中小企業診断士養成課程中小企業診断士養成課程の流れ ・助言能力...

中小企業診断士養成課程 〜 50 年の伝統、8,200 名以上の中小企業診断士を養成した実績〜 中小企業支援のエキスパートを養成

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Page 1: 中小企業診断士養成課程中小企業診断士養成課程の流れ ・助言能力 ・経営機能別マネジメント ・経営戦略 等 経営診断Ⅰ(期間中前期)

中小企業診断士養成課程

〜 50年の伝統、8,200名以上の中小企業診断士を養成した実績〜

中小企業支援のエキスパートを養成

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■演習と実習によるプログラム構成 330時間以上行われる演習では、実際の中小企業の支援ケースを基に、グループワークによる徹底分析と討議を経て、具体的な支援につながる思考力を養います。 また、企業における診断実習は、5〜8名編成の実習班に分かれて5回実施します。実際の中小企業の経営現場を対象に徹底した現地調査や経営者ヒアリングから、問題点の把握、課題の抽出、解決策の立案、報告書の作成までプロの中小企業診断士と同じ手順で、パソコンを駆使しながら分析力、問題形成力、論理的思考力、報告書作成力、プレゼンテーションスキルなどを鍛えていきます。

中小企業大学校の中小企業診断士養成課程 当校の「中小企業診断士養成課程」は、経済産業大臣が指定する者((一社)中小企業診断協会)が実施する中小企業診断士第1次試験に合格した方を対象に、事例に基づく演習・企業診断実習を通じて実務能力の高い中小企業診断士を養成するコースです。「第2次試験の合格」及び「実務補習」に代わるものとして、修了すれば「中小企業診断士」の登録資格が与えられます。� *修了にあたっては、実務能力の修得について一定の基準に基づき審査いたします。

当校が養成したい中小企業診断士像 当校では、コミュニケーション力・協調性・規律性などの基本的な受講適性を有し、「地域・社会の発展のために責任感を持って取り組みたい」という目的意識が明確な方のご応募をお待ちしています。 中小企業診断士には、個々の中小企業の支援にとどまらず、地域・社会の発展に貢献するという大きな役割が求められます。 このような社会的な役割を明確に認識した上で、しっかりと信念を持ち、厳しい経営環境に直面する中小企業の支援を担う人材を養成することが私たちの使命です。 「資格があると就職・転職、社内の昇進に有利」などの目的や、「派遣機関からの業務命令なので」「受講さえすれば資格がもらえそう」などの理由で当コースを受講されても、高い研修成果は得られません。 当校は中小企業とその支援者を育成する両輪の役割を担っており、そのコンセプトに基づいて、明確な貢献意欲、目的意識を持って活躍したいと思われる方を応援いたします。

徹底して頭と技量を磨くプログラム�約6か月間の養成期間は、座って講義を聴いているというスタイルではありません。受講生同士が進んで議論に加わるグループディスカッションにより、切磋琢磨しながら鍛え上げていくプロセスがほとんどです。このプロセスを経て、現場感覚に根ざし的確な支援施策の活用を考慮に入れた助言ができ、かつ、自身の専門領域(貢献領域)の修得を志向する中小企業診断士が養成されています。

(演習風景)

現場感覚

能 力

貢献領域の認識知的好奇心の醸成

論理力構想力統合力

分析力

現状把握力現場の特性を踏まえた現場評価

インタビュー力(傾聴力)プレゼンテーション力(説得力)リーダーシップ力(影響力)

戦略的思考力

コミュニケーション能力

・知的な貪欲さ、学習意欲

・コンサルタントとしてのマインド、自律意識

・機能的思考・情報収集力 ・分析スキル 

・先見力 ・創造力

・論理思考力 ・仮説検証

・自らの得意領域(コア能力)への気づき

プロフェッショナリズム意 識

養成すべき意識と能力

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中小企業診断士養成課程の流れ

・助言能力・経営機能別マネジメント・経営戦略 等

経営診断Ⅰ(期間中前期) 経営診断Ⅱ(期間中後期) 事前準備段階 演習・実習期間

・創業、ベンチャー・経営革新・経営戦略 等

※カリキュラムは変更する場合があります。

流通業経営診断

実習

実 習

演 習 演 習

実 習

演 習

実 習(合計120時間以上) (合計192時間以上)

(合計246時間以上) (合計84時間以上)

製造業経営診断

実習

戦略策定実習Ⅰ

戦略策定実習Ⅱ

経営総合ソリューション

実習

事前課題の配布

個人研究(時間外)

グループ討議

(分析・解決策 の検討等)

成果発表質疑・討議

解説・振り返り

実習班の編成

事前準備(業界研究等)

企業調査(ヒアリング・

各種調査・ 資料収集)

分析検討・討議診断報告書

作成

企業への報告

(報告会の開催)

標準的な演習と実習の進め方

グループワークで視野を広げる 実践力と応用力を高める 現場感覚を磨く

プログラムと養成課程の特長長い歴史に培われた養成課程

国の中小企業施策実施機関としての長年のノウハウを活かした教材 豊富な中小企業の支援ケースを使った実践的な演習教材や、コンサルタントとしての業務範囲を網羅したオリジナルテキストなど長い歴史の中で蓄積された情報を活かした教材を使用します。中小企業を熟知した講師陣 コンサルティングの現場で活躍する中小企業診断士をはじめ、中小企業支援を熟知した講師陣による演習・実習指導により、現場の生きた知識や経験を学び取っていただきます。各界で活躍する数多くの修了生 昭和37年度の養成課程の開始以来、平成30年3月末現在、約8千2百名の修了生を輩出し、日本各地で中小企業経営を支援しています。有意義に集中して学べる研修環境 緑に囲まれ、IT環境等を整備した研修施設、図書館、食堂、アスレチックルームを用意。希望者には6か月間の入寮も可能な宿泊施設も完備しています。卒業後の身分 当養成課程修了後は、中小企業庁へ申請することにより経済産業大臣が登録する中小企業診断士になることができます。

ここでしか得られない実践ノウハウ みっちり充実した6か月間

 当養成課程では、中小企業の診断実習を通して、プロの中小企業診断士と同じ手順を経験し、現場感覚に根差した実践ノウハウが学べます。

カリキュラムの流れ カリキュラムは大きく経営診断Ⅰと経営診断Ⅱから構成されます。経営診断Ⅰでは、企業の個別経営課題に対する診断・助言能力を、経営診断Ⅱでは全社的視点に立った経営課題に対する診断・助言の実務能力を修得します。

グループ形式で取り組む実習等により、様々な考えや意見に触れることで広い視野とバランス感覚が身に付きます。

中小企業施策の実施機関ならではの豊富な演習ケースと企業診断実習等により、実践力と応用力を磨きます。

出自の異なる受講生同士切磋琢磨しながら、現場で活躍するプロのコンサルタントによる指導で現場感覚を磨きます。

特長① 特長② 特長③

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経営診断Ⅱ経営診断Ⅰ

コンサルティングスキル経営戦略各機能別戦略 など

流通業経営診断実習製造業経営診断実習

総合経営創業・ベンチャービジネスモデル支援企業再生・起業連携経営革新 など

経営戦略策定実習Ⅰ経営戦略策定実習Ⅱ経営総合ソリューション実習

中小企業診断士登録資格取得

論理的な思考法を学び、客観的な分析の基礎を修得します。

〈流通業経営診断実習〉事例をもとに演習を重ね、最初の実習で生の現場を経験します。〈製造業経営診断実習〉さらに一通りの診断実務を経験して、より実効性の高い提案力を修得します。

〈演習・経営戦略策定実習Ⅰ〉戦略の基礎を徹底して学び、実践的な手法を活用します。〈演習・経営戦略策定実習Ⅱ〉経営戦略の実行に向けた中長期経営企画を策定します。〈経営総合ソリューション実習〉専門性の高い「使える」レベルの提案力を身に付けます。

演習(合計246時間以上)

実習(合計120時間以上)

演習(合計84時間以上)

実習(合計192時間以上)

私が中小企業大学校の養成課程を選んだのは、診断士としての企業診断の基礎から応用までを一貫して学ぶことができると考えたからです。コンサルティングの経験がなかった私にとって、理論から実践までを志を同じくした仲間たちと一緒に、第一線で活躍されている診断士の方々に直接ぶつかっていける機会を持てるのは何物にも代えがたい魅力でした。また入学して感じたのは、同期である研修生の存在の大きさでした。研修生として日本各地から集まってきた仲間たち。その背景はいろいろ違っています。演習や企業診断実習の現場では自分たちの考えをぶつけ合い、妥協せずに目線を合わせ、報告書を作成していく。もちろん時間はかかりますが、そのための時間はたっぷりあります。このような時間を持てたことで、狭かった自分の世界を広げられました。診断士としての在り様を示し、これからの私を支えてくれるのはあの熱い議論を交わした濃密な時間だと感じています。

修得レベルアップイメージ

修了生の声■ 演習の中の議論を通して診断スキルを学べた ■

 企業での診断実習に先立つ演習では、グループワークで経営戦略策定手法等を学び、コンサルティングの進め方などのスキルを獲得し、学んだツールや手法を使って、企業診断実習さながらの事例に基づくケース分析を行いました。個人ワークで解読した内容をグループワークで議論して磨き上げ、理論を体得することで、「一生もののスキル」が磨かれました。

■ 傾聴とチームプレーの大切さを学べた ■ 実習は朝から晩まで議論の繰り返しで、メンバーから出た複数のアイデアや意見をまとめるのに苦労しましたが、「自分の意見が一番正しい」と押しとおすのではなく、人の考えにも冷静に耳を傾け、その良さを活かし合い、ベストな結果にたどり着くプロセスを経験できたことは、今後の大きな財産となりました。

■ 企業診断実習で現場に即した解決策を学べた ■ 実習先企業のあるべき姿に向かってとるべき戦略は何か、それを実現するための具体的なアクションプランにはどのようなものがあるか、具体的な企業の経営課題の解決策を導き出す能力を磨くために、チーム討論を尽くして5回の企業診断実習で学んだ経験は、何ものにも代えがたい貴重な財産となりました。

■ 自分たちの足で稼ぐ調査で診断を学べた ■ 先進事例や競合店に関する現地調査、顧客アンケートなどの実態調査を行いました。自分たちの足で、実態を正確に把握し、実習の場でないと得られない調査結果を得ることで、より精度の高い報告書へと仕上げて、中小企業支援の現場で役立つスキルを磨くことが出来ました。

修了生の声 中小企業大学校の魅力  当校人材支援アドバイザー 松浦 睦子(新課程第22期)

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パソコンスキルは必須条件 当養成課程はグループ形式でメンバーが役割分担・連携し、各自持参したパソコンをフル活用して実習作業等を行います。 限られた時間内に大量のデータ処理や情報伝達等を効率的に行うために、パソコンが大活躍します。 具体的には、インターネットからWeb検索・データのダウンロードなどにより情報収集を行ったり、実習先で集めたアンケートや数字のデータをExcelで集計・分析し、図表などを作成します。さらに、Wordで分析結果や解決策などを報告書にまとめ、PowerPointを使ってビジュアルでわかりやすい説明資料を作成します。 特別にレベルの高い専門的なスキルはなくても、上記のような基本操作が行えるスキルは受講に当たり必須条件です。

中小企業診断士養成課程の実施内容(詳細は募集要項をご覧ください)

 中小企業の経営の診断に関する知識、手法を習得し、適切な中小企業の経営活動の支援を提供しうる中小企業診断士を養成することを目的とします。

食堂・カフェテリア 緑に囲まれた施設 図書館 グループワーク

開催期間

実施場所

定 員

選考方法

養成課程の修了

実施概要①�授業時間:�午前9時40分から午後4時40分まで(演習)� 午前9時40分から午後5時40分まで(実習)②�休  日:��土曜日、日曜日、祝日および当機構で定める

休日(一部の休日は正規の研修時間に充てられます)

③�修得審査:��当機構が定める修得水準の基準により審査を行います。

④�修了要件:��次の各項のすべてに該当した場合、修了となり、修了者には修了証書を交付します。�(a)�前記③の評価の結果、必要な水準に達

したと認められた者� (b)�出席率が90%以上、かつ受講態度が良

好だった者

平成30年度は秋期・春期の計2回、9月末及び3月末から概ね6か月間を予定

独立行政法人 中小企業基盤整備機構 関東本部中小企業大学校 東京校� 〒207-8515 東京都東大和市桜が丘2-137-5

40名〜 80名程度(募集時期による)

(1)�書面審査により面接予定者を決定(2)�面接審査により受講者を決定

 出席日数等の一定要件を満たし、実務能力の修得審査に合格した修了者に「中小企業診断士」の登録資格が与えられます。

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中小企業大学校 東京校東大和寮

森永乳業

多摩都市モノレール

西武拝島線

東大和南公園

桜街道

桜が丘市民広場

玉川上水駅東大和市駅

芋窪街道

青梅街道

桜街道駅

セブンイレブン

ローソンスリーエフ

スケートセンター

P

BIGBOX

末広公園入口

イトーヨーカドー

正門

ロンドフィットネスクラブ

西門

至拝島

至立川

至新宿

南京亭

ヤオコー

高崎線

武蔵野線

中央線

京王線

南武線

総武線

多摩都市モノレール

西武拝島線

西武国分寺線

西武新宿線

大宮

池袋

新宿 両国

品川 東京

浜松町

渋谷

高田馬場

羽田空港

小平

国分寺立川荻窪

吉祥寺

府中本町

分倍河原

高幡不動

明大前

西国分寺

西武バス

都営バス

京王バス

玉川上水

桜街道

府中調布

川崎

秋葉原八王子

小川東大和市

新小平

赤羽

上野

南浦和 新松戸

東北本線 常磐線中小企業大学校 東京校東大和寮

当校へのアクセス■西武拝島線 東大和市駅から徒歩10分■受講者用の駐車場・駐輪場はございません。電車・バス等の公共交通機関をご利用ください。

URL http://www.smrj.go.jp/institute/tokyo/(最新情報、研修の様子、動画などもこちらでご覧になれます)〒207-8515 東京都東大和市桜が丘2-137-5電話042-565-1273 ※無断転載・複製を禁ず 2018.4

入寮のご案内 沿革昭和37年(1962年)

10月 財団法人日本中小企業指導センターで中小企業診断員養成課程(1年間)開講

昭和44年(1969年)

10月 中小企業診断士養成課程に改称

昭和55年(1980年)

6月 中小企業事業団中小企業大学校に改組

平成11年(1999年)

10月 東大和市の現所在地に移転

平成12年(2000年)

10月 中小企業診断士養成課程の3部門(工業・商業・情報)を統合

平成16年(2004年)

7月 中小企業基盤整備機構中小企業大学校に改組

平成18年(2006年)

4月 現行の「中小企業診断士養成課程」(6か月)開講

1.場所

2.設備

3.費用(税込)等

〒207-0022� 東京都東大和市桜が丘2-137-5「東大和寮B棟」電話:042-564-1011  FAX:042-564-1010

個室(全室禁煙、シャワー・トイレ付き)*指定場所のみにて喫煙可共同施設(�フロント、自習室、談話室、ビジネスコーナー、ア

スレチックルーム、大小浴場など)

(1)寮費  ��同じ敷地内に併設する東大和寮に入寮される場合の宿泊料は、1泊2,700円(朝食サービス付き)。金・土・祝前日に宿泊した場合の朝食はなし。ただし、面接審査時の宿泊料は3,000円(朝食なし)。予約当日の22:00までに連絡なしの不泊は、キャンセル料(1泊)が発生しますのでご了承ください。

(2)校内食堂  ��昼食・夕食の2食で1,100円程度(3)駐車場・駐輪場の設備はありません。  ��自家用車及びオートバイ等の利用による入寮は禁止します。