Adobe Primetime DRM Fact Sheet

Adobe Primetime DRM（旧製品名：Adobe Access）は、事業者が利用できるDRMのなかで最大のインストールベースを持っています。Adobe Primetimeは、プレミアムなTVコンテンツ視聴体験を実現するために、すべてのスクリーンを横断して幅広いコンテンツ保護策を提供しています。

Adobe Primetime DRMと「プロテクテッド」ストリーミングテクノロジーは、番組供給者と放送事業者のどちらもが、レンタル、サブスクリプション、ダウンロードといった多様なビジネスモデルで収益化することをサポートします。また、ダイレクト販売およびシンジケーション（放送委託）パートナー経由の配信のどちらにも対応します。Adobe Primetime DRMにはオンプレミス型とクラウド型ふたつの提供形態があります。そして、すべての大手スタジオがこのDECE（Digital Entertainment Content Ecosystem）認可済みDRM（つまりAdobe Primetime DRM）が適用されたサービスおよびアプリを認可しています。これらすべてが、Adobe Primetime DRMがDRM市場におけるイノベーションにおいて最高ランク*に位置付けられる理由です。

In the cloud On-premises

Hardware Partnerships Hosting

Ultra HD

Adobe Primetime DRM provides protection accessible on many endpoints

Adobe Primetime DRMのユニークな特長クラウド型およびオンプレミス型両対応の柔軟性

従来のオンプレミス型ライセンスサーバー運用に加え、クラウド型サービスとしてのAdobe Primetime DRMライセンスサーバーの提供も行っています。さらに、ライセンス発行に直接視聴権利を紐付け管理する必要のない（単なるコピー防止だけが求められる）動画配信サービスの場合、ライセンスサーバー不要でなおかつコンテンツ保護にAdobe Primetime DRMの背後で使われているものと同じテクノロジーを用いるプロテクテッドストリーミングテクノロジーを利用することができます。

競合DRMテクノロジーが太刀打ちできない、デスクトップ環境最多のクライアントインストール数

AdobeはHTML5標準におけるEncrypted Media（暗号化メディア）仕様策定に積極的に関与し、Primetime DRMのHTML5標準対応を進めています。いっぽうで、すでにAdobe Primetimeは保護されたHTTPライブストリーミング（HLS）の再生環境として最も普及しているソリューションでもあります。

高品質なUHD/4K動画配信対応端末のサポートを可能にするハードウェアパートナーシップ

視聴者は高品質な動画視聴体験を実現する、インターネット接続可能なUltra HD（4K）対応セットトップボックスの到来を期待していますが、そこに欠かせないのは堅牢なコンテンツ保護策です。Adobe PrimetimeプロダクトチームはIntel、Broadcom、AMDといったチップセットベンダー各社と提携し、番組供給者と放送事業者のどちらもが高精細度なUHD/4Kサービスをそれらの機器に提供できるように活動しています。

ライセンス条件を満たさない端末においても良好な視聴者体験を提供可能

Adobe Primetime TVSDKのアダプティブストリーミング機能は、HD品質動画再生に求められることが多いHDCP（High-Bandwidth Content Protection）規格に対応しない環境であっても単に再生を取りやめるのではなく、ライセンス条件で許容される範囲内のストリーミング解像度を自動的に選択しフォールバック再生します。

Adobe Primetime DRM視聴者体験を損なわず最も多くのスクリーンにリーチできる、ナンバーワンDRM

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コンテンツへのアクセス権を詳細にコントロール

動画再生端末が持つ特定の機能や対応規格（HDCP等）によってコンテンツへのアクセス権を細かいレベルで指定できます。

Adobe Primetime

Adobe PrimetimeはIP接続されたスクリーンすべてにTVの視聴体験を届け、番組供給者と配信事業者のどちらもが「オンラインでTV番組を観たい」という視聴者ニーズをさらなる収益に繋げることを可能にします。ライブ、リニア、オンデマンドといった多様な配信形式すべてを、全デバイス共通でなおかつ高度にセキュアな配信ワークフローで実現。すべてのスクリーンで視聴者を惹きつけるパーソナライズされたTV視聴体験を提供できるのがAdobe Primetimeなのです。

Adobe Primetimeソリューションを構成する個々の技術要素はモジュール化されているため、すでにお使いの他社の配信、収益化、最適化技術との相互運用が可能です。Adobe Primetime TVSDKを動画配信の基盤に置きその上にそれら他社製品を繋ぎこむことで現行の配信基盤、放送波やケーブル・衛星からの入力ワークフローをそのまま活用することができます。ビジネスニーズがさらに高度化するにしたがって他のAdobe Primetimeコンポーネントを随時導入することも可能です。

* ABI Researchによる“Multiscreen Video Middleware and DRM Market Research” (2014年9月）においてPrimetime DRMがマーケットリーダーとして位置づけられました