ダイエットの本質を知る - 駒澤大学kazov/2020/present/3... · 2018-07-11 · [4]...
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ダイエットの本質を知る
2018-07-11ち
1.ダイエットの定義
•本来は病気治療や健康増進を目的とした食事療法,またはそのための特別食,制限食をいうが,一般には美容,肥満防止のための食事制限,または減量法の意味に使われることが多い。 [1]
2.ダイエットに関する意識調査
現在している
27%
過去にしてい
たが、今はし
ていない
38%
一度もしたこ
とがない
35%
ダイエットの経験はある? 理想体重は今よりマイナス何キロ減?
男性 7.8㎏
女性 6.5㎏
[2]
11.1%
11.7%
16.3%
27.8%
35.1%
36.0%
36.2%
43.7%
49.0%
51.5%
0.0% 10.0% 20.0% 30.0% 40.0% 50.0% 60.0%
健康診断で気になる結果があったから
モテたいから
年齢よりも若く見られたいから
メタボ改善のため
おしゃれに服を着こなしたいから
体の動きを軽くするため
薄着の季節になるから
スタイルを良くするため
体系維持のため
健康でいたいから
ダイエットをする理由(上位10位)
[2]
ダイエットに失敗した理由
1位:食事制限が続かず挫折
2位:ストレスにより挫折
3位:意思が弱く、ダイエットをスタートさせることができなかった
4位:すぐに結果が出なかったので諦めてしまった
5位:リバウンドしてしまい、ダイエットを再開するモチベーションが上がらなかった
[3]
3.間食に対する考え方
課題①間食を食べたくなるときはいつか?
課題②間食で困っていることは何か?
課題③間食のいいところはないか?
課題④間食の上手な取り方は?
話し合いの結果・・・
知識の習得、間食に対する考えがポジティブになった [6]
4.ダイエットに有効な食事摂取の実験
4-1.被験者:健康な成人男性1名(年齢57歳、身長170㎏ 体重
65㎏)
4-2.測定方法:12時間の絶食後、食事前、食事直後、その後1時間間隔で6時間後まで、椅座位で各7分間、合計8回測定を行った。実験で摂取した食事のエネルギーは平均569kcalである。食事以外に自由摂取の水のみ渡した。被験者は運動習慣を有していたが、一過性の影響を避けるため、実験の1か月前から運動を行っていなかった。
4-3.考察
・食事摂取後、直ぐに心拍数や酸素摂取量が上昇し食事誘発性熱産生(DIT)が起こっていた。インターネット等では、食事を抜くダイエット法がうまくいかない理由としてDITが無くなることをあげるウェブサイトも見られるが、DITによるエネルギー消費の量はわずかであり、この説明の妥当性は低いと考えられる。
・DITが終了したと思われる6時間後に酸素摂取量が上昇している。被験者が空腹を感じることで、交感神経が昂ぶり代謝が亢進したことが考えられる。
[4][5]
5.まとめ
・「間食はいいもの」として考えると、コントロールできるようになり、上手につきあうことができる。
・空腹は、呼吸商を低下させ脂質代謝を向上させる。
・糖質過剰食は体重増加量が他に比べて著しく低い。
・空腹感などの精神的な変化は糖質成分、脂質成分に影響を及
ぼす。
6.参考文献
[1]コトバンク、ダイエット、閲覧日2018-07-11
https://kotobank.jp/word/ダイエット-556428
[2]市場調査メディアホノテ、ダイエット調査2017、閲覧日2018-07-11
https://honote.macromill.com/report/20170418/
[3]できるダイエット、ダイエットの失敗理由ランキング!成功する秘訣とは?閲覧日2018-07-11
https://ican-diet.com/diet-shippai-riyu/
[4] [玉木16]玉木啓一、食事摂取とエネルギー代謝:ダイエット成功のために、武蔵丘短期大学紀要 24、pp 33-36、2016
[5][坂井14]坂井恵子、久野知美、吉満彩絵、村永尚美、玉利恵里奈、過剰食と糖質過剰食がダイエットの体臭・身長変動と攻撃・不安行動に及ぼす影響、鹿児島純心女子大学看護栄養学部紀要 18巻、pp 19-25、2014-05
[6][佐々木13]佐々木亜希、倉益望、田中裕美子、黒岩遥、瀬川紀子、森岡のぞみ、澄川朋子、三上奈々、繁田真弓、山崎あかね、乃木章子、長坂祐二、間食に対する考え方を変えるグループワークの試み、山口県立大学学術情報 6巻、pp 19-24、2013-03-31