Systemwalker for Oracle - Fujitsu...

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B1WD-2916-01 20106UNIX/Windows(R)共通 Systemwalker for Oracle 運用ガイド

Transcript of Systemwalker for Oracle - Fujitsu...

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B1WD-2916-012010年6月

UNIX/Windows(R)共通

Systemwalker for Oracle

運用ガイド

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まえがき

本書の目的

本書は、Systemwalker Centric ManagerおよびSystemwalker Event Agentのオプション製品である「Systemwalker for Oracle V13.4.0」の運用方法について説明しています。

Systemwalker for Oracleは、Systemwalker Centric ManagerまたはSystemwalker Event Agentが運用管理を行う分散システム上で稼働

するOracleデータベース・システム(以下、「Oracle」と略します)を運用管理するソフトウェア製品です。

Systemwalker for Oracleの製品体系は、Systemwalker for Oracleマネージャ(以下、「for Oracleマネージャ」と略します)と、Systemwalkerfor Oracleエージェント(以下、「for Oracleエージェント」と略します)からなります。特に区別する必要がない場合は、総称して「Systemwalkerfor Oracle」と表記します。

Systemwalkerとは、富士通株式会社が提供する分散システムの運用管理製品の総称です。

本書の読者

本書は、Systemwalker for Oracleを使用してOracleシステムの運用管理を行う方を対象としています。そのため、Oracleのデータベー

ス管理を行える知識を持っていることを前提としています。

また、本書は、読者にOracleのデータベースに関する知識があることを前提としていますので、一部の用語および項目については説

明を省いています。

本書の構成

本書は、1章~4章、および付録から構成されています。

第1章 監視

Systemwalker for Oracleの監視機能について説明しています。

第2章 調査

Systemwalker for Oracleが通知するメッセージに対して、調査を行う場合について説明しています。

第3章 保守

Systemwalker for Oracleの保守情報について説明しています。

第4章 Systemwalker for Oracleの監視デーモン/サービス

Systemwalker for Oracleの監視デーモンおよびサービスについて説明しています。

◆付録

付録A メッセージ

Systemwalker for Oracleが出力するメッセージについて説明しています。

付録B コマンドリファレンス

Systemwalker for Oracleで使用するコマンドについて説明しています。

付録C Oracle状態監視の監視項目の詳細

Systemwalker for OracleのOracle状態監視機能で設定可能な監視項目について説明しています。

付録D Oracle調査項目一覧の詳細

Systemwalker for OracleのOracle調査項目一覧で実行できる各項目について説明しています。

付録E 旧バージョンの資源を使用する場合【Solaris版/Windows版】

Systemwalker for Oracle 5.x(Solaris版)またはV5.0(Windows版)で使用していた資源を使用する場合の手順について説明しています。

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注意事項

◆本書のコメント

業務サーバまたは部門管理サーバにSystemwalker Event Agentをインストールし、Systemwalker for Oracleの運用を行う場合、本書の

「Systemwalker Centric Manager」の箇所を「Sytemwalker Event Agent」とお読み替えください。

◆略語表記について

・ Solaris(TM) オペレーティングシステムを「Solaris」と略しています。

・ Windows(R) 7 Professional、Windows(R) 7 Enterprise、Windows(R) 7 Ultimateを「Windows 7」と略しています。

・ Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 R2 Foundation、Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 R2 Standard、Microsoft(R) WindowsServer(R) 2008 R2 EnterpriseおよびMicrosoft(R) Windows Server(R) 2008 R2 Datacenterを「Windows Server 2008 R2」と略してい

ます。

・ Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 FoundationおよびMicrosoft(R) Windows Server(R) 2008 R2 Foundationを「Windows Server2008 Foundation」と略しています。

・ Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 DatacenterおよびMicrosoft(R) Windows Server(R) 2008 Datacenter without Hyper-V(TM)を「Windows Server 2008 DTC」と略しています。

・ Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 Standard、Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 Standard without Hyper-V(TM)を「Windows Server 2008 STD」と略しています。

・ Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 Enterprise、Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 Enterprise without Hyper-V(TM)を「Windows Server 2008 EE」と略しています。

・ 「Windows Server 2008 R2」、「Windows Server 2008 Foundation」、「Windows Server 2008 DTC」、「Windows Server(R) 2008STD」、「Windows Server(R) 2008 EE」を「Windows Server 2008」と略しています。

・ Microsoft(R) Windows Server(R) 2003, Standard Edition 、Microsoft(R) Windows Server(R) 2003, Standard x64 Edition 、Microsoft(R) Windows Server(R) 2003 R2, Standard EditionおよびMicrosoft(R) Windows Server(R) 2003 R2, Standard x64 Editionを「Windows Server 2003 STD (x64)/(x86)」と略しています。

・ Microsoft(R) Windows Server(R) 2003, Enterprise Edition、Microsoft(R) Windows Server(R) 2003, Enterprise x64 Edition、Microsoft(R) Windows Server(R) 2003 R2, Enterprise EditionおよびMicrosoft(R) Windows Server(R) 2003 R2, Enterprise x64Edition を「Windows Server 2003 EE (x64)/(x86)」と略しています。

・ Microsoft(R) Windows Server(R) 2003, Datacenter Edition、Microsoft(R) Windows Server(R) 2003, Datacenter x64 Edition、Microsoft(R) Windows Server(R) 2003 R2, Datacenter EditionおよびMicrosoft(R) Windows Server(R) 2003 R2, Datacenter x64Edition を「Windows Server 2003 DTC (x64)/(x86)」と略しています。

・ Microsoft(R) Windows(R) 2000 ServerおよびMicrosoft(R) Windows(R) 2000 Advanced Serverを「Windows(R) 2000」と略していま

す。

・ Windows Vista(R) Business、Windows Vista(R) Enterprise、Windows Vista(R) Ultimateを「Windows Vista」と略しています。

・ Microsoft(R) Windows(R) XP Professionalを「Windows(R) XP」と略しています。

・ Microsoft(R) Windows(R) 2000 Professionalを「Windows(R) 2000 Pro」と略しています。

・ Red Hat Enterprise Linux AS (v.3 for x86)およびRed Hat Enterprise Linux ES (v.3 for x86)を「RHEL-AS3/ES3」と略しています。

・ Red Hat Enterprise Linux AS (v.4 for x86)およびRed Hat Enterprise Linux ES (v.4 for x86)を「RHEL-AS4(x86)/ES4(x86)」と略して

います。

・ Red Hat Enterprise Linux AS (v.4 for EM64T)およびRed Hat Enterprise Linux ES (v.4 for EM64T)を「RHEL-AS4(EM64T)/ES4(EM64T)」と略しています。

・ Red Hat Enterprise Linux AS (v.4 for Itanium)を「RHEL-AS4(IPF)」と略しています。

・ Red Hat Enterprise Linux 5 (for x86)を「RHEL5(x86)」と略しています。

・ Red Hat Enterprise Linux 5 (for Intel64)を「RHEL5(Intel64)」と略しています。

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・ Red Hat Enterprise Linux 5 (for Intel Itanium)を「RHEL5(IPF)」と略しています。

・ Solaris上で動作するSystemwalker for Oracleを「Solaris版 Systemwalker for Oracle」または「Solaris版」と略しています。

・ Windows上、およびWindows x64 Editionsに対応したWindows上で動作するSystemwalker for Oracleを「Windows版 Systemwalkerfor Oracle」または「Windows版」と略しています。また、Windows x64 Editionsに対応したWindows上で動作するSystemwalker forOracleの固有記事を「Windows x64版」と略しています。

・ Linux上、Linux for Intel64に対応したLinux上およびIItaniumに対応したLinux上で動作するSystemwalker for Oracleを「Linux版Systemwalker for Oracle」または「Linux版」と略しています。また、Linux for Intel64に対応したLinux上で動作するSystemwalkerfor Oracleの固有記事を「Linux for Intel64版」、Itaniumに対応したLinux上で動作するSystemwalker for Oracleの固有記事を「Linuxfor Itanium版」と略しています。

・ Solaris、Linux上で動作するSystemwalker for Oracleを「UNIX版 Systemwalker for Oracle」または「UNIX版」と略しています。

・ Solaris上で動作するSystemwalker Centric Managerを「Solaris版 Systemwalker Centric Manager」と略しています。

・ Windows上で動作するSystemwalker Centric Managerを「Windows版 Systemwalker Centric Manager」と略しています。また、

Windows x64 Editionsに対応したWindows上で動作するSystemwalker Centric Managerの固有記事を「Windows x64版Systemwalker Centric Manager」と略しています。

・ Linux上、Linux for Intel64に対応したLinux上およびItaniumに対応したLinux上で動作するSystemwalker Centric Managerを「Linux版 Systemwalker Centric Manager」と略しています。また、Linux for Intel64に対応したLinux上で動作するSystemwalker CentricManagerの固有記事を「Linux for Intel64版 Systemwalker Centric Manager」、Itaniumに対応したLinux上で動作するSystemwalkerCentric Managerの固有記事を「Linux for Itanium版 Systemwalker Centric Manager」と略しています。

・ Apacheは、Apache Software Foundationの登録商標または商標です。

本書の位置付け

本書を読む前に、あらかじめ以下のマニュアルをお読みください。

Systemwalker Centric Manager

・ “Systemwalker Centric Manager 解説書”

・ “Systemwalker Centric Manager 導入手引書”

・ “Systemwalker Centric Manager 使用手引書 監視機能編”

・ “Systemwalker Centric Manager 使用手引書 資源配付機能編”

・ “Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル”

・ “Systemwalker Centric Manager バージョンアップガイド”

・ “Systemwalker Centric Manager グローバルサーバ運用管理ガイド”

Systemwalker Event Agent

・ “Systemwalker Event Agent 説明書”

商標について

Microsoft、Windows、Windows NT、Windows Vista、およびWindows Serverまたはその他のマイクロソフト製品の名称および製品名

は、米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における登録商標または商標です。

Microsoft Corporationのガイドラインに従って画面写真を使用しています。

Sun、Sun Microsystems、サンのロゴマーク、Sun/Solaris/Java に関連するすべての商標およびロゴマークは、米国 Sun Microsystems, Inc.の米国およびその他の国における商標または登録商標です。

Sun、SunClusterは、米国およびその他の国における米国Sun Microsystems, Inc.の商標または 登録商標です。

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ORACLEおよびOracleは、米国Oracle Corporationおよびその子会社、関連会社の登録商標です。

Oracle8、Oracle8i、Oracle9i、Oracle10gおよびOracle11gは、米国Oracle Corporationの商標です。

UNIXは、米国およびその他の国におけるオープン・グループの登録商標です。

Intel、Itaniumは、米国およびその他の国におけるIntel Corporationまたはその子会社の登録商標または商標です。

Linuxは、Linus Torvalds氏の米国およびその他の国における登録商標あるいは商標です。

Red Hat、RPMおよびRed Hatをベースとしたすべての商標とロゴは、Red Hat, Inc.の米国およびその他の国における登録商標または

商標です。

HP-UXは、米国Hewlett-Packard社の登録商標です。

Systemwalker、Interstage、Symfowareは富士通株式会社の登録商標です。

その他の会社名および製品名は、それぞれの会社の商標もしくは登録商標です。

輸出管理規制について

本書を輸出または提供する場合は、外国為替および外国貿易法および米国輸出管理関連法規などの規制をご確認の上、必要な手

続きをおとりください。

2010年6月

改版履歴

2010年6月 初版

Copyright FUJITSU LIMITED 1999-2010

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目 次

第1章 監視................................................................................................................................................................................11.1 アラートログの監視..............................................................................................................................................................................1

1.1.1 アラートログの監視方法について................................................................................................................................................11.1.2 アラートログ監視のメッセージについて.......................................................................................................................................3

1.2 トレースファイルの監視.......................................................................................................................................................................31.2.1 トレースファイルの監視方法について.........................................................................................................................................41.2.2 トレースファイル監視のメッセージについて................................................................................................................................6

1.3 プロセスの監視[UNIX].......................................................................................................................................................................61.3.1 プロセス監視の監視方法について..............................................................................................................................................71.3.2 プロセス監視のメッセージについて.............................................................................................................................................7

1.4 Oracleの状態監視 ..............................................................................................................................................................................81.4.1 Oracle状態監視の監視方法について.........................................................................................................................................81.4.2 Oracle状態監視のメッセージについて........................................................................................................................................9

第2章 調査..............................................................................................................................................................................112.1 通知メッセージに対する調査............................................................................................................................................................11

2.1.1 メッセージ詳細の表示................................................................................................................................................................112.1.2 Oracle一次調査..........................................................................................................................................................................122.1.3 Oracle調査項目一覧..................................................................................................................................................................152.1.4 Oracle Enterprise Manager(OEM)との連携...............................................................................................................................17

第3章 保守..............................................................................................................................................................................193.1 ポリシーの保守..................................................................................................................................................................................19

3.1.1 ポリシーのバックアップ...............................................................................................................................................................193.1.2 ポリシーのリストア.......................................................................................................................................................................21

3.2 拡張監視機能の保守........................................................................................................................................................................223.2.1 定義ファイルのバックアップ.......................................................................................................................................................223.2.2 定義ファイルのリストア................................................................................................................................................................22

第4章 Systemwalker for Oracleの監視デーモン/サービス.....................................................................................................244.1 Systemwalker for Oracleの監視デーモン/サービスについて.......................................................................................................24

4.1.1 Systemwalker for Oracleの監視デーモンについて[UNIX]....................................................................................................244.1.2 Systemwalker for Oracleの監視サービスについて[Windows]................................................................................................24

4.2 操作する............................................................................................................................................................................................254.2.1 一時停止....................................................................................................................................................................................254.2.2 再開............................................................................................................................................................................................274.2.3 状態確認....................................................................................................................................................................................294.2.4 起動[UNIX]..............................................................................................................................................................................304.2.5 停止[UNIX]..............................................................................................................................................................................304.2.6 再起動........................................................................................................................................................................................31

付録A メッセージ......................................................................................................................................................................32A.1 メッセージ..........................................................................................................................................................................................32A.2 トラブル解決に必要な資料............................................................................................................................................................132

付録B コマンドリファレンス.....................................................................................................................................................134B.1 導入時に使用するコマンド.............................................................................................................................................................135

B.1.1 [UNIX] mpormsetup(運用管理サーバ環境設定コマンド)...................................................................................................135B.1.2 [UNIX] mporbsetup(業務サーバ環境設定コマンド)............................................................................................................136B.1.3 [Windows] mpormstup.exe(運用管理サーバ、業務サーバおよび部門管理サーバの環境設定コマンド)........................137B.1.4 [Windows] mporstup.exe(運用管理クライアント環境設定コマンド).....................................................................................137B.1.5 [Windows] MpOrSetmenu.exe(メニュー設定コマンド)..........................................................................................................138B.1.6 [UNIX] mporaenvset(Oracle環境情報設定コマンド).............................................................................................................139B.1.7 [Windows] mporaenvset.exe(Oracle環境情報設定コマンド)................................................................................................140B.1.8 [UNIX] mporaenvdsp(Oracle環境情報参照コマンド)............................................................................................................141B.1.9 [Windows] mporaenvdsp.exe(Oracle環境情報参照コマンド)...............................................................................................142

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B.1.10 [UNIX] mporcndset(Oracle状態監視設定コマンド).............................................................................................................143B.1.11 [Windows] mporcndset.exe(Oracle状態監視設定コマンド)................................................................................................145B.1.12 [UNIX] mporcnddsp(Oracle状態監視参照コマンド)............................................................................................................146B.1.13 [Windows] mporcnddsp.exe(Oracle状態監視参照コマンド)...............................................................................................148B.1.14 [UNIX] mporsetobj(オブジェクト指定コマンド)...................................................................................................................151B.1.15 [Windows] mporsetobj.exe(オブジェクト指定コマンド).......................................................................................................153B.1.16 [Windows] mporcontreg.exe(メッセージ情報ファイルアクセスコマンド).............................................................................155B.1.17 [Solaris] mporpolconv(ポリシーの移行コマンド).................................................................................................................155B.1.18 [Windows] mporpolconv.exe(ポリシーの移行コマンド)......................................................................................................156B.1.19 [Windows] mporiisset.exe(仮想ディレクトリ設定コマンド)....................................................................................................157B.1.20 [Windows] mporiisext.bat(Webサービス拡張設定コマンド)................................................................................................157B.1.21 [Windows] mporiis7ext.bat(WebサーバCGI拡張設定コマンド)..........................................................................................158B.1.22 [UNIX] mporsetusr (Oracleアクセスユーザ設定コマンド)....................................................................................................158B.1.23 [UNIX] mporaenvchk (Oracle接続確認コマンド).................................................................................................................159B.1.24 [Windows] mporaenvchk.bat (Oracle接続確認コマンド)......................................................................................................160B.1.25 [Windows] mporchgport.exe (ポート番号変更コマンド).......................................................................................................161

B.2 運用時に使用するコマンド.............................................................................................................................................................162B.2.1 [UNIX] デーモンの起動コマンド............................................................................................................................................162B.2.2 [UNIX] デーモンの停止コマンド............................................................................................................................................162B.2.3 [UNIX] デーモンの再起動コマンド........................................................................................................................................163B.2.4 [Windows] 監視サービスの再起動コマンド...........................................................................................................................163B.2.5 [Windows] 拡張監視機能の条件適用コマンド......................................................................................................................164B.2.6 [UNIX] mpordmnctrl(デーモンの操作コマンド)...................................................................................................................165B.2.7 [Windows] mpordmnctrl.exe(監視プロセスの操作コマンド)................................................................................................166

B.3 保守時に使用するコマンド.............................................................................................................................................................168B.3.1 [UNIX] mporbkupenv(ポリシーのバックアップ)....................................................................................................................168B.3.2 [UNIX] mporrestorenv(ポリシーのリストア)............................................................................................................................168B.3.3 [Windows] MpOrBRENV.exe(ポリシーのバックアップ/リストア)...........................................................................................169

付録C Oracle状態監視の監視項目の詳細.............................................................................................................................170C.1 性能の監視.....................................................................................................................................................................................170C.2 セッションの監視.............................................................................................................................................................................193C.3 領域の監視.....................................................................................................................................................................................198C.4 状態の監視.....................................................................................................................................................................................219C.5 キャッシュ・フュージョンの監視(RAC固有)[EE]...........................................................................................................................223C.6 Data Guard運用状況の監視(Data Guard環境固有)[EE]............................................................................................................227

付録D Oracle調査項目一覧の詳細........................................................................................................................................230

付録E 旧バージョンの資源を使用する場合【Solaris版/Windows版】.......................................................................................255E.1 旧バージョンのOracle環境情報定義ファイルを使用する場合.....................................................................................................255E.2 旧バージョンのポリシーをバックアップする場合...........................................................................................................................255

索引......................................................................................................................................................................................258

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第1章 監視

Systemwalker for Oracleの各監視機能について説明します。

1.1 アラートログの監視

アラートログに出力される監視対象メッセージ(「ORA-」または「OSD-」で始まるメッセージ)は、Systemwalker Centric ManagerのSystemwalkerコンソールに出力されます。

監視メッセージが出力されると、Systemwalkerコンソールで監視メッセージの出力場所が異常状態色に点滅します。出力された監視

メッセージは、Systemwalkerコンソールの監視イベント一覧に表示されます。ここで出力されたメッセージを確認します。

アラートログファイルの監視条件については「Oracle環境情報の設定」で設定します。

「Oracle環境情報の設定」については“Systemwalker for Oracle 導入ガイド”-“Oracleの監視を行うための設定”を参照してください。

注意

監視対象「アラートログファイル格納先」および「アラートログファイル」操作時の注意事項

監視対象となっているアラートログファイルの格納ディレクトリの操作時は、アラートログ監視デーモンまたはアラートログ監視プロセス

を一時停止してください。

また、操作が完了した後、アラートログ監視デーモンまたはアラートログ監視プロセスを再開してください。

・ 一時停止方法については“4.2.1 一時停止”を参照してください。

・ 再開方法については、“4.2.2 再開”を参照してください。

・ 監視対象となっているアラートログファイル内のデータを削除する場合は、データの一部を削除することは行わず、アラートログファ

イル内のデータすべてを削除してください。

注意

アラートログ監視機能使用時の注意事項

アラートログ監視デーモンまたはアラートログ監視プロセスの動作中、停止中および一時停止中を問わず、アラートログ監視機能を使

用する場合は、監視対象であるサーバのマシン設定時刻を戻さないでください。

1.1.1 アラートログの監視方法について

アラートログの監視方法について説明します。

監視を行うデーモンおよびサービスについて

アラートログ監視は、以下のデーモンまたはサービス(プロセス)の起動後、30秒間隔で監視を行います。

・ 監視対象サーバがUNIX系マシンの場合

アラートログの監視はアラートログ監視デーモン(sfologmon)によって実施されます。

・ 監視対象サーバがWindowsマシンの場合

アラートログの監視はSystemwalker for Oracleのサービス(Systemwalker for Oracle Monitor)のアラートログ監視プロセスによって

実施されます。

監視処理の流れ

アラートログ監視の流れを以下に示します。

以下の図は、ポリシー配付後、アラートログ監視機能の状態を操作した場合に、どのように監視が行われるかを示しています。

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アラートログ監視が起動するタイミング

アラートログ監視が起動するタイミングについて説明します。

・ 監視対象サーバがUNIX系マシンの場合

- Oracle環境情報の設定後、ポリシー配付を行った時

(「ポリシーの即時適用」を行った場合)

- マシンを再起動した時

- 起動コマンド(「startlogmon」コマンド)を実行した時

・ 監視対象サーバがWindowsマシンの場合

- Oracle環境情報の設定後、ポリシー配付を行った時

(「ポリシーの即時適用」を行った場合)

- OSのサービス制御により、監視サービス(Systemwalker for Oracle Monitor)を起動した時

- マシンを再起動した時

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注意

アラートログ監視が起動する際の注意事項

・ Systemwalker for Oracleのインストール直後にアラートログ監視を起動した場合、通知されるアラートログのメッセージは、アラート

ログ監視機能が起動した後のもののみとなります。

・ 動作中のアラートログ監視を停止し、再度起動した場合、停止中に出力されたアラートログのメッセージが通知されます。

アラートログ監視が停止するタイミング

アラートログ監視が停止するタイミングについて説明します。

アラートログ監視が停止している間は、メッセージは通知されません。

・ 監視対象サーバがUNIX系マシンの場合

- マシンを停止した時

- 停止コマンド(「stoplogmon」コマンド)を実行した時

・ 監視対象サーバがWindowsマシンの場合

- OSのサービス制御により、監視サービス(Systemwalker for Oracle Monitor)を停止した時

- マシンを停止した時

注意

- 一時停止中は、対象のORACLE_SIDに対する監視メッセージは通知されません。

1.1.2 アラートログ監視のメッセージについて

以下の形式のメッセージが表示されます。

なお、Oracleからアラートログに出力された監視対象メッセージの番号が5桁未満である場合は、自動的に5桁に桁数を合わせます

(例:ORA-3 → ORA-00003)。

・ 監視対象サーバがUNIX系マシンの場合

UX:Oracle:エラー:XXXXX(SID:sid)

・ 監視対象サーバがWindowsマシンの場合

AP:Oracle:エラー:XXXXX(SID:sid)

XXXXX

アラートログに出力されたOracleのエラーメッセージ

sid

「Oracle環境情報の設定」で指定したORACLE_SID

1.2 トレースファイルの監視

Oracleのトレースファイル出力先を監視して、トレースファイルが作成または更新されるとSystemwalker Centric ManagerのSystemwalkerコンソールに監視メッセージを表示します。

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監視メッセージが表示されると、Systemwalkerコンソールで監視メッセージの出力場所が異常状態色で点滅します。出力された監視

メッセージはSystemwalkerコンソールの監視イベント一覧に表示されます。ここで出力されたメッセージを確認します。

トレースファイルの監視条件については「Oracle環境情報の設定」で設定します。

「Oracle環境情報の設定」については“Systemwalker for Oracle 導入ガイド”-“Oracleの監視を行うための設定”を参照してください。

トレースファイルは拡張子が「.trc」となっているファイルです。

注意

監視対象「トレースファイル格納先」および「トレースファイル」操作時の注意事項

監視対象となっているトレースファイルの格納ディレクトリの操作時、およびトレースファイルの削除時は、トレースファイル監視デーモ

ンまたはトレースファイル監視プロセスを一時停止してください。

また、操作が完了した後、アラートログ監視デーモンまたはアラートログ監視プロセスを再開してください。

・ 一時停止方法については“4.2.1 一時停止”を参照してください。

・ 再開方法については、“4.2.2 再開”を参照してください。

注意

トレースファイル監視機能使用時の注意事項

トレースファイル監視デーモンまたはトレースファイル監視プロセスの動作中、停止中および一時停止中を問わず、トレースファイル監

視機能を使用する場合は、監視対象であるサーバのマシン設定時刻を戻さないでください。

1.2.1 トレースファイルの監視方法について

トレースファイルの監視方法について説明します。

監視を行うデーモンおよびサービスについて

トレースファイルの監視は、以下のデーモンまたはサービス(プロセス)の起動後、30秒間隔で監視を行います。

・ 監視対象サーバがUNIX系マシンの場合

トレースファイルの監視はトレースファイル監視デーモン(sfotrcmon)によって実施されます。

・ 監視対象サーバがWindowsマシンの場合

トレースファイルの監視はSystemwalker for Oracleのサービス(Systemwalker for Oracle Monitor)のトレースファイル監視プロセス

によって実施されます。

監視処理の流れ

トレースファイル監視の流れを以下に示します。

以下の図は、ポリシー配付後、トレースファイル監視機能の状態を操作した場合に、どのように監視が行われるかを示しています。

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トレースファイル監視が起動するタイミング

トレースファイルの監視が起動するタイミングについて説明します。

・ 監視対象サーバがUNIX系マシンの場合

- Oracle環境情報の設定後、ポリシー配付を行った時

(「ポリシーの即時適用」を行った場合)

- マシンを再起動した時

- 起動コマンド(「starttrcmon」コマンド)を実行した時

・ 監視対象サーバがWindowsマシンの場合

- Oracle環境情報の設定後、ポリシー配付を行った時

(「ポリシーの即時適用」を行った場合)

- OSのサービス制御により、監視サービス(Systemwalker for Oracle Monitor)を起動した時

- マシンを再起動した時

注意

トレースファイル監視が起動する際の注意事項

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・ Systemwalker for Oracleのインストール直後にトレースファイル監視を起動した場合、通知されるトレースファイルの監視メッセージ

は、トレースファイル監視機能が起動した後に作成および更新されたファイルのみが対象となります。

・ 動作中のトレースファイル監視を停止し、再度起動した場合、停止中に作成および更新されたトレースファイルのメッセージが通知

されます。ただし、停止中に作成および更新されたファイルについては、通知されるメッセージは1つとなります。

トレースファイル監視が停止するタイミング

トレースファイル監視が停止するタイミングについて説明します。

トレースファイル監視が停止している間は、メッセージは通知されません。

・ 監視対象サーバがUNIX系マシンの場合

- マシンを停止した時

- 停止コマンド(「stoptrcmon」コマンド)を実行した時

・ 監視対象サーバがWindowsマシンの場合

- OSのサービス制御により、監視サービス(Systemwalker for Oracle Monitor)を停止した時

- マシンを停止した時

注意

トレースファイル監視が一時停止する際の注意事項

- 一時停止中は、対象のORACLE_SIDに対する監視メッセージは通知されません。

1.2.2 トレースファイル監視のメッセージについて

以下の形式のメッセージが表示されます。

ファイル名が同一である場合、通知されるメッセージは1つとなります。

・ 監視対象サーバがUNIX系マシンの場合

UX:Oracle:警告:FOR-01400:警告:XXXXXファイルが作成または更新されました。(sid)

・ 監視対象サーバがWindowsマシンの場合

AP:Oracle:警告:FOR-01400:警告:XXXXXファイルが作成または更新されました。(sid)

XXXXX

トレースファイルのフルパス名

sid

「Oracle環境情報の設定」で指定したORACLE_SID

1.3 プロセスの監視[UNIX]Oracleのバックグラウンド・プロセスを監視してプロセスが終了した場合、Systemwalker Centric ManagerのSystemwalkerコンソールに

監視メッセージを表示します。

- 6 -

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監視メッセージが表示されると、Systemwalkerコンソールで監視メッセージの出力場所が異常状態色で点滅します。出力された監視

メッセージはSystemwalkerコンソールの監視イベント一覧に表示されます。ここで出力されたメッセージを確認します。

プロセスの監視は、監視対象のサーバがUNIX系マシンである場合のみ可能です。

プロセスの監視条件については「Oracle環境情報の設定」で設定します。

「Oracle環境情報の設定」については“Systemwalker for Oracle 導入ガイド”-“Oracleの監視を行うための設定”を参照してください。

注意

プロセスの監視機能使用時の注意事項

プロセス監視デーモンの動作中は、監視対象であるサーバのマシン設定時刻を戻さないでください。

1.3.1 プロセス監視の監視方法について

プロセスの監視方法について説明します。

監視を行うデーモンについて

プロセスの監視は、プロセス監視デーモン(sfopsmon)によって実施されます。

プロセス監視デーモンの一時停止および再開手順については“4.2.1 一時停止”および“4.2.2 再開”を参照してください。

プロセス監視が起動するタイミング

プロセス監視が起動するタイミングについて説明します。

・ Oracle環境情報の設定後、ポリシー配付を行った時

(「ポリシーの即時適用」を行った場合)

・ マシンを再起動した時

・ 起動コマンド(「startpsmon」コマンド)を実行した時

プロセス監視が停止するタイミング

プロセス監視が停止するタイミングについて説明します。

プロセス監視が停止している間は、メッセージは通知されません。

・ マシンを停止した時

・ 停止コマンド(「stoppsmon」コマンド)を実行した時

注意

・ 一時停止中は、対象のORACLE_SIDに対する監視メッセージは通知されません。

1.3.2 プロセス監視のメッセージについて

以下の形式のメッセージが表示されます。

UX:Oracle:警告:FOR-01200:警告:[プロセス実効ユーザ名]プロセスXXXXX(pid)が終了しました。(sid)

- 7 -

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XXXXX

プロセス名

pid

プロセスのプロセスID

sid

「Oracle環境情報の設定」で指定したORACLE_SID

1.4 Oracleの状態監視

Oracleの稼働状態を監視して異常状態になった場合、Systemwalkerコンソールにメッセージを表示します。

監視メッセージが表示されると、Systemwalkerコンソールで監視メッセージの出力場所が異常状態色で点滅します。出力された監視

メッセージはSystemwalkerコンソールの監視イベント一覧に表示されます。ここで出力されたメッセージを確認します。

監視条件は「Oracle状態監視の条件設定」で設定します。

「Oracle状態監視の条件設定」については“Systemwalker for Oracle 導入ガイド”-“Oracleの監視を行うための設定”を参照してくださ

い。

1.4.1 Oracle状態監視の監視方法について

Oracle状態監視の監視方法について説明します。

監視を行うデーモンおよびサービスについて

Oracle状態監視は、以下のデーモンまたはサービス(プロセス)で行います。

・ 監視対象サーバがUNIX系マシンの場合

Oracle状態監視はOracle状態監視デーモン(sfostmon)によって実施されます。

・ 監視対象サーバがWindowsマシンの場合

Oracle状態監視はSystemwalker for Oracleのサービス(Systemwalker for Oracle Monitor)のOracle状態監視プロセスによって実施

されます。

Oracle状態監視機能の一時停止および再開手順については“4.2.1 一時停止”および“4.2.2 再開”を参照してください。

Oracle状態監視が起動するタイミング

Oracle状態監視が起動するタイミングについて説明します。

・ 監視対象サーバがUNIX系マシンの場合

- Oracle環境情報およびOracle状態監視の条件の設定後、ポリシー配付を行った時

(「ポリシーの即時適用」を行った場合)

- マシンを再起動した時

- 起動コマンド(「startstmon」コマンド)を実行した時

・ 監視対象サーバがWindowsマシンの場合

- Oracle環境情報およびOracle状態監視の条件の設定後、ポリシー配付を行った時

(「ポリシーの即時適用」を行った場合)

- OSのサービス制御により、監視サービスを起動した時

- マシンを再起動した時

- 8 -

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Oracle状態監視が停止するタイミング

Oracle状態監視が停止するタイミングについて説明します。

Oracle状態監視が停止している間は、メッセージは通知されません。

・ 監視対象サーバがUNIX系マシンの場合

- マシンを停止した時

- 停止コマンド(「stopstmon」コマンド)を実行した時

・ 監視対象サーバがWindowsマシンの場合

- OSのサービス制御により、監視サービスを停止した時

- マシンを停止した時

注意

・ 一時停止中は、対象のORACLE_SIDに対する監視メッセージは通知されません。

1.4.2 Oracle状態監視のメッセージについて

Oracle状態監視のメッセージ形式について以下に説明します。

・ 監視対象サーバがUNIX系マシンの場合

UX:Oracle:エラー情報:FOR-XXXXX:重要度:[sid] 通知メッセージ

・ 監視対象サーバがWindowsマシンの場合

AP:Oracle:エラー情報:FOR-XXXXX:重要度:[sid] 通知メッセージ

エラー情報

重要度(Oracle状態監視設定で指定した値)によって、以下のものが表示されます。

重要度 エラー情報

警告 警告

重要 エラー

重要 停止

FOR-XXXXX

Systemwalker for Oracleのメッセージ番号

重要度

「Oracle状態監視の条件設定」で指定した値

選択された監視項目がしきい値条件を設定しない項目の場合は「警告」と表示されます。

sid

「Oracle環境情報の設定」で指定したORACLE_SID

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通知メッセージ

「Oracle状態監視の条件設定」で設定した各監視項目に対する通知メッセージ

メッセージ詳細については“A.1 メッセージ”(FOR-01xxx)を参照してください。

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第2章 調査

Systemwalker for Oracleで行う調査機能について説明します。

2.1 通知メッセージに対する調査

Systemwalker for Oracleでは、ユーザ定義の対処として、Systemwalker for Oracleが通知するメッセージ(「ORA-」、「OSD-」または

「FOR-」から始まるメッセージ)に対して、調査を行うことができます。

調査は以下の方法で行います。

Systemwalkerコンソールの監視イベント一覧で、Systemwalker for Oracleが通知するイベント(「ORA-」、「OSD-」および「FOR-」で始ま

るメッセージ)を選択します。

以下のいずれかの方法で画面を表示します。

・マウスの右ボタンをクリックし、メニューから[連携製品の起動]を選択します。

・マウスの右ボタンをクリックし、メニューから[監視イベント対処]を選択し、表示された[監視イベント対処]画面で[連携製品の起動]

ボタンをクリックします。

表示された画面のタブを選択することにより、以下の調査を行うことができます。

2.1.1 メッセージ詳細の表示

2.1.2 Oracle一次調査

2.1.3 Oracle調査項目一覧

2.1.4 Oracle Enterprise Manager(OEM)との連携

2.1.1 メッセージ詳細の表示

Systemwalker for Oracleが通知するメッセージ(Oracleでアラートログファイルに出力された「ORA-」から始まるメッセージ、「OSD-」から

始まるメッセージ、または「FOR-」から始まるメッセージ)に対して、詳細な情報を表示することができます。

メッセージ詳細の表示を行うには、運用管理サーバに「メッセージ情報ファイル」を登録しておく必要があります。

「メッセージ情報ファイル」の登録については“Systemwalker for Oracle 導入ガイド”-“メッセージ情報ファイルを登録する”を参照して

ください。

Systemwalkerコンソールの監視イベント一覧でSystemwalker for Oracleが通知するイベント(「ORA-」、「OSD-」および「FOR-」で始まる

メッセージ)を選択し、連携製品の起動を行うと、メッセージ詳細が表示されます。

表示されるメッセージ詳細については以下のとおりです。

・ Oracleメッセージ(「ORA-」または「OSD-」で始まるメッセージ)の場合

表示される情報 内容

メッセージ本文 対象となるメッセージ本文

原因 対象となるメッセージの意味および問題が発生した原因

処置 対象となるメッセージに対する一般的な処置方法

・ Systemwalker for Oracleメッセージ(「FOR-」で始まるメッセージ)の場合

表示される情報 内容

メッセージ本文 対象となるメッセージ本文

メッセージの意味 対象となるメッセージの意味および問題が発生した原因

パラメタの意味 メッセージに付加されている各種パラメタに対する意味を表示します。

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システムの処理 メッセージ発生後、Systemwalker for Oracleがどのような処理を行うか表示します。

システム管理者の処置 対象となるメッセージに対して、システム管理者が行う処理を表示します。

注意

FOR-00447のメッセージ詳細情報について

・ 「FOR-00447」についてのメッセージ詳細情報を表示した場合、メッセージ本文内の「ORA-」メッセージについてのメッセージ詳細

情報も表示されます。

ただし、対象となるメッセージに対する詳細情報がない場合、以下のメッセージが表示されます。

- 「本文中のメッセージ番号に対する詳細情報はありません。」

対象となるメッセージは「ORA-」で始まるメッセージですが、別のメッセージカテゴリ(TNS等)で詳細情報が記されているメッセー

ジであるため、本メッセージに対する詳細情報はありません。

本メッセージに関する詳細情報は、Oracleのメッセージマニュアルを参照してください。

2.1.2 Oracle一次調査

監視イベント一覧に表示されたOracleのエラーメッセージ(「ORA-」で始まるメッセージまたは「FOR-00447」のメッセージに含まれる

「ORA-」で始まるメッセージ)に対して調査を行い、実行結果を確認することで、エラーメッセージに対する初期調査を行うことができま

す。

一次調査可能なエラーメッセージに関しては“実行可能なエラーメッセージ”を参照してください。

注意

Oracle一次調査機能を試用する場合の前提事項

・ あらかじめOracle環境情報の設定を行っておく必要があります。

Oracle環境情報の設定については、“Systemwalker for Oracle 導入ガイド”-“Oracleの監視を行うための設定”を参照してくださ

い。

・ Oracleのバージョンによっては一次調査が実行できないメッセージがあります。

・ データベースに格納されているオブジェクト名(表名、表領域名等)に以下の文字が含まれる場合、一次調査を行えないことがあ

ります。

- 空白

- タブ記号

- チルダ(~)

- JIS X 0213:2004文字

Oracle一次調査の流れを以下に示します。

1. [Oracle一次調査]画面で調査項目を選択する

Systemwalkerコンソールの監視イベント一覧でSystemwalker for Oracleが通知するイベント(「ORA-」、「OSD-」および「FOR-」で始まるメッセージ)を選択し、連携製品の起動を行います。[Oracle一次調査]タブをクリックし、[Oracle一次調査]画面を表示しま

す。

[Oracle一次調査]画面には、[メッセージ詳細]および実行可能な[一次調査項目]が表示されます。

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各調査項目の[調査開始]ボタンを選択すると調査を実行します。

メッセージ詳細表示

調査対象となるメッセージの詳細が表示されます。

一次調査項目

調査対象となるメッセージに対して、実行可能な調査項目が表示されます。

ただし、すべてのメッセージに対して調査項目が用意されていないため、実行可能な調査項目がない場合があります。

2. [調査結果]画面で内容を確認する

[調査結果]画面では、実行した調査項目に対する結果を表示します。

[調査結果の説明]と[調査結果]を参照してください。

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調査結果の説明

実行した調査項目の内容についての説明が表示されます。

調査結果

実行した調査項目に対する結果が表示されます。

実行可能なエラーメッセージ

以下に一次調査を実行できるエラーメッセージ番号を示します。

ただし、以下のエラーメッセージ番号でメッセージ本文が「signalled during」の場合、一次調査の対象ではありません。

ORA-00019,ORA-00020,ORA-00035,ORA-00052,ORA-00055,ORA-00060

ORA-00115

ORA-00202,ORA-00204,ORA-00206,ORA-00210,ORA-00221,ORA-00227,ORA-00254,ORA-00255,ORA-00270,ORA-00272

ORA-00301,ORA-00312,ORA-00333,ORA-00334,ORA-00335,ORA-00337,ORA-00340,ORA-00341,ORA-00345,ORA-00346,ORA-00350,ORA-00359,ORA-00360,ORA-00361,ORA-00364,ORA-00367,ORA-00368,ORA-00376

ORA-00438,ORA-00439

ORA-00600,ORA-00601,ORA-00602,ORA-00603,ORA-00604,ORA-00606

ORA-01031,ORA-01032

ORA-01113,ORA-01114,ORA-01115,ORA-01122,ORA-01128,ORA-01135,ORA-01137,ORA-01157

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ORA-01236,ORA-01237,ORA-01238,ORA-01242

ORA-01534,ORA-01535,ORA-01536,ORA-01539,ORA-01540,ORA-01545,ORA-01546,ORA-01562,ORA-01578

ORA-01608,ORA-01627,ORA-01628,ORA-01629,ORA-01631,ORA-01632,ORA-01634,ORA-01635,ORA-01637,ORA-01650,ORA-01651,ORA-01652,ORA-01653,ORA-01654,ORA-01655,ORA-01656,ORA-01658,ORA-01659,ORA-01662,ORA-01680,ORA-01681,ORA-01683,ORA-01684,ORA-01685,ORA-01688,ORA-01691,ORA-01692,ORA-01693,ORA-01694,ORA-01608

ORA-01917,ORA-01918,ORA-01919,ORA-01920

ORA-02011,ORA-02019

ORA-02379,ORA-02380

ORA-02495

ORA-02777,ORA-02778

ORA-03283,ORA-03284

ORA-04031,ORA-04054

ORA-07246,ORA-07247,ORA-07248

ORA-07497

ORA-09922,ORA-09923

ORA-12827

ORA-19502

ORA-22886,ORA-22892

ORA-23406

ORA-26026

ORA-28000,ORA-28001,ORA-28002

ORA-29304,ORA-29306,ORA-29307

2.1.3 Oracle調査項目一覧

監視対象のOracleに対して、現在の状態などを調査することができます。

注意

Oracle調査項目機能を試用する場合の前提事項

・ あらかじめOracle環境情報の設定を行っておく必要があります。

Oracle環境情報の設定については、“Systemwalker for Oracle 導入ガイド”-“Oracleの監視を行うための設定”を参照してくださ

い。

調査手順を以下に説明します。

1. [Oracle調査項目一覧]画面の表示

Systemwalkerコンソールの監視イベント一覧でSystemwalker for Oracleが通知するイベント(「ORA-」、「OSD-」および「FOR-」で始まるメッセージ)を選択し、連携製品の起動を行います。[Oracle調査項目一覧]タブをクリックし、[Oracle調査項目一覧]画面を

表示します。

また、[Oracle調査項目一覧]画面については以下の方法でも表示できます。

Systemwalkerコンソールで対象となるノード(サーバ)をマウスの右ボタンでクリックし、表示されるメニューから[操作]-[Systemwalkerfor Oracle]を選択します。[Oracle調査項目一覧]タブをクリックし、[Oracle調査項目一覧]画面を表示します。

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また、[Systemwalker for Oracle 操作]メニューからも[Oracle調査項目一覧]画面を表示することができます。

Systemwalkerコンソールで対象となるノード(サーバ)をマウスの右ボタンでクリックし、表示されるメニューから[操作]-[Systemwalkerfor Oracle 操作]を選択します。

表示される[Sytemwalker for Oracle 操作]メニューから[Oracle調査項目一覧]ボタンをクリックすることにより、[Oracle調査項目一

覧]画面が表示されます。

2. 調査を行います

調査対象とするOracle SIDを選択し、調査を実行する項目の[調査開始]ボタンをクリックします。

調査の実行により結果が表示されます。

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調査結果の説明

実行した調査項目の内容についての説明が表示されます。

調査結果

実行した調査項目に対する結果が表示されます。

調査項目に関する説明は、“付録D Oracle調査項目一覧の詳細”を参照してください。

2.1.4 Oracle Enterprise Manager(OEM)との連携

Oracle Enterprise Managerとの連携を行うことができます。

Systemwalkerコンソールの監視イベント一覧でSystemwalker for Oracleが通知するイベント(「ORA-」、「OSD-」および「FOR-」で始まる

メッセージ)を選択し、連携製品の起動を行います。[Oracle Enterprise Manager 連携]タブをクリックすると、[Oracle Enterprise Manager連携]画面が表示されます。

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連携先のOEM画面で使用している接続方法を選択し、ポート番号、接続先ホスト名を入力して[実行]ボタンをクリックします。

連携先のOEM画面で使用している接続方法

OEM画面への接続方法が非SSL接続の場合

[非SSL接続を使用している場合(http)]を選択します。

OEM画面への接続方法がSSL接続の場合

[SSL接続を使用している場合(https)]を選択します。

ポート番号

「Database Control」の場合

「$ORACLE_HOME/install/portlist.ini」ファイルの「Enterprise Manager Console HTTP Port (<Oracle SID>)」に記述されているポー

ト番号を指定します。

「Grid Control」の場合

「<Grid ControlのORACLE_HOME>/install/portlist.ini」ファイルの「Oracle HTTP Server port」に記述されているポート番号を指定

します。

(<Grid ControlのORACLE_HOME>は、Oracle Grid ControlがあるORACLE_HOMEです。)

接続先ホスト名

接続先のホスト名を指定します。

参考

OEM画面への接続方法は、Oracleのデフォルトの設定では以下のようになっています。

・ Oracle 10.2.0.4未満:非SSL接続(http)

・ Oracle 10.2.0.4以上:SSL接続(https)

OEMのSSL構成をカスタマイズしている場合は、各環境に合った接続方法を選択してください。

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第3章 保守

Systemwalker for Oracleの保守機能について説明します。

ポリシーの保守

拡張監視機能の保守

3.1 ポリシーの保守

Systemwalker for Oracleで使用するポリシーには、以下の情報があります。

・ Oracle環境情報

・ Oracle状態監視の条件

ポリシーをバックアップしておくことにより、即時にSystemwalker for Oracleの環境を復旧することができます。また、再インストール等で

環境を再構築する必要がある場合に、「Oracle環境情報」または「Oracle状態監視の条件」を新規に作成することなく、環境を構築する

ことが可能です。

ポリシーの保守作業は運用管理サーバまたは監視対象のサーバで行います。

注意

バックアップ/リストアを行う場合の注意事項

・ バックアップしたポリシーをリストアする場合、同じ運用種別である必要があります。

- 運用管理サーバでバックアップしたポリシーを監視対象のサーバへリストアすることはできません。

- 監視対象のサーバでバックアップしたポリシーを運用管理サーバへリストアすることはできません。

- バックアップ元のサーバとリストア先のサーバとでOS種別が異なる場合、リストアできません。

・ バックアップ元のサーバにインストールされているSystemwalker for Oracleのバージョンより、リストア先にインストールされている

Systemwalker for Oracleのバージョンが古い場合、リストアできません。

・ 運用管理サーバでバックアップしたポリシーをリストアする場合、バックアップ元の運用管理サーバと同じ監視構成の運用管理サー

バにリストアしてください。

注意

運用サーバをクラスタシステムで運用している場合

・ 運用管理サーバをクラスタシステムで運用している場合は、運用系のノードで実行してください。

注意

監視対象のサーバをクラスタシステムで運用している場合

・ 監視対象のサーバをクラスタシステムで運用している場合は、すべてのノードで実行してください。

3.1.1 ポリシーのバックアップ

ポリシーのバックアップについて説明します。

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運用管理サーバおよび監視対象サーバがUNIX系マシンの場合

以下のコマンドを実行してバックアップを行います。

コマンドは、スーパーユーザで実行する必要があります。

# /opt/FJSVmpor/bin/mporbkupenv ファイルパス <ENTER>

ファイルパス

指定したファイルパスにバックアップファイルが作成されます。

ファイルパスは、「フルパス」で指定してください。

運用管理サーバおよび監視対象サーバがWindowsマシンの場合

運用管理サーバの場合は、[スタート]メニューから[プログラム]-[Systemwalker for Oracle]-[バックアップリストア]-[ポリシーのバック

アップリストア]の順に選択します。

監視対象サーバの場合は、以下のコマンドを実行します。

コマンドは、Administratorsグループに属するユーザで実行して下さい。

mporbrenv.exe <ENTER>

ポリシーのバックアップリストアの初期メニューが表示されます。

バックアップを行う場合は[バックアップ]ボタンをクリックします。

ポリシーを格納するフォルダを入力する画面が表示されます。

フォルダ名を入力して[OK]ボタンをクリックします。

以下は、格納先フォルダを「C:\polbk」として設定した場合の例です。

注意

・ 指定するフォルダは他で使用しないものを指定してください。

・ 読込み/書込み権限のあるフォルダを指定してください。

ポリシーのバックアップが終了すると以下のメッセージが表示されます。[OK]ボタンを選択すると初期メニューが表示されます。

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3.1.2 ポリシーのリストア

ポリシーのリストアについて説明します。

運用管理サーバおよび監視対象サーバがUNIX系マシンの場合

以下のコマンドを実行してバックアップしたOracle環境情報とOracle状態監視の設定をリストアします。

コマンドは、スーパーユーザで実行する必要があります。

# /opt/FJSVmpor/bin/mporrestorenv ファイルパス <ENTER>

ファイルパス

ポリシーのバックアップ時に指定したバックアップファイルのパスを指定します。

ファイルパスは、「フルパス」で指定してください。

運用管理サーバおよび監視対象サーバがWindowsマシンの場合

運用管理サーバの場合は、[スタート]メニューから[プログラム]-[Systemwalker for Oracle]-[バックアップリストア]-[ポリシーのバック

アップリストア]の順に選択します。

業務サーバおよび部門管理サーバの場合は、以下のコマンドを実行します。

コマンドは、Administratorsグループに属するユーザで実行して下さい。

mporbrenv.exe <ENTER>

ポリシーのバックアップリストアの初期メニューが表示されます。

リストアを行う場合は[リストア]ボタンを選択します。

ポリシーのバックアップで指定したバックアップ格納元フォルダが表示されます。

フォルダ名を確認して[OK]ボタンをクリックしてください。

以下は、格納元フォルダが「C:\polbk」である場合の例です。

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注意

・ 読込み/書込み権限のあるフォルダを指定してください。

ポリシーのリストアが終了すると以下のメッセージが表示されます。

[OK]ボタンをクリックすると初期メニューが表示されます。

3.2 拡張監視機能の保守

拡張監視機能を使用している場合の保守について説明します。

3.2.1 定義ファイルのバックアップ

監視対象のサーバがUNIX系マシンの場合

拡張監視機能を使用している場合、以下の定義ファイルを退避しておきます。

機能 対象ファイル パス

キーワード指定監視

(アラートログ監視の拡張機能)キーワード指定監視外部ファイル /opt/FJSVmpor/usr/custom/logdef.txt

プロセス指定監視

(プロセス監視の拡張機能)プロセス指定監視外部ファイル /opt/FJSVmpor/usr/custom/psdef.txt

オブジェクト指定監視

(Oracle状態監視の拡張機能)

オブジェクト指定定義ファイル

(オブジェクト指定コマンド実行後に作成され

るファイル)

/opt/FJSVmpor/usr/custom/objdefディレクトリ配

下のファイル

監視対象のサーバがWindowsマシンの場合

拡張監視機能を使用している場合、以下の定義ファイルを退避しておきます。

機能 対象ファイル パス

キーワード指定監視

(アラートログ監視の拡張機能)キーワード指定監視外部ファイル

(Systemwalkerインストールフォルダ)\MpWalker.or\usr\custom\logdef.txt

オブジェクト指定監視

(Oracle状態監視の拡張機能)

オブジェクト指定定義ファイル

(オブジェクト指定コマンド実行後に作成され

るファイル)

(Systemwalkerインストールフォルダ)\MpWalker.or\usr\custom\objdefフォルダ配下

のファイル

3.2.2 定義ファイルのリストア

監視対象のサーバがUNIX系マシンの場合

退避した定義ファイルを以下のパスに複写してください。

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機能 対象ファイル パス

キーワード指定監視

(アラートログ監視の拡張機能)キーワード指定監視外部ファイル /opt/FJSVmpor/usr/custom/logdef.txt

プロセス指定監視

(プロセス監視の拡張機能)プロセス指定監視外部ファイル /opt/FJSVmpor/usr/custom/psdef.txt

オブジェクト指定監視

(Oracle状態監視の拡張機能)

オブジェクト指定定義ファイル

(オブジェクト指定コマンド実行後に作成され

るファイル)

/opt/FJSVmpor/usr/custom/objdefディレクトリ配

下のファイル

監視対象のサーバがWindowsマシンの場合

退避した定義ファイルを以下のパスに複写してください。

機能 対象ファイル パス

キーワード指定監視

(アラートログ監視の拡張機能)キーワード指定監視外部ファイル

(Systemwalkerインストールフォルダ)\MpWalker.or\usr\custom\logdef.txt

オブジェクト指定監視

(Oracle状態監視の拡張機能)

オブジェクト指定定義ファイル

(オブジェクト指定コマンド実行後に作成され

るファイル)

(Systemwalkerインストールフォルダ)\MpWalker.or\usr\custom\objdefフォルダ配下

のファイル

- 23 -

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第4章 Systemwalker for Oracleの監視デーモン/サービス

Systemwalker for Oracleの監視デーモンおよびサービスについて説明します。

4.1 Systemwalker for Oracleの監視デーモン/サービスについて

Systemwalker for Oracleの監視デーモンおよびサービスの概要を説明します。

注意

監視デーモンおよびサービス起動中の注意事項

・ 以下の操作は、監視デーモンおよびサービスに大きく影響します。

各操作を連続して行う場合は、間隔を30秒以上あけて行ってください。

- ポリシーの配付

- 監視デーモンおよびサービスの一時停止/再開/再起動

- 拡張監視機能の条件適用コマンドの実行

4.1.1 Systemwalker for Oracleの監視デーモンについて[UNIX]監視対象のサーバがUNIX系マシンである場合にインストールされるSystemwalker for Oracleのデーモンを以下に示します。

デーモン

名称

(デーモン操作コマンドや、Systemwalker for Oracleのメッセージ内に表示される場合は、名称が表示されま

す)

機能の説明

sfocommsrv Systemwalker for Oracle Communicator

通信デーモン

以下の機能において、運用管理サーバと監視対象

サーバ間の通信を行います。

・ Oracle環境情報の設定

・ 一次調査機能

・ Oracle調査項目一覧機能

sfologmon LogMonitorアラートログ監視デーモン

アラートログの監視を行います。

sfotrcmon TraceMonitorトレースファイル監視デーモン

トレースファイルの監視を行います。

sfopsmon ProcessMonitorプロセス監視デーモン

プロセスの監視を行います。

sfostmon StatMonitorOracle状態監視デーモン

Oracleの状態の監視を行います。

4.1.2 Systemwalker for Oracleの監視サービスについて[Windows]監視対象のサーバがWindowsマシンである場合にインストールされるSystemwalker for Oracleのサービスを以下に示します。

各サービスの起動および停止は[コントロールパネル]-[管理ツール]-[サービス]から行ってください。

サービス 機能の説明

Systemwalker for Oracle Communicator通信サービス

以下の機能において、運用管理サーバと監視対象サーバ間の通信を行

います。

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・ Oracle環境情報の設定

・ 一次調査機能

・ Oracle調査項目一覧機能

Systemwalker for Oracle Monitor

監視サービス

Oracleの監視を行います。

監視サービスは、監視機能ごとに以下のプロセスに分けられます。

・ LogMonitor:アラートログの監視を行います。

・ StatMonitor:Oracleの状態の監視を行います。

・ TraceMonitor:トレースファイルの監視を行います。

(*)監視機能ごとに一時停止/再開を指定することができます。

4.2 操作する

アラートログ監視、トレースファイル監視、プロセス監視[UNIX]およびOracle状態監視機能の操作方法について説明します。

各監視機能の操作方法には以下があります。

一時停止

再開

状態確認

起動[UNIX]

停止[UNIX]

再起動

注意

コマンドを実行する際の注意事項

・ コマンドは監視対象であるサーバ上で実行します。

・ 監視対象サーバがUNIX系マシンの場合

コマンドを実行する際は、スーパーユーザで実行する必要があります。

・ 監視対象サーバがWindowsマシンの場合

コマンドを実行する際は、Administratorsグループに属するユーザで実行する必要があります。

4.2.1 一時停止

動作中の監視機能を一時的に停止する場合に使用します。

注意

一時停止を行う際の注意事項

・ 実際に監視機能の一時停止が有効となるタイミングは、コマンドを実行した直後ではなく、各監視機能が次の監視を開始した時に

有効となります。

したがって、コマンド実行中にすでに監視作業が動作している監視処理については、そのまま続行されます。

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注意

監視対象のサーバをクラスタシステムで運用している場合

・ 監視対象サーバがクラスタ構成(相互待機)で運用している場合、当コマンドを使用して一時停止を行わないでください。

注意

各コマンド実行時に指定する ORACLE_SIDについて

・ 「Oracle環境情報」に指定したORACLE_SIDを指定してください。

指定されたORACLE_SIDに対するデーモンまたはサービスを対象とします。

省略した場合は、すべてのORACLE_SIDが対象となります。

監視対象サーバがUNIX系マシンの場合

・ 全ての監視機能を一時停止する場合

以下のコマンドを実行してください。

「all」を省略した場合も全ての監視機能を対象とします。

# /opt/FJSVmpor/bin/mpordmnctrl -inactive [all] [-sid ORACLE_SID] <ENTER>

・ アラートログ監視機能を一時停止する場合

以下のコマンドを実行してください。

# /opt/FJSVmpor/bin/mpordmnctrl -inactive alert [-sid ORACLE_SID] <ENTER>

・ トレースファイル監視機能を一時停止する場合

以下のコマンドを実行してください。

# /opt/FJSVmpor/bin/mpordmnctrl -inactive trace [-sid ORACLE_SID] <ENTER>

・ プロセス監視機能を一時停止する場合

以下のコマンドを実行してください。

# /opt/FJSVmpor/bin/mpordmnctrl -inactive process [-sid ORACLE_SID] <ENTER>

・ Oracle状態監視機能を一時停止する場合

以下のコマンドを実行してください。

# /opt/FJSVmpor/bin/mpordmnctrl -inactive status [-sid ORACLE_SID] <ENTER>

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監視対象サーバがWindowsマシンの場合

・ 全ての監視機能を一時停止する場合

以下のコマンドを実行してください。

「all」を省略した場合も全ての監視機能を対象とします。

mpordmnctrl.exe -inactive [all] [-sid ORACLE_SID] <ENTER>

・ アラートログ監視機能を一時停止する場合

以下のコマンドを実行してください。

mpordmnctrl.exe -inactive alert [-sid ORACLE_SID] <ENTER>

・ トレースファイル監視機能を一時停止する場合

以下のコマンドを実行してください。

mpordmnctrl.exe -inactive trace [-sid ORACLE_SID] <ENTER>

・ Oracle状態監視機能を一時停止する場合

以下のコマンドを実行してください。

mpordmnctrl.exe -inactive status [-sid ORACLE_SID] <ENTER>

4.2.2 再開

一時停止中の監視機能を再開する場合に使用します。

注意

再開を行う際の注意事項

・ 実際に監視機能の再開が有効となるタイミングは、コマンドを実行した直後ではなく、各監視機能が次の監視を開始した時になり

ます。

注意

監視対象のサーバをクラスタシステムで運用している場合

・ 監視対象サーバがクラスタ構成(相互待機)で運用している場合、当コマンドを使用して再開を行わないでください。

注意

各コマンド実行時に指定する ORACLE_SIDについて

・ 「Oracle環境情報」に指定したORACLE_SIDを指定してください。

指定されたORACLE_SIDに対するデーモンまたはサービスを対象とします。

省略した場合は、すべてのORACLE_SIDが対象となります。

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監視対象サーバがUNIX系マシンの場合

・ 全ての監視機能を再開する場合

以下のコマンドを実行してください。

「all」を省略した場合も全ての監視機能を対象とします。

# /opt/FJSVmpor/bin/mpordmnctrl -active [all] [-sid ORACLE_SID] <ENTER>

・ アラートログ監視機能を再開する場合

以下のコマンドを実行してください。

# /opt/FJSVmpor/bin/mpordmnctrl -active alert [-sid ORACLE_SID] <ENTER>

・ トレースファイル監視機能を再開する場合

以下のコマンドを実行してください。

# /opt/FJSVmpor/bin/mpordmnctrl -active trace [-sid ORACLE_SID] <ENTER>

・ プロセス監視機能を再開する場合

以下のコマンドを実行してください。

# /opt/FJSVmpor/bin/mpordmnctrl -active process [-sid ORACLE_SID] <ENTER>

・ Oracle状態監視機能を再開する場合

以下のコマンドを実行してください。

# /opt/FJSVmpor/bin/mpordmnctrl -active status [-sid ORACLE_SID] <ENTER>

監視対象サーバがWindowsマシンの場合

・ 全ての監視機能を再開する場合

以下のコマンドを実行してください。

「all」を省略した場合も全ての監視機能を対象とします。

mpordmnctrl.exe -active [all] [-sid ORACLE_SID] <ENTER>

・ アラートログ監視機能を再開する場合

以下のコマンドを実行してください。

mpordmnctrl.exe -active alert [-sid ORACLE_SID] <ENTER>

・ トレースファイル監視機能を再開する場合

以下のコマンドを実行してください。

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mpordmnctrl.exe -active trace [-sid ORACLE_SID] <ENTER>

・ Oracle状態監視機能を再開する場合

以下のコマンドを実行してください。

mpordmnctrl.exe -active status [-sid ORACLE_SID] <ENTER>

4.2.3 状態確認

現在の監視機能の状態を確認する場合に使用します。

監視対象サーバがUNIX系マシンの場合

以下のコマンドを実行してください。

# /opt/FJSVmpor/bin/mpordmnctrl -view <ENTER>

監視対象サーバがWindowsマシンの場合

以下のコマンドを実行してください。

mpordmnctrl.exe -view <ENTER>

状態確認の表示について

状態確認を行うと、以下のように表示されます。

[Oracle_SID:SID]Monitor : Status : :

SID

監視対象のORACLE_SIDが表示されます。

Monitor

以下のいずれかが表示されます。

- LogMonitor : アラートログ監視

- TraceMonitor : トレースファイル監視

- ProcessMonitor : プロセス監視[UNIX]

- StatMonitor : Oracle状態監視

Status

以下に示すいずれかの状態が表示されます。

Status 状態

active 監視を行っている状態を指します。

inactive 監視を一時停止している状態を指します。

active -> inactive 監視を行っている状態から一時停止への状態遷移中を指します。

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inactive -> active 監視を一時停止している状態から監視再開への状態遷移中を指します。

ready

以下のいずれかの状態を指します。

・ 各監視に対する設定が行われていない状態

・ 監視を行う準備をしている状態

・ Oracle環境情報の設定に誤りがある場合(プロセス監視[UNIX]のみ)

状態表示の例

以下に表示例を示します。

[Oracle_SID:oraxx_ins]

LogMonitor : active

TraceMonitor : inactive

StatMonitor : active

Oracle_SID

oraxx_ins

LogMonitor(アラートログ監視機能の状態)

active:監視中

TraceMonitor(トレースファイル監視機能の状態)

inactive:監視一時停止中

StatMonitor(Oracle状態監視機能の状態)

active:監視中

4.2.4 起動[UNIX]起動コマンドは、監視対象サーバがUNIX系マシンの場合の提供コマンドです。

デーモンごとに起動コマンドが存在し、コマンドを実行することによってデーモンの起動を行うことが可能です。

起動コマンドの一覧を以下に示します。

起動するデーモン コマンド

通信デーモン /opt/FJSVmpor/bin/startcommon

アラートログ監視デーモン /opt/FJSVmpor/bin/startlogmon

トレースファイル監視デーモン /opt/FJSVmpor/bin/starttrcmon

プロセス監視デーモン /opt/FJSVmpor/bin/startpsmon

Oracle状態監視デーモン /opt/FJSVmpor/bin/startstmon

4.2.5 停止[UNIX]停止コマンドは、監視対象サーバがUNIX系マシンの場合の提供コマンドです。

デーモンごとに停止コマンドが存在し、コマンドを実行することによってデーモンの停止を行うことが可能です。

停止コマンドの一覧を以下に示します。

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停止するデーモン コマンド

通信デーモン /opt/FJSVmpor/bin/stopcommon

アラートログ監視デーモン /opt/FJSVmpor/bin/stoplogmon

トレースファイル監視デーモン /opt/FJSVmpor/bin/stoptrcmon

プロセス監視デーモン /opt/FJSVmpor/bin/stoppsmon

Oracle状態監視デーモン /opt/FJSVmpor/bin/stopstmon

4.2.6 再起動

Systemwalker for Oracleのデーモンおよびサービスの再起動について説明します。

監視対象サーバがUNIX系マシンの場合

監視対象サーバがUNIX系マシンの場合、以下のコマンドを実行することによってデーモンを再起動することが可能です。

再起動コマンドの一覧を以下に示します。

再起動するデーモン コマンド

通信デーモン /opt/FJSVmpor/bin/restartcommon

アラートログ監視デーモン /opt/FJSVmpor/bin/restartlogmon

トレースファイル監視デーモン /opt/FJSVmpor/bin/restarttrcmon

プロセス監視デーモン /opt/FJSVmpor/bin/restartpsmon

Oracle状態監視デーモン /opt/FJSVmpor/bin/restartstmon

監視対象サーバがWindowsマシンの場合

監視対象サーバがWindowsマシンの場合、以下のコマンドを実行することによってSystemwalker for Oracleのサービスを再起動するこ

とが可能です。

再起動コマンドの一覧を以下に示します。

再起動するサービス コマンド

Systemwalker for Oracleの通信サービス(Systemwalker for OracleCommunicator)

restartcommsrv.exe

Systemwalker for Oracleの監視サービス(Systemwalker for Oracle Monitor) restartmonsrv.exe

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付録A メッセージ

本章では、Systemwalker for Oracleが出力するメッセージについて説明します。

メッセージ

トラブル解決に必要な資料

A.1 メッセージ

メッセージ番号

メッセージテキストが記述されています。

環境により、和文または英文が表示されます。

メッセージの意味

メッセージの意味が記述されています。

パラメタの意味

パラメタがある場合は、パラメタの意味が記述されています。

システムの処理

メッセージ出力時のシステムの処理が記述されています。

システム管理者の処置

メッセージ出力時にシステム管理者が行う処置が記述されています。

FOR-00101

サービスの登録に失敗しました。

メッセージの意味

サービスの登録に失敗しました。

システム管理者の処置

以下の確認を行った後、再度、サービスの登録を実行してください。

・ 指定したアカウント名がログオンユーザアカウントとして使用可能かどうか、パスワードに誤りがないかを確認してください。

・ [サービス]画面が表示されている場合は、[サービス]画面を閉じてください。

FOR-00102

アカウント名が入力されていません。

メッセージの意味

アカウント名が入力されていません。

システム管理者の処置

アカウント名を入力し、再度、登録してください。

FOR-00103

アカウント名に誤りがあります。

メッセージの意味

アカウント名に誤りがあります。

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システム管理者の処置

指定したアカウント名がログオンユーザアカウントとして使用可能かどうかを確認し、再度、登録してください。

FOR-00107

パスワードが一致していません。再度、入力してください。

メッセージの意味

パスワードに誤りがあります。

システム管理者の処置

パスワードを確認し、再度、登録してください。

FOR-00108

サービスの開始に失敗しました。

メッセージの意味

サービスの開始に失敗しました。

システム管理者の処置

指定したアカウント名がログオンユーザアカウントとして使用可能かどうか、パスワードに誤りがないかを確認してください。

アカウント名およびパスワードが正しいことを確認した後、[コントロールパネル]の[サービス]画面を表示していた場合は一度閉じ、再

度、[サービス]画面を表示して、「Systemwalker for Oracle Communicator」を開始してください。

「サービスの登録」を行った後にアカウント名およびパスワードを変更した場合、再度「サービスの登録」を行ってください。サービスの

登録については、“Systemwalker for Oracle 導入ガイド”-“サービスの登録”を参照してください。

FOR-00109

サービスの開始が完了しました。

メッセージの意味

サービスの開始が完了しました。

システム管理者の処置

通知メッセージのため、対処は不要です。

FOR-00120

Internet Information Servicesがインストールされていません。

メッセージの意味

Internet Information Servicesがインストールされていないため、仮想ディレクトリの設定ができませんでした。

システムの処理

仮想ディレクトリの設定処理は中断されますが、Systemwalker for Oracleのインストール処理は続行されます。

システム管理者の処置

Systemwalker for Oracleのインストール中に当メッセージが表示された場合、Systemwalker for Oracleのインストール処理が完了した

後、Internet Information Servicesをインストールしてください。インストール後、mporiisset.exe (仮想ディレクトリ設定コマンド)を実行して

ください。

mporiisset.exe (仮想ディレクトリ設定コマンド)に関する詳細は“付録B コマンドリファレンス”を参照してください。

FOR-00121

仮想ディレクトリの設定に失敗しました。(err)

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メッセージの意味

仮想ディレクトリの設定処理でエラーが発生しました。

パラメタの意味

err:詳細コード

システムの処理

仮想ディレクトリの設定処理は中断されますが、Systemwalker for Oracleのインストール処理は続行されます。

システム管理者の処置

Systemwalker for Oracleのインストール処理が完了した後、手動で仮想ディレクトリの設定を行ってください。

手動での仮想ディレクトリの設定方法については、“Systemwalker for Oracle 導入ガイド ”-“仮想ディレクトリを手動で設定する場合”

を参照してください。

FOR-00201

【和文】環境設定を開始します。

【英文】Starts setting up environment.

メッセージの意味

環境設定処理を開始します。

システム管理者の処置

通知メッセージのため、対処は不要です。

FOR-00202

【和文】環境設定を終了しました。

【英文】Environment settings complete.

メッセージの意味

環境設定処理が終了しました。

システム管理者の処置

通知メッセージのため、対処は不要です。

FOR-00203

【和文】マシン環境のチェックでエラーになりました。

【英文】Error encountered in check of machine environment.

メッセージの意味

マシン環境のチェックでエラーが見つかりました。レジストリ環境が破壊されています。

システムの処理

処理は中断されます。

システム管理者の処置

Systemwalker for Oracleを再インストールしてください。

FOR-00204

【和文】このマシン環境では実行できません。

【英文】Unable to execute in this machine environment.

メッセージの意味

実行したコマンドは、このマシン環境では実行できません。

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システムの処理

処理は中断されます。

システム管理者の処置

マネージャ二重化の主系となるマシンで実行してください。

FOR-00205

【和文】Systemwalker for Oracle環境情報の獲得に失敗しました。(err)【英文】Failed to obtain Systemwalker for Oracle environment information. (err)

メッセージの意味

Systemwalker for Oracle環境情報の獲得に失敗しました。

パラメタの意味

err:詳細コード

システムの処理

処理は中断されます。

システム管理者の処置

マニュアルに記載されている“A.2 トラブル解決に必要な資料”を採取したうえ、富士通技術員に連絡してください。

FOR-00206

【和文】Systemwalker for Oracle環境情報の変更に失敗しました。(err)【英文】Failed to modify Systemwalker for Oracle environment information. (err)

メッセージの意味

Systemwalker for Oracle環境情報の変更に失敗しました。

パラメタの意味

err:詳細コード

システムの処理

処理は中断されます。

システム管理者の処置

マニュアルに記載されている“A.2 トラブル解決に必要な資料”を採取したうえ、富士通技術員に連絡してください。

FOR-00211

【和文】パラメタの指定に誤りがあります。使用法: mporbsetup { -s [ -c ] | -d }【英文】The specified parameter is invalid. Usage: mporbsetup { -s [ -c ] | -d }

メッセージの意味

入力したパラメタに誤りがあります。

システムの処理

処理は中断されます。

システム管理者の処置

使用法に示されたパラメタを入力してください。

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FOR-00212

【和文】デーモンの起動を開始します。

【英文】Starts up daemon.

メッセージの意味

デーモンの起動を開始します。

システム管理者の処置

通知メッセージのため、対処は不要です。

FOR-00213

【和文】デーモンの起動に失敗しました。

【英文】Failed to start daemon.

メッセージの意味

デーモンの起動に失敗しました。

システムの処理

処理は中断されます。

システム管理者の処置

システムの状態を確認してください。

FOR-00214

【和文】デーモンの起動を正常に終了しました。

【英文】Daemon started normally.

メッセージの意味

デーモンの起動処理は正常に終了しました。

システム管理者の処置

通知メッセージのため、対処は不要です。

FOR-00215

【和文】実行されたコマンドは部門管理サーバ/業務サーバの環境設定を行うコマンドです。

【英文】The executed command is for setting up the Section Management Server and Job Server.

メッセージの意味

Systemwalker Centric Managerの運用形態が運用管理サーバ、部門管理サーバおよび業務サーバ以外である環境でコマンドが実行

されました。

システムの処理

処理は中断されます。

システム管理者の処置

Systemwalker Centric Managerの運用形態を確認してください。

Systemwalker Centric Managerの運用形態に対応するSystemwalker for Oracleの種別については“Systemwalker for Oracle 導入ガイ

ド”-“概要”を参照してください。

FOR-00216

【和文】rcコマンド登録作業を開始します。

【英文】Starts rc command registration procedure.

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メッセージの意味

rcコマンド登録作業を開始します。

システム管理者の処置

通知メッセージのため、対処は不要です。

FOR-00217

【和文】rcコマンド登録作業に失敗しました。詳細コード:err【英文】Failed to rc command registration procedure. Detailed code:err

メッセージの意味

rcコマンド登録作業に失敗しました。

パラメタの意味

err:詳細コード

システムの処理

処理は中断されます。

システム管理者の処置

マニュアルに記載されている“A.2 トラブル解決に必要な資料”を採取の上、富士通技術員に連絡してください。

FOR-00218

【和文】rcコマンド登録作業を正常に終了しました。

【英文】The rc command registration procedure terminated normally.

メッセージの意味

rcコマンド登録作業が正常に終了しました。

システム管理者の処置

通知メッセージのため、対処は不要です。

FOR-00250

【和文】実行されたコマンドは運用管理サーバの環境設定を行うコマンドです。詳細コード:err【英文】The executed command is for setting up the Operation Management Server. Detailed code:err

メッセージの意味

Systemwalker Centric Managerの運用形態が運用管理サーバ以外である環境でコマンドが実行されました。

パラメタの意味

err:詳細コード

システムの処理

処理は中断されます。

システム管理者の処置

Systemwalker Centric Managerの運用形態を確認してください。

Systemwalker Centric Managerの運用形態に対応するSystemwalker for Oracleの種別については“Systemwalker for Oracle 導入ガイ

ド”-“概要”を参照してください。

FOR-00251

【和文】Systemwalker Centric Managerがインストールされていません。詳細コード:err【英文】Systemwalker Centric Manager is not installed. Detailed code:err

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メッセージの意味

Systemwalker Centric Managerがインストールされていないため、処理を実行することができません。

パラメタの意味

err:詳細コード

システムの処理

処理は中断されます。

システム管理者の処置

Systemwalker Centric Managerをインストールしたうえで、再度実行してください。

FOR-00252

【和文】Systemwalker Centric Managerのインストールを行ってください。詳細コード:err【英文】Please install Systemwalker Centric Manager. Detailed code:err

メッセージの意味

Systemwalker Centric Managerがインストールされていないため、処理を実行することができません。

パラメタの意味

err:詳細コード

システムの処理

処理は中断されます。

システム管理者の処置

Systemwalker Centric Managerをインストールしたうえで、再度実行してください。

FOR-00259

【和文】イベント種別の設定を開始します。

【英文】Starts setting up event types.

メッセージの意味

イベント種別の設定処理を開始します。

システム管理者の処置

通知メッセージのため、対処は不要です。

FOR-00260

【和文】イベント種別の設定に失敗しました。

【英文】Failed to setting up event types.

メッセージの意味

イベント種別の設定処理に失敗しました。

パラメタの意味

err:詳細コード

システムの処理

処理は中断されます。

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システム管理者の処置

マニュアルに記載されている“A.2 トラブル解決に必要な資料”を採取したうえ、富士通技術員に連絡してください。

FOR-00261

【和文】イベント種別の設定を正常に終了しました。

【英文】Setting of event types terminated normally.

メッセージの意味

イベント種別の設定処理が正常に終了しました。

システム管理者の処置

通知メッセージのため、対処は不要です。

FOR-00262

【和文】フィルタリング定義の設定を開始します。

【英文】Starts setting up filtering definitions.

メッセージの意味

フィルタリング定義の設定を開始します。

システム管理者の処置

通知メッセージのため、対処は不要です。

FOR-00263

【和文】フィルタリング定義の設定に失敗しました。

【英文】Failed to setting up filtering definitions.

メッセージの意味

フィルタリング定義の設定処理に失敗しました。

パラメタの意味

err:詳細コード

システムの処理

処理は中断されます。

システム管理者の処置

マニュアルに記載されている“A.2 トラブル解決に必要な資料”を採取したうえ、富士通技術員に連絡してください。

FOR-00264

【和文】フィルタリング定義の設定を正常に終了しました。

【英文】Setting of filtering definitions terminated normally.

メッセージの意味

フィルタリング定義の設定処理が正常に終了しました。

システム管理者の処置

通知メッセージのため、対処は不要です。

FOR-00268

【和文】当コマンドを実行するためにはAdministrators権限を有するユーザになる必要があります。

【英文】To execute this command, log on as a user belonging to the local Administrators group.

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メッセージの意味

当コマンドはローカルグループAdministratorsに属するユーザで実行する必要があります。

システム管理者の処置

Administratorsグループに属するユーザでログインしたうえで、再度実行してください。

FOR-00269

【和文】監視イベント種別が 大数まで登録されているため、イベント種別の設定は行いませんでした。

【英文】Since the maximum number of monitoring event types has already been registered, the event type was not set.

メッセージの意味

監視イベント種別が 大数まで登録されており、イベント種別の設定は行えないため、設定は行いませんでした。

システム管理者の処置

不要なイベント種別を削除したうえで、再度実行してください。

FOR-00270

【和文】rcコマンド削除作業を開始します。

【英文】Starts rc command deletion procedure.

メッセージの意味

rcコマンドの削除を開始します。

システム管理者の処置

通知メッセージのため、対処は不要です。

FOR-00271

【和文】rcコマンド削除作業に失敗しました。詳細コード:err【英文】Failed to rc command deletion procedure. Detailed code:err

メッセージの意味

rcコマンドの削除に失敗しました。

パラメタの意味

err:詳細コード

システムの処理

処理は中断されます。

システム管理者の処置

マニュアルに記載されている“A.2 トラブル解決に必要な資料”を採取したうえ、富士通技術員に連絡してください。

FOR-00272

【和文】rcコマンドの削除作業を正常に終了しました。

【英文】The rc command deletion procedure terminated normally.

メッセージの意味

rcコマンドの削除が正常に終了しました。

システム管理者の処置

通知メッセージのため、対処は不要です。

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FOR-00273

【和文】イベント種別アイコンの登録作業を開始します。

【英文】Starts process of registering event-type icons.

メッセージの意味

イベント種別アイコンの登録作業を開始します。

システム管理者の処置

通知メッセージのため、対処は不要です。

FOR-00274

【和文】イベント種別アイコンの登録作業に失敗しました。

【英文】Failed to procedure for setting event-type icons.

メッセージの意味

イベント種別アイコンの登録作業に失敗しました。

パラメタの意味

err:詳細コード

システムの処理

処理は中断されます。

システム管理者の処置

マニュアルに記載されている“A.2 トラブル解決に必要な資料”を採取したうえ、富士通技術員に連絡してください。

FOR-00275

【和文】イベント種別アイコンの登録作業を正常に終了しました。

【英文】Procedure for setting of event-type icons terminated normally.

メッセージの意味

イベント種別アイコンの登録作業が正常に終了しました。

システム管理者の処置

通知メッセージのため、対処は不要です。

FOR-00276

【和文】パラメタの指定に誤りがあります。使用法: mpormstup { -s | -d }【英文】The specified parameter is invalid. Usage: mpormsetup { -s | -d }

メッセージの意味

入力したパラメタに誤りがあります。

システムの処理

処理は中断されます。

システム管理者の処置

使用法に示されたパラメタを入力してください。

FOR-00277

【和文】イベント種別の削除を開始します。

【英文】Starts process of deleting event types.

- 41 -

Page 49: Systemwalker for Oracle - Fujitsu Japansoftware.fujitsu.com/jp/manual/manualfiles/m110001/b1wd...まえがき 本書の目的 本書は、Systemwalker Centric ManagerおよびSystemwalker

メッセージの意味

イベント種別の削除作業を開始します。

システム管理者の処置

通知メッセージのため、対処は不要です。

FOR-00278

【和文】イベント種別の削除に失敗しました。(err)【英文】Failed to deleting event types. (err)

メッセージの意味

イベント種別の削除作業が失敗しました。

パラメタの意味

err:詳細コード

システムの処理

処理は中断されます。

システム管理者の処置

マニュアルに記載されている“A.2 トラブル解決に必要な資料”を採取したうえ、富士通技術員に連絡してください。

FOR-00279

【和文】イベント種別の削除を正常に終了しました。

【英文】Deletion of event types terminated normally.

メッセージの意味

イベント種別の削除作業が正常に終了しました。

システム管理者の処置

通知メッセージのため、対処は不要です。

FOR-00280

【和文】フィルタリング定義の削除を開始します。

【英文】Starts delete filtering definitions.

メッセージの意味

フィルタリング定義の削除作業を開始します。

システム管理者の処置

通知メッセージのため、対処は不要です。

FOR-00281

【和文】フィルタリング定義の削除に失敗しました。

【英文】Failed to deletion of filtering definitions.

メッセージの意味

フィルタリング定義の削除作業が失敗しました。

パラメタの意味

err:エラー詳細コード

- 42 -

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システムの処理

処理は中断されます。

システム管理者の処置

マニュアルに記載されている“A.2 トラブル解決に必要な資料”を採取したうえ、富士通技術員に連絡してください。

FOR-00282

【和文】フィルタリング定義の削除を正常に終了しました。

【英文】Deletion of filtering definitions terminated normally.

メッセージの意味

フィルタリング定義の削除作業が正常に終了しました。

システム管理者の処置

通知メッセージのため、対処は不要です。

FOR-00286

【和文】イベント種別アイコンの削除作業を開始します。

【英文】Starts process of deleting event-type icons.

メッセージの意味

イベント種別アイコンの削除作業を開始します。

システム管理者の処置

通知メッセージのため、対処は不要です。

FOR-00287

【和文】イベント種別アイコンの削除作業に失敗しました。

【英文】Failed to procedure for deleting event-type icons.

メッセージの意味

イベント種別アイコンの削除作業が失敗しました。

パラメタの意味

err:詳細コード

システムの処理

処理は中断されます。

システム管理者の処置

マニュアルに記載されている“A.2 トラブル解決に必要な資料”を採取したうえ、富士通技術員に連絡してください。

FOR-00288

【和文】イベント種別アイコンの削除作業を正常に終了しました。

【英文】Procedure for deleting event-type icons terminated normally.

メッセージの意味

イベント種別アイコンの削除作業が正常に終了しました。

システム管理者の処置

通知メッセージのため、対処は不要です。

- 43 -

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FOR-00289

【和文】フィルタリング定義が 大数まで登録されているため、フィルタリング定義の設定は行いませんでした。( defined item:err1 /additional item:err2 )【英文】Since the maximum number of filtering definitions has already been registered, the filtering definition was not set. ( defineditem:err1 / additional item:err2 )

メッセージの意味

フィルタリング定義が 大数まで登録されている、または、Systemwalker for Oracleのフィルタリング定義を追加した場合に 大数を超

えてしまうため、フィルタリングの設定は行いませんでした。

パラメタの意味

err1:すでに定義済の項目数

err2:Systemwalker for Oracleとして追加が必要な項目数

システム管理者の処置

Systemwalker for Oracleとして追加が必要な項目数が追加可能となるように、不要なフィルタリングの定義を削除したうえで、再度実行

してください。

FOR-00299

【和文】運用管理サーバにインストールされているSystemwalker for Oracleのバージョンまたはパッケージ種別では、マネージャ二重化

の機能はサポートされていません。

【英文】The version or package type of Systemwalker for Oracle installed on the Operation Management Server does not support theDuplication of an Operation Management Server.

メッセージの意味

運用管理サーバにインストールされているSystemwalker for Oracleのバージョンまたはパッケージ種別では、マネージャ二重化の機能

はサポートされていません。

そのため、Systemwalker Centric Managerではマネージャ二重化の運用が指定されていますが、Systemwalker for Oracleは非マネー

ジャ二重化運用として動作します。

システム管理者の処置

マネージャ二重化の機能を使用する場合は、マネージャ二重化をサポートしているSystemwalker for Oracleのパッケージを使用してく

ださい。

FOR-00400

【和文】Monitor の起動に失敗しました。(err)【英文】Failed to start Monitor.(err)

メッセージの意味

サービスまたはデーモンを起動できませんでした。

パラメタの意味

Monitor:デーモン名またはプロセス名

err:エラー情報

システムの処理

処理は中断されます。

システム管理者の処置

Monitorの種別によって、以下の処置を行ってください。

・ Monitor:ProcessMonitorの場合

1. システムの状態を確認してください。

- 44 -

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2. プロセス監視デーモンの起動状態を確認してください。

- プロセス監視デーモンが起動している場合

マニュアルに記載されている“A.2 トラブル解決に必要な資料”を採取したうえ、富士通技術員に連絡してください。

- プロセス監視デーモンが起動していない場合

プロセス監視デーモンを再起動してください。

再起動の方法については、“第4章 Systemwalker for Oracleの監視デーモン/サービス”を確認してください。

・ Monitor:ProcessMonitor以外の場合

1. システムの状態を確認してください。

2. デーモンまたはサービスを再起動してください。

再起動するデーモンまたはサービスについては“第4章 Systemwalker for Oracleの監視デーモン/サービス”を確認してく

ださい。

それでもエラーが発生する場合は、マニュアルに記載されている“A.2 トラブル解決に必要な資料”を採取したうえ、富士通技術員に

連絡してください。

FOR-00401

【和文】Monitor でメモリが獲得できません。

【英文】Unable to acquire memory for Monitor.

メッセージの意味

メモリの獲得に失敗しました。

パラメタの意味

Monitor:デーモン名またはプロセス名

システムの処理

メッセージのエラー種別により、以下のようになります。

エラー種別が「警告」の場合

処理は続行されます。

エラー種別が「エラー」の場合

処理は中断されます。

システム管理者の処置

動作中の他のアプリケーションを終了してください。

エラー種別が「エラー」の場合は、デーモンまたはサービスを再起動してください。再起動するデーモンまたはサービスについては“第

4章 Systemwalker for Oracleの監視デーモン/サービス”を確認してください。

エラー種別が「警告」の場合、再起動は不要です。

FOR-00402

【和文】Monitor で同期制御に失敗しました。(err)【英文】Could not take the synchronization in Monitor.(err)

メッセージの意味

デーモン内の同期制御で異常が発生しました。

パラメタの意味

Monitor:デーモン名またはプロセス名

err:エラー情報

システムの処理

処理は中断されます。

- 45 -

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システム管理者の処置

システムの状態を確認したあと、デーモンまたはサービスを再起動してください。再起動するデーモンまたはサービスについては“第4章 Systemwalker for Oracleの監視デーモン/サービス”を確認してください。

それでもエラーが発生する場合は、マニュアルに記載されている“A.2 トラブル解決に必要な資料”を採取したうえ、富士通技術員に

連絡してください。

FOR-00404

【和文】重複したORACLE_SIDが指定されています。Oracle環境情報の設定を確認してください。(sid / Monitor)【英文】Duplicate ORACLE_SID specified. Check Oracle environment information settings. (sid / Monitor)

メッセージの意味

Oracle環境情報に重複したORACLE_SIDが指定されています。

パラメタの意味

sid:ORACLE_SIDMonitor:デーモン名またはプロセス名

システムの処理

処理は続行されます。

システム管理者の処置

Oracle環境情報を再設定し、重複したORACLE_SIDを削除してください。設定を行った後、ポリシーの配付およびデーモン/サービ

スの再起動が必要となります。

再起動するデーモンまたはサービスについては“第4章 Systemwalker for Oracleの監視デーモン/サービス”を確認してください。

FOR-00405

【和文】イベント監視機能(Systemwalker Centric Manager)へのメッセージ出力に失敗しました。(err)(msg)【英文】Failed in outputting message to event monitoring function (Systemwalker Centric Manager). (err)(msg)

メッセージの意味

Systemwalker Centric Managerのイベント監視機能へのメッセージ出力に失敗しました。

パラメタの意味

err:エラー詳細情報

msg:監視メッセージ

システムの処理

処理は続行されます。

システム管理者の処置

Systemwalker Centric Managerのイベント監視機能が動作しているかどうか確認してください。

FOR-00410

Serviceの起動を開始します。

メッセージの意味

サービスを起動します。

パラメタの意味

Service:サービス名

- 46 -

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システム管理者の処置

通知メッセージのため、対処は不要です。

FOR-00411

Service を停止します。

メッセージの意味

サービスを停止します。

パラメタの意味

Service:サービス名

システム管理者の処置

通知メッセージのため、対処は不要です。

FOR-00412

【和文】Monitor の作業ディレクトリに異常があります。(path)【英文】Abnormality in working directory used by Monitor.(path)

メッセージの意味

pathで指定された作業ディレクトリが存在しないか、ディレクトリではありません。

パラメタの意味

Monitor:デーモン名またはプロセス名

path:作業ディレクトリのパス

システムの処理

メッセージのエラー種別により、以下のようになります。

エラー種別が「警告」の場合

処理は続行されます。

エラー種別が「エラー」の場合

処理は中断されます。

システム管理者の処置

pathで示されるディレクトリの状態を確認してください。

エラー種別が「エラー」の場合は、デーモンまたはサービスを再起動してください。再起動するデーモンまたはサービスについては“第

4章 Systemwalker for Oracleの監視デーモン/サービス”を確認してください。

それでもエラーが発生する場合は、Systemwalker for Oracleの環境が破壊されている可能性があります。Systemwalker for Oracleを再

インストールしてください。

FOR-00413

【和文】Monitor でプロセスの実行に失敗しました。(err)【英文】Process execution failure during operation of Monitor.(err)

メッセージの意味

プロセスの実行に失敗しました。

パラメタの意味

Monitor:デーモン名またはプロセス名

err:エラー情報

- 47 -

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システムの処理

メッセージのエラー種別により、以下のようになります。

エラー種別が「警告」の場合

処理は続行されます。

エラー種別が「エラー」の場合

処理は中断されます。

システム管理者の処置

Monitorの種別によって、以下の処置を行ってください。

Monitor:Systemwalker for Oracle CommunicatorまたはStatMonitorの場合

Oracle環境情報の設定で設定した内容に誤りがないか確認してください。

監視対象のサーバがUNIXであり、「Oracleアクセスユーザ設定」を行っている場合は、Oracleアクセスユーザ定義ファイルの内容

に誤りがないか確認してください。

「Oracleアクセスユーザ設定」については、“Systemwalker for Oracle 導入ガイド”-“導入時のリファレンス”-“Oracleアクセスユー

ザの設定について”を参照してください。

上記に誤りがない場合、ポリシーの配付が行われていない、もしくは、ポリシーの配付後にデーモンまたはサービスが再起動され

ていない可能性があります。ポリシーの配付が行われているか確認し、デーモンまたはサービスを再起動してください。再起動する

デーモンまたはサービスについては“第4章 Systemwalker for Oracleの監視デーモン/サービス”を確認してください。

Monitor:Systemwalker for Oracle Communicator以外の場合

システムの状態を確認したあと、デーモンまたはサービスを再起動してください。再起動するデーモンまたはサービスについて

は“第4章 Systemwalker for Oracleの監視デーモン/サービス”を確認してください。

それでもエラーが発生する場合は、Systemwalker for Oracleの環境が破壊されている可能性があります。Systemwalker for Oracleを再

インストールしてください。

FOR-00414

【和文】Monitor でプロセスの終了待ちに失敗しました。(err)【英文】Failed to by Monitor while waiting for process termination. (err)

メッセージの意味

プロセスの終了待ちに失敗しました。

パラメタの意味

Monitor:デーモン名またはプロセス名

err:エラー情報

システムの処理

エラー種別が「警告」の場合

処理は続行されます。

エラー種別が「エラー」の場合

処理は中断されます。

システム管理者の処置

システムの状態を確認したあと、デーモンまたはサービスを再起動してください。再起動するデーモンまたはサービスについては“第4章 Systemwalker for Oracleの監視デーモン/サービス”を確認してください。

それでもエラーが発生する場合は、マニュアルに記載されている“A.2 トラブル解決に必要な資料”を採取したうえ、富士通技術員に

連絡してください。

FOR-00415

Service でサービスの起動時にエラーが発生しました。(err)

- 48 -

Page 56: Systemwalker for Oracle - Fujitsu Japansoftware.fujitsu.com/jp/manual/manualfiles/m110001/b1wd...まえがき 本書の目的 本書は、Systemwalker Centric ManagerおよびSystemwalker

メッセージの意味

サービスの起動時にエラーが発生しました。

パラメタの意味

Service:サービス名

err:エラー情報

システムの処理

処理は中断されます。

システム管理者の処置

システムの状態を確認したあと、サービスを再起動してください。再起動するサービスは“第4章 Systemwalker for Oracleの監視デーモン

/サービス”を確認してください。

それでもエラーが発生する場合は、マニュアルに記載されている“A.2 トラブル解決に必要な資料”を採取したうえ、富士通技術員に

連絡してください。

FOR-00416

【和文】Oracle環境情報の設定をしてください。

【英文】Please set the Oracle environment information.

メッセージの意味

Oracle環境情報が設定されていません。

システムの処理

処理は中断されます。

システム管理者の処置

Oracle環境情報の設定を実施してください。

設定を行った後、ポリシーの配付および、デーモンまたはサービスの再起動が必要となります。

再起動するデーモンまたはサービスについては“第4章 Systemwalker for Oracleの監視デーモン/サービス”を確認してください。

FOR-00417

【和文】Monitor でインタフェースファイル(path)のオープンに失敗しました。(err)【英文】Failed during operation of Monitor, in opening interface file. (path)(err)

メッセージの意味

インタフェースファイルのオープンに失敗しました。

パラメタの意味

Monitor:デーモン名またはプロセス名

path:ファイルパス

err:エラー情報

システムの処理

処理は中断されます。

システム管理者の処置

システムの状態を確認したあと、デーモンまたはサービスを再起動してください。

再起動するデーモンまたはサービスについては“第4章 Systemwalker for Oracleの監視デーモン/サービス”を確認してください。

それでもエラーが発生する場合は、前回のデーモンまたはサービス停止中にエラーが発生した可能性があります。

マニュアルに記載されている“A.2 トラブル解決に必要な資料”を採取したうえ、富士通技術員に連絡してください。

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FOR-00418

Serviceでイベントハンドルのオープンに失敗しました。(err)

メッセージの意味

イベントハンドルのオープンに失敗しました。

パラメタの意味

Service:サービス名

err:エラー情報

システムの処理

エラー種別が「警告」の場合

処理は続行されます。

エラー種別が「エラー」の場合

処理は中断されます。

システム管理者の処置

システムの状態を確認したあと、サービスを再起動してください。再起動するサービスは“第4章 Systemwalker for Oracleの監視デーモン

/サービス”を確認してください。

それでもエラーが発生する場合は、マニュアルに記載されている“A.2 トラブル解決に必要な資料”を採取したうえ、富士通技術員に

連絡してください。

FOR-00419

【和文】Monitor でOracle環境情報の読込みに失敗しました。(err)【英文】Failed during operation of Monitor, while reading in Oracle environment information. (err)

メッセージの意味

Oracle環境情報の読込みに失敗しました。

パラメタの意味

Monitor:デーモン名またはプロセス名

err:エラー情報

システムの処理

処理は中断されます。

システム管理者の処置

Oracle環境情報の設定を再度実施してください。

設定を行った後、ポリシーの配付および、デーモンまたはサービスの再起動が必要となります。

再起動するデーモンまたはサービスについては“第4章 Systemwalker for Oracleの監視デーモン/サービス”を確認してください。

FOR-00421

【和文】Monitor のパターン定義ファイル(path)の処理中にエラーが発生しました。(err)【英文】Error occurred during processing of pattern definition file of Monitor (path). (err)

メッセージの意味

パターン定義ファイルの処理中にエラーが発生しました。

パラメタの意味

Monitor:デーモン名またはプロセス名

path:ファイルパス

err:エラー情報

- 50 -

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システムの処理

処理は中断されます。

システム管理者の処置

拡張監視機能の動作に必要なファイルの処理中に異常が発生しました。

“Systemwalker for Oracle 導入ガイド”-“拡張監視機能を使用する場合の設定方法”を参照のうえ、pathで示されるファイルを再作成

し、デーモンまたはサービスを再起動してください。

再起動するデーモンまたはサービスについては“第4章 Systemwalker for Oracleの監視デーモン/サービス”を確認してください。

FOR-00422

【和文】Monitor のスクリプトファイルがありません。(err)【英文】Monitor is missing a script file. (err)

メッセージの意味

スクリプトファイルがありません。

パラメタの意味

Monitor:デーモン名またはプロセス名

err:エラー情報

システムの処理

処理は続行されます。

システム管理者の処置

Oracle環境情報の内容に誤りがあることが考えられます。

設定内容に誤りがないことを確認してください。

それでもなおエラーが発生する場合は、OSバージョンとOracle VLの組み合わせが、Oracleがサポートしているものであるかを確認し

てください。

OSのバージョンとOracle VLの組み合わせについては“Systemwalker for Oracle 導入ガイド”-“概要”を参照してください。

それでもなおエラーが発生する場合は、Systemwalker for Oracleの環境が破壊されている可能性があります。

Systemwalker for Oracleを再インストールしてください。

FOR-00423

【和文】Monitor のスクリプトファイルに誤りがあります。(err)【英文】Error is in script file of Monitor.(err)

メッセージの意味

スクリプトファイルに誤りがあります。

パラメタの意味

Monitor:デーモン名またはプロセス名

err:エラー情報

システムの処理

処理は続行されます。

システム管理者の処置

Oracle環境情報の内容に誤りがあることが考えられます。

設定内容に誤りがないことを確認してください。

それでもなおエラーが発生する場合は、OSバージョンとOracle VLの組み合わせが、Oracleがサポートしているものであるかを確認し

てください。

OSのバージョンとOracle VLの組み合わせについては“Systemwalker for Oracle 導入ガイド”-“概要”を参照してください。

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Page 59: Systemwalker for Oracle - Fujitsu Japansoftware.fujitsu.com/jp/manual/manualfiles/m110001/b1wd...まえがき 本書の目的 本書は、Systemwalker Centric ManagerおよびSystemwalker

それでもなおエラーが発生する場合は、Systemwalker for Oracleの環境が破壊されている可能性があります。

Systemwalker for Oracleを再インストールしてください。

FOR-00424

【和文】Monitor のスクリプトマップファイルに誤りがあります。(err)【英文】Error is in script mapping file of Monitor.(err)

メッセージの意味

スクリプトマップファイルに誤りがあります。

パラメタの意味

Monitor:デーモン名またはプロセス名

err:エラー情報

システムの処理

処理は続行されます。

システム管理者の処置

Oracle環境情報の内容に誤りがあることが考えられます。

設定内容に誤りがないことを確認してください。

それでもなおエラーが発生する場合は、OS種別とOracle VLの組み合わせが、Oracleがサポートしているものであるかを確認してくだ

さい。

OSのバージョンとOracle VLの組み合わせについては“Systemwalker for Oracle 導入ガイド”-“概要”を参照してください。

それでもなおエラーが発生する場合は、Systemwalker for Oracleの環境が破壊されている可能性があります。Systemwalker for Oracleを再インストールしてください。

FOR-00425

【和文】Monitor の監視条件を変更しました。

【英文】Monitoring conditions of Monitor have been modified.

メッセージの意味

Oracle環境情報およびOracle状態監視条件を変更しました。

パラメタの意味

Monitor:デーモン名またはプロセス名

システム管理者の処置

通知メッセージのため、対処は不要です。

FOR-00426

【和文】sid の Monitor を再開します。

【英文】Resuming processsid (i.e. Monitor).

メッセージの意味

Oracle環境情報の設定で設定されたインスタンスの監視を再開します。

パラメタの意味

sid:ORACLE_SIDMonitor:デーモン名またはプロセス名

システム管理者の処置

通知メッセージのため、対処は不要です。

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FOR-00427

【和文】sid の Monitor を停止します。

【英文】Suspend process sid of (i.e. Monitor).

メッセージの意味

Oracle環境情報設定で設定されたインスタンスの監視を停止します。

パラメタの意味

sid:ORACLE_SIDMonitor:デーモン名またはプロセス名

システム管理者の処置

通知メッセージのため、対処は不要です。

FOR-00428

【和文】Monitor のスクリプト同時実行数がMAXに達しました。スクリプトを実行できません。(err)【英文】Number of concurrently executing Monitor scripts has reached MAX. Unable to execute script. (err)

メッセージの意味

サービスおよびデーモンが同時に実行できるスクリプト数を超えたため、これ以上スクリプトを起動することができません。

パラメタの意味

Monitor:デーモン名またはプロセス名

err:エラー情報

システム管理者の処置

Monitor が「StatMonitor」である場合、監視条件を見直してください。

FOR-00429

【和文】Monitor の監視処理中にエラーが起きました。(err)【英文】Error occurred during Monitor monitoring process. (err)

メッセージの意味

監視処理中にエラーが発生したため、監視処理ができませんでした。

パラメタの意味

Monitor:デーモン名またはプロセス名

err:エラー情報

システムの処理

メッセージのエラー種別により、以下のようになります。

エラー種別が「警告」の場合

処理は続行されます。

エラー種別が「エラー」の場合

処理は中断されます。

システム管理者の処置

システムのリソース不足、または、Systemwalker for Oracleをインストールしたディスクの空き容量不足が発生していることが考えられま

す。システムの状態を確認してください。

それでもエラーが発生する場合は、マニュアルに記載されている“A.2 トラブル解決に必要な資料”を採取したうえ、富士通技術員に

連絡してください。

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FOR-00430

【和文】Monitor の監視処理中にエラーが起きました。(info)(err)【英文】Error occurred in Monitor monitoring process. (info)(err)

メッセージの意味

Oracle環境情報に設定されているTraceファイル格納先ディレクトリへのアクセスに失敗しました。監視処理中にTraceファイル格納先

ディレクトリおよびその配下にあるファイルへの操作が行われた可能性があります。

パラメタの意味

Monitor:デーモン名またはプロセス名

info:情報

err:エラー情報

システムの処理

処理は続行されます。

システム管理者の処置

このメッセージは以下の場合に通知されます。

・ Oracle環境情報に設定されているTraceファイル格納先ディレクトリにアクセスできない場合

・ 監視処理中にTraceファイル格納先ディレクトリおよびその配下にあるファイルへの操作を行った場合

上記以外でこのメッセージが通知される場合は、マニュアルに記載されている“A.2 トラブル解決に必要な資料”を採取したうえ、富士

通技術員に連絡してください。

FOR-00431

【和文】Monitor を開始します。

【英文】Starts up Monitor.

メッセージの意味

監視機能を開始します。

パラメタの意味

Monitor:デーモン名またはプロセス名

システム管理者の処置

通知メッセージのため、対処は不要です。

FOR-00432

【和文】Monitor を停止します。

【英文】Stops Monitor.

メッセージの意味

監視機能を停止します。

パラメタの意味

Monitor:デーモン名またはプロセス名

システム管理者の処置

通知メッセージのため、対処は不要です。

FOR-00433

【和文】Monitor のパターン定義ファイル(path)の定義内容に誤りがあります。(err)【英文】Error in definition content of pattern definition file of Monitor (path). (err)

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メッセージの意味

パターン定義ファイルの定義内容に誤りがあります。

パラメタの意味

Monitor:デーモン名またはプロセス名

path:パターン定義ファイルのパス

err:エラー情報

システムの処理

処理は続行されますが、パターン定義ファイルに設定されている誤りのある定義は監視処理の条件として適用されません。誤りのある定義は

err に表示されます。

他の定義は監視処理の条件として適用されます。

システム管理者の処置

誤りの内容を err で確認し、パターン定義ファイルの内容を修正した後、デーモンまたはサービスを再起動してください。再起動する

デーモンまたはサービスについては、“第4章 Systemwalker for Oracleの監視デーモン/サービス”を確認してください。

FOR-00434

【和文】Monitor のフォーマット定義ファイル(path)の処理中にエラーが発生しました。(err)【英文】Error occurred while processing Monitor format definition file. (path)(err)

メッセージの意味

フォーマット定義ファイルの処理中にエラーが発生しました。

パラメタの意味

Monitor:デーモン名またはプロセス名

path:フォーマット定義ファイルのパス

err:エラー情報

システムの処理

処理は中断されます。

システム管理者の処置

マニュアルに記載されている“A.2 トラブル解決に必要な資料”を採取したうえ、富士通技術員に連絡してください。

FOR-00435

【和文】Monitor のフォーマット定義ファイル(path)の定義内容に誤りがあります。(err)【英文】Error in definition content of format definition file of Monitor (path). (err)

メッセージの意味

フォーマット定義ファイルの定義内容に誤りがあります。

パラメタの意味

Monitor:デーモン名またはプロセス名

path:フォーマット定義ファイルのパス

err:エラー情報

システムの処理

処理は続行されますが、監視は正常に行われません。

システム管理者の処置

マニュアルに記載されている“A.2 トラブル解決に必要な資料”を採取したうえ、富士通技術員に連絡してください。

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FOR-00436

【和文】Monitor でSystemwalker for Oracle動作環境情報ファイルの読込みに失敗しました。 (err)【英文】Failed to Monitor while reading in Systemwalker for Oracle environment information file. (err)

メッセージの意味

Systemwalker for Oracle動作環境情報ファイルの読込みに失敗しました。

パラメタの意味

Monitor:デーモン名またはプロセス名

err:エラー情報

システムの処理

処理は中断されます。

システム管理者の処置

マニュアルに記載されている“A.2 トラブル解決に必要な資料”を採取したうえ、富士通技術員に連絡してください。

FOR-00437

【和文】Monitorの状態ファイル(path)の読込みに失敗しました。(status/sid/err)【英文】Error occurred while reading Monitor status file. (path)(status/sid/err)

メッセージの意味

状態ファイルの読込みに失敗しました。

パラメタの意味

Monitor:デーモン名またはプロセス名

path:ファイルパス

status:エラー状態

sid:ORACLE_SIDerr:エラー情報

システムの処理

Monitorの処理は続行されます。

ただし、errが”directory access error”以外の場合、監視が停止していた時間の監視は行われません。

監視が停止していた時間については、“1.1.1 アラートログの監視方法について”および“1.2.1 トレースファイルの監視方法について”

を確認してください。

システム管理者の処置

クラスタシステム運用時の業務サーバで当メッセージが通知された場合は、pathで示される状態ファイルのディレクトリがOracle環境情

報で設定した「監視情報格納先」と同じであるかどうか確認してください。

設定されている「監視情報格納先」と同じである場合、監視情報格納先のディレクトリの状態を確認し、ディレクトリが存在しない、空き

領域がない、もしくは読み取り専用であるならば、Oracle環境情報の「監視情報格納先」を変更するか、監視情報格納先のディレクトリ

の状態を変更してください。Oracle環境情報の設定については“Systemwalker for Oracle 導入ガイド”-“Oracleの監視を行うための設

定”を参照してください。

その他の場合、pathで示される状態ファイルのディレクトリの状態を確認し、ディレクトリが存在しない、空き領域がない、もしくは読み取

り専用であるならば、ディレクトリの状態を変更してください。

それでも、エラーが発生する場合は、マニュアルに記載されている“A.2 トラブル解決に必要な資料”を採取したうえ、富士通技術員に

連絡してください。

FOR-00438

【和文】Monitorの状態ファイル(path)の書込みに失敗しました。(status/sid/err)【英文】Error occurred while writing Monitor status file. (path)(status/sid/err)

- 56 -

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メッセージの意味

状態ファイルの書込みに失敗しました。

パラメタの意味

Monitor:デーモン名またはプロセス名

path:ファイルパス

status:エラー状態

sid:ORACLE_SIDerr:エラー情報

システムの処理

Monitorの処理は続行されます。

ただし、監視が停止していた時間の監視は行われません。

監視が停止していた時間については、“1.1.1 アラートログの監視方法について”および“1.2.1 トレースファイルの監視方法について”

を確認してください。

システム管理者の処置

クラスタシステム運用時の業務サーバで当メッセージが通知された場合は、pathで示される状態ファイルのディレクトリがOracle環境情

報で設定した「監視情報格納先」と同じであるかどうか確認してください。

設定されている「監視情報格納先」と同じである場合、監視情報格納先のディレクトリの状態を確認し、ディレクトリが存在しない、空き

領域がない、もしくは読み取り専用であるならば、Oracle環境情報の「監視情報格納先」を変更するか、監視情報格納先のディレクトリ

の状態を変更してください。Oracle環境情報の設定については“Systemwalker for Oracle 導入ガイド”-“Oracleの監視を行うための設

定”を参照してください。

その他の場合、pathで示される状態ファイルのディレクトリの状態を確認し、ディレクトリが存在しない、空き領域がない、もしくは読み取

り専用であるならば、ディレクトリの状態を変更してください。

それでも、エラーが発生する場合は、マニュアルに記載されている“A.2 トラブル解決に必要な資料”を採取したうえ、富士通技術員に

連絡してください。

FOR-00439

【和文】Monitorの状態ファイル(path)の削除に失敗しました。(status/sid/err)【英文】Error occurred while removing Monitor status file. (path)(status/sid/err)

メッセージの意味

状態ファイルの削除に失敗しました。

パラメタの意味

Monitor:デーモン名またはプロセス名

path:ファイルパス

status:エラー状態

sid:ORACLE_SIDerr:エラー情報

システムの処理

Monitorの処理は続行されます。

ただし、監視の起動時に既通知のメッセージを通知すること、および監視が停止している間のメッセージを通知できないことがありま

す。

監視の起動および停止については、“1.1.1 アラートログの監視方法について”および“1.2.1 トレースファイルの監視方法について”を

確認してください。

システム管理者の処置

クラスタシステム運用時の業務サーバで当メッセージが通知された場合は、pathで示される状態ファイルのディレクトリがOracle環境情

報で設定した「監視情報格納先」と同じであるかどうか確認してください。

設定されている「監視情報格納先」と同じである場合、監視情報格納先のディレクトリの状態を確認し、ディレクトリが存在しない、もしく

は読み取り専用であるならば、Oracle環境情報の「監視情報格納先」を変更するか、監視情報格納先のディレクトリの状態を変更して

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ください。Oracle環境情報の設定については“Systemwalker for Oracle 導入ガイド”-“Oracleの監視を行うための設定”を参照してく

ださい。

その他の場合、pathで示される状態ファイルのディレクトリの状態を確認し、ディレクトリが存在しない、もしくは読み取り専用であるなら

ば、ディレクトリの状態を変更してください。

それでも、エラーが発生する場合は、マニュアルに記載されている“A.2 トラブル解決に必要な資料”を採取したうえ、富士通技術員に

連絡してください。

FOR-00445

【和文】監視条件の読込みでエラーが発生しました。(err)【英文】Error occurred while reading monitoring conditions. (err)

メッセージの意味

監視条件の読込みでエラーが発生しました。

パラメタの意味

err:エラー情報

システムの処理

処理は中断されます。

システム管理者の処置

マニュアルに記載されている“A.2 トラブル解決に必要な資料”を採取したうえ、富士通技術員に連絡してください。

FOR-00446

【和文】Monitor はスクリプトの実行に失敗しました。(sid / err)【英文】Monitor failed to execute script. (sid / err)

メッセージの意味

スクリプトの実行に失敗しました。

パラメタの意味

Monitor:デーモン名またはプロセス名

sid:ORACLE_SIDerr:エラー情報

システムの処理

処理は続行されます。

システム管理者の処置

Oracle環境情報の設定内容を確認してください。

errの内容がStandbyの場合、Oracle環境情報のスタンバイ情報の設定内容を確認してください。

監視対象サーバに現在設定されているOracle環境情報を使用してOracleに接続可能かを確認するには、監視対象サーバ上で「Oracle接続確認コマンド」を実行してください。

各コマンドについては“付録B コマンドリファレンス”を参照してください。

Oracle環境情報の設定内容に誤りがない場合は、マニュアルに記載されている“A.2 トラブル解決に必要な資料”を採取したうえ、富

士通技術員に連絡してください。

FOR-00447

【和文】Monitor はスクリプトの実行に失敗しました。(err)【英文】Monitor failed to execute script. (err)

メッセージの意味

スクリプトの実行に失敗しました。

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パラメタの意味

Monitor:デーモン名またはプロセス名

err:エラー情報

システムの処理

処理は続行されます。

システム管理者の処置

データベース管理者に連絡し、Oracleが正常に動作しているか、Systemwalkerコンソール画面にOracleのエラーメッセージが表示され

ていないか確認してください。

それでもエラーが発生する場合は、Oracle環境情報が正しく設定されているか確認してください。

監視対象サーバに現在設定されているOracle環境情報を使用して、Oracleに接続可能かを確認するには、監視対象サーバ上で「Oracle接続確認コマンド」を実行してください。

各コマンドについては“付録B コマンドリファレンス”を参照してください。

FOR-00451

【和文】アラートログファイル(path)の処理中にエラーが起きました。(err)【英文】Error occurred while processing alert log file. (path)(err)

メッセージの意味

アラートログファイルの処理中にエラーが起きました。

パラメタの意味

path:ファイルパス名

err:エラー情報

システムの処理

処理は続行されます。

システム管理者の処置

データベース管理者に連絡して、pathで示されるアラートログファイルが正しいファイルであることを確認してください。

アラートログ監視機能の設定を確認してください。

FOR-00452

【和文】アラートログファイル(path)が他で使用中です。

【英文】ALERT log file(path) is among exclusion.

メッセージの意味

アラートログファイルが他で使用中のため監視処理は行われません。

パラメタの意味

path:アラートログファイルパス

システムの処理

処理は続行されますが、アラートログ監視処理は行われません。

システム管理者の処置

本メッセージが何度も発生する場合、データベース管理者に連絡したうえで、pathで示されるアラートログファイルがOracle製品もしく

は他のアプリケーションで使用されていないかを確認してください。

FOR-00462

【和文】プロセス監視情報が獲得できないため、sid のプロセス監視ができません。(err)【英文】Unable to monitor process sid, due to inability to obtain process monitoring information. (err)

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メッセージの意味

プロセス監視に必要な情報の獲得に失敗したため、sid のプロセス監視ができません。

パラメタの意味

sid:ORACLE_SIDerr:エラー情報

システムの処理

処理は続行されますが、情報獲得に失敗したsid のプロセス監視処理は行われません。

システム管理者の処置

Oracle環境情報のORACLE_HOMEに設定したパスに誤りがあることが考えられます。ORACLE_HOMEに設定したパスが存在するこ

と、およびORACLE_HOME配下の「bin」ディレクトリ内に「oracle」ファイルが存在することを確認してください。

ORACLE_HOMEの設定内容に誤りがあった場合は、正しいパスに設定しなおしてください。

設定を行った後は、ポリシーの配付および、デーモンまたはサービスの再起動が必要です。

再起動するデーモンまたはサービスについては、“第4章 Systemwalker for Oracleの監視デーモン/サービス”を確認してください。

ORACLE_HOME配下の「bin」ディレクトリ内に存在する「oracle」ファイルの所有者となっているユーザが、「/etc/passwd」に登録されて

いることを確認してください。

上記の「oracle」ファイルの所有者となっているユーザのUIDが2147483674以下の値であることを確認してください。

sid で示されるOracleのインスタンスの状態を確認してください。

それでもエラーが発生する場合は、マニュアルに記載されている“A.2 トラブル解決に必要な資料”を採取したうえ、富士通技術員に

連絡してください。

FOR-00480

【和文】クラスタリソース定義ファイル(path)がありません。(Monitor) クラスタリソース定義ファイルを作成してください。

【英文】Missing cluster resource definition file (path) for Monitor. Please create a cluster resource definition file.

メッセージの意味

クラスタリソース定義ファイルが作成されていません。

パラメタの意味

Monitor:デーモン名またはプロセス名

path:クラスタリソース定義ファイル

システムの処理

処理は続行されますが、監視処理は行われません。

システム管理者の処置

クラスタリソース定義ファイルを作成し、クラスタリソース定義ファイルの再読込みを行ってください。クラスタリソース定義ファイルの再読

込みを行うデーモンまたはサービスについては、“第4章 Systemwalker for Oracleの監視デーモン/サービス”を確認してください。

FOR-00481

【和文】Monitor はクラスタリソース定義ファイル(path)の処理に失敗しました。(err)【英文】Monitor failed in processing of cluster resource definition file. (path)(err)

メッセージの意味

クラスタリソース定義ファイルの処理中にエラーが発生しました。

パラメタの意味

Monitor:デーモン名またはプロセス名

path:クラスタリソース定義ファイル

err:詳細コード

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システムの処理

処理は中断されます。

システム管理者の処置

システムに一時的に負荷がかかったと考えられます。

システムの状態を確認したあと、デーモンまたはサービスを再起動してください。再起動するデーモンまたはサービスについては、“第

4章 Systemwalker for Oracleの監視デーモン/サービス”を確認してください。

FOR-00482

【和文】Monitor はクラスタ判定コマンドの実行に失敗しました。(err)【英文】Monitor failed in execution of cluster determination command. (err)

メッセージの意味

クラスタ判定コマンドの実行に失敗しました。

パラメタの意味

Monitor:デーモン名またはプロセス名

err:詳細コード

システムの処理

処理は続行されますが、監視処理は行われません。

システム管理者の処置

クラスタリソース定義ファイルの内容に誤りがあります。クラスタリソース定義ファイルを修正し、クラスタリソース定義ファイルの再読込み

を行ってください。クラスタリソース定義ファイルの再読込みを行うデーモンまたはサービスについては、“第4章 Systemwalker for Oracleの監視デーモン/サービス”を確認してください。

もしくはシステムに一時的に負荷がかかったと考えられます。システムの状態を確認し、クラスタリソース定義ファイルの再読込みを行っ

てください。クラスタリソース定義ファイルの再読込みを行うデーモンまたはサービスについては、“第4章 Systemwalker for Oracleの監

視デーモン/サービス”を確認してください。

それでもエラーが発生する場合は、マニュアルに記載されている“A.2 トラブル解決に必要な資料”を採取したうえ、富士通技術員に

連絡してください。

FOR-00483

【和文】クラスタリソース定義ファイル(path)に誤りがあります。(Monitor / err)【英文】Error in cluster resource definition file. (path)(Monitor / err)

メッセージの意味

クラスタリソース定義ファイルに誤りがあります。

パラメタの意味

path:クラスタリソース定義ファイル

Monitor:デーモン名またはプロセス名

err:詳細コード

システムの処理

処理は続行されますが、監視処理は行われません。

システム管理者の処置

クラスタリソース定義ファイルの内容に誤りがあります。クラスタリソース定義ファイルを修正し、クラスタリソース定義ファイルの再読込み

を行ってください。クラスタリソース定義ファイルの再読込みを行うデーモンまたはサービスについては、“第4章 Systemwalker for Oracleの監視デーモン/サービス”を確認してください。

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FOR-00490

【和文】Monitor の通信処理中にエラーが発生しました。(err)【英文】Error occurred in Monitor communication processing.(err)

メッセージの意味

通信処理中にエラーが発生しました。

パラメタの意味

Monitor:デーモン名またはプロセス名

err:エラー情報

システムの処置

エラー種別が「警告」の場合

処理は続行されます。

エラー種別が「エラー」の場合

処理は中断されます。

システム管理者の処置

err の内容に従って以下の内容を確認してください。

・ recv:11 の場合

システムのリソース不足が発生していることが考えられます。

再度処理を実行してください。それでも、エラーが発生する場合は、マニュアルに記載されている“A.2 トラブル解決に必要な資

料”を採取したうえ、富士通技術員に連絡してください。

・ bind の場合

Systemwalker for Oracleが使用するポート番号が重複している可能性があります。“Systemwalker for Oracle 導入ガイド”- “ポー

ト番号”に記載したポート番号がすでに使用されている場合、異なる番号をネットワーク内で一意になるように設定し直してくださ

い。詳細は“Systemwalker for Oracle 導入ガイド”- “ポート番号を変更する場合”を参照してください。

・ その他の場合

通信エラーの原因を取り除いたあと、デーモンまたはサービスを再起動してください。再起動するデーモンまたはサービスについ

ては“第4章 Systemwalker for Oracleの監視デーモン/サービス”を確認してください。

FOR-00491

【和文】Monitor のポート番号が獲得できません。

【英文】Unable to acquire port number for Monitor.

メッセージの意味

環境に誤りがあるため、ポート番号を獲得できません。

パラメタの意味

Monitor:デーモン名またはプロセス名

システムの処置

処理は中断されます。

システム管理者の処置

Systemwalker for Oracleが使用するポート番号が重複している可能性があります。“Systemwalker for Oracle 導入ガイド”- “ポート番

号”に記載したポート番号がすでに使用されている場合、異なる番号をネットワーク内で一意になるように設定し直してください。詳細

は“Systemwalker for Oracle 導入ガイド”- “ポート番号を変更する場合”を参照してください。

それでもエラーが発生する場合、Systemwalker for Oracleの環境が破壊されている可能性があります。

Systemwalker for Oracleを再インストールしてください。

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FOR-00701

ポリシーのバックアップが終了しました。

メッセージの意味

ポリシーのバックアップが終了しました。

システム管理者の処置

通知メッセージのため、対処は不要です。

FOR-00702

ポリシーが見つかりません。

メッセージの意味

ポリシーが見つかりません。

システムの処理

処理は中断されます。

システム管理者の処置

ポリシーの配付を行ったうえで再度、処理を行ってください。

FOR-00703

フォルダを指定してください。

メッセージの意味

格納先のフォルダを指定してください。

システム管理者の処置

フォルダ名を指定したうえで再度、処理を行ってください。

FOR-00704

フォルダの作成に失敗しました。

メッセージの意味

格納先フォルダの作成に失敗しました。

システムの処理

処理は中断されます。

システム管理者の処置

指定先の空き領域の確認を行ったうえで再度、処理を行ってください。

FOR-00705

ポリシーのバックアップに失敗しました。

メッセージの意味

ポリシーのバックアップに失敗しました。

システムの処理

処理は中断されます。

- 63 -

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システム管理者の処置

指定先の空き領域の確認を行ったうえで再度、処理を行ってください。

FOR-00711

ポリシーのリストアが終了しました。

メッセージの意味

ポリシーのリストアが終了しました。

システム管理者の処置

通知メッセージのため、対処は不要です。

FOR-00712

バックアップされたポリシーが見つかりません。

メッセージの意味

指定されたフォルダにはポリシーのバックアップ情報が格納されていないため、リストアを行うことはできません。

システムの処理

処理は中断されます。

システム管理者の処置

バックアップ時に指定した格納先を確認したうえで、再度、処理を行ってください。

FOR-00713

ポリシーのリストアに失敗しました。

メッセージの意味

ポリシーのリストアに失敗しました。

システムの処理

処理は中断されます。

システム管理者の処置

再度実行してください。それでもエラーが発生する場合は、Systemwalker for Oracleを再インストールしてください。

FOR-00714

クラスタ環境では運用系のみ実行可能です。

メッセージの意味

クラスタ環境の待機系で実行されました。

システムの処理

処理は中断されます。

システム管理者の処置

クラスタ環境の運用系で実行してください。

FOR-00715

指定されたフォルダは読み取り専用です。

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メッセージの意味

読み取り専用フォルダが指定されました。

システムの処理

処理は中断されます。

システム管理者の処置

書き込み可能フォルダを指定してください。

FOR-00741

マネージャクラスタ環境設定が終了しました。

メッセージの意味

マネージャクラスタ環境設定が終了しました。

システム管理者の処置

通知メッセージのため、対処は不要です。

FOR-00742

クラスタ環境ではありません。

メッセージの意味

クラスタ機能が使用できる環境ではありません。

システム管理者の処置

クラスタ機能が使用できる環境を設定したうえで再度、処理を行ってください。

FOR-00743

共有フォルダの削除に失敗しました。

メッセージの意味

共有フォルダの削除に失敗しました。

システム管理者の処置

マネージャクラスタ環境設定時に指定した共有フォルダを削除してください。

FOR-00744

マネージャクラスタ環境解除に失敗しました。

メッセージの意味

マネージャクラスタ環境解除に失敗しました。

システムの処理

処理は中断されます。

システム管理者の処置

マニュアルに記載されている“A.2 トラブル解決に必要な資料”を採取したうえ、富士通技術員に連絡してください。

FOR-00745

マネージャクラスタ環境解除が終了しました。

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メッセージの意味

マネージャクラスタ環境解除が終了しました。

システム管理者の処置

通知メッセージのため、対処は不要です。

FOR-00746

マネージャクラスタ環境設定に失敗しました。

メッセージの意味

マネージャクラスタ環境設定に失敗しました。

システムの処理

処理は中断されます。

システム管理者の処置

クラスタ環境が正しく設定されているか確認して再度実行してください。指定したフォルダの権限を確認してください。それでも、エラー

が発生する場合は、マニュアルに記載されている“A.2 トラブル解決に必要な資料”を採取したうえ、富士通技術員に連絡してくださ

い。

FOR-00747

指定されたフォルダは存在しません。作成済みのフォルダを指定してください。

メッセージの意味

存在しないフォルダが指定されました。

システム管理者の処置

指定されたフォルダが存在することを確認したうえで、再度処理を行ってください。

FOR-00748

マネージャクラスタ環境設定が行われていません。

メッセージの意味

マネージャクラスタ環境設定が行われていません。

システムの処理

処理は中断されます。

システム管理者の処置

通知メッセージのため、対処は不要です。

FOR-00750

待機系として設定を行います。よろしいですか?

メッセージの意味

マネージャクラスタ環境設定で待機系として設定を行います。

よろしければ[OK]ボタンを選択し、再設定を行う場合は[キャンセル]ボタンを選択してください。

システム管理者の処置

通知メッセージのため、対処は不要です。

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FOR-00751

運用系として設定を行います。よろしいですか?

メッセージの意味

マネージャクラスタ環境設定で運用系として設定を行います。

よろしければ[OK]ボタンを選択し、再設定を行う場合は[キャンセル]ボタンを選択してください。

システム管理者の処置

通知メッセージのため、対処は不要です。

FOR-00761

エージェントクラスタ環境設定が正常終了しました。

メッセージの意味

エージェントクラスタ環境設定が正常終了しました。

システム管理者の処置

通知メッセージのため、対処は不要です。

FOR-00762

エージェントクラスタ環境設定の解除が正常終了しました。

メッセージの意味

エージェントクラスタ環境設定の解除が正常終了しました。

システム管理者の処置

通知メッセージのため、対処は不要です。

FOR-00763

指定されたファイルはありません。

メッセージの意味

指定されたファイルはありません。

システム管理者の処置

ファイル名を確認したうえで再度、処理を行ってください。

FOR-00764

指定されたファイルの内容に誤りがあります。

メッセージの意味

指定されたファイルの内容に誤りがあります。

システムの処理

処理は中断されます。

システム管理者の処置

エージェントクラスタ定義ファイルの内容を確認したうえで再度、処理を行ってください。

FOR-00765

エージェントクラスタ環境設定が行われていません。

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メッセージの意味

エージェントクラスタ環境設定が行われていません。

システムの処理

処理は中断されます。

システム管理者の処置

通知メッセージのため、対処は不要です。

FOR-00766

エージェントクラスタ環境設定に失敗しました。

メッセージの意味

エージェントクラスタ環境設定に失敗しました。

システムの処理

処理は中断されます。

システム管理者の処置

エージェントクラスタ定義ファイルの内容を確認したうえで再度、処理を行ってください。

FOR-00767

エージェントクラスタ環境設定の解除に失敗しました。

メッセージの意味

エージェントクラスタ環境設定の解除に失敗しました。

システムの処理

処理は中断されます。

システム管理者の処置

エージェントクラスタ構成ファイルが壊れている可能性があります。

エージェントクラスタ構成を使用する場合は、再度エージェントクラスタ環境設定を行ってください。

FOR-00768

エージェントクラスタ環境設定ファイルに誤りがあるため、表示できません。

メッセージの意味

エージェントクラスタ環境設定ファイルに誤りがあるため、表示できません。

システムの処理

処理は中断されます。

システム管理者の処置

エージェントクラスタ構成ファイルが壊れている可能性があります。

エージェントクラスタ構成を使用する場合は、再度エージェントクラスタ環境設定を行ってください。

FOR-00769

ファイル名を入力してください。

メッセージの意味

指定されたものはファイルではありません。

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システム管理者の処置

ファイル名を指定したうえで再度、処理を行ってください。

FOR-00801

This investigation is not available for this environment.

メッセージの意味

調査対象サーバの環境ではこの機能を使用することはできません。

システムの処理

処理は中断されます。

システム管理者の処置

調査対象サーバの環境を確認してください。

調査対象サーバの環境によって、使用できない機能は以下のとおりです。

・ 調査対象のOracleがData Guard構成ではない場合、以下の機能は実施できません。

- 「スタンバイ・データベース情報設定」画面における「接続確認」

・ 調査対象のOracleがmount状態の場合、以下の項目は実施できません。

- 「調査項目No.1」リカバリが必要なデータファイルの一覧

- 「調査項目No.15」現在の登録ユーザ数&ユーザ一覧

- 「調査項目No.16」現在のユーザごとの登録表数とその総数

- 「調査項目No.17」現在のオブジェクトのロック獲得・待機状況

- 「調査項目No.25」各ユーザ・ロールの権限およびロール一覧

- 「調査項目No.26」ユーザIDおよびロール一覧

- 「調査項目No.27」ロールバック・セグメント一覧

- 「調査項目No.28」表領域の状態表示

- 「調査項目No.29」データベース・リンク名一覧

- 「調査項目No.30」プロファイル情報

- 「調査項目No.34」データファイル/テンポラリ・ファイル一覧

- 「調査項目No.38」UNDO表領域の一覧

- 「調査項目No.39」分散環境におけるインダウト・トランザクションの情報

- 「調査項目No.50」ノード間のCR/CUブロックの競合の度合いが大きいオブジェクトの情報

- 「調査項目No.51」RAC構成情報

・ 調査対象のサーバのOracle環境情報にスタンバイ情報が設定されていない場合、以下の項目は実施できません。

- 「調査項目No.52」スタンバイ・データベースでのアーカイブログ受信/適用状況

・ 調査対象のサーバのOS種別がUNIX以外の場合、以下の項目は実施できません。

- 「調査項目No.33」コアダンプディレクトリ情報

・ 調査対象のサーバにインストールされているSystemwalker for Oracleの種別がStandard Editionの場合、以下の項目は実施できま

せん。

- 「調査項目No.50」ノード間のCR/CUブロックの競合の度合いが大きいオブジェクトの情報

- 「調査項目No.51」RAC構成情報

- 「調査項目No.52」スタンバイ・データベースでのアーカイブログ受信/適用状況

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・ 調査対象のOracleのバージョンが8.1.7以前の場合、以下の項目は実施できません。

- 「調査項目No.37」UNDOセグメントの使用状況

- 「調査項目No.38」UNDO表領域の一覧表示

- 「調査項目No.50」ノード間のCR/CUブロックの競合の度合いが大きいオブジェクトの情報

- 「調査項目No.51」RAC構成情報

- 「調査項目No.52」スタンバイ・データベースでのアーカイブログ受信/適用状況

・ 調査対象のOracleのバージョンが9.0.1以前の場合、以下の項目は実施できません。

- 「調査項目No.50」ノード間のCR/CUブロックの競合の度合いが大きいオブジェクトの情報

・ 調査対象のOracleのバージョンが9.2.0以前の場合、以下の項目は実施できません。

- 「調査項目No.46」文監査オプション一覧

- 「調査項目No.47」権限監査オプション一覧

- 「調査項目No.48」オブジェクト監査オプション一覧

- 「調査項目No.49」ファイングレイン監査オプション一覧

- 「調査項目No.52」スタンバイ・データベースでのアーカイブログ受信/適用状況

・ 調査対象のOracleのバージョンが10.2.0以前の場合、以下の項目は実施できません。

- 「調査項目No.45」診断データ格納先情報(DIAGNOSTIC DEST)

・ 調査対象のOracleのバージョンが10.2.0以降の場合、以下の項目は実施できません。

- 「調査項目No.9」初期化パラメタのenqueue_resourcesの設定値通知

サーバ情報および「Oracle環境情報の設定」で設定した内容に誤りがないことを確認のうえ、再度処理を実行してください。

それでもエラーが発生する場合は、マニュアルに記載されている“A.2 トラブル解決に必要な資料”を採取したうえ、富士通技術員に

連絡してください。

FOR-01000

【和文】データベースバッファキャッシュヒット率(全体)がx %になりました。

【英文】Database buffer cache hit ratio(TOTAL) has reached x %.

メッセージの意味

データベースバッファキャッシュヒット率(全体)がしきい値に設定した値になりました。

(このメッセージは、監視項目:「データベースバッファキャッシュヒット率(全体)」の通知メッセージです。)

パラメタの意味

x:データベースバッファキャッシュヒット率(%)

システム管理者の処置

状態監視の通知メッセージです。

データベース管理者に連絡してください。

FOR-01001

【和文】データディクショナリキャッシュミス率がx %になりました。

【英文】Data dictionary cache miss ratio has reached x %.

メッセージの意味

データディクショナリのキャッシュミス率がしきい値に設定した値になりました。

(このメッセージは、監視項目:「データディクショナリキャッシュミス率」の通知メッセージです。)

- 70 -

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パラメタの意味

x:データディクショナリのキャッシュミス率(%)

システム管理者の処置

状態監視の通知メッセージです。

データベース管理者に連絡してください。

FOR-01002

【和文】ライブラリキャッシュミス率がx %になりました。

【英文】Library cache miss ratio has reached x %.

メッセージの意味

ライブラリのキャッシュミス率がしきい値に設定した値になりました。

(このメッセージは、監視項目:「ライブラリキャッシュミス率」の通知メッセージです。)

パラメタの意味

x:ライブラリのキャッシュミス率(%)

システム管理者の処置

状態監視の通知メッセージです。

データベース管理者に連絡してください。

FOR-01003

【和文】COMMIT数がx 回/y 分になりました。

【英文】Number of COMMIT has reached x times /y mins.

メッセージの意味

COMMIT数がしきい値に設定した値になり、y 分当たりに換算してx 回行われました。

(このメッセージは、監視項目:「COMMIT数」の通知メッセージです。)

パラメタの意味

x:COMMIT回数

y:時間(分)

システム管理者の処置

状態監視の通知メッセージです。

データベース管理者に連絡してください。

FOR-01004

【和文】SQL実行数がx 回/y 分になりました。

【英文】Number of SQL execution has reached x times /y mins.

メッセージの意味

SQL実行数がしきい値に設定した値になり、y 分当たりに換算してx 回実行されました。

(このメッセージは、監視項目:「SQL実行数」の通知メッセージです。)

パラメタの意味

x:SQL実行数

y:時間(分)

システム管理者の処置

状態監視の通知メッセージです。

データベース管理者に連絡してください。

- 71 -

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FOR-01005

【和文】ディスクREAD数がx 回/y 分になりました。(type File-No : filename) 【英文】Number of physical reads has reached x times /y mins. (type File-No : filename)

メッセージの意味

ディスクREAD数がしきい値に設定した値になり、y分当たりに換算してx回行われました。

(このメッセージは、監視項目:「ディスクREAD数」の通知メッセージです。)

パラメタの意味

x:ディスクREAD数

y:時間(分)type:該当するファイルのタイプ。データファイルの場合は‘datafile’、テンポラリファイルの場合は‘tempfile’File-No:該当するデータファイル/テンポラリファイル番号

filename:該当するデータファイル/テンポラリファイル名

システム管理者の処置

状態監視の通知メッセージです。

データベース管理者に連絡してください

FOR-01006

【和文】ディスクWRITE数がx 回/y 分になりました。(type File-No : filename)【英文】Number of physical writes has reached x times /y mins. (type File-No : filename)

メッセージの意味

ディスクWRITE数がしきい値に設定した値になり、y分当たりに換算してx回行われました。

(このメッセージは、監視項目:「ディスクWRITE数」の通知メッセージです。)

パラメタの意味

x:ディスクWRITE数y:時間(分)type:該当するファイルのタイプ。データファイルの場合は‘datafile’、テンポラリファイルの場合は‘tempfile’File-No:該当するデータファイル/テンポラリファイル番号

filename:該当するデータファイル/テンポラリファイル名

システム管理者の処置

状態監視の通知メッセージです。

データベース管理者に連絡してください。

FOR-01007

[しきい値単位-空き領域(MB)の場合]

【和文】システム表領域の空き領域がx MBになりました。(Tablespace)【英文】Free space in system tablespace has reached x MB. (Tablespace)

[しきい値単位-空き領域の割合(%)の場合]

【和文】システム表領域の空き領域の割合がy %になりました。(Tablespace)【英文】Proportion of Free space in system tablespace has reached y %.(Tablespace)

メッセージの意味

システム表領域の空き領域がしきい値に設定した値になりました。

(このメッセージは、監視項目:「システム表領域の空き領域」の通知メッセージです。)

- 72 -

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パラメタの意味

x:システム表領域の空き領域(MB)y:システム表領域の全体領域に対する空き領域の割合(%)Tablespace:該当するシステム表領域名

システム管理者の処置

状態監視の通知メッセージです。

データベース管理者に連絡してください。

FOR-01008

[しきい値単位-空き領域(MB)の場合]

【和文】ユーザ表領域の空き領域がx MBになりました。(Tablespace)【英文】Free space in user tablespace has reached x MB.(Tablespace)

[しきい値単位-空き領域の割合(%)の場合]

【和文】ユーザ表領域の空き領域の割合がy %になりました。(Tablespace)【英文】Proportion of Free space in user tablespace has reached y %.(Tablespace)

メッセージの意味

ユーザ表領域の空き領域がしきい値に設定した値になりました。

(このメッセージは、監視項目:「ユーザ表領域の空き領域」の通知メッセージです。)

パラメタの意味

x:ユーザ表領域の空き領域(MB)y:ユーザ表領域の全体領域に対する空き領域の割合(%)Tablespace:該当するユーザ表領域名

システム管理者の処置

状態監視の通知メッセージです。

データベース管理者に連絡してください。

FOR-01009

[しきい値単位-空き領域(MB)の場合]

【和文】一時表領域の空き領域がx MBになりました。(Tablespace)【英文】Free space in temporary tablespace has reached x MB.(Tablespace)

[しきい値単位-空き領域の割合(%)の場合]

【和文】一時表領域の空き領域の割合がy %になりました。(Tablespace)【英文】Proportion of Free space in temporary tablespace has reached y %.(Tablespace)

メッセージの意味

一時表領域の空き領域がしきい値に設定した値になりました。

(このメッセージは、監視項目:「一時表領域の空き領域」の通知メッセージです。)

パラメタの意味

x:一時表領域の空き領域(MB)y:一時表領域の全体領域に対する空き領域の割合(%)Tablespace:該当する一時表領域名

システム管理者の処置

状態監視の通知メッセージです。

データベース管理者に連絡してください。

- 73 -

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FOR-01010

【和文】ロールバックセグメントの獲得率がx %になりました。

【英文】Rollback segment acquisition ratio has reached x %.

メッセージの意味

ロールバックセグメントの獲得率がしきい値に設定した値になりました。

(このメッセージは、監視項目:「ロールバックセグメント獲得率」の通知メッセージです。)

パラメタの意味

x:ロールバックセグメントの利用頻度の状態(%)

システム管理者の処置

状態監視の通知メッセージです。

データベース管理者に連絡してください。

FOR-01011

[しきい値単位-残りエクステント数の場合]

【和文】ロールバックセグメントに割り当て可能な残りエクステント数がx になりました。(No : Name)【英文】Number of the remaining extents which can be allocated to rollback segment has reached x.(No : Name)

[しきい値単位-残りエクステント数の割合(%)の場合]

【和文】ロールバックセグメントに割り当て可能な残りエクステント数の割合がy %になりました。(No : Name)【英文】Possibility of extent allocation to rollback segment has reached y %.(No : Name)

メッセージの意味

ロールバックセグメントに割り当て可能な残りのエクステント数もしくは残りエクステント数の割合がしきい値に設定した値になりました。

(このメッセージは、監視項目:「ロールバックセグメントのエクステント監視」-「割り当て可能な残りエクステント数」の通知メッセージで

す。)

パラメタの意味

x:ロールバックセグメントに割り当て可能な残りエクステント数

y:ロールバックセグメントの 大エクステント数に対する割り当て可能な残りエクステント数の割合(%)No:該当するロールバックセグメント番号

Name:該当するロールバックセグメント名

システム管理者の処置

状態監視の通知メッセージです。

データベース管理者に連絡してください。

FOR-01012

[しきい値単位-未使用メモリ(byte)の場合]

【和文】SGA内の未使用メモリがx bytesになりました。(Name)【英文】Amount of memory available in SGA has reached x bytes.(Name)

[しきい値単位-未使用メモリの割合(%)の場合]

【和文】SGA内の未使用メモリの割合がy %になりました。(Name)【英文】Proportion of memory available in SGA has reached y %.(Name)

メッセージの意味

SGA内の未使用メモリがしきい値に設定した値になりました。

(このメッセージは、監視項目:「SGA内のメモリ空き状況」の通知メッセージです。)

- 74 -

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パラメタの意味

x:SGA内の未使用メモリ(byte)y:SGA内の未使用メモリの割合(%)Name:該当するプール名

システム管理者の処置

状態監視の通知メッセージです。

データベース管理者に連絡してください。

FOR-01013

【和文】ラッチ獲得ミス率がx %になりました。(Name)【英文】Latch acquisition miss ratio has reached x %.(Name)

メッセージの意味

ラッチ獲得ミスの割合がしきい値に設定した値になりました。

(このメッセージは、監視項目:「ラッチ獲得ミス率」の通知メッセージです。)

パラメタの意味

x:ラッチ獲得ミス率(%)

Name:該当するラッチ名

システム管理者の処置

状態監視の通知メッセージです。

データベース管理者に連絡してください。

FOR-01014

[しきい値単位-使用可能領域(MB)の場合]

【和文】一時表領域の使用可能領域がx MBになりました。(Tablespace)【英文】Available space in temporary tablespace has reached x MB.(Tablespace)

[しきい値単位-使用可能領域の割合(%)の場合]

【和文】一時表領域の使用可能領域の割合がy %になりました。(Tablespace)【英文】Proportion of Available space in temporary tablespace has reached y %.(Tablespace)

メッセージの意味

一時表領域の使用可能領域もしくは使用可能領域の割合がしきい値に設定した値になりました。

(このメッセージは、監視項目:「一時表領域の使用可能領域」の通知メッセージです。)

パラメタの意味

x:一時表領域の使用可能領域(MB)y:一時表領域の全体領域に対する使用可能領域の割合(%)Tablespace:該当する一時表領域名

システム管理者の処置

状態監視の通知メッセージです。

データベース管理者に連絡してください。

FOR-01015

[しきい値単位-残りエクステント数の場合]

【和文】ユーザオブジェクトに割り当て可能な残りエクステント数がx になりました。(Owner.Object)【英文】Number of the remaining extents which can be allocated to general user's object has reached x.(Owner.Object)

[しきい値単位-残りエクステント数の割合(%)の場合]

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【和文】ユーザオブジェクトに割り当て可能な残りエクステント数の割合がy %になりました。(Owner.Object)【英文】Possibility of extent allocation to general user's object has reached y %.(Owner.Object)

メッセージの意味

ユーザオブジェクトに割り当て可能な残りのエクステント数もしくは残りエクステント数の割合がしきい値に設定した値になりました。

(このメッセージは、監視項目:「ユーザオブジェクトのエクステント監視」-「割り当て可能な残りエクステント数」の通知メッセージで

す。)

パラメタの意味

x:ユーザオブジェクトに割り当て可能な残りエクステント数

y:ユーザオブジェクトの 大エクステント数に対する割り当て可能な残りエクステント数の割合(%)Owner:該当するユーザオブジェクトのオーナー

Object:該当するユーザオブジェクト名

システム管理者の処置

状態監視の通知メッセージです。

データベース管理者に連絡してください。

FOR-01016

[しきい値単位-残りエクステント数の場合]

【和文】管理者オブジェクトに割り当て可能な残りエクステント数がx になりました。(Owner.Object)【英文】Number of the remaining extents which can be allocated to administrative user's object has reached x.(Owner.Object)

[しきい値単位-残りエクステント数の割合(%)の場合]

【和文】管理者オブジェクトに割り当て可能な残りエクステント数の割合がy %になりました。(Owner.Object)【英文】Possibility of extent allocation to administrative user's object has reached y %.(Owner.Object)

メッセージの意味

管理者オブジェクトに割り当て可能な残りのエクステント数もしくは残りエクステント数の割合がしきい値に設定した値になりました。

(このメッセージは、監視項目:「管理者オブジェクトのエクステント監視」-「割り当て可能な残りエクステント数」の通知メッセージで

す。)

パラメタの意味

x:管理者オブジェクトに割り当て可能な残りエクステント数

y:管理者オブジェクトの 大エクステント数に対する割り当て可能な残りエクステント数の割合(%)Owner:該当する管理者オブジェクトのオーナー

Object:該当する管理者オブジェクト名

システム管理者の処置

状態監視の通知メッセージです。

データベース管理者に連絡してください。

FOR-01018

【和文】データベースバッファキャッシュヒット率(DEAFULT)がx %になりました。

【英文】Database buffer cache hit ratio(DEFAULT) has reached x %.

メッセージの意味

データベースバッファキャッシュヒット率(DEFAULT)がしきい値に設定した値になりました。

(このメッセージは、監視項目:「データベースバッファキャッシュヒット率(DEFAULT)」の通知メッセージです。)

パラメタの意味

x:データベースバッファキャッシュヒット率(%)

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システム管理者の処置

状態監視の通知メッセージです。

データベース管理者に連絡してください。

FOR-01019

【和文】データベースバッファキャッシュヒット率(KEEP)がx %になりました。

【英文】Database buffer cache hit ratio(KEEP) has reached x %.

メッセージの意味

データベースバッファキャッシュヒット率(KEEP)がしきい値に設定した値になりました。

(このメッセージは、監視項目:「データベースバッファキャッシュヒット率(KEEP)」の通知メッセージです。)

パラメタの意味

x:データベースバッファキャッシュヒット率(%)

システム管理者の処置

状態監視の通知メッセージです。

データベース管理者に連絡してください。

FOR-01020

【和文】データベースバッファキャッシュヒット率(RECYCLE)がx %になりました。

【英文】Database buffer cache hit ratio(RECYCLE) has reached x %.

メッセージの意味

データベースバッファキャッシュヒット率がしきい値に設定した値になりました。

(このメッセージは、監視項目:「データベースバッファキャッシュヒット率(RECYCLE)」の通知メッセージです。)

パラメタの意味

x:データベースバッファキャッシュヒット率(%)

システム管理者の処置

状態監視の通知メッセージです。

データベース管理者に連絡してください。

FOR-01021

【和文】データベースバッファキャッシュヒット率(DEFAULT(2K))がx %になりました。

【英文】Database buffer cache hit ratio(DEFAULT(2K)) has reached x %.

メッセージの意味

データベースバッファキャッシュヒット率(DEFAULT(2K))がしきい値に設定した値になりました。

(このメッセージは、監視項目:「データベースバッファキャッシュヒット率(DEFAULT(2K))」の通知メッセージです。)

パラメタの意味

x:データベースバッファキャッシュヒット率(%)

システム管理者の処置

状態監視の通知メッセージです。

データベース管理者に連絡してください。

FOR-01022

【和文】データベースバッファキャッシュヒット率(DEFAULT(4K))がx %になりました。

【英文】Database buffer cache hit ratio(DEFAULT(4K)) has reached x %.

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メッセージの意味

データベースバッファキャッシュヒット率(DEFAULT(4K))がしきい値に設定した値になりました。

(このメッセージは、監視項目:「データベースバッファキャッシュヒット率(DEFAULT(4K))」の通知メッセージです。)

パラメタの意味

x:データベースバッファキャッシュヒット率(%)

システム管理者の処置

状態監視の通知メッセージです。

データベース管理者に連絡してください。

FOR-01023

【和文】データベースバッファキャッシュヒット率(DEFAULT(8K))がx %になりました。

【英文】Database buffer cache hit ratio(DEFAULT(8K)) has reached x %.

メッセージの意味

データベースバッファキャッシュヒット率(DEFAULT(8K))がしきい値に設定した値になりました。

(このメッセージは、監視項目:「データベースバッファキャッシュヒット率(DEFAULT(8K))」の通知メッセージです。)

パラメタの意味

x:データベースバッファキャッシュヒット率(%)

システム管理者の処置

状態監視の通知メッセージです。

データベース管理者に連絡してください。

FOR-01024

【和文】データベースバッファキャッシュヒット率(DEFAULT(16K))がx %になりました。

【英文】Database buffer cache hit ratio(DEFAULT(16K)) has reached x %.

メッセージの意味

データベースバッファキャッシュヒット率(DEFAULT(16K))がしきい値に設定した値になりました。

(このメッセージは、監視項目:「データベースバッファキャッシュヒット率(DEFAULT(16K))」の通知メッセージです。)

パラメタの意味

x:データベースバッファキャッシュヒット率(%)

システム管理者の処置

状態監視の通知メッセージです。

データベース管理者に連絡してください。

FOR-01025

【和文】データベースバッファキャッシュヒット率(DEFAULT(32K))がx %になりました。

【英文】Database buffer cache hit ratio(DEFAULT(32K)) has reached x %.

メッセージの意味

データベースバッファキャッシュヒット率(DEFAULT(32K))がしきい値に設定した値になりました。

(このメッセージは、監視項目:「データベースバッファキャッシュヒット率(DEFAULT(32K))」の通知メッセージです。)

パラメタの意味

x:データベースバッファキャッシュヒット率(%)

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システム管理者の処置

状態監視の通知メッセージです。

データベース管理者に連絡してください。

FOR-01026

[しきい値単位-空き領域(MB)の場合]

【和文】ローカル管理の一時表領域の空き領域がx MBになりました。(Tablespace)【英文】Free space in locally managed temporary tablespace has reached x MB. (Tablespace)

[しきい値単位-空き領域の割合(%)の場合]

【和文】ローカル管理の一時表領域の空き領域の割合がy %になりました。(Tablespace)【英文】Proportion of Free space in locally managed temporary tablespace has reached y %.(Tablespace)

メッセージの意味

ローカル管理の一時表領域の空き領域もしくは空き領域の割合がしきい値に設定した値になりました。

(このメッセージは、監視項目:「ローカル管理の一時表領域の空き領域」の通知メッセージです。)

パラメタの意味

x:ローカル管理の一時表領域の空き領域(MB)y:ローカル管理の一時表領域の空き領域の割合(%)Tablespace:該当する表領域

システム管理者の処置

状態監視の通知メッセージです。

データベース管理者に連絡してください。

FOR-01027

[しきい値単位-領域割り当て待機回数の場合]

【和文】 REDOログ・バッファ内の領域の割り当てのために待機した回数がx になりました。

【英文】Number of contention to allocate space in the redo log buffer has reached x.

[しきい値単位-領域割り当て待機回数の割合(%)の場合]

【和文】REDOログ・バッファ内の領域の割り当てのために待機した回数の割合がy %になりました。

【英文】Proportion of contention to allocate space in the redo log buffer has reached y %.

メッセージの意味

ログ・バッファの領域割り当てを待機した回数もしくはログ・バッファの領域割り当てを待機した回数の割合がしきい値に設定した値に

なりました。

(このメッセージは、監視項目:「REDO ログ・バッファの領域割り当て競合監視」の通知メッセージです。)

パラメタの意味

x:REDOログ・バッファ内の領域の割り当てのために待機した回数

y:REDOログ・バッファ内の領域の割り当てのために待機した回数の割合(%)

システム管理者の処置

状態監視の通知メッセージです。

データベース管理者に連絡してください。

[一般的な対処方法]

一般的にREDOログ・バッファ内の領域を待機する必要があった事を表しているので、必要に応じてREDO ログ・バッファの領域を

増やすことを検討します。

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FOR-01028

【和文】ユーザセッション数の割合がx %になりました。(info)【英文】Proportion of user sessions has reached x %.(info)

メッセージの意味

ユーザセッション数の割合がしきい値に設定した値になりました。

(このメッセージは、監視項目:「ユーザセッション数の割合」の通知メッセージです。)

パラメタの意味

x:ユーザセッション数の割合(%)info:以下の情報が表示されます。

USER_SESSION=<同時ユーザ接続数>,BACKGROUND=<バックグラウンド・プロセス数>,MAX_SESSION=< 大セッション数

>,SESSIONS_HIGHWATER=<インスタンス起動時からの 大同時ユーザ接続数>

システム管理者の処置

状態監視の通知メッセージです。

データベース管理者に連絡してください。

FOR-01029

[しきい値単位-空き領域(MB)の場合]

【和文】UNDO表領域の空き領域がx MBになりました。(Tablespace)【英文】Free space in undo tablespace has reached x MB.(Tablespace)

[しきい値単位-空き領域の割合(%)の場合]

【和文】UNDO表領域の空き領域の割合がy %になりました。(Tablespace)【英文】Proportion of free space in undo tablespace has reached y %.(Tablespace)

メッセージの意味

UNDO表領域の空き領域もしくはUNDO表領域の空き領域の割合がしきい値に設定した値になりました。

(このメッセージは、監視項目:「UNDO表領域の空き領域」の通知メッセージです。)

パラメタの意味

x:UNDO表領域の空き領域

y:UNDO表領域の空き領域の割合(%)

Tablespace:表領域名

システム管理者の処置

状態監視の通知メッセージです。

データベース管理者に連絡してください。

[一般的な対処方法]

一般的に、表領域の領域の追加等を検討する必要があります。

FOR-01030

[しきい値単位-接続ユーザ数の場合]

【和文】接続ユーザ数がx になりました。(info)【英文】Number of connected users has reached x.(info)

[しきい値単位-接続ユーザ数の割合(%)の場合]

【和文】接続ユーザ数の割合がy %になりました。(info)【英文】Proportion of number of connected users has reached y %.(info)

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メッセージの意味

接続ユーザ数もしくは接続ユーザ数の割合がしきい値に設定した値になりました。

(このメッセージは、監視項目:「接続ユーザ数」の通知メッセージです。)

パラメタの意味

x:接続ユーザ数

y:接続ユーザ数の割合(%)

info:Oracleユーザ名

システム管理者の処置

状態監視の通知メッセージです。

データベース管理者に連絡してください。

FOR-01031

【和文】セッション接続時間がx secになりました。(info)【英文】Session connect time has reached x sec.(info)

メッセージの意味

セッション接続時間がしきい値に設定した値になりました。

(このメッセージは、監視項目:「セッション接続時間」の通知メッセージです。)

パラメタの意味

x:セッション接続時間(sec)info:以下の情報が表示されます。

USERNAME=<Oracleユーザ名>,LOGON=<ログイン時間>,SID=<セッション識別子>,SERIAL#=<セッション・シリアル番号>

システム管理者の処置

状態監視の通知メッセージです。

データベース管理者に連絡してください。

FOR-01032

【和文】セッションアイドル時間がx secになりました。(info)【英文】Session idle time has reached x sec.(info)

メッセージの意味

セッションアイドル時間がしきい値に設定した値になりました。

(このメッセージは、監視項目:「セッションアイドル時間」の通知メッセージです。)

パラメタの意味

x:セッションアイドル時間(sec)info:以下の情報が表示されます。

USERNAME=<Oracleユーザ名>,SID=<セッション識別子>,SERIAL#=<セッション・シリアル番号>

システム管理者の処置

状態監視の通知メッセージです。

データベース管理者に連絡してください。

FOR-01033

【和文】1カーソル実行あたりの取得バッファ数がx になりました。(ADDRESS=chr1, SQL="chr2")【英文】Number of buffer gets per cursor execution has reached x. (ADDRESS=chr1, SQL="chr2")

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メッセージの意味

1カーソル実行あたりの取得バッファ数がしきい値に設定した値になりました。

(このメッセージは、監視項目:「1カーソル実行あたりの取得バッファ数」の通知メッセージです。)

パラメタの意味

x:1カーソル実行あたりの取得バッファ数

chr1:このカーソルの親に対するハンドルのアドレス

chr2:カレント・カーソルのSQLテキストの 初の100文字

システム管理者の処置

状態監視の通知メッセージです。

データベース管理者に連絡してください。

FOR-01034

【和文】SQL文の実行でセッションが使用するCPU時間がx msecになりました。(info)【英文】Amount of CPU time used by a session by the SQL statement has reached x msec. (info)

メッセージの意味

SQL文の実行でセッションが使用するCPU時間がしきい値に設定した値になりました。

(このメッセージは、監視項目:「SQL文の実行でセッションが使用するCPU時間」の通知メッセージです。)

パラメタの意味

x:SQL文の実行でセッションが使用するCPU時間(msec)info:以下の情報が表示されます。

ADDRESS=<このカーソルの親に対するハンドルのアドレス>,SQL="<カレント・カーソルのSQLテキストの 初の100文字>"

システム管理者の処置

状態監視の通知メッセージです。

データベース管理者に連絡してください。

FOR-01035

【和文】要求キューの1キュー当たりの平均待機時間がx msecになりました。(SHARED PROCESSES=num1)【英文】Average wait time per request has reached x msec. (SHARED PROCESSES=num1)

メッセージの意味

要求キューの1キュー当たりの平均待機時間がしきい値に設定した値になりました。

(このメッセージは、監視項目:「要求キュー平均待機時間」の通知メッセージです。)

パラメタの意味

x:要求キューの1キュー当たりの平均待機時間(msec)num1:共有サーバプロセスの数(STATUSがQUITのものを除く)

システム管理者の処置

状態監視の通知メッセージです。

データベース管理者に連絡してください。

[一般的な対処方法]

一般的に、共有サーバでのリソース競合を検出した場合は、まず、共有プールとラージ・プールを調査し、これがメモリ競合でない

ことを確認します。

パフォーマンスが改善されない場合は、共有サーバプロセス競合を低減するためにさらにリソースを作成してください。

FOR-01036

【和文】共有サーバプロセスの使用率がx %になりました。(SHARED PROCESSES=num1,REQUESTS=num2)【英文】Shared server processes contention ratio has reached x %.(SHARED PROCESSES=num1,REQUESTS=num2)

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メッセージの意味

共有サーバプロセスの使用率がしきい値に設定した値になりました。

(このメッセージは、監視項目:「共有サーバプロセスの使用率」の通知メッセージです。)

パラメタの意味

x:共有サーバプロセスの使用率(%)num1:共有サーバプロセスの数(STATUSがQUITのものを除く)

num2:共通キューから取り出された要求の合計回数

システム管理者の処置

状態監視の通知メッセージです。

データベース管理者に連絡してください。

[一般的な対処方法]

一般的に、REQUESTSが少なく、非常に高い使用率(100%に近い値)の場合、専用サーバ接続の方が適していることがあります。

FOR-01037

【和文】応答キューの1キュー当たりの平均待機時間がx msecになりました。(info)【英文】Average wait time per response has reached x msec.(info)

メッセージの意味

応答キューの1キュー当たりの平均待機時間がしきい値に設定した値になりました。

(このメッセージは、監視項目:「応答キュー平均待機時間」の通知メッセージです。)

パラメタの意味

x:応答キューの1キュー当たりの平均待機時間(msec)info:ディスパッチャプロセス名

システム管理者の処置

状態監視の通知メッセージです。

データベース管理者に連絡してください。

[一般的な対処方法]

一般的に、平均待機時間が確実に増加し続ける場合は、ディスパッチャを追加することによって、そのディスパッチャ・グループを

使用してOracle に接続するユーザー・プロセスのパフォーマンスを改善できる可能性があります。

FOR-01038

【和文】ディスパッチャプロセスの使用率がx %になりました。(info)【英文】Dispatcher processes contention ratio has reached x %.(info)

メッセージの意味

ディスパッチャプロセスの使用率がしきい値に設定した値になりました。

(このメッセージは、監視項目:「ディスパッチャプロセスの使用率」の通知メッセージです。)

パラメタの意味

x:ディスパッチャプロセスの使用率(%)info:ディスパッチャプロセス名

システム管理者の処置

状態監視の通知メッセージです。

データベース管理者に連絡してください。

[一般的な対処方法]

一般的に、使用率が50%を超える場合、ディスパッチャ数を増やすことを検討します。

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FOR-01039

【和文】移行行と連鎖行の数がx になりました。

【英文】Number of migrated and chained rows has reached x.

メッセージの意味

移行行と連鎖行の数がしきい値に設定した値になりました。

(このメッセージは、監視項目:「移行行と連鎖行の数」の通知メッセージです。)

パラメタの意味

x:移行行と連鎖行の数

システム管理者の処置

状態監視の通知メッセージです。

データベース管理者に連絡してください。

[一般的な対処方法]

実際に移行行と連鎖行に関する情報を収集するには、LIST CHAINED ROWS句を指定したANALYZE文を使用して表やクラス

タ内の移行行と連鎖行の識別をしてください。

FOR-01040

【和文】 大問い合わせ時間がx secになりました。(info)【英文】Length of the longest query has reached x sec. (info)

メッセージの意味

大問い合わせ時間がしきい値に設定した値になりました。

(このメッセージは、監視項目:「UNDO セグメントの読み取り一貫性の監視」の通知メッセージです。)

パラメタの意味

x: 大問い合わせ時間(sec)info:以下の情報が表示されます。

UNDO_RETENTION=<初期化パラメタのUNDO_RETENTIONの値>,UPS=< 大問い合せの時間に使用されたUNDOブロックの数/秒>

システム管理者の処置

状態監視の通知メッセージです。

データベース管理者に連絡してください。

[一般的な対処方法]

一般的に、UNDO_RETENTIONパラメタを使用してこの時間問い合わせレコードを保持できるように調整します。

FOR-01041

[しきい値単位-空き領域(MB)の場合]

【和文】アーカイブ先の空き領域がx MBになりました。(info)【英文】Free space at archive destination has reached x MB.(info)

[しきい値単位-空き領域の割合(%)の場合]

【和文】アーカイブ先の空き領域の割合がy %になりました。(info)【英文】Proportion of Free space at archive destination has reached y %.(info)

メッセージの意味

アーカイブ先の空き領域もしくはアーカイブ先の空き領域の割合がしきい値に設定した値になりました。

(このメッセージは、監視項目:「アーカイブ先の空き領域」の通知メッセージです。)

- 84 -

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パラメタの意味

x:アーカイブ先の空き領域(MB)y:アーカイブ先の空き領域の割合(%)info:以下の情報が表示されます。

PATH=<REDOログファイルがアーカイブされる場所>,REDOSIZE=<REDOログファイルのサイズ>

システム管理者の処置

状態監視の通知メッセージです。

データベース管理者に連絡してください。

[一般的な対処方法]

一般的に、アーカイブ先の領域の追加等を検討する必要があります。

FOR-01042

【和文】書き込み可能なREDO ログ・グループ数が残りx になりました。(info)【英文】Number of redo log groups available for writing has reached x.(info)

メッセージの意味

書き込み可能なREDO ログ・グループ数の残りがしきい値に設定した値になりました。

(このメッセージは、監視項目:「書き込み可能なREDO ログ・グループの監視」の通知メッセージです。)

パラメタの意味

x:書き込み可能なREDO ログ・グループ数の残り

info:THREAD#=num1, REDO_CNT=num2, ARC_CNT=num3, chr4=num4

num1

スレッド番号(通常1、RACの場合は自分のインスタンスのスレッド番号がどれか、調査項目一覧の「RAC構成情報」を参照してくだ

さい)

num2

REDOログ・グループの総数(RACの場合は表示されているスレッド番号での総数)

num3

起動しているARCプロセス数(RACの場合は自インスタンスで起動しているプロセスの数)

chr4

Oracle9i以前の場合:LOG_ARCHIVE_STARTOracle10g以降の場合:LOG_MODE

num4

Oracle9i以前の場合:「TRUE」(自動アーカイブ・モード)または「FALSE」(手動アーカイブ・モード)

Oracle10g以降の場合:「ARCHIVELOG」(自動アーカイブ・モード)または「MANUAL」(手動アーカイブ・モード)

システム管理者の処置

状態監視の通知メッセージです。

データベース管理者に連絡してください。

[一般的な対処方法]

アーカイブできない原因を調査する必要があります。

FOR-01043

【和文】インターコネクト経由でのノード間データ転送中に破損したブロック数がx になりました。

【英文】Number of blocks that encountered a corruption during interconnect has reached x.

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メッセージの意味

インターコネクト経由でのノード間データ転送中に破損したブロック数がしきい値に設定した値になりました。

(このメッセージは、監視項目:「インターコネクト経由でのノード間データ転送中に破損したブロック数」の通知メッセージです。)

パラメタの意味

x:インターコネクト経由でのノード間データ転送中に破損したブロック数

システム管理者の処置

状態監視の通知メッセージです。

データベース管理者に連絡してください。

[一般的な対処方法]

一般的に、ネットワーク、ハードウェアの調査を行う必要があります。

FOR-01044

【和文】インターコネクト経由でのノード間データ転送ブロックの損失率がx %になりました。

【英文】Ratio of block losses during transfers during interconnect has reached x %.

メッセージの意味

インターコネクト経由でのノード間データ転送ブロックの損失率がしきい値に設定した値になりました。

(このメッセージは、監視項目:「インターコネクト経由でのノード間データ転送ブロックの損失率」の通知メッセージです。)

パラメタの意味

x:インターコネクト経由でのノード間データ転送ブロックの損失率(%)

システム管理者の処置

状態監視の通知メッセージです。

データベース管理者に連絡してください。

[一般的な対処方法]

一般的に、ネットワークの調査を行う必要があります。

FOR-01045

【和文】インターコネクト経由でのノード間データ送信量がx Mbpsになりました。

【英文】Amount of sent data during interconnect has reached x Mbps.

メッセージの意味

インターコネクト経由でのノード間データ送信量がしきい値に設定した値になりました。

(このメッセージは、監視項目:「インターコネクト経由でのノード間データ送信量」の通知メッセージです。)

パラメタの意味

x:インターコネクト経由でのノード間データ送信量(Mbps)

システム管理者の処置

状態監視の通知メッセージです。

データベース管理者に連絡してください。

[一般的な対処方法]

一般的に、ネットワーク、ハードウェアの調査を行う必要があります。

FOR-01046

[しきい値単位-空き領域(MB)の場合]

【和文】SYSAUX表領域の空き領域がx MBになりました。(Tablespace)【英文】Free space in SYSAUX tablespace has reached x MB.(Tablespace)

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[しきい値単位-空き領域の割合(%)の場合]

【和文】SYSAUX表領域の空き領域の割合がy %になりました。(Tablespace)【英文】Proportion of Free space in SYSAUX tablespace has reached y %.(Tablespace)

メッセージの意味

SYSAUX表領域の空き領域もしくはSYSAUX表領域の空き領域の割合がしきい値に設定した値になりました。

(このメッセージは、監視項目:「SYSAUX表領域の空き領域」の通知メッセージです。)

パラメタの意味

x:SYSAUX表領域の空き領域(MB)y:SYSAUX表領域の空き領域の割合(%)Tablespace:SYSAUX表領域

システム管理者の処置

状態監視の通知メッセージです。

データベース管理者に連絡してください。

[一般的な対処方法]

一般的に、表領域の領域の追加等を検討する必要があります。

FOR-01047

【和文】受信されていないアーカイブREDOログファイル数がx になりました。(info)【英文】Number of archived REDO log files that not received has reached %s%s.(%s)

メッセージの意味

スタンバイ・データベースで受信されていないアーカイブREDOログファイルの数がしきい値に設定した値になりました。

(このメッセージは、監視項目:「スタンバイ・データベースでのアーカイブログ受信確認」の通知メッセージです。)

パラメタの意味

x:アーカイブREDOログファイルの数

info:HOST=host, SID=sid, SEQ=seqhost:スタンバイ・データベースのホスト名

sid:スタンバイ・データベースのOracle_SIDseq:スタンバイ・データベースの 新のログ順序番号

システム管理者の処置

状態監視の通知メッセージです。

データベース管理者に連絡してください。

[一般的な対処方法]

アーカイブREDOログファイルが正しく転送されているか確認してください。

FOR-01048

【和文】適用されていないアーカイブREDOログファイル数がx になりました。(info)【英文】Number of archived REDO log files that not applied has reached %s%s.(%s)

メッセージの意味

スタンバイ・データベースで適用されていないアーカイブREDOログファイルの数がしきい値に設定した値になりました。

(このメッセージは、監視項目:「スタンバイ・データベースでのアーカイブログ適用確認」の通知メッセージです。)

パラメタの意味

x:アーカイブREDOログファイルの数

info:HOST=host, SID=sid, SEQ=seqhost:スタンバイ・データベースのホスト名

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sid:スタンバイ・データベースのOracle_SIDseq:スタンバイ・データベースの 新のログ順序番号

システム管理者の処置

状態監視の通知メッセージです。

データベース管理者に連絡してください。

[一般的な対処方法]

ログ適用サービスが開始していることを確認してください。

FOR-01049

[しきい値単位-使用可能領域(MB)の場合]

【和文】UNDO表領域の使用可能領域がx MBになりました。(Tablespace)【英文】Available space in UNDO tablespace has reached x MB.(Tablespace)

[しきい値単位-使用可能領域の割合(%)の場合]

【和文】UNDO表領域の使用可能領域の割合がy %になりました。(Tablespace)【英文】Proportion of Available space in UNDO tablespace has reached y %.(Tablespace)

メッセージの意味

UNDO表領域の使用可能領域もしくはUNDO表領域の使用可能の割合がしきい値に設定した値になりました。

(このメッセージは、監視項目:「UNDO表領域の使用可能領域」の通知メッセージです。)

パラメタの意味

x:UNDO表領域の使用可能領域

y:UNDO表領域の使用可能領域の割合(%)

Tablespace:表領域名

システム管理者の処置

状態監視の通知メッセージです。

データベース管理者に連絡してください。

[一般的な対処方法]

一般的に、表領域の領域の追加等を検討する必要があります。

FOR-01100

【和文】ロールバックセグメントの状態がx になりました。(Name)【英文】Rollback segment status has become x. (Name)

メッセージの意味

ロールバックセグメントの状態が正常ではない状態になりました。

(このメッセージは、監視項目:「ロールバックセグメントの状態」の通知メッセージです。)

パラメタの意味

x:ロールバックセグメントの状態

Name:該当するロールバックセグメント名

システム管理者の処置

状態監視の通知メッセージです。

データベース管理者に連絡してください。

FOR-01101

【和文】データファイルの状態がx になりました。(No : Name)【英文】Datafile status has become x. (No : Name)

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メッセージの意味

データファイルの状態が正常ではない状態になりました。

(このメッセージは、監視項目:「データファイルの状態」の通知メッセージです。)

パラメタの意味

x:データファイルの状態

No:該当するデータファイル番号

Name:該当するデータファイル名

システム管理者の処置

状態監視の通知メッセージです。

データベース管理者に連絡してください。

FOR-01102

【和文】REDOログファイルの状態がx になりました。(Filename)【英文】Redo log file status has become x.(Filename)

メッセージの意味

REDOログファイルの状態が正常ではない状態になりました。

(このメッセージは、監視項目:「REDO ログファイルの状態」の通知メッセージです。)

パラメタの意味

x:REDOログファイルの状態

Filename:該当するREDOログファイル名

システム管理者の処置

状態監視の通知メッセージです。

データベース管理者に連絡してください。

FOR-01103

【和文】トリガーの状態がx になりました。(Trigger)【英文】Trigger status has become x.(Trigger)

メッセージの意味

トリガーの状態が正常ではない状態になりました。

(このメッセージは、監視項目:「トリガーの状態」の通知メッセージです。)

パラメタの意味

x:トリガーの状態

Trigger:該当するトリガー名(所有者名.トリガー名の形式で表示されます。)

システム管理者の処置

状態監視の通知メッセージです。

データベース管理者に連絡してください。

FOR-01104

【和文】表領域の状態がx になりました。(Tablespace)【英文】Tablespace status has become x.(Tablespace)

メッセージの意味

表領域の状態が正常ではない状態になりました。

(このメッセージは、監視項目:「表領域の状態」の通知メッセージです。)

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パラメタの意味

x:表領域の状態

Tablespace:該当する表領域名

システム管理者の処置

状態監視の通知メッセージです。

データベース管理者に連絡してください。

FOR-01105

【和文】オブジェクトの状態がx になりました。(Object)【英文】Object status has become x.(Object)

メッセージの意味

オブジェクトの状態が正常ではない状態になりました。

(このメッセージは、監視項目:「オブジェクトの状態」の通知メッセージです。)

パラメタの意味

x:オブジェクトの状態

Object:該当するオブジェクト名

・ 所有者名.オブジェクト名.サブオブジェクト名の形式で表示されます。

・ サブオブジェクトが存在する場合はサブオブジェクト名も表示されます。

システム管理者の処置

状態監視の通知メッセージです。

データベース管理者に連絡してください。

FOR-01106

【和文】インデックスの状態がx になりました。(Index)【英文】Index status has become x.(Index)

メッセージの意味

インデックスの状態が正常ではない状態になりました。

(このメッセージは、監視項目:「インデックスの状態」の通知メッセージです。)

パラメタの意味

x:インデックスの状態

Index:該当するインデックス名

・ 所有者名.オブジェクト名.インデックス名.パーティション名.サブパーティション名の形式で表示されます。

・ パーティション、サブパーティションが存在する場合は、パーティション名、サブパーティション名も表示されます。

システム管理者の処置

状態監視の通知メッセージです。

データベース管理者に連絡してください。

FOR-01107

【和文】表の制約定義がx になりました。(Constraint)【英文】Table constraint definitions has become x.(Constraint)

メッセージの意味

表の制約定義の状態が正常ではない状態になりました。

(このメッセージは、監視項目:「表の制約定義」の通知メッセージです。)

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パラメタの意味

x:表の制約定義の状態

Constraint:該当する制約定義名(所有者名.オブジェクト名.制約定義名の形式で表示されます。)

システム管理者の処置

状態監視の通知メッセージです。

データベース管理者に連絡してください。

FOR-01109

【和文】テンポラリファイルの状態がx になりました。(No : Name)【英文】Tempfile status has become x.(No : Name)

メッセージの意味

テンポラリファイルの状態が正常ではない状態になりました。

(このメッセージは、監視項目:「テンポラリファイルの状態」の通知メッセージです。)

パラメタの意味

x:データファイルの状態

No:該当するテンポラリファイル番号

Name:該当するテンポラリファイル名

システム管理者の処置

状態監視の通知メッセージです。

データベース管理者に連絡してください。

FOR-01110

【和文】ロールバックセグメントにこれ以上エクステントを割り当てられません。(Object)【英文】An extent cannot be assigned any more to rollback segment. (Object)

メッセージの意味

ロールバックセグメントに次のエクステントを割り当てられない状態になりました。

(このメッセージは、監視項目:「ロールバックセグメントのエクステント監視」-「エクステント割り当てが可能かの監視」の通知メッセー

ジです。)

パラメタの意味

Object:以下の情報が表示されます。

オブジェクト名(EXTENTS=エクステント数、MAXEXTENTS= 大エクステント数、NEXT=次エクステントサイズ)TABLESPACE=表領

域名(FREE= 大空きエクステントサイズ)

システム管理者の処置

状態監視の通知メッセージです。

データベース管理者に連絡してください。

FOR-01111

【和文】ユーザオブジェクトにこれ以上エクステントを割り当てられません。(Object)【英文】An extent cannot be assigned any more to general user's object. (Object)

メッセージの意味

ユーザオブジェクトに次のエクステントを割り当てられない状態になりました。

(このメッセージは、監視項目:「ユーザオブジェクトのエクステント監視」-「エクステント割り当てが可能かの監視」の通知メッセージで

す。)

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パラメタの意味

Object:以下の情報が表示されます。

TABLE=オーナー名.オブジェクト名(EXTENTS=エクステント数、MAXEXTENTS= 大エクステント数、NEXT=次エクステントサイ

ズ)TABLESPACE=表領域名(FREE= 大空きエクステントサイズ)

システム管理者の処置

状態監視の通知メッセージです。

データベース管理者に連絡してください。

FOR-01112

【和文】管理者オブジェクトにこれ以上エクステントを割り当てられません。(Object)【英文】An extent cannot be assigned any more to administrative user's object. (Object)

メッセージの意味

管理者オブジェクトに次のエクステントを割り当てられない状態になりました。

(このメッセージは、監視項目:「管理者オブジェクトのエクステント監視」-「エクステント割り当てが可能かの監視」の通知メッセージで

す。)

パラメタの意味

Object:以下の情報が表示されます。

TABLE=オーナー名.オブジェクト名(EXTENTS=エクステント数、MAXEXTENTS= 大エクステント数、NEXT=次エクステントサイ

ズ)TABLESPACE=表領域名(FREE= 大空きエクステントサイズ)

システム管理者の処置

状態監視の通知メッセージです。

データベース管理者に連絡してください。

FOR-01115

【和文】データファイル・ヘッダーの状態がx になりました。(Filename)【英文】Datafile header status has become x.(Filename)

メッセージの意味

データファイル・ヘッダーの状態が正常ではない状態になりました。

(このメッセージは、監視項目:「データファイル・ヘッダーの状態」の通知メッセージです。)

パラメタの意味

x:データファイル・ヘッダーの状態

ファイル名:データファイル

システム管理者の処置

状態監視の通知メッセージです。

データベース管理者に連絡してください。

FOR-01200

【和文】プロセスx が終了しました。(sid)【英文】Process x (sid) has terminated.

メッセージの意味

プロセスが終了しました。

パラメタの意味

x:プロセス名

sid:ORACLE_SID

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システム管理者の処置

プロセス監視の通知メッセージです。

データベース管理者に連絡してください。

FOR-01300

【和文】ALERTファイルでメッセージを検出しました。(info)【英文】Message detected in ALERT log file. (info)

メッセージの意味

キーワード指定監視(アラートログ監視の拡張機能)において、指定されたキーワードを含むメッセージを検出しました。

パラメタの意味

info:ALERTファイルに出力されたメッセージ本文

システム管理者の処置

キーワード指定監視(アラートログ監視の拡張機能)の通知メッセージです。

データベース管理者に連絡してください。

FOR-01400

【和文】path ファイルが作成または更新されました。(sid)【英文】File (path) has been created or updated. (sid)

メッセージの意味

トレースファイルが作成または更新されました。

パラメタの意味

path:ファイルパス名

sid:ORACLE_SID

システム管理者の処置

トレース監視の通知メッセージです。データベース管理者に連絡してください。

FOR-02002

【和文】Systemwalker for Oracleの削除処理を開始します。

【英文】Systemwalker for Oracle deletion processing is started.

メッセージの意味

Systemwalker for Oracleの削除処理を開始します。

システム管理者の処置

通知メッセージのため、対処は不要です。

FOR-02003

【和文】Systemwalker for Oracleの削除処理が終了しました。

【英文】Systemwalker for Oracle deletion processing has completed.

メッセージの意味

Systemwalker for Oracleの削除処理が正常に終了しました。

システム管理者の処置

通知メッセージのため、対処は不要です。

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FOR-02004

【和文】Systemwalker for Oracleの削除処理が失敗しました。

【英文】Systemwalker for Oracle deletion processing has failed.

メッセージの意味

Systemwalker for Oracleの削除処理が失敗しました。

システムの処理

処理は中断されます。

システム管理者の処置

マニュアルに記載されている“A.2 トラブル解決に必要な資料”を採取したうえ、富士通技術員に連絡してください。

FOR-02016

【和文】イベント種別アイコンの追加を行います。

【英文】Adding event-type icons.

メッセージの意味

イベント種別アイコンの追加を行います。

システム管理者の処置

通知メッセージのため、対処は不要です。

FOR-02036

【和文】イベント種別アイコンの削除を行います。

【英文】Deleting event-type icons.

メッセージの意味

イベント種別アイコンの削除を行います。

システム管理者の処置

通知メッセージのため、対処は不要です。

FOR-02502

【和文】Systemwalker for Oracleの環境設定を実行できません。

【英文】Unable to execute process of setting Systemwalker for Oracle environment.

メッセージの意味

Systemwalker for Oracleの環境設定に失敗しました。

システム管理者の処置

Systemwalker Centric Managerのバージョンがサポート対象のバージョンか確認してください。

Systemwalker Centric Managerの製品種別がサポート対象の製品種別か確認してください。

FOR-02652

監視イベント種別アイコンの数がシステム監視のサポート範囲を超えています。監視イベント種別アイコン数=65

メッセージの意味

監視イベント種別アイコンが 大数まで登録されています。

システム管理者の処置

不要なイベント種別を削除したうえで、再度実行してください。

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FOR-02654

拡張コマンドの定義数がシステム監視のサポート範囲を超えています。

拡張コマンドの定義数=128

メッセージの意味

拡張コマンドの定義数が 大数まで登録されています。

システム管理者の処置

不要な拡張コマンドの定義を削除したうえで、再度実行してください。

FOR-03001

必須の入力データがありません。(in APP_NAME)入力データ(X)を確認してください。

メッセージの意味

必須のデータが入力されていません。

パラメタの意味

APP_NAME:異常を検出したアプリケーション名

X:異常を検出した入力データの場所

システムの処置

処理は中断されます。

システム管理者の処置

入力データを確認し、必須のデータを入力してください。

FOR-03002

入力データに誤りがあります(数字データを入力してください)。(in APP_NAME)入力データ(X)を確認してください。

メッセージの意味

入力データに数字以外のデータがあります。

パラメタの意味

APP_NAME:異常を検出したアプリケーション名

X:異常を検出した入力データの場所

システムの処置

処理は中断されます。

システム管理者の処置

入力データに数字以外のデータが入力されていないかを確認し、正しいデータを入力してください。

FOR-03003

入力データが範囲外です。(in APP_NAME)入力データ(X)を確認してください。

メッセージの意味

入力したデータの範囲が正しくありません。

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パラメタの意味

APP_NAME:異常を検出したアプリケーション名

X:異常を検出した入力データの場所

システムの処置

処理は中断されます。

システム管理者の処置

入力データを確認し、正しい範囲内のデータを入力してください。

FOR-03004

指定された業務サーバのOracle環境情報がありません。(in APP_NAME)Oracle環境情報作成後に再度、処理を実施してください。

メッセージの意味

指定された業務サーバのOracle環境情報が設定されていないため、処理を実行することができませんでした。

パラメタの意味

APP_NAME:異常を検出したアプリケーション名

システムの処理

処理は中断されます。

システム管理者の処置

監視対象サーバのOracle環境情報を作成し、ポリシーの配付を行ったうえで再度、処理を行ってください。

FOR-03005

指定された業務サーバにインストールされているSystemwalker for Oracleのバージョンまたはパッケージ種別では、本機能は使用でき

ません。(in APP_NAME)

メッセージの意味

指定された業務サーバにインストールされているSystemwalker for Oracleで使用できない機能が実行されました。

パラメタの意味

APP_NAME:異常を検出したアプリケーション名

システムの処置

処理は中断されます。

システム管理者の処置

指定された業務サーバにインストールされたSystemwalker for Oracleのバージョンおよびパッケージ種別を確認してください。

FOR-03006

業務サーバのOSコード系がOracle環境情報で指定されたコード系と異なっています。 (in APP_NAME)

メッセージの意味

業務サーバのOSコード系がOracle環境情報で指定されたコード系(OS キャラクタセット)と異なっています。

パラメタの意味

APP_NAME:異常を検出したアプリケーション名

システムの処置

処理は中断されます。

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システム管理者の処置

業務サーバのOSコード系を確認し、業務サーバのOracle環境情報を再作成してください。

FOR-03007

業務サーバの通信サービス、または通信デーモンが停止しています。(in APP_NAME)

メッセージの意味

業務サーバのSystemwalker for Oracleの通信サービス、または通信デーモンが停止しています。

パラメタの意味

APP_NAME:異常を検出したアプリケーション名

システムの処理

処理は中断されます。

システム管理者の処置

業務サーバのSystemwalker for Oracleの通信サービス、または通信デーモンを起動した後、再度処理を実行してください。

FOR-03008

指定された業務サーバにインストールされているSystemwalker for Oracleのバージョンまたはパッケージ種別では、クラスタシステム機

能は使用できません。(in APP_NAME)

メッセージの意味

指定された業務サーバにインストールされているSystemwalker for Oracleでは、クラスタシステム機能は使用することができません。

パラメタの意味

APP_NAME:異常を検出したアプリケーション名

システムの処理

処理は中断されます。

システム管理者の処置

指定された業務サーバにインストールされたSystemwalker for Oracleのバージョンおよびパッケージ種別を確認してください。

FOR-03009

複写する情報が作成されていません。複写元ホストで情報を作成した後、複写処理を再度実行してください。(in APP_NAME)

メッセージの意味

複写元ホストに複写対象となる定義情報が作成されていません。

パラメタの意味

APP_NAME:異常を検出したアプリケーション名

システムの処理

処理は中断されます。

システム管理者の処置

複写元ホストで複写対象となる定義情報を作成したうえで再度、処理を行ってください。

FOR-03010

指定された業務サーバは既にクラスタシステム関連ノード対象外に設定されたか、または他のクラスタシステムに運用構成が変更され

ました。Oracle監視機能設定を再度実施し、Oracle環境情報を再作成してください。(in APP_NAME)

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メッセージの意味

指定された業務サーバのクラスタ構成が以下のいずれかに変更されています。

・ クラスタ関連ノード対象外である

・ 他のクラスタシステムで構成されている

パラメタの意味

APP_NAME:異常を検出したアプリケーション名

システムの処置

処理は中断されます。

システム管理者の処置

指定された業務サーバに対してOracle環境情報を再作成したうえで、再度処理を実行してください。

FOR-03011

Name の扱いが指定されていません。

「使用しない」または「使用する」のいずれか一方を指定してください。(in APP_NAME)

メッセージの意味

Name で示される項目の扱いが指定されていません。

Name で示される項目に対し、クラスタシステムで同一のファイルまたはファイル格納先を使用するか確認し、「使用しない」または「使

用する」のいずれか一方を指定してください。

パラメタの意味

Name:対象となるファイルまたはファイル格納先

APP_NAME:異常を検出したアプリケーション名

システムの処置

処理は中断されます。

システム管理者の処置

Name で示される項目に対し、クラスタシステムで同一のファイルまたはファイル格納先を使用するか確認してください。確認後、「使用

しない」または「使用する」のいずれか一方を指定し、再度処理を実行してください。

FOR-03012

監視情報格納先が指定されていません。(in APP_NAME)

メッセージの意味

Alertログファイルの扱いまたはTraceファイル格納先の扱いで「使用する」が指定されていますが、監視情報格納先が指定されていま

せん。

パラメタの意味

APP_NAME:異常を検出したアプリケーション名

システムの処置

処理は中断されます。

システム管理者の処置

クラスタシステムで同一のAlertログファイルを使用する場合、または、同一のTraceファイル格納先を使用する場合、監視情報格納先

は必須の入力項目です。

監視情報格納先を指定し、再度処理を実行してください。

- 98 -

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FOR-03014

[非クラスタシステム運用からクラスタシステム運用に変更した場合]

本ホストはエージェントクラスタ環境設定ではクラスタシステム運用として設定されていますが、Oracle環境情報の内容は非クラスタ

システム運用として設定されています。

Oracle環境情報を登録または更新し、クラスタシステム運用として設定してください。(in APP_NAME)

[クラスタシステム運用から非クラスタシステム運用に変更した場合]

本ホストはエージェントクラスタ環境設定では非クラスタシステム運用として設定されていますが、Oracle環境情報の内容はクラスタ

システム運用として設定されています。

Oracle環境情報を登録または更新し、非クラスタシステム運用として設定してください。(in APP_NAME)

メッセージの意味

本ホストに対するOracle環境情報の設定内容と、エージェントクラスタ環境設定で定義された内容が矛盾しています。

Oracle環境情報設定後、エージェントクラスタ環境設定の内容が変更された可能性があります。

パラメタの意味

APP_NAME:異常を検出したアプリケーション名

システムの処置

処理は続行されます。

システム管理者の処置

Oracle環境情報の登録または更新を実行し、エージェントクラスタ環境設定で設定済のクラスタ運用形態にあったOracle環境情報を作

成または更新してください。

マネージャ二重化運用を行っている場合、主系サーバでOracle環境情報の登録または更新を実行してください。

実行後、主系サーバと従系サーバでポリシーの同期を行ってください。

ポリシーの同期方法については、“Systemwalker for Oracle マネージャ二重化 ユーザーズガイド”-“ポリシーの同期”を参照してくだ

さい。

FOR-03015

CGI実行ユーザに設定されている権限では、本機能は使用できません。(in APP_NAME)CGI実行ユーザ(USER_NAME)の権限を確認してください。

メッセージの意味

Systemwalker for OracleのCGI実行ユーザとして設定されているユーザに対して、DmAdminグループ権限がありません。

パラメタの意味

APP_NAME:異常を検出したアプリケーション名

USER_NAME:Systemwalker for Oracle CGIを実行したユーザ名

システムの処置

処理は中断されます。

システム管理者の処置

Systemwalker for Oracle CGI実行ユーザ(USER_NAME のユーザ)に対してDmAdminグループ権限が追加されているかを確認して

ください。

Systemwalker for Oracle CGI実行ユーザに対してDmAdminグループ権限がない場合は追加を行い、さらにWebサーバを再起動した

後、再度処理を行ってください。

FOR-03016

運用管理サーバはマネージャ二重化の従系サーバに設定されています。

従系サーバでは本機能は使用できません。(in APP_NAME)

- 99 -

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メッセージの意味

マネージャ二重化の従系サーバでは使用できない機能です。

パラメタの意味

APP_NAME:異常を検出したアプリケーション名

システムの処置

処理は中断されます。

システム管理者の処置

マネージャ二重化の主系サーバで、再度処理を実施してください。

FOR-03018

入力データに誤りがあります。(in APP_NAME)ERROR_MESSAGE

メッセージの意味

入力データの内容に誤りがあります。

パラメタの意味

APP_NAME:異常を検出したアプリケーション名

ERROR_MESSAGE:異常となった要因

システムの処置

処理は中断されます。

システム管理者の処置

ERROR_MESSAGE に従って入力データを確認し、正しいデータを入力してください。

FOR-03020

Oracle環境情報の設定内容に誤りがあります。(in APP_NAME)ERROR_MESSAGE

メッセージの意味

指定された業務サーバに対するOracle環境情報の設定内容に誤りがあります。

パラメタの意味

APP_NAME:異常を検出したアプリケーション名

ERROR_MESSAGE:異常となった要因

システムの処置

処理は中断されます。

システム管理者の処置

ERROR_MESSAGE に従って以下の内容を確認してください。

a. 既に同じ名前のORACLE_SIDが設定されています。入力データ(ORACLE_SID)を確認してください。

- Oracle環境情報に同じ名前のORACLE_SIDが設定されています。同じ名前のOracle環境情報を設定することはできませ

ん。入力データ(ORACLE_SID)を確認してください。

b. 他のOracle環境情報に重複したORACLE_SIDが設定されています。Oracle環境情報の設定内容を確認してください。

- Oracle環境情報に同じ名前のORACLE_SIDが設定されています。同じ名前のOracle環境情報を設定することはできませ

ん。Oracle環境情報の内容を確認して、Oracle環境情報の変更または削除を実施してください。

- 100 -

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c. 既に同じ名前のホスト名およびORACLE_SIDが設定されています。入力データ(ホスト名、ORACLE_SID)を確認してください。

- ホスト名、ORACLE_SIDが同じ名前のスタンバイ・データベース情報は既に作成されています。同じ名前のスタンバイ・デー

タベース情報を作成することはできません。入力データ(ホスト名およびORACLE_SID)を確認してください。

FOR-03021

[対象スケジュールの初期化を行う場合]

初期化を実施すると、本スケジュールの設定内容と本スケジュールに設定されている全ての監視項目を削除します。(inAPP_NAME)処理を続行しますか。

[対象スケジュールに設定されている監視項目の初期化を行う場合]

初期化を実施すると、本スケジュールに設定されている全ての監視項目を削除します。(in APP_NAME)処理を続行しますか。

[対象の監視項目に設定されている監視条件の初期化を行う場合]

初期化を実施すると、本項目に対する設定内容を削除します。(in APP_NAME)処理を続行しますか。

メッセージの意味

Oracle状態監視設定の初期化操作に対する確認メッセージです。

パラメタの意味

APP_NAME:異常を検出したアプリケーション名

システム管理者の処置

初期化操作を続行する場合は、[OK]ボタンを選択してください。

また、初期化操作を中止する場合は、[キャンセル]ボタンを選択してください。

FOR-03022

対象のサーバに対し、本項目はサポート対象外です。(in APP_NAME)本監視項目の監視条件を設定することはできません。

監視条件が設定されている場合、監視条件の初期化を実施してください。

メッセージの意味

対象のサーバに対し、サポート対象外の監視項目が選択されました。

選択された監視項目に対し、監視条件を設定することはできません。

パラメタの意味

APP_NAME:異常を検出したアプリケーション名

システムの処置

処理は中断されます。

システム管理者の処置

指定された業務サーバにインストールされたSystemwalker for Oracleのバージョン、またはOracleのバージョンに対して、選択された監

視項目がサポート対象であるか確認してください。

選択された監視項目が「Data Guard運用状況の監視」の項目である場合、Oracle環境情報にスタンバイ・データベース情報が設定さ

れているか確認してください。

監視項目のサポート範囲については、“Systemwalker for Oracle 導入ガイド”-“各監視項目の設定について”を参照してください。

監視条件が設定されている場合、[初期化]ボタンを選択し、監視条件の初期化を実施してください。

- 101 -

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FOR-03023

運用管理サーバにインストールされているSystemwalker for Oracleでは、本機能は使用できません。(in APP_NAME)

メッセージの意味

選択された機能は、運用管理サーバにインストールされているSystemwalker for Oracleでは、使用できません。

パラメタの意味

APP_NAME:異常を検出したアプリケーション名

システムの処置

処理は中断されます。

システム管理者の処置

指定した運用管理サーバにインストールされたSystemwalker for Oracleのバージョンにおいて、選択された機能が使用できるか確認し

てください。

使用できる機能については、“Systemwalker for Oracle 導入ガイド”-“Systemwalker for Oracleの機能”を参照してください。

FOR-03024

初期化を実施すると、スタンバイ・データベース情報の設定内容を削除します。 (in APP_NAME)

処理を続行しますか。

メッセージの意味

スタンバイ・データベース情報の初期化操作に対する確認メッセージです。

パラメタの意味

APP_NAME:異常を検出したアプリケーション名

システム管理者の処置

初期化操作を続行する場合は、[OK]ボタンを選択してください。

また、初期化操作を中止する場合は、[キャンセル]ボタンを選択してください。

FOR-03101

監視情報格納先の扱いが変更されています。(in APP_NAME)[OK]を選択すると、他の監視対象Oracleに設定した監視情報格納先にも変更内容が反映されます。

監視情報格納先:DATA処理を続行しますか。

メッセージの意味

Oracle環境情報の設定操作に対する確認メッセージです。

現在の設定内容で[OK]ボタンを選択すると、他のORACLE_SIDで設定された監視情報格納先が当画面で入力した監視情報格納先

に変更されます。

パラメタの意味

APP_NAME:異常を検出したアプリケーション名

DATA:監視情報格納先に入力した内容

システム管理者の処置

設定処理を続行する場合は、[OK]ボタンを選択してください。

また、設定処理を中止する場合は、[キャンセル]ボタンを選択してください。

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FOR-03131

他のスケジュールで設定されている(「有効」指定されている)監視時間と重なっています。(in APP_NAME)入力データ(X)を確認してください。

メッセージの意味

スケジュール設定で指定した監視時間の設定に誤りがあります。

パラメタの意味

APP_NAME:異常を検出したアプリケーション名

X:異常を検出した入力データの場所

システムの処置

処理は中断されます。

システム管理者の処置

入力データを確認し、他のスケジュールと重ならないデータを入力してください。

FOR-03132

監視時間の設定に誤りがあります。(in APP_NAME)入力データ(X)を確認してください。

メッセージの意味

開始時刻と終了時刻の指定に誤りがあります。

パラメタの意味

APP_NAME:異常を検出したアプリケーション名

X:入力データ異常を検出した場所

システムの処置

処理は中断されます。

システム管理者の処置

入力データの時刻を確認し、終了時刻が開始時刻より先に設定されている場合、再度、データの入力を行ってください。

また、毎日同時刻に1回のみ監視を行う場合は、開始時刻と終了時刻を同一時刻に設定し、監視間隔に「1440分」を設定してくださ

い。

FOR-03133

しきい値条件の下限値が上限値より大きく設定されています。(in APP_NAME)入力データ(X)を確認してください。

メッセージの意味

入力データの下限値または上限値の設定が正しくありません。

パラメタの意味

APP_NAME:異常を検出したアプリケーション名

X:異常を検出した入力データの場所

システムの処置

処理は中断されます。

システム管理者の処置

入力データを確認し、正しいデータを入力してください。

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FOR-03134

ポリシーファイルの内容が正しく設定されていません。(in APP_NAME)

ERROR_MESSAGE

メッセージの意味

ポリシーファイルの内容が正しく設定されていません。

パラメタの意味

APP_NAME:異常を検出したアプリケーション名

ERROR_MESSAGE:異常となった要因

システムの処置

処理は中断されます。

システム管理者の処置

ERROR_MESSAGE に従って以下の内容を確認してください。

a. 指定されたORACLE_SIDに対するOracle環境情報設定が実施されていません。

- 指定されたORACLE_SIDに対するOracle環境情報が設定されているか確認してください。

- 対象となる業務サーバに対するポリシーの配付操作が実施されているか確認してください。

b. 指定された定義番号に対するスケジュール設定が実施されていません。

- 指定された定義番号に対するスケジュールが設定されているか確認してください。

- 対象となる業務サーバに対するポリシーの配付操作が実施されているか確認してください。

c. 指定された業務サーバに対するOracle環境情報が変更されています。

- 指定された業務サーバに対するOracle環境情報の内容を確認してください。

- 対象となる業務サーバに対するポリシーの配付操作が実施されているか確認してください。

上記の環境に問題がないことを確認し、再度処理を実行してください。

それでもエラーが発生する場合は、マニュアルに記載されている“A.2 トラブル解決に必要な資料”を採取したうえ、富士通技術員に

連絡してください。

FOR-03135

推奨値の設定を実施すると、現在入力されているしきい値条件は上書きされます。(in APP_NAME)処理を続行しますか。

メッセージの意味

推奨値の設定操作に対する確認メッセージです。

パラメタの意味

APP_NAME:異常を検出したアプリケーション名

システム管理者の処置

推奨値の設定操作を続行する場合は、[OK]ボタンを選択してください。

また、推奨値の設定操作を中止する場合は、[キャンセル]ボタンを選択してください。

FOR-03136

本監視項目には推奨値はないため、推奨値を設定することはできません。(in APP_NAME)

メッセージの意味

推奨値がない監視項目に対し、推奨値の設定が実行されました。

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パラメタの意味

APP_NAME:異常を検出したアプリケーション名

システムの処置

処理は中断されます。

システム管理者の処置

選択された監視項目に対し、推奨値はありません。

監視条件を設定する場合、しきい値条件を直接入力してください。

FOR-03137

指定された業務サーバにインストールされているSystemwalker for Oracleのバージョン・レベルでは、本監視項目の推奨値を設定する

ことはできません。(in APP_NAME)

メッセージの意味

指定されたサーバにインストールされているSystemwalker for Oracleのバージョン・レベルでは、本監視項目に推奨値を設定すること

はできません。

パラメタの意味

APP_NAME:異常を検出したアプリケーション名

システムの処置

処理は中断されます。

システム管理者の処置

指定されたサーバにインストールされているSystemwalker for Oracleのバージョン・レベルでは、本監視項目に推奨値を設定すること

はできません。

監視条件を設定する場合、しきい値条件を直接入力してください。

FOR-03150

監視定義情報の複写で異常を検出しました。(in APP_NAME)ERROR_MESSAGE

メッセージの意味

監視定義情報の複写で異常が発生しました。

パラメタの意味

APP_NAME:異常を検出したアプリケーション名

ERROR_MESSAGE:異常となった要因

システムの処置

処理は中断されます。

システム管理者の処置

ERROR_MESSAGE に従って以下の内容を確認してください。

a. Systemwalker for Oracleのバージョン・レベルが複写元と複写先で異なっています。

- 複写元と複写先のSystemwalker for Oracleのバージョン・レベルを確認してください。

b. OS種別が複写元と複写先で異なっています。

- 複写元と複写先のOracle環境情報に設定されているOS種別を確認してください。

c. クラスタシステム運用環境が複写元と複写先で異なっています。

- エージェントクラスタ環境設定により、複写元と複写先のクラスタシステム運用環境を確認してください。

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d. Oracle環境情報ファイル内の業務サーバのバージョン情報と業務サーバにインストールされているSystemwalker for Oracleのバージョンが異なっています。

- 複写先ホストに対するOracle環境情報ファイルのバージョンと複写先ホストにインストールされているSystemwalker for Oracleのバージョンが異なる場合は監視定義情報の複写はできません。

異常を検出した複写先ホストに対して、ポリシーファイル移行処理を実施したのち再度実行してください。

e. 有効な複写先ホスト名が獲得できませんでした。

- 複写元ホスト名を複写先ホスト名に指定された可能性があります。

複写先ホスト名の指定を確認してください。

上記の環境に問題がないことを確認し、再度処理を実行してください。

それでも、エラーが発生する場合は、マニュアルに記載されている“A.2 トラブル解決に必要な資料”を採取したうえ、富士通技術員に

連絡してください。

FOR-03160

指定された監視対象のOracle (ORACLE_SID:sid)に対するOracle環境情報とOracle状態監視の条件設定を削除します。(inAPP_NAME)処理を続行しますか。

メッセージの意味

指定されたORACLE_SIDに対するOracle環境情報とOracle状態監視の条件設定の削除操作に対する確認メッセージです。

パラメタの意味

sid:削除対象となるORACLE_SID名

APP_NAME:異常を検出したアプリケーション名

システム管理者の処置

削除操作を続行する場合は、[OK]ボタンを選択してください。

また、削除操作を中止する場合は、[キャンセル]ボタンを選択してください。

FOR-03350

メッセージ詳細情報表示機能を使用するための環境設定が実施されていない、もしくは、メッセージ詳細情報表示機能がサポートして

いないバージョンのOracle、またはSystemwalker for Oracleのメッセージに対して、詳細情報表示処理が実施されました。(inAPP_NAME)

環境設定が適切に実施されているか、およびメッセージ詳細情報機能がサポートしているバージョンのOracleまたはSystemwalker forOracleであるか確認してください。

メッセージの意味

メッセージ詳細情報表示機能を使用するための環境設定(指定されたエラーメッセージに対するメッセージ詳細情報ファイルの導入)

が実施されていない、もしくは、メッセージ詳細情報表示機能がサポートしていないバージョンのOracle、またはSystemwalker for Oracleのメッセージに対して、メッセージ詳細情報表示処理が実施されました。

パラメタの意味

APP_NAME:異常を検出したアプリケーション名

システムの処置

処理は中断されます。

システム管理者の処置

メッセージ詳細情報表示機能を使用するための環境設定(指定されたエラーメッセージに対するメッセージ詳細情報ファイルの導入)

が適切に実施されているか確認してください。また、メッセージ詳細情報表示機能がサポートしているバージョンのOracle、または

Systemwalker for Oracleであるか確認してください。

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FOR-03351

指定されたエラーメッセージは詳細情報表示対象のメッセージではありません。(in APP_NAME)詳細情報表示が可能なエラーメッセージは、"ORA-"、"OSD-"または"FOR-"で始まるメッセージです。

メッセージの意味

指定されたエラーメッセージはメッセージ詳細情報表示対象外のメッセージのため、詳細情報表を実施することができません。

パラメタの意味

APP_NAME:異常を検出したアプリケーション名

システムの処置

処理は中断されます。

システム管理者の処置

指定したエラーメッセージを再度確認してください。

FOR-03420

指定されたメッセージは一次調査対象外のメッセージです。(in APP_NAME)一次調査可能なメッセージは“ORA-”または“FOR-00447”で始まるメッセージです。

メッセージの意味

指定されたメッセージは一次調査対象外のメッセージのため、一次調査を実施することができません。

パラメタの意味

APP_NAME:異常を検出したアプリケーション名

システムの処理

処理は中断されます。

システム管理者の処置

指定したメッセージを再度確認してください。

FOR-03421

指定されたイベント番号(No)に該当するメッセージは既に監視イベントログDB内に存在しません。(in APP_NAME)

メッセージの意味

指定されたイベント番号に該当するメッセージは、すでにSystemwalkerの監視イベントログDB内に存在しないため、Oracle一次調査を

実行することができませんでした。

パラメタの意味

No:異常となったイベント番号

APP_NAME:異常を検出したアプリケーション名

システムの処理

処理は中断されます。

システム管理者の処置

Systemwalkerの監視イベントログDB内に存在するメッセージを選択し、Oracle一次調査を行ってください。

FOR-03500

CGIアプリケーションが必須パラメタを見つけることができませんでした。(in APP_NAME)見つけられなかったパラメタはXです。

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メッセージの意味

CGIアプリケーションの必須パラメタが定義されていません。

パラメタの意味

APP_NAME:異常を検出したアプリケーション名

X:異常を検出したパラメタ名

システムの処置

処理は中断されます。

システム管理者の処置

Webブラウザを再起動し、再度処理を実行してください。

Webサーバを再起動し、再度処理を実行してください。

それでも、エラーが発生する場合は、マニュアルに記載されている“A.2 トラブル解決に必要な資料”を採取したうえ、富士通技術員に

連絡してください。

FOR-03501

業務サーバへの接続に失敗しました。(in APP_NAME)

メッセージの意味

業務サーバへの接続処理中に異常が発生しました。

環境設定が正しく行なわれていない可能性があります。

業務サーバが起動されていない、または通信サービスが起動されていない可能性があります。

回線に異常がある可能性があります。

ポート番号が正しくない可能性があります。

ファイアウォール機能が有効となっている可能性があります。

パラメタの意味

APP_NAME:異常を検出したアプリケーション名

システムの処置

処理は中断されます。

システム管理者の処置

・ 業務サーバが起動しているか確認してください。

・ 業務サーバ上のSystemwalker for Oracleの通信デーモンまたは通信サービスが起動しているか確認してください。

・ 運用管理サーバから業務サーバに対してホスト名が解決されているかを以下のコマンドで確認してください。

# ping hostname <ENTER>

hostnameには、[Oracle監視機能設定]画面で表示される業務サーバのホスト名を指定してください。

pingコマンド実行の結果、応答が得られなかった場合、運用管理サーバのhostsファイルに業務サーバのIPアドレス/ホスト名が設

定されているか、または、DNSサーバに業務サーバの情報が設定されているかを確認してください。

・ 運用管理サーバと業務サーバのポート番号が同じことを確認してください。

・ Systemwalker for Oracleで使用するポート番号(デフォルトでは2946)が遮断されていないか確認してください。

それでも、エラーが発生する場合は、エラー発生画面とエラー発生直前の画面のビットマップ、および、マニュアルに記載されてい

る“A.2 トラブル解決に必要な資料”を採取したうえ、富士通技術員に連絡してください。

FOR-03502

メモリの獲得に失敗しました。(in APP_NAME)他に動作しているアプリケーションを終了したうえで、再実行してください。

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メッセージの意味

メモリの獲得に失敗しました。

パラメタの意味

APP_NAME:異常を検出したアプリケーション名

システムの処置

処理は中断されます。

システム管理者の処置

他に動作しているアプリケーションを終了したうえで、再実行してください。

FOR-03503

ポリシーファイル操作が失敗しました。(in APP_NAME)ERROR_MESSAGE

メッセージの意味

ポリシーファイル操作中に予期せぬエラーが発生しました。

パラメタの意味

APP_NAME:異常を検出したアプリケーション名

ERROR_MESSAGE:異常となった要因

システムの処置

処理は中断されます。

システム管理者の処置

ERROR_MESSAGE が示されている場合、ERROR_MESSAGE に従って以下の内容を確認してください。

a. 指定されたORACLE_SIDに対する監視定義情報は既に削除されています。

- 他のクライアントから該当するORACLE_SIDに対して監視定義情報削除処理が実行された可能性があります。Oracle監視

機能設定を再度実行し、該当するORACLE_SIDに対する監視定義情報が存在するか確認してください。

b. 監視定義情報が存在しません。

- 指定された業務サーバに対する監視定義情報が存在しません。指定した業務サーバ名を確認してください。

上記の環境に問題がないことを確認し、再度処理を実行してください。

それでも、エラーが発生する場合は、マニュアルに記載されている“A.2 トラブル解決に必要な資料”を採取したうえ、富士通技

術員に連絡してください。

c. 監視定義情報を削除することができませんでした。

- 運用管理サーバ上のSystemwalker for Oracleの動作環境が破壊されている可能性があります。

マニュアルに記載されている“A.2 トラブル解決に必要な資料”を採取したうえ、富士通技術員に連絡してください。

ERROR_MESSAGE が示されていない場合、以下の内容を確認してください。

・ Oracle環境情報の複写でエラーが発生する場合は、複写先ホスト名として入力したホスト名を確認してください。

・ Oracle一次調査でエラーが発生する場合は、メッセージが通知された時からOracle環境情報が変更になっていないかを確認して

ください。

上記の環境に問題がないことを確認し、再度処理を実行してください。

それでも、エラーが発生する場合は、マニュアルに記載されている“A.2 トラブル解決に必要な資料”を採取したうえ、富士通技術員に

連絡してください。

FOR-03504

リモート実行用のパラメタの作成が失敗しました。(in APP_NAME)

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メッセージの意味

リモート実行に使用するパラメタの作成処理が失敗しました。

パラメタの意味

APP_NAME:異常を検出したアプリケーション名

システムの処置

処理は中断されます。

システム管理者の処置

マニュアルに記載されている“A.2 トラブル解決に必要な資料”を採取したうえ、富士通技術員に連絡してください。

FOR-03505

業務サーバでスクリプトの起動に失敗しました。(in APP_NAME)ERROR_MESSAGE

メッセージの意味

業務サーバでスクリプトの起動に失敗しました。

パラメタの意味

APP_NAME:異常を検出したアプリケーション名

ERROR_MESSAGE:異常となった原因

システムの処置

処理は中断されます。

システム管理者の処置

ERROR_MESSAGE の内容により以下の処置を行ってください。

a. メモリ不足が発生しました。

- 業務サーバ上の、他に動作しているアプリケーションを終了したうえで、再度処理を実行してください。

b. ポリシーファイルがありません。

- 指定した業務サーバに対するポリシー(Oracle環境情報)の配付操作を行ったうえで、再度処理を実行してください。

c. ポリシーファイルが他で使用中です。

- 時間をおいた後、再度処理を実行してください。

d. プロセスの生成に失敗しました。

- 時間をおいた後、再度処理を実行してください。

b)からd)においては、再度処理を実行してもエラーが発生する場合は、マニュアルに記載されている“A.2 トラブル解決に必要な資料”

を採取したうえ、富士通技術員に連絡してください。

FOR-03506

業務サーバのリモート実行環境が破壊されています。(in APP_NAME)ERROR_MESSAGE

メッセージの意味

業務サーバのリモート実行環境が破壊されています。

パラメタの意味

APP_NAME:異常を検出したアプリケーション名

ERROR_MESSAGE:異常となった原因

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システムの処置

処理は中断されます。

システム管理者の処置

業務サーバのSystemwalker for Oracleの環境が破壊されている可能性があります。

業務サーバのSystemwalker for Oracleを再インストールしてください。

FOR-03507

リモートコピー処理が失敗しました。(in APP_NAME)

メッセージの意味

業務サーバから調査結果ファイルの転送処理で異常が発生しました。

パラメタの意味

APP_NAME:異常を検出したアプリケーション名

システムの処理

処理は中断されます。

システム管理者の処置

業務サーバと運用管理サーバ間のネットワーク回線の状態を確認してください。

上記の環境に問題のないことを確認のうえ、再度処理を実行してください。

それでも、エラーが発生する場合は、マニュアルに記載されている“A.2 トラブル解決に必要な資料”を採取したうえ、富士通技術員に

連絡してください。

FOR-03508

コード変換処理が失敗しました。(in APP_NAME)

メッセージの意味

コード変換処理が失敗しました。

パラメタの意味

APP_NAME:異常を検出したアプリケーション名

システムの処置

処理は中断されます。

システム管理者の処置

マニュアルに記載されている“A.2 トラブル解決に必要な資料”を採取したうえ、富士通技術員に連絡してください。

FOR-03509

リモート実行結果ファイルがありません。(in APP_NAME)

メッセージの意味

リモート実行結果ファイルがありません。

パラメタの意味

APP_NAME:異常を検出したアプリケーション名

システムの処置

処理は中断されます。

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システム管理者の処置

マニュアルに記載されている“A.2 トラブル解決に必要な資料”を採取したうえ、富士通技術員に連絡してください。

FOR-03510

HTTPパラメタ抽出が失敗しました。(in APP_NAME)

メッセージの意味

HTTPパラメタ抽出処理が失敗しました。

パラメタの意味

APP_NAME:異常を検出したアプリケーション名

システムの処置

処理は中断されます。

システム管理者の処置

Webブラウザを再起動し、再度処理を実行してください。

Webサーバを再起動し、再度処理を実行してください。

それでも、エラーが発生する場合は、マニュアルに記載されている“A.2 トラブル解決に必要な資料”を採取したうえ、富士通技術員に

連絡してください。

FOR-03511

一次調査対象のメッセージの獲得が失敗しました。(in APP_NAME)

メッセージの意味

一次調査対象のメッセージの獲得処理で異常が発生しました。

パラメタの意味

APP_NAME:異常を検出したアプリケーション名

システムの処置

処理は中断されます。

システム管理者の処置

運用管理サーバにインストールされているSystemwalker Centric ManagerのバージョンがSolaris版 10.1で、かつ、エラー詳細に

「ERROR_NO=13」の情報が表示されている場合は、運用管理サーバ上で以下の作業を行い、再度処理を実行してください。

スーパーユーザになります。(rootでログインしてください)

以下のコマンドを実行してください。

# /usr/bin/chmod 0555 /opt/FJSVfwbs/bin/opacmdloginf <ENTER># /usr/bin/chmod 0555 /opt/FJSVfwbs/bin/opmtrget <ENTER>

それでもなおエラーが発生する場合および上記条件に当てはまらない場合は、マニュアルに記載されている“A.2 トラブル解決に必要

な資料”を採取したうえ、富士通技術員に連絡してください。

FOR-03512

リモート実行結果ファイルの操作が失敗しました。(in APP_NAME)

メッセージの意味

リモート実行の結果ファイルの操作中に異常が発生しました。

パラメタの意味

APP_NAME:異常を検出したアプリケーション名

- 112 -

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システムの処理

処理は中断されます。

システム管理者の処置

マニュアルに記載されている“A.2 トラブル解決に必要な資料”を採取したうえ、富士通技術員に連絡してください。

FOR-03513

リモート実行中にネットワーク異常が発生しました。(in APP_NAME)

メッセージの意味

リモート実行中にネットワーク異常が発生しました。

パラメタの意味

APP_NAME:異常を検出したアプリケーション名

システムの処置

処理は中断されます。

システム管理者の処置

再度処理を実行してそれでも、エラーが発生する場合は、マニュアルに記載されている“A.2 トラブル解決に必要な資料”を採取したう

え、富士通技術員に連絡してください。

FOR-03514

リモート実行処理中に予期せぬエラーが発生しました。(in APP_NAME)

メッセージの意味

リモート実行処理中に予期せぬエラーが発生しました。

パラメタの意味

APP_NAME:異常を検出したアプリケーション名

システムの処置

処理は中断されます。

システム管理者の処置

指定した業務サーバに対するポリシーの配付操作が実施されているか、およびOracle環境情報の設定で設定した内容に誤りがない

か確認し、再度処理を実行してください。

Oracle調査項目一覧の実行処理で発生する場合、指定されたサーバに対して選択された調査項目がサポート対象か、確認してくだ

さい。

それでもエラーが発生する場合は、マニュアルに記載されている“A.2 トラブル解決に必要な資料”を採取したうえ、富士通技術員に

連絡してください。

FOR-03515

リモート実行中にスクリプトが予期せぬエラーで終了しました。(in APP_NAME)

メッセージの意味

業務サーバで動作中のスクリプトが予期せぬエラーを検出し、スクリプトが終了しました。

パラメタの意味

APP_NAME:異常を検出したアプリケーション名

システムの処置

処理は中断されます。

- 113 -

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システム管理者の処置

業務サーバでOracleが起動されているかを確認してください。

Oracle環境情報の設定で設定した内容に誤りがないかを確認してください。

上記の環境に問題がないことを確認のうえ、再度処理を実行してください。

それでも、エラーが発生する場合は、マニュアルに記載されている“A.2 トラブル解決に必要な資料”を採取したうえ、富士通技術員に

連絡してください。

FOR-03519

エージェントクラスタ情報ファイル操作が失敗しました。(in APP_NAME)

メッセージの意味

Systemwalker for Oracleのエージェントクラスタ情報ファイル操作中に予期せぬエラーが発生しました。

パラメタの意味

APP_NAME:異常を検出したアプリケーション名

システムの処置

処理は中断されます。

システム管理者の処置

Systemwalker for Oracleのエージェントクラスタ環境設定を実行した後、再度処理をしてください。それでも、エラーが発生する場合

は、マニュアルに記載されている“A.2 トラブル解決に必要な資料”を採取したうえ、富士通技術員に連絡してください。

FOR-03520

Systemwalker for Oracle動作環境情報ファイル操作が失敗しました。(in APP_NAME)

メッセージの意味

Systemwalker for Oracle動作環境情報ファイル操作中に予期せぬエラーが発生しました。

パラメタの意味

APP_NAME:異常を検出したアプリケーション名

システムの処置

処理は中断されます。

システム管理者の処置

運用管理サーバを再起動した後、再度処理を実行してください。

それでもエラーが発生する場合は、運用管理サーバのSystemwalker for Oracleの環境が破壊されている可能性があります。運用管理

サーバのSystemwalker for Oracleを再インストールしてください。

FOR-03521

ダイナミックリンクライブラリ(DLL_NAME)が見つかりません。(in APP_NAME)

メッセージの意味

運用管理サーバにSystemwalker for Oracleが必要とするダイナミックリンクライブラリが見つかりません。

パラメタの意味

APP_NAME:異常を検出したアプリケーション名

DLL_NAME:見つからなかったダイナミックリンクライブラリ名

システムの処置

処理は中断されます。

- 114 -

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システム管理者の処置

Systemwalker for Oracleをインストール後、運用管理サーバの再起動が実施されたか確認してください。

再起動が実施されていない場合は運用管理サーバを再起動してください。

FOR-03590

Systemwalker for Oracleのライブラリ関数内で異常が発生しました。(in APP_NAME)

メッセージの意味

アプリケーションエラーが発生しました。

Oracle一次調査またはOracle調査項目一覧の実行中にエラーが発生した場合、以下の可能性があります。

・ 監視対象サーバにポリシーが配付されていない。

・ 指定されたサーバに対してサポート対象外の調査項目が実行された。

パラメタの意味

APP_NAME:異常を検出したアプリケーション名

システムの処置

処理は中断されます。

システム管理者の処置

・ Oracle一次調査またはOracle調査項目一覧の実行中にエラーが発生した場合、以下の内容を確認してください。

指定した監視対象サーバに対するポリシーの配付操作が実施されているか確認してください。

・ Oracle調査項目一覧の実行中にエラーが発生した場合、さらに以下の内容を確認してください。

Oracle調査項目一覧の実行処理で発生する場合、指定されたサーバに対して選択された調査項目がサポート対象か、確認して

ください。

上記に問題がない場合、および他の機能でエラーが発生する場合、マニュアルに記載されている“A.2 トラブル解決に必要な資料”を

採取したうえ、富士通技術員に連絡してください。

FOR-03592

アプリケーションエラーが発生しました。(in APP_NAME)ERROR_MESSAGE

メッセージの意味

アプリケーションエラーが発生しました。

パラメタの意味

APP_NAME:異常を検出したアプリケーション名

ERROR_MESSAGE:異常となった処理

システムの処置

処理は中断されます。

システム管理者の処置

運用管理サーバを再起動した後、再度処理を実行してください。それでも、エラーが発生する場合は、マニュアルに記載されている“A.2トラブル解決に必要な資料”を採取したうえ、富士通技術員に連絡してください。

FOR-03593

エラーメッセージの出力に失敗しました。

メッセージの意味

Systemwalker for Oracleのエラーメッセージの出力に失敗しました。

- 115 -

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システムの処理

処理は中断されます。

システム管理者の処置

再度処理を実行してください。

それでも、エラーが発生する場合は、マニュアルに記載されている“A.2 トラブル解決に必要な資料”を採取したうえ、富士通技術員に

連絡してください。

FOR-03600

リポジトリ情報登録が失敗しました。(in APP_NAME)

メッセージの意味

リポジトリ情報の登録処理が失敗しました。ただし、入力したデータは正常に格納されています。

パラメタの意味

APP_NAME:異常を検出したアプリケーション名

システムの処置

処理は中断されます。

システム管理者の処置

運用管理サーバと業務サーバのSystemwalker Centric Managerの環境設定を再度確認したうえで、再度処理を実行してください。

それでも、エラーが発生する場合は、マニュアルに記載されている“A.2 トラブル解決に必要な資料”を採取したうえ、富士通技術員に

連絡してください。

FOR-03601

Oracle環境情報の設定で異常を検出しました。(in APP_NAME)ERROR_MESSAGE

メッセージの意味

Oracle環境情報の設定で異常を検出しました。

パラメタの意味

APP_NAME:異常を検出したアプリケーション名

ERROR_MESSAGE:異常となった要因

システムの処置

処理は中断されます。

システム管理者の処置

ERROR_MESSAGE に従って以下の内容を確認してください。

a. 運用管理サーバのホスト名が長すぎます。

- 運用管理サーバのホスト名は 大128文字です。運用管理サーバのホスト名を128文字以内に変更してください。

b. 業務サーバのホスト名が長すぎます。

- SystemWalker for Oracle 5.2またはV5.0L30の業務サーバに対するOracle環境情報を作成する場合、業務サーバのホスト

名は 大52文字です。業務サーバのホスト名を52文字以内に変更してください。

c. Oracle環境情報ファイル内の業務サーバのバージョン情報と業務サーバにインストールされているSystemwalker for Oracleのバージョンと異なっています。

- Systemwalker for Oracle 10.0以降またはV10.0L10以降の形式で作成されている業務サーバに対する処理において、

Systemwalker for Oracleのバージョンが5.XまたはV5.0LXXがインストールされている業務サーバを検出しました。業務サー

バにインストールされているSystemwalker for Oracleのバージョンを確認してください。

- 116 -

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d. 設定済のOracle環境情報が 大数に達しています。

- 同一業務サーバ上で監視可能なOracleは16個までです。

指定された業務サーバに対するOracle環境情報を確認してください。

e. 指定されたスタンバイ・データベース情報が存在しません。

- 他のクライアントから該当するスタンバイ・データベース情報が初期化された可能性があります。スタンバイ・データベース情

報設定を再度実行し、該当するスタンバイ・データベース情報が存在するか確認してください。

f. 設定済のスタンバイ・データベース情報が 大数に達しています。

- 1つのプライマリ・データベースに対して設定可能なスタンバイ・データベース情報は9です。

指定されたプライマリ・データベースに対するスタンバイ・データベース情報を確認してください。

上記の環境に問題がないことを確認し、再度処理を実行してください。

それでも、エラーが発生する場合は、マニュアルに記載されている“A.2 トラブル解決に必要な資料”を採取したうえ、富士通技術員に

連絡してください。

FOR-03602

他のユーザがOracle環境情報の設定を行っています。(in APP_NAME)他のユーザの設定が完了した後、再度実行してください。

メッセージの意味

Oracle環境情報の設定処理が正常に終了していません。

他のユーザがOracle環境情報の格納処理を実施している可能性があります。

パラメタの意味

APP_NAME:異常を検出したアプリケーション名

システムの処置

処理は続行されます。

システム管理者の処置

他のユーザがOracle環境情報の設定処理を実施中でないか、確認してください。

他のユーザの設定処理が完了後、再度実行してください。

それでもエラーが発生する場合、前回のOracle環境情報の設定処理が正常に終了していない可能性があります。

全ORACLE_SIDに対して「監視情報格納先」の設定内容に誤りがないかを確認し、Oracle環境情報の設定を行ってください。

FOR-03603

Oracle環境情報の確認処理中にエラーが発生しました。(in APP_NAME)ERROR_MESSAGE

メッセージの意味

Oracle環境情報の確認処理中にエラーが発生しました。

パラメタの意味

APP_NAME:異常を検出したアプリケーション名

ERROR_MESSAGE:異常となった要因

システムの処置

処理は中断されます。

システム管理者の処置

ERROR_MESSAGE に従って以下の内容を確認してください。

- 117 -

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a. ORACLE_HOMEの内容を確認してください。

ORACLE_HOMEの入力内容に誤りがあります。

ORACLE_HOMEの入力内容を確認してください。

b. 業務サーバでスクリプトの実行中にエラーが発生しました。

- 業務サーバ上のOracleが起動しているか確認してください。

- Oracle環境情報の内容に誤りがある可能性があります。

発生したOracleのエラー内容を確認し、Oracle環境情報の内容に誤りがないか確認してください。

- 業務サーバがUNIXの場合は、指定したOracleへのアクセスユーザでSQL*Plusが実行可能か確認してください。

Oracleへのアクセスユーザは、デフォルトではスーパーユーザですが、「Oracleアクセスユーザ設定」を行っている場合は、

定義したアクセスユーザで確認してください。

指定した業務サーバのOracleに設定されているOracleアクセスユーザ(デフォルトはroot)でSQL*Plusが実行可能か確認し

てください。

実行できない場合は、”$ORACLE_HOME/bin/oracle”等の権限を確認してください。

「Oracleアクセスユーザ設定」については、“Systemwalker for Oracle 導入ガイド”-“導入時のリファレンス”-“Oracleアクセ

スユーザの設定について”を参照してください。

- 入力した情報に使用できない文字列が含まれていないかを確認してください。

それでも解決しない場合は、マニュアルに記載されている“A.2 トラブル解決に必要な資料”を採取したうえ、富士通技術員に連

絡してください。

c. 業務サーバから確認結果を獲得できませんでした。

マニュアルに記載されている“A.2 トラブル解決に必要な資料”を採取したうえ、富士通技術員に連絡してください。

FOR-03604

スタンバイ・データベースへの接続確認中にエラーが発生しました。 (in APP_NAME)ERROR_MESSAGE

メッセージの意味

スタンバイ・データベースへの接続確認中にエラーが発生しました。

パラメタの意味

APP_NAME:異常を検出したアプリケーション名

ERROR_MESSAGE:異常となった要因

システムの処置

処理は中断されます。

システム管理者の処置

ERROR_MESSAGE に従って以下の内容を確認してください。

a. スタンバイ・データベースへの接続時にエラーが発生しました。

以下を確認してください。

- スタンバイ・データベース情報に入力した情報に誤りがある可能性があります。

発生したOracleのエラー内容を確認し、スタンバイ・データベース情報の内容に誤りがないか確認してください。

- スタンバイ・データベースのOracleが起動しているか確認してください。

- 入力した情報に使用できない文字列が含まれていないか確認してください。

b. プライマリ・データベースでSQL*Plusの実行中にエラーが発生しました。

以下を確認してください。

- Oracle環境情報の内容に誤りがある可能性があります。

発生したOracleのエラー内容を確認し、Oracle環境情報の内容に誤りがないか確認してください。

- 118 -

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- 業務サーバ上(プライマリ・データベース)のOracleが起動しているか確認してください。

- 業務サーバ(プライマリ・データベース)がUNIXの場合は、指定したOracleへのアクセスユーザでSQL*Plusが実行可能か確

認してください。

Oracleへのアクセスユーザは、デフォルトではスーパーユーザですが、「Oracleアクセスユーザ設定」を行っている場合は、

設定したアクセスユーザで確認してください。

指定した業務サーバ(プライマリ・データベース)のOracleに設定されているOracleアクセスユーザ(デフォルトはroot)でSQL*Plusが実行可能か確認してください。

実行できない場合は、"$ORACLE_HOME/bin/oracle"等の権限を確認してください。

「Oracleアクセスユーザ設定」については、“Systemwalker for Oracle 導入ガイド”-“導入時のリファレンス”-“Oracleアクセ

スユーザの設定について”を参照してください。

- 入力した情報に使用できない文字列が含まれていないか確認してください。

c. Oracle環境情報に設定されているORACLE_HOMEを確認してください。

Oracle環境情報に設定したORACLE_HOMEの入力内容に誤りがあります。

Oracle_HOMEの入力内容を確認してください。

d. 業務サーバでスクリプトの実行中にエラーが発生しました。

マニュアルに記載されている“A.2 トラブル解決に必要な資料”を採取したうえ、富士通技術員に連絡してください。

FOR-03610

Systemwalker for Oracleのバージョン情報の照合が失敗しました。(in APP_NAME)

メッセージの意味

Systemwalker for Oracleのバージョン情報ファイルの操作が失敗しました。

パラメタの意味

APP_NAME:異常を検出したアプリケーション名

システムの処置

処理は中断されます。

システム管理者の処置

運用管理サーバを再起動した後、再度処理を実行してください。それでも、エラーが発生する場合は、マニュアルに記載されている“A.2トラブル解決に必要な資料”を採取したうえ、富士通技術員に連絡してください。

FOR-03850

メッセージ詳細情報の検索処理が失敗しました。(in APP_NAME)ERROR_MESSAGE

メッセージの意味

メッセージ詳細情報の検索処理が失敗しました。

パラメタの意味

APP_NAME:異常を検出したアプリケーション名

ERROR_MESSAGE:異常となった要因

システムの処理

処理は中断されます。

システム管理者の処置

ERROR_MESSAGE に従って以下の内容を確認してください。

a. 通知メッセージ本文中のメッセージ番号に対する詳細情報はありません。

- 本メッセージは、別のメッセージカテゴリ(TNS等)のメッセージであるため、詳細情報はありません。

通知メッセージ本文に関する詳細情報は、Oracleのメッセージマニュアルを参照してください。

- 119 -

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- 本メッセージは、Oracleのエラーメッセージマニュアルに記載のないメッセージであるため、詳細情報はありません。

b. 通知メッセージ本文中のORACLE_SIDに対するOracle環境情報は既に削除されています。

- 通知メッセージ本文中のORACLE_SIDがOracle環境情報として設定されているか確認してください。

c. 通知メッセージ本文中にORACLE_SID情報が見つかりません。

- 過去にSystemWalker for Oracle 5.xまたはV5.0Lxxが動作していた業務サーバから通知されたメッセージに対して、メッセー

ジ詳細情報表示を実行した可能性があります。業務サーバにインストールされているSystemwalker for Oracleのバージョン

およびポリシー配付状況を確認してください。

d. メッセージ詳細情報格納先のアクセス権限と、ディレクトリ構造を確認してください。

- メッセージ詳細情報ファイルが格納されているディレクトリ配下のファイルおよびディレクトリに、Systemwalker for OracleのCGIアプリケーションがアクセスするために必要なアクセス権限が不足している可能性があります。

メッセージ詳細情報ファイルが格納されているディレクトリ配下のファイルおよびディレクトリに、その他のユーザに対する読

込権限および実行権限が設定されているか確認してください。

また、メッセージ詳細情報格納先のディレクトリ構造を確認してください。

メッセージ詳細情報ファイルのディレクトリ構造については、“Systemwalker for Oracle 導入ガイド”-“メッセージ情報ファイ

ルを登録する”を参照してください。メッセージ詳細情報ファイルのディレクトリ構成がマニュアルに記載されている構成と異

なる場合、再度、メッセージ詳細情報ファイルの導入を実施してください。

上記の環境に問題がないことを確認し、再度処理を実行してください。

それでも、エラーが発生する場合は、マニュアルに記載されている“A.2 トラブル解決に必要な資料”を採取したうえ、富士通

技術員に連絡してください。

e. メッセージ詳細情報ファイルの内容が破壊されている、もしくはメッセージ詳細情報ファイルが見つかりません。

再度、メッセージ詳細情報ファイルの導入を実施してください。

- メッセージ詳細情報ファイルの内容が破壊されている、もしくはメッセージ詳細情報ファイルが見つかりません。

メッセージ詳細情報ファイルの格納先ディレクトリ配下の構成が破壊されている可能性があります。

再度、メッセージ詳細情報ファイルの導入を実施してください。

上記の環境に問題がないことを確認し、再度処理を実行してください。

それでも、エラーが発生する場合は、マニュアルに記載されている“A.2 トラブル解決に必要な資料”を採取したうえ、富士通

技術員に連絡してください。

f. 通知メッセージの獲得に失敗しました。

- メッセージ詳細情報表示対象となる通知メッセージの獲得処理で異常が発生しました。

運用管理サーバにインストールされているSystemwalker Centric ManagerのバージョンがSolaris版 10.1で、かつ、エラー詳細に

「ERROR_NO=13」の情報が表示されている場合は、運用管理サーバ上で以下の作業を行い、再度処理を実行してくださ

い。

以下のコマンドを実行してください。 (スーパーユーザで実行する必要があります)# /usr/bin/chmod 0555 /opt/FJSVfwbs/bin/opacmdloginf <ENTER># /usr/bin/chmod 0555 /opt/FJSVfwbs/bin/opmtrget <ENTER>

上記条件に当てはまらない場合、または再度エラーが発生する場合は、マニュアルに記載されている“A.2 トラブル解決に

必要な資料”を採取したうえ、富士通技術員に連絡してください。

g. 通知メッセージ本文中のORACLE_SID情報が異常です。

- マニュアルに記載されている“A.2 トラブル解決に必要な資料”を採取したうえ、富士通技術員に連絡してください。

h. 通知メッセージ本文は、詳細情報表示として有効なメッセージではありません。

- マニュアルに記載されている“A.2 トラブル解決に必要な資料”を採取したうえ、富士通技術員に連絡してください。

ERROR_MESSAGE が示されていない場合、マニュアルに記載されている“A.2 トラブル解決に必要な資料”を採取したうえ、富士通

技術員に連絡してください。

FOR-03900

調査結果説明文の獲得が失敗しました。(in APP_NAME)

- 120 -

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メッセージの意味

調査結果説明情報の獲得処理で異常が発生しました。

パラメタの意味

APP_NAME:異常を検出したアプリケーション名

システムの処理

処理は中断されます。

システム管理者の処置

マニュアルに記載されている“A.2 トラブル解決に必要な資料”を採取したうえ、富士通技術員に連絡してください。

FOR-03901

スクリプト機能説明文の獲得が失敗しました。(in APP_NAME)

メッセージの意味

一次調査および調査項目一覧のスクリプトに対するスクリプト機能説明文の獲得処理で異常が発生しました。

パラメタの意味

APP_NAME:異常を検出したアプリケーション名

システムの処理

処理は中断されます。

システム管理者の処置

マニュアルに記載されている“A.2 トラブル解決に必要な資料”を採取したうえ、富士通技術員に連絡してください。

FOR-03910

調査項目一覧情報がありません。(in APP_NAME)

メッセージの意味

調査項目一覧情報ファイルがありません。

パラメタの意味

APP_NAME:異常を検出したアプリケーション名

システムの処理

処理は中断されます。

システム管理者の処置

運用管理サーバのSystemwalker for Oracleの環境が破壊されている可能性があります。

運用管理サーバのSystemwalker for Oracleを再インストールしてください。

FOR-03911

調査項目一覧情報ファイル操作が失敗しました。(in APP_NAME)

メッセージの意味

調査項目一覧情報ファイルの操作で異常が発生しました。

パラメタの意味

APP_NAME:異常を検出したアプリケーション名

- 121 -

Page 129: Systemwalker for Oracle - Fujitsu Japansoftware.fujitsu.com/jp/manual/manualfiles/m110001/b1wd...まえがき 本書の目的 本書は、Systemwalker Centric ManagerおよびSystemwalker

システムの処理

処理は中断されます。

システム管理者の処置

マニュアルに記載されている“A.2 トラブル解決に必要な資料”を採取したうえ、富士通技術員に連絡してください。

FOR-03912

調査項目一覧情報ファイルが破壊されています。(in APP_NAME)

メッセージの意味

調査項目一覧情報ファイルが破壊されています。

パラメタの意味

APP_NAME:異常を検出したアプリケーション名

システムの処理

処理は中断されます。

システム管理者の処置

運用管理サーバのSystemwalker for Oracleの環境が破壊されている可能性があります。

運用管理サーバのSystemwalker for Oracleを再インストールしてください。

FOR-03913

調査項目一覧情報獲得処理で予期しないエラーが発生しました。(in APP_NAME)

メッセージの意味

調査項目一覧情報の獲得処理で予期しないエラーが発生しました。

パラメタの意味

APP_NAME:異常を検出したアプリケーション名

システムの処理

処理は中断されます。

システム管理者の処置

運用管理サーバを再起動した後、再度処理を実行してください。それでも、エラーが発生する場合は、マニュアルに記載されている“A.2トラブル解決に必要な資料”を採取したうえ、富士通技術員に連絡してください。

FOR-03930

ノウハウDBへのアクセスが失敗しました。(in APP_NAME)

メッセージの意味

一次調査用のノウハウDBファイルへのアクセスで異常が発生しました。

パラメタの意味

APP_NAME:異常を検出したアプリケーション名

システムの処理

処理は中断されます。

システム管理者の処置

マニュアルに記載されている“A.2 トラブル解決に必要な資料”を採取したうえ、富士通技術員に連絡してください。

- 122 -

Page 130: Systemwalker for Oracle - Fujitsu Japansoftware.fujitsu.com/jp/manual/manualfiles/m110001/b1wd...まえがき 本書の目的 本書は、Systemwalker Centric ManagerおよびSystemwalker

FOR-03931

スクリプトID一覧の獲得が失敗しました。(in APP_NAME)

メッセージの意味

エラーメッセージに対する一次調査用のスクリプトID情報の獲得処理で異常が発生しました。

パラメタの意味

APP_NAME:異常を検出したアプリケーション名

システムの処理

処理は中断されます。

システム管理者の処置

マニュアルに記載されている“A.2 トラブル解決に必要な資料”を採取したうえ、富士通技術員に連絡してください。

FOR-03932

スクリプト用のパラメタ抽出が失敗しました。(in APP_NAME)

メッセージの意味

一次調査スクリプトで使用するパラメタ情報の抽出処理で異常が発生しました。

パラメタの意味

APP_NAME:異常を検出したアプリケーション名

システムの処理

処理は中断されます。

システム管理者の処置

マニュアルに記載されている“A.2 トラブル解決に必要な資料”を採取したうえ、富士通技術員に連絡してください。

FOR-03933

一次調査メッセージの解析で異常を検出しました。(in APP_NAME)ERROR_MESSAGE

メッセージの意味

一次調査メッセージの解析処理中に異常を検出しました。

パラメタの意味

APP_NAME:異常を検出したアプリケーション名

ERROR_MESSAGE:異常となった要因

システムの処理

処理は中断されます。

システム管理者の処置

ERROR_MESSAGE に従って以下の内容を確認してください。

a. 通知メッセージ本文中のORACLE_SIDに対するOracle環境情報は既に削除されています。

- 通知メッセージ本文中のORACLE_SIDがOracle環境情報として設定されているか確認してください。

- 123 -

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b. 通知メッセージ本文中にORACLE_SID情報が見つかりません。

- 過去にSystemWalker for Oracle 5.XまたはV5.0LXXが動作していた業務サーバから通知されたメッセージに対してOracle一次調査を実行した可能性があります。業務サーバにインストールされているSystemwalker for Oracleのバージョンおよび

ポリシー配付状況を確認してください。

上記の環境に問題がないことを確認し、再度処理を実行してください。

それでも、エラーが発生する場合は、マニュアルに記載されている“A.2 トラブル解決に必要な資料”を採取したうえ、富士通技

術員に連絡してください。

c. 通知メッセージ本文中のORACLE_SID情報が異常です。

- マニュアルに記載されている“A.2 トラブル解決に必要な資料”を採取したうえ、富士通技術員に連絡してください。

d. 本メッセージは有効なメッセージではありません。

- マニュアルに記載されている“A.2 トラブル解決に必要な資料”を採取したうえ、富士通技術員に連絡してください。

FOR-04001

パラメタに誤りがあります。(para_name)

メッセージの意味

起動時のパラメタに誤りがあります。

パラメタの意味

para_name:異常があるパラメタ名

システムの処理

処理は中断されます。

システム管理者の処置

Systemwalker Centric Managerの環境設定で接続する運用管理サーバが正しく設定されていることを確認してください。

それでもエラーが発生する場合は、マニュアルに記載されている“A.2 トラブル解決に必要な資料”を採取したうえ、富士通技術員に

連絡してください。

FOR-05000

Oracle environment information has not been configured.

メッセージの意味

Systemwalker for OracleのOracle環境情報が設定されていない状態で、Systemwalker for Oracleの状態遷移プロシジャスクリプトが登

録されているクラスタサービスが起動されました。(クラスタシステムがSunClusterの場合、スクリプトの総称名はクラスタメソッドスクリプト

です。)

システムの処理

処理は続行されます。

システム管理者の処置

クラスタシステムに対するSystemwalker for Oracleの環境設定操作中である場合は、本メッセージは無視してください。

Systemwalker for Oracleの監視機能を使用する場合は、Oracle環境情報の設定を実施してください。また、設定を行った後はポリシー

の配付を行ってください。

なお、本メッセージはクラスタシステムに登録した Systemwalker for Oracleの状態遷移プロシジャスクリプトがsyslogに出力するメッセー

ジです。

FOR-05001

The procedure file contains an invalid value 'VARIABLE'.

- 124 -

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メッセージの意味

相互待機構成のクラスタシステムに登録した、Systemwalker for Oracleの状態遷移プロシジャスクリプト内に設定された変数の値に誤

りがあります。(クラスタシステムがSunClusterの場合、スクリプトの総称名はクラスタメソッドスクリプトです)

パラメタの意味

VARIABLE:異常を検出した変数名

システムの処理

処理は続行されます。

システム管理者の処置

相互待機構成のクラスタシステムに登録した、Systemwalker for Oracleの状態遷移プロシジャスクリプト(クラスタシステムがSunClusterの場合はクラスタメソッドスクリプト)内に設定されている変数 (異常を検出した変数)の設定値が適切であるかを確認し、修正してくださ

い。

なお、Systemwalker for Oracleの状態遷移プロシジャスクリプト(クラスタシステムがSunClusterの場合はクラスタメソッドスクリプト)を変更

する場合、クラスタシステムに登録したSystemwalker for Oracleの状態遷移プロシジャスクリプトの変更が必要となります。

状態遷移プロシジャスクリプト(クラスタシステムがSunClusterの場合はクラスタメソッドスクリプト)内に設定する変数と設定値について

は、“Systemwalker for Oracle エージェントクラスタ ユーザーズガイド”を確認してください。

また、クラスタシステムに登録したSystemwalker for Oracleの状態遷移プロシジャスクリプトの変更についてはクラスタシステムのマニュ

アルを確認してください。

なお、本メッセージはクラスタシステムに登録した Systemwalker for Oracleの状態遷移プロシジャスクリプトがsyslogに出力するメッセー

ジです。

FOR-05002

Started the cluster callback method ‘CLUSTER_METHOD_NAME’.

メッセージの意味

クラスタシステムに登録されたSystemwalker for Oracleのクラスタメソッドスクリプトが起動されました。

パラメタの意味

CLUSTER_METHOD_NAME:起動要求されたクラスタメソッドスクリプト名

システムの処理

処理は続行されます。

システム管理者の処置

通知メッセージのため、対処は不要です。

なお、本メッセージはクラスタシステムに登録した Systemwalker for Oracleのクラスタメソッドスクリプトがsyslogに出力するメッセージで

す。

FOR-05003

The cluster callback method ‘CLUSTER_METHOD_NAME’ has exited normally.

メッセージの意味

クラスタシステムに登録されたSystemwalker for Oracleのクラスタメソッドスクリプトの実行が正常に終了しました。

パラメタの意味

CLUSTER_METHOD_NAME:起動要求されたクラスタメソッドスクリプト名

システムの処理

処理は続行されます。

- 125 -

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システム管理者の処置

通知メッセージのため、対処は不要です。

なお、本メッセージはクラスタシステムに登録した Systemwalker for Oracleのクラスタメソッドスクリプトがsyslogに出力するメッセージで

す。

FOR-05004

Failed to execute the cluster callback method ‘CLUSTER_METHOD_NAME'.

メッセージの意味

クラスタシステムに登録されたSystemwalker for Oracleのクラスタメソッドスクリプトの実行が失敗しました。

パラメタの意味

CLUSTER_METHOD_NAME:実行が失敗したクラスタメソッドスクリプト名

システムの処理

処理は続行されます。

システム管理者の処置

マニュアルに記載されている“A.2 トラブル解決に必要な資料”を採取したうえ、富士通技術員に連絡してください。

なお、本メッセージはクラスタシステムに登録した Systemwalker for Oracleのクラスタメソッドスクリプトがsyslogに出力するメッセージで

す。

FOR-05005

Failed to execute mpordmnctrl. [INFO]

メッセージの意味

相互待機構成のクラスタシステムに登録したSystemwalker for Oracleの状態遷移プロシジャスクリプト内で実行した、Systemwalker forOracleの監視デーモンの操作に失敗しました。(SunClusterの場合、スクリプトの総称名はクラスタメソッドスクリプトです)

パラメタの意味

INFO:内部エラー情報

システムの処理

処理は続行されます。

システム管理者の処置

相互待機構成のクラスタシステムに登録したSystemwalker for Oracleの状態遷移プロシジャスクリプト内に設定されている変数と設定

値が適切であるかを確認し、誤りがある場合は修正してください。

なお、Systemwalker for Oracleの状態遷移プロシジャスクリプトを変更する場合、クラスタシステムに登録したSystemwalker for Oracleの状態遷移プロシジャスクリプトの変更も必要となります。

それでも、エラーが発生する場合は、マニュアルに記載されている“A.2 トラブル解決に必要な資料”を採取したうえ、富士通技術員に

連絡してください。

状態遷移プロシジャスクリプト内に設定する変数と設定値については、“Systemwalker for Oracle エージェントクラスタ ユーザーズガイ

ド”を確認してください。また、クラスタシステムに登録したSystemwalker for Oracleの状態遷移プロシジャスクリプトの変更については、

クラスタシステムのマニュアルを確認してください。

なお、本メッセージはクラスタシステムに登録した Systemwalker for Oracleの状態遷移プロシジャスクリプトがsyslogに出力するメッセー

ジです。

FOR-08001

Administrators権限のあるユーザで実行してください。

- 126 -

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メッセージの意味

Administrators権限のないユーザで実行することはできません。

システムの処理

処理は中断されます。

システム管理者の処置

Administrators権限のあるユーザで実行してください。

FOR-08002

Systemwalker Centric Managerの製品種別が正しくありません。

メッセージの意味

Systemwalker Centric Managerの製品種別が正しくありません。

システムの処理

処理は中断されます。

システム管理者の処置

Systemwalker Centric Managerの製品種別を確認してください。

FOR-08003

Systemwalker Centric Managerのインストール種別が正しくありません。

メッセージの意味

Systemwalker Centric Managerのインストール種別が正しくありません。

システムの処理

処理は中断されます。

システム管理者の処置

Systemwalker Centric Managerの製品種別とSystemwalker for Oracleの種別に相違がないか確認してください。

FOR-08004

Systemwalker Centric Managerのバージョン・レベルが正しくありません。

メッセージの意味

Systemwalker Centric Managerのバージョン・レベルが正しくありません。

システムの処理

処理は中断されます。

システム管理者の処置

Systemwalker Centric Managerのバージョン・レベルを確認してください。

FOR-08005

Systemwalker Centric Managerがインストールされていません。

メッセージの意味

Systemwalker Centric Managerがインストールされていません。

- 127 -

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システムの処理

処理は中断されます。

システム管理者の処置

Systemwalker Centric Managerをインストールしてください。

FOR-08006

このOSにはインストールできません。

メッセージの意味

このOSにはインストールできません。

システムの処理

処理は中断されます。

システム管理者の処置

システムを確認してください。

FOR-08007

インストール先のディスク容量が足りません。

メッセージの意味

インストール先のディスク容量が足りません。

システムの処理

処理は中断されます。

システム管理者の処置

空きディスク容量を確認してください。

FOR-08008

Systemwalker for Oracle環境設定の起動に失敗しました。

メッセージの意味

Systemwalker for Oracle環境設定の起動に失敗しました。

システムの処理

処理を続行します。

システム管理者の処置

インストールに失敗した可能性があります。

アンインストールを行って再インストールを行ってください。

FOR-08009

インストールするバージョンより新しいバージョンがすでに存在します。

メッセージの意味

インストールするバージョンより新しいバージョンがすでに存在します。

システムの処理

処理は中断されます。

- 128 -

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システム管理者の処置

インストール済のSystemwalker for Oracleのバージョンを確認してください。

FOR-08010

Systemwalker Centric Managerを停止してください。

メッセージの意味

Systemwalker Centric Managerを停止してください。

システムの処理

待機します。

システム管理者の処置

確認メッセージです。Systemwalker Centric Manager が起動している場合は停止してから処理を続行してください。

FOR-08011

データ転送プロセスでエラーが発生しました:nComponent:s1FileGroup:s2File:s3

メッセージの意味

ファイル転送中にエラーが発生しました。

パラメタの意味

n:インストールシールドの番号

s1:コンポーネント名

s2:ファイルグループ名

s3:転送に失敗したファイル名

システムの処理

処理は中断されます。

システム管理者の処置

インストーラが破損している可能性があります。

インストール媒体とメッセージ内容を採取したうえ、富士通技術員に連絡してください。

FOR-08012

Enterprise Edition からStandard Editionへの上書きはできません。

メッセージの意味

Systemwalker for Oracle Enterprise Edition からSystemwalker for Oracle Standard Editionへの上書きインストールはできません。

システムの処理

処理は中断されます。

システム管理者の処置

Systemwalker for Oracle Standard Editionをインストールする場合、Systemwalker for Oracle Enterprise Editionのアンインストールを行っ

た後で実行してください。

FOR-08013

このプログラムはVGAまたはそれ以上の解像度を必要とします。

- 129 -

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メッセージの意味

このプログラムはVGAまたはそれ以上の解像度を必要とします。

システムの処理

処理は中断されます。

システム管理者の処置

ディスプレイの設定をVGAまたはそれ以上の解像度に変更してからSystemwalker for Oracle のインストールを行ってください。

FOR-08014

サービスの登録に失敗しました。

メッセージの意味

サービスの登録に失敗しました。

システムの処理

処理は中断されます。

システム管理者の処置

マニュアルに記載されている“A.2 トラブル解決に必要な資料”を採取したうえ、富士通技術員に連絡してください。

FOR-08015

サービスの停止/削除に失敗しました。[err]

メッセージの意味

サービスの停止/削除に失敗しました。

パラメタの意味

err:エラー情報

システムの処理

処理を続行します。

システム管理者の処置

マニュアルに記載されている“A.2 トラブル解決に必要な資料”を採取したうえ、富士通技術員に連絡してください。

FOR-08016

セキュリティ保護設定コマンドの実行に失敗しました。

メッセージの意味

セキュリティ保護設定に失敗しました。

システムの処理

Systemwalker for Oracleのインストールフォルダのセキュリティ保護が完了していません。

一部のSystemwalker for Oracleの機能が利用できません。

システム管理者の処置

マニュアルに記載されている“A.2 トラブル解決に必要な資料”を採取したうえ、富士通技術員に連絡してください。

FOR-08017

すでにインストールされている Systemwalker for Oracleの環境情報が正しくありません。

- 130 -

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メッセージの意味

すでにインストールされている Systemwalker for Oracleの環境情報が正しくありません。

システムの処理

すでにインストールされている Systemwalker for Oracleの環境情報が正しくないため、処理を継続できませんでした。

システム管理者の処置

マニュアルに記載されている“A.2 トラブル解決に必要な資料”を採取したうえ、富士通技術員に連絡してください。

FOR-08018

バージョンアップインストールと上位製品への上書きインストールは同時に実行できません。

メッセージの意味

バージョンアップインストールと上位製品への上書きインストールは同時に実行できません。

システムの処理

処理は中断されます。

システム管理者の処置

すでにインストールされているSystemwalker for Oracleをアンインストールした後に、インストールを行ってください。

FOR-08019

vl以前の製品からの上書きインストールはできません。

メッセージの意味

既にインストールされている製品のVersion Levelがvlであるため、上書きインストールはできません。

パラメタの意味

vl:対象となる製品のVersion Level

システムの処理

処理は中断されます。

システム管理者の処置

すでにインストールされているSystemwalker for Oracleをアンインストールした後に、インストールを行ってください。

FOR-08020

ダイナミックリンクライブラリ(DLL_NAME)の読込みに失敗しました。(err)。

メッセージの意味

ダイナミックリンクライブラリの読込みに失敗しました。

パラメタの意味

DLL_NAME:読込みに失敗したダイナミックリンクライブラリ名

err:詳細コード

システムの処理

処理は中断されます。

システム管理者の処置

インストーラが破損している可能性があります。

インストール媒体とメッセージ内容を採取したうえ、富士通技術員に連絡してください。

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FOR-99997

【和文】内部矛盾が発生しました。

【英文】An internal inconsistency has occurred.

メッセージの意味

内部矛盾が発生しました。

システムの処理

処理は中断されます。

システム管理者の処置

マニュアルに記載されている“A.2 トラブル解決に必要な資料”を採取したうえ、富士通技術員に連絡してください。

FOR-99999

【和文】Monitor で予期しないエラーが起きました。(err)【英文】Unexpected error occurred in Monitor. (err)

メッセージの意味

予期しないエラーが起きました。

パラメタの意味

Monitor:デーモン名またはプロセス名

err:エラー情報

システムの処理

処理は中断されます。

システム管理者の処置

マニュアルに記載されている“A.2 トラブル解決に必要な資料”を採取したうえ、富士通技術員に連絡してください。

A.2 トラブル解決に必要な資料

Systemwalker for Oracleの使用中トラブルが発生した場合は、以下の情報および資料を採取してください。

採取情報(環境)

以下の情報を採取してください。

運用管理サーバ

OS情報 OS種別、OSコード系

Systemwalker Centric Manager 種別、VL

Systemwalker for Oracle 種別、VL

Oracle(運用管理サーバにインストールされているOracleを監視している場合のみ)

OracleVL、Oracleキャラクタセット

監視対象サーバ

OS情報 OS種別、OSコード系

Systemwalker Centric Manager 種別、VL

Systemwalker for Oracle 種別、VL

Oracle OracleVL、Oracleキャラクタセット

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採取情報(UNIXマシンの場合)

・ エラー発生時の実行結果(コンソール)

・ インストールディレクトリ配下の全ファイル

Systemwalker for Oracleが使用するファイルを採取してください。

採取すべきファイルは、トラブルが発生したコンピュータ内にある以下に示すディレクトリ配下のすべてのファイルです。

/opt/FJSVmpor

注意

監視対象サーバがクラスタで構成されている場合

・ クラスタシステムの運用でOracle環境情報の「監視情報格納先」が指定されている場合、「監視情報格納先」に指定したディレクト

リ配下のすべてのファイルを採取してください。

採取情報(Windowsマシンの場合)

・ イベントログ

異常が発生した時点のイベントログから、システムログとアプリケーションログを採取します。

・ データファイル

Systemwalker for Oracleが使用するデータファイルを採取してください。

採取すべきデータファイルは、トラブルが発生したコンピュータにある以下に示すフォルダ配下のすべてのファイルです。

(Systemwalker インストールフォルダ)\MPWALKER.OR

注意

監視対象サーバがクラスタで構成されている場合

・ クラスタシステムの運用でOracle環境情報の「監視情報格納先」が指定されている場合、「監視情報格納先」に指定したディレクト

リ配下のすべてのファイルを採取してください。

- 133 -

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付録B コマンドリファレンス

本章では、Systemwalker for Oracleで実行するコマンドについて説明します。

◆コマンド一覧について

コマンド名 実行OS 機能 使用時期

mpormsetup UNIX 運用管理サーバ環境設定コマンド

導入時

mporbsetup UNIX 業務サーバ環境設定コマンド

mpormstup.exe Windows運用管理サーバ、業務サーバおよび部門管理サーバの環境設定コ

マンド

mporstup.exe Windows 運用管理クライアント環境設定コマンド

MpOrSetmenu.exe Windows メニュー設定コマンド

mporaenvset UNIXOracle環境情報設定コマンド

mporaenvset.exe Windows

mporaenvdsp UNIXOracle環境情報参照コマンド

mporaenvdsp.exe Windows

mporcndset UNIXOracle状態監視設定コマンド

mporcndset.exe Windows

mporcnddsp UNIXOracle状態監視参照コマンド

mporcnddsp.exe Windows

mporsetobj UNIXオブジェクト指定コマンド

mporsetobj.exe Windows

mporcontreg.exe Windows メッセージ情報ファイルアクセスコマンド

mporpolconv Solarisポリシーの移行コマンド

mporpolconv.exe Windows

mporiisset.exe Windows 仮想ディレクトリ設定コマンド

mporiisext.bat Windows Webサービス拡張設定コマンド

mporiis7ext.bat Windows WebサーバCGI拡張設定コマンド

mporsetusr UNIX Oracleアクセスユーザ設定コマンド

mporaenvchk UNIXOracle接続確認コマンド

mporaenvchk.bat Windows

mporchgport.exe Windows ポート番号変更コマンド

startcommon UNIX 通信デーモンの起動コマンド

運用時

startlogmon UNIX アラートログ監視デーモンの起動コマンド

starttrcmon UNIX トレース監視デーモンの起動コマンド

startpsmon UNIX プロセス監視デーモンの起動コマンド

startstmon UNIX Oracle状態監視デーモンの起動コマンド

stopcommon UNIX 通信デーモンの停止コマンド

stoplogmon UNIX アラートログ監視デーモンの停止コマンド

stoptrcmon UNIX トレース監視デーモンの停止コマンド

stoppsmon UNIX プロセス監視デーモンの停止コマンド

- 134 -

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stopstmon UNIX Oracle状態監視デーモンの停止コマンド

restartcommon UNIX 通信デーモンの再起動コマンド

restartlogmon UNIX アラートログ監視デーモンの再起動コマンド

restarttrcmon UNIX トレース監視デーモンの再起動コマンド

restartpsmon UNIX プロセス監視デーモンの再起動コマンド

restartstmon UNIX Oracle状態監視デーモンの再起動コマンド

restartcommsrv.exe WindowsSystemwalker for Oracleの通信サービス(Systemwalker for OracleCommunicator)の再起動コマンド

restartmonsrv.exe WindowsSystemwalker for Oracleの監視サービス(Systemwalker for OracleMonitor)の再起動コマンド

reloadlogmon.exe Windows 拡張監視機能(キーワード指定監視)の条件適用コマンド

reloadstmon.exe Windows 拡張監視機能(オブジェクト指定監視)の条件適用コマンド

mpordmnctrl UNIX デーモンの操作コマンド

mpordmnctrl.exe Windows 監視プロセスの操作コマンド

mporbkupenv UNIX ポリシーのバックアップ

保守時mporrestorenv UNIX ポリシーのリストア

MpOrBRENV.exe Windows ポリシーのバックアップ/リストア

注意

Solaris10での注意事項

・ Solaris10のプロセス権限管理により、root権限をもつユーザであってもコマンドを実行することができない場合があります。この場

合、プロセス権限管理を見直す必要があります。

B.1 導入時に使用するコマンド

Systemwalker for Oracleを導入する際に使用するコマンドについて説明します。

B.1.1 [UNIX] mpormsetup(運用管理サーバ環境設定コマンド)

機能説明

OS種別がUNIX系である運用管理サーバにインストールされているSystemwalker for Oracleの環境設定または環境解除を行います。

コマンド形式

コマンド形式を以下に示します。

# /opt/FJSVmpor/bin/mpormsetup { -s | -d } <ENTER>

オプション

-s

環境設定を行います。

-d

環境解除を行います。

- 135 -

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実行に必要な権限/実行環境

・ 運用管理サーバ上で実行します。

・ スーパーユーザ(root)で実行する必要があります。

注意

・ 設定または解除した項目は、Systemwalker Centric Managerのデーモン再起動後に有効となります。

・ コマンドを実行する際は、対象のサーバに対して、Systemwalker Centric Managerからイベント監視の条件定義の変更操作は行わ

ないでください。

イベント監視の条件定義の詳細については“Systemwalker Centric Manager 使用手引書 監視機能編”を参照してください。

B.1.2 [UNIX] mporbsetup(業務サーバ環境設定コマンド)

機能説明

OS種別がUNIX系である業務サーバにインストールされているSystemwalker for Oracleの環境設定または環境解除を行います。

運用管理サーバにインストールされているOracleを監視する場合、運用管理サーバ上でも実行する必要があります。

コマンド形式

コマンド形式を以下に示します。

# /opt/FJSVmpor/bin/mporbsetup { -s [-c] | -d } <ENTER>

オプション

[第1パラメタ]

-s

環境設定を行います。

-d

環境解除を行います。

[第2パラメタ] (第1パラメタ:「-s」指定時のみ指定可能)

-c

クラスタ環境設定時に指定します。

実行に必要な権限/実行環境

・ 監視対象となるサーバ上で実行します。

(運用管理サーバにインストールされているOracleを監視する場合は、運用管理サーバ上で実行します。)

・ スーパーユーザ(root)で実行する必要があります。

注意

・ 設定または解除した項目は、Systemwalker Centric Managerのデーモン再起動後に有効となります。

・ コマンドを実行する際は、対象のサーバに対して、Systemwalker Centric Managerからイベント監視の条件定義の変更操作は行わ

ないでください。

イベント監視の条件定義の詳細については“Systemwalker Centric Manager 使用手引書 監視機能編”を参照してください。

- 136 -

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B.1.3 [Windows] mpormstup.exe(運用管理サーバ、業務サーバおよび部門管理サーバの環境設定コマンド)

機能説明

OS種別がWindows系である運用管理サーバ、業務サーバおよび部門管理サーバにインストールされているSystemwalker for Oracleの環境設定または環境解除を行います。

コマンド形式

コマンド形式を以下に示します。

mpormstup.exe { -s | -d } <ENTER>

オプション

-s

環境設定を行います。

-d

環境解除を行います。

実行に必要な権限/実行環境

・ 運用管理サーバ、業務サーバおよび部門管理サーバ上で実行します。

・ Administratorsグループに属するユーザで実行する必要があります。

・ Windows Server 2008で本コマンドを実行する場合、[管理者として実行]を選択して起動したコマンドプロンプト上で実行してくださ

い。

以下にコマンドプロンプトの起動例を示します。

例:

[スタート]-[すべてのプログラム]-[アクセサリ]-[コマンド プロンプト]を右クリックして表示されるメニューから、[管理者として実

行]を選択して起動します。

注意

・ 設定または解除した項目は、Systemwalker Centric Managerのデーモン再起動後に有効となります。

・ コマンドを実行する際は、対象のサーバに対して、Systemwalker Centric Managerからイベント監視の条件定義の変更操作は行わ

ないでください。

イベント監視の条件定義の詳細については“Systemwalker Centric Manager 使用手引書 監視機能編”を参照してください。

B.1.4 [Windows] mporstup.exe(運用管理クライアント環境設定コマンド)

機能説明

運用管理クライアントにインストールされているSystemwalker for Oracleの環境設定または環境解除を行います。

コマンド形式

コマンド形式を以下に示します。

mporstup.exe { -s | -d } <ENTER>

- 137 -

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オプション

-s

環境設定を行います。

-d

環境解除を行います。

実行に必要な権限/実行環境

・ 運用管理クライアント上で実行します。

・ Administratorsグループに属するユーザで実行する必要があります。

・ Windows Vista/Windows 7で本コマンドを実行する場合、[管理者として実行]を選択して起動したコマンドプロンプト上で実行して

ください。

以下にコマンドプロンプトの起動例を示します。

例:

[スタート]-[すべてのプログラム]-[アクセサリ]-[コマンド プロンプト]を右クリックして表示されるメニューから、[管理者として実

行]を選択して起動します。

B.1.5 [Windows] MpOrSetmenu.exe(メニュー設定コマンド)

機能説明

Systemwalkerコンソール画面にSystemwalker for Oracleのメニューを登録または削除します。

運用管理クライアントで実行します。

運用管理サーバのOS種別がWindowsの場合、運用管理サーバでも実行可能です。

コマンド形式

コマンド形式を以下に示します。

MpOrSetmenu.exe { -a webhost | -d [ -n webhost]} [ host1 host2 ... ] <ENTER>

オプション

[第1パラメタ]

-a webhost

ホスト名がhost1、host2...のサーバに対してメニュー登録を行います。

webhost

WEBサーバ名(接続先運用管理サーバ名)を入力します。

-d

すべてのホストのメニューを削除します。

ホスト名を続けて入力した場合、指定したホストのメニューを削除します。

-n webhost

WEBサーバ名(接続先運用管理サーバ名)を入力します。

運用管理クライアントで実行する場合、Systemwalker Centric ManagerのバージョンがV13.3.0以降ならば必ず指定します。

[第2パラメタ]

host1 host2 ...

ホスト名(監視対象のサーバ名)を入力します。

複数のホストに対して実行する場合、ホスト名を空白で区切って入力します。

- 138 -

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実行に必要な権限/実行環境

・ 運用管理クライアントおよびWindows版の運用管理サーバ上で実行可能です。

・ WindowsにAdministratorsグループのユーザまたはDmAdminグループのユーザでログインしてください。

・ 実行時に認証プロンプトが表示される場合には、運用管理サーバのAdministrators権限またはDmAdmin権限を持ったユーザ名

およびパスワードを入力してください。

・ Windows 7/Windows Vista/ Windows Server 2008で本コマンドを実行する場合、[管理者として実行]を選択して起動したコマンド

プロンプト上で実行してください。

以下にコマンドプロンプトの起動例を示します。

例:

[スタート]-[すべてのプログラム]-[アクセサリ]-[コマンド プロンプト]を右クリックして表示されるメニューから、[管理者として実

行]を選択して起動します。

注意

・ Systemwalkerコンソールの起動中に当コマンドを実行した場合、必ずSystemwalkerコンソールの再起動を行ってください。

・ [Systemwalker Centric Manager DB保守]で[DB再作成]を実施した場合、当コマンドを実行してメニューを再登録してください。

・ 第1パラメタ設定時の注意事項

- 登録の場合、第2パラメタ(ホスト名)の指定が必要です。

- 以下の場合、削除時の-nオプション指定は無効になります。

- インストールされているSystemwalker Centric ManagerのバージョンがV13.2.0以前の場合

- 運用管理サーバで実行した場合

・ 運用管理サーバがクラスタシステムの場合、パラメタで指定するWEBサーバ名(接続先運用管理サーバ名)には論理ホスト名を入

力してください。

B.1.6 [UNIX] mporaenvset(Oracle環境情報設定コマンド)

機能説明

OS種別がUNIX系である運用管理サーバ上でOracle環境情報定義ファイルを作成して、コマンドで「Oracle環境情報」を定義します。

コマンド形式

コマンド形式を以下に示します。

# /opt/FJSVmpor/bin/mporaenvset { -a | -c } Oracle環境情報定義ファイル名 <ENTER>

オプション

[第1パラメタ]

-a

Oracle環境情報を設定します。

-c

Oracle環境情報定義ファイルの内容の確認を行います。

[第2パラメタ]

- 139 -

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Oracle環境情報定義ファイル名

Oracle環境情報を定義するファイルを設定します。

ファイル名はフルパスで指定してください。

参照

Oracle環境定義ファイルについて

・ 「Oracle環境情報定義ファイル」については、“Systemwalker for Oracle 導入ガイド”-“Oracle環境情報設定コマンドで設定する場

合”を参照してください。

実行に必要な権限/実行環境

・ 運用管理サーバ上で実行します。

・ スーパーユーザ(root)で実行する必要があります。

注意

・ Oracle環境情報定義ファイルの作成後、Oracle環境情報設定コマンドのオプションに‘-c’を指定してOracle環境情報定義ファイル

の確認を行ってください。

・ Oracle環境情報定義ファイルの確認後、Oracle環境情報設定コマンドのオプションに‘-a’を指定してOracle環境情報定義ファイル

の設定を行ってください。

B.1.7 [Windows] mporaenvset.exe(Oracle環境情報設定コマンド)

機能説明

OS種別がWindows系である運用管理サーバ上でOracle環境情報定義ファイルを作成して、コマンドで「Oracle環境情報」を定義しま

す。

コマンド形式

コマンド形式を以下に示します。

mporaenvset.exe { -a | -c } Oracle環境情報定義ファイル名 <ENTER>

オプション

[第1パラメタ]

-a

Oracle環境情報を設定します。

-c

Oracle環境情報定義ファイルの内容の確認を行います。

[第2パラメタ]

Oracle環境情報定義ファイル名

Oracle環境情報を定義するファイルを設定します。

ファイル名はフルパスで指定してください。

- 140 -

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参照

Oracle環境定義ファイルについて

・ 「Oracle環境情報定義ファイル」については、“Systemwalker for Oracle 導入ガイド”-“Oracle環境情報設定コマンドで設定する場

合”を参照してください。

実行に必要な権限/実行環境

・ 運用管理サーバ上で実行します。

・ Administratorsグループに属するユーザで実行する必要があります。

・ Windows Server 2008で本コマンドを実行する場合、[管理者として実行]を選択して起動したコマンドプロンプト上で実行してくださ

い。

以下にコマンドプロンプトの起動例を示します。

例:

[スタート]-[すべてのプログラム]-[アクセサリ]-[コマンド プロンプト]を右クリックして表示されるメニューから、[管理者として実

行]を選択して起動します。

注意

・ Oracle環境情報定義ファイルの作成後、Oracle環境情報設定コマンドのオプションに‘-c’を指定してOracle環境情報定義ファイル

の確認を行ってください。

・ Oracle環境情報定義ファイルの確認後、Oracle環境情報設定コマンドのオプションに‘-a’を指定してOracle環境情報定義ファイル

の設定を行ってください。

B.1.8 [UNIX] mporaenvdsp(Oracle環境情報参照コマンド)

機能説明

OS種別がUNIX系である運用管理サーバ上で作成済みの「Oracle環境情報」の設定内容を表示します。

また、監視対象サーバに配付済の「Oracle環境情報」の設定内容を表示します。

【運用管理サーバで実行する場合】

コマンド形式

コマンド形式を以下に示します。

# /opt/FJSVmpor/bin/mporaenvdsp [ -h ホスト名 | -all ] <ENTER>

オプション

[第1パラメタ]

-h ホスト名

指定されたホストに対する「Oracle環境情報」の設定内容を表示します。

-all

すべてのホストに対する作成済みの「Oracle環境情報」の設定内容を表示します。

省略

運用管理サーバに対して配付済の「Oracle環境情報」の設定内容を表示します。

【部門管理サーバ、業務サーバで実行する場合】

- 141 -

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コマンド形式

コマンド形式を以下に示します。

# /opt/FJSVmpor/bin/mporaenvdsp <ENTER>

実行に必要な権限/実行環境

・ 運用管理サーバ、部門サーバおよび業務サーバ上で実行します。

・ スーパーユーザ(root)で実行する必要があります。

注意

・ 設定内容は「Oracle環境情報定義ファイル」の形式で表示されます。

「Oracle環境情報定義ファイル」については、“Systemwalker for Oracle 導入ガイド”-“Oracle環境情報設定コマンドで設定する場

合”を参照してください。

・ 表示内容のコード系はASCIIです。

・ 以下の項目は空の状態で表示されます。

- ORA_PASS_WD (Oracleユーザパスワード)

- STB_PASS_WD (スタンバイ・データベース情報のOracleユーザパスワード)

B.1.9 [Windows] mporaenvdsp.exe(Oracle環境情報参照コマンド)

機能説明

OS種別がWindows系である運用管理サーバ上で作成済みの「Oracle環境情報」の設定内容を表示します。

また、監視対象サーバに配付済の「Oracle環境情報」の設定内容を表示します。

【運用管理サーバで実行する場合】

コマンド形式

コマンド形式を以下に示します。

mporaenvdsp.exe [ -h ホスト名 | -all ] <ENTER>

オプション

[第1パラメタ]

-h ホスト名

指定されたホストに対する「Oracle環境情報」の設定内容を表示します。

-all

すべてのホストに対する作成済みの「Oracle環境情報」の設定内容を表示します。

省略

運用管理サーバに対して配付済の「Oracle環境情報」の設定内容を表示します。

【部門管理サーバ、業務サーバで実行する場合】

- 142 -

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コマンド形式

コマンド形式を以下に示します。

mporaenvdsp.exe <ENTER>

実行に必要な権限/実行環境

・ 運用管理サーバ、部門サーバおよび業務サーバ上で実行します。

・ Administratorsグループに属するユーザで実行する必要があります。

・ Windows Server 2008で本コマンドを実行する場合、[管理者として実行]を選択して起動したコマンドプロンプト上で実行してくださ

い。

以下にコマンドプロンプトの起動例を示します。

例:

[スタート]-[すべてのプログラム]-[アクセサリ]-[コマンド プロンプト]を右クリックして表示されるメニューから、[管理者として実

行]を選択して起動します。

注意

・ 設定内容は「Oracle環境情報定義ファイル」の形式で表示されます。

「Oracle環境情報定義ファイル」については、“Systemwalker for Oracle 導入ガイド”-“Oracle環境情報設定コマンドで設定する場

合”を参照してください。

・ 以下の項目は空の状態で表示されます。

- ORA_PASS_WD (Oracleユーザパスワード)

- STB_PASS_WD (スタンバイ・データベース情報のOracleユーザパスワード)

B.1.10 [UNIX] mporcndset(Oracle状態監視設定コマンド)

機能説明

OS種別がUNIX系である運用管理サーバ上でOracle状態監視定義ファイルを作成して、コマンドで「Oracle状態監視」を定義します。

コマンド形式

コマンド形式を以下に示します。

#/opt/FJSVmpor/bin/mporcndset -a Oracle状態監視定義ファイル名 -h ホスト名 -sid ORACLE_SID <ENTER>

#/opt/FJSVmpor/bin/mporcndset -c Oracle状態監視定義ファイル名<ENTER>

#/opt/FJSVmpor/bin/mporcndset -d -h ホスト名 -sid ORACLE_SID <ENTER>

オプション

[第1パラメタ]

-a

Oracle状態監視の定義を設定します。

-c

Oracle状態監視定義ファイルの内容の確認を行います。

-d

Oracle状態監視の定義を削除します。

- 143 -

Page 151: Systemwalker for Oracle - Fujitsu Japansoftware.fujitsu.com/jp/manual/manualfiles/m110001/b1wd...まえがき 本書の目的 本書は、Systemwalker Centric ManagerおよびSystemwalker

[第2パラメタ]

Oracle状態監視定義ファイル名

Oracle状態監視の条件を定義するファイルを設定します。

ファイル名はフルパスで指定してください。

第1パラメタが、”-a”または”-c”の時のみ指定してください。

[第3パラメタ]

-h ホスト名

Oracle状態監視の定義を設定または削除するホスト名を設定します。

第1パラメタが、”-a”または”-d”の時のみ指定してください。

[第4パラメタ]

-sid ORACLE_SID

Oracle状態監視の定義を設定または削除するORACLE_SIDを設定します。

第1パラメタが、”-a”または”-d”の時のみ指定してください。

参照

Oracle状態監視定義ファイルについて

・ 「Oracle状態監視定義ファイル」については、“Systemwalker for Oracle 導入ガイド”-“Oracle状態監視設定コマンドで設定する場

合”を参照してください。

実行に必要な権限/実行環境

・ 運用管理サーバ上で実行します。

・ スーパーユーザ(root)で実行する必要があります。

注意

・ Oracle状態監視定義ファイルの作成後、Oracle状態監視設定コマンドのオプションに’-c’を指定してOracle状態監視定義ファイル

の確認を行ってください。

・ Oracle状態監視定義ファイルの確認後、Oracle状態監視設定コマンドのオプションに’-a’を指定してOracle状態監視定義ファイル

の設定を行ってください。

・ Oracle状態監視設定コマンドのオプションに’-a’を指定してOracle状態監視定義ファイルの設定を行った場合、以前に設定していた

Oracle状態監視ポリシーはOracle状態監視定義ファイルの内容で再設定(上書き)されます。

・ ホスト名およびORACLE_SIDは、あらかじめOracle環境情報で設定済である必要があります。

・ 本コマンドを実行中に、[Oracle環境情報設定]画面および[Oracle状態監視設定]画面での操作を行わないでください。

使用例

・ 使用例1Oracle状態監視の定義を設定する場合

#/opt/FJSVmpor/bin/mporcndset -a /test/cndfile -h casper -sid oraxx_ins<ENTER>

- 144 -

Page 152: Systemwalker for Oracle - Fujitsu Japansoftware.fujitsu.com/jp/manual/manualfiles/m110001/b1wd...まえがき 本書の目的 本書は、Systemwalker Centric ManagerおよびSystemwalker

・ 使用例2Oracle状態監視定義ファイルの内容を確認する場合

#/opt/FJSVmpor/bin/mporcndset -c /test/cndfile <ENTER>

・ 使用例3Oracle状態監視の定義を削除する場合

#/opt/FJSVmpor/bin/mporcndset -d -h casper -sid oraxx_ins<ENTER>

B.1.11 [Windows] mporcndset.exe(Oracle状態監視設定コマンド)

機能説明

OS種別がWindows系である運用管理サーバ上でOracle状態監視定義ファイルを作成して、コマンドで「Oracle状態監視」を定義しま

す。

コマンド形式

コマンド形式を以下に示します。

mporcndset.exe -a Oracle状態監視定義ファイル名 -h ホスト名 -sid ORACLE_SID <ENTER>

mporcndset.exe -c Oracle状態監視定義ファイル名<ENTER>

mporcndset.exe -d -h ホスト名 -sid ORACLE_SID <ENTER>

オプション

[第1パラメタ]

-a

Oracle状態監視の定義を設定します。

-c

Oracle状態監視定義ファイルの内容の確認を行います。

-d

Oracle状態監視の定義を削除します。

[第2パラメタ]

Oracle状態監視定義ファイル名

Oracle状態監視の条件を定義するファイルを設定します。

ファイル名はフルパスで指定してください。

第1パラメタが、”-a”または”-c”の時のみ指定してください。

[第3パラメタ]

-h ホスト名

Oracle状態監視の定義を設定または削除するホスト名を設定します。

第1パラメタが、”-a”または”-d”の時のみ指定してください。

[第4パラメタ]

-sid ORACLE_SID

Oracle状態監視の定義を設定または削除するOracle SIDを設定します。

第1パラメタが、”-a”または”-d”の時のみ指定してください。

- 145 -

Page 153: Systemwalker for Oracle - Fujitsu Japansoftware.fujitsu.com/jp/manual/manualfiles/m110001/b1wd...まえがき 本書の目的 本書は、Systemwalker Centric ManagerおよびSystemwalker

参照

Oracle状態監視定義ファイルについて

・ 「Oracle状態監視定義ファイル」については、“Systemwalker for Oracle 導入ガイド”-“Oracle状態監視設定コマンドで設定する場

合”を参照してください。

実行に必要な権限/実行環境

・ 運用管理サーバ上で実行します。

・ Administratorsグループに属するユーザで実行する必要があります。

・ Windows Server 2008で本コマンドを実行する場合、[管理者として実行]を選択して起動したコマンドプロンプト上で実行してくださ

い。

例:

[スタート]-[すべてのプログラム]-[アクセサリ]-[コマンド プロンプト]を右クリックして表示されるメニューから、[管理者として実

行]を選択して起動します。

注意

・ Oracle状態監視定義ファイルの作成後、Oracle状態監視設定コマンドのオプションに’-c’を指定してOracle状態監視定義ファイル

の確認を行ってください。

・ Oracle状態監視定義ファイルの確認後、Oracle状態監視設定コマンドのオプションに’-a’を指定してOracle状態監視定義ファイル

の設定を行ってください。

・ Oracle状態監視設定コマンドのオプションに’-a’を指定してOracle状態監視定義ファイルの設定を行った場合、以前に設定していた

Oracle状態監視ポリシーはOracle状態監視定義ファイルの内容で再設定(上書き)されます。

・ ホスト名およびORACLE_SIDは、あらかじめOracle環境情報で設定済である必要があります。

・ 本コマンドを実行中に、[Oracle環境情報設定]画面および[Oracle状態監視設定]画面での操作を行わないでください。

使用例

・ 使用例1Oracle状態監視の定義を設定する場合

mporcndset.exe -a C:\test\cndfile -h athene -sid oraxx_ins<ENTER>

・ 使用例2Oracle状態監視定義ファイルの内容を確認する場合

mporcndset.exe -c C:\test\cndfile<ENTER>

・ 使用例3Oracle状態監視の定義を削除する場合

mporcndset.exe -d -h athene -sid oraxx_ins<ENTER>

B.1.12 [UNIX] mporcnddsp(Oracle状態監視参照コマンド)

機能説明

OS種別がUNIX系である運用管理サーバで作成済の「Oracle状態監視」の設定内容を表示・出力します。

- 146 -

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また、監視対象サーバに配付済の「Oracle状態監視」の設定内容を表示・出力します。

【運用管理サーバで実行する場合】

コマンド形式

コマンド形式を以下に示します。

#/opt/FJSVmpor/bin/mporcnddsp -h ホスト名 {-sid ORACLE_SID | -dir ディレクトリ名 | -sid ORACLE_SID -dir ディレクトリ名}<ENTER>

#/opt/FJSVmpor/bin/mporcnddsp -all {-sid ORACLE_SID | -dir ディレクトリ名 | -sid ORACLE_SID -dir ディレクトリ名}<ENTER>

#/opt/FJSVmpor/bin/mporcnddsp {-sid ORACLE_SID | -dir ディレクトリ名 | -sid ORACLE_SID -dir ディレクトリ名}<ENTER>

オプション

[第1パラメタ]

-h ホスト名

表示または出力対象とするホスト名を設定します。

設定されたホストに対する作成済の「Oracle状態監視」の設定内容を表示または出力します。

-all

すべてのホストを対象とする場合に設定します。

すべてのホストに対する作成済の「Oracle状態監視」の設定内容を表示または出力します。

省略

運用管理サーバに対して配付済の「Oracle状態監視」の設定内容を表示または出力します。

[第2パラメタ]

-sid ORACLE_SID

表示または出力対象とするORACLE_SIDを設定します。

設定されたORACLE_SIDに対する作成済の「Oracle状態監視」の設定内容を表示または出力します。

省略

すべてのORACLE_SIDに対する配付済の「Oracle状態監視」の設定内容を表示または出力します。

-dirオプションを指定した場合のみ省略可能です。

[第3パラメタ]

-dir ディレクトリ名

「Oracle状態監視」の設定内容を出力するディレクトリをフルパスで設定します。

ディレクトリ配下には以下のファイル名で出力されます。

・ ホスト名_ ORACLE_SID.txt

省略

「Oracle状態監視」の設定内容が表示されます。

-sidオプションを指定した場合のみ省略可能です。

【部門管理サーバ、業務サーバで実行する場合】

コマンド形式

コマンド形式を以下に示します。

#/opt/FJSVmpor/bin/mporcnddsp {-sid ORACLE_SID | -dir ディレクトリ名 | -sid ORACLE_SID -dir ディレクトリ名}<ENTER>

- 147 -

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オプション

[第1パラメタ]

-sid ORACLE_SID

表示または出力対象とするORACLE_SIDを設定します。

設定されたORACLE_SIDに対する作成済の「Oracle状態監視」の設定内容を表示または出力します。

省略

すべてのORACLE_SIDに対する配付済の「Oracle状態監視」の設定内容を表示または出力します。

-dirオプションを指定した場合のみ省略可能です。

[第2パラメタ]

-dir ディレクトリ名

「Oracle状態監視」の設定内容を出力するディレクトリをフルパスで設定します。

ディレクトリ配下には以下のファイル名で出力されます。

・ ホスト名_ORACLE_SID.txt

省略

「Oracle状態監視」の設定内容が表示されます。

-sidオプションを指定した場合のみ省略可能です。

実行に必要な権限/実行環境

・ 運用管理サーバ、部門サーバおよび業務サーバ上で実行します。

・ スーパーユーザ(root)で実行する必要があります。

注意

・ 設定内容は「Oracle状態監視定義ファイル」の形式で表示されます。

「Oracle状態監視定義ファイル」については、“Systemwalker for Oracle 導入ガイド”-“Oracle状態監視設定コマンドで設定する場

合”を参照してください。

使用例

・ 使用例1運用管理サーバで実行する場合

#/opt/FJSVmpor/bin/mporcnddsp -h casper -sid oraxx_ins<ENTER>

・ 使用例2部門管理サーバ、業務サーバで実行する場合

#/opt/FJSVmpor/bin/mporcnddsp -sid oraxx_ins<ENTER>

B.1.13 [Windows] mporcnddsp.exe(Oracle状態監視参照コマンド)

機能説明

OS種別がWindows系である運用管理サーバで作成済の「Oracle状態監視」の設定内容を表示・出力します。

- 148 -

Page 156: Systemwalker for Oracle - Fujitsu Japansoftware.fujitsu.com/jp/manual/manualfiles/m110001/b1wd...まえがき 本書の目的 本書は、Systemwalker Centric ManagerおよびSystemwalker

また、監視対象サーバに配付済の「Oracle状態監視」の設定内容を表示・出力します。

【運用管理サーバで実行する場合】

コマンド形式

コマンド形式を以下に示します。

mporcnddsp.exe -h ホスト名 {-sid ORACLE_SID | -dir ディレクトリ名 | -sid ORACLE_SID -dir ディレクトリ名} <ENTER>

mporcnddsp.exe -all {-sid ORACLE_SID | -dir ディレクトリ名 | -sid ORACLE_SID -dir ディレクトリ名}<ENTER>

mporcnddsp.exe {-sid ORACLE_SID | -dir ディレクトリ名 | -sid ORACLE_SID -dir ディレクトリ名}<ENTER>

オプション

[第1パラメタ]

-h ホスト名

表示または出力対象とするホスト名を設定します。

設定されたホストに対する作成済の「Oracle状態監視」の設定内容を表示または出力します。

-all

すべてのホストを対象とする場合に設定します。

すべてのホストに対する作成済の「Oracle状態監視」の設定内容を表示または出力します。

省略

運用管理サーバに対して配付済の「Oracle状態監視」の設定内容を表示または出力します。

[第2パラメタ]

-sid ORACLE_SID

表示または出力対象とするORACLE_SIDを設定します。

設定されたORACLE_SIDに対する作成済の「Oracle状態監視」の設定内容を表示または出力します。

省略

すべてのORACLE_SIDに対する配付済の「Oracle状態監視」の設定内容を表示または出力します。

-dirオプションを指定した場合のみ省略可能です。

[第3パラメタ]

-dir ディレクトリ名

「Oracle状態監視」の設定内容を出力するディレクトリをフルパスで設定します。

ディレクトリ配下には以下のファイル名で出力されます。

・ ホスト名_ ORACLE_SID.txt

省略

「Oracle状態監視」の設定内容が表示されます。

-sidオプションを指定した場合のみ省略可能です。

【部門管理サーバ、業務サーバで実行する場合】

コマンド形式

コマンド形式を以下に示します。

mporcnddsp.exe {-sid ORACLE_SID | -dir ディレクトリ名 | -sid ORACLE_SID -dir ディレクトリ名}<ENTER>

- 149 -

Page 157: Systemwalker for Oracle - Fujitsu Japansoftware.fujitsu.com/jp/manual/manualfiles/m110001/b1wd...まえがき 本書の目的 本書は、Systemwalker Centric ManagerおよびSystemwalker

オプション

[第1パラメタ]

-sid ORACLE_SID

表示または出力対象とするORACLE_SIDを設定します。

設定されたORACLE_SIDに対する作成済の「Oracle状態監視」の設定内容を表示または出力します。

省略

すべてのORACLE_SIDに対する配付済の「Oracle状態監視」の設定内容を表示または出力します。

-dirオプションを指定した場合のみ省略可能です。

[第2パラメタ]

-dir ディレクトリ名

「Oracle状態監視」の設定内容を出力するディレクトリをフルパスで設定します。

ディレクトリ配下には以下のファイル名で出力されます。

・ ホスト名_ ORACLE_SID.txt

省略

「Oracle状態監視」の設定内容が表示されます。

-sidオプションを指定した場合のみ省略可能です。

実行に必要な権限/実行環境

・ 運用管理サーバ、部門サーバおよび業務サーバ上で実行します。

・ Administratorsグループに属するユーザで実行する必要があります。

・ Windows Server 2008で本コマンドを実行する場合、[管理者として実行]を選択して起動したコマンドプロンプト上で実行してくださ

い。

以下にコマンドプロンプトの起動例を示します。

例:

[スタート]-[すべてのプログラム]-[アクセサリ]-[コマンド プロンプト]を右クリックして表示されるメニューから、[管理者として実

行]を選択して起動します。

注意

・ 設定内容は「Oracle状態監視定義ファイル」の形式で表示されます。

「Oracle状態監視定義ファイル」については、“Systemwalker for Oracle 導入ガイド”-“Oracle状態監視設定コマンドで設定する場

合”を参照してください。

使用例

・ 使用例1運用管理サーバで実行する場合

mporcnddsp.exe -h athene -sid oraxx_ins<ENTER>

・ 使用例2部門管理サーバ、業務サーバで実行する場合

mporcnddsp.exe -sid oraxx_ins<ENTER>

- 150 -

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B.1.14 [UNIX] mporsetobj(オブジェクト指定コマンド)

機能説明

オブジェクト指定監視(Oracle状態監視機能の拡張機能)を使用する場合、作成したオブジェクト定義ファイルから情報を定義します。

コマンド形式

コマンド形式を以下に示します。

# /opt/FJSVmpor/bin/mporsetobj { -s | -d | -v } -sid ORACLE_SID -item ITEM_NAME [ -file FILE_NAME ] <ENTER>

オプション

[第1パラメタ]

-s

オブジェクト指定を行う時に指定します。

-d

オブジェクト指定を解除する時に指定します。

-v

オブジェクト指定の内容を表示します。

[第2パラメタ]

-sid ORACLE_SID

監視対象となるOracleのORACLE_SIDを指定します。

[第3パラメタ]

-item ITEM_NAME

対象となる監視項目を指定します。複数指定はできません。

ITEM_NAME

対象となる以下の監視項目のいずれかを指定します。

- 性能の監視

SGAFREEMEM SGA内のメモリ空き状況

DISKREAD ディスクREAD数

DISKWRITE ディスクWRITE数

LATCHMIS ラッチ獲得ミス率

TMREPQUE 応答キュー平均待機時間

DISPPSRATE ディスパッチャプロセスの使用率

- セッションの監視

CONUSR 接続ユーザ数

TMSESCON セッション接続時間

TMSESIDL セッションアイドル時間

- 領域の監視

USRFREESPACE ユーザ表領域の空き領域

TMPFREESPACE 一時表領域の空き領域

- 151 -

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LTMPFREESP ローカル管理の一時表領域の空き領域

TMPUSABLESPACE 一時表領域の使用可能領域

UNDOFREESP UNDO表領域の空き領域

RBSEXTREMロールバックセグメントのエクステント監視

(割り当て可能な残りエクステント数)

RBSEXTALLOCロールバックセグメントのエクステント監視

(エクステント割り当てが可能かの監視)

USREXTREMユーザオブジェクトのエクステント監視

(割り当て可能な残りエクステント数)

USREXTALLOCユーザオブジェクトのエクステント監視

(エクステント割り当てが可能かの監視)

MGREXTREM管理者オブジェクトのエクステント監視

(割り当て可能な残りエクステント数)

MSREXTALLOC管理者オブジェクトのエクステント監視

(エクステント割り当てが可能かの監視)

ARCFREESP アーカイブ先の空き領域

- 状態の監視

STRBS ロールバックセグメントの状態

STDATAFL データファイルの状態

STDATAFLHD データファイル・ヘッダーの状態

STTMPFL テンポラリファイルの状態

STREDOLOG REDOログファイルの状態

STTRIGR トリガーの状態

STTBLSP 表領域の状態

STOBJ オブジェクトの状態

STIDX インデックスの状態

STTBLCONST 表の制約定義

[第4パラメタ]

-file FILE_NAME

オブジェクト定義ファイル名をフルパスで設定します。

(第1パラメタ:「-s」指定時のみ指定可能)

FILE_NAME

オブジェクト定義ファイル名をフルパスで指定します。

参照

オブジェクト定義ファイルについて

・ 「オブジェクト定義ファイル」については、“Systemwalker for Oracle 導入ガイド”-“オブジェクト定義ファイルの作成”を参照してく

ださい。

実行に必要な権限/実行環境

・ 監視対象となるサーバ上で実行します。

(運用管理サーバにインストールされているOracleを監視する場合は、運用管理サーバ上で実行します。)

- 152 -

Page 160: Systemwalker for Oracle - Fujitsu Japansoftware.fujitsu.com/jp/manual/manualfiles/m110001/b1wd...まえがき 本書の目的 本書は、Systemwalker Centric ManagerおよびSystemwalker

・ スーパーユーザ(root)で実行する必要があります。

B.1.15 [Windows] mporsetobj.exe(オブジェクト指定コマンド)

機能説明

オブジェクト指定監視(Oracle状態監視機能の拡張機能)を使用する場合、作成したオブジェクト定義ファイルから情報を定義します。

コマンド形式

コマンド形式を以下に示します。

mporsetobj.exe { -s | -d | -v } -sid ORACLE_SID -item ITEM_NAME [ -file FILE_NAME ] <ENTER>

オプション

[第1パラメタ]

-s

オブジェクト指定を行う時に指定する。

-d

オブジェクト指定を解除する時に指定する。

-v

オブジェクト指定の内容を表示する。

[第2パラメタ]

-sid ORACLE_SID

対象となるOracleのORACLE_SIDを指定します。

[第3パラメタ]

-item ITEM_NAME

対象となる監視項目を指定します。

ITEM_NAME

対象となる以下の監視項目のいずれかを指定する。

- 性能の監視

SGAFREEMEM SGA内のメモリ空き状況

DISKREAD ディスクREAD数

DISKWRITE ディスクWRITE数

LATCHMIS ラッチ獲得ミス率

TMREPQUE 応答キュー平均待機時間

DISPPSRATE ディスパッチャプロセスの使用率

- セッションの監視

CONUSR 接続ユーザ数

TMSESCON セッション接続時間

TMSESIDL セッションアイドル時間

- 領域の監視

USRFREESPACE ユーザ表領域の空き領域

- 153 -

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TMPFREESPACE 一時表領域の空き領域

LTMPFREESP ローカル管理の一時表領域の空き領域

TMPUSABLESPACE 一時表領域の使用可能領域

UNDOFREESP UNDO表領域の空き領域

RBSEXTREMロールバックセグメントのエクステント監視

(割り当て可能な残りエクステント数)

RBSEXTALLOCロールバックセグメントのエクステント監視

(エクステント割り当てが可能かの監視)

USREXTREMユーザオブジェクトのエクステント監視

(割り当て可能な残りエクステント数)

USREXTALLOCユーザオブジェクトのエクステント監視

(エクステント割り当てが可能かの監視)

MGREXTREM管理者オブジェクトのエクステント監視

(割り当て可能な残りエクステント数)

MSREXTALLOC管理者オブジェクトのエクステント監視

(エクステント割り当てが可能かの監視)

ARCFREESP アーカイブ先の空き領域

- 状態の監視

STRBS ロールバックセグメントの状態

STDATAFL データファイルの状態

STDATAFLHD データファイル・ヘッダーの状態

STTMPFL テンポラリファイルの状態

STREDOLOG REDOログファイルの状態

STTRIGR トリガーの状態

STTBLSP 表領域の状態

STOBJ オブジェクトの状態

STIDX インデックスの状態

STTBLCONST 表の制約定義

[第4パラメタ]

-file FILE_NAME

オブジェクト定義ファイル名をフルパスで設定します。

(第1パラメタ:「-s」指定時のみ指定可能)

FILE_NAME

オブジェクト定義ファイル名をフルパスで指定します。

参照

オブジェクト定義ファイルについて

・ 「オブジェクト定義ファイル」については、“Systemwalker for Oracle 導入ガイド”-“オブジェクト定義ファイルの作成”を参照してく

ださい。

- 154 -

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実行に必要な権限/実行環境

・ 監視対象となるサーバ上で実行します。

(運用管理サーバにインストールされているOracleを監視する場合は、運用管理サーバ上で実行します。)

・ Administratorsグループに属するユーザで実行する必要があります。

・ Windows Server 2008で本コマンドを実行する場合、[管理者として実行]を選択して起動したコマンドプロンプト上で実行してくださ

い。

以下にコマンドプロンプトの起動例を示します。

例:

[スタート]-[すべてのプログラム]-[アクセサリ]-[コマンド プロンプト]を右クリックして表示されるメニューから、[管理者として実

行]を選択して起動します。

B.1.16 [Windows] mporcontreg.exe(メッセージ情報ファイルアクセスコマンド)

機能説明

登録されたメッセージ情報ファイルへのアクセスを可能とし、Systemwalker for Oracleでメッセージ詳細表示機能を使用可能とします。

コマンド形式

コマンド形式を以下に示します。

mporcontreg.exe { -s MSGDIR\message | -d | -v } <ENTER>

オプション

-s MSGDIR\message

メッセージ情報ファイルへのアクセスを可能とします。

MSGDIR

メッセージ情報格納先フォルダを指定します。

-d

メッセージ情報ファイルへのアクセスを解除します。

-v

現在のメッセージ情報ファイルへのアクセス可否を表示します。

実行に必要な権限/実行環境

・ 運用管理サーバ上で実行します。

・ Administratorsグループに属するユーザで実行する必要があります。

・ Windows Server 2008で本コマンドを実行する場合、[管理者として実行]を選択して起動したコマンドプロンプト上で実行してくださ

い。

以下にコマンドプロンプトの起動例を示します。

例:

[スタート]-[すべてのプログラム]-[アクセサリ]-[コマンド プロンプト]を右クリックして表示されるメニューから、[管理者として実

行]を選択して起動します。

B.1.17 [Solaris] mporpolconv(ポリシーの移行コマンド)

機能説明

SystemWalker for Oracle 5.xのOracle環境情報およびOracle状態監視の条件をバックアップし、それらをリストアした場合、Systemwalkerfor Oracle V13.4.0で使用するために情報を移行します。

- 155 -

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コマンド形式

コマンド形式を以下に示します。

# /opt/FJSVmpor/bin/mporpolconv 監視対象となるサーバ名 <ENTER>

オプション

[第1パラメタ]

監視対象となるサーバ名

監視対象のサーバ名を指定します。運用管理サーバにインストールされているOracleを監視する場合は運用管理サーバ名を指定

してください。

実行に必要な権限/実行環境

・ 運用管理サーバ上で実行します。

・ スーパーユーザ(root)で実行する必要があります。

注意

・ 運用管理サーバがクラスタ構成である場合、運用系のサーバで実行してください。

・ 監視対象のサーバに導入されているSystemwalker for Oracleが10.0(Solaris版)以降およびV10.0L10(Windows版)以降のものす

べてに対して実行する必要があります。

B.1.18 [Windows] mporpolconv.exe(ポリシーの移行コマンド)

機能説明

SystemWalker for Oracle V5.0のOracle環境情報およびOracle状態監視の条件をバックアップし、それらをリストアした場合、Systemwalkerfor Oracle V13.4.0で使用するために情報を移行します。

コマンド形式

コマンド形式を以下に示します。

mporpolconv.exe 監視対象となるサーバ名 <ENTER>

オプション

[第1パラメタ]

監視対象となるサーバ名

監視対象のサーバ名を指定します。運用管理サーバにインストールされているOracleを監視する場合は運用管理サーバ名を指定

してください。

実行に必要な権限/実行環境

・ 運用管理サーバ上で実行します。

・ Administratorsグループに属するユーザで実行する必要があります。

・ Windows Server 2008で本コマンドを実行する場合、[管理者として実行]を選択して起動したコマンドプロンプト上で実行してくださ

い。

以下にコマンドプロンプトの起動例を示します。

例:

[スタート]-[すべてのプログラム]-[アクセサリ]-[コマンド プロンプト]を右クリックして表示されるメニューから、[管理者として実

行]を選択して起動します。

- 156 -

Page 164: Systemwalker for Oracle - Fujitsu Japansoftware.fujitsu.com/jp/manual/manualfiles/m110001/b1wd...まえがき 本書の目的 本書は、Systemwalker Centric ManagerおよびSystemwalker

注意

・ 運用管理サーバがクラスタ構成である場合、運用系のサーバで実行してください。

・ 監視対象のサーバに導入されているSystemwalker for Oracleが10.0(Solaris版)以降およびV10.0L10(Windows版)以降のものす

べてに対して実行する必要があります。

B.1.19 [Windows] mporiisset.exe(仮想ディレクトリ設定コマンド)

機能説明

運用管理サーバ上で、Systemwalker for Oracle用の仮想ディレクトリの設定を行います。

コマンド形式

コマンド形式を以下に示します。

mporiisset.exe { -s | -d } [ -restart ] [ -n Webサイト名 ] <ENTER>

オプション

[第1パラメタ]

-s

Systemwalker for Oracle用の仮想ディレクトリを作成します。

-d

Systemwalker for Oracle用の仮想ディレクトリを削除します。

[第2パラメタ]

-restart

「World Wide Web Publishing Service」が起動している場合、「World Wide Web Publishing Service」を再起動します。

[第3パラメタ]

-n Webサイト名

OS種別がWindows Server 2008(IISのバージョンが7.0) の場合で、Webサイト名を変更している場合に指定します。

実行に必要な権限/実行環境

・ 運用管理サーバ上で実行します。

・ Administratorsグループに属するユーザで実行する必要があります。

・ Windows Server 2008で本コマンドを実行する場合、[管理者として実行]を選択して起動したコマンドプロンプト上で実行してくださ

い。

以下にコマンドプロンプトの起動例を示します。

例:

[スタート]-[すべてのプログラム]-[アクセサリ]-[コマンド プロンプト]を右クリックして表示されるメニューから、[管理者として実

行]を選択して起動します。

注意

・ 「-restart」パラメタを指定すると、Webサーバが停止および一時停止している場合も起動されます。

B.1.20 [Windows] mporiisext.bat(Webサービス拡張設定コマンド)

- 157 -

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機能説明

IIS6.0の場合、運用管理サーバ上で、Systemwalker for Oracle用のWebサービス拡張の設定または解除を行います。

コマンド形式

コマンド形式を以下に示します。

mporiisext.bat { -s | -d } <ENTER>

オプション

-s

Webサービス拡張の設定を行います。

-d

Webサービス拡張の解除を行います。

実行に必要な権限/実行環境

・ IIS6.0 の運用管理サーバ上で実行します。

・ Administratorsグループに属するユーザで実行する必要があります。

B.1.21 [Windows] mporiis7ext.bat(WebサーバCGI拡張設定コマンド)

機能説明

IIS7.0の場合、運用管理サーバ上で、Systemwalker for Oracle用のWebサーバCGI拡張の設定または解除を行います。

コマンド形式

コマンド形式を以下に示します。

mporiis7ext.bat { -s | -d } <ENTER>

オプション

-s

Webサーバ上のCGI拡張の設定を行います。

-d

Webサーバ上のCGI拡張の解除を行います。

実行に必要な権限/実行環境

・ IIS7.0の運用管理サーバ上で実行します。

・ Administratorsグループに属するユーザで実行する必要があります。

・ 本コマンドを実行する場合、[管理者として実行]を選択して起動したコマンドプロンプト上で実行してください。

以下にコマンドプロンプトの起動例を示します。

例:

[スタート]-[すべてのプログラム]-[アクセサリ]-[コマンド プロンプト]を右クリックして表示されるメニューから、[管理者として実

行]を選択して起動します。

B.1.22 [UNIX] mporsetusr (Oracleアクセスユーザ設定コマンド)

- 158 -

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機能説明

Systemwalker for Oracleが使用するOracleへのアクセスユーザを設定します。

コマンド形式

コマンド形式を以下に示します。

# /opt/FJSVmpor/bin/mporsetusr { -c Oracleアクセスユーザ定義ファイル | -s Oracleアクセスユーザ定義ファイル | -v | -d } <ENTER>

オプション

[第1パラメタ]

-c

Oracleアクセスユーザ定義ファイルに設定されている内容の確認を行います。

-s

Oracleアクセスユーザ定義ファイルに設定されている情報でSystemwalker for Oracleが使用するOracleアクセスユーザを設定しま

す。

-v

設定されているSystemwalker for Oracleが使用するOracleアクセスユーザを表示します。

表示形式は以下のとおりです。

ORACLE_SID,OSUSER_NAME,OSUSER_GROUP

-d

設定されているSystemwalker for Oracleが使用するOracleアクセスユーザの情報を削除します。

[第2パラメタ](第1パラメタ:「-c」または「-s」指定時のみ指定可能)

Oracleアクセスユーザ定義ファイル

Systemwalker for Oracleが使用するOracleアクセスユーザを指定するファイルです。

参照

Oracleアクセスユーザ定義ファイルについて

・ ファイル名はフルパスで指定してください。

・ 「Oracleアクセスユーザ定義ファイル」については、“Systemwalker for Oracle 導入ガイド”-“導入時のリファレンス”-“Oracleアク

セスユーザの設定について”を参照してください。

実行に必要な権限/実行環境

・ 監視対象となるサーバ上で実行します。

(運用管理サーバにインストールされているOracleを監視する場合は、運用管理サーバ上で実行します。)

・ スーパーユーザ(root)で実行する必要があります。

B.1.23 [UNIX] mporaenvchk (Oracle接続確認コマンド)

機能説明

指定されたORACLE_SIDに対するOracle環境情報の設定内容で、Oracleへの接続確認を行います。

コマンド形式

コマンド形式を以下に示します。

- 159 -

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# /opt/FJSVmpor/bin/mporaenvchk -sid ORACLE_SID <ENTER>

オプション

[第1パラメタ]

-sid ORACLE_SID

指定されたORACLE_SID に対するOracle環境情報の設定内容で、Oracleへの接続確認を行います。

実行に必要な権限/実行環境

・ 監視対象となるサーバ上で実行します。

(運用管理サーバにインストールされているOracleを監視する場合は、運用管理サーバ上で実行します。)

・ スーパーユーザ(root)で実行する必要があります。

注意

・ Oracle環境情報の設定およびポリシー配付が完了している必要があります。

B.1.24 [Windows] mporaenvchk.bat (Oracle接続確認コマンド)

機能説明

指定されたORACLE_SIDに対するOracle環境情報の設定内容で、Oracleへの接続確認を行います。

コマンド形式

コマンド形式を以下に示します。

mporaenvchk.bat -sid ORACLE_SID <ENTER>

オプション

[第1パラメタ]

-sid ORACLE_SID

指定されたORACLE_SID に対するOracle環境情報の設定内容で、Oracleへの接続確認を行います。

実行に必要な権限/実行環境

・ 監視対象となるサーバ上で実行します。

(運用管理サーバにインストールされているOracleを監視する場合は、運用管理サーバ上で実行します。)

・ Administratorsグループに属するユーザで実行する必要があります。

・ Windows Server 2008で本コマンドを実行する場合、[管理者として実行]を選択して起動したコマンドプロンプト上で実行してくださ

い。

以下にコマンドプロンプトの起動例を示します。

例:

[スタート]-[すべてのプログラム]-[アクセサリ]-[コマンド プロンプト]を右クリックして表示されるメニューから、[管理者として実

行]を選択して起動します。

注意

・ Oracle環境情報の設定およびポリシー配付が完了している必要があります。

- 160 -

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B.1.25 [Windows] mporchgport.exe (ポート番号変更コマンド)

機能説明

OS種別がWindows系であるサーバ上で、Systemwalker for Oracleが使用するポート番号を変更します。また、Systemwalker for Oracleが現在使用しているポート番号を表示します。

コマンド形式

コマンド形式を以下に示します。

mporchgport.exe {-s ポート番号 | -v} <ENTER>

オプション

[第1パラメタ]

-s ポート番号

Systemwalker for Oracleが使用するポート番号を指定したポート番号に変更します。

指定可能なポート番号の範囲は1024~65535です。

-v

Systemwalker for Oracleが使用している現在のポート番号を表示します。

実行に必要な権限/実行環境

・ 運用管理サーバ上、部門管理サーバ上、および、業務サーバ上で実行します。

・ Administratorsグループに属するユーザで実行する必要があります。

・ Windows Server 2008で本コマンドを実行する場合、[管理者として実行]を選択して起動したコマンドプロンプト上で実行してくださ

い。

以下にコマンドプロンプトの起動例を示します。

例:

[スタート]-[すべてのプログラム]-[アクセサリ]-[コマンド プロンプト]を右クリックして表示されるメニューから、[管理者として実

行]を選択して起動します。

注意

・ Systemwalker for Oracleが使用するポート番号は運用管理サーバ、部門管理サーバおよび業務サーバにおいて、同じでなけれ

ばなりません。

・ Systemwalker for Oracleが使用するポート番号には、他のアプリケーションなどが使用しているポート番号と重複しないようシステ

ムで使用されていない空きポート番号を割り当ててください。

使用例

・ 使用例1ポート番号を5000に変更する場合

mporchgport.exe -s 5000 <ENTER>

・ 使用例2ポート番号を表示する場合

mporchgport.exe -v <ENTER>

- 161 -

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B.2 運用時に使用するコマンド

Systemwalker for Oracleを運用中に使用するコマンドについて説明します。

B.2.1 [UNIX] デーモンの起動コマンド

機能説明

各デーモンを起動します。

コマンド形式

コマンド形式を以下に示します。

# /opt/FJSVmpor/bin/startcommon <ENTER> 通信デーモンを起動します。

# /opt/FJSVmpor/bin/startlogmon <ENTER> アラートログ監視デーモンを起動します。

# /opt/FJSVmpor/bin/starttrcmon <ENTER> トレース監視デーモンを起動します。

# /opt/FJSVmpor/bin/startpsmon <ENTER> プロセス監視デーモンを起動します。

# /opt/FJSVmpor/bin/startstmon <ENTER> Oracle状態監視デーモンを起動します。

オプション

なし

実行に必要な権限/実行環境

・ 監視対象となるサーバ上で実行します。

(運用管理サーバにインストールされているOracleを監視する場合は、運用管理サーバ上で実行します。)

・ スーパーユーザ(root)で実行する必要があります。

B.2.2 [UNIX] デーモンの停止コマンド

機能説明

動作中の各デーモンを停止します。

コマンド形式

コマンド形式を以下に示します。

# /opt/FJSVmpor/bin/stopcommon <ENTER> 通信デーモンを停止します。

# /opt/FJSVmpor/bin/stoplogmon <ENTER> アラートログ監視デーモンを停止します。

# /opt/FJSVmpor/bin/stoptrcmon <ENTER> トレース監視デーモンを停止します。

# /opt/FJSVmpor/bin/stoppsmon <ENTER> プロセス監視デーモンを停止します。

# /opt/FJSVmpor/bin/stopstmon <ENTER> Oracle状態監視デーモンを停止します。

オプション

なし

実行に必要な権限/実行環境

・ 監視対象となるサーバ上で実行します。

(運用管理サーバにインストールされているOracleを監視する場合は、運用管理サーバ上で実行します。)

・ スーパーユーザ(root)で実行する必要があります。

- 162 -

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B.2.3 [UNIX] デーモンの再起動コマンド

機能説明

動作中の各デーモンを再起動します。

コマンド形式

コマンド形式を以下に示します。

# /opt/FJSVmpor/bin/restartcommon <ENTER> 通信デーモンを再起動します。

# /opt/FJSVmpor/bin/restartlogmon <ENTER> アラートログ監視デーモンを再起動します。

# /opt/FJSVmpor/bin/restarttrcmon <ENTER> トレースファイル監視デーモンを再起動します。

# /opt/FJSVmpor/bin/restartpsmon <ENTER> プロセス監視デーモンを再起動します。

# /opt/FJSVmpor/bin/restartstmon <ENTER> Oracle状態監視デーモンを再起動します。

オプション

なし

実行に必要な権限/実行環境

・ 監視対象となるサーバ上で実行します。

(運用管理サーバにインストールされているOracleを監視する場合は、運用管理サーバ上で実行します。)

・ スーパーユーザ(root)で実行する必要があります。

注意

・ 以下の操作を連続して行う場合、各操作の間隔を30秒以上あけてください。

- ポリシーの配付

- 当コマンドの実行

- 監視デーモンの操作コマンド(mpordmnctrl)による監視の一時停止および再開

B.2.4 [Windows] 監視サービスの再起動コマンド

機能説明

動作中の監視サービスを再起動します。

コマンド形式

コマンド形式を以下に示します。

restartcommsrv.exe <ENTER>Systemwalker for Oracleの通信サービス(Systemwalker for OracleCommunicator)を再起動します。

restartmonsrv.exe <ENTER>Systemwalker for Oracleの監視サービス(Systemwalker for Oracle Monitor)を再

起動します。

オプション

なし

- 163 -

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実行に必要な権限/実行環境

・ 監視対象となるサーバ上で実行します。

(運用管理サーバにインストールされているOracleを監視する場合は、運用管理サーバ上で実行します。)

・ Administratorsグループに属するユーザで実行する必要があります。

・ Windows Server 2008で本コマンドを実行する場合、[管理者として実行]を選択して起動したコマンドプロンプト上で実行してくださ

い。

以下にコマンドプロンプトの起動例を示します。

例:

[スタート]-[すべてのプログラム]-[アクセサリ]-[コマンド プロンプト]を右クリックして表示されるメニューから、[管理者として実

行]を選択して起動します。

注意

・ 以下の操作を連続して行う場合、各操作の間隔を30秒以上あけてください。

- ポリシーの配付

- 当コマンドの実行

- 拡張監視機能の条件適用コマンドの実行

- 監視プロセスの操作コマンドによる監視の一時停止および再開

B.2.5 [Windows] 拡張監視機能の条件適用コマンド

機能説明

各監視機能の拡張機能を使用する場合、条件を適用します。

コマンド形式

コマンド形式を以下に示します。

reloadlogmon.exe <ENTER> キーワード指定監視の条件適用を行います。

reloadstmon.exe <ENTER> オブジェクト指定監視の条件適用を行います。

オプション

なし

実行に必要な権限/実行環境

・ 監視対象となるサーバ上で実行します。

(運用管理サーバにインストールされているOracleを監視する場合は、運用管理サーバ上で実行します。)

・ Administratorsグループに属するユーザで実行する必要があります。

・ Windows Server 2008で本コマンドを実行する場合、[管理者として実行]を選択して起動したコマンドプロンプト上で実行してくださ

い。

以下にコマンドプロンプトの起動例を示します。

例:

[スタート]-[すべてのプログラム]-[アクセサリ]-[コマンド プロンプト]を右クリックして表示されるメニューから、[管理者として実

行]を選択して起動します。

- 164 -

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注意

・ Systemwalker for Oracleの監視サービス(Systemwalker for Oracle Monitor)が停止している場合は、以下のメッセージが出力され

ます。

通知メッセージ

Systemwalker for Oracle Monitor is not running.Failed to reload the monitoring conditions for Monitor.

パラメタの意味

Monitor : 監視する機能の種類

この場合、監視サービスを開始することで、監視プロセスが起動され、条件適用されます。

[コントロールパネル] -[管理ツール]-[サービス]からSystemwalker for Oracleの監視サービス(Systemwalker for Oracle Monitor)を開始してください。

・ 以下の操作を連続して行う場合、各操作の間隔を30秒以上あけてください。

- ポリシーの配付

- 監視サービスの再起動コマンドの実行

- 当コマンドの実行

- 監視プロセスの操作コマンドによる監視の一時停止および再開

B.2.6 [UNIX] mpordmnctrl(デーモンの操作コマンド)

機能説明

各デーモンに対して、以下の操作を行います。

・ 一時停止

・ 再開

・ 状態確認

コマンド形式

コマンド形式を以下に示します。

# /opt/FJSVmpor/bin/mpordmnctrl { -active | -inactive | -view } [ all | alert | process | trace | status ] [ -sid ORACLE_SID ] <ENTER>

オプション

[第1パラメタ]

-active

デーモンの再開を行います。

-inactive

デーモンの一時停止を行います。

-view

デーモンの状態確認(表示)を行います。

[第2パラメタ]

all

すべての監視デーモンを対象とします。

- 165 -

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alert

アラートログの監視デーモンを対象とします。

status

Oracle状態の監視デーモンを対象とします。

process

プロセスの監視デーモンを対象とします。

trace

トレースファイルの監視デーモンを対象とします。

[第3パラメタ]

-sid ORACLE_SID

指定されたORACLE_SIDを環境情報として、Oracleを監視しているデーモンを対象とします。

実行に必要な権限/実行環境

・ 監視対象となるサーバ上で実行します。

(運用管理サーバにインストールされているOracleを監視する場合は、運用管理サーバ上で実行します。)

・ スーパーユーザ(root)で実行する必要があります。

注意

・ 第1パラメタ設定時の注意事項

- 「-view」が指定された場合は、それ以降のパラメタは無視されます。

・ 第2パラメタ設定時の注意事項

- all/alert/status/process/traceは組み合わせて指定することはできません。

- 省略した場合は、すべての監視デーモンを対象とします。

・ 第3パラメタ設定時の注意事項

- ORACLE_SIDは、all/alert/status/process/traceと組み合わせて指定することが可能です。

- 省略した場合は、すべてのORACLE_SIDを対象とします。

・ デーモンの状態確認(表示)では、表示対象とするOracle(ORACLE_SID)を指定することはできません。

・ デーモンの状態確認(表示)では、起動していないデーモンは表示されません。

・ 以下の操作を連続して行う場合、各操作の間隔を30秒以上あけてください。

- ポリシーの配付

- デーモンの再起動コマンドの実行

- 当コマンドによる監視の一時停止および再開

B.2.7 [Windows] mpordmnctrl.exe(監視プロセスの操作コマンド)

機能説明

監視サービスの各監視機能(プロセス)に対して以下の操作を行います。

・ 一時停止

・ 再開

・ 状態確認

- 166 -

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コマンド形式

コマンド形式を以下に示します。

mpordmnctrl.exe { -active | -inactive | -view } [ all | alert | trace | status ] [ -sid ORACLE_SID ] <ENTER>

オプション

[第1パラメタ]

-active

監視プロセスを再開します。

-inactive

監視プロセスを一時的に停止します。

-view

監視プロセスの状態確認(表示)を行います。

[第2パラメタ]

all

すべての監視プロセスを対象とします。

alert

アラートログの監視プロセスを対象とします。

trace

トレースファイルの監視プロセスを対象とします。

status

Oracle状態の監視プロセスを対象とします。

[第3パラメタ]

-sid ORACLE_SID

指定されたORACLE_SIDを環境情報として、Oracleを監視しているプロセスを対象とします。

実行に必要な権限/実行環境

・ 監視対象となるサーバ上で実行します。

(運用管理サーバにインストールされているOracleを監視する場合は、運用管理サーバ上で実行します。)

・ Administratorsグループに属するユーザで実行する必要があります。

・ Windows Server 2008で本コマンドを実行する場合、[管理者として実行]を選択して起動したコマンドプロンプト上で実行してくださ

い。

以下にコマンドプロンプトの起動例を示します。

例:

[スタート]-[すべてのプログラム]-[アクセサリ]-[コマンド プロンプト]を右クリックして表示されるメニューから、[管理者として実

行]を選択して起動します。

注意

・ 第1パラメタ設定時の注意事項

- 「-view」が指定された場合は、それ以降のパラメタは無視されます。

・ 第2パラメタ設定時の注意事項

- all/alert/status/traceは組み合わせて指定することはできません。

- 167 -

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- 省略した場合は、すべての監視プロセスを対象とします。

・ 第3パラメタ設定時の注意事項

- ORACLE_SIDは、all/alert/status/traceと組み合わせて指定することが可能です。

- 省略した場合は、すべてのORACLE_SIDを対象とします。

・ 監視プロセスの状態確認(表示)では、表示対象とするOracle(ORACLE_SID)を指定することはできません。

・ 監視プロセスの状態確認(表示)では、起動していない監視プロセスは表示されません。

・ 以下の操作を連続して行う場合、各操作の間隔を30秒以上あけてください。

- ポリシーの配付

- 監視サービスの再起動コマンドの実行

- 拡張監視機能の条件適用コマンドの実行

- 当コマンドによる監視の一時停止および再開

B.3 保守時に使用するコマンド

Systemwalker for Oracleの保守を行う際に使用するコマンドについて説明します。

B.3.1 [UNIX] mporbkupenv(ポリシーのバックアップ)

機能説明

ポリシー(Oracle環境情報およびOracle状態監視の条件)のバックアップを行います。

コマンド形式

コマンド形式を以下に示します。

# /opt/FJSVmpor/bin/mporbkupenv ファイル名 <ENTER>

オプション

[第1パラメタ]

ファイル名

指定されたファイル名でバックアップファイルを作成します。

フルパスで指定してください。

実行に必要な権限/実行環境

・ 運用管理サーバ、業務サーバおよび部門管理サーバ上で実行します。

・ スーパーユーザ(root)で実行する必要があります。

B.3.2 [UNIX] mporrestorenv(ポリシーのリストア)

機能説明

バックアップしたポリシー(Oracle環境情報およびOracle状態監視の条件)をリストアします。

コマンド形式

コマンド形式を以下に示します。

# /opt/FJSVmpor/bin/mporrestorenv ファイル名 <ENTER>

- 168 -

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オプション

[第1パラメタ]

ファイル名

バックアップ時に作成したバックアップファイルを指定します。

フルパスで指定してください。

実行に必要な権限/実行環境

・ 運用管理サーバ、業務サーバおよび部門管理サーバ上で実行します。

・ スーパーユーザ(root)で実行する必要があります。

B.3.3 [Windows] MpOrBRENV.exe(ポリシーのバックアップ/リストア)

機能説明

ポリシー(Oracle環境情報およびOracle状態監視の条件)のバックアップまたはリストアを行います。

コマンド形式

コマンド形式を以下に示します。

MpOrBRENV.exe <ENTER>

オプション

なし

実行に必要な権限/実行環境

・ 運用管理サーバ、業務サーバおよび部門管理サーバ上で実行します。

・ Administratorsグループに属するユーザで実行する必要があります。

・ Windows Server 2008で本コマンドを実行する場合、[管理者として実行]を選択して起動したコマンドプロンプト上で実行してくださ

い。

以下にコマンドプロンプトの起動例を示します。

例:

[スタート]-[すべてのプログラム]-[アクセサリ]-[コマンド プロンプト]を右クリックして表示されるメニューから、[管理者として実

行]を選択して起動します。

- 169 -

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付録C Oracle状態監視の監視項目の詳細

Oracle状態監視の条件設定時に設定する監視項目について説明します。

C.1 性能の監視

メモリやI/O、競合などデータベースの性能に関係する情報を監視する項目です。

性能の監視を行う項目には、以下があります。

監視項目

しきい値 mount状態での

監視(*)単位 設定可能範囲

■データベース

バッファキャッシュ

ヒット率

全体

データベースバッファキャッシュヒット率(%) 0 ~ 100 ×

DEFAULT

KEEP

RECYCLE

DEFAULT(2K)

DEFAULT(4K)

DEFAULT(8K)

DEFAULT(16K)

DEFAULT(32K)

■データディクショナリキャッシュミス率 データディクショナリキャッシュミス率(%) 0 ~ 100 ×

■ライブラリキャッシュミス率 ライブラリキャッシュミス率(%) 0 ~ 100 ○

■SGA内のメモリ空き状況未使用メモリの割合(%) 0 ~ 100

×未使用メモリ(byte) 0 ~ 2147483647

■COMMIT数 COMMIT数(回) 0 ~ 2147483647 ○

■SQL実行数 SQL実行数(回) 0 ~ 2147483647 ○

■ディスクREAD数 ディスクREAD数(回) 0 ~ 2147483647 ○

■ディスクWRITE数 ディスクWRITE数(回) 0 ~ 2147483647 ○

■ラッチ獲得ミス率 ラッチ獲得ミス率(%) 0 ~ 100 ○

■ロールバックセグメント獲得率 ロールバックセグメント獲得率(%) 0 ~ 100 ×

■REDO ログ・バッファの領域割り当て競合

監視

領域割り当て待機回数の割合(%) 0 ~ 100○

領域割り当て待機回数 0 ~ 2147483647

■書き込み可能なREDO ログ・グループの監

視REDO ログ・グループ数 0 ~ 2147483647 ○

■UNDO セグメントの読み取り一貫性の監視 大問い合わせ時間(sec:秒) 0 ~ 2147483647 ○

■1カーソル実行あたりの取得バッファ数 取得バッファ数 0 ~ 2147483647 ○

■要求キュー平均待機時間 要求キュー平均待機時間(msec:ミリ秒) 0 ~ 2147483647 ×

■共有サーバプロセスの使用率 共有サーバプロセスの使用率(%) 0 ~ 100 ○

■応答キュー平均待機時間 応答キュー平均待機時間(msec:ミリ秒) 0 ~ 2147483647 ×

■ディスパッチャプロセスの使用率 ディスパッチャプロセスの使用率(%) 0 ~ 100 ○

(*) ○:監視可能、×:監視不可

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■データベースバッファキャッシュヒット率

ディスクから読み込んだデータブロック数に対するメモリ内で見つかったデータブロック数の比率を監視します。

注意

「データベースバッファキャッシュヒット率」を監視する際の注意事項

・ 差分監視を行っているため、1回目の監視ではメッセージは通知されません。2回目の監視からメッセージが通知されます。

・ Oracleの仕様として、以下の処理を行うとヒット率が低下する場合があります。

- 表/索引の FULL SCAN

- analyze .. compute/estimate/validate

- dbms_stats

- update や delete(索引を使用しない場合)

上記の処理(特にanalyzeやdbms_stats)が集中する場合は、その処理の前後で状態監視機能を一時停止/再開することを推奨します

(ただし、この場合全ての状態監視機能が一時停止されます)。

・ バッファ・プールごとおよびマルチブロックサイズごとの監視では、Oracleのデータ・ディクショナリビュー(v$buffer_pool_statisticsビュー)を使用しています。このディクショナリ・ビューはOracle9.2.0.2以前のバージョンでは正確な値を取得できないことがあります

ので、ヒット率の目安としてお考えください。

[監視方法]

データベースバッファキャッシュヒット率(全体)の監視は以下の方法で行います。

■Oracle8iの場合

(1)以下の3つの値をOracleから取得します。

db block gets (CURRENTブロック要求回数)・・・[a]

consistent gets (ブロックに対する読み取り一貫性要求回数)・・・[b]

physical reads - physical reads direct - physical reads direct(lob) (ディスクから読込まれたブロック数)・・・[c]

(2)差分値を求めます。

各値の前回監視時からの増分値(前回と今回の差分値)をそれぞれ求めます。

(3)(2)で求めた結果を以下の計算式に当てはめて、バッファキャッシュヒット率を求めます(少数点以下切り上げ)。

バッファキャッシュヒット率(%) = (1-([c]の差分÷([a]の差分+[b]の差分)))×100

■Oracle9iの場合

(1)以下の2つの値をOracleから取得します。

session logical reads(ブロックにアクセスする要求の総数)・・・[a]

physical reads-physical reads direct-physical reads direct(lob)(ディスクから読込まれたブロック数)・・・[c]

(2)差分値を求めます。

各値の前回監視時からの増分値(前回と今回の差分値)をそれぞれ求めます。

(3)(2)で求めた結果を以下の計算式に当てはめて、バッファキャッシュヒット率を求めます(少数点以下切り上げ)。

バッファキャッシュヒット率(%) = (1-([c]の差分÷[a]の差分))×100

■Oracle10g以降の場合

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(1)以下の3つの値をOracleから取得します。

db block gets from cache (CURRENTブロック要求回数)・・・[a]

consistent gets from cache (ブロックに対する読み取り一貫性要求回数)・・・[b]

physical reads cache (ディスクから読込まれたブロック数)・・・[c]

(2)差分値を求めます。

各値の前回監視時からの増分値(前回と今回の差分値)をそれぞれ求めます。

(3)(2)で求めた結果を以下の計算式に当てはめて、バッファキャッシュヒット率を求めます(少数点以下切り上げ)。

バッファキャッシュヒット率(%) = (1-([c]の差分÷([a]の差分+[b]の差分)))×100

データベースバッファキャッシュヒット率(バッファ・プールごとおよびマルチブロックサイズごと)の監視は以下の方法で行いま

す。

(1)以下の3つの値をOracleから取得します。

db block gets(CURRENTブロック要求回数)・・・[a]

consistent gets(ブロックに対する読み取り一貫性要求回数)・・・[b]

physical reads(ディスクから読込まれたブロック数)・・・[c]

(2)差分値を求めます。

各値の前回監視時からの増分値(前回と今回の差分値)をそれぞれ求めます。

(3)(2)で求めた結果を以下の計算式に当てはめて、バッファキャッシュヒット率を求めます(少数点以下切り上げ)。

バッファキャッシュヒット率(%) = (1-([c]の差分÷([a]の差分+[b]の差分)))×100

■データベースバッファキャッシュヒット率(全体)

インスタンス全体で、ディスクから読み込んだデータブロック数に対するメモリ内で見つかったデータブロック数の比率を監視します。

[アクセスするディクショナリ・ビュー]

v$sysstat

[しきい値単位]

データベースバッファキャッシュヒット率(%)

[しきい値条件]

0 ~ 100 (%)

[しきい値設定]

各環境で監視したい値のヒット率の範囲(0 ~ n)をしきい値に設定してください。

[Oracle推奨しきい値]

一般的にはヒット率が90 %以上であれば問題ないとされています。

この場合の推奨しきい値は0 ~89 %です。

[Systemwalker for Oracleデフォルトしきい値]

Systemwalker for Oracleがデフォルト値とするしきい値は以下のとおりです。

しきい値条件 重要度

0 ~89 (%) 警告

[メッセージ]

FOR-01000 データベースバッファキャッシュヒット率(全体)がx%になりました。

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[一般的な対処方法]

一般的に、バッファキャッシュヒット率が低く、全表スキャンを実行しないようにアプリケーションがチューニングされている場合は、

キャッシュのサイズを増やすことを検討してください。

■データベースバッファキャッシュヒット率(DEFAULT)

BUFFER_POOL句が明示的に指定されていないオブジェクトはDEFAULTバッファ・プールを使用します。このDEFAULTバッファ・

プールにおいて、ディスクから読み込んだデータブロック数に対するメモリ内で見つかったデータブロック数の比率を監視します。

[アクセスするディクショナリ・ビュー]

v$buffer_pool_statistics

[しきい値単位]

データベースバッファキャッシュヒット率(%)

[しきい値条件]

0 ~ 100 (%)

[しきい値設定]

各環境で監視したい値のヒット率の範囲(0 ~ n)をしきい値に設定してください。

[Oracle推奨しきい値]

一般的にはDEFAULTバッファ・プールのヒット率は60 ~ 70 %以上であれば問題ないとされています。この場合の推奨しきい値は

0 ~ 59 (%)です。

[Systemwalker for Oracleデフォルトしきい値]

Systemwalker for Oracleがデフォルト値とするしきい値は以下のとおりです。

しきい値条件 重要度

0 ~ 59 (%) 警告

[メッセージ]

FOR-01018 データベースバッファキャッシュヒット率(DEFAULT)がx%になりました。

■データベースバッファキャッシュヒット率(KEEP)

KEEPバッファ・プールは、オブジェクトをメモリ上に維持することができ、物理I/Oをできるだけ抑止することができます。頻繁に使うオブ

ジェクトがメモリ上に存在しているため、他のバッファ・プールより高いヒット率となることが予測されます。

このKEEPバッファ・プールにおいて、ディスクから読み込んだデータブロック数に対するメモリ内で見つかったデータブロック数の比率

を監視します。

[アクセスするディクショナリ・ビュー]

v$buffer_pool_statistics

[しきい値単位]

データベースバッファキャッシュヒット率(%)

[しきい値条件]

0 ~100 (%)

[しきい値設定]

各環境で監視したい値のヒット率の範囲(0 ~ n)をしきい値に設定してください。

[Oracle推奨しきい値]

KEEP バッファ・プールのヒット率は、必ずしも100 %である必要はありませんが、一般的には99 %以上が目標とされています。

この場合の推奨しきい値は0 ~ 98 (%)です。

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[Systemwalker for Oracleデフォルトしきい値]

Systemwalker for Oracleがデフォルト値とするしきい値は以下のとおりです。

しきい値条件 重要度

0 ~ 98 (%) 警告

[メッセージ]

FOR-01019 データベースバッファキャッシュヒット率(KEEP)がx%になりました。

■データベースバッファキャッシュヒット率(RECYCLE)

RECYCLEバッファ・プールは、不要となったブロックを速やかにメモリ上から除外させることができます。このRECYCLEバッファ・プー

ルにおいて、ディスクから読み込んだデータブロック数に対するメモリ内で見つかったデータブロック数の比率を監視します。

[アクセスするディクショナリ・ビュー]

v$buffer_pool_statistics

[しきい値単位]

データベースバッファキャッシュヒット率(%)

[しきい値条件]

0 ~ 100 (%)

[しきい値設定]

各環境で監視したい値のヒット率の範囲(0 ~ n)をしきい値に設定してください。

[Oracle推奨しきい値]

RECYCLE バッファ・プールは、メモリ上に維持する必要のないオブジェクトに対して使用するため、ヒット率は低くてもかまわないと

されています。つまりヒット率が0 でもかまいません。

このため、推奨しきい値はありません。各環境において監視したい値の範囲をしきい値に設定してください。

[Systemwalker for Oracleデフォルトしきい値]

Systemwalker for Oracleがデフォルト値とするしきい値は以下のとおりです。

しきい値条件 重要度

0 ~ 30 (%) 警告

[メッセージ]

FOR-01020 データベースバッファキャッシュヒット率(RECYCLE)がx%になりました。

■データベースバッファキャッシュヒット率(DEFAULT(2K))

ブロックサイズが2Kの場合のDEFAULTバッファ・プールにおいて、ディスクから読み込んだデータブロック数に対するメモリ内で見つ

かったデータブロック数の比率を監視します。

[アクセスするディクショナリ・ビュー]

v$buffer_pool_statistics

[しきい値単位]

データベースバッファキャッシュヒット率(%)

[しきい値条件]

0 ~ 100 (%)

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[しきい値設定]

各環境で監視したい値のヒット率の範囲(0 ~ n)をしきい値に設定してください。

[Oracle推奨しきい値]

一般的にはDEFAULTバッファ・プールのヒット率は60 ~ 70 %以上であれば問題ないとされています。

この場合の推奨しきい値は0 ~59 (%)です。

[Systemwalker for Oracleデフォルトしきい値]

Systemwalker for Oracleがデフォルト値とするしきい値は以下のとおりです。

しきい値条件 重要度

0 ~ 59 (%) 警告

[メッセージ]

FOR-01021 データベースバッファキャッシュヒット率(DEFAULT(2K))がx%になりました。

■データベースバッファキャッシュヒット率(DEFAULT(4K))

ブロックサイズが4Kの場合のDEFAULTバッファ・プールにおいて、ディスクから読み込んだデータブロック数に対するメモリ内で見つ

かったデータブロック数の比率を監視します。

[アクセスするディクショナリ・ビュー]

v$buffer_pool_statistics

[しきい値単位]

データベースバッファキャッシュヒット率(%)

[しきい値条件]

0 ~ 100 (%)

[しきい値設定]

各環境で監視したい値のヒット率の範囲(0 ~ n)をしきい値に設定してください。

[Oracle推奨しきい値]

一般的にはDEFAULTバッファ・プールのヒット率は60 ~ 70 %以上であれば問題ないとされています。

この場合の推奨しきい値は0 ~59 (%)です。

[Systemwalker for Oracleデフォルトしきい値]

Systemwalker for Oracleがデフォルト値とするしきい値は以下のとおりです。

しきい値条件 重要度

0 ~ 59 (%) 警告

[メッセージ]

FOR-01022 データベースバッファキャッシュヒット率(DEFAULT(4K))がx%になりました。

■データベースバッファキャッシュヒット率(DEFAULT(8K))

ブロックサイズが8Kの場合のDEFAULTバッファ・プールにおいて、ディスクから読み込んだデータブロック数に対するメモリ内で見つ

かったデータブロック数の比率を監視します。

[アクセスするディクショナリ・ビュー]

v$buffer_pool_statistics

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[しきい値単位]

データベースバッファキャッシュヒット率(%)

[しきい値条件]

0 ~ 100 (%)

[しきい値設定]

各環境で監視したい値のヒット率の範囲(0 ~ n)をしきい値に設定してください。

[Oracle推奨しきい値]

一般的にはDEFAULTバッファ・プールのヒット率は60 ~ 70 %以上であれば問題ないとされています。

この場合の推奨しきい値は0 ~59(%)です。

[Systemwalker for Oracleデフォルトしきい値]

Systemwalker for Oracleがデフォルト値とするしきい値は以下のとおりです。

しきい値条件 重要度

0 ~ 59 (%) 警告

[メッセージ]

FOR-01023 データベースバッファキャッシュヒット率(DEFAULT(8K))がx%になりました。

■データベースバッファキャッシュヒット率(DEFAULT(16K))

ブロックサイズが16Kの場合のDEFAULTバッファ・プールにおいて、ディスクから読み込んだデータブロック数に対するメモリ内で見つ

かったデータブロック数の比率を監視します。

[アクセスするディクショナリ・ビュー]

v$buffer_pool_statistics

[しきい値単位]

データベースバッファキャッシュヒット率(%)

[しきい値条件]

0 ~ 100 (%)

[しきい値設定]

各環境で監視したい値のヒット率の範囲(0 ~ n)をしきい値に設定してください。

[Oracle推奨しきい値]

一般的にはDEFAULTバッファ・プールのヒット率は60 ~ 70 %以上であれば問題ないとされています。

この場合の推奨しきい値は0 ~59 (%)です。

[Systemwalker for Oracleデフォルトしきい値]

Systemwalker for Oracleがデフォルト値とするしきい値は以下のとおりです。

しきい値条件 重要度

0 ~ 59 (%) 警告

[メッセージ]

FOR-01024 データベースバッファキャッシュヒット率(DEFAULT(16K))がx%になりました。

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■データベースバッファキャッシュヒット率(DEFAULT(32K))

ブロックサイズが32Kの場合のDEFAULTバッファ・プールにおいて、ディスクから読み込んだデータブロック数に対するメモリ内で見つ

かったデータブロック数の比率を監視します。

[アクセスするディクショナリ・ビュー]

v$buffer_pool_statistics

[しきい値単位]

データベースバッファキャッシュヒット率(%)

[しきい値条件]

0 ~ 100 (%)

[しきい値設定]

各環境で監視したい値のヒット率の範囲(0 ~ n)をしきい値に設定してください。

[Oracle推奨しきい値]

一般的にはDEFAULTバッファ・プールのヒット率は60 ~ 70 %以上であれば問題ないとされています。

この場合の推奨しきい値は0 ~59(%)です。

[Systemwalker for Oracleデフォルトしきい値]

Systemwalker for Oracleがデフォルト値とするしきい値は以下のとおりです。

しきい値条件 重要度

0 ~ 59 (%) 警告

[メッセージ]

FOR-01025 データベースバッファキャッシュヒット率(DEFAULT(32K))がx%になりました。

■データディクショナリキャッシュミス率

データディクショナリ情報がメモリ内で見つからなかった割合を監視します。

[アクセスするディクショナリ・ビュー]

v$rowcache

[監視方法]

(1)以下の値をOracleから取得します。

・getmissesの合計(キャッシュ・ミスになったデータ要求回数)・・・[a]・getsの合計(情報要求の合計件数)・・・[b]

(2)以下の計算式に当てはめてディクショナリキャッシュミス率を求めます(少数点以下切り上げ)。ディクショナリキャッシュミス率[%] = ([a]÷[b])×100

[しきい値単位]

データディクショナリキャッシュミス率(%)

[しきい値条件]

0 ~ 100 (%)

[しきい値設定]

各環境で監視したい値のミス率の範囲(n ~ 100)をしきい値に設定してください。

[Oracle推奨しきい値]

一般的にはミス率が15%以下であれば問題ないとされています。

この場合の推奨しきい値は16 ~ 100 (%)です。

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[Systemwalker for Oracleデフォルトしきい値]

Systemwalker for Oracleがデフォルト値とするしきい値は以下のとおりです。

このデフォルトしきい値を使用する場合は、設定した後に各環境でテストを行い、しきい値のチューニングを行うことを推奨します。

しきい値条件 重要度

16 ~ 100 (%) 警告

[メッセージ]

FOR-01001 データディクショナリキャッシュミス率がx%になりました。

[一般的な対処方法]

一般的に、ディクショナリキャッシュのミス率が高い場合は、共有プールサイズを大きくすることを検討します。

■ライブラリキャッシュミス率

ライブラリキャッシュでのSQL文の再解析やSQL領域割当ての割合を監視します。

[アクセスするディクショナリ・ビュー]

v$librarycache

[監視方法]

(1)以下の2つ値をOracleから取得します。

・reloadsの合計(実行ステップでのライブラリキャッシュミス数)・・・[a]・pinsの合計(あるオブジェクトに対する読込または実行数)・・・[b]

(2)以下の計算式に当てはめてライブラリキャッシュミス率を求めます(少数点以下切り上げ)。ライブラリキャッシュミス率[%] = ([a]÷[b])×100

[しきい値単位]

ライブラリキャッシュミス率(%)

[しきい値条件]

0 ~ 100 (%)

[しきい値設定]

各環境で監視したい値のミス率の範囲(n ~ 100)をしきい値に設定してください。

[Oracle推奨しきい値]

一般的には1桁前半であれば問題ないとされています。

この場合の推奨しきい値は 6 ~ 100 (%)です。

[Systemwalker for Oracleデフォルトしきい値]

Systemwalker for Oracleがデフォルト値とするしきい値は以下のとおりです。

しきい値条件 重要度

6 ~ 100 (%) 警告

[メッセージ]

FOR-01002 ライブラリキャッシュミス率がx%になりました。

[一般的な対処方法]

一般的に、ライブラリキャッシュのミス率が高い場合は、共有プールサイズを大きくすることを検討します。

■SGA内のメモリ空き状況

SGA内の共有プール、ラージ・プールおよびJavaプールのメモリ不足を監視します。

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注意

「SGA内メモリ空き状況」を監視する際の注意事項

・ 以下の機能を使用している場合は監視を行いません。

- 自動共有メモリ管理(Oracle10g~Oracle11g)

- 自動メモリ管理(Oracle11g)

[アクセスするディクショナリ・ビュー]

v$sgastatv$parameterv$instance

[監視方法]

(1)以下の値をOracleから取得します。

・POOLごとのSGA内メモリ全体領域[byte]・・・[a]・POOLごとのSGA内メモリ空き領域[byte]('shared_pool_size','java_pool_size','large_pool_size'ごとの'free memory')・・・[b](*)ただし、Oracle9.0.1の場合は、‘large_pool_size’は監視していません。

(2)指定された単位によって、以下の計算を行います(少数点以下切り上げ)。

単位:未使用メモリの割合(%)の場合

SGA内の未使用メモリの割合[%] = ([b]÷[a])×100

単位:未使用メモリ(byte)の場合

SGA内の未使用メモリ[byte]

[しきい値単位]

(A)未使用メモリの割合(%)(B)未使用メモリ(byte)

[しきい値条件]

(A)0 ~ 100(B)0 ~ 2147483647

[しきい値設定]

各環境でのSGA内の空きメモリについて、「監視したい値の範囲」または「全体領域に対する空き領域の割合」をしきい値に設定し

てください。

[Oracle推奨しきい値]

なし

[Systemwalker for Oracleデフォルトしきい値]

Systemwalker for Oracleがデフォルト値とするしきい値は以下のとおりです。

しきい値単位 しきい値条件 重要度

未使用メモリの割合(%) 0 ~ 5 (%) 警告

[メッセージ]

(A)FOR-01012 SGA内の未使用メモリの割合がx%になりました。(プール名) (B)FOR-01012 SGA内の未使用メモリがybytesになりました。(プール名)

[一般的な対処方法]

一般的に、未使用メモリの割合が少ない場合は、SGAのメモリ領域を再検討する必要があります。

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■COMMIT数

システムが想定しているしきい値を超えているかどうかを監視します。

しきい値を超えた場合、見積り以上にシステムに負荷がかかっていることが予想されます。

注意

「COMMIT数」を監視する際の注意事項

・ 差分監視を行っているため、1回目の監視ではメッセージは通知されません。2回目の監視からメッセージが通知されます。

[アクセスするディクショナリ・ビュー]

v$sysstat

[監視方法]

(1)以下の2つ値をOracleから取得します。

・現在の時間

・user commits(ユーザ・コミットの数)・・・[a]

(2)前回監視時から経過した時間と、user commitsの増分値を求めます。

(3)指定された単位時間あたりのuser commitsの値を計算します(少数点以下切り上げ)。単位時間あたりのCOMMIT数[回] = ([a]の増分値[回]÷前回監視時からの経過時間[分])×指定された単位時間[分]

単位時間あたりのCOMMIT数の計算例

- 前回からの経過時間:60分

- 前回からのCOMMIT数の増分:60回

- 指定された単位時間:5分

⇒ 単位時間あたりのCOMMIT数 = (60[回]÷60[分])×5[分] = 5[回]

[しきい値単位]

COMMIT数(回)

[しきい値条件]

0 ~ 2147483647

[しきい値設定]

各環境で監視したいCOMMIT数の値の範囲をしきい値に設定してください。

[Oracle推奨しきい値]

なし

[Systemwalker for Oracleデフォルトしきい値]

なし

[メッセージ]

FOR-01003 COMMIT数がx回/y分になりました。

■SQL実行数

システムが想定しているしきい値を超えているかどうかを監視します。

しきい値を超えた場合、見積り以上にシステムに負荷がかかっていることが予想されます。

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注意

「SQL実行数」を監視する際の注意事項

・ 差分監視を行っているため、1回目の監視ではメッセージは通知されません。2回目の監視からメッセージが通知されます。

[アクセスするディクショナリ・ビュー]

v$sysstat

[監視方法]

(1)以下の2つ値をOracleから取得します。

・現在の時間

・execute count(SQL文を実行するコールの合計数)・・・[a]

(2)前回監視時から経過した時間と、execute countの増分値を求めます。

(3)指定された単位時間あたりのexecute countの値を計算します(少数点以下切り上げ)。単位時間あたりのSQL実行数[回] = ([a]の増分値[回]÷前回監視時からの経過時間[分])×指定された単位時間[分]

単位時間あたりのSQL実行数の計算例

- 前回からの経過時間:60分

- 前回からのSQL実行数の増分:60回

- 指定された単位時間:5分

⇒ 単位時間あたりのSQL実行数数 = (60[回]÷60[分])×5[分] = 5[回]

[しきい値単位]

SQL実行数(回)

[しきい値条件]

0 ~ 2147483647

[しきい値設定]

各環境で監視したいSQL実行数の値の範囲をしきい値に設定してください。

[Oracle推奨しきい値]

なし

[Systemwalker for Oracleデフォルトしきい値]

なし

[メッセージ]

FOR-01004 SQL実行数がx回/y分になりました。

■ディスクREAD数

システムが想定しているしきい値を超えているかどうかを監視します。

しきい値を超えた場合、見積り以上にシステムに負荷がかかっていることが予想されます。

注意

「ディスクREAD数」を監視する際の注意事項

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・ 差分監視を行っているため、1回目の監視ではメッセージは通知されません。2回目の監視からメッセージが通知されます。

・ 前回の監視時には存在したファイルが、今回の監視時に存在しない場合は監視対象からはずします。

・ 今回の監視で新たに存在を確認したファイルは監視対象とし、次回から差分監視を行います。

[アクセスするディクショナリ・ビュー]

v$filestatv$tempstatv$datafilev$tempfile

[監視方法]

(1)以下の値をOracleから取得します。

・現在の時間

・phyrds(各データファイル・テンポラリファイル単位の値)・・・[a]

(2)前回監視時から経過した時間と、ファイルごとのphyrdsの増分値を求めます。

(3)指定された単位時間あたりのphyrdsの値を計算します(少数点以下切り上げ)。単位時間あたりのディスクREAD数[回] = ([a]の増分値[回]÷前回監視時からの経過時間[分])×指定された単位時間[分]

単位時間あたりのディスクREAD数の計算例

- 前回からの経過時間:60分

- 前回からのphyrdsの増分値:60回

- 指定された単位時間:5分

⇒ 単位時間あたりのディスクREAD数 = (60[回]÷60[分])×5[分] = 5[回]

[しきい値単位]

ディスクREAD数(回)

[しきい値条件]

0 ~ 2147483647

[しきい値設定]

各環境で監視したいディスクREAD数の値の範囲をしきい値に設定してください。

[Oracle推奨しきい値]

なし

[Systemwalker for Oracleデフォルトしきい値]

なし

[メッセージ]

FOR-01005 ディスクREAD数がx回/y分になりました。(ファイルタイプ ファイル番号:ファイル名)

■ディスクWRITE数

システムが想定しているしきい値を超えているかどうかを監視します。

しきい値を超えた場合、見積り以上にシステムに負荷がかかっていることが予想されます。

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注意

「ディスクWRITE数」を監視する際の注意事項

・ 差分監視を行っているため、1回目の監視ではメッセージは通知されません。2回目の監視からメッセージが通知されます。

・ 前回の監視時には存在したファイルが、今回の監視時に存在しない場合は監視対象からはずします。

・ 今回の監視で新たに存在を確認したファイルは監視対象とし、次回から差分監視を行います。

[アクセスするディクショナリ・ビュー]

v$filestatv$tempstatv$datafilev$tempfile

[監視方法]

(1)以下の値をOracleから取得します。

・現在の時間

・phywrts(各データファイル・テンポラリファイル単位の値)・・・[a]

(2)前回監視時から経過した時間と、ファイルごとのphywrtsの増分値を求めます。

(3)指定された単位時間あたりのphywrtsの値を計算します(少数点以下切り上げ)。単位時間あたりのディスクWRITE数[回] = ([a]の増分値[回]÷前回監視時からの経過時間[分])×指定された単位時間[分]

単位時間あたりのディスクWRITE数の計算例

- 前回からの経過時間:60分

- 前回からのphywrtsの増分値:60回

- 指定された単位時間:5分

⇒ 単位時間あたりのディスクWRITE数 = (60[回]÷60[分])×5[分] = 5[回]

[しきい値単位]

ディスクWRITE数(回)

[しきい値条件]

0 ~ 2147483647

[しきい値設定]

各環境で監視したいディスクWRITE数の値の範囲をしきい値に設定してください。

[Oracle推奨しきい値]

なし

[Systemwalker for Oracleデフォルトしきい値]

なし

[メッセージ]

FOR-01006 ディスクWRITE数がx回/y分になりました。(ファイルタイプ ファイル番号:ファイル名)

■ラッチ獲得ミス率

Oracle内のメモリにアクセスする時に獲得するラッチ(ロック)のミス率を監視することにより、ラッチの競合を監視します。

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[アクセスするディクショナリ・ビュー]

v$latch

[監視方法]

(1)以下の値をOracleから取得します。

・misses(待機可能モードで要求され、リクエスタが待機する必要があった回数)・・・[a]・gets(待機可能モードで要求された回数)・・・[b](*)ただし、gets = 0 の場合は監視しません。

(2)以下の計算式に当てはめてラッチ獲得ミス率を求めます(少数点以下切り上げ)。ラッチ獲得ミス率[%] = ([a]÷[b])×100

[しきい値単位]

ラッチ獲得ミス率(%)

[しきい値条件]

0 ~ 100

[しきい値設定]

各環境でのラッチ獲得ミス率について監視したい値の範囲(n~ 100)をしきい値に設定してください。

[Oracle推奨しきい値]

一般的にはミス率が1 ~ 3 %であれば問題ないとされています。

この場合の推奨しきい値は4 ~ 100 (%)です。

[Systemwalker for Oracleデフォルトしきい値]

Systemwalker for Oracleがデフォルト値とするしきい値は以下のとおりです。

しきい値条件 重要度

4 ~ 100 (%) 警告

[メッセージ]

FOR-01013 ラッチ獲得ミス率がx%になりました。(ラッチ名)

[一般的な対処方法]

一般的に、ラッチ獲得ミス率が高い場合は、ラッチの競合が発生していることが考えられますが、チューニング方法はラッチによっ

て異なります。

詳細はOracle管理者に確認してください。

■ロールバックセグメント獲得率

ロールバックセグメント獲得時に発生する競合の割合を監視します。

注意

「ロールバックセグメント獲得率」を監視する際の注意事項

・ 差分監視を行っているため、1回目の監視ではメッセージは通知されません。2回目の監視からメッセージが通知されます。

・ 自動UNDO管理モード、手動UNDO管理モードのどちらでも監視を行います。

自動UNDO管理モードの場合にOracleに管理を任せる場合は、この項目の監視は必要ありません。

[アクセスするディクショナリ・ビュー]

v$rollstat

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[監視方法]

(1)以下の値をOracleから取得します。

・gets(ヘッダ取得回数)の合計・・・[a]・waits(ヘッダ待機回数)の合計・・・[b]

(2)上記2つの値の前回監視時からの増分値を求めます。

(3)差分をとった結果から以下の計算を行います(少数点以下切り上げ)。

ロールバックセグメントの獲得率[%](オンラインロールバックセグメントのヒット率)= (([a]-[b])÷[a])×100

[しきい値単位]

ロールバックセグメント獲得率(%)

[しきい値条件]

0 ~ 100

[しきい値設定]

各環境でのロールバックセグメントの獲得率について監視したい値の範囲(0~n)をしきい値に設定してください。

[Oracle推奨しきい値]

一般的には99 %以上を理想としています。

この場合の推奨しきい値は0 ~ 98 (%)です。

[Systemwalker for Oracleデフォルトしきい値]

Systemwalker for Oracleがデフォルト値とするしきい値は以下のとおりです。

Oracle推奨しきい値より狭くなっていますが、これは、Oracleが推奨するしきい値では環境によっては常にメッセージが通知されて

しまう可能性があるためです。

ただし、50%より低い状態となった場合は競合が発生していると考えられるため、重要度を「 重要」としてメッセージを通知します。

しきい値条件 重要度

0 ~ 50 (%) 重要

[メッセージ]

FOR-01010 ロールバックセグメントの獲得率がx%になりました。

[一般的な対処方法]

一般的にロールバックセグメントに競合が発生した場合は、ロールバックセグメントの数を増やすことを検討します。

■REDO ログ・バッファの領域割り当て競合監視

「REDO ログ・バッファの領域割り当てを待機した回数」の値、または、この回数と「REDO ログ・バッファにコピーされるREDOエントリ回

数」との割合を監視します。

この値が大きいと領域割り当てのリクエストの競合が発生していることになり、パフォーマンスが悪くなるとされています。

注意

「REDOログ・バッファの領域割り当て競合監視」を行う際の注意事項

・ 差分監視を行っているため、1回目の監視ではメッセージは通知されません。2回目の監視からメッセージが通知されます。

[アクセスするディクショナリ・ビュー]

v$sysstat

- 185 -

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[監視方法]

(1)以下の値をOracleから取得します。

・REDOログ・バッファの領域割り当てを待機した回数・・・[a]・REDOログ・バッファにコピーされるREDOエントリ回数・・・[b]

(2)上記2つの値の前回監視時からの増分値を求めます。

(3)差分をとった結果から、指定された単位によって、以下の値を算出します(少数点以下切り上げ)。

単位:領域割り当て待機回数の割合(%)の場合

領域割り当て待機回数の割合(%) = ([a]÷[b])×100

単位:領域割り当て待機回数の場合

領域割り当て待機回数 = [a]

[しきい値単位]

(A)領域割り当て待機回数の割合(%)(B)領域割り当て待機回数

[しきい値条件]

(A)0 ~ 100(B)0 ~ 2147483647

[しきい値設定]

各環境でのREDO ログ・バッファの領域割り当てを待機した回数または、待機した回数の割合について監視したい値の範囲(n ~ 100)をしきい値に設定してください。

[Oracle推奨しきい値]

(A)「REDO ログ・バッファの領域割り当てを待機した回数」と「REDO ログ・バッファにコピーされるREDO エントリ回数」の割合は、1 %以下が理想とされています。この場合の推奨しきい値は2 ~ 100 (%)です。

(B)「REDOログ・バッファの領域割り当てを待機した回数」の値は、0 が理想とされています。しかし、Oracleの仕様として、ログ・スイッ

チが行われたタイミングでも「REDOログ・バッファの領域割り当てを待機した回数」の値がカウントされることがあります。データベー

スが起動していればログ・スイッチは必ず行われるため、「REDOログ・バッファの領域割り当てを待機した回数」の値が常に0 にな

ることはありません。

このため、この値に対する推奨しきい値はありません。監視したい「REDOログ・バッファの領域割り当てを待機した回数」値の範囲

をしきい値に設定してください。

[Systemwalker for Oracleデフォルトしきい値]

Systemwalker for Oracleがデフォルト値とするしきい値は以下のとおりです。

しきい値単位 しきい値条件 重要度

領域割り当て待機回数の割合(%) 2 ~ 100 (%) 警告

[メッセージ]

(A)FOR-01027 REDO ログ・バッファの領域割り当てを待機した回数の割合がx%になりました。

(B)FOR-01027 REDO ログ・バッファの領域割り当てを待機した回数がyになりました。

[一般的な対処方法]

一般的にREDOログ・バッファ内の領域を待機する必要があった事を表しているので、必要に応じてREDO ログ・バッファの領域を

増やすことを検討します。

■書き込み可能なREDO ログ・グループの監視

アーカイブ・モードの場合(Oracle10g以降の場合は自動アーカイブ・モードおよび手動アーカイブ・モードの場合)に、書き込み可能

(再利用可能)なREDO ログ・グループの残り数を監視します。

- 186 -

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書き込み可能なREDO ログ・グループの残り数が0になった場合は、現在使用中のREDOログがいっぱいになった時点で更新処理が

行えなくなります。

注意

「書き込み可能なREDO ログ・グループの監視」を行う際の注意事項

・ アーカイブが完了しており、使用可能な状態(statusがUNUSEDまたはINACTIVE)を書き込み可能な状態とします。

- RAC(「Real Application Clusters」の略称)インスタンスの場合は、スレッドごとに監視を行います。

[アクセスするディクショナリ・ビュー]

v$logv$bgprocessv$parameterv$database

[監視方法]

以下の値をOracleから取得します。

・書き込み可能な状態の残りのREDO ログ・グループ数

・スレッド番号(補足情報)・REDOログ・グループの総数(補足情報)・起動しているARCプロセス数(補足情報)・アーカイブ・モード(補足情報)

[しきい値単位]

REDOログ・グループ数

[しきい値条件]

0 ~ 2147483647

[しきい値設定]

各環境で監視したい書き込み可能なREDO ログ・グループの残り数の範囲をしきい値に設定してください。

[Oracle推奨しきい値]

なし

[Systemwalker for Oracleデフォルトしきい値]

Systemwalker for Oracleがデフォルト値とするしきい値は以下のとおりです。

書き込み可能なREDO ログ・グループの残りの数が0になった場合は現在使用中のREDO ログがいっぱいになった時点で、更新

処理が実行できなくなります。デフォルトしきい値では、書き込み可能なREDOログ・グループ数が1 以下になったときに重要度「

重要」でメッセージを通知します。

しきい値条件 重要度

0 ~ 1 重要

[メッセージ]

FOR-01042 書き込み可能なREDO ログ・グループ数の残りがxになりました。 (THREAD#=num1, REDO_CNT=num2,ARC_CNT=num3, chr4=num4)

num1

スレッド番号(通常1、RACの場合は自分のインスタンスのスレッド番号がどれか、調査項目一覧の「RAC構成情報」を参照して

ください)

num2

REDOログ・グループの総数(RACの場合は表示されているスレッド番号での総数)

- 187 -

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num3

起動しているARCプロセス数(RACの場合は自インスタンスで起動しているプロセスの数)

chr4

Oracle9i以前の場合:LOG_ARCHIVE_STARTOracle10g以降の場合:LOG_MODE

num4

Oracle9i以前の場合:「TRUE」(自動アーカイブ・モード)または「FALSE」(手動アーカイブ・モード)

Oracle10g以降の場合:「ARCHIVELOG」(自動アーカイブ・モード)または「MANUAL」(手動アーカイブ・モード)

[一般的な対処方法]

アーカイブできない原因を調査する必要があります。

■UNDO セグメントの読み取り一貫性の監視

Oracle9iからの自動UNDO管理モードでのUNDOセグメントの読み取り一貫性について監視します。

監視期間中の 大問い合わせ時間を監視します。

問い合わせ時間が長い場合、問い合わせ中にUNDOレコードが残っていないとORA-01555のエラーが発生する可能性があります。

初期化パラメタ「UNDO_RETENTION」を使用してこの時間が保持できるように調整してください。

注意

「UNDOセグメントの読み取り一貫性の監視」を行う際の注意事項

・ 差分監視を行っているため、1回目の監視ではメッセージは通知されません。2回目の監視からメッセージが通知されます。

・ UNDO表領域のサイズが初期化パラメタ「UNDO_RETENTION」で指定された期間のUNDO情報を格納しておく領域サイズよりも

小さい場合は、初期化パラメタ「UNDO_RETENTION」で指定した期間より前にデータが上書きされるため監視していてもORA-01555のエラーが発生するため、注意が必要です(十分な領域が必要です)。

[アクセスするディクショナリ・ビュー]

v$parameterv$undostat

[監視方法]

以下の値をOracleから取得します。

監視初回

・現在の時間

2回目以降

・現在の時間

・前回の監視以降で実行された 大問い合せの長さ(秒数)

・初期化パラメタに設定されている「UNDO_RETENTION」の値(補足情報)

・ 大問い合せの時間に使用されたUNDOブロックの数/秒(補足情報)

[しきい値単位]

大問い合わせ時間(sec:秒)

[しきい値条件]

0 ~ 2147483647

[しきい値設定]

各環境で監視したい 大問い合わせ時間の範囲をしきい値に設定してください。

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[Oracle推奨しきい値]

なし

[Systemwalker for Oracleデフォルトしきい値]

しきい値のデフォルト値はありませんが、[初期化パラメタ「UNDO_RETENTION」の値の80~90%程度]~[ 大(2147483647)]の範囲をしきい値に設定し、重要度を「警告」とすることを推奨します。

[メッセージ]

FOR-01040 大問い合わせ時間がxsecになりました。(UNDO_RETENTION=num1, UPS=num2)

num1

初期化パラメタ「UNDO_RETENTION」の値

num2

大問い合せの時間に使用されたUNDOブロックの数/秒

[一般的な対処方法]

一般的に、UNDO_RETENTIONパラメタを使用してこの時間問い合わせレコードを保持できるように調整します。

■1カーソル実行あたりの取得バッファ数

共有SQL領域に存在する1回のカーソル実行で取得するバッファの合計数が多いSQL文を監視します。

[アクセスするディクショナリ・ビュー]

v$sqlarea

[監視方法]

(1)以下の値をOracleから取得します。

・buffer_gets(すべての子カーソルについて、取得したバッファの合計数)・・・[a]・executions(すべての子カーソルについて、実行回数の合計数)・・・[b]・このカーソルの親に対するハンドルのアドレス(補足情報)・カレント・カーソルのSQLテキスト(補足情報)(*)ただし、executions = 0 の場合、監視は行いません。

(2)以下の計算式に当てはめて1回のカーソル実行で取得するバッファ数を求めます(少数点以下切り上げ)。1カーソル実行あたりの取得バッファ数 = [a]÷[b]

[しきい値単位]

取得バッファ数

[しきい値条件]

0 ~ 2147483647

[しきい値設定]

各環境で監視したい1カーソル実行あたりの取得バッファ数の範囲をしきい値に設定してください。

[Oracle推奨しきい値]

なし

[Systemwalker for Oracleデフォルトしきい値]

なし

[メッセージ]

FOR-01033 1カーソル実行あたりの取得バッファ数がxになりました。(ADDRESS=chr1, SQL="chr2")

chr1

このカーソルの親に対するハンドルのアドレス

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chr2

カレント・カーソルのSQLテキストの 初の100文字

■要求キュー平均待機時間

データベースが起動してからの要求キューの平均待機時間を監視します。

平均待機時間が一貫して増加する場合は、共有サーバの競合が発生している可能性があります。

注意

「要求キュー平均待機時間」の監視を行う際の注意事項

・ 初期化パラメタ「TIMED_STATISTICS」に「TRUE」が設定されていないと、Oracleの仕様により待機時間に値が格納されないた

め、正しい平均待機時間を監視できません。

この監視を行う場合は、初期化パラメタ「TIMED_STATISTICS」に「TRUE」を設定してください。

[アクセスするディクショナリ・ビュー]

v$queuev$shared_server

[監視方法]

(1)以下の値をOracleから取得します。

- wait(このキュー内の全項目のうち、サーバが処理するものの待機時間の合計)・・・[a]

- totalq(これまでキューに入れられた項目のうち、サーバが処理するものの合計数)・・・[b]

- 共有サーバプロセスの数(補足情報)

(*)ただし、totalq = 0の場合、監視は行いません。

また、サーバの状態が終了(STATUS=QUIT)となっているものは共有サーバプロセス数には数えません。

(2)以下の計算式に当てはめて1項目当たりの平均待機時間を求めます(少数点以下切り上げ)。平均待機時間 = [a]÷[b]

[しきい値単位]

要求キュー平均待機時間(msec:ミリ秒)

[しきい値条件]

0 ~ 2147483647

[しきい値設定]

各環境で監視したい要求キューの1キュー当たりの平均待機時間の範囲をしきい値に設定してください。

[Oracle推奨しきい値]

なし

[Systemwalker for Oracleデフォルトしきい値]

なし

[メッセージ]

FOR-01035 要求キューの1キュー当たりの平均待機時間がxmsecになりました。(SHARED PROCESSES=num1)

num1

共有サーバプロセスの数(STATUSがQUITのものを除く)

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[一般的な対処方法]

一般的に、共有サーバでのリソース競合を検出した場合は、まず、共有プールとラージ・プールを調査し、これがメモリ競合でない

ことを確認します。

パフォーマンスが改善されない場合は、共有サーバプロセス競合を低減するためにさらにリソースを作成してください。

■共有サーバプロセスの使用率

共有サーバプロセスの使用率を監視します。

[アクセスするディクショナリ・ビュー]

v$shared_server

[監視方法]

(1)以下の値をOracleから取得します。

- busyの合計(1/100秒単位の合計ビジー時間)・・・[a]

- idleの合計(1/100秒単位の合計アイドル時間)・・・[b]

- 共有サーバプロセスの数(補足情報)

- 共通キューから取り出された要求の合計回数(補足情報)

(*)ただし、サーバの状態が終了(STATUS=QUIT)となっているものは監視しません。

(2)以下の計算式に当てはめて共有サーバプロセスの使用率を求めます(少数点以下切り上げ)。共有サーバプロセスの使用率[%] = ([a]÷([a]+[b]))×100

[しきい値単位]

共有サーバプロセスの使用率(%)

[しきい値条件]

0 ~ 100

[しきい値設定]

各環境で監視したい共有サーバプロセスの使用率の範囲をしきい値に設定してください。

[Oracle推奨しきい値]

なし

[Systemwalker for Oracleデフォルトしきい値]

Systemwalker for Oracleがデフォルト値とするしきい値は以下のとおりです。

デフォルトしきい値では、使用率が98 %以上になった場合に、警告メッセージを通知します。

しきい値条件 重要度

98 ~ 100 (%) 警告

[メッセージ]

FOR-01036 共有サーバプロセスの使用率がx%になりました。(SHARED PROCESSES=num1,REQUESTS=num2)

num1

共有サーバプロセスの数(STATUSがQUITのものを除く)

num2

共通キューから取り出された要求の合計回数

[一般的な対処方法]

一般的に、REQUESTSが少なく、非常に高い使用率(100%に近い値)の場合、専用サーバ接続の方が適していることがあります。

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■応答キュー平均待機時間

データベースが起動してからの応答キューの平均待機時間を監視します。

平均待機時間が一貫して増加する場合は、ディスパッチャの競合が発生している可能性があります。

注意

「応答キュー平均待機時間」を行う際の注意事項

・ 初期化パラメタ「TIMES_STATISTICS」に「TRUE」が設定されていないと、Oracleの仕様により待機時間に値が格納されないた

め、正しい平均待機時間を監視できません。

この監視を行う場合は、初期化パラメタ「TIMES_STATISTICS」に「TRUE」を設定してください。

[アクセスするディクショナリ・ビュー]

v$queuev$dispatcher

[監視方法]

(1)以下の値をOracleから取得します。

- wait(このキュー内の全項目のうち、dispatcherが処理するものの待機時間の合計)・・・[a]

- totalq(これまでキューに入れられた項目のうち、dispatcherが処理するものの合計数)・・・[b]

- ディスパッチャプロセス名(補足情報)

(*)ただし、totalq = 0 の場合は監視しません。

(2)以下の計算式に当てはめて応答キューの1キュー当たりの平均待機時間を求めます(少数点以下切り上げ)。応答キュー平均待機時間[msec] = [a]÷[b]

[しきい値単位]

応答キュー平均待機時間(msec:ミリ秒)

[しきい値条件]

0 ~ 2147483647

[しきい値設定]

各環境で監視したい応答キューの1キュー当たりの平均待機時間の範囲をしきい値に設定してください。

[Oracle推奨しきい値]

なし

[Systemwalker for Oracleデフォルトしきい値]

なし

[メッセージ]

FOR-01037 応答キューの1キュー当たりの平均待機時間がxmsecになりました。(info)

info

ディスパッチャプロセス名

[一般的な対処方法]

一般的に、平均待機時間が確実に増加し続ける場合は、ディスパッチャを追加することによって、そのディスパッチャ・グループを

使用してOracle に接続するユーザ・プロセスのパフォーマンスを改善できる可能性があります。

■ディスパッチャプロセスの使用率

ディスパッチャプロセスの使用率を監視します。

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[アクセスするディクショナリ・ビュー]

v$dispatcher

[監視方法]

(1)以下の値をOracleから取得します。

- busy(1/100秒単位の合計ビジー時間)・・・[a]

- idle(1/100秒単位の合計アイドル時間)・・・[b]

- ディスパッチャプロセス名(補足情報)

(2)以下の計算式に当てはめてディスパッチャプロセスの使用率を求めます(少数点以下切り上げ)。ディスパッチャプロセスの使用率[%] = ([a]÷([a]+[b]))×100

[しきい値単位]

ディスパッチャプロセスの使用率(%)

[しきい値条件]

0 ~ 100

[しきい値設定]

各環境で監視したいディスパッチャプロセスの使用率の範囲をしきい値に設定してください。

[Oracle推奨しきい値]

なし

[Systemwalker for Oracleデフォルトしきい値]

Systemwalker for Oracleがデフォルト値とするしきい値は以下のとおりです。

デフォルトしきい値では、使用率が50%以上になった場合に、警告メッセージを通知します。

しきい値条件 重要度

50 ~ 100 (%) 警告

[メッセージ]

FOR-01038 ディスパッチャプロセスの使用率がx%になりました。(info)

info

ディスパッチャプロセス名

[一般的な対処方法]

一般的に、使用率が50%を超える場合、ディスパッチャ数を増やすことを検討します。

C.2 セッションの監視

データベースに接続されたセッションに関係する情報を監視する項目です。

セッションの監視を行う項目には、以下があります。

監視項目

しきい値 mount状態での

監視(*)単位 設定可能範囲

■ユーザセッション数の割合 ユーザセッション数の割合(%) 0 ~ 100 ○

■接続ユーザ数接続ユーザ数の割合(%) 0 ~ 100

○接続ユーザ数 0 ~ 2147483647

■セッション接続時間 セッション接続時間(sec:秒) 0 ~ 2147483647 ○

■セッションアイドル時間 セッションアイドル時間(sec:秒) 0 ~ 2147483647 ○

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■SQL文の実行でセッションが使用するCPU時間

CPU使用時間(msec:ミリ秒) 0 ~ 2147483647 ○

(*) ○:監視可能

■ユーザセッション数の割合

接続可能な 大セッション数に対するOracleに接続しているユーザセッション数の割合を監視します。

ポイント

・ ユーザセッション数とする値 = 同時ユーザ接続数+バックグラウンド・プロセス数

・ 大セッション数=初期化パラメタ「sessions」で指定された値

[アクセスするディクショナリ・ビュー]

v$sessionv$parameterv$license

[監視方法]

(1)以下の値をOracleから取得します。

- 同時ユーザ接続数・・・[a]

- バックグラウンド・プロセス数・・・[b]

- 大セッション数(初期化パラメタ「sessions」で指定された値)・・・[c]

- インスタンス起動時以降の同時ユーザセッションの 大数(補足情報)

(2)以下の計算式に当てはめてユーザセッション数の割合を求めます(少数点以下切り上げ)。ユーザセッション数の割合[%] = (([a]+[b])÷[c])×100

[しきい値単位]

ユーザセッション数の割合(%)

[しきい値条件]

0 ~ 100

[しきい値設定]

各環境で監視したいユーザセッション数の割合の範囲をしきい値に設定してください。

[Oracle推奨しきい値]

なし

[Systemwalker for Oracleデフォルトしきい値]

なし

[メッセージ]

FOR-01028 ユーザセッション数の割合がx%になりました。(info)

info

USER_SESSION=<同時ユーザ接続数>,BACKGROUND=<バックグラウンド・プロセス数>,MAX_SESSION=< 大セッション数>,SESSIONS_HIGHWATER=<インスタンス起動時からの 大同時ユーザ接続数>

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注意

「ユーザセッション数の割合」の監視を行う場合の注意事項

- この監視のためのセッションもユーザセッション数としてカウントされます。

- 再帰セッション数を考慮していないため、現在のセッション数と 大セッション数の割合が100%になる手前でも、Oracleエラー

(ORA-00018)が発生する可能性があります。再帰セッション数を考慮してしきい値を設定してください(例:再帰セッション数を

全体の約10%とする場合は、しきい値の下限を90%より下で設定してください)。

- 専用サーバ構成の場合、現在のセッション数と 大セッション数の割合が100%になる手前でも、Oracleエラー(ORA-00020)が発生する可能性があります。

これは以下のOracleの仕様によるためです。

- Oracle8iよりsessionsの 小値がデフォルト値 (1.1×processes+5)に 変更になったため、sessionsの値はprocessesの値より

必ず大きくなる。

- 専用サーバ構成ではセッション数分サーバプロセスを使用する。

このことから、専用サーバ構成の場合は 大セッション数(初期化パラメタsessions)ではなく、 大プロセス数(初期化パラメタprocesses)を考慮してしきい値を算出する必要があります。

ユーザセッション数の割合の監視のしきい値の設定例

大セッション数sessionsに対するユーザセッション数の割合が95%を超えた場合に警告メッセージを通知したい場合(再帰セッショ

ン数を全体の約10%とした場合)の設定例を示します。

環境例を以下とします。

sessions=555processes=500

専用サーバ構成の場合

[しきい値の下限]=警告を上げたいセッション数(プロセス数)÷ 大セッション数(sessions)=(しきい値の下限×processes×再帰セッション数を考慮した割合)÷sessions=0.95×500×0.9÷555=0.770...

設定すべき条件:[しきい値]77~100(%)、[重要度]警告

共有サーバ構成の場合

[しきい値の下限]=しきい値の下限×再帰セッション数を考慮した割合

=0.95×0.9=0.855

設定すべき条件:[しきい値]85~100(%)、[重要度]警告

■接続ユーザ数

データベースに現在接続しているOracleユーザ(スキーマ・ユーザ)ごとに、ユーザ数または、初期化パラメタ「sessions」に対する接続

ユーザごとの割合を監視します。

ただし、この監視のためのデータベースへの接続も接続ユーザ数としてカウントされます。

- 195 -

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[アクセスするディクショナリ・ビュー]

v$sessionv$parameter

[監視方法]

以下の値をOracleから取得します。

- データベースに現在接続しているOracleユーザ名

- Oracleユーザ名ごとのデータベースに現在接続しているユーザ数

- 大セッション数(初期化パラメタ「sessions」で指定された値)

[しきい値単位]

(A)接続ユーザ数の割合(%)(B)接続ユーザ数

[しきい値条件]

(A)0 ~ 100(B)0 ~ 2147483647

[しきい値設定]

各環境で監視したい接続ユーザ数の値の範囲、または、初期化パラメタ「sessions」に対する接続ユーザ数の割合をしきい値に設

定してください。

[Oracle推奨しきい値]

なし

[Systemwalker for Oracleデフォルトしきい値]

なし

[メッセージ]

(A)FOR-01030 接続ユーザ数の割合がy%になりました。 (info)(B)FOR-01030 接続ユーザ数がxになりました。(info)

info

Oracleユーザ名

■セッション接続時間

データベースに長時間接続しているセッションを発見します。

[アクセスするディクショナリ・ビュー]

v$sessionv$bgprocess

[監視方法]

(1)以下の値をOracleから取得します。

- 現在の時間・・・[a]

- ログイン時間・・・[b]

- Oracleユーザ名(補足情報)

- セッション識別子(補足情報)

- セッション・シリアル番号(補足情報)

(2)以下の計算式に当てはめてセッション接続時間を求めます。

セッション接続時間[sec] = [a]-[b]

- 196 -

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[しきい値単位]

セッション接続時間(sec:秒)

[しきい値条件]

0 ~ 2147483647

[しきい値設定]

各環境で監視したいセッション接続時間の範囲をしきい値に設定してください。

[Oracle推奨しきい値]

なし

[Systemwalker for Oracleデフォルトしきい値]

なし

[メッセージ]

FOR-01031 セッション接続時間がxsecになりました。(info)

info

USERNAME=<Oracleユーザ名>,LOGON=<ログイン時間>,SID=<セッション識別子>,SERIAL#=<セッション・シリアル番号>

■セッションアイドル時間

ユーザが 後に処理を実行した時から経過した時間を監視して、長時間使用していないセッションを発見します。

[アクセスするディクショナリ・ビュー]

v$sessionv$bgprocess

[監視方法]

以下の値をOracleから取得します。

- セッションアイドル時間(ユーザが 後に処理を実行した時から経過した時間)

- Oracleユーザ名(補足情報)

- セッション識別子(補足情報)

- セッション・シリアル番号(補足情報)

[しきい値単位]

セッションアイドル時間(sec:秒)

[しきい値条件]

0 ~ 2147483647

[しきい値設定]

各環境で監視したいセッションアイドル時間の範囲をしきい値に設定してください。

[Oracle推奨しきい値]

なし

[Systemwalker for Oracleデフォルトしきい値]

なし

[メッセージ]

FOR-01032 セッションアイドル時間がxsecになりました。(info)

- 197 -

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info

USERNAME=<Oracleユーザ名>,SID=<セッション識別子>,SERIAL#=<セッション・シリアル番号>

■SQL文の実行でセッションが使用するCPU時間

ユーザ・コールの開始から終了までにセッションが使用するCPU時間が多いSQL文を監視します。

[アクセスするディクショナリ・ビュー]

v$sesstatv$statnamev$sqlareav$session

[監視方法]

以下の値をOracleから取得します。

- ユーザ・コールの開始から終了までにセッションが使用するCPU時間

- このカーソルの親に対するハンドルのアドレス(補足情報)

- カレント・カーソルのSQLテキスト(補足情報)

[しきい値単位]

CPU使用時間(msec:ミリ秒)

[しきい値条件]

0 ~ 2147483647

[しきい値設定]

各環境で監視したいSQL文の実行でセッションが使用するCPU時間の範囲をしきい値に設定してください。

[Oracle推奨しきい値]

なし

[Systemwalker for Oracleデフォルトしきい値]

なし

[メッセージ]

FOR-01034 SQL文の実行でセッションが使用するCPU時間がxmsecになりました。(info)

info

ADDRESS=<このカーソルの親に対するハンドルのアドレス>,SQL="<カレント・カーソルのSQLテキストの 初の100文字>"

C.3 領域の監視

表領域やオブジェクトのエクステント領域を監視する項目です。

領域の監視を行う項目には、以下があります。

監視項目

しきい値 mount状態で

の監視

(*1)

全体領

(*2)単位 設定可能範囲

■システム表領域の空き領域空き領域の割合(%) 0 ~ 100

× ○空き領域(MB) 0 ~ 2147483647

- 198 -

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■ユーザ表領域の空き領域空き領域の割合(%) 0 ~ 100

× ○空き領域(MB) 0 ~ 2147483647

■一時表領域の空き領域空き領域の割合(%) 0 ~ 100

× ○空き領域(MB) 0 ~ 2147483647

■ローカル管理の一時表領域の空き領域空き領域の割合(%) 0 ~ 100

× ○空き領域(MB) 0 ~ 2147483647

■一時表領域の使用可能領域使用可能領域の割合(%) 0 ~ 100

× ×使用可能領域(MB) 0 ~ 2147483647

■UNDO表領域の空き領域空き領域の割合(%) 0 ~ 100

× ○空き領域(MB) 0 ~ 2147483647

■UNDO表領域の使用可能領域使用可能領域の割合(%) 0 ~ 100

× ×使用可能領域(MB) 0 ~ 2147483647

■SYSAUX表領域の空き領域空き領域の割合(%) 0 ~ 100

× ○空き領域(MB) 0 ~ 2147483647

■ロールバックセグ

メントのエクステント

監視

割り当て可能な残りエ

クステント数

残りエクステント数の割合(%) 0 ~ 100

× ×残りエクステント数 0 ~ 2147483647

エクステント割り当て

が可能かの監視- -

■ユーザオブジェク

トのエクステント監視

割り当て可能な残りエ

クステント数

残りエクステント数の割合(%) 0 ~ 100

× ×残りエクステント数 0 ~ 2147483647

エクステント割り当て

が可能かの監視- -

■管理者オブジェク

トのエクステント監視

割り当て可能な残りエ

クステント数

残りエクステント数の割合(%) 0 ~ 100

× ×残りエクステント数 0 ~ 2147483647

エクステント割り当て

が可能かの監視- -

■アーカイブ先の空き領域空き領域の割合(%) 0 ~ 100

○ ×空き領域(MB) 0 ~ 2147483647

■移行行と連鎖行の数 移行行と連鎖行の行数 0 ~ 2147483647 ○ ×

(*1) ○:監視可能、×:監視不可

(*2) ○:全体領域での監視可能、×:全体領域での監視不可

■システム表領域の空き領域

システム表領域の空き領域を監視します。

システム表領域の空き領域が不足した場合、Oracleが動作不能となりデータベースが停止します。

[アクセスするディクショナリ・ビュー]

dba_free_spacedba_data_files

[監視方法]

システム表領域の空き領域の監視は以下の方法で行います。

■全体領域を「現在のサイズ」とする場合

- 199 -

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(1)以下の値をOracleから取得します。

- SYSTEM表領域の空き領域[Bytes]・・・[a]

- SYSTEM表領域の合計サイズ[Bytes]・・・[b]

(2)指定された単位によって、以下の計算を行います(少数点以下切り上げ)。

単位:空き領域の割合(%)の場合

表領域の空き領域の割合[%] = ([a]÷[b])×100

単位:空き領域(MB)の場合

表領域の空き領域[MB] = [a]÷1024÷1024

■全体領域を「 大サイズ(自動拡張指定時)」とする場合

(1)以下の値をOracleから取得します。

- SYSTEM表領域の空き領域[Bytes]・・・[a]

- SYSTEM表領域の合計サイズ[Bytes]・・・[b]

- SYSTEM表領域の 大サイズ(*)の合計[Bytes]・・・[c](*)自動拡張が指定されたデータファイルについてはMAXSIZE句で指定されたサイズとなります。MAXSIZE句にUNLIMITEDが指定されている場合、データベースの制約上の 大サイズとなります。

自動拡張が指定されていないデータファイルについては現在のファイルサイズとなります。

(2)指定された単位によって、以下の計算を行います(少数点以下切り上げ)。

単位:空き領域の割合(%)の場合

表領域の空き領域の割合[%] = (([a]+[c]-[b]) ÷ [c]) × 100

単位:空き領域(MB)の場合

表領域の空き領域[MB] = ([a]+[c]-[b]) ÷ 1024 ÷ 1024

注意

全体領域を「 大サイズ(自動拡張指定時)」とする場合の注意事項

- SYSTEM表領域の 大サイズの合計は、論理的なサイズとして取得するため、物理的なディスク容量を超えている場合があり

ます。物理的なディスク容量については、Systemwalker Centric Managerのサーバ性能監視機能を使用して監視してください。

[しきい値単位]

(A)空き領域の割合(%)(B)空き領域(MB)

[しきい値条件]

(A)0 ~ 100(B)0 ~ 2147483647

[しきい値設定]

各環境でのシステム表領域に必要な「空き領域の値の範囲」または「全体領域に対する空き領域の割合」をしきい値に設定してく

ださい。

[Oracle推奨しきい値]

なし

[Systemwalker for Oracleデフォルトしきい値]

Systemwalker for Oracleがデフォルト値とするしきい値は以下のとおりです。

システム表領域の空き領域が不足した場合、Oracleが動作不能となりデータベースが停止します。これを未然に防ぐため、システ

- 200 -

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ム表領域の空き領域には注意する必要があります。

5 %より少なくなった場合は重要度を「 重要」とします。

しきい値単位 しきい値条件 重要度 全体領域

空き領域の割合(%)

0 ~ 5 (%) 重要

現在のサイズ6 ~ 10 (%) 重要

11 ~ 20 (%) 警告

[メッセージ]

(A)FOR-01007 システム表領域の空き領域の割合がx%になりました。(表領域名)(B)FOR-01007 システム表領域の空き領域がyMBになりました。(表領域名)

[一般的な対処方法]

一般的に、表領域の領域の追加等を検討する必要があります。

■ユーザ表領域の空き領域

ユーザ表領域の空き領域を監視します。

ユーザ表領域の空き領域が不足した場合、その表領域に対してデータの追加が不可となり、その領域を必要とするアプリケーションが

停止します。

表領域の状態がONLINEまたはREAD ONLYのものを監視対象とします。OFFLINEの場合は監視を行いません。

また、表領域に含まれるデータファイルの状態がONLINE以外の場合は監視を行いません。

[アクセスするディクショナリ・ビュー]

dba_free_spacedba_data_filesdba_tablespacesv$datafile

[監視方法]

ユーザ表領域の空き領域の監視は以下の方法で行います。

■全体領域を「現在のサイズ」とする場合

(1)以下の2つの値をOracleから取得します。

- 各ユーザ表領域の空き領域[Bytes]・・・[a]

- 各ユーザ表領域の合計サイズ[Bytes]・・・[b]

(2)指定された単位によって、以下の計算を行います(少数点以下切り上げ)。

単位:空き領域の割合(%)の場合

表領域の空き領域の割合[%] = ([a]÷[b])×100

単位:空き領域(MB)の場合

表領域の空き領域[MB] = [a]÷1024÷1024

■全体領域を「 大サイズ(自動拡張指定時)」とする場合

(1)以下の値をOracleから取得します。

- 各ユーザ表領域の空き領域[Bytes]・・・[a]

- 各ユーザ表領域の合計サイズ[Bytes]・・・[b]

- 各ユーザ表領域の 大サイズ(*)の合計[Bytes]・・・[c](*)自動拡張が指定されたデータファイルについてはMAXSIZE句で指定されたサイズとなります。MAXSIZE句にUNLIMITED

- 201 -

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が指定されている場合、データベースの制約上の 大サイズとなります。

自動拡張が指定されていないデータファイルについては現在のファイルサイズとなります。

(2) 指定された単位によって、以下の計算を行います(少数点以下切り上げ)。

単位:空き領域の割合(%)の場合

表領域の空き領域の割合[%] = (([a]+[c]-[b]) ÷ [c]) × 100

単位:空き領域(MB)の場合

表領域の空き領域[MB] = ([a]+[c]-[b]) ÷ 1024 ÷ 1024

注意

全体領域を「 大サイズ(自動拡張指定時)」とする場合の注意事項

- ユーザ表領域の 大サイズの合計は、論理的なサイズとして取得するため、物理的なディスク容量を超えている場合がありま

す。物理的なディスク容量については、Systemwalker Centric Managerのサーバ性能監視機能を使用して監視してください。

[しきい値単位]

(A)空き領域の割合(%)(B)空き領域(MB)

[しきい値条件]

(A)0 ~ 100(B)0 ~ 2147483647

[しきい値設定]

各環境でのユーザ表領域に必要な「空き領域の値の範囲」または「全体領域に対する空き領域の割合」をしきい値に設定してくだ

さい。

[Oracle推奨しきい値]

なし

[Systemwalker for Oracleデフォルトしきい値]

Systemwalker for Oracleがデフォルト値とするしきい値は以下のとおりです。

この表領域に関連しないアプリケーションには影響しないため、重要度を「警告」とします。

しきい値単位 しきい値条件 重要度 全体領域

空き領域の割合(%) 0 ~ 10 (%) 警告 現在のサイズ

[メッセージ]

(A)FOR-01008 ユーザ表領域の空き領域の割合がx%になりました。(表領域名)(B)FOR-01008 ユーザ表領域の空き領域がyMBになりました。(表領域名)

[一般的な対処方法]

一般的に、表領域の領域の追加等を検討する必要があります。

■一時表領域の空き領域

一時表領域の空き領域を監視します。

一時表領域の空き領域が不足した場合、ソート不可となり、ソートを行うアプリケーションが停止します。

Oracle8iからはディクショナリ管理の一時表領域についてのみ監視します。ローカル管理の一時表領域については監視を行いませ

ん。

- 202 -

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[アクセスするディクショナリ・ビュー]

dba_free_spacedba_data_filesdba_tablespaces

[監視方法]

一時表領域の空き領域の監視は以下の方法で行います。

■全体領域を「現在のサイズ」とする場合

(1)以下の2つの値をOracleから取得します。

- 各一時表領域の空き領域[Bytes]・・・[a]

- 各一時表領域の合計サイズ[Bytes]・・・[b]

(2)指定された単位により、以下の計算を行います。(少数点以下切り上げ)

単位:空き領域の割合(%)の場合

表領域の空き領域の割合[%] = ([a]÷[b])×100

単位:空き領域(MB)の場合

表領域の空き領域[MB] = [a]÷1024÷1024

■全体領域を「 大サイズ(自動拡張指定時)」とする場合

(1)以下の値をOracleから取得します。

- 各一時表領域の空き領域[Bytes]・・・[a]

- 各一時表領域の合計サイズ[Bytes]・・・[b]

- 各一時表領域の 大サイズ(*)の合計[Bytes]・・・[c](*)自動拡張が指定されたデータファイルについてはMAXSIZE句で指定されたサイズとなります。MAXSIZE句にUNLIMITEDが指定されている場合、データベースの制約上の 大サイズとなります。

自動拡張が指定されていないデータファイルについては現在のファイルサイズとなります。

(2) 指定された単位によって、以下の計算を行います(少数点以下切り上げ)。

単位:空き領域の割合(%)の場合

表領域の空き領域の割合[%] = (([a]+[c]-[b]) ÷ [c]) × 100

単位:空き領域(MB)の場合

表領域の空き領域[MB] = ([a]+[c]-[b]) ÷ 1024 ÷ 1024

注意

全体領域を「 大サイズ(自動拡張指定時)」とする場合の注意事項

- 各一時表領域の 大サイズの合計は、論理的なサイズとして取得するため、物理的なディスク容量を超えている場合がありま

す。物理的なディスク容量については、Systemwalker Centric Managerのサーバ性能監視機能を使用して監視してください。

[しきい値単位]

(A)空き領域の割合(%)(B)空き領域(MB)

[しきい値条件]

(A)0 ~ 100(B)0 ~ 2147483647

- 203 -

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[しきい値設定]

各環境での一時表領域に必要な「空き領域の値の範囲」または「全体領域に対する空き領域の割合」をしきい値に設定してくださ

い。

[Oracle推奨しきい値]

なし

[Systemwalker for Oracleデフォルトしきい値]

Systemwalker for Oracleがデフォルト値とするしきい値は以下のとおりです。

一時表領域は各アプリケーションで共通して使用されることもあるため、5%より少なくなった場合は重要度を「 重要」とします。

しきい値単位 しきい値条件 重要度 全体領域

空き領域の割合(%)0 ~ 5 (%) 重要

現在のサイズ6 ~ 10 (%) 警告

[メッセージ]

(A)FOR-01009 一時表領域の空き領域の割合がx%になりました。(表領域名)(B)FOR-01009 一時表領域の空き領域がyMBになりました。(表領域名)

[一般的な対処方法]

一般的に、表領域の領域の追加等を検討する必要があります。

■ローカル管理の一時表領域の空き領域

ローカル管理の一時表領域で、データベースが起動してから使用された 大領域を使用済み領域とし、残りの未使用領域を空き領

域として監視します。

一時表領域の空き領域が不足した場合、ソート不可となり、ソートを行うアプリケーションが停止します。

[アクセスするディクショナリ・ビュー]

dba_temp_filesdba_tablespacesv$sort_segmentv$tempfilev$parameter

[監視方法]

一時表領域の空き領域の監視は以下の方法で行います。

■全体領域を「現在のサイズ」とする場合

(1)以下の値をOracleから取得します。

- 各一時表領域の空き領域[Bytes]・・・[a]

- 各一時表領域の合計サイズ[Bytes]・・・[b]

(2)指定された単位によって、以下の計算を行います(少数点以下切り上げ)。

単位:空き領域の割合(%)の場合

表領域の空き領域の割合[%] = ([a]÷[b])×100

単位:空き領域(MB)の場合

表領域の空き領域[MB] = [a]÷1024÷1024

■全体領域を「 大サイズ(自動拡張指定時)」とする場合

(1)以下の値をOracleから取得します。

- 204 -

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- 各一時表領域の空き領域[Bytes]・・・[a]

- 各一時表領域の合計サイズ[Bytes]・・・[b]

- 各一時表領域の 大サイズ(*)の合計[Bytes]・・・[c](*)自動拡張が指定されたデータファイルについてはMAXSIZE句で指定されたサイズとなります。MAXSIZE句にUNLIMITEDが指定されている場合、データベースの制約上の 大サイズとなります。

自動拡張が指定されていないデータファイルについては現在のファイルサイズとなります。

(2) 指定された単位によって、以下の計算を行います(少数点以下切り上げ)。

単位:空き領域の割合(%)の場合

表領域の空き領域の割合[%] = (([a]+[c]-[b]) ÷ [c]) × 100

単位:空き領域(MB)の場合

表領域の空き領域[MB] = ([a]+[c]-[b]) ÷ 1024 ÷ 1024

注意

全体領域を「 大サイズ(自動拡張指定時)」とする場合の注意事項

- 各一時表領域の 大サイズの合計は、論理的なサイズとして取得するため、物理的なディスク容量を超えている場合がありま

す。物理的なディスク容量については、Systemwalker Centric Managerのサーバ性能監視機能を使用して監視してください。

[しきい値単位]

(A)空き領域の割合(%)(B)空き領域(MB)

[しきい値条件]

(A)0 ~ 100(B)0 ~ 2147483647

[しきい値設定]

各環境でのローカル管理の一時表領域において、監視したい空き領域(データベースが起動してから未使用の領域)の値の範

囲、または、全体領域に対する空き領域の割合をしきい値に設定してください。

[Oracle推奨しきい値]

なし

[Systemwalker for Oracleデフォルトしきい値]

Systemwalker for Oracleがデフォルト値とするしきい値は以下のとおりです。

一時表領域は各アプリケーションで共通して使用されることもあるため、5%より少なくなった場合は重要度を「 重要」とします。

しきい値単位 しきい値条件 重要度 全体領域

空き領域の割合(%)0 ~ 5 (%) 重要

現在のサイズ6 ~ 10 (%) 警告

[メッセージ]

(A) FOR-01026 ローカル管理の一時表領域の空き領域の割合がx%になりました。(表領域名)(B)FOR-01026 ローカル管理の一時表領域の空き領域がyMBになりました。(表領域名)

[一般的な対処方法]

一般的に、表領域の領域の追加等を検討する必要があります。

■一時表領域の使用可能領域

一時表領域の使用可能な領域からソートセグメントで使用中の領域を差し引いたものを監視します。

- 205 -

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一時表領域が以下のいずれかの状態である場合、ソートセグメントを使用不可能な表領域とみなし、監視は行いません。

・ 表領域の状態がOFFLINEの場合

・ 表領域の状態はONLINEだが、表領域内にある全てのデータファイルの状態がOFFLINEまたはRECOVERの場合

[アクセスするディクショナリ・ビュー]

dba_data_filesdba_temp_filesdba_tablespacesv$sort_segmentv$datafilev$tempfile

[監視方法]

(1)以下の値をOracleから取得します。

- 各一時表領域のソートセグメントが使用中の領域[Bytes]・・・[a]

- 各一時表領域の合計サイズ[Bytes]・・・[b]

(2)指定された単位によって、以下の計算を行います(少数点以下切り上げ)。

単位:使用可能領域の割合(%)の場合

表領域の使用可能領域の割合[%] = (([b]-[a])÷[b])×100

単位:使用可能領域(MB)の場合

表領域の使用可能領域[MB] = ([b]-[a])÷1024÷1024

[しきい値単位]

(A)使用可能領域の割合(%)(B)使用可能領域(MB)

[しきい値条件]

(A)0 ~ 100(B)0 ~ 2147483647

[しきい値設定]

各環境での一時表領域に必要な使用可能域の値の範囲、または、全体領域に対する使用可能領域の割合をしきい値に設定して

ください。

[Oracle推奨しきい値]

なし

[Systemwalker for Oracleデフォルトしきい値]

Systemwalker for Oracleがデフォルト値とするしきい値は以下のとおりです。

一時表領域は各アプリケーションで共通して使用されることもあるため、5 %より少なくなった場合は重要度を「 重要」とします。

しきい値単位 しきい値条件 重要度

使用可能領域の割合(%)0 ~ 5 (%) 重要

6 ~ 10 (%) 警告

[メッセージ]

(A)FOR-01014 一時表領域の使用可能領域の割合がx%になりました。(表領域名)(B)FOR-01014 一時表領域の使用可能領域がyMBになりました。(表領域名)

[一般的な対処方法]

一般的に、表領域の領域の追加等を検討する必要があります。

- 206 -

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■UNDO表領域の空き領域

Oracle9iからのUNDO表領域の空き領域を監視します。

表領域の状態がONLINEまたはREAD ONLYであり、かつ、データファイルの状態がONLINEのものを監視対象とします。

注意

「UNDO表領域の空き領域」の監視を行う場合の注意事項

・ Systemwalker for Oracle 11.0(Solaris版)およびV11.0L10(Windows版)において、「UNDO表領域の空き領域」の監視項目を追加

したことにより、「ユーザ表領域空き領域」の監視方法が変更となりました。詳細は“Systemwalker for Oracle 導入ガイド”-“導入時

のリファレンス”-“「ユーザ表領域の空き領域」および「UNDO表領域の空き領域」について”を参照してください。

[アクセスするディクショナリ・ビュー]

dba_free_spacedba_data_filesdba_tablespacesv$datafile

[監視方法]

UNDO表領域の空き領域の監視は以下の方法で行います。

■全体領域を「現在のサイズ」とする場合

(1)以下の値をOracleから取得します。

- 各UNDO表領域の空き領域[Bytes]・・・[a]

- 各UNDO表領域の合計サイズ[Bytes]・・・[b]

(2)指定された単位によって、以下の計算を行います(少数点以下切り上げ)。

単位:空き領域の割合(%)の場合

表領域の空き領域の割合[%] = ([a]÷[b])×100

単位:空き領域(MB)の場合

表領域の空き領域[MB] = [a]÷1024÷1024

■全体領域を「 大サイズ(自動拡張指定時)」とする場合

(1)以下の値をOracleから取得します。

- 各UNDO表領域の空き領域[Bytes]・・・[a]

- 各UNDO表領域の合計サイズ[Bytes]・・・[b]

- 各UNDO表領域の 大サイズ(*)の合計[Bytes]・・・[c](*)自動拡張が指定されたデータファイルについてはMAXSIZE句で指定されたサイズとなります。MAXSIZE句にUNLIMITEDが指定されている場合、データベースの制約上の 大サイズとなります。

自動拡張が指定されていないデータファイルについては現在のファイルサイズとなります。

(2) 指定された単位によって、以下の計算を行います(少数点以下切り上げ)。

単位:空き領域の割合(%)の場合

表領域の空き領域の割合[%] = (([a]+[c]-[b]) ÷ [c]) × 100

単位:空き領域(MB)の場合

表領域の空き領域[MB] = ([a]+[c]-[b]) ÷ 1024 ÷ 1024

- 207 -

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注意

全体領域を「 大サイズ(自動拡張指定時)」とする場合の注意事項

- 各UNDO表領域の 大サイズの合計は、論理的なサイズとして取得するため、物理的なディスク容量を超えている場合があり

ます。物理的なディスク容量については、Systemwalker Centric Managerのサーバ性能監視機能を使用して監視してください。

[しきい値単位]

(A)空き領域の割合(%)(B)空き領域(MB)

[しきい値条件]

(A)0 ~ 100(B)0 ~ 2147483647

[しきい値設定]

各環境でのUNDO表領域に必要な「空き領域の値の範囲」または「全体領域に対する空き領域の割合」をしきい値に設定してくだ

さい。

[Oracle推奨しきい値]

なし

[Systemwalker for Oracleデフォルトしきい値]

Systemwalker for Oracleがデフォルト値とするしきい値は以下のとおりです。

しきい値単位 しきい値条件 重要度 全体領域

空き領域の割合(%) 0 ~ 10 (%) 警告 現在のサイズ

[メッセージ]

(A)FOR-01029 UNDO表領域の空き領域の割合がx%になりました。(表領域名)(B)FOR-01029 UNDO表領域の空き領域がyMBになりました。(表領域名)

[一般的な対処方法]

一般的に、表領域の領域の追加等を検討する必要があります。

■UNDO表領域の使用可能領域

Oracle10g以降で自動UNDO管理の場合に、UNDO表領域の使用可能な領域を監視します。

表領域の状態が以下の状態のものを監視対象とします。

・ 表領域の状態がONLINEまたはREAD ONLYの場合

・ データファイルの状態がONLINEの場合

[アクセスするディクショナリ・ビュー]

dba_free_spacedba_data_filesdba_tablespacesdba_undo_extentsv$datafilev$parameter

[監視方法]

UNDO表領域の使用可能領域の監視は以下の方法で行います。

(1)以下の値をOracleから取得します。

- 208 -

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- UNDO表領域の空き領域[Bytes]・・・[a]

- UNDO表領域の再利用可能領域(*1)の合計サイズ[Bytes]・・・[b]

- UNDO表領域の合計サイズ[Bytes]・・・[c]

(2)指定された単位によって、以下の計算を行います(少数点以下切り上げ)。

単位:使用可能領域の割合(%)の場合

表領域の使用可能領域の割合[%] = (([a]+[b])÷[c])×100

単位:使用可能領域(MB)の場合

表領域の使用可能領域[MB] = ([a]+[b])÷1024÷1024

注意

再利用可能領域について

UNDO表領域が以下の状態の場合、再利用可能とみなします。

- エクステントの状態がEXPIREDである場合

- エクステントの状態がUNEXPIREDでかつ、表領域のRETENTION属性がNOGUARANTEEである場合

UNDO表領域が以下の状態の場合、再利用不可能とみなします。

- エクステントの状態がACTIVEの場合

- エクステントの状態がUNEXPIREDでかつ、表領域のRETENTION属性がGUARANTEEである場合

[しきい値単位]

(A)使用可能領域の割合(%)(B)使用可能領域(MB)

[しきい値条件]

(A)0 ~ 100(B)0 ~ 2147483647

[しきい値設定]

各環境でのUNDO表領域に必要な「使用可能領域の値の範囲」 、または、全体領域に対する使用可能領域の割合をしきい値に

設定してください。

[Oracle推奨しきい値]

なし

[Systemwalker for Oracleデフォルトしきい値]

Systemwalker for Oracleがデフォルト値とするしきい値は以下のとおりです。

しきい値単位 しきい値条件 重要度 全体領域

使用可能領域の割合(%) 0 ~ 10 (%) 警告 現在のサイズ

[メッセージ]

(A)FOR-01049 UNDO表領域の使用可能領域の割合がx%になりました。(表領域名)(B)FOR-01049 UNDO表領域の使用可能領域がyMBになりました。(表領域名)

[一般的な対処方法]

一般的に、表領域の領域の追加等を検討する必要があります。

- 209 -

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■SYSAUX表領域の空き領域

Oracle10gからのSYSAUX表領域の空き領域を監視します。

表領域の状態がONLINEまたはREAD ONLYであり、かつ、データファイルの状態がONLINEのものを監視対象とします。

[アクセスするディクショナリ・ビュー]

dba_free_spacedba_data_filesdba_tablespacesv$datafile

[監視方法]

SYSAUX表領域の空き領域の監視は以下の方法で行います。

■全体領域を「現在のサイズ」とする場合

(1)以下の値をOracleから取得します。

- SYSAUX表領域の空き領域[Bytes]・・・[a]

- SYSAUX表領域の合計サイズ[Bytes]・・・[b]

(2)指定された単位によって、以下の計算を行います(少数点以下切り上げ)。

単位:空き領域の割合(%)の場合

表領域の空き領域の割合[%] = ([a]÷[b])×100

単位:空き領域(MB)の場合

表領域の空き領域[MB] = [a]÷1024÷1024

■全体領域を「 大サイズ(自動拡張指定時)」とする場合

(1)以下の値をOracleから取得します。

- SYSAUX表領域の空き領域[Bytes]・・・[a]

- SYSAUX表領域の合計サイズ[Bytes]・・・[b]

- SYSAUX表領域の 大サイズ(*)の合計[Bytes]・・・[c](*)自動拡張が指定されたデータファイルについてはMAXSIZE句で指定されたサイズとなります。MAXSIZE句にUNLIMITEDが指定されている場合、データベースの制約上の 大サイズとなります。

自動拡張が指定されていないデータファイルについては現在のファイルサイズとなります。

(2) 指定された単位によって、以下の計算を行います(少数点以下切り上げ)。

単位:空き領域の割合(%)の場合

表領域の空き領域の割合[%] = (([a]+[c]-[b]) ÷ [c]) × 100

単位:空き領域(MB)の場合

表領域の空き領域[MB] = ([a]+[c]-[b]) ÷ 1024 ÷ 1024

注意

全体領域を「 大サイズ(自動拡張指定時)」とする場合の注意事項

- SYSAUX表領域の 大サイズの合計は、論理的なサイズとして取得するため、物理的なディスク容量を超えている場合があり

ます。物理的なディスク容量については、Systemwalker Centric Managerのサーバ性能監視機能を使用して監視してください。

[しきい値単位]

(A)空き領域の割合(%)(B)空き領域(MB)

- 210 -

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[しきい値条件]

(A)0 ~ 100(B)0 ~ 2147483647

[しきい値設定]

各環境でのSYSAUX表領域に必要な「空き領域の値の範囲」または「全体領域に対する空き領域の割合」をしきい値に設定してく

ださい。

[Oracle推奨しきい値]

なし

[Systemwalker for Oracleデフォルトしきい値]

Systemwalker for Oracleがデフォルト値とするしきい値は以下のとおりです。

しきい値単位 しきい値条件 重要度 全体領域

空き領域の割合(%)

0 ~ 5 (%) 重要

現在のサイズ6 ~ 10 (%) 重要

11 ~ 20 (%) 警告

[メッセージ]

(A)FOR-01046 SYSAUX表領域の空き領域の割合がx%になりました。(表領域名)(B)FOR-01046 SYSAUX表領域の空き領域がyMBになりました。(表領域名)

[一般的な対処方法]

一般的に、表領域の領域の追加等を検討する必要があります。

■ロールバックセグメントのエクステント監視

ポイント

監視対象となるロールバックセグメントについて

・ ONLINEのロールバックセグメントを監視対象とします。

・ ロールバックセグメントが含まれる表領域の状態がONLINEであり、かつ、オブジェクト・ヘッダー(オブジェクトの情報が含まれる領

域)が含まれるデータファイルの状態がONLINEのものを監視対象とします。

・割り当て可能な残りエクステント数

ロールバックセグメントに割り当てることができる残りのエクステント数を監視することで、エクステント数の不足を監視します。

ロールバックセグメントにエクステント割り当てができなくなった場合、更新中のアプリケーションが停止します。

[アクセスするディクショナリ・ビュー]

dba_segmentsdba_data_filesdba_tablespacesv$rollnamev$datafile

[監視方法]

(1)以下の値をOracleから取得します。

- 各ロールバックセグメントの 大エクステント数・・・[a]

- 各ロールバックセグメントの現在のエクステント数・・・[b]

- 211 -

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(2)指定された単位によって、以下の計算を行います(少数点以下切り上げ)。

単位:残りエクステント数の割合(%)の場合

割り当て可能な残りエクステント数の割合[%] = (([a]-[b])÷[a])×100

単位:残りエクステント数の場合

割り当て可能な残りエクステント数 = [a]-[b]

[しきい値単位]

(A)残りエクステント数の割合(%)(B)残りエクステント数

[しきい値条件]

(A)0 ~ 100(B)0 ~ 2147483647

[しきい値設定]

エクステント割り当てのために残しておきたいエクステントの数、または、割り当て可能な 大エクステント数に対する残しておきた

いエクステント数の割合をしきい値に指定してください。

[Oracle推奨しきい値]

なし

[Systemwalker for Oracleデフォルトしきい値]

Systemwalker for Oracleがデフォルト値とするしきい値は以下のとおりです。

ロールバックセグメントにエクステント割り当てができなくなった場合、更新中のアプリケーションが停止します。そのため、残りエク

ステント数の割合が5 %より小さくなった場合は重要度を 重要としています。

しきい値単位 しきい値条件 重要度

残りエクステント数の割合(%)0 ~ 5 (%) 重要

6 ~ 10 (%) 警告

[メッセージ]

(A)FOR-01011 ロールバックセグメントに割り当て可能な残りエクステント数の割合がx%になりました。(ロールバックセグメント番号:ロールバックセグメント名) (B)FOR-01011 ロールバックセグメントに割り当て可能な残りエクステント数がyになりました。(ロールバックセグメント番号:ロールバッ

クセグメント名)

[一般的な対処方法]

一般的に、ロールバックセグメントに割り当てられるエクステントの 大数を再検討します。

・エクステント割り当てが可能かの監視

ロールバックセグメントに次のエクステントを割り当てることができない状態(以下の2つの状態)を異常とみなし、メッセージを表示しま

す。

・ 現在のエクステント数が割り当て可能な 大エクステント数の場合

・ ロールバックセグメントの次エクステントサイズが表領域の空き領域より大きい場合

ロールバックセグメントにエクステント割り当てができなくなった場合、更新中のアプリケーションが停止します。

注意

表領域の空き領域について

- 212 -

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- 表領域の空き領域は、コアレス可能な連続空き領域を考慮していません。

連続空き領域がコアレスされ、エクステント割り当て可能となる場合があります。

[アクセスするディクショナリ・ビュー]

dba_segmentsdba_rollback_segsdba_free_spacedba_tablespacesv$datafile

[監視方法]

(1)以下の値をOracleから取得します。

- ロールバックセグメントの現在のエクステント数・・・[a]

- ロールバックセグメントの 大エクステント数・・・[b]

- ロールバックセグメントの次のエクステントサイズ・・・[c]

- ロールバックセグメントを含む表領域の空き領域・・・[d]

(2)以下の場合、次のエクステントを割り当てることができないロールバックセグメントを異常とみなし、メッセージを通知します。

- ロールバックセグメントの次のエクステントサイズが空き領域より大きい場合([c]>[d]の関係の場合)

- 現在のエクステント数が割り当て可能な 大エクステント数と同じである場合([a]=[b]の関係の場合)

[メッセージ]

FOR-01110 ロールバックセグメントにこれ以上エクステントを割り当てられません。(オブジェクト名)

[一般的な対処方法]

一般的に、ロールバックセグメントが含まれる表領域の空き領域を確認し、領域が不足している場合は追加を検討します。

エクステント数が割り当てられるエクステントの 大数に達した場合はエクステントの 大数を再検討します。

■ユーザオブジェクトのエクステント監視

ポイント

監視対象となるユーザオブジェクトについて

・ SYS/SYSTEMユーザのオブジェクトを除いたオブジェクトを監視対象としています。

・ ユーザオブジェクトが含まれる表領域の状態がONLINEであり、かつ、オブジェクト・ヘッダー(オブジェクトの情報が含まれる領域)

が含まれるデータファイルの状態がONLINEのものを監視対象とします。

・ オブジェクトが存在する表領域が読込み専用表領域の場合は監視を行いません。

・割り当て可能な残りエクステント数

ユーザオブジェクトについて、割り当てることができる残りのエクステント数を監視することで、エクステント数の不足を監視します。

[アクセスするディクショナリ・ビュー]

dba_segmentsdba_data_filesdba_tablespacesv$datafile

[監視方法]

(1)以下の値をOracleから取得します。

- 各ユーザオブジェクトの 大エクステント数・・・[a]

- 213 -

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- 各ユーザオブジェクトの現在のエクステント数・・・[b]

(2)指定された単位によって、以下の計算を行います(少数点以下切り上げ)。

単位:残りエクステント数の割合(%)の場合

割り当て可能な残りエクステント数の割合[%] = (([a]-[b])÷[a])×100

単位:残りエクステント数の場合

割り当て可能な残りエクステント数 = [a]-[b]

[しきい値単位]

(A)残りエクステント数の割合(%)(B)残りエクステント数

[しきい値条件]

(A)0 ~ 100(B)0 ~ 2147483647

[しきい値設定]

エクステント割り当てのために残しておきたいエクステントの数、または、割り当て可能な 大エクステント数に対する残しておきた

いエクステント数の割合をしきい値に指定してください。

[Oracle推奨しきい値]

なし

[Systemwalker for Oracleデフォルトしきい値]

Systemwalker for Oracleがデフォルト値とするしきい値は以下のとおりです。

しきい値単位 しきい値条件 重要度

残りエクステント数の割合(%) 0 ~ 10 (%) 警告

[メッセージ]

(A)FOR-01015 ユーザオブジェクトに割り当て可能な残りエクステント数の割合がx%になりました。(オーナー名.オブジェクト名) (B)FOR-01015 ユーザオブジェクトに割り当て可能な残りエクステント数がyになりました。(オーナー名.オブジェクト名)

[一般的な対処方法]

一般的に、オブジェクトに指定されているエクステントの 大数を再検討します。

・エクステント割り当てが可能かの監視

ユーザオブジェクトに次のエクステントを割り当てることができない状態(以下の2つの状態)を異常とみなし、メッセージを表示します。

・ 現在のエクステント数が割り当て可能な 大エクステント数の場合

・ ユーザオブジェクトの次エクステントサイズが表領域の空き領域より大きい場合

注意

表領域の空き領域について

- 表領域の空き領域は、コアレス可能な連続空き領域を考慮していません。

連続空き領域がコアレスされ、エクステント割り当て可能となる場合があります。

[アクセスするディクショナリ・ビュー]

dba_segmentsdba_free_spacedba_tablespacesv$datafile

- 214 -

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[監視方法]

(1)以下の値をOracleから取得します。

- ユーザオブジェクトの現在のエクステント数・・・[a]

- ユーザオブジェクトの 大エクステント数・・・[b]

- ユーザオブジェクトの次のエクステントサイズ・・・[c]

- ユーザオブジェクトを含む表領域の空き領域・・・[d]

(2)以下の場合、次のエクステントを割り当てることができないユーザオブジェクトを異常とみなし、メッセージを通知します。

- ユーザオブジェクトの次のエクステントサイズが空き領域より大きい場合([c]>[d]の関係の場合)

- 現在のエクステント数が割り当て可能な 大エクステント数と同じである場合([a]=[b]の関係の場合)

[メッセージ]

FOR-01111 ユーザオブジェクトにこれ以上エクステントを割り当てられません。(オブジェクト名)

[一般的な対処方法]

一般的に、オブジェクトが含まれる表領域の空き領域を確認し、領域が不足している場合は追加を検討します。

エクステント数が割り当てられるエクステントの 大数に達した場合はエクステントの 大数を再検討します。

■管理者オブジェクトのエクステント監視

ポイント

監視対象となる管理者オブジェクトについて

・ SYS/SYSTEMユーザのオブジェクトで、ロールバックセグメントを除いたオブジェクトを監視対象とします。

・ 管理者オブジェクトが含まれる表領域の状態がONLINEであり、かつ、オブジェクト・ヘッダー(オブジェクトの情報が含まれる領

域)が含まれるデータファイルの状態がONLINEのものを監視対象とします。

・ オブジェクトが存在する表領域が読込み専用表領域の場合も監視を行いません。

・割り当て可能な残りエクステント数

管理者オブジェクトについて、割り当てることができる残りのエクステント数を監視することで、エクステント数の不足を監視します。

[アクセスするディクショナリ・ビュー]

dba_segmentsdba_data_filesdba_tablespacesv$datafile

[監視方法]

(1)以下の値をOracleから取得します。

- 各管理者オブジェクトの 大エクステント数・・・[a]

- 各管理者オブジェクトの現在のエクステント数・・・[b]

(2)指定された単位によって、以下の計算を行います(少数点以下切り上げ)。

単位:残りエクステント数の割合(%)の場合

割り当て可能な残りエクステント数の割合[%] = (([a]-[b])÷[a])×100

単位:残りエクステント数の場合

割り当て可能な残りエクステント数 = [a]-[b]

- 215 -

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[しきい値単位]

(A)残りエクステント数の割合(%)(B)残りエクステント数

[しきい値条件]

(A)0 ~ 100(B)0 ~ 2147483647

[しきい値設定]

エクステント割り当てのために残しておきたいエクステントの数、または、割り当て可能な 大エクステント数に対する残しておきた

いエクステント数の割合をしきい値に指定してください。

[Oracle推奨しきい値]

なし

[Systemwalker for Oracleデフォルトしきい値]

Systemwalker for Oracleがデフォルト値とするしきい値は以下のとおりです。

しきい値単位 しきい値条件 重要度

残りエクステント数の割合(%) 0 ~ 10 (%) 警告

[メッセージ]

(A)FOR-01016 管理者オブジェクトに割り当て可能な残りエクステント数の割合がx%になりました。(オーナー名.オブジェクト名)(B)FOR-01016 管理者オブジェクトに割り当て可能な残りエクステント数がyになりました。(オーナー名.オブジェクト名)

[一般的な対処方法]

一般的に、オブジェクトに指定されているエクステントの 大数を再検討します。

・エクステント割り当てが可能かの監視

管理者オブジェクトに次のエクステントを割り当てることができない状態(以下の2つの状態)を異常とみなし、メッセージを表示します。

・ 現在のエクステント数が割り当て可能な 大エクステント数の場合

・ 管理者オブジェクトの次エクステントサイズが表領域の空き領域より大きい場合

注意

表領域の空き領域について

- 表領域の空き領域は、コアレス可能な連続空き領域を考慮していません。

連続空き領域がコアレスされ、エクステント割り当て可能となる場合があります。

[アクセスするディクショナリ・ビュー]

dba_segmentsdba_free_spacedba_tablespacesv$datafile

[監視方法]

(1)以下の値をOracleから取得します。

- 管理者オブジェクトの現在のエクステント数・・・[a]

- 管理者オブジェクトの 大エクステント数・・・[b]

- 管理者オブジェクトの次のエクステントサイズ・・・[c]

- 管理者オブジェクトを含む表領域の空き領域・・・[d]

- 216 -

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(2)以下の場合、次のエクステントを割り当てることができない管理者オブジェクトを異常とみなし、メッセージを通知します。

- 管理者オブジェクトの次のエクステントサイズが空き領域より大きい場合([c]>[d]の関係の場合)

- 管理者オブジェクトの現在のエクステント数が割り当て可能な 大エクステント数と同じである場合([a]=[b]の関係の場合)

[メッセージ]

FOR-01112管理者オブジェクトにこれ以上エクステントを割り当てられません。(オブジェクト名)

[一般的な対処方法]

一般的に、オブジェクトが含まれる表領域の空き領域を確認し、領域が不足している場合は追加を検討します。

エクステント数が割り当てられるエクステントの 大数に達した場合はエクステントの 大数を再検討します。

■アーカイブ先の空き領域

アーカイブ先の空き領域の監視を行います。

アーカイブ先に空き領域がなくなった場合、アーカイブ待ちが発生し、更新処理が行えなくなります。

注意

「アーカイブ先の空き領域」の監視を行う場合の注意事項

・ この監視はアーカイブ・モードの場合(Oracle10g以降の場合は自動アーカイブ・モードおよび手動アーカイブ・モードの場合)のみ

有効です。

- 以下のアーカイブ先は監視対象外となります。

- アーカイブ先がローカル(target = 'PRIMARY') でない場合

- アーカイブ先が使用可能(status = 'VALID') でない場合

- アーカイブ先が存在しない場合

- ファイルシステムでない領域

- アーカイブ・モードでアーカイブ先が指定されていない場合は以下をアーカイブ先とします。

- $ORACLE_HOME/dbs/arch

- RAC(「Real Application Clusters」の略称)インスタンスの場合は、監視対象としている自ノードのインスタンスのみ監視します。

[アクセスするディクショナリ・ビュー]

v$archive_destv$parameterv$databasev$log

[監視方法]

(1)以下の値をOracleから取得します。

- REDO ログがアーカイブされる場所

(2)以下の値を求めます。

- アーカイブ先ディスクの 大領域[byte]・・・[a]

- アーカイブ先ディスクの空き領域[byte]・・・[b]

(3)指定された単位によって、以下の計算を行います(少数点以下切り上げ)。

単位:空き領域の割合(%)の場合

アーカイブ先の空き領域の割合[%] = ([b]÷[a])×100

- 217 -

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単位:空き領域(MB)の場合

アーカイブ先の空き領域[MB] = [b]÷1024÷1024

[しきい値単位]

(A)空き領域の割合(%)(B)空き領域(MB)

[しきい値条件]

(A)0 ~ 100(B)0 ~ 2147483647

[しきい値設定]

各環境で監視したいアーカイブ先の空き領域の範囲、または、アーカイブ先のディスクの容量に対するアーカイブ先の空き領域の

割合をしきい値に設定してください。

[Oracle推奨しきい値]

なし

[Systemwalker for Oracleデフォルトしきい値]

なし(推奨値あり)

デフォルトしきい値はありませんが、 低限、以下の範囲でしきい値を設定することを推奨します。

しきい値単位 しきい値条件 重要度

空き領域(MB) 0~ [1つのREDO ログのサイズ] (MB) 重要

[メッセージ]

(A)FOR-01041 アーカイブ先の空き領域の割合がx%になりました。(info)(B)FOR-01041 アーカイブ先の空き領域がyMBになりました。(info)

info

REDOログ・ファイルがアーカイブされる場所およびREDOログ・ファイルのサイズ

[一般的な対処方法]

一般的に、アーカイブ先の領域の追加等を検討する必要があります。

■移行行と連鎖行の数

行の移行と連鎖が行われた数を監視します。

この値が大きい場合は、UPDATE文や問い合わせのパフォーマンスに影響を与える可能性があります。

実際に移行行と連鎖行に関する情報を収集するには、LIST CHAINED ROWS句を指定したANALYZE文を使用してください。

注意

「移行行と連鎖の数」を監視する際の注意事項

・ 差分監視を行っているため、1回目の監視ではメッセージは通知されません。2回目の監視からメッセージが通知されます。

[アクセスするディクショナリ・ビュー]

v$sysstat

[監視方法]

(1)以下の値をOracleから取得します。

- 現在の時間

- table fetch continued row(フェッチ中に検出された移行行または連鎖行の数)

- 218 -

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(2)前回監視時から経過した時間と、‘table fetch continued row’の増分値を求めます。

[しきい値単位]

移行行と連鎖行の数

[しきい値条件]

0 ~ 2147483647

[しきい値設定]

各監視で監視したい移行行と連鎖行の数の範囲をしきい値に設定してください。

[Oracle推奨しきい値]

なし

[Systemwalker for Oracleデフォルトしきい値]

なし

[メッセージ]

FOR-01039 移行行と連鎖行の数がxになりました。

[一般的な対処方法]

実際に移行行と連鎖行に関する情報を収集するには、LIST CHAINED ROWS句を指定したANALYZE文を使用して表やクラス

タ内の移行行と連鎖行の識別をしてください。

C.4 状態の監視

各種オブジェクトの状態を監視する項目です。

状態の監視を行う項目には、以下があります。

監視項目 mount状態での監視(*)

■ロールバックセグメントの状態 ×

■データファイルの状態 ○

■データファイル・ヘッダーの状態 ×

■テンポラリファイルの状態 ○

■REDO ログ・ファイルの状態 ○

■トリガーの状態 ×

■表領域の状態 ×

■オブジェクトの状態 ×

■インデックスの状態 ×

■表の制約定義 ×

(*) ○:監視可能、×:監視不可

注意

Systemwalker for Oracleでは各項目で正常な状態と判断しているもの以外について異常と判断しメッセージを通知します。

各項目の状態(STATUS)は、Oracleが公開しているものについてのみ記述してあります。

その他、Oracleが公開していない状態(STATUS)が通知される可能性があります。

また、Oracleのバージョンによって通知されるSTATUSが異なる可能性があります。

■ロールバックセグメントの状態

- 219 -

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注意

「ロールバックセグメントの状態」の監視を行う際の注意事項

・ Oracle9iからの機能である自動UNDO管理モードの場合、UNDOセグメントを監視対象外とします。

[アクセスするディクショナリ・ビュー]

dba_rollback_segsdba_segments

[監視方法]

ロールバックセグメントの状態が'ONLINE' の場合を正常とします。

それ以外の状態の異常とみなし、メッセージを通知します。

異常とみなされるSTATUS

'OFFLINE''NEEDS RECOVERY''PARTLY AVAILABLE''UNDEFINED'

[メッセージ]

FOR-01100 ロールバックセグメントの状態がxになりました。(ロールバックセグメント名)

■データファイルの状態

[アクセスするディクショナリ・ビュー]

v$datafile

[監視方法]

制御ファイルからデータファイルの状態を取得します。

データファイルの異常が発生した場合も制御ファイルに異常のステータスをセットされていない場合は検知できません。

データファイルの状態が'ONLINE'または'SYSTEM'の場合を正常とします。それ以外の状態を異常とみなし、メッセージを通知しま

す。

異常とみなされるSTATUS

'OFFLINE''RECOVER''SYSOFF'

[メッセージ]

FOR-01101 データファイルの状態がxになりました。(ファイル番号:ファイル名)

■データファイル・ヘッダーの状態

[アクセスするディクショナリ・ビュー]

v$datafile_headerdba_data_files

[監視方法]

データファイルのヘッダー・ブロックを検査し、ファイルのヘッダ情報が読めない場合は異常を検知します。

ヘッダ以外の領域が壊れている場合は障害を検知できません。

データファイル・ヘッダーが正常な状態または'OFFLINE NORMAL'の状態を正常とします。

異常とみなされるSTATUS

Oracleに問い合わせた’ERROR’と’RECOVER’の情報が、以下の組み合わせの場合に異常とみなし、メッセージを通知する。

- 220 -

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ERROR RECOVERSystemwalker for Oracleが通

知する状態説明

NULL YES NEEDS RECOVERY

ファイルをリストアした後(リカバリコマンド発行

前)に問い合わせた場合、このような状態にな

ります。

データファイルをリカバリしてください。

「OFFLINE NORMAL」以外のメッセージ

空白Oracleが通知するERRORの状態

障害発生後に問い合わせた場合、このように

表示されます。

エラーの原因がハードウェアまたはオペレー

ティング・システムの一時的な問題の場合で

も発生する可能性があります。

[メッセージ]

FOR-01115 データファイル・ヘッダーの状態がxになりました。(ファイル名)

■テンポラリファイルの状態

[アクセスするディクショナリ・ビュー]

v$tempfile

[監視方法]

テンポラリファイルの状態が'ONLINE'の場合を正常とします。

それ以外の状態を異常とみなし、メッセージを通知します。

異常とみなされるSTATUS

'OFFLINE''RECOVER'

[メッセージ]

FOR-01109 テンポラリファイルの状態がxになりました。(ファイル番号:ファイル名)

■REDO ログ・ファイルの状態

[アクセスするディクショナリ・ビュー]

v$logfile

[監視方法]

REDOログ・ファイルのSTATUSが「空白」の場合を正常とします。

それ以外のSTATUSを異常とみなし、メッセージを通知します。

異常とみなされるSTATUS

'INVALID''STALE''DELETED'

注意

REDOログ・ファイルが追加された直後は’STALE’、REDOログファイル・メンバーが追加された直後は’INVALID’の状態となるこ

とがあります。

これらの場合には、REDOログをswitchすることで一覧に表示されなくなれば、問題ありません。

[メッセージ]

FOR-01102 REDOログ・ファイルの状態がxになりました。(ログ・ファイル名)

- 221 -

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■トリガーの状態

[アクセスするディクショナリ・ビュー]

dba_triggers

[監視方法]

トリガーが使用可能かどうかを監視します。

トリガーのSTATUSが'ENABLED'の場合を使用可能な状態とします。

それ以外のSTATUSを使用不可の状態とみなし、メッセージを通知します。

異常とみなされるSTATUS

'DISABLED''ERROR'

[メッセージ]

FOR-01103 トリガーの状態がxになりました。(トリガー名)

■表領域の状態

[アクセスするディクショナリ・ビュー]

dba_tablespaces

[監視方法]

表領域のSTATUSが'ONLINE'または'READ_ONLY'の場合を正常とします。

それ以外のSTATUSを異常とみなし、メッセージを通知します。

異常とみなされるSTATUS

'OFFLINE''UNDEFINED'

[メッセージ]

FOR-01104 表領域の状態がxになりました。(表領域名)

■オブジェクトの状態

[アクセスするディクショナリ・ビュー]

dba_objects

[監視方法]

表、インデックス、トリガーなどのオブジェクトのSTATUSが'VALID'の場合を正常とします。それ以外のSTATUSを異常とみなし、

メッセージを通知します。

異常とみなされるSTATUS

'N/A''INVALID'

[メッセージ]

FOR-01105 オブジェクトの状態がxになりました。(オブジェクト名)

- 222 -

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■インデックスの状態

[アクセスするディクショナリ・ビュー]

dba_indexesdba_ind_partitionsdba_ind_subpartitions

[監視方法]

インデックスが使用可能かどうかを監視します。

なお、インデックスにパーティション、サブパーティションが存在する場合は、パーティション名、サブパーティション名についても監

視を行います。

インデックスのSTATUSが'VALID'の場合、または、インデックスがパーティション、およびサブパーティションの場合は'USABLE'の場合を使用可能な状態とします。

それ以外のSTATUSを使用不可の状態とみなし、メッセージを通知します。

(*)ただし、インデックスにパーティション、サブパーティションが存在する場合は、パーティション名、サブパーティション名について

も監視を行います。

異常とみなされるSTATUS

'UNUSABLE''INPROGRS'

[メッセージ]

FOR-01106 インデックスの状態がxになりました。(インデックス名)

■表の制約定義

[アクセスするディクショナリ・ビュー]

dba_constraints

[監視方法]

各表の制約定義のSTATUSが'ENABLED'の場合を正常とします。

それ以外のSTATUSを異常とみなし、メッセージを通知します。

異常とみなされるSTATUS

'DISABLED''NULL'

[メッセージ]

FOR-01107 表の制約定義がxになりました。(制約定義名)

C.5 キャッシュ・フュージョンの監視(RAC固有)[EE]RAC(「Real Application Clusters」の略称)におけるノード間のブロック競合とキャッシュ・フュージョンについて監視する項目です。

監視対象のサーバがクラスタ構成である場合にのみ設定可能な項目です。

キャッシュ・フュージョンの監視を行う項目には、以下があります。

監視項目

しきい値 mount状態での

監視(*)単位 設定可能範囲

■インターコネクト経由でのノード間データ転送

中に破損したブロック数破損ブロック数 0~2147483647 ○

■インターコネクト経由でのノード間データ転送

ブロックの損失率転送ブロックの損失率(%) 0 ~ 100 ○

■インターコネクト経由でのノード間データ送信

量データ送信量(Mbps) 0~2147483647 ○

- 223 -

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(*) ○:監視可能

■インターコネクト経由でのノード間データ転送中に破損したブロック数

インターコネクト経由でのノード間のデータ転送中に破損またはチェックサム障害が発生したブロックの数を監視します。この値が頻繁

に増える場合は、IPC、ネットワークまたはハードウェアに問題がある可能性があります。

注意

・ 差分監視を行っているため、1回目の監視ではメッセージは通知されません。2回目の監視からメッセージが通知されます。

[アクセスするディクショナリ・ビュー]

v$sysstat

[監視方法]

(1)以下の値をOracleから取得します。

- 現在の時間

- インターコネクト中に破損またはチェックサム障害が発生したブロックの数

・global cache blocks corrupt(Oracle9i)・gc blocks corrupt(Oracle10g以降)

(2)前回監視時から経過した時間と、「インターコネクト中に破損またはチェックサム障害が発生したブロックの数」の増分値を求め

ます。

[しきい値単位]

破損ブロック数

[しきい値条件]

0 ~ 2147483647

[しきい値設定]

各環境で監視したい値の破損ブロックの値の範囲(n ~ m)をしきい値に設定してください。

[Oracle推奨しきい値]

1 ~ 大

[Systemwalker for Oracleデフォルトしきい値]

Systemwalker for Oracleがデフォルト値とするしきい値は以下のとおりです。

デフォルトでは、前回監視時から値が増えた場合に警告を通知します。

しきい値条件 重要度

1 ~ 2147483647 警告

[メッセージ]

FOR-01043 インターコネクト経由でのノード間データ転送中に破損したブロック数がxになりました。

[一般的な対処方法]

一般的に、ネットワーク、ハードウェアの調査を行う必要があります。

■インターコネクト経由でのノード間データ転送ブロックの損失率

インターコネクト経由でのノード間のデータ転送中に損失したブロックの割合を監視します。

この値が高い場合は、ネットワークに問題がある可能性があります。

この値はできるだけ低くする必要があります。

- 224 -

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ただし、環境によってはネットワークに問題が発生していなくても、ノード間で競合が発生して負荷が高いなどの原因により、この値が

増えることがあります。

注意

・ 差分監視を行っているため、1回目の監視ではメッセージは通知されません。2回目の監視からメッセージが通知されます。

[アクセスするディクショナリ・ビュー]

v$sysstat

[監視方法]

(1)以下の値をOracleから取得します。

- Oracle9iの場合

・global cache blocks lost(データ転送中に損失したブロックの数)・・・[a]・global cache cr blocks served(送信したCRブロックの数)・・・[b]・global cache current blocks served(送信したCurrentブロックの数)・・・[c]

- Oracle10g以降の場合

・gc blocks lost(データ転送中に損失したブロックの数)・・・[a]・gc cr blocks served(送信したCRブロックの数)・・・[b]・gc current blocks served(送信したCurrentブロックの数)・・・[c]

(2)上記3つの値の前回監視時からの増分値を求めます。

(3)(2)の差分結果を以下の計算式に当てはめて転送ブロックの損失率を求めます(少数点以下切り上げ)。転送ブロックの損失率[%] = ([a]の差分÷([b]の差分+[c]の差分))×100

[しきい値単位]

転送ブロックの損失率(%)

[しきい値条件]

0 ~ 100

[しきい値設定]

各環境で監視したい値の転送ブロックの損失率の範囲(n ~ 100)をしきい値に設定してください。

[Oracle推奨しきい値]

なし

[Systemwalker for Oracleデフォルトしきい値]

Systemwalker for Oracleがデフォルト値とするしきい値は以下のとおりです。

アプリケーションやデータベースの環境によって異なります。

実際には、各環境で検証を行って決定してください。

以下の推奨しきい値は目安としてください。

ノード間競合が少ない場合

2 ~ 100 (%)

ノード間競合が多い場合

10 ~ 100 (%)

デフォルトでは「ノード間競合が少ない場合」としています。

しきい値条件 重要度

2 ~ 100 (%) 警告

[メッセージ]

FOR-01044 インターコネクト経由でのノード間データ転送ブロックの損失率がx%になりました。

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[一般的な対処方法]

一般的に、ネットワークの調査を行う必要があります。

■インターコネクト経由でのノード間データ送信量

インターコネクト経由でのノード間の送信データ量の概算値を監視します。

この値がノード間のデータ転送で論理的に送信可能な帯域を超えた場合はインターコネクトの負荷が限界に近いことが考えられま

す。

ただし、送信されたすべてのブロックのブロックサイズが初期化パラメタ「DB_BLOCK_SIZE」であると仮定して計算を行っているため、

マルチブロックサイズを使用した環境では概算値としてください。

注意

・ 差分監視を行っているため、1回目の監視ではメッセージは通知されません。2回目の監視からメッセージが通知されます。

[アクセスするディクショナリ・ビュー]

v$sysstatv$parameter

[監視方法]

(1)以下の値をOracleから取得します。

- Oracle データベースのブロックサイズ・・・[a]・初期化パラメタ「db_block_size」の値

- GES関連メッセージの送信・・・[b]・ges messages sentの値

- GCS関連メッセージの送信・・・[c]・gcs messages sentの値

- 送信したCRブロックの数・・・[d]・global cache cr blocks servedの値(Oracle9i)・gc cr blocks servedの値(Oracle10g以降)

- 送信したCurrentブロックの数・・・[e]・global cache current blocks servedの値(Oracle9i)・gc current blocks servedの値(Oracle10g以降)

(2)上記のうちブロックサイズ[a]以外の4つの値について、それぞれ前回監視時からの増分値を求めます。

(3)(1)で取得したブロックサイズ[a]と、(2)で差分をとった4つの値([b]/[c]/[d]/[e])を、以下の計算式に当てはめてデータ送信量の概

算値を求めます(少数点以下切り上げ)。データ送信量の概算値[Mbps] = (([b]の差分+[c]の差分)×200+([d]の差分+[e]の差分)×[a])×1.2×8÷1024÷1024

[しきい値単位]

データ送信量(Mbps)

[しきい値条件]

0 ~ 2147483647

[しきい値設定]

一般的に、理論的に送信可能な量の50%を超えた場合に、インターコネクトの負荷が限界に近いとされています。各環境で、理論

的に送信可能な量をインターコネクトの物理構成から推定し、監視したい値をしきい値に設定してください。

[Oracle推奨しきい値]

なし

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[Systemwalker for Oracleデフォルトしきい値]

なし(推奨値あり)

以下に、インターコネクトの物理構成から理論的に送信可能な量の50%を推定するための式を示します。

- {ネットワーク種別による1経路あたりの理論的な 大送信量}×{実際に通信に使われる経路数}×0.5

- 1経路あたりの理論的な 大送信量=100Mbpsのインターコネクトが2本ある場合は以下のようになります。

推奨しきい値 = 100×2×0.5 = 100 Mbps⇒この場合の推奨しきい値は「100 ~ 大」となります。

[メッセージ]

FOR-01045 インターコネクト経由でのノード間データ送信量がxMbpsになりました。

[一般的な対処方法]

一般的に、ネットワーク、ハードウェアの調査を行う必要があります。

C.6 Data Guard運用状況の監視(Data Guard環境固有)[EE]Data Guard環境での運用状況について監視する項目です。

Oracle環境情報のスタンバイ・データベース情報が設定されている場合に設定可能な項目です。

Data Guard運用状況の監視を行う項目には、以下があります。

監視項目

しきい値 設定可能条件

mount状態

での監視

(*)

単位 設定可能範囲

監視対象サーバの

Systemwalker for OracleVL

監視対象サーバの

Oracle VL

■スタンバイ・データ

ベースでのアーカイブ

ログ受信確認

アーカイブREDOログファイル数

0~2147483647V13.1.0(Solaris版)以降

V13.1.0(Windows版)以降

V13.3.0(Linux版)以降

10.1.0以降

■スタンバイ・データ

ベースでのアーカイブ

ログ適用確認

アーカイブREDOログファイル数

0~2147483647 ○

(*) ○:監視可能

■スタンバイ・データベースでのアーカイブログ受信確認

スタンバイ・データベースでのアーカイブログの受信状況を確認します。

プライマリ・データベースが出力したアーカイブREDOログファイルと、スタンバイ・データベースが受信したアーカイブREDOログファイ

ルのログ順序番号の差を監視します。

注意

・ Data Guardの転送方式(ARCH/LGWR)に関わらず、アーカイブREDOログファイルに関してのみ監視を行います。

・ スタンバイ・データベースが複数個ある場合、各スタンバイ・データベースで出力されるアーカイブREDOログファイルのログ順序番

号との比較を行います。

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・ Data Guard環境のプライマリ・データベースでのみ有効な監視項目です。

[アクセスするディクショナリ・ビュー]

プライマリ・データベースの場合:

- v$loghist

- v$log_history

- v$log

- v$database

フィジカル・スタンバイ・データベースの場合:

- v$archived_log

ロジカル・スタンバイ・データベースの場合:

- dba_logstdby_log

[監視方法]

(1)以下の値をOracleから取得します。

- プライマリ・データベースでアーカイブされている 新のアーカイブREDOログ・ファイルのログ順序番号・・・[a]

- スタンバイ・データベースに転送済みだが、まだ未適用のアーカイブREDOログ・ファイルの中で 新のログ順序番号・・・[b]

(2) [a]と[b]の差分を求めます。

[しきい値単位]

アーカイブREDOログ・ファイル数

[しきい値条件]

0 ~ 2147483647

[しきい値設定]

各環境で監視したいアーカイブREDOログ・ファイル数の範囲をしきい値に設定してください。

[Oracle推奨しきい値]

なし

[Systemwalker for Oracleデフォルトしきい値]

なし

[メッセージ]

FOR-01047 受信されていないアーカイブREDOログ・ファイル数がxになりました。(HOST=host_name, SID=sid, SEQ=no)

[一般的な対処方法]

アーカイブREDOログ・ファイルが正しく転送されているか確認してください。

■スタンバイ・データベースでのアーカイブログ適用確認

スタンバイ・データベースでのアーカイブログの適用状況を確認します。

プライマリ・データベースが出力したアーカイブREDOログファイルと、スタンバイ・データベースが適用したアーカイブREDOログファイ

ルのログ順序番号の差を監視します。

注意

・ Data Guardの転送方式(ARCH/LGWR)に関わらず、アーカイブREDOログファイルに関してのみ監視を行います。

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・ スタンバイ・データベースが複数個ある場合、各スタンバイ・データベースで出力されるアーカイブREDOログファイルのログ順序番

号との比較を行います。

・ Data Guard環境のプライマリ・データベースでのみ有効な監視項目です。

[アクセスするディクショナリ・ビュー]

プライマリ・データベースの場合:

- v$loghist

- v$log_history

- v$log

- v$database

フィジカル・スタンバイ・データベースの場合:

- v$archived_log

ロジカル・スタンバイ・データベースの場合:

- dba_logstdby_log

[監視方法]

(1)以下の値をOracleから取得します。

- プライマリ・データベースでアーカイブされている 新のアーカイブREDOログ・ファイルのログ順序番号・・・[a]

- スタンバイ・データベースに適用されている 新のアーカイブREDOログ・ファイルのログ順序番号・・・[b]

(2) [a]と[b]の差分を求めます。

[しきい値単位]

アーカイブREDOログ・ファイル数

[しきい値条件]

0 ~ 2147483647

[しきい値設定]

各環境で監視したいアーカイブREDOログ・ファイル数の範囲をしきい値に設定してください。

[Oracle推奨しきい値]

なし

[Systemwalker for Oracleデフォルトしきい値]

なし

[メッセージ]

FOR-01048 適用されていないアーカイブREDOログ・ファイル数がxになりました。(HOST=host_name, SID=sid, SEQ=no)

[一般的な対処方法]

ログ適用サービスが開始していることを確認してください。

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付録D Oracle調査項目一覧の詳細

Oracle調査項目一覧の各調査項目についての詳細を説明します。

調査項目一覧には、以下の52項目があります。

項目名

Edition mount状態での監

視StandardEdition

EnterpriseEdition

調査項目No.1(リカバリが必要なデータファイルの一覧) ○ ○ ×

調査項目No.2(異常が発生したREDOログ・ファイルの一覧) ○ ○ ○

調査項目No.3(アーカイブ先ファイルシステムの空き領域状況) ○ ○ ○

調査項目No.4(REDOログ・ファイルのアーカイブ待ち状況) ○ ○ ○

調査項目No.5(現在の接続セッション数の通知) ○ ○ ○

調査項目No.6(初期化パラメタのsessionsの設定値通知) ○ ○ ○

調査項目No.7(初期化パラメタのlicense_max_sessionsの設定値通知) ○ ○ ○

調査項目No.8(初期化パラメタのprocessesの設定値通知) ○ ○ ○

調査項目No.9(初期化パラメタのenqueue_resourcesの設定値通知) ○ ○ ○

調査項目No.10(初期化パラメタのdml_locksの設定値通知) ○ ○ ○

調査項目No.11(初期化パラメタのmax_shared_serversの設定値通知) ○ ○ ○

調査項目No.12(初期化パラメタのmax_dispatchersの設定値通知) ○ ○ ○

調査項目No.13(初期化パラメタのtransactionsの設定値通知) ○ ○ ○

調査項目No.14(現在の接続プロセス数の通知) ○ ○ ○

調査項目No.15(現在の登録ユーザ数&ユーザ一覧) ○ ○ ×

調査項目No.16(現在のユーザごとの登録表数とその総数) ○ ○ ×

調査項目No.17(現在のオブジェクトのロック獲得・待機状況) ○ ○ ×

調査項目No.18(現在の共有サーバ・プロセスの利用状況) ○ ○ ○

調査項目No.19(現在のディスパッチャ・プロセスの利用状況) ○ ○ ○

調査項目No.20(現在の制御ファイルの状態) ○ ○ ○

調査項目No.21(現在の制御ファイルのバックアップの採取) ○ ○ ○

調査項目No.22(REDOログ・ファイルの一覧) ○ ○ ○

調査項目No.23(インストールが行われているオプション一覧) ○ ○ ○

調査項目No.24(SYSTEM STATE 採取) ○ ○ ○

調査項目No.25(各ユーザ・ロールの権限およびロール一覧) ○ ○ ×

調査項目No.26(ユーザIDおよびロール一覧) ○ ○ ×

調査項目No.27(ロールバック・セグメント一覧) ○ ○ ×

調査項目No.28(表領域の状態表示) ○ ○ ×

調査項目No.29(データベース・リンク名一覧) ○ ○ ×

調査項目No.30(プロファイル情報) ○ ○ ×

調査項目No.31(BACKGROUND_DUMP_DEST情報) ○ ○ ○

調査項目No.32(USER_DUMP_DEST情報) ○ ○ ○

調査項目No.33(CORE_DUMP_DEST情報) ○ ○ ○

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項目名

Edition mount状態での監

視StandardEdition

EnterpriseEdition

調査項目No.34(データファイル/テンポラリ・ファイル一覧) ○ ○ ×

調査項目No.35(共有メモリ使用状況) ○ ○ ○

調査項目No.36(PQスレーブ稼働状況) ○ ○ ○

調査項目No.37(UNDOセグメントの使用状況) ○ ○ ○

調査項目No.38(UNDO表領域の一覧) ○ ○ ×

調査項目No.39(分散環境におけるインダウト・トランザクションの情報) ○ ○ ×

調査項目No.40(初期化パラメタの一覧) ○ ○ ○

調査項目No.41(長時間接続しているセッションの情報) ○ ○ ○

調査項目No.42(長時間アイドル状態のセッションの情報) ○ ○ ○

調査項目No.43(1カーソル実行あたりの取得バッファ数の多いSQL文の情報) ○ ○ ○

調査項目No.44(セッションが使用するCPU時間が多いSQL文の情報) ○ ○ ○

調査項目No.45(診断データ格納先情報(DIAGNOSTIC_DEST)) ○ ○ ○

調査項目No.46(文監査オプション一覧) ○ ○ ×

調査項目No.47(権限監査オプション一覧) ○ ○ ×

調査項目No.48(オブジェクト監査オプション一覧) ○ ○ ×

調査項目No.49(ファイングレイン監査オプション一覧) ○ ○ ×

調査項目No.50(ノード間のCR/CUブロックの競合の度合いが大きいオブジェクト

の情報)× ○ ×

調査項目No.51(RAC構成情報) × ○ ×

調査項目No.52(スタンバイ・データベースでのアーカイブログ受信/適用状況) × ○ ○

○:実行可能です。

×:実行できません。

各項目についての詳細を説明します。

調査項目No.1(リカバリが必要なデータファイルの一覧)

[調査項目の説明]

リカバリが必要なファイルがあるかどうかをデータファイルとデータファイル・ヘッダーの2つの観点から確認します。

[アクセスするディクショナリ・ビュー]

v$recover_file、v$datafile、v$datafile_header、dba_data_files

[処理概要]

以下の2つの調査で異常と判断したファイルを表示します。

・ データファイルが異常であると判断するための条件

「v$recover_file」で検知できるメディア・リカバリを必要としている場合

・ データファイル・ヘッダーが異常であると判断するための条件

- ERROR列が「NULL」であり、かつ、RECOVER列が「YES」である場合。

- ERROR列に「OFFLINE NORMAL」以外のメッセージがあり、かつ、RECOVER列が空白である場合。

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[調査結果の説明]

リカバリが必要なデータファイルがあるかどうかをデータファイルとデータファイル・ヘッダーの2つの観点から確認した結果です。

データファイルの観点から確認した結果は、「datafile error:」に表示されます。

リカバリ対象となるデータファイルが存在する場合、ファイル番号、Oracleから取得したERROR情報およびデータファイル名が表示

されます。

リカバリ対象となるデータファイルが存在しない場合、「no rows selected」と表示されます。

データファイル・ヘッダーの観点から確認した結果は、「datafile header error:」に表示されます。

リカバリ対象となるデータファイル・ヘッダーの検知で異常があった場合、ファイル番号、Oracleが通知してきたSTATUS情報、ERROR情報、RECOVER情報およびデータファイル名が表示されます。

ただし、ERROR情報が「OFFLINE NORMAL」の場合、リカバリの必要はありません。

リカバリ対象となるデータファイルが存在しない場合、「no rows selected」と表示されます。

なお、ローカル管理の一時表領域については表示されません。

調査項目No.2(異常が発生したREDOログ・ファイルの一覧)

[調査項目の説明]

異常が発生しているREDOログ・ファイルの一覧を表示します。

[アクセスするディクショナリ・ビュー]

v$logfile

[処理概要]

REDOログ・ファイルの状態が「INVALID」または「STALE」のものを表示します。

[調査結果の説明]

異常が発生しているREDOログ・ファイルの一覧です。

STATUSが「INVALID」になっているものはREDOログ・ファイルが異常な状態です。「STALE」はREDOログ・ファイルの内容が不

完全な状態です。

なお、REDOログ・ファイルが追加された直後は「STALE」、REDOログファイル・メンバーが追加された直後は「INVALID」の状態と

なることがあります。これらの場合は、REDOログをswitchした後で一覧に表示されなくなれば問題ありません。

すべてのREDOログ・ファイルが正常な場合は、「no rows selected」と表示されます。

調査項目No.3(アーカイブ先ファイルシステムの空き領域状況)

[調査項目の説明]

REDOログのアーカイブ先ディスク領域の空き状況を表示しています。

[アクセスするディクショナリ・ビュー]

v$archive_dest、v$parameter、v$log

[処理概要]

REDOログのアーカイブ先ディスク領域の空き状況を表示します。

調査対象となるサーバがUNIX系マシンの場合は、dfコマンドによりアーカイブ先のディスクの情報を表示します。

調査対象となるサーバがWindowsマシンの場合は、アーカイブ先のドライブの空き領域情報を表示します。

アーカイブ先にOracle10gからの「フラッシュリカバリ領域」を指定している場合は、初期化パラメタ「db_recovery_file_dest」で指定さ

れている場所の空き領域情報を表示します。また、アーカイブ先にASMで管理されている領域が指定されている場合は、空き情

報を表示しません。

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[調査結果の説明]

REDOログのアーカイブ先ディスク領域の空き領域状況です。

アーカイブ先の空き領域(調査対象となるサーバがSolarisの場合はavail列の値、Linuxの場合はAvailable列の値、Windowsマシン

の場合は「Available disk space」の値)が「The size of redo log file」で示されたREDOログファイルサイズ以下の場合はアーカイブす

ることができません。

アーカイブ先に指定されたディレクトリが存在しない場合は、Oracleの仕様ではその1つ上のディレクトリにアーカイブされるため、1つ上のディレクトリをアーカイブ先とします。

1つ上のディレクトリも存在しない場合は、「The archive destination (アーカイブ先) does not exist.」と表示されます。アーカイブ先の

存在を確認してください。

また、アーカイブ先が、ファイルシステム以外の場合は、この処理は失敗します。使用中のデバイス専用のコマンドをご使用くださ

い。

調査項目No.4(REDOログ・ファイルのアーカイブ待ち状況)

[調査項目の説明]

REDOログ・ファイルのアーカイブ状況を表示します。

[アクセスするディクショナリ・ビュー]

v$database, v$log, v$archive

[処理概要]

Oracleから以下の情報を取得して表示しています。

・ アーカイブログモード(ARCHIVELOG | NOARCHIVELOG | MANUAL)

・ REDOロググループの数

・ アーカイブが必要なREDOログの数

・ REDOログの状態(GROUP#、THREAD#、ARC、STATUS)

[調査結果の説明]

REDOログ・ファイルのアーカイブ待ち状況です。

「MODE」はアーカイブ・モードを表示します。

Oracle9i以前では、「ARCHIVELOG」の時にアーカイブ・モード、「NOARCHIVELOG」の時に非アーカイブ・モードで運用されて

います。

Oracle10g以降では、「ARCHIVELOG」の時に自動アーカイブ・モード、「MANUAL」の時に手動アーカイブ・モード、

「NOARCHIVELOG」の時に非アーカイブ・モードで運用されています。

「ALLLOG」はREDOログの数を表示します。「NEED ARCHIVE」はアーカイブが必要なREDOログの数を表示します。

STATUS列が「INACTIVE」でARCHIVED列が「NO」のものがアーカイブされていません。STATUS列が「CURRENT」のものは現

在実行中のトランザクションで利用されています。

注意

調査対象OracleがRAC構成である場合の注意事項

RAC構成の場合は、全インスタンスのREDOログの情報が表示されます。

RAC構成の確認はTHREAD#で行います。

(アーカイブログモード(ARCHIVELOG | NOARCHIVELOG | MANUAL)については、自ノードのインスタンスの情報を表示します。)

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調査項目No.5(現在の接続セッション数の通知)

[調査項目の説明]

現在、接続中のセッション数を表示します。

[アクセスするディクショナリ・ビュー]

v$session

[処理概要]

Oracleに現在接続しているセッション数をカウントします。

[調査結果の説明]

現在、接続中のセッション数です。

「BACKGROUND」は、Oracleのインスタンスの接続セッション数であり、「USER」は、利用者プログラムからの接続セッション数で

す。

調査項目No.6(初期化パラメタのsessionsの設定値通知)

[調査項目の説明]

初期化パラメタ「sessions」の値を表示します。

[アクセスするディクショナリ・ビュー]

v$parameter

[処理概要]

初期化パラメタ「sessions」の現在値を取得します。

[調査結果の説明]

初期化パラメタ「sessions(セッション数)」の現在値です。

調査項目No.7(初期化パラメタのlicense_max_sessionsの設定値通知)

[調査項目の説明]

初期化パラメタ「license_max_sessions」の値を表示します。

[アクセスするディクショナリ・ビュー]

v$parameter

[処理概要]

初期化パラメタ「license_max_sessions」の現在値を取得します。

[調査結果の説明]

初期化パラメタ「license_max_sessions(ライセンスセッション数)」の現在値です。

調査項目No.8(初期化パラメタのprocessesの設定値通知)

[調査項目の説明]

初期化パラメタ「processes」の値を表示します。

[アクセスするディクショナリ・ビュー]

v$parameter

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[処理概要]

初期化パラメタ「processes」の現在値を取得します。

[調査結果の説明]

初期化パラメタ「processes(プロセス数)」の現在値です。

調査項目No.9(初期化パラメタのenqueue_resourcesの設定値通知)

[調査項目の説明]

初期化パラメタ「enqueue_resources」の値を表示します。

この初期化パラメタはOracle10.1.0以前のパラメタです。

[アクセスするディクショナリ・ビュー]

v$parameter

[処理概要]

初期化パラメタ「enqueue_resources」の現在値を取得します。

[調査結果の説明]

初期化パラメタ「enqueue_resources(エンキュ・リソース数)」の現在値です。

調査項目No.10(初期化パラメタのdml_locksの設定値通知)

[調査項目の説明]

初期化パラメタ「dml_locks」の値を表示します。

[アクセスするディクショナリ・ビュー]

v$parameter

[処理概要]

初期化パラメタ「dml_locks」の現在値を取得します。

[調査結果の説明]

初期化パラメタ「dml_locks(dmlロック数)」の現在値です。

調査項目No.11(初期化パラメタのmax_shared_serversの設定値通知)

[調査項目の説明]

初期化パラメタ「max_shared_servers」の値を表示します。

[アクセスするディクショナリ・ビュー]

v$parameter

[処理概要]

初期化パラメタ「max_shared_servers」の値を取得します。

Oracle8iの場合は「mts_max_servers」の値を取得します。

[調査結果の説明]

初期化パラメタ「max_shared_servers(同時に実行できる共有サーバ・プロセスの 大数)」の現在値です。

Oracle8iの場合は、「mts_max_servers」の値を表示します。

Oracle10g以降の場合で初期化パラメタが設定されていない場合は値が表示されません。

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調査項目No.12(初期化パラメタのmax_dispatchersの設定値通知)

[調査項目の説明]

初期化パラメタ「max_dispatchers」の値を表示します。

[アクセスするディクショナリ・ビュー]

v$parameter

[処理概要]

初期化パラメタ「max_dispatchers」の値を取得します。

Oracle8iの場合は「mts_max_dispatchers」の値を取得します。

[調査結果の説明]

初期化パラメタ「max_dispatchers(同時に実行できるディスパッチャ・プロセスの 大数)」の現在値です。

Oracle8iの場合は、「mts_max_dispatchers」の値を表示します。

Oracle10g以降の場合で初期化パラメタが設定されていない場合は値が表示されません。

調査項目No.13(初期化パラメタのtransactionsの設定値通知)

[調査項目の説明]

初期化パラメタ「transactions」の値を表示します。

[アクセスするディクショナリ・ビュー]

v$parameter

[処理概要]

初期化パラメタ「transactions」の値を取得します。

[調査結果の説明]

初期化パラメタ「transactions(同時トランザクションの 大数)」の現在値です。

調査項目No.14(現在の接続プロセス数の通知)

[調査項目の説明]

現在、データベースに接続しているプロセス数を表示します。

[アクセスするディクショナリ・ビュー]

v$process

[処理概要]

現在、データベースに接続しているプロセス数をカウントします。

[調査結果の説明]

現在、データベースに接続しているプロセス数です。

調査項目No.15(現在の登録ユーザ数&ユーザ一覧)

[調査項目の説明]

現在、データベースに登録されているユーザ数およびユーザ名とアカウント情報の一覧を表示します。

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[アクセスするディクショナリ・ビュー]

dba_users

[処理概要]

現在、データベースに登録されているユーザ数およびユーザ名とアカウント情報の一覧を取得します。

[調査結果の説明]

現在、データベースに登録されているユーザ数およびユーザ名とアカウント情報の一覧です。

「Account status」が「OPEN」は正常な状態、「LOCKED」はアカウントがロック状態、「EXPIRED」はパスワードの時間切れ状態、

「EXPIRED & LOCKED」はその両方の状態を意味します。

調査項目No.16(現在のユーザごとの登録表数とその総数)

[調査項目の説明]

現在、データベースに登録されているユーザごとの表の数およびその総数を表示します。

[アクセスするディクショナリ・ビュー]

dba_tables

[処理概要]

現在、データベースに登録されているユーザごとの表の数およびその総数を取得します。

[調査結果の説明]

現在、データベースに登録されているユーザごとの表の数およびその総数です。

調査項目No.17(現在のオブジェクトのロック獲得・待機状況)

[調査項目の説明]

ロックで待機しているユーザ・セッションと、ロックを保持しているユーザ・セッションの情報を表示します。

[アクセスするディクショナリ・ビュー]

dba_waiters、v$session、v$sqltext

[処理概要]

ロックで待機しているユーザ・セッションと、ロックを保持しているユーザ・セッションの情報を取得します。

[調査結果の説明]

ロックで待機しているユーザ・セッション(waiting_session)およびロックを保持しているユーザ・セッション(holding_session)の情報で

す。

(事前にOracle SYSユーザでcatblock.sqlを実行する必要があります。)

注意

調査対象OracleがRAC構成である場合の注意事項

RAC構成の場合、別々のインスタンスでの更新によりロックで待機が発生したセッションについては監視できません。

ロックが発生していない場合は、「waiting_session information」と「holding_session information」のみ表示されます。

- 237 -

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調査項目No.18(現在の共有サーバ・プロセスの利用状況)

[調査項目の説明]

起動されている共用サーバの数と共用サーバ要求キュー内におけるキューの平均滞留時間を表示します。

[アクセスするディクショナリ・ビュー]

v$queue、v$shared_server

[処理概要]

以下の情報を取得します。

1. 起動されている共有サーバの数を取得します。

2. 共有サーバ要求キューについて、以下の情報を取得します。

- waitの合計 : このキュー内の全項目のうち、サーバが処理するものの待機時間の合計

- totalqの合計 : これまでキューに入れられた項目のうち、サーバが処理するものの合計数

以下の計算式により、要求キューの平均滞留時間を計算します。

要求キューの平均滞留時間 = waitの合計 ÷ totalq の合計

[調査結果の説明]

現在の共有サーバ・プロセスの利用状況です。

起動されている共用サーバの数(Number of shared servers)および共用サーバ要求キュー内におけるキューの平均滞留時間(Theaverage wait time per request queue、単位:100分の1秒)を表示します。

共有サーバへの要求がない場合、「The average wait time per request queue」の欄に「no request queue」と表示されます。

調査項目No.19(現在のディスパッチャ・プロセスの利用状況)

[調査項目の説明]

ディスパッチャ・プロセスのビジー率(%)とディスパッチャ応答キュー内におけるキューの平均滞留時間を表示します。

[アクセスするディクショナリ・ビュー]

v$queue、v$dispatcher

[処理概要]

以下の情報を取得します。

1. ディスパッチャについて以下の情報を取得し、ビジー率を計算します。

busyの合計 : ディスパッチャのビジー合計時間

idleの合計 : ディスパッチャのアイドル合計時間

ディスパッチャ・プロセスのビジー率[%] = (busyの合計 ÷ (busyの合計 + idleの合計)) × 100

2. ディスパッチャについて、以下の情報を取得し、応答キューの平均滞留時間を計算します。

waitの合計 : このキュー内の全項目のうち、dispatcherが処理するものの待機時間の合計

totalqの合計 : これまでキューに入れられた項目のうち、dispatcherが処理するものの合計数

要求キューの平均滞留時間[msec] = waitの合計 ÷ totalq の合計

[調査結果の説明]

現在のディスパッチャ・プロセスの利用状況です。

ディスパッチャ・プロセスのビジー率(The busy ratio、単位:%)およびディスパッチャ応答キュー内におけるキューの平均滞留時間

(The average wait time per response queue、単位:100分の1秒)を表示します。

共有サーバによる処理応答がない場合、「The average wait time per response queue」の欄には「no response queue」が表示されま

す。

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調査項目No.20(現在の制御ファイルの状態)

[調査項目の説明]

使用されている制御ファイルの名前とその状態を表示します。また、初期化パラメタcontrol_filesの値も表示します。

[アクセスするディクショナリ・ビュー]

v$controlfile、v$parameter

[処理概要]

以下の情報を取得します。

1. 制御ファイルの名前とその状態

2. 初期化パラメタ「control_files」の値

[調査結果の説明]

現在使用されている制御ファイル名とその状態です。

制御ファイルの名前および状態を表示します。状態が正常な場合はStatus列に何も表示されません。

また、初期化パラメタ「control_files」の現在値を「Value of control_files」の下に表示します。

調査項目No.21(現在の制御ファイルのバックアップの採取)

[調査項目の説明]

制御ファイルを再作成するためのSQL文をトレース・ファイルに出力します。

[アクセスするディクショナリ・ビュー]

v$parameter、v$process、v$session、v$diag_info

[処理概要]

以下の情報を取得します。

1. 初期化パラメタ(*)の値よりトレース・ファイル格納先(ユーザ・プロセス)を取得します。

(*)以下の初期化パラメタより格納先を取得します。

・Oracleバージョンが"10.2.0"以前の場合、"USER_DUMP_DEST" ・Oracleバージョンが"11.1.0"以降の場合、"DIAGNOSTIC_DEST"

2. 以下のコマンドにより、現在の制御ファイルのバックアップをトレース・ファイルに出力します。

alter database backup controlfile to trace ;

3. プロセスIDより、トレース・ファイル名を検出します。

注意

・ トレース・ファイル格納先(ユーザ・プロセス)に書き込み権限がない場合や、ディレクトリが存在しない等の理由により、トレース・ファ

イルが作成できなかった場合は、トレース・ファイル格納先(Tracefile dump path)に示される場所にトレース・ファイルが作成される

ことがあります。

・ トレース・ファイルの出力に失敗した場合は、以下のメッセージを表示します。

「ERROR:Cannot create trace file.」この場合、トレース・ファイルの格納ディレクトリに異常がないか確認してください。

なお、初期化パラメタ「USER_DUMP_DEST」にレジストリ・パラメタ(%ORACLE_BASE%等)が指定されており、そのパラメタがシ

ステム環境変数に設定されていない場合は、このメッセージが表示されていてもトレース・ファイル格納先(ユーザ・プロセス)配下

にトレース・ファイルが作成されている可能性があります。

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[調査結果の説明]

以下のコマンドを実行して、現在使用中の制御ファイルを再作成するためのSQL文をトレース・ファイルに出力しました。

alter database backup controlfile to trace ;

トレース・ファイル格納先(ユーザ・プロセス)およびトレース・ファイル名(Tracefile name)を表示します。

調査項目No.22(REDOログ・ファイルの一覧)

[調査項目の説明]

現在、使用中のREDOログ・ファイルの一覧を表示します。

[アクセスするディクショナリ・ビュー]

v$logfile

[処理概要]

REDOログ・ファイルの情報を取得します。

[調査結果の説明]

現在、使用中のREDOログ・ファイルの一覧です。

Statusが「INVALID」または「STALE」になっているものが異常なREDOログ・ファイルです。「DELETED」は削除済みという意味で

す。

調査項目No.23(インストールが行われているオプション一覧)

[調査項目の説明]

未インストールおよびインストール済みのOracle Server Option製品を表示します。

[アクセスするディクショナリ・ビュー]

v$option

[処理概要]

未インストールおよびインストール済みのOracle Server Option製品の情報を取得します。

[調査結果の説明]

未インストール(Not installed) およびインストール済み(Already installed)のOracle Server Option製品の一覧です。

調査項目No.24(SYSTEM STATE 採取)

[調査項目の説明]

SYSTEM STATE情報を採取しトレース・ファイルを作成します。

SYSDBA権限を持つユーザで接続します(Systemwalker for Oracleのソフトウェア説明書を参照)。

[アクセスするディクショナリ・ビュー]

v$parameter、v$diag_info

[処理概要]

以下の情報を取得します。

1. 初期化パラメタ(*)の値よりトレース・ファイル格納先(ユーザ・プロセス)を取得します。

(*)以下の初期化パラメタより格納先を取得します。

・Oracleバージョンが"10.2.0"以前の場合、"USER_DUMP_DEST" ・Oracleバージョンが"11.1.0"以降の場合、"DIAGNOSTIC_DEST"

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2. oradebugコマンドにより、SYSTEM STATE情報をトレース・ファイルに出力します。

注意

・ 以下の場合、トレース・ファイル格納先(Tracefile dump path)に示される場所にトレース・ファイルが作成されることがあります。

- トレース・ファイル格納先(ユーザ・プロセス)に書き込み権限がない場合や、ディレクトリが存在しない等の理由により、トレー

ス・ファイルが作成できなかった場合

- 初期化パラメタ「USER_DUMP_DEST」にレジストリ・パラメタ(例:%ORACLE_BASE%等)が指定されており、そのパラメタがシ

ステム環境変数に設定されていない場合

・ トレース・ファイルの出力に失敗した場合は、以下のメッセージを表示します。

「ERROR:Cannot create trace file.」この場合は、トレース・ファイル格納先(ユーザ・プロセス)に異常がないか確認してください。

[調査結果の説明]

SYSTEM STATE情報を採取しました。

採取されたトレース・ファイル格納先(ユーザ・プロセス)およびトレース・ファイル名(Tracefile name)を表示します。

何かの理由でトレース・ファイル格納先(ユーザ・プロセス)以外の場所にトレース・ファイルが作成された場合は、「Tracefile dumppath」にその場所を表示します。

トレース・ファイルが作成できなかった場合は、「ERROR: Cannot create trace file.」と表示されます。

調査項目No.25(各ユーザ・ロールの権限およびロール一覧)

[調査項目の説明]

各ユーザに付与されているロール一覧、各ユーザおよびロールに付与されているシステム権限一覧および各ユーザに付与されて

いるオブジェクト権限の一覧を表示します。

[アクセスするディクショナリ・ビュー]

dba_role_privs、dba_sys_privs、dba_tab_privs

[処理概要]

以下の情報を取得します。

1. 各ユーザに付与されているロール一覧

2. 各ユーザおよびロールに付与されているシステム権限一覧

3. 各ユーザに付与されているオブジェクト権限の一覧

[調査結果の説明]

各ユーザに付与されているロール一覧、各ユーザおよびロールに付与されているシステム権限一覧および各ユーザに付与されて

いるオブジェクト権限の一覧です。

調査項目No.26(ユーザIDおよびロール一覧)

[調査項目の説明]

データベースに定義されたユーザとアカウント状態およびロールの一覧を表示します。

[アクセスするディクショナリ・ビュー]

dba_users、dba_roles

[処理概要]

以下の情報を取得します。

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1. データベースに定義されたユーザとアカウント状態

2. ロールの一覧

[調査結果の説明]

データベースに定義されたユーザとアカウント状態(Account status)およびロールの一覧です。

「Account status」が「OPEN」は正常な場合です。「LOCKED」はアカウントがロック状態、「EXPIRED」はパスワードの時間切れ状

態、「EXPIRED & LOCKED」はその両方の状態を意味します。

調査項目No.27(ロールバック・セグメント一覧)

[調査項目の説明]

ロールバック・セグメントの一覧を表示します。

[アクセスするディクショナリ・ビュー]

dba_rollback_segs

[処理概要]

ロールバック・セグメントの情報を取得します。

[調査結果の説明]

ロールバック・セグメントの一覧です。

調査項目No.28(表領域の状態表示)

[調査項目の説明]

指定された表領域の名前とその状態を表示します。

[アクセスするディクショナリ・ビュー]

dba_tablespaces

[処理概要]

指定された表領域の名前とその状態を取得します。

[調査結果の説明]

表領域の名前とその状態の一覧です。正常な場合は状態(STATUS)が「ONLINE」と表示されます。

メッセージで通知された表領域に対して一次調査を実施している場合は、その表領域に対する状態を表示します。

なお、メッセージで通知された表領域が存在しない場合は、何も表示されません。

調査項目No.29(データベース・リンク名一覧)

[調査項目の説明]

データベースに定義されたデータベース・リンクの一覧を表示します。

[アクセスするディクショナリ・ビュー]

dba_db_links

[処理概要]

データベースに定義されたデータベース・リンクの情報を取得します。

[調査結果の説明]

データベースに定義されたデータベース・リンクの一覧です。

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データベース・リンクが存在しないときは「no rows selected」と表示されます。

調査項目No.30(プロファイル情報)

[調査項目の説明]

データベースに定義されたプロファイルの一覧を表示します。

[アクセスするディクショナリ・ビュー]

dba_profiles

[処理概要]

データベースに定義されたプロファイルの情報を取得します。

[調査結果の説明]

データベースに定義されたプロファイル名の一覧です。

調査項目No.31(BACKGROUND_DUMP_DEST情報)

[調査項目の説明]

初期化パラメタ「background_dump_dest」の設定値と設定されたディレクトリのアクセス権限を表示します。

注意

・ Oracle11g以降、初期化パラメタ「background _dump_dest」は推奨されません。この場合Oracle調査項目一覧のNo45診断データ

格納先情報を確認してください。

[アクセスするディクショナリ・ビュー]

v$parameter

[処理概要]

以下の情報を取得します。

1. 初期化パラメタ「background_dump_dest」の値を取得します。

2. 調査対象のサーバがUNIX系マシンの場合は、そのディレクトリのアクセス権限をlsコマンドにより取得します。Windowsマシ

ンの場合は、そのディレクトリのアクセス権限をcaclsコマンドにより取得します。

[調査結果の説明]

初期化パラメタ「background_dump_dest」の設定値と設定されたディレクトリのアクセス権限の情報です。

注意

・ 調査対象サーバがWindowsマシンでディレクトリのファイルシステムがFATの場合、アクセス権限は表示されません。

・ 初期化パラメタ「background_dump_dest」に設定したディレクトリが存在しない場合は、「ERROR:(ディレクトリパス) does not exist.」とメッセージが表示されます。この場合、指定したディレクトリに異常がないか確認してください。

・ 初期化パラメタ「background_dump_dest」にレジストリ・パラメタ(例:%ORACLE_BASE%等)が設定されている場合で、そのパラメ

タがシステム環境変数に設定されていない場合は、アクセス権限は表示しません。

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調査項目No.32(USER_DUMP_DEST情報)

[調査項目の説明]

初期化パラメタ「user_dump_dest」の設定値と設定されたディレクトリのアクセス権限を表示します。

注意

・ Oracle11g以降、初期化パラメタ「user_dump_dest」は推奨されません。この場合Oracle調査項目一覧のNo45診断データ格納先情

報を確認してください。

[アクセスするディクショナリ・ビュー]

v$parameter

[処理概要]

以下の情報を取得します。

1. 初期化パラメタ「user_dump_dest」の値を取得します。

2. 調査対象のサーバがUNIX系マシンの場合は、そのディレクトリのアクセス権限をlsコマンドにより取得します。Windowsマシ

ンの場合は、そのディレクトリのアクセス権限をcaclsコマンドにより取得します。

[調査結果の説明]

初期化パラメタ「user_dump_dest」の設定値と設定されたディレクトリのアクセス権限の情報です。

注意

・ 調査対象サーバがWindowsマシンでディレクトリのファイルシステムがFATの場合、アクセス権限は表示されません。

・ 初期化パラメタ「user_dump_dest」に設定したディレクトリが存在しない場合は、「ERROR:(ディレクトリパス) does not exist.」とメッセー

ジが表示されます。この場合、指定したディレクトリに異常がないか確認してください。

・ 初期化パラメタ「user_dump_dest」にレジストリ・パラメタ(例:%ORACLE_BASE%等)が設定されている場合で、そのパラメタがシス

テム環境変数に設定されていない場合は、アクセス権限は表示しません。

調査項目No.33(CORE_DUMP_DEST情報)

[調査項目の説明]

コアダンプディレクトリ情報を表示します。

注意

・ この項目は、調査対象サーバがUNIX系マシンの場合のみ動作します。

・ Oracle11g以降、初期化パラメタ「core_dump_dest」は推奨されません。この場合Oracle調査項目一覧のNo45診断データ格納先情

報を確認してください。

[アクセスするディクショナリ・ビュー]

v$parameter

[処理概要]

以下の情報を取得します。

1. 初期化パラメタ「core_dump_dest」の値を取得します。

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2. そのディレクトリのアクセス権限をlsコマンドにより取得します。

[調査結果の説明]

初期化パラメタ「core_dump_dest」の設定値と設定されたディレクトリのアクセス権限の情報です。

調査項目No.34(データファイル/テンポラリ・ファイル一覧)

[調査項目の説明]

表領域を構成するデータファイル/テンポラリ・ファイルの一覧を表領域ごとに表示します。

[アクセスするディクショナリ・ビュー]

dba_data_files、dba_temp_files

[処理概要]

表領域を構成するデータファイル/テンポラリ・ファイルの情報を表領域ごとに取得します。

[調査結果の説明]

表領域ごとのデータファイル/テンポラリ・ファイルの一覧です。

テンポラリ・ファイルが存在しない場合は、temporary datafiles の下に「no rows selected」と表示されます。

調査項目No.35(共有メモリ使用状況)

[調査項目の説明]

SGA内の共有メモリの空き領域の情報を表示します。

[アクセスするディクショナリ・ビュー]

v$parameter、v$sgastat、v$db_object_cache、v$bh、v$parameter

[処理概要]

以下の情報を取得します。

・ 共有プールの空き領域の情報

空き領域の割合[%] = (Free Bytes ÷ Shared_Pool_Size) × 100

注意

共有プールの空き領域の情報を取得する際の注意事項

以下の機能を使用している場合、共有プールの空き領域の情報は表示しません。

・自動共有メモリ管理(Oracle10g~Oracle11g)・自動メモリ管理(Oracle11g)

・ SQL文が共有プール内でロード/解析された回数とその割合

ロード/解析の割合[%] = (loadsの合計 ÷ executionsの合計) × 100

・ ブロック・バッファ・プール内の現在の空きブロック数と使用ブロック数のそれぞれのカウント

[調査結果の説明]

共有メモリ使用状況として以下の情報を表示します。

・ SGA内の共有プールの空き領域の情報

・ SQL文が共有プール内でロード/解析された回数とその割合

・ ブロック・バッファ・プール内の現在の空きブロック数と使用ブロック数

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調査項目No.36(PQスレーブ稼働状況)

[調査項目の説明]

PQ(パラレル・クエリ)のスレーブ・プロセスの現在の情報を表示します。

[アクセスするディクショナリ・ビュー]

v$pq_slave

[処理概要]

PQ(パラレル・クエリ)のスレーブ・プロセスの現在の情報を取得します。

[調査結果の説明]

パラレル・クエリのスレーブ・プロセスの現在の稼動状況です。

パラレル ・ クエ リのスレーブ ・プロセスの状態( STATUS )および現セッシ ョンにおける idle(IDLE_TIME_CUR) 、busy(BUSY_TIME_CUR)、cpu(CPU_SECS_CUR)使用時間を表示します。

パラレル実行プロセスが存在しないときは「no rows selected」と表示されます。

調査項目No.37(UNDOセグメントの使用状況)

[調査項目の説明]

自動UNDO管理モードの場合、初期化パラメタで指定されたUNDO_RETENTIONの値とUNDOセグメントの使用状況を10分ごと

に過去1日分の情報を表示します。

注意

・ UNDOセグメントを使用する自動UNDO管理モードはOracle9iからの機能です。

[アクセスするディクショナリ・ビュー]

v$parameter、v$undostat

[処理概要]

初期化パラメタ「undo_retention」の値を取得します。

現在の時刻から24時間前までのUNDOセグメントの使用状況の情報を取得します。

[調査結果の説明]

初期化パラメタ「undo_retention」の値と10分ごとに採取されたUNDOセグメントの使用状況です。

10分ごとに採取されたUNDOセグメントの使用状況は過去1日分の情報を表示します。

10分間中の 大問い合わせ時間(MAXQUERYLEN)、使用ブロック数(UNDOBLKS)、期間中に実行されたトランザクションの合計数

(TXNCOUNT)、「ORA-01555」のエラーが発生した回数(SSOLDERRCNT)を表示します。

問合せ時間が初期化パラメタ「undo_retention」の値より大きい場合、問い合わせ中にUNDOレコードが残っていないと

「ORA-01555」のエラーが発生します。

問い合わせが行われている間はUNDOレコードを保持できるように、初期化パラメタ「undo_retention」を 大問合せ時間

(MAXQUERYLEN)より大きくなるように調整してください。

注意

・ 手動UNDO管理モードの場合は、UNDOセグメントの使用状況は表示されません。「undo_management = MANUAL」と表示され

ます。

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調査項目No.38(UNDO表領域の一覧)

[調査項目の説明]

自動UNDO管理モードの場合に使用するUNDO表領域の状態を一覧表示します。

注意

・ UNDOセグメントを使用する自動UNDO管理モードはOracle9iからの機能です。

[アクセスするディクショナリ・ビュー]

dba_data_files、dba_tablespaces、v$parameter

[処理概要]

自動UNDO管理モードの場合に使用するUNDO表領域の状態を取得します。

[調査結果の説明]

UNDO表領域の状態の一覧です。

表領域の状態(STATUS)、表領域のブロックサイズ(BLOCK_SIZE)、表領域のサイズ(TSP_BYTES)を表示します。

現在使用しているUNDO表領域は「ACTIVE」と表示されます。

注意

・ 手動UNDO管理モードの場合は、UNDOセグメントの使用状況は表示されません。「undo_management = MANUAL」と表示され

ます。

調査項目No.39(分散環境におけるインダウト・トランザクションの情報)

[調査項目の説明]

分散環境におけるインダウト・トランザクションを表示します。

[アクセスするディクショナリ・ビュー]

dba_2pc_pending、dba_2pc_neighbors

[処理概要]

分散環境におけるインダウト・トランザクションの情報を取得します。

[調査結果の説明]

分散環境におけるインダウト・トランザクションの情報です。

分散環境にて、COMMITまたはROLLBACKを待機した状態(インダウト)のトランザクションが残ってしまうことがあります。

通常、その場合はユーザ・プログラムに、「ORA-02054」のエラーが通知されます。本来、RECO(リカバラ)バックグランド・プロセスが

自動でトランザクションを自動的に解除しますが、本調査項目で表示されたトランザクションについては、管理者が調査を行い、手

動で解決する必要がある場合があります。

「[2pc_pending]」には、インダウト・トランザクションの情報を表示します。

手動で対処するときに、ローカル・トランザクションID(LOCAL_TRAN_ID)を使用します。

MIXED列が「yes」の場合は、トランザクションの一部があるノードではコミットされ、別のノードではロールバックされたことを示しま

す。

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トランザクション・コメント(TRAN_COMMENT)、トランザクション・アドバイス(ADVICE)、インダウト・トランザクションの状態(STATE)も表示します。

インダウト・トランザクションの状態は「collecting」(収集中)、「prepared」(準備完了)、「committed」(コミット済み)、「forced commit」(強制コミット)、「forced abort」(強制異常終了、つまりRollback)となります。

「[2pc_neighbors]」には、インダウト・トランザクションの関連情報を表示します。

IN_OUT列は受信トランザクションの場合は「in」、送信トランザクションの場合は「out」を表示します。

INTERFACE列はコミット・メッセージの場合は「C」、準備完了状態を示すメッセージまたは読み取り専用コミット要求のどちらかの場合は

「N」を表示します。

なお、分散トランザクションが存在しない場合は、「no rows selected」と表示されます。

調査項目No.40(初期化パラメタの一覧)

[調査項目の説明]

すべての初期化パラメタの値を表示します。

[アクセスするディクショナリ・ビュー]

v$parameter

[処理概要]

すべての初期化パラメタの値を取得します。

[調査結果の説明]

すべての初期化パラメタの値の一覧です。

調査項目No.41(長時間接続しているセッションの情報)

[調査項目の説明]

データベースに長時間接続しているセッションの上位10位までの情報を表示します。

[アクセスするディクショナリ・ビュー]

v$session

[処理概要]

ユーザ・セッションにおいて、データベースに長時間接続しているセッションの情報を取得します。

取得した情報から、接続時間の上位10位までを表示します。

[調査結果の説明]

データベースに長時間接続しているセッションの上位10位までの情報です。

接続している時間(Time(sec))、ログイン時間、Oracleユーザ名、マシン名、セッション識別子およびセッション・シリアル番号を表示

します。

調査項目No.42(長時間アイドル状態のセッションの情報)

[調査項目の説明]

長時間使用していないセッションの上位10位までの情報を表示します。

[アクセスするディクショナリ・ビュー]

v$session

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[処理概要]

ユーザ・セッションにおいて、長時間使用していないセッションの情報を取得します。

取得した情報から、接続時間の上位10位までを表示します。

[調査結果の説明]

長時間使用していないセッションの上位10位までの情報です。

ユーザが 後に処理を実行したときから経過した時間(Idle_time(sec))、マシン名、Oracleユーザ名、セッション識別子およびセッ

ション・シリアル番号を表示します。

調査項目No.43(1カーソル実行あたりの取得バッファ数の多いSQL文の情報)

[調査項目の説明]

共有SQL領域に存在する1回のカーソル実行で取得するバッファの合計数が多いSQL文を上位10位まで表示します。

[アクセスするディクショナリ・ビュー]

v$sqlarea

[処理概要]

以下の情報を取得します。

1. 以下の情報を取得します。

buffer_gets : すべての子カーソルについて、取得したバッファの合計数

executions : すべての子カーソルについて、実行回数の合計数

2. 共有SQL領域に存在する1回のカーソル実行で取得するバッファの合計数を計算します。

1回のカーソル実行で取得するバッファの合計数 = buffer_gets ÷ executions

3. 取得した情報から、1回のカーソル実行で取得するバッファの合計数の上位10位までを表示します。

[調査結果の説明]

1回のカーソル実行で取得する共有SQL領域内のバッファ合計数が多いSQL文の上位10位までの情報です。

カーソルの親に対するハンドルのアドレス、カーソルのSQLテキストの 初の100文字も表示します。

調査項目No.44(セッションが使用するCPU時間が多いSQL文の情報)

[調査項目の説明]

ユーザ・コールの開始から終了までにセッションが使用する CPU 時間が多いSQL文を上位10位まで表示します。

[アクセスするディクショナリ・ビュー]

v$sesstat, v$statname, v$sqlarea, v$session

[処理概要]

ユーザ・コールの開始から終了までにセッションが使用するCPU時間を取得します。

取得した情報から、CPU 時間の上位10位までを表示します。

[調査結果の説明]

ユーザ・コールの開始から終了までにセッションが使用するCPU時間が多いSQL文の上位10位までの情報です。

カーソルの親に対するハンドルのアドレス、セッション識別子、カーソルのSQLテキストの 初の100文字も表示します。

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調査項目No.45(診断データ格納先情報(DIAGNOSTIC_DEST))

[調査項目の説明]

初期化パラメタ「DIAGNOSTIC_DEST」の値から取得したトレース・ファイル、ダンプおよびコア・ファイルの格納先とそのディレクト

リのアクセス権限を表示します。

注意

・ 診断データ格納先情報(DIAGNOSTIC_DEST)はOracle11gからの機能です。

・ コア・ファイルの格納先は調査対象サーバがUNIX系マシンの場合のみ表示します。

[アクセスするディクショナリ・ビュー]

v$parameter、v$diag_info

[処理概要]

以下の情報を取得します。

1. 初期化パラメタ「DIAGNOSTIC_DEST」の値を取得します。

2. トレース・ファイル、ダンプ、コア・ファイルの格納先のディレクトリを取得します。

3. 調査対象のサーバがUNIX系マシンの場合は、そのディレクトリのアクセス権限をlsコマンドにより取得します。Windowsマシ

ンの場合は、そのディレクトリのアクセス権限をcaclsコマンドにより取得します

[調査結果の説明]

バックグラウンド・プロセスのトレース・ファイル、サーバー・プロセスの

トレース・ファイル、SQL トレース・ファイル、コア・ファイルおよびテキスト形式のア

ラート・ログファイルの格納先とそのディレクトリのアクセス権限の情報です。

注意

・ 調査対象サーバがWindowsマシンでディレクトリのファイルシステムがFATの場合、アクセス権限は表示されません。

・ トレース・ファイル格納先ディレクトリが存在しない場合は、「ERROR:(ディレクトリパス) does not exist.」とメッセージが表示されます。

この場合、指定したディレクトリに異常がないか確認してください。

調査項目No.46(文監査オプション一覧)

[調査項目の説明]

データベースに設定されている文監査オプションの一覧を表示します。

[アクセスするディクショナリ・ビュー]

DBA_STMT_AUDIT_OPTS

[処理概要]

データベースに設定されている文監査オプションの一覧を取得します。

[調査結果の説明]

データベースに設定されている文監査オプションの一覧です。

文監査オプションが正常終了と失敗のどちら(あるいはその両方)に設定されているかを「Success」、「Failure」に表示します。設定

されている場合、「BY SESSION」または「BY ACCESS」を表示し、設定されていない場合、「NOT SET」を表示します。

すべてのユーザに対して文監査オプションが設定されている場合、「User Name」には空白が表示されます。

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データベースに設定されている文監査オプションが存在しない場合、「no rows selected」と表示されます。

調査項目No.47(権限監査オプション一覧)

[調査項目の説明]

データベースに設定されている権限監査オプションの一覧を表示します。

[アクセスするディクショナリ・ビュー]

DBA_PRIV_AUDIT_OPTS

[処理概要]

データベースに設定されている権限監査オプションの一覧を取得します。

[調査結果の説明]

データベースに設定されている権限監査オプションの一覧です。

権限監査オプションが正常終了と失敗のどちら(あるいはその両方)に設定されているかを「Success」、「Failure」に表示します。設

定されている場合、「BY SESSION」または「BY ACCESS」を表示し、設定されていない場合、「NOT SET」を表示します。

すべてのユーザに対して権限監査オプションが設定されている場合、「User Name」には空白が表示されます。

データベースに設定されている権限監査オプションが存在しない場合、「no rows selected」と表示されます。

調査項目No.48(オブジェクト監査オプション一覧)

[調査項目の説明]

データベースに設定されているオブジェクト監査オプションの一覧を表示します。

[アクセスするディクショナリ・ビュー]

DBA_OBJ_AUDIT_OPTS

[処理概要]

データベースに設定されているオブジェクト監査オプションの一覧を取得します。

[調査結果の説明]

データベースに設定されているオブジェクト監査オプションの一覧です。

以下の監査オプションについて、WHENEVER SUCCESSFULとWHENEVER NOT SUCCESSFULの2つの設定を/で区切って表

示します。

・ ALT: ALTERの監査

・ AUD:AUDITの監査

・ COM:COMMENTの監査

・ DEL:DELETEの監査

・ GRA:GRANTの監査

・ IND:INDEXの監査

・ INS:INSERTの監査

・ LOC:LOCKの監査

・ REN:RENAMEの監査

・ UPD:UPDATEの監査

・ REF:REFERENCEの監査

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・ SEL:SELECTの監査

・ EXE:EXECUTEの監査

・ CRE:CREATEの監査

・ REA:READの監査

・ WRI:WRITEの監査

・ FBK:FLASHBACKの監査

設定状況を以下で表示します。

・ 「-」は、何も設定されていないことを示します。

・ 「S」は、BY SESSIONに設定されていることを示します。

・ 「A」は、BY ACCESSに設定されていることを示します。

データベースに設定されているオブジェクト監査オプションが存在しない場合、「no rows selected」と表示されます。

調査項目No.49(ファイングレイン監査オプション一覧)

[調査項目の説明]

データベースに設定されているファイングレイン監査ポリシーの一覧を表示します。

[アクセスするディクショナリ・ビュー]

DBA_AUDIT_POLICIES

[処理概要]

データベースに設定されているファイングレイン監査ポリシーの一覧を取得します。

[調査結果の説明]

データベースに設定されているファイングレイン監査ポリシーの一覧です。

監査対象の表またはビューの所有者とオブジェクト名を「Object_Name」に表示します。

監査ポリシー名を「Policy_Name」に表示します。

監査ポリシーが使用可能(Yes)か使用禁止(No)かを「Enable」に表示します。

以下のSQL文について監査する(Yes)かしない(No)かを表示します。

・ 「Select」:オブジェクトの問合せ

・ 「Insert」:オブジェクトのINSERT文

・ 「Update」:オブジェクトのUPDATE文

・ 「Delete」:オブジェクトのDELETE文

特定の列(関連列)を監査対象としている場合、その関連列を「Column」に表示します。

監査条件が指定されている場合、「Text」に SQLテキストの 初の100文字を表示します。

データベースに設定されているファイングレイン監査ポリシーが存在しない場合、「no rows selected」と表示されます。

調査項目No.50(ノード間のCR/CUブロックの競合の度合いが大きいオブジェクトの情報)

[調査項目の説明]

ノード間のCR/CUブロックの競合の度合いが大きいオブジェクトの情報を上位10位まで表示します。

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[アクセスするディクショナリ・ビュー]

v$segment_statistics、v$segstat

[処理概要]

以下の情報を取得します。

1. 以下の統計情報を取得します。

・ CR Blocks Served・(Oracle9i) global cache cr blocks served : 読み取り一貫性ブロックがノード間で転送される回数

・(Oracle10g~) gc cr blocks received : 読み取り一貫性ブロックをノード間で受信したブロック数

・ CU Blocks Served : カレント・ブロックがノード間で転送される回数

・(Oracle9i) global cache current blocks served : カレント・ブロックがノード間で転送される回数

・(Oracle10g~) gc current blocks recieved : カレント・ブロックをノード間で受信したブロック数

1. 上記それぞれにおいて、全体の値に対するオブジェクトごとの値割合を計算します。

2. 上記それぞれにおいて、取得したBlocks Servedの値の上位10位までを表示します。

[調査結果の説明]

RACのCache Fusionによるノード間通信のブロック競合に関する情報です。

CR Blocksは読み取り一貫性ブロックです。write/read競合の場合に転送されます。

CU Blocksはカレント・ブロック( 新イメージ)です。write/write競合の場合に転送されます。

それぞれのブロックについてCache Fusionによりノード間通信でブロック転送される回数(Blocks Served)の多い上位10位までのオ

ブジェクトの情報を表示します。

ratio(%)はそれぞれのブロックの転送回数の合計に対するそのオブジェクトの転送回数の割合です。

ブロック転送回数または割合が多い場合はノード間のブロック競合が発生している可能性があります。

(情報はインスタンス起動時からの統計情報です。)

Oracle10g以降の場合は、ノード間通信でブロック転送される回数(Blocks Served)ではなくノード間通信で受信したブロック数(Blocksreceived)を表示します。

調査項目No.51(RAC構成情報)

[調査項目の説明]

RAC構成の場合に各ノードのインスタンスの情報を表示します。

なお、各ノードのインスタンスから情報を取得するため、ノード間で通信処理が行われます。

RAC構成でない場合は、そのインスタンスの情報のみが表示されます。

[アクセスするディクショナリ・ビュー]

gv$instance、gv$parameter

[処理概要]

インスタンス番号、インスタンス名、ホスト名、グローバルデータベース名、状態、インスタンス起動時間、データベース・サービス名

を取得します。

[調査結果の説明]

RACの構成情報です。

インスタンス番号、インスタンス名、グローバルデータベース名、ホスト名、状態、インスタンス起動時間およびデータベース・サービ

ス名を表示します。

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調査項目No.52(スタンバイ・データベースでのアーカイブログ受信/適用状況)

[調査項目の説明]

スタンバイ・データベースでのアーカイブREDOログ・ファイルの受信/適用状況を表示します。

[アクセスするディクショナリ・ビュー]

プライマリ・データベースの場合:

・ v$loghist

・ v$loghistory

・ v$log

・ v$database

フィジカル・スタンバイ・データベースの場合:

・ v$archived_log

ロジカル・スタンバイ・データベースの場合:

・ dba_logstdby_log

[処理概要]

プライマリ・データベースが出力したアーカイブREDOログ・ファイルのログ順序番号と、スタンバイ・データベースが受信/適用した

アーカイブREDOログ・ファイルの状況を表示します。

Data Guardの転送方式(ARCH/LGWR)に関わらず、アーカイブREDOログ・ファイルに関してのみ調査を行います。

スタンバイ・データベース情報が複数定義されている場合、各スタンバイ・データベースで出力されるアーカイブREDOログ・ファイ

ルの情報を表示します。

Data Guard環境のプライマリ・データベースの場合に有効な調査項目です。

[調査結果の説明]

スタンバイ・データベースでのアーカイブREDOログ・ファイルの受信/適用状況です。

“PRIMARY LATEST ARCHIVE INFORMATION : HOST名(ORACLE_SID)”には、プライマリ・データベースが出力した 新の

REDOログ・ファイルのログ順序番号(THE LATEST ARCHIVED LOG NUMBER)を表示します。

“STANDBY LATEST ARCHIVE INFORMATION : HOST名(ORACLE_SID)”には、スタンバイ・データベースのアーカイブ情報

を表示します。

“THE LATEST RECEIVED LOG NUMBER”には、スタンバイ・データベースが受信した 新のアーカイブREDOログ・ファイルの

ログ順序番号を表示し、“Completion_time”には、 新のアーカイブREDOログ・ファイルの受信が完了した時刻を表示します。

“THE LATEST APPLIED LOG NUMBER”には、スタンバイ・データベースが適用した 新のアーカイブREDOログ・ファイルのロ

グ順序番号を表示します。

フィジカル・スタンバイ・データベースの場合、スタンバイ・データベースで適用済みのアーカイブREDOログ・順序番号を表示しま

す。

ロジカル・スタンバイ・データベースの場合、スタンバイ・データベースで現在適用中のアーカイブREDOログ・順序番号を表示しま

す。

全てのログ順序番号が同じ場合、スタンバイ・データベースとプライマリ・データベースのアーカイブREDOログ・ファイルは同期が

保たれています。

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付録E 旧バージョンの資源を使用する場合【Solaris版/Windows版】

以下に示す旧バージョンの資源(Oracle環境情報定義ファイルおよびポリシー)を使用する場合について説明します。

・ SystemWalker for Oracle 5.0

・ SystemWalker for Oracle 5.1

・ SystemWalker for Oracle V5.0L10

・ SystemWalker for Oracle V5.0L11

上記以外のバージョンのポリシーを使用する場合、各製品機能のバックアップリストア機能を使用して、バックアップを行ってくださ

い。

また、Oracle環境情報定義ファイルを使用する場合は、本バージョンのOracle環境情報設定コマンドを使用してください。

E.1 旧バージョンのOracle環境情報定義ファイルを使用する場合

運用管理サーバがSolarisマシンの場合

以下のコマンドでOracle環境情報の作成を行ってください。

コマンドは運用管理サーバで実行してください。

コマンドはスーパーユーザで実行する必要があります。

# /opt/FJSVmpor/bin/mporaenvs -a 定義ファイル名 <ENTER>

コマンドの実行後、運用管理クライアントで[ポリシーの配付]を実施してください。

運用管理サーバがWindowsマシンの場合

以下のコマンドでOracle環境情報の作成を行ってください。

コマンドは運用管理サーバで実行してください。

コマンドはAdministratorsグループに属するユーザで実行して下さい。

mporaenvs.exe -a 定義ファイル名 <ENTER>

コマンドの実行後、[ポリシーの配付]を実施してください。

E.2 旧バージョンのポリシーをバックアップする場合

バックアップ対象サーバがSolarisマシンの場合

Solaris版のCD-ROMに添付されている以下のコマンドを実行して、Oracle環境情報とOracle状態監視の設定のバックアップを行いま

す。

注意

コマンド実行時の注意事項

・ コマンドはスーパーユーザで実行する必要があります。

・ バックアップを行う運用管理サーバまたは監視対象のサーバで実行してください。

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・ コマンドはSolaris版のCD-ROMに格納されています。

コマンド実行時は、CD-ROMをマウントして実行してください。

以下のコマンドを実行してください。

# /(CD-ROMマウントポイント)/tool/mporbkupenv ファイル名 <ENTER>

指定したファイル名のファイルが作成されます。

ファイル名は、フルパスで指定してください。

バックアップ対象サーバがWindowsマシンの場合

Windows版のCD-ROMに添付されている以下のコマンドを実行して、Oracle環境情報とOracle状態監視の設定のバックアップを行い

ます。

注意

コマンド実行時の注意事項

・ コマンドはAdministratorsグループに属するユーザで実行する必要があります。

・ バックアップを行う運用管理サーバまたは監視対象のサーバで実行してください。

・ コマンドはWindows版のCD-ROMに格納されています。

以下のコマンドを実行してください。

(Windows版CD-ROM)\tool\MporBRENV.exe <ENTER>

ポリシーのバックアップの初期メニューが表示されます。

バックアップを行う場合は[バックアップ]ボタンを選択します。

ポリシーを格納するフォルダを入力する画面が表示されます。

フォルダ名を入力して[OK]ボタンを選択してください。

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注意

・ 指定するフォルダは他で使用しないものを指定してください。

ポリシーのバックアップが終了すると以下のメッセージが表示されます。

[OK]ボタンを選択すると初期メニューが表示されます。

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索 引[あ]

応答キュー平均待機時間.....................................................192

[か]共有サーバプロセスの使用率...............................................191コマンド...................................................................................136

[た]ディスパッチャプロセスの使用率...........................................192トラブル解決に必要な資料....................................................132

[ま]メッセージ.................................................................................32

[や]要求キュー平均待機時間.....................................................190

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