WRC Server クライアントコンポーネントガイドれたSQL文字列が...

26
WRC Server クライアントコンポーネントガイド

Transcript of WRC Server クライアントコンポーネントガイドれたSQL文字列が...

Page 1: WRC Server クライアントコンポーネントガイドれたSQL文字列が 無効になり、ここにセットした文字列がSQLとして実行されま す。 ※WRC Server側で、SQLの置換を許可している場合のみ、指定可能です。

WRC Server クライアントコンポーネントガイド

Page 2: WRC Server クライアントコンポーネントガイドれたSQL文字列が 無効になり、ここにセットした文字列がSQLとして実行されま す。 ※WRC Server側で、SQLの置換を許可している場合のみ、指定可能です。

目次 2

Copyright(C) SIOS Technology, Inc.

目次 クライアントコンポーネントガイド ..................................................................................................... 3

概要......................................................................................................................................... 3

ファイル構成............................................................................................................................. 3 Java版ファイル構成 ................................................................................................................. 3 .NET版ファイル構成 ................................................................................................................. 3 コンポーネントクラス ................................................................................................................. 4 SQLReportServiceクラス .......................................................................................................... 4

PDFを取得するメソッド ........................................................................................................... 5 PDFのメール送信を要求するメソッド ....................................................................................... 6 PDFのメール送信を要求するメソッド2(Javaのみ)................................................................... 7 PDFのURLを取得するメソッド .................................................................................................. 7 帳票の印刷を要求するメソッド............................................................................................... 7

XMLReportServiceクラス .......................................................................................................... 8 PDFを取得するメソッド ........................................................................................................... 9 PDFのメール送信を要求するメソッド ....................................................................................... 9 PDFのメール送信を要求するメソッド2(Javaのみ)................................................................. 10 PDFのURLを取得するメソッド ................................................................................................ 10 帳票の印刷を要求するメソッド............................................................................................. 11

CSVReportServiceクラス ........................................................................................................ 12 PDFを取得するメソッド ......................................................................................................... 13 PDFのメール送信を要求するメソッド ..................................................................................... 13 PDFのメール送信を要求するメソッド2(Javaのみ)................................................................. 14 PDFのURLを取得するメソッド ................................................................................................ 14 帳票の印刷を要求するメソッド............................................................................................. 15

WRSUtilServiceクラス............................................................................................................ 16 生成済みPDFレポートを要求するメソッド............................................................................... 16 プリンター別名を要求するメソッド ........................................................................................ 17 実行可能なフォルダーを要求するメソッド(共通) ................................................................. 17 実行可能なレポートを要求するメソッド................................................................................. 17 生成済みレポートの作成日時を要求するメソッド .................................................................. 18

サンプルプログラム................................................................................................................. 19 SQLReportServiceクラスのサンプルプログラム .................................................................... 19 XMLReportServiceクラスのサンプルプログラム .................................................................... 21 CSVReportServiceクラスのサンプルプログラム .................................................................... 23 WRSUtilServiceクラスのサンプルプログラム........................................................................ 25

Page 3: WRC Server クライアントコンポーネントガイドれたSQL文字列が 無効になり、ここにセットした文字列がSQLとして実行されま す。 ※WRC Server側で、SQLの置換を許可している場合のみ、指定可能です。

クライアントコンポーネントガイド 3

Copyright(C) SIOS Technology, Inc.

クライアントコンポーネントガイド

概要 WRC Server では帳票 PDF の作成及び、帳票の印刷の要求を行うために、Web サービス(SOAP)の

インターフェースを提供していますが、Web サービスを、呼び出すためには、数々の手続きが必要で

あり、コーディングに手間がかかります。コーディングを簡略化するために、WRC Server では、Java 及

びMicrosoft.NETプラットフォームに対応した、クライアントコンポーネントクラスを提供しています。この

クライアントコンポーネントクラスを使用すると、Web サービスの知識が無くても、WRC Server にレポー

ト要求をすることができます。

この章ではクライアントコンポーネントの使用方法について説明します。

ファイル構成 Java 版ファイル構成

Java 版クライアントコンポーネントのファイル構成を説明します。Java 版のクライアントコンポーネント

は、“[インストールディレクトリ]\ClientComponent\java”ディレクトリの下に JAR ファイルとして格納され

ています。ReportServiceBean.jarがクライアントコンポーネントの実装クラスJARで他のクラスはクライア

ントコンポーネントを使用する際に必要になります。ファイル一覧を下記に示します。

No ファイル名 備考

1 ReportServiceBean.jar Java クライアントコンポーネント本体

2 axis.jar Web サービスにアクセスするために必要

3 axis-ant.jar Web サービスにアクセスするために必要

4 jaxrpc.jar Web サービスにアクセスするために必要

5 saaj.jar Web サービスにアクセスするために必要

6 commons-discovery-0.2.jar Web サービスにアクセスするために必要

7 commons-logging-1.0.4.jar Web サービスにアクセスするために必要

8 servlet.jar Web サービスにアクセスするために必要

9 wsdl4j-1.5.1.jar Web サービスにアクセスするために必要

10 activation.jar Web サービスにアクセスするために必要

11 mail.jar Web サービスにアクセスするために必要

12 log4j-1.2.14.jar Web サービスにアクセスするために必要

クライアントプログラム開発時に必要な Jar は No. 1 の ReportServiceBean.jar で実行時は全ての Jar

が 必 要 で す 。 ク ラ イ ア ン ト コ ン ポ ー ネ ン ト は JavaBeans 形 式 で 実 装 さ れ て い る の で 、

ReportServiceBean.jar を指定して、IDE に取り込むことが可能です。JavaBeans の取り込み方法につき

ましては、各 IDE のマニュアルを参考にしてください。

.NET 版ファイル構成 .NET 版クライアントコンポーネントのファイル構成を説明します。 “[インストールディレクト

リ]\ClientComponent\dNET”ディレクトリの下ある WRSComponent.dll が、.NET 版クライアントコンポー

ネントになります。

.NET 版クライアントコンポーネントは、.NET 形式のコンポーネントとして実装されているので、

Microsoft Visual Studio for .NET のツールボックスにインポートすることができます。詳細は Visual

Studio のマニュアルを参照してください。

Page 4: WRC Server クライアントコンポーネントガイドれたSQL文字列が 無効になり、ここにセットした文字列がSQLとして実行されま す。 ※WRC Server側で、SQLの置換を許可している場合のみ、指定可能です。

クライアントコンポーネントガイド 4

Copyright(C) SIOS Technology, Inc.

コンポーネントクラス Java 版と.NET 版のコンポーネントクラスの名称は同様です。SQL を使用する帳票の作成及び印刷

を行う場合は、SQLReportService クラス使用します。また、XML を使用する帳票の作成及び印刷を行

う場合は、XMLReportService クラスを使用します。CSV を使用する帳票の作成及び印刷を行う場合は、

CSVReportService クラスを使用します。 Java 版 コンポーネントクラスの、パッ ケージ名は 、

“jp.co.tenartni.wrs.component”です。.NET 版コンポーネントクラスのネーミングスペース名は、

“WRSComponent”です。Java 版と.NET 版クラスコンポーネントのインターフェースはほぼ同じです。

SQLReportService クラス SQL を使用する帳票の PDF作成及び印刷の際は SQLReportService クラスを使用します。使用方法

は、まず引数無しのコンストラクタでインスタンス化します。必須プロパティをセットし、要求メソッド

(requestPdfData,requestPdfMail,requestPdfURL,requestPrintData)を呼び出すことにより、帳票サーバ

の Web サービスに処理を要求することができます。

この節では、SQLReportService クラスのプロパティと、メソッドについて節明します。

プロパティ SQLReportService クラスにはいくつかのプロパティがあり、必須プロパティはメソッドを実行する前に

適切な値をセットする必要があります。プロパティの一覧は下記の通りです。 No プロパティ名 型 内容

1 HostAddress String サーバアドレスプロパティ。帳票サーバの IP アドレス又はドメイン名をセットします。こ

のプロパティは必須です。

2 PortNo String ポート番号プロパティ。帳票サーバのポート番号を文字列としてセットします。このプ

ロパティは必須です。

3 UserId String ユーザ ID プロパティ。ユーザ ID をセットします。このプロパティは必須です。

4 Password String パスワードプロパティ。パスワードをセットします。このプロパティは必須です。

5 FolderName String フォルダ名プロパティ。実行したい帳票が保存されているフォルダ名をセットします。

このプロパティは必須です。

6 ReportAppName String 帳票名プロパティ。実行したい帳票の名称をセットします。このプロパティは必須で

す。

7 XmlParam String SQL パラメータプロパティ。

実行する帳票定義ファイルの SQL の Where 句にパラメータ(:パラメータ名(コロン+

パラメータ名))が埋め込まれている場合、 このプロパティに、XML 形式の文字列に

パラメータに対する値をセットすることにより、動的な SELECT 文の条件が指定でま

す。

指定する XML の文法は下記のようになります。

<ParamSet>

<Param Name="[パラメータ名1]" Type="[タイプ文字列1]">[値1]</Param>

<Param Name="[パラメータ名2]" Type="[タイプ文字列2]">[値2]</Param> … </ParamSet>

タイプ文字列と型の対応は下記の通りです。

型 タイプ文字列 フォーマット

STRING 型 STRING

SHORT 型 SHORT

LONG 型 LONG

INT 型 INT

FLOAT 型 FLOAT

DOUBLE 型 DOUBLE

BOOLEAN 型 BOOLEAN

BIGDECIMAL 型 BIGDECIMAL

DATE 型 DATE yyyy/MM/dd

TIME 型 TIME HH:mm:ss

TIMESTAMP 型 TIMESTAMP yyyy/MM/dd HH:mm:ss 8 PrinterName String プリンター名プロパティ。サーバ印刷を行う際のプリンター名をセットします。

※ダイレクト印刷をする場合は必須です。

Page 5: WRC Server クライアントコンポーネントガイドれたSQL文字列が 無効になり、ここにセットした文字列がSQLとして実行されま す。 ※WRC Server側で、SQLの置換を許可している場合のみ、指定可能です。

クライアントコンポーネントガイド 5

Copyright(C) SIOS Technology, Inc.

9 Sql String SQL プロパティ。このパラメータに文字列を指定した場合、実行する帳票にセットさ

れた SQL 文字列が 無効になり、ここにセットした文字列が SQL として実行されま

す。

※WRC Server 側で、SQL の置換を許可している場合のみ、指定可能です。

10 SqlReplaceRule String SQL 置換規則プロパティ。

SQL に埋め込まれた置換文字列“/* [置換文字列名] */”を置換するための置換

規則文字列を指定します。

置換規則文字列とは、属性 name に置換文字列名、属性 value に置き換えられる文

字列をセットした複数の<replace>タグを <rule>または<rule2>で挟んだ XML データ

です。

<rule>

<replace name="[置換文字列名]" value="[置換される文字列]"/>

<replace name="[置換文字列名]" value="[置換される文字列]"/>

</rule>

または

<rule2>

<replace name="[置換文字列名]">[置換される文字列]</replace>

<replace name="[置換文字列名]">[置換される文字列]</replace>

</rule2>

11 PrivateReport boolean 出力結果の公開プロパティ。このプロパティにtrueをセットすると、実行したユーザの

み、出力結果を参照することができます。 このプロパティに false をセットすると、実

行したユーザと同じグループに所属するユーザ全員 が出力結果を参照できるよう

になります。

12 sendMailOnError boolean エラーメール送信フラグ

このプロパティにtrueをセットすると、エラーが発生した際、実行したユーザの登録ア

ドレスにエラーを送信します。false をセットすると、エラーが発生してもメールが送信

されません。

13 hostPdfFileName String サーバーのファイルディレクトリに保存する PDF ファイル名

このプロパティを使用する場合は、wrs.config ファイルの「HostPdfFileDir」属性を必

ず指定する必要があります。ここで指定するファイル名は、「HostPdfFileDir」以下の

パスを指定します。

Java 版でプロパティにアクセスする場合は、Getter(ゲッター)と Setter(セッター)を使用します。プロ

パティの値を取得するには、“get プロパティ名()”という Getter メソッドを使用し、値を設定するときは、

“set プロパティ名(値)”という Setter メソッドを使用します。

メソッド SQLReportService クラスには、「PDF を取得するメソッド」、「PDF のメール送信を要求するメソッド」、

「PDF の URL を取得するためのメソッド」、「帳票の印刷を要求するメソッド」の 4 種類のメソッドがありま

す。この節では SQLReposrtService のメソッドの使用方法について説明します。

PDF を取得するメソッド PDF を作成し取得したい場合は、必要なプロパティをセットし requestPdfData メソッドを呼び出します。

メソッドの詳細は下記の通りです。

メソッド名:requestPdfData

引数: 順序 型 名称 内容

第1引数 Boolean directPrint PDF を取得すると共にサーバ印刷を行いたい場合 true を設定

します。印刷を行いたくない場合は false を設定します。

戻り値:作成した PDF データの byte 配列

Page 6: WRC Server クライアントコンポーネントガイドれたSQL文字列が 無効になり、ここにセットした文字列がSQLとして実行されま す。 ※WRC Server側で、SQLの置換を許可している場合のみ、指定可能です。

クライアントコンポーネントガイド 6

Copyright(C) SIOS Technology, Inc.

PDF のメール送信を要求するメソッド 作成した PDF をメールで送信したい場合は、必要なプロパティをセットし requestPdfMail メソッドを呼

び出します。メソッドの詳細は下記の通りです。

メソッド名:requestPdfMail

引数: 順序 型 名称 内容

第 1 引数 String fromAddress 送信元アドレス

※指定しない場合は、管理コンソールの「システムプロパ

ティ登録」画面で登録された「メールアドレス(FROM)」が

設定されます。 ※WRC Server 側で、メール送信元アドレスの置換を許可してい

る場合のみ、指定可能です。

第 2 引数 String toAddress 送信先アドレス

※指定しない場合は、管理コンソールのレポート実行者

のアドレスが設定されます

第 3 引数 String subject メールの題名

※指定しない場合は、管理コンソールの「システムプロパ

ティ登録」画面で登録された「メール題名」が設定されま

す。

第 4 引数 String body メールの本文

※指定しない場合は、管理コンソールの「システムプロパ

ティ登録」画面で登録された「メール本文」が設定されま

す。

第 5 引数 String mailType メール送信タイプ文字列。

メール送信タイプ文字列 内容

ATTACHED_PDF_MAIL 作成した PDF が添付されたメ

ールを受信します

COMPLETION_MAIL 完了メールのみを受信します

第 6 引数 Boolean directPrint PDF を取得すると共にサーバ印刷を行いたい場合 true を設定し

ます。印刷を行いたくない場合は false を設定します。

戻り値:なし

Page 7: WRC Server クライアントコンポーネントガイドれたSQL文字列が 無効になり、ここにセットした文字列がSQLとして実行されま す。 ※WRC Server側で、SQLの置換を許可している場合のみ、指定可能です。

クライアントコンポーネントガイド 7

Copyright(C) SIOS Technology, Inc.

PDF のメール送信を要求するメソッド2(Java のみ) Java 版のコンポーネントには2種類のメールの送信メソッドがあります。共通の requestPdfMail メソッド

には、メールの送信先情報を指定する、多くの引数がありましたが、このメソッドでは、それらのメール

情報を JavaBeans クラスの jp.co.tenartni.wrs.def.MailDescription にカプセル化し、引数として指定でき

ます。MailDescription クラスについては、Javadoc 形式の API リファレンスを参照してください。

使用方法は、必要なプロパティをセットし requestPdfMail メソッドを呼び出します。メソッドの詳細は下

記の通りです。

メソッド名:requestPdfMail

引数: 順序 型 名称 内容

第 1 引数 jp.co.tenartni.wrs.def.

MailDescription

mailBean メール情報をカプセル化した Bean

第 2 引数 String mailType メール送信タイプ文字列。

メール送信タイプ文字列 内容

ATTACHED_PDF_MAIL 作成した PDF が添付されたメ

ールを受信します

COMPLETION_MAIL 完了メールのみを受信します

第 3 引数 Boolean directPrint PDF を取得すると共にサーバ印刷を行いたい場合 true を設定し

ます。印刷を行いたくない場合は false を設定します。

戻り値:なし

PDF の URL を取得するメソッド PDF を作成しその URL を取得したい場合は、必要なプロパティをセットし requestPdfURL メソッドを

呼び出します。メソッドの詳細は下記の通りです。

メソッド名:requestPdfURL

引数: 順序 型 名称 内容

第1引数 Boolean directPrint PDF を取得すると共にサーバ印刷を行いたい場合 true を設定し

ます。印刷を行いたくない場合は false を設定します。

戻り値:作成した PDF にアクセスする為の URL

帳票の印刷を要求するメソッド 帳 票 を 作 成 し サ ー バ の プ リ ン タ ー で 印 刷 し た い 場 合 は 、 必 要 な プ ロ パ テ ィ を セ ッ ト し

requestPrintData メソッドを呼び出します。メソッドの詳細は下記の通りです。

メソッド名:requestPrintData

引数: 順序 型 名称 内容

第 1 引数 boolean receiveResult

Mail

プリンターキューへの出力が完了した際、メールを受信する場合

true をセットします

第 2 引数 boolean synchronize true をセットした場合、印刷ジョブをキューに出力するまで待機す

る。 false をセットした場合ジョブを待機しません。

戻り値:なし

Page 8: WRC Server クライアントコンポーネントガイドれたSQL文字列が 無効になり、ここにセットした文字列がSQLとして実行されま す。 ※WRC Server側で、SQLの置換を許可している場合のみ、指定可能です。

クライアントコンポーネントガイド 8

Copyright(C) SIOS Technology, Inc.

XMLReportService クラス 帳票を作成するためのデータを、要求時に XML 形式で送信することができます。XML を使用する

帳票の PDF 作成及び印刷の際は XMLReportService クラスを使用します。使用方法はまず引数無し

のコンストラクタでインスタンス化します。必須プロパティをセットし、要求メソッド (requestPdfData,

requestPdfMail,requestPdfURL,requestPrintData)を呼び出すことにより、帳票サーバの Web サービス

に処理を要求することができます。

この節では、XMLReportService クラスのプロパティと、メソッドについて説明します。

プロパティ XMLReportService クラスにはいくつかのプロパティがあり、必須プロパティはメソッドを実行する前に

適切な値をセットする必要があります。プロパティの一覧は下記の通りです。 No プロパティ名 型 内容

1 HostAddress String サーバアドレスプロパティ。帳票サーバの IP アドレス又はドメイン名をセットします。こ

のプロパティは必須です。

2 PortNo String ポート番号プロパティ。帳票サーバのポート番号を文字列としてセットします。このプ

ロパティは必須です。

3 UserId String ユーザ ID プロパティ。ユーザ ID をセットします。このプロパティは必須です。

4 Password String パスワードプロパティ。パスワードをセットします。このプロパティは必須です。

5 FolderName String フォルダ名プロパティ。実行したい帳票が保存されているフォルダ名をセットします。

このプロパティは必須です。

6 ReportAppName String 帳票名プロパティ。実行したい帳票の名称をセットする。このプロパティは必須で

す。

7 PrinterName String プリンター名プロパティ。サーバ印刷を行う際のプリンター名をセットします。

※ダイレクト印刷をする場合は必須です。

8 PrivateReport boolean 出力結果の公開プロパティ。このプロパティにtrueをセットすると、実行したユーザの

み、出力結果を参照することができます。 このプロパティに false をセットすると、実

行したユーザと同じグループに所属するユーザ全員 が出力結果を参照できるよう

になります。

9 sendMailOnError boolean エラーメール送信フラグ

このプロパティにtrueをセットすると、エラーが発生した際、実行したユーザの登録ア

ドレスにエラーを送信します。false をセットすると、エラーが発生してもメールが送信

されません。

10 hostPdfFileName String サーバーのファイルディレクトリに保存する PDF ファイル名

このプロパティを使用する場合は、wrs.config ファイルの「HostPdfFileDir」属性を必

ず指定する必要があります。ここで指定するファイル名は、「HostPdfFileDir」以下の

パスを指定します。

Java 版でプロパティにアクセスする場合は、Getter(ゲッター)と Setter(セッター)を使用します。プロ

パティの値を取得するには、“get プロパティ名()”という Getter メソッドを使用し、値を設定するときは、

“set プロパティ名(値)”という Setter メソッドを使用します。

メソッド XMLReportService クラスには、「PDF を取得するメソッド」、「PDF のメール送信を要求するメソッド」、

「PDF の URL を取得するためのメソッド」、「帳票の印刷を要求するメソッド」の 4 種類のメソッドがありま

す。この節では XMLReposrtService のメソッドの使用方法について説明します。

Page 9: WRC Server クライアントコンポーネントガイドれたSQL文字列が 無効になり、ここにセットした文字列がSQLとして実行されま す。 ※WRC Server側で、SQLの置換を許可している場合のみ、指定可能です。

クライアントコンポーネントガイド 9

Copyright(C) SIOS Technology, Inc.

PDF を取得するメソッド PDF を作成し取得したい場合は、必要なプロパティをセットし requestPdfData メソッドを呼び出します。

メソッドの詳細は下記の通りです。

メソッド名:requestPdfData

引数: 順序 型 名称 内容

第1引数 Boolean directPrint PDF を取得すると共にサーバ印刷を行いたい場合 true を設定し

ます。印刷を行いたくない場合は false を設定します。

弟 2 引数 Java 版:

java.io.InputStream

.NET 版:

System.IO.Stream

xmlSchemaStr

eam

帳票を作成するための XML データの Stream

弟 3 引数 Java 版:

java.io.InputStream

.NET 版:

System.IO.Stream

reportFormX

MLStream

帳票定義ファイルのファイルストリーム

WRC Serverに登録されている帳票を使用する場合はnullを指定

して下さい。

※WRC Server 側で、帳票定義ファイルの置換を許可している場

合のみ、指定可能です。

戻り値:作成した PDF データの byte 配列

PDF のメール送信を要求するメソッド 作成した PDF をメールで送信したい場合は、必要なプロパティをセットし requestPdfMail メソッドを呼

び出します。メソッドの詳細は下記の通りです。

メソッド名:requestPdfMail

引数: 順序 型 名称 内容

第 1 引数 String fromAddress 送信元アドレス

第 2 引数 String toAddress 送信先アドレス

第 3 引数 String subject メールの題名

第 4 引数 String body メールの本文

第 5 引数 String mailType メール送信タイプ文字列。

メール送信タイプ文字列 内容

ATTACHED_PDF_MAIL 作成した PDF が添付されたメ

ールを受信します

COMPLETION_MAIL 完了メールのみを受信します 第 6 引数 Boolean directPrint PDF を取得すると共にサーバ印刷を行いたい場合 true を設定し

ます。印刷を行いたくない場合は false を設定します。

弟 7 引数 Java 版:

java.io.InputStream

.NET 版:

System.IO.Stream

xmlSchemaStr

eam

帳票を作成するための XML データの Stream

弟 8 引数 Java 版:

java.io.InputStream

.NET 版:

System.IO.Stream

reportFormX

MLStream

帳票定義ファイルのファイルストリーム。

サーバに登録されている帳票を使用する場合は null を指定

※WRC Server 側で、帳票定義ファイルの置換を許可している場

合のみ、指定可能です。

戻り値:なし

Page 10: WRC Server クライアントコンポーネントガイドれたSQL文字列が 無効になり、ここにセットした文字列がSQLとして実行されま す。 ※WRC Server側で、SQLの置換を許可している場合のみ、指定可能です。

クライアントコンポーネントガイド 10

Copyright(C) SIOS Technology, Inc.

PDF のメール送信を要求するメソッド2(Java のみ) Java 版のコンポーネントには2種類のメールの送信メソッドがあります。共通の requestPdfMail メソッド

には、メールの送信先情報を指定する、多くの引数がありましたが、このメソッドでは、それらのメール

情報を JavaBeans クラスの jp.co.tenartni.wrs.def.MailDescription にカプセル化し、引数として指定でき

ます。MailDescription クラスについては、Javadoc 形式の API リファレンスをしてください。

使用方法は、必要なプロパティをセットし requestPdfMail メソッドを呼び出します。メソッドの詳細は下

記の通りです。

メソッド名:requestPdfMail

引数: 順序 型 名称 内容

第 1 引数 jp.co.tenartni.wrs.def.

MailDescription

mailBean メール情報をカプセル化した Bean

第 2 引数 String mailType メール送信タイプ文字列。

メール送信タイプ文字列 内容

ATTACHED_PDF_MAIL 作成した PDF が添付されたメ

ールを受信します

COMPLETION_MAIL 完了メールのみを受信します 第 3 引数 Boolean directPrint PDF を取得すると共にサーバ印刷を行いたい場合 true を設定し

ます。印刷を行いたくない場合は false を設定します。

弟 4 引数 Java 版:

java.io.InputStream

.NET 版:

System.IO.Stream

xmlSchemaStr

eam

帳票を作成するための XML データの Stream

弟 5 引数 Java 版:

java.io.InputStream

.NET 版:

System.IO.Stream

reportFormX

MLStream

帳票定義ファイルのファイルストリーム。

サーバに登録されている帳票を使用する場合は null を指定しま

す。

※WRC Server 側で、帳票定義ファイルの置換を許可している場

合のみ、指定可能です。

戻り値:なし

PDF の URL を取得するメソッド PDF を作成しその URL を取得したい場合は、必要なプロパティをセットし requestPdfURL メソッドを

呼び出します。メソッドの詳細は下記の通りです。

メソッド名:requestPdfURL

引数: 順序 型 名称 内容

第1引数 Boolean directPrint PDF を取得すると共にサーバ印刷を行いたい場合 true を設定し

ます。印刷を行いたくない場合は false を設定します。

弟 2 引数 Java 版:

java.io.InputStream

.NET 版:

System.IO.Stream

xmlSchemaStr

eam

帳票を作成するための XML データの Stream

弟 3 引数 Java 版:

java.io.InputStream

.NET 版:

System.IO.Stream

reportFormX

MLStream

帳票定義ファイルのファイルストリーム。

サーバに登録されている帳票を使用する場合は null を指定しま

す。

※WRC Server 側で、帳票定義ファイルの置換を許可している場

合のみ、指定可能です。

戻り値:作成した PDF にアクセスする為の URL

Page 11: WRC Server クライアントコンポーネントガイドれたSQL文字列が 無効になり、ここにセットした文字列がSQLとして実行されま す。 ※WRC Server側で、SQLの置換を許可している場合のみ、指定可能です。

クライアントコンポーネントガイド 11

Copyright(C) SIOS Technology, Inc.

帳票の印刷を要求するメソッド 帳 票 を 作 成 し サ ー バ の プ リ ン タ ー で 印 刷 し た い 場 合 は 、 必 要 な プ ロ パ テ ィ を セ ッ ト し

requestPrintData メソッドを呼び出します。メソッドの詳細は下記の通りです。

メソッド名:requestPrintData

引数: 順序 型 名称 内容

第 1 引数 boolean receiveResult

Mail

プリンターキューへの出力が完了した際、メールを受信する場合

true をセット

弟 2 引数 Java 版:

java.io.InputStream

.NET 版:

System.IO.Stream

xmlSchemaStr

eam

帳票を作成するための XML データの Stream

弟 3 引数 Java 版:

java.io.InputStream

.NET 版:

System.IO.Stream

reportFormX

MLStream

帳票定義ファイルのファイルストリーム。

サーバに登録されている帳票を使用する場合は null を指定しま

す。

※WRC Server 側で、帳票定義ファイルの置換を許可している場

合のみ、指定可能です。

第 4 引数 boolean synchronize true をセットした場合、印刷ジョブをキューに出力するまで待機す

る。 false をセットした場合ジョブを待機しません。

戻り値:なし

Page 12: WRC Server クライアントコンポーネントガイドれたSQL文字列が 無効になり、ここにセットした文字列がSQLとして実行されま す。 ※WRC Server側で、SQLの置換を許可している場合のみ、指定可能です。

クライアントコンポーネントガイド 12

Copyright(C) SIOS Technology, Inc.

CSVReportService クラス 帳票を作成するためのデータを、要求時に CSV 形式で送信することができます。CSV を使用する帳

票の PDF 作成及び印刷の際は CSVReportService クラスを使用します。使用方法は引数無しのコンス

ト ラ ク タで イ ン ス タ ン ス 化し ま す 。必須 プ ロ パ テ ィ を セ ッ ト し 、 要 求 メ ソッド (requestPdfData,

requestPdfMail,requestPdfURL,requestPrintData)を呼び出すことにより、帳票サーバの Web サービス

に処理を要求することができます。

この節では、CSVReportService クラスのプロパティと、メソッドについて説明します。

(※注 サブレポートを含む帳票は CSVReportService を利用できません。SQLReportService または

XMLReportService を利用してください。)

プロパティ CSVReportService クラスにはいくつかのプロパティがあり、必須プロパティはメソッドを実行する前に

適切な値をセットする必要があります。プロパティの一覧は下記の通りです。 No プロパティ名 型 内容

1 HostAddress String サーバアドレスプロパティ。帳票サーバの IP アドレス又はドメイン名をセットします。こ

のプロパティは必須です。

2 PortNo String ポート番号プロパティ。帳票サーバのポート番号を文字列としてセットします。このプ

ロパティは必須です。

3 UserId String ユーザ ID プロパティ。ユーザ ID をセットします。このプロパティは必須です。

4 Password String パスワードプロパティ。パスワードをセットします。このプロパティは必須です。

5 FolderName String フォルダ名プロパティ。実行したい帳票が保存されているフォルダ名をセットします。

このプロパティは必須です。

6 ReportAppName String 帳票名プロパティ。実行したい帳票の名称をセットする。このプロパティは必須で

す。

7 PrinterName String プリンター名プロパティ。サーバ印刷を行う際のプリンター名をセットします。

※ダイレクト印刷をする場合は必須です。

8 PrivateReport boolean 出力結果の公開プロパティ。このプロパティにtrueをセットすると、実行したユーザの

み、出力結果を参照することができます。 このプロパティに false をセットすると、実

行したユーザと同じグループに所属するユーザ全員 が出力結果を参照できるよう

になります。

9 sendMailOnError boolean エラーメール送信フラグ

このプロパティにtrueをセットすると、エラーが発生した際、実行したユーザの登録ア

ドレスにエラーを送信します。false をセットすると、エラーが発生してもメールが送信

されません。

10 hostPdfFileName String サーバーのファイルディレクトリに保存する PDF ファイル名

このプロパティを使用する場合は、wrs.config ファイルの「HostPdfFileDir」属性を必

ず指定する必要があります。ここで指定するファイル名は、「HostPdfFileDir」以下の

パスを指定します。

Java 版でプロパティにアクセスする場合は、Getter(ゲッター)と Setter(セッター)を使用します。プロ

パティの値を取得するには、“get プロパティ名()”という Getter メソッドを使用し、値を設定するときは、

“set プロパティ名(値)”という Setter メソッドを使用します。

メソッド XMLReportService クラスには、「PDF を取得するメソッド」、「PDF のメール送信を要求するメソッド」、

「PDF の URL を取得するためのメソッド」、「帳票の印刷を要求するメソッド」の 4 種類のメソッドがありま

す。この節では XMLReposrtService のメソッドの使用方法について説明します。

Page 13: WRC Server クライアントコンポーネントガイドれたSQL文字列が 無効になり、ここにセットした文字列がSQLとして実行されま す。 ※WRC Server側で、SQLの置換を許可している場合のみ、指定可能です。

クライアントコンポーネントガイド 13

Copyright(C) SIOS Technology, Inc.

PDF を取得するメソッド PDF を作成し取得したい場合は、必要なプロパティをセットし requestPdfData メソッドを呼び出します。

メソッドの詳細は下記の通りです。

メソッド名:requestPdfData

引数: 順序 型 名称 内容

第1引数 Boolean directPrint PDF を取得すると共にサーバ印刷を行いたい場合 true を設定し

ます。印刷を行いたくない場合は false を設定します。

弟 2 引数 Java 版:

java.io.InputStream

.NET 版:

System.IO.Stream

csvDataStrea

m

帳票を作成するための CSV データの Stream(*1)

戻り値:作成した PDF データの byte 配列

PDF のメール送信を要求するメソッド 作成した PDF をメールで送信したい場合は、必要なプロパティをセットし requestPdfMail メソッドを呼

び出します。メソッドの詳細は下記の通りです。

メソッド名:requestPdfMail

引数: 順序 型 名称 内容

第 1 引数 String fromAddress 送信元アドレス

第 2 引数 String toAddress 送信先アドレス

第 3 引数 String subject メールの題名

第 4 引数 String body メールの本文

第 5 引数 String mailType メール送信タイプ文字列。

メール送信タイプ文字列 内容

ATTACHED_PDF_MAIL 作成した PDF が添付されたメ

ールを受信します

COMPLETION_MAIL 完了メールのみを受信します 第 6 引数 Boolean directPrint PDF を取得すると共にサーバ印刷を行いたい場合 true を設定し

ます。印刷を行いたくない場合は false を設定します。

弟 7 引数 Java 版:

java.io.InputStream

.NET 版:

System.IO.Stream

csvDataStrea

m

帳票を作成するための CSV データの Stream(*1)

戻り値:なし

Page 14: WRC Server クライアントコンポーネントガイドれたSQL文字列が 無効になり、ここにセットした文字列がSQLとして実行されま す。 ※WRC Server側で、SQLの置換を許可している場合のみ、指定可能です。

クライアントコンポーネントガイド 14

Copyright(C) SIOS Technology, Inc.

PDF のメール送信を要求するメソッド2(Java のみ) Java 版のコンポーネントには2種類のメールの送信メソッドがあります。共通の requestPdfMail メソッド

には、メールの送信先情報を指定する、多くの引数がありましたが、このメソッドでは、それらのメール

情報を JavaBeans クラスの jp.co.tenartni.wrs.def.MailDescription にカプセル化し、引数として指定でき

ます。MailDescription クラスについては、Javadoc 形式の API リファレンスをしてください。

使用方法は、必要なプロパティをセットし requestPdfMail メソッドを呼び出します。メソッドの詳細は下

記の通りです。

メソッド名:requestPdfMail

引数: 順序 型 名称 内容

第 1 引数 jp.co.tenartni.wrs.def.

MailDescription

mailBean メール情報をカプセル化した Bean

第 2 引数 String mailType メール送信タイプ文字列。

メール送信タイプ文字列 内容

ATTACHED_PDF_MAIL 作成した PDF が添付されたメ

ールを受信します

COMPLETION_MAIL 完了メールのみを受信します 第 3 引数 Boolean directPrint PDF を取得すると共にサーバ印刷を行いたい場合 true を設定し

ます。印刷を行いたくない場合は false を設定します。

弟 4 引数 Java 版:

java.io.InputStream

.NET 版:

System.IO.Stream

csvDataStrea

m

帳票を作成するための CSV データの Stream(必須)(*1)

戻り値:なし

PDF の URL を取得するメソッド PDF を作成しその URL を取得したい場合は、必要なプロパティをセットし requestPdfURL メソッドを

呼び出します。メソッドの詳細は下記の通りです。

メソッド名:requestPdfURL

引数: 順序 型 名称 内容

第1引数 Boolean directPrint PDF を取得すると共にサーバ印刷を行いたい場合 true を設定し

ます。印刷を行いたくない場合は false を設定します。

弟 2 引数 Java 版:

java.io.InputStream

.NET 版:

System.IO.Stream

csvDataStrea

m

帳票を作成するための CSV データの Stream(*1)

戻り値:作成した PDF にアクセスする為の URL

Page 15: WRC Server クライアントコンポーネントガイドれたSQL文字列が 無効になり、ここにセットした文字列がSQLとして実行されま す。 ※WRC Server側で、SQLの置換を許可している場合のみ、指定可能です。

クライアントコンポーネントガイド 15

Copyright(C) SIOS Technology, Inc.

帳票の印刷を要求するメソッド 帳 票 を 作 成 し サ ー バ の プ リ ン タ ー で 印 刷 し た い 場 合 は 、 必 要 な プ ロ パ テ ィ を セ ッ ト し

requestPrintData メソッドを呼び出します。メソッドの詳細は下記の通りです。

メソッド名:requestPrintData

引数: 順序 型 名称 内容

第 1 引数 boolean receiveResult

Mail

プリンターキューへの出力が完了した際、メールを受信する場合

true をセット

弟 2 引数 Java 版:

java.io.InputStream

.NET 版:

System.IO.Stream

csvDataStrea

m

帳票を作成するための CSV データの Stream(*1)

第 3 引数 boolean synchronize true をセットした場合、印刷ジョブをキューに出力するまで待機す

る。 false をセットした場合ジョブを待機しない。

戻り値:なし

(*1)CSV の文字コードは、次の値が適用されます。

Java 版:

クライアントコンポーネント側のシステムプロパティ csv.encoding にて指定してください。

省略すると、file.encoding の値が適用されます。

.NET 版:

System.Text.Encoding.Default が適用されます。

Page 16: WRC Server クライアントコンポーネントガイドれたSQL文字列が 無効になり、ここにセットした文字列がSQLとして実行されま す。 ※WRC Server側で、SQLの置換を許可している場合のみ、指定可能です。

クライアントコンポーネントガイド 16

Copyright(C) SIOS Technology, Inc.

WRSUtilService クラス WRSUtilService クラスは、WRC Server で提供している様々なサービスを要求することが

できるクラスです。下記の 7 種類のサービスを要求することができます。

1.生成済み PDF レポートの取得

2.サーバーのプリンター別名の取得

3.実行可能なフォルダーの取得

4.実行可能なレポートの取得

5.生成済みレポートの作成日時 の取得

使用方法はまず引数無しのコンストラクタでインスタンス化します。必須プロパティをセットし、要求メソッ

ド (getFolderList, getReoportList, getCreatedReoportDateList, getCreatedPDF,getPrinterAliasNameList)を呼び出すこと

により、帳票サーバの Web サービスに処理を要求することができます。

この節では、WRSUtilService クラスのプロパティと、メソッドについて説明します。

プロパティ WRSUtilService クラスには4つのプロパティがあり、必須プロパティはメソッドを実行する前に適切な

値をセットする必要があります。プロパティの一覧は下記の通りです。 No プロパティ名 型 内容

1 HostAddress String サーバアドレスプロパティ。帳票サーバの IP アドレス又はドメイン名をセットします。こ

のプロパティは必須です。

2 PortNo String ポート番号プロパティ。帳票サーバのポート番号を文字列としてセットします。このプ

ロパティは必須です。

3 UserId String ユーザ ID プロパティ。ユーザ ID をセットします。このプロパティは必須です。

4 Password String パスワードプロパティ。パスワードをセットします。このプロパティは必須です。

Java 版でプロパティにアクセスする場合は、Getter(ゲッター)と Setter(セッター)を使用します。プロ

パティの値を取得するには、“get プロパティ名()”という Getter メソッドを使用し、値を設定するときは、

“set プロパティ名(値)”という Setter メソッドを使用します。

メソッド WRSUtilServiceクラスには、5種類のメソッドがあります。この節では5種類のメソッド使用方法につい

て説明します。

生成済み PDF レポートを要求するメソッド 生成済み PDF レポートを取得したい場合は、必要なプロパティをセットし getCreatedPDF メソッドを

呼び出します。メソッドの詳細は下記の通りです。

メソッド名:getCreatedPDF

引数: 順序 型 名称 内容

第1引数 String folderName フォルダー名

弟 2 引数 String reportName レポート名

弟 3 引数 String createdDateT

ime

作成された日時 yyyyMMddhhmiss

(例)2003年06月25日 11時間01分33秒 → 20030625110133

戻り値:生成済み PDF レポートの byte 配列

Page 17: WRC Server クライアントコンポーネントガイドれたSQL文字列が 無効になり、ここにセットした文字列がSQLとして実行されま す。 ※WRC Server側で、SQLの置換を許可している場合のみ、指定可能です。

クライアントコンポーネントガイド 17

Copyright(C) SIOS Technology, Inc.

プリンター別名を要求するメソッド サ ー バ ー で 設 定 し た プ リ ン タ ー 別 名 を 取 得 し た い 場 合 は 、 必 要 な プ ロ パ テ ィ を セ ッ ト し

getPrinterAliasNameList メソッドを呼び出します。メソッドの詳細は下記の通りです。

メソッド名: getPrinterAliasNameList

引数:なし

戻り値:プリンター別名の String 配列

実行可能なフォルダーを要求するメソッド(共通) サーバーで設定された実行可能なフォルダーを取得したい場合は、必要なプロパティをセットし

getFolderList メソッドを呼び出します。メソッドの詳細は下記の通りです。

メソッド名: getFolderList

引数:なし

戻り値:実行可能なフォルダー名の String 配列

実行可能なレポートを要求するメソッド サーバーで設定された実行可能なレポートを取得したい場合は、必要なプロパティをセットし

getReoportList メソッドを呼び出します。メソッドの詳細は下記の通りです。

メソッド名: getReoportList

引数: 順序 型 名称 内容

第1引数 String folderName フォルダー名

戻り値:レポート名の String 配列

Page 18: WRC Server クライアントコンポーネントガイドれたSQL文字列が 無効になり、ここにセットした文字列がSQLとして実行されま す。 ※WRC Server側で、SQLの置換を許可している場合のみ、指定可能です。

クライアントコンポーネントガイド 18

Copyright(C) SIOS Technology, Inc.

生成済みレポートの作成日時を要求するメソッド 生 成 済 み レ ポ ー ト の 作 成 日 時 を 取 得 し た い 場 合 は 、 必 要 な プ ロ パ テ ィ を セ ッ ト し

getCreatedReoportDateList メソッドを呼び出します。メソッドの詳細は下記の通りです。

メソッド名: getCreatedReoportDateList

引数: 順序 型 名称 内容

第1引数 String folderName フォルダー名

弟 2 引数 String reportName レポート名

弟 3 引数 String fromDate 取得するレポートの検索開始日 yyyyMMdd

(例)2003 年 06 月 25 日 → 20030625

指定しない場合は 19000101 が設定されます。

弟 4 引数 String toDate 取得するレポートの検索終了日 yyyyMMdd

(例)2003 年 06 月 30 日 → 20030630

指定しない場合は 99990101 が設定されます。

戻り値:レポート作成日時の文字列の配列

(例)2003 年 06 月 25 日 11 時間 01 分 33 秒 → 20030625110133

Page 19: WRC Server クライアントコンポーネントガイドれたSQL文字列が 無効になり、ここにセットした文字列がSQLとして実行されま す。 ※WRC Server側で、SQLの置換を許可している場合のみ、指定可能です。

クライアントコンポーネントガイド 19

Copyright(C) SIOS Technology, Inc.

サンプルプログラム

この節では、クライアントコンポーネントクラスを使用したサンプルコードを例に使用方法を説明しま

す。サンプルプログラムを使用するリソースファイルは下記の場所にあります。

リソース名 ファイルの場所

Java のサンプルコード [インストールディレクトリ]\sample\java

C#のサンプルコード [インストールディレクトリ]\sample\cs

サンプル帳票 [インストールディレクトリ]\sample\form

サンプルデータ [インストールディレクトリ]\sample\data

SQLReportService クラスのサンプルプログラム

SQLReportService クラスを使用したサンプルコードを紹介します。このサンプルコードは、ログインユ

ーザ:wrs で、“TEST”ディテクトリの“product”という帳票の PDF を SQL からデータを取得して作成し、

c:\product.pdf としてセーブするプログラムです。

Java サンプルコード package jp.co.tenartni.wrs.sample; import java.io.FileOutputStream; import jp.co.tenartni.wrs.component.SQLReportService; public class JavaComponentSample {

public static void main(String[] args) throws Exception { //①コンポーネントクラスのインスタンスを作成する SQLReportService reportService = new SQLReportService(); //②サーバ情報を設定する reportService.setHostAddress("10.2.0.51"); reportService.setPortNo("8080"); //③ユーザの情報を設定する reportService.setUserId("wrs"); reportService.setPassword("srw"); //④帳票の情報を設定する reportService.setFolderName("TEST"); reportService.setReportAppName("product"); //⑤帳票を作成する byte[] pdfData = reportService.requestPdfData(false); //⑥データをセーブする。 FileOutputStream fileStream = new FileOutputStream("c:\\product.pdf"); try {

fileStream.write(pdfData); } finally {

fileStream.close(); }

} }

Page 20: WRC Server クライアントコンポーネントガイドれたSQL文字列が 無効になり、ここにセットした文字列がSQLとして実行されま す。 ※WRC Server側で、SQLの置換を許可している場合のみ、指定可能です。

クライアントコンポーネントガイド 20

Copyright(C) SIOS Technology, Inc.

C#サンプルコード using System; using WRSComponent; using System.IO; namespace WRSCSSampleCode { public class CSComponentSample1 { [STAThread] static void Main(string[] args) { //①コンポーネントクラスのインスタンスを作成する SQLReportService reportService = new SQLReportService(); //②サーバ情報を設定する reportService.HostAddress = "10.2.0.51"; reportService.PortNo = "8080"; //③ユーザの情報を設定する reportService.UserId ="wrs"; reportService.Password = "srw"; //④帳票の情報を設定する reportService.FolderName = "ASAI"; reportService.ReportAppName = "product"; //⑤帳票を作成する byte[] pdfData = reportService.requestPdfData(false); //⑥データをセーブする。 Stream fileStream = new FileStream("c:\\product.pdf", FileMode.Create); fileStream.Write(pdfData, 0, pdfData.Length); } } }

① コンポーネントクラスのインスタンスを作成する

引数無しのコンストラクタでコンポーネントクラスのインスタンスを作成します。

② サーバ情報を作成する

帳票サーバのホスト名と、ポート番号をそれぞれのプロパティにセットします。

③ ユーザの情報を設定する

ユーザ情報として、ユーザ ID とパスワードをそれぞれのプロパティセットします。

④ 帳票情報を設定する

帳票の情報として、フォルダ名と帳票名をそれぞれのプロパティにセットします。

⑤ 帳票を作成する

PDF 取得メソッドを実行し、PDF の byte 配列を取得します。

⑥ データをセーブする

取得したバイト配列をセーブします。

Page 21: WRC Server クライアントコンポーネントガイドれたSQL文字列が 無効になり、ここにセットした文字列がSQLとして実行されま す。 ※WRC Server側で、SQLの置換を許可している場合のみ、指定可能です。

クライアントコンポーネントガイド 21

Copyright(C) SIOS Technology, Inc.

XMLReportService クラスのサンプルプログラム

次に XMLReportService クラスを使用した、サンプルプログラムをご紹介します。このプログラムは、

ログインユーザ:wrs で、“TEST”ディテクトリの“XML_TEST”という帳票を、“NX810”という名称で登録

されている、サーバ上のプリンターでの印刷を要求するプログラムです。

帳票作成時のデータは、クライアントのローカルの C:\sampleXMLData.xml に XML 形式で定義されて

いるデータを使用します。 Java サンプルコード

package jp.co.tenartni.wrs.sample; import java.io.FileInputStream; import java.io.InputStream; import jp.co.tenartni.wrs.component.XMLReportService; /** * Javaコンポーネントサンプルコード2.<BR> * ログインユーザ:wrsで、“TEST”ディテクトリの“XML_TEST”という帳票を * サーバのプリンタ“NX810”での印刷を要求するプログラム。<BR> * 帳票作成時のデータは、ローカルのC:\sampleXMLData.xmlにXML形式で定義さ * れているデータを使用する * * @author 10art-ni Corporation */ public class JavaComponentSample2 { public static void main(String[] args) throws Exception { //①コンポーネントクラスのインスタンスを作成する XMLReportService reportService = new XMLReportService(); //②サーバ情報を設定する reportService.setHostAddress("10.2.0.51"); reportService.setPortNo("8080"); //③ユーザの情報を設定する reportService.setUserId("wrs"); reportService.setPassword("srw"); //④帳票の情報を設定する reportService.setFolderName("TEST"); reportService.setReportAppName("XML_TEST"); //⑤プリンタ名を設定する reportService.setPrinterName("NX810"); //⑥XMLデータを読み込む InputStream xmlSchemaStream = new FileInputStream("c:\\WRC Server\\sample\\xmlData\\sampleXMLData.xml"); //⑦印刷を要求する reportService.requestPrintData(false, xmlSchemaStream, null, true); xmlSchemaStream.close(); } }

Page 22: WRC Server クライアントコンポーネントガイドれたSQL文字列が 無効になり、ここにセットした文字列がSQLとして実行されま す。 ※WRC Server側で、SQLの置換を許可している場合のみ、指定可能です。

クライアントコンポーネントガイド 22

Copyright(C) SIOS Technology, Inc.

C#サンプルコード using System; using WRSComponent; using System.IO; namespace WRSCSSampleCode {

class CSComponentSample {

[STAThread] static void Main(string[] args) {

//①コンポーネントクラスのインスタンスを作成する XMLReportService reportService = new XMLReportService(); //②サーバ情報を設定する reportService.HostAddress = "10.2.0.51"; reportService.PortNo = "8080"; //③ユーザの情報を設定する reportService.UserId = "wrs"; reportService.Password = "srw"; //④帳票の情報を設定する reportService.FolderName = "TEST"; reportService.ReportAppName = "XML_TEST"; //⑤プリンター名を設定する reportService.PrinterName = "NX810"; //⑥XMLデータを読み込む Stream xmlSchemaStream =

new FileStream("c:\\sampleXMLData.xml", FileMode.Open); //⑦印刷を要求する reportService.requestPrintData(false, xmlSchemaStream, null,

true); xmlSchemaStream.Close();

} }

}

① コンポーネントクラスのインスタンスを作成する

引数無しのコンストラクタでコンポーネントクラスのインスタンスを作成します。

② サーバ情報を設定する

帳票サーバのホスト名と、ポート番号をそれぞれのプロパティにセットします。

③ ユーザの情報を設定する

ユーザ情報として、ユーザ ID とパスワードをそれぞれのプロパティセットします。

④ 帳票の情報を設定する

帳票の情報として、フォルダ名と帳票名をそれぞれのプロパティにセットします。

⑤ プリンター名を設定する

サーバに登録されているプリンター名を指定します。

⑥ XML データを読み込む

帳票を作成するためのデータが記述されている XML ファイルの Stream を作成します。

⑦ 印刷を要求する

印刷要求メソッドを実行し、印刷を要求します。

Page 23: WRC Server クライアントコンポーネントガイドれたSQL文字列が 無効になり、ここにセットした文字列がSQLとして実行されま す。 ※WRC Server側で、SQLの置換を許可している場合のみ、指定可能です。

クライアントコンポーネントガイド 23

Copyright(C) SIOS Technology, Inc.

CSVReportService クラスのサンプルプログラム

次にCSVReportServiceクラスを使用した、サンプルプログラムをご紹介します。このプログラムは、

ログインユーザ:wrsで、“TEST”ディテクトリの“CSV_TEST”という帳票をPDF形式で作成し、

[email protected]宛てにメール送信するプログラムです。帳票作成時のデータは、クライアントのローカ

ルのC:\sampleCSVData.csvにCSV形式で定義されているデータを使用します。

Java サンプルコード package jp.co.tenartni.wrs.sample; import java.io.FileInputStream; import java.io.InputStream; import jp.co.tenartni.wrs.component.CSVReportService; public class JavaComponentSample3 { public static void main(String[] args) throws Exception { //①コンポーネントクラスのインスタンスを作成する CSVReportService reportService = new CSVReportService(); //②サーバ情報を設定する reportService.setHostAddress("10.2.0.51"); reportService.setPortNo("8080"); //③ユーザの情報を設定する reportService.setUserId("wrs"); reportService.setPassword("srw"); //④帳票の情報を設定する reportService.setFolderName("TEST"); reportService.setReportAppName("CSV_TEST"); //⑤CSVデータを読み込む InputStream csvDataStream = new FileInputStream("c:\\sampleCSVData.csv"); //⑥メール送信を要求する reportService.requestPdfMail(null, "[email protected]", "PDF Created by WRS", "This pdf is requested by JavaCompnentSample3", "ATTACHED_PDF_MAIL", false, csvDataStream ); csvDataStream.close(); } }

Page 24: WRC Server クライアントコンポーネントガイドれたSQL文字列が 無効になり、ここにセットした文字列がSQLとして実行されま す。 ※WRC Server側で、SQLの置換を許可している場合のみ、指定可能です。

クライアントコンポーネントガイド 24

Copyright(C) SIOS Technology, Inc.

C#サンプルコード using System; using WRSComponent; using System.IO; namespace WRSCSSampleCode { class CSComponentSample3 { [STAThread] static void Main(string[] args) { //①コンポーネントクラスのインスタンスを作成する CSVReportService reportService = new CSVReportService(); //②サーバ情報を設定する reportService.HostAddress = "10.2.0.51"; reportService.PortNo = "8080"; //③ユーザの情報を設定する reportService.UserId = "wrs"; reportService.Password = "srw"; //④帳票の情報を設定する reportService.FolderName = "TEST"; reportService.ReportAppName = "CSV_TEST"; //⑤CSVデータを読み込む Stream csvDataStream = new FileStream("c:\\sampleCSVData.csv", FileMode.Open); //⑥メール送信を要求する reportService.requestPdfMail(null, "[email protected]", "PDF Created by WRS", "This pdf is requested by CSComponentSample3", "ATTACHED_PDF_MAIL", false, csvDataStream ); csvDataStream.Close(); } } }

① コンポーネントクラスのインスタンスを作成する

引数無しのコンストラクタでコンポーネントクラスのインスタンスを作成します。

② サーバ情報を設定する

帳票サーバのホスト名と、ポート番号をそれぞれのプロパティにセットします。

③ ユーザの情報を設定する

ユーザ情報として、ユーザ ID とパスワードをそれぞれのプロパティセットします。

④ 帳票の情報を設定する

帳票の情報として、フォルダ名と帳票名をそれぞれのプロパティにセットします。

⑤ CSV データを読み込む

帳票を作成するためのデータが記述されている CSV ファイルの Stream を作成します。

⑥ メール送信を要求する

メール送信要求メソッドを実行し、メール送信を要求します。

Page 25: WRC Server クライアントコンポーネントガイドれたSQL文字列が 無効になり、ここにセットした文字列がSQLとして実行されま す。 ※WRC Server側で、SQLの置換を許可している場合のみ、指定可能です。

クライアントコンポーネントガイド 25

Copyright(C) SIOS Technology, Inc.

WRSUtilService クラスのサンプルプログラム

次に WRSUtilService クラスを使用した、サンプルプログラムをご紹介します。

WRSUtilService クラスは、WRC Server で提供している様々なサービスを取得することが

できるクラスです。このサンプルプログラムでは生成済み PDF レポートの再出力を行います。

1. 生成済みレポートの作成日時を要求します。

ログインユーザ:wrsで、“TEST”ディレクトリの“PRODUCT_LIST”という帳票の2003年6月1日から

2003年6月30までに作成されたレポートの作成日時を取得します。

2. 生成済み PDF を要求します。

取得した作成日時の中から1 番最初の作成日時を指定して、生成済み PDF の再出力を行います。

Java サンプルコード package jp.co.tenartni.wrs.sample;

import java.io.*;

import jp.co.tenartni.wrs.component.WRSUtilService;

public class JavaComponentSample4 {

public static void main(String[] args) throws Exception {

//①コンポーネントクラスのインスタンスを作成する

WRSUtilService reportService = new WRSUtilService();

//②サーバ情報を設定する

reportService.setHostAddress("localhost");

reportService.setPortNo("8080");

//③ユーザの情報を設定する

reportService.setUserId("wrs");

reportService.setPassword("srw");

//④生成済みレポートの作成日時を要求する

String[] reoportDateList =

reportService.getCreatedReoportDateList("TEST","PRODUCT_LIST","20030601","20030630");

//⑤生成済みPDFを要求する

//[説明]④で取得したレポート作成日時の中から1番最初のレポートを出力します。

byte[] pdf = reportService.getCreatedPDF("TEST","PRODUCT_LIST",reoportDateList[0]);

FileOutputStream out = new FileOutputStream("c:/JavaComponentSample4.pdf");

out.write(pdf);

out.close();

} }

Page 26: WRC Server クライアントコンポーネントガイドれたSQL文字列が 無効になり、ここにセットした文字列がSQLとして実行されま す。 ※WRC Server側で、SQLの置換を許可している場合のみ、指定可能です。

クライアントコンポーネントガイド 26

Copyright(C) SIOS Technology, Inc.

C#サンプルコード using System;

using WRSComponent;

using System.IO;

namespace WRSCSSampleCode

{

/// <summary>

/// C#コンポーネントサンプルコード4

/// </summary>

/// <remarks>

/// ログインユーザ:wrsで、“TEST”ディレクトリの“PRODUCT_LIST”という帳票の<br>

/// 作成済みレポートの作成日時を取得します。取得した作成日時の中から、1番最初の<br>

/// レポートを指定して、生成済みPDFの再出力を行います。<br>

///

public class CSComponentSample4

{

[STAThread]

static void Main(string[] args)

{

//①コンポーネントクラスのインスタンスを作成する

WRSUtilService reportService = new WRSUtilService(); //②サーバ情報を設定する

reportService.HostAddress = "localhost";

reportService.PortNo = "8080";

//③ユーザの情報を設定する

reportService.UserId = " wrs ";

reportService.Password = " srw ";

//④生成済みレポートの作成日時を要求する

String[] reoportDateList =

reportService.getCreatedReoportDateList("TEST","PRODUCT_LIST","20030601","20030630");

//⑤生成済みPDFを要求する

//[説明]④で取得したレポート作成日時の中から1番最初のレポートを出力します。

byte[] pdf = reportService.getCreatedPDF("TEST","PRODUCT_LIST",reoportDateList[0]);

Stream fileStream = new FileStream("c:\\CSComponentSample4.pdf", FileMode.Create);

fileStream.Write(pdf, 0, pdf.Length);

}

}

}

① コンポーネントクラスのインスタンスを作成する

引数無しのコンストラクタでコンポーネントクラスのインスタンスを作成します。

② サーバ情報を設定する

帳票サーバのホスト名と、ポート番号をそれぞれのプロパティにセットします。

③ ユーザの情報を設定する

ユーザ情報として、ユーザ ID とパスワードをそれぞれのプロパティセットします。

④ 生成済みレポートの作成日時を要求する

フォルダー名、レポート名、検索開始日、検索終了日、を指定して生成済みレポートの作成日

時を取得します。

⑤ 生成済み PDF を要求する

フォルダー名、レポート名、作成日時、を指定して生成済みレポートを取得します。