SVF EA Connect 9...SVF EA Connect 9.2 Universal Connect/X Adapter Tutorial 1.2 ．表記について...

SVF EA Connect 9.2

Universal Connect/X アダプタ

チュートリアル (SVF EA Connect 9.2 Universal Connect/X Adapter

Tutorial)

ドキュメント・リリース日:2015年 2月 16日 (第一版)

© 1999 WingArc1st Inc. All rights reserved.

SVF EA Connect 9.2 Universal Connect/X Adapter Tutorial

目次 1. はじめに ........................................................................................................................................................ 4

1.1．注意事項 ................................................................................................................................................ 4

1．お客様へのお願い .................................................................................................................................... 4

2．商標について ........................................................................................................................................... 4

1.2．表記について ............................................................................................................................................ 5

1.3．マークについて ........................................................................................................................................... 5

2. サンプルプロジェクトの利用について .......................................................................................................... 6

2.1. サンプルプロジェクトの展開 ................................................................................................................. 6

2.2. プロジェクトのアップロード ................................................................................................................. 6

2.3. サンプルデータの準備............................................................................................................................ 6

2.4. Universal Connect/X の設定 ................................................................................................................ 6

2.5. XML 様式ファイルの準備....................................................................................................................... 7

2.6. グローバルリソースの設定 .................................................................................................................... 7

3. サンプルプロジェクトの解説 ......................................................................................................................... 8

3.1. シナリオ 1 - データファイルを指定して、Universal Connect/X で PDF 出力する ........................... 8

3.1.1. 概要 ................................................................................................................................................ 8

3.1.2. 使用する様式ファイル .................................................................................................................... 9

3.1.3. Universal Connect/X の設定 ...................................................................................................... 10

3.1.4. 完成イメージ ................................................................................................................................ 10

3.1.5. スクリプトの作成手順 .................................................................................................................. 11

3.2. シナリオ 2 - ヘッダとデータを統合して、Universal Connect/X で PDF 出力する ......................... 14

3.2.1. 概要 .............................................................................................................................................. 14

3.2.2. 使用する様式ファイル .................................................................................................................. 14


3.2.4. 完成イメージ ................................................................................................................................ 16

3.2.5. スクリプトの作成手順 .................................................................................................................. 17

3.3. シナリオ 3 - API 関数を埋め込んでレイアウトを切り替えて、Universal Connect/X で PDF 出力す

る .................................................................................................................................................................. 25

© 1999 WingArc1st Inc. All rights reserved. 2


3.3.1. 概要 .............................................................................................................................................. 25

3.3.2. 使用する様式ファイル .................................................................................................................. 25


3.3.4. 完成イメージ ................................................................................................................................ 29

3.3.5. スクリプトの作成手順 .................................................................................................................. 30

3.4. シナリオ 4 - Universal Connect/X の実行結果を取得して、メール送信する ................................... 39

3.4.1. 概要 .............................................................................................................................................. 39

3.4.2. 使用する様式ファイル .................................................................................................................. 39


3.4.4. 完成イメージ ................................................................................................................................ 41

3.4.5. スクリプトの作成手順 .................................................................................................................. 42



1. はじめに

本ドキュメントでは、Universal Connect/X アダプタの利用方法を説明します。

1.1．注意事項

1．お客様へのお願い

本ソフトウェアの著作権はウイングアーク１ｓｔ株式会社またはそのライセンサーが所有しています。

本ソフトウェアおよび本ドキュメントを無断で複製、転載することを禁止します。

本ドキュメントは万全を期して作成されていますが、万一不明な点や誤り、記載もれなど、お気づきの点

がございましたら弊社までご連絡ください。

本ソフトウェアは使用者の責任でご使用ください。ご使用の結果、万一トラブルおよび訴訟等が発生しま

しても、あらゆる直接、または間接の損害および損失につきまして、弊社は一切責任を負わないものと

します。あらかじめご了承ください。

本ソフトウェアの仕様や本ドキュメントに記載されている内容は、改善のため予告なしに変更されること

があります。

本ソフトウェアの使用には、ソフトウェアライセンス契約が必要で、ウイングアーク１ｓｔ株式会社また

はそのライセンサーの重要な業務機密と独自の情報が含まれており、日本国政府の著作権法で保護され

ています。ウイングアーク１ｓｔ株式会社またはそのライセンサーのソフトウェアと本ドキュメントの

無断使用は、損害賠償、刑事訴訟の対象となります。

2．商標について

SVF EA Connect、WingArc1st Inc.ロゴは、ウイングアーク１ｓｔ株式会社の商標または登録商標です。

SVF EA Connect、WingArc1st Inc.ロゴ以外の会社名、製品名、サービス名等は、各社の登録商標また

は商標です。

個々のページに表示・記載されたこれら商標等の複製・転用を禁止致します。



1.2．表記について

本ドキュメント内の表記は、次の規則に沿って行われています。

SVF EA Connect の画面に表示されるメニュー名・タブ名・プロパティ項目名および値・ボタン名は[]で

囲んで太字で表します。また、それ以外の機能名や画面のタイトル、名称のないものは「」で囲んで前

者と区別しています。

「$CONNECT_HOME」は SVF EA Connect をインストールしたディレクトリを表します。

デフォルトでは、「C:\SVFEAConnect」となります。

x86 版とは、32bit OS を表します。

x64 版とは、64bit(Intel 64/AMD64) OS を表します。

<と>で囲まれた名称は、可変であることを表します。

例:$CONNECT_HOME/server/logs/<日付ディレクトリ>

「Studio」とは「Connect Studio」を指します。

ConnectServer についての記述は Windows 版・Linux 版共通になっています。

オペレーティングシステムに依存する内容(パス区切り文字など)は適宜読み替えてご使用ください。

1.3．マークについて

本ドキュメント内で使用しているマークについての説明は以下の通りです。

マーク説明

操作や設定に関するヒントであることを表します。

操作や設定に関する注意事項や制限事項であることを表します。

詳細な説明が別の項目に記載されていることを表します。



2. サンプルプロジェクトの利用についてこのチュートリアルでは、4 つのシナリオをご紹介します。

それらのシナリオを実装したサンプルプロジェクトを用意しています。

サンプルプロジェクトの使用手順は、以下の通りです。

2.1. サンプルプロジェクトの展開本ドキュメントで使用するサンプルデータ及びサンプルプロジェクトを圧縮した zip ファイル

「ucx_sample.zip」を展開します。

「ucx_sample.zip」は、ドキュメントメディアの「ja/tutorials/ucx_adapter」内にあります。

2.2. プロジェクトのアップロード「ucx_sample.zip」を展開後に作成される「ucx_sample プロジェクト」ディレクトリがサンプルプロジェ

クトとなります。

Connect Studio を起動し、マイプロジェクトの画面から [ファイル] - [ローカルからアップロード] で展開

したディレクトリ「ucx_sample プロジェクト」をアップロードしてください。

2.3. サンプルデータの準備「ucx_sample.zip」を展開後に作成される「samples」ディレクトリがサンプルデータとなります。

$CONNECT_HOME/server/samples ディレクトリに上書きしてください。

$CONNECT_HOME は SVF EA Connect をインストールしたディレクトリを表します。デフォルトでは、

「C:\SVFEAConnect」となります。

2.4. Universal Connect/X の設定 Universal Connect/X による PDF 出力を行うため、Universal Connect/X の設定を行います。

具体的な設定内容については、以降で説明する各シナリオの「Universal Connect/X の設定」項を参照し

てください。



2.5. XML 様式ファイルの準備「ucx_sample.zip」を展開後に作成される「XML 様式ファイル」ディレクトリが様式ファイルとなります。

「XML 様式ファイル」ディレクトリを以下のディレクトリに配置して下さい。

Universal Connect/X が動作するシステムの、Universal Connect/X から参照可能な任意のデ

ィレクトリ

$CONNECT_HOME/samples ディレクトリ

2.6. グローバルリソースの設定コントロールパネルの [グローバルリソースの設定] から、[新しいグローバルリソースの追加] を選択し、

Universal Connect/X のグローバルリソースを追加します。

グローバルリソースの設定方法については、「SVF EA Connect ヘルプ」の「アダプタ」 - 「アプリケー

ション」 - 「Universal Connect/X」 - 「グローバルリソースのプロパティ」を参照してください。



3. サンプルプロジェクトの解説以下 4 つのシナリオを実装したサンプルプロジェクトを例にして、Universal Connect/X アダプタの利用方

法について解説します。

● シナリオ 1 - データファイルを指定して、Universal Connect/X で PDF 出力する

● シナリオ 2 - ヘッダとデータを統合して、Universal Connect/X で PDF 出力する

● シナリオ 3 - API 関数を埋め込んでレイアウトを切り替えて、Universal Connect/X で PDF 出力す

る

● シナリオ 4 - Universal Connect/X の実行結果を取得して、メール送信する

3.1. シナリオ 1 - データファイルを指定して、Universal

Connect/X で PDF 出力する

3.1.1. 概要

最もシンプルなシナリオです。

● 予め作成された CSV 形式のデータファイルが存在しています。

● そのデータファイルを指定して、Universal Connect/X アダプタで受注票の PDF を出力します。



3.1.2. 使用する様式ファイル

同梱の「受注票.xml」を使用します。

以下のようなレイアウトとなっています。

● 受注票（出力例）



3.1.3. Universal Connect/X の設定

スクリプトの作成前に、予め Universal Connect/X のジョブを作成しておきます。

Universal Connect/X の「Universal Connect/X 動作設定」で、以下のようなジョブを登録してください。

Job ID ucx_sample1

データファイル名 (dummy) ※

実行様式名（受注票.xml のフルパス）

出力先 PDF

ファイル定義 /*DATA*/

※ データファイル名は Universal Connect/X アダプタにて指定するため不要ですが、ジョブ登録時の必須入

力欄なので、適当な値を仮に入力しておきます。

詳細については、「Universal Connect/X ユーザーズマニュアル」を参照してください。

3.1.4. 完成イメージ

以下に、スクリプトの完成イメージを示します。

1. 予め作成された CSV 形式のデータファイルを指定して、帳票出力 (ファイル指定) 処理で Universal

Connect/X に帳票出力を指示します。



3.1.5. スクリプトの作成手順

プロセスフローおよびデータフローは、「完成イメージ」のスクリプト画像を参照して適宜設定してくだ

さい。

1. デザイナのツールパレット「アプリケーション」 - 「Universal Connect/X」から、「帳票出力(フ

ァイル指定)」処理をスクリプトキャンバスに配置します。

● 帳票出力 (ファイル指定) 処理の設定は、以下のように行います。



処理のポイント

● このシナリオでは、スクリプト内でデータファイルを作成することなく、予め作成されたもの

を使用するため、実行後もファイルを削除せずに残すようにします。



2. スクリプトを実行し、「/samples/1_データファイル指定/output.pdf」が出力されていれば成功で

す。



3.2. シナリオ 2 - ヘッダとデータを統合して、Universal

Connect/X で PDF 出力する

3.2.1. 概要

データソースからそれぞれ読み取ったヘッダとデータを統合するシナリオです。

受注票の様式ファイルと、内容（データ）の CSV ファイルがサーバに存在しています。

これらのファイルから読み取ったヘッダとデータをもとに、CSV 形式のデータファイルを作成して、

受注票の PDF を出力します。










Job ID ucx_sample2



出力先 PDF









1. Universal Connect/X アダプタのヘッダ項目出力 (CSV) 処理で、ヘッダを CSV ファイルに書き込みます。

2. CSV ファイル読み取り処理で、データを読み取ります。

3. 読み取ったデータは、CSV ファイル書き込み処理を使用して、1. で書き込んだ CSV ファイルに追記しま

す。

4. 1. ～ 3. によって作成された CSV 形式のデータファイルを指定して、帳票出力(ファイル指定) 処理で

Universal Connect/X に帳票出力を指示します。





さい。

1. デザイナのツールパレット「アプリケーション」 - 「Universal Connect/X」から、「ヘッダ項目出

力(CSV)」処理をスクリプトキャンバスに配置します。

● ヘッダ項目出力(CSV) 処理の設定は、以下のように行います。


● [ヘッダ項目] は、[様式ファイルからヘッダ項目名を読み取り] を押下して、

「/samples/XML 様式ファイル/受注票.xml」を選択することで自動的に設定することができ

ます。




データファイルのエンコードは、スクリプト内のすべての処理で統一するよう

にします。このチュートリアルでは、UTF-8 に統一しています。



2. デザイナのツールパレット「ファイル」 - 「CSV」から、「CSV ファイル読み取り」処理をスクリ

プトキャンバスに配置します。

● CSV ファイル読み取り処理の設定は、以下のように行います。




[列一覧] は、[ファイル] を入力してから [列一覧の更新] を押下することで自動的に設定す

ることができます。

[列一覧] を更新する際は、予め [読み取り設定] タブの [エンコード] に、[ファイル] に指

定したファイルのエンコードを設定しておく必要があります。

[列一覧の更新] では、[ファイル] で指定したファイルの 1 行目を列名として設定します。



3. デザイナのツールパレット「ファイル」 - 「CSV」から、「CSV ファイル書き込み」処理をスクリ


● CSV ファイル書き込み処理の設定は、以下のように行います。




● データファイルのエンコードは、スクリプト内のすべての処理で統一するようにします。この

チュートリアルでは、UTF-8 に統一しています。



４. デザイナのツールパレット「アプリケーション」 - 「Universal Connect/X」から、「帳票出力(フ




● [データファイル] に「×」マークがつきますが、これは、このデータファイルがスクリプト実

行時に作成されるため、プロパティ設定時点ではファイルが存在しないことが原因です。スク

リプト全体としては、この状態で問題ありません。



５. スクリプトを実行し、「/samples/2_ヘッダ付与/output.pdf」が出力されていれば成功です。



3.3. シナリオ 3 - API 関数を埋め込んでレイアウトを切り替えて、

Universal Connect/X で PDF 出力する

3.3.1. 概要

API 関数を埋め込んで、複数のレイアウトを持った帳票を出力するシナリオです。

● 受注票と納品書それぞれのデータは、それぞれ CSV ファイルとしてサーバに存在しています。

● 項目名（ヘッダ）と内容（データ）とは、それぞれ別のファイルとして保存されています。

● これらの CSV ファイルから読み取ったヘッダとデータをもとに、帳票 PDF（受注票および納品書）

を出力します。

● 出力したい帳票のレイアウトは 1 ページ目（受注票）と 2 ページ目（納品書）とで異なっているた

め、切り替える必要があります。


同梱の「受注票.xml」および「納品書.xml」を使用します。

それぞれ、次のページに示すようなレイアウトとなっています。



● 1 ページ目 : 受注票（出力例）



● 2 ページ目 : 納品書（出力例）






Job ID ucx_sample3

データファイル名 (dummy) ※1

実行様式名 (dummy) ※1

出力先 PDF


CSV 複数コマンド処理モード ✔（チェック） ※2

※1. データファイル名および実行様式名はそれぞれ Universal Connect/X アダプタとデータファイル内の

API 関数にて指定するため不要ですが、ジョブ登録時の必須入力欄なので、適当な値を仮に入力してお

きます。

※2. Universal Connect/X 8.2 および 9.1 では、「ON」にします。






1. 1 つ目のレイアウトの開始時点で、Universal Connect/X アダプタの API 関数定義出力 (CSV) 処理を

使用して、CSV ファイルに、1 つ目の様式ファイルを指定するための関数を埋め込みます。

2. CSV アダプタの CSV ファイル読み取り処理で、ヘッダを読み取ります。

3. 読み取ったヘッダは、CSV ファイル書き込み処理を使用して、1. で関数を埋め込んだ CSV ファイルに

追記します。

4. CSV ファイル読み取り処理で、今度はデータを読み取ります。

5. 読み取ったデータは、CSV ファイル書き込み処理を使用して、3. で書き込んだ CSV ファイルに追記し

ます。

6. 2 つ目のレイアウトについても、1. ～ 5. と同様にして CSV ファイルに追記します。

7. 1. ～ 6. によって作成された CSV 形式のデータファイルを指定して、帳票出力 (ファイル指定) オペレ

ーションで Universal Connect/X に帳票出力を指示します。





さい。

1. デザイナのツールパレット「変換」 - 「基本」から、「マッピング」処理をスクリプトキャンバス

に配置し、名前を「様式ファイル指定(1)」に変更しておきます。

2. デザイナのツールパレット「アプリケーション」 - 「Universal Connect/X」から、「API 関数定義

出力(CSV)」処理をスクリプトキャンバスに配置します。

● API 関数定義出力 (CSV) 処理の設定は、以下のように行います。



3. マッピング処理の Mapper エディタを開き、API 引数を帳票出力処理のスキーマにマッピングしま

す。

● マッピングキャンバスは、以下のように設定します。


● 2 つの API 引数は、いずれもツールパレットの「文字列」 - 「基本」 - 「単一行文字列定

数」から単一行文字列定数ロジックアイコンを配置して出力します。それぞれの設定値は以

下の通りです。

○ argument (１つ目) : （受注票.xml のフルパス）

○ argument (2 つ目) : 4 ※

※ 「4」は「レポートライターモード（ソートなし）」を意味します。



4. デザイナのツールパレット「ファイル」 - 「CSV」から、「CSV ファイル読み取り」処理をスクリ


● CSV ファイル読み取り処理の設定は、以下のように行います。




[列一覧] は、[ファイル] を入力してから [列一覧の更新] を押下することで自動的に設定する

ことができます。

[列一覧] 更新する際は、予め [読み取り設定] タブの [エンコード] に、[ファイル] に指定し

たファイルのエンコードを設定しておく必要があります。



5. デザイナのツールパレット「ファイル」 - 「CSV」から、「CSV ファイル書き込み」処理をスクリ


● CSV ファイル書き込み処理の設定は、以下のように行います。




[列一覧] は、[ファイルの一行目から列名を読み取り] を押下して、「/samples/3_API 関数

埋め込み/header1.csv」を選択することで自動的に設定することができます。

[列一覧] を更新する際は、予め [書き込み設定] タブの [エンコード] に、[ファイル] に指

定したファイルのエンコードを設定しておく必要があります。




● データファイルのエンコードは、スクリプト内のすべての処理で統一するようにします。この

チュートリアルでは、UTF-8 に統一しています。

● [追加書き込み] にチェックを入れることで、既存の CSV ファイルの末尾に追加書き込みを行

うことができます。

6. 4. ～ 5. と同様に、データファイルについても、CSV ファイル読み取り処理と CSV ファイル書き込

み処理をそれぞれ配置します。

● 「データ読み取り(1)」のファイル名は、「/samples/3_API 関数埋め込み/data1.csv」と

なります。

● 「データ書き込み(1)」のファイル名は、「ヘッダ書き込み(1)」と同じ「/samples/3_API

関数埋め込み/data_file.csv」です。

7. 1. ～ 3. と同様に、2 つ目の様式ファイルを指定する API 関数を埋め込みます。

● 「様式ファイル指定(2)」（マッピング処理）では、引数 1 に（納品書.xml のフルパス）

をマッピングします。

● 「API 関数定義出力(2)」のデータファイルは、他の書き込み処理と同じ

「/samples/3_API 関数埋め込み/data_file.csv」です。

8. 4. ～ 6. と同様に、ヘッダおよびデータを読み取って、データファイルに書き込みます。

● 「ヘッダ読み取り(2)」のファイル名は、「/samples/3_API 関数埋め込み/header2.csv」

となります。

● 「データ読み取り(2)」のファイル名は、「/samples/3_API 関数埋め込み/data2.csv」と

なります

● 「ヘッダ書き込み(2)」および「データ書き込み(2)」のファイル名は、他の書き込み処理と

同じ「/samples/3_API 関数埋め込み/data_file.csv」です。

9. デザイナのツールパレット「アプリケーション」 - 「Universal Connect/X」から、「帳票出力 (フ






● [データファイル] に「×」マークがつきますが、これは、このデータファイルがスクリプト実

行時に作成されるため、プロパティ設定時点ではファイルが存在しないことが原因です。スク

リプト全体としては、この状態で問題ありません。



10. スクリプトを実行し、「/samples/3_API 関数埋め込み/output.pdf」が出力されていれば成功です。



3.4. シナリオ 4 - Universal Connect/X の実行結果を取得して、

メール送信する

3.4.1. 概要

実行結果をメール送信するシナリオです。

● 予め作成された CSV 形式のデータファイルが存在しています。

● そのデータファイルを指定して、Universal Connect/X アダプタで受注票の PDF を出力します。

● 出力結果に関する情報を、メールでレポートします。










Job ID ucx_sample4



出力先 PDF









1. 予め作成された CSV 形式のデータファイルを指定して、帳票出力 (ファイル指定) オペレーションで

Universal Connect/X に帳票出力を指示します。

2. あとでメールの本文に埋め込むため、SVF によって出力されたファイルのファイル名をスクリプト変数に

マッピングしておきます。

3. メールアダプタの 1 通メール送信処理で、出力結果に関する情報をレポート形式にしてメール送信します。





さい。

1. 1 通メール送信処理で参照するスクリプト変数を作成します。

● スクリプト変数のプロパティは、以下のように設定します。

変数名変数型初期値

出力ファイル名文字列型（なし）

2. デザイナのツールパレット「アプリケーション」 - 「Universal Connect/X」から、「帳票出力 (フ






● このシナリオでは、スクリプト内でデータファイルを作成することなく、予め作成されたもの

を使用するため、実行後もファイルを削除せずに残すようにします。



3. デザイナのツールパレット「変換」 - 「基本」から、「マッピング」処理をスクリプトキャンバス

に配置します。



4. マッピング処理の Mapper エディタを開き、入力データの「path」要素をスクリプト引数「出力フ

ァイル名」にマッピングします。

● マッピングキャンバスは、以下のように設定します。


● API を用いて出力ファイルを複数に分けた場合には、入力スキーマの file 要素（と、子要素の

path 要素）は複数存在することになります。その場合、fileNameList 要素に繰り返しロジッ

クをマッピングして、複数の path を取り出すことが可能です。本シナリオでは出力ファイル

は 1 つだけなので、繰り返しを行わず、単一のスクリプト変数にマッピングしています。



5. デザイナのツールパレット「ネットワーク」 - 「メール」から、「1 通メール送信」処理をスクリプ

トキャンバスに配置します。

● 1 通メール送信処理の設定は、以下のように行います。


● 送信元・送信先のメールアドレスには、それぞれ実際に利用可能なメールアドレスを入力して

ください。




● 2. で値をマッピングしたスクリプト変数、および帳票出力 (ファイル指定) 処理のコンポーネ

ント変数を本文に挿入しています。スクリプトの実行時には、それぞれの変数に代入された実

際の値がメール本文に記載されます。

6. スクリプトを実行し、以下のことが確認できれば成功です。

「/samples/4_実行結果メール送信/output.pdf」が出力されていること。

帳票出力結果レポートが送信されていること。



SVF EA Connect 9.2 Universal Connect/X アダプタチュートリアル第一版 2015.2.16

ウイングアーク１ｓｔ株式会社〒150-0031 東京都渋谷区桜丘町 20-1 渋谷インフォスタワー14F http://www.wingarc.com/


http://www.wingarc.com/

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