産業技術ビジョンの検討状況...産業技術ビジョンの検討状況 令和元年10月16日 経済産業省産業技術環境局 資料7 1 “産業技術ビジョン”の位置づけ
〔2016年1~3月期の景況/4~6月期の予想〕 【調査要項】調査レポート...
Transcript of 〔2016年1~3月期の景況/4~6月期の予想〕 【調査要項】調査レポート...
〔2016年1~3月期の景況/4~6月期の予想〕�
【調査要項】
実施期間:2016年2月22日~3月4日調査対象:当金庫のお取引先 994社(下記参照)調査方法:郵送および面談による調査分析方法:業況、売上、収益、資金繰り、人手などについて、「良い」(増加など)と答えた企業
割合から「悪い」(減少など)と答えた企業割合を差し引いた値(DI:Diffusion Index)を中心に分析
製造業�
調査先数�
回答数�
回答率(%)�
432�
380�
88.0
卸売業�
132�
117�
88.6
小売業�
69�
62�
89.9
飲食業�
31�
24�
77.4
建設業�
156�
139�
89.1
不動産業�
40�
35�
87.5
運輸業�
39�
32�
82.1
サービス業�
95�
89�
93.7
合計�
994�
878�
88.3
良い�
←景気循環の転換点�
←景気循環の転換点�
悪い�
100
0
-100
〔業況判断DIの場合〕� 業況を「良い」と答えた企業の割合から「悪い」と答えた企業の割合を差し引いて求める。DIがプラスかマイナスで業況を判断するほか、前回調査(3ヵ月前)からどのように変化したかも重要で、景気循環の転換点を捉える視点で用いるのが望ましい。�
「良い」と回答した企業� 「悪い」と回答した企業�
45% 35%普通�20%
(例)�
結果概要
1~3月期の景況
★景況感悪化。2四半期ぶりのマイナス。
★製造業は全業種でDIが悪化。非製造業は水面下に。
★自動車部品製造業は大幅悪化。トヨタ自動車の生産停止などが響く。
★増収増益の続く不動産業の堅調さ目立つ。
4~6月期の予想
★予想判断DIはおおむね横ばいの見通し。非製造業はさらに悪化へ。
★挽回生産を見越す自動車部品製造業は改善予想。
★マイナス金利政策が住宅建設業者や建売分譲業者の追い風に。
業種別天気図 数値は業況判断DI △50.0DI △5.0 5.0 50.0
〔天気マークの見方〕�
業 種10~12月期(前回)
1~3月期(今回)
4~6月期(予想)
業 種10~12月期(前回)
1~3月期(今回)
4~6月期(予想)
印 刷全 産 業
食 料 品製 造 業
卸 売 業非 製 造 業
小 売 業
飲 食 業
自動車部品
機 械 器 具部 品
建 設 業金 属 製 品
不 動 産 業窯業・土石
運 輸 業
サービス業
木材・木製品
繊 維 製 品
1.9
△2.1
4.9
△17.1
12.5
10.5
△12.5
△33.3
△4.0
△9.6
△19.2
△2.4
△43.3
7.1
△11.4
△46.7
△62.5
△4.4
△9.2
△10.5
△8.2
△11.2
0.9
△3.0
△33.3
△75.0
△4.4
0.0
0.0
△4.1
△39.3
△9.7
21.0
18.4
17.1
15.1
△30.8
△7.4
△16.4
△22.6
△25.0
10.9
20.0
9.6
2.2
△53.8
△11.6
△15.8
△19.4
△13.1
△11.8
17.2
6.7
1.1
調査レポート�調査レポート�
調査レポート�調査レポート�
〔全産業〕
★ 1~3月期の企業の景況感を表す業況判断DI(業況を「良い」と答えた企業の割合から「悪い」
と答えた企業の割合を差し引いた値)はマイナス9.6となり、10~12月期(1.9)にくらべ11.5ポ
イント悪化した。悪化は3四半期ぶり。
★ 4~6月期の予想業況判断DIはマイナス9.2。小幅改善の形となったが、おおむね横ばいの見通し。
〔製造業〕
★ 業況判断DIはマイナス19.2。10~12月期(マイナス2.1)にくらべ17.1ポイント悪化。
・ 製造業の全業種でDIが悪化。これは現在の業種分類で集計を開始した2007年10~12月期以来は
じめてのこと。
・ 自動車部品は大幅悪化。愛知製鋼の爆発事故にともない約1週間トヨタ自動車の生産が止まった
影響が出た模様。DIの水準としては、エコカー補助金が終了した2012年10~12月期以来の低さ
に。
・ 機械器具部品は国内外の景気減速を背景に3四半期ぶりの悪化。ただし、水準はプラスを維持。
製造業でプラスだったのは機械器具部品のみ。
★ 予想業況判断DIはマイナス10.5。8.7ポイントの改善の見通し。
(単位:%ポイント △はマイナス)�
10~12月期�(前回)�
1~3月期�(今回)�
4~6月期�(予想)�
全産業�
製造業�
非製造業�
1.9�
△2.1�
4.9
△9.6�
△19.2�
△2.4
△9.2�
△10.5�
△8.2
0.4�
8.7�
-5.8
↑�
↑�
↓�
-11.5�
-17.1�
-7.3
↓�
↓�
↓�
変化幅�
前回→今回�今回→予想�
業況判断DI40
20
0
-20
-40
-60
-80
-100
(%ポイント)�
全産業�製造業�非製造業�
(年)�
良い�→�
悪い�←�
90�
阪神淡路大震災�(95年1月)�
バブル崩壊�(90年)�
消費税5%�(97年4月)�
金融危機�(97年11月)�
ITバブル�崩壊(00年)�
米同時多発テロ�(01年9月)�
リーマンショック�(08年9月)�
東日本大震災�(11年3月)�
第2次安倍内閣�(12年12月)�
予想�
消費税8%�(14年4月)�
91�92�93�94�95�96�97�98�99�00�01�02�03�04�05�06�07�08�09�10�11�12�13�14�15�16�
業況判断
・ 自動車部品、金属製品、窯業・土石で
改善の予想。機械器具部品、木材・木
製品、印刷、食料品は悪化を予想。
・ 自動車部品はトヨタ自動車の挽回生産
などを見越し、大幅な改善を予想。
〔非製造業〕
★ 業況判断DIはマイナス2.4。10~12月
期(4.9)にくらべ7.3ポイント悪化。
・ DIが改善したのは、小売業と不動産
業。悪化したのは、卸売業、飲食業、
建設業、運輸業、サービス業。
・ DIがプラスになったのは、建設業、不動産業、運輸業、サービス業。
・ 卸売業では、農畜産物・水産物卸や機械器具卸で悪化が目立つ。天候・気温の急変動やトヨタ
自動車の生産停止などが響いた。
・ 飲食業は6四半期ぶりに景況感が悪化。円高や株安などで消費意欲が減退しつつある。
・ 建設業は13四半期連続のプラス。他業種にくらべて堅調。年度末の繁忙期を迎えた公共工事業
が改善する一方、設備工事業や住宅建設業は悪化。
・不動産業は6四半期連続のプラス。
・サービス業は個人向けサービスが苦戦。
★ 予想業況判断DIはマイナス8.2。悪化の見通し。
・ 建設業、不動産業、運輸業、サービス業で悪化を予想。
・ 卸売業のうち機械器具部品卸は、生産の先行き懸念を映し大幅な悪化が見込まれている。
-20
製造業�全産業�
非製造業�
-10
0
10
(%ポイント)� 業況判断DI
14/3 6 9 12 15/3 6 9 12 16/3 6
消費増税の�反動減�
大幅悪化�
反動減が�やわらぐ�
予想�
製造業�
非製造業�
1~3月期の業況�
改善した業種� 悪化した業種�
卸売業�飲食業�建設業�運輸業�サービス業�
小売業�不動産業�
製造業�
非製造業�
4~6月期の予想�
機械器具部品�木材・木製品�印刷�食料品�
自動車部品�金属製品�窯業・土石�
卸売業�小売業�飲食業�
自動車部品�機械器具部品�金属製品�窯業・土石�木材・木製品�繊維製品�印刷�食料品�
改善予想の業種� 悪化予想の業種�
建設業�不動産業�運輸業�サービス業�
繊維製品は横ばい�
調査レポート�調査レポート�
調査レポート�調査レポート�
・ 日銀がマイナス金利を導入。住宅ローン金利の引下げが追い風になるとの声が住宅建設業者や
建売分譲業者からあがっている。
〔全産業〕
★ 前年同期比売上額判断DI(売上額が前
年同期とくらべ「増加」したと答えた
企業の割合から「減少」したと答えた
企業の割合を差し引いた値)はマイナ
ス4.6〔減少〕。
★ 前年同期比収益判断DI(収益が前年同
期とくらべ「増加」したと答えた企業
の割合から「減少」したと答えた企業
の割合を差し引いた値)はマイナス7.8
〔減少〕。
〔製造業〕
★ 前年同期比売上額判断DIはマイナス11.9
〔減少〕。
★ 前年同期比収益判断DIはマイナス14.8
〔減少〕。
・増収増益は金属製品と食料品。
・自動車部品は6四半期連続の減収減益。
前年同期比収益判断DI(%ポイント)�
-40
30
10
20
0
-10
-20
-30
増加�→�
減少�
→�
製造業�全産業�
非製造業�
2011� 2012� 2013� 2014� 2015� 2016
製造業�
非製造業�
前年同期に比べた売上額�
自動車部品�窯業・土石�木材・木製品�繊維製品�印刷�
小売業�運輸業�
機械器具部品�金属製品�食料品�
増加した業種� 減少した業種�
卸売業�建設業�不動産業�サービス業�
製造業�
非製造業�
前年同期に比べた収益�
自動車部品�機械器具部品�窯業・土石�木材・木製品�繊維製品�印刷�
増加した業種� 減少した業種�
卸売業�小売業�飲食業�
不動産業�運輸業�サービス業�
金属製品�食料品�
�
飲食業は横ばい� 建設業は横ばい�
(%ポイント)�
-40
10
20
30
0
-10
-20
-30
前年同期比売上額判断DI
増加�→�
減少�
→�
製造業�全産業�
非製造業�
2011� 2012� 2013� 2014� 2015� 2016
売上額・収益
〔非製造業〕
★ 前年同期比売上額判断DIは1.0〔増加〕。
★ 前年同期比収益判断DIはマイナス2.4〔減少〕。
・増収増益は不動産業とサービス業。ともに5四半期連続。
・運輸業は10四半期ぶりの減収。
〔全産業〕
★ 販売価格判断DI(販売価格が3ヵ月前と
くらべ「上昇」と答えた企業の割合か
ら「下落」と答えた企業の割合を差し
引いた値)はマイナス4.3〔下落〕。
★ 仕入価格判断DI(仕入価格が3ヵ月前と
くらべ「上昇」と答えた企業の割合か
ら「下落」と答えた企業の割合を差し
引いた値)は6.4〔上昇〕となった。
・円高の進行で輸入価格が押し下げられ、
原材料仕入価格などへの上昇圧力が弱
まっている。
〔製造業〕
★ 販売価格判断DIはマイナス8.4〔下落〕。
★ 原材料仕入価格判断DIは0.9〔上昇〕。
〔非製造業〕
★ 販売価格判断DIはマイナス1.1〔下落〕。
★ 仕入価格判断DIは10.7〔上昇〕。
〔全産業〕
★ 資金繰り判断DI(資金繰りが3ヵ月前
とくらべ「楽」と答えた企業の割合
から「苦しい」と答えた企業の割合
を差し引いた値)は5.3〔楽〕。
★ 予想資金繰り判断DIは1.9〔楽〕。
15(%ポイント)�
楽�→�
苦しい�
→�
資金繰り判断DI
予想�製造業�非製造業�
全産業�
2011� 2012� 2013� 2014� 2015� 2016
10
5
0
-5
-10
-15
-20
-25
販売価格・仕入価格
販売価格判断DI・仕入価格判断DI (非製造業) �
-10
-30
-20
10
0
20
30
40
50(%ポイント)�
上昇�→�
下落�
→�
販売価格�仕入価格�
予想�
2011 2012 2013 2014 2015 2016
販売価格判断DI・原材料仕入価格判断DI(製造業)�
-10
-30
-20
10
0
20
30
40
50(%ポイント)�
上昇�→�
下落�
→�
販売価格�原材料仕入価格�
予想�
2011 2012 2013 2014 2015 2016
調査レポート�調査レポート�
資金繰り
調査レポート�調査レポート�
〔製造業〕
★ 資金繰り判断DIはマイナス5.1〔苦しい〕。
★ 予想資金繰り判断DIはマイナス4.5〔苦しい〕。
〔非製造業〕
★ 資金繰り判断DIは13.3〔楽〕。
★ 予想資金繰り判断DIは6.8〔楽〕。
〔全産業〕
★ 残業時間判断DI(残業時間が3ヵ月前
とくらべ「増加」と答えた企業の割
合から「減少」と答えた企業の割合
を差し引いた値)は1.5〔増加〕。
★ 予想残業時間判断DIはマイナス0.8
〔減少〕。
★ 人手過不足判断DI(人手が「過剰」
と答えた企業の割合から「不足」と
答えた企業の割合を差し引いた値)
はマイナス28.5〔不足〕。人手不足感
は収まっていない。
★ 予想人手過不足判断DIはマイナス23.8
〔不足〕となっている。
製造業�
非製造業�
3ヵ月前と比べた残業時間�
機械器具部品�木材・木製品�繊維製品�印刷�食料品�
増加した業種� 減少した業種�
自動車部品�金属製品�窯業・土石�
小売業�飲食業�建設業�不動産業�運輸業�サービス業�
卸売業�
製造業�
非製造業�
人手過不足感�
自動車部品�機械器具部品�金属製品�窯業・土石�木材・木製品�繊維製品�食料品�
卸売業�小売業�飲食業�建設業�不動産業�運輸業�サービス業�
人手過剰の業種� 人手不足の業種�
印刷は過不足なし�
増加�→�
減少�→�
残業時間判断DI
-30
-20
20
-10
10
0
30(%ポイント)�
2011�
予想�製造業�非製造業�
全産業�
2012� 2013� 2014� 2015� 2016
過剰�→�
不足�
→�
人手過不足判断DI
-40
-20
-10
10
0
20(%ポイント)�
-30
予想�
製造業�非製造業�
全産業�
2011� 2012� 2013� 2014� 2015� 2016
雇 用
〔製造業〕
★ 残業時間判断DIはマイナス0.3〔減少〕。予想残業時間判断DIは0.3〔増加〕。
★ 人手過不足判断DIはマイナス21.4〔不足〕。予想人手過不足判断DIはマイナス19.1〔不足〕。
〔非製造業〕
★ 残業時間判断DIは2.9〔増加〕。予想残業時間判断DIはマイナス1.7〔減少〕。
★ 人手過不足判断DIはマイナス33.8〔不足〕。予想人手過不足判断DIはマイナス27.4〔不足〕。
〔全産業〕
★ 設備過不足判断DI(設備が「過剰」と答えた企業の割合から「不足」と答えた企業の割合を差
し引いた値)はマイナス5.2〔不足〕となった。
★ 予想設備過不足判断DIはマイナス8.3〔不足〕。
★ 1~3月期に設備投資(リース・レンタルを含む)を実施した企業は30.5%。(10~12月期は
30.0%)
★ 4~6月期 に設備投資を計画している企業は27.0%。
〔製造業〕
★ 設備過不足判断DIはマイナス3.0
〔不足〕。
★ 予想設備過不足判断DIはマイナス
6.7〔不足〕。
★ 1~3月期に設備投資(リース・レ
ンタルを含む)を実施した企業は
30.2%。(10~12月期は30.1%)
・ 内訳は、「機械・設備の新増設」が
48.6%、「機械・設備の更改」が
34.6%、「車両」が23.4%、「事務機
器」が17.8%などとなっている。
・ 設備投資の目的は、「老朽化にとも
なう更新」が43.0%、「能力増強」
が42.1%、「合理化・省力化」が
20.6%などとなった。
★ 4~6月期に設備投資を計画してい
る企業は28.9%。
(%)� 設備投資実施割合�
0�
25
30
40�
35
製造業�全産業�
非製造業�
計画�
2011� 2012� 2013� 2014� 2015� 2016
(%ポイント)� 設備過不足判断DI
10
15
5
-5
-15
0
-10
製造業�全産業�
非製造業�
過剰�→�
不足�
→�
予想�
2011� 2012� 2013� 2014� 2015� 2016
調査レポート�調査レポート�
設 備
〔非製造業〕
★ 設備過不足判断DIはマイナス7.0〔不足〕。
★ 予想設備過不足判断DIはマイナス9.6〔不足〕。
★ 1~3月期 に設備投資(リース・レンタルを含む)を実施した企業は30.8%。(10~12月期は
29.8%)
・ 内訳は、「「車両」が50.4%、「機械・設備の新増設」が20.5%「事務機器」が19.7%、「事業用土
地・建物」が16.5%などとなっている。
・ 設備投資の目的は、「老朽化にともなう更新」が51.2%、「合理化・省力化」が18.9%、「販売拡
大」が18.1%、「競争力の維持・強化」が12.6%、などとなった。
★ 4~6月期に設備投資を計画している企業は25.5%。
1~3月期の設備投資の内訳�
0
(%)�
23.4
9.3
事業用の�
�
土地・建物�
48.6
機械・設備の�
更改�
機械・設備の�
新増設�
17.8
事務機器�
34.6
車両�
3.7
その他�
30
40
50
60
20
10
製造業� (%)�
20.5
車両�
12.6
機械・設備の�
新増設�
50.4
事業用の�
�
土地・建物�
16.5
機械・設備の�
更改�
19.7
事務機器�
9.4
その他�
非製造業�
0
30
40
50
60
20
10
30
40
0
(%)� 業種別の設備投資の実施と計画�
自動車部品�
20
10
501~3月期に実施した企業�4~6月期に計画している企業�
製造業� 非製造業�
機械器具部品�
金属製品�
窯業・土石�
木材・木製品�
繊維製品�
印刷�
食料品�
卸売業�
小売業�
飲食業�
建設業�
運輸業�
サービス業�
34.6
39.3
23.020.7
40.9
24.0
12.510.0
20.0
31.3
0.0
33.735.1
26.9
31.0
19.0
37.938.7
23.1 23.8
40.9
21.725.0
41.4
26.0
34.8
20.7
26.2
調査レポート�調査レポート�
41.038.4
26.126.9
22.926.6
22.921.4
19.819.9
売上の停滞・減少�
�利幅の縮小�
�人手不足�
同業者間の競争激化�
工場・機械の狭小・老朽化�
製造業�
0 20 40 60(%)�
非製造業�
1~3月期(今回)�10~12月期(前回)�
1~3月期(今回)�10~12月期(前回)�
(%)�
40.737.3
39.735.3
31.030.0
28.127.6
16.415.2
売上の停滞・減少�
同業者間の競争激化�
利幅の縮小�
人件費の増加�
人手不足�
0 20 40 60
54.452.1
39.044.5
36.334.6
28.128.9
18.218.0
販路を広げる�
経費を節減する�
人材の確保�
情報力を強化する�
新製品・技術を開発�
製造業�
0 20 40 60(%)�
非製造業�
1~3月期(今回)�10~12月期(前回)�
1~3月期(今回)�10~12月期(前回)�
(%)�
42.643.5
41.440.7
40.840.1
21.520.6
13.618.1
人材の確保�
販路を広げる�
経費を節減する�
教育訓練の強化�
情報力の強化�
0 20 40 60
経営上の問題点
当面の重点経営施策
1~3月期の設備投資の主な目的�
0
(%)�
30
50
60
40
20
10
製造業�
0
(%)�
30
50
60
40
20
10
非製造業�
43.0
老朽化に�
�
伴う更新�
3.7
新製品開発�
42.1
新規事業�
�
への進出�
6.5
省エネ化�
11.2
研究開発�
3.7
競争力の�
�
維持・強化�
20.6
能力増強�
1.9
その他�
7.5
合理化�
�
省力化�
18.1
販売拡大�
1.6
新規事業�
�
への進出�
51.2
研究開発�
6.3
新商品開発�
12.6
省エネ化�
7.9
合理化�
�省力化�
18.9
老朽化に�
伴う更新�
1.6
その他�
7.1
競争力の�
�
維持・強化�
調査レポート�調査レポート�
1~3月期の景況
業況判断DIは△43.3となり、10~12月期
(△17.1)にくらべ大幅に悪化した。悪化は2
四半期ぶり。DIの水準としては、エコカー
補助金が終了した2012年10~12月期以来の
低さ。愛知製鋼の爆発事故にともない約1週
間トヨタ自動車の生産が停止した影響が出
ている。
足元の動向を示す前年同期比売上額判断
DIは△21.4〔減少〕、同収益判断DIは△30.6
〔減少〕。減収減益を余儀なくされた企業が
少なくないとみられる。減収減益は6四半期
連続。
経営上の問題点をみると、「販売納入先か
らの値下げ要請」がトップ5にランクインし
た。この項目のランクインは2014年7~9月
期以来のこと。
4~6月期の予想
予想業況判断DIは△11.2。1~3月期にく
らべ改善する見通し。車両減産の挽回生産
が予定されており、売上や収益は上向きそ
うだが、判断DIは依然マイナス領域にとど
まり、先行き不透明な部分も残している。
1~3月期の景況 …… 景況感が大幅悪化、爆発事故の影響で
4~6月期の予想 …… 予想DI改善へ、挽回生産など見越す
(%ポイント)�業況判断DI
良い�→�
-80
-60
-40
-20
0
20
40
△11.2
△43.3
悪い�
→�
予想�
201620152014201320122011
増加→
減少
→
-100
-80
-60
-40
-20
0
20
40
60
80
前年同期比売上額前年同期比収益
(%ポイント)前年同期比売上額判断DI・同収益判断DI
201620152014201320122011
増加・過剰�→�
減少・不足�
→�
予想�
201620152014201320122011
(%ポイント)�残業時間判断DI・人手過不足判断DI
残業時間�人手過不足�
-80
-60
-40
-20
0
20
40
60
経営上の問題点�
売上の停滞・減少�
利幅の縮小�
41.5
0 20 40 60 80 100(%)�
34.0
25.8
24.7
22.7
43.3
17.9
22.6
34.9
31.1人件費の増加�
工場・機械の狭小・老朽化�
販売納入先からの値下げ要請�
1~3月期(今回)�10~12月期(前回)�
当面の重点経営施策�
経費を節減する
販路を広げる
人材を確保する
機械化を推進する
新製品・技術を開発する
56.1
0 20 40 60 80 100(%)
45.4
38.1
27.8
21.6
47.4
22.4
21.5
42.1
38.3
1~3月期(今回)10~12月期(前回)
製造業� 自動車部品�
業 種 別 動 向 �業 種 別 動 向 �
1~3月期の景況
業況判断DIは7.1。10~12月期(12.5)に
くらべ悪化した。悪化は3四半期ぶり。為替
の変動や国内外の景気減速で設備投資意欲
が減退している影響を受けたとみられる。
ただし、水準はプラスを維持し、底堅い部
分もみられる。回答企業の35%が業況を
「良い」としている。製造業でDIがプラスだ
ったのは機械器具部品のみ。
前年同期比売上額判断DI は辛うじてプラ
ス〔増加〕、同収益判断DIは2四半期連続の
マイナス〔減少〕。これまでプラス〔増加〕
が続いてきた受注残判断DIがマイナス〔減
少〕に転じた。
4~6月期の予想
予想業況判断DIは0.9と、さらに悪化する
見通し。今後の設備投資動向などが見極め
にくくなっており、慎重に構える企業が目
立つ。
1~3月期の景況 …… 3四半期ぶりに景況感悪化、国内外の景気減速が響く
4~6月期の予想 …… 予想DIも悪化へ、先行き慎重な構え目立つ
(%ポイント)業況判断DI
良い→
悪い
→
7.1
0.9
予想
201620152014201320122011-50
-40
-30
-10
20
-20
0
10
30
増加�→�
減少�
→�
前年同期比売上額�前年同期比収益�
-30
-20
-10
0
20
40
50
30
10
60(%ポイント)� 前年同期比売上額判断DI・同収益判断DI
201620152014201320122011
増加・過剰→
減少・不足
→
50403020100-10-20-30-40-50
予想
201620152014201320122011
(%ポイント)
受注残判断DI�人手過不足判断DI・残業時間判断DI
受注残人手過不足残業時間
経営上の問題点�
人手不足
工場・機械の狭小・老朽化
利幅の縮小
販売納入先からの値下げ要請
売上の停滞・減少
40.0
0 20 40 60 80 100(%)
31.9
31.0
18.6
15.9
34.5
14.5
19.1
28.2
29.1
1~3月期(今回)10~12月期(前回)
当面の重点経営施策�
販路を広げる
0 20 40 60 80 100(%)
46.940.9
人材を確保する 44.2
40.9
経費を節減する 28.338.2
新製品・技術を開発する24.830.0
情報力を強化する21.225.5
1~3月期(今回)10~12月期(前回)
製造業� 機械器具部品�
(%ポイント)
業況判断DI・前年同期比売上額判断DI�同収益判断DI・原材料仕入価格判断DI
良い・増加・上昇→
悪い・減少・下落
→
-60
-40
-20
0
20
40
60
業況判断前年同期比売上額
前年同期比収益原材料仕入価格
予想
201620152014201320122011
(%ポイント)
業況判断DI�前年同期比売上額判断DI・同収益判断DI
良い・増加→
悪い・減少
→業況判断前年同期比売上額前年同期比収益
-80
-60
-40
-20
0
20
40予想
201620152014201320122011
〔金属製品〕
業況判断DIは△11.4。10~12月期(10.5)
にくらべ大幅に悪化。悪化は2四半期連続。
3四半期ぶりにマイナス領域に沈んだ。鋼材
などの価格下落で原材料仕入価格の低下は
続いているようだが、売上が伸び悩んだこ
とで収益減少を招いたもよう。
予想業況判断DIは△3.0と、水面下ながら
改善の予想。
金属製品� 窯業・土石�製造業�
経営上の問題点�
売上の停滞・減少
利幅の縮小
24.3
0 20 40 60 80 100(%)
28.6
25.7
25.7
20.0
31.4
13.5
21.6
16.2
18.9同業者間の競争激化
工場・機械の狭小・老朽化
人件費の増加 1~3月期(今回)10~12月期(前回)
〔窯業・土石〕業況判断DIは△46.7。10~12月期(△12.5)にくらべ大幅に悪化した。2012年1~3月期以来、DIのマイナスが続いており、冴えない業況を余儀なくされている。前年同期比売上額判断DIは△25.0、同収益判断DIは△18.8。減収減益が続いている。重点経営施策では、「販路を広げる」のポイントが急減するとともに「提携先を見つける」が急増しているのが目につく。予想業況判断DIは△33.3。水面下ながら
改善の予想。
経営上の問題点�
売上の停滞・減少
同業者間の競争激化
利幅の縮小
52.9
0 20 40 60 80 100(%)
37.5
31.3
18.8
18.8
50.0
11.8
17.6
47.1
23.5
原材料高
販売納入先からの値下げ要請
1~3月期(今回)10~12月期(前回)
当面の重点経営施策�
販路を広げる
0 20 40 60 80 100(%)
54.355.3
経費を節減する 45.7
42.1
人材を確保する 37.142.1
情報力を強化する22.918.4
新製品・技術を開発する20.026.3
1~3月期(今回)10~12月期(前回)
当面の重点経営施策�
販路を広げる76.5
0 20 40 60 80 100(%)
11.831.3
56.3
新製品・技術を開発する 50.041.2
経費を節減する 56.352.9
提携先を見つける
5.912.5 パート化を図る 1~3月期(今回)
10~12月期(前回)
(%ポイント)
業況判断DI・前年同期比売上額判断DI�同収益判断DI・原材料仕入価格判断DI
良い・増加・上昇→
悪い・減少・下落
→
業況判断前年同期比売上額前年同期比収益原材料仕入価格
-60
-40
-20
0
20
40
60
80予想
201620152014201320122011
木材・木製品� 繊維製品�製造業�
〔木材・木製品〕
業況判断DIは△62.5。10~12月期(△33.3)
にくらべ悪化した。DIは依然として深いマ
イナス領域にあって、厳しい業況を強いら
れている。経営環境に改善がみられない。
予想業況判断DIは△75.0。業況を「良い」
と予想した企業は1社もなかった。
(%ポイント)
業況判断DI�前年同期比売上額判断DI・同収益判断DI
良い・増加→
悪い・減少
→
業況判断前年同期比売上額前年同期比収益
予想
201620152014201320122011-80
-60
-40
-20
0
20
40
60
経営上の問題点�
売上の停滞・減少
原材料高
同業者間の競争激化
66.7
0 20 40 60 80 100(%)
37.5
25.0
25.0
12.5
62.5
0.0
50.0
50.0
33.3
利幅の縮小
人手不足 1~3月期(今回)10~12月期(前回)
当面の重点経営施策�
販路を広げる
新製品・技術を開発する
経費を節減する
50.0
0 20 40 60 80 100(%)
50.0
37.5
25.0
12.5
75.0
0.0
0.0
16.7
33.3
人材を確保する
不動産の有効活用を図る 1~3月期(今回)10~12月期(前回)
〔繊維製品〕
業況判断DIは△4.4。10~12月期(△4.0)
とほとんど変わらず、横ばい推移した。円
高の進行で原材料仕入価格には低下傾向が
みられるが、収益の改善には繋がってはい
ない。人手不足感はさらに拡大、残業時間
も増えている。
予想業況判断DIは△4.4。
経営上の問題点�
売上の停滞・減少
人手不足
人件費の増加
36.0
0 20 40 60 80 100(%)
30.4
21.7
17.4
17.4
34.8
4.0
0.0
12.0
28.0
販売納入先からの値下げ要請
工場・機械の狭小・老朽化 1~3月期(今回)10~12月期(前回)
当面の重点経営施策�
販路を広げる
新製品・技術を開発する
人材を確保する
68.0
0 20 40 60 80 100(%)
39.1
30.4
26.1
13.0
69.6
12.0
24.0
36.0
40.0
経費を節減する
提携先を見つける 1~3月期(今回)10~12月期(前回)
(%ポイント)
業況判断DI・前年同期比売上額判断DI�同収益判断DI・原材料仕入価格判断DI�
�
良い・増加・上昇→
悪い・減少・下落
→
業況判断前年同期比売上額
前年同期比収益原材料仕入価格
-60
-40
-20
0
20
40
60
80
100予想
201620152014201320122011
印刷� 食料品�製造業�
〔印刷〕
業況判断DIは△30.8。10~12月期にくら
べ大幅な悪化がみられた。悪化は2四半期ぶ
り。前年同期比売上額判断DIは△46.1〔減
少〕、同収益判断DIは△38.5〔減少〕。売上
や収益も振るわず、厳しい経営環境が続い
ている。
予想業況判断DIは△53.8と、さらに悪化
する見通し。
(%ポイント)
業況判断DI�前年同期比売上額判断DI・同収益判断DI
良い・増加→
悪い・減少
→
業況判断前年同期比売上額前年同期比収益
-80
-60
-40
-20
0
20
40予想
201620152014201320122011
経営上の問題点�
売上の停滞・減少75.0
0 20 40 60 80 100(%)
0.015.4
61.5
利幅の縮小 38.541.7
同業者間の競争激化 38.533.3
原材料高
8.315.4 人件費の増加 1~3月期(今回)
10~12月期(前回)
当面の重点経営施策�
販路を広げる
情報力を強化する
100.0
36.4
0 20 40 60 80 100(%)
53.8
30.8
23.1
23.1
84.6
9.1
9.1
27.3経費を節減する
新製品・技術を開発する
教育訓練を強化する 1~3月期(今回)10~12月期(前回)
〔食料品〕
業況判断DIは△7.4となり、10~12月期に
くらべ悪化した。しかし、前年同期比売上
額DIはプラス〔増加〕を維持するとともに、
同収益DIは2四半期ぶりのプラスに転じてい
る。円高の進行で輸入原材料の値上げに歯
止めが掛かっているのが寄与したのではな
いか。
予想業況判断DIは△11.6。悪化の予想。
経営上の問題点�
売上の停滞・減少
原材料高
利幅の縮小
44.4
0 20 40 60 80 100(%)
40.7
29.6
25.9
22.2
59.3
11.1
29.6
48.1
33.3
人件費の増加
人手不足 1~3月期(今回)10~12月期(前回)
当面の重点経営施策�
販路を広げる66.7
0 20 40 60 80 100(%)
33.340.7
66.7
人材を確保する 44.422.2
経費を節減する 44.440.7
新製品・技術を開発する
14.818.5 情報力を強化する 1~3月期(今回)
10~12月期(前回)
1~3月期の景況
業況判断DIは△16.4と、10~12月期(△
4.1)にくらべ悪化した。2四半期ぶりの悪化。
農畜産物・水産物卸や機械器具卸で大幅な
DIの低下が目立ち、天候・気温の急変動や
トヨタ自動車の生産停止が影響したもよう。
最近の円高で輸入価格が押し下げられ、
仕入価格への上昇圧力は弱まっている。仕
入価格判断DIに急低下がみられる。それに
ともない販売価格の上昇傾向にもブレーキ
がかかり、判断DIは下落領域に転じている。
4~6月期の予想
予想業況判断DIは△15.8。1~3月期とあ
まり変わらない。ただし、機械器具卸は大
幅悪化が見込まれており、不透明な生産の
先行きを映す結果となった。
1~ 3月期の景況 …… 判断DI悪化、気温の急変動や車両生産停止が影響か
4~ 6月期の予想 …… 全体景況は横ばい予想、機械器具部品は大幅悪化へ
良い→
悪い
→
(%ポイント)業況判断DI
△15.8
△16.4
-50
-40
-20
-10
-30
10
0
20予想
201620152014201320122011
(%ポイント)�前年同期比売上額判断DI・同収益判断DI
増加�→�
減少�
→�
前年同期比売上額�前年同期比収益�
�
-30
-20
0
30
20
10
-10
40
201620152014201320122011
上昇�→�
下落�
→�
(%ポイント)�販売価格判断DI・仕入価格判断DI
販売価格�仕入価格�
-20
-10
0
10
20
30
40
50予想�
201620152014201320122011
経営上の問題点�
売上の停滞・減少
同業者間の競争激化
利幅の縮小
45.1
0 20 40 60 80 100(%)
34.2
27.4
23.9
13.7
45.3
9.0
15.6
41.0
28.7
人手不足
小口注文・多頻度配送の増加 1~3月期(今回)10~12月期(前回)
当面の重点経営施策�
販路を広げる
経費を節減する
68.6
34.7
0 20 40 60 80 100(%)
41.4
40.5
28.4
13.8
72.4
14.9
28.1
33.1情報力を強化する
人材を確保する
新しい事業を始める 1~3月期(今回)10~12月期(前回)
非製造業� 卸売業�
業況判断DI
農畜産物・水産物�
食料・飲料�
機械器具�
建設材料�
△19.1�
8.3�
32.0�
△36.3
△10.5�
△36.4�
21.4�
△9.6
△21.0�
△38.4�
11.1�
0.0
△21.0�
0.0�
△11.6�
△5.3
7~9月�10~12月��
1~3月�4~6月�(予想)�
1~3月期の景況
業況判断DIは△22.6となり、10~12月期
(△39.3)にくらべ改善した。改善は2四半期
ぶり。
DIは依然マイナス領域にあって、低調感
の否めない状態だが、これまで続いてきた
仕入価格の上昇傾向に歯止めが掛かったこ
とで、マインドが和らいだのではないか。
仕入価格判断DIをみると、「上昇」と「下落」
の回答がほぼ拮抗する1.5まで低下している。
もっとも、販売価格判断DIにも低下がみら
れ、利幅が広がったわけではなさそうだ。
売上額と収益の動向を示す判断DIは、と
もにマイナス〔減少〕のままで、3四半期連
続の減収減益となった。
4~6月期の予想
予想業況判断DIは△19.4。1~3月にくら
べ改善する形となったが、変化幅は小さく、
マインドにあまり変化はなさそうである。
重点経営施策をみると、「教育訓練の強化」
「宣伝・広告の強化」のポイント上昇が目に
つく。
1~3月期の景況 …… 仕入価格下落で判断DI改善、減収減益は続く
4~6月期の予想 …… マインド変化せず、施策に「教育訓練の強化」など
(%ポイント)業況判断DI
△22.6
△19.4
良い→
悪い
→
-60
-50
-40
-20
-10
-30
0
10予想
201620152014201320122011
(%ポイント)�前年同期比売上額判断DI・同収益判断DI
増加�→�
減少�
→�
前年同期比売上額�前年同期比収益�
201620152014201320122011-50�
-40�
-20�
-10�
-30�
0�
10�
上昇→
下落
→
-20
-10
0
30
40
20
10
50
販売価格仕入価格
(%ポイント)販売価格判断DI・仕入価格判断DI
予想
201620152014201320122011
経営上の問題点�
売上の停滞・減少
同業者間の競争激化
利幅の縮小
39.7
0 20 40 60 80 100(%)
32.8
29.5
26.2
16.4
54.1
17.2
19.0
36.2
20.7
人手不足
人件費の増加 1~3月期(今回)10~12月期(前回)
当面の重点経営施策�
経費を節減する
品揃えを改善する
48.3
36.2
0 20 40 60 80 100(%)
32.8
29.5
27.9
24.6
47.5
15.5
24.1
19.0教育訓練を強化する
人材を確保する
宣伝・広告を強化する 1~3月期(今回)10~12月期(前回)
非製造業� 小売業�
1~3月期の景況
業況判断DIは△25.0と、10~12月期にく
らべ悪化した。悪化は6四半期ぶり。悪化幅
の15.3ポイントは非製造業のなかで最大。前
回調査時の予想(△16.7)を下まわる水準ま
で低下した。円高や株安などで消費意欲が
減退しつつあることが影響したのではない
か。
足元の動向を示す前年同期比売上額判断
DIは0.0。これまでの増収が鈍化した格好。
同収益判断DIは△16.6〔減少〕。仕入価格の
上昇傾向は以前にくらべ弱まっているよう
だが、いまのところ収益環境に目立った改
善はみられない。減益は4四半期連続。
経営上の問題点では「人手不足」と「売
上の停滞・減少」を指摘する企業が増えて
いる。人手過不足判断DIは△47.9〔不足〕。
4~6月期の予想
予想業況判断DIは△13.1。1~3月期にく
らべ11.9ポイント改善する見通し。マインド
に持ち直しがみられそうだ。
当面の重点経営施策をみると、「店舗・設
備の改装」「教育訓練の強化」をあげるとこ
ろが増えている。
1~ 3月期の景況 …… 6四半期ぶりに景況感が悪化、売上額が伸びず
4~ 6月期の予想 …… マインド持ち直しへ、施策に「店舗の改装」など増える
(%ポイント)業況判断DI
△25.0
△13.1
良い→
悪い
→
-80
-60
-30
-20
-10
-40
-50
-70
0
10予想
201620152014201320122011
増加→
減少
→
(%ポイント)前年同期比売上額判断DI・同収益判断DI
-60
-50
-30
-10
-40
-20
0
30
10
20
前年同期比売上額前年同期比収益
201620152014201320122011
上昇・過剰�→�
下落・不足�
→�
予想�
201620152014201320122011
(%ポイント)�
仕入価格判断DI�販売価格判断DI・人手過不足判断DI
仕入価格�販売価格�人手過不足�
-80
-60
-40
-20
0
20
40
60
80
100
経営上の問題点�
人手不足
売上の停滞・減少
48.4
41.9
0 20 40 60 80 100(%)
50.0
33.3
20.8
20.8
54.2
3.2
35.5
38.7人件費の増加
利幅の縮小
人件費以外の経費の増加 1~3月期(今回)10~12月期(前回)
当面の重点経営施策�
経費を節減する
人材を確保する
58.1
51.6
0 20 40 60 80 100(%)
41.7
33.3
25.0
20.8
54.2
25.8
16.1
22.6店舗・設備を改装する
教育訓練を強化する
宣伝・広告を強化する 1~3月期(今回)10~12月期(前回)
非製造業� 飲食業�
1~3月期の景況
業況判断DIは10.9となり、10~12月期
(21.0)にくらべ悪化した。設備工事業や住
宅建設業でDIの低下がみられる一方、年度
末の繁忙期を迎えた公共工事業でDIの上昇
が確認された。全体としては13四半期連続
のDIプラス。他業種に比較して堅調さがう
かがえる。売上や収益はおおむね横ばいで
推移したもよう。
人手不足は相変わらず続いており、経営
上の問題点でもトップにあがっている。と
くに「技術者と職人が不足」との声が強い。
4~6月期の予想
予想業況判断DIは△11.8と、1~3月期に
くらべ悪化する見通し。
景気先行き懸念が広がるなか、設備工事
業は悪化を予想。予算執行の端境期の公共
工事業も大幅な悪化。一方、住宅ローン金
利の低下が住宅建設の追い風になりそうな
住宅建設業では改善が見込まれている。
1~3月期の景況 …… 13四半期連続のプラス、公共工事業が改善
4~6月期の予想 …… 予想DI悪化へ、金利低下が住宅建設の追い風に
(%ポイント) 業況判断DI
△11.8
10.9良い→
悪い→
-60
-40-50
-20
0
20
4030
10
-10
-30
50予想
201620152014201320122011
増加→
減少
→
(%ポイント)前年同期比売上額判断DI・同収益判断DI
-50
-30
-40
-20
-10
0
40
20
10
30
前年同期比売上額前年同期比収益
201620152014201320122011
過剰・増加→
不足・減少
→
人手過不足残業時間
(%ポイント)人手過不足判断DI・残業時間判断DI
-60
-40
-20-10
-30
-50
0
2010
3040
予想
201620152014201320122011
経営上の問題点�
人手不足
売上の停滞・減少
49.6
0 20 40 60 80 100(%)
34.8
27.5
50.7
23.0
32.4
下請の確保難 29.734.5
34.8
30.2
利幅の縮小
同業者間の競争激化 今期(1~3月期)前期(10~12月期)
当面の重点経営施策�
人材を確保する
販路を広げる
61.9
43.2
0 20 40 60 80 100(%)
42.8
42.0
39.1
25.4
56.5
25.9
39.6
38.1技術力を高める
経費を節減する
情報力を強化する 今期(1~3月期)前期(10~12月期)
非製造業� 建設業�
1~3月期の景況
業況判断DIは20.0となり、10~12月期
(18.4)にくらべ小幅に改善した。改善は2四
半期ぶり。DIのプラスは6四半期連続。
足元の動向をあらわす前年同期比売上額
判断DIは8.6〔増加〕、同収益判断DIは11.4
〔増加〕。増収増益が5四半期続いている。
2007年10~12月期以来8年ぶりのこと。
経営上の問題点には「商品物件の不足」
をあげる企業が6割弱に達しており、低金利
を背景とした不動産需要は底堅いとみられ
る。
4~6月期の予想
予想業況判断DIは17.2。1~3月期にくら
べ悪化する見通しとなったが、悪化幅は小
さく、景況感はおおむね横ばい推移すると
みられる。
建売分譲業者からは「日銀のマイナス金
利政策は、住宅ローン金利の引き下げを通
じて有利に働く」との声も上がっている。
1~3月期の景況 …… 業況判断DIは小幅改善、増収増益の基調つづく
4~6月期の予想 …… 予想は横ばい、「マイナス金利で有利に」の声も
(%ポイント) 業況判断DI
20.0
17.2
良い→
悪い
→-20
0
30
20
10
-10
予想
201620152014201320122011
増加�→�
減少�
→�
(%ポイント)�前年同期比売上額判断DI・同収益判断DI
前年同期比売上額�前年同期比収益�
-30
-10
-20
0
20
10
30
40
201620152014201320122011
上昇・増加→
下落・減少
→
仕入価格販売価格商品在庫
(%ポイント)
仕入価格判断DI�販売価格判断DI・商品在庫判断DI
-40
-10-20-30
0
302010
5040
60予想
201620152014201320122011
経営上の問題点�
商品物件の不足
同業者間の競争の激化
利幅の縮小
47.4
0 20 40 60 80 100(%)
45.7
45.7
25.7
20.0
57.1
15.8
39.5
31.6
34.2
売上の停滞・減少
人手不足 1~3月期(今回)10~12月期(前回)
当面の重点経営施策�
情報力を強化する73.7
0 20 40 60 80 100(%)
23.725.7
68.6
販路を広げる 25.731.6
宣伝・広告を強化する34.344.7
不動産の有効活用を図る
18.422.9 人材を確保する 1~3月期(今回)
10~12月期(前回)
非製造業� 不動産業�
1~3月期の景況
業況判断DIは9.6。10~12月期(17.1)に
くらべ7.5ポイント低下。マインドは鈍化し
た格好だが、昨年4~6月期の0.0を挟んでDI
は7四半期連続でプラス領域にある。
前年同期比売上額判断DIは△6.4〔減少〕、
同収益判断DIは12.9〔増加〕。2013年10~12
月期以来、続いてきた売上増加が途切れ、
減収増益に。トヨタ自動車の生産停止で部
品輸送などに影響が出た。
人手過不足判断DIは△64.5〔不足〕。人手
(ドライバー)不足は依然として収まらず、
問題点でも「人手不足」がトップにあがっ
ている。
4~6月期の予想
トヨタ自動車の挽回生産を見越して売上
や収益は再び上向く見込みだが、予想業況
判断DIは6.7と、マインドは少し後退しそう
だ。
重点経営施策をみると、「教育訓練の強化」
をあげる企業の増加が目立つ。
1~3月期の景況 …… 2年ぶりの減収、トヨタの生産停止も影響
4~6月期の予想 …… 挽回生産で増収を見込むも、マインドは後退
(%ポイント)業況判断DI
良い→
悪い
→
9.6
6.7
-80
-60
-40
-20
0
20
40予想
201620152014201320122011
増加・上昇→
減少・下落
→
前年同期比売上額前年同期比収益燃料価格
(%ポイント)
前年同期比売上額判断DI�同収益判断DI・燃料価格判断DI
-100-80-60-40-20020406080100
予想
201620152014201320122011
増加・過剰�→�
減少・不足�
→�
-80
-60
-40
-20
0
20
40
残業時間�人手過不足�
(%ポイント)�残業時間判断DI・人手過不足判断DI
予想�
201620152014201320122011
経営上の問題点�
人手不足
人件費の増加
売上の停滞・減少
71.4
0 20 40 60 80 100(%)
29.0
25.8
25.8
12.9
83.9
2.9
14.3
31.4
37.1
同業者間の競争激化
合理化の不足 今期(1~3月期)前期(10~12月期)
当面の重点経営施策�
人材を確保する
経費を節減する
71.4
51.4
0 20 40 60 80 100(%)
58.1
45.2
29.0
22.6
67.7
20.0
11.4
45.7販路を広げる
教育訓練を強化する
労働条件を改善する 今期(1~3月期)前期(10~12月期)
非製造業� 運輸業�
1~3月期の景況
業況判断DIは2.2と、10~12月期(15.1)
にくらべ悪化した。悪化は2四半期ぶり。法
人向けサービス・個人向けサービスともに
悪化。個人向けは再びマイナスに。
売上額や収益の増勢にも鈍化がみられ、
経営上の問題点では「売上の停滞・減少」
をあげる企業が急増している。
4~6月期の予想
予想業況判断DIは1.1。1~3月期とほとん
ど変わらず、景況感は横ばい推移する見通
し。法人向けサービスは0.0。個人向けサー
ビスは2.8と、大幅に回復しプラスへ浮上す
る。
良い�→�
悪い�
→�
(%ポイント)� 業況判断DI
-60
-40
-20
-10
-30
-50
0
10
20
2.2
1.1
予想�
201620152014201320122011
(%ポイント)�前年同期比売上額判断DI・同収益判断DI
増加�→�
減少�
→�
前年同期比売上額�前年同期比収益�
-50
-40
-10
-20
-30
0
10
30
20
201620152014201320122011
過剰・増加�→�
不足・減少�
→�
-50
-30
-20
-10
-40
10
20
0
30
人手過不足�残業時間�
予想�
201620152014201320122011
(%ポイント)�人手過不足判断DI・残業時間判断DI
経営上の問題点�
売上の停滞・減少
人手不足
同業者間の競争激化
29.8
0 20 40 60 80 100(%)
40.9
31.8
23.9
21.6
43.2
23.8
25.0
40.5
32.1
人件費の増加
利幅の縮小 今期(1~3月期)前期(10~12月期)
当面の重点経営施策�
人材を確保する
販路を広げる
45.2
41.7
0 20 40 60 80 100(%)
43.2
36.4
27.3
27.3
48.9
22.6
29.8
38.1経費を節減する
技術力を強化する
教育訓練を強化する 今期(1~3月期)前期(10~12月期)
非製造業� サービス業�
1~3月期の景況 …… 2四半期ぶりにDI悪化、個人向けが苦戦
4~6月期の予想 …… 景況感は横ばい予定、法人向けは大幅悪化へ
業況判断DI
法人向けサービス�
個人向けサービス�
0.0�
△20.0
20.0�
8.4�
15.1�
△16.7
0.0�
2.8�
7~9月�10~12月�1~3月�4~6月�(予想)�
○ 愛知製鋼の爆発事故でトヨタ自動車の
生産ラインがストップ。その影響が出
ている。(自動車部品)
○ トヨタ自動車の1週間の稼働停止で、2
割程度の減収減益になった。(自動車部
品)
○ 単価が安いため、人件費や経費の比率
が高くなり、利益を出すのに苦労して
いる。(自動車部品)
○ 新規の仕事を受注した場合、設備導入
後から生産開始までの期間が長すぎて、
その間の資金繰りが苦しい。(自動車部
品)
○ ベテラン社員が退職。増員した。(自動
車部品)
○ 円高で海外子会社の業績が改善。(専用
機部品)
○ 原油価格の下落でコストが減少。(粘土
瓦)
○ 景気が上向いてきたこともあり、顧客
単価が上昇している。(歯科技工)
○ 新入社員のモラルの低下が著しい。(金
属熱処理加工)
○ 新規の受注はあるものの、価格、仕様、
納期などで折り合わないことが多い。
小口で雑多な仕事に忙しいだけで、利
益につながりにくい。(ポンプ部品)
○ 新東名の開通でサービスエリアとの取
引が始まった。(業務用ラーメン)
○ 労務費が上昇している。労務政策の強
化で採用難に陥っている。(製麺)
○ 業界のムードがやや暗い。(節句人形)
○ 原油安や円高で輸入原材料の値上がり
には歯止めが掛ったが、この程度では
値下げにはつながらない。(製菓子)
○ 納入品に対する品質が非常に厳しくな
っており、人が不良品を検出するのは
難しくなっている。検出するには補助
設備が必要になるが、その費用を製品
コストに負荷することができず、利益
確保が大変。(工業用ビニールホース)
○ 相対的に売上の多い客先からの注文が
増え、売上の少ない客先の仕事を断ら
ざるをえない状況になってしまった。
(製缶)
お客様から寄せられた声*景気動向調査表の通信欄に記載のあった意見を紹介しています。
製造業のお客様
卸売業のお客様
○ 取引先の地元小売店がどんどん減って
いる。(包装資材)
○ トヨタの生産ライン停止でマイナスの
影響があった。(工作機械)
○ 新東名の岡崎サービスエリアのオープ
ンで、お祝い特需があった。(生花)
○ 景況悪化のため人員を整理。配送業務
を外部に委託し、配送経費(燃料費)
の節減ができた。(高圧ガス・溶接機材)
○ この冬は寒さが厳しかったので、売上
も厳しかった。(水産物・鮮魚)
○ 人材不足で人材の質が低下。(精密機械
部品)
○ 天候不順で海苔の収穫量が激減。仕入
値が高騰。(焼海苔)
○ 原油価格の下落で経済情勢が不安定に。
先の見通しが立たない。仕入先からの
値上げ要請もあり頭が痛い。(機械工具)
小売業・飲食業のお客様
○ 昨年のような大人気キャラクター(妖
怪ウォッチやアナ雪など)が今年は見
当たらず、入園・入学シーズンにもか
かわらず売上がダウンしている。(手芸
用品)
○ 消費が上向いているとは思えない。(玩
具・ホビー)
○ 経済対策をドシドシ押し進めて、イン
フレにして景気を煽ってほしい。(中華
料理)
○ 株価下落で消費意欲が減退しているよ
うだ。とくに中小企業経営者が財布の
ヒモを締めている。(紳士服・婦人服仕
立)
○ 景気が良いと感じない。明らかに消費
意欲が抑えられていると思う。(イタリ
ア料理)
○ 仕入価格の上昇分を販売価格に転嫁で
きない。大型店との価格差が広がって
しまった。(米穀店)
建設業・不動産業のお客様
○ 伊勢志摩サミット関連の特需がある。
(金網フェンス)
○ 技術者と職人が不足。(建設業)
○ 自動車メーカーからの受注が増え、仕
事が大幅に増加。仕事量が多すぎて受
けきれないことがある。(配管設備)
運輸業・サービス業のお客様
○ 燃料価格の下落でコストは抑えられた
が、相変わらずドライバー不足が続い
ていて厳しい状況。(鋳物・肥料の輸送)
○ トヨタ自動車の生産ライン停止の影響
が出ている。(自動車運送業)
○ 好景気に感じているのは大企業だけで、
中小企業に好況感はない。最低賃金が
毎年上がるなか、これからも厳しい状
況が続くのではないか。(貸しおしぼり)
○ 人材が流出している。(自動車修理・販
売)
○ 天候不順で塗装作業が遅れ、納期に間
にあわず、減額された。(店舗・ディス
プレイ)
○ 身近な材料仕入先や同業者が相次いで
倒産したため、不本意ながら仕事の依
頼が増えているが、「明日は我が身」か
と気を引き締めている。堅実にやらな
ければならないと思う。目先のことよ
り将来のことを見極めたい。(電気通信
工事)
○ 日銀のマイナス金利政策は、住宅ロー
ン金利の低下等を通じて当社に有利に
働くと思う。(建売分譲)
○ 2020年に省エネ住宅が義務化されるが、
大手企業と中小企業とでは対応に差が
出ている。新潟のハウスメーカーとビ
ジネスパートナーになり受注が好調。
(建設工事)