業務プロセスのモデル化と...

© 2014 K-plus solutions Co.Ltd.

業務プロセスのモデル化とシステムスコープ定義

PReP model による業務プロセスモデリング

2

PReP 出願中

PReP model®

®

業務プロセスのモデル化の意味要件定義とプロセスモデルプロセスのモデル化方法とPReP modelPReP model の利用As-isプロセスの理解と分析To-beの設計の基本プロセスモデルから要件定義へPReP model Tool について演習

3

プログラム

§§1. 業務プロセスのモデル化の意味

4

?なぜ、業務プロセスをモデル化するのか

5

業務プロセスモデルに似ているもの

6

!例えば、”カスタマー・ジャーニー・マップ”

7

8

代表的なカスタマージャーニーマップ

© 2014 K-plus solutions Co., Ltd.

カスタマージャーニーマップ

9

ユーザ要求が潜在する（新しいサービスが構想できそうな）ポイントを見つける：タッチポイント


どこで使われるものか

10

要件開発設計企画・構想

市場分析企画・構想


!もう一つの似ているもの11

大きな声では言えませんが…

12

BPM13

Business Process Modeling

BPM

14

15

BPM

詳説ビジネスプロセスモデリング, Michael Havey, オライリー・ジャパン, 2006. より簡略化して抜粋詳説ビジネスプロセスモデリング, Michael Havey, オライリー・ジャパン, 2006. より簡略化して抜粋

旅程をチェックする

メインの予約航空券を予約する

ホテルを予約する

レンタカーを予約する

レンタカー予約

サービス

ホテル予約

サービス

航空券予約

サービス

要求

要求

旅程を受信する

旅程通知を送信する予約上の問題

通知

要求


どこで使われるものか

16



カスタマージャーニーマップ詳説ビジネスプロセスモデリング, Michael Havey, オライリー・ジャパン, 2006. より簡略化して抜粋






サービス

ホテル予約

サービス

航空券予約

サービス

要求

要求



通知

要求

BPM


我々のテーマ

17



ここ


業務プロセスモデル

詳説ビジネスプロセスモデリング, Michael Havey, オライリー・ジャパン, 2006. より簡略化して抜粋






サービス

ホテル予約

サービス

航空券予約

サービス

要求

要求



通知

要求

?要件開発工程での業務プロセスをモデルすることの意味は

18

?なぜ、要求開発工程で業務プロセスをモデル化する必要があるのか

19


設計

～して… 次～して… 次

前工程は後工程のための条件ではない

20

要件開発企画・構想

前工程は、後工程からの要求による

するためには必要するためには必要

!設計の前工程として業務プロセスをモデル化することが必要

21

?理由22


ソフトウェア開発とは

23

「ソフトウェア設計の本質は、開発過程全体で用いられる一貫した概念構造体の記述を実現することである。」

「仕様の記述とは、問題空間で定義された概念構造を用いて、要求空間と機械との関係を記述することである。」

- フレデリック・ブルックス, 1975IBM System/360 開発者, 「人月の神話」著者

!やるべきこと問題空間の概念構造を確立すること

24

25

概念モデルの例： MD

MD

1 2 3

4 5 6

7 8 90 20 3010

Read

Write

Move

Enter

7

26

概念モデルの例： iOS

テープの概念モデル

再生ポーズFWBW

Progress indicator

27

MDに対する概念モデルの調査

テープの概念モデル

再生ポーズFWBW

Progress indicator

28

概念モデルからシステムの機能へ

再生

ポーズ

FWBW

Progress indicator

曲を再生する

概念モデル概念構造

再生の進捗を把握する

ミュージックプレイヤー

システム機能

人間中心設計

29

概念モデルからシステムの機能へ

再生

ポーズ

FWBW

Progress indicator

曲を再生する

概念モデル概念構造

再生の進捗を把握する

ミュージックプレイヤー

システム機能

概念の単位

構造的関係外部機能

要求定義人から見た理解

（目的的理解）

人間中心設計

現実世界概念間の定義された概念構造を機械との関係

30

要件開発工程ですべきこと

31

一般的な要件定義のイメージ

要求

顧客開発者

応える

32

要件開発

顧客開発者

理解する

要求空間

概念構造

33

トレーサビリティーの実現

要件開発設計

トレーサビリティー

顧客開発者

開発過程全体で用いられる一貫した概念構造体の記述

§§2. 要件定義と

34

?要件開発工程でモデル化するプロセスとは

35

一般的なビジネスプロセスモデリングで記述していること

36

37

先ほどの







サービス

ホテル予約

サービス

航空券予約

サービス

要求

要求



通知

要求

38

システム設計としての

要件開発設計







サービス

ホテル予約

サービス

航空券予約

サービス

要求

要求



通知

要求

業務視点から見たシステム機能モジュールとその関係

39

我々のやりたいこと

要件開発設計







サービス

ホテル予約

サービス

航空券予約

サービス

要求

要求



通知

要求

旅行予約の良いやりかたを考案すること

その上で、 ITシステムの支援方法を考えること

つまり、業務プロセスのモデル化ですべきことは

40

現実世界を構成する概念を定義すること概念間の関係を構造化定義された概念構造を用いて，要求空間と機械との関係を記述するこ良いやりかたを考案すること

41

要件

§§3. プロセスのモデル化方法と

42


モデル化手法の

43

プロセスを構成する概念の定義プロセスの構造的理解プロセスの評価・分析と改善・設計

PRePモデル

44


PReP

45

プロセスを構成する概念の定義意味的チャンク

プロセスの構造的理解プロセスゴールと最終成果物業務品質とマイルストン成果物入力関係と同期関係

プロセスの評価・分析と改善・設計評価・分析（As-is）と改善・設計（To-be）の考えかた

2種類のプロセスのモデル化方法について

46


PRePモデル

2種類のモデリング方法構文視点（Task-based process modeling）構造視点（Entity-based process modeling）

モデリング方法としての

47

48

構文視点のモデリングの例

いのる

つるす

かく

しばる

つつむ

何の手順？

49

構文視点のモデリングの例

何の手順

50

構造視点でのモデリング

ひも

ペン

?要件開発（良いやりかたを考案する）

に適しているのは？

51

てるてる坊主白い布や紙などをくるんだ人形を正立させた状態で軒先などに飾る

52

要件開発（

いのる

つるす

かく

しばる

つつむ

何の手順？

ひも

ペン

構文視点

Entity-based process modeling

構造視点

Task-based process modeling

設計から決まる操作の記述（システムの外部仕様の現象）設計の記述

PReP model

!PReP model でのモデリング方法

53

PRePモデルの方法１成果物の定義

54


概念単位の定義

55

Entity：成果物業務の目的から見た意味的チャンク共有されている管理されている

And条件


成果物の種類

56

最終成果物定義しているプロセスから外部のプロセスに出力される

マイルストン成果物プロセスの品質リスク管理のためのコントロールゲート

中間成果物上記以外の成果物

無実体成果物声など、実体がないが共有されるもの

57

成果物の表記

中間成果物無実体成果物マイルストン成果物最終成果物


成果物の特性

58

状態を持つ

パラメータを持つ

申請書申請書

提出確認済

申請書（氏名, 住所, 申請内容,... ）

PRePモデルの方法２成果物間の関係の定義

59


成果物間の関係

60

入力関係 Aの値がBのパラメータの値として入力される

同期関係 AとBのパラメータが相互に関係する

3個以上の同期


成果物は責務者に割り当てられる

Actor

61

Actor AActor A の責務下の成果物

スイムレーン

Actorは業務に関する責務を持つ

PRePモデルの方法３プロセスの構成

62


プロセスのスコープ定義

63

経営視点から見たプロセスの目的最終成果物の受け手から見た意味と対応

プロセス

最終成果物

プロセスのスコープ（目的）を規定

プロセススコープ

受け手

意味


サブプロセス

64

プロセスの品質リスク管理マイルストン成果物はサブプロセスのコントロールゲート

マイルストン成果物

プロセス

サブロセスサブロセス

中間成果物

定義する

PRePによるモデリングの基本構成

65

66

PReP

プロセス名：

ゴール：

プロセスにおける責務

Role

スコープの定義

ゴール（プロセスの機能）とプロセス品質要求の定義

プロセスにおける責務

Role


中間成果物

サブプロセス

最終成果物

外部プロセス

サブプロセス

中間成果物

中間成果物中間成果物

プロセスのモデル化

Actorと責務定義

§§4. PReP model

67

68

超上流工程

実装

詳細設計単体テスト

基本設計結合テスト

受入テスト

As-isプロセス To-beプロセスプロセス評価

価値経営評価

現行システム仕様システム要件定義

超上流工程（逆Vモデル）

開発工程（Vモデル）

69

超上流工程

価値

To-beプロセス

システム要件定義現行システム仕様

As-isプロセス

Design

Reve

rse E

ngine

ering

経験価値

システム要件

プロセス

PRePによる作業の様子

70

As-isプロセスの理解と分析

76


プロセスゴールの確認

77

最終成果物は、誰の何のためのもの？経営視点から見たプロセスの意味は？業務品質は定義されている？

プロセス

最終成果物



受け手

意味品質


Actor

78

Actorの責務が定義され合意されているか

Actor A責務


制約を理解する

79

現在適用されている技術リソース制約組織の問題 Actorのスキル、モチベーション資源の十分性

プロセス

適用技術

リソース


経営視点から見た最大の問題点なぜ、ボトルネックになっているのか（構造）解決しないと誰が困るのか（プロセスゴール）解決できる問題か

ボトルネックはどこか

80

プロセス

プロセスプロセス

プロセス

ボトルネック


プロセス構造

81

問題の原因は入力にある

同期関係にはリスクが潜在する

問題の現象している成果物

問題の原因

問題の原因

!何に関する問題かを見極める82

83

ソフトウェア工学のレイヤーモデル

A quality focus

Process

Methods

Tools 要件


何の問題かを見極める

84

ツール（機能・操作性など）作業方法、作業者のスキル・知識プロセスの設計ゴールと品質の設定

A quality focus

Process

Methods

Tools

重大問題

To-beの設計の基本

85


1. ボトルネック

86

ボトルネックプロセスを中心に検討

プロセス

プロセスプロセス

プロセス

ボトルネック


2. プロセス

87

「ボトルネックを解消する」という視点で経営視点から見たプロセスの意味・目的は？最終成果物は誰の何のためのもの？プロセス品質の再定義

プロセス

最終成果物



受け手

意味品質


3. プロセス

88

マイルストン成果物とサブプロセスの構造プロセスの技術・リソースに対する業務品質の管理中間成果物とその構造マイルストーンから遡及的に再設計


プロセス

サブロセスサブロセス

定義する

中間成果物

中間成果物要求する

§§5. プロセスモデルから

89

90

要件開発から設計への工程

要件開発

外部仕様

内部仕様

UI 仕様

システム要件

設計

機能スコープ

性能

ビジネス要件システム要件

業務プロセス

作業方法

ビジネスゴール

PReP model のスコープ

91

クリーニング店舗の例

92

Process Goal

In-Process Actor Out-Process

Process Name

!

•  !• 

!

!

!

!!

!!!

!!!

!!

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!

!

!!!

!DB!

•  !

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93

Process Goal

In-Process Actor Out-Process

Process Name

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!

! !

!

! !

!

!!

!!

!

!!

クリーニングサービスというシステムの中の「店頭業務」という機能

受付機能

工場発送機能

引渡し機能

クリーニング受付記録

受付た服

クリーニング料金（受取）

クリーニング受付票（控）

工場送付パッケージ

クリーニング受付票（控受取）

クリーニング済の服

（顧客確認済み）

94

クリーニングサービスというシステムの中の「店頭業務」という機能

受付機能

工場発送機能

引渡し機能

クリーニング受付記録

受付た服クリーニング料金（受取）

クリーニング受付票（控）

工場送付パッケージ

クリーニング受付票（控受取）

クリーニング済の服

（顧客確認済み）

店頭受付

顧客クリーング店舗システムのアーキテクチャ


95

要件と設計間でのトレーサビリティー

96

97


要件開発設計

問題空間で定義された概念構造を用いて、空間と機械との関係を記述すること


問題空間で定義された概念構造を用いて、要求空間と機械との関係を記述すること

業務プロセスから

98

業務プロセスモデル問題空間で定義された概念構造

システム要件要求空間と機械との関係

業務スコープと業務プロセスゴール Process goal

システム機能スコープ Business use case

サブプロセス SG: Specific Goal

外部機能（ビジネス機能） Use case, System block(module)

成果物（作業を内包） SP: Specific Practice

機能要素 Function

§§6. PReP model Tool

99

PReP model Visio Add-in ver.1.0

100

PReP model Visio Add-in ver.1.0

要件開発

外部仕様

内部仕様

UI 仕様

システム要件

設計

機能スコープ

性能

ビジネス要件システム要件

業務プロセス

作業方法

ビジネスゴール

変換

業務プロセス分析・設計システム機能スコープ定義


動作環境

101

OS Windows 8.1 の32ビット版、64ビット版 Windows 7 SP1 の32ビット版、64ビット版必須アプリケーション Microsoft Visio 2013 SP1 の32ビット版 Microsoft .NET Framework 4.0 Microsoft Office Excel 2010 以降＊64ビット版での動作は保障しない必須コンポーネント Microsoft .NET Framework 4.0 Microsoft .NET Framework 4.0 日本語 Language Pack メモリ１GB以上の実装メモリ空きディスク容量 5MB以上（インストール時） Microsoft .NET Framework 4.0 のインストールには、x86=850MB、x64=2GBの空き容量が必要

§演習

102


演習

103

1. PReP model Visio Add-in Ver1.0 の説明 2. PReP model 事例を理解する（チーム作業）

無線タクシープロセスゴールを定義するシステム要件が出力できることを確認する

3. タクシー配車の新しいサービスを設計してみよう（チーム作業）例えば、スマホ配車システムプロセスを設計してみるシステム要件を確認する

!PReP model Visio Add-in Ver1.0 の説明

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PReP model 1. プロセスをチームでレビューする •無線タクシー.vsdx

2. プロセスゴールを定義する 3. 経営視点から見た重要リスクを特定する 4. スコープ定義書が出力できることを確認する5. スコープ定義書をチームで（簡単に）レビューする

【チーム発表】

105

演習２　チーム作業（1h

タクシー配車の新しいサービスを設計してみよう 1. To-beプロセスを設計する「To-beを設計してみよう」タブ

【チーム発表】設計したプロセス

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演習３　チーム作業（1h

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