます。

アンプ

スピーカー

マイク

キーン

特長............................................................. ..............2

安全上のご注意........................................................ .3

使用上のご注意........................................................ .4

各部の名称とはたらき(前面)........................................5

各部の名称とはたらき(背面).........................................6

操作のしかた...............................................................6

工事の前に.......................................................... .......7

プリノッチ機能........................................................... ..8

ダイナミックノッチ機能.................................................10

ノッチフィルターリンク機能...........................................10

その他の機能(コンプレッサー機能/ノ イズゲート機能/ローカットフィルター機能).....11

接続のしかた..............................................................12

ラックへの取り付けかた..............................................13

故障と思われましたら..................................................14

おもな仕様.......................................................... .....15

保証とアフターサービス......................................裏表紙

LST

0089

-001

A3T

R00

1381

AA

A

PA

-DF

20ハウリングサプレッサー

取扱設置説明書

型 名

電源

プリノッチ

ハウリング検出

12

PA-DF20 HOWLING SUPPRESSOR

お買い上げありがとうございます。

ご使用の前にこの「取扱設置説明書」をお読みのうえ、正し

くお使いください。

特に「安全上のご注意」(3~4ページ)は必ずお読みいた

だき、安全にお使いください。

お読みになったあとは、保証書と一緒に大切に保管し、必要

なときお読みください。

製造番号は品質管理上重要なものです。お買い上げの際

は本機に製造番号が正しく記されているか、またその製造

番号と保証書に記載されている製造番号が一致しているか

お確かめください。

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使用上のご注意

安全上のご注意

■電源プラグを抜くときは、電源コードを引っ張らない。

コードが傷つき、火災・感電の原因となることがあります。

必ずプラグを持って抜いてください。

■ぬれた手で電源プラグを抜き差ししない。

感電の原因となることがあります。

■湿気やほこりの多い場所に置かない。

火災・感電の原因となることがあります。

■調理台や加湿器のそばなど油煙や湯気が当たるような場所に置かない。

火災・感電の原因となることがあります。

■2~3年に一度くらいは内部の掃除を販売店などにご相談ください。

この機器の内部にほこりがたまったまま、長い間掃除をしないと火災や故障の原因となることがあります。

特に、湿気の多くなる梅雨期の前に行うと、より効果的です。

なお、掃除費用については販売店などにご相談ください。

■移動させる場合は、電源を切り、必ず電源プラグをコンセントから抜く。

コードが傷つき、火災、感電の原因となることがあります。

移動はアンテナ線、機器間の接続コードなど外部の接続コードをはずしたことを確認のうえ、行なってください。

また、ビデオカセットテープやCDなどは取り出しておいてください。

■お手入れの際は安全のため電源プラグをコンセントから抜くか、ブレーカーを切ってから行う。

感電の原因となることがあります。

■長時間この機器をご使用にならないときは安全のため必ず電源プラグをコンセントから抜く。

火災の原因となることがあります。

■ぐらついた台の上や傾いた所など不安定な場所に置かない。

落ちたり、倒れたりして、けがの原因となることがあります。

■この機器の上に重いものや外枠からはみ出るような大きいものを置かない。

バランスがくずれて倒れたり、落下して、けがの原因となることがあります。

■電源を入れる前には音量ボリュームを最小にする。

突然大きな音がでて聴力障害などの原因となることがあります。

¡ミューティング動作について

電源を入れてから 3~ 5秒 間 は 音 が 出 ま せ ん が 、 こ れ は

ミ ューテ ィング 動作 のため で、 故障 で はありま せん 。

¡電源スイッチの投入について

¡配線について

¡キャビネットの清掃について

¡省エネについて

キャビネットが汚れたら中性洗剤などで汚れを落とし、

乾 い た 布 で ふ き と り ま す 。 シ ン ナ ー や ベ ン ジ ン 、 殺 虫 剤 な

ど揮発性の物をかけたり、 またゴムやビニール製品な どを

長時間接触させたままにし ないでください。 プラスチック

の 中 に 含 ま れ る 可 塑 剤 ( か そ ざ い ) の 働 き に よ り 変 質 し た

り、 塗装がはげるなどの原因となります。

全ての結線が終了してから本機の電源を入れてください。

接続コードの抜き差しは電源を切ってから行なってくだ

さい。周辺機器と組み合わせてご使用されるときは、パ

ワーアンプを最後にしてくださいノイズなどによるスピ

ーカーの破損を防止できます。

ご使用にならないときは、節電のため電源スイッチを切

ってください。

マイクケーブルやライン信号ケーブルを電源コードやス

ピーカー線と一緒に配線しないでください。ハム音やノ

イズの原因となります。10 cm以上は離して配線してく

ださい。

3

安全上のご注意 絵

表示について

この取扱説明書および製品への表示では、製品を安全に正しくお使いいただき、お客様や他の人々への危害や財産への損害を未然

に防止するために、いろいろな絵表示をしています。その表示と意味は次のようになっています。内容をよく理解してから本文を

お読みください。

警告図記号の説明例

名称:指挟み注意

意味:特定の条件下において、指を挟む可能性を示すもので、図の中に具体的な注意内容が描かれています

名称:分解禁止

意味:製品を分解することで感電などの傷害が起こる可能性を示すもので、図の中に具体的な禁止内容が描かれて

います

名称:電源プラグをコンセントから抜け

意味:使用者に電源プラグをコンセントから抜くよう指示するもので図の中に具体的な指示内容が描かれています

この表示を無視して、誤った取り扱いをすると、人が死亡または重傷を負う可能

性が想定される内容を示しています

この表示を無視して、誤った取り扱いをすると、人が傷害を負う可能性が想定さ

れる内容および物的損害のみの発生が想定される内容を示しています

■万一、煙が出ている、変なにおいや音がするときは、すぐに機器本体の電源スイッチを切り、その後必ず

電源プラグをコンセントから抜くか、ブレーカーを切る。異常状態のまま使用すると、火災・感電の原因

となります。煙が出なくなるのを確認して販売店に修理をご依頼ください。

お客様による修理は危険ですから絶対におやめください。

■電源コードの上に重いものをのせたり、コードを本機の下敷きにしない。

コードに傷がついて、火災・感電の原因となります。コードを敷物などで覆ってしまうと、気付かずに重

い物をのせてしまうことがあります。

■電源コードが傷んだら(芯線の露出、断線など)販売店に交換をご依頼ください。

そのまま使用すると火災・感電の原因となります。

■この機器に水を入れたり、ぬらさない。

火災・感電の原因となります。雨天・降雪中、海岸、水辺での使用は特にご注意ください。

■この機器の上に花びん、植木鉢、コップ、化粧品、薬品や水などの入った容器を置かない。

こぼれたり、中に入った場合、火災、感電の原因となります。

■この機器を分解・改造しない。

火災・感電の原因となります。

■この機器の裏ぶた、キャビネット、カバーは外さない。

感電の原因となります。内部の点検・整備・修理は販売店にご依頼ください。

■この機器のACアウトレットが供給できる電力は制限されています。

接続する装置の消費電力の合計がACアウトレットに表示されている電力を超えて使わない。

火災の原因となります。電熱器具、ヘアドライヤー、電磁調理器などは接続しない。

■表示された電源電圧(交流100 ボルト)で使用する。

表示された電源電圧以外では火災・感電の原因となります。この機器を使用できるのは日本国内のみです。

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PA-D

F20

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@入力感度/ 出力レベル切換スイッチ[入力感度/ 出

力レベル切換1、入力感度/ 出力レベル切換2]

接続する機器に合わせて、本機の入力感度と出力レ

ベルを切り換えることができます。(12ページ参照)

#入力端子[入力1、入力2]

¡本機に音声を入力するための端子です。

¡電子バランス方式です。

¡入力感度は、入力感度/ 出力レベル切換スイッ

チ@で切り換えることができます。

$出力端子[出力1、出力2]

¡本機から音声を出力するための端子です。

¡入力感度が0dBの時には電子バランス方式、

-20 dBと-60 dBのときには不平衡方式です。

¡適合負荷インピーダンスは600 Ω以上です。

¡出力レベルは、入力感度/ 出力レベル切換スイッ

チ@により、入力感度と同じレベルになります。

%サービスコンセント(スイッチ非連動 最大3A)

[電源コンセント]

AC100 V 3Aまでの電流を他の音響機器に供給し

ます。定格電流以上では使用しないでください。

テレビやパワーアンプには使用しないでください。

^ケーブルクランプ

付属の束線バンドで、ケーブルを固定するときに使

用します。

&ACインレット[AC 100 V]

¡付属の電源コードをAC100V(50 Hz/60 Hz)の電源

に必ず遮断装置を介して接続します(7ページ参照)。

¡本機に付属の電源コード以外は、使用しないでく

ださい。

*アース端子[SIGNAL GND]

この端子は雑音低減用シグナルアースです。必要に

応じてこの端子を利用し、本機を接地してご使用く

ださい。

●後面

@入力感度/ 出力レベル

切換スイッチ

#入力端子

*アース端子

&ACインレット

^ケーブルクランプ

入力感度/出力レベル切換

(0dB=0.775V)

22

11

21

-60dB

0dB-20dB

入力

出力

20kΩ 平衡(0dB/・・20dB)

3.3kΩ 平衡(-60dB)

 平衡(0dB)

不平衡(-20dB/・・60dB)

 600Ω

電源

コンセント

AC

100V

SIGNAL GND

-60dB

0dB-20dB

SER. NO.

電源スイッチ非連動

最大3A

%サービスコンセント

$出力端子

操作のしかた

1.電源コード・音声入力・音声出力の接続を行います。

2.本機の電源スイッチを押して、電源を「入」にした後、アンプの電源を入れます。

3.ハウリング抑制機能が働き、ハウリングが起きてもすぐに止まります。

4.使用終了時には、アンプの電源を切った後、本機の電源を「切」にします。

¡12ページをご参照ください。

¡順序を逆にすると、大きなノイズが出ることがあります。

¡電源を切った後も、設定されたノッチフィルターは保存されます。

^ケーブルクランプ

本機は、工場出荷時に基本的な設定がしてあるため、以下の操作で使用できます。

各種機能の設定を変えるときは、8~11ページをご参照ください。

¡ハウリング検出表示灯がオレンジ色に点灯して、ハウリングが止まらな

い場合は、拡声音量が上がり過ぎていないか、またマイクロホンがスピ

ーカーに接近し過ぎていないかご確認ください。

5

各部の名称とはたらき

●前面

1電源スイッチ

3前面カバー

5プリノッチ表示灯

!プリノッチ

設定スイッチ

1電源スイッチ[電源 入/切]

¡電源を入/切します。押し込んだ状態が「入」です。

¡電源スイッチを「切」にしても、電源からは遮断

されません。電源を遮断する場合は、ACコンセ

ントから本機の電源プラグを抜くか、または電源

制御ユニット使用時は、電源制御ユニットの電源

を切ってください。

2電源表示灯

電源スイッチを「入」にすると、点灯します。

3前面カバー

内部に本機を調整するためのスイッチ( 6~!)があ

ります。通常は取り付けたままご使用ください。

4ハウリング検出表示灯[ハウリング検出 1、2]

¡各チャンネルの入力信号でハウリングを検出した

ときに、緑色に点滅します。

¡本機の抑制性能を超えたハウリングを検出したと

きには、オレンジ色に点灯します。極端に拡声音

量が上がっていないか、またマイクロホンとスピ

ーカーが接近しすぎていないかご確認ください。

5プリノッチ表示灯[プリノッチ 1、2]

¡各チャンネルにおいて、本機のプリノッチ機能が

有効になっているときに、緑色に点灯します。

¡各チャンネルにおいて、プリノッチ学習モードに

なっているときに、緑色に点滅します。

6ダイナミックノッチ設定スイッチ[ダイナミックノッチ]

「ON」にすると、ダイナミックノッチ機能が働きま

す。(10ページ参照)

7コンプレッサー設定スイッチ[コンプ1、2]

「ON」にすると、各チャンネルのコンプレッサー機

能が働きます。(11ページ参照)

8ローカットフィルター設定スイッチ[ローカット1、2]

「ON」にすると、各チャンネルのローカットフィル

ター機能が働きます。(11ページ参照)

9ノイズゲート設定スイッチ[ゲート1、2]

「ON」にすると、各チャンネルのノイズゲート機能

が働きます。(11ページ参照)

0ノッチフィルターリンク設定スイッチ[リンク]

「ON」にすると、ノッチフィルターリンク機能が働

きます。(10ページ参照)

!プリノッチ設定スイッチ[プリノッチ1、2]

¡プリノッチの設定を行ないます。(8ページ参照)

¡2秒以上続けて押すと、プリノッチ学習モードに

なります。

¡押す時間を2秒以下にすると、設定されたプリノ

ッチの有効と無効を切り換えることができます。

押すたびに、有効と無効が切り換わります。

(学習されていないときは、有効になりません)

¡プリノッチの設定状態は、プリノッチ表示灯5で

確認することができます。

6ダイナミックノッチ設定スイッチ

8ローカットフィルター

設定スイッチ

7コンプレッサー

設定スイッチ

9ノイズゲート設定スイッチ

0ノッチフィルターリンク

設定スイッチ

電源

プリノッチ

ハウリング検出

12

PA-DF20 HOWLING SUPPRESSOR

2電源表示灯

4ハウリング検出表示灯

プリノッチ

モード選択

ダイナミック

 ノッチ

リ ン ク

ロ ー カ ッ ト

ゲ ー ト

コ ン プ

ロ ー カ ッ ト

ゲ ー ト

コ ン プ

1  2

ON

OF

F

(前面カバー内部)

*設定スイッチの「ON」 「OFF」は、

次のように表しています。

ON

OF

F

ONを示す OFFを示す

取説集本文_P055-121 03.11.21, 2:23 PMPage 59 Adobe PageMaker 6.0J/PPC

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PA-D

F20

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プリノッチ機能

ハウリングが起きやすい周波数(音の高さ)は、一般に部屋の形・スピーカーの設置位置・マイクロホンの設置位

置によって決まっています。本機能は、この周波数にあらかじめノッチフィルター(狭い周波数のみを除去する

フィルター)を設定し、ハウリングを起きにくくします。

¡本機設置時などに、強制的にハウリングを起こしてその周波数を学習させる作業が必要です。(下記参照)

¡ダイナミックノッチ機能(10ページ参照)のみを使用した場合と比べると、ハウリングを起こしにくい拡声系統

を作ることができ、演壇などマイクロホンの位置が決まっている場合などに大きな効果を得ることができます。

¡一般に、プリノッチ機能を使用した場合、ハウリングマージン(ハウリングが起きるまで音量を上げることの

できる幅)が、2 dB ~3 dB向上します。

PA-DF20 HOWLING SUPPRESSOR

プリノッチ

モード選択

ダイナミック

 ノッチ

リ ン ク

ロ ー カ ッ ト

ゲ ー ト

コ ン プ

ロ ー カ ッ ト

ゲ ー ト

コ ン プ

1  2

ON

OF

F入

電源

プリノッチ

ハウリング検出

12

3 . 6. プリノッチ表示灯

3 . 6. プリノッチ設定スイッチ

5 . ハウリング検出表示灯

(前面カバー内部)

1.ノッチフィルターリンク設定

を行ないます。

2 .拡声系統を音が出る状態にし

て、アンプまたはミキサーの

ボリュームつまみで、ゆっく

りと音量を上げ、ハウリング

が起きる寸前に音量を設定し

ます。

3.設定するチャンネルの「プリ

ノッチ設定スイッチ」を2秒

以上押します。

¡「プリノッチ表示灯」が緑色に点滅し、プリノッチ学習モー

ドになります。

¡「ノッチフィルターリンク設定スイッチ」が「ON」の場合は、

どちらのチャンネルの「プリノッチ設定スイッチ」を押して

も、両方のチャンネルのプリノッチ学習が開始されます。

¡学習中は、自動的にダイナミックノッチ機能は「OFF」に、

コンプレッサー機能は「ON」になります。

¡ステレオ拡声系統の出力側(ミキサーとアンプの間)に本機を接

続する場合は、「ON」にすることをお奨めします。

¡ノッチフィルターリンク機能(10ページ参照)を使用しない場

合は、2.から行なってください。

(工場出荷時は「OFF」になっています)

¡急激に音量を上げると、大きなハウリングが起きてスピーカ

ーを破壊する恐れがありますので、ゆっくり上げてください。

¡ダイナミックノッチ機能が「ON」(工場出荷時)のときは、ハ

ウリングが起きてもすぐに抑えられますが、ハウリングが起

きない(ダイナミックノッチが動作しない)音量にしてください。

¡拡声系統は、できるだけ本番と近い状態にしてください。

マイクロホンの前に実際に人が立っていた方が、本番中に起

きるハウリングを、より正確に再現することができます。

1 .ノッチフィルターリンク設定スイッチ

●プリノッチ学習操作法方

7

工事の前に

●電源について

電源コードは、必ず遮断装置を介した次のいずれかの方法で接続してください。

(1) 電源制御ユニット(EM-P11) を介して接続する。

(2) 電源コンセントの近くに本機を設置し、遮断装置(電源プラグ)に容易に手が届くこと。

(3) 3.0 mm以上の接点距離がある分電盤のブレーカーに接続する。ブレーカーは保護アース導体を

除く主電源のすべての極が遮断できるものを使用すること。

●設置場所について

¡直射日光の当たる所や、温風吹き出し口付近は避けてください。

¡湿気やほこり、振動の多い場所に設置しないでください。

¡トランス、調光器、映像機器、CRTモニターなどからできるだけ離してください。

誘導ノイズを受ける恐れがあります。

¡電波受信機(ラジオやテレビ、ワイヤレスマイクの受信機)の近くで使用すると、電波受信機側で

雑音や誤動作の原因となることがあります。

本機と電波受信機はできるだけ離してご使用ください。

●ラックに取り付けるときは

¡必ずEIA規格相当のラック(奥行き450 mm以上)をご使用ください。

¡ラック内の温度が+40 ℃以上にならないようにしてください。内部の部品に悪影響を与え、故障

の原因となることがあります。

仕様の詳細は、15ページをご参照ください。

●アース端子[SIGNAL GND]を接地してご使用ください

¡接地しないと、誘導ノイズを受ける恐れがあります。

また、静電気によって本機が破壊されることがあります。

●ケーブルについて

¡各ページに記載されているケーブルをご使用ください。

¡付属の束線バンドでケーブルを束ねるときは、本機背面のケーブルクランプをご使用ください。

●工事の際は

¡電源を遮断した状態で行なってください。

「安全上のご注意」と合わせて、以下のことをお守りください。

取説集本文_P055-121 03.11.21, 2:23 PMPage 60 Adobe PageMaker 6.0J/PPC

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PA-D

F20

●「ON」にした方がよい場合

ステレオ拡声の系統を組んでいる場合で、本機を出力

系(ミキサーの後)に入れている場合は、ノッチフィルタ

ーリンク機能を「ON」にすることをお奨めします。

ノッチフィルターがLチャンネルとRチャンネルの両方

に入るため、フィルター動作時のステレオ定位を妨げ

ません。

●「OFF」にした方がよい場合

本機を入力系に接続している場合、または出力系に

接続していても、ステレオ拡声を行なっていない場合

は、ノッチフィルターリンク機能を「OFF」にするこ

とをお奨めします。

各チャンネルに独立してノッチフィルターを入れます。

PA-DF20

ミキサー

L R

マイク

アンプ

L R

10

ダイナミックノッチ機能

常に音声信号を監視し、ハウリングが起きたらすぐにハウリング

の周波数にノッチフィルター(狭い周波数のみを除去するフィル

ター)を自動的に設定し、ハウリングを抑える機能です。

¡ステレオ拡声系統の出力側(ミキサーとアンプの間)に本機を使用するときには、前面カバー内の

「ノッチフィルターリンク設定スイッチ」を「ON」にすることをお奨めします。(下記参照)

メ モ

1.「ダイナミックノッチ設定ス

イッチ」を「ON」にします。

2.ダイナミックノッチ機能が働

きます。

¡工場出荷時は、「ON」

になっています。

¡ハウリングを検出すると、検出したチャンネルの「ハウリン

グ検出表示灯が緑色に点滅します。

¡「ハウリング検出表示灯」がオレンジ色に点灯したときは、ハウ

リングの強さが本機のハウリング抑制性能を超えています。

極端に拡声レベルが上がっていないか、またマイクロホンとス

ピーカーが接近しすぎていたり、マイクロホンを直接スピーカ

ーに向けていないか、ご確認ください。

ノッチフィルターリンク機能

本機の一方のチャンネルでハウリングが起きたときに、同時に両

方のチャンネルに対してノッチフィルターを入れる機能です。

(工場出荷時は「OFF」になっています)

PA-DF20

マイク

アンプ

PA-DF20

ワイヤレス

受信機

ワイヤレス

アンテナ

ワイヤレス

マイク

アンプ

モード選択

ダイナミック

 ノッチ

リ ン ク

ロ ー カ ッ ト

ゲ ー ト

コ ン プ

ロ ー カ ッ ト

ゲ ー ト

コ ン プ

1  2

ON

OF

F

ダイナミックノッチ設定スイッチ

モード選択

ダイナミック

 ノッチ

リ ン ク

ロ ー カ ッ ト

ゲ ー ト

コ ン プ

ロ ー カ ッ ト

ゲ ー ト

コ ン プ

1  2

ON

OF

F

ノッチフィルターリンク設定スイッチ

9

4.2.の音量から、さらにゆっく

りと音量を上げていき、ハウ

リングを起こします。

5.「ハウリング検出表示灯」が

オレンジ色に点灯するか、

または拡声したい音量になっ

たら、音量を下げてください。

6.プリノッチを設定していたチ

ャンネルの「プリノッチ設定

スイッチ」を押します。

※プリノッチ設定スイッチを押す時間

は、2秒以下にしてください。

¡「ハウリング検出表示灯」が緑色に点滅し、ハウリングがゆっ

くりと止まります。

¡このとき、本機はハウリングを検出して、その周波数にノッ

チフィルターを入れています。

¡「ハウリング検出表示灯」がオレンジ色の点灯になったら、

本機のプリノッチで使うフィルターがすべて設定されたサイ

ンです。

音量を下げると、「ハウリング検出表示灯」 は緑色に変わります。

¡「ハウリング検出表示灯」がオレンジ色に点灯する前に拡声

したい音量になったら、音量を下げてください。

¡「ノッチフィルターリンク設定スイッチ」を「ON」にして、

両方のチャンネルの学習を同時に行なっている場合は、一方

のチャンネルの「ハウリング検出表示灯」がオレンジ色に点

灯したら音量を下げてください。

¡学習が終了して、「プリノッチ表示灯」が点滅から点灯に変わ

り、プリノッチが設定されます。

¡「ノッチフィルターリンク設定スイッチ」が「ON」の場合は、

どちらのチャンネルの「プリノッチ設定スイッチ」を押して

も、両方のプリノッチ学習が終了します。

7.学習が終了しました。

¡プリノッチ機能が働き、ハウリングが起きにくくなります。

¡ノッチフィルターリンク設定スイッチが「OFF」の場合、片

方のチャンネルのプリノッチ学習が終わったら、2. に戻って

もう一方のプリノッチ学習を行なってください。

¡プリノッチ学習が終わった後でプリノッチ設定スイッチを押すと、押すたびにプリノッチの有効

と無効を切り換えることができます。

有効時はプリノッチ表示灯が緑色に点灯し、無効時は消灯します。

¡有効/無効を切り換えるときに押す時間は、2秒以下にしてください。(2秒以上押すと、プリノ

ッチ学習が始まってしまいます)

¡一度設定したプリノッチ機能を無効にしても、一度学習されたプリノッチの内容は、本機に記憶

されています。

¡プリノッチの内容を変更したい場合は、もう一度プリノッチ学習の操作を行なってください。

それまでの内容は消去され、変更された内容が記憶されます。

メモ

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PA-D

F20

12

接続のしかた

入力感度/出力レベル切換

(0dB=0.775V)

22

11

21

-60dB

0dB-20dB

入力

出力

20kΩ 平衡(0dB/・・20dB)

3.3kΩ 平衡(-60dBV)

 平衡(0dBV)

不平衡(-20dB/・・60dB)

 600Ω

電源

コンセント

AC

100V

SIGNAL GND

-60dB

0dB-20dB

SER. NO.

電源スイッチ非連動

最大3A

スイッチ非連動

β2

β1

α2

α1

アンテナ入力( 75Ω)

21

混合入力

混合出力

( 5KΩ/-10dbs)

( 5KΩ/-10dbs)

( 5KΩ)

AC100V (最大100W)

-50dbs

-10dbs

チューナー出力

レベル

マイク

ミキシング出力へ

AC100 Vへ

50 Hz/60 Hz

マイク2入力へ

マイク3/外部1入力へ

「0 dB」

チャンネル2

「-10 dB」

出力レベル

「-60 dB」

チャンネル1

本機

ワイヤレスチューナー

WT-892-B/H

システムアンプ

PA-700シリーズ

「0 dB」

2 ch

1 ch

1 ch

2 ch

¡6.3φ複式フォンプラグ

接続する機器に合わせて、本機の入力感度を切り換えます。

切り換えるときは、必ず本機及び接続する機器(アンプなど)の電源を切ってください。

切らないと、大きなノイズが出る場合があります。

●入力系での接続例

アンプやワイヤレスマイクの各系統で独立してハウリングを抑制します。

¡RCAピンプラグ

HO

T

CO

LD, G

ND

入力感度/出力レベル切換

(0dB=0.775V)

22

11

21

-60dB

0dB-20dB

入力

出力

20kΩ 平衡(0dB/・・20dB)

3.3kΩ 平衡(-60dBV)

 平衡(0dBV)

不平衡(-20dB/・・60dB)

 600Ω

電源

コンセント

AC

100V

SIGNAL GND

-60dB

0dB-20dB

SER. NO.

電源スイッチ非連動

最大3A

マイク2入力へ

マイク3/外部1入力へ

AC100 Vへ

50 Hz/60 Hz

本機

マイク

「0 dB」

チャンネル1

ライン出力へ

パワー

アンプ入力へ

システムアンプ

PA-700シリーズ

「-60 dB」

1 ch

1 ch

●出力系での接続例

複数の入力に対してまとめてハウリングを抑制します。

11

その他の機能

本機には、ハウリング抑制機能の他に信号処理機能として、コンプレッサー機能、ノイズゲート機能、ローカッ

トフィルター機能があります。工場出荷時は、コンプレッサー機能は「ON」、ノイズゲート機能・ローカットフ

ィルター機能は「OFF」になっています。必要に応じて設定してください。

■コンプレッサー機能

音量の変化を圧縮する(コンプレッサー)機能です。

大音量が入ったときに、音量の上がりかたを抑える働きがあります。

●こんなときにお使いください

¡極端に大きなノイズ(マイクロホンを落としたときなど)が、大きな音で

拡声されるのを防ぎたい場合。

⇒大きなノイズも大きすぎない音で拡声するため、スピーカーを保

護することができます。

¡話者とマイクロホンの距離が近くなったり、遠くなったりして音量が極

端に変わる場合。

⇒音量の変化が目立たなくなります。

※音量の変化をそのまま拡声したい場合や、 「ON」にすると聴感上で

違和感がある場合は、コンプレッサー設定スイッチを「OFF」にし

てお使いください。

■ノイズゲート機能

音声のレベルが、ある一定のレベルを下回ったときに出力をカットす

る(出さない)機能です。

●こんなときにお使いください

¡カセットテープなど残留雑音の多い音源を拡声するとき、雑音を目立

たなくしたい場合。

⇒無音時の残留雑音をカットするため、雑音が目立たなくなります。

¡マイクロホンのそばに空調などの雑音源があり、拡声したときに耳障

りな場合。

⇒無音時に空調音をカットするため、雑音が目立たなくなります。

※小さな音も拡声したい場合や、BGMなどを低い音量で拡声したい

とき、「ON」にすると小さいレベルが聴感上で違和感がある場合は、

ノイズゲート設定スイッチを「OFF」にしたままお使いください。

■ローカットフィルター機能

低い周波数の音声をカットする機能です。

マイクロホンのタッチノイズ(マイクロホンやマイクスタンドに触れ

たときに出る低い音の雑音)やポップノイズ(マイクロホンに息を吹き

かけたときに出る低い音の雑音)を目立たなくすることができます。

●こんなときにお使いください

¡マイクロホンのタッチノイズポップノイズが耳障りな場合。

⇒ノイズを目立たなくすることができます。

※低い周波数の音まで拡声したい場合は、ローカットフィルター設定

スイッチを「OFF」にしたままお使いください。

ローカットフィルター設定スイッチ

モード選択

ダイナミック

 ノッチ

リ ン ク

ロ ー カ ッ ト

ゲ ー ト

コ ン プ

ロ ー カ ッ ト

ゲ ー ト

コ ン プ

1  2

ON

OF

F

コンプレッサー設定スイッチ

モード選択

ダイナミック

 ノッチ

リ ン ク

ロ ー カ ッ ト

ゲ ー ト

コ ン プ

ロ ー カ ッ ト

ゲ ー ト

コ ン プ

1  2

ON

OF

F

ノイズゲート設定スイッチ

モード選択

ダイナミック

 ノッチ

リ ン ク

ロ ー カ ッ ト ゲ ー ト

コ ン プ ロ ー カ ッ ト

ゲ ー ト

コ ン プ

1  2

ON

OF

F

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PA-D

F20

14

確認していただく内容

電源コード(付

属品)が

、本機の電源コンセント

とAC100 Vコンセントに接続されていますか?

電源スイッチが「切」になっていませんか?

ハウリング検出表示灯とプリノッチ表示灯が

点滅を続けていませんか?

ダイナミックノッチ設定スイッチが「OFF」

になっていませんか?

ハウリングが起きたチャンネルのハウリング検

出表示灯がオレンジ色に点灯していませんか?

入力感度切換スイッチの設定は、入力側に接

続した機器に適合していますか?

コンプレッサー設定スイッチが「ON」になっ

ていませんか?

ノイズゲート設定スイッチが「ON」になって

いませんか?

ローカットフィルター設定スイッチが「ON」

になっていませんか?

故障と思われましたら

修理を依頼される前に、以下のことをご確認ください。それでも直らないときは、お買い上げの販売店にご連絡ください。

症状

電源が入らない

電源表示灯は緑色に点灯し

ているが、音が出ない

ハウリングが除去できない

音が変だ、音が歪む、

音が出ない

大音量時に、

音量が上がらない

小音量時に、音が切れる

本機を通すと低い音が

あまり出なくなる

電源投入後、

ハウリング検出表示灯が

オレンジ色に点滅する

処置方法

電源コード(付

属品)を

AC100 Vコンセント

と、本機に接続してください。

(⇒6ペ

ージ)

電源スイッチを「入」にしてください。

本機の内部で故障が発生しています。

お買い上げの販売店にご相談ください。

ダイナミックノッチ設定スイッチを「ON」に

してください。(⇒

10ページ)

ハウリングの強さが本機性能を上回っていま

す。マイクとスピーカーの位置を遠ざけるか、

拡声音量を下げてください。

入力感度切換スイッチを接続されている機器

に適合する設定にしてください。(⇒

12ページ)

コンプレッサー設定スイッチを「OFF」にし

てお使いください。(⇒

11ページ)

ノイズゲート設定スイッチを「OFF」にして

お使いください。(⇒

11ページ)

ローカットフィルター設定スイッチを「OFF」

にしてお使いください。(⇒

11ページ)

前回、本機の電源を「切」にしたときの内部

設定の記憶が失われています。

お買い上げの販売店にご相談ください。

13

ラックへの取り付けかた

●準備するもの

ラックマウント金具PA-U21またはPA-U31 [別売品]をご用意ください。

PA-U31を使用すると、ラック1Uサイズに2台を横並びに取り付けることができます。

●付属のねじについて

使用するねじの種類を確認のうえ、使用してください。

1. 2 .

3.

本機両側面にラックマウント金具PA-

U21,U31 (別売品)を取り付けます。

取付金具に付属のねじで確実に固定し

てください。

本機をラックに取り付け、ラック取付

ねじ4本で、確実に固定してください。

底面のゴム足(4個)を取り外します。

連結金具×3

取付金具

取付金具

・取付金具用ねじ

 バインドSタイトタッピングねじ

 (M3×10 mm) ×6本

・連結金具用ねじ

 サラSタイトタッピングねじ

 (M3×8 mm) ×12本

●1台取付時(PA-U21 使用)

●2台取付時(PA-U31 使用)

●2台取付時

¡ラック内の温度は、+40℃以上にならないよう

にしてください。

¡本機はできるだけ発熱量の多い機器(パワーア

ンプなど)の下に設置してください。やむをえ

ず、発熱量の多い機器の上に設置するときは、

1U以上の間隔をあけてください。

お願い

ゴム足

取付金具(小)×1

・取付金具用ねじ

 バインドSタイトタッピングねじ

 (M3×10 mm) ×6本

取付金具(大)×1

ラック取付ねじ

弊社製ラック使用時:M5×12 mmねじ(ラックマウント金具に付属)

ねじの種類

PA-U31に付属のねじ

PA-U21に付属のねじ

バインドSタイトタッピングねじ

(M3×10mm)

サラSタイトタッピングねじ

(M3×8mm)

ナイロンワッシャー付ねじ

(M5×12mm)

バインド小ねじ

(M3×10mm)

サラ小ねじ

(M3×8mm)

取付金具用ねじ

連結金具用ねじ

ラック取付ねじ

使用しません

(他の機器を取り付けるときに使用します)

使用しません

(他の機器を取り付けるときに使用します)

黄色

黄色

銀色

銀色

銀色

形状

用途

ねじの種類

バインドSタイトタッピングねじ

(M3×10mm)

ナイロンワッシャー付ねじ

(M5×12mm)

バインド小ねじ

(M3×10mm)

取付金具用ねじ

ラック取付ねじ

使用しません

(他の機器を取り付けるときに使用します)

黄色

銀色

銀色

形状

用途

取説集本文_P055-121 03.11.21, 2:23 PMPage 63 Adobe PageMaker 6.0J/PPC

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LST

0089

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A3T

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1381

AA

A

PA-DF20 ハウリングプレッサー

© 2

002

VIC

TO

R C

OM

PA

NY

OF

JA

PA

N, L

IMIT

ED

システムネットワーク事業本部

〒113-0033 東京都文京区本郷3丁目14-7 ビクター本郷ビル

( 03

) 56

84

- 93

11[代表]

( 03

) 56

84

- 93

17

( 06

) 67

65

- 41

61[代表]

( 06

) 67

65

- 48

91

お客様ご相談センター

東   京

大   阪

FAX

FAX

〒192-8620 東京都八王子市石川町2969-2

電話(0426)60-7203

〒103-0007 東京都中央区日本橋浜町2-1-1(田辺ビル) 電話(03)3663-9054

〒550-0013 大阪市西区新町3-1-31 新町レナウンビル

保証とアフターサービス

(必ずお読みください)

・ 機種名:

PA

-DF

20・ 故障の状態をできるだけ詳しく

・ ご購入年月日

・ ご住所、ご氏名、電話番号

保証書の記載内容ご確認と保存について

この商品には保証書を別途添付してあります。保証書はお

買い上げ販売店でお渡ししますので、所定事項の記入及び

記載内容をご確認いただき、大切に保存してください。

●保証期間について

保証期間はお買い上げ日より1年間です。

保証書の記載内容によりお買上げ販売店が修理いたし

ます。なお、修理保証以外の補償はいたしかねます。

故障その他による営業上の機会損失は補償致しません。

その他詳細は保証書をご覧ください。

●保証期間経過後の修理について

保証期間経過後の修理については、お買上げ販売店に

ご相談ください。修理によって機能が維持できる場合

は、お客様のご要望により有料にて修理いたします。

●アフターサービスについてのお問い合わせ先

ご転居、ご贈答、その他アフターサービスについてご

不明の点は、お買上げ販売店又は別紙ビクターサービ

ス窓口案内をご覧のうえ、最寄りのビクターサービス

窓口にご相談ください。

修理を依頼されるときは

調子が悪いときは、この取扱説明書をもう一度ご覧になっ

てお調べください。簡単な調整で直ることがあります。そ

れでも具合が悪いときは、お買上げ販売店またはビクター

サービス窓口にご相談ください。

商品廃棄について

この商品を廃棄する場合は、法令や地域の条例にしたがっ

て適正に処理してください。

●基本仕様

電源

AC100 V50 Hz/60 Hz

消費電力

約6 W

使用温度範囲

0℃~40℃

寸法

210 mm(W)×44 mm(H)×300 mm(D)

質量

約2.0 kg

仕上げ

前面: ライトグレー色ABS樹脂

(マンセル3Y6/0.6近似色)

(日塗工AN-65近似色)

天面: アイボリー色塗装鋼板

(マンセル7.9Y6.8/0.8近似色)

(日塗工A25-70A近似色)

●総合入出力部

周波数特性

50 Hz~20000 Hz ±3 dB(10 kΩ負荷)

ダイナミックレンジ

96 dB(IHF-A) typ

歪率

0.1 % 以下(入力感度0 dB※での定格時、

1 kHz、30 kHz LPF、10 kΩ負荷)

●音声入力部

入力方式

アナログ、2チャンネル、電子バランス

入力感度

0 dB※±3 dB(出力レベル0 dB※)

-20 dB※±3 dB(出力レベル-20 dB※)

-60 dB※±3 dB(出力レベル-60 dB※)

各チャンネル独立設定、出力レベル

と連動、スイッチ切換

最大入力レベル

16 dB※±3 dB(入力感度0 dB※)

入力インピーダンス

20 kΩ(入力感度0 dB※、-20 dB※)、

3.3 kΩ(入力感度-60 dB※)

コネクター

6.3φ複式ジャック

●音声出力部

出力方式

アナログ、2チャンネル、

電子バランス(出力レベル0 dB※)、

不平衡(出力レベル-20 dB※、-60 dB※)

出力レベル

0 dB※/ -20 dB※/ -60 dB※

各チャンネル独立設定、スイッチ切換

出力インピーダンス

150 Ω

適合負荷インピーダンス

600 Ω以上

コネクター

6.3φ複式ジャック

●信号処理部

ノッチフィルター個数

プリノッチ5個、ダイナミックノッ

チ9個、chリンクON / OFF可能

コンプレッサー個数

各chに1個、独立設定

ノイズゲート個数

各chに1個、独立設定

ローカットフィルター個数各chに1個、独立設定

●メモリーバックアップ部

バックアップ方式

EEPROM(電池は使用していません)

バックアップ内容

電源断直前のプリノッチ、

ダイナミックノッチのパラメーター

●付属品・添付物

電源コード- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -1

束線バンド----------------------------2

6.3φ複式フォンプラグ------------2

取扱設置説明書----------------------1

保証書----------------------------------1

ビクターサービス窓口案内--------1

300

1.5

210

44

電源

プリノッチ

ハウリング検出

12

PA-DF20 HOWLING SUPPERSSOR

15

おもな仕様

※0 dB=0.775 V

■外観寸法図(単位mm)

■本機ならびに関連商品の仕様および外観は、改善のため予告なく変更することがあります。

取説集本文_P055-121 03.11.21, 2:23 PMPage 64 Adobe PageMaker 6.0J/PPC