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鳥大研修センターだより 2016年 3月 ( 1 )

鳥取大学卒後臨床研修センター  第 2 8号  2 0 1 6年 3月 3 1日発行

鳥取大学医学部附属病院長 清水 英治

 平成29年度から新しい専門医制度が始まる予定です。これまでの専門医制度では各学会が独自に制度設計をして専門医を認定してきたため、必ずしも専門医の医療の質を担保するものではなく、患者さんの受診の指標とはなりませんでした。新専門

医制度では専門医の認定は第三者機関が行い、専門

医の広告可能な診療領域はより厳密になります。また、基本領域とサブスペシャリティ領域と二段階制になるため、専門医取得までの期間が初期研修期間を含めますと8年以上となります。専門医育成は専門研修基幹施設が中心となり複数の専門研修連携施設とともに研修施設群を形成し専門研修カリキュラムのもとで行われます。鳥取県では鳥取大学病院が唯一の専門研修基幹施設となっており、また連携施設として鳥取・島根・岡山北部の主要な病院が鳥取大学病院の研修プログラムに参加しています。初期研修より専門医研修へのスムーズな移行、連携施設指導医との密接な関係、必要症例数の確保など鳥取大学病院の研修プログラムは日本の中でも有数の魅了的なプログラムであると自負しております。ぜひ、皆さんも鳥取大学病院の初期・後期(専門医)研修に参加いただき、われわれ指導医とともに全国に向けて情報を発信していきましょう。

第28号の紙面●挨拶1ページ.�挨拶� 鳥取大学医学部附属病院長 清水英治●ニュース・行事・話題2ページ.平成27年度マッチング結果について� � 総務課卒後臨床研修センター2~3ページ.平成27年度第2回鳥取県臨床研修セミナー� �卒後臨床研修センター副センター長 山田七子3ページ.�鳥取大学医学部附属病院�

初期・後期臨床研修合同説明会� � 卒後臨床研修センター教員 西村 玲

4ページ.�平成27年度鳥取大学医学部附属病院�卒後初期臨床研修修了式

� � 総務課卒後臨床研修センター●シリーズ5ページ.�研修医日誌� � 鳥取大学医学部附属病院�研修医2年目 熊谷国孝6ページ.�医局探訪~救急科~� � 救急科統括医長 生越智文7ページ.�研修医今昔物語~私の研修医時代、そして今~� � 第三内科 山崎 章8ページ.平成28年度行事予定8ページ.編集後記

この紙面からの無断転載・複写・引用等を禁じます

鳥取大学医学部附属病院卒後初期臨床研修における研修理念将来、医療現場のリーダーとしてふさわしい安全・安心で、 最高・最適な医療を提供できる優れた医療人となるために、

1.医師としての高い倫理性・道徳性を修得する。2.常に患者および家族の立場に立ち、医療を実践する。3.日常診療で頻繁に遭遇する病態・疾患に適切に対応できる基本的臨床能力(知識、技能、態度)  を修得する。

挨  拶初期研修から専門医研修まで鳥取大学病院で

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鳥大研修センターだより( 2 )2016年 3月

ニュース・行事・話題

●医科 平成27年度の医科マッチングは9月25日に中間公表、10月22日に最終公表が行われました。 本院は定員44名のうち、20名のマッチがあり、マッチング率は45.5%となりました。 平成25年度が12名、平成26年度が15名であったことを考えると、プログラムや処遇の改善の成果が少しずつではありますが、出てきたように思います。 本学医学科6年生の数が多かったこともあり、県内臨床研修病院全体のマッチ者も増加しました。都道府県別のマッチ上昇率(対昨年度比)は鳥取県が+36.7%で全国一位となりました。●歯科 平成27年度の歯科マッチングは10月27日に公表されました。 定員5名のところ、5名のマッチがあり、見事フルマッチ(マッチ率100%)となっています。歯科は昨年度も4名募集のとこと4名のマッチでフルマッチが続いており、好調を維持しています。

 本院の臨床研修マッチングが上昇傾向にあるのは、各診療科の科長をはじめとする指導医の皆様の熱心なご指導の賜物です。日々の忙しさの中、後進育成に心を砕いてあたってくださり、心より御礼申し上げます。 学生や研修医に意見を聞きますと、臨床実習における学生への対応が研修病院選びに大きく影響しており、現場の医師が誠意を持って指導してくれることや、自分の数年後の姿と思える、目標となる若手医師との出会いがあることが、その病院が研修先の候補となるかどうかに繋がっているようです。 卒後臨床研修センターもより良いプログラムを作成、運用し、研修環境にも配慮しながら、研修医確保に努めてまいりますので、引き続き宜しくお願い申し上げます。

平成27年度マッチング結果

 平成28年1月29日(金)に、長崎大学病院教授・医療教育開発センター長 浜田久之先生を講師にお招

平成27年度 第2回鳥取県臨床研修セミナー

た。研修医からは「めずらしいケースではなく、日常経験するような症例で明日からの診療に役立った。」「病歴の取り方が再確認できた」「楽しく学べて良かった」「プレゼンの仕方のアドバイスが聞けて良かった」などの感想が寄せられました。研修に関してだけでなく、セミナー参加者の「今長崎で一

卒後臨床研修センター

きしました。「研修医が当直や外来で遭遇した実例より学ぼう!-非ドクターGが、フツ〜に、出会う症例から気軽に学ぼう-」というタイトルで、同センターの助教 古賀 智裕先生にも講師兼患者役としてご参加いただきながら、研修医とのディスカッション形式のセミナーが開催されました。鳥取県内の研修医46名、指導医4名、医学科学生4名の参加がありまし

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鳥大研修センターだより 2016年 3月 ( 3 )

番人気の観光スポット」情報もupdateしていただきました。 本セミナーの後には、鳥取県主催の研修医交流会

も続けて開催され、鳥取県内の研修医・指導医・学生が一同に会し、楽しく意見交換がすすみました。

(山田七子)

 平成28年2月16日 鳥取大学医学部 記念講堂にて「鳥取大学医学部附属病院 初期・後期臨床研修合同説明会」を開催しました。 第一部では「鳥取大学医学部附属病院 卒後初期臨床研修プログラムの概要」と題して、当院の8つのプログラム(自由選択、最先端外科専門、精神科、小児科系、産婦人科、救急・集中医療、山陰たすきがけ、関西たすきがけ)について、それぞれのプログラム担当者が説明を行いました。 第二部では、各関連病院の研修説明があり、鳥取県立中央病院、鳥取赤十字病院、山陰労災病院、米子医療センター、松江市立病院、松江赤十字病院、島根県立中央病院、浜田医療センター、津山中央病院、北野病院(大阪)の担当者にそれぞれの研修の特

鳥取大学医学部附属病院初期・後期臨床研修合同説明会

色を紹介していただきました。現在各病院で研修中の先生方が多く壇上に立って説明されており、参加者はそれぞれの病院を身近に感じることができたのではないかと思います。 第三部では当院の卒後臨床研修センター、各医局、関連病因がブースを設置し、個別面談を行いました。関連病院では、第二部の病院に加え、鳥取県立厚生病院からもブースを出していただきました。カップルで各病院のブースを回る人、希望の診療科で長く話をする人など様々でしたが、皆自分の将来を見据えて熱心に話を聞いていました。 説明会には医学科5年生100名、4年生4名の参加がありました。例年は国際ファミリープラザで軽食付きで開催していましたが、今年は記念講堂ということもあり、ロビーで飲み物とお菓子を用意しました。16時30分から19時40分までと長時間でしたが、それぞれ有意義な情報交換ができたのではないかと思います。             (西村 玲)

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鳥大研修センターだより( 4 )2016年 3月

 麗らかな春の日差し降り注ぐ3月25日(金)、卒後臨床研修センターカンファレンスルームにおいて卒後初期臨床研修の修了式を執り行いました。 今年度の修了者は医科が12名、歯科が1名の合計13名でした。 病院長、センター長より祝福と激励の言葉をいただき、ご臨席いただいた指導医やセンター職員とともに、巣立っていく13名の門出を祝いました。 この日は、併せて平成27年度のベストレジデント賞(研修医)3名、優秀指導医賞(指導医)8名の表彰も行われました。

(卒後臨床研修センター)

平成27年度鳥取大学医学部附属病院卒後初期臨床研修修了式を挙行いたしました

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鳥大研修センターだより 2016年 3月 ( 5 )

鳥取大学医学部附属病院研修医2年目 熊谷 国孝研修医日誌

 春の風が快い季節となりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。研修医2年目の熊谷国孝と申します。研修生活も残りわずかで、いよいよ1人立ちが近づいてまいりました。 研修1年目の初めは、国家試験は合格していても経験の全くない状態でした。指導医の先生達の常識も研修医にとっては初めてのことばかりで、「これやっといて」と言われると、「わからない、どうしよう」と本で調べたり頭をフル回転させたりする日々でした。初めと比べて、「はい、やっておきます」と言える回数が増えたとは思いますが、まだまだ経験不足を痛感しています。 学生さん・研修医は誰もが早く一人前になりたいと思っていると思いますが、一番の近道は自分から質問することだと思います。みんなばらばらに研修するので、できることも人それぞれです。しっかり勉強して質問することで、その人の到達状況が指導医に伝わります。そうすると到達状況に合わせて仕事を任せられ、自分が経験できることが増えていきます。 また、入局を早く決めることも重要だと思います。僕は学生時代から外科医になりたいと思っていました。ブラックジャックのようにどんな手術でもできるようになれたら・・・なんて思ったりもしますが、現実では自分の専門の分野を決めなければなりません。悩んだ上で、研修医1年目の6月に心臓血管外科へ入局を決めました。心臓血管外科は動いているものを手術することもあるダイナミックな科で、手術によって患者さんを元気にしたり、緊急手術で命が危ない患者さんを救命したりできる科です。 早く入局を決めたので、研修プログラムをしっかり練ることができ、外科専門医で必要な症例を集めることができ、基本的な外科手技、胸腔ドレンやCV留置、心エコー、心カテなど将来必要になる手技を重点的に学ぶことができました。医局の先生にも覚えていただき、また麻酔科、循環器内科など他科の先生や、看護師、ME、リハビリ、検査技師さんなどコメディカルとの関わりがすごく強い科ですので、まだ働き始めたばかりですが、たくさんのスタッフのみなさんと病棟ですれ違ったときに挨拶ができるのがすごくうれしいです。これからも多くの人と協力して患者さんにとっていい診療ができるよう頑張りたいと思います。 最後になりますが、拙い文章にお付き合いいただきありがとうございました。思わぬ花冷えにお風邪など召されませんようくれぐれもご自愛ください。

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鳥大研修センターだより( 6 )2016年 3月

 さて皆さんは救急と聞くと何を思い浮かべますか? ドクターヘリ?ドクターカー?ER? などでしょうか? 数年前コードブルーや救命病棟24時などのドラマのおかげ?で人気が出てきましたが、私が研修医だった数十年前はまだ卒後臨床が義務化しておらず、当院も救急も科ではなく部という状態でした。 整形外科で研修を積んでいた私にとっては整形のことで精いっぱいなのにほかの科の急患なんてとても診れたもんじゃない、できれば避けて通りたいとずっと思っていました。昨今、研修制度が始まり、救急科にも研修医の先生が毎月1~3名回ってこられます。 色々なタイプの先生がおられますが研修医だったころの私と比べればみなさん優秀で研修後の3か月後はさらに立派な研修医?になっているように感じます。

 ところで当院の救命センターは鳥取県西部、安来圏域の面積およそ1800㎢(香川県より200㎢狭い) 人口28万人 65歳以上の割合28%の医療圏を当院は カ バ ー し 年 間 救 急 車 が 約2200台、 患 者 は 約6800名を受け入れています。 当科は平成21年に救急医一斉辞職という衝撃的な事件?後、本間教授が災害医療センターから赴任され各科らの応援を得て現在スタッフ10名で運用しております。 平成25年度からドクターカーの運用を始め、初年度は平日日勤帯に3日間、次年度より平日日勤帯に5日間運 用 を 行 っ て お り ます。対象疾患は急性冠疾患、意識障害、外傷、心肺停止など多岐にわたり、医療の介入を早期に開始し

根本的治療の開始を早く行えるよう努力してお り ま す。 平 成25年度の運用件数は37件で、 平 成26年 度126件、27年度326件(2月末現在)と増加し、転帰の改善も認めてお

ります。ドクターカー搭乗スタッフは外科系医師だけでなく内科系の先生にも外傷等の研修を受けていただき、積極的に参加していただいております。また、勤務の状況に応じて希望があれば研修医の先生も同乗し、処置に参加してもらいます。病院前診療はなかなか体験することができないのでいい経験と思われます。

  ま た、 平 成26年7月には当院に待望のヘリポートが建設され、搬送時間が約10分の時間短縮されました。消防防災ヘリ、ドクターヘリ

にて医療圏内外からの救急患者の受け入れ、現場出動、転院搬送などをおこなっており、平成26年度は26件でしたが平成27年度は2月現在59件の発着と増えております。ヘリの定員にもよりますが今年度は研修医の先生もヘリに搭乗し、患者搬送の援助を行ってもらいました。中にはスタッフよりも搭乗回数の多い研修医の先生もおられたようです。 一部新聞報道などもありましたが、中国五県で唯一導入されていなかった鳥取にもドクターヘリの導入が決定しました。ドクターヘリの導入によって、今までの医療圏が鳥取県西部、安来のみだったのが、鳥取県中部、東部、岡山県北部、島根県などが入ることとなるようです。ドクターヘリ導入に向けて、さらなるスタッフの充実をはかっているところです。

 また臨床だけではなく、off the job training も積極的に行っており、ICLS, ISLS, JATEC, JPTEC, DMAT, MCLSなどを開催し、山陰圏内の医療従事者はもちろんのこと、地域の消防警察行政自衛隊と連携をとり有事の際のために、顔の見える関係を形成し対応できるようにしておりま

医局探訪 ~ 救急科 ~

救急科統括医長 生越 智文

鳥大のドクターカー

転院搬送に乗り込むスタッフと研修医 いざヘリへ

BK117

ヘリを待つ人々

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鳥大研修センターだより 2016年 3月 ( 7 )

研修医今昔物語 〜私の研修医時代、そして今〜

 研修医のみなさんこんにちは。呼吸器内科・膠原病内科の山崎といいます。卒後臨床研修センターから「研修医今昔物語」の原稿を依頼され、今この原稿を書いています。もう、四半世紀前にもなる遥か昔の私の研修医時代を何とか思い出してみたいと思います。近頃記憶力がめっきり落ちてきましたが、昔のことはよく覚えているに違いありません。 呼吸器内科・膠原病内科(第三内科)に入局した当時は、紙カルテ、紙の検査依頼伝票、心電図、スパイログラム、血液検査結果も紙でした。レントゲンやCTはフィルムでした。今ではすべてパソコン上で一括管理できますが、肺に関してはレントゲンフィルムが見やすかったかなと思うこともあります。 さて、第三内科の研修医の仕事は、午前中は外来患者さんの問診、(今でいう医療面接)、動脈血採取、スパイロ係、処方係でした。医療面接の講義も実習もなく、あるのは実戦のみでした。呼吸器疾患もよくわかっていない頃の問診はとても難しかったですが、先輩の先生に色々なことを優しく、ときに厳しく教えてもらいました。患者さんにも怒られたり、教えてもらったりしながら外来の業務を少しずつ覚えていきました。また、肺機能検査も外来で行っていましたので、「大きく吸って、吐いて」と掛け声がかかる傍ら、耳をおさえながら外来で予診をとっていたものです。 月曜日の午後は教授回診でした。教授回診にはフィルムのレントゲンに日付のシールを貼って、教授にすぐ呈示できるように準備していました。カルテにも教授回診のためにサマリーをまとめて発表を行うのですが、あまりの緊張にうまくプレ

ゼンテーションができなかったことが多かったように思います。 火曜日と木曜日の午後は気管支鏡検査がありました。検査日は不思議なことに現在と変わっていません。ただ、以前は電子スコープがなかったので、内視鏡を直接覗いて検査を行っていました。つまり、周りにいるスタッフはどこに内視鏡が到達しているのかわからない状態です。病変のある気管支に内視鏡が入ったら、「透視を出してください」と声をかけるのですが、レントゲンで確認すると全く違った場所に内視鏡の先端があることも度々あり、恥ずかしい思いをしたものです。 外来業務や検査以外は病棟に張り付いていました。中心静脈穿刺、胸腔穿刺などの処置があれば飛んでいきました。というのも、以前はシミュレーターがなかったので、その場で見て、覚える必要があったからです。先輩に「一度見たよな」といわれ、恐る恐る中心静脈穿刺や胸腔穿刺をやっていたのを思い出します。 と、思い出話ばかりになりました。今の研修医の先生たちは問診の取り方から病気のことを含めて色々なことを勉強してきていますし、できる環境にあると思います。また、シミュレーターや検査機器などのハード面もかなり充実しているように思います。ただ、相手が患者さんであったり、指導医であったりと、相手が人であることは今も昔も変わらないと思います。これからも研修医の先生と一緒に色々なことを学べたらいいなと思います。

第三内科 山 崎   章

す。 都会で少し働いてみたい先生、まだ科が決まらない先生、外傷を診たい先生、ヘリに乗りたい先生、自衛隊機に乗ってみたい先生、いろんな患者をみてみたい先生、ブランクがあり一人で勤務は少し心配な先生など皆さんウェルカムです。

 当科は研修医の先生なくしては、成り立ちません。この研修2年間が有意義な期間になるよう急患を手ぐすね引いて待っているスタッフは協力を惜しみませんので一緒に頑張っていきましょう。よろしくお願いいたします。

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鳥大研修センターだより( 8 )2016年 3月

http://sotsugo.med.tottori-u.ac.jp/

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 今年度もあっという間に終わってしまいました。この前まで初々しい研修医だった先生達が、堂々とした姿で修了式を迎える姿をとても頼もしく思いました。今後も多くの方に鳥取大学での研修に興味を持っ

ていただけるよう、来年度も充実した内容の研修センターだよりを発行していけたらと思います。 なお、この研修センターだよりは当院で研修を修了した先生方にも配布しています。勤務先や住所が変更になった場合は、下記の連絡先までご一報ください。(西村 玲)

日  程 行    事

4月1日 鳥取大学医学部附属病院新採用職員オリエンテーション

4月2日 JMECC受講(医科)

4月4日 振替休日(医科1年目)

4月5日~12日 研修医プレローテーション・新採用職員ホスピタリティ研修

4月13日 1年目研修医の研修科での研修開始

7月 平成29年度研修歯科医採用第1回試験

8月 平成29年度研修歯科医採用第2回試験

8月8日 平成29年度研修医採用第1回試験

9月2日 平成29年度研修医採用第2回試験

9月23日 マッチング中間公表(医科)

9月27日 平成29年度研修医採用第3回試験(医科)

10月20日 マッチング最終公表(医科)

10月25日 マッチング公表(歯科)

10月29日~30日 平成28年度鳥取大学卒後臨床研修指導医養成講習会

10月~11月 第1回鳥取県臨床研修セミナー

1月30日 レポート提出及びEPOC入力締切

1月~2月 第2回鳥取県臨床研修セミナー

2月 鳥取大学卒後初期後期合同臨床研修説明会

3月 平成28年度卒後初期臨床研修修了式

平成28年度行事予定