BioResource now ! 5 March 2009 Vol.5 (3) BioResource now...

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1 BioResource now ! Vol.5 (3) 2009 NBRP SHIGEN WGR JGR http://www.shigen.nig.ac.jp/shigen/news/ http://www.nbrp.jp/ http://www.shigen.nig.ac.jp/indexja.htm http://www.shigen.nig.ac.jp/wgr/ http://www.shigen.nig.ac.jp/wgr/jgr/jgrUrlList.jsp ニュースレターのダウンロード先 (PDFファイル) バイオリソース情報 BioResource now ! BioResource now ! Issue Number 5 March 200 9 国内外のバイオリソースを巡る様々な問題や取り組みについて、 毎月ホットな話題をこのニュースレターで紹介していきます。 べんは病気のバロメーター べんは病気のバロメーター オンライングラフ作成サービス 「ChartGizmo」 オンライングラフ作成サービス 「ChartGizmo」 伴野 豊  九州大学大学院農学研究院 准教授 伴野 豊 九州大学大学院農学研究院 准教授 ce now ce now n n e e n n n n e e 様々な問題や取り組みについて スレターで紹介していきます。 研究院 准教授 介していきます。 組み o o o o o o カイコの利用と言えば、繭から紡いだ絹糸の利用を思い浮 かべる方が大半と思います(写真1)。しかし、カイコは実際には 広い分野で使われていますし、おもしろい機能を持っています。 今回は、最近のカイコの話題とその利用について2、3紹介し、 リソース維持が重要である事を再認識していただく機会として 頂ければ幸いです。 カイコの繭には色々な色があることは、神戸や横浜の分子 生物学会の展示などを通じて、皆さんに紹介しています(写真 2-1, 2-2)。 その一つに笹繭と呼ばれる薄い黄色の繭があるの ですが、実はその笹繭には意外なことに、紫外線カット力がある ことが最近明らかになってきました。カイコは蛹になると脚がな くなり、動くことは出来ず、繭の中でじっとしています。これまで は、この無防備な蛹の物理的なシェルターとしての働きが繭に あると考えられていました。しかし、農業生物資源研究所の平山 力博士らは蛹になる時に直接紫外線がカイコに当たると生存力 が劣ることを発見しました。紫外 線波長は3種類があり、UV-Bと 呼ばれる領域が有害とされます。 一般的な繭は白ですが、その白 色繭に比べ笹繭では、そのUV-B を大幅にカットしている事実が 明らかになったのです。カイコで は白繭が大半です。 リソースセンター紹介 No.31 (詳細はこちらからご覧になれます。 http://www.nbrp.jp/) 第3回国際バイオキュレーション会議(IBC2009)の開催 日時:2009年4月16-19日 ドイツのベルリンで行われます。 詳細はこちらから http://projects.eml.org/Meeting2009 お知らせ 昔から絹糸は手術時の縫合用に使用されてい ます。 これはシルクに生体適合性があるからなのです。 シルクの主成分はフィブロインという高分子たんぱ く質ですが、最近、農業生物資源研究所の玉田靖博士のグルー プは、糸ではなくフィブロインをスポンジに加工して医療現場 で広く利用しようという研究を進めています(写真3)。博士ら が開発した方法でフィブロインを加工すると、様々な立体構造 を作ることができるといわれています。通常使われているコラ ーゲンゲルに比べてフィブロインは強度に優れているのですが、 細胞の初期の接着性に問題があり、改良が待たれていました。 そこで、遺伝子を改変したカイコを使って改良型フィブロインを 作る試みがなされ、有望な結果が得られつつあるようです。 写真1: シルクは世界中で、 高級織物の素材として用い られている (日本の着物、フランス・中 国製のスカーフ、イタリア・ タイ製のネクタイ等) 写真3: シルクフィブロイン水溶液に少量の水溶性有機溶媒を 添加し、凍結・融解処理することにより、多孔質3次元構造体が 形成される(写真提供:独立行政法人農業生物資源研究所、 玉田 靖博士) 日本実験動物学会機関誌 Experimental Animals の58巻2号 (2009年4月上旬発行)から NBRP動物リソースの連載が始まります。 写真2-1: 繭色の変異:下段の左2 つが笹繭、右上は祖先型昆虫クワ コの繭 写真2-2: 笹繭に蛍光をあて発色さ せた繭。(写真提供:独立行政法人 農業生物資源研究所、平山 力博士) では何故カイコでは不利な白繭が多いのかと疑問になります。 実はカイコは人間の管理下でのみ生息する究極の家畜化生物 です。カイコの祖先種と考え られているクワコと呼ばれ る昆虫の繭を調べたところ、 クワコ繭にも実は笹色性の 遺伝子が含まれていました。 人間の目で判断される変異 形質に科学的な観察、解析 が入り、カイコ、昆虫の思わ ぬ能力が明らかにされよう としています。 リソースセンター紹介 No.31 連載 べんの博士のうんちく講座 第3回 じょうほう通信 No.40 次ページへ続く カイコバイオリソースの利用の可能性 カイコバイオリソースの利用の可能性 繭には紫外線カット能力がある 繭には紫外線カット能力がある 医療素材としての利用 医療素材としての利用 カイコバイオリソースの利用の可能性 カイコバイオリソースの利用の可能性

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BioResource now ! Vol.5 (3) 2009

NBRPSHIGENWGRJGR

http://www.shigen.nig.ac.jp/shigen/news/

http://www.nbrp.jp/http://www.shigen.nig.ac.jp/indexja.htmhttp://www.shigen.nig.ac.jp/wgr/http://www.shigen.nig.ac.jp/wgr/jgr/jgrUrlList.jsp

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国内外のバイオリソースを巡る様々な問題や取り組みについて、毎月ホットな話題をこのニュースレターで紹介していきます。

べんは病気のバロメーターべんは病気のバロメーター

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伴野 豊  九州大学大学院農学研究院 准教授

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九州大学大学院農学研究院 准教授九州大学大学院農学研究院 准教授

国内外のバイオリソースを巡る様々な問題や取り組みについて、毎月ホットな話題をこのニュースレターで紹介していきます。国内外のバイオリソースを巡る様々な問題や取り組みについて、

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  カイコの利用と言えば、繭から紡いだ絹糸の利用を思い浮かべる方が大半と思います(写真1)。しかし、カイコは実際には広い分野で使われていますし、おもしろい機能を持っています。今回は、最近のカイコの話題とその利用について2、3紹介し、リソース維持が重要である事を再認識していただく機会として頂ければ幸いです。

  カイコの繭には色々な色があることは、神戸や横浜の分子生物学会の展示などを通じて、皆さんに紹介しています(写真2-1, 2-2)。その一つに笹繭と呼ばれる薄い黄色の繭があるのですが、実はその笹繭には意外なことに、紫外線カット力があることが最近明らかになってきました。カイコは蛹になると脚がなくなり、動くことは出来ず、繭の中でじっとしています。これまでは、この無防備な蛹の物理的なシェルターとしての働きが繭にあると考えられていました。しかし、農業生物資源研究所の平山 力博士らは蛹になる時に直接紫外線がカイコに当たると生存力が劣ることを発見しました。紫外線波長は3種類があり、UV-Bと呼ばれる領域が有害とされます。一般的な繭は白ですが、その白色繭に比べ笹繭では、そのUV-Bを大幅にカットしている事実が明らかになったのです。カイコでは白繭が大半です。

リソースセンター紹介 No.31

(詳細はこちらからご覧になれます。 http://www.nbrp.jp/)

第3回国際バイオキュレーション会議(IBC2009)の開催日時:2009年4月16-19日 ドイツのベルリンで行われます。詳細はこちらから http://projects.eml.org/Meeting2009

お知らせ

  昔から絹糸は手術時の縫合用に使用されています。これはシルクに生体適合性があるからなのです。シルクの主成分はフィブロインという高分子たんぱく質ですが、最近、農業生物資源研究所の玉田靖博士のグループは、糸ではなくフィブロインをスポンジに加工して医療現場で広く利用しようという研究を進めています(写真3)。博士らが開発した方法でフィブロインを加工すると、様々な立体構造を作ることができるといわれています。通常使われているコラーゲンゲルに比べてフィブロインは強度に優れているのですが、細胞の初期の接着性に問題があり、改良が待たれていました。そこで、遺伝子を改変したカイコを使って改良型フィブロインを作る試みがなされ、有望な結果が得られつつあるようです。

写真1: シルクは世界中で、高級織物の素材として用いられている(日本の着物、フランス・中国製のスカーフ、イタリア・タイ製のネクタイ等)

写真3: シルクフィブロイン水溶液に少量の水溶性有機溶媒を添加し、凍結・融解処理することにより、多孔質3次元構造体が形成される(写真提供:独立行政法人農業生物資源研究所、玉田 靖博士)

日本実験動物学会機関誌 Experimental Animals の58巻2号(2009年4月上旬発行)から NBRP動物リソースの連載が始まります。

写真2-1: 繭色の変異:下段の左2つが笹繭、右上は祖先型昆虫クワコの繭

写真2-2: 笹繭に蛍光をあて発色させた繭。(写真提供:独立行政法人農業生物資源研究所、平山 力博士)

では何故カイコでは不利な白繭が多いのかと疑問になります。実はカイコは人間の管理下でのみ生息する究極の家畜化生物です。カイコの祖先種と考えられているクワコと呼ばれる昆虫の繭を調べたところ、クワコ繭にも実は笹色性の遺伝子が含まれていました。人間の目で判断される変異形質に科学的な観察、解析が入り、カイコ、昆虫の思わぬ能力が明らかにされようとしています。

リソースセンター紹介 No.31

連載 べんの博士のうんちく講座 第3回

じょうほう通信 No.40

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カイコバイオリソースの利用の可能性カイコバイオリソースの利用の可能性

繭には紫外線カット能力がある繭には紫外線カット能力がある

医療素材としての利用医療素材としての利用

カイコバイオリソースの利用の可能性カイコバイオリソースの利用の可能性

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  ウンチは健康のバロメーターです。そのウンチの状態をみれば、腸の状態がわかるのです。健康なウンチのお手本は、赤ちゃんのウンチです。その便にはビフィズス菌が90%近くあり、色は黄色くて水分も多く、臭いは酸性気味です。  そこで、あなたのウンチのチェックをしてみてください。まず、あなたは毎日どれくらいのウンチをしていますか?「毎日、お通じはありますか」と聞かれたら、よほど便秘症でない限り、「あります」とは答えられます。しかし、ウンチで健康状態を知るには、量と質が問題なのです。毎日のウンチの量をチェックしなければ腸内の状態を把握できないのです。では、どのぐらいのウンチが目安になるのだろう。食物繊維を一日15グラムとっていれば、100から150グラムのウンチがでるといわれています。だから、私は、「300グラム以上でたら健康ですよ」と言うことにしているのです。ウンチ100グラムはバナナ一本分と覚えてください。

  健康なウンチは、いきまず、無理せず、下腹に力を加えなくても、スト-ン、ストーンと出るものです。 しかも、食後出る、朝起きてすぐとか、その人なりに、排便の時間が規則的であることです。これが、

不規則で、夜中の2時、3時などというのは、からだによくありません。排便の習慣を身に着けて、自分のバイオリズムの中で一定の時間に出るのが理想です。  そして、野菜や海草などのカサのあるものを食べて、その時に出たなという気持ちとどのぐらい出たかを意識して、自分の感じをつかむことが大切でしょう。食べるという3度のパターンのなかで、いつ自分が排便するかを知り、「からだの便り」を大量に出すつもりで、食べるものを考えてください。  このように食生活を変えることで、腸内の環境はかなり変化してきます。病気の予防の第1が食事だとすると、第2は運動です。運動と食事が合体してはじめて、病気の予防になるのです。

  私は、1日1万歩以上を歩き続けています。なぜ歩くことを含めた運動がなぜ大切かというと、腹筋や腹圧が鍛えられことです。いくらカサのあるものを食べたからと言っても、腹圧が弱ければ、腸が活発に動かず、貯めたものを押し出す力(排出力)がでないのです。  アメリカの調査によると、運動が大腸がんの予防に対し、明らかな効果を上げているとの結果がでています。大腸内に残留物が残らないために、

悪玉菌の増殖が抑えられ、これらによって作られたがんを誘発する物質や促進する物質が作られにくくなるためだと考えられます。食事だけでは、快腸生活は実現しません。運動とさらに、ストレスをためないライフスタイルも大切になります。■

連絡先国立遺伝学研究所 生物遺伝資源情報総合センター 

TEL 055-981-6885 (山崎) E-mail [email protected]

NewsLetterに掲載されているあらゆる内容の無断転載・複製を禁じます。すべての内容は日本の著作権法、及び国際条約により保護されています。

〒411-8540 静岡県三島市谷田1111

編集後記

連 載連 載

     80年以上の歴史を誇る九大のカイコリソースセンターの伴野先生には、カイコの最近のトピックスをやさしく解説していただきました。カイコの全ゲノム配列は中国と日本の研究グループの連携によって解読され、今年2月にプレスリリースされたばかりです。九大のカイコ変異体のコレクションを使って原因遺伝子の構造が解明される日もそう遠くはないと思われます。ホームページからは沢山の変異体の幼虫、蛹、卵の写真を見ることができます。(Y.Y.)

べんの博士のうんちく講座 第3回

べんは病気のバロメーターべんは病気のバロメーター

BioResource now ! Vol.5 (3) 2009

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次号予告!来月のテーマは、 「 知財 」 です。

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2BioResource now ! 2009年vol.5 3月発行

オンライングラフ作成サービス「ChartGizmo」

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オンライングラフ作成サービス「ChartGizmo」

  ウェブサイトやブログにグラフを表示させたいと思ったことはありませんか? 今回紹介する「ChartGizmo」は、ウェブ上でウェブサイトやブログに張り付けるコードを作成することができます。  ChartGizmoは無料で利用できますが、ユーザー登録が必要です。

(高橋 由佳)

 図2は例として作成したBioResourceWorld(http://resourcedb.nbrp.jp/)の2008年12月~2009年2月の利用者数の推移を表したグラフです。

 日本語のグラフを作成することも可能ですが、現在のChartGizmoではDynamicとCaptureを用いる場合、日本語のラベルは文字化けしてしまうようです。

ChartGizmoでグラフを作成してみましょう!

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 ChartGizmo(http://chartgizmo.com/)にアクセスし、「Create account」ボタンを押してユーザー登録をします。

 Charts画面にある「New Chart」ボタンを押すとChart Editor画面が開くので、グラフデザインの設定や値の入力を行います(図1)。以前に作成したグラフを編集するには、Charts画面で工具のマークをクリックします。(値の入力はテキストボックスにそれぞれの値を入力する方法と、エクセルデータを貼り付ける方法があります。)

 「Save&Publish」ボタンを押すと、設定が保存されコードが作成されます。

 Chart Publishing画面で貼り付けるコードを選択しウェブサイトやブログにコードを貼り付けます。

図1.グラフ情報入力画面(Chart Publishingページに表示されるコードについて)

Image HtmlFlash

Dynamic

グラフのHtml Imgタグを生成します。Flash形式のグラフを表示するためのコードを生成します。グラフを表示するためのjavascriptを生成します。(データを手動で変更することができます)グラフを載せるページ上にある表データから、グラフを作成するjavascriptを生成します。この形式を用いる場合はjavascriptの前に、テーブルデータを用意します。

説 明コード

Capture

Save&Publish

図2.ChartGizmo で作成したグラフ

  養蚕業の発展に伴いカイコを大量に飼育する技術も発達しましたが、一方で様々なカイコの病気が発生し、その都度原因究明と対策を講じる必要がありました。中でもウイルスによる病気は恐れられてきましたし、今でもその防除の重要性は変わりません。しかし、そんなカイコに寄生するウイルスを逆に利用してやろうという発想が生まれました。カイコをタンパク質の生産工場として利用しようという試みです。NPV(nuclear polyhedrosis virus核多角体病ウイルス)と呼ばれるウイルスは、カイコの体内で爆発的に増殖し、それが原因でカイコは死んでしまいます。そのウイルスの遺伝子内にインターフェロンなどの有用遺伝子を組み込み、改変ウイルスとしてカイコに感染させて、カイコの体内で目的のタンパク質を作らせようというのです。ポストゲノム時代においては、未知の遺伝子からタンパク質を発現させてその遺伝子の機能を解析するという研究手法がよく使われています。その場合、大腸菌や培養細胞、あるいは無細胞系でタンパク質を発現させるのが一般的で、カイコのように個体を利用するのは大変ユニークです。既存のシステムでは不可能であった糖鎖付加などの翻訳後修飾においてカイコは有用とされていますし、コスト面での優位性も高く評価されています。この方法は既に、イヌやネコなどのペット向けのインターフェロンの生産に実用化されています。昆虫工場に適したカイコ系統の育

成にNBRP(ナショナルバイオリソースプロジェクト)のカイコリソースが活かされようとしています。  カイコは基礎研究から応用研究まで多くの可能性を秘めた大変魅力的な生物です。■

タンパク質の生産工場としてのカイコ利用タンパク質の生産工場としてのカイコ利用

「NBRP Silkworm ホームページ」 http://www.shigen.nig.ac.jp/silkwormbase/