Femap v9.3.1 日本語版 リリースノート

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Femap v9.3.1 日本語版 リリースノート Version 9.3.1J FNXN931RN-01

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Femap v9.3.1 日本語版 リリースノート

Version 9.3.1JFNXN931RN-01

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Femap/Femap with NX Nastran Version 9.3.1J リリースノート FNXN931RN01Copyright © 2007 Numerical Simulation Tech Co.,Ltd. (NST)

本書は所有権によって保護されています。無許可の使用、配布または複製は禁止されていま

す。

ソフトウェア製品は共に著作権によって保護されており、すべての権利は、UGS Corp. および

その他の企業が保有しています。本製品の配布および販売は、最初の購入者の使用および特定

のコンピュータ・システム上での使用に限定します。このソフトウェア製品は、FEMAP パッ

ケージに含まれるライセンス契約の条件のもとでのみ使用することができます。特に断りの

ない限り、このソフトウェアは、同時に 1 台のコンピュータ上で 1 人だけが使用することがで

きます。

このソフトウェアおよびその関連文書の一部分は、INRIA のライセンスを受けて GHS3D ソ

フトウェアによって作成されたものであり、その他、UGS Corp. と Spatial Technology Inc. が

著作権と所有権を保有する部分もあります。

本書は、UGS Corp. の承諾の元、株式会社エヌ・エス・ティ(NST)が作成しました。

本書は、株式会社エヌ・エス・ティ(NST)が事前に文書で承諾しないかぎり、電子媒体または機

械可読形態を含む、いかなる形態にも、複写、複製、開示、翻訳、要約することはできず、かつ電

子的または他のいかなる手段によっても伝送または公開することはできません。

ソフトウェアは、ソフトウェア・ライセンス同意書のもとに提供されました。

本書に記載された情報は、単なる情報として提供されるものであり、通知なしに変更されるこ

とがあり、UGS及びNSTによる責務として解釈されるべきではありません。UGS及びNSTは、

本書に現れる可能性のある誤りや間違いに対して責任および責務を負いません。

EDS, UGS, SDRC, NX Nastran, Femap with NX Nastran, I-DEAS, FEMAP, Dual Engine Geometry Modeling, FEMAP Professional, FEMAP Enterprise, FEMAP Structural , および

UGS ロゴは UGS Corp. (UGS) の商標 , 登録商標 , またはサービスマークです。

株式会社 エヌ・エス・ティ 〒 112-0002 東京都文京区小石川 4-20-3

ベルスクエア小石川 401

Phone: (03) 3818-0441 FAX: (03) 3818-0440 E-mail: [email protected] Web: http://www.cae-nst.co.jp

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商標について

本書および本ソフトウェアでは、様々な会社が所有権をもつ他のアプリケーション

や商標を参照します。

Windows、Windows NT、Windows 98、Windows2000、Windows Me および Windows XP は、アメリカ合衆国およびその他の国における Microsoft Corporation の登録商標です。 FEMAP CD に含まれているソフトウェアの一部分は、Microsoft Corporation が著作権を 保有します。

その他の商標または製品名は、それぞれの所有権保持者の商標または登録商標です。

このソフトウェアの一部分は、Spatial Technology, Inc.、UGS Corp.、INRIA、および Microsoft Corporation が、著作権を保有しています。

表 記

本書全体を通じて、Windows が参照されます。Windows は、Microsoft® Windows™

Windows NT、 Windows 2000、Windows Me、Windows 98、または Windows XP を指 します。PC で FEMAP を実行するためには、これら動作環境のうちの 1 つが必要になります。 本書は、お客さまがそのような動作環境の一般的な使用法に熟練してい ることを想定しています。もしそうでない場合は、Windows のユーザーズガイドを参照してください。

同様に、本書全体を通じて、参照される FEMAP はすべて、当ソフトウェアの最新バージョンを指します。

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Femap v9.3.1 日本語版 リリースノート

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本書には、『Femap Version 9.3.1 日本語版』のリリースに関する情報が記載されています。本

書に含まれる内容は他の文書に含まれる内容よりも新しいものです。リリース後の追加情報に

関しては、http://www.cae-nst.co.jp/ および http://www.femap.com/ をご参照ください。

内容 :

Femap v9.3.1 更新情報

1. " お知らせ "-2 ページ

2. " 新機能と修正 "-4 ページ

3. " インターフェイス "-11 ページ

4. "Femap API"-14 ページ

5. " 判明している問題点 "-16 ページ

Femap with NX Nastran v9.3.1 更新情報

1. "Femap と NX Nastran ソルバーのバージョン "-21 ページ

2. "Femap with NX Nastran の機能拡張 "-22 ページ

3. " 解析機能と SOL 番号 "-25 ページ

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Rel-2 Femap v9.3.1 更新情報

1Femap v9.3.1 更新情報

この章には、Femap v9.3.1 の更新情報が記載されています。

1. お知らせ

1.1 製品メ デ ィ ア と製品構成について

本リ リースよ り日本語版の製品メ デ ィ アは DVD-ROM にな り ま し た。UGS よ り提供される

『Femap』および『Femap with NX Nastran』は 1 枚のメ デ ィ アに収録されます。

また、本リ リースから日本語版メ デ ィ アの構成は英語版と同等にな り ま し た。

これに伴い、旧バージ ョ ンの日本語版にて弊社 (NST) が作成・提供し ていた ド キュ メ ン ト 、サ

ンプルデー タ、ユーテ ィ リ テ ィ ツールは、製品 メ デ ィ アに含まれません。これらは『Femap サ

ポー ト パッ ク』(DVD-ROM) と し て配布されます。

1.2 Windows Vista への対応状況について

本 v9.3.1 は Windows Vista へ正式対応し ていません。PC に搭載されているグラ フ ィ ッ クス

チ ッ プおよび ド ラ イバによ って OpenGL への対応度が異なるため、Femap の表示処理を正し

く 行えないこ とがあ り ます。Windows Vista上で本v9.3.1 を使用し て表示上の問題がある場合

は、「5.1.1 OpenGL 処理の問題」をご参照 く だ さい。

1.3 Femap 製品の共存について

1) 異なるバージ ョ ン との共存

本 v9.3.1 は v9.3.0 以前のバージ ョ ン と共存できます。v9.3.1 を イ ンス ト ール後も旧バージ ョ

ンの Femap を使用できます。

2) Femap v9.3.1 ( または Femap with NX Nastran v9.3.1) の英語版 / 日本語版の共存

本 v9.3.1 は英語版と日本語版の共存が可能です。両者は独立し た別のアプ リ ケーシ ョ ン と し

て扱われます。

1.4 Femap の 64 ビ ッ ト 化

本リ リースでは、Femap を 64 ビ ッ ト 化し、グラ フ ィ ッ ク表示機能の抜本的な見直しによ って

1000 万要素を超える大規模モデルの表示がスムーズに行えるよ う にな り ま し た。

Femap v9.3.1 は、32 ビ ッ ト 版と 64 ビ ッ ト 版の両方の Femap、NX Nastran、Femap Thermal

と Femap Flow を含みます。32 ビ ッ ト OS にイ ンス ト ールし た場合、32 ビ ッ ト ソ フ ト ウェ ア

がセ ッ ト ア ッ プ されます。同様に64ビ ッ ト OSにイ ンス ト ールし た場合、64ビ ッ ト ソ フ ト ウェ

アがセ ッ ト ア ッ プ されます。

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お知らせ Rel-3 Fem

ap v9.3.1更

新情

1.4.1 キャ ッ シュ規模の増加

キャ ッ シュ容量を大幅に増加させま し た。十分に メ モ リの搭載された 64 ビ ッ ト マシンを使用

する と、非常に規模の大きなモデルを メ モ リ上に展開し、高速な表示が可能にな り ます。

データベースを改良し、ノ ー ド と エレ メ ン ト の生成、メ ッ シュ、コ ピー、回転などのほとんどの

操作コマン ド でパフ ォーマンスを向上させま し た。

32 ビ ッ ト 版および 64 ビ ッ ト 版の両方で 適なキャ ッ シュサイズの自動設定機能を実装し ま

し た。

注 記 :Femap v9.3.1 でのメ モ リ とデータベースサイズに関する注意

32 ビ ッ ト 版、64 ビ ッ ト 版の両方について、表示するモデルの規模に対し て メ モ リが十分でな

い場合、Femap はすべてのメ モ リ を割り当てて し まいます。モデル規模によ って、ハー ド ウェ

アの制約上、表示できないこ とがあ り ます。

1.4.2 メ モ リ割り当てに関するお勧め

32 ビ ッ ト 版の場合、2GB メ モ リ を搭載し た機種では Femap のデフ ォル ト は 409MB のメ モ リ

を割り当てます。この場合、ノ ー ド と エレ メ ン ト のラベルキャ ッ シュは5,000,000です。この設

定で処理できるモデルサイズの上限はおおよそ1,000,000 ノ ー ド またはエレ メ ン ト 程度です。

64 ビ ッ ト 版の場合、8GB メ モ リ を搭載し た機種では 3,000,000 ノ ー ド またはエレ メ ン ト を超

えるモデルでも軽快に操作でき、NX Nastran も、この規模のモデルを解析できます。NST のテ

ス ト では、1,000 万要素のモデルを表示するには約 4GB のメ モ リ を消費し ます。ポス ト 処理で

はこの 2-3 倍のメ モ リ を消費し ます。従って 16GB メ モ リ を搭載し たマシンではおおよそ 500

万要素から 1,000 万要素のモデルを取り扱えるよ う にな り ます。

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Rel-4 Femap v9.3.1 更新情報

2. 新機能と修正

2.1 ユーザイ ン ターフ ェ イス

2.1.1 一般

Femapは32ビ ッ ト 版と64ビ ッ ト 版のアプ リ ケーシ ョ ンが両方利用できるよ う にな り ま した。64 ビ ッ ト 版は 2GB を超える メ モ リ を取り扱えるよ う にな り、 よ り大きな解析結果を処理できます。

初期設定に メ モ リ使用量を計算し た り、 デー タ ベースのサイズを設定し た り する機能を追加し ま し た。 以前のバージ ョ ンでは メ モ リ使用量を設定するのに煩雑な指定が必要でし た。

2.1.2 スペースボール

スペースボールの設定を詳細に行う ために、 初期設定に新しいタ ブを追加し ま し た。

2.1.3 ツールバー

[ビ ュー]ツールバーで[回転]/[ビ ュー中心]を変更し ても ツールバーのアイ コ ンが正し く 更新されない不具合を解消し ま し た。

[ ビ ュー] ツールバーの [ レンダー] メ ニューコマン ドは本バージ ョ ンで廃止され、常時レンダーモー ド (OpenGL モー ド ) での使用が標準と な り ま し た。 非レンダーモー ド (Windows GDI モー ド ) に切り替える必要がある場合には、 [ ビ ュー ]-[ オプシ ョ ン ] コマン ドの [ ツール , ビ ュース タ イル ] の [ レンダーオプシ ョ ン ] を選択し、 [ グラ フ ィ ッ クス エンジン ] ボタ ンを押し て、 [Windows GDI] に変更し ます。

2.1.4 ド ッ キング ウ ィ ン ド ウ - 一般

エンテ ィ テ ィ エデ ィ タ とデータ テーブルがス タ ッ ク状態にな った と きに起こ る不具合を解消し ま し た。 デー タ テーブルを ト ッ プに持っ て く る と、 背面のエンテ ィ テ ィ エデ ィ タのエン ト リがアクテ ィ ブになっていま し た。

2.1.5 レポー ト ( データ テーブル ) ウ ィ ン ド ウ

データ テーブルを Femap API から制御できるよ う にし ま し た。 これによ りデータ テーブ ルのデータ内容の問い合わせや固有の計算結果の追加などができるよ う にな り ま し た。

データ テーブルで ID... タ イ ト ルによる並び替えの不具合を解消し ま し た。以前のバージ ョ

ンではタ イ ト ル名で並び替えられ、 ID 番号は無視されていま し た。

2.1.6 データサーフ ェ イス エデ ィ タ

データサーフ ェ イスの行と列の新しい補間方法を追加し ま し た。

データサーフ ェ イスエデ ィ タからテーブルを コ ピーできるよ う にし ま し た。

位置の値がゼロになった場合、 メ ッ セージを出力するよ う にし ま し た。

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新機能と修正 Rel-5 Fem

ap v9.3.1更

新情

補間コ マン ド を使用し た場合に生じ る不具合を修正し ま し た。 負の値がベク ト ルに反映されないケースがあ り ま し た。

2 ポイ ン ト と多点ポイ ン ト のデータサーフ ェ イスについて、座標位置の計算精度の不具合を解消し ま し た。

4 ポイ ン ト 双線形とパラ メ ト リ ッ クデータサーフ ェ イスの評価時の問題を修正し ま し た。

40,000列を超えるよ う な大規模なデータサーフ ェ イスを定義する と Femapがク ラ ッ シュする問題を修正し ま し た。

ニュー ト ラルフ ァ イルにある2Dテーブルデータサーフ ェ イスの読込み時の不具合を修正し ま し た。

データサーフ ェ イス使用時に [ やり直し ] をする と生じ ていた不具合を修正し ま し た。

デー タサーフ ェ イスによる荷重が生成されないと きにエ ラー メ ッ セージを表示するよ うにし ま し た。

2.1.7 モデル情報 ウ ィ ン ド ウ

ソ リ ッ ド、 プロパテ ィ 、 およびマテ リ アルについて、 グループ コマン ド をツ リー メ ニュー

に追加し ま し た。

グループ エン ト リ に自動追加 コマン ド を追加し ま し た。

コネク ト エン ト リ に文脈依存メ ニューを追加し ま し た。

データサーフ ェ イスのタ イ ト ルを編集できるよ う にし ま し た。

ウ ィ ン ド ウからい く つかコ マン ド を実行し た後に見出しの部分の表示に奇妙なエン ト リが追加される問題を解消し ま し た。

2.1.8 エンテ ィ テ ィ エデ ィ タ

剛体要素の線膨張率がエンテ ィ テ ィ エデ ィ タ とデータ テーブルに表示されるよ う にな り

ま し た。

アウ ト プ ッ ト セ ッ ト の解析タ イプ フ ィ ールドの表示の問題を解消し ま し た。

エンテ ィ テ ィ エデ ィ タが非表示で非選択にも関わらず、 エンテ ィ テ ィ エデ ィ タ に情報が表示されて し ま う問題を解消し ま し た。

エンテ ィ テ ィ エデ ィ タ でポス ト 処理のためにコ ン ター タ イ プ、 コ ン ターデータ を変更しよ う と し たと きの不具合を修正し ま し た。

エンテ ィ テ ィ エデ ィ タ で剛体要素を表示し た と きに従属 ノ ー ド が正し く リ ス ト 表示されない不具合を修正し ま し た。

2.1.9 その他

[ ヘルプ ]-[バージ ョ ン情報 ] で表示される [Femap バージ ョ ン情報 ] ダイアログボ ッ クスに Femap のバージ ョ ンが 32-bit か 64-bit かを表示するよ う にし ま し た。

タ イ ト ルバーに使用し ている Femap のラ イセンス情報 (Demo/Edu/Dealer) を表示するよう にし ま し た。

ト ータルメ モ リ と利用可能メ モ リの情報を [ リ ス ト ]-[モデル情報] と [Femapバージ ョ ン情報 ] ダイアログボ ッ クスに リ ス ト するよ う にし ま し た。

解析セ ッ ト マネージ ャのい く つかのダイアログボ ッ ク スでユーザ固有のコ マン ド を挿入する [ 開始文 ][ 終了文 ] の解析テキス ト ダイアログボ ッ クスで固定長フ ォ ン ト を採用し、表示を見やす く し ま し た。

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Rel-6 Femap v9.3.1 更新情報

2.2 メ ニューコ マン ド

2.2.1 フ ァ イル メ ニュー

[フ ァ イル]-[名前を付けて保存] コマン ド を 初に選択し [キャ ンセル]ボタ ンを押し た場合

に、 フ ァ イルを保存し ていな く て も メ ッ セージな く フ ァ イルを閉じ る こ とができて し まう問題を解消し ま し た。

ヘ ッ ダーフ ァ イルのアイテム数が、 続 く 行のアイテムよ り多い CSV フ ァ イルを イ ンポー

ト し た時に Femap がク ラ ッ シュする問題を解消し ま し た。

フ ァ イルの保存中にデ ィ ス ク スペースが不足し た と きにフ ァ イルが失われる不具合を修

正し ま し た。

読み取り専用で開いた Femap モデルを完了する と き保存するかど うか尋ねるダイアログ

ボ ッ クスを表示し ないよ う にし ま し た。

現在のデ ィ レ ク ト リの設定をモデルご とに記憶するよ う にし ま し た。

2.2.1.1 初期設定

[ レンダー ]OpenGL で複数モデル表示時のメ モ リ設定機能を追加し ま し た。

[ メ ニューと ツールバー ]アプ リ ケーシ ョ ンレ イアウ ト やシ ョ ー ト カ ッ ト キーをXML形式(*.LAYOUTフ ァ イル)で保

存できるよ う にな り ま し た。

[ データベース ]データ ベースパフ ォーマンスオプシ ョ ンを追加し、 メ モ リ割り当てを簡単にでき るよ う

にし ま し た。

[ イ ン ターフ ェ イス ][ 非線形応力 / ひずみを常に読込み ] のデフ ォル ト をオフに変更し ま し た。

[ ラ イブ ラ リ

Femap の起動時に既存のモデルフ ァ イルをダブルク リ ッ ク し た場合、 起動時に自動起動

するよ う設定されたプログラムや API が起動されない不具合を解消し ま し た。

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新機能と修正 Rel-7 Fem

ap v9.3.1更

新情

[ スペースボール ][ スペースボール ] タ ブを追加し ま し た。

2.2.2 ツール メ ニュー

2.2.2.1 チ ェ ッ ク

[重複ノ ー ド ]コ マン ド で使用できる[重複のプレビ ュー]ダイアログボ ッ クスに[OK]ボタ ンを追加し ま し た。

[重複ノ ー ド ]コマン ドの[下位IDの保持]および[上位IDの保持]オプシ ョ ンを選択し た場合、ノ ー ド情報が失われる こ とがあった不具合を修正し ま し た。

2.2.2.2 ス ト レス ウ ィ ザー ド

ス ト レスウ ィ ザー ド は自動固着機能をサポー ト し、 アセンブ リ モデルの自動生成ができるよ う にな り ま し た。

ス ト レスウ ィ ザー ド で複数のソ リ ッ ド ジオ メ ト リから構成されるアセンブ リ モデルを扱えるよ う にし ま し た。 アセンブ リ を読み込んだ場合、 ジオ メ ト リ を イ ンポー ト し た後、 [コネク ト ]-[ 自動検出 ] を実行し、 グルー ( 固着 ) を自動生成し ます。 ソ リ ッ ドの材質もマテ リ アルラ イブラ リから選択できるよ う にな り ま し た。

ステ ッ プ 1 で材料の指定とグルーの定義をできるよ う にし ま し た。

ステ ッ プ 4 でダイナ ミ ッ ク カ ッ テ ィ ングプレーン表示を行う ための新しいボタ ンが追加されま し た。

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Rel-8 Femap v9.3.1 更新情報

2.2.3 ジオ メ ト リ メ ニュー

全ての [ ジオ メ ト リ ]-[ コ ピー ] コマン ド で同位置にコ ピーができるよ う にな り ま し た。

[ ジオ メ ト リ ]-[ ソ リ ッ ド ]-[ 和 ] コマン ド で処理できる範囲を拡大させま し た。以前のバー

ジ ョ ンでは同一のソ リ ッ ド 群の選択であっ て も選択順序によ っ て演算できない場合があり ま し た。

[ ジオ メ ト リ ]-[ 放射 ] コマン ド で円筒状コ ピーの他、球状コ ピーもできるよ う にな り ま し

た。

2.2.4 モデル メ ニュー

断面形状を持つプロパテ ィ ( ビーム、バー、カーブ ド ビーム ...) を作成する と きに断面形状

を定義し ないと自動タ イ ト ルが機能し ない不具合を修正し ま し た。

オフセ ッ ト を使用し ないエレ メ ン ト タ イプ ( カーブ ド チューブ、 スプ リ ング / ダンパ、ギャ ッ プ ) の定義ダイアログボ ッ クスで [ 参照点を使用 ] チ ェ ッ クボ ッ クスを表示し ないよ う にし ま し た。

2.2.4.1 積層レ イア ッ プエデ ィ タ

レ イア ッ プエデ ィ タに新しいボタ ン”レ イア ッ プビ ューワ” を追加し、積層の構成が視覚的に確認でき るよ う にな り ま し た。 レ イア ッ プビ ューワで表示される積層構成図を クリ ッ プボー ド 経由でグラ フ ィ ッ ク処理可能な ソ フ ト ウ ェ アに転送でき るよ う にな り ま した。

[ 積層レ イア ッ プ エデ ィ タ ] に積層の全体厚さ を表示するよ う にし ま し た。

マテ リ アル ID を リ ナンバし ても プラ イ とグローバルプラ イが参照するマテ リ アルがそのまま保持される不具合を解消し ま し た。

マテ リ アルが指定されない状態で、 かつ、 エンテ ィ テ ィ 情報ウ ィ ン ド ウが閉じ た状態でレ イア ッ プ計算を起動する と奇妙な結果を出力する問題点を解消し ま し た。

ラ イ ブ ラ リから積層レ イア ッ プを読み込んだ後、 積層レ イア ッ プエデ ィ タのマテ リ アルド ロ ッ プダウン リ ス ト にマテ リ アルが複製されて し ま う不具合を修正し ま し た。

レ イア ッ プビ ューワ

Page 13: Femap v9.3.1 日本語版 リリースノート

新機能と修正 Rel-9 Fem

ap v9.3.1更

新情

2.2.4.2 荷重と拘束

荷重定義を編集し た と きの不具合を修正し ま し た。同一のノ ー ド /エレ メ ン ト /ジオ メ ト リに対し、 複数の荷重定義がある場合、 モデル情報ウ ィ ン ド ウのリ ス ト 上の 初の荷重定義を編集する と他の荷重定義も同じ荷重でオーバーラ イ ト されて し ま う 不具合を解消しま し た。

デー タサーフ ェ イスから エレ メ ン ト フ ェ イスへの荷重を生成する際の不具合を修正し まし た。

[モデル ]-[削除 ]-[ メ ッ シュ ] コマン ド で メ ッ シュ を削除し た と きに、隣接するエレ メ ン ト との境界にある ノ ー ド 上の荷重と拘束を削除し ないよ う に し ま し た。 以前のバージ ョ ンでは [ モデル ]-[ 削除 ]-[ メ ッ シュ ] コマン ド を実行する と選択し たエレ メ ン ト 上のノ ー ド にあるすべての荷重と拘束条件が削除されま し た。

2.2.5 メ ッ シュ メ ニュー

三角形サーフ ェ イスにマ ッ プ ド 扇状 メ ッ シ ュの生成を指定し た場合、 メ ッ シ ュの生成に失敗する と削除できない ノ ー ド ができて し ま う 不具合を解消し ま し た。 これらの ノ ー ドはジオ メ ト リ に関連づけられてお り ませんで し た。

平面サーフ ェ イスの メ ッ シ ュ生成に失敗し た と きに不要な ノ ー ド と エレ メ ン ト を削除するよ う にし ま し た。

6 面体メ ッ シュ生成時に有効なソ リ ッ ド要素のプロパテ ィ がある場合、新たにプロパテ ィを作成し ないよ う にし ま し た。

[ メ ッ シュ ]-[スプ リ ッ ト ]-[ イ ン タ ラ ク テ ィ ブ ]に4つの新しい分割パターンが追加されま した。

[ メ ッ シュ ]-[ スプ リ ッ ト ]-[ 一括 ] に新しい分割パターンが 1 つ追加されま し た。

[ メ ッ シュ ]-[スプ リ ッ ト ]-[イ ン タ ラ クテ ィ ブ]で メ ッ シュ分割後に再表示を行う よ う にし まし た。

全ての [ メ ッ シュ ]-[ コ ピー ]-[..] コマン ド で [ 同位置にコ ピー ] が追加されま し た。

[ メ ッ シュ ]-[ 押し出し ] コマン ド に [ バイアス ] を追加し ま し た。

新しい分割パターン

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Rel-10 Femap v9.3.1 更新情報

[ メ ッ シュ ]-[ 押出し ] のコマン ド に [ 放射 ] オプシ ョ ンを追加し、標準の押し出しのほか、球状/円筒状押し出し をサポー ト し ま し た。

2.2.6 リ ス ト メ ニュー

[ リ ス ト ]-[ アウ ト プ ッ ト ]-[ 荷重バラ ンス - 境界面上 ] が追加されま し た。

[リ ス ト ]-[アウ ト プ ッ ト ]-[結果をデータ テーブルへ出力]コマン ド で ノ ー ドのリ ス ト 出力を任意の座標系に対し て行う こ とができるよ う にし ま し た。

[ リ ス ト ]-[アウ ト プ ッ ト ]-[結果をデータ テーブルへ ]で ]類似し たアウ ト プ ッ ト ベク ト ルをすべて選択 ] が正し く 機能せず、 類似のレ イヤ、 プ ラ イ、 コーナー、 コーナーベク ト ルが出力されない不具合を解消し ま し た。

ビーム断面形状の リ ス ト 表示で定義 さ れている寸法のみを表示する よ う に改良 し ま した。 同時にタ イ ト ルを修正し ま し た。

[修正]-[編集]-[座標系]で定義方法が自動的に座標位置で行われるよ う にし ま し た。以前の

バージ ョ ンで、 座標系を ノ ー ド 上やポイ ン ト 上に定義する と、 座標系の位置を変更できない不具合があ り ま し た。

2.2.7 グループ メ ニュー

[グループ]-[操作]-[生成-マテ リ アル], -[生成-プロパテ ィ ], -[生成-エレ メ ン ト タ イプ]コマン ドのオプシ ョ ンにそれぞれのグループを作成するか、1 つのグループにするかを追加し まし た。

[ グループ ]-[ レ イヤ ] で指定レ イヤ上のソ リ ッ ドが選択されない問題を解消し ま し た。

2.2.8 ビ ュー メ ニュー

グループ表示中に凡例をグループに応じ て表示するよ う 指定し た場合に、 ビームダイア

グラムの凡例の 大 小の値が正し く 表示されない問題を修正し ま し た。 ビームダイアグラムのデフ ォル ト が 端点 B 反転になっていま し た。 デフ ォル ト を修正し ま し た。

ポス ト 処理ツールバーから コ ン ター / ク ラ イテ リ ア図の表示ボタ ンを選択し た時に、以前

にアウ ト プ ッ ト ベク ト ルが選択されていない場合には、 自動でアウ ト プ ッ ト ベク ト ルを選択するよ う にし ま し た。

フ リーボデ ィ 表示で解析結果がない場合には計算し ないよ う にし ま し た。

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イ ン ターフ ェ イス Rel-11 Fem

ap v9.3.1更

新情

3. イ ン ターフ ェ イス

3.1 CAD/ ジオ メ ト リ イ ン ターフ ェ イス

Femap v9.3.1 でサポー ト する CAD/ ジオ メ ト リのバージ ョ ンは次のとお り です。

他のイ ン タ ーフ ェ イ スの対応バージ ョ ンについては『User Guide』、または『 ト ラ ンスレー タ

リ フ ァ レンス』(Femap サポー ト パッ クに収録 ) をご参照 く だ さい。

3.2 FEA イ ン ターフ ェ イス

3.2.1 解析セ ッ ト マネージャ

解析セ ッ ト マネージャでサポー ト する解析プログラムのバージ ョ ンは次のとお り です :

他の解析プ ログ ラム イ ン タ ー フ ェ イ スの対応バージ ョ ンについては『User Guide』、または

『 ト ラ ンスレータ リ フ ァ レンス』(Femap サポー ト パッ クに収録 ) をご参照 く だ さい。

Femap イ ン ターフ ェ イス 新サポー ト バージ ョ ン

ACIS ACIS 16.0

Parasolid Parasolid 19.0

SolidEdge SolidEdge19.0

Unigraphics & NX v11 ~ v18, NX1 ~ 4I-DEAS I-DEAS 9m2

Pro/Engineer Pro/Engineer16 - WildFire3

STEP 読み込み:AP203, AP204( ジオ メ ト リのみ )書き出し:AP203( ジオ メ ト リのみ )

IGES IGES4.0 ~ 5.3CATIA v4 4.1.9 ~ 4.2.4CATIA v5 R17

DXF -

Femap イ ン ターフ ェ イス 新サポー ト バージ ョ ン

Femap ニュー ト ラルフ ァ イル Femap v9.3

NX Nastran NX Nastran 5.0 MP1

ABAQUS ABAQUS 6.6

ANSYS ANSYS10.0

MSC.Marc MSC. Marc 2005

MSC.Nastran MSC. Nastran 2005

NEiNastran NEi Nastran 9.0

LS-DYNA3D LS-DYNA3D 960

Page 16: Femap v9.3.1 日本語版 リリースノート

Rel-12 Femap v9.3.1 更新情報

3.2.2 Femap ニュー ト ラルフ ァ イルイ ン ターフ ェ イス

[フ ァ イル]-[イ ンポー ト ]-[Femapニュー ト ラル]に[グループの読込み]、[ビ ューの読込み]オプシ ョ ンを追加し ま し た。

3.2.3 Nastran イ ン ターフ ェ イス (NX、 MSC/MD)

バージ ョ ンア ッ プ

CBUSH の定義でグラ ン ド をサポー ト し ま し た。

不具合修正

超弾性材料 MATHE の読込み / 書出し時の不具合を修正し ま し た。

CBUSH の回転自由度の値を単位変換し たと きの不具合を修正し ま し た。

[モデル]-[荷重]-[動解析]で表示される [動解析に関する荷重セ ッ ト オプシ ョ ン ]ダイアログ ボ ッ クスの [ 高度な設定 ] の書き込み時の不具合を修正し ま し た。

3.2.4 NX Nastran イ ン ターフ ェ イス

バージ ョ ンア ッ プ

SOL601/701 のシ ェル厚さの出力 (OSHT1) をサポー ト するよ う にし ま し た。

SOL601 の時刻刻み幅の設定に新しいオプシ ョ ン ト ータルロー ド、ト ータルロー ド - 安定 化の 2 つをサポー ト するよ う にし ま し た。

線形コ ン タ ク ト を実固有値解析で もサポー ト し ま し た。 その他の解析では、 線形コ ン タク ト のカー ドは出力されますが、サブケース (STATSUB) を手動で追加する必要があり ます。

不具合修正

ROTORD カー ドの指定ダイアログボ ッ クスで加振方向をデフ ォル ト 以外に指定し、 固定座標系に切り替える と [ デフ ォル ト ] に戻し ても正転か逆転かで出力されて し ま う不具合を解消し ま し た。

NXSTRAT、 BCTPARA、 BCTPARM およびBGPARM でラージフ ィ ール ド (2 フ ィ ールド出 力 ) をサポー ト し ま し た。 以前のバージ ョ ンではパラ メ ータの数が偶数か奇数かに応じて、 正しいラージフ ィ ールド データにな り ませんで し た。

FEMAP 9.3 で、 定常と過渡熱伝導解析の入力カー ド に対し て固着カー ド を出力し ない不 具合を解消し ま し た。

ROTORD カー ドの指定ダイアログボ ッ クスで同期解析 / 非同期解析のチ ェ ッ クボ ッ クスが逆になっている問題を解消し ま し た。

超弾性体座標の応力 - ひずみに関する結果出力で、1 次ソ リ ッ ド要素のほか、数種類の要素タ イプでグ リ ッ ド / ガウスポイ ン ト の結果出力をサポー ト し ま し た。

3.2.5 MSC/MD Nastran イ ン ターフ ェ イス

バージ ョ ンア ッ プ

剛体要素の線膨張率の定義をサポー ト し ま し た。

MSC RBAR1、 RBE2 の読み込みをサポー ト し ま し た。

RIGID=LAGRAN ケースコ ン ト ロールをサポー ト し ま し た。

名前を MSC.Nastran から MSC/MD Nastran に変更し ま し た。

Page 17: Femap v9.3.1 日本語版 リリースノート

イ ン ターフ ェ イス Rel-13 Fem

ap v9.3.1更

新情

3.2.6 NEi Nastran イ ン ターフ ェ イス

不具合修正

NEi Nastarnに対し て周波数応答解析について、Femapが正し く DPHASE カー ド を出力し ない不具合を解消し ま し た。

3.2.7 ABAQUS イ ン ターフ ェ イス

不具合修正

*TRANSFORM * ORIENTATION で球座標系を出力する と きの不具合を解消し ま し た。 同 時に これらのカー ド の中の円筒座標系と球座標系を読み込む時の不具合を解消し ま し た。

*ELEMENT 生成でプロパテ ィ が別の ELSET で定義されている場合に要素の読み込み時 に発生し ていた問題を解消し ま し た。

*BEAM GENERAL SECTION キーワー ドの DENSITY オプシ ョ ンが読み込めるよ う にな り ま し た。

3.2.8 Ansys イ ン ターフ ェ イス

バージ ョ ンア ッ プ

メ ジャーポアソ ン比 PRij を読み込む機能を追加し ま し た。

不具合修正

Ansys 積層要素の読込み上の問題を解消し ま し た。 Femap はレ イア ッ プを保存し ません

で し た。

対称積層のフ ラグ読み込みと、 底面位置の指定読み込みの問題を解消し ま し た。

SHEARZ,SHEARZを含むANSYSビームエレ メ ン ト の読込み、書出しの不具合を修正し まし た。

3.2.9 WecanWecan で EMDAC をサポー ト し ま し た。

Page 18: Femap v9.3.1 日本語版 リリースノート

Rel-14 Femap v9.3.1 更新情報

4.Femap API4.1 API オブジ ェ ク ト の新しい属性

データ テーブルを API から コ ン ト ロールできるよ う にし ま し た。

CoordDialogMethod、 VectorDialogMethod、 PlaneDialogMethod を追加し ま し た。

feCoordPickByMethod、  feVectorPickByMethod、 fePlanePickByMethod メ ソ ッ ド を追加

し ま し た。

zCoordDefinition、 zVectorDefinition、 および zPlaneDefinition リ ス ト を追加し ま し た。

4.2 新しい API メ ソ ッ ド

SET オブジ ェ ク ト に CurrentID プロパテ ィ を追加し ま し た。

Output オブジ ェ ク ト に GetFromSet と FindMaxMin メ ソ ッ ド を追加し ま し た。

Femap アプ リ ケーシ ョ ンオブジ ェ ク ト に feSelectOutput メ ソ ッ ド を追加し ま し た。

Output オブジ ェ ク ト に GetOutputListAtSet、 GetScalarAtNodeSet、 GetVectorAtNodeSet、 GetScalarAtElemSet、 および GetElemWithCornerSet を追加し ま し た。

データ テーブル API に GetRowValues() を追加し ま し た。

SET オブジ ェ ク ト に IsEmpty を追加し ま し た。

Surface オブジ ェ ク ト に MaxNormalDeviation メ ソ ッ ド を追加し ま し た。

MapOutput オブジ ェ ク ト に FromModelToLocation() を追加し ま し た。

Surface オブジ ェ ク ト に MaxNormalDeviation メ ソ ッ ド を追加し ま し た。

Curve、 Surface、 および Solid オブジ ェ ク ト に対し、 領域ボ ッ クス (BoundingBox) メ ソ ッド を追加し ま し た。

Layup オブジ ェ ク ト に積層の全体厚さ を追加し ま し た。

SET オブジ ェ ク ト に AddAllExcept メ ソ ッ ド を追加し ま し た。

4.3 API メ ソ ッ ドの改良

ApiVariantSize( ) を改良し、WinWrap ベーシ ッ クの配列ステー ト メ ン ト が生成するバリ ア ン ト 型アレ イ を取り扱えるよ う にし ま し た。

Curve オブジ ェ ク ト のArcCircleInfo メ ソ ッ ド を改良し、ソ リ ッ ド上のカーブでも機能する よ う にし ま し た。

ユーザ定義の座標系がない場合でも selectID メ ソ ッ ド で座標系を指定できるよ う にし まし た。

自動コ ン タ ク ト 生成のために feConnectAuto メ ソ ッ ド を追加し ま し た。

関連づけ メ ソ ッ ド に feMeshAttachNodes を追加し ま し た。

feOutputProcessConvert を追加し ま し た。

DataTable オブジ ェ ク ト に SetColumnPosition を追加し、複数行を他の行の前後に移動で きるよ う にし ま し た。

Page 19: Femap v9.3.1 日本語版 リリースノート

Femap API Rel-15 Fem

ap v9.3.1更

新情

4.4 不具合の解消

SET オブジ ェ ク ト のエレ メ ン ト ト ポロジによるルールの不具合を解消し ま し た。

Curve オブジ ェ ク ト について、カス タムメ ッ シュサイズの指定でMeshMaxParam(0) = 1.0 と明示的に指定する と発生し た問題を解消し ま し た。

Csysオブジ ェ ク ト についてNextEmptyID と PrevEmptyIDを修正し、Csys1,2を空のIDである と出力し ないよ う にし ま し た。 これらは全体座標系が使用し ています。

4.4.1 関数の追加

以下の関数が追加されま し た。

アプ リ ケーシ ョ ンオブジ ェ ク ト に feSelectOutput メ ソ ッ ド を追加

コネク ト - 自動検出の feConnectAuto メ ソ ッ ド

MeshAttachNodes

feOutputProcessConvert

feCoordPickByMethod, feVectorPickByMethod, fePlanePickByMethod

feFileReadNeutral2( ) メ ソ ッ ド

feAppModelContents( ) メ ソ ッ ド

Page 20: Femap v9.3.1 日本語版 リリースノート

Rel-16 Femap v9.3.1 更新情報

5. 判明し ている問題点

5.1 グラ フ ィ ッ クスカー ドの問題

5.1.1 OpenGL 処理の問題

症状

表示処理を行う グラ フ ィ ッ クスカー ド / ド ラ イバの OpenGL への対応レベルによ り、Femap

の画面表示が正し く 行われないこ とがあ り ます。例えば、モデルの表示に異常な程の時間がか

かった り、モデル形状が正し く 表示されなかった り といったこ とがあり ます。

対処

PC メ ーカやグラ フ ィ ッ クスカー ド供給元から 新のグラ フ ィ ッ クス ド ラ イバを入手し、更新

し ます。

これで改善し ない と きは、次の手順で Femap の表示処理にグラ フ ィ ッ ク スカー ド のハー ド

ウ ェ ア アクセラ レーシ ョ ン機能を使用し ないよ う に切り替えます。

[ 手順 ]: ハー ド ウ ェ ア アクセラ レーシ ョ ンをオフにする

1. Femap を起動し ます。

2. [ フ ァ イル ]-[初期設定 ] コマン ド を選択します。

3. [ レンダー ] タ ブを選択し ます。 そし て、 [ハー ド ウ ェ ア アクセラ レーシ ョ ン ]チ ェ ッ クボ ッ クスを 「オフ」 ( チ ェ ッ クを外す ) にし ます。

4. [OK] を押し ます。

5. Femap を再起動し ます。

[ 手順 ]: 環境設定ツール - ハー ド ウ ェ ア アクセラ レーシ ョ ンをオフにする

※環境設定ツールは『Femap サポー ト パッ ク』に収録されています。

1. Femap を終了し た状態で、 Femap v9.3.1 用 『環境設定ツール』 を起動します。

2. [Femap.ini] タ ブの[ハー ド ウェ ア アクセラ レーシ ョ ン ] チ ェ ッ クボ ッ クスを「オフ」 にし ます。

3. [ 適用 ] を押し ます。

Page 21: Femap v9.3.1 日本語版 リリースノート

判明し ている問題点 Rel-17 Fem

ap v9.3.1更

新情

5.1.2 画面に残像が残る問題

症状

NVIDIA GeForce および Quadro シ リーズの環境で Femap グラ フ ィ ッ ク ウ ィ ン ド ウのリ フ

レ ッ シュが正常に行われず、画面に残像が表示される こ とがあり ます。

対処

Femap の画面リ フ レ ッ シュのタ イ ミ ングを遅らせる こ と で現象を回避し ます。

[BitBilt リ フ レ ッ シュ遅延 ]値を大き く する と画面リ フ レ ッ シュのタ イ ミ ングはよ り遅れます。

20 で現象が改善されない場合、40 ~ 100 の値を試し て く だ さい。

[ 手順 ]: BitBilt リ フ レ ッ シュ遅延の設定

1. Femap を起動し ます。

2. [ フ ァ イル ]-[初期設定 ] コマン ド を選択します。

3. [ レンダー ] タ ブを選択し ます。 そ し て[BitBlt リ フ レ ッ シュ遅延 ] を 「20」 にします。

4. [OK] を押し ます。

5. Femap を再起動し ます。

[ 手順 ]: 環境設定ツール - BitBilt リ フ レ ッ シュ遅延の設定

※環境設定ツールは『Femap サポー ト パッ ク』に収録されています。

1. Femap を終了し た状態で、 Femap v9.3.1 用 『環境設定ツール』 を起動します。

2. [Femap.ini] タ ブの [BitBltDelay]チ ェ ッ クボ ッ クスを 「オン」 にし、 「20」 を入力し ます。

3. [ 適用 ] を押し ます。

Page 22: Femap v9.3.1 日本語版 リリースノート

Rel-18 Femap v9.3.1 更新情報

5.2 Femap 環境の初期化

5.2.1 ツールバー / ウ ィ ン ド ウ設定の初期化

メ ニュー、ツールバー、ウ ィ ン ド ウの設定の初期化は、次の操作で行う こ とができます。

[ 手順 ]: ツールバー/ ウ ィ ン ド ウ設定の初期化

1. Femap を起動し ます。

2. [ フ ァ イル ]-[初期設定 ] コマン ド を選択します。

3. [ メ ニューと ツールバー] タ ブを選択し ます。 そし て [ ユーザイ ン ターフ ェ イスのリ セ ッ ト ] ボタ ンを押し ます。

4. [OK] を押し ます。

5. Femap を再起動し ます。

[ 手順 ]: ツールバー/ ウ ィ ン ド ウ設定の初期化

※環境設定ツールは『Femap サポー ト パッ ク』に収録されています。

1. Femap を終了し た状態で、 Femap v9.3.1 用 『環境設定ツール』 を起動します。

2. [ ツールバー レ イアウ ト ] タ ブを選択し、[v9.3.1 日本語版 ] チ ェ ッ クボ ッ クスを「オン」 にし、 [ 削除 ] を押し ます。

なお、Femap v9.3.1 英語版を使用し ている

環境では、英語版のツールバーレ イ アウ ト

も初期化できます。

Page 23: Femap v9.3.1 日本語版 リリースノート

判明し ている問題点 Rel-19 Fem

ap v9.3.1更

新情

5.2.2 Femap の初期化

Femap を イ ンス ト ール直後の状態に戻し ます。この処理は『Femapサポー ト パッ ク』に収録さ

れている環境設定ツールを使用し ます。

[ 手順 ]: 環境設定ツール - Femap の初期化

1. Femap が終了し ている状態で、 Femap v9.3.1 用 「環境設定ツール」 を起動します。

2. [Femap.ini] タ ブを選択し、[ 初期化 ] ボタンを押し ます。

3. 確認のメ ッ セージで [ はい ] を選択し ます。

4. 環境設定ツールを終了し ます。

Page 24: Femap v9.3.1 日本語版 リリースノート

Rel-20 Femap v9.3.1 更新情報

Page 25: Femap v9.3.1 日本語版 リリースノート

Femap と NX Nastran ソルバーのバージ ョ ン Rel-21 Fem

ap with N

X N

astran v9.3.1更

新情

6Femap with NX Nastran v9.3.1 更新情報

この章には、Femap with NX Nastran v9.3.1 の更新情報が記載されています。

1.Femap と NX Nastran ソルバーのバージ ョ ンFemap with NX Nastran はプ リ ポス ト プ ロ セ ッ サ Femap と 汎用有限要素法 ソ ルバーNX

Nastran を シ ーム レ ス に統合 し た有限要素法解析 ソ リ ュ ー シ ョ ン で す。Femap with NX

Nastran は Femap と NX Nastran で構成されてお り、それぞれの異なるバージ ョ ン番号を持

ちます。

以下の表にバージ ョ ンの対応関係をま とめます。

Femap with NX Nastran の製品構成は以下の通り です。

バージ ョ ンの対応関係

製品 NX Nastran Femap

Femap with NX Nastran v9.31 5 MP1 9.3.1

Femap with NX Nastran v9.3 5.0 9.3.0

Femap with NX Nastran v9.2 4.1 9.2.0

Femap with NX Nastran v9.1 4.0 9.1.0

NX Nastran for Femap 2.0 3.0 9.0.1

NX Nastran for Femap 1.0 1.0 8.3.0.1

製品名 概要

Femap with NX Nastran/ベーシ ッ クバン ドル

Femap と NX Nastranの以下の機能のパッ ケージ製品

○線形静解析○固有値解析○座屈解析○定常熱伝導解析○過渡熱伝導解析○非線形静解析 (SOL106)○非線形過渡解析 (SOL129)※ 64bit 版 Femap のリ リース

※レ イア ッ プビ ューワの追加※データサーフ ェ イスの不具合修正※メ ッ シ ュスプ リ ッ ト 機能の拡張※熱伝導への固着カー ド 出力※固有値解析へのコ ン タ ク ト カー ド出力※スパースソルバの不具合修正※要素反復法で MPC 出力の出力修正

※グローバル反復法での不具合修正※両面コ ン タ ク ト 指定時の メ モ リ ア ロケーシ ョ ン エラーの解消※ RBE2 の負の線膨張率のサポー ト

※線形コ ン タ ク ト + 積層要素の解析結果ベク ト ル出

力の不具合修正※固有値解析の固有値パンチ出力の不具合修正※ボル ト リージ ョ ンの結果出力不具合修正

Dynamic Response モジュール パッ ケージへの追加機能。○線形過渡解析○周波数応答解析

Advanced Nonlinear モジュール パッ ケージへの追加機能。○ SOL601 非線形静解析

○ SOL601 非線形過渡解析

○ SOL701 陽解法非線形過渡解析

Page 26: Femap v9.3.1 日本語版 リリースノート

Rel-22 Femap with NX Nastran v9.3.1 更新情報

2.Femap with NX Nastran の機能拡張今回のリ リースで Femap with NX Nastranv9.3.1 の NX Nastran のバージ ョ ンは 5.0 MP1( メ

ジャーパッ チ 1) と な り ま し た。

2.1 SOL601 非線形解析手法の時間増分の設定へのオプシ ョ ンの追加

SOL601 の時刻刻み幅の設定に新しいオプシ ョ ン ト ータルロー ド、ト ータルロー ド - 安定化

の 2 つをサポー ト するよ う にし ま し た。

設計感度 適化 モジュール パッ ケージへの追加機能。○設計感度 適化解析機能

空力弾性解析モジュール パッ ケージへの追加機能。

スーパーエレ メ ン ト モジュール パッ ケージへの追加機能。○スーパーエレ メ ン ト

DMAP モジュール パッ ケージへの追加機能。

Rotor Dynamics モジュール パッ ケージへの追加機能。○複素固有値解析で回転体を取り扱 う 機能※周波数応答の同期 / 非同期の GUI 修正

構造解析ツールキ ッ ト パッ ケージへの追加機能。○構造解析ツール

製品名 概要

Page 27: Femap v9.3.1 日本語版 リリースノート

Femap with NX Nastran の機能拡張 Rel-23 Fem

ap with N

X N

astran v9.3.1更

新情

2.2 ローターダイナ ミ クス解析の不具合修正

ROTORD カー ドの指定ダイアログボ ッ クスで同期解析 /非同期解析のチ ェ ッ クボ ッ クスが逆

になっている問題を解消し ま し た。

2.3 その他

その他の変更点は以下の通り です。

スパースデータの取り出し機能を拡張し ま し た。 出力要求の SPCFORCE, MPCFORCE, GPFPRCE, GPSTRAIN, GPSTRESS, MPRES についてです。 詳細は NX Nastran 5.1 の ド キュ メ ン ト で記述されます。

一つのコ ン タ ク ト リ ージ ョ ン内で重複する コ ン タ ク ト フ ェ イスを生成し ないよ う に改良し ま し た。 また、 コ ン タ ク ト ペアに参照されないコ ン タ ク ト リージ ョ ンをス ト ア し ない よ う に改良し ま し た。

慣性リ リーフ解析で FATAL ERROR 5423 が出力される不具合を解消し ま し た。

PARAM,G はバルクデータ セクシ ョ ンでのみ記述できる とい う制限を Quick Reference Guide に記述し ま し た。

Windows OS で、デ ィ レ ク ト リパスにピ リ オ ドが含まれる と正し く 処理できない不具合を 解消し ま し た。

BOLT と BOLTFOR について edt.ddl と geom3.ddl を修正し ま し た。

要素反復法で MPC 反力を正し く 計算できるよ う に修正し ま し た。

上位互換性を持たせるために GEOM4 に出力される RBE1 と RBE3 の CTE の名前をcoefficient of thermal expanson と分割し ま し た。

SOLVIT と DCMP を使用する反復解法について、ユーザの計算条件を受け付けない不具合を解消し ま し た。

Page 28: Femap v9.3.1 日本語版 リリースノート

Rel-24 Femap with NX Nastran v9.3.1 更新情報

複数の境界条件がある場合のコ ン タ ク ト について BCRESULTS データが失われる不具合を解消し ま し た。 SOL103 で STATSUB を使用する線形コ ン タ ク ト の摩擦合成を含むよう に変更し ま し た。

ボル ト リ ージ ョ ンの変位が第二 ノ ー ド の出力座標系について正し く 出力されない不具合を解消し ま し た。

固有値解析で固有値がすべてのモー ド に対し 0.5724519E+11 と PUNCH フ ァ イルに出力される不具合を解消し ま し た。

AUTOMPC を定義する と ク ラ ッ シュする不具合を解消し ま し た。 以前のバージ ョ ンではAUTOMPC では ASET が指定された場合に o-set を正し く 生成できませんで し た。

要素反復法ソルバーを使用し た場合に、 剛体要素の形状が OP2 フ ァ イルに正し く 出力されない不具合を解消し ま し た。

Fatal error: ATTEMPT TO MULTIPLY INCOMPATIBLE   MATRICES の不具合を解消し ま し た。

Windows32 で非線形解析がク ラ ッ シュする不具合を解消し ま し た。

両面コ ン タ ク ト を定義し た と きに発生し ていた メ モ リ アロケーシ ョ ンエ ラーを解消し まし た。 ただ し、 リ フ ァ イ ンオプシ ョ ン を有効に し た両面コ ン タ ク ト を正し く 処理するためには cnt_maxRefineface_face を 10 から 20 へ上げてお く 必要があ り ます。

chkcc.F と getlin.cに新しいケースコ ン ト ロールエン ト リ を追加し ま し た。この変更によ って リ ス ター ト で これらのエン ト リ をバルクデー タ エン ト リ と し て使用し ないよ う にできます。

GRID カー ドの拘束条件 (SG セ ッ ト ) を考慮し、ploadx1 カー ド を正し く 処理できるよ う に反復法ソルバーを改良し ま し た。

固着(グルー)のデフ ォル ト 探査距離を 100から 10.0以下に変更し ま し た。この変更によ って複数のフ ェ イス同士に過剰な数のグルーを生成し ないよ う にし ま し た。

NX Nastran v5.0のSOL109 で PLOT またはPUNCH出力を宣言し た場合、ESE出力につい て機能し ない不具合を解消し ま し た。 5.0 ではた と えば、 ESE(PLOT)=n と し ても要素ひずみエネルギは常に F06 フ ァ イルに出力されていま し た。4.1 以前のバージ ョ ンでは問題あ り ません。

反復ソルバーのスク ラ ッ チフ ァ イル名を .PCHから .CPHに変更し、た と えば、WindowsOSで SDIR=working と し た場合に、PUNCH フ ァ イルの出力と混同する こ とがないよ う にしま し た。

六面体剛性の比例配分計算を 4.1 の方式に戻し ま し た。このよ う にする こ と で不静定モデルでの計算上の不具合を解消し ま し た。

M 直交化計算が失敗し た時に発生する Loaczos 法の特異なク ラ ッ シュ現象を解消し ま した。

RBE2 の線膨張率にゼロ も し く は負値を設定できるよ う にし ま し た。

Page 29: Femap v9.3.1 日本語版 リリースノート

解析機能と SOL 番号 Rel-25 Fem

ap with N

X N

astran v9.3.1更

新情

3. 解析機能と SOL 番号以下の表に Femap with NX Nastran の解析機能と それに付随する SOL 番号をま とめたもの

を示し ます。これに合わせて過去のバージ ョ ン との比較も示し ます。 

Adv.Aeroelasticity(ア ドバンス ト 空力弾性解析モジュール)の供給を停止し ま し た。

※ FwNXN:Femap with NX Nastran

NXN4F:NX Nastran for Femap

NXN4F は、Femap with NX Nastran に名称を変更

解析機能 SOL ↓ Version と モジ ュール名

FwNXN v931, v93, 92 & 91 NXN4F v2 NXN4Fv1

NXN4F v1 & v2

Bas

icB

undl

e

Dyn

amic

R

espo

nse

Adv

ance

dN

onlin

ear

Rot

orD

ynam

ics

Sup

erE

lem

ent

Dm

ap

Aero

elas

ticity

Adv

ance

dAe

roel

astic

ity

設計

感度

適化

Bas

icB

undl

e

Dyn

amic

R

espo

nse

Adv

ance

dN

onlin

ear

Bas

icP

acka

ge

Adv

ance

d

Femap ● ● ●

線形静解析 101 ● ● ●

実固有値 103 ● ● ●

線形座屈 105 ● ● ●

定常熱伝導 153 ● ● ●

過渡熱伝導 159 ● ● ●

線形過渡 109/112 ● ● ●

周波数 108/111 ● ● ●

複素固有値 107/110 ● ● ●

非線形静解析 106 ● ● ●

非線形過渡 129 ● ● ●

SOL601 601 ● ●

SOL701 701 ●

スーパーエレ メ ン ト ●

DMAP ●

Aeroelasticity 144 ●

Adv.Aeroelasticity* 145/146 ●

設計感度 適化 200 ●

ローターダイナ ミ ク ス 111 ●

Page 30: Femap v9.3.1 日本語版 リリースノート

Rel-26 Femap with NX Nastran v9.3.1 更新情報