JMA「ダイエットに関するMROC調査」TOPIC ·...

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●「我慢」「食べる」「反省」「奮起」のサイクルを繰り返すから、ダイエットは続かないということが、【日記】を時系列で読み込むことでわかった。 ●「健康のため＝自己への意識」「見た目を気にして＝他人意識」に加え、「潜在的に抱えるコンプレックス意識」がダイエットに見られた心理的な動機となっている。 ●「人工的」「効果がない」というイメージを持たれているサプリメント。使用きっかけで最も多いのは口コミ情報で、知人からのススメの他、テレビの情報番組の影響も強いということが、【ダイエットの実態と意識】から明らかになった。 ●サプリメントのコンセプトを2回に分けて評価（2回目は1回目の評価の結果からブラッシュアップした案を呈示）して、評価結果を【テキストマイニング】を用いて分析。「罪悪感を払拭するためのアフター作用」「脂肪燃焼」「デトックス効果」の3つの“効果感”と「副作用のなさ」「科学的な実証」「知名度」「過剰表現でないこと」の4つの“安心感”がサプリメントには求められている。 ●ＭＲＯＣ調査で、クラスター分類を試みた。今回の対象者は「完全主義のストイック・クラスタ」「見た目重視のナルシスト・クラスタ」「なんちゃってダイエットのくいしんぼう・クラスタ」「プレ・メタボで仕方なくダイエット・クラスタ」「バランスのいいヘルシー・ビューティークラスタ」「なんとなくダイエットのマイペース・クラスタ」の６つに分けられ、それぞれダイエットの姿勢やニーズ、サプリメントへの態度が異なった。

ＪＭＡ「ダイエットに関するＭＲＯＣ調査」ＴＯＰＩＣ

◆株式会社ジャパン・マーケティング・エージェンシーは、2012年7月27日～8月10日まで、現在ダイエット中の20代から50代の男女を対象に、「ダイエットをしている人の意識と実態」及び「ダイエット商品（食品やサプリメント）カテゴリーの本質的な価値の探索」を把握する、ダイエットに関するMROC調査を実施しました。

ダイエットの生活や行動の観察からダイエット食品に対する意識と実態を観察しながら、ダイエット食品（食品やサプリメント）の商品開発に役立つ情報収集とアイデアを定性的に抽出しました。

◆調査方法ＭＲＯＣ（マーケティング・リサーチ・オンライン・コミュニティ）調査

◆調査地域全国

◆調査対象者現在ダイエット中の２０～５９才男女30名

◆調査日時 2012年7月27日～8月10日（2週間）


ダイエットＭＲＯＣ調査～【実態と認識】

●ダイエット者が認識している肥満の原因は、「加齢」「妊娠」などの身体的な変化か

ら「食生活」「ストレス」「運動不足」などの生活リズムの変化にまで及ぶ。

●ダイエットのきっかけは、男性では「健康診断」「ウエスト周りが気になり始めた」、

女性では「おしゃれしたい」「周囲からの指摘」などの見た目によるところが目立った。

また、女性は若い頃から長期にわたってダイエットの成功と失敗を繰り返す傾向。

●ダイエットをしたい部位は、男性は「お腹・ウエスト」が中心であるが、女性は「お

腹」に加え、「太もも」「二の腕」「ふくらはぎ」など広範囲に渡る。

●男女ともに、ダイエット生活を習慣づけることへの重要性は意識されているものの、

失敗談は多い。特に「運動系は続かない」という発言は目立った。

一方で、成功例として目立ったのは「食生活でコントロールするレコーディング・ダイ

エット」。

●サプリメントを使用するきっかけは、「知人の紹介」「ＴＶ番組で紹介されていた」な

どの口コミ情報。

●「効果とコストのバランス」「安全性への不安」「ケミカルイメージ」がサプリメントの

阻害要因となっている。


ダイエットＭＲＯＣ調査～【日記分析】

●ダイエットが続かない構造は、「我慢」「反動で食べる」「反省」「（翌日から）頑張ろ

うと奮起」というサイクルを繰り返すからといことが日記分析から明らかになった。

反省「空腹に負けた」

我慢「負けなかった」

翌日から

頑張る「すごいでしょ！」

《見て見ぬふり期間がある人も》「毎日、体重計に乗っていたにもかかわらず限界値に達するまで、自覚していなかった。『今日は食べ過ぎたからちょっと多いだけ』とか、都合よく考えて！！」（かえるちゃん）「怖くて体重計、殆ど乗らなかったんです。でも旦那に「乗らないと痩せない」と言われ毎日乗ってます。泣きそうですが(；；)」（たいたん）」

食べる「自分に甘え」

《結果に満足》「減った」「計測」※自己努力・行為をアピール

《叱咤激励》 ※“取り戻そう意識”が働くものの、先延ばし

⇒《承認欲求》「運動した」「泳いだ」「歩いた」「ジョギング」・・

《安心して反動》「昨日頑張ったから、今日はいいか」

《言い訳》「食べちゃった」「仕方なかった」

テキストマイニングソフトによる時系列分析より


ダイエットＭＲＯＣ調査～【コンセプト評価】

●そもそも、サプリメントは「効果がない」「胡散臭い」と信頼されていない。

●『安心できそう』の意味は、「副作用がない」「科学的な実証」「知名度がある」「過

剰表現でないこと」の４つ。

●求められる『効果感』には「食べ過ぎた時の罪悪感の払拭のためのアフター作用」

「運動をして脂肪燃焼」「デトックス効果」の３タイプがある。

●商品の伝達には、“分かりやすさ”と同時に“新奇性”も大事。

【P：最新医学が実現した、超短

期集中型の新しいダイエットサプリの登場です】

【Q：天然成分配合で、安心して

自然にダイエットできるサプリです】

【R：普段の食事の代わりに飲む

だけで痩せられる、おいしいダイエット・ドリンクです】

【S：食べることが大好きなあな

たへ、食事を補助するダイエットサプリです】

【P】【Q】

【R】【S】

テキストマイニングソフトによるワードクラウド


ダイエットＭＲＯＣ調査～【クラスタ分析】

●今回のダイエット者は、「完璧主義のストイック・クラスタ」「見た目重視のナルシス

ト・クラスタ」「なんちゃってダイエットのくいしんぼう・クラスタ」「プレ・メタボで仕方なく

ダイエット・クラスタ」「バランスのいいヘルシー・ビューティークラスタ」「なんとなくダイ

エットのマイペース・クラスタ」の６タイプに分類できた。

●「完璧主義のストイック・クラスタ」「バランスのいいヘルシー・ビューティークラスタ」

は安心感が担保されつつも効果感（脂肪燃焼など）が得られる【Ｔ】のコンセプト、「見

た目重視のナルシスト・クラスタ」「なんちゃってダイエットのくいしんぼう・クラスタ」は

具体的なオケージョン訴求で効果感を可視化する【Ｕ】のコンセプトを支持する傾向。

クラスタ・ポジショニングマップダイエットについての「本気度」を縦軸、ダイエットの目的について「健康重視」「美容重視」を横軸において、各クラスタをプロット。


ダイエットＭＲＯＣ調査～【クラスタ分析（例）】


ダイエットＭＲＯＣ調査～【深層心理分析】

●「健康のため＝自己への意識」「見た目を気にして＝対人意識」に加え、「潜在的

に抱えるコンプレックス意識」がダイエットにみられた心理的動機であった。

ダイエットの動機と意識（例：コンプレックス意識）


ダイエットＭＲＯＣ調査～【レポートのご案内】

「ＭＲＯＣのアウトプットってどんな感じですか？」という質問にお応えすべく、「意識と実態」「深層心理分析」などの定性的な分析、「テキストマイニング分析」などを使った定性情報の量的な可視化、ＭＲＯＣならではの「日記調査の時系列分析」、ある程度のサンプル数から「クラスタ分類」をしてタイプ分類する試みなどを行い、【現在のダイエット層】をあらゆる角度から見つめた分析例を紹介。

■本調査レポート掲載情報

０．調査概要（目的・課題・スケジュール）／呈示コンセプト／対象者プロフィール

１．現在のダイエット者の意識と実態

２．日記分析から見たダイエットへの態度変容

３．テキストマイニング分析を用いたコンセプト評価

４．現在ダイエット者のクラスタ分析

５．現在ダイエット者の深層心理分析＊本調査レポート（詳細編）は、無料にて、別途ご提供いたします。内容：レポート詳細編（クラスター別分析、今後のサプリメントの展開案など）下記アドレスまでお気軽にお問合せください。

本件に関するお問い合わせ先

株式会社ジャパン・マーケティング・エージェンシー定性調査部オンライングループ

梅津順江／梶山賢一／小林祐児

Tel : 03-3496-0131 Fax : 03-3464-7996 E-mail :[email protected]

URL : http://www.jma-net.com

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