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1 2 9 2015年11月 (平成27年秋号) 東京納税貯蓄組合総連合会 (納税貯蓄組合法昭和26年 4 月10日施行法律第145号) ウッカリを シッカリふせぐ 口座振替 aaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaa 東総連の活動(平成274月~2711月)1 地区連だより ………………………………… 6 個人住民税特別徴収のお知らせ …………… 7 東総連トピックス …………………………… 9 平成27年度各表彰受賞者のご紹介 ………… 10 59回東総連定期総会会長挨拶 …………… 11 来賓ご祝辞:東京国税局徴収部長 ………… 13 来賓ご祝辞:東京都主税局長 ……………… 14 就任のご挨拶:東総連会長 ………………… 15 就任のご挨拶:東総連青年部長 …………… 16 49回中学生の税についての作文 ………… 17 作文入選者(東総連関係) ………………… 18 作文応募状況 ………………………………… 19 受賞作文のご紹介 …………………………… 20 東京国税局からのお知らせ ………………… 27 (公財)東京税務協会だより ……………… 29 東京都主税局からのお知らせ ……………… 33 今後の東総連等事業日程(予定) ………… 34 編集後記……………………………………… 34 「小金井公園」:玉川上水沿いに位置した、面積約80ヘクタール(日比谷公園の4.9倍)の広大な 公園である。この公園には広々とした草地、それを取り巻く雑木林、桜の園、子どもの広場、弓 道場、SL(C57)展示、16面のテニスコートがあり、内容豊かな公園となっている。 (写真提供:公益財団法人東京都公園協会) 目    次 aaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaa aaaaaaaaaa aaaaaaaaaa

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第 1 2 9 号

2015年11月(平成27年秋号)

東京納税貯蓄組合総連合会(納税貯蓄組合法昭和26年4月10日施行法律第145号)

ウッカリを シッカリふせぐ 口座振替aaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaa

東総連の活動(平成27年4月~27年11月) … 1

地区連だより ………………………………… 6

個人住民税特別徴収のお知らせ …………… 7

東総連トピックス …………………………… 9

平成27年度各表彰受賞者のご紹介 ………… 10

第59回東総連定期総会会長挨拶 …………… 11

来賓ご祝辞:東京国税局徴収部長 ………… 13

来賓ご祝辞:東京都主税局長 ……………… 14

就任のご挨拶:東総連会長 ………………… 15

就任のご挨拶:東総連青年部長 …………… 16

第49回中学生の税についての作文 ………… 17

作文入選者(東総連関係) ………………… 18

作文応募状況 ………………………………… 19

受賞作文のご紹介 ……………………………20

東京国税局からのお知らせ …………………27

(公財)東京税務協会だより ………………29

東京都主税局からのお知らせ ………………33

今後の東総連等事業日程(予定) …………34

編集後記 ………………………………………34

「小金井公園」:玉川上水沿いに位置した、面積約80ヘクタール(日比谷公園の4.9倍)の広大な公園である。この公園には広々とした草地、それを取り巻く雑木林、桜の園、子どもの広場、弓道場、SL(C57)展示、16面のテニスコートがあり、内容豊かな公園となっている。 (写真提供:公益財団法人東京都公園協会)

目    次aaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaa

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4  月★ 東総連平成26年度会計監査(4月10日(金):東総連) 小林会長及び担当役員立ち会いのもと、平成26年度の会務及び会計監査が行われました。

5  月★ 東総連役員選考委員会(5月14日(木):上野精養軒)

★ 第1回正副会長会(5月14日(木):上野精養軒)  議題:1 第59回定期総会の議案等について     2 その他

★ 第1回正副会長・常任理事会(5月14日(木):上野精養軒)  議題:1 第59回定期総会の開催について     2 第59回定期総会の運営について     3 定期総会議案について     4 その他

東総連での会計監査 正副会長・常任理事会

6  月★ 第58回全納連定時総会(6月10日(水):上野精養軒)

★ 第39回東京局連定時総会(6月16日(火):大田区消費者生活センター)

★ 第59回東総連定期総会(6月25日(木):上野精養軒) 本年度の東総連定期総会は、東京国税局の山上徴収部長、東京都の塚田主税局長他多数のご来賓をお迎えして開催されました。 小林会長は開会挨拶の中で、①納貯組合の組織強化と財政基盤確立のため、組合員名簿の作成、役員会費制の導入、新規組合員の獲得に引き続き取り組むこと②人材育成の取組強化のため、青年部・女性部の活動を活性化し、リーダー研修会にも積極的に参加すること③地域における関係団体・友誼団体と連携を強化し、「納税準備預金」

東総連の活動(4月~11月)東総連の活動(4月~11月)東総連の活動(4月~11月)

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の新商品開発に取り組むこと④地域における広報活動を充実し、マイナンバー(社会保障・税番号)制度の普及・啓発や、住民税特別徴収制度推進のPR活動にも取り組むこと等について述べました。その後、議事に入り、提案された「平成27年度事業計画案」他5議案について、全て満場一致で可決承認されました。なお、第6号議案では、東総連規約改正案が審議され、常任顧問が東総連特別役員として規約上明記されました。そして、松山常任顧問(本郷)が再任されました。続いて、第7号議案に入り、小林会長の会長職退任に伴い、酒井副会長(渋谷納連会長)が新会長に選任され、さらに、八木澤常任理事(足立納連)、原常任理事(荒川納連)、平野英夫常任理事(南多摩納連)が副会長に、小川監事(日本橋納連)、鈴木監事(武蔵野納連)、秋山理事(玉川納連)が常任理事に、永塚理事(杉並納連)、岡田理事(目黒区納連)が監事に、小林前会長(麻布納連)が名誉会長に選任されました。また、平野守助名誉会長(本所納連)、大木副会長(江東東納連)、阿出川副会長(西新井納連)が顧問に承認され紹介されました。引き続いて、新たに地区連合会長になられた須永理事(麻布納連)、大山理事(江東東納連)、土屋理事(西新井納連)、黒田理事(中野納連)の4名が東総連の新理事として承認され紹介されました。さらに、地区連合会長を退任された大木副会長、阿出川副会長及び東総連事務局を退職した高山さんと中山さんにそれぞれ小林会長から感謝状と記念品が贈呈されました。なお、小林会長には酒井新会長から感謝状と記念品が贈呈されました。長い間のご活躍、本当にご苦労様でした。

塚田東京都主税局長ご祝辞(代読西海総務部長)

山上東京国税局徴収部長ご祝辞小林会長挨拶

懇親会で紹介される新役員の皆さん酒井新会長挨拶 小林会長へ感謝状授与

7  月★ 東総連青年部、女性部各役員選考委員会(7月1日(水):上野精養軒)

★ 東総連青年部・女性部合同正副部長会議(7月1日(水):上野精養軒)  議題:1 青年部総会・女性部総会の議案について     2 青年部総会・女性部総会の運営について     3 その他

★ 第33回東総連青年部総会、第34回東総連女性部総会(7月6日(月):上野精養軒) 東総連青年部・女性部総会は7月6日(月)、上野精養軒で開催され、今年度は、

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「連帯」と「協働」を合言葉に4つのスローガンを掲げ、東総連青年部・女性部を中心に新規組合員を獲得し、人材を育成することや、地域コミュニティの推進を図るなど各事業に取り組んでいくこととした平成27年度活動計画(案)他全議案が可決承認されました。

議長の砂原女性部長・三田青年部長 総会風景

★ 東総連青年部・女性部合同研修会(7月6日(月):上野精養軒) 東京税務協会と共催の東総連青年部・女性部研修会が、青年部・女性部総会後に組合員90名の参加のもと開催されました。今回は東京都主税局税制部税制調査課長 北村周一氏を講師にお迎えし、「東京都税制調査会について」と題して、東京都税制調査会の活動内容、同調査会答申が実現した主な項目、さらに27年度税制改正等税をめぐる最近の動きまで幅広く分かりやすい説明がありました。酒税見直しの内容等興味深いお話に、参加者一同最後まで熱心に聴き入っていました。普段なじみのうすい東京都税制調査会の活動について理解が深まり、大変有意義な研修会となりました。 合同研修会に引き続き、意見交換会が開かれました。青年部・女性部員90名と東京税務協会理事長、東総連役員の皆さんのほか、ご多忙の中、研修講師の参加もあり、時間を忘れての熱心な意見交換がなされ、大変貴重な意見交換会となりました。

宮下税務協会理事長ご挨拶 パワーポイントを使い説明する北村講師

★ 地区連実地調査(7月9日(木)〜8月12日(水)) 主税局による地区連実地調査が7地区連(四谷納連、江東東納連、西新井納連、中野納連、上野納連、荒川納連、武蔵府中納連)に対して行われました。当日は納連の活動にかかる帳簿等についての記帳確認・指導のほか、納連の活動についての意見交換が行われました。

★ 東総連地区連合会長及び地区連福利共済部長並びに事務担当者合同会議 (7月23日(木):上野精養軒)  議題:1 東京都補助金について     2 地区連合会報告事務について     3 納貯福利共済等について     4 納税準備預金について     5 事務局からの報告事項 地区連事務担当者を対象に、補助金に係る報告事務、経理事務等について、説明会

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を実施しました。また納税準備預金の商品化への取組について若宮北区納連会長と八木澤足立納連会長からそれぞれ報告がありました。

説明する主税局職員 説明を聞く地区連の皆さん

★ 共同事業協議会(7月24日(金):東京税務協会) 7月24日(金)、東京税務協会において共同事業協議会が開催され、今年度実施する税のキャンペーンの開催概要が承認されました。

8  月★ 地区協議会当番地区連合会長及び同企画指導部長合同会議 (8月4日(火):上野精養軒)  議題:1 �平成26年度地区協議会実施状況及び意

見集約について     2 �平成27年度地区協議会の運営について     3 その他

★ 東総連青年部・女性部及び荒川納連合同e-Tax研修会 (8月25日(火):荒川区生涯学習センター) 青年部・女性部と荒川納連は、e-Taxの利用促進を図るため、荒川区生涯学習センターにおいて、合同で研修会を実施しました。この研修会は今年度で7回目となり、東総連からは10名が参加し、熱心に申告書の作成に取り組みました。

挨拶する望月荒川納連副会長 研修会風景

9  月★ 東総連リーダー研修会(9月3日(木):上野精養軒) 第3回目となる東総連リーダー研修会が開催され、地区連合会のリーダー72名が参加しました。「今後の納税貯蓄組合に期待すること」と題して、東京国税局徴収部管理運営課長 本田 完氏より講演をいただきました。27年度税制改正やマイナンバー制度にまで及ぶ内容でしたが、大変分かりやすい説明に、参加者からも感嘆の声があ

合同会議風景

協議会風景

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がっていました。

説明に熱が入る本田課長 参加者の皆さん

10 月★ 平成27年度地区協議会の開催(10月16日(金)〜10月28日(水)) 平成27年度の地区協議会が、10月16日(金)の城東地区を皮切りに、10月28日(水)までの間に、全ての地区で順次開催されました。(次号で特集する予定です)

★ 東総連作文審査会(10月2日(金):上野精養軒) 10月2日(金)、上野精養軒において、東総連の作文審査会が行われました。各地区連合会の応募作文の中から選ばれた211編が審査対象となりました。地区連合会及び関係者の皆様方のこれまでの献身的な取り組みに心から感謝申し上げます。(詳細はP17をご覧ください)

真剣に作文審査を行う東総連審査委員の皆さん

★ 東総連・(公財)東京税務協会の共催事業(10月29日(木):東武東上線大山駅周辺) 東総連と(公財)東京税務協会は共催事業として、10月29日(木)、東武東上線大山駅周辺商店街において、東総連青年部・女性部役員と各地区連青年部・女性部の皆さんの協力と三税務機関の参加により税のキャンペーンを行いました。(詳細はP9「東総連トピックス」をご覧ください。)

イータ君とタックス・タクちゃん一生懸命声をかけてPRするキャンペーン参加の皆さん

11 月★ 東総連青年部・女性部「バス研修会」(11月20日(金):スパティオ小淵沢) 東総連青年部・女性部は今年度で第7回目となる日帰り「バス研修会」を実施します。今年度は80名の会員が参加予定です。(詳細は次号で紹介します。)

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地 区 連だより地 区 連だより○納税キャンペーンを実施(玉川納連) 5月14日(木)、玉川納連は三税務機関と合同で東急線二子玉川駅前において、納税キャンペーンを実施しました。 当日は玉川納連13名を中心に30人体制で行い、天候にも恵まれ人通りも多いなかで予定時間を大幅に上回るスピードでキャンペーングッズを配り終わりました。

○納税キャンペーンを実施(上野納連・浅草納連) 5月18日(月)上野納連はJR上野駅前において、浅草納連はJR浅草橋駅前においてそれぞれ納税キャンペーンを三税務機関と共同で実施しました。当日はタックス・タクちゃんやイータ君も出動し、両キャンペーンとも盛大に終了しました。

キャンペーン参加の皆さん(上野納連) キャンペーン参加の皆さん(浅草納連)

○広報活動(本郷納連)広報車出発 7月17日(金)本郷納連は、本郷税務署駐車場において広報車出発式を行いました。 本郷納連では、年3回地区内を広報車で回り税に関するPRをしています。

○広報活動(足立納連)金融商品推奨宣言式 足立納連は、4月22日(水)、足立税務協力六団体協議会と共催で足立税務署において消費税納税用金融商品(定期積金・納税融資)推奨宣言式を行いました。消費税納税定期積金は足立成和信用金庫にて発売中です。

○広報活動(麻布納連)ちいバス車内PRスライド 麻布納連では2月1日より「港区コミュニティバスちいバス」の社内PRスライドに港区の協力で、納税PRの標語などを月末まで放映してもらうことになりました。

○広報活動(杉並納連)一声運動 2月12日(木)、杉並納連では、広報委員会が中心となり、区内3カ所で納税をPRする看板を掲示するなど、一声運動を実施しました。

キャンペーン参加の皆さん

出発式に参加の皆さん

社内スライド放映

広報車

港区コミュニティバスちいバス

宣言式参加の皆さん

一声運動参加者の皆さん

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個人住民税特別徴収のお知らせ個人住民税特別徴収のお知らせ

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従 業 員(納税義務者)

従業員がお住まいの

区 市 町 村事 業 主

(給与支払者)

給与支払報告書の提出① 1月31日まで

⑤ 給与支払日の翌月10日まで

差し引いた住民税を納入

③ 5月31日まで

特別徴収税額の通知

③ 5月31日まで

特別徴収税額の通知

④ 6月~翌年5月まで毎月の給与支払日

給与から差し引き

② 税額の計算

※従業員が常時10人未満の場合は、従業員がお住まいの区市町村に申請書を提出し承認を受けることで、年12回の納期を年2回にすることができます。(納期の特例)

事業主の方 ○所得税のように、税額の計算や年末調整をする手間がいりません。

従業員の方○個人住民税の納め忘れがありません。○普通徴収の納期が原則、年4回であるのに対し、特別徴収は年12回であ

るため、1回あたりの負担が少なくてすみます。

特別徴収制度に関する具体的な手続きに関する問合せ先

特別徴収制度を徹底する取組に関する問合せ先

東京都 主税局 徴収部 個人都民税対策課 ℡:03-5388-3046

千代田区 税務課 03-5211-4191 品川区 税務課 03-3777-1111 北区 税務課 03-3908-1113

中央区 税務課 03-3546-5275 目黒区 税務課 03-3715-1111 荒川区 税務課 03-3802-3111

港区 税務課 03-3578-2111 大田区 課税課 03-5744-1194 板橋区 課税課 03-3579-2096

新宿区 税務課 03-5273-4109 世田谷区 課税課 03-5432-1111 練馬区 税務課 03-3993-1111

文京区 税務課 03-5803-1154 渋谷区 税務課 03-3463-1719 足立区 課税課 03-3880-5418

台東区 税務課 03-5246-1111 中野区 税務分野 03-3389-1111 葛飾区 税務課 03-3695-1111

墨田区 税務課 03-5608-6700 杉並区 課税課 03-3312-2111 江戸川区 課税課 03-5662-1009

江東区 課税課 03-3647-9111 豊島区 税務課 03-4566-2354

八王子市 住民税課 042-620-7354 小金井市 市民税課 042-387-9819 清瀬市 課税課 042-497-2040

立川市 課税課 042-523-2111 小平市 税務課 042-346-9522 東久留米市 課税課 042-470-7777

武蔵野市 市民税課 0422-60-1823 日野市 市民税課 042-585-1111 武蔵村山市 課税課 042-565-1111

三鷹市 市民税課 0422-45-1151 東村山市 課税課 042-393-5111 多摩市 課税課 042-338-6821

青梅市 市民税課 0428-22-1111 国分寺市 課税課 042-325-0111 稲城市 課税課 042-378-2111

府中市 市民税課 042-335-4442 国立市 課税課 042-576-2111 羽村市 課税課 042-555-1111

昭島市 課税課 042-544-5111 福生市 課税課 042-551-1610 あきる野市 課税課 042-558-1682

調布市 市民税課 042-481-7196 狛江市 課税課 03-3430-1111 西東京市 市民税課 042-464-1311

町田市 市民税課 042-724-2114 東大和市 課税課 042-563-2111

町・村

瑞穂町 税務課 042-557-7519 利島村 総務課 04992-9-0011 八丈町 税務課 04996-2-1122

日の出町 税務課 042-597-0511 新島村 企画財政課 04992-5-0241 青ケ島村 総務課 04996-9-0111

檜原村 村民課 042-598-1011 神津島村 企画財政課 04992-8-0011 小笠原村 財政課 04998-2-3112

奥多摩町 住民課 0428-83-2190 三宅村 企画財政課 04994-5-0983

大島町 税務課 04992-2-1465 御蔵島村 総務課 04994-8-2121

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○ 東総連が団体として東京都知事表彰を受賞しました。 10月1日、東総連は団体として、東京都知事表彰(税務功労)を受賞しました。各地区組合員の日頃のたゆまぬ努力が実を結びました。感謝申し上げます。表彰状と副賞は事務局に掲示しています。

○ 税のキャンペーンを実施 ~東総連と東京税務協会の共催事業~ 今年で6回目の東京税務協会との共催事業として、10月29日(木)、東武東上線大山駅周辺商店街において、東京税務協会の皆さん、東総連青年部・女性部役員及び地区連青年部・女性部の皆さん、三税務機関、さらに東京都主税局の皆さんの参加により、税のキャンペーンを行いました。板橋都税事務所において開始式が行われ、挨拶の後、石川東総連青年部長のキャンペーン開始のかけ声とともに、50名を超える参加者と応援のイータ君(国税)、タクちゃん(都税)がいざ配布場所へ向かいました。心配された天気もキャンペーンには最適で、買い物客が大変多い商店街ということもあり、あっという間にチラシ・グッズ(3,000セット)の配布が終了となりました。

青年部集合 キャンペーン風景東京税務協会の皆さん

蒲田・豊島・北沢納連の皆さん 板橋納連の皆さん足立納連の皆さん

石川青年部長の発声で気合を入れる 四谷・杉並納連の皆さん新宿・目黒納連の皆さん

挨拶する丹羽板橋都税事務所長 挨拶する佐藤板橋納連会長挨拶する矢野板橋区納税課長

開会挨拶をする宮下東京税務協会理事長 挨拶する北林板橋税務署長挨拶する松岡東総連副会長

表彰状

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 平成27年度の叙勲、国税関係及び都税関係の納税表彰受賞者を下記のとおりご紹介いたします。今回受賞された皆さんは、永年にわたり納税貯蓄組合の活動に尽力されるとともに、国及び地方の税務行政に多大の貢献をされた方々です。受賞誠におめでとうございます。

おめでとうございます!平 成 27 年 度 各 表 彰 受 賞 者 の ご 紹 介

(財務大臣表彰)   堀   啓 助(新宿納連会長)  (国税庁長官表彰)   山 田 佳余子(本所納連会長)  原   まり子(荒川納連会長)(東京国税局長表彰)   小 林 高 光(京橋納連会長)  永 塚 光 夫(杉並納連会長) 小 林 保 彦(四谷納連会長)  髙 野 佳 子(目黒区納連副会長) 本 間 欣 吾(江東西納連副会長)  古 川 進 一(世田谷納連会長) 渡 辺 好 之(足立納連副会長)  島 田 益 吉(北沢納連会長) 関   善 明(江戸川南納連会長)  春 名 正 昭(小石川納連会長)

☆納税表彰受賞者(国税関係、敬称略)

(旭日双光章)   酒 井 雄 學(渋谷納連会長)  笹 本 繁 宏(上野納連会長)

☆叙勲(納税功労、敬称略)

☆納税表彰受賞者(都税関係、敬称略)(東京都知事表彰 個人) 森   保 男(向島納連副会長)  大 桃 秀 之(上野納連副会長) 永 塚 光 夫(杉並納連会長)  渡 辺 孝 二(元武蔵野納連副会長) 斎 藤 豊太郎(渋谷納連副会長)(東京都知事表彰 団体) 東京納税貯蓄組合総連合会(東京都主税局長表彰 個人) 久 郷 博 明(神田納連副会長)  長 田 あつ子(荏原納連副会長) 大 塚 多惠子(芝納連常任理事)  林   博 一(蒲田納連副会長) 崎 谷 秀 彦(麻布納連副会長)  藤 本 昌 久(世田谷納連副会長) 小 坂 勝 美(新宿納連副会長)  山 田 正 和(北沢納連副会長) 石 塚 里 子(向島納連副会長)  市 野 直 春(渋谷納連副会長) 山 﨑   修(江東西納連常任理事)  田 中 昭 治(本郷納連副会長) 諸 我 時 夫(足立納連常任理事)  鈴 木 保 政(浅草納連副会長) 守 屋 央 子(中野納連副会長)  笹 島 健 司(荒川納連副会長) 須 藤 憲 一(荻窪納連副会長)  山 下 幸 子(西多摩納連副会長) 野 村 要 子(豊島納連副会長)  谷   靖 夫(八王子納連副会長) 町 田   光(練馬西納連副会長)  豊 田 直 史(多摩武蔵納連会長)(東京都主税局長表彰 団体) 板橋納税貯蓄組合連合会  上野納税貯蓄組合連合会

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会 長 挨 拶〜第59回東総連定期総会〜会 長 挨 拶

〜第59回東総連定期総会〜

会��長  小 林 敬 三 本日、ここに第59回東京納税貯蓄組合総連合会定期総会を開催するに当たり、一言ご挨拶を申し上げます。 各地区連合会会長及び各代議員の皆様方には、平素より東総連並びに各地区連合会の活動にご尽力いただき、厚く御礼申し上げます。 本日は、永らく東総連の役員として多大のご貢献をいただいた、2名の副会長の方がご勇退されます。これまでの永年にわたるご労苦と

ご功績に対し、心から深く感謝申し上げる次第でございます。 ところで、昨年6月には東総連の澤野邦夫理事がご逝去されました。澤野理事は中野納連の会長として活躍されるとともに、近年は東総連の良きアドバイザーとしてご指導いただきました。改めてご冥福を祈りたいと存じます。 さて、昨年度を振り返りますと、納期内納税の推進活動とともに、東総連の主要事業となっている中学生の「税についての作文」については、応募作文数、応募学校数ともにこれまでの最高となるなど、大きな成果を挙げたところでございます。これもひとえに税務機関及び各地区連合会の皆様、そして会長さん達のご努力のお陰であるものと厚く御礼を申し上げます。 ところで、納貯組合が自他共に認められるためには、納連活動は明確な組織に立脚した活動でなければなりません。昨年度は組合員等の実態調査をもとに、実態の伴った組合員名簿の作成に取組み、すでに、約半数の地区連が名簿を完成しています。 また、新規の組合員が納貯組合を容易に理解でき、納貯組合員が納貯活動に積極的に取り組んでいく上でマニュアルとなる「納貯ハンドブック」を作成しました。 こうした取組は、私たち納貯組合員が、組織の再構築を図り、財政基盤を確立するための基本となるものです。納貯組合員各位におかれては、自主納付体制の確立、納期内納税の推進、租税教育活動の充実など、納貯組合の果たすべき役割に今一度思いを致し、一層奮起して今年度の活動に取り組んでいただきたいと思います。 今年度の取組につきましては、後ほど役員から事業計画案の中で、説明があると思いますが、私から4点ほど述べさせていただきます。 第一は、納貯組合の組織強化と財政基盤の確立です。納税貯蓄組合を取り巻く環境が厳しさを増していることは皆さん周知の通りです。各地区連にあっては、組合員名簿の作成、役員会費制の導入、新規組合員の獲得等、組織の足腰を鍛える取組に引き続き一層まい進していただきたいと切望しています。 第二は、青年部・女性部活動の充実と人材育成の取組強化です。多くの地区連で納貯組合の活動が今日のような停滞期に直面している理由として財政問題に加えて、組織の硬直化が指摘されています。人事の新陳代謝を促進し組織の活性化を図ることは、納貯組合の存続にとって不可欠です。そのために先ず取り組むべきことが、青年部・女性部の活動強化です。両部の活動のなかで次代を担う幹部職員を育成しなければなりません。今年で3回目を迎えるリーダー研修会も人材育成の重要な試みであり、組合員の積極的参加を期待します。 第三は、地域における関係団体・友誼団体との連携強化です。納貯組合は東京国税局、東京都主税局、区市町村と常に連携を保ち、均衡ある連絡協調体制を確立していかなければなりません。 さらに、東京青色申告会、東京法人会、東京税理士会等の友誼団体と交流をはかり、協力関係を一層強化すべきです。そして、今年度は特に地域の金融機関との連携に取り組んでいただきたい。組合員名簿が作成され、納貯組合の明確化が図られたうえは、地元の金融機関から協力を得て「納税準備預金」の新商品開発に取り組みたいと思います。納税準備預金は、私ども納税貯蓄組合のまさに原点であり、新商品開発を通じて納税貯蓄組合の存在意義も再確認できるものです。各地区連におかれては、地元の友誼団体とも協調し、地元の金融機関に働きかけを行ってください。 第四は、地域の広報活動の新しい取組です。 従来も各地区連におかれては、納期内納税の推進や、振替納税制度の普及・拡大、電子

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申告・電子納税の活用等の広報活動に尽力されてきました。 今年度は、こうした従来からの事項に加えて平成二十八年一月から導入されるマイナンバー(社会保障・税番号)制度の普及啓発に取り組みます。 また、東京都及び都内六十二区市町村が実施している住民税特別徴収の推進を一層支援するためのPR活動にも取り組みます。 東総連は、各地区連合会の協力も得ながら、こうした取り組みを支援し、東総連の果たすべき役割、課せられた責任を全うし、東総連に寄せられる期待に応えるべく、一層の努力を傾注して、納税協力団体としての役割を、着実に果たしていきたいと考えております。 最後になりますが、私も今日を最後に東総連の会長職を辞することになりました。一期2年の期間ではありましたが、この間、皆様から寄せられたご協力とご支援はなにものにも代え難い、私の宝であります。この場をお借りして深く御礼申し上げます。 さて、先程来申し上げているように納連を取り巻く環境は大変厳しい状況が続いています。この厳しい中にあっても、東総連は、各地区連とともに、納税道義の高揚、納期内納税の推進等の活動を通じて、国及び地方の税務行政に、貢献していく使命を担っています。 今日の納連の抱える課題を解決し、納貯活動を継続していくためには、皆様が一致結束する必要があります。どうか、私に寄せていただいたものと同様の心強いご支援とご協力を新会長に賜りますようお願い申し上げます。 結びに当たり、本日ご列席賜りました皆様方のご健康とご多幸を心から祈念申し上げ、私の挨拶とさせていただきます。

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祝 辞祝 辞

東京国税局徴収部長  山 上 淳 一 東京都納税貯蓄組合総連合会の第59回定期総会に当たり、一言御挨拶申し上げます。 ただいま、平成27年度の事業計画をはじめとする、全ての議案が滞りなく可決・承認されたと伺い、心からお慶び申し上げます。 また、小林前会長をはじめ本日の総会において御退任されました役員の皆様には、これまでの御功績に対し深く敬意を表しますととも

に、酒井新会長をはじめ新役員の皆様には今後の会活動がより一層発展されますよう、益々のご活躍を期待いたしております。 納税貯蓄組合の皆様方におかれましては、納税道義の高揚と期限内納付の推進を基本とした各種事業に積極的に取り組んでいただいており、心から感謝申し上げます。 特に、中学生の「税についての作文」募集事業につきましては、皆様のご尽力により、平成26年度においては東京都内で約7万7千編にのぼる過去最高の応募があり、全納連会長賞、国税庁長官賞をはじめ、多数の優秀賞が選出されました。 次代を担う中学生を対象として地道に続けてこられたこの活動は、税に対する理解を深めるとともに、租税教育の推進にも繋がっていくものであります。 今後は、作文募集事業と租税教室等の他の租税教育活動との連携を積極的に図っていくとも伺っており、納税貯蓄組合の果たす役割は、益々大きくなっていくものと考えております。 また、期限内納付の推進に向けては、消費税完納推進についての宣言式や消費税積立預金の商品化の働きかけなどにも積極的に取り組んでいただいており、皆様のご尽力に改めて深く敬意を表する次第です。 私どもといたしましても、中学生の「税についての作文」募集事業や期限内完納運動等への支援を通じて、引き続き、納税貯蓄組合との連絡・協調を図っていきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 さて、私ども国税組織に課された使命は、国の活動を支える歳入を確保するために、「納税者の自発的な納税義務の履行を適正かつ円滑に実現する」ことであります。この使命を国民の皆様からの理解と信頼の下、果たしていかなければなりません。 そのため、ICTを活用した申告・納付手段の充実など納税者利便の向上に向けた様々な取組を進める一方で、問題のある納税者には厳正な態度で臨むなど、適正・公平な調査・徴収の実現に取り組んでいるところです。 また、制度改正への対応として、改正消費税法については、任意の中間申告制度の利用勧奨といった施策に引き続き取り組むとともに、猶予制度の見直しについては、新たに創設された申請による換価の猶予制度の周知を積極的に行っております。 さらに、社会保障・税番号制度については、本年10月から個人番号及び法人番号が通知され、来年1月から、社会保障・税・災害対策の3分野での利用が順次開始されます。国税当局といたしましては、番号の利活用機関としての事務処理手順の検討及びシステム開発・改修に取組ながら、番号の利活用策の検討を行うとともに、国税庁ホ-ムペ-ジ等を通じた情報提供や関係民間団体等が開催する説明会への講師派遣などを通じて、積極的に周知・広報を実施してまいりたいと考えております。 このような取組により国民の皆様方から信頼される税務行政を更に推進していくためには、税の良き理解者として活発な事業活動を続けておられます皆様方の御協力・御支援が不可欠でございます。 今後とも、税務行政に対しまして、より一層のご理解とご協力を賜りますようよろしくお願いいたします。 結びに当たりまして、東京納税貯蓄組合総連合会をはじめとする納税貯蓄組合の益々のご発展と、本日ご臨席の皆様の御健勝と事業の御繁栄を心から祈念いたしまして、私からの祝辞とさせていただきます。

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祝 辞祝 辞

東京都主税局長  塚 田 祐 次

 本日は、第59回東京納税貯蓄組合総連合会の定期総会にお招きいただきまして、誠にありがとうございます。 東京納税貯蓄組合総連合会の皆様には、日頃より口座振替制度等の納税推進をはじめ、税の知識や納税思想の普及・啓発、租税教育の推

進など、税務行政の進展に多大なるご協力をいただいております。この場をお借りして、皆様のご尽力に厚く御礼申し上げます。 また、本日、多年にわたる納税貯蓄組合活動へのご功績により、栄えある会長感謝状をお受けになられました皆様に対し、深く敬意を表しますとともに、心よりお祝い申し上げます。 さて、日本経済の現状をみますと、企業収益や雇用・所得環境が改善傾向にある中で、景気は緩やかな回復基調が続いております。 都税収入につきましても、今年度予算は、前年度比7.5%増の5兆216億円を見込んでおります。 このような中、東京都では、「世界一の都市・東京」の実現を目指し、さまざまな取組みを進めております。 とりわけ、オリンピック・パラリンピック東京大会は5年後に迫っており、その開催に向け、鋭意準備を進めております。また、大会後のソフト・ハード両面でのレガシーを次世代に継承し、将来にわたる持続的発展を目指してまいります。 そして、税制面からの諸課題への対応につきましては、不燃化特区対策や省エネルギー設備取得の支援に引き続き取り組むとともに、空き家対策の推進に向けても各区と連携して取り組んでまいります。 また、皆様に多大なご協力を頂いております、個人住民税の特別徴収推進につきましては、本年2月に、都内区市町村と連携し、平成29年度からすべての事業主の皆様に特別徴収をしていただく方針を定めたところです。引き続き、皆様のご理解とお力添えをお願い致します。 都政の財政基盤を支える税務行政を所管する者として、私どもは、納税者の皆様に対するサービスの向上を第一に、税収の安定的確保、税務事務の精度向上に、不断に取り組んでまいります。 結びにあたりまして、この度ご勇退されます小林会長におかれましては、会長在任中、ひとかたならぬご指導を賜り、厚く御礼申し上げます。 今後とも、酒井新会長のもと、東京都主税局への変わらぬご指導、ご鞭撻を賜りますよう、お願い申し上げますとともに、東京納税貯蓄組合総連合会の益々のご発展と、ご列席の皆様のご健勝を心より祈念いたしまして、祝辞とさせていただきます。

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東総連会長に就任して東総連会長に就任して

会長  酒 井 雄 學

 東京納税貯蓄組合総連合会の第59回定期総会に於いて会長に選任された酒井です。 納税貯蓄組合は、納税貯蓄組合法に基づいて祖税の納期内納税に寄与するための任意の税務協力団体であり、活動は全てボランティア活

動であります。 東総連は昭和31年の創立以来、役員・会員の努力によって輝かしい足跡を残してきました。この名誉ある東総連の会長をお引き受けすることは大変な重責であると痛感いたしております。 現在の納税貯蓄組合を取り巻く環境は大変厳しく、組織面・財政面等多くの課題を抱えています。役員・会員の皆様と共に一致結束して、長い歴史と伝統を守り納貯活動を続けていかなければならないと思います。 本年度は、国税局と連携し、9月にリーダー研修会を開催しました。 10月末には東武東上線大山駅前にて、東京税務協会と共同で、東総連及び地区連合会員による税務協力団体の広報活動のひとつとして、都税PRキャンペーンを実施しました。11月の「税を考える週間」には納期内納税・口座振替・e-Tax・eLTAXの普及啓発、租税教育推進等の広報活動による区民祭りや地域のイベントに積極的に参加することとします。次年度予定されている消費税完納推進の広報活動を役員・会員のご協力ご指導の基、進めて参ります。 特に、次世代を担う青少年の租税教育は東総連の重要活動であり、中学生の作文事業においては各地区連から提出される優秀作品を東総連役員により厳重な審査が実施されます。毎年各地区からの作文には、その地区の特性があり優秀作品が多数寄せられます。多岐にわたる記述や、子供の目に移った税金の話等素晴らしい作品に触れることが出来ました。また優秀作品を提出した中学生の将来について想像をめぐらせながら、国税・地方税の種類を列記するのでなく、内容を確実にとらえバランス良く記載されている美しい文章が上位に選出される努力をしています。 また、リーダー研修会は一昨年から継続され、本年第3回となる研修会が開催され、次の世代のリーダー育成に取り組んでいます。また青年部・女性部の研修会にも参加しあらためて東総連の将来に対し責任の重さを痛感しています。 会員各位のご指導ご協力をお願い致します。 皆さんのご健勝を祈念し会長挨拶と致します。

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ご 挨 拶ご 挨 拶

東総連青年部長  石 川   晃

 今年度の青年部・女性部総会において青年部部長に選任されました新宿納税貯蓄組合連合会の青年部長の石川です。皆様には、日頃より東総連の活動に参加していただきましてありがとうございます。わたくしは、三田久義前青年部長のもとで副部長を数年間務めて参りまし

た。前部長の柔軟で力強いリーダーシップを見習いながら青年部を盛り上げたいと思っております。 また、今年度のスローガン「連帯と協働」でありますが、私は、このスローガンの基に納連活動に専心できればと思います。連帯の面では、青年部の方々と行事での連帯が取れる様に親睦会を年に数回開催できればと思っております。 今年度の青年部行事は、9月3日にリーダー研修会が開催され東京国税局徴収部管理運営課長本田完様より今後の納税貯蓄組合に期待することの講演がありました。 近々の行事は、10月29日には、板橋区で第6回目となる公益財団法人東京税務協会・東総連青年部・女性部合同主催の街頭キャンペーンが開催される予定です。このキャンペーンは、税務署・都税事務所・区役所の方々も参加し街頭でのe-Tax・eL-Tax推進と税の期限内完納キャンペーンを行います。11月20日には、バス研修会が開催される予定で今年�は、前年度まで東総連を数年間支えてくれました高山公一様が講師として招かれ納連活動についての講演が開催される予定です。 この他に作文審査、新年会、研修会と今年度の行事が開催される予定です。また、来年度には、全国大会との話しもあります。これらの行事が円滑に開催出来るよう今年度のスローガンである「連帯と協働」を基に青年部役員が一丸となり今年度の行事を盛り上げていきたいと思っております。皆様のご指導をよろしくお願いします。簡単で御座いますが新任の御挨拶とさせていただきます。

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 ★内閣総理大臣賞� 1編�(北海道) ★総務大臣賞� 1編�(茨城県) ★財務大臣賞� 1編�(埼玉県) ★文部科学大臣賞� 1編�(大阪府) ★国税庁長官賞� 40編�(東京都3編) ★東京都知事賞� 1編�(東京都のみ) ★東京国税局長賞� 18編�(東京都8編) ★東京都主税局長賞� 3編�(東京都のみ) ★一般財団法人日本税務協会会長賞� 12編�(東京都1編) ★一般財団法人大蔵財務協会理事長賞� 12編 ★日本税理士会連合会会長賞� 12編 ★公益財団法人全国法人会総連合会長賞� 12編�(東京都1編) ★全国納税貯蓄組合連合会会長賞� 40編�(東京都3編) ★全国納税貯蓄組合連合会優秀賞� 60編�(東京都4編) ★東京国税局管内納税貯蓄組合連合会会長賞� 36編�(東京都17編) ★東京国税局管内納税貯蓄組合連合会優秀賞� 100編�(東京都54編) ★東京納税貯蓄組合総連合会会長賞� 116編

 国税庁との共催事業である第49回目の中学生の「税についての作文」の東総連による審査会が、10月2日(金)上野精養軒において行われました。 今年度の48地区連合会全体での応募作文数は77,703編、応募校数は695校で、昨年度に比べ、作文数では302編増加し、応募校数で2校減少しました。作文数では、従来の記録を更新し過去最高となりました。また、全国では応募作文数は616,062編、応募校数は7,452校で、昨年度に比べ作文数で832編、応募校数で30校の増加となりました。 東総連では、各地区連から選ばれた211編について、67名の審査員が厳正な審査を行い、91編を東京国税局管内納税貯蓄組合連合会へ推薦しました。東京局連での審査の後、10月28日(水)に全国納税貯蓄組合連合会による最終審査が行われ、国税庁長官賞をはじめ全ての入賞作品が決定しました。 なお、東京都知事賞及び東京都主税局長賞の選考は東京都が行いました。 また、東総連に推薦された211編のうち116編については、東京納税貯蓄組合総連合会会長賞が贈られました。表彰作文編数は次のとおりです。

平成27年度(第49回)

中学生の「税についての作文」~応募数が過去最高を更新~

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★国税庁長官賞 新宿区立牛込第二中学校3年� 山本 美侑

 国分寺市立第一中学校3年� 和田 幸紀

 府中市立府中第八中学校3年� 田中さくら

★東京都知事賞 目黒区立第十一中学校3年� 矢田 弓子

★東京国税局長賞 東京都立富士高等学校附属中学校3年� 塚本理紗子

 本 郷 中 学 校 2 年� 山内  颯

 練馬区立練馬東中学校3年� 阿部穂乃香

 世田谷区立梅丘中学校3年� 西岡 春菜

 八王子市立石川中学校2年� 関  慶志

 国分寺市立第五中学校3年� 池田 龍佑

 西東京市立明保中学校3年� 小林 愛結

 小平市立小平第五中学校3年� 平山 凱大

★東京都主税局長賞 江戸川区立松江第三中学校3年� 笠嶋 萌波

 東京都立白鷗高等学校附属中学校3年� 磯貝 亮太

 昭島市立昭和中学校3年� 礒村  栞

★一般財団法人日本税務協会会長賞 町田市立町田第一中学校3年� 福恵  瑶

★公益財団法人全国法人会総連合会長賞 板橋区立志村第三中学校3年� 片山亞由美

★全国納税貯蓄組合連合会会長賞 学校法人東洋英和女学院中学部3年� 二宮  萌

 立川市立立川第三中学校3年� 加藤 美柚

 狛江市立狛江第二中学校3年� 御代田英規

★全国納税貯蓄組合連合会優秀賞 練馬区立大泉中学校3年� 濵田 直緒

 お茶の水女子大学附属中学校1年� 一柳 咲帆

 町田市立小山田中学校3年� 和田悠理乃

 府中市立府中第七中学校3年� 有賀 柚里

★東京国税局管内納税貯蓄組合連合会会長賞 神田女学園中学校3年� 大谷道千花

 港区立高松中学校3年� 竹林ことみ

 足立区立江南中学校3年� 渡辺 萌花

 江戸川区立鹿本中学校3年� 三浦 真空

 女子美術大学付属中学校3年� 井上  葵

 板橋区立加賀中学校3年� 廣瀨諒太郎

 板橋区立赤塚第三中学校3年� 宮城 千春

 品川区立荏原第一中学校3年� 嶋田 恵花

 世田谷区立駒沢中学校3年� 小野 徳馬

 渋谷区立上原中学校3年� 倉𣘺 優亜

 青梅市立霞台中学校3年� 芦田はなの

 国分寺市立第五中学校3年� 猪  貴裕

 昭島市立瑞雲中学校3年� 溝脇 空楓

 にしみたか学園三鷹市立第二中学校3年� 守屋 祐那

 東久留米市立久留米中学校3年� 大山清実広

 東村山市立東村山第二中学校3年� 夏村航太朗

 東村山市立東村山第二中学校3年� 渡辺  凜

作文入選者(東総連関係)作文入選者(東総連関係)

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地区連合会名

27年度 26年度 増(△)減 提出数 地区連合会名

27年度 26年度 増(△)減 提出数

校 編 校 編 校 編 編 校 編 校 編 校 編 編

中央地区

麹 町 5 549 5 433 0 116 2

城南地区

品 川 10 881 10 865 0 16 3

神 田 3 128 3 132 0 △�4 1 荏 原 6 570 6 543 0 27 2

日本橋 2 239 2 379 0 △140 1 目黒区 16 1,495 15 1,426 1 69 4

京 橋 3 279 3 299 0 △�20 1 大 森 10 1,792 10 1,764 0 28 5

芝 18 557 17 526 1 31 2 蒲 田 12 1,387 12 1,623 0 △236 4

麻 布 6 580 6 642 0 △�62 2 雪 谷 8 927 8 904 0 23 3

四 谷 5 395 7 463 △�2 △�68 1 世田谷 16 1,281 15 1,197 1 84 4

新 宿 6 436 6 476 0 △�40 2 北 沢 10 1,207 10 1,200 0 7 4

城東地区

本 所 8 1,091 8 1,111 0 △�20 3 玉 川 13 1,049 12 1,198 1 △149 3

向 島 5 565 5 567 0 △�2 2 渋 谷 10 470 9 472 1 △�2 2

江東東 12 1,127 12 1,122 0 5 3

城北地区

本 郷 6 235 9 469 △�3 △234 1

江東西 12 1,086 12 1,112 0 △�26 3 小石川 10 842 9 753 1 89 3

足 立 19 2,679 19 2,393 0 286 7 上 野 5 1,379 5 1,401 0 △�22 4

西新井 19 2,472 19 2,703 0 △231 6 浅 草 4 1,324 4 1,369 0 △�45 4

葛 飾 23 2,409 25 2,621 △�2 △212 6 北 区 19 1,689 21 1,797 △�2 △108 5

江戸川北 24 3,038 24 3,298 0 △260 8 荒 川 11 1,343 11 1,193 0 150 4

江戸川南 10 1,416 10 1,642 0 △226 4

多摩地区

西多摩 25 2,667 28 2,668 △�3 △�1 7

城西地区

中 野 17 1,655 16 1,817 1 △162 5 八王子 39 3,608 39 3,476 0 132 9

杉 並 16 1,057 15 949 1 108 3 南多摩 23 2,596 23 2,594 0 2 7

荻 窪 12 1,185 11 1,088 1 97 3 まちだ 21 2,904 20 2,427 1 477 7

豊 島 9 968 9 908 0 60 3 多 摩 32 3,762 33 3,848 △�1 △�86 9

板 橋 28 4,399 29 4,211 △�1 188 10 武蔵府中 25 3,909 25 3,558 0 351 9

練馬東 24 2,677 23 2,309 1 368 7 武蔵野 25 2,728 24 2,858 1 △130 7

練馬西 14 1,975 15 1,863 △�1 112 5 多摩武蔵 39 4,696 38 4,734 1 △�38 11

合  計 695 77,703 697 77,401 △�2 302 211

平成27年度 中学生の「税についての作文」応募状況

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国税庁長官賞受賞作品国税庁長官賞受賞作品

 今年は戦後70年と言う節目の年なので、連日新聞やテレビで戦争に関する事が報道されています。ある日何気なく見ていたテレビで、戦争にはたくさんの税金が使われていた事を知りました。私は今まで戦争をするのにどうやって資金を調達していたのか考えた事もなかったので、国民の税金が使われていた事を知り本当に驚きました。それをきっかけに戦争と税金について調べてみました。 1894年の日清戦争に始まり1945年の終戦まで約50年間、日本は戦争を繰り返してきました。戦争をするにはとにかくたくさんの人や兵器が必要となります。そしてそれらを調達するには、たくさんのお金が必要となります。そのお金こそが税金と国の借金によってまかなわれていたのです。 戦争に関するお金とは、陸海軍経費、徴兵費、臨時事件費、特別会計臨時軍事費のことで軍事費と呼ばれていました。太平洋戦争の後半1944年には国の財政の80%超も軍事費が占めていて、その金額はおよそ735億円だったそうです。軍事費を得る為に会社や個人には様々な形で税金がかけられていたようですが、成人男性が皆戦地に行っている中で、税金を取り立てる人も取り立てられる人達も本当に苦難の毎日だったと思います。 そんな中、戦費を確実に確保する為、源泉徴収制度が1940年に始まりました。お給料の中から、事前に計算された一定額が毎月税金として徴収されるようになったのですが、当時だけでなく、戦争をしていない現在にも続いている制度だと言う事は、とても合理的で画期的なシステムが開発されたのだと思います。今では、勤め人にとっては当たり前の制度として認知されている源泉徴収制度。使い勝手が良く、便利な制度は戦争をしていようがしていなかろうが続くのだなと思いました。 2015年現在の我が国は、もちろん戦争はしていません。しかし、平成27年度の当初予算では、国の防衛のために防衛関係費として歳出総額のうち5.2%に相当する約4兆9800億円が計上されています。割合としては低い気がしますが、とてつもなく莫大な金額です。 昔とは違い全てが戦争の為と言う訳ではないのでしょうが、世界中から戦争がなくなり平和な世の中が続けば、防衛関係費を少しでも減らすことができるのではないかと思います。そしてその分を社会保障関係費や教育、災害用の経費に回せるのではないかと感じました。地球上で、戦争のない平和な世の中を築くことができれば、税金の使い道も変わって、皆今よりずっと幸福になれるのではないかと思います。平和と税金、一見何のつながりもないこの二つの言葉ですが、世界中で考えていけばきっと救われる人はいるに違いないと思いました。

新宿区立牛込第二中学校3年  山本 美侑「戦争と税金」

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国税庁長官賞受賞作品国税庁長官賞受賞作品

 税といえば、消費税増税で生活は苦しくなるばかり、そんなニュースでしか興味を持つことは無かった。もちろんそれが最も身近な税についての話題だからだが。しかし今回、この作文を書くにあたって、税に関して色々と調べてみると、税は払う方ばかりではなくてその使われ方の方がもっともっと身近なものだったのだということがわかった。学校の設備や備品、住んでいる町の公共サービスや道路、病気になった時の医療費など。何気なく利用している色々なことが税金と関係していた。 父が会社から持ってくる「医療費のお知らせ」という葉書には、僕が通院した時に払った金額と、実際に掛かった金額が記されている。今までは気に留めたことも無かったが、改めて見ると、その差額の大きさにビックリした。こんなにも税金を使っていたんだと。生活していく上で、税がとても大切なものだということがよくわかった。そして、僕に何ができるのかということを考えてみることにした。 今年の4月、僕の祖父が、長年経営していた工場をたたんだ。関係者からは、とても惜しまれての決断だった。祖父は77歳。年金でゆっくりと生活していてもおかしくない年齢だが、大きな病気もせず、毎日毎日工場に通った。体力的にも本当にきつかったのではないかと思う。今回、税のことを調べていて思った。祖父は、法人税を納め、所得税も納め、そして、とても元気に過ごしているので、医療費もほとんどかからず、少子高齢化がますます進むこの国の、望むべき理想的なお年寄りのお手本のような人なのだと。そして、祖父の姿はもちろん僕にとっても素晴らしいお手本だ。最近よく予防医学という言葉を聞く。身体を健康に保つことは、自分のためだけでなく、周りの人たち、そして社会のためにも必要だということがよくわかった。今の僕にできること。毎日通っている学校をきれいに、備品を大切に使い後輩達に繋げていくこと。そして、これからの僕にできることは、税に関して、もっともっと知識を深めていくことだと思う。医療費だけでなく、少子高齢化でますます増え続ける社会保障費。こちらも増え続ける国債費、近隣諸国や国際関係における防衛費の問題。僕達が税金を納め、社会を支えるようになるころは、今以上に一人当たりの負担が増えることは目に見えている。その時、大切な税金が正しく使われているかどうか、しっかりと判断できるようになっていること。もちろん僕が、税金をしっかりと納められる一人の立派な社会人になっていることは当然だが。それが僕を支えてくれている両親や、周りの人達への恩返しになると思う。

国分寺市立第一中学校3年  和田 幸紀「僕にできること」

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国税庁長官賞受賞作品国税庁長官賞受賞作品

 「この教科書はこれからの日本を担う皆さんへの期待を込め、国民の税金によって無償で支給されています。大切に使いましょう。」これは、教科書の裏表紙に印刷された一文である。当たり前のように使っている教科書に書かれた当たり前のような文章。これが当たり前ではないと気づいたのは、小学校6年生のときだった。 私は勉強が好きではなかった。退屈な授業中は、教科書に落書きをして友達と見せ合っていた。当然テストの結果も悪く、勉強は嫌いになる一方であった。そんなある日、教科書の落書きが先生に見つかった。先生は私の教科書に消しゴムをかけながらこう言った。「教科書の裏にも書いてあるように、あなたの両親だけではなく日本中の人があなたたちが勉強できるように税金を払っているのよ。」 その夜、私は考えていた。皆が私たちの為に払っているという税金についてだ。私がいつも落書きをしていた教科書は、税金の中から支払われている。机やいすも、税金だ。黒板も、実験器具も、げた箱も、税金が支払われていないものを探す方が難しいくらいに学校の中は税金でできていた。そう考えた時私の頭の中は、今までの授業態度に対する後悔と申し訳なさ、そして税金への感謝の気持ちでいっぱいだった。 次の日から、きちんと授業をきくようになった。そしてテストでは100点をとれるようになった。私は勉強が好きになり、将来の目標も少しずつだが、見えはじめている。こんなに変わることができたのは税金と、税金について考えるきっかけをくれた先生のおかげだと思う。 しかし、反対に税に対して良く思っていない人もいる。多くは増税に反対する納税者たちだろう。去年の4月1日、消費税が8パーセントに増税した。そして2017年には10パーセントに上がるそうだ。これについて文句を言う人も多い。だが私は賛成だ。なぜなら、その税があるから私たちは医療費を全て自己負担で払うことはないし、困った時にはすぐに救急車を呼んだり交番に行くことができる。私たちが安心して毎日を過ごせるのは税金があるからだともいえる。そして何より、私は教育という面で税金に助けられている。こうして多くの国民を支える税金はやっぱり必要だと思う。全ての国民を支えるための増税なら、私は賛成だ。 私の将来の目標は、教師になることだ。あの日、私に税の大切さと、勉強を好きになるきっかけをくれた先生のようになりたい。そのために今、一生懸命勉強をしている。落書きをしていた教科書も、今では受験という壁をのりこえるための大切な道具である。学校という恵まれた環境、そこにある机、いす、黒板、そして教科書。税金で支払われた全てのものと納税者に感謝して使っていきたい。

府中市立府中第八中学校3年  田中 さくら「税から得たこと」

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東京都知事賞受賞作品東京都知事賞受賞作品

 近所で盗難事件が起きた。工事をしていた喫茶店から、工事道具一式が盗まれたのだ。何十万円もする計測器や発電機も含まれていたが、盗まれたのが夜だったので目撃者はいなかった。 しかし、犯人は1週間ほどでスピード逮捕された。商店街に設置していた防犯カメラが、犯行の一部始終を記録していたからだ。 私が父に、 「そんなカメラを持っている商店街なんて会費は高いんだろうね。」 と聞くと商店街の会計担当役員だった父は 「防犯カメラ3台と録画装置には200万円くらいの費用がかかったよ。でも、そのうち1台分くらいの費用は東京都や目黒区から補助金が交付されたんだ。」と教えてくれた。 今回、商店会と税金で買ったそのカメラに犯行の一部始終が録画されていて、警察は自動車の形と番号の一部を手がかりに、犯人を捜し出したそうだ。 父は、防犯カメラ以外にも商店会が街のために、多くのお金を使っている話をしてくれた。共同で利用する下水管の清掃費用、お店の前の植木代、私道の舗装費用、街路灯の設置費用と電気代などである。 そうした費用は、商店会の会費で支払われるのだが、そこには東京都や目黒区などから補助金が出ているそうだ。 なぜ、商店街の電気代や花壇にみんなのための税金が使われているのか。 商店会は、お店のお客さんのことだけでなく、近隣住民の衛生と安全にも気を配っている。下水道の清掃をし、汚水があふれたり病原菌や悪臭が発生したりするのを予防する。商店街の花壇に花を飾り、私道を舗装して、そこを通った住人の心を和ませる。夜中でも街路灯をつけ、夜でも安全に歩けるようにしている。 もちろん、そうした商店会の活動はお店の利益になるのだけれど、確かに都民や区民の暮らしにも役だっている。だから、都や区から商店会に補助金が支払われる。 税金が、学校や警察、消防などの行政サービスに使われていることは、学校で学んだ。しかし、税金が身近な商店会を通して、私たちの暮らしに役立っていることは知らなかった。 今回、当たり前だと思っていた安全が、税金によって守られていることに気付いた。しかも、税金だけでなく商店会の人たちも、近隣の住民の安全を守っていると知った。 私も将来、社会の一員として街や住民を守る立場になるだろう。そのときには、税金のしくみと使い道を理解して、胸を張って納税する大人になりたいと思う。

目黒区立第十一中学校3年  矢田 弓子「私たちの安全を守る税」

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東京都主税局長賞受賞作品東京都主税局長賞受賞作品

 「こんなに多くのお金が教育費として充てられているんだ。」それが税の歳出の内訳を見て一番に思ったことだった。児童・生徒一人当たりの年間教育費負担額は、小学生では約85万円、中学校では約98万5千円となっていた。私の住む江戸川区では学校教育に関する総額は約234億円だが、文化的な教育や地域活動への歳出など、我々が充実した暮らしをするために使われている費用を考えるともっと沢山の額が支出されている。私達をサポートしてくれている分の税金について、今回改めて思い返してみた。 確かに学校では教科書やチョーク、黒板等の教材や備品も税金で賄われている。さらに、掃除の時間にでたゴミの処分にも税金が使われている。また、自分の身近なところで言えば、コミュニティー施設で行われている夏祭りなどの行事やユースバンドなどの芸術活動、子ども未来館などの区の施設での講座にも、講座費の一部を自分で払うこともあるが、ほとんどは税金を使っているはずだ。 少し前に私の中学校の前の道路で拡張工事が行われた。その工事によって、新たに自転車専用レーンができた。歩道では歩く人に迷惑かと思う一方で、車にこすれてしまいそうで危険だった車道。よくニュースでも取り上げられ、6月には条例も施行された。今までの道路と比較して、歩行者も車もいない専用レーンを走ることができるようになったため、とても便利で安心・安全になった。 また、音楽の分野について挙げると、小学校のマーチングバンドや区のユースバンドで音楽に親しむことができた。実際それを区の行事で発表することで、見に来て下さった方々に楽しんでもらえた上、さらにユースバンドでは学校という枠組みを越えての交流ができ、仲間意識を持つことができたりした。そのようなことを通して人と仲良くし協力する力が身につけば、地域の輪を感じることができるようになり、社会性も身につくと思う。 ただ、税金によって与えてもらった環境をより充実したものにするには私達の工夫・努力も欠かせない。例えば、自転車専用レーンができても、実は安全とは言い切れない。自転車の左側通行というルールを守らず、右側を走ってしまう人もいるからだ。前から来た自転車とぶつかって事故にあってしまっては、専用レーンが造られたことが無駄になる。私達がルールを守ってこその専用レーンなのだ。 政府は人の育成を重視して多額の税金を私達のために使っている。だから私達はその税金を大切に利用するべきだ。よく学校で備品や教材に傷を付けたり壊したりする人がいるというニュースを見聞きするが、そのような行為はやめなければいけない。それらは自分を育ててくれている人たちのお金で賄われている物なのだから。

江戸川区立松江第三中学校3年  笠嶋 萌波「税金と、使う私達の課題」

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東京都主税局長賞受賞作品東京都主税局長賞受賞作品

 先日、学校で使っている机が新しいものに取りかえられた。そのための費用は国民が払う税金でまかなわれているようだ。税金なんて自分たちとは縁遠いものだと思っていたが、それから受ける恩恵は意外にも身近なところにあった。取りかえられた古い机は、脚がガタガタいって安定しないものや、傷だらけで黒ずんでいるものや、中には使いものにならないようなものまであった。それらの古い机は僕たちが入学してくるずっと前からあったものだったらしい。もっと頻繁に買いかえればいいのに。それができない理由はきっと税金にあるのではないかと思い、どれだけのお金が教育費に使われているのかを調べてみることにした。 結果は想像以上に多かった。平成26年度の歳出予算によると、僕の住む足立区は民生費と土木費に次いで3番目に多い、約290億円が教育費に費やされていた。これは全体の約11パーセントを占めている。また、東京都では一般歳出の内、約12パーセント約7,600億円が、さらに国では、一般歳出の5.6パーセント、約5兆3,600万円が教育費に使われている。 僕はこの結果を知り、自分の考えを改めるべきだと感じた。学校の設備に対する不満を述べるのではなく、今自分たちが使っているもの全てをもっと大切に扱わなくてはならないと思う。これだけ多くのお金が子どもたちのために費やされているのは、大人が子供にとても期待しているからではないだろうか。これからの日本を良い方向にも悪い方向にも導いていけるのは、僕たち子どもの世代だと思う。そして、子どもが様々な経験を通して、多くのことを学ぶための場が学校だ。今まではあまり気にしていなかったが、将来日本を活気のある国にしてほしいという大人たちの願いが形になったものが税金で、僕らはそれによって今色々なことを学べているのだ。だから、「体育館にもエアコンをつけろ。」や、「部活の道具の状態が悪い。」など言う前に、学校の設備をもっと大事に扱うべきだと思う。 僕たちはまだ中学生で働いてもおらず、税金も納めていない。だからこそ、今たくさん勉強することで、大人たちの期待にしっかり応えることがとても大切なのだと思う。そしてその勉強は、税金という形で大人に支えられてできているものなのだと強く感じる。さらに、僕たちもいずれ同じ形でその次の世代の子どもたちを支えて行かなければならないと思う。素晴らしい社会を築いていくために、税金という名のバトンをしっかりつないでいきたいと思う。

東京都立白鷗高等学校附属中学校3年  磯貝 亮太「税金という名のバトン」

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東京都主税局長賞受賞作品東京都主税局長賞受賞作品

 「税金ってなんだろう?」と考えたことがある人は、あまり多くないと思います。私もその中の一人でした。税金なんて関係がないと思っていました。 今年の夏。私は昭島市の主催する、海外交流事業に参加しました。そこで担当の人に、「この事業に市は全部で400万円も出してくれているんだよ。それくらい、みんなに期待してくれているんだよ。」と言われました。まず私は、400万という数字に驚きました。そして調べてみると、その400万円は住民税という税からきていることがわかりました。昭島市の中学生の代表として、昭島市民から期待を受けていることを知り、この経験は無駄にできないなと思いました。オーストラリアへ行き、たくさんの経験をして、色々なことを学んできました。この経験を生かして、国際的に活躍できるような人になりたいと思います。 2020年に行われる東京オリンピック。これも、莫大なお金がかかっています。このお金の中には税金も含まれています。オリンピックで活躍する子供達や、オリンピックから夢を抱く子供達のために。という思いが、この税金にこめられているのだと思います。 私がまだ赤ん坊だったころ、医療補助という制度を利用していました。そのため、無料で診察を受けることができました。これも税金で診察代が賄われていました。私は赤ん坊の頃、とても大きな病気にかかってしまいました。入院もたくさんして、通院もたくさんしました。母から「税金のおかげで、大きな病気も治ったし、今も元気でいられるんだよ。」と言われました。私は税金に命を救われました。税金に感謝して、これからも生きようと思いました。医療補助で救われた命もたくさんあります。しかし、医療補助も間違った使い方をする人もいます。例えば、病院に行かなくてもいいようなことで病院に行く人。そのような人がいると、病院に人が溢れて、本当に深刻な病気の人の治療が遅くなってしまう。という問題点もあります。どういった目的で国がこのような制度を与えているのかを考えて、正しく利用することが大切だと思います。 海外交流事業、オリンピック、医療制度、どれも税金から成り立っていることです。未来を担う者たちへの期待が込められた税。希望や夢を与える税。子供達を救う税。どの税金も未来へのチケットのようなものです。そのチケットを有効に使い、明るい未来を築いていきましょう。

昭島市立昭和中学校3年  礒村 栞「未来へのチケット」

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 消費税率は平成26年4月1日から8%(消費税6.3%、地方消費税1.7%)に改定されています。 一方、消費税及び地方消費税の中間申告・納付額は直前の課税期間の消費税額(国税)を基礎として計算されています。 このため、消費税率の改定直後においては、今後申告する課税期間が消費税率8%の期間であっても、中間申告・納付額が直前の消費税率5%に対応する金額であるため、確定申告時には、その差額に対応する消費税額を申告・納付する場合がありますので、納税資金の準備をお願いいたします。

 なお、仮決算による中間申告においては、消費税及び地方消費税ともに中間申告対象期間の末日が平成26年4月1日以降である場合には、税率の異なるごとに区分して中間申告による納付額を計算します。 また、事業者の方々が計画的に消費税の納付を行っていただけるよう、確定申告を待たずに自主的に中間申告・納付ができる「任意の中間申告制度」が創設されています。 この制度は、平成26年4月1日以後開始する課税期間から適用されます。

消費税率の引上に伴う中間申告・納付額に関する留意点

計画的な納税資金の準備を

3月決算法人の中間申告・納付のイメージ

【課税期間:平25.4.1~平26.3.31】地方消費税額

50万円

消費税額200万円

地方消費税額50万円

消費税額200万円

地方消費税額50万円

消費税額200万円

地方消費税額50万円

消費税額200万円

中間1回目 中間2回目 中間3回目 確定申告

地方消費税額約54万円

消費税額200万円

地方消費税額約54万円

消費税額200万円

地方消費税額約54万円

消費税額200万円

地方消費税額178万円

消費税額660万円

中間1回目 中間2回目 中間3回目 確定申告

消費税率5% 年   税   額  1,000万円 中間申告による納付額   750万円 確定申告時の納付額   250万円

【課税期間:平26.4.1~平27.3.31】(直前の課税期間と同額の課税売上があったとした場合)

 消費税率の改定直後においては今後申告する課税期間が消費税率8%の期間であっても、中間申告・納付額は直前の課税期間の消費税額(国税)を基礎として計算

消費税率8% 年   税   額  1,600万円 中間申告による納付額   762万円

  消費税   800万円×3/12=200万円  地方消費税(改訂後の税率適用)   200万円×17/63=54万円   (中間申告・納付額は254万円×3回)

 確定申告時の納付額  1,600万円-762万円            =838万円

東京国税局からのお知らせ東京国税局からのお知らせ

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Ⅰ 平成27年度 都民対象講演会の開催 当協会では、納税意識の向上を目的に、毎年、「都民講演会」を開催しており、本年も多くの方々から申し込みをいただき10月14日(水)に墨田区両国の江戸東京博物館において実施しました。 当日は、東京納税貯蓄組合総連合会の皆様にも数多く参加していただきとても充実した講演会になりました。 講演に先立ち、当協会の宮下理事長より「都、区、市町村」の本年度の予算概要、続いて、台風、集中豪雨、火災、地震など災害を受けた時の都税の減免や猶予に関する手続き、23区内における固定資産税等のクレジット納税といった税に対する理解を深めていただきました。 また、近年全国的な問題となっている「振り込め詐欺」の実態や防止策についても、警視庁から提供を受けたパンフレットの内容を紹介しながら、社会全体で撲滅する必要性を確認していただきました。 続いて、数学博士で日本ジャグリング協会名誉理事、全国の路上で大道芸や、テレビなどでもお馴染みの「ピーター・フランクル」さんから「人生を楽しくする方程式〜世界100ヵ国の面白体験談〜」と題した講演をして頂きました。 講演は、ジャグリング、数学ゲーム、ユーモアを交えながらの貴重な体験談とともに人生を楽しくする秘けつをお話しいただき、満員の参加者は、時間を忘れて聞き入っておりました。

(公財)東京税務協会だより

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Ⅱ (公財)東京税務協会の歴史

昭和27年10月25日� 財団法人設立許可

昭和27年12月1日� 事業開始

昭和33年度� 地方税財政制度に関する調査を創設

昭和54年6月� 「税務月報」を「東京税務レポート」に改題

昭和60年度� 自動車税事務所の一部業務を受託

昭和61年4月� 軽油分析検査の業務を受託

昭和62年5月� �都の税務職員の研修業務を受託、都税事務所の電話交換業務を受託

昭和63年度� �実務教材の発行開始、「東京税務レポート」掲載�優秀論文顕彰を創設

昭和63年12月� 当協会のシンボルマークの制定

平成11年7月� 「東京税務セミナー」を開始

平成12年4月� 自動車税事務所の受託業務の拡大

平成13年9月� 一般労働者派遣事業許可を取得

平成14年11月� 創立50周年記念事業を実施

平成15年4月� 採取軽油の硫黄分析業務を受託

平成22年10月 東京納税貯蓄組合総連合会との共同事業開始

平成24年4月1日� 公益財団法人として設立登記(移行)

平成24年11月 東京納税貯蓄組合総連合会「會報」に(公財)東京税務協会だより掲載開始

平成25年4月1日� �自動車税事務所の受託業務の拡大�「自動車税コールセンター」の業務を受託

 公益財団法人�東京税務協会と東京納税貯蓄組合総連合会は、税知識の普及・啓発を図ることを目的としておりますので、今後も協力しながら共に発展してまいりたいと思っております。

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平成27年11月作成 15-T-06314

保険期間:2016年1月1日午後4時~2017年1月1日午後4時

(団体総合生活保険)

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このチラシは団体総合生活保険の概要についてご紹介したものです。ご加入にあたっては、必ず「重要事項説明」をよくお読みください。ご不明な点等がある場合には、代理店までお問い合わせください。

(*) 団体総合生活保険は前年度契約の始期日時点で団体割引率が決定されます。また、団体割引率は保険料に適用され、 制度運営費には適用されません。

残高不足等により2か月続けて口座振替不能が発生した場合等には、そのご加入者の残りの保険料を一括して払込みいただくことがありますので、あらかじめご了承ください。

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東京都主税局からのお知らせ東京都主税局からのお知らせ

にせ都税職員にご注意ください!

●�雇用保険、医療保険の手続、生活保護や福祉の給付、確定申告等の税の手続など、法律で定められた事務に限って、マイナンバーが利用されます。●�民間事業者でも、社会保険、源泉徴収事務などで法律で定められた範囲に限り、マイナンバーを取り扱います。●�東京都主税局でも法律に基づき、マイナンバーを取扱います。現在、平成28年1月からの利用開始へ向けて準備を進めています。

□マイナンバーのホームページ(内閣官房) http://www.cas.go.jp/jp/seisaku/bangoseido/index.html□マイナンバーのコールセンター(全国共通ナビダイヤル) 0570-20-0178 平日9時30分~17時30分(土・日・祝日、年末年始を除く)

□マイナンバー制度をかたる不審な問合せにご注意ください! マイナンバー制度に便乗した不正な勧誘および個人情報の取得にご注意ください。 また、主税局から都民の皆さまにマイナンバー制度に関連して現金の振り込みを求めることはありません。

【お問い合わせ先】主税局総務部総務課企画係 03-5388-2918

 都税事務所の職員を装って、個人情報を不正に取得したり、金銭をだまし取ろうとする事例が発生しています。 相手の電話番号が非通知表示であるなど、不審に感じた場合は即答せず必ず一度電話を切り、主税局総務部総務課相談広報係(03-5388-2924)までご連絡ください。 また、万が一被害にあわれた場合は、すぐに警察にご連絡ください。

<手口> 「○○都税事務所の○○です」または「○○都税事務所の者です」と職員を装って電話をかけてきます。その後、以下の事例のように個人情報を聞きだそうとします。【事例1】 ・「税務調査を行っているので、納税者の情報について確認したい」と質問してくる。 ・家族の構成、名前、職業等の個人情報を聞こうとする。【事例2】 ・「誤って督促状を送付してしまった。納税者の情報について再確認したい」と質問をしてくる。 ・家族の構成、名前、職業等の個人情報を聞こうとする。【事例3】 ・「税金が還付されます」、「払いすぎた医療費をお返しします」とだまし、ATMに誘い出す。 ・ATMコーナーから指定の電話番号に電話するように指示する。 ・指定の電話番号に電話すると、ATMの操作を言葉巧みに指示し、お金を振り込ませる。 上記の事例では、共通して“非通知”で電話をかけてくるようです。 東京都主税局及び都税事務所では、非通知で電話をかけることは絶対にありません。非通知で電話をかけてきたり、還付のためにATMの操作を求められたら、それは「にせ都税職員」です。十分ご注意ください。

【お問い合わせ先】主税局総務部総務課相談広報係 03-5388-2924

平成28年1月から、マイナンバーは社会保障、税、災害対策の行政手続で利用されます

マイナンバー制度についてのお知らせです!

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Page 35: 東京納税貯蓄組合総連合会tousouren.jp/kaiho/kaiho129.pdf第129号 2015年11月 (平成27年秋号) 東京納税貯蓄組合総連合会 (納税貯蓄組合法昭和26年4月10日施行法律第145号)

開 催 月 日 事   業   名 会 場 等

12月4日(金) 第3回正副会長・常任理事会 上野精養軒

平成28年1月8日(金) 第3回正副会長会 新宿

1月12日(火) 平成28年東総連新年賀詞交歓会平成27年度各表彰受賞者祝賀会 上野精養軒

2月8日(月) 地区連合会長及び経理担当者合同会議東総連研修会 上野精養軒

3月22日(火) 第4回正副会長・常任理事会平成27年度納貯功労者表彰式 上野精養軒

4月11日(月) 会計監査 東総連事務室

5月12日(木) 第1回正副会長会第1回正副会長・常任理事会 上野精養軒

6月14日(火) 全納連第59回定時総会 上野精養軒

6月20日(月) 東総連第60回定期総会 上野精養軒

6月29日(水) 東総連青年部・女性部合同正副部長会議 上野精養軒

7月8日(金)第34回東総連青年部総会第35回東総連女性部総会東総連青年部・女性部合同研修会

上野精養軒

7月22日(金) 東総連地区連合会長及び地区連福利共済部長合同会議 上野精養軒

8月4日(木) 地区協議会当番地区連合会長及び同企画指導部長合同会議 上野精養軒

9月2日(金) リーダー研修会 上野精養軒

10月上旬 東総連作文審査会 上野精養軒

今後の東総連等事業日程(予定)

*� 「もう少し、自分たちのことを分かってもらう努力が必要じゃないですか?」

 � 止まらない出血のように続く組合員の減少、新規加入者の不足、組織の硬直化とい

ったことをぼやいた時に、ある人から言われた言葉です。確かに納税貯蓄組合といっ

ても、知る人ぞ知る組織で、世間一般に名前が知れわたっている訳ではありません。

*� 「隗より始めよ」という言葉があります。先ず、この会報を組合員の皆さんが心待

ちにするような、そんな充実した会報にするべく、努力していきたいと思います。

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Page 36: 東京納税貯蓄組合総連合会tousouren.jp/kaiho/kaiho129.pdf第129号 2015年11月 (平成27年秋号) 東京納税貯蓄組合総連合会 (納税貯蓄組合法昭和26年4月10日施行法律第145号)

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年末年始における窓口業務のご案内

都   税   の   納   税

都税の申告(申請)書の受付

都   税   の   納   税

12月28日(月) 12月29日(火)   ~1月3日(日)

1月4日(月)

×※

「申告書等受箱」をご利用ください。

×

 年末年始における、都税事務所・都税支所・支庁、都税総合事務センター・自動車税事務所での事務の取扱いは次のとおりです。

※閉庁期間でも、金融機関等の窓口、金融機関のペイジー対応のATM、インターネットバンキング、モバイルバンキング、 コンビニエンスストアではご納付いただける場合があります。詳しくは各金融機関等に直接お問い合わせください。

【お問い合わせ先】所管する各都税事務所

○:ご利用できます ×:ご利用できません

便利な電子申告・電子納税等をご利用ください!

電子申告

電子申請・届出

電子納税

法人事業税・地方法人特別税・法人都民税 事業所税(23区内) 固定資産税(償却資産)(23区内)

〇予定申告  〇中間申告   〇確定申告〇均等割申告 〇清算確定申告 〇修正申告  など

〇納付申告 〇修正申告〇免税点以下申告〇事業所用家屋貸付等申告

〇法人設立・設置届出 〇異動届出〇中小企業者向け省エネ促進税制による減免申請〇申告書の提出期限の延長の処分等の届出・承認申請〇法人税に係る連結納税の承認等の届出    など

〇事業所等新設・廃止〇事業所税減免申請〇みなし共同事業に関する明細

〇本税の納付  〇延滞金の納付〇加算金の納付 〇見込納付

〇本税の納付 〇延滞金の納付〇加算金の納付

〇償却資産申告

 東京都では、現在、法人事業税・地方法人特別税・法人都民税、23区内の事業所税、23区内の固定資産税(償却資産)について、eLTAX(地方税ポータルシステム)を利用した電子申告等の受付を行っています。 東京都で現在利用できる手続きは下表のとおりです。

<eLTAXのご利用時間> 【各手続きの受付時間】 平日 8時30分~24時(土・日・祝日、年末年始12/29~1/3を除く)<利用手続についてのお問い合わせ> 【     ホームページ】 http://www.eltax.jp/ 【     ヘルプデスク】 0570-081459(左記電話につながらない場合:03-5500-7010)             平日 9時~17時(土・日・祝日、年末年始12/29~1/3を除く)<申告内容や納税についてのお問い合わせ> 【電子申告、電子申請・届出】 所管都税事務所の各税目担当係 【電子納税】 所管都税事務所の徴収管理係

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「東京納税貯蓄組合総連合会会報:第129号」2015年11月17日発行

    発 行 東京納税貯蓄組合総連合会  発行者 酒井 雄學    編 集 東京納税貯蓄組合総連合会事務局        0101-0032 東京都千代田区岩本町2-5-12 サカエビル4階        30 3-5 8 2 3-4 4 3 8  50 3-5 8 2 3-4 4 3 9        URL:http://www.tousouren.jp/    印 刷 大東印刷工業株式会社 再生紙を使用

石油系溶剤を含まないインクを使用