Qlik Deployment Consoleのインストール
Transcript of Qlik Deployment Consoleのインストール
Qlik Deployment Consoleのインストール
2015年1月31日
Qlik Deployment Console(QDC)の概要
Qlik Deployment Console (QDC)とは?
Qlik Deployment Console
日本
ヨーロッパ
• サーバーデプロイメントの自動化
ワンクリックでインスタンスの追加・削除
スケールアウト作業の省力化
U.S. • クラウド環境のデプロイメントを統合管理
グローバルの複数サイトの管理
クラウド、物理の混在にも対応
• SaaSなどのビジネスモデルへの対応
プラットフォームサポート
• 初回GAバージョンでは、以下をサポートするプラグインを提供します:
Amazon (AWS)
Vmware (vSphere)
物理サーバー
• Qlik Sense Serverとは独立したツールとして別途インストールが必要
です。Qlik Sense Serverが稼働している筐体、もしくは別個の筐体の
いずれかにインストールが可能です。
• QDCは以下の環境での稼働がサポートされています:
Microsoft Windows 7 (64-bit version only)
Microsoft Windows 8, 8.1 (64-bit version only)
Microsoft Windows Server 2008 R2
Microsoft Windows Server 2012
Qlik Deployment Console(QDC)の管理画面
項目 説明
Sites QDCで管理されている Qlik Senseサイト(中央ノードに接続されたノードの集合)の情報を管理
Plug-ins QDCに登録されている、AWSやvSphereなどの各クラウド製品との連携のために利用されるプラグインを管理
Objects 特定のプラグインやクラウド環境に関連する構成上の情報を管理
Tasks 異なるサイトやノード間でアプリを移行するためのタスクを管理
Qlik Sense setup files ノード追加時にインストールイメージとして利用されるQlik Sense セットアップ ファイルを管理
QDCによるクラウド(AWS)環境へのデプロイメント
Amazon Web Service(AWS)へのデプロイメント手順
Step1: AWSアカウントのアクセスキー作成
Step2:Amazon S3バケットの作成
Step3: キーペアの作成
AWS上でのセットアップ
Step4: セキュリティグループの作成とポートの設定
Step5: QDCのインストール
Step6: Qlik Senseセットアップファイルのアップロード
Step7: AWS資格情報の登録
Qlik Deployment Console上でのセットアップ
Step8: ライセンスの登録
Step9: サービスアカウントの登録
Step10: 新規サイトの作成
Step11: サイトの起動確認
インストール前の準備
• Qlik Deployment Consoleを使ってAWS上にQlik Sense Serverノードをデプロイするには事前に以下の準備が必要となります。
Qlik Sense Serverのセットアップファイル
Qlik Deployment Consoleのセットアップファイル
登録済みのAmazon Web Serivce (AWS)アカウント
Qlik Sense Serverの有効なライセンス
Step1: AWSアカウントのアクセスキー作成
1. AWSのサービスにQDCからアクセスするためにAccess Key(アクセスキーとシークレットキー)の取得が必要です。
2. AWSサービスへのアクセス権限はIdentity and Access Management(IAM)で管理されます。
3. 以下のAWS IAMサイトからAccess Keyを取得して下さい。
1. https://console.aws.amazon.com/iam/home?#security_credential
Step2:Amazon S3バケットの作成
• Amazon S3(Simple Storage Service)はAmazonにより提供されるクラウド上のストレージサービスです。
• Qlik Senseのセットアップファイルの保存場所としてAmazon S3を利用します。
• 以下のAmazon S3サイトからS3バケット(オブジェクトを格納する器)を作成して下さい。
https://console.aws.amazon.com/s3/home
• EC2のサーバーインスタンスを作成するリージョンにS3の作成が必要です。(例: Tokyo)
Step3: キーペアの作成
• Amazon EC2はパブリックキー暗号を使用して、ログイン情報の暗号化と復号化を行います。
• EC2インスタンスにログインするには、事前にキーペアを作成し、利用するキーペアを指定することが必要です。
• 下記サイトの「Key Pairs」から作成し、プライベートキーファイルをダウンロードし保管してください。
https://console.aws.amazon.com/ec2/
Step4: セキュリティグループの作成とポートの設定
Type Protocol Port range Source
HTTP TCP 80 0.0.0.0/0
HTTPS TCP 443 0.0.0.0/0
RDP TCP 3389 <IP address>
Custom TCP rule TCP 4244 0.0.0.0/0
Custom TCP rule TCP 4248 0.0.0.0/0
• セキュリティグループは、インスタンスのトラフィックを制御する仮想ファイアウォールとして機能します。
• 下記サイトの「Security Groups」から作成し、以下のインバウンドポートを開放することが必要です。
https://console.aws.amazon.com/ec2/
Type Protocol Port range Source
Custom TCP rule TCP 5050 0.0.0.0/0
Custom TCP rule TCP 5051 0.0.0.0/0
Custom TCP rule TCP 4241 0.0.0.0/0
Custom TCP rule TCP 4242 0.0.0.0/0
Custom TCP rule TCP 4444 0.0.0.0/0
Custom TCP rule TCP 8181 0.0.0.0/0
シングルノードの場合
マルチノードの場合、以下を追加
※ 8181はQDCからの通信ポートとして利用
Step5: QDCのインストール
• QDCのインストーラーを実行し、インストラクションに従って導入を実施して下さい。
Step6: Qlik Senseセットアップファイルのアップロード
• Qlik Sense Serverのセットアップファイルを登録し、登録されたファイルを元にデプロイ時に自動インストールが実行されます。
• 左側のナビゲーションメニューから「Qlik Sense setup files」を選択し、セットアップファイルを登録します。ファイルを指定してアッ
プロードを実行すると、以下のディレクトリにセットアップファイルが保存されます。
C:¥QDC¥QlikInstallation
Step7: AWS資格情報の登録
• 左側のナビゲーションメニューの「Objects」から「AWS credentials」を選択し、任意の名前を指定し、Step1で取得したAWSア
カウントのアクセスキーを登録します。
Step8: ライセンスの登録
• 左側のナビゲーションメニューの「Objects」から「License」を選択し、 Qlik Sense Serverの自動インストールに利用される
Qlik Sense Serverのライセンスを登録します。
Step9: サービスアカウントの登録
• 左側のナビゲーションメニューの「Objects」から「AWS service users」を選択し、 Qlik Sense Serverの自動インストー
ルに利用されるQlik Sense Serverのサービスアカウントを登録します。
Step10-1: 新規サイトの作成
• 左側のナビゲーションメニューから「Sites」を選択し、「Amazon Cloud Environment」を選択します。
Step10-2:新規サイトの作成
• 任意のサイト名を入力し、Step8で登録したライセンス名と、Qlik Senseのバージョンを指定します。
任意のサイト名を入力
Step8で登録した ライセンスを指定
Qlik Senseの バージョンを選択
Step10-3:新規サイトの作成
• 任意のサイト名を入力し、Step7で登録したAWS資格情報、Step9で登録したサービスアカウント、AWSのリージョンを選択します。
Step7で登録したAWS 資格情報を選択
Step9で登録したサービス アカウントを選択
AWSリージョンを選択
Step10-4:新規サイトの作成
• マシンイメージ、インスタンスタイプなどの作成するインスタンス情報を選択し、Step3で登録したキーペア、Step4で登録したセ
キュリティグループ、Step2で作成したS3バケットを選択します。
Amazonマシンイメージ(AMI) とインスタンスタイプを選択
Step3で登録したキーペアを選択
Step4で登録したセキュリティ グループを選択
Step2で作成したS3バケット を選択
Step10-5:新規サイトの作成
• EC2上のサブネットを選択します。
Step10-6:新規サイトの作成
• 設定情報を確認してサイトの作成を実行します。
Step11-1: サイトの起動確認
• サイト名左横に緑色のサークルが回転し始め、サイトの作成が開始されていることを確認します。
• サイト作成ではQlik SenseセットアップファイルのS3へのアップロード(サイトごとに初回時のみ)、インスタンスの立ち上げ、
Qlik Sense Serverのインストールなどの一連のプロセスで20分~1時間程度の時間がかかります。
• サイトの作成が完了すると、緑色のサークルの回転が停止し、中央ノードのサービスが「Running」のステータスとなります。
Step11-2: サイトの起動確認
• 下記サイトの「Instances」から、インスタンスが起動していることを確認します。
https://console.aws.amazon.com/ec2/ • Step3でダウンロードしたプライベートキーファイルを利用して起動したWindowsインスタンスの管理者パスワードを入手します。
システムへのログインはStep9で設定したサービスアカウントでも可能
Step11-3: サイトの起動確認
• サイトプロパティの「Open QMC」、「Remote desktop」のボタンからQMC、RDPをそれぞれ起動可能です。
• Step9で登録したサービスアカウントがRootAdminの権限を付加されるため、登録したサービスアカウントでログオンします。
• QMC上でTokenの割り当て、Proxyのセットアップ(HTTPの有効化、Websocket Origin White Listへのエントリ追
加)などを実施する必要があります。
QMC
RDP
サイトへのインスタンス追加
インスタンステンプレートの追加
• インスタンステンプレートを作成し、そのテンプレートの設定に従って子ノードを追加します。
• 「Create new instance template」から「Amazon Cloud Environment」を選択します。
• インストールするQlik Sense Serverのサービス(Repository, Engine, Proxy, Scheduler)を選択可能です。
※ テンプレート作成に必要な入力情報は、サイト作成時の設定に従って下さい。
新規インスタンスの追加
• 作成したインスタンステンプレートの中から「Create new instance」をクリックし、新規インスタンスを追加します。
追加されたノードの確認
• QMCのNodesで子ノードが追加され、起動されていることを確認します。
• 追加されたノードにプロキシの接続を許可するには、 QMCのプロキシ設定上で以下の設定を行う必要があります。
HTTPの有効化 Load balancing nodeに対象ノード (通常はローカルノード)を追加 Websocket Origin White Listへのエントリ追加
• また、Windows OS上のファイアウォール設定で以下のポートを開放する
必要があります。 4244: QlikAuthentication(Proxyの認証用ポート) 4248: QlikAuthenticationHttp(ProxyのHttp認証用ポート) 443: QlikProxy(Proxyの既定サービスポート) 80: QlikProxyHttp (HTTP有効時のProxyの既定サービスポート)
• アクセスするユーザーへのトークン割り当ててください。
• サーバー自身から接続を確認するには「IEセキュリティ強化の構成」をOFFに
することが推奨されます。
物理サーバーの管理
物理サーバーについて
• AWSやvSphereなどのクラウド環境だけではなく、Qlik Sense Serverが物理サーバーに導入
されている場合にQDCの管理下に加えることが可能です。
• QDCを使わずにマニュアル作業でQlik Sense Serverを導入したAWSやvSphereなどのイン
スタンスも同様にQDCの管理下に加えることが可能です。
Step1: 証明書のエクスポート
[画面へのアクセスパス] QMC > Certificates
• QDCに追加する対象の物理サーバー上のQMCから証明書のエクスポートを行います。証明書は以下のフォルダに配置されます:
C:¥ProgramData¥Qlik¥Sense¥repository¥Exported Certificates¥
• エクスポートされた証明書等のファイル一式をZIP化し、QDCがインストールされているローカルPC上にコピーします。
エクスポート
Step2: 新規サイトの作成
• 左側のナビゲーションメニューから「Sites」を選択し、「Physical Environment」を選択します。
Step3: 新規サイトの作成
サイト名を指定
物理サーバーのホスト名を指定
Step1で作成した証明書の配置場所と 作成時にしていたパスワードを指定
物理サーバーのQlik Sense Serverの RootAdminのユーザーを指定
Qlik Sense Serverのライセンスと バージョンを指定
• 物理サーバーへ接続を行う接続情報等を入力します。
Step4: 新規サイトの作成
• 設定情報を確認してサイトの作成を実行します。
Step4: 追加されたサイトの確認
• サイトが追加されたことを確認します。
QDCによるアプリケーションのデプロイ
QDCを使ったアプリケーションの移行
開発 テスト 本番
.QVF .QVF
公開
未公開
Salesストリーム
.QVF .QVF
.QVF .QVF
公開
未公開
Salesストリーム
.QVF .QVF
.QVF .QVF
公開
未公開
Salesストリーム
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デプロイ デプロイ
Qlik Deployment Console
• 開発・テスト・本番機間や、別の地域に配置されたサーバーなど、別のサイトへアプリケーションを移行することが可能です。
公開 公開 公開
Step1: タスクの作成
転送元のサイトとストリームを指定
転送先のストリームを指定
任意のタスク名を指定
• 左側ナビゲーションから「Tasks」を選択し、「Create new task」をクリックして以下の情報を入力して「Save」をクリックします。
Step2: タスクの実行
• 「Start」ボタンをクリックし、タスクを実行します。
Step3: タスク完了の確認
• タスクの実行にはしばらく時間がかかります。タスクの実行が完了すると、緑色のサークルの回転が停止します。
タスクの転送ルール
ソース側システムでアプリは存在? ターゲット側システムでアプリは存在 どちらのシステムがより最新のアプリを保持しているか?
実行結果
はい いいえ N/A アプリをターゲット側に転送
はい はい ソース側 アプリをターゲット側に転送
はい はい ターゲット側 エラーメッセージを出力してアプリを転送しない
はい はい ソース側、ターゲット側が同バージョン アプリを転送しない
• アプリケーション移行時のタスクの転送ルールは以下となります。
Thank You