1分間リーダーシップ(Leadership and the one minute manager)
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Transcript of 1分間リーダーシップ(Leadership and the one minute manager)
「 1分間リーダーシップ」の説明長谷川
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リーダーポジションをやることになったときの参考。
ビジネス書も読むと学ぶことが多いということの周知。(技術書だけじゃなくて)
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紹介しようと思った理由
「 1分間リーダーシップ」の説明
4つのリーダーシップ・スタイル
リーダーシップ・スタイルを使い分ける
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もくじ
著者◦ K ・ブランチャード:組織心理学 *者。
*集団における個人の心理が周囲の心理、業績にどのような影響を与えるか研究する学問。
1分間シリーズのひとつ。 1985年出版。 ストーリー
◦ 女性リーダーが 1分間マネージャーに弟子入り して状況対応型リーダシップを身に付けていく。
【キーワード】 状況対応型リータシップ Situational leadership theory(SL理論 )
1分間リーダーシップ
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4つのリーダーシップ・スタイル
どのように部下を監督し、ともに働くか。
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リーダーシップ・スタイルリーダーシップ・スタイル
リーダーの部下に対するふるまい
指示型 具体的な指示をし、仕事を細かく監督する。(一方向)
コーチ型 具体的な指示をし、仕事を細かく監督するが、決定されたことも説明し、提案させ、前進できるように援助する。(双方向)
援助型 仕事の達成のため部下の努力を促し、援助し、意思決定に関する責任を分かち合う。
委任型 意思決定の責任を部下に任せる。
部屋の外が騒がしいときに部下にどのように接するか
リーダー「外にいる人達に静かにするように言ってくれませんか。」
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例:指示型
リーダーシップ・スタイル
リーダーの部下に対するふるまい
指示型 具体的な指示をし、仕事を細かく監督する。(一方向)
部屋の外が騒がしいときに部下にどのように接するか
リーダー「外が騒がしいですね。外にいる人達に静かにするように言おうと思いますが、他の案はあるかな?」
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例:コーチ型
リーダーシップ・スタイル
リーダーの部下に対するふるまい
コーチ型 具体的な指示をし、仕事を細かく監督するが、決定されたことも説明し、提案させ、前進できるように援助する。(双方向)
部屋の外が騒がしいときに部下にどのように接するか
リーダー「外が騒がしいですね。どうすればいいでしょうか。」
9
例:援助型
リーダーシップ・スタイル
リーダーの部下に対するふるまい
援助型 仕事の達成のため部下の努力を促し、援助し、意思決定に関する責任を分かち合う。
部屋の外が騒がしいときに部下にどのように接するか
リーダー「外が騒がしいね。君、何とかしてくれないか」
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例:委任型
リーダーシップ・スタイル
リーダーの部下に対するふるまい
委任型 意思決定の責任を部下に任せる。
外の騒がしさは 4つのスタイルどれでも解消できる。
ベストのスタイルというのはない。
指示的行動◦何をするべきか部下に伝え、その遂行状況を細かく監督すること。
援助的行動◦部下の話をよく聴き、援助し、問題解決や意思決定への参加を促す。
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リーダーの行動で分類
S3援助型
S2コーチ型
S4委任型
S1指示型
大
援助的行動
小
小 指示的行動 大
S1、 S2、 S3、 S4はグローバル共通用語でその筋の人には通じる
「ですが、人によって扱い方が異なるのは、不公平ではありませんか」
平等でないものを平等に扱うことほど不平等なことはない
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かっこいい言葉 1
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リーダーシップ・スタイルを使い分ける 部下を診断する
いつ、どの部下のどの仕事にどのリーダーシップ・スタイルを使うべきか?
2つの観点で発達段階が定義される。
コンピテンス◦「知識」と「技能」が結びついたもの◦「教育」、「訓練」、「経験」で身に付けられる
コミットメント◦「自信」と「動機付け」が結びついたもの
「自信」:監督を受けなくても仕事をやれるという気持ちの強さ
「動機付け」:仕事を立派に遂行することへの関心
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部下の分析
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4つの発達段階コンピテンス:高コミットメント:高
D4
発達済み 発達中
コンピテンス:高コミットメント:中
D3
コンピテンス:中コミットメント:低
D2
コンピテンス:低コミットメント:高
D1
D1:新しいことを始めたばかりでやる気はあるけどコンピテンスは低い。D2:自信、意欲、興味を失いつつあり、コミットメントが低下。D3:リーダーのコーチング、援助によりコミットメント、コンピテンスが上がる。D4:自分でコミットメント(動機付け)できる。
D1、 D2、 D3、D4はグローバル共通用語でその筋の人には通じる
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発達段階に応じたリーダシップ・スタイル
コンピテンス:高コミットメント:高
D4
発達段階 適切なリーダシップ・スタイル
コンピテンス:高コミットメント:中
D3
コンピテンス:中コミットメント:低
D2
コンピテンス:低コミットメント:高
D1
S3援助型
褒める、聞く、促す。
S2コーチ型
指示する、援助する。
S4委任型
業務処理を委任する。
S1指示型
指図する、コントロールする、監督する。
始動をかけるためにちゃんと方向付けしてあげる。
上記の継続。自尊心を持たせるために援助・助力、称賛。意思決定への参画。
自信と意欲の向上のための援助。
プロジェクトを任せる。
D3、 D4の部下に S3、 S4のリーダシップ・スタイルをとったことで部下に放任されたと感じさせないこと。
そのために ⇒部下と状況対応型リーダーシップの知識を共有する。 ⇒リーダーと部下でコンピテンス、コミットメントのレベル、目標設定、リーダーシップスタイルの合意をする。( 1分間マネジメント: 1分間目標設定)
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実践する際の注意事項 1
リーダーと部下の認識している部下の開発レベルに相違がある場合。
⇒目標の再確認。お互いが認識している目標の内容とそのレベルについて再確認する。到達目標の明確化。 ⇒部下の開発レベルを短期的に採用し(部下のモチベーションアップのため)、コンピテンスとコミットメントがその通りか観察する。
診断には相違が発生することを前提とし、部下との継続的な対話、部下の観察を維持する。
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実践する際の注意事項 2
診断≠評価であること。
⇒「診断」の目的は部下のニーズを診断すること。
⇒リーダーはニーズを満たす適切なリーダーシップ・スタイルを選択すること。
SL理論では、リーダーの役割は「部下の成功を助けること」と定義されている。
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実践する際の注意事項 3
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1分間マネジメントと組み合わせる
1分間マネジメント• 1分間目標設定• 1分間称賛法• 1分間叱責法
1分間マネジメントと組み合わせると効果的
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