操作ガイド インフラ管理者編...

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J2X1-7612-07Z0(03) 20158Windows/Linux FUJITSU Software ServerView Resource Orchestrator Cloud Edition V3.2.0 操作ガイド インフラ管理者編 (リソース管理)

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J2X1-7612-07Z0(03)2015年8月

Windows/Linux

FUJITSU SoftwareServerView Resource Orchestrator Cloud Edition V3.2.0

操作ガイド インフラ管理者編 (リソース管理)

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まえがき

本書の目的

本書は、FUJITSU Software ServerView Resource Orchestrator Cloud Edition(以降、本製品)が提供するRORコンソールの操作方法に

ついて説明しています。

本書の読者

本書は、本製品を利用してプライベートクラウドやデータセンターでインフラを運用する管理者を対象にしています。

また、システムを構築するにあたり、導入するサーバ、ストレージ、ネットワーク機器、サーバ仮想化ソフトウェア、Active Directoryや

LDAPなどディレクトリサービスの一般的な知識があることを前提としています。

本書の構成

本書は、以下の構成になっています。

第1章 リソース管理の概要

本製品で利用できる2つの画面の概要について説明します。

第2章 ライセンスの設定と確認

ライセンスの設定と確認について説明します。

第3章 ユーザーアカウントの設定とロールのカスタマイズ

インフラ管理者のユーザー設定について説明します。

第4章 ブレードビューア

ブレードビューアの画面構成と機能について説明します。

第5章 リソースの登録

本製品で使用するリソースの登録について説明します。

第6章 管理サーバの変更

管理サーバの設定を変更する方法について説明します。

第7章 リソースの変更

管理サーバの設定変更、管理サーバに登録されているリソースの登録情報変更の方法について説明します。

第8章 管理対象サーバの動作環境設定

登録した管理対象サーバへのソフトウェアのインストール、動作環境の設定手順について説明します。

第9章 リソースの削除

リソースの削除について説明します。

第10章 リソース登録および変更のための一括設定

一括設定の概要と構成定義ファイルの使用方法について説明します。

第11章 ネットワークビューア

ネットワークビューアの画面構成と機能について説明します。

第12章 クローニング【物理サーバ】

クローニングの機能と利用方法について説明します。

第13章 消費電力データの取得とグラフ表示

登録されている電力採取対象装置から採取した消費電力データの出力とグラフ表示方法、およびデータ形式について説明しま

す。

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第14章 リソースのリソースプールへの登録

本製品で管理するリソースをリソースプールに登録する方法について説明します。

第15章 L-Serverテンプレートの操作

L-Serverテンプレートの操作について説明します。

第16章 L-Serverの作成

L-Serverの作成方法について説明します。

第17章 L-Serverの操作

L-Serverの操作方法について説明します。

第18章 構築済みの物理サーバまたは仮想マシンとL-Serverの関連付け

構築済みの物理サーバを物理L-Serverに関連付ける方法、および構築済みの仮想マシンを仮想L-Serverに関連付ける方法につ

いて説明します。

第19章 リソースの操作

リソースプールへのリソース操作について説明します。

第20章 リソースプールの操作

新たなリソースプールの追加、リソースプールの削除、変更について説明します。

第21章 リソースフォルダーの操作

多数のリソースを管理する場合や、リソースを何らかの条件で分けて管理したい場合に利用する、リソースフォルダーについて説明

します。

第22章 ネットワークデバイスの操作

ネットワークデバイスの操作について説明します。

第23章 ネットワークリソースの操作

ネットワークリソースの操作について説明します。

付録A 画面説明

RORコンソールのGUIについて説明します。

付録B 一括設定用の構成定義ファイル(CSV形式)

一括設定で使用するCSV形式の構成定義ファイルについて説明します。

付録C 保守モード

保守モードについて説明します。

本書の表記について

本書中の表記方法は以下のとおりです。

・ 本製品のエディションに応じて異なる記事がある場合、以下のように区別して記述します。

【エディション共通】 全エディション対応記事

【Cloud Edition】 Cloud Edition対応記事

【Express】 Express対応記事

【Virtual Edition】 Virtual Edition対応記事

・ 本製品を使用する際、必要になる基本ソフトウェアに応じて異なる機能がある場合、以下のように区別して記述します。

【Windowsマネージャー】 Windowsマネージャー対応記事

【Linuxマネージャー】 Linuxマネージャー対応記事

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【Windows】 Windows対応記事

【Linux】 Linux対応記事

【Solaris】 Solaris対応記事

【VMware】 VMware対応記事

【Horizon View】 VMware Horizon View対応記事

【Hyper-V】 Hyper-V対応記事

【Xen】 RHEL5-Xen対応記事

【KVM】 RHEL-KVM対応記事

【Solarisゾーン】 Solarisゾーン(Solaris10)、およびSolarisゾーン(Solaris11)対応記事

【Solarisゾーン(Solaris10)】 VMホストがSolaris10のSolarisゾーン対応記事

【Solarisゾーン(Solaris11)】 VMホストがSolaris11のSolarisゾーン対応記事

【OVM for x86】Oracle VM Server for x86 2.2、およびOracle VM Server for x86 3.2対応記

【OVM for x86 2.2】 Oracle VM Server for x86 2.2対応記事

【OVM for x86 3.2】 Oracle VM Server for x86 3.2対応記事

【OVM for SPARC】 Oracle VM Server for SPARC対応記事

【Citrix Xen】 Citrix XenServer対応記事

【物理サーバ】 物理サーバ対応記事

・ 特に説明がない場合、本文中の"ブレードサーバ"はPRIMERGY BXシリーズを指します。

・ Oracle SolarisはSolaris、Solaris Operating System、Solaris OSと記載することがあります。

・ Oracle Solarisゾーンは、Solaris ContainersまたはSolaris Containerと記載することがあります。

・ Oracle VM Server for x86は、Oracle VMと記載することがあります。

・ 本製品では、以下のサーバをSPARC Enterpriseと記載します。

- SPARC Enterprise M3000/M4000/M5000/M8000/M9000

- SPARC Enterprise T5120/T5140/T5220/T5240/T5440

・ 本製品では、以下のサーバをSPARC M10と記載します。

- SPARC M10-1/M10-4/M10-4S

・ 参照先は「 」でくくります。

・ GUIは[ ]でくくります。

・ メニューの選択順を[ ]-[ ]の形式で示します。

・ ユーザーが入力する文字は太字で示します。

・ 可変部分は斜体で示します。

・ 特に強調が必要な文字列、数値をダブルクォーテーション( " )でくくります。

・ メニュー名には、設定、操作画面の起動を示す"..."は表記しません。

・ 使用例は、プロンプトをWindowsの">"で表記しています。Linuxの場合は"#"に読み替えてください。

・ Windows 8およびWindows Server 2012で本製品を使用する場合は以下のように読み替えてください。

本書では、OSの操作を説明する際、Windows 7およびWindows Server 2008 以前のOSを例にしています。Windows 8および

Windows Server 2012で本製品を使用する場合、[スタート]メニューに関する記述を、[アプリ]画面に読み替えてください。

[アプリ]画面は、[スタート]画面を右クリックして表示される、[すべてのアプリ]を右クリックすることで表示できます。

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・ Windows 8.1およびWindows Server 2012 R2で本製品を使用する場合は以下のように読み替えてください。

本書では、OSの操作を説明する際、Windows 7およびWindows Server 2008 以前のOSを例にしています。Windows 8.1および

Windows Server 2012 R2で本製品を使用する場合、[スタート]メニューに関する記述を、[アプリ]画面に読み替えてください。

[アプリ]画面は、[スタート]画面を下から上にスワイプするか、[スタート]画面の左下にある下向き矢印をクリックすることで表示でき

ます。

RORコンソールのメニューについて

RORコンソールでの操作は、メニューまたはポップアップメニューから行います。

本書では、メニューおよびポップアップメニューのどちらでも実行できる操作については、ポップアップメニューによる手順を記載して

います。

インストールフォルダーのパスについて

インストールフォルダーのパスとしてC:\Fujitsu\RORと記載されている場合があります。

以下のように読み替えてください。

【Virtual Edition】

・ Windows 64bit(x64)の場合

C:\Program Files (x86)\Resource Orchestrator

・ Windows 32bit(x86)の場合

C:\Program Files\Resource Orchestrator

【Cloud Edition】

C:\Program Files (x86)\Resource Orchestrator

コマンド使用例について

コマンドの使用例ではパスを省略している場合があります。実際の使用時は、「リファレンスガイド (コマンド編) VE」および「リファレンス

ガイド (コマンド/XML編) CE」の「名前」の欄にあるパスで実行してください。

参照先URLについて

本文中に記載されている参照先URLは、2015年8月時点の情報です。

予告なく変更される場合がありますのでご了承ください。

FUJITSU Software ServerView Resource Orchestrator Webサイト

FUJITSU Software ServerView Resource Orchestrator Webサイトでは、 新のマニュアルや技術情報を公開しています。

本製品を利用する前に、FUJITSU Software ServerView Resource Orchestrator Webサイトを参照することをお勧めします。

URL: http://software.fujitsu.com/jp/ror/

略称

本書中の略称は以下のとおりです。

略称 製品

WindowsMicrosoft(R) Windows Server(R) 2003 R2, Standard EditionMicrosoft(R) Windows Server(R) 2003 R2, Enterprise EditionMicrosoft(R) Windows Server(R) 2003 R2, Standard x64 Edition

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略称 製品

Microsoft(R) Windows Server(R) 2003 R2, Enterprise x64 EditionMicrosoft(R) Windows Server(R) 2008 StandardMicrosoft(R) Windows Server(R) 2008 EnterpriseMicrosoft(R) Windows Server(R) 2008 R2 StandardMicrosoft(R) Windows Server(R) 2008 R2 EnterpriseMicrosoft(R) Windows Server(R) 2008 R2 DatacenterMicrosoft(R) Windows Server(R) 2012 StandardMicrosoft(R) Windows Server(R) 2012 DatacenterMicrosoft(R) Windows Server(R) 2012 R2 EssentialsMicrosoft(R) Windows Server(R) 2012 R2 StandardMicrosoft(R) Windows Server(R) 2012 R2 DatacenterWindows Vista(R) BusinessWindows Vista(R) EnterpriseWindows Vista(R) UltimateWindows(R) 7 ProfessionalWindows(R) 7 UltimateWindows(R) 8 ProWindows(R) 8 EnterpriseWindows(R) 8.1 ProWindows(R) 8.1 Enterprise

Windows Server 2003

Microsoft(R) Windows Server(R) 2003 R2, Standard EditionMicrosoft(R) Windows Server(R) 2003 R2, Enterprise EditionMicrosoft(R) Windows Server(R) 2003 R2, Standard x64 EditionMicrosoft(R) Windows Server(R) 2003 R2, Enterprise x64 Edition

Windows 2003 x64 EditionMicrosoft(R) Windows Server(R) 2003 R2, Standard x64 EditionMicrosoft(R) Windows Server(R) 2003 R2, Enterprise x64 Edition

Windows Server 2008

Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 StandardMicrosoft(R) Windows Server(R) 2008 EnterpriseMicrosoft(R) Windows Server(R) 2008 R2 StandardMicrosoft(R) Windows Server(R) 2008 R2 EnterpriseMicrosoft(R) Windows Server(R) 2008 R2 Datacenter

Windows 2008 x86 EditionMicrosoft(R) Windows Server(R) 2008 Standard (x86)Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 Enterprise (x86)

Windows 2008 x64 EditionMicrosoft(R) Windows Server(R) 2008 Standard (x64)Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 Enterprise (x64)

Windows Server 2012

Microsoft(R) Windows Server(R) 2012 StandardMicrosoft(R) Windows Server(R) 2012 DatacenterMicrosoft(R) Windows Server(R) 2012 R2 EssentialsMicrosoft(R) Windows Server(R) 2012 R2 StandardMicrosoft(R) Windows Server(R) 2012 R2 Datacenter

Windows PE Microsoft(R) Windows(R) Preinstallation Environment

Windows VistaWindows Vista(R) BusinessWindows Vista(R) EnterpriseWindows Vista(R) Ultimate

Windows 7Windows(R) 7 ProfessionalWindows(R) 7 Ultimate

Windows 8

Windows(R) 8 ProWindows(R) 8 EnterpriseWindows(R) 8.1 ProWindows(R) 8.1 Enterprise

LinuxRed Hat(R) Enterprise Linux(R) AS (v.4 for x86)Red Hat(R) Enterprise Linux(R) ES (v.4 for x86)

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略称 製品

Red Hat(R) Enterprise Linux(R) AS (v.4 for EM64T)Red Hat(R) Enterprise Linux(R) ES (v.4 for EM64T)Red Hat(R) Enterprise Linux(R) AS (4.5 for x86)Red Hat(R) Enterprise Linux(R) ES (4.5 for x86)Red Hat(R) Enterprise Linux(R) AS (4.5 for EM64T)Red Hat(R) Enterprise Linux(R) ES (4.5 for EM64T)Red Hat(R) Enterprise Linux(R) AS (4.6 for x86)Red Hat(R) Enterprise Linux(R) ES (4.6 for x86)Red Hat(R) Enterprise Linux(R) AS (4.6 for EM64T)Red Hat(R) Enterprise Linux(R) ES (4.6 for EM64T)Red Hat(R) Enterprise Linux(R) AS (4.7 for x86)Red Hat(R) Enterprise Linux(R) ES (4.7 for x86)Red Hat(R) Enterprise Linux(R) AS (4.7 for EM64T)Red Hat(R) Enterprise Linux(R) ES (4.7 for EM64T)Red Hat(R) Enterprise Linux(R) AS (4.8 for x86)Red Hat(R) Enterprise Linux(R) ES (4.8 for x86)Red Hat(R) Enterprise Linux(R) AS (4.8 for EM64T)Red Hat(R) Enterprise Linux(R) ES (4.8 for EM64T)Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 5 (for x86)Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 5 (for Intel64)Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 5.1 (for x86)Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 5.1 (for Intel64)Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 5.2 (for x86)Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 5.2 (for Intel64)Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 5.3 (for x86)Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 5.3 (for Intel64)Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 5.4 (for x86)Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 5.4 (for Intel64)Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 5.5 (for x86)Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 5.5 (for Intel64)Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 5.6 (for x86)Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 5.6 (for Intel64)Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 5.7 (for x86)Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 5.7 (for Intel64)Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 5.8 (for x86)Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 5.8 (for Intel64)Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 5.9 (for x86)Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 5.9 (for Intel64)Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 5.10 (for x86)Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 5.10 (for Intel64)Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 5.11 (for x86)Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 5.11 (for Intel64)Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 6 (for x86)Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 6 (for Intel64)Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 6.1 (for x86)Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 6.1 (for Intel64)Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 6.2 (for x86)Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 6.2 (for Intel64)Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 6.3 (for x86)Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 6.3 (for Intel64)Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 6.4 (for x86)Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 6.4 (for Intel64)Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 6.5 (for x86)Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 6.5 (for Intel64)Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 6.6 (for x86)

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略称 製品

Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 6.6 (for Intel64)Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 7.0 (for Intel64)

Red Hat Enterprise Linux

Red Hat(R) Enterprise Linux(R) AS (v.4 for x86)Red Hat(R) Enterprise Linux(R) ES (v.4 for x86)Red Hat(R) Enterprise Linux(R) AS (v.4 for EM64T)Red Hat(R) Enterprise Linux(R) ES (v.4 for EM64T)Red Hat(R) Enterprise Linux(R) AS (4.5 for x86)Red Hat(R) Enterprise Linux(R) ES (4.5 for x86)Red Hat(R) Enterprise Linux(R) AS (4.5 for EM64T)Red Hat(R) Enterprise Linux(R) ES (4.5 for EM64T)Red Hat(R) Enterprise Linux(R) AS (4.6 for x86)Red Hat(R) Enterprise Linux(R) ES (4.6 for x86)Red Hat(R) Enterprise Linux(R) AS (4.6 for EM64T)Red Hat(R) Enterprise Linux(R) ES (4.6 for EM64T)Red Hat(R) Enterprise Linux(R) AS (4.7 for x86)Red Hat(R) Enterprise Linux(R) ES (4.7 for x86)Red Hat(R) Enterprise Linux(R) AS (4.7 for EM64T)Red Hat(R) Enterprise Linux(R) ES (4.7 for EM64T)Red Hat(R) Enterprise Linux(R) AS (4.8 for x86)Red Hat(R) Enterprise Linux(R) ES (4.8 for x86)Red Hat(R) Enterprise Linux(R) AS (4.8 for EM64T)Red Hat(R) Enterprise Linux(R) ES (4.8 for EM64T)Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 5 (for x86)Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 5 (for Intel64)Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 5.1 (for x86)Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 5.1 (for Intel64)Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 5.2 (for x86)Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 5.2 (for Intel64)Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 5.3 (for x86)Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 5.3 (for Intel64)Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 5.4 (for x86)Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 5.4 (for Intel64)Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 5.5 (for x86)Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 5.5 (for Intel64)Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 5.6 (for x86)Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 5.6 (for Intel64)Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 5.7 (for x86)Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 5.7 (for Intel64)Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 5.8 (for x86)Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 5.8 (for Intel64)Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 5.9 (for x86)Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 5.9 (for Intel64)Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 5.10 (for x86)Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 5.10 (for Intel64)Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 5.11 (for x86)Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 5.11 (for Intel64)Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 6 (for x86)Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 6 (for Intel64)Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 6.1 (for x86)Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 6.1 (for Intel64)Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 6.2 (for x86)Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 6.2 (for Intel64)Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 6.3 (for x86)Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 6.3 (for Intel64)Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 6.4 (for x86)Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 6.4 (for Intel64)

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略称 製品

Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 6.5 (for x86)Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 6.5 (for Intel64)Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 6.6 (for x86)Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 6.6 (for Intel64)Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 7.0 (for Intel64)

Red Hat Enterprise Linux 5

Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 5 (for x86)Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 5 (for Intel64)Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 5.1 (for x86)Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 5.1 (for Intel64)Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 5.2 (for x86)Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 5.2 (for Intel64)Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 5.3 (for x86)Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 5.3 (for Intel64)Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 5.4 (for x86)Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 5.4 (for Intel64)Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 5.5 (for x86)Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 5.5 (for Intel64)Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 5.6 (for x86)Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 5.6 (for Intel64)Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 5.7 (for x86)Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 5.7 (for Intel64)Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 5.8 (for x86)Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 5.8 (for Intel64)Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 5.9 (for x86)Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 5.9 (for Intel64)Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 5.10 (for x86)Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 5.10 (for Intel64)Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 5.11 (for x86)Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 5.11 (for Intel64)

Red Hat Enterprise Linux 6

Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 6 (for x86)Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 6 (for Intel64)Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 6.1 (for x86)Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 6.1 (for Intel64)Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 6.2 (for x86)Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 6.2 (for Intel64)Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 6.3 (for x86)Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 6.3 (for Intel64)Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 6.4 (for x86)Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 6.4 (for Intel64)Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 6.5 (for x86)Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 6.5 (for Intel64)Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 6.6 (for x86)Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 6.6 (for Intel64)

Red Hat Enterprise Linux 7 Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 7.0 (for Intel64)

RHEL5-XenRed Hat(R) Enterprise Linux(R) 5.4 (for x86) Linux 仮想マシン機能

Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 5.4 (for Intel64) Linux 仮想マシン機能

RHEL-KVM

Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 6.1 (for x86) 仮想化機能

Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 6.1 (for Intel64) 仮想化機能

Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 6.2 (for x86) 仮想化機能

Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 6.2 (for Intel64) 仮想化機能

Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 6.3 (for x86) 仮想化機能

Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 6.3 (for Intel64) 仮想化機能

Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 6.4 (for x86) 仮想化機能

Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 6.4 (for Intel64) 仮想化機能

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略称 製品

Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 6.5 (for x86) 仮想化機能

Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 6.5 (for Intel64) 仮想化機能

Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 6.6 (for x86) 仮想化機能

Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 6.6 (for Intel64) 仮想化機能

Xen

Citrix XenServer(R) 5.5Citrix Essentials(TM) for XenServer 5.5, Enterprise EditionCitrix XenServer(R) 6.0Citrix Essentials(TM) for XenServer 6.0, Enterprise EditionRed Hat(R) Enterprise Linux(R) 5.3 (for x86) Linux仮想マシン機能

Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 5.3 (for Intel64) Linux仮想マシン機能

Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 5.4 (for x86) Linux仮想マシン機能

Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 5.4 (for Intel64) Linux仮想マシン機能

Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 5.5 (for x86) Linux仮想マシン機能

Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 5.5 (for Intel64) Linux仮想マシン機能

Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 5.6 (for x86) Linux仮想マシン機能

Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 5.6 (for Intel64) Linux仮想マシン機能

Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 5.7 (for x86) Linux仮想マシン機能

Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 5.7 (for Intel64) Linux仮想マシン機能

Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 5.8 (for x86) Linux仮想マシン機能

Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 5.8 (for Intel64) Linux仮想マシン機能

Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 5.9 (for x86) Linux仮想マシン機能

Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 5.9 (for Intel64) Linux仮想マシン機能

Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 5.10 (for x86) Linux仮想マシン機能

Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 5.10 (for Intel64) Linux仮想マシン機能

Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 5.11 (for x86) Linux仮想マシン機能

Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 5.11 (for Intel64) Linux仮想マシン機能

XenServer 6Citrix XenServer(R) 6.0Citrix Essentials(TM) for XenServer 6.0, Enterprise Edition

DOS Microsoft(R) MS-DOS(R) operating system, DR DOS(R)

Solaris

Oracle Solaris10 05/09(Update7)Oracle Solaris11 11/11Oracle Solaris11.1Oracle Solaris11.2

OVM for x86 2.2 Oracle(R) VM Server for x86 2.2

OVM for x86 3.2

Oracle VM Server for x86 v3.2.1Oracle VM Server for x86 v3.2.2Oracle VM Server for x86 v3.2.3Oracle VM Server for x86 v3.2.4Oracle VM Server for x86 v3.2.6Oracle VM Server for x86 v3.2.7Oracle VM Server for x86 v3.2.8

OVM for SPARC Oracle(R) VM Server for SPARC

Oracle VM Manager Oracle(R) VM Manager

Citrix XenServer

Citrix XenServer(R) 6.0Citrix XenServer(R) 6.0.2Citrix XenServer(R) 6.1.0Citrix XenServer(R) 6.2.0

ESC ETERNUS SF Storage Cruiser

GLS PRIMECLUSTER GLS

Navisphere EMC Navisphere Manager

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略称 製品

Solutions Enabler EMC Solutions Enabler

MSFC Microsoft Failover Cluster

Solaris

Oracle Solaris10 05/09(Update7)Oracle Solaris11 11/11Oracle Solaris11.1Oracle Solaris11.2

SCVMMSystem Center Virtual Machine Manager 2008 R2System Center 2012 Virtual Machine ManagerSystem Center 2012 R2 Virtual Machine Manager

VMware

VMware vSphere(R) 4VMware vSphere(R) 4.1VMware vSphere(R) 5VMware vSphere(R) 5.1VMware vSphere(R) 5.5VMware vSphere(R) 6

VMware ESX VMware(R) ESX(R)

VMware ESX 4 VMware(R) ESX(R) 4

VMware ESXi VMware(R) ESXi(TM)

VMware ESXi 5.0 VMware(R) ESXi(TM) 5.0

VMware ESXi 5.1 VMware(R) ESXi(TM) 5.1

VMware ESXi 5.5 VMware(R) ESXi(TM) 5.5

VMware ESXi 6.0 VMware(R) ESXi(TM) 6.0

VMware Infrastructure Client VMware(R) Infrastructure Client

VMware Tools VMware(R) Tools

VMware vSphere 4.0 VMware vSphere(R) 4.0

VMware vSphere 4.1 VMware vSphere(R) 4.1

VMware vSphere 5 VMware vSphere(R) 5

VMware vSphere 5.1 VMware vSphere(R) 5.1

VMware vSphere 5.5 VMware vSphere(R) 5.5

VMware vSphere 6.0 VMware vSphere(R) 6.0

VMware vSphere Client VMware vSphere(R) Client

VMware vCenter Server VMware(R) vCenter(TM) Server

VMware vClient VMware(R) vClient(TM)

VMware FT VMware(R) Fault Tolerance

VMware DRS VMware(R) Distributed Resource Scheduler

VMware DPM VMware(R) Distributed Power Management

VMware Storage VMotion VMware(R) Storage VMotion

VMware vDS VMware(R) vNetwork Distributed Switch

VMware Horizon ViewVMware Horizon View 5.2.xVMware Horizon View 5.3.xVMware Horizon 6.0 (with View)

VIOM ServerView Virtual-IO Manager

BladeLogic BMC BladeLogic Server Automation

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略称 製品

Excel

Microsoft(R) Office Excel(R) 2003Microsoft(R) Office Excel(R) 2007Microsoft(R) Office Excel(R) 2010Microsoft(R) Office Excel(R) 2013

Excel 2003 Microsoft(R) Office Excel(R) 2003

Excel 2007 Microsoft(R) Office Excel(R) 2007

Excel 2010 Microsoft(R) Office Excel(R) 2010

Excel 2013 Microsoft(R) Office Excel(R) 2013

Internet Explorer

Windows(R) Internet Explorer(R) 8Windows(R) Internet Explorer(R) 9Windows(R) Internet Explorer(R) 10Windows(R) Internet Explorer(R) 11

Firefox Firefox(R)

RCVE ServerView Resource Coordinator VE

ROR FUJITSU Software ServerView Resource Orchestrator

ROR Express FUJITSU Software ServerView Resource Orchestrator Express

ROR VE FUJITSU Software ServerView Resource Orchestrator Virtual Edition

ROR CE FUJITSU Software ServerView Resource Orchestrator Cloud Edition

リソースコーディネータ

Systemwalker Resource CoordinatorSystemwalker Resource Coordinator Base EditionSystemwalker Resource Coordinator Virtual server Edition

リソースコーディネータベースエ

ディションSystemwalker Resource Coordinator Base Edition

リソースコーディネータVEServerView Resource Coordinator VESystemwalker Resource Coordinator Virtual server Edition

リソースオーケストレータ FUJITSU Software ServerView Resource Orchestrator

SVFAB ServerView Fabric Manager

輸出管理規制について

本ドキュメントを輸出または第三者へ提供する場合は、お客様が居住する国および米国輸出管理関連法規等の規制をご確認のうえ、

必要な手続きをおとりください。

商標について

・ BMC、BMC Software、そしてBMCのロゴは、米国ならびにその他の国においての登録商標または商標です。

・ Citrix(R)、Citrix XenServer(R)、Citrix Essentials(TM)、Citrix StorageLink(TM)は、Citrix Systems, Inc.の米国およびその他の国

における登録商標または商標です。

・ EMC、EMC2、CLARiX、VNX、SymmetrixおよびNavisphereは、EMC Corporationの登録商標または商標です。

・ HPは、Hewlett-Packard Companyの登録商標です。

・ Linuxは、Linus Torvalds氏の米国およびその他の国における登録商標または商標です。

・ Microsoft、Windows、MS-DOS、Windows Server、Windows Vista、Excel、Active DirectoryおよびInternet Explorerは、米国

Microsoft Corporationの米国およびその他の国における商標または登録商標です。

・ Firefoxは、米国Mozilla Foundationの米国およびその他の国における商標または登録商標です。

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・ NetAppは、米国およびその他の国におけるNetwork Appliance, Incの登録商標です。また、Data ONTAP、Network Appliance、

Snapshotは、米国およびその他の国におけるNetwork Appliance, Incの商標です。

・ OracleとJavaは、Oracle Corporationおよびその子会社、関連会社の米国およびその他の国における登録商標です。

・ Red Hat、RPMおよびRed Hatをベースとしたすべての商標とロゴは、Red Hat, Inc.の米国およびその他の国における登録商標ま

たは商標です。

・ VMware、VMwareロゴ、Virtual SMPおよびVMotionは、米国およびその他の地域におけるVMware, Inc.の登録商標または商標

です。

・ ServerView、Systemwalkerは富士通株式会社の登録商標です。

・ その他の会社名および製品名は、それぞれの会社の商標または登録商標です。

お願い

・ 本書を無断でほかに転載しないようお願いします。

・ 本書は予告なしに変更されることがあります。

出版年月および版数

版数 マニュアルコード

2011年11月 第1版 J2X1-7612-01Z0(00)

2011年12月 第1.1版 J2X1-7612-01Z0(01)

2012年1月 第1.2版 J2X1-7612-01Z0(02)

2012年2月 第1.3版 J2X1-7612-01Z0(03)

2012年3月 第1.4版 J2X1-7612-01Z0(04)

2012年4月 第1.5版 J2X1-7612-01Z0(05)

2012年7月 第2版 J2X1-7612-02Z0(00)

2012年10月 第3版 J2X1-7612-03Z0(00)

2012年12月 第4版 J2X1-7612-04Z0(00)

2013年1月 第5版 J2X1-7612-05Z0(00)

2013年1月 第5.1版 J2X1-7612-05Z0(01)

2013年1月 第5.2版 J2X1-7612-05Z0(02)

2013年3月 第5.3版 J2X1-7612-05Z0(03)

2013年6月 第5.4版 J2X1-7612-05Z0(04)

2013年8月 第5.5版 J2X1-7612-05Z0(05)

2013年12月 第6版 J2X1-7612-06Z0(00)

2014年2月 第6.1版 J2X1-7612-06Z0(01)

2014年2月 第6.2版 J2X1-7612-06Z0(02)

2014年4月 第6.3版 J2X1-7612-06Z0(03)

2014年4月 第6.4版 J2X1-7612-06Z0(04)

2014年6月 第6.5版 J2X1-7612-06Z0(05)

2015年4月 第7版 J2X1-7612-07Z0(00)

2015年5月 第7.1版 J2X1-7612-07Z0(01)

2015年7月 第7.2版 J2X1-7612-07Z0(02)

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版数 マニュアルコード

2015年8月 第7.3版 J2X1-7612-07Z0(03)

著作権表示

Copyright 2010-2015 FUJITSU LIMITED

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目 次

第1章 リソース管理の概要......................................................................................................................................................... 1

第2章 ライセンスの設定と確認................................................................................................................................................... 2

第3章 ユーザーアカウントの設定とロールのカスタマイズ............................................................................................................ 33.1 ユーザーアカウントの登録.................................................................................................................................................................. 33.2 ユーザーアカウントの表示.................................................................................................................................................................. 43.3 ユーザーアカウントの変更.................................................................................................................................................................. 43.4 ユーザーアカウントの削除.................................................................................................................................................................. 53.5 ロールの一覧表示...............................................................................................................................................................................53.6 ロールの作成.......................................................................................................................................................................................63.7 ロールの設定変更...............................................................................................................................................................................73.8 ロールの削除.......................................................................................................................................................................................7

第4章 ブレードビューア.............................................................................................................................................................. 94.1 概要..................................................................................................................................................................................................... 94.2 画面説明........................................................................................................................................................................................... 104.3 リソースの状態監視...........................................................................................................................................................................10

4.3.1 ステータスビュー.........................................................................................................................................................................104.3.2 シャーシビュー........................................................................................................................................................................... 114.3.3 ブレードビュー............................................................................................................................................................................12

4.3.3.1 リソース一覧.........................................................................................................................................................................124.3.3.2 VMゲスト一覧......................................................................................................................................................................15

4.3.4 リソース詳細................................................................................................................................................................................174.4 電源操作........................................................................................................................................................................................... 17

4.4.1 サーバブレード...........................................................................................................................................................................174.4.2 VMゲスト.....................................................................................................................................................................................19

4.5 ステータスビューからの操作.............................................................................................................................................................204.5.1 ラベルとコメントの一覧・登録・編集........................................................................................................................................... 214.5.2 連絡先の編集.............................................................................................................................................................................224.5.3 パスワードの変更....................................................................................................................................................................... 22

第5章 リソースの登録.............................................................................................................................................................. 245.1 VIOM連携の登録............................................................................................................................................................................. 24

5.1.1 VIOMサーバプロファイルの登録..............................................................................................................................................245.2 VM管理製品の登録......................................................................................................................................................................... 255.3 ストレージ管理製品...........................................................................................................................................................................285.4 ブレードサーバを利用する場合....................................................................................................................................................... 28

5.4.1 シャーシの登録.......................................................................................................................................................................... 295.4.2 ブレードサーバの登録............................................................................................................................................................... 295.4.3 LANスイッチブレードの登録..................................................................................................................................................... 335.4.4 LANスイッチブレードのVLAN設定.......................................................................................................................................... 35

5.4.4.1 外部接続ポートのVLAN設定.............................................................................................................................................355.4.4.2 内部接続ポートのVLAN設定.............................................................................................................................................36

5.4.5 HBA address renameの設定...................................................................................................................................................... 375.5 ラックマウント型サーバとタワー型サーバを利用する場合...............................................................................................................37

5.5.1 ラックマウント型サーバとタワー型サーバの登録...................................................................................................................... 375.5.2 HBA address renameの設定...................................................................................................................................................... 41

5.6 ネットワークリソースの登録................................................................................................................................................................455.7 ネットワークデバイスの登録.............................................................................................................................................................. 46

5.7.1 ネットワーク構成情報(XML定義)の作成..................................................................................................................................465.7.2 ネットワークデバイスの登録....................................................................................................................................................... 46

5.8 PRIMEQUESTを利用する場合........................................................................................................................................................475.8.1 シャーシ(PRIMEQUEST)の登録...............................................................................................................................................475.8.2 PRIMEQUESTのサーバの登録................................................................................................................................................ 49

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5.9 SPARC M10/SPARC Enterpriseを利用する場合............................................................................................................................ 505.9.1 シャーシ(SPARC Enterprise M4000/M5000/M8000/M9000)、SPARC M10-4Sの登録..........................................................505.9.2 SPARC Enterprise(M3000/Tシリーズ)、SPARC M10-1/M10-4の登録....................................................................................515.9.3 Oracle VM for SPARCのゲストドメインのVMホスト登録.......................................................................................................... 54

5.10 電力監視デバイスの登録............................................................................................................................................................... 555.11 管理LANサブネットの登録.............................................................................................................................................................565.12 BMC BladeLogic Server Automationの登録..................................................................................................................................625.13 LANスイッチの登録........................................................................................................................................................................ 625.14 Converged Fabric管理製品の登録.................................................................................................................................................635.15 VDI管理製品の登録.......................................................................................................................................................................64

第6章 管理サーバの変更.........................................................................................................................................................666.1 管理IPアドレスの変更....................................................................................................................................................................... 666.2 ポート番号の変更..............................................................................................................................................................................706.3 システムイメージの保存世代数の変更............................................................................................................................................ 736.4 クローニングイメージの保存世代数の変更(物理サーバ)............................................................................................................... 746.5 クローニングイメージの保存世代数の変更(仮想サーバ)............................................................................................................... 746.6 スナップショットイメージの保存世代数の変更................................................................................................................................. 746.7 イメージファイル格納フォルダーのパスの変更................................................................................................................................756.8 本製品データベースのパスワードの変更........................................................................................................................................ 76

第7章 リソースの変更.............................................................................................................................................................. 787.1 シャーシと管理対象サーバの変更...................................................................................................................................................78

7.1.1 シャーシ名の変更...................................................................................................................................................................... 787.1.2 サーバ名の変更.........................................................................................................................................................................787.1.3 管理IPアドレスの変更................................................................................................................................................................ 797.1.4 SNMPコミュニティー名の変更................................................................................................................................................... 807.1.5 サーバ管理装置の設定変更.....................................................................................................................................................817.1.6 ポート番号の変更.......................................................................................................................................................................827.1.7 VMホストのログインアカウント情報の変更................................................................................................................................837.1.8 LANスイッチブレードのVLANの設定変更.............................................................................................................................. 837.1.9 HBA address renameの設定変更.............................................................................................................................................. 847.1.10 ブートオプションの変更............................................................................................................................................................847.1.11 管理LANサブネットの変更......................................................................................................................................................84

7.2 HBA address rename設定サービスの変更.......................................................................................................................................857.2.1 管理サーバのIPアドレスの変更.................................................................................................................................................857.2.2 HBA address rename設定サービス用サーバのIPアドレスの変更............................................................................................85

7.3 VIOM連携の設定変更..................................................................................................................................................................... 857.4 LANスイッチの変更.......................................................................................................................................................................... 86

7.4.1 LANスイッチの基本情報の変更............................................................................................................................................... 867.4.2 LANスイッチブレードの外部接続ポートのVLAN変更............................................................................................................ 877.4.3 LANスイッチの再探索............................................................................................................................................................... 90

7.5 ネットワークリソースの仕様変更........................................................................................................................................................907.6 ネットワークデバイスの変更.............................................................................................................................................................. 91

7.6.1 ネットワーク構成情報(XML定義)の作成..................................................................................................................................917.6.2 ネットワークデバイスの変更....................................................................................................................................................... 92

7.7 VM管理製品の変更......................................................................................................................................................................... 927.8 電力監視の設定変更........................................................................................................................................................................93

7.8.1 環境データ設定の変更..............................................................................................................................................................937.8.2 電力監視の採取設定解除.........................................................................................................................................................947.8.3 電力監視デバイスの変更.......................................................................................................................................................... 94

7.9 監視情報の変更................................................................................................................................................................................957.9.1 監視情報の設定変更.................................................................................................................................................................957.9.2 監視情報の設定解除.................................................................................................................................................................95

7.10 ストレージの変更............................................................................................................................................................................. 957.10.1 ストレージ管理製品の基本情報の変更.................................................................................................................................. 957.10.2 ストレージ装置の基本情報の変更.......................................................................................................................................... 967.10.3 仮想ストレージリソースの基本情報の変更..............................................................................................................................96

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7.10.4 ディスクリソースの基本情報の変更......................................................................................................................................... 977.11 BMC BladeLogic Server Automationの設定変更..........................................................................................................................977.12 サーバロールの変更.......................................................................................................................................................................98

7.12.1 サーバロールの設定変更........................................................................................................................................................987.12.2 サーバロールの設定解除........................................................................................................................................................99

7.13 VDI管理製品の変更.......................................................................................................................................................................99

第8章 管理対象サーバの動作環境設定................................................................................................................................. 1018.1 ETERNUS SF Storage Cruiser連携時のWWN情報の設定.......................................................................................................... 1028.2 VMホストに対するソフトウェアのインストールとエージェントの登録............................................................................................. 1048.3 クローニングイメージの配付........................................................................................................................................................... 107

第9章 リソースの削除............................................................................................................................................................ 1089.1 シャーシの削除............................................................................................................................................................................... 1089.2 管理対象サーバの削除..................................................................................................................................................................1089.3 VIOM連携の削除........................................................................................................................................................................... 1099.4 LANスイッチとネットワークデバイスの削除.................................................................................................................................... 110

9.4.1 LANスイッチブレードの削除................................................................................................................................................... 1109.4.2 LANスイッチとネットワークデバイスの削除............................................................................................................................. 110

9.5 ネットワークリソースの削除..............................................................................................................................................................1119.6 VM管理製品の削除....................................................................................................................................................................... 1129.7 電力監視の設定削除......................................................................................................................................................................112

9.7.1 電力監視デバイスの削除........................................................................................................................................................ 1129.8 管理LANサブネットの削除.............................................................................................................................................................1129.9 BMC BladeLogic Server Automationの削除..................................................................................................................................1139.10 VMホストの登録解除.................................................................................................................................................................... 1139.11 Converged Fabric管理製品の削除...............................................................................................................................................1139.12 VDI管理製品の削除.....................................................................................................................................................................114

第10章 リソース登録および変更のための一括設定................................................................................................................ 11510.1 概要............................................................................................................................................................................................... 11510.2 構成定義ファイルの読込み(インポート)....................................................................................................................................... 11710.3 構成定義ファイルの書出し(エクスポート).................................................................................................................................... 119

第11章 ネットワークビューア...................................................................................................................................................12111.1 概要............................................................................................................................................................................................... 12111.2 画面説明....................................................................................................................................................................................... 123

11.2.1 画面構成................................................................................................................................................................................ 12311.2.1.1 ツールバー...................................................................................................................................................................... 12311.2.1.2 ネットワークビュー............................................................................................................................................................12411.2.1.3 ユーティリティパネル....................................................................................................................................................... 126

11.2.2 ネットワークビュー(物理マップ)..............................................................................................................................................12611.2.3 ネットワークビュー(論理マップ)..............................................................................................................................................12911.2.4 ネットワークビュー(物理リスト)................................................................................................................................................13111.2.5 ネットワークビュー(論理リスト)................................................................................................................................................13411.2.6 ユーティリティパネル(カスタムビュー)....................................................................................................................................13511.2.7 ユーティリティパネル(プロパティ).......................................................................................................................................... 13611.2.8 各アイコンの説明................................................................................................................................................................... 139

11.2.8.1 リソースの表示.................................................................................................................................................................13911.2.8.2 その他.............................................................................................................................................................................. 142

11.2.9 結線表示の説明.....................................................................................................................................................................14211.2.9.1 結線表示(物理マップ).................................................................................................................................................... 14211.2.9.2 結線表示(論理マップ).................................................................................................................................................... 143

11.3 操作............................................................................................................................................................................................... 14311.3.1 ネットワークビューアの起動................................................................................................................................................... 14311.3.2 ネットワークビューの表示切替え(マップ表示とリスト表示)................................................................................................... 14311.3.3 ネットワークビューの表示切替え(物理ビューと論理ビュー).................................................................................................14411.3.4 リソースの検索........................................................................................................................................................................145

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11.3.5 表示するリソースのフィルタリング.......................................................................................................................................... 14711.3.6 表示するリソースのハイライト表示......................................................................................................................................... 14811.3.7 表示中のネットワークビューの情報出力............................................................................................................................... 15011.3.8 連絡先リストの操作.................................................................................................................................................................152

11.3.8.1 連絡先リストの表示..........................................................................................................................................................15211.3.8.2 連絡先リストの出力..........................................................................................................................................................153

11.3.9 物理マップと論理マップでのリソースの関連付け................................................................................................................. 15411.3.9.1 物理リソースから関連する論理リソースの確認.............................................................................................................. 15411.3.9.2 論理リソースから関連する物理リソースの確認.............................................................................................................. 155

11.3.10 2点間経路探索.................................................................................................................................................................... 15611.4 留意事項....................................................................................................................................................................................... 158

第12章 クローニング【物理サーバ】.........................................................................................................................................16012.1 概要............................................................................................................................................................................................... 16012.2 採取............................................................................................................................................................................................... 16212.3 配付............................................................................................................................................................................................... 16712.4 参照............................................................................................................................................................................................... 17112.5 削除............................................................................................................................................................................................... 172

第13章 消費電力データの取得とグラフ表示........................................................................................................................... 17313.1 消費電力データの出力.................................................................................................................................................................17313.2 消費電力データのグラフ表示.......................................................................................................................................................175

第14章 リソースのリソースプールへの登録.............................................................................................................................17814.1 VMホストリソース........................................................................................................................................................................... 17914.2 物理サーバリソース....................................................................................................................................................................... 17914.3 ネットワークリソース........................................................................................................................................................................180

14.3.1 ネットワークリソースを新規に作成......................................................................................................................................... 18114.3.2 登録済みの管理LANサブネットを利用した作成..................................................................................................................185

14.4 ネットワークデバイス...................................................................................................................................................................... 18614.5 ストレージリソース.......................................................................................................................................................................... 18714.6 アドレスセットリソース.....................................................................................................................................................................19014.7 イメージリソース............................................................................................................................................................................. 191

14.7.1 仮想イメージリソース.............................................................................................................................................................. 19114.7.2 物理イメージリソース.............................................................................................................................................................. 192

第15章 L-Serverテンプレートの操作...................................................................................................................................... 19315.1 ウィザード形式のGUIによる操作..................................................................................................................................................193

15.1.1 表示........................................................................................................................................................................................ 19415.1.2 作成........................................................................................................................................................................................ 195

15.1.2.1 物理L-Serverテンプレートの作成...................................................................................................................................19615.1.2.2 仮想L-Serverテンプレートの作成...................................................................................................................................200

15.1.3 変更........................................................................................................................................................................................ 20615.1.4 複製........................................................................................................................................................................................ 20615.1.5 削除........................................................................................................................................................................................ 20715.1.6 エクスポート............................................................................................................................................................................ 20715.1.7 インポート................................................................................................................................................................................20715.1.8 作成済みL-ServerからL-Serverテンプレートの作成.............................................................................................................208

15.2 エディタによる編集........................................................................................................................................................................20815.2.1 エクスポート............................................................................................................................................................................ 20915.2.2 編集........................................................................................................................................................................................ 20915.2.3 インポート................................................................................................................................................................................20915.2.4 削除........................................................................................................................................................................................ 210

第16章 L-Serverの作成.........................................................................................................................................................21116.1 L-Serverテンプレートを利用したL-Serverの作成.........................................................................................................................21216.2 個々のパラメーターを指定した物理L-Serverの作成...................................................................................................................217

16.2.1 [基本情報]タブ.......................................................................................................................................................................218

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16.2.2 [サーバ]タブ........................................................................................................................................................................... 21916.2.3 [ディスク]タブ..........................................................................................................................................................................22316.2.4 [ネットワーク]タブ....................................................................................................................................................................22516.2.5 [OS]タブ..................................................................................................................................................................................227

16.3 個々のパラメーターを指定した仮想L-Serverの作成...................................................................................................................22716.3.1 [基本情報]タブ.......................................................................................................................................................................22816.3.2 [サーバ]タブ........................................................................................................................................................................... 22916.3.3 [ディスク]タブ..........................................................................................................................................................................23416.3.4 [ネットワーク]タブ....................................................................................................................................................................23716.3.5 [OS]タブ..................................................................................................................................................................................238

第17章 L-Serverの操作.........................................................................................................................................................24117.1 電源操作....................................................................................................................................................................................... 246

17.1.1 起動........................................................................................................................................................................................ 24617.1.2 停止........................................................................................................................................................................................ 24717.1.3 再起動.................................................................................................................................................................................... 24817.1.4 リソースフォルダー内L-Serverの一括電源操作....................................................................................................................249

17.2 変更............................................................................................................................................................................................... 25117.2.1 仕様変更................................................................................................................................................................................ 25317.2.2 基本情報の変更.....................................................................................................................................................................25617.2.3 ディスクの増設と削減.............................................................................................................................................................25617.2.4 L-Server間におけるディスクの共有.......................................................................................................................................26217.2.5 ネットワークリソースの設定変更.............................................................................................................................................26317.2.6 ディスク容量の拡張................................................................................................................................................................266

17.3 コンソールの利用.......................................................................................................................................................................... 26717.4 削除............................................................................................................................................................................................... 27017.5 クローニングイメージの操作......................................................................................................................................................... 271

17.5.1 採取・登録.............................................................................................................................................................................. 27217.5.2 表示........................................................................................................................................................................................ 27717.5.3 登録解除................................................................................................................................................................................ 27717.5.4 削除........................................................................................................................................................................................ 278

17.6 スナップショットとバックアップ・リストア..........................................................................................................................................27817.6.1 スナップショット....................................................................................................................................................................... 27917.6.2 バックアップ・リストア...............................................................................................................................................................282

17.7 VMホスト間の移動(マイグレーション).......................................................................................................................................... 28517.7.1 VMホスト間の強制移動(強制マイグレーション)................................................................................................................... 287

17.8 L-Serverへのリソースの割当てと解放.......................................................................................................................................... 28817.8.1 導入........................................................................................................................................................................................ 28917.8.2 操作........................................................................................................................................................................................ 291

17.8.2.1 リソースの割当て............................................................................................................................................................. 29117.8.2.2 リソースの解放.................................................................................................................................................................29117.8.2.3 構成定義情報の変更......................................................................................................................................................291

17.9 物理サーバの用途変更................................................................................................................................................................29217.9.1 用途変更を行うL-Serverの設定.............................................................................................................................................292

17.9.1.1 構成定義だけ作成済み(defined)の場合........................................................................................................................29217.9.1.2 リソース割当て済み(allocated)の場合............................................................................................................................ 293

17.9.2 運用........................................................................................................................................................................................ 29517.9.3 設定の解除.............................................................................................................................................................................295

17.10 仮想L-Serverのエクスポートおよびインポート............................................................................................................................29617.10.1 仮想L-Serverのエクスポートおよびインポートの概要.........................................................................................................296

17.10.1.1 エクスポートおよびインポートの前提条件....................................................................................................................29617.10.1.2 VMコンバーターの準備................................................................................................................................................297

17.10.2 エクスポート操作.................................................................................................................................................................. 29817.10.2.1 VMコンバーターのエクスポートの準備........................................................................................................................29817.10.2.2 VMコンバーターのGUIでのエクスポート操作.............................................................................................................29917.10.2.3 VMコンバーターのCLIでのエクスポート操作............................................................................................................. 306

17.10.3 インポート操作......................................................................................................................................................................309

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17.10.3.1 VMコンバーターのCLIでのインポートの準備............................................................................................................. 30917.10.3.2 VMコンバーターのCLIでのインポート操作.................................................................................................................31117.10.3.3 VMコンバーターのCLIでのインポート操作用定義ファイル........................................................................................316

17.10.4 VMコンバーター使用時の注意事項...................................................................................................................................320

第18章 構築済みの物理サーバまたは仮想マシンとL-Serverの関連付け................................................................................ 32118.1 管理対象範囲............................................................................................................................................................................... 32118.2 使用できる範囲............................................................................................................................................................................. 32218.3 前提条件....................................................................................................................................................................................... 325

18.3.1 管理できるハードウェア..........................................................................................................................................................32518.3.2 管理できるサーバ...................................................................................................................................................................32518.3.3 管理できるストレージ..............................................................................................................................................................32618.3.4 サーバ仮想化ソフトウェアを利用する場合........................................................................................................................... 328

18.4 導入............................................................................................................................................................................................... 32918.4.1 事前準備................................................................................................................................................................................ 32918.4.2 物理サーバの場合.................................................................................................................................................................33218.4.3 仮想マシンの場合..................................................................................................................................................................333

18.5 構成変更....................................................................................................................................................................................... 33518.6 L-Serverの解除............................................................................................................................................................................. 335

第19章 リソースの操作.......................................................................................................................................................... 33619.1 登録............................................................................................................................................................................................... 33619.2 変更............................................................................................................................................................................................... 33619.3 移動............................................................................................................................................................................................... 33719.4 登録解除....................................................................................................................................................................................... 33919.5 削除............................................................................................................................................................................................... 339

第20章 リソースプールの操作................................................................................................................................................ 34120.1 概要............................................................................................................................................................................................... 34120.2 作成............................................................................................................................................................................................... 34120.3 設定変更....................................................................................................................................................................................... 34220.4 移動............................................................................................................................................................................................... 34320.5 削除............................................................................................................................................................................................... 34320.6 表示............................................................................................................................................................................................... 344

第21章 リソースフォルダーの操作.......................................................................................................................................... 35121.1 概要............................................................................................................................................................................................... 35221.2 作成............................................................................................................................................................................................... 35321.3 表示............................................................................................................................................................................................... 35421.4 基本情報の変更............................................................................................................................................................................35421.5 削除............................................................................................................................................................................................... 35421.6 移動............................................................................................................................................................................................... 355

第22章 ネットワークデバイスの操作....................................................................................................................................... 35622.1 保守モードの切替え..................................................................................................................................................................... 35622.2 自動設定対象の切替え................................................................................................................................................................ 35822.3 VFAB自動設定の確認................................................................................................................................................................. 359

第23章 ネットワークリソースの操作........................................................................................................................................ 36023.1 ネットワーク自動設定.................................................................................................................................................................... 360

付録A 画面説明.....................................................................................................................................................................361A.1 RORコンソール...............................................................................................................................................................................361A.2 メニュー........................................................................................................................................................................................... 364

A.2.1 メニュー一覧............................................................................................................................................................................ 364A.2.2 ポップアップメニュー一覧....................................................................................................................................................... 368

A.3 ステータス....................................................................................................................................................................................... 385A.4 ツリーパネル................................................................................................................................................................................... 386A.5 コンソール画面............................................................................................................................................................................... 389

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A.6 リソース一覧....................................................................................................................................................................................391A.7 リソース詳細....................................................................................................................................................................................393

A.7.1 シャーシの属性....................................................................................................................................................................... 395A.7.2 サーバの属性.......................................................................................................................................................................... 398A.7.3 物理OS、VMホストまたはVMゲストの属性............................................................................................................................403A.7.4 LANスイッチブレードの属性.................................................................................................................................................. 407A.7.5 ネットワークデバイスの属性.................................................................................................................................................... 412A.7.6 仮想ファブリックの属性........................................................................................................................................................... 418A.7.7 PDUまたはUPSの属性............................................................................................................................................................420A.7.8 管理製品の属性......................................................................................................................................................................420A.7.9 ストレージ管理製品の属性..................................................................................................................................................... 421A.7.10 ストレージ装置の属性........................................................................................................................................................... 422A.7.11 VM管理製品の属性............................................................................................................................................................. 423A.7.12 仮想ストレージの属性........................................................................................................................................................... 424A.7.13 フォルダーの属性..................................................................................................................................................................425A.7.14 L-Serverの属性......................................................................................................................................................................427A.7.15 L-Platformの属性.................................................................................................................................................................. 435A.7.16 Firewallの属性...................................................................................................................................................................... 437A.7.17 SLBの属性............................................................................................................................................................................ 438A.7.18 テナントの属性...................................................................................................................................................................... 438A.7.19 VMプールの属性..................................................................................................................................................................441A.7.20 サーバプールの属性............................................................................................................................................................ 446A.7.21 ストレージプールの属性....................................................................................................................................................... 449A.7.22 ネットワークプールの属性.....................................................................................................................................................453A.7.23 アドレスプールの属性........................................................................................................................................................... 458A.7.24 イメージプールの属性...........................................................................................................................................................459

A.8 切替え設定一覧............................................................................................................................................................................. 462A.9 イメージ一覧................................................................................................................................................................................... 463A.10 利用可能プール...........................................................................................................................................................................463A.11 テンプレート一覧.......................................................................................................................................................................... 466A.12 イベント..........................................................................................................................................................................................466A.13 検索...............................................................................................................................................................................................467A.14 進捗状況.......................................................................................................................................................................................470A.15 ダイアログ......................................................................................................................................................................................471

付録B 一括設定用の構成定義ファイル(CSV形式)..................................................................................................................472B.1 構成定義ファイルの取得(CSV形式)............................................................................................................................................. 472B.2 ファイル形式................................................................................................................................................................................... 472B.3 リソース定義.................................................................................................................................................................................... 476B.4 CSV形式の例................................................................................................................................................................................. 497

付録C 保守モード.................................................................................................................................................................. 501

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第1章 リソース管理の概要

本章では、本製品の[リソース]タブで利用できる2つの画面の概要について説明します。

本製品の[リソース]タブでは、通常画面(アドバンス画面)とブレードビューアの2種類のGUIが用意されています。

管理者の運用形態に合わせて、どちらのGUIを利用するか選択します。

・ RORコンソール

本製品のすべての機能を操作できるGUIです。

・ ブレードビューア

RORコンソールの[リソース]タブからツリー表示や詳細なメニューを取り除き、ブレードサーバの状態を物理ビューに近い形式で直

感的な操作ができるGUIです。

ブレードビューアの簡単な操作を覚えるだけで、ブレードサーバの監視、業務サーバとの関係把握、電源ON/OFF操作ができま

す。ブレードの監視、および簡易操作だけを行いたい管理者に適しています。

RORコンソールの[リソース]タブからブレードビューアに切り替えるには、[ブレードビューア>>]ボタンをクリックします。ブレードビューア

からRORコンソールの[リソース]タブに切り替えるには、[アドバンス>>]ボタンをクリックします。

参考

・ 「第4章 ブレードビューア」以外の画面説明は、すべて通常画面(アドバンス画面)の説明です。

・ RORコンソールの[リソース]タブについては、「付録A 画面説明」を参照してください。

・ ブレードビューアについては、「第4章 ブレードビューア」を参照してください。ブレードビューアの画面説明、提供機能について説

明します。

・ 初回起動時は、RORコンソールが表示されます。

次回起動時は、前回ログアウトしたときの画面(RORコンソールまたはブレードビューア)が表示されます。

・ 本書では、RORコンソールの[リソース]タブをRORコンソールと記載している場合があります。

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第2章 ライセンスの設定と確認

本章では、ライセンスの設定と確認について説明します。

ライセンスの設定

本製品を利用する場合、ライセンスの設定が必要です。

以下の手順で、ライセンスを設定します。

1. 本製品にログインしたあと、メニューから[ツール]-[ライセンス]を選択し、表示されたダイアログで、[登録]ボタンをクリックします。

[ライセンスの登録]ダイアログが表示されます。

2. [ライセンスの登録]ダイアログで、登録するライセンスキーを入力します。

3. [OK]ボタンをクリックします。

ライセンスが登録されます。

4. Cloud Editionのライセンスを登録したあと、マネージャーを再起動してください。

コマンドでは、rcxadm licenseを実行します。

rcxadm licenseコマンドについては、「リファレンスガイド (コマンド/XML編) CE」の「5.12 rcxadm license」を参照してください。

ポイント

すでにCloud Editionのライセンスを登録済みで、ライセンスの状態が有効(Active)になっている場合、マネージャーの再起動は必要あ

りません。

ライセンスの確認

以下の手順で、登録されているライセンスを確認します。

1. 本製品にログインしたあと、メニューから[ツール]-[ライセンス]を選択し、表示されたダイアログで、ライセンス名をクリックします。

[ライセンスの詳細]ダイアログが表示されます。

コマンドでは、rcxadm licenseを実行します。

rcxadm licenseコマンドについては、「リファレンスガイド (コマンド/XML編) CE」の「5.12 rcxadm license」を参照してください。

ポイント

"ライセンス数"に"-"が表示されている場合、該当するライセンスは購入した数と同じ台数のエージェントを利用できます。

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第3章 ユーザーアカウントの設定とロールのカスタマイズ

本章では、インフラ管理者のユーザー設定と、ロールのカスタマイズについて説明します。

インフラ管理者、テナント管理者または管理者のロールをもつユーザーだけが、ユーザーアカウントを作成できます。

テナント管理者での操作方法については、「操作ガイド テナント管理者編 CE」の「第10章 テナント」を参照してください。

3.1 ユーザーアカウントの登録

ここでは、インフラ管理系のユーザーアカウントの登録について説明します。

RORコンソールの[リソース]タブでは、以下の手順で、ユーザーアカウントを登録します。

1. シングルサインオン認証の場合、ディレクトリサービスのユーザー情報を確認します。

- 本製品からディレクトリサービスにユーザーを登録しない設定の場合

ユーザーアカウント登録操作をすると、指定したユーザーアカウントがディレクトリサービスに登録済みの場合に、本製品に

登録されます。

指定したユーザーアカウントがディレクトリサービスに存在しない場合は、事前に、ディレクトリサービスにユーザーアカウント

を登録してください。

- 本製品からディレクトリサービスにユーザーを登録する設定の場合

ユーザーアカウント登録操作をすると、指定したユーザーアカウントが本製品とディレクトリサービスの両方に登録されます。

2. RORコンソールのメニューから、[設定]-[ユーザーアカウント]を選択します。

[ユーザーアカウント]ダイアログが表示されます。

3. [登録]ボタンをクリックします。

[ユーザーアカウントの登録]ダイアログが表示されます。

4. 以下の情報を設定します。

ユーザーID

内部認証の場合、または、シングルサインオン認証でユーザーをディレクトリサービスに登録する設定の場合

先頭文字を英数字とし、半角英数字、アンダースコア("_")、ハイフン("-")およびピリオド(".")で構成された32文字以内の

文字列を入力します。

シングルサインオン認証でユーザーをディレクトリサービスに登録しない設定の場合

ディレクトリサービスに登録されているユーザーIDと同じ文字列を指定します。

パスワード(パスワードの確認入力)

内部認証の場合、または、シングルサインオン認証でユーザーをディレクトリサービスに登録する設定の場合だけ表示されます。

半角英数字と記号で構成された8文字以上64文字以内の文字列を入力します。

メールアドレス

ユーザーのメールアドレスを指定します。

半角英数字と記号で構成された64文字以内の文字列を指定します。

ユーザーグループ

ユーザーアカウントに設定するユーザーグループを、作成済みのユーザーグループから選択します。

アクセス範囲/ロール(省略可)

アクセス範囲

ユーザーアカウントに設定するアクセス範囲を選択します。

ロール

ユーザーアカウントに設定するロールを選択します。

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ラベル(省略可)

ユーザーアカウントのラベルを入力します。

日本語(半角カナを含む)、半角文字に関係なく32文字以内の文字列を入力します。

コメント(省略可)

コメントを入力します。

日本語(半角カナを含む)、半角文字に関係なく256文字以内の文字列を入力します。

5. [OK]ボタンをクリックします。

ユーザーアカウントが作成されます。

シングルサインオン認証で本製品からのユーザー登録操作を行う際、ディレクトリサービスにもユーザーを登録する運用の場合、ディ

レクトリサービス操作定義ファイル(ldap_attr.rcxprop)の設定を確認してください。ディレクリサービス操作定義ファイルの詳細は、「運用

ガイド CE」の「8.6.1 テナント管理・アカウント管理の設定」を参照してください。rcxadm user createコマンドについては、「リファレンスガ

イド (コマンド/XML編) CE」の「7.1 rcxadm user」を参照してください。

注意

・ アクセス範囲には"all"(アクセス範囲制限なし)を指定してください。

・ シングルサインオン認証で、本製品のユーザーがServerView Operations Managerにログインする場合、ServerView OperationsManagerにもユーザー定義が必要です。ServerView Operations Managerへのユーザー定義の追加については、以下のマニュア

ルを参照してください。

- 「設計ガイド CE」の「12.2 ServerView Operations Managerとディレクトリサービスの環境構築」

3.2 ユーザーアカウントの表示

ここでは、ユーザーアカウントの表示について説明します。

以下の手順で、登録されているユーザーアカウントを表示します。

1. RORコンソールのメニューから[設定]-[ユーザーアカウント]を選択します。

[ユーザーアカウント]ダイアログが表示されます。

ユーザーアカウントの一覧(ユーザーIDとユーザーグループ)が表示されます。

コマンドでは、rcxadm user listまたはrcxadm user showを実行します。

rcxadm user listコマンドとrcxadm user showコマンドについては、「リファレンスガイド (コマンド/XML編) CE」の「7.1 rcxadm user」を参照

してください。

3.3 ユーザーアカウントの変更

ここでは、ユーザーアカウントの設定変更、およびパスワードの変更について説明します。

ユーザーアカウント

以下の手順で、ユーザーアカウントの設定を変更します。

1. RORコンソールのメニューから[設定]-[ユーザーアカウント]を選択します。

[ユーザーアカウント]ダイアログが表示されます。

2. 変更するユーザーアカウントを選択します。

3. [変更]ボタンをクリックします。

[ユーザーアカウントの変更]ダイアログが表示されます。

4. 変更する項目を修正します。

5. [OK]ボタンをクリックします。

ユーザーアカウントの情報が変更されます。

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パスワード

以下の手順で、ログイン中のユーザーのパスワードを変更します。

1. RORコンソールのメニューから[設定]-[パスワード変更]を選択します。

[パスワード変更]ダイアログが表示されます。

2. パスワード変更に必要な項目を入力します。

現在のパスワード

現在のパスワードを入力します。

新しいパスワード

新しいパスワードを入力します。

パスワードの確認入力

確認のため、新しいパスワードを再入力します。

3. [OK]ボタンをクリックします。

パスワードが変更されます。

コマンドでは、rcxadm user modifyを実行します。

rcxadm user modifyコマンドについては、「リファレンスガイド (コマンド/XML編) CE」の「7.1 rcxadm user」を参照してください。

3.4 ユーザーアカウントの削除

ここでは、ユーザーアカウントの削除について説明します。

シングルサインオン認証の場合

ディレクトリサービスにユーザーを登録しない設定ではディレクトリサービスのユーザー情報は削除されません。

ディレクトリサービスにユーザーを登録する設定ではディレクトリサービスのユーザー情報は削除されます。

ディレクトリサービスにユーザーを登録するかどうかは、ディレクトリサービス操作定義ファイル(ldap_attr.rcxprop)で設定します。ディレ

クトリサービス操作定義ファイルの詳細は、「運用ガイド CE」の「8.6.1 テナント管理・アカウント管理の設定」を参照してください。

内部認証およびシングルサインオン認証で共通の手順

以下の手順で、ユーザーアカウントを削除します。

1. RORコンソールのメニューから[設定]-[ユーザーアカウント]を選択します。

[ユーザーアカウント]ダイアログが表示されます。

2. 削除するユーザーアカウントを選択します。

3. [削除]ボタンをクリックします。

[ユーザーアカウントの削除]ダイアログが表示されます。

4. 削除するユーザーアカウントを確認します。

5. [OK]ボタンをクリックします。

ユーザーアカウントが削除されます。

コマンドでは、rcxadm user deleteを実行します。

rcxadm user deleteコマンドについては、「リファレンスガイド (コマンド/XML編) CE」の「7.1 rcxadm user」を参照してください。

3.5 ロールの一覧表示

ここでは、ロールの一覧表示方法を説明します。

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以下の手順で、ロールの一覧を表示します。

1. RORコンソールのメニューから[設定]-[ロール管理]を選択します。

[ロール管理]ダイアログが表示されます。

ロールの一覧が表示されます。

以下の情報が表示されます。

- ロール名

- 使用中

ロールの使用状態を示します。

- Yesロールを割り当てられているユーザーが存在します。

- Noロールを割り当てられているユーザーは存在しません。

- ラベル

- コメント

ロールを作成しても表示されなかったり、ロールを削除しても表示されたりすることがあります。

一覧の状態を 新化するには、[更新]のアイコンをクリックしてください。

3.6 ロールの作成

ここでは、ロールの作成方法を説明します。新しいロールは、基本ロールを複製して作成します。

以下の手順で、ロールを作成します。

1. RORコンソールのメニューから、[設定]-[ロール管理]を選択します。

[ロール管理]ダイアログが表示されます。

2. [作成]ボタンをクリックします。

[ロールの作成]ダイアログが表示されます。

3. 以下の情報を設定します。

ロール名

作成するロールの名前を入力します。

先頭半角英数字で、半角英数字、アンダースコア("_")およびハイフン("-")で構成された32文字以内の文字列を指定します。

ラベル(省略可)

ロールのラベルを入力します。

日本語(半角カナを含む)、半角文字に関係なく32文字以内の文字列を入力します。

コメント(省略可)

ロールのコメントを入力します。

日本語(半角カナを含む)、半角文字に関係なく256文字以内の文字列を入力します。

複製元ロール

基本ロールを選択します。

操作権限

権限を追加するには、チェックを入れます。権限を削除するには、チェックを外します。

選択した複製元ロールの操作権限の状態に戻すには[リセット]ボタンをクリックします。

4. [OK]ボタンをクリックします。

ロールが作成されます。

- 6 -

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3.7 ロールの設定変更

ここでは、ロールの設定変更方法を説明します。

以下の手順で、ロールの設定を変更します。

1. RORコンソールのメニューから、[設定]-[ロール管理]を選択します。

[ロール管理]ダイアログが表示されます。

2. 変更するロールを選択します。

3. [変更]ボタンをクリックします。

[ロールの設定変更]ダイアログが表示されます。

4. 変更する項目を修正します。

ロール名

ロールの名前を入力します。

先頭半角英数字で、半角英数字、アンダースコア("_")およびハイフン("-")で構成された32文字以内の文字列を指定します。

基本ロールの名前は変更できません。

ラベル

ロールのラベルを入力します。

日本語(半角カナを含む)、半角文字に関係なく32文字以内の文字列を入力します。

コメント

ロールのコメントを入力します。

日本語(半角カナを含む)、半角文字に関係なく256文字以内の文字列を入力します。

複製元ロール

変更できません。

操作権限

権限を追加するには、チェックを入れます。権限を削除するには、チェックを外します。

元の状態([ロールの設定変更]ダイアログを表示したときの状態)に戻すには[リセット]ボタンをクリックします。

5. [OK]ボタンをクリックします。

ロールの情報が変更されます。

ポイント

操作権限の初期値については、「リファレンスガイド (コマンド/XML編) CE」の「15.9 ロール」の「表 操作グループと操作名」を参照して

ください。

それをもとに各ロールの操作権限を初期値に変更することで、初期化できます。

3.8 ロールの削除

ここでは、ロールの削除方法を説明します。

以下の手順で、ロールを削除します。

1. RORコンソールのメニューから、[設定]-[ロール管理]を選択します。

[ロール管理]ダイアログが表示されます。

2. 削除するロールを選択します。

選択したロールを割り当てられているユーザーが存在すると、ロールを削除できません。

3. [削除]ボタンをクリックします。

[ロールの削除]ダイアログが表示されます。

- 7 -

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4. 削除するロールを確認します。

5. [OK]ボタンをクリックします。

ロールが削除されます。

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第4章 ブレードビューア

本章では、ブレードビューアの画面構成と機能について説明します。

なお、ブレードビューアはPRIMERGY BXシリーズが管理対象サーバとして登録されている場合だけ利用できます。

RORコンソールについては、「付録A 画面説明」を参照してください。

4.1 概要

ここでは、ブレードビューアの機能概要について説明します。

ブレードビューアは、ブレードサーバの状態を物理ビューに近い形式で直感的な操作ができるGUIです。ブレードビューアでは、リソー

スの状態監視や操作が行えます。

図4.1 ブレードビューア

ブレードビューアで行える監視や操作を以下に示します。

・ リソースの状態監視

シャーシ、サーバ、L2スイッチおよび物理OSの状態監視を物理構成に近い形式で行えます。

さらに、仮想化ソフトウェアを導入した場合、VMホストとVMゲストの関係も表示されます。

サーバのハードウェアで異常が発生した場合、影響する物理OSやゲストOSを簡単に確認できます。

・ 電源の状態表示と操作

各サーバブレード、ストレージブレードおよびVMゲストの電源状態が電源ボタンで表示されます。

また、サーバブレードとVMゲストは、電源ボタンをクリックすると電源の操作が行えます。

・ ラベルとコメントの表示

各物理OS、VMホストおよびVMゲストに、ユーザーが設定したラベルを表示されます。

このラベルに業務内容を表示することで、各サーバブレードで動作している業務、および障害発生時に影響を受ける業務が簡単

に把握できます。

また、このラベルをクリックすると、対象リソースのコメントが表示されます。事前に障害発生時の対処方法を登録しておくと、障害

発生で影響を受けている業務に対して、迅速な対応ができます。

・ 連絡先の表示

連絡先アイコンをクリックすることで連絡先が表示されます。

事前に障害発生時のサポート技術員の連絡先などを登録しておくと、障害発生時に迅速な対応ができます。

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4.2 画面説明

ここでは、ブレードビューアの画面構成について説明します。

ブレードビューアの画面は、ステータスビュー、シャーシビューおよびブレードビューから構成されています。

図4.2 ブレードビューアの画面構成

ステータスビュー

全体的なリソースの状態が表示されます。

シャーシビュー

シャーシごとのリソースの状態が表示されます。

ブレードビュー

選択しているシャーシ上のリソースの状態が表示されます。

参考

ブレードビューアからRORコンソールへの切替えは、画面右上に表示されている[アドバンス>>]ボタンをクリックします。

サーバの登録や各種設定変更などを行う場合、必要に応じてRORコンソールに切り替えてください。

次回起動時は、前回ログアウトしたときの画面(RORコンソールまたはブレードビューア)が表示されます。

4.3 リソースの状態監視

ここでは、ブレードビューアによるリソースの状態監視について説明します。

4.3.1 ステータスビュー

ステータスビューではPRIMERGY BXシリーズ以外を含むシステム全体の状況を確認できます。

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システム全体で何らかの問題が発生したときに、ステータスビューの左側の警告灯アイコンが、赤または黄色で点滅します。

点滅している警告灯アイコンは、クリックすると消灯します。

表示される警告灯アイコンとそれぞれの状態と意味は、以下のとおりです。

表4.1 警告灯アイコン

アイコン 色 状態 意味

灰色(消灯) 通常 システム内に新たな異常または警告が検出されていないことを示します。

黄色(点滅) 警告 システム内に何らかの警告が検出されたことを示します。

赤(点滅) 異常 システム内に何らかの異常が検出されたことを示します。

参考

警告灯アイコンが点滅しているときは、何らかの警告または異常が検出されています。シャーシビューやブレードビューで故障箇所を

確認してください。

シャーシビューやブレードビューでリソースが警告や異常になっていない場合、RORコンソールに切り替えてイベントログを確認してく

ださい。

警告灯アイコンの右側に、"異常"、"警告"、"正常"および"停止"状態のサーバの台数が表示されます。

表4.2 サーバアイコンと台数表示

アイコンと台数表示 意味

N (注)

サーバとその台数を示します。

注) Nにサーバの台数が表示されます。

表4.3 状態アイコン

アイコン 状態 意味

なし 正常 リソースは利用できます。

警告異常が発生していますが、リソースは利用できます。

または、一部のリソースの状態が取得できません。

異常 故障または異常が発生しているため、リソースが利用できません。

停止 リソースが停止しているため、利用できません。

4.3.2 シャーシビュー

シャーシビューではシャーシごとのリソースの状態を把握できます。

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表4.4 シャーシアイコン

アイコン 意味

シャーシ

参照

シャーシの状態については、「4.3.1 ステータスビュー」の「表4.3 状態アイコン」を参照してください。

シャーシアイコンが警告や異常になっている場合、該当するシャーシに含まれるリソースのどれかに問題が発生しています。

異常が発生しているリソースの確認方法については、「4.3.3 ブレードビュー」を参照してください。

参考

シャーシビューのシャーシアイコンを選択すると、ブレードビューに選択されたシャーシの詳細状態が表示されます。

詳細は、「4.3.3 ブレードビュー」を参照してください。

4.3.3 ブレードビュー

ブレードビューでは、選択されたシャーシのリソースの状態がブレードサーバの物理構成に近い形式で表示されます。

シャーシビューでブレードビューに表示したいシャーシアイコンをクリックすると、選択されたシャーシの詳細状態がブレードビューに表

示されます。

ブレードビューの上部には、シャーシ部品とL2スイッチのアイコンが表示されます。

表4.5 シャーシ部品アイコン

アイコン 意味

シャーシ部品

表4.6 L2スイッチアイコン

アイコン 意味

L2スイッチ

参照

シャーシ部品とL2スイッチに表示される状態アイコンについては、「4.3.1 ステータスビュー」の「表4.3 状態アイコン」を参照してくださ

い。

4.3.3.1 リソース一覧

ブレードビューにはスロット番号と、各スロットの搭載状況に合わせてサーバブレードやストレージブレードが表示されます。

なお、未登録サーバは薄い灰色、空きスロットは白色で表示されます。

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図4.3 ブレードビューでのリソース一覧

サーバブレード

サーバブレードの上部に、電源ボタンが表示されます。

サーバブレードの電源ボタンと、それぞれの状態と意味は以下のとおりです。

表4.7 サーバブレードの電源ボタン

電源ボタン 色 状態 意味

緑(点灯) 電源ON 電源ONの状態を示します。

灰色(消灯) 電源OFF 電源OFFの状態を示します。

緑(点滅) 電源ON中 電源ON操作中またはリブート操作中を示します。

橙(点滅) 電源OFF中 電源OFF操作中を示します。

参考

電源ボタンをクリックすることで、サーバブレードの電源操作が行えます。

詳細は、「4.4.1 サーバブレード」を参照してください。

サーバブレードの電源ボタンの右側に、物理サーバアイコンが表示されます。

表示される物理サーバアイコンとそれぞれの意味は、以下のとおりです。

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表4.8 物理サーバアイコン

アイコン 意味

サーバ

予備サーバ

未登録のサーバ

保守モードのサーバ

参照

物理サーバの状態については、「4.3.1 ステータスビュー」の「表4.3 状態アイコン」を参照してください。

なお、該当するブレードが管理サーバの場合、以下の管理サーバアイコンが表示されます。

表4.9 管理サーバアイコン

アイコン 状態 意味

管理サーバ 管理サーバとして利用しているサーバを示します。

物理サーバアイコンの下に、OSアイコンが表示されます。

OSアイコンとそれぞれの意味は、以下のとおりです。

表4.10 OSアイコン

アイコン 意味

Windows OS

Linux OS

VMwareのホストOS

Hyper-VのホストOS

Citrix XenServerのホストOS

Linux XenのホストOS

KVMのホストOS

OVM for x86のホストOS

参考

VMホストを示すOSアイコンを選択すると、VMゲスト一覧に選択されたVMホスト内のVMゲストの詳細状態を表示します。

詳細は、「4.3.3.2 VMゲスト一覧」を参照してください。

OSアイコンの下に、ユーザーが設定したラベルがリソースアイコンと共に表示されます。

・ ラベルを設定していない場合

OS名が表示されます。

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・ OSがインストールされていないなど、OS名が取得できない場合

サーバ名(物理サーバ名、またはVMゲスト名)が表示されます。

表示されるリソースアイコンとそれぞれの意味は、以下のとおりです。

表4.11 リソースアイコン

アイコン 意味

物理OS

VMホスト

VMゲスト

参照

リソースの状態については、「4.3.1 ステータスビュー」の「表4.3 状態アイコン」を参照してください。

参考

各サーバにコメントが設定されている場合、ラベルをクリックすることで[サーバ情報]ダイアログが表示されます。

[サーバ情報]ダイアログには、コメントのほか、対象のサーバを特定するための情報として、OS名、サーバ名(物理OSの場合は物理

サーバ名、VMゲストの場合はVMゲスト名)、IPアドレスおよびラベルが表示されます。

コメントの登録方法については、「4.5.1 ラベルとコメントの一覧・登録・編集」を参照してください。

ストレージブレード

ストレージブレードの上部に、電源ランプが表示されます。

ストレージブレードの電源ランプとそれぞれの状態と意味は、以下のとおりです。

表4.12 ストレージブレードの電源ランプ

電源ランプ 色 状態 意味

緑(点灯) 電源ON 電源ONの状態を示します。

灰色(消灯) 電源OFF 電源OFFの状態を示します。

4.3.3.2 VMゲスト一覧

ブレードビューでVMホストが表示されているときに、VMホストを示すOSアイコンをクリックすると、そのVMホスト上に存在するVMゲス

トの状態が一覧で表示されます。

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図4.4 ブレードビューでのVMゲスト一覧

VMゲスト一覧に表示される各VMゲストの左側に、VMゲストアイコンが表示されます。

表4.13 VMゲストアイコン

アイコン 意味

VMゲスト

参照

VMゲストの状態については、「4.3.1 ステータスビュー」の「表4.3 状態アイコン」を参照してください。

VMゲストアイコンの右上に、ユーザーの指定したラベルが表示されます。

・ ラベルがついていない場合

OS名が表示されます。

・ OSがインストールされていないなど、OS名が取得できない場合

VMゲスト名が表示されます。

ラベルの下にOSアイコンが表示されます。

OSアイコンについては、「4.3.3.1 リソース一覧」の「表4.10 OSアイコン」を参照してください。

各VMゲストの右下に、電源ボタンが表示されます。

VMゲストの電源ボタンとそれぞれの状態と意味は、以下のとおりです。

表4.14 VMゲストの電源ボタン

電源ボタン 色 状態 意味

緑(点灯) 電源ON 電源ONの状態を示します。

灰色(消灯) 電源OFF 電源OFFの状態を示します。

緑(点滅) 電源ON中 電源ON操作中またはリブート操作中を示します。

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電源ボタン 色 状態 意味

橙(点滅) 電源OFF中 電源OFF操作中を示します。

参考

電源ボタンをクリックすることで、VMゲストの電源操作を行えます。

詳細は、「4.4.2 VMゲスト」を参照してください。

4.3.4 リソース詳細

ブレードビューアのブレードビューに表示されている、シャーシ部品アイコン、L2スイッチアイコンおよび物理サーバアイコンをクリック

すると、それぞれの詳細画面を表示できます。

・ シャーシ

シャーシ部品アイコンをクリックするとマネジメントブレードのWeb GUI画面が表示されます。

Web GUI画面で、シャーシ部品の状態を詳細に確認できます。

シャーシ部品アイコンについては、「4.3.3 ブレードビュー」を参照してください。

・ L2スイッチ

L2スイッチアイコンをクリックすると、L2スイッチの詳細画面が表示されます。

L2スイッチの詳細画面で、L2スイッチの状態を詳細に確認できます。

L2スイッチアイコンについては、「4.3.3 ブレードビュー」を参照してください。

・ 物理サーバ

物理サーバアイコンをクリックすると、対象の物理サーバに対応するServerView Operations ManagerのWeb GUI画面が表示されます。

ServerView Operations ManagerのWeb GUI画面で、物理サーバの状態を詳細に確認できます。

物理サーバアイコンについては、「4.3.3.1 リソース一覧」の「表4.8 物理サーバアイコン」を参照してください。

4.4 電源操作

ここでは、ブレードビューアを使用して、サーバブレードとVMゲストの電源操作を行う方法について説明します。

4.4.1 サーバブレード

サーバブレードの電源操作は電源ボタンをクリックすることで行います。

表4.15 サーバブレードの電源ボタンと操作

電源ボタン 色 状態 操作

灰色(消灯) 電源OFF クリックすると電源ON操作ができます。

緑(点灯) 電源ON クリックすると電源OFFまたはリブート操作ができます。

電源ON操作

電源OFF状態の電源ボタンをクリックすると、電源ON操作として受け付けられ、確認ダイアログが表示されます。

確認ダイアログで[OK]ボタンをクリックすると、該当するリソースの電源をONにして、OSを起動します。

このとき、電源ボタンは電源ON中(緑の点滅)の状態になります。対象リソースの電源がONになり、OSの動作が確認されると電源ON状

態に表示が切り替わります。

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電源OFF/リブート操作

電源ON状態の電源ボタンをクリックすると、以下の[電源の操作]ダイアログが表示されます。

図4.5 [電源の操作]ダイアログ

・ 電源OFF操作

"シャットダウン"を選択すると、確認ダイアログが表示されます。

確認ダイアログで[OK]ボタンをクリックすると、該当する管理対象サーバのOSをシャットダウンしたあと、電源をOFFにします。

このとき、電源ボタンは電源OFF中(橙の点滅)の状態になります。対象リソースの電源停止が確認されると電源OFF状態に表示が

切り替わります。

・ リブート操作

"リブート"を選択すると、確認ダイアログが表示されます。

確認ダイアログで[OK]ボタンをクリックすると、該当する管理対象サーバのOSをシャットダウンしたあと、再起動します。

このとき、電源ボタンは電源ON中(緑の点滅)の状態になります。OSの動作が確認されると電源ON状態に表示が切り替わります。

強制電源OFF/リブート操作

電源ON状態の電源ボタンをクリックして表示された[電源の操作]ダイアログで、[オプション>>]ボタンをクリックすると、強制的に電源

OFFやリブートを行うための選択項目が表示されます。

強制電源OFF/リブート操作とは、該当する管理対象サーバのOSをシャットダウンせずに、強制的に電源操作することです。

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図4.6 [電源の操作]ダイアログ(オプション選択時)

・ 強制電源OFF操作

"強制シャットダウン"を選択すると、確認ダイアログが表示されます。

確認ダイアログで[OK]ボタンをクリックすると、該当する管理対象サーバのOSをシャットダウンせずに、強制的に電源をOFFにします。

このとき、電源ボタンは電源OFF中(橙の点滅)の状態になります。ブレードサーバの電源停止が確認されると電源OFF状態に表示

が切り替わります。

・ 強制リブート操作

"強制リブート"を選択すると、確認ダイアログが表示されます。

確認ダイアログで[OK]ボタンをクリックすると、該当する管理対象サーバのOSをシャットダウンせずに、強制的にシャットダウンした

あと、再起動します。

このとき、電源ボタンは電源ON中(緑の点滅)の状態に表示が切り替わります。OSの動作が確認されると電源ON状態に表示が切

り替わります。

注意

【VMware】【Hyper-V】【Xen】【Citrix Xen】【KVM】【Solarisゾーン】【OVM for x86 3.2】【OVM for SPARC】

電源操作を行う管理対象サーバがVMホストの際に、電源OFFまたはリブートの操作を行う場合、以下に注意してください。

・ サーバ仮想化ソフトウェアの高可用性機能を使用している場合、VM管理ソフトウェアのクライアントからVMメンテナンスモードに

なっているか確認してください。

・ VM管理ソフトウェアのクライアントまたはリソース操作コマンドで、VMメンテナンスモードに設定したあと、電源操作を行ってください。

詳細は、サーバ仮想化ソフトウェアのマニュアル、または「リファレンスガイド (コマンド/XML編) CE」の「3.11 rcxadm server」を参照

してください。

サーバ仮想化ソフトウェアの製品によって設定できる条件が異なります。サーバ仮想化ソフトウェアの製品ごとの注意事項につい

ては、「設計ガイド VE」の「9.2.2 利用する製品別の機能」を参照してください。

4.4.2 VMゲスト

VMゲストの電源操作を行う場合、対象のVMゲストを管理しているVMホストのOSアイコンをクリックして、VMゲスト一覧を表示します。

このVMゲスト一覧の各VMゲストに表示されている電源ボタンをクリックすることで、サーバブレードと同様の電源操作ができます。

表4.16 VMゲストの電源ボタンと操作

電源ボタン 色 状態 操作

灰色(消灯) 電源OFF クリックすると電源ON操作ができます。

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電源ボタン 色 状態 操作

緑(点灯) 電源ON クリックすると電源OFFまたはリブート操作ができます。

注意

・ VMゲストをシャットダウンするためには、事前設定が必要です。

事前設定されていないVMゲストに対してOFFやリブートを選択すると、シャットダウンされず、実行した処理がエラーになります。

詳細は、「設計ガイド VE」の「9.2.1 利用する製品別の設定」を参照してください。

・ VMゲストの電源操作を行った結果、VMゲストがほかのVMホストに移動して実行した処理がエラーになることがあります。

詳細は、「設計ガイド VE」の「9.2.2 利用する製品別の機能」を参照してください。

・ VMホストの起動や停止の際にVMゲストも自動的に起動、停止させたい場合、サーバ仮想化ソフトウェアの管理画面から、仮想マ

シンの起動とシャットダウンの設定を行います。

詳細は、サーバ仮想化ソフトウェアのマニュアルを参照してください。

【Windows】

・ 電源操作を行う管理対象サーバがWindowsの際に、電源OFFまたはリブートの操作を行う場合、以下に注意してください。

- コンピュータの電源ボタンを押したときのアクションが、シャットダウン以外に設定されている場合、電源操作が正常に動作しな

いことがあります。

Windowsのコントロール パネルで"電源オプション"を開き、[電源オプションのプロパティ]画面で[詳細設定]タブの設定を確認

してください。

- ログイン中のユーザーがファイルを編集している場合、ファイルを保存するメッセージダイアログが表示され、すぐにシャットダ

ウンされないことがあります。

このような場合、ユーザーが適切な操作を行うか、一定時間(5分程度)が経過するまでシャットダウンが実行されません。

4.5 ステータスビューからの操作

ここでは、ステータスビューからの操作について説明します。

図4.7 ブレードビューアのツールアイコン

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連絡先アイコン

[連絡先]ダイアログが表示され、事前に登録された連絡先が表示されます。

ツールアイコン

以下のメニューを選択できます。

ラベル一覧

[ラベル一覧]ダイアログが表示されます。

ラベルの一覧表示、およびラベル、コメントの編集ができます。

ラベルとコメントの編集については、「4.5.1 ラベルとコメントの一覧・登録・編集」を参照してください。

連絡先編集

[連絡先の編集]ダイアログが表示されます。

連絡先の編集については、「4.5.2 連絡先の編集」を参照してください。

パスワード変更

[パスワードの変更]ダイアログが表示されます。

パスワードの変更については、「4.5.3 パスワードの変更」を参照してください。

ヘルプアイコン

ヘルプを表示します。

4.5.1 ラベルとコメントの一覧・登録・編集

ツールアイコンをクリックして、表示されたメニューから"ラベル一覧"を選択すると、以下の[ラベル一覧]ダイアログが表示されます。

ユーザーが設定した業務名などの一覧を参照できます。

図4.8 ラベル一覧

ラベルの一覧表示

[ラベル一覧]ダイアログでは、各サーバのサーバ名、OS名、ラベルおよびコメントが表示されます。

サーバを選択した状態で[移動]ボタンをクリックすると、そのサーバを含むシャーシの詳細状態が表示されているブレードビューに切り

替わります。

ラベルとコメントの登録・編集

本機能は特権ユーザーだけが行えます。

一般ユーザーでログインした場合、参照だけが行えます。

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・ 特権ユーザーの場合

[ラベル一覧]ダイアログから、サーバが選択された状態で[編集]ボタンをクリックすると、[サーバ情報の編集]ダイアログが表示され

ます。

[サーバ情報の編集]ダイアログは、該当するサーバに対するラベルとコメントを編集できます。

以下の各項目に情報を入力してください。

ラベル

日本語(半角カナを含む)、半角文字に関係なく32文字以内の文字列を入力します。

コメント

日本語(半角カナを含む)、半角文字に関係なく256文字以内の文字列を入力します。

注意

改行は2文字としてカウントします。

また、サーバを特定するための情報として、OS名、サーバ名(物理OSの場合は物理サーバ名、VMゲストの場合はVMゲスト名)およびIPアドレスが表示されます。

ラベルとコメントの編集領域に文字を入力したあと[保存]ボタンをクリックすると、マネージャーのデータベースに編集後の内容が

登録され、以降はラベル表示やコメント表示に使用されます。

・ 一般ユーザーの場合

一般ユーザーでログインした場合、[ラベル一覧]ダイアログの[編集]ボタンは[参照]ボタンになります。

[参照]ボタンをクリックすると、[サーバ情報]ダイアログが表示されます。

4.5.2 連絡先の編集

ツールアイコンをクリックして、表示されたメニューから"連絡先編集"を選択すると、[連絡先の編集]ダイアログが表示されます。

なお、本機能は特権ユーザーだけが行えます。一般ユーザーでログインした場合、メニューから"連絡先編集"を選択できません。

以下の項目に、連絡先の情報を入力してください。

連絡先

連絡先として現在設定されている内容が表示されます。

日本語(半角カナを含む)、半角文字に関係なく256文字以内の文字列を入力します。

注意

改行は2文字としてカウントします。

連絡先を編集したあと[保存]ボタンをクリックすると、入力した連絡先がマネージャーのデータベースに登録され、以降は[連絡先]ダイ

アログで参照できます。

4.5.3 パスワードの変更

ツールアイコンをクリックして、表示されたメニューから"パスワード変更"を選択すると、[パスワードの変更]ダイアログが表示されます。

ログインユーザーに合わせて以下の情報を入力したあと[変更]ボタンをクリックすると、パスワードが変更されます。

・ 特権ユーザーの場合

新しいパスワード(パスワードの確認入力)

半角英数字と記号で構成された16文字以内の文字列を入力します。

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・ 一般ユーザーの場合

現在のパスワード

現在設定しているパスワードを入力してください。

半角英数字と記号で構成された16文字以内の文字列を入力します。

新しいパスワード(パスワードの確認入力)

半角英数字と記号で構成された16文字以内の文字列を入力します。

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第5章 リソースの登録

本章では、本製品で使用するリソースの登録について説明します。

事前にマネージャーのインストールが完了している必要があります。

リソースの登録方法には、1つずつリソースを登録する通常の登録方法のほかに、一括設定を使用して複数のリソースを一括して登

録、変更する方法があります。

・ リソースを1つずつ登録、変更する方法

導入するサーバ台数が少ない場合や、すでに構築済みの環境に追加で数台設定する場合(目安: 1~4台)に使用します。

・ 複数のリソースを一括して登録、変更する方法

導入するサーバ台数が多い場合(目安: 5台以上)に使用します。

複数のリソースを一括して登録、変更する方法については、「第10章 リソース登録および変更のための一括設定」を参照してください。

参考

・ ユーザーアカウントについて

セットアップ時に、新しくユーザーアカウントを作成したい場合、およびパスワードや権限レベルの変更などを行いたい場合は、「第

3章 ユーザーアカウントの設定とロールのカスタマイズ」を参照してください。

・ 管理サーバのバックアップについて

環境構築後、およびリソースの登録、変更、削除後は、管理サーバのバックアップを行うことをお勧めします。

バックアップについては、「運用ガイド CE」の「10.1 管理サーバのバックアップ・リストア」を参照してください。

5.1 VIOM連携の登録

以下の手順で、管理製品(VIOM)の設定をします。

1. RORコンソールのメニューから[設定]-[登録]-[管理製品(VIOM)]を選択します。

[管理製品(VIOM)の登録]ダイアログが表示されます。

2. 以下の項目を設定します。

ユーザーID

VIOMにログインするユーザーIDを指定します。

パスワード

VIOMにログインするユーザーのパスワードを指定します。

3. [OK]ボタンをクリックします。

5.1.1 VIOMサーバプロファイルの登録

以下の手順で、VIOMサーバプロファイルの設定を行います。

1. RORコンソールで管理製品(VIOM)を選択し、[リソース詳細]タブを選択します。

2. リソース詳細の基本情報で、管理ソフトウェアのリンクをクリックします。

ServerView Virtual-IO Manager Web UIが起動します。

3. ServerView Virtual-IO Managerのマニュアルを参照し、サーバプロファイルの設定を行ってください。

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注意

1つのシャーシ内で、HBA address renameとVIOM連携によるI/O仮想化の混在はできません。

バックアップ・リストアまたはクローニングを利用する場合、ブート順序は以下の2つを優先させてください。

1. 管理LANで使用するネットワークインターフェースからのブート(NIC1(Index1))

2. 管理LANで使用するネットワークインターフェースからのブート(NIC2(Index2))

ラックマウント型サーバとタワー型サーバで、オンボードのNIC以外を管理LANとして使用する場合、「導入ガイド CE」の「7.1.6 L-Serverテンプレートでモデル名を指定せずに物理L-Serverを作成する場合の設定」を参照してください。

5.2 VM管理製品の登録

ここでは、VM管理製品の登録について説明します。

VM管理製品(VMware vCenter Serverなど)を登録すると、サーバ仮想化ソフトウェアのリソースプール管理を含む仮想L-Serverが利用

できます。VM管理製品(VMware vCenter Serverなど)は複数登録することができます。

VM管理製品ごとの事前設定内容については、「導入ガイド CE」の「第8章 仮想L-Server作成のための設定」を参照してください。

本製品では、ストレージ、ネットワークを含むサーバの論理的な仕様(CPU数、メモリ容量、ディスク容量、NIC数など)を定義したL-Serverとして管理します。仮想マシンをL-Serverとして管理するには、本製品にVM管理製品を登録します。

以下の手順で、VM管理製品を登録します。

1. RORコンソールのメニューの[設定]-[登録]から、使用するVM管理製品の種別を選択します。

[管理製品(name)の登録]ダイアログが表示されます。

nameには、VM管理製品の種別が表示されます。

2. 以下の項目を設定します。

管理製品名

管理対象にするVM管理製品の名前を入力します。

先頭文字を英字とし、半角英数字とハイフン("-")で構成された15文字以内の文字列を入力します。

動作位置

登録するVM管理製品が動作している場所を選択します。

- 本製品の管理サーバ上で動作している場合

[管理サーバ上]を指定します。

- 上記以外の場合

[他のサーバ上]を指定します。

IPアドレスの入力欄が有効になるため、VM管理製品が動作しているサーバのIPアドレスを入力します。

なお、デフォルトは、[管理サーバ上]が選択されています。

IPアドレス

VM管理製品のIPアドレスを入力します。動作位置に[管理サーバ上]を指定した場合、管理サーバのIPアドレスが表示され

た状態のまま、入力できない状態になります。

ピリオド(".")を使用して入力します。

注意

VM管理製品(VMware vCenter Server)からSNMPトラップを受信する場合、設定したIPアドレスとVM管理製品(VMwarevCenter Server)のSNMPトラップ送信元IPアドレスが一致するようにしてください。なお、SNMPトラップ送信元IPアドレスは、

プロトコル バインドの優先度が も高いプロトコルのIPアドレスです。SNMPトラップ送信元IPアドレスを変更する場合、プロト

コル バインドの順序を変更してください。

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ユーザーID

VM管理製品を制御するためのユーザーIDを入力します。

半角英数字と記号(ASCII文字(0x20~0x7e))で構成された84文字以内の文字列を入力します。

管理者以上の権限を持つユーザーIDを指定してください。

パスワード

VM管理製品を制御するためのパスワードを入力します。

半角英数字と記号(ASCII文字(0x20~0x7e))で構成された128文字以内の文字列を入力します。

3. [OK]ボタンをクリックします。

入力した情報でVM管理製品が登録されます。

参考

複数のVM管理製品(VMware vCenter Serverなど)を混在して登録、管理できます。

また、同一VM管理製品を複数登録、管理することもできます。

本製品に登録できるVM管理製品は以下のとおりです。

・ VMware vCenter Server

・ System Center Virtual Machine Manager

・ Oracle VM Manager

注意

仮想マシン名が重複している場合、Disaster Recovery環境の運用時における構成情報のインポート処理に失敗する可能性がありま

す。

仮想マシン名が重複しないよう設定してください。

【Hyper-V】

本製品へ登録する管理者アカウントは、SCVMMをインストールしたサーバのローカルアカウントではなく、サーバが所属するドメイン

のアカウントになります。

登録するアカウントは、以下のすべての条件を満たす必要があります。

・ SCVMMが所属するドメインのアカウントである

・ SCVMMの管理者ロールのメンバーである

・ SCVMMサーバのAdministratorsグループに所属している

・ SCVMM管理下の全Hyper-VホストのAdministratorsグループに所属している

登録は以下の形式でアカウントを指定します。

ドメイン名\ユーザー名

参考

VMホストの関連付け定義ファイル

VM管理製品とVMホストのネットワーク構成または設定状態により、本製品が保持するVMホストのIPアドレスとVM管理製品が保

持するVMホストのIPアドレスが、一致しない場合があります。一致しない場合、本製品ではVM管理製品とVMホストの関連付けが

できず、VM管理製品との連携機能が使用できません。この場合、VM管理製品とVMホストの関連付けができるように、定義ファイ

ルを作成する必要があります。定義ファイルの文字コードはUTF-8にしてください。

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図5.1 VMホストのIPアドレス情報がマネージャーとVM管理製品で一致しない構成

注1) VMホストがラックマウント型サーバまたは他社サーバの場合、取得できるVMホストのIPアドレスは管理LANだけになります。

注2) VM管理製品によって、VMホストの管理LANのIPアドレスと異なるIPアドレスが取得されます。

定義ファイルの格納先

【Windowsマネージャー】

インストールフォルダー\SVROR\Manager\etc\customize_data

【Linuxマネージャー】

/etc/opt/FJSVrcvmr/customize_data

定義ファイル名

vmhost_ip_addresses.rcxprop

定義ファイルの形式

定義ファイルでは、1行に1つのVMホストの情報を記述します。各行は、以下の形式で記述します。

admin_lan_ip = other_lan_ip[,other_lan_ip...]

定義ファイルの指定項目

・ admin_lan_ip

VMホストの管理LANのIPアドレスを指定します。

・ other_lan_ip

VMホストの管理LAN以外のIPアドレスで、VM管理製品に登録されたものを指定します。カンマ(",")で区切って複数を列挙できま

す。

【OVM for x86 2.2】

Oracle VM ManagerへOracle VM Server登録時のIPアドレス指定で、IPアドレスではなくホスト名を登録した場合、そのホスト名を

記載してください。

定義ファイル例

定義ファイルの例を以下に示します。

# Oracle VM Server192.168.0.10 = 192.168.10.10

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192.168.0.11 = 192.168.10.11,172.16.0.11192.168.0.12 = 192.168.10.12,host01

5.3 ストレージ管理製品

以下の場合、本製品にストレージ管理製品を登録して連携する必要があります。

・ サーバ種別が"物理"の場合

・ サーバ仮想化ソフトウェアとして、RHEL5-Xenを利用する場合

注意

RHEL5-Xenを利用する場合、ストレージ管理製品は、PRIMECLUSTER GDSだけ連携できます。

以下の手順で、ストレージ管理製品を登録します。

1. ストレージ環境を決定します。

2. 本製品に登録できるストレージ管理製品を利用して、ストレージ環境を設定します。

本製品に登録できるストレージ管理製品は以下のとおりです。

- ETERNUS SF Storage Cruiser

- Data ONTAP

- PRIMECLUSTER GDS

- EMC Navisphere Manager

- EMC Solutions Enabler

- FalconStor NSS

- libvirt

- zfs

ストレージ環境の設定については、「設計ガイド CE」の「D.1 システム構成」を参照してください。

3. EMC Navisphere ManagerまたはEMC Solutions Enablerをストレージ管理製品として登録する場合、EMCストレージ用定義ファ

イルにNavisphere CLIまたはSYMCLIのインストールフォルダーを指定する必要があります。

詳細は、「導入ガイド CE」の「7.1.5 EMCストレージ用定義ファイル」を参照してください。

4. FalconStor NSSをストレージ管理製品として登録する場合、FalconStor NSSをストレージ管理製品として登録する前に、FalconStorNSS用定義ファイルにSAN Client CLIのインストールフォルダーを指定する必要があります。

詳細は、「導入ガイド CE」の「7.1.11 FalconStor NSS用定義ファイル」を参照してください。

5. 本製品にストレージ管理製品を登録して連携します。

本製品にストレージ管理製品を登録するには、rcxadm storagemgr registerを実行します。

rcxadm storagemgr registerコマンドについては、「リファレンスガイド (コマンド/XML編) CE」の「5.17 rcxadm storagemgr」を参照

してください。

5.4 ブレードサーバを利用する場合

ここでは、ブレードサーバを利用する場合の登録手順について説明します。

ブレードサーバを利用する場合、以下の手順でリソースを登録します。

・ シャーシの登録

・ ブレードサーバの登録

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・ LANスイッチブレードの登録

・ LANスイッチブレードのVLAN設定

5.4.1 シャーシの登録

ここでは、シャーシの登録について説明します。

シャーシを登録すると、オプション設定で電力監視が行えます。

電力のデータ採取を行う場合、「7.8.1 環境データ設定の変更」を参照し、電力のデータを採取する設定に変更してください。

電力監視をサポートしている装置については、「解説書」の「6.2 ハードウェア環境」を参照してください。

シャーシを登録することで、シャーシに搭載されているサーバブレードが自動検知され、サーバリソースツリーに未登録サーバとして表

示されます。これらのサーバに対して管理対象サーバを登録してください。

管理対象サーバの登録については、「5.4.2 ブレードサーバの登録」を参照してください。

以下の手順で、シャーシを登録します。

1. RORコンソールのサーバリソースツリーで"サーバリソース"を右クリックし、表示されたメニューで[登録]-[シャーシ]を選択します。

[シャーシの登録]ダイアログが表示されます。

2. 以下の項目を設定します。

管理LAN(IPアドレス)

対象シャーシ内のマネジメントブレードのIPアドレスを入力します。

ピリオド(".")を使用して入力します。

シャーシ名

管理対象とするシャーシの名前を入力します。

先頭文字を英字とし、半角英数字とハイフン("-")で構成された10文字以内の文字列を入力します。

SNMPコミュニティ名

対象シャーシ内のマネジメントブレードのSNMPコミュニティー名を入力します。

"public"を選択するか、任意の名前を入力します。

半角英数字、アンダースコア("_")およびハイフン("-")で構成された32文字以内の文字列を入力します。

3. [OK]ボタンをクリックします。

搭載されたシャーシがサーバリソースツリーに表示されます。

また、サーバブレードが搭載されている場合、自動検知されたサーバブレードが[シャーシ名-スロット番号[未登録]]で表示されます。

未登録のサーバブレードに対しては、ハードウェアの状態と情報の表示、管理対象サーバの登録だけできます。

また、マネージャーがシャーシ内のサーバブレード上で動作している場合、[シャーシ名-スロット番号[管理サーバ]]と表示されます。

なお、管理サーバは管理対象サーバとして登録できませんが、情報表示はできます。

5.4.2 ブレードサーバの登録

ブレードサーバ(PRIMERGY BXシリーズ)を登録するには、事前にシャーシの登録が必要です。

VIOM連携によるI/O仮想化を行う場合、「5.1.1 VIOMサーバプロファイルの登録」に従って、事前にVIOMサーバプロファイルを登録

してください。

PRIMERGY BXシリーズ以外のブレードサーバの登録については、「5.5 ラックマウント型サーバとタワー型サーバを利用する場合」を

参照してください。

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図5.2 管理対象サーバの状態遷移図

以下の手順で、サーバを登録します。

1. RORコンソールのサーバリソースツリーで、対象シャーシ内の未登録のサーバブレードまたはパーティションを右クリックし、表示

されたメニューで[登録]-[サーバ]を選択します。

[サーバの登録]ダイアログが表示されます。

2. 以下の項目を設定します。

物理サーバ名

登録するサーバの物理サーバ名を入力します。

先頭文字を英字とし、半角英数字とハイフン("-")で構成された15文字以内の文字列を入力します。

管理LAN(IPアドレス)

登録するサーバの管理LAN(IPアドレス)を指定します。

IPアドレスが表示されている場合

管理LAN(IPアドレス)を入力する必要はありません。

エージェントが自動的に登録されます。

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注意

- 必須ソフトウェアであるServerView Agentsが起動していない場合、メッセージ番号 67231が表示され、エージェントは登

録されませんが、サーバの登録は正常に行われます。

詳細は、「メッセージ集」の「メッセージ番号 67231」に記載されている対処を行ってください。

- 対象サーバ上で物理OS、VMホストが起動していないのに、管理LAN(IPアドレス)が表示されている場合、古い情報が

表示されている可能性があります。サーバの登録処理をキャンセルしたあと、サーバリソースツリーのシャーシを右クリッ

クし、表示されたメニューで[更新]を選択してください。IPアドレスが正しい値に更新されます(情報の取得と反映に数十

秒かかります)。

IPアドレスが表示されていない場合

対象サーバの管理LAN(IPアドレス)の値を入力します。

エージェントの自動登録は行われません。サーバの登録後、必要に応じてエージェントを登録してください。

エージェントの登録については、「8.2 VMホストに対するソフトウェアのインストールとエージェントの登録」を参照してくださ

い。

参考

対象サーバ上で物理OS、VMホストが起動している場合、管理LAN(IPアドレス)を、自動取得できる可能性があります。

サーバの登録処理をキャンセルしたあと、サーバリソースツリーのシャーシを右クリックし、表示されたメニューで[更新]を選択

してください。

上記の操作を行ってもIPアドレスが表示されない場合、手動でIPアドレスを入力して、サーバを登録してください。

サーバOS種別

対象サーバ上で物理OS、VMホストが起動している場合に表示される項目です。

サーバOSの種別(物理OS、VMホスト)を選択します。

[VMホスト]を選択することでユーザーIDとパスワードの入力欄が有効になります。VMホストの導入時に設定した情報を入力

してください。

該当サーバを物理OSで使用するか VMホストで使用するかにより、選択してください。

- 物理OSの場合

[Windows/Linux]または[Solaris]を選択します。

- VMホストの場合

[VMホスト]を選択し、VMホストのログインアカウント情報を入力します。

ここで入力するログインアカウント情報は、本製品がVMホストにログインして、情報の取得や制御を行うために使用され

ます。

ユーザーID

VMホストにログインするユーザーIDを入力します。ユーザーIDは、VMホストの管理者権限を持つユーザーを指定してくだ

さい。

パスワード

VMホストにログインするユーザーのパスワードを入力します。

[管理LANのNICを冗長化する]チェックボックス

管理LANのNICを冗長化する場合にチェックを入れます。

管理LANの冗長化は以下のように行ってください。

- 物理L-Serverは、Intel PROSet、PRIMECLUSTER GLSまたはLinux bondingなどを利用してください。

- VMホストは、サーバ仮想化ソフトウェアに従ってください。

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[管理LANのNICを変更する]チェックボックス

- 管理LANのNICを変更しない場合

管理LANとHBA address rename設定サービス、または管理LAN冗長化時に使用するNICを変更せず、NIC1(Index1)とNIC2(Index2)を使用します。

- 管理LANのNICを変更する場合

管理LANとHBA address rename設定サービス、または管理LAN冗長化時に使用するNICとして、NIC1(Index1)、NIC2(Index2)以外のNICを使用します。

使用するNICは、管理LAN(MACアドレス1)と管理LAN(MACアドレス2)から選択します。

管理LAN(MACアドレス1)

[管理LANのNICを変更する]チェックボックスにチェックが入っている場合に表示されます。

管理LANに使用するNICを選択します。選択したNICに割り当てられているIPアドレスが、[管理LAN(IPアドレス)]に表示され

ます。IPアドレスが割り当てられていない場合、登録するサーバの管理LAN(IPアドレス)を指定します。

管理LAN(MACアドレス2)

[管理LANのNICを変更する]チェックボックスにチェックが入っている場合に表示されます。

HBA address rename設定サービス、または管理LAN冗長化時に使用するNICを選択します。

以下の場合、[MACアドレス2を使用しない]を選択してください。

- HBA address rename設定サービスを使用しない

- 管理LANを冗長化しない

注意

- 管理LANに使用するNICについては、「設計ガイド CE」の「9.1.1 管理LANのネットワークの設計」を参照してください。

使用するNICが誤っている場合、誤った管理LAN(MACアドレス)が自動取得されます。

予備サーバとして登録する場合でも、管理LAN(IPアドレス)は必要です。

ほかの管理対象サーバの管理LAN(IPアドレス)と重複しないIPアドレスを入力してください。

- バックアップ・リストア、クローニング、およびHBA address renameを利用する場合は、使用するNIC(または、LAN拡張ボー

ド)が、PXEブートに対応している必要があります。

- PRIMERGY BX900シリーズの場合、サーバブレードを挿入後、管理LAN(MACアドレス)を認識するまでに時間がかかるた

め、メッセージ番号 61142のエラーメッセージが出力される場合があります。

そのときは、サーバの登録処理をキャンセルしたあと、サーバリソースツリーのシャーシを右クリックし、表示されたメニューで

[更新]を選択してください。MACアドレスが正しい値に更新されます(情報の取得と反映に数十秒かかります)。登録しようとするサーバのリソース詳細で、MACアドレスが正しい値になっているか確認したあと、再登録してください。

詳細は、「メッセージ集」の「メッセージ番号 61142」に記載されている対処を行ってください。

- VMホストが稼動しているサーバに対して、[サーバOS種別]の選択リストで[Windows/Linux]を選択した場合、物理OSとして

登録できる場合があります。(Windows Server 2008など)VMホストが稼動しているサーバが物理OSとして登録された場合、一度サーバOSを削除してから、VMホストとして再登録し

てください。

- [管理LAN(MACアドレス1)]と[管理LAN(MACアドレス2)]で同じNICは選択できません。

- "管理LAN(MACアドレス2)"に"MACアドレス2を使用しない"を選択してサーバを登録したあと、以下の場合、[管理LAN(MACアドレス1)]で使用していないNICの中で、番号が 小のNICを管理LAN2として使用します。

- HBA address rename設定サービスを使用する

- 管理LANを冗長化する

3. [OK]ボタンをクリックします。

登録されたサーバがサーバリソースツリーに表示されます。

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注意

・ VMホストの場合、エージェントを登録することで、そのVMホスト上のVMゲストも自動的に登録されます。以降、そのVMホスト上

でVMゲストの作成、変更、削除、移動を行うと、その結果が自動的にサーバリソースツリーに反映されます。

・ RORコンソールで表示するVMゲスト名は、サーバ仮想化ソフトウェアのVM名またはゲストOSのホスト名になります。

ゲストOSのホスト名は、サーバ仮想化ソフトウェアによって出力されるタイミングが異なります。詳細は、「設計ガイド VE」の「9.2.2利用する製品別の機能」を参照してください。

・ 物理OS、VMホスト、VMゲストのホスト名には、重複しない名前を設定することをお勧めします。重複している場合、コマンドによる

操作ができなくなります。

・ すでにエージェントをインストールしているサーバを管理対象サーバとして登録し、かつ、システムイメージのバックアップ、および

クローニングイメージの採取を使用する場合、登録完了後に、管理対象サーバを再起動するか、「運用ガイド CE」の「2.2 エージェ

ントの起動と停止」に記載されている関連サービスを再起動してください。

エージェントの再起動については、「運用ガイド CE」の「2.2 エージェントの起動と停止」を参照してください。

・ リソースを登録すると、性能監視を行うために必要なディレクトリおよびファイルを登録したサーバ上に作成します。詳細は、「導入

ガイド CE」の「8.6.9 RHEL-KVM利用時の注意点」を参照してください。

5.4.3 LANスイッチブレードの登録

LANスイッチブレードの登録は、事前にシャーシ登録が必要です。

以下の手順で、LANスイッチブレードを登録します。

1. RORコンソールのサーバリソースツリーで、対象シャーシ内の未登録のLANスイッチブレードを右クリックし、表示されたメニュー

で[登録]-[LANスイッチ]を選択します。

[LANスイッチの登録]ダイアログが表示されます。

2. 以下の項目を設定します。LANスイッチブレードPY CB 10Gb FEX Nexus B22の場合、LANスイッチ名の項目だけ設定できま

す。

LANスイッチ名(管理用のノード名)

LANスイッチブレードを管理するための名前を入力します。

半角英数字(大文字/小文字)、アンダースコア("_")およびハイフン("-")で構成された15文字以内の文字列を入力します。

管理ポート

LANスイッチブレードPY CB Eth Switch 10/40Gb 18/8+2のConverged Fabricモードの場合、設定する項目です。

[oob]または[cfab]を選択します。デフォルトでは[oob]が選択されます。

管理LAN(IPアドレス)

LANスイッチブレードに設定した管理IPアドレスを入力します。

ピリオド(".")を使用して入力します。

LANスイッチブレードPY CB Eth Switch 10/40Gb 18/8+2のConverged Fabricモードの場合、管理ポートに対応する管理IPア

ドレスを入力します。

- 管理ポートがcfabの場合

ファブリック仮想代表IPアドレスを入力します。

- 管理ポートがoobの場合

oobのIPアドレスを入力します。

ユーザーID

LANスイッチブレードにログインできるtelnetまたはSSHのログイン名を入力します。

LANスイッチブレード PY CB DCB SW 10Gb 18/6/6の場合、LANスイッチブレードの特権管理者のユーザーIDを入力しま

す。

パスワード

telnetまたはSSH用パスワードを入力します。

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接続方法

[Telnet]または[SSH]を選択します。デフォルトでは以下が選択されます。

- LANスイッチブレード PY CB DCB SW 10Gb 18/6/6、またはLANスイッチブレード PY CB Eth Switch 10/40Gb 18/8+2の

場合

[SSH]

- 上記以外の場合

[Telnet]

特権パスワード

telnetまたはSSH用ログイン名に対応するLANスイッチブレードの特権管理者パスワードを入力します。

[ユーザーID]と[パスワード]にLANスイッチブレードの特権管理者のユーザーIDとパスワードを設定した場合、パスワードの

項目と同じ設定内容を入力してください。この場合、本項目に入力された内容とLANスイッチブレードの設定内容との正当

性の確認は行われません。

SNMPコミュニティ名

LANスイッチブレードに設定したSNMPコミュニティー名を入力します。

[public]を選択するか、任意の名前を入力します。

半角英数字、アンダースコア("_")およびハイフン("-")で構成された32文字以内の文字列を入力します。

Converged Fabricモードの場合、[public]を選択してください。なお、SNMPによる通信を行わないため、本項目に入力された

内容とLANスイッチブレードの設定内容との正当性の確認は行われません。

3. [OK]ボタンをクリックします。

登録されたLANスイッチブレードがサーバリソースツリーに表示されます。

参考

以下のLANスイッチブレードの場合、LANスイッチブレードを登録したあとに設定を確認してください。

・ PY CB DCB SW 10Gb 18/6/6の場合

リソース詳細に以下の設定が正しく表示されているかを確認してください。

- 動作モード(VCSモードとそれ以外のモード)

- VCS IDおよびRBridge IDの値

・ PY CB Eth Switch 10/40Gb 18/8+2で、Converged Fabricモードの場合

リソース詳細に以下の設定が正しく表示されているかを確認してください。

- Fabric ID、Domain IDおよびSwitch IDの値

正しく表示されていない場合、対象のLANスイッチブレードにログインし、動作モードの設定や各種IDが正しく設定されていることを確

認してください。確認方法については、各機種のマニュアルを参照してください。

LANスイッチブレードに正しく値が設定されている場合、LANスイッチブレードを削除したあと、LANスイッチブレードを再登録してくだ

さい。

注意

・ LANスイッチブレードの登録はtelnetまたはSSHを使用します。

telnetまたはSSH接続(SSHバージョン2)が無効になっている場合、telnetまたはSSH接続(SSHバージョン2)を有効にしてください。

設定方法については各機種のマニュアルを参照してください。

また、機種によっては、同時接続数が制限されていることがあります。この場合、ほかの接続をログアウトしてください。

接続できない場合、以下の機能は利用できません。

- LANスイッチブレードの登録

- LANスイッチブレードの基本情報の変更

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- LANスイッチブレードのVLAN設定と変更(内部接続ポート、外部接続ポート)

- LANスイッチブレードのリストア

- サーバ切替え(サーバ切替え時にネットワークの設定を変更する場合)

SSH接続(SSHバージョン2)は、以下のLANスイッチブレードに対して選択できます。

- LANスイッチブレード PY CB Eth Switch/IBP 10Gb 18/8 (1.00版以降)

- LANスイッチブレード PY CB Eth Switch 10/40Gb 18/8+2 (1.00版以降)

- LANスイッチブレード PY CB Eth Switch/IBP 1Gb 36/8+2 (4.16版以降)

- LANスイッチブレード PY CB Eth Switch/IBP 1Gb 36/12 (3.12版以降)

- LANスイッチブレード PY CB Eth Switch/IBP 1Gb 18/6 (3.12版以降)

- LANスイッチブレード PY CB DCB SW 10Gb 18/6/6 (2.1.1_fuj版以降)

・ LANスイッチブレードPY CB Eth Switch 10/40Gb 18/8+2の場合、ドメイン仮想代表IPアドレスの登録はできません。

5.4.4 LANスイッチブレードのVLAN設定

管理対象のLANスイッチブレードに対して、隣接する管理対象ネットワーク機器(L2スイッチなど)との接続ポート(外部接続ポート)と管

理対象サーバのNICとの接続ポート(内部接続ポート)にVLANを設定します。

注意

・ 管理対象がPRIMERGY BX900/BX400シリーズのLANスイッチブレードであり、かつIBPモードまたはConverged Fabricモードで

動作している場合、設定できません。

・ LANスイッチブレードPY CB 10Gb FEX Nexus B22の場合、設定できません。

5.4.4.1 外部接続ポートのVLAN設定

VLANの自動設定を行わない場合、以下の手順で、LANスイッチブレードごとに外部接続ポートのVLANを設定します。

1. RORコンソールのサーバリソースツリーで、対象のLANスイッチブレードを右クリックし、表示されたメニューで[設定変更]-[ネット

ワーク情報]を選択します。

[VLANの設定]ダイアログが表示されます。

2. 以下の項目を設定します。

VLAN情報

LANスイッチブレードのポートに設定するVLAN IDを指定します。

新規にVLAN IDを追加する場合

a. VLAN情報の[新規作成]を選択します。

b. VLAN IDを半角数字で入力します。

VLAN IDについては、使用するLANスイッチブレードのマニュアルを参照してください。

既存のVLAN IDを使用する場合

a. VLAN情報の[変更]を選択します。

b. 設定対象のVLAN IDを選択します。

物理ポート、リンクアグリゲーション

設定するポート番号、またはリンクアグリゲーショングループ名のVLAN種別([Untagged]、[Tagged])を選択します。

3. [OK]ボタンをクリックします。

VLANが設定されたことを確認します。

- 35 -

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4. RORコンソールのサーバリソースツリーから対象のLANスイッチブレードを選択し、[リソース詳細]を表示します。

[リソース詳細]の[VLAN情報]に設定したVLAN情報が表示されていることを確認します。

注意

LANスイッチブレード PY CB DCB SW 10Gb 18/6/6の場合、外部接続ポートのVLANは設定できません。

5.4.4.2 内部接続ポートのVLAN設定

以下の手順で、VLAN IDを入力します。

1. RORコンソールのサーバリソースツリーで、対象のサーバ(またはサーバ上の物理OS、VMホスト)を右クリックし、表示されたメ

ニューで[設定変更]-[ネットワーク情報]を選択します。

[ネットワーク情報の設定]ダイアログが表示されます。

2. VLANを設定するNICのIndexを選択し、[設定]ボタンをクリックします。

[VLAN情報の入力]ダイアログが表示されます。

3. 以下の項目を設定します。

Port VLAN

VLAN ID

手順2.で選択したNICと接続したLANスイッチブレードのポートに設定するVLAN IDを指定します。

Tagged VLAN

VLAN ID

手順2.で選択したNICと接続したLANスイッチブレードのポートに設定するタグVLANのVLAN IDを設定します。

複数のタグVLANを設定する場合、VLAN IDをカンマ(",")区切りで記述します。

4. [OK]ボタンをクリックします

なお、この時点ではLANスイッチブレードに対してVLANは設定されません。複数のNICに対して設定を行う場合、手順2.~4.を繰り返し行ってください。

5. [ネットワーク情報の設定]ダイアログで設定内容を確認します。

6. [OK]ボタンをクリックします。

LANスイッチブレードに対してVLANが設定されます。

注意

・ 登録されているLANスイッチブレードのポートに対するVLAN設定を、直接LANスイッチブレードのGUI/CLIから設定変更した場

合、リソースの定期更新によって本製品に情報が反映されるまでにしばらく時間がかかることがあります。

なお、新しいVLAN情報が反映される前にサーバ切替えを行うと、古いVLAN情報がLANスイッチブレードに設定されます。この

ため、VLAN設定は直接LANスイッチブレードのGUI/CLIから設定変更せずに、RORコンソールから行ってください。

・ [VLAN情報の入力]ダイアログでPort VLANのIDを空、かつ、Tagged VLANのIDに設定する値を入力した場合、タグVLANだけ

を有効にする設定を行います。

Port VLANを有効にする場合はPort VLANのIDに値を入力してください。

タグVLANだけの設定を行った場合、スイッチ上でPort VLANが設定されている場合でも、RORコンソールではPort VLANの値は

表示されません。また、ポートVLANが削除できない装置に対しては、ポートを通過させるフレームをタグ付きのフレームに制限す

る設定を行います。

ポートVLANのVLAN IDが未設定または1の場合、タグVLANのVLAN IDを1に設定できません。

・ Automatic Migration of Port Profile(AMPP)が設定されているポートの場合、VLAN設定できません。

- 36 -

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5.4.5 HBA address renameの設定

詳細は、「5.5.2 HBA address renameの設定」を参照してください。

ポイント

ブレードサーバを利用して、物理L-Serverを作成する場合、HBA address renameの設定は必要ありません。

5.5 ラックマウント型サーバとタワー型サーバを利用する場合

ここでは、ラックマウント型サーバとタワー型サーバを利用する場合の登録手順について説明します。

ラックマウント型サーバとタワー型サーバを利用する場合、以下の手順でリソースを登録します。

・ ラックマウント型サーバとタワー型サーバの登録

・ L2スイッチの登録

5.5.1 ラックマウント型サーバとタワー型サーバの登録

ここでは、ラックマウント型サーバとタワー型サーバの登録方法について説明します。

VIOM連携によるI/O仮想化を行う場合、「5.1.1 VIOMサーバプロファイルの登録」に従って、事前にVIOMサーバプロファイルを登録

してください。

図5.3 管理対象サーバの状態遷移図

以下の手順で、サーバを登録します。

- 37 -

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1. RORコンソールのサーバリソースツリーで、[サーバリソース]を右クリックし、表示されたメニューで[登録]-[サーバ]を選択します。

[サーバの登録]ダイアログが表示されます。

2. 以下の項目を設定します。

[エージェントを自動登録する]チェックボックスの状態に応じて、入力する項目が以下のように異なります。

チェックボックスにチェックが入っている場合、サーバの登録後にエージェントを登録します。

チェックが入っていない場合、エージェントを登録しないため、サーバの登録後に必要に応じてエージェントを登録してくださ

い。

エージェントの登録については、「8.2 VMホストに対するソフトウェアのインストールとエージェントの登録」を参照してください。

エージェントを自動登録しない場合

- 物理サーバ名

- リモートマネジメントコントローラー

- IPアドレス

- ユーザーID

- パスワード

- サーバ管理ソフトウェア(ServerView)

- 使用する/使用しない

- SNMPコミュニティ名

- 管理LAN

- IPアドレス

- MACアドレス(NIC1)

物理L-Serverの場合、「設計ガイド CE」の「9.1.1 管理LANのネットワークの設計」で決定したラックマウント型サーバまた

はタワー型サーバの場合のNIC番号のうち、1番目に指定したNICのMACアドレスを指定します。

ハイフン("-")またはコロン(":")で区切られた物理MACアドレス("xx-xx-xx-xx-xx-xx"または"xx:xx:xx:xx:xx:xx")を入力し

ます。

- SANブート/管理LAN冗長化

- [管理LANのNICを冗長化する]チェックボックス

- MACアドレス(NIC2)

物理L-Serverの場合、「設計ガイド CE」の「9.1.1 管理LANのネットワークの設計」で決定したラックマウント型サーバまた

はタワー型サーバの場合のNIC番号のうち、2番目に指定したNICのMACアドレスを指定します。

ハイフン("-")またはコロン(":")で区切られた物理MACアドレス("xx-xx-xx-xx-xx-xx"または"xx:xx:xx:xx:xx:xx")を入力し

ます。

エージェントの自動登録がサーバの登録完了後に行われません。サーバの登録後、必要に応じてエージェントを登録してくだ

さい。

エージェントを登録する場合、[リソース詳細]タブの基本情報でプロダクト名が表示されていることを確認し、エージェントを登録

してください。

[更新]を実行することで 新の情報を取得できます。

エージェントを自動登録する場合

- 物理サーバ名

- リモートマネジメントコントローラー

- IPアドレス

- ユーザーID

- パスワード

- 38 -

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- サーバ管理ソフトウェア(ServerView)

- 使用する/使用しない

- SNMPコミュニティ名

- 管理LAN

- IPアドレス

- 管理LAN冗長化

- [管理LANのNICを冗長化する]チェックボックス

- MACアドレス(NIC2)

物理L-Serverの場合、「設計ガイド CE」の「9.1.1 管理LANのネットワークの設計」で決定したラックマウント型サーバまた

はタワー型サーバの場合のNIC番号のうち、2番目に指定したNICのMACアドレスを指定します。

ハイフン("-")またはコロン(":")で区切られた物理MACアドレス("xx-xx-xx-xx-xx-xx"または"xx:xx:xx:xx:xx:xx")を入力し

ます。

- サーバOS

- 種別

サーバの登録完了後、エージェントが自動的に登録されます。

物理サーバ名

登録するサーバの物理サーバ名を入力します。

先頭文字を英字とし、半角英数字とハイフン("-")で構成された15文字以内の文字列を入力します。

リモートマネジメントコントローラー

IPアドレス

登録対象のサーバを管理するリモートマネジメントコントローラーのIPアドレスを入力します。

ユーザーID

管理対象サーバを操作するために使用するリモートマネジメントコントローラーのユーザーIDを入力します。

半角英数字と記号(ASCII文字(0x20~0x7e))で構成された16文字以内の文字列を入力します。

必ずリモートマネジメントコントローラーで管理者以上の権限を持つユーザーIDを指定してください。

パスワード

管理対象サーバを操作するために使用するリモートマネジメントコントローラーのパスワードを入力します。

半角英数字と記号(ASCII文字(0x20~0x7e))で構成された16文字以内の文字列を入力します。

パスワードが設定されていない場合は入力する必要はありません。

サーバ管理ソフトウェア(ServerView)

使用する/使用しない

PRIMERGYシリーズの場合

[使用する]を選択し、[SNMPコミュニティ名]を入力します。

PRIMERGYシリーズ以外の場合

[使用しない]を選択します。

なお、デフォルトは、[使用する]が選択されています。

SNMPコミュニティ名

登録するサーバのSNMPコミュニティー名を入力します。

"public"を選択するか、任意の名前を入力します。

半角英数字、アンダースコア("_")およびハイフン("-")で構成された32文字以内の文字列を入力します。

管理LAN

IPアドレス

登録するサーバの管理LAN(IPアドレス)の値を入力します。

- 39 -

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MACアドレス(NIC1)

対象サーバの管理LAN(MACアドレス)の値を入力します。

ハイフン("-")またはコロン(":")で区切られた物理MACアドレス("xx-xx-xx-xx-xx-xx"または"xx:xx:xx:xx:xx:xx")を入力し

ます。

[エージェントを自動登録する]チェックボックスにチェックを入れた場合は自動取得されます。

SANブート/管理LAN冗長化

[管理LANのNICを冗長化する]チェックボックス

管理LANのNICを冗長化する場合にチェックを入れます。

MACアドレス(NIC2)

対象サーバのHBA address rename設定サービス、または管理LAN冗長化時に使用する管理LAN(MACアドレス)の値を

入力します。

ハイフン("-")またはコロン(":")で区切られた物理MACアドレス("xx-xx-xx-xx-xx-xx"または"xx:xx:xx:xx:xx:xx")を入力し

ます。

以下の場合、入力を省略できます。

- HBA address rename設定サービスを利用しない

- GLSによって管理対象サーバの管理LANを冗長化していない

- 冗長化している管理対象サーバの予備サーバとして使用しない

サーバOS

種別

対象サーバ上で物理OS、VMホストが起動している場合に表示される項目です。

サーバOSの種別(物理OS、VMホスト)を選択します。

[VMホスト]を選択することでユーザーIDとパスワードの入力欄が有効になります。VMホストの導入時に設定した情報を

入力してください。

該当サーバを物理OSで使用するか VMホストで使用するかにより、選択してください。

物理OSの場合

[Windows/Linux]を選択します。

VMホストの場合

[VMホスト]を選択し、VMホストのログインアカウント情報を入力します。

ここで入力するログインアカウント情報は、本製品がVMホストにログインして、情報の取得や制御を行うために使用されま

す。

ユーザーID

VMホストにログインするユーザーIDを入力します。ユーザーIDは、VMホストの管理者権限を持つユーザーを指定して

ください。

パスワード

VMホストにログインするユーザーのパスワードを入力します。

注意

- 管理LANに使用するNICについては、「設計ガイド CE」の「9.1.1 管理LANのネットワークの設計」を参照してください。

使用するNICが誤っている場合、誤った管理LAN(MACアドレス)が自動取得されます。

予備サーバとして登録する場合でも、管理LAN(IPアドレス)は必要です。

ほかの管理対象サーバの管理LAN(IPアドレス)と重複しないIPアドレスを入力してください。

- バックアップ・リストア、クローニング、およびHBA address renameを利用する場合は、使用するNIC(または、LAN拡張ボー

ド)が、PXEブートに対応している必要があります。

- VMホストが稼動しているサーバに対して、[サーバOS]の[種別]の選択リストで[Windows/Linux]を選択した場合、物理OSと

して登録できる場合があります。(Windows Server 2008など)VMホストが稼動しているサーバが物理OSとして登録された場合、一度サーバOSを削除してから、VMホストとして再登録し

てください。

- 40 -

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- VMware ESXiが稼動しているラックマウント型サーバを登録するときは、PRIMERGYシリーズの場合でも[サーバ管理ソフト

ウェア(ServerView)]は[使用しない]を選択してください。

また、[エージェントを自動登録する]チェックボックスのチェックを外し、サーバの登録が完了したあと、エージェントを登録し

てください。

3. [OK]ボタンをクリックします。

登録されたサーバがサーバリソースツリーに表示されます。

注意

・ 登録完了後に「操作ガイド VE」の「第14章 電源操作」を参照してサーバの電源操作を行い、入力したリモートマネジメントコント

ローラー情報が適切であるか確認してください。

・ HBA address rename設定サービスを利用する場合、登録完了後に、HBA address rename設定サービスで対象サーバが起動でき

ることを確認してください。

正しく起動できない場合、指定したMACアドレス(NIC2)が正しいかを確認してください。

・ VMホストの場合、エージェントを登録することで、そのVMホスト上のVMゲストも自動的に登録されます。以降、そのVMホスト上

でVMゲストの作成、変更、削除、移動を行うと、その結果が自動的にサーバリソースツリーに反映されます。

・ RORコンソールで表示するVMゲスト名は、サーバ仮想化ソフトウェアのVM名またはゲストOSのホスト名になります。

ゲストOSのホスト名は、サーバ仮想化ソフトウェアの製品によって出力されるタイミングが異なります。詳細は、「設計ガイド VE」の

「9.2.2 利用する製品別の機能」を参照してください。

・ 物理OS、VMホスト、VMゲストのホスト名には、重複しない名前を設定することをお勧めします。重複している場合、コマンドによる

操作ができなくなります。

・ すでにエージェントをインストールしているサーバを管理対象サーバとして登録し、かつ、システムイメージのバックアップ、および

クローニングイメージの採取を使用する場合、登録完了後に、管理対象サーバを再起動するか、「運用ガイド CE」の「2.2 エージェ

ントの起動と停止」に記載されている関連サービスを再起動してください。

エージェントの再起動については、「運用ガイド CE」の「2.2 エージェントの起動と停止」を参照してください。

5.5.2 HBA address renameの設定

以下の順序でHBA address renameの設定を行います。

ポイント

HBA address renameを使用したI/O仮想化で物理L-Serverを作成する場合、以下の手順は必要ありません。

HBA address rename設定サービスの設定だけ必要です。

HBA address rename設定サービスの設定は、「導入ガイド CE」の「第6章 HBA address rename設定サービスの設定」を参照してくださ

い。

HBA address renameではHBAのWWNを管理サーバから指定できます。管理サーバは管理対象サーバの保守、切替え時にこの値を

引き継ぐため、従来必要であったストレージ側の構成の再設定が必要ありません。

本機能の設定には、事前に管理対象サーバの登録が必要です。

注意

・ 管理LAN上でServerView Deployment Managerが使用される場合、HBA address renameは使用できません。詳細は、「導入ガイ

ド CE」の「I.2 ServerView Deployment Managerとの共存」を参照してください。

・ すでにサーバ切替えを設定しているサーバに対して、HBA address renameを設定または変更する場合、以下のどれかの条件が

満たされている必要があります。

- HBA address renameが設定されている運用サーバ

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- サーバ切替え方式がHBA address rename方式である予備サーバ

条件が満たされていないサーバの場合、サーバ切替えの設定を解除したあと、設定してください。

・ 1つのシャーシ内で、HBA address renameとVIOM連携によるI/O仮想化の混在はできません。

1. ストレージの設定

「設計ガイド CE」の「10.2 ストレージ環境の設定」を参照し、ストレージの設定を行います。

すでに対象サーバからストレージが運用されており、ストレージの設定を変更する場合、サーバの電源を停止させたあと、設定を行い

ます。

2. HBA address renameの設定

1. RORコンソールのサーバリソースツリーで、対象のサーバ(またはサーバ上の物理OS、VMホスト)を右クリックし、表示されたメ

ニューで[設定変更]-[HBA address rename情報]を選択します。

[HBA address rename情報の設定]ダイアログが表示されます。

2. 以下の項目を設定します。

WWNN

"I/O仮想化オプション"で提供されたWWNN値を指定します。

管理サーバはWWNNの入力値とHBAポート数の入力値からWWPNを自動生成します。

HBAポート数

システム構成に応じて、以下を指定します。

- シングルパス構成の場合、HBAポート数に"1"を指定します。

詳細は、「図5.4 シングルパス構成の場合」を参照してください。

- マルチパス構成の場合、HBAポート数に"2"を指定します。

ただし、OSをインストールする場合、マルチパスドライバ設定前の状態は、"1"を指定します。次に、マルチパスドライバを

設定したあと、"2"を指定し再設定します。

詳細は、「図5.5 マルチパス構成の場合」を参照してください。

- 42 -

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図5.4 シングルパス構成の場合

図5.5 マルチパス構成の場合

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サーバが2ポートの場合、以下のように利用します。

"I/O仮想化オプション"で提供されたWWNN値 -> 20:00:00:17:42:51:00:00

指定する値

WWNN値 -> 20:00:00:17:42:51:00:00搭載HBAポート数: 2

管理サーバからHBAに定義される値(WWPNが自動的に生成されます)

HBA port1とport2のWWNN値 -> 20:00:00:17:42:51:00:00

HBA port1のWWPN値 -> 21:00:00:17:42:51:00:00

HBA port2のWWPN値 -> 22:00:00:17:42:51:00:00

参考

管理対象サーバの起動時に、管理サーバと接続しHBAのWWNの設定が行われます。

注意

HBA address renameでは、HBAのI/Oアドレスの降順にWWNを割り当てるため、HBAに記載されているポート番号順と一致

しない場合があります。

詳細は、「設計ガイド CE」の「C.2 HBA address rename設定時のWWNの割当て順序」を参照してください。

3. サーバを再起動する場合、[サーバを再起動する]チェックボックスにチェックを入れます。

参考

以下の場合、サーバの再起動を選択してください。

- 本設定後、すぐにOSをインストールする場合

対象サーバにOSインストールCDをセットし、サーバの再起動を選択します。これにより、設定したWWNが有効化され、引き

続きOSインストールが開始されます。

- すでにOSが起動しているサーバの場合(ストレージの設定を変更した場合)

設定したWWNをサーバ上で有効にするため、[OK]ボタンをクリックし、サーバを起動させます。

上記以外の場合、サーバの再起動は必要ありません。次回起動時から、設定したWWNが有効になります。

4. [OK]ボタンをクリックします。

参考

OSがインストールされていないサーバの場合、ツリーのリソース名は、物理サーバ名と同じ名前で表示されます。

5. HBA address rename設定サービスを起動します。

HBA address renameを利用する場合、HBA address rename設定サービスを起動している必要があります。

詳細は、「導入ガイド CE」の「第6章 HBA address rename設定サービスの設定」を参照してください。

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5.6 ネットワークリソースの登録

ネットワークリソースは、ネットワークリソース作成時にネットワークプールを指定して登録します。

接続先のネットワークごとに設定が必要です。

物理L-Serverの場合、管理LANと業務LAN用のネットワークリソースが必要です。

仮想L-Serverの場合、業務LAN用のネットワークリソースが必要です。

詳細は、「14.3 ネットワークリソース」を参照してください。

なお、管理LAN用のネットワークリソースを登録する前に、あらかじめCloud Editionのライセンスを適用してください。

本製品を動作させるための前提条件

本製品を動作させるためのネットワーク環境、VMホスト、物理サーバは、利用するL-Serverによって前提条件が異なります。

・ 物理L-Serverの場合

「設計ガイド CE」の「D.4 ネットワークの事前準備」を参照してください。

・ 仮想L-Serverの場合

「設計ガイド CE」の「付録E 仮想L-Server作成のための事前準備」を参照してください。

ネットワークの自動設定

ネットワークリソースを事前に作成し、L-Server作成時にNICとネットワークリソースを接続することで、ネットワークリソースの定義に合わ

せた設定が自動的に行われます。

なお、ブレードサーバのモデルごと、またはVMホストごとに利用する物理NICの構成(以下、物理LANセグメント)をサーバNIC定義に

定義します。定義したサーバNIC定義の物理LANセグメントを、ネットワークリソースから指定することで、ネットワークリソース単位に利

用する物理NICを利用者が自由に選択できます。

・ サーバ仮想化ソフトウェアとしてVMwareを使用する場合

"VMware除外ポートグループ定義ファイル"に、ネットワークの自動設定から除外したいポートグループの名前を設定することで、

サービスコンソールとポートグループで同一VLANが使用されている場合でも、L-Serverを作成できます。

・ ブレードサーバとLANスイッチブレードをスイッチモードまたはエンドホストモードで使用している場合

LANスイッチブレードの外部接続ポートにTagged VLANを自動設定できます。

自動設定の内容は、L-Serverのサーバ種別により異なります。

・ 物理L-Serverの場合

「導入ガイド CE」の「7.3.1 ネットワーク自動設定」を参照してください。

・ 仮想L-Serverの場合

「導入ガイド CE」の「第8章 仮想L-Server作成のための設定」のうち、利用するサーバ仮想化ソフトウェアのセットアップの記述を参

照してください。

ネットワークの手動設定

任意の物理NICを選択して事前に手動設定された仮想スイッチ上のポートグループ【VMware】、仮想ネットワーク【Hyper-V】または仮

想ブリッジ【Xen】【KVM】をネットワークリソースから利用する場合、以下のどちらかの操作により、ネットワークリソースを作成します。

・ GUIで操作する場合

ネットワークリソースの新規作成時のダイアログで[設定済みの仮想スイッチを利用]チェックボックスのチェックを入れ、ネットワーク

リソース(手動設定のネットワークリソース)を作成します。

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・ コマンドで操作する場合

ネットワークリソースのXML定義の"<Network>"タグに、auto="false"を指定したネットワークリソース(手動設定のネットワークリソー

ス)を作成します。

ネットワークリソース作成時にネットワークデバイス(L2スイッチ)の自動設定を行う場合、ネットワークリソースのXML定義の

"<SwitchConfiguration>"タグに、auto="true"を指定し、"<Ruleset>"タグに自動設定に使用するルールセットの名前を指定してネッ

トワークリソースを作成します。

5.7 ネットワークデバイスの登録

ここでは、ネットワークデバイスの登録について説明します。

ネットワークデバイスとしてリソース登録する必要があるネットワーク機器の条件は以下のとおりです。

・ "ネットワークデバイスへの自動設定"機能を利用して自動設定を行うネットワーク機器

・ "ネットワークの監視"機能で監視を行うネットワーク機器

本製品で、ネットワークデバイスとして登録できるネットワーク機器の種類は以下のとおりです。

・ ファイアーウォール

・ サーバロードバランサー

・ L2スイッチ

・ イーサネット・ファブリック

以下のネットワーク機器が対象となります。

- Fujitsu コンバージドファブリックスイッチ

- Fujitsu PRIMERGYコンバージドファブリックスイッチブレード(10Gbps 18/8+2)

・ 管理ホスト

以下の装置が対象となります。

- Fujitsu IPCOM VX series

本装置を特定する場合、"管理ホスト(IPCOM VX)"と表記します。

ネットワーク機器をネットワークデバイスとして登録する際の流れは、以下のとおりです。

1. 登録するネットワーク機器のネットワーク構成情報を作成します。

2. 作成したネットワーク構成情報を入力情報に、ネットワークデバイスを登録します。

5.7.1 ネットワーク構成情報(XML定義)の作成

本製品で管理対象とするネットワーク機器をネットワークデバイスとして登録するために必要なネットワーク構成情報(XML定義)を作成

します。

参照

ネットワーク構成情報(XML定義)の作成については、「設計ガイド CE」の「9.4.8 ネットワーク機器をリソースとして管理する場合」を参

照してください。

5.7.2 ネットワークデバイスの登録

ネットワークデバイスの登録について説明します。

- 46 -

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ネットワーク機器を個別にネットワークデバイスとして登録する場合

rcxadm netdevice createコマンドを利用して、ネットワーク構成情報(XML定義)で定義したネットワークデバイスを登録します。

複数のネットワーク機器を一括してネットワークデバイスとして登録する場合

rcxadm netconfig importコマンドを利用して、ネットワーク構成情報(XML定義)で定義したネットワークデバイスを登録します。

参照

・ rcxadm netdeviceコマンドについては、「リファレンスガイド (コマンド/XML編) CE」の「3.8 rcxadm netdevice」を参照してください。

・ rcxadm netconfigコマンドについては、「リファレンスガイド (コマンド/XML編) CE」の「3.7 rcxadm netconfig」を参照してください。

注意

・ ネットワーク機器をネットワークデバイスとして登録するとき、異なるネットワーク機器を同じリソース名でリソース登録した場合、以下

のような弊害が発生します。システム内で一意の名前で登録してください。

- リソース一覧でリソース名からネットワーク機器を特定できません。

- ネットワークデバイスの変更を行う場合、rcxadm netdevice modifyコマンドでは対象のネットワークデバイスを特定できないた

め、変更できません。

「7.4 LANスイッチの変更」を参照して変更対象のネットワークデバイスの名前を変更したあと、rcxadm netdevice modifyコマン

ドで変更を行ってください。

- ネットワークデバイスを削除する場合、rcxadm netdevice deleteコマンドでは対象のネットワークデバイスを特定できないため、

削除できません。

「9.4.2 LANスイッチとネットワークデバイスの削除」を参照して対象のネットワークデバイスを削除してください。

- 意図したネットワークデバイスに自動設定できないことがあります。

- Disaster Recoveryが失敗することがあります。

・ 冗長構成では、同一ベンダーと同一機種でだけ有効です。このため、冗長構成を組むためにすでに登録済のネットワークデバイ

スと同じグループIDを指定して登録します。登録時の確認処理で、登録済のベンダー名と装置名とは異なるネットワーク機器だっ

た場合、ネットワークデバイスとしての登録は失敗します。

5.8 PRIMEQUESTを利用する場合

ここでは、PRIMEQUESTを利用する場合の登録手順について説明します。

・ シャーシ(PRIMEQUEST)の登録

・ PRIMEQUESTのサーバの登録

5.8.1 シャーシ(PRIMEQUEST)の登録

シャーシを登録することで、シャーシに搭載されているパーティションが自動検知され、サーバリソースツリーに未登録サーバとして表

示されます。これらのサーバに対して管理対象サーバを登録してください。

管理対象サーバの登録については、「5.8.2 PRIMEQUESTのサーバの登録」を参照してください。

以下の手順で、シャーシを登録します。

1. RORコンソールのサーバリソースツリーで[サーバリソース]を右クリックし、表示されたメニューで[登録]-[PRIMEQUEST]を選択

します。

[シャーシの登録]ダイアログが表示されます。

- 47 -

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2. 以下の項目を設定します。

管理LAN(IPアドレス)

対象シャーシ内のマネジメントボードの仮想IPアドレスを入力します。

ピリオド(".")を使用して入力します。

シャーシ名

管理対象とするシャーシの名前を入力します。

先頭文字を英字とし、半角英数字とハイフン("-")で構成された10文字以内の文字列を入力します。

SNMPコミュニティ名

対象シャーシ内のマネジメントボードのSNMPコミュニティー名を入力します。

[public]を選択するか、任意の名前を入力します。

半角英数字、アンダースコア("_")およびハイフン("-")で構成された32文字以内の文字列を入力します。

リモートサーバマネジメント

ユーザーID

管理対象サーバを操作するために使用するリモートサーバマネジメントのユーザーIDを入力します。

半角英数字で構成された8文字以上16文字以内の文字列を入力します。

必ずリモートサーバマネジメントで管理者以上の権限を持つユーザーIDを指定してください。

パスワード

管理対象サーバを操作するために使用するリモートサーバマネジメントのパスワードを入力します。

半角英数字で構成された8文字以上16文字以内の文字列を入力します。

注意

[リモートサーバマネジメント]の[ユーザーID]と[パスワード]は、マネジメントボードのWeb-UIにログインするためのユーザー

名とパスワードとは異なります。

3. [OK]ボタンをクリックします。

搭載されたシャーシがサーバリソースツリーに表示されます。

また、パーティションが構築されている場合、自動検知されたパーティションが[シャーシ名-パーティション番号[未登録]]で表示

されます。

未登録のパーティションに対しては、ハードウェアの状態と情報の表示、管理対象サーバの登録だけできます。

また、マネージャーがシャーシ内のパーティション上で動作している場合、[シャーシ名-パーティション番号[管理サーバ]]と表示

されます。

なお、管理サーバは、管理対象サーバとして登録できません。情報表示だけできます。

参考

PRIMEQUEST 2000シリーズの場合、シャーシ登録することで、PPARとExtended Partitionのパーティションが自動検知され、サーバリ

ソースツリーに未登録サーバとして表示されます。ただし、Extended Partitioning Modeが"Enable"になっているPPARは表示されませ

ん。

下図のように、PPAR#3の[Extended Partitioning Mode]がEnableで、PPAR#3から構成されているExtended Partition#4、#5が存在する

場合、シャーシ登録後、PPAR#3はサーバリソースツリーに表示されません。PPAR#3から構成されているExtended Partition#4、#5が

サーバリソースツリーに表示されます。

- 48 -

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図5.6 PRIMEQUEST 2000シリーズのパーティションの自動検出について

5.8.2 PRIMEQUESTのサーバの登録

ここでは、PRIMEQUESTを利用する場合のサーバの登録方法について説明します。

PRIMEQUEST 2000シリーズの場合、以下のパーティションが管理対象サーバとして登録できます。

・ Extended Partitioning ModeがDisableのPPARパーティション

・ Extended Partitioning ModeがEnableのPPARパーティション上に構成されたExtended Partition

サーバの登録後に、Extended Partitioning Mode、またはPPARのExtended Partion構成を変更しないでください。

サーバ登録後にExtended Partitioning ModeをEnableに変更したPPARは、[Extended Partitioning Mode]が表示されますが、そのまま

では使用できません。

Extended Partitioning Mode、またはExtended Partion構成を変更する場合は、RORコンソールで管理対象サーバからサーバを削除し

たあとに行ってください。Extended Partitioning Mode、またはExtended Partion構成を変更したあと、サーバを再登録してください。

以下の手順で、サーバを登録します。

1. RORコンソールのサーバリソースツリーで、対象シャーシ内の未登録のサーバブレードまたはパーティションを右クリックし、表示

されたメニューで[登録]-[サーバ]を選択します。

[サーバの登録]ダイアログが表示されます。

2. 以下の項目を設定します。

物理サーバ名

登録するサーバの物理サーバ名を入力します。

先頭文字を英字とし、半角英数字とハイフン("-")で構成された15文字以内の文字列を入力します。

管理LAN(IPアドレス)

登録するサーバの管理LAN(IPアドレス)を指定します。

- 49 -

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対象サーバの管理LAN(IPアドレス)の値を入力します。

エージェントの自動登録は行われません。サーバの登録後、必要に応じてエージェントを登録してください。

ブートオプション

OSのインストール時にBIOSで設定したブートオプションを指定します。

- UEFIの場合

[UEFI]を選択します。

- レガシーブートの場合

[Legacy boot]を選択します。

なおデフォルトは、[UEFI]が選択されています。

本設定はサーバの登録後でも変更できます。

変更方法については、「7.1.10 ブートオプションの変更」を参照してください。

3. [OK]ボタンをクリックします。

登録されたサーバがサーバリソースツリーに表示されます。

注意

PRIMEQUESTの場合、IOU交換後、または、AC電源のON直後は、MMBから取得される各パーティションのLANのMAC AddressはFF:FF:FF:FF:FF:FFになります。各パーティションの電源起動後にMMBから正しいLANのMAC Addressが取得されるため、そのあと、

サーバ登録を実行してください。

5.9 SPARC M10/SPARC Enterpriseを利用する場合

ここでは、SPARC M10/SPARC Enterpriseを利用する場合の登録手順について説明します。

・ シャーシ(SPARC Enterprise M4000/M5000/M8000/M9000)、SPARC M10-4Sの登録

・ SPARC Enterprise(M3000/Tシリーズ)、SPARC M10-1/M10-4の登録

5.9.1 シャーシ(SPARC Enterprise M4000/M5000/M8000/M9000)、SPARCM10-4Sの登録

シャーシを登録することで、シャーシに搭載されているパーティションが自動検知され、サーバリソースツリーに未登録サーバとして表

示されます。これらのサーバに対して管理対象サーバを登録してください。

管理対象サーバの登録については、「5.9.2 SPARC Enterprise(M3000/Tシリーズ)、SPARC M10-1/M10-4の登録」を参照してくださ

い。

以下の手順で、シャーシを登録します。

1. RORコンソールのサーバリソースツリーで[サーバリソース]を右クリックし、以下のように選択します。

- SPARC Enterprise M4000/M5000/M8000/M9000の場合

表示されたメニューで[登録]-[SPARC Enterprise(パーティションモデル)]を選択します。

- SPARC M10-4Sの場合

表示されたメニューで[登録]-[SPARC M10-4S]を選択します。

[シャーシの登録]ダイアログが表示されます。

2. 以下の項目を設定します。

管理LAN(IPアドレス)

対象シャーシのXSCFのIPアドレスを入力します。

ピリオド(".")を使用して入力します。

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シャーシ名

管理対象とするシャーシの名前を入力します。

先頭文字を英字とし、半角英数字とハイフン("-")で構成された10文字以内の文字列を入力します。

SNMPコミュニティ名

対象シャーシを管理するXSCFのSNMPコミュニティー名を入力します。

[public]を選択するか、任意の名前を入力します。

半角英数字、アンダースコア("_")およびハイフン("-")で構成された32文字以内の文字列を入力します。

リモートマネジメントコントローラー(XSCF)

ユーザーID

対象シャーシを管理するために使用するXSCFのユーザーIDを入力します。

先頭文字を英字とし、英小文字、数字、ハイフン("-")およびアンダースコア("_")で構成された31文字以内の文字列を入

力します。

必ずXSCFでplatadm権限を持つユーザーIDを指定してください。

システムに予約されているユーザーIDは使用できません。別のユーザーIDを作成してください。

詳細はXSCFのマニュアルを参照してください。

パスワード

対象シャーシを管理するために使用するXSCFのパスワードを入力します。

半角英数字、空白(" ")および以下の記号で構成された32文字以内の文字列を入力します。

"!"、"@"、"#"、"$"、"%"、"^"、"&"、"*"、"["、"]"、"{"、"}"、"("、")"、"-"、"+"、"="、"~"、","、">"、"<"、"/"、"'"、"""、"?"、";"、":"

3. [OK]ボタンをクリックします。

搭載されたシャーシがサーバリソースツリーに表示されます。

また、パーティションが構築されている場合、自動検知されたパーティションが[シャーシ名-パーティション番号[未登録]]で表示

されます。

未登録のパーティションに対しては、ハードウェアの状態と情報の表示、管理対象サーバの登録だけできます。

5.9.2 SPARC Enterprise(M3000/Tシリーズ)、SPARC M10-1/M10-4の登録

ここでは、SPARC Enterprise(M3000/Tシリーズ)、およびSPARC M10-1/M10-4の登録方法について説明します。

また、SPARC Enterprise M4000/M5000/M8000/M9000、SPARC M10-4Sのシャーシ内のサーバの登録方法についても説明します。

【Solarisゾーン】【OVM for SPARC】

Logical Domains Managerデーモンが有効になっている場合は、定義ファイルを設定することでSolarisゾーンとしてVMホストを登録で

きます。

詳細は、「導入ガイド CE」の「付録G 定義ファイル」を参照してください。

以下の手順で、サーバを登録します。

1. ダイアログを表示します。

- SPARC Enterprise(M3000/Tシリーズ)の場合

RORコンソールのサーバリソースツリーで、[サーバリソース]を右クリックし、以下のように選択します。

表示されたメニューで[登録]-[SPARC Enterprise(M3000/Tシリーズ)]を選択します。

[SPARC Enterpriseの登録]ダイアログが表示されます。

- SPARC M10-1/M10-4の場合

RORコンソールのサーバリソースツリーで、[サーバリソース]を右クリックし、以下のように選択します。

表示されたメニューで[登録]-[SPARC M10-1/M10-4]を選択します。

[SPARC M10-1/M10-4の登録]ダイアログが表示されます。

- SPARC Enterprise M4000/M5000/M8000/M9000、SPARC M10-4Sの場合

シャーシ内のサーバを右クリックし、以下のように選択します。

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表示されたメニューで[登録]-[サーバ]を選択します。

[サーバの登録]ダイアログが表示されます。

2. 以下の項目を設定します。

SPARC Enterprise M4000/M5000/M8000/M9000、SPARC M10-4Sの場合、リモートマネジメントコントローラーの項目はありませ

ん。

SPARC M10-1/M10-4の場合、コントローラー種類の項目はありません。

- 物理サーバ名

- [エージェントを自動登録する]チェックボックス

- リモートマネジメントコントローラー(ILOM/XSCF)

- コントローラー種類

- IPアドレス

- ユーザーID

- パスワード

- SNMPコミュニティ名

- 管理LAN

- IPアドレス

SPARC Enterprise M4000/M5000/M8000/M9000、SPARC M10-4Sの場合、管理LAN(IPアドレス)と表示されます。

エージェントを自動登録する場合

- サーバOS

- 種別

- ユーザーID

- パスワード

物理サーバ名

登録するサーバの物理サーバ名を入力します。

先頭文字を英字とし、半角英数字とハイフン("-")で構成された15文字以内の文字列を入力します。

[エージェントを自動登録する]チェックボックス

- エージェントを自動登録しない場合

エージェントの自動登録がサーバの登録完了後に行われません。

サーバの登録後、必要に応じてエージェントを登録してください。

エージェントを登録する場合、[リソース詳細]タブの基本情報でプロダクト名が表示されていることを確認し、エージェント

を登録してください。

[更新]を実行することで 新の情報を取得できます。

- エージェントを自動登録する場合

サーバの登録完了後、エージェントが自動的に登録されます。

リモートマネジメントコントローラー(ILOM/XSCF)

SPARC Enterprise M3000の場合

コントローラー種類

[XSCF]を選択します。

IPアドレス

登録対象のサーバを管理するXSCFのIPアドレスを入力します。

- 52 -

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ユーザーID

管理対象サーバを操作するために使用するXSCFのユーザーIDを入力します。

先頭文字を英字とし、半角英数字、アンダースコア("_")およびハイフン("-")で構成された31文字以内の文字列を入力します。

必ずXSCFでplatadm権限を持つユーザーIDを指定してください。

システムに予約されているユーザーIDは使用できません。別のユーザーIDを作成してください。

詳細はXSCFのマニュアルを参照してください。

パスワード

管理対象サーバを操作するために使用するXSCFのパスワードを入力します。

半角英数字、空白(" ")および以下の記号で構成された32文字以内の文字列を入力します。

"!"、"@"、"#"、"$"、"%"、"^"、"&"、"*"、"["、"]"、"{"、"}"、"("、")"、"-"、"+"、"="、"~"、","、">"、"<"、"/"、"'"、"?"、";"、":"

SNMPコミュニティ名

登録対象のサーバを管理するXSCFのSNMPコミュニティー名を入力します。

[public]を選択するか、任意の名前を入力します。

半角英数字、アンダースコア("_")およびハイフン("-")で構成された32文字以内の文字列を入力します。

SPARC Enterprise Tシリーズの場合

コントローラー種類

[ILOM]を選択します。

IPアドレス

登録対象のサーバを管理するILOMのIPアドレスを入力します。

ユーザーID

管理対象サーバを操作するために使用するILOMのユーザーIDを入力します。

先頭文字を英字とし、半角英数字、アンダースコア("_")およびハイフン("-")で構成された4文字以上16文字以内の文字

列を入力します。

必ずILOMでAdmin権限を持つユーザーIDを指定してください。

パスワード

管理対象サーバを操作するために使用するILOMのパスワードを入力します。

半角英数字、空白(" ")および以下の記号で構成された8文字以上16文字以内の文字列を入力します。

"!"、"@"、"#"、"$"、"%"、"^"、"&"、"*"、"["、"]"、"{"、"}"、"("、")"、"-"、"+"、"="、"~"、","、">"、"<"、"/"、"'"、"?"、";"、":"

SNMPコミュニティ名

登録対象のサーバを管理するILOMのSNMPコミュニティー名を入力します。

[public]を選択するか、任意の名前を入力します。

半角英数字、アンダースコア("_")およびハイフン("-")で構成された32文字以内の文字列を入力します。

管理LAN

IPアドレス

登録するサーバの管理LAN(IPアドレス)の値を入力します。

SPARC Enterprise M4000/M5000/M8000/M9000、SPARC M10-4Sの場合、管理LAN(IPアドレス)と表示されます。

サーバOS

種別

サーバOSの種別(物理OS、VMホスト)を選択します。

[VMホスト]を選択することでユーザー名とパスワードの入力欄が有効になります。

VMホストの導入時に設定した情報を入力してください。

物理OSの場合

[Solaris]を選択します。

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VMホストの場合

[Solarisゾーン]を選択し、VMホストのログインアカウント情報を入力します。

ここで入力するログインアカウント情報は、本製品がVMホストにログインして、情報の取得や制御を行うために使用されま

す。

注意

【OVM for SPARC】

[VMホスト]を選択し、OVM for SPARCとして登録したときだけ、サーバ切替えができます。

ユーザーID

VMホストにログインするユーザーIDを入力します。

ユーザーIDは、VMホストの管理者権限を持つrootを指定してください。

注意

OSがSolaris 11の場合で、かつインストール時にユーザーアカウントを作成した場合、rootは役割として登録されます。こ

のため、rootアカウントでは直接ログインできません。いったんユーザーアカウントでログインしたあと、suコマンドでrootになる必要があります。

Solaris 10以前のように、rootアカウントで直接ログインできるように変更する場合、rootで以下を実行してください。この場

合、rootは役割からrootユーザーになります。

rolemod -K type=normal root <RETURN>

rootアカウントでSSH接続を使用し、VMホストと通信できることを確認してください。

通信ができない場合、設定を変更してください。詳細は、基本ソフトウェアのマニュアルを参照してください。

パスワード

VMホストにログインするユーザーのパスワードを入力します。

半角英数字、空白(" ")および半角記号で構成された256文字以内の文字列を入力します。

3. [OK]ボタンをクリックします。

登録されたサーバがサーバリソースツリーに表示されます。

注意

登録完了後に「操作ガイド VE」の「第14章 電源操作」を参照してサーバの電源操作を行い、入力したリモートマネジメントコントロー

ラー情報が適切であるか確認してください。

5.9.3 Oracle VM for SPARCのゲストドメインのVMホスト登録

ここでは、Oracle VM for SPARCのゲストドメインをVMホストとして登録する方法について説明します。

ゲストドメインをVMホストとして登録した場合、ゲストドメイン上に作成したゾーンもVMゲストとして情報が表示されます。

以下の手順で、VMホストを登録します。このとき、VMゲストは起動した状態で行います。

対象のゲストドメインが仮想L-Serverのときに、本操作で指定するIPアドレスが仮想L-Serverの管理LANとして使用されている場合は、

そのNICを削除後に本操作を行ってください。

1. RORコンソールのサーバリソースツリーでVMゲストを右クリックし、表示されたメニューで[登録]-[エージェント]を選択します。

[VMホストの登録]ダイアログが表示されます。

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2. 以下の項目を設定します。

管理IPアドレス

VMホストとして使用するゲストドメインの管理LANのIPアドレスを入力します。

ピリオド(".")を使用して入力します。

注意

- ゲストドメインを登録したあと、Oracle VM for SPARCのゲストドメインのVMホスト配下に表示されているVMゲストが、実

際のサーバ上で動作しているSolarisゾーンと同じものか確認してください。

異なるVMゲストが表示されている場合は、登録時のIPアドレスを確認し、正しいIPアドレスに変更してください。

- L-Platform内のL-Serverは、登録できません。

ユーザーID

ゲストドメインにログインするユーザーIDを入力します。

ユーザーIDは、ゲストドメインの管理者権限を持つrootを指定してください。

パスワード

ゲストドメインにログインするユーザーのパスワードを入力します。

半角英数字、空白(" ")および半角記号で構成された256文字以内の文字列を入力します。

3. [OK]ボタンをクリックします。

登録されたVMホストがサーバリソースツリーに表示されます。

5.10 電力監視デバイスの登録

ここでは、電力監視デバイスの登録について説明します。

電力監視デバイス(PDUまたはUPS)を登録することで、消費電力の監視ができます。

以下の手順で、電力監視デバイスを登録します。

1. RORコンソールの電力監視デバイスツリーで、[電力監視デバイス]を右クリックし、表示されたメニューで[登録]-[電力監視デバ

イス]を選択します。

[電力監視デバイスの登録]ダイアログが表示されます。

2. 以下の項目を設定します。

デバイス名

登録する電力監視デバイスの名前を設定します。消費電力データのデータ取り出し時に、この名前を使って対象になる電力

監視デバイスを入力します。

先頭文字を英字とし、半角英数字とハイフン("-")で構成された15文字以内の文字列を入力します。

管理LAN(IPアドレス)

登録する電力監視デバイスに設定されているIPアドレスを入力します。指定された管理IPアドレスを使用して電力監視デバ

イスから消費電力データの採取が行われます。

SNMPコミュニティ名

登録する電力監視デバイスに設定されているSNMPコミュニティー名を入力します。

[public]を選択するか、任意の名前を入力します。

半角英数字、アンダースコア("_")およびハイフン("-")で構成された32文字以内の文字列を入力します。

指定されたSNMPコミュニティー名を使用して、SNMPにより電力監視デバイスから消費電力データの採取が行われます。

電圧

登録する電力監視デバイスに接続されている電源の電圧(V)を入力します。半角数字(10~999)を入力します。指定された

電圧と電力監視デバイスから取得される電流値を使用して消費電力データの算出が行われます。

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コメント

登録する電力監視デバイスに登録したいコメントを入力します。

日本語(半角カナを含む)、半角文字に関係なく128文字以内の文字列を入力します。

注意

改行は1文字としてカウントします。

3. [OK]ボタンをクリックします。

登録された電力監視デバイスが電力監視デバイスツリーに表示されます。

電力監視デバイスを登録しても、オプション設定で電力のデータ採取を有効にしていない場合、実際のデータ採取は行われません。

「7.8.1 環境データ設定の変更」を参照し、電力のデータを採取する設定に変更してください。

注意

本製品では、電力監視デバイスと実際のサーバリソースとの間の接続関係の確認は行いません。消費電力を監視したいサーバリソー

スに接続された電力監視デバイスを正しく登録するよう注意してください。

5.11 管理LANサブネットの登録

ここでは、管理LANサブネットの登録について説明します。

管理LANサブネットを登録することで、管理LANと異なるサブネットに属する管理対象サーバを管理できます。

なお、管理LANサブネットを登録する前に、あらかじめCloud Editionのライセンスを適用してください。

以下の手順で、管理LANサブネットを登録します。

1. RORコンソールのメニューで[設定]-[管理LANサブネット]を選択します。

[管理LANサブネット]ダイアログが表示されます。

2. [登録]ボタンをクリックします。

[管理LANサブネットの登録]ダイアログが表示されます。

3. 以下の項目を設定します。

サブネット名

登録するサブネット名を設定します。

先頭文字を英字とし、半角英数字、アンダースコア("_")、ハイフン("-")およびピリオド(".")で構成された16文字以内の文字列

を入力します。

ネットワークアドレス

管理LANとして使用するサブネットのネットワークアドレスを設定します。

ネットワークアドレスとして有効な値を入力します。

サブネットマスク

サブネットマスクとして有効な値を設定します。

ゲートウェイ

管理サーバの管理LANと通信するためのゲートウェイを設定します。

4. [OK]ボタンをクリックします。

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参考

初めて管理LANサブネットを登録した場合、本製品の簡易DHCPサービスをOS標準のDHCPサービスに変更します。

また、本製品でOS標準のDHCPサービスを専有します。

注意

・ 管理LANと異なるサブネットに属する管理対象サーバと管理サーバが通信できるように、管理LANサブネットごとにネットワークの

設定が必要です。

ネットワークの設定については、「設計ガイド CE」の「第9章 ネットワーク環境の決定と設定」を参照してください。

・ 初めて管理LANサブネットを登録する際に、マネージャーをクラスタで運用している場合、「マネージャーをクラスタで運用してい

る場合の設定」を行ってください。

・ 管理サーバと異なるサブネットに属する管理対象サーバを管理する場合、OS標準のDHCPサーバの導入が必要です。

詳細は、「導入ガイド CE」の「2.1.1.2 ソフトウェアの準備と確認」または「2.1.2.2 ソフトウェアの準備と確認」を参照してください。

マネージャーをクラスタで運用している場合の設定

以下の設定は、初めて管理LANサブネットを登録する場合だけ必要です。

【Windowsマネージャー】

参考

すでに管理LANサブネットを登録している環境にクラスタシステムを導入する場合、手順5.~10.と、手順13.を行ってください。

1. 共有ディスクをプライマリーノードに割り当てます。

フェールオーバー クラスタ管理ツリーの[サービスとアプリケーション]-[RC-manager]を右クリックし、表示されたメニューで[この

サービスまたはアプリケーションを別のノードに移動(O)]-[1 - ノード ノード名 に移動]を選択します。

ノード名には、プライマリーノードの名前が表示されます。

2. マネージャー用の"サービスまたはアプリケーション"の以下のサービスからレジストリーのレプリケーションを削除します。

以下の表に従ってリソースのレジストリーのレプリケーションを削除します。

- x64の場合

削除対象のリソース レジストリーキー

Deployment Service

[HKEY_LOCAL_MACHINE\]SOFTWARE\Wow6432Node\Fujitsu\SystemcastWizard\ResourceDepot

[HKEY_LOCAL_MACHINE\]SOFTWARE\Wow6432Node\Fujitsu\SystemcastWizard\DatabaseBroker\Default

PXE Services

[HKEY_LOCAL_MACHINE\]SOFTWARE\Wow6432Node\Fujitsu\SystemcastWizard\DHCP

[HKEY_LOCAL_MACHINE\]SOFTWARE\Wow6432Node\Fujitsu\SystemcastWizard\PXE\ClientBoot\

- x86の場合

- 57 -

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削除対象のリソース レジストリーキー

Deployment Service

[HKEY_LOCAL_MACHINE\]SOFTWARE\Fujitsu\SystemcastWizard\ResourceDepot

[HKEY_LOCAL_MACHINE\]SOFTWARE\Fujitsu\SystemcastWizard\DatabaseBroker\Default

PXE Services

[HKEY_LOCAL_MACHINE\]SOFTWARE\Fujitsu\SystemcastWizard\DHCP

[HKEY_LOCAL_MACHINE\]SOFTWARE\Fujitsu\SystemcastWizard\PXE\ClientBoot\

上記のリソースごとに、以下の手順を行います。

a. [フェールオーバー クラスタ管理]画面の画面中央に表示される[RC-manager の概要]の[その他のリソース]の対象リソース

を右クリックし、表示されたメニューで[プロパティ(R)]を選択します。

[対象リソースのプロパティ]画面が表示されます。

b. [レジストリのレプリケーション]タブに表示される[ルート レジストリ キー]から、上記のレジストリーキーを選択し、[削除(R)]ボタンをクリックします。

[ルート レジストリ キー]からレジストリーキーが削除されます。

2つ目のレジストリーキーを削除する場合、手順b.を繰り返します。

c. [適用(A)]ボタンをクリックします。

設定が適用されます。

d. [OK]ボタンをクリックし、ダイアログを閉じます。

3. マネージャー用の"サービスまたはアプリケーション"の以下のサービスをオフラインにします。

- Deployment Service

- TFTP Service

- PXE Services

4. 管理LANサブネットを登録します。

5. プライマリーノードで、マネージャーの共有ディスクをオンラインに、その他のクラスタリソースはすべてオフラインにします。

6. Windowsのコントロール パネルで[管理ツール]から[サービス]を開き、[サービス]画面で、DHCP Serverサービスのスタートアッ

プの種類を"手動"に設定します。

7. [サービス]画面で、DHCP Serverサービスを停止します。

8. エクスプローラで、プライマリーノードのローカルディスクにある以下のフォルダーを共有ディスクのフォルダー配下にコピーしま

す。

ローカルディスク(コピー元) 共有ディスク(コピー先)

%SystemRoot%\System32\dhcp ドライブ名:\Fujitsu\ROR\SVROR\dhcp

CドライブにOSがインストールされている場合、%SystemRoot%はC:\Windowsになります。

9. 共有ディスクにコピーしたDHCP Server用のフォルダーのアクセス権を設定します。プライマリーノードのコマンド プロンプトで以

下のコマンドを実行します。

>cacls ドライブ名: \Fujitsu\ROR\SVROR\dhcp /T /P "NT AUTHORITY\SYSTEM:F" "BUILTIN\Administrators:F" "NT SERVICE\DHCPServer:F" <RETURN>

- 58 -

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10. マネージャー用の"サービスまたはアプリケーション"にDHCP Serverを追加します。

a. [サービスとアプリケーション]-[RC-manager]を右クリックし、表示されたメニューで[リソースの追加(E)]-[その他のリソース

(M)]-[1 - DHCP サービス の追加]を選択します。

画面中央の[RC-manager の概要]の[DHCP サービス]に[新規 DHCP サービス]が作成されます。

b. [新規 DHCP サービス]を右クリックし、表示されたメニューで[プロパティ(R)]を選択します。

[新規 DHCP サービスのプロパティ]画面が表示されます。

c. [全般]タブの[リソース名(N)]を変更し、以下の表に従ってパスを設定します。

項目 設定する値

データベースのパス ドライブ名:\Fujitsu\ROR\SVROR\dhcp\

監査ファイルのパス ドライブ名:\Fujitsu\ROR\SVROR\dhcp\

パックアップパス ドライブ名:\Fujitsu\ROR\SVROR\dhcp\backup\

設定後、[適用(A)]ボタンをクリックします。

以降、[リソース名(N)]を"DHCP Server"と設定したものとして説明します。

d. [依存関係]タブの"リソース"に以下の名前を選択し、"AND/OR"にANDを選択します。

- 共有ディスク

- ネットワーク名

- 管理LANの'IPアドレス'

e. [適用(A)]ボタンをクリックします。

f. [OK]ボタンをクリックします。

11. マネージャー用の"サービスまたはアプリケーション"の以下のサービスからレジストリーのレプリケーションを設定します。

手順2.の表に従ってリソースのレジストリーのレプリケーションを設定します。

リソースごとに、以下の手順を行います。

a. [フェールオーバー クラスタ管理]画面の画面中央に表示される[RC-manager の概要]の[その他のリソース]の対象リソース

を右クリックし、表示されたメニューで[プロパティ(R)]を選択します。

[対象リソースのプロパティ]画面が表示されます。

b. [レジストリのレプリケーション]タブの[追加(D)]ボタンをクリックします。

[レジストリ キー]画面が表示されます。

c. [ルート レジストリ キー(R)]に上記のレジストリーキーを設定します。

d. [OK]ボタンをクリックします。

2つ目のレジストリーキーを設定する場合、手順b.~d.を繰り返します。

e. レジストリーキーの設定が終わったら、[適用(A)]ボタンをクリックします。

f. [OK]ボタンをクリックし、ダイアログを閉じます。

12. マネージャー用の"サービスまたはアプリケーション"配下のリソースの依存関係を設定します。

以下の表に従ってリソースの依存関係を設定します。

すでに設定されているリソースがある場合、[AND/OR]にANDを選択し、依存するリソースを追加してください。

設定対象のリソース 依存するリソース

PXE Services DHCP Server

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13. マネージャーを起動します。

フェールオーバー クラスタ管理ツリーの[サービスとアプリケーション]-[RC-manager]を右クリックし、表示されたメニューで[この

サービスまたはアプリケーションをオンラインにする(B)]を選択します。

【Linuxマネージャー】

参考

すでに管理LANサブネットを登録している環境にクラスタシステムを導入する場合、通常のクラスタシステムの導入手順に加え、手順

1.~2.と手順4.~手順11.を行ってください。

その際、現在動作しているマネージャーを、クラスタシステムのプライマリノードとして設定してください。

1. クラスタアプリケーションを停止します。

クラスタシステムの運用管理ビュー(Cluster Admin)を使用して、クラスタアプリケーションを停止します。

2. 共用ディスクをマウントします。(プライマリノード)

マネージャー用の共用ディスクをプライマリノードにマウントします。

3. DHCPサーバが自動起動しないように設定します。(プライマリノード/セカンダリノード)

マネージャーで以下のコマンドを実行し、DHCPサーバのサービス(dhcpd)の自動起動をOFFに設定します。

# chkconfig dhcpd off <RETURN>

4. 動的ディスクのファイルをコピーします。(プライマリノード)

a. プライマリノードのローカルディスクのファイルとディレクトリを、マネージャー用の共用ディスクにコピーします。

以下のコマンドを実行します。

# tar cf - コピー元 | tar xf - -C 共用ディスクのマウント先/Fujitsu/ROR/SVROR <RETURN>

- コピーするファイルとディレクトリ

- /etc/dhcpd.conf (注1)

- /etc/dhcp/dhcpd.conf (注2)

- /var/lib/dhcpd

注1) Red Hat Enterprise Linux 5 の場合

注2) Red Hat Enterprise Linux 6 の場合

b. コピーしたあと、以下のコマンドを実行し、コピー元のファイル名を変更します。

変更先ファイル名には、必ず"変更元ファイル名_old"の名前を指定してください。

# mv -i 変更元ファイル名 変更先ファイル名 <RETURN>

5. 共用ディスクへシンボリックリンクを作成します。(プライマリノード)

プライマリノードのローカルディスク上のファイルとディレクトリから、共用ディスク上のファイルとディレクトリに対するシンボリックリ

ンクを設定します。

以下のコマンドを実行します。

# ln -s 共用ディスク ローカルディスク <RETURN>

表5.1 リンクするファイル

共用ディスク ローカルディスク

共用ディスクのマウント先/Fujitsu/ROR/SVROR/etc/dhcpd.conf (注1) /etc/dhcpd.conf

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共用ディスク ローカルディスク

共用ディスクのマウント先/Fujitsu/ROR/SVROR/etc/dhcp/dhcpd.conf (注2) /etc/dhcp/dhcpd.conf

共用ディスクのマウント先/Fujitsu/ROR/SVROR/var/lib/dhcpd /var/lib/dhcpd

注1) Red Hat Enterprise Linux 5 の場合

注2) Red Hat Enterprise Linux 6 の場合

6. DHCPサービスの設定を変更します。(プライマリノード)

以下のファイルを変更し、引継ぎ論理IPアドレスをDHCPサーバに設定します。

ファイル名

- Red Hat Enterprise Linux 5の場合

/etc/dhcpd.conf

- Red Hat Enterprise Linux 6の場合

/etc/dhcp/dhcpd.conf

以下の行を追加し、引継ぎ論理IPアドレスを設定してください。

option dhcp-server-identifier 引継ぎ論理IPアドレス;

引継ぎ論理IPアドレスが192.168.4.100の場合

## DHCP Server Configuration file.# see /usr/share/doc/dhcp*/dhcpd.conf.sample#ddns-update-style none;option vendor-class-identifier "PXEClient";option dhcp-server-identifier 192.168.4.100; #この行を追加します。

subnet 192.168.4.0 netmask 255.255.255.0 {

7. 共用ディスクをアンマウントします。(プライマリノード)

マネージャー用の共用ディスクをプライマリノードからアンマウントします。

8. 共用ディスクをマウントします。(セカンダリノード)

マネージャー用の共用ディスクをセカンダリノードにマウントします。

9. ファイルの退避、および共用ディスクへのシンボリックリンクを作成します。(セカンダリノード)

a. 手順4.の手順b.を行い、ローカルディスク上のファイルを退避します。

b. 手順5.を行い、共用ディスクへのシンボリックリンクを作成します

10. 共用ディスクをアンマウントします。(セカンダリノード)

マネージャー用の共用ディスクをセカンダリノードからアンマウントします。

11. クラスタアプリケーションを起動します。

クラスタシステムの運用管理ビュー(Cluster Admin)を使用してマネージャーのクラスタサービス(クラスタアプリケーション)を開始

します。

12. 管理LANサブネットを登録します。

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5.12 BMC BladeLogic Server Automationの登録

ここでは、BMC BladeLogic Server Automationの登録について説明します。

BMC BladeLogic Server Automationを登録すると、Solarisゾーン(Solaris10)の仮想L-Serverが利用できます。

Solarisゾーン(Solaris11)の仮想L-Serverについては、BMC BladeLogic Server Automationの登録は必要ありません。

BMC BladeLogic Server Automationの事前設定内容については、「導入ガイド CE」の「H.1 BMC BladeLogic Server Automationとの

連携」を参照してください。

以下の手順で、BMC BladeLogic Server Automationを登録します。

1. RORコンソールのメニューから[設定]-[登録]-[管理製品(BladeLogic)]を選択します。

[管理製品(BladeLogic)の登録]ダイアログが表示されます。

2. 以下の項目を設定します。

管理製品名

管理対象にするBMC BladeLogic Server Automationの名前を入力します。

先頭文字を英字とし、半角英数字とハイフン("-")で構成された15文字以内の文字列を入力します。

ラベル

管理製品に設定するラベルを入力します。

日本語(半角カナを含む)、半角文字に関係なく、32文字以内の文字列を入力します。

コメント

管理製品の説明などのコメントを入力します。

日本語(半角カナを含む)、半角文字に関係なく、256文字以内の文字列を入力します。

3. [OK]ボタンをクリックします。

BMC BladeLogic Server Automationが登録されます。

5.13 LANスイッチの登録

LANスイッチ(L2スイッチ)の登録を以下の流れで行います。

1. 「探索」を参照し、LANスイッチ(L2スイッチ)を探索します。

2. 「登録」を参照し、ネットワークデバイスツリーに表示されたLANスイッチ(L2スイッチ)を登録します。

注意

ここで説明している登録方法は、ROR V2.3以前またはROR Virtual EditionからROR Cloud Editionへ移行した場合に、それまで管理

していたLANスイッチ(L2スイッチ)を同じ利用方法の範囲で管理したい場合に使用します。

新規にLANスイッチ(L2スイッチ)等のネットワークデバイスを登録する場合、「5.7 ネットワークデバイスの登録」で説明している方法で

登録してください。

探索

1. RORコンソールのメニューで[ツール]-[探索]-[LANスイッチ探索]を選択します。

[LANスイッチ探索]ダイアログが表示されます。

2. 以下の項目を設定します。

開始IPアドレス

LANスイッチ(L2スイッチ)を探索するネットワーク範囲の開始IPアドレスを入力します。

ピリオド(".")を使用して入力します。

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サブネットマスク

探索するネットワークのサブネットマスクを入力します。

ピリオド(".")を使用して入力します。

個数

探索するIPアドレスの数を1以上の値で入力します。

指定できる個数の 大値は、サブネットマスク長のホスト数分です。

サブネットマスクに255.255.255.0を指定した場合に指定できる範囲は、1~256です。

SNMPコミュニティ名

LANスイッチ(L2スイッチ)に設定したSNMPコミュニティー名を入力します。

[public]を選択するか、任意の名前を入力します。

半角英数字、アンダースコア("_")およびハイフン("-")で構成された32文字以内の文字列を入力します。

3. [OK]ボタンをクリックします。

指定されたネットワークの探索を開始します。

探索が完了すると、ネットワークデバイスツリーに、検出されたLANスイッチ(L2スイッチ)が[[未登録]]状態で表示されます。

登録

1. RORコンソールのネットワークデバイスツリーでリソースを右クリックし、表示されたメニューで[登録]-[LANスイッチ]を選択します。

[LANスイッチの登録]ダイアログが表示されます。

2. 以下の項目を設定します。

LANスイッチ名(管理用のノード名)

LANスイッチ(L2スイッチ)を管理するための名前を入力します。

半角英数字(大文字/小文字)、アンダースコア("_")、ハイフン("-")およびピリオド(".")で構成された32文字以内の文字列を入

力します。

なお、初期値は、探索時に取得したLANスイッチ(L2スイッチ)の機器名称、または機器名称が取得できない場合はIPアドレ

スになります。

SNMPコミュニティ名

LANスイッチ(L2スイッチ)に設定したSNMPコミュニティー名を入力します。

[public]を選択するか、任意の名前を入力します。

半角英数字、アンダースコア("_")およびハイフン("-")で構成された32文字以内の文字列を入力します。

3. [OK]ボタンをクリックします。

登録されたLANスイッチ(L2スイッチ)がネットワークデバイスツリーに表示されます。

注意

探索したLANスイッチ(L2スイッチ)のIPアドレスの値を、登録していない別のLANスイッチ(L2スイッチ)の値にして登録できる場合があ

りますが、運用上不整合が生じます。

登録対象のLANスイッチ(L2スイッチ)に対して別の機器のIPアドレスを指定して登録した場合、「9.4.2 LANスイッチとネットワークデバ

イスの削除」を参照して登録対象のLANスイッチ(L2スイッチ)を削除したあと、再度LANスイッチ探索と登録を行ってください。

5.14 Converged Fabric管理製品の登録

ここでは、ServerView Fabric Managerを利用してConverged Fabricの管理を行う場合に必要な管理製品の登録について説明します。

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なお、ServerView Fabric ManagerをConverged Fabric管理製品として登録する場合は、Windowsマネージャーを使用してください。そ

の他のマネージャーでは登録できません。

以下の手順で、管理製品(Converged Fabric)の設定をします。

1. RORコンソールのメニューから[設定]-[登録]-[管理製品(SVFAB)]を選択します。

[管理製品(SVFAB)の登録]ダイアログが表示されます。

2. 以下の項目を設定します。

管理製品名

管理対象にするConverged Fabric管理製品の名前を入力します。

先頭文字を英字とし、半角英数字とハイフン("-")で構成された15文字以内の文字列を入力します。

3. [OK]ボタンをクリックします。

登録されたConverged Fabric管理製品が管理製品ツリーに表示されます。

注意

RORコンソールの[管理製品]タブからServerView Fabric Manager画面の起動について、シングルサインオンによる認証を行う場合、

ServerView Operations Managerのシングルサインオンの設定が必要です。

ユーザーへは、適切なロールを割り当てる必要があります。

詳細は、「設計ガイド CE」の「12.2.3 ServerView Operations Manager画面起動時のシングルサインオン」を参照してください。

5.15 VDI管理製品の登録

ここでは、VDI管理製品の登録について説明します。

以下の手順で、VDI管理製品を登録します。

1. RORコンソールのメニューの[設定]-[登録]から、使用するVDI管理製品の種別を選択します。

[管理製品(name)の登録]ダイアログが表示されます。

nameには、VDI管理製品の種別が表示されます。

2. 以下の項目を設定します。

管理製品名

管理対象にするVDI管理製品の名前を入力します。

先頭文字を英字とし、半角英数字とハイフン("-")で構成された15文字以内の文字列を入力します。

IPアドレス

VDI管理製品のIPアドレスを入力します。

ピリオド(".")を使用して入力します。

ユーザーID

VDI管理製品を制御するためのユーザーIDを入力します。

半角英数字と記号(ASCII文字(0x20~0x7e))で構成された84文字以内の文字列を入力します。

管理者以上の権限を持つユーザーIDを指定してください。

詳細は、「設計ガイド CE」の「K.1.1 VDI連携機能」を参照してください。

【Horizon View】

"NetBIOSドメイン名\ユーザーID"の形式で入力します。

パスワード

VDI管理製品を制御するためのパスワードを入力します。

半角英数字と記号(ASCII文字(0x20~0x7e))で構成された128文字以内の文字列を入力します。

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VM管理製品一覧

VDI管理製品に登録されているVM管理製品を指定します。

一覧には本製品に登録した際に設定した名前が表示されます。

注意

1つのVDI管理製品に設定したVM管理製品はそのほかのVDI管理製品に登録することはできません。

接続情報

VDIユーザーが仮想デスクトップを使用する際に指定するVDI管理製品の接続情報を入力します。

半角英数字と記号(ASCII文字(0x20~0x7e))で構成された1024文字以内の文字列を入力します。

VDI管理製品は3つまで指定できます。

L-Platform配備時に、1つ目の入力欄に指定した接続情報がメールで通知されます。

入力欄を空欄にした場合は、空欄ではない1つ目の接続情報がメールで通知されます。

【Horizon View】

VMware Horizon View Clientの場合、仮想デスクトップのユーザーがView ClientからVDI管理製品に接続するためのホスト

名またはIPアドレスを指定します。

vmwareview.local

または

192.168.123.1

3. <OK>ボタンをクリックします。

入力した情報でVDI管理製品が登録されます。

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第6章 管理サーバの変更

本章では、管理サーバの設定を変更する方法について説明します。

6.1 管理IPアドレスの変更

以下の手順で、管理サーバの管理IPアドレスを変更します。

1. OSの管理者権限で管理サーバにログインします。

2. マネージャーを停止します。

「運用ガイド CE」の「2.1 マネージャーの起動と停止」を参照し、マネージャーを停止してください。

3. マネジメントブレードとLANスイッチブレードのSNMPトラップ送信先を変更します。

SNMPトラップ送信先を変更後の管理サーバの管理IPアドレスに変更してください。

注意

使用するLANスイッチブレードによっては、SNMPトラップの送信先を設定することで、L2スイッチに対するSNMPアクセスが制限

される場合があります。

PY CB Eth Switch 10/40Gb 18/8+2のConverged Fabricモード、かつファブリック仮想代表IPアドレスを指定し、LANスイッチブ

レードの登録をした場合、SNMPトラップを受け取ることができません。

マネージャーをクラスタで運用して、このようなLANスイッチブレードを管理対象にする場合、SNMPトラップの送信先としてプラ

イマリーノードとセカンダリノードの物理IPアドレスをそれぞれ設定してください。

また、LANスイッチブレードに送信元IPアドレスによってアクセス制限を行う場合、SNMPトラップの送信先と同様にプライマリー

ノードとセカンダリノードの物理IPアドレスをそれぞれ設定してください。

詳細は、使用するLANスイッチブレードのマニュアルを参照してください。

4. OSのIPアドレスを変更します。

OSのマニュアルに従って、IPアドレスを変更してください。

管理LANが冗長化されている場合、以下のLAN冗長化ソフトウェアの設定手順に従って変更します。

- PRIMECLUSTER GLS

- BACS

- Intel PROSet

使用方法については、それぞれの製品のマニュアルを参照してください。

マネージャーをクラスタで運用している場合、「マネージャーをクラスタで運用している場合のIPアドレス変更」を参照して、OSの

IPアドレスを変更してください。

5. マネージャーのIPアドレスの設定を変更します。

変更後のIPアドレスを指定してrcxadm mgrctl modifyコマンドを実行してください。

【Windowsマネージャー】

>"インストールフォルダー\SVROR\Manager\bin\rcxadm" mgrctl modify -ip IPアドレス

<RETURN>

【Linuxマネージャー】

# /opt/FJSVrcvmr/bin/rcxadm mgrctl modify -ip IPアドレス <RETURN>

マネージャーをクラスタで運用している場合、「マネージャーをクラスタで運用している場合の設定」を参照し、マネージャーのIPアドレスの設定を変更してください。

6. OSの管理者権限で管理対象サーバにログインします。

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7. 管理対象サーバのServerView Agentsの設定を変更します。

ServerView Agentsのマニュアルを参照し、SNMP TRAPの送信先を変更してください。

8. 管理対象サーバのエージェントを停止します。【Windows】【Hyper-V】【Linux】【Xen】【KVM】

「運用ガイド CE」の「2.2 エージェントの起動と停止」を参照し、エージェントを停止してください。

9. エージェントの設定を変更します。【Windows】【Hyper-V】【Linux】【Xen】【KVM】

変更後のマネージャーのIPアドレスを指定してrcxadm agtctl modifyコマンドを実行してください。

【Windows】【Hyper-V】

>"インストールフォルダー\Agent\bin\rcxadm" agtctl modify -manager IPアドレス <RETURN>

【Linux】【Xen】【KVM】

# /opt/FJSVrcxat/bin/rcxadm agtctl modify -manager IPアドレス <RETURN>

10. 管理対象サーバのエージェントを再起動します。【Windows】【Hyper-V】【Linux】【Xen】【KVM】

「運用ガイド CE」の「2.2 エージェントの起動と停止」を参照し、エージェントを起動してください。

11. マネージャーを再起動します。

「運用ガイド CE」の「2.1 マネージャーの起動と停止」を参照し、マネージャーを起動してください。

エージェントが動作しているすべての管理対象サーバについて、手順6.~11.を繰り返し行ってください。

12. HBA address rename設定サービスを変更します。

HBA address renameを利用している場合、「導入ガイド CE」の「第6章 HBA address rename設定サービスの設定」を参照し、HBAaddress rename設定サービスに設定している管理サーバのIPアドレスを変更してください。

13. 管理対象サーバをバックアップします。

管理対象サーバのシステムイメージを採取している場合、設定変更を保存するために、「運用ガイド CE」の「10.1.2 管理サーバ

のオフラインバックアップ」の手順に従って、バックアップを採取してください。

管理サーバの管理IPアドレスを変更したあとは、変更する前に採取したシステムイメージを配付できなくなります。変更する前に

採取したシステムイメージが不要になった場合、削除してください。

14. クローニングイメージを採取します。【物理サーバ】

管理対象サーバのクローニングイメージを採取している場合、設定変更を反映するために、「12.2 採取」の手順に従ってクロー

ニングイメージを採取してください。

管理サーバの管理IPアドレスを変更したあとは、変更する前に採取したクローニングイメージを配付できなくなります。変更する

前に採取したクローニングイメージが不要になった場合、削除してください。

注意

- 登録済みの管理LANサブネットに属するIPアドレスには変更できません。

- 管理サーバと同一サブネットに属する管理対象サーバが存在していた場合、その管理対象サーバを削除するか、管理対象

サーバの管理IPアドレスを手動で変更する必要があります。管理対象サーバのIPアドレスを変更せずに、そのサーバが属

するサブネット情報を登録することや、そのサーバが属するサブネットへのサブネット情報の変更はできません。

マネージャーをクラスタで運用している場合のIPアドレス変更

マネージャーをクラスタで運用している場合、以下の手順でIPアドレスを変更します。

【Windowsマネージャー】

[フェールオーバー クラスタ管理]画面で変更してください。

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【Linuxマネージャー】

1. マネージャーのクラスタサービス(クラスタアプリケーション)を停止します。

クラスタシステムの運用管理ビュー(Cluster Admin)を使用してマネージャーのクラスタサービスを停止してください。

2. プライマリーノードの管理サーバにログインします。

OSの管理者権限でプライマリーノードの管理サーバにログインしてください。

3. 共用ディスクをプライマリーノードにマウントします。

管理サーバ用の共用ディスクをプライマリーノードにマウントしてください。

4. 引継ぎ論理IPアドレスを変更します。

PRIMECLUSTER GLSの仮想インターフェース情報を、PRIMECLUSTER用のリソースから削除し、PRIMECLUSTER GLSの構

成情報を変更してください。

詳細は、PRIMECLUSTER Global Link Servicesのマニュアルを参照してください。

5. 引継ぎ論理IPアドレスを活性化します。

PRIMECLUSTER GLSのCLIを使用して、引継ぎ論理IPアドレスを活性化してください。

詳細は、PRIMECLUSTER Global Link Servicesのマニュアルを参照してください。

マネージャーをクラスタで運用している場合の設定

マネージャーをクラスタで運用している場合、以下の手順で変更します。

【Windowsマネージャー】

1. レジストリーのレプリケーション設定を削除します。

プライマリーノードで、マネージャーの共有ディスクとIPアドレスをオンライン、その他のクラスタリソースはすべてオフラインにして

ください。

そのあと、クラスタリソースに登録されている[PXE Services]リソースのレジストリーのレプリケーション設定から、以下のレジストリー

キーを削除してください。

- x64の場合

SOFTWARE\Wow6432Node\Fujitsu\SystemcastWizard\DHCP

- x86の場合

SOFTWARE\Fujitsu\SystemcastWizard\DHCP

以下の手順で、削除を行います。

a. [フェールオーバー クラスタ管理]画面の画面中央に表示される[RC-manager の概要]の[その他のリソース]の [PXE Services]リソースを右クリックし、表示されたメニューで[プロパティ(R)]を選択します。

[PXE Servicesのプロパティ]画面が表示されます。

b. [レジストリのレプリケーション]タブで、上記のレジストリーキーを選択します。

c. [削除(R)]ボタンをクリックします。

[ルート レジストリ キー]から削除されます。

d. レジストリーキーの削除が終わったら、[適用(A)]ボタンをクリックします。

e. [OK]ボタンをクリックし、ダイアログを閉じます。

2. プライマリーノードで、マネージャーのIPアドレスの設定を変更します。

プライマリーノードで、変更後のIPアドレスを指定してrcxadm mgrctl modifyコマンドを実行してください。

>"インストールフォルダー\SVROR\Manager\bin\rcxadm" mgrctl modify -ip IPアドレス

<RETURN>

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3. レジストリーのレプリケーション設定を行います。

手順1.で削除した上記のレジストリーキーを、[PXE Services]リソースのレジストリーのレプリケーション設定に再設定します。

以下の手順で設定を行います。

a. [フェールオーバー クラスタ管理]画面の画面中央に表示される[RC-manager の概要]の[その他のリソース]の [PXE Services]リソースを右クリックし、表示されたメニューで[プロパティ(R)]を選択します。

[PXE Servicesのプロパティ]画面が表示されます。

b. [レジストリのレプリケーション]タブの[追加(D)]ボタンをクリックします。

[レジストリ キー]画面が表示されます。

c. [ルート レジストリ キー(R)]に上記のレジストリーキーを設定します。

d. [OK]ボタンをクリックします。

e. レジストリーキーの設定が終わったら、[適用(A)]ボタンをクリックします。

f. [OK]ボタンをクリックし、ダイアログを閉じます。

4. マネージャーの共有ディスクとIPアドレスをセカンダリノードに割り当てます。

フェールオーバー クラスタ管理ツリーの[サービスとアプリケーション]-[RC-manager]を右クリックし、表示されたメニューで[この

サービスまたはアプリケーションを別のノードに移動(O)]-[1 - ノード ノード名 に移動]を選択します。

ノード名には、セカンダリノードの名前が表示されます。

5. セカンダリノードで、マネージャーのIPアドレスの設定を変更します。

セカンダリノードで、変更後のIPアドレスを指定してrcxadm mgrctl modifyコマンドを実行します。

手順2.で指定したIPアドレスと同じIPアドレスを指定します。

6. マネージャーの共有ディスクとIPアドレスをプライマリーノードに割り当てます。

フェールオーバー クラスタ管理ツリーの[サービスとアプリケーション]-[RC-manager]を右クリックし、表示されたメニューで[この

サービスまたはアプリケーションを別のノードに移動(O)]-[1 - ノード ノード名 に移動]を選択します。

ノード名には、プライマリーノードの名前が表示されます。

7. プライマリーノードで、マネージャーの共有ディスクとIPアドレスをオフラインにします。

【Linuxマネージャー】

1. 管理LANのIPアドレスを変更

プライマリーノードで、変更後のIPアドレスを指定して以下を実行してください。

# /opt/FJSVrcvmr/bin/rcxadm mgrctl modify -ip IPアドレス <RETURN>

2. 管理サーバ用の引継ぎ論理IPアドレスを非活性化します。

PRIMECLUSTER GLSのCLIを使用して、引継ぎ論理IPアドレスを非活性化してください。

詳細は、PRIMECLUSTER Global Link Servicesのマニュアルを参照してください。

3. 引継ぎ論理IPアドレスをPRIMECLUSTERのリソースとして登録します。

PRIMECLUSTER GLSのCLIを使用して、仮想インターフェースをPRIMECLUSTERのリソースとして登録してください。

詳細は、PRIMECLUSTER Global Link Servicesのマニュアルを参照してください。

4. 共用ディスクをマウントします。

マネージャー用の共用ディスクをマウントしていない場合、プライマリーノードからマウントしてください。

5. DHCPサービスの設定を変更します。(管理LANサブネットを登録している場合)

管理LANサブネットを登録している場合、以下のファイルを変更し、変更後の引継ぎ論理IPアドレスをDHCPサーバに設定しま

す。

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- ファイル名

- Red Hat Enterprise Linux 5 の場合

/etc/dhcpd.conf

- Red Hat Enterprise Linux 6 の場合

/etc/dhcp/dhcpd.conf

以下の行で設定されている引継ぎ論理IPアドレスを、変更後の引継ぎ論理IPアドレスに変更してください。

option dhcp-server-identifier 引継ぎ論理IPアドレス;

変更前の引継ぎ論理IPアドレスが192.168.4.100の場合

## DHCP Server Configuration file# see /usr/share/doc/dhcp*/dhcpd.conf.sample#ddns-update-style none;option vendor-class-identifier "PXEClient";option dhcp-server-identifier 192.168.4.100; (注)subnet 192.168.4.0 netmask 255.255.255.0 {

注) この行に記載されているIPアドレスを、変更後の引継ぎ論理IPアドレスに変更します。

6. 共用ディスクをアンマウントします。

共用ディスクをプライマリーノードからアンマウントしてください。

7. セカンダリノードの管理サーバにログインします。

OSの管理者権限でセカンダリノードの管理サーバにログインしてください。

8. 引継ぎ論理IPアドレスを変更します。

PRIMECLUSTER GLSのCLIを使用して、仮想インターフェース情報をPRIMECLUSTER用のリソースから削除したあと、リソー

スを登録し、PRIMECLUSTER GLSの構成情報を変更してください。

詳細は、PRIMECLUSTER Global Link Servicesのマニュアルを参照してください。

9. コンフィグレーションを変更します。

クラスタシステムのRMS Wizardを使用して、クラスタを構成するどれかのノードに対してクラスタサービス(クラスタアプリケーショ

ン)内のGLSリソースを変更してください。

設定の変更が完了したあと、変更を保存して以下の操作を行ってください。

- Configuration-Generate

- Configuration-Activate

10. マネージャーのクラスタサービスを起動します。

クラスタシステムの運用管理ビュー(Cluster Admin)を使用してマネージャーのクラスタサービスを起動してください。

6.2 ポート番号の変更

ここでは、マネージャー本体と関連サービスで利用するポート番号の変更方法について説明します。

本製品では、以下のサービスが起動されている必要があります。サービスの起動にあたり、ほかのアプリケーションやほかのサービス

が使用するポート番号と競合しないように、ポート番号を変更してください。

【Windowsマネージャー】

- 70 -

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・ マネージャー本体

- Resource Coordinator Manager

- Resource Coordinator Task Manager

- Resource Coordinator Web Server(Apache)

- Resource Coordinator Sub Web Server(Mongrel)

- Resource Coordinator Sub Web Server(Mongrel2)

- Resource Coordinator Sub Web Server(Mongrel3) (注1)

- Resource Coordinator Sub Web Server(Mongrel4) (注1)

- Resource Coordinator Sub Web Server(Mongrel5) (注1)

- Resource Coordinator DB Server(PostgreSQL)

・ 関連サービス

- Deployment Service

- TFTP Service

- PXE Services

- DHCP Server (注2)

【Linuxマネージャー】

・ マネージャー本体

- rcxmanager

- rcxtaskmgr

- rcxmongrel1

- rcxmongrel2

- rcxmongrel3 (注1)

- rcxmongrel4 (注1)

- rcxmongrel5 (注1)

- rcxhttpd

- rcxdb

・ 関連サービス

- scwdepsvd

- scwpxesvd

- scwtftpd

- dhcpd (注2)

注1) Basicモードの場合、これらのサービスは存在しません。

注2) 管理サーバと異なるサブネットに属する管理対象サーバが存在する場合に必要です。

使用するポート番号が、ほかのアプリケーションまたはサービスと競合する可能性がある場合、ポート番号を変更してください。

また、Windowsでephemeralポート番号の範囲を変更している場合、ephemeralポートと使用するポートが競合する可能性があります。

この場合も、ポート番号を変更し、ephemeralポートの範囲に含まれない値にしてください。

詳細は、「導入ガイド CE」の「2.1.1.4 使用ポートの確認」を参照してください。

ServerView Operations Managerのポート番号の変更方法については、ServerView Operations Managerのマニュアルを参照してくださ

い。SNMPとサーバ起動制御については、標準プロトコルであり、ハードウェア側で固定されているため、変更できません。

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本製品が使用するポートについては、「設計ガイド CE」の「付録A ポート一覧」を参照してください。

OSのファイアーウォール設定が有効になっているシステムや、ネットワーク上にファイアーウォールを設置している環境では、変更した

ポートでの通信が問題なく行われるように、ファイアーウォールの設定を変更してください。

マネージャー本体

以下の手順で、マネージャー本体で利用する管理サーバのポート番号を変更します。

1. マネージャーを停止します。

「運用ガイド CE」の「2.1 マネージャーの起動と停止」を参照し、マネージャーを停止してください。

2. ポート番号を変更します。

変更するポート名と変更後のポート番号を指定してrcxadm mgrctl modifyコマンドを実行してください。

【Windowsマネージャー】

>"インストールフォルダー\SVROR\Manager\bin\rcxadm" mgrctl modify -port name=number<RETURN>

【Linuxマネージャー】

# /opt/FJSVrcvmr/bin/rcxadm mgrctl modify -port name=number <RETURN>

マネージャーをクラスタで運用している場合、マネージャーの共有ディスクとIPアドレス以外のクラスタリソースはすべてオフライ

ンにし、クラスタリソースをプライマリーノードとセカンダリノードに切り替えてから、クラスタリソースを保持するそれぞれのノード上

でrcxadm mgrctl modifyコマンドを実行してください。

3. マネージャーを再起動します。

「運用ガイド CE」の「2.1 マネージャーの起動と停止」を参照し、マネージャーを起動してください。

注意

・ "nfagent"のポート番号を変更した場合、管理対象サーバでもポート番号を変更してください。

「7.1.6 ポート番号の変更」を参照し、同じポート番号に変更してください。

変更前にバックアップされたシステムイメージ、および採取されたクローニングイメージは使用できないため、削除してください。

必要に応じて、再度、システムイメージのバックアップ、またはクローニングイメージの採取を行ってください。

関連サービス

以下の手順で、関連サービスで使用するポート番号を変更します。ただし、DHCP Server、および、dhcpdのポート番号は変更できませ

ん。

【Windowsマネージャー】

1. ポート番号を変更します。

a. レジストリ エディタを使用してレジストリーを開き、以下のサブキーを検索します。

- 32ビットバージョンのWindowsの場合

キー名: HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Fujitsu\SystemcastWizard\CLONE

- 64ビットバージョンのWindowsの場合

キー名: HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Wow6432Node\Fujitsu\SystemcastWizard\CLONE

b. サブキーに含まれるレジストリーエントリーから、PortBaseを選択します。

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c. メニューから、[編集(E)]-[修正(M)]を選択します。

[DWORD 値の編集]ダイアログが表示されます。

d. 表記の[10 進(D)]を選択したあと、[OK]ボタンをクリックします。

イメージファイルの採取と配付で使用するポート番号の先頭値を設定します。

ただし、関連サービスで使用するポート番号は 大16個分必要なため、PortBaseからPortBase + 15までの連続したポート

番号すべてが、ほかと競合しないよう注意してください。また、設定したポート番号の 大値であるPortBase + 15が、有効

なポート番号の 大値65534を超えないように、PortBaseは65519以下の値にしてください。

マネージャーをクラスタで運用している場合、プライマリーノードとセカンダリノードの両方を変更してください。

2. ポート番号を変更したサーバを再起動します。

【Linuxマネージャー】

1. ポート番号を変更します。

/etc/opt/FJSVscw-common/scwconf.reg ファイルのセクション

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Fujitsu\SystemcastWizard\CLONEにあるPortBaseの値に、イメージファイルの作成

と配付で使用するポート番号の先頭値を16進数で設定します。PortBase には、ephemeralポートとの競合を避けるため、

net.ipv4.ip_local_port_rangeで指定した下限値よりも小さいポート番号、または上限値よりも大きいポート番号を指定します。

ただし、イメージファイルの作成と配付で使用するポート番号は 大16個分必要なため、PortBaseからPortBase + 15までの連続

したポート番号領域が、ephemeralポートやwell-knownポートと競合しないよう注意してください。

これにより、net.ipv4.ip_local_port_rangeで指定した範囲外のポートを用いて、バックアップ・リストアが実行されます。

また、設定したポート番号の 大値であるPortBase + 15が、有効なポート番号の 大値65534を超えないように、PortBaseは65519以下の値にしてください。

マネージャーをクラスタで運用している場合、プライマリーノードとセカンダリノードの両方を変更してください。

2. ポート番号を変更したサーバを再起動します。

参考

関連サービスは、バックアップ・リストアとクローニングを行う際に、管理対象サーバを管理サーバのモジュールでネットワークブートします。

ここで変更したポート番号は、この状態の通信で使われるため、管理サーバの設定だけを変更すれば、管理対象サーバの設定を変

更する必要はありません。

6.3 システムイメージの保存世代数の変更

以下の手順で、システムイメージの保存世代数を変更します。

1. システムイメージの保存世代数を変更します。

2. システムイメージの保存世代数を確認します。

システムイメージの保存世代数の変更と確認の方法については、「リファレンスガイド (コマンド/XML編) CE」の「5.9 rcxadmimagemgr」を参照してください。

注意

変更後の保存世代数よりも多い世代のシステムイメージがすでにある場合、古い世代のシステムイメージは自動的に消えません。ま

た、この状態で同じサーバに対してバックアップを行った場合、 も古い世代のシステムイメージが1つだけ削除されます。

古い世代のシステムイメージが不要な場合は削除してください。削除の手順については、「削除」を参照してください。

RORコンソールを起動している場合、保存世代数の変更後にWebブラウザを更新してください。

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6.4 クローニングイメージの保存世代数の変更(物理サーバ)以下の手順で、クローニングイメージの保存世代数を変更します。

1. クローニングイメージの保存世代数を変更します。

2. クローニングイメージの保存世代数を確認します。

クローニングイメージの保存世代数の変更と確認の方法については、「リファレンスガイド (コマンド/XML編) CE」の「5.9 rcxadmimagemgr」を参照してください。

注意

変更後の保存世代数よりも多い世代のクローニングイメージがすでにある場合、古い世代のクローニングイメージは自動的に消えませ

ん。また、この状態で同じ名前のクローニングイメージの採取を行った場合、削除するクローニングイメージを選択する必要があります。

古い世代のクローニングイメージが不要な場合は削除してください。削除の手順については、「17.5.4 削除」を参照してください。

RORコンソールを起動している場合、保存世代数の変更後にWebブラウザを更新してください。

6.5 クローニングイメージの保存世代数の変更(仮想サーバ)以下の手順で、クローニングイメージの保存世代数を変更します。

1. クローニングイメージの保存世代数を変更します。

2. クローニングイメージの保存世代数を確認します。

クローニングイメージの保存世代数の変更と確認の方法については、「リファレンスガイド (コマンド/XML編) CE」の「5.9 rcxadmimagemgr」を参照してください。

注意

変更後の保存世代数よりも多い世代のクローニングイメージがすでにある場合、古い世代のクローニングイメージは自動的に消えませ

ん。また、この状態で同じ名前のクローニングイメージの採取を行った場合、異常終了します。

同じ名前のクローニングイメージの採取を行う場合、古い世代のクローニングイメージを削除してください。削除の手順については、

「17.5.4 削除」を参照してください。

RORコンソールを起動している場合、保存世代数の変更後にWebブラウザを更新してください。

6.6 スナップショットイメージの保存世代数の変更

以下の手順で、スナップショットの保存世代数を変更します。

1. スナップショットの保存世代数を変更します。

2. スナップショットの保存世代数を確認します。

スナップショットの保存世代数の変更と確認の方法については、「リファレンスガイド (コマンド/XML編) CE」の「5.9 rcxadm imagemgr」を参照してください。

注意

変更後の保存世代数よりも多い世代のスナップショットがすでにある場合、古い世代のスナップショットは自動的に消えません。また、

この状態で同じサーバに対してスナップショット採取を行った場合、 も古い世代のスナップショットが1つだけ削除されます。

古い世代のスナップショットが不要な場合は削除してください。削除の手順については、「17.6.1 スナップショット」の「削除」を参照して

ください。

RORコンソールを起動している場合、保存世代数の変更後にWebブラウザを更新してください。

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6.7 イメージファイル格納フォルダーのパスの変更

以下の手順で、イメージファイル格納フォルダーのパスを変更します。

1. RORコンソールの[イメージ一覧]タブに表示されているイメージを確認します。

2. OSの管理者権限で管理サーバにログインします。

3. マネージャーを停止します。

「運用ガイド CE」の「2.1 マネージャーの起動と停止」を参照し、マネージャーを停止してください。

4. イメージファイル格納フォルダーのパス変更を行います。

「リファレンスガイド (コマンド/XML編) CE」の「5.9 rcxadm imagemgr」を参照し、イメージファイル格納フォルダーのパスを変更します。

イメージファイルがコピーされるため、時間がかかる場合があります。

マネージャーをクラスタで運用している場合、「マネージャーをクラスタで運用している場合の設定」を参照し、イメージファイル格

納フォルダーのパスを変更してください。

5. マネージャーを起動します。

「運用ガイド CE」の「2.1 マネージャーの起動と停止」を参照し、マネージャーを起動してください。

6. RORコンソールの[イメージ一覧]タブに表示されているイメージが変更前と同じか確認します。

マネージャーをクラスタで運用している場合の設定

使用しているマネージャーのOSによって、処理が異なります。

【Windowsマネージャー】

1. レジストリーのレプリケーション設定を削除します。

マネージャーの共有ディスクをオンライン、共有ディスク以外のクラスタリソースはすべてオフラインにしてください。

そのあと、クラスタリソースに登録されている[Deployment Service]リソースのレジストリーのレプリケーション設定から、以下のレジ

ストリーキーを削除してください。

- x64の場合

SOFTWARE\Wow6432Node\Fujitsu\SystemcastWizard\ResourceDepot

- x86の場合

SOFTWARE\Fujitsu\SystemcastWizard\ResourceDepot

以下の手順で、削除を行います。

a. [フェールオーバー クラスタ管理]画面の画面中央に表示される[RC-manager の概要]の[その他のリソース]の [DeploymentService]リソースを右クリックし、表示されたメニューで[プロパティ(R)]を選択します。

[Deployment Serviceのプロパティ]画面が表示されます。

b. [レジストリのレプリケーション]タブで、上記のレジストリーキーを選択します。

c. [削除(R)]ボタンをクリックします。

"ルート レジストリ キー"一覧から削除されます。

d. レジストリーキーの削除が終わったら、[適用(A)]ボタンをクリックします。

e. [OK]ボタンをクリックし、ダイアログを閉じます。

2. イメージファイル格納フォルダーのパス変更を行います。

「リファレンスガイド (コマンド/XML編) CE」の「5.9 rcxadm imagemgr」を参照し、イメージファイル格納フォルダーのパスを変更します。

イメージファイルがコピーされるため、時間がかかる場合があります。

クラスタリソースを保持するどちらか一方のノード上で、rcxadm imagemgrコマンドを実行してください。

また、変更後のイメージファイル格納フォルダーは、共有ディスク上のフォルダーを指定してください。

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3. レジストリーのレプリケーション設定を設定します。

手順1.で削除した上記のレジストリーキーを、[Deployment Service]リソースのレジストリーのレプリケーション設定に再設定します。

以下の手順で、設定を行います。

a. [フェールオーバー クラスタ管理]画面の画面中央に表示される[RC-manager の概要]の[その他のリソース]の [DeploymentService]リソースを右クリックし、表示されたメニューで[プロパティ(R)]を選択します。

[Deployment Serviceのプロパティ]画面が表示されます。

b. [レジストリのレプリケーション]タブの[追加(D)]ボタンをクリックします。

[レジストリ キー]画面が表示されます。

c. [ルート レジストリ キー(R)]に上記のレジストリーキーを設定します。

d. [OK]ボタンをクリックします。

e. レジストリーキーの設定が終わったら、[適用(A)]ボタンをクリックします。

f. [OK]ボタンをクリックし、ダイアログを閉じます。

【Linuxマネージャー】

1. 共用ディスクをプライマリーノードにマウントします。

OSの管理者権限でプライマリーノードの管理サーバにログインし、管理サーバ用の共用ディスクをプライマリーノードにマウント

します。

2. イメージファイル格納ディレクトリのパス変更を行います。

「リファレンスガイド (コマンド/XML編) CE」の「5.9 rcxadm imagemgr」を参照し、イメージファイル格納ディレクトリのパスを変更し

ます。

イメージファイルがコピーされるため、時間がかかる場合があります。

プライマリーノード上で、rcxadm imagemgrコマンドを実行してください。

また、変更後のイメージファイル格納ディレクトリは、共用ディスク上のディレクトリを指定してください。

3. 共用ディスクをプライマリーノードからアンマウントします。

手順1.でマウントした共用ディスクをプライマリーノードからアンマウントします。

6.8 本製品データベースのパスワードの変更

以下の手順で、本製品データベースのパスワードを変更します。

1. OSの管理者権限で管理サーバにログインします。

2. マネージャーを停止します。

「運用ガイド CE」の「2.1 マネージャーの起動と停止」を参照し、マネージャーを停止してください。

3. 本製品データベースのパスワードを変更します。

rcxadm dbctl modifyコマンドを実行してください。

新しいパスワードは対話形式で入力します。

【Windowsマネージャー】

>"インストールフォルダー\SVROR\Manager\bin\rcxadm" dbctl modify -passwd<RETURN>

【Linuxマネージャー】

# /opt/FJSVrcvmr/bin/rcxadm dbctl modify -passwd <RETURN>

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マネージャーをクラスタで運用している場合、マネージャーの共有ディスク以外のクラスタリソースはすべてオフラインにし、クラス

タリソースをプライマリーノードとセカンダリノードに切り替えてから、クラスタリソースを保持するそれぞれのノード上でrcxadm dbctlmodifyコマンドを実行してください。

4. マネージャーを再起動します。

「運用ガイド CE」の「2.1 マネージャーの起動と停止」を参照し、マネージャーを起動してください。

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第7章 リソースの変更

本章では、管理サーバの設定変更、管理サーバに登録されているリソースの登録情報変更の方法について説明します。

7.1 シャーシと管理対象サーバの変更

ここでは、シャーシと管理対象サーバの設定を変更する方法について説明します。

管理対象サーバのシステムイメージやクローニングイメージを採取している場合、管理対象サーバの設定変更が終わったあと、システ

ムイメージやクローニングイメージを採取して、変更を保存してください。

システムイメージのバックアップについては、「操作ガイド VE」の「16.2 バックアップ」を参照してください。

クローニングイメージの採取については、「17.5.1 採取・登録」を参照してください。

注意

・ VMゲストの設定変更は、サーバ仮想化ソフトウェアの管理画面で行ってください。

・ 登録済みの管理対象サーバは別スロットに移動できません。

サーバを別スロットに移す場合、管理対象サーバを削除して、別スロットに移動したあと、サーバを再登録してください。

7.1.1 シャーシ名の変更

ここでは、シャーシ名の変更について説明します。

以下の手順で、シャーシの名前を変更します。

1. RORコンソールのサーバリソースツリーで、対象のシャーシを右クリックし、表示されたメニューで[設定変更]-[基本情報]を選択

します。

[シャーシの設定変更]ダイアログが表示されます。

2. 以下の項目を変更します。

シャーシ名

先頭文字を英字とし、半角英数字とハイフン("-")で構成された10文字以内の文字列を入力します。

3. [OK]ボタンをクリックします。

シャーシ名が変更されます。

7.1.2 サーバ名の変更

ここでは、物理サーバ名の変更について説明します。

物理OS、VMホストまたはVMゲストの名前は、それぞれに管理者権限でログインして名前を変更することで、自動的に反映されます。

以下の手順で、物理サーバ名を変更します。

1. RORコンソールのサーバリソースツリーで、対象のサーバを右クリックし、表示されたメニューで[設定変更]-[基本情報]を選択し

ます。

[サーバの設定変更]ダイアログが表示されます。

2. 以下の項目を変更します。

物理サーバ名

先頭文字を英字とし、半角英数字とハイフン("-")で構成された15文字以内の文字列を入力します。

3. [OK]ボタンをクリックします。

サーバ名が変更されます。

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7.1.3 管理IPアドレスの変更

ここでは、管理IPアドレスの変更について説明します。

リモートマネジメントコントローラーの管理IPアドレスの変更については、「7.1.5 サーバ管理装置の設定変更」を参照してください。

シャーシ

以下の手順で、シャーシの管理IPアドレスを変更します。

1. マネジメントブレードのIPアドレスを変更します。

2. RORコンソールのサーバリソースツリーで、対象のシャーシを右クリックし、表示されたメニューで[設定変更]-[基本情報]を選択

します。

[シャーシの設定変更]ダイアログが表示されます。

3. "管理LAN(IPアドレス)"を変更します。

4. [OK]ボタンをクリックします。

シャーシの管理IPアドレスが変更されます。

管理対象サーバ

以下の手順で、管理対象サーバの管理IPアドレスを変更します。

管理IPアドレス、業務IPアドレス兼用時も同じ操作が必要です。なお、業務IPアドレスだけを変更する場合、本操作は必要ありません。

1. 管理対象サーバに、OSの管理者権限でログインします。

2. OSのIPアドレスを変更します。

OSのマニュアルを参照し、IPアドレスを変更してください。

管理LANが冗長化されている場合、以下のLAN冗長化ソフトウェアの設定手順に従って変更します。

使用方法については、それぞれの製品のマニュアルを参照してください。

【Windows】PRIMECLUSTER GLSBACSIntel PROSet

【Linux】【Solaris】PRIMECLUSTER GLSの"NIC切替え方式の物理IP引継ぎ"

注意

サーバ管理製品としてBladeLogicを使用している場合、BladeLogicに追加されている管理対象サーバを廃用し、再度追加して

ください。追加するときには、管理対象サーバの管理IPアドレスを指定してください。

3. 管理対象サーバを再起動します。

4. RORコンソールのサーバリソースツリーで、対象のサーバを右クリックし、表示されたメニューで[設定変更]-[基本情報]を選択し

ます。

[サーバの設定変更]ダイアログが表示されます。

5. [管理LAN(IPアドレス)]を変更します。

6. [OK]ボタンをクリックします。

管理対象サーバの管理IPアドレスが変更されます。

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注意

・ 予備サーバ情報を設定している管理対象サーバ(運用サーバ)、および予備サーバに設定されている管理対象サーバは、異なる

サブネットのIPアドレスに変更できません。

・ VMware ESXiの場合、IPアドレスを変更したあと、管理対象サーバを再登録してください。

Oracle VM for SPARCのゲストドメイン上に構築したVMホスト

以下の手順で、Oracle VM for SPARCのゲストドメイン上に構築したVMホストの管理IPアドレスを変更します。

管理IPアドレス、業務IPアドレス兼用時も同じ操作が必要です。

なお、業務IPアドレスだけを変更する場合、本操作は必要ありません。

1. VMホストとして登録したゲストドメインにOSの管理者権限でログインします。

2. OSのIPアドレスを変更します。

OSのマニュアルを参照し、IPアドレスを変更してください。

管理LANが冗長化されている場合、PRIMECLUSTER GLSの"NIC切替え方式の物理IP引継ぎ"の設定手順に従って変更しま

す。

注意

サーバ管理製品としてBladeLogicを使用している場合、BladeLogicに追加されている管理対象サーバを廃用し、再度追加して

ください。

追加するときには、ゲストドメインの変更後の管理IPアドレスを指定してください。

3. ゲストドメインを再起動します。

4. RORコンソールのサーバリソースツリーで、対象のサーバを右クリックし、表示されたメニューで[設定変更]-[基本情報]を選択し

ます。

[IPアドレスの設定変更]ダイアログが表示されます。

5. [管理IPアドレス]を変更します。

6. [OK]ボタンをクリックします。

ゲストドメイン上に構築したVMホストの管理IPアドレスが変更されます。

7.1.4 SNMPコミュニティー名の変更

ここでは、SNMPコミュニティー名の変更について説明します。

・ ブレードサーバ、PRIMEQUEST、SPARC Enterprise M4000/M5000/M8000/M9000またはSPARC M10-4Sの場合

以下の手順で、シャーシと管理対象サーバのSNMPコミュニティー名を変更します。

1. マネジメントブレード、マネジメントボードまたはXSCFのSNMPコミュニティー名を変更します。

変更後のSNMPコミュニティーにも、Write(参照更新権)が必要です。

SNMPコミュニティーの変更については、マネジメントブレード、マネジメントボードまたはXSCFのマニュアルを参照してくだ

さい。

2. 管理対象サーバのSNMPコミュニティー名を変更します。

管理対象サーバのSNMPコミュニティー名は、マネジメントブレード、マネジメントボードまたはXSCFのSNMPコミュニティー

名と同じ名前にします。

ServerView Agentsのマニュアルに沿って、SNMPコミュニティー名を変更してください。

変更後のSNMPコミュニティーにも、Write(参照更新権)が必要です。

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3. RORコンソールのサーバリソースツリーで、対象のシャーシを右クリックし、表示されたメニューで[設定変更]-[基本情報]を選

択します。

[シャーシの設定変更]ダイアログが表示されます。

4. [SNMPコミュニティ名]を変更します。

5. [OK]ボタンをクリックします。

SNMPコミュニティー名が変更されます。

・ ラックマウント型サーバとタワー型サーバの場合

PRIMERGYシリーズの場合、以下の手順で管理対象サーバのSNMPコミュニティー名を変更します。

PRIMERGYシリーズ以外の場合、SNMPコミュニティー名を変更したときでも、本製品に対する操作は必要ありません。

1. 管理対象サーバのSNMPコミュニティー名を変更します。

ServerView Agentsのマニュアルを参照して、SNMPコミュニティー名を変更してください。

2. RORコンソールのサーバリソースツリーで、対象のサーバを右クリックし、表示されたメニューで[設定変更]-[基本情報]を選

択します。

[サーバの設定変更]ダイアログが表示されます。

3. [SNMPコミュニティ名]を変更します。

4. [OK]ボタンをクリックします。

SNMPコミュニティー名が変更されます。

・ SPARC Enterprise M3000、SPARC M10-1/M10-4の場合

以下の手順で、リモートマネジメントコントローラーのSNMPコミュニティー名を変更します。

1. リモートマネジメントコントローラーのSNMPコミュニティー名を変更します。

SNMPコミュニティーの変更については、XSCFのマニュアルを参照してください。

2. RORコンソールのサーバリソースツリーで、対象のシャーシを右クリックし、表示されたメニューで[設定変更]-[基本情報]を選

択します。

[シャーシの設定変更]ダイアログが表示されます。

3. [SNMPコミュニティ名]を変更します。

4. [OK]ボタンをクリックします。

SNMPコミュニティー名が変更されます。

7.1.5 サーバ管理装置の設定変更

ここでは、サーバ管理装置の設定変更について説明します。

・ ラックマウント型サーバとタワー型サーバの場合

以下の手順で、リモートマネジメントコントローラー情報を変更します。

1. リモートマネジメントコントローラー情報を変更します。

変更後のリモートマネジメントコントローラーアカウント情報にも、管理者以上の権限が必要です。

2. RORコンソールのサーバリソースツリーで、対象のサーバを右クリックし、表示されたメニューで[設定変更]-[基本情報]を選

択します。

[サーバの設定変更]ダイアログが表示されます。

3. [リモートマネジメントコントローラー IPアドレス]を変更してください。ログインアカウント情報を変更する場合、[ログインアカウ

ント情報も変更する]チェックボックスにチェックを入れ、[リモートマネジメントコントローラー ユーザーID]、[リモートマネジメン

トコントローラー パスワード]を変更してください。

・ SPARC Enterprise M3000、SPARC M10-1/M10-4の場合

以下の手順で、リモートマネジメントコントローラー(XSCF)情報を変更します。

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1. リモートマネジメントコントローラー(XSCF)情報を変更します。

変更後のリモートマネジメントコントローラー(XSCF)アカウント情報にも、platadmの権限が必要です。

2. RORコンソールのサーバリソースツリーで、対象のサーバを右クリックし、表示されたメニューで[設定変更]-[基本情報]を選

択します。

[サーバの設定変更]ダイアログが表示されます。

3. [リモートマネジメントコントローラー(ILOM/XSCF)]内を変更してください。

ログインアカウント情報を変更する場合、[ログインアカウント情報も変更する]チェックボックスにチェックを入れ、[リモートマネ

ジメントコントローラー(ILOM/XSCF)]の[ユーザーID]、[パスワード]を変更してください。

システムに予約されているユーザーIDは使用できません。別のユーザーIDを作成してください。

詳細はXSCFのマニュアルを参照してください。

・ SPARC Enterprise Tシリーズの場合

以下の手順で、リモートマネジメントコントローラー(ILOM)情報を変更します。

1. リモートマネジメントコントローラー(ILOM)情報を変更します。

変更後のリモートマネジメントコントローラー(ILOM)アカウント情報にも、Adminの権限が必要です。

2. RORコンソールのサーバリソースツリーで、対象のサーバを右クリックし、表示されたメニューで[設定変更]-[基本情報]を選

択します。

[サーバの設定変更]ダイアログが表示されます。

3. [リモートマネジメントコントローラー(ILOM/XSCF)]内を変更してください。

ログインアカウント情報を変更する場合、[ログインアカウント情報も変更する]チェックボックスにチェックを入れ、[リモートマネ

ジメントコントローラー(ILOM/XSCF)]の[ユーザーID]、[パスワード]を変更してください。

・ PRIMEQUESTの場合

以下の手順で、リモートサーバマネジメント情報を変更します。

1. リモートサーバマネジメント情報を変更します。

変更後のリモートサーバマネジメントのアカウント情報にも、管理者以上の権限が必要です。

2. RORコンソールのサーバリソースツリーで、対象のシャーシを右クリックし、表示されたメニューで[設定変更]-[基本情報]を選

択します。

[シャーシの設定変更]ダイアログが表示されます。

3. [ログインアカウント情報も変更する]チェックボックスにチェックを入れてください。そのあと、[リモートサーバマネジメント]の[ユーザーID]、[パスワード]を変更してください。

・ SPARC Enterprise M4000/M5000/M8000/M9000、SPARC M10-4Sの場合

以下の手順で、リモートマネジメントコントローラー(XSCF)情報を変更します。

1. リモートマネジメントコントローラー(XSCF)情報を変更します。

変更後のリモートマネジメントコントローラー(XSCF)アカウント情報にも、platadmの権限が必要です。

2. RORコンソールのサーバリソースツリーで、対象のシャーシを右クリックし、表示されたメニューで[設定変更]-[基本情報]を選

択します。

[シャーシの設定変更]ダイアログが表示されます。

3. [ログインアカウント情報も変更する]チェックボックスにチェックを入れてください。そのあと、[リモートサーバマネジメント(XSCF)]の[ユーザーID]、[パスワード]を変更してください。

システムに予約されているユーザーIDは使用できません。別のユーザーIDを作成してください。

詳細はXSCFのマニュアルを参照してください。

7.1.6 ポート番号の変更

ここでは、ポート番号の変更について説明します。

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エージェントのポート番号を変更する場合、マネージャーの"nfagent"のポート番号も変更する必要があります。「6.2 ポート番号の変

更」の手順に従って変更してください。

ポート番号については、「設計ガイド CE」の「付録A ポート一覧」を参照してください。

以下の手順で、管理対象サーバのポート番号を変更します。

1. ポート番号を変更します。

【Windows】【Hyper-V】

メモ帳などのテキストエディタを使用して、Windowsシステムフォルダー\system32\drivers\etc\servicesファイルの以下の行を変

更します。

# サービス名 ポート番号/プロトコル名

nfagent 23458/tcp

【Linux】【VMware】【Xen】【Citrix Xen】【KVM】

viコマンドなどを使用して、/etc/servicesファイルの以下の行を変更します。

# サービス名 ポート番号/プロトコル名

nfagent 23458/tcp

【Solaris】viコマンドなどを使用して、/etc/servicesファイルの以下の行を変更します。

# サービス名 ポート番号/プロトコル名

rcvat 23458/tcp

2. ポート番号を変更したサーバを再起動します。

7.1.7 VMホストのログインアカウント情報の変更

ここでは、VMホストのログインアカウント情報の変更について説明します。

VMホスト登録時に入力したVMホストのログインアカウント情報(ユーザーIDとパスワード)を変更した場合、本製品で登録したVMホス

トのログインアカウント情報を変更してください。

以下の手順で、VMホストのログインアカウント情報を変更します。

1. RORコンソールのサーバリソースツリーで、対象のVMホストを右クリックし、表示されたメニューで[設定変更]-[VMホストログイン

アカウント情報]を選択します。

[ログイン情報の変更]ダイアログが表示されます。

2. VMホスト上で変更したあとのログインアカウント情報を入力します。

ユーザーID

VMホストにログインするユーザーIDを入力します。ユーザーIDは、VMホストの管理者権限を持つユーザーを指定してくだ

さい。

パスワード

VMホストにログインするユーザーのパスワードを入力します。

3. [OK]ボタンをクリックします。

VMホストのログインアカウント情報が変更されます。

7.1.8 LANスイッチブレードのVLANの設定変更

ここでは、LANスイッチブレードのVLANの設定変更について説明します。

物理サーバに接続するLANスイッチブレードのポートに対するVLANの設定は、再設定することで変更できます。

設定方法については、「5.4.4.2 内部接続ポートのVLAN設定」を参照してください。

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7.1.9 HBA address renameの設定変更

ここでは、HBA address renameの設定変更について説明します。

HBA address renameで設定するWWNとHBAポート数は、再設定することで変更できます。

設定方法については、「5.5.2 HBA address renameの設定」を参照してください。

7.1.10 ブートオプションの変更

ここでは、ブートオプション設定の変更について説明します。

PRIMEQUESTに設定するブートオプションは、再設定することで変更できます。

以下の手順で、ブートオプションの設定を行います。

1. RORコンソールのサーバリソースツリーで、対象のサーバを右クリックし、表示されたメニューで[設定変更]-[基本情報]を選択し

ます。

[サーバの設定変更]ダイアログが表示されます。

2. 以下の項目を設定します。

ブートオプション

- UEFIの場合

[UEFI]を選択します。

- レガシーブートの場合

[Legacy boot]を選択します。

注意

ブートオプションの変更では、本製品に登録されている情報が変更されます。

実際のブートオプションは変更されないため、本設定と併せてBIOS設定も変更する必要があります。

7.1.11 管理LANサブネットの変更

以下の手順で、管理LANサブネットを変更します。

1. RORコンソールのメニューで[設定]-[管理LANサブネット]を選択します。

[管理LANサブネット]ダイアログが表示されます。

2. 変更するサブネットを選択します。

[管理LANサブネットの変更]ダイアログが表示されます。

3. [管理LANサブネットの変更]ダイアログで以下の項目を設定します。

サブネット名

先頭文字を英字とし、半角英数字、アンダースコア("_")、ハイフン("-")およびピリオド(".")で構成された16文字以内の文字列

を入力します。

ネットワークアドレス

ネットワークアドレスとして有効な値を入力します。

サブネットマスク

サブネットマスクとして有効な値を入力します。

ゲートウェイ

管理サーバの管理LANと通信するためのゲートウェイを設定します。

4. [変更]ボタンをクリックします。

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5. [OK]ボタンをクリックします。

注意

管理サーバのサブネットと異なるサブネット情報を変更する際は、対象のサブネットに属する管理対象サーバが1台でも存在している

場合、"ネットワークアドレス"または"サブネットマスク"は変更できません。

"ネットワークアドレス"または"サブネットマスク"を変更する場合、「対象サブネットに管理対象サーバが存在している場合の変更手順」

を 参照してください。

対象サブネットに管理対象サーバが存在している場合の変更手順

対象サブネットに管理対象サーバが存在している場合、以下の手順でネットワークアドレスまたはサブネットマスクを変更してください。

1. 変更後のネットワークアドレスまたはサブネットマスクを持つサブネット情報を登録します。

2. 変更前のサブネットに属しているすべての管理対象サーバの管理LANのIPアドレスを変更します。

変更方法については、「7.1.3 管理IPアドレスの変更」を参照してください。

3. 変更前のサブネットを削除します。

7.2 HBA address rename設定サービスの変更

ここでは、HBA address rename設定サービスの対象とする管理サーバのIPアドレス、管理サーバと通信するためのポート番号、および

HBA address rename設定サービス用サーバのIPアドレスの変更について説明します。

7.2.1 管理サーバのIPアドレスの変更

ここでは、管理サーバのIPアドレスの変更について説明します。

HBA address rename設定サービスでは、登録されている管理サーバのIPアドレスを変更する際に、自動的に、変更されたIPアドレスと

通信ができるか確認されます。

変更する場合、事前に管理サーバ側の設定を変更してください。

「6.1 管理IPアドレスの変更」を参照して管理サーバのIPアドレスを変更し、手順12.に従って、HBA address rename設定サービスの管

理IPアドレスを変更してください。

7.2.2 HBA address rename設定サービス用サーバのIPアドレスの変更

ここでは、HBA address rename設定サービス用サーバのIPアドレスの変更について説明します。

以下の手順で、HBA address rename設定サービス用サーバのIPアドレスを変更します。

1. OSの管理者権限でHBA address rename設定サービス用サーバにログインします。

2. HBA address rename設定サービスを停止します。

「導入ガイド CE」の「第6章 HBA address rename設定サービスの設定」を参照し、HBA address rename設定サービスを停止して

ください。

3. OSのIPアドレスを変更します。

OSのマニュアルを参照し、IPアドレスを変更してください。

4. HBA address rename設定サービスを起動します。

「導入ガイド CE」の「第6章 HBA address rename設定サービスの設定」を参照し、HBA address rename設定サービスを起動して

ください。

7.3 VIOM連携の設定変更

以下の手順で、管理製品(VIOM)の設定変更をします。

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1. RORコンソールの管理製品ツリーで、対象の管理製品(VIOM)を右クリックし、表示されたメニューで[設定変更]-[基本情報]を選

択します。

[管理製品(VIOM)の設定変更]ダイアログが表示されます。

2. 以下の項目を設定します。

ユーザーID

VIOMにログインするユーザーIDを指定します。

パスワード

VIOMにログインするユーザーのパスワードを指定します。

3. [OK]ボタンをクリックします。

VIOMサーバプロファイルについては、「5.1.1 VIOMサーバプロファイルの登録」に従ってServerView Virtual-IO Manager WebUIを起動し、設定変更を行ってください。変更した結果は、本製品に自動的に反映されます。

7.4 LANスイッチの変更

ここでは、LANスイッチ(L2スイッチ)の設定の変更について説明します。

7.4.1 LANスイッチの基本情報の変更

ここでは、LANスイッチブレードまたはLANスイッチ(L2スイッチ)の基本情報の変更について説明します。

以下の設定内容を変更できます。

・ LANスイッチ名(管理用のノード名)

・ 管理ポート(LANスイッチブレードPY CB Eth Switch 10/40Gb 18/8+2のConverged Fabricモードだけ)

・ 管理LAN(IPアドレス)

・ ユーザーID(LANスイッチブレードだけ)

・ パスワード(LANスイッチブレードだけ)

・ 特権パスワード(LANスイッチブレードだけ)

・ 接続方法(LANスイッチブレードだけ)

・ SNMPコミュニティー名

なお、上記以外の設定を変更する場合、「7.6 ネットワークデバイスの変更」で説明している方法で、変更を行なってください。

注意

構成変更を伴う以下の設定を変更する場合、登録済みのLANスイッチブレードを削除したあと、再登録してください。

・ LANスイッチブレード PY CB DCB SW 10Gb 18/6+6

- ほかのモードからVCSモード、またはVCSモードからほかのモードに変更する場合

- VCS ID、RBridge IDを変更する場合

・ LANスイッチブレード PY CB Eth Switch 10/40Gb 18/8+2

- Fabric ID、Domain ID、またはSwitch IDを変更する場合

- モードを変更した場合

LANスイッチブレードPY CB 10Gb FEX Nexus B22の場合、LANスイッチ名の項目だけ変更できます。

本手順による変更を行う前に、事前に対象LANスイッチブレードまたはLANスイッチ(L2スイッチ)で設定内容の変更を完了させてくだ

さい。

以下の手順で、LANスイッチブレードまたはLANスイッチ(L2スイッチ)の設定を変更します。

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1. RORコンソールのサーバリソースツリーまたはネットワークデバイスツリーで、対象のLANスイッチ(L2スイッチ)を右クリックし、表

示されたメニューで[設定変更]-[基本情報]を選択します。

[LANスイッチの設定変更]ダイアログが表示されます。

2. 変更する項目を入力します。

3. [OK]ボタンをクリックします。

LANスイッチ(L2スイッチ)の設定が変更されます。

注意

・ 変更対象のLANスイッチ(L2スイッチ)のIPアドレスに対して、登録していない別のLANスイッチ(L2スイッチ)を指定して変更できる

場合がありますが、運用上不整合が生じます。

変更対象のLAN(L2スイッチ)スイッチに対して別の機器のIPアドレスを指定して登録した場合、本稿を参照して登録対象のLANスイッチ(L2スイッチ)のIPアドレスを対象のLANスイッチ(L2スイッチ)に再度変更してください。

なお、複数のLANスイッチ(L2スイッチ)のIPアドレスを入れ替える場合、「9.4.2 LANスイッチとネットワークデバイスの削除」を参照

してLANスイッチ(L2スイッチ)を削除したあと、「5.13 LANスイッチの登録」を参照し、再度LANスイッチ探索と登録を行ってくださ

い。

・ SSH接続(SSHバージョン2)は、以下のLANスイッチブレードに対して選択できます。

- LANスイッチブレード PY CB Eth Switch/IBP 10Gb 18/8 (1.00版以降)

- LANスイッチブレード PY CB Eth Switch 10/40Gb 18/8+2 (1.00版以降)

- LANスイッチブレード PY CB Eth Switch/IBP 1Gb 36/8+2 (4.16版以降)

- LANスイッチブレード PY CB Eth Switch/IBP 1Gb 36/12 (3.12版以降)

- LANスイッチブレード PY CB Eth Switch/IBP 1Gb 18/6 (3.12版以降)

- LANスイッチブレード PY CB DCB SW 10Gb 18/6/6 (2.1.1_fuj版以降)

7.4.2 LANスイッチブレードの外部接続ポートのVLAN変更

管理対象の、LANスイッチブレードの外部接続ポートのVLAN IDやVLAN種別(ポート/タグVLAN)を変更できます。

注意

・ 管理対象がPRIMERGY BX900/BX400シリーズのLANスイッチブレードであり、かつIBPモードまたはConverged Fabricモードで

動作している場合、変更できません。

・ LANスイッチブレードPY CB 10Gb FEX Nexus B22の場合、変更できません。

・ ポートVLANのVLAN IDが未設定または1の場合、タグVLANのVLAN IDを1に設定できません。

・ 以下のLANスイッチブレードにおいて、エンドホストモードを使用している場合、以下のすべての条件を満たす外部ポートに対し

て、ポートVLAN IDの変更、およびタグVLANの削除はできません。

該当する操作を行う場合は、対象の外部ポートを非活性にするか、対象の外部ポートと同一のVLAN IDをもつ内部ポートのVLANIDをすべて変更してから実行してください。

LANスイッチブレード

- PY CB Eth Switch/IBP 1Gb 36/8+2

- PY CB Eth Switch/IBP 1Gb 36/12

- PY CB Eth Switch/IBP 1Gb 18/6

条件

- Selected Portとして選択されている

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- 活性化している

- 同一のVLANを持つ内部ポートが1つ以上存在する

VLAN IDを変更する場合

外部ポートのVLAN IDの変更について説明します。

・ ポートVLANの場合

以下の手順で、VLAN IDを変更します。

1. RORコンソールのサーバリソースツリーで、対象のLANスイッチブレードを右クリックし、表示されたメニューで[設定変更]-[ネットワーク情報]を選択します。

[VLANの設定]ダイアログが表示されます。

2. 以下の項目を設定します。

VLAN情報

"変更"を選択し、変更後のVLAN IDを選択します。

物理ポート、リンクアグリゲーション

設定するポート番号、またはリンクアグリゲーショングループ名のVLAN種別から[Untagged]を選択します。

3. [OK]ボタンをクリックします。

VLAN IDが変更されます。

・ タグVLANの場合

LANスイッチブレードのポート番号に設定したVLAN IDを一度解除し、新たに変更するVLAN IDを設定します。

以下の手順で、VLAN IDを変更します。

1. RORコンソールのサーバリソースツリーで、対象のLANスイッチブレードを右クリックし、表示されたメニューで[設定変更]-[ネットワーク情報]を選択します。

[VLANの設定]ダイアログが表示されます。

2. 以下の項目を設定します。

VLAN情報

"変更"を選択し、変更するVLAN IDを選択します。

物理ポート、リンクアグリゲーション

設定するポート番号、またはリンクアグリゲーショングループ名のVLAN種別から[None]を選択します。

3. [OK]ボタンをクリックします。

LANスイッチブレードのポート番号に設定したVLAN IDが解除されます。

4. 再度、手順1.を行い、[VLANの設定]ダイアログでVLAN IDを変更します。

VLAN情報

VLAN情報で"新規作成"または"変更"を選択し、変更するVLAN IDを指定します。

物理ポート、リンクアグリゲーション

設定するポート番号、またはリンクアグリゲーショングループ名のVLAN種別から[Tagged]を選択します。

5. [OK]ボタンをクリックします。

VLAN IDが変更されます。

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VLAN種別を変更する場合

外部ポートのVLAN種別(ポート/タグVLAN)の変更について説明します。

以下の手順で、VLAN種別を変更します。

1. RORコンソールのサーバリソースツリーで、対象のLANスイッチブレードを右クリックし、表示されたメニューで[設定変更]-[ネット

ワーク情報]を選択します。

[VLANの設定]ダイアログが表示されます。

2. 以下の項目を設定します。

VLAN情報

"変更"を選択し、VLAN IDを選択します。

物理ポート、リンクアグリゲーション

設定するポート番号、またはリンクアグリゲーショングループ名のVLAN種別([Untagged]、[Tagged])を変更します。

3. [OK]ボタンをクリックします。

VLAN種別が変更されます。

VLAN IDを削除する場合

VLAN IDの削除について説明します。

・ LANスイッチブレードからVLAN IDを削除する場合

以下の手順で、VLAN IDを削除します。

1. RORコンソールのサーバリソースツリーで、対象のLANスイッチブレードを右クリックし、表示されたメニューで[設定変更]-[ネットワーク情報]を選択します。

[VLANの設定]ダイアログが表示されます。

2. 以下の項目を設定します。

VLAN情報

"変更"を選択し、削除するVLAN IDを選択します。

3. [削除]ボタンをクリックします。

VLAN IDが削除されます。

・ ポートからVLAN IDを削除する場合

以下の手順で、VLAN IDを削除します。

1. RORコンソールのサーバリソースツリーで、対象のLANスイッチブレードを右クリックし、表示されたメニューで[設定変更]-[ネットワーク情報]を選択します。

[VLANの設定]ダイアログが表示されます。

2. 以下の項目を設定します。

VLAN情報

"変更"を選択し、削除するVLAN IDを選択します。

物理ポート、リンクアグリゲーション

VLANを削除するポート番号、リンクアグリゲーショングループ名のVLAN種別から[None]を選択します。

3. [OK]ボタンをクリックします。

VLAN IDが削除されます。

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7.4.3 LANスイッチの再探索

LANスイッチ(L2スイッチ)を再探索することで、新たにLANスイッチ(L2スイッチ)を検出できます。

LANスイッチ(L2スイッチ)の探索方法については、「5.13 LANスイッチの登録」の「探索」を参照してください。

注意

LANスイッチ(L2スイッチ)に対して"ネットワークデバイスへの自動設定"機能を利用する場合、LANスイッチ(L2スイッチ)の再探索で検

出しての登録は行わず、「5.7 ネットワークデバイスの登録」で説明している方法で、ネットワークデバイスとしてリソース登録してくださ

い。

7.5 ネットワークリソースの仕様変更

ネットワークリソースの仕様変更について説明します。

ネットワークリソース種別ごとの、各項目の変更可否は、以下のとおりです。

表7.1 仕様変更可否の一覧

分類 項目

マネージャーが直接接続して

いる管理LANのネットワーク

リソース

追加で作成した管理

LANのネットワークリ

ソース

iSCSIまたは業務

LANのネットワークリ

ソース

基本情報

ネットワークリソース名 ○ ○ ○

ラベル ○ ○ ○

コメント ○ ○ ○

接続情報

VLAN ID × × ×

外部接続ポート ○ (注1) ○ (注1) ○ (注1)

自動設定 × × ×

物理LANセグメント ○ (注2) ○ (注2) ○ (注2)

外部接続ポートのVLAN自動

設定× × ×

サブネット情報

サブネットアドレス/サブネット

マスク○ (注3、注4) ○ (注3) ○

対象外のIPアドレス ○ ○ ○

デフォルトゲートウェイ ○ (注4) ○ ○

ネットワークリ

ソース種別- × × ×

ネットワークデバ

イス(L2スイッチ)の自動設定 (注5)

VLAN ID、接続ポートなど × × ○

○: 変更可

×: 変更不可

注1) 外部接続ポートを変更しても、配備済みの仮想スイッチ、ポートグループ、仮想ブリッジはそのまま運用できます。ネットワークリ

ソースの仕様変更後、新しく配備する仮想スイッチ、ポートグループ、仮想ブリッジから、外部接続ポートの情報に従った構成になりま

す。外部接続ポートに合わせて、配備済みのネットワークを変更する場合、サーバ仮想化ソフトウェアを直接操作して変更してください。

注2) 物理LANセグメントを変更しても、配備済みの仮想スイッチ、ポートグループ、仮想ブリッジはそのまま運用できます。ネットワーク

リソースの仕様変更後、新しく配備する仮想スイッチ、ポートグループ、仮想ブリッジから、物理LANセグメントの情報に従った構成に

なります。物理LANセグメントに合わせて、配備済みのネットワークを変更する場合、サーバ仮想化ソフトウェアを直接操作して変更し

てください。

注3) 管理LANのサブネットアドレスおよびサブネットマスクは、変更対象のネットワークリソースを利用している物理サーバ、およびL-

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Serverが存在しない場合に変更できます。

注4) rcxadm mgrctl modifyコマンドを実行すると変更できます。

注5) ネットワークリソース作成時に、ネットワークリソースのXML定義の"<SwitchConfiguration>"タグに、auto="true"を指定してネット

ワークリソースを作成した場合にできます。

以下の手順で、ネットワークリソースの仕様を変更します。

1. オーケストレーションツリーで対象のネットワークリソースを右クリックし、表示されたメニューで[設定変更]-[仕様]を選択します。

[ネットワークリソースの仕様変更]ダイアログが表示されます。

2. 変更したい項目を修正します。

3. [OK]ボタンをクリックします。

ネットワークリソースが変更されます。

注意

・ マネージャーと同一サブネットアドレスの、管理LANリソースのデフォルトゲートウェイアドレスは変更できません。

・ L-ServerのIPアドレスは、ネットワークリソースの開始アドレスからのインデックスによって管理されます。

このため、サブネットの変更時、L-ServerのIPアドレスは以下のように割り当てられます。

- 変更の前後でネットワークリソースの開始アドレスが変わらない場合

L-ServerのIPアドレスは変更されません。

- 変更の前後でネットワークリソースの開始アドレスが変わる場合

L-ServerのIPアドレスは自動的に変更されます。

なお、サブネットマスクの拡大によって、IPアドレスがネットワークリソースの終了アドレスを超える場合、該当するL-ServerのIPアド

レスは未割当て状態になります。

事前に、変更後の終了アドレスのインデックス内に収まるようにL-ServerのIPアドレスを変更する、または、IPアドレスを未使用の状

態にしてください。

- L-Platformに含まれるL-ServerのIPアドレスが変更された場合、変更後のL-ServerのIPアドレスをL-Platformに認識させる必要

があります。このため、L-Serverの解除後にL-Serverの取込みを実施してください。

- サブネットの変更時、OSの設定は変更されません。

L-Serverの詳細情報に合わせて、手動でOSの設定を変更してください。

・ 外部接続ポートのVLAN自動設定を指定しているネットワークリソースに対して、以下の変更を行うと、ネットワークループが発生す

る可能性があります。

- すでに外部接続ポートとして指定しているLANスイッチブレード上に、新しく別の外部接続ポートを追加する

この場合、追加する外部接続ポートのケーブルを一時的に外すなど、ループを発生させない対策を行ったうえで、ネットワークリ

ソースを変更してください。

7.6 ネットワークデバイスの変更

ここでは、ネットワークデバイスの変更について説明します。

登録済みのネットワークデバイスを変更する際の流れを示します。

1. 変更するネットワークデバイスのネットワーク構成情報を作成します。

2. 作成したネットワーク構成情報を入力情報にネットワークデバイスを変更します。

7.6.1 ネットワーク構成情報(XML定義)の作成

登録済みのネットワークデバイスを変更するために必要なネットワーク構成情報(XML定義)を作成します。

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以下の場合、そのネットワーク構成情報を元に変更用の入力情報になるネットワーク構成情報を作成できます。

・ 登録時のネットワーク構成情報が存在する場合

・ rcxadm netconfig exportコマンドを利用し、本製品から取り出したネットワーク構成情報が存在する場合

参照

・ ネットワーク構成情報(XML定義)の作成については、「設計ガイド CE」の「9.4.8 ネットワーク機器をリソースとして管理する場合」を

参照してください。

・ rcxadm netconfigコマンドについては、「リファレンスガイド (コマンド/XML編) CE」の「3.7 rcxadm netconfig」を参照してください。

7.6.2 ネットワークデバイスの変更

ネットワークデバイスの変更について説明します。

ネットワークデバイスは、以下の方法で変更できます。

・ ネットワークデバイスを個別に変更する場合

rcxadm netdevice modifyコマンドを利用して変更します。

・ 複数のネットワークデバイスを一括して変更する場合

rcxadm netconfig importコマンドを利用して変更します。

注意

Converged FabricのVFABとテナントの関連付けを変更した場合、以下のいずれかの操作によって、ポートプロファイルとMACアドレス

との関連付け情報の修正を行ってください。ただし、変更後にテナントと関連付けられたVFABが、VFAB自動設定の条件を満たす場

合は、以下の修正作業は不要です。

・ テナントとの関連付けを外部接続ポートが異なるVFABへ変更した場合、変更前の関連付け情報を削除してください。

・ テナントとの関連付けを外部接続ポートが同じVFABへ変更した場合、変更前の関連付け情報を削除し、変更後の関連付け情報

を追加してください。

・ VFABとの関連付けに新たなテナントを追加する場合、修正は不要です。

VFAB自動設定の条件とは、以下に示すとおりです。

・ Converged Fabricに対するネットワーク構成情報(XML定義)が、以下のように設定されている。

1. AutoConfigureタグが省略されている、または"true"に設定されている。かつ

2. Netdeviceタグのportprofile属性が省略されている、または"enable"に設定されている。かつ

3. Vfabタグのvfabauto属性が"true"に設定されている。

参照

・ rcxadm netdeviceコマンドについては、「リファレンスガイド (コマンド/XML編) CE」の「3.8 rcxadm netdevice」を参照してください。

・ rcxadm netconfigコマンドについては、「リファレンスガイド (コマンド/XML編) CE」の「3.7 rcxadm netconfig」を参照してください。

・ 変更できる情報については、「リファレンスガイド (コマンド/XML編) CE」の「15.6.2 変更」を参照してください。

7.7 VM管理製品の変更

ここでは、VM管理製品の設定の変更について説明します。

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以下の設定内容を変更できます。

・ 動作位置

・ IPアドレス

・ ユーザーID

・ パスワード

本製品に登録されている設定の変更について説明します。

本手順による変更を行う前に、事前にVM管理製品の管理画面で、設定内容の変更を完了させてください。

以下の手順で、VM管理製品の設定を変更します。

1. RORコンソールの管理製品ツリーで、対象の管理製品を右クリックし、表示されたメニューで[設定変更]-[基本情報]を選択しま

す。

[管理製品(name)の設定変更]ダイアログが表示されます。

nameには、選択したVM管理製品名が表示されます。

2. 以下の項目を入力します。

動作位置

変更するVM管理製品が動作している場所を選択します。

- 本製品の管理サーバ上で動作している場合

[管理サーバ上]を指定します。

- 上記以外の場合

[他のサーバ上]を指定します。

IPアドレス

[動作位置]で[他のサーバ上]を選択した場合、VM管理製品のIPアドレスを入力します。

ユーザーID

VM管理製品を制御するためのユーザーIDを入力します。

パスワード

VM管理製品を制御するためのパスワードを入力します。

3. [OK]ボタンをクリックします。

本製品に登録されているVM管理製品の設定が変更されます。

7.8 電力監視の設定変更

ここでは、電力監視の設定の変更について説明します。

電力監視の設定の変更には、環境データ設定の変更、電力監視の採取設定の解除、電力監視デバイスの変更があります。

7.8.1 環境データ設定の変更

以下の手順で、環境データ設定を変更します。

1. RORコンソールのメニューで、[ツール]-[オプション]を選択します。

[オプション]ダイアログが表示されます。

2. [環境データ]のカテゴリータイトルをクリックし、表示されたエリアで以下の項目を入力します。

採取するデータの種類

[電力]チェックボックスにチェックを入れると、消費電力データが採取、集計されます。

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ポーリング間隔(分)

データ採取の時間間隔(1~6または10)を入力します。

ポーリング間隔や管理サーバの負荷によって、監視できるデバイス数は異なります。以下を目安に設定してください。

表7.2 ポーリング間隔

ポーリング間隔 監視できるデバイス数

5分 ~40台

10分 ~60台

シャーシとサーバを監視対象にする場合、ポーリング間隔を5分以上にしてください。また、監視デバイス数が41台以上の場

合はポーリング間隔を10分にしてください。

環境データの保存期間

採取と集計データのそれぞれの保存期間を入力します。設定した保存期間よりも古いデータが、毎日削除されます。

保存期間を長くすると監視できるデバイス数は減少します。

シャーシとサーバを監視対象にする場合、保存期間を初期値のまま使用してください。

3. [適用]ボタンをクリックします。

変更した設定が反映されます。

注意

[採取するデータの種類]の[電力]チェックボックスのチェックを外すと、消費電力データが採取および集計されなくなります。

7.8.2 電力監視の採取設定解除

ここでは、電力監視の採取設定の解除について説明します。

消費電力データを採取しないようにする場合、以下の手順で採取設定を解除します。

1. RORコンソールのメニューで、[ツール]-[オプション]を選択します。

[オプション]ダイアログが表示されます。

2. [環境データ]のカテゴリータイトルをクリックし、表示されたエリアで以下の項目を変更します。

採取するデータの種類

[電力]チェックボックスのチェックを外します。

3. [適用]ボタンをクリックします。

環境データの採取が無効化されます。

7.8.3 電力監視デバイスの変更

ここでは、電力監視デバイスの設定の変更について説明します。

以下の設定内容を変更できます。

・ デバイス名

・ 管理LAN(IPアドレス)

・ SNMPコミュニティー名

・ 電圧

・ コメント

本手順による変更を行う前に、事前に対象の電力監視デバイスで設定内容の変更を完了させてください。

以下の手順で、電力監視デバイスの設定を変更します。

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1. RORコンソールの電力監視デバイスツリーで、対象の電力監視デバイスを右クリックし、表示されたメニューで[設定変更]-[基本

情報]を選択します。

[電力監視デバイスの設定変更]ダイアログが表示されます。

2. 変更する項目を入力します。

3. [OK]ボタンをクリックします。

電力監視デバイスの設定が変更されます。

7.9 監視情報の変更

ここでは、監視情報の設定の、変更と解除について説明します。

7.9.1 監視情報の設定変更

ここでは、監視情報の設定の変更について説明します。

以下の設定内容を変更できます。

・ ping監視の有効/無効

・ タイムアウト

・ リカバリ処理

・ リブート回数

以下の手順で、設定内容を変更します。

1. RORコンソールのサーバリソースツリーで、対象の物理OS、VMホストを右クリックし、表示されたメニューで[設定変更]-[監視情

報]を選択します。

[監視情報の設定]ダイアログが表示されます。

2. 変更する項目を入力します。

3. [OK]ボタンをクリックします。

監視情報の設定が変更されます。

7.9.2 監視情報の設定解除

ここでは、監視情報の設定の解除について説明します。

以下の手順で、監視情報の設定を解除します。

1. RORコンソールのサーバリソースツリーで、対象の物理OS、VMホストを右クリックし、表示されたメニューで[設定変更]-[監視情

報]を選択します。

[監視情報の設定]ダイアログが表示されます。

2. [ping監視を有効にする]チェックボックスのチェックを外します。

3. [OK]ボタンをクリックします。

監視情報の設定が解除されます。

7.10 ストレージの変更

ここでは、ストレージの設定の変更について説明します。

7.10.1 ストレージ管理製品の基本情報の変更

ここでは、ストレージ管理製品の基本情報の変更について説明します。

以下の設定内容を変更できます。

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・ ラベル

・ コメント

以下の手順で、ストレージ管理製品の基本情報を変更します。

1. RORコンソールのストレージツリーで、対象のストレージ管理製品を右クリックし、表示されたメニューで[設定変更]-[基本情報]を選択します。

[リソースの設定変更]ダイアログが表示されます。

2. 以下の項目を変更します。

ラベル

日本語(半角カナを含む)、半角文字に関係なく、32文字以内の文字列を入力します。

コメント

日本語(半角カナを含む)、半角文字に関係なく、256文字以内の文字列を入力します。

3. [OK]ボタンをクリックします。

ストレージ管理製品の基本情報が変更されます。

7.10.2 ストレージ装置の基本情報の変更

ここでは、ストレージ装置の基本情報の変更について説明します。

以下の設定内容を変更できます。

・ ラベル

・ コメント

以下の手順で、ストレージ装置の基本情報を変更します。

1. RORコンソールのストレージツリーで、対象のストレージ装置を右クリックし、表示されたメニューで[設定変更]-[基本情報]を選択

します。

[リソースの設定変更]ダイアログが表示されます。

2. 以下の項目を変更します。

ラベル

日本語(半角カナを含む)、半角文字に関係なく、32文字以内の文字列を入力します。

コメント

日本語(半角カナを含む)、半角文字に関係なく、256文字以内の文字列を入力します。

3. [OK]ボタンをクリックします。

ストレージ装置の基本情報が変更されます。

7.10.3 仮想ストレージリソースの基本情報の変更

ここでは、仮想ストレージリソースの基本情報の変更について説明します。

以下の設定内容を変更できます。

・ ラベル

・ コメント

以下の手順で、仮想ストレージリソースの基本情報を変更します。

1. RORコンソールのストレージツリーで、対象の仮想ストレージリソースを右クリックし、表示されたメニューで[設定変更]-[基本情

報]を選択します。

[リソースの設定変更]ダイアログが表示されます。

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2. 以下の項目を変更します。

ラベル

日本語(半角カナを含む)、半角文字に関係なく、32文字以内の文字列を入力します。

コメント

日本語(半角カナを含む)、半角文字に関係なく、256文字以内の文字列を入力します。

3. [OK]ボタンをクリックします。

仮想ストレージリソースの基本情報が変更されます。

7.10.4 ディスクリソースの基本情報の変更

ここでは、ディスクリソースの基本情報の変更について説明します。

以下の設定内容を変更できます。

・ ラベル

・ コメント

以下の手順で、ディスクリソースの基本情報を変更します。

1. RORコンソールのストレージツリーで、対象の仮想ストレージを選択します。

[リソース一覧]タブにディスクリソース一覧が表示されます。

2. ディスクリソース一覧から、対象のディスクリソースを右クリックし、表示されたメニューで[設定変更]-[基本情報]を選択します。

[リソースの設定変更]ダイアログが表示されます。

3. 以下の項目を変更します。

ラベル

日本語(半角カナを含む)、半角文字に関係なく、32文字以内の文字列を入力します。

コメント

日本語(半角カナを含む)、半角文字に関係なく、256文字以内の文字列を入力します。

4. [OK]ボタンをクリックします。

ディスクリソースの基本情報が変更されます。

7.11 BMC BladeLogic Server Automationの設定変更

ここでは、BMC BladeLogic Server Automationの設定変更について説明します。

以下の設定内容を変更できます。

・ ラベル

・ コメント

以下の手順で、BMC BladeLogic Server Automationの基本情報を変更します。

1. RORコンソールの管理製品ツリーで、対象の管理製品(BladeLogic)を右クリックし、表示されたメニューで[設定変更]-[基本情

報]を選択します。

[管理製品(BladeLogic)の変更]ダイアログが表示されます。

2. 以下の項目を設定します。

ラベル

管理製品に設定するラベルを入力します。

日本語(半角カナを含む)、半角文字に関係なく、32文字以内の文字列を入力します。

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コメント

管理製品の説明などのコメントを入力します。

日本語(半角カナを含む)、半角文字に関係なく、256文字以内の文字列を入力します。

3. [OK]ボタンをクリックします。

BMC BladeLogic Server Automationの基本情報が変更されます。

7.12 サーバロールの変更

ここでは、サーバロールの変更について説明します。

7.12.1 サーバロールの設定変更

ここでは、サーバロールの設定の変更について説明します。

RORマネージャーが動作しているVMゲストに対して"Manager"のサーバロールを設定します。

それにより、RORマネージャーが停止する以下の操作、機能を制限して誤操作を防止できます。

・ RORマネージャー (VMゲスト)への操作

- 電源操作

- サーバ間の移動

サーバプールに登録済みのサーバに構築されたVMホストは、移動先VMホストに指定できません。

・ RORマネージャー (VMホスト)の稼動しているVMホストへの操作

- 電源操作

- バックアップリストア

- サーバ切替え (注1)

- ping監視 (注2)

- HBA address rename設定

- サーバ削除(HBA address renameを使用している場合)

注1) 自動リカバリは動作しません。予備サーバの場合は切替え先から除外されます。

注2) 設定はできますが、リカバリは動作しません。

"Manager"のサーバロールを設定したVMゲストは、リソースツリーで名前の後に"[Manager]"と表示されます。

以下のVMゲストには"Manager"のサーバロールを設定できません。

・ 仮想L-Serverと関連付いているVMゲスト

・ 物理L-Serverと関連付いているVMホスト上のVMゲスト

"Manager"のサーバロールを設定したVMゲストが動作しているVMホストは、オーケストレーションツリーのサーバプールに登録できません。

"Manager"のサーバロールを設定したVMゲストには仮想L-Serverを関連付けることはできません。

"Manager"のサーバロールはシステム上で1つのVMゲストにだけ設定できます。

以下の手順で、設定内容を変更します。

1. RORコンソールのサーバリソースツリーで、対象のVMゲストを右クリックし、表示されたメニューで[設定変更]-[サーバロール]を選択します。

2. [Manager]を選択します。

3. [OK]ボタンをクリックします。

サーバロールの設定が変更されます。

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または、メニューバーから以下の手順で、設定内容を変更します。

1. RORコンソールのサーバリソースツリーで対象のVMゲストを選択状態とし、メニューバーより[設定]-[設定変更]-[サーバロール]を選択します。

2. [Manager]を選択します。

3. [OK]ボタンをクリックします。

サーバロールの設定が変更されます。

注意

停電などですべてのサーバの電源をOFFにする場合、マネージャーが動作しているVMホストのサーバ名を控えます。

停電の復旧後、 初にそのVMホストのサーバを起動することで、その他のサーバはRORから起動できます。

7.12.2 サーバロールの設定解除

ここでは、サーバロールの設定の解除について説明します。

以下の手順で、設定を解除します。

1. RORコンソールのサーバリソースツリーで、対象のVMゲストを右クリックし、表示されたメニューで[設定変更]-[サーバロール]を選択します。

2. [なし]を選択します。

3. [OK]ボタンをクリックします。

サーバロールの設定が変更されます。

または、メニューバーから以下の手順で、設定内容を変更します。

1. RORコンソールのサーバリソースツリーで対象のVMゲストを選択状態とし、メニューバーより[設定]-[設定変更]-[サーバロール]を選択します。

2. [なし]を選択します。

3. [OK]ボタンをクリックします。

サーバロールの設定が変更されます。

7.13 VDI管理製品の変更

ここでは、VDI管理製品の設定の変更について説明します。

以下の設定内容を変更できます。

・ IPアドレス

・ ユーザーID

・ パスワード

・ VM管理製品一覧

・ 接続情報

本製品に登録されている設定の変更について説明します。

以下の手順で、VDI管理製品の設定を変更します。

本手順による変更を行う前に、事前にVM管理製品の管理画面で、設定内容の変更を完了させてください。

1. RORコンソールの管理製品ツリーで、対象の管理製品を右クリックし、表示されたメニューで[設定変更]-[基本情報]を選択しま

す。

[管理製品(name)の設定変更]ダイアログが表示されます。

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nameには、選択したVDI管理製品名が表示されます。

以下の項目を入力します。

IPアドレス

VDI管理製品のIPアドレスを入力します。

ユーザーID

VDI管理製品を制御するためのユーザーIDを入力します。

半角英数字と記号(ASCII文字(0x20~0x7e))で構成された84文字以内の文字列を入力します。

管理者以上の権限を持つユーザーIDを指定してください。

詳細は、「設計ガイド CE」の「K.1.1 VDI連携機能」を参照してください。

【Horizon View】

"NetBIOSドメイン名\ユーザーID"の形式で入力します。

パスワード

VDI管理製品を制御するためのパスワードを入力します。

VM管理製品一覧

VDI管理製品に登録されているVM管理製品を指定します。

一覧には本製品に登録した際に設定した名前が表示されます。

注意

1つのVDI管理製品に設定したVM管理製品はそのほかのVDI管理製品に登録することはできません。

接続情報

VDIユーザーが仮想デスクトップを使用する際に指定するVDI管理製品の接続情報を入力します。

半角英数字と記号(ASCII文字(0x20~0x7e))で構成された1024文字以内の文字列を入力します。

VDI管理製品は3つまで指定できます。

L-Platform配備時に、1つ目の入力欄に指定した接続情報がメールで通知されます。

入力欄を空欄にした場合は、空欄ではない1つ目の接続情報がメールで通知されます。

【Horizon View】

VMware Horizon View Clientの場合、仮想デスクトップのユーザーがView ClientからVDI管理製品に接続するためのホスト

名またはIPアドレスを指定します。

vmwareview.local

または

192.168.123.1

2. [OK]ボタンをクリックします。

本製品に登録されているVDI管理製品の設定が変更されます。

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第8章 管理対象サーバの動作環境設定

本章では、登録した管理対象サーバへのソフトウェアのインストール、動作環境の設定手順について説明します。

図8.1 動作環境の設定手順(ブレードサーバおよびラックマウントサーバの場合)

注1) 1つのシャーシ内の各サーバに、HBA address renameとVIOM連携によるI/O仮想化は混在できません。1つのシャーシ内のすべ

てのサーバは、HBA address renameかVIOM連携のどちらかに統一する必要があります。

注2) すでにインストール済みまたは登録済みのものについては、本設定は必要ありません。

図8.2 動作環境の設定手順(SPARC M10/Enterpriseの場合)

- 101 -

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注1) すでにインストール済みまたは登録済みのものについては、本設定は必要ありません。

注2) ストレージアフィニティ方式を利用してサーバ切替えを実施する場合に必要です。

・ LANスイッチブレードのVLAN設定

「5.4.4 LANスイッチブレードのVLAN設定」を参照してください。

・ HBA address renameの設定

「5.5.2 HBA address renameの設定」を参照してください。

・ ソフトウェアのインストールとエージェントの登録

「8.2 VMホストに対するソフトウェアのインストールとエージェントの登録」を参照してください。

・ クローニングイメージの配付

「第12章 クローニング【物理サーバ】」を参照してください。

・ ETERNUS SF Storage Cruiserの登録

「リファレンスガイド (コマンド編) VE」の「5.13 rcxadm storagemgr」を参照してください。

・ ETERNUS SF Storage Cruiser連携時のWWN情報の設定

「8.1 ETERNUS SF Storage Cruiser連携時のWWN情報の設定」を参照してください。

8.1 ETERNUS SF Storage Cruiser連携時のWWN情報の設定

ここでは、 ETERNUS SF Storage Cruiser連携時のWWN情報の設定について説明します。

ETERNUS SF Storage CruiserではHBAのWWN、ストレージのWWNおよびAffinityGroupを指定することで、ファイバーチャネルスイッ

チのゾーニングとストレージ装置のホストアフィニティを設定できます。また、管理サーバは管理対象サーバの切替え時にこの情報を

使用することで、ストレージ側の構成変更を自動で行います。

本機能の設定には、事前にETERNUS SF Storage Cruiserの登録が必要です。また、管理対象サーバに接続されているファイバーチャ

ネルスイッチとストレージ装置がESC上に登録されている必要があります。

注意

・ 本機能では、サーバとHBAに対するWWN設定は行いません。

・ 予備サーバ設定を行っている、または予備サーバである管理対象サーバに対する設定は行えません。そのため、予備サーバの

設定を行う前に、本設定を行ってください。

以下の手順で、WWN情報を設定します。

設定済みのWWN情報を変更する場合、変更前のファイバーチャネルスイッチのゾーニングとストレージ装置のホストアフィニティを削

除する操作を行ったあと、変更後のWWN情報を設定します。

1. RORコンソールのサーバリソースツリーで、対象の物理サーバを右クリックし、表示されたメニューで[設定変更]-[WWN設定]を選択します。

[WWN情報の設定]ダイアログが表示されます。

2. 以下の項目を設定します。

HBAポート数

システム構成に応じて、以下を選択します。

- シングルパス構成の場合

HBAポート数に"1"を選択します。

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- マルチパス構成の場合

HBAポート数にマルチパスのパス数を選択します。

ただし、OSをインストールする場合、マルチパスドライバ設定前の状態は、"1"を選択します。次に、マルチパスドライバを

設定したあと、パス数を選択し再設定します。

【OVM for SPARC】

OVM for SPARC環境において、IOドメインを使用している場合は、制御ドメインとIOドメインで使用しているHBAポート数を

選択します。ただし、運用サーバと予備サーバでディスク共有をしている場合、ディスク共有に利用しているHBAポート数は

含めないでください。

ポートn WWPN

物理サーバ上で採取したHBAのWWPN値を入力または選択します。

マルチパス構成の場合、「設計ガイド CE」の「8.1.6 SPARC M10/SPARC Enterpriseでサーバ切替えを行う場合の設定値」で

設計した値を元に、各サーバ間でHBAとそれに対応するターゲットCAの順番が一致するように入力します。

運用サーバと予備サーバでディスク共有をしている場合、ディスク共有に利用しているHBAポートは入力しないでください。

ターゲットCA

ストレージ装置のCAのWWPN値とAffinityGroupを選択します。

予備サーバとして停止した状態で運用する場合は、ハイフン("-")を選択します。

また、設定済みのWWN情報に対応するファイバーチャネルスイッチのゾーニングとストレージ装置のホストアフィニティを削

除する場合も、ハイフン("-")を選択します。

エージェントが登録されているサーバを予備サーバとして使用するには、以下のすべての条件を満たす必要があります。

- ターゲットCAのWWPN値が運用サーバと同じ値

- AffinityGroupが運用サーバと異なる値

- ETERNUS SF Storage Cruiser上でエージェントが登録されていない

注意

ストレージアフィニティ切替え方式を利用する場合、ハイフン("-")を選択すると、ストレージパス設定が削除されます。

3. [OK]ボタンをクリックします。

設定したWWN情報に対応するファイバーチャネルスイッチのゾーニングと、ストレージ装置のホストアフィニティの設定または削

除を行います。ESC上で操作対象のサーバが登録されている場合、以下の状態である必要があります。

- 設定

サーバの電源がON

- 削除

サーバの電源がOFF

ファイバーチャネルスイッチのゾーニングと、ストレージ装置のホストアフィニティが設定または削除済みの場合、装置に対して何

も行いません。

注意

・ WWPN値の指定は、HBA address renameやVIOMで利用するWWPNと重複していないか確認してください。同じWWPNを使用

した場合、ストレージ装置上のデータを破損する危険性があります。

・ ファイバーチャネルスイッチやストレージ装置に対して設定または削除を行う場合、警告ダイアログが表示されます。設定に問題が

ないことを確認してから、[OK]ボタンをクリックしてください。

・ ターゲットCAが表示されない場合、以下の状態であるか確認してください。

- 本製品上で、ESCが正常に登録されている。

- ESC上に、ファイバーチャネルスイッチ、ストレージ装置が正常に登録されている。

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- ESC上で、1つのHBAに対して1つのCAだけ、アクセスパスが設定されている。

8.2 VMホストに対するソフトウェアのインストールとエージェントの登録

ここでは、VMホストに対するソフトウェアのインストールとエージェントの登録について説明します。

ポイント

物理L-Serverに対しては、L-Server作成後にOS、必須ソフトウェア、エージェントのインストールを行うため、本章の手順は必要ありませ

ん。次に進んでください。

VMホストに対して、以下の順序で、ソフトウェアのインストールとエージェントの登録を行います。

エージェントを登録すると、エージェントをインストールしたVMホストがサーバリソースツリー上に表示されます。エージェントがインス

トール済みの管理対象サーバを登録した場合、自動的に登録されるため、本手順を行う必要はありません。

OS、必須ソフトウェア、エージェントの各ソフトウェアのうち、すでにインストール済みのものについては、再インストールする必要はあり

ません。次に進んでください。

1. OSのインストール

a. 管理対象サーバにOSをインストールします。

b. 管理LANを設定します。

「設計ガイド CE」の「9.2.5 管理対象サーバへの設定情報」で定義した管理対象サーバの管理用IPアドレス、関連するネッ

トワークマスク、デフォルトゲートウェイを設定します。

ストレージをマルチパスで利用する場合

- VMホストにマルチパスドライバをインストールします。VMホストについては、標準でインストール済みのマルチパスドライバ

があれば使用します。

- SANブートとHBA address renameを使用する場合、「5.5.2 HBA address renameの設定」の「2. HBA address renameの設定」

を参照し、HBAポート数にHBA address renameで利用するHBAの使用パス数を設定します。

サーバが自動的に再起動され、マルチパスで起動されます。

- SANブートとVIOMを使用する場合、「5.1.1 VIOMサーバプロファイルの登録」の手順を参照し、ServerView Virtual-IOManager Web UI上でサーバプロファイルの設定を行います。

設定後にサーバを起動すると、マルチパスで起動されます。

- SANブートとESCを使用する場合、「8.1 ETERNUS SF Storage Cruiser連携時のWWN情報の設定」の手順を参照し、HBAの使用パス数と各HBAのWWNとターゲットCAのWWNとAffinityGroupを設定します。また、OSの設定とOBPの設定をマル

チパス用に修正します。

設定後にサーバを起動すると、マルチパスで起動されます。

注意

エージェントの登録が完了すると、管理対象サーバに設定したサーバ名(コンピュータ名【Hyper-V】またはシステムノード名

【Solaris】【Solarisゾーン】【VMware】【Xen】【KVM】【Citrix Xen】【OVM for x86 2.2】【OVM for x86 3.2】【OVM for SPARC】)が表示されます。

サーバ名には以下の文字列を指定してください。

【Hyper-V】

半角英数字、アンダースコア("_")およびハイフン("-")で構成された63文字以内の文字列を指定します。

数字だけの文字列は使用できません。

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【VMware】【Xen】【KVM】【Citrix Xen】

半角英数字、および以下の半角記号で構成された64文字以内の文字列を指定します。

"%"、"+"、","、"-"、"."、"/"、":"、"="、"@"、"_"、"~"

【Solaris】【Solarisゾーン】【OVM for SPARC】

先頭文字を英字とし、半角英数字、アンダースコア("_")およびハイフン("-")で構成された24文字以内の文字列を指定します。

ただし、ほかのサーバと通信することを考慮して、RFC(Request For Comment)952で規定されている以下の文字で構成すること

をお勧めします。

- 半角英数字

- ハイフン("-")

VMホスト、VMゲストのホスト名には、重複しない名前を設定することをお勧めします。重複している場合、コマンドによる操作が

できなくなります。

【Solaris】【Solarisゾーン】【OVM for SPARC】

OSがSolaris 11の場合で、かつインストール時にユーザーアカウントを作成した場合、rootは役割として登録されます。このため、

rootアカウントでは直接ログインできません。いったんユーザーアカウントでログインしたあと、suコマンドでrootになる必要があり

ます。

Solaris 10以前のように、rootアカウントで直接ログインできるように変更する場合、rootで以下を実行してください。この場合、rootは役割からrootユーザーになります。

rolemod -K type=normal root <RETURN>

rootアカウントでSSH接続を使用し、VMホストと通信できることを確認してください。

通信ができない場合、設定を変更してください。詳細は、基本ソフトウェアのマニュアルを参照してください。

2. 必須ソフトウェアのインストール

管理対象サーバの必須ソフトウェアをインストールします。

必須ソフトウェアについては、「解説書」の「6.1.2.4 必須ソフトウェア」を参照してください。

注意

BMC BladeLogic RSCD Agentをインストールするとき、BladeLogicに管理対象サーバを追加します。

このとき管理対象サーバの管理IPアドレスを指定して追加してください。

3. エージェントのインストール

「導入ガイド CE」の「2.2 エージェントのインストール」を参照してください。

4. エージェントの登録

対象サーバが起動した状態で、RORコンソールからエージェントを登録します。

【Solarisゾーン】【OVM for SPARC】

Logical Domains Managerデーモンが有効になっている場合は、定義ファイルを設定することでSolarisゾーンとしてVMホストを

登録できます。

詳細は、「導入ガイド CE」の「付録G 定義ファイル」を参照してください。

a. RORコンソールのサーバリソースツリーで、対象のサーバを右クリックし、表示されたメニューで[登録]-[エージェント]を選

択します。

[エージェントの登録]ダイアログが表示されます。

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b. サーバOS種別(物理OS、VMホスト)を選択します。

- SPARC M10/SPARC Enterprise以外の場合

物理OSの場合

[Windows/Linux]を選択します。

VMホストの場合

[VMホスト]を選択し、VMホストのログインアカウント情報を入力します。

ここで入力するログインアカウント情報は、本製品がVMホストにログインして、情報の取得や制御を行うために使用し

ます。

- SPARC M10/SPARC Enterpriseの場合

物理OSの場合

"Solaris"を選択します。

VMホストの場合

"VMホスト"を選択し、VMホストのログインアカウント情報を入力します。

ここで入力するログインアカウント情報は、本製品がVMホストにログインして、情報の取得や制御を行うために使用し

ます。

ユーザーID

VMホストにログインするユーザーIDを入力します。

ユーザー名は、VMホストの管理者権限を持つrootを指定してください。

注意

【Solaris】【Solarisゾーン】【OVM for SPARC】

OSがSolaris 11の場合で、かつインストール時にユーザーアカウントを作成した場合、rootは役割として登録されます。

このため、rootアカウントでは直接ログインできません。いったんユーザーアカウントでログインしたあと、suコマンドで

rootになる必要があります。

Solaris 10以前のように、rootアカウントで直接ログインできるように変更する場合、rootで以下を実行してください。この

場合、rootは役割からrootユーザーになります。

rolemod -K type=normal root <RETURN>

rootアカウントでSSH接続を使用し、VMホストと通信できることを確認してください。

通信ができない場合、設定を変更してください。詳細は、基本ソフトウェアのマニュアルを参照してください。

パスワード

VMホストにログインするユーザーのパスワードを入力します。

c. [OK]ボタンをクリックします。

エージェントを通じてサーバの情報が管理サーバに取り込まれ、表示・監視が開始されます。

注意

・ エージェントを登録したサーバについて、サーバリソースツリー上のサーバの状態が"unknown"になる場合、「トラブルシューティン

グ集」の「2.2 管理対象サーバの状態が"unknown"になる場合」を参照し、対処を行ってください。

・ VMホストの場合、エージェントを登録することで、そのVMホスト上のVMゲストも自動的に登録されます。以降、そのVMホスト上

でVMゲストの作成、変更、削除、移動を行うと、その結果が自動的にサーバリソースツリーに反映されます。

RORコンソールで表示するVMゲスト名は、サーバ仮想化ソフトウェアのVM名、またはゲストOSのホスト名になります。

ゲストOSのホスト名は、サーバ仮想化ソフトウェアの製品によって出力されるタイミングが異なります。詳細は、「設計ガイド VE」の

「9.2.2 利用する製品別の機能」を参照してください。

- 106 -

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・ システムイメージのバックアップ、およびクローニングイメージの採取を使用する場合、登録完了後に、管理対象サーバを再起動

するか、「運用ガイド CE」の「2.2 エージェントの起動と停止」に記載されている関連サービスを再起動してください。

エージェントの再起動については、「運用ガイド CE」の「2.2 エージェントの起動と停止」を参照してください。

・ VMホストが稼動しているサーバに対して、[サーバOS種別]の選択リストで、[Windows/Linux]を選択した場合、物理OSとして登録

できる場合があります。(Windows Server 2008など)VMホストが稼動しているサーバが物理OSとして登録された場合、一度サーバOSを削除してから、VMホストとして再登録してくだ

さい。

8.3 クローニングイメージの配付

2台目以降のサーバはほかのサーバから採取したクローニングイメージを使用しOSを作成できます。

クローニングについては、「第12章 クローニング【物理サーバ】」を参照してください。

- 107 -

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第9章 リソースの削除

本章では、リソースの削除について説明します。

同じシャーシ内では、管理対象サーバとLANスイッチ(L2スイッチ)の登録、削除は、1つのリソースに対して行えます。

なお、LANスイッチ(L2スイッチ)の登録、削除中はサーバに対する操作はできません。

複数のリソースに対して同時に操作を行った場合、以下のどちらかのメッセージが表示されます。

この場合、実行中の処理が完了するのを待って、再度処理を実行してください。

FJSVrcx:ERROR:67210: LANスイッチ名(LAN switch):is busy

または

FJSVrcx:ERROR:67210: 管理対象サーバ名(physical server):is busy

9.1 シャーシの削除

ここでは、シャーシの削除について説明します。

以下の手順で、シャーシを削除します。

1. RORコンソールのサーバリソースツリーで、対象のシャーシを右クリックし、表示されたメニューで[削除]を選択します。

[リソースの削除]ダイアログが表示されます。

2. [OK]ボタンをクリックします。

対象のシャーシがサーバリソースツリーから削除されます。

注意

すでにシャーシ内に搭載されているサーバブレード、パーティションを登録している場合、シャーシ削除の前に、登録しているすべて

のサーバブレード、パーティションを削除してください。

LANスイッチ(L2スイッチ)を登録している場合も、すべてのLANスイッチ(L2スイッチ)を削除してください。

9.2 管理対象サーバの削除

ここでは、管理対象サーバの削除について説明します。

以下の手順で、管理対象サーバを削除します。

1. RORコンソールのサーバリソースツリーで、対象のサーバ(またはサーバ上の物理OS、VMホスト)を右クリックし、表示されたメ

ニューで[削除]を選択します。

[リソースの削除]ダイアログが表示されます。

削除するサーバ上でVMホストが動作している場合、その上で動作しているVMゲストも同時にサーバリソースツリーから削除さ

れます。[リソースの削除]ダイアログに、削除されるVMゲストが表示されるので、削除しても問題がないか確認してください。

2. [OK]ボタンをクリックします。

- 対象のサーバ上に物理OSまたはVMホストが存在し、さらにHBA address renameが設定されている場合

削除時にサーバの電源がOFFになり、対象のサーバが未登録になります。ただし、ストレージ装置のホストアフィニティとファ

イバーチャネルスイッチのゾーニング設定は削除されません。

- 対象のサーバにWWN情報が設定されている場合

SPARC M10/SPARC Enterprise削除時にストレージ装置のホストアフィニティとファイバーチャネルスイッチのゾーニング設

定は削除されます。

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- 削除したサーバがPRIMERGY BXシリーズ、PRIMEQUEST、SPARC Enterprise M4000/M5000/M8000/M9000、または

SPARC M10-4Sの場合

対象のサーバが未登録になり、サーバリソースツリーに残ります。

参考

・ 管理対象サーバにHBA address renameが設定されていた場合、HBAのWWNが工場出荷時の値にリセットされます。

このとき、管理対象サーバの電源は一度強制OFFされたあと、一時的にONになります。

管理対象サーバ上でOSが起動している場合は、サーバ削除前にあらかじめシャットダウンしておくことをお勧めします。

・ VMゲストについてはサーバ仮想化ソフトウェアの管理画面で操作することで、管理サーバ上から自動的に削除されます。

・ サーバ削除後も同じストレージ装置のボリュームを使用して対象サーバを動作させる場合、ETERNUS SF Storage Cruiserなどのス

トレージ管理ソフトウェアを利用して、工場出荷時のWWNでストレージ装置のホストアフィニティとファイバーチャネルスイッチの

ゾーニングを再設定してください。

・ 対象のサーバからバックアップしたシステムイメージも自動的に削除されます。

・ イメージ操作対象ディスクの設定も削除されます。削除したサーバを再び登録する場合は、必要に応じてイメージ操作対象ディス

クの設定を行ってください。

・ サーバ削除後、メンテナンスLEDは自動的にOFFになります。

・ 削除するサーバに対してHBA address renameとサーバ仮想化ソフトウェアの高可用性機能が設定されている場合、サーバの電源

がOFFになったことによって、高可用性機能の切替え処理が動作します。削除時に業務を停止しない場合、事前にVMゲストをほ

かのサーバ上に移動させておくことをお勧めします。サーバ仮想化ソフトウェアごとの高可用性機能については、「設計ガイド VE」

の「9.2.1 利用する製品別の設定」を参照してください。

・ PRIMEQUEST 2000シリーズの管理対象サーバを削除した場合、パーティションの状態に応じて以下のようになります。

- Extended Partitioning ModeがDisableのPPAR、またはExtended Partitioning ModeがEnableのPPARパーティション上に構成さ

れたExtended Partitionを削除した場合

対象のサーバがサーバリソースツリーに未登録のステータスで残ります。

- Extended Partitioning ModeがEnableのPPAR、またはExtended Partitioning ModeがDisableのPPARパーティション上に構成さ

れたExtended Partitionを削除した場合

対象のサーバがサーバリソースツリーから消えます。

注意

リソースを登録すると、性能監視を行うために必要なディレクトリおよびファイルを登録したサーバ上に作成します。リソースを削除した

とき、このディレクトリは自動的に削除されません。手動で削除してください。

詳細は、「導入ガイド CE」の「8.6.9 RHEL-KVM利用時の注意点」を参照してください。

9.3 VIOM連携の削除

ここでは、VIOM連携の削除について説明します。

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以下の手順でVIOM連携を削除します。

1. RORコンソールの管理製品ツリーで、対象の管理製品(VIOM)を右クリックし、表示されたメニューで[削除]を選択します。

[リソースの削除]ダイアログが表示されます。

2. [OK]ボタンをクリックします。

対象の管理製品(VIOM)が削除されます。

VIOMサーバプロファイルを削除するには、「5.1.1 VIOMサーバプロファイルの登録」に従ってServerView Virtual-IO Manager Web UIを起動し、サーバプロファイルの削除を行ってください。

注意

以下の場合、VIOM連携は削除できません。

・ VIOMサーバプロファイル切替え方式の予備サーバ設定情報が存在する

・ VIOMサーバプロファイル切替え方式による以下の状態のサーバが存在する

- 切替え中

- 切替え完了(切戻し実行前)

- 切戻し中

・ VIOMによって管理されているサーバブレードに対して、本製品の機能を利用した操作(電源制御、イメージ処理など)が行われて

いる

・ VIOMによって管理されているラックマウント型サーバに対して、プロファイルが割り当てられている

9.4 LANスイッチとネットワークデバイスの削除

ここでは、LANスイッチ(L2スイッチ)とネットワークデバイスの削除について説明します。

・ LANスイッチブレードの削除

・ LANスイッチ(L2スイッチ)とネットワークデバイスの削除

9.4.1 LANスイッチブレードの削除

ここでは、LANスイッチブレードの削除について説明します。

以下の手順で、LANスイッチブレードを削除します。

1. RORコンソールのサーバリソースツリーで、対象のLANスイッチブレードを右クリックし、表示されたメニューで[削除]を選択しま

す。

[リソースの削除]ダイアログが表示されます。

2. [OK]ボタンをクリックします。

対象のLANスイッチブレードが未登録になります。

9.4.2 LANスイッチとネットワークデバイスの削除

ここでは、LANスイッチ(L2スイッチ)とネットワークデバイスの削除について説明します。

以下の手順で、LANスイッチ(L2スイッチ)とネットワークデバイスを削除します。

・ RORコンソールでの操作

1. RORコンソールのネットワークデバイスツリーで、対象のLANスイッチ(L2スイッチ)またはネットワークデバイスを右クリックし、

表示されたメニューで[削除]を選択します。

[リソースの削除]ダイアログが表示されます。

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2. [OK]ボタンをクリックします。

対象のLANスイッチ(L2スイッチ)またはネットワークデバイスがネットワークデバイスツリーから削除されます。

・ コマンドでの操作

rcxadm netdevice deleteコマンドを利用して削除します。

参照

rcxadm netdeviceコマンドについては、「リファレンスガイド (コマンド/XML編) CE」の「3.8 rcxadm netdevice」を参照してください。

注意

・ すでにL-Platformに配備されているネットワークデバイスについては、削除できません。

rcxadm netdevice showコマンドを実行し、"AllocatedResources[XXX]:"の行に何も表示されていない場合、該当ネットワークデバ

イスがL-Platformに配備されていないことを確認できます。

rcxadm netdevice showコマンドについては「リファレンスガイド (コマンド/XML編) CE」の「3.8 rcxadm netdevice」を参照してくださ

い。

・ 規定値(100)を超える仮想ファブリックが登録されているイーサネット・ファブリックについては、削除できません。

rcxadm netdevice showコマンドを実行し、"VFAB[num]:"についての添え字(num)が99以下である場合、該当イーサネット・ファブ

リックに対して規定値(100)を超える仮想ファブリックが登録されていないことを確認できます。

確認の結果、仮想ファブリックの登録数が規定値(100)を超えていた場合、ネットワーク構成情報(XML定義)内におけるVFABの

登録モードに"delete"を指定し、rcxadm netdevice modifyコマンドを用いてVFABの削除を実行してください。

仮想ファブリックの登録数が規定値(100)を下回ったことを確認し、再度イーサネット・ファブリックの削除を実行してください。

9.5 ネットワークリソースの削除

ここでは、ネットワークリソースの削除について説明します。

LANスイッチブレードの外部接続ポートにVLANが設定されていない場合

以下の手順で、ネットワークリソースを削除します。

1. RORコンソールのオーケストレーションツリーのネットワークプールの対象ネットワークリソースを右クリックし、表示されたメニュー

で[削除]を選択します。

[リソースの削除]ダイアログが表示されます。

2. [OK]ボタンをクリックします。

LANスイッチブレードの外部接続ポートにVLANが設定されている場合

以下の手順で、ネットワークリソースを削除します。

1. "LANスイッチブレードの外部接続ポートにVLANが設定されていない場合"で示す手順を参照し、対象のネットワークリソースを

削除します。

2. LANスイッチブレードの外部接続ポートに設定されているVLANが不要な場合、手順3.以降の手順に従ってVLANを削除して

ください。

3. RORコンソールのサーバリソースツリーで、対象のLANスイッチブレードを右クリックし、表示されたメニューで[設定変更]-[ネット

ワーク情報]を選択します。

[VLANの設定]ダイアログが表示されます。

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4. 以下の項目を設定します。

- VLAN情報の"変更"を選択します。

- 削除対象のVLAN IDを選択します。

- 削除対象のVLAN種別として"None"を選択します。

詳細については、「7.4.2 LANスイッチブレードの外部接続ポートのVLAN変更」を参照してください。

5. [OK]ボタンをクリックします。

6. VLANが削除されたことを確認します。

RORコンソールのサーバツリーで、ネットワークリソースの外部接続ポートとして指定したポートを含むLANスイッチブレードをク

リックします。スイッチの詳細が表示されるので、指定したポートにVLANが設定されていないか確認します。

注意

・ LANスイッチブレードの外部接続ポートにVLANが設定されているネットワークリソースを削除したとき、設定されているVLANは削

除されません。

・ 管理LANサブネットと関連付けられた管理LANリソースを削除する場合、管理LANサブネットも同時に削除されます。事前に、RORコンソールのサーバツリーから管理LANリソースのサブネット範囲に含まれている管理IPアドレスを持つすべての管理対象サーバ

を削除してください。

9.6 VM管理製品の削除

ここでは、VM管理製品の削除について説明します。

以下の手順で、VM管理製品を削除します。

1. RORコンソールの管理製品ツリーで、対象の管理製品を右クリックし、表示されたメニューで[削除]を選択します。

[リソースの削除]ダイアログが表示されます。

2. [OK]ボタンをクリックします。

対象の管理製品が削除されます。

9.7 電力監視の設定削除

ここでは、電力監視の削除について説明します。

電力監視の削除には、電力採取対象装置の削除があります。

採取設定の解除については、「7.8.2 電力監視の採取設定解除」を参照してください。

9.7.1 電力監視デバイスの削除

ここでは、電力監視デバイスの削除について説明します。

以下の手順で、電力監視デバイスを削除します。

1. RORコンソールの電力監視デバイスツリーで、対象の電力監視デバイスを右クリックし、表示されたメニューで[削除]を選択しま

す。

[リソースの削除]ダイアログが表示されます。

2. [OK]ボタンをクリックします。

対象の電力監視デバイスが削除されます。

9.8 管理LANサブネットの削除

ここでは、管理LANサブネットの削除について説明します。

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以下の手順で、管理LANサブネットを削除します。

1. RORコンソールのメニューで[設定]-[管理LANサブネット]を選択します。

[管理LANサブネット]ダイアログが表示されます。

2. 削除するサブネットを選択します。

3. [削除]ボタンをクリックします。

[管理LANサブネットの削除]ダイアログが表示されます。

4. [OK]ボタンをクリックします。

対象のサブネット情報が削除されます。

参考

管理LANサブネットを削除した場合、本製品の簡易DHCPサービスは有効になりません。

そのため、管理LANサブネット登録時に有効になったOS標準のDHCPサービスを使用するか、マネージャーのアンインストール後に

再インストールを実施してください。

注意

登録している管理対象サーバが属しているサブネットの情報は、削除できません。

サブネット情報を削除する前に、登録しているすべての管理対象サーバを削除してください。

9.9 BMC BladeLogic Server Automationの削除

ここでは、BMC BladeLogic Server Automationの削除について説明します。

以下の手順で、BMC BladeLogic Server Automationの登録を削除します。

1. RORコンソールの管理製品ツリーで、対象の管理製品(BladeLogic)を右クリックし、表示されたメニューで[削除]を選択します。

[管理製品(BladeLogic)の削除]ダイアログが表示されます。

2. [OK]ボタンをクリックします。

BMC BladeLogic Server Automationの登録が削除されます。

9.10 VMホストの登録解除

ここでは、Oracle VM for SPARCのゲストドメインのVMホストの登録解除について説明します。

以下の手順で、VMホストを登録解除します。

1. RORコンソールのサーバリソースツリーで、VMホスト登録したゲストドメインを右クリックし、表示されたメニューで[登録解除]を選

択します。

[VMホストの登録解除]ダイアログが表示されます。

2. [OK]ボタンをクリックします。

VMホストの登録が解除され、対象のVMホストがVMゲストに戻ります。

9.11 Converged Fabric管理製品の削除

ここでは、Converged Fabric管理製品の削除について説明します。

以下の手順で、Converged Fabric管理製品を削除します。

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1. RORコンソールの管理製品ツリーで、対象の管理製品を右クリックし、表示されたメニューで[削除]を選択します。

[リソースの削除]ダイアログが表示されます。

2. [OK]ボタンをクリックします。

対象の管理製品が削除されます。

9.12 VDI管理製品の削除

ここでは、VDI管理製品の削除について説明します。

以下の手順で、VDI管理製品を削除します。

1. RORコンソールの管理製品ツリーで、対象のVDI管理製品を右クリックし、表示されたメニューで[削除]を選択します。

[リソースの削除]ダイアログが表示されます。

2. [OK]ボタンをクリックします。

対象のVDI管理製品が削除されます。

注意

・ VDI管理製品に関連するL-Serverがある状態でも、VDI管理製品は削除できます。

・ VDI管理製品の削除後は、削除されたVDI管理製品に関連するL-Serverの削除に失敗します。

このため、事前にVDI管理製品に関連するL-Serverをすべて削除してから、VDI管理製品を削除してください。

・ 誤って関連するL-Serverを削除せずにVDI管理製品を削除した場合、登録時と同じ名前のVDI管理製品を登録することで復旧で

きます。

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第10章 リソース登録および変更のための一括設定

本章では、一括設定の概要と構成定義ファイルの使用方法について説明します。

10.1 概要

一括設定では、事前に作成した構成定義ファイルを読み込むことで、多数のサーバから構成されるシステムを簡単に構築、変更でき

る機能です。複数の定義を一度にまとめて行うことができるので、個別の設定操作によるオペレーションミスを防止できます。

一括設定は以下の場面で使用できます。

・ 新規導入

本製品の運用上に必要な値を構成定義ファイルとして、オフィスなどのオフサイト環境で作成します。作成した構成定義ファイルを

マシンルームなどの実機環境に搬送し、RORコンソールから読み込むこと(以降、インポート)で、多数のサーバの新規導入設定を

一括で行います。

・ 構成定義のバックアップ

RORコンソールから構成定義ファイルに出力(以降、エクスポート)し、現在運用中のシステム定義を保存します。

・ 設定の一括変更

RORコンソールから構成定義ファイルをエクスポートし、変更したい項目を修正したあと、再度インポートすることで設定変更を一

括で行います。

・ 構成定義の流用

1つの環境で使用した構成定義ファイルを流用することで、複数のシステムを簡単に設計できます。

図10.1 一括設定の運用例

インポート、エクスポートできる構成定義ファイルはCSV形式です。構成定義ファイル形式については、「付録B 一括設定用の構成定

義ファイル(CSV形式)」を参照してください。

本製品はCSV形式のサンプルを提供しています。また、FUJITSU Software ServerView Resource Orchestrator WebサイトではExcelのテンプレート(以降、構成定義テンプレート)を公開しています。構成定義テンプレートを利用することで、CSV形式の構成定義ファイル

を簡単に作成できます。

・ 構成定義テンプレートからCSVファイルを読み込む、またはRORコンソールから構成定義ファイルをインポートする場合

「B.2 ファイル形式」に記載している形式の構成定義ファイルを使用します。

・ 構成定義テンプレートからCSV形式でファイルを保存、またはRORコンソールから構成定義ファイルをエクスポートした場合

「B.2 ファイル形式」に記載している 新のバージョンが記述された形式で出力されます。

一括設定では、以下に記載されているRORコンソールと同じ操作ができます。

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・ 登録

- 「5.1 VIOM連携の登録」

- 「5.4 ブレードサーバを利用する場合」

- 「5.13 LANスイッチの登録」

- 「5.2 VM管理製品の登録」

- 「5.10 電力監視デバイスの登録」 (注1)

- 「5.11 管理LANサブネットの登録」

- 「5.4.4 LANスイッチブレードのVLAN設定」

- 「5.5.2 HBA address renameの設定」 (注2)

- 「導入ガイド VE」の「第8章 監視情報の設定」

- 「操作ガイド VE」の「第18章 サーバ切替えの設定」

・ 変更

- 「6.1 管理IPアドレスの変更」 (注3)

- 「7.1.11 管理LANサブネットの変更」

- 「7.1.2 サーバ名の変更」

- 「7.1.3 管理IPアドレスの変更」 (注3)

- 「7.1.4 SNMPコミュニティー名の変更」

- 「7.1.5 サーバ管理装置の設定変更」

- 「7.1.7 VMホストのログインアカウント情報の変更」

- 「7.1.8 LANスイッチブレードのVLANの設定変更」

- 「7.1.9 HBA address renameの設定変更」 (注2)

- 「7.1.10 ブートオプションの変更」

- 「7.3 VIOM連携の設定変更」

- 「7.4 LANスイッチの変更」

- 「7.7 VM管理製品の変更」

- 「7.8 電力監視の設定変更」

- 「7.9 監視情報の変更」

- 「操作ガイド VE」の「18.3 サーバ切替えの変更」

注1) 電力データを採取するためのオプション設定は、RORコンソールから設定を行ってください。

注2) 一括設定で設定を行う場合、インポートしたあとに該当する管理対象サーバを再起動してください。

注3) RORコンソールの操作部分だけが一括設定で対応できます。

また、「第4章 ブレードビューア」と「4.5.1 ラベルとコメントの一覧・登録・編集」に記載されているブレードビューアと同じ操作ができま

す。

注意

・ 一括設定では、以下の操作はできないため、RORコンソールで行ってください。

- 登録されたリソースの削除

- 登録されたシャーシ名、PRIMERGY BXシリーズ以外の物理サーバ名、電力監視デバイス名の変更

- 116 -

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- 登録された管理LANサブネットの削除

- LANスイッチ(L2スイッチ)の探索、登録、削除、基本情報の変更

- LANスイッチ(L2スイッチ)からの結線情報の取得

- VIOM連携の削除

- SNMPトラップ送信先の登録、削除

- ETERNUS SF Storage Cruiser連携によるWWN情報の設定、変更

- Oracle VM for SPARCゲストドメインのエージェント登録

・ 一括設定では、以下の操作はできないため、コマンドで行ってください。

- ETERNUS SF Storage Cruiser連携の登録、削除

・ インポート時に指定する構成定義ファイルでは、登録または変更するリソース数の合計を200以内にしてください。

200を超える数のリソースを登録または変更する場合、構成定義ファイルを複数に分けてインポート処理を行ってください。

・ ServerView Deployment Managerとマネージャーが管理LAN上で共存する場合、以下の定義は行えません。ServerView DeploymentManagerの共存については、「導入ガイド CE」の「I.2 ServerView Deployment Managerとの共存」を参照してください。

- 予備サーバの設定(バックアップ・リストア方式またはHBA address rename方式)

- HBA address renameの設定

10.2 構成定義ファイルの読込み(インポート)ここでは、CSV形式で保存した構成定義ファイルをRORコンソールで読み込む方法について説明します。

以下の手順で、構成定義ファイルをインポートします。

1. CSV形式の構成定義ファイルを準備します。

ポイント

- ServerView技術情報ページからダウンロードしたExcel形式の構成定義テンプレートはそのままインポートできません。構成

定義テンプレートの機能を利用して、CSV形式に保存してからインポートしてください。

- 「B.2 ファイル形式」に記載している形式の構成定義ファイルをインポートできます。構成定義ファイルの形式については、

「付録B 一括設定用の構成定義ファイル(CSV形式)」を参照してください。

- 構成定義ファイルは、登録または変更するリソース数の合計を200以内にしてください。

200を超える数のリソースを登録または変更する場合、構成定義ファイルを複数に分けてインポート処理を行ってください。

- 複数のセクションでリソースの変更を行う場合、構成定義ファイルをセクションごとに分けてインポート処理を行ってください。

- 先頭行に"RCXCSV,V1.0"が記述された形式の構成定義ファイルをインポートする場合、エージェントが自動登録されませ

ん。また、VMホストの物理サーバに予備サーバの設定を記述しても、登録に失敗します。

2. 「操作ガイド インフラ管理者編 CE」の「第2章 ログイン、ログアウト」を参照して、RORコンソールを起動し、ログインします。

3. RORコンソールで、[ファイル]-[一括設定]-[インポート]を選択します。

[構成定義ファイルのインポート]ダイアログが表示されます。

4. 手順1.で準備した構成定義ファイルを指定します。

5. [OK]ボタンをクリックします。

インポート処理が開始されます。インポート処理は構成定義ファイルの内容を検証後、構成定義ファイルに記述されている順に

処理が実行されます。

- 117 -

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構成定義ファイルの検証が完了した場合、リソースの登録、変更処理が開始されます。

処理状況はRORコンソールの進捗状況エリアで確認できます。

進捗状況エリアの[キャンセル]ボタンをクリックすると、確認ダイアログが表示され、インポート処理を中断できます。キャンセルし

た場合、現在行っている処理が完了したあとにインポート処理を中止します。キャンセルするまでに行われた処理の内容はシス

テムに反映されます。

ポイント

- "SpareServer"、"ServerAgent"および"ServerVMHost"セクションは、一括設定を行う際に以下の条件があります。

a. 予備サーバの登録のセクション("SpareServer")

OSが入っていないサーバを予備サーバに設定する場合

予備サーバを定義した物理サーバが、"ServerWWNN"、"ServerAgent"および"ServerVMHost"セクションに定義され

ていない必要があります。

I/O仮想を利用しているサーバを予備サーバに設定する場合

以下のどれかの条件を満たす必要があります。

- 予備サーバを定義した物理サーバに、すでにHBA address rename情報が設定されている

- 予備サーバを定義した物理サーバに、すでにVIOMサーバプロファイルが設定されている

VMホストを予備サーバとして設定する場合

予備サーバとして定義された物理サーバは、すでにエージェントが登録されている必要があります。

ストレージアフィニティ切替え方式によりWWN情報を設定したサーバを、予備サーバとして設定する場合

運用サーバと予備サーバに対して、すでにWWN情報が設定されている必要があります。

上記の条件を満たさない場合、セクションを分けてインポートを行ってください。

b. エージェントの登録のセクション("ServerAgent"または"ServerVMHost")

エージェントを登録するには、以下のすべての条件を満たす必要があります。条件を満たしてからインポートを行って

ください。

- 管理対象サーバに本製品のエージェントがすでにインストールされている。

- 管理対象サーバのOSが起動している。

- 対象の物理サーバの登録が設定されている、またはCSV形式の構成定義ファイルに登録の定義がされている。

- "Server"セクションに、管理サーバと異なるサブネットの管理対象サーバを登録または変更する場合、以下のどちらかの条

件を満たす必要があります。

- 対象のサブネット情報が登録されている。

- CSV形式の構成定義ファイルの"Subnet"セクションに、対象のサブネット情報が定義されている。

注意

- すでに登録済みの運用サーバに対して、新規にサーバを登録し、予備サーバとして設定する場合、"Server"セクション

と"SpareServer"セクションを分けてインポートを行ってください。

- 一括設定で、物理サーバ名を変更する場合、一括設定によるその他の操作と同時に実行できません。"Server"セクションと

その他のセクションを分けてインポートを行ってください。

6. インポートが正常に完了した場合、進捗状況エリアにインポートが完了したメッセージが表示されます。

ポイント

- エラー処理について

インポート時に、構成定義ファイルの内容を検証後、リソースの登録、変更処理が実行されます。

- 118 -

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構成定義ファイルの入力内容に誤りがあった場合、イベントログにエラーメッセージが表示されます。構成定義ファイルを修

正したあと、再度インポートしてください。

構成定義ファイルの入力内容の誤りには、セクションヘッダーに記載した値の誤りも含まれます。

エラーメッセージに表示される行番号の値に誤りがない場合、セクションヘッダーに誤りがないか確認してください。

リソースの登録、変更処理中にエラーが発生した場合、進捗状況エリアとイベントログにエラーメッセージが表示されます。こ

の場合、エラーメッセージが表示されている構成定義ファイルの行番号よりも、前の行の設定までは完了しています。構成

定義ファイルを修正、またはエラーになる原因を取り除いたあと、再度インポートしてください。その際、すでに登録、変更の

完了した行に対する実行はスキップされ、その先の設定が継続して行われます。

- インポート処理のログファイルについて

インポート処理の実行結果は、以下のマネージャーのログファイルで確認できます。

ただし、構成定義ファイルの入力内容に誤りがあり、リソースの登録、変更処理が開始されていない場合、実行結果はログ

に記録されません。

【Windowsマネージャー】

インストールフォルダー\SVROR\Manager\var\log\config.log

【Linuxマネージャー】

/var/opt/FJSVrcvmr/log/config.log

- インポート前のマネージャーのバックアップについて

インポート開始時には、自動的にエクスポートが実行されます。エクスポートで出力したファイルは現在のマネージャー構成

のバックアップとして保存されます。構成定義ファイルの入力ミスがあった際など、前の値に戻したい場合、このバックアップ

ファイルを使用してください。

なお、バックアップファイルは 新5世代を保持します。

構成定義ファイルのバックアップファイルは以下のマネージャーのフォルダーで保存されます。

【Windowsマネージャー】

フォルダー名

インストールフォルダー\SVROR\Manager\var\config_backup

ファイル名

rcxconf-YYYYMMDDHHMMSS.csv (YYYYMMDDHHMMSSには、日付と時間が入ります)

【Linuxマネージャー】

ディレクトリ名

/opt/FJSVrcvmr/var/config_backup

ファイル名

rcxconf-YYYYMMDDHHMMSS.csv (YYYYMMDDHHMMSSには、日付と時間が入ります)

7. 設定後の操作を行います。

インポートが正常に完了した場合、設定後に必要な以下の操作を行います。

- HBA address renameを設定した場合、該当する管理対象サーバを再起動してください。

- エージェントを登録した場合で、かつ、システムイメージのバックアップ、およびクローニングイメージの採取を使用する場合

は、以下のどちらかを行ってください。

- 管理対象サーバを再起動する。

- 「運用ガイド CE」の「2.2 エージェントの起動と停止」に記載されている関連サービスを再起動する。

10.3 構成定義ファイルの書出し(エクスポート)ここでは、本製品の現在の設定を構成定義ファイルに出力する方法について説明します。

以下の手順で、構成定義ファイルをエクスポートします。

- 119 -

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1. 「操作ガイド インフラ管理者編 CE」の「第2章 ログイン、ログアウト」を参照して、RORコンソールを起動し、ログインします。

2. RORコンソールで、[ファイル]-[一括設定]-[エクスポート]を選択します。

3. 構成定義ファイルのエクスポート処理が自動的に行われます。

4. エクスポートが正常に完了した場合、構成定義の[ファイルのダウンロード]ダイアログが表示されます。

以下のどれかをクリックします。

- [保存(S)]ボタンをクリックした場合

ファイル格納ダイアログが表示されるため、保存先フォルダーとファイル名を指定して、ファイルを保存します。構成定義ファ

イルの出力は、CSV形式だけです。

- [開く(O)]ボタンをクリックした場合

CSVファイルに関連付けされたアプリケーション(Excelなど)でファイルを開きます。

- [キャンセル]ボタンをクリックした場合

エクスポート操作はキャンセルされます。

注意

- サーバ切替えによって切り替わっている切替え元サーバ、および切替え先サーバの物理サーバ名は丸括弧"( )"で囲まれ

て出力されます。

- "Subnet"セクションに、管理サーバのサブネット情報は出力されません。

- LANスイッチブレード PY CB DCB SW 10Gb 18/6/6の場合、外部ポートのVLAN情報はエクスポートされません。

- 以下のLANスイッチブレードの場合、VLAN情報はエクスポートされません。

- PRIMERGY BX900/BX400シリーズのLANスイッチブレードであり、かつIBPモードまたはConverged Fabricモードで動

作している場合

- LANスイッチブレード PY CB 10Gb FEX Nexus B22の場合

ポイント

エラー処理について

エクスポート処理中にエラーが発生した場合、それを意味するエラーメッセージがイベントに表示されます。エラーメッセージに

従って、エラーになる原因を取り除いてください。

- 120 -

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第11章 ネットワークビューア

本章では、ネットワークの構成および状態を表示するネットワークビューアについて説明します。

11.1 概要

ここでは、ネットワークビューアの概要について説明します。

ネットワークビューアは、サーバ、LANスイッチブレードおよびネットワークデバイスで構成される物理ネットワークの結線関係、L-PlatformやL-Serverなどの論理リソースの接続情報を表示できるGUIです。ネットワークビューアでは、物理ネットワーク構成と論理ネットワーク

構成を表示することができます。

図11.1 ネットワークビューア(物理ネットワーク構成)

- 121 -

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図11.2 ネットワークビューア(論理ネットワーク構成)

ネットワークビューアで行えることを以下に示します。

・ ネットワーク構成の表示

本製品で管理している以下のネットワーク構成が表示されます。

- 物理サーバと仮想サーバ内(仮想スイッチ、VMゲスト)のネットワーク構成

- L-Platform内のネットワーク構成

- L-Serverのネットワーク構成

・ リソースの状態監視

本製品で管理しているリソースの以下の情報が表示されます。

- 各リソース間のネットワーク接続状態

- 物理サーバと仮想サーバ内のVLAN設定状態

- 物理リソースと配備されたL-Platform、L-Server、ネットワークリソースの関連

- 各リソースの詳細情報

参考

・ ネットワークビューアは、Webブラウザの標準フォントを使用し、1200×800の画面サイズを 小サイズとして動作するように作られ

ています。これより高解像度のディスプレイを利用する場合、画面サイズを拡大して使うことをお勧めします。また、Webブラウザの

サイズを極端に変更すると表示が崩れる場合があります。

・ ネットワークビューアは、10秒ごとに自動更新されます。

手動で結線情報を更新したい場合は、更新ボタンをクリックしてください。

・ 登録済みのLANスイッチブレード PY CB Eth Switch 10/40Gb 18/8+2を構成機器に含むイーサネット・ファブリックスイッチを登録

した場合、スイッチブレードの名前がイーサネット・ファブリックスイッチの対応するポート名に変わります。

また、どちらか一方のポートを選択すると、もう一方のL2スイッチの対応するポートも選択されます。

- 122 -

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11.2 画面説明

ここでは、ネットワークビューアの画面について説明します。

11.2.1 画面構成

ネットワークビューアの画面は、ツールバー、ネットワークビューおよびユーティリティパネルから構成されています。

図11.3 ネットワークビューアの画面構成

11.2.1.1 ツールバー

ネットワークビューを操作するためにツールバーを用意しています。

図11.4 ツールバー

ツールバーの画面について説明します。

ビューポインタ

物理ビューと論理ビューを切替えることができます。

[マップ表示]ボタン

ネットワークビューをマップ表示に切り替えます。

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[リスト表示]ボタン

ネットワークビューをリスト表示に切り替えます。

リスト表示画面の詳細については、「11.2.4 ネットワークビュー(物理リスト)」および「11.2.5 ネットワークビュー(論理リスト)」を参照して

ください。

リソース検索

リソース名で検索するフィールドです。

[更新]ボタン

ネットワークビューアを 新状態に更新します。

11.2.1.2 ネットワークビュー

ネットワーク構成やリソースリストを表示するためのビューです。

ネットワークビューには、マップ表示とリスト表示があります。

マップ表示、リスト表示それぞれに、物理、論理の二つのビューを表示できます。

・ 物理マップ

リソースの状態や物理結線の状態が表示されます。

詳細については、「11.2.2 ネットワークビュー(物理マップ)」を参照してください。

・ 論理マップ

論理システムの状態や論理結線が表示されます。

詳細については、「11.2.3 ネットワークビュー(論理マップ)」を参照してください。

・ 物理リスト

リソースの状態や親リソースがリスト表示されます。

詳細については、「11.2.4 ネットワークビュー(物理リスト)」を参照してください。

・ 論理リスト

リソースの状態や種別がリスト表示されます。

詳細については、「11.2.5 ネットワークビュー(論理リスト)」を参照してください。

なお、マップ表示については、ドラックアンドドロップで画面の表示位置をスクロールさせることができます。

- 124 -

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図11.5 ネットワークビュー

ネットワークビューの画面について説明します。

[アクション]ボタン

- ビュー情報の出力

ネットワークビューの情報をCSVファイルとして出力します。

- 連絡先リスト

対象のリソースが所属するテナントとそのテナントに所属するユーザーの連絡先を表示します。

広域図

ネットワークビューで表示できない領域を含めて全領域が表示されます。

広域図の右下の矢印ボタンによって、広域図を開閉できます。

また、広域図内の表示枠をドラックアンドドロップすることで、ネットワークビューの表示位置も連動してスクロールします。

拡大/縮小スライダー

ネットワークビューを拡大、縮小するスライダーとボタンです。

[表示初期化]ボタン

表示位置を移動した画面を初期位置に戻すボタンです。

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11.2.1.3 ユーティリティパネル

ネットワークビューの表示内容の条件設定や、リソースの詳細情報を表示するための画面です。

図11.6 ユーティリティパネル

カスタムビュー

リソースのフィルタリングやハイライトの設定をします。

詳細については、「11.2.6 ユーティリティパネル(カスタムビュー)」を参照してください。

プロパティ

リソースの詳細情報が表示されます。

詳細については、「11.2.7 ユーティリティパネル(プロパティ)」を参照してください。

11.2.2 ネットワークビュー(物理マップ)ここでは、ネットワークビューの物理マップに表示される情報について説明します。

本製品で管理している以下のリソースとリソース間の結線関係が 初に表示されます。

・ シャーシ

・ サーバ

・ L2スイッチ

・ ネットワークデバイス

- 126 -

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リソースを選択すると選択したリソースには青色の枠が表示されます。隣接するリソースには水色の枠が表示されます。

また、選択したリソースを展開すると、展開したリソース内にあるリソースと、結線関係があるほかのリソースとの結線情報が表示されま

す。

図11.7 ネットワークビュー(物理マップ)の表示例

- 127 -

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図11.8 リソースの表示例

[展開]ボタン

以下のどれかを選択すると、アイコンの右上と右中央にボタンが表示されます。

右上のボタン("▼")をクリック、またはアイコンを右クリックするとメニューが表示されます。

右中央のボタン(">>")をクリックするとリソースの内容が展開されます。

- シャーシ

- ラックマウント型サーバ

- サーバブレード

- LANスイッチブレード

- VMホスト

- VMゲスト

- 仮想スイッチ

- L2スイッチ

- 管理ホスト(IPCOM VX)

- SLB

- ファイアーウォール

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- 統合ネットワーク環境

- イーサネット・ファブリック

- イーサネット・ファブリックのポート群

[閉じる]ボタン

展開しているリソースのアイコンに表示された右中央のボタン("<<")をクリックすると、各リソースの展開を閉じます。

参考

ネットワークビューの物理マップに表示されるネットワークデバイスには、リソース登録時のネットワーク構成情報の指定内容によって表

示形態が異なることがあります。

・ NSアプライアンスについて

- 管理ホストのIPアドレス(ManagementHost)を指定した場合(物理サーバの管理IPアドレスを指定)NSアプライアンスは、物理サーバの子リソースとして表示されます。

- 管理ホストのIPアドレス(ManagementHost)を省略した場合

単一のネットワークデバイスとして表示されます。

・ IPCOM VAについて

- 管理ホストのIPアドレス(ManagementHost)を指定した場合(IPCOM VXの管理IPアドレスを指定)IPCOM VAは、IPCOM VXの子リソースとして表示されます。

- 管理ホストのIPアドレス(ManagementHost)を省略した場合

単一のネットワークデバイスとして表示されます。

ネットワーク構成情報については、「リファレンスガイド (コマンド/XML編) CE」の「15.7 ネットワーク構成情報」を参照してください。

11.2.3 ネットワークビュー(論理マップ)ネットワークビューの論理マップに表示される情報について説明します。

論理マップは、ビューポインタでビューを切り替えることで表示されます。

本製品の機能を使って配備されたL-Platform、L-Serverなどの論理リソースと論理リソース間の接続情報が表示されます。

リソースを選択すると選択したリソースには青色の枠が表示されます。

隣接するL-Serverやネットワークリソースには水色の枠が表示されます。

また、選択したリソースを展開すると、展開したリソース内にあるリソース間の接続情報が表示されます。

- 129 -

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図11.9 ネットワークビュー(論理マップ)の表示例

- 130 -

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図11.10 リソースの表示例

[展開]ボタン

以下のリソースを選択すると、アイコンの右上と右中央にボタンが表示されます。

右上のボタン("▼")をクリック、またはアイコンを右クリックするとメニューが表示されます。

右中央のボタン(">>")をクリックするとリソースの内容が展開されます。

- L-Platform

- L-Server

[閉じる]ボタン

展開しているリソースのアイコンに表示された右中央のボタン("<<")をクリックすると、各リソースの展開を閉じます。

11.2.4 ネットワークビュー(物理リスト)ネットワークビューの物理リストにおいて表示される情報について説明します。

- 131 -

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図11.11 ネットワークビュー(物理リスト)の表示例

リソース数

物理リストに表示されるリソースの総数および各状態(異常(Error)/警告(Warning)/停止(Stop))ごとの総数が表示されます。

リソース情報

リソースの情報が表形式で表示されます。

表示される表の各項目について説明します。

表11.1 ネットワークビュー(物理リスト)の表示項目一覧

表示項目 説明 表示例

名前 (*1) リソースの名前が表示されます。 bx600-1

IPアドレス リソースの管理LANのIPアドレスが表示されます。

管理LANのIPアドレスを持たない場合は"-"が表示されます。

192.168.3.121

装置状態 リソースの状態が表示されます。 normal

筐体1 (*2) リソースが収容される筐体の名前が表示されます。

リソースが独立した物理機器の場合は"-"が表示されます。

bx600

筐体2 (*2) リソースが収容される筐体の名前が表示されます。

筐体1の中に存在する筐体を表す場合に表示されます。

リソースが独立した物理機器の場合またはリソースが筐体1に収容される場合は

"-"が表示されます。

bx600-1

- 132 -

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表示項目 説明 表示例

種別 リソースの種別として、以下のいずれかが表示されます。

・ シャーシの場合

Chassis (Blade)

・ ブレードサーバの場合

Server (Blade)

・ LANスイッチブレードの場合

L2-Switch (Blade)

・ VMゲストの場合

VM Guest

・ 仮想スイッチの場合

VM Switch

・ ラックマウント型サーバの場合

Server (Rack)

・ シャーシ(PRIMEQUEST)の場合

Chassis (Partition)

・ サーバ(PRIMEQUEST)の場合

Server (Partition)

・ L2スイッチの場合

L2-Switch

・ ファイアーウォールの場合

Firewall

・ サーバロードバランサーの場合

SLB

・ 統合型ネットワークデバイスの場合

Multi

・ イーサネット・ファブリックの場合

Fabric

・ 管理ホスト(IPCOM VX)の場合

Management Host

・ ファイアーウォール(仮想アプライアンス)の場合

Firewall (Virtual)

・ サーバロードバランサー(仮想アプライアンス)の場合

SLB (Virtual)

・ 統合型ネットワークデバイス(仮想アプライアンス)の場合

Multi(Virtual)

Server (Blade)

*1: リソースの状態が"異常"、"警告"または"停止"の場合、またはリソースに"物理-論理 関連マーク"が付いている状態の場合、リ

ソース名に状態アイコンまたは物理-論理 関連マークが付加されて表示されます。

*2: 三段階の入れ子関係(筐体1->筐体2->リソース)となるリソースの場合、"名前"、"筐体1"および"筐体2"にそれぞれの名前が表

示されます。二段階の入れ子関係(筐体1->リソース)となるリソースの場合、"名前"および"筐体1"にそれぞれの名前が表示され、"筐体

2"には"-"が表示されます。

- VMゲストを表示する場合(三段階の入れ子関係)

"名前"にはVMゲストの名前、"筐体1"にはシャーシの名前、"筐体2"にはVMホストの名前が表示されます。

- 133 -

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- IPCOM VAを表示する場合(二段階の入れ子関係)

"名前"にはIPCOM VAの名前、"筐体1"には管理ホスト(IPCOM VX)の名前、"筐体2"には"-"が表示されます。

参考

物理リスト内の項目名をクリックすることで、リソースを昇順または降順にソートできます。

ただし、該当項目が"-"表示のリソースについては、降順または昇順のどちらかでソートした場合でも、該当するリソースの行はリスト

の下側にソートされます。

[デフォルトに戻す]ボタン

表示されている物理リストを初期状態に戻します。

11.2.5 ネットワークビュー(論理リスト)ネットワークビューの論理リストにおいて表示される情報について説明します。

図11.12 ネットワークビュー(論理リスト)の表示例

リソース数

論理リストに表示されるリソースの総数および各状態(異常(Error)/警告(Warning)/停止(Stop))ごとの総数が表示されます。

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リソース情報

リソースの情報が表形式で表示されます。

表示される表の各項目について説明します。

表11.2 ネットワークビュー(論理リスト)の表示項目一覧

表示項目 説明 表示例

名前 (*1) リソースの名前が表示されます。 Web-A2-1

ラベル RORコンソールのリソースタブに表示されるラベルが表示されます。

ラベルが設定されてない場合は"-"が表示されます。

Web1-1

コメント RORコンソールのリソースタブに表示されるコメントが表示されます。

コメントが設定されてない場合は"-"が表示されます。

Web1-1

装置状態 リソースの状態が表示されます。 stop

L-Platform リソースが配備されているL-Platformの名前が表示されます。 A-3tier-system1

種別 リソースの種別として、以下のいずれかが表示されます。

・ L-Platformの場合

L-Platform

・ L-Serverの場合

L-Server

・ ネットワークリソースの場合

Network Resource

・ ファイアーウォールの場合

Firewall

・ サーバロードバランサーの場合

SLB

L-Server

*1: リソースの状態が"異常"、"警告"または"停止"の場合、またはリソースに"物理-論理 関連マーク"が付いている状態の場合、リ

ソース名に状態アイコンまたは物理-論理 関連マークが付加されて表示されます。

参考

論理リスト内の項目名をクリックすることで、リソースを昇順または降順にソートできます。

ただし、該当項目が"-"表示のリソースについては、降順または昇順のどちらかでソートした場合でも、該当するリソースの行はリスト

の下側にソートされます。

[デフォルトに戻す]ボタン

表示されている論理リストを初期状態に戻します。

11.2.6 ユーティリティパネル(カスタムビュー)ユーティリティパネルのカスタムビューについて説明します。

フィルター、ハイライトの二つのボックスが 初に表示されます。

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図11.13 ユーティリティパネル(カスタムビュー)の表示例

フィルター

設定した条件に一致するリソースだけを表示させることができます。

ハイライト

設定した条件に一致するリソースだけをハイライト表示させることができます。

11.2.7 ユーティリティパネル(プロパティ)ユーティリティパネルのプロパティについて説明します。

ネットワークビューに表示されているリソースがクリックされると、リソースの詳細情報が表示されます。

- 136 -

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図11.14 ユーティリティパネル(プロパティ)の表示例

メニュー

詳細情報が表示されているリソースに対する操作メニューです。

構成情報の表示/非表示

リソースが閉じられている場合、リソースの内容が展開されます。

リソースが展開されている場合、リソースの展開を閉じます。

ここからの経路

表示されているリソースを2点間経路探索の始点とします。

ここまでの経路

表示されているリソースを2点間経路探索の終点とします。

- 137 -

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経路探索

始点から終点までの2点間の経路を探索します。

物理-論理 関連マーク

表示されているリソースをリソースの関連付けの対象とします。

物理-論理 関連マークの解除

表示されているリソースをリソースの関連付けの対象から解除します。

連絡先リスト(選択リソース)

表示されているリソースに関連する論理リソースの連絡先が表示されます。

物理ビューでは以下のリソースの情報が表示されます。

・ シャーシ

・ サーバ

・ LANスイッチブレード

・ VMホスト

・ VMゲスト

・ L2スイッチ

・ 管理ホスト(IPCOM VX)

・ ファイアーウォール

・ SLB

・ 統合型ネットワークデバイス

・ イーサネット・ファブリック

・ ネットワークデバイスのポート

・ LANスイッチブレードのポート

・ L2スイッチのポート

・ サーバ(VMホストを含む)のNIC

論理ビューでは以下のリソースの情報が表示されます。

・ L-Platform

・ L-Server

・ ネットワークリソース

・ ファイアーウォール

・ SLB

選択リソースにより以下を検索できます。

・ IBPモードのLANスイッチブレードの場合

ポートグループ

・ イーサネット・ファブリックスイッチの場合

仮想ファブリック

・ L-Platformに配備されているSLBの場合

分散対象サーバ

ただし、本機能は物理リソースとしてIPCOM EXシリーズを使用し、かつIPCOM EXシリーズのサンプルスクリプトをそのまま使用し

てL-Platform配備を実施したSLBだけが対象となります。

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11.2.8 各アイコンの説明

ここでは、ネットワークビューアによるリソースの状態監視について説明します。

11.2.8.1 リソースの表示

以下にリソースを表示するアイコンについて説明します。

表11.3 リソースアイコン

アイコン 意味

シャーシを示します。

サーバを示します。

LANスイッチブレードを示します。

IBPモードで動作しているLANスイッチブレードを示します。

VCSモードで動作しているLANスイッチブレードを示します。

Converged Fabricモードで動作しているLANスイッチブレードを示します。

VMホストを示します。

VMゲストを示します。

仮想スイッチを示します。

L2スイッチを示します。

管理ホスト(IPCOM VX)を示します。

SLB(サーバロードバランサー)を示します。

ファイアーウォールを示します。

- 139 -

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アイコン 意味

統合型ネットワークデバイスを示します。

イーサネット・ファブリックを示します。

L-Platformを示します。

L-Serverを示します。

L-Serverに接続されているネットワークリソースを示します。

ファイアーウォールリソースを示します。

SLB(サーバロードバランサー)リソースを示します。

表11.4 リソースの状態アイコン

アイコン 状態 意味

正常 新たな異常、警告または停止が検出されていないことを示します。

警告 何らかの警告が検出されたことを示します。

不明 状態が取得できないことを示しています。

異常 何らかの異常が検出されたことを示します。

故障 故障が発生しているため、利用できないことを示します。

停止 停止が検出されたことを示します。

- 140 -

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ポイント

・ 複数の物理リソースに関連する論理リソース(ネットワークリソース、ファイアーウォールリソース、SLBリソース)については、これらの

物理リソースが持つ状態のうち、もっとも優先度の高い状態が表示されます。

状態の優先度は以下になります。

(優先度高) 故障 > 異常 > 不明 > 警告 > 停止 > 正常 (優先度低)

・ 仮想スイッチの場合、所属するVMホストと同一の状態が表示されます。

表11.5 物理-論理 関連マーク

アイコン 意味

物理リソースと論理リソースの可視化対象を示します。

表11.6 検索対象マーク

アイコン 意味

リソースの検索対象を示します。

表11.7 2点間経路探索マーク

アイコン 意味

経路探索の始点となるリソースを示します。

経路探索の終点となるリソースを示します。

表11.8 ポートアイコン

アイコン 意味

結線されているポート

結線されていないポート

表11.9 ポートの状態アイコン

アイコン 状態 意味

正常

ポートに新たな異常または非活性が検出されていないことを示します。

なお、Converged Fabricモードで動作しているLANスイッチブレード、またはLANスイッチブレードPY CB 10Gb FEX Nexus B22の場合、ポートの状態は常に正常

で表示されます。

異常

対向するサーバのNICやL2スイッチまたはイーサネット・ファブリックのポートの状

態が非活性になった場合や、結線が抜けた場合など、ポートに何らかの異常が検

出されたことを示します。

なお、LANスイッチブレード以外のネットワークデバイスのポートを非活性化した

場合、ポートの状態は異常で表示されます。

非活性 ポートが非活性(オフライン)操作されていることを示します。

ポイント

以下のリソースのポートにおいては、所属するリソースと同一の状態が表示されます。

- 141 -

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・ サーバ

・ VMゲスト

・ 仮想スイッチ

・ L-Server

11.2.8.2 その他

ここでは、ネットワークビューア上に表示されるアイコンについて説明します。

表11.10 管理サーバアイコン

アイコン 状態 意味

管理サーバ 管理サーバとして利用しているサーバを示します。

11.2.9 結線表示の説明

ここでは、ネットワークビューア上に表示される結線について説明します。

11.2.9.1 結線表示(物理マップ)各リソース間における物理結線と仮想結線は下記のように表示されます。

結線の色は、リソースの状態、VLAN検索状態、またはリソースの選択状態によって変わります。

表11.11 リソース未選択時の結線

状態 通常/VLAN 結線 意味

正常

通常時

物理結線または仮想結線を示します。

VLAN検索時

異常

通常時 LANスイッチブレードやL2スイッチのポートの状態が異常になっ

た場合や、結線が抜けた場合など、異常な状態の結線を示しま

す。VLAN検索時

警告

通常時リソース間をつなぐ複数の結線のうち、一部の結線に異常がある

場合、警告状態を示します。VLAN検索時

無効

通常時

ユーザーが無効にしたポートの結線を示します。

VLAN検索時

表11.12 リソース選択時の結線

状態 通常/VLAN 結線 意味

正常

通常時

物理結線または仮想結線を示します。

VLAN検索時

異常

通常時 LANスイッチブレードやL2スイッチのポートの状態が異常になっ

た場合や、結線が抜けた場合など、異常な状態の結線を示しま

す。VLAN検索時

- 142 -

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状態 通常/VLAN 結線 意味

警告

通常時リソース間をつなぐ複数の結線のうち、一部の結線に異常がある

場合、警告状態を示します。VLAN検索時

無効

通常時

ユーザーが無効にしたポートの結線を示します。

VLAN検索時

11.2.9.2 結線表示(論理マップ)各リソース間の接続関係は下記のように表示されます。

結線の色は、VLAN検索状態、またはリソースの選択状態によって変わります。

論理ビューでは、リソースの状態による結線状態の変化はありません。

表11.13 リソース未選択時の結線

通常/VLAN 結線 意味

通常時

リソース間の接続関係を示します。

VLAN検索時

表11.14 リソース選択時の結線

通常/VLAN 結線 意味

通常時

リソース間の接続関係を示します。

VLAN検索時

11.3 操作

ネットワークビューアの操作について説明します。

11.3.1 ネットワークビューアの起動

ネットワークビューアの起動手順を以下に示します。

1. RORコンソールを起動します。

2. RORコンソールの[リソース]タブの右上に表示される[ネットワークビューア]ボタンをクリックします。

別ウィンドウでネットワークビューアが表示されます。

起動時、ネットワークビューには物理マップが表示されます。

物理マップには、以下のリソースとリソース間の結線関係が 初に表示されます。

・ シャーシ

・ サーバ

・ L2スイッチ

・ ネットワークデバイス

11.3.2 ネットワークビューの表示切替え(マップ表示とリスト表示)ネットワークビューアのツールバーの[マップ表示]ボタンまたは[リスト表示]ボタンのクリックにより、ネットワークビューの表示を切り替え

ます。

- 143 -

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・ マップ表示からリスト表示へ切替える場合

[リスト表示]ボタンをクリックします。

・ リスト表示からマップ表示へ切替える場合

[マップ表示]ボタンをクリックします。

ネットワークビューアの起動時は、ネットワークビューに物理マップが表示されます。

11.3.3 ネットワークビューの表示切替え(物理ビューと論理ビュー)ネットワークビューアのツールバーのビューポインタにより、ネットワークビューの表示を切り替えます。

物理ビューと論理ビューの切替え手順を以下に示します。

1. ビューポインタのビューリスト表示("▼")をクリックし、ビューリストを表示させます。

2. 表示させたいビューを選択します。

- 物理マップまたは物理リストを表示させたい場合

"Physical"を選択します。

- 論理マップまたは論理リストを表示させたい場合

"Logical"を選択します。

図11.15 ビューポインタによる切替え操作

論理マップでは、以下のリソースとリソース間の結線情報が 初に表示されます。

・ L-Platform

・ L-Server

・ ネットワークリソース

アニメーション機能をOFFにする方法について

ビューポインタのアニメーション、およびビュー切り替え時のアニメーションを無効にする場合は、定義ファイルに定義を追加する必要

があります。

- 144 -

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定義ファイルの格納先

【Windowsマネージャー】

インストールフォルダー\SVROR\Manager\etc\customize_data

【Linuxマネージャー】

/etc/opt/FJSVrcvmr/customize_data

定義ファイル名

network_viewer.rcxprop

定義ファイルが存在しない場合は、新規に作成してください。

定義ファイルの形式

定義ファイルは以下の形式で指定します。

view_pointer_animation=アニメーション有無

アニメーション有無

on

アニメーションを有効にする場合に指定します。

off

アニメーションを無効にする場合に指定します。

省略時は"on"になります。

view_pointer_animation=on

11.3.4 リソースの検索

ネットワークビューアのツールバーの[リソース検索]ボックスにより、リソースを検索できます。

ポイント

リソースの検索により、特定のリソースと関連するリソースの確認や、特定のリソースを中心としたネットワーク構成の確認などを簡単に

行うことができます。

リソースの検索手順を以下に示します。

・ 検索したいリソース名がわかっている場合

1. [リソース検索]ボックスに検索したいリソース名を入力します。

2. [Enter]キーを押下することで、検索対象のリソースが画面の中心となった状態でネットワークビューが表示されます。

なお、検索対象となったリソースには、検索対象マークが表示されています。

・ 検索したいリソース名がわからない場合

1. [リソース検索]ボックスに文字を入力することで、本製品が管理しているリソースの中から入力された文字と部分一致するリ

ソースの一覧がリストで表示されます。

- 145 -

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2. 表示されたリストの中から検索したいリソース名を選択します。

選択されたリソースが画面の中心となった状態でネットワークビューが表示されます。

なお、検索対象となったリソースには、検索対象マークが表示されています。

図11.16 部分一致によるリソースの検索操作例

図11.17 リソースの検索後のネットワークビューの表示例

- 146 -

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11.3.5 表示するリソースのフィルタリング

ネットワークビューアのユーティリティパネル(カスタムビュー)のフィルターにより、条件に一致するリソースだけを表示させることができ

ます。

ポイント

管理対象のリソースが多い場合でも、表示したいリソースを絞り込み確認することができるため、運用時の確認作業時間を短縮できま

す。

表示のフィルタリングを行うための操作手順を以下に示します。

1. フィルターボックスのラベル右上の[+]ボタンをクリックすることで、設定画面が表示されます。

図11.18 フィルターの設定画面

2. 条件として設定したいフィルター項目にチェックを入れます。

3. [OK]ボタンをクリックします。

4. フィルターのボックス内に手順2でチェックしたフィルター項目に対応する入力フィールドが表示されます。

5. 入力フィールドをクリックすることで、プルダウンが表示されます。

プルダウンからフィルタリングする条件を選択することで、条件に一致するリソースだけが表示されます。

なお、L-PlatformまたはL-Serverに割り当てられていない物理リソースについては、関連リソースのプルダウンに表示されません。

以下の条件でリソースのフィルタリングができます。

- テナント

指定したテナントに所属するリソースだけ表示されます。

- L-Platform

指定したL-Platformに所属するリソースだけ表示されます。

- リソース状態

指定したリソース状態に一致するリソースだけ表示されます。

- 147 -

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- 結線状態

指定した結線状態に一致する結線だけ表示されます。

- 経路探索

二つのリソース間の経路を探索できます。

詳細については「11.3.10 2点間経路探索」を参照してください。

参考

・ フィルター項目内で複数の条件を指定した場合、いずれかの条件に一致するリソースを表示の対象とします。

・ 複数のフィルター項目をチェックした場合、全てのフィルター項目の条件に一致するリソースを表示の対象とします。

・ 親子関係となるリソースについては、子リソースが条件に一致する場合、親リソースは条件に関係なく表示の対象とします。

リソースの状態例

- VMホストの状態が"normal"

- VMゲストの状態が"error"

上記の状態で、リソース状態が"error"を条件として設定した場合、VMゲストだけでなくVMホストも表示の対象となります。

・ テナントとL-Platformの相関関係について

- フィルター項目としてテナントとL-Platformが同時に指定された場合

テナントに指定された条件が優先されます。

このため、テナントに所属しないL-Platformは表示の対象外となります。

- フィルター項目としてL-Platformだけが指定された場合

フィルター項目のテナントの条件に指定されたL-Platformが所属しているテナントが自動的に追加されます。

11.3.6 表示するリソースのハイライト表示

ネットワークビューアのユーティリティパネル(カスタムビュー)のハイライトにより、ハイライト表示する条件に一致するリソースだけをハイ

ライト表示させることができます。

ポイント

複雑なネットワーク構成の場合でも、ハイライト表示することで関連する経路を視覚的に確認することができるため、運用時の確認作業

時間を短縮できます。

ハイライト表示を行うための操作手順を以下に示します。

- 148 -

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1. ハイライトボックスのラベル右上の[+]ボタンをクリックすることで、設定画面が表示されます。

図11.19 ハイライトの設定画面

2. 条件として設定したいハイライト項目にチェックを入れます。

3. [OK]ボタンをクリックします。

4. ハイライトのボックス内に手順2でチェックしたハイライト項目に対応する入力フィールドが表示されます。

5. 入力フィールドをクリックすることで、プルダウンが表示されます。

プルダウンからハイライト表示する条件を選択することで、条件に一致するリソースだけがハイライト表示されます。

なお、L-PlatformまたはL-Serverに割り当てられていない物理リソースについては、関連リソースのプルダウンに表示されません。

以下の条件でハイライト表示ができます。

- VLAN ID

指定したVLAN IDに一致するリソースがハイライト表示されます。

- イーサネット・ファブリック装置の場合

VLAN ID入力フィールドの"VLAN/C-TAG"と"VLAN(S-TAG)"の両方の条件を設定できます。

両方の条件が設定された場合、両方の条件に一致するリソースが表示の対象となります。

- イーサネット・ファブリック装置以外の場合

VLAN ID入力フィールドの"VLAN/C-TAG"の条件だけが意味を持ちます。

"VLAN(S-TAG)"に条件が設定されていても無視され、"VLAN/C-TAG"の条件に一致するリソースが表示の対象となり

ます。

VLAN表示時のアイコンは、「11.2.8.1 リソースの表示」のアイコンに緑色の枠が表示されたものです。

リソースに異常が発生した場合、該当するリソースアイコン上に異常を示す状態アイコンが表示されます。

状態については、「11.2.8.1 リソースの表示」を参照してください。

- 関連リソース

指定したリソースに物理-論理 関連マークが付加されて表示されます。

"物理-論理 関連マーク"が付加された状態でビューポインタによりビューを切り替えることで、物理リソースと論理リソースの

関連を確認できます。

- 149 -

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11.3.7 表示中のネットワークビューの情報出力

ネットワークビューアのネットワークビューに表示されている情報をCSVファイルに出力することができます。

ポイント

現在のリソース一覧や結線の 新情報の確認を簡単に行うことができます。

ビュー情報の出力手順を以下に示します。

1. ネットワークビューの[アクション]ボタンをクリックします。

アクション一覧が表示されます。

2. アクション一覧の中から"ビュー情報の出力"を選択します。

現在のネットワークビューの情報がCSV形式でファイルに出力できます。

参考

出力するファイルの文字コードはUTF-8になります。

UTF-8をサポートしていないエディター(Excelなど)でファイルを表示した場合、日本語部分が文字化けすることがあります。

出力されるCSVファイルのフォーマットは以下のとおりです。

・ 物理マップまたは物理リストが表示されている場合

[Node]

resource_name,resource_ip,resource_status,unit1,unit2,type

:

[Link]

resource_name_1,resource_ip_1,port_name_1,port_status_1,resource_name2,resource_ip_2,port_name_2,port_status_2

:

表11.15 Node領域のカラム一覧

カラム 説明 出力例

resource_name リソースの名前が出力されます。 vm_guest_1

resource_ip リソースの管理LANのIPアドレスが出力されます。

管理LANのIPアドレスを持たない場合は"-"が出力されます。

192.168.10.60

resource_status リソースの状態が出力されます。 normal

unit1 リソースが収容される筐体の名前が出力されます。

リソースが独立した物理機器の場合は"-"が出力されます。

chassis_1

unit2 リソースが収容される筐体の名前が出力されます。

筐体1の中に存在する筐体を表す場合に出力されます。

リソースが独立した物理機器の場合またはリソースが筐体1に収容される

場合は"-"が出力されます。

vm_host_1

type リソースの種別が出力されます。

・ シャーシの場合

Chassis (Blade)

・ ブレードサーバの場合

Server (Blade)

・ LANスイッチブレードの場合

L2-Switch (Blade)

・ VMゲストの場合

VM Guest

VM Guest

- 150 -

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カラム 説明 出力例

・ 仮想スイッチの場合

VM Switch

・ ラックマウント型サーバの場合

Server (Rack)

・ シャーシ(PRIMEQUEST)の場合

Chassis (Partition)

・ サーバ(PRIMEQUEST)の場合

Server (Partition)

・ L2スイッチ

L2-Switch

・ ファイアーウォールの場合

Firewall

・ サーバロードバランサーの場合

SLB

・ 統合型ネットワークデバイスの場合

Multi

・ イーサネット・ファブリックの場合

Fabric

・ 管理ホスト(IPCOM VX)の場合

Management Host

・ ファイアーウォール(仮想アプライアンス)の場合

Firewall (Virtual)

・ サーバロードバランサー(仮想アプライアンス)の場合

SLB (Virtual)

・ 統合型ネットワークデバイス(仮想アプライアンス)の場合

Multi(Virtual)

参考

- リストが特定の項目で並び替えられている場合、CSVファイルの[Node]領域も並び替えられた状態で出力されます。

- フィルターによりリソースが絞り込まれている場合、絞り込まれた情報だけが出力されます。

表11.16 Link領域のカラム一覧

カラム 説明 出力例

結線の接続元ポート情

resource_name_1 接続元リソースの名前が出力されます。 catalyst_1

resource_ip_1 接続元リソースのIPアドレスが出力されます。

IPアドレスを持たない場合は"-"が出力されます。

192.168.10.62

port_name_1 接続元リソースのポートの名前が出力されます。 Gi1/0/4

port_status_1 接続元リソースのポートの状態が出力されます。 normal

結線の接続先ポート情

resource_name_2 接続先リソースの名前が出力されます。 srx_1

resource_ip_2 接続先リソースのIPアドレスが出力されます。

IPアドレスを持たない場合は"-"が出力されます。

192.168.10.63

port_name_2 接続先リソースのポートの名前が出力されます。 4

port_status_2 接続先リソースのポートの状態が出力されます。 normal

- 151 -

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参考

出力順番はランダムになります。

フィルターによりリソースが絞り込まれている場合、接続元と接続先の両方が表示されている結線の情報が[Link]領域に出力され

ます。

・ 論理マップまたは論理リストが表示されている場合

name,label,comment,status,lplatform,type

:

表11.17 カラム一覧

カラム 説明 出力例

name リソースの名前が出力されます。 Web1-1

label RORコンソールのリソースタブに表示されるラベルが出力されます。

ラベルが設定されてない場合は"-"が出力されます。

WebServer1

comment RORコンソールのリソースタブに表示されるコメントが出力されます。

コメントが設定されてない場合は"-"が出力されます。

WebServer1

status リソースの状態が出力されます。 normal

lplatform リソースが配備されているL-Platformの名前が出力されます。 A-3tier-system

type リソースの種別として、以下のいずれかが出力されます。

・ L-Platformの場合

L-Platform

・ L-Serverの場合

L-Server

・ ネットワークリソースの場合

Network Resource

・ ファイアーウォールの場合

Firewall

・ サーバロードバランサーの場合

SLB

L-Server

参考

- リストが特定の項目で並び替えられている場合、CSVファイルも並び替えられた状態で出力されます。

- フィルターによりリソースが絞り込まれている場合、絞り込まれた情報だけが出力されます。

11.3.8 連絡先リストの操作

連絡先リストの操作について説明します。

11.3.8.1 連絡先リストの表示

L-Platformを利用しているテナントのユーザーの連絡先リストを表示することができます。

連絡先リストの表示対象となるL-Platform内のリソースは以下のとおりです。

・ 論理ビュー内の異常状態のリソース

・ 物理-論理 関連マークが付加されているリソース

- 152 -

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ポイント

連絡先リストを利用することで、以下のような場合にインフラ管理者がテナントの利用者へ連絡を行うための連絡先を簡単に確認でき

ます。

・ 問題が発生していることを連絡する場合

・ 事前にメンテナンスの予定を連絡する場合

・ メンテナンスの開始および終了を連絡する場合

連絡先リストの表示手順を以下に示します。

1. ネットワークビューの[アクション]ボタンをクリックします。

アクション一覧が表示されます。

2. アクション一覧の中から"連絡先リスト"を選択します。

現在問題が発生しているL-Platformを利用しているテナントの連絡先として以下の情報が表示されます。

- 問題が発生しているリソースが配備されているL-Platformの名前

- 問題が発生しているリソースの名前

- 問題が発生しているリソースの状態

- L-Platformを利用しているテナントの代表メールアドレス

- L-Platformを利用しているテナントの利用者の名前

- L-Platformを利用しているテナントの利用者のメールアドレス

参考

"利用者のメールアドレス"には、緊急の連絡先のメールアドレスが表示されます。

緊急の連絡先のメールアドレスが未登録の場合、個人情報のメールアドレスが表示されます。

なお、個人情報のメールアドレスが表示された場合、メールアドレスの末尾にアスタリスク("*")が表示されます。

11.3.8.2 連絡先リストの出力

L-Platformを利用しているテナントのユーザーの連絡先リストをCSVファイルに出力することができます。

連絡先リストの出力手順を以下に示します。

1. ネットワークビューの[アクション]ボタンをクリックします。

アクション一覧が表示されます。

2. アクション一覧の中から"連絡先リスト"を選択し、連絡先リストを表示させます。

3. [CSV出力]ボタンをクリックします。

表示されている連絡先リストがCSV形式のファイルに出力できます。

参考

出力するファイルの文字コードはUTF-8になります。

UTF-8をサポートしていないエディター(Excelなど)でファイルを表示した場合、日本語部分が文字化けすることがあります。

出力されるCSVファイルのフォーマットは以下のとおりです。

l-platform,resource_name,status,tenant_mail,user,user_mail1,user_mail2

- 153 -

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表11.18 連絡先リストのカラム一覧

カラム 説明 出力例

l-Platform L-Platformの名前が出力されます。 A-3-tier-system1

resource_name リソースの名前が出力されます。

リソースが複数存在する場合は";"で区切ってすべてのリソースが出力されます。

FW-A2;SLB-A2

status リソースの状態が出力されます。

リソースが複数存在する場合は";"で区切ってすべてのリソースの状態が出力され

ます。

normal;error

tenant_mail テナントの代表メールアドレスが出力されます。 [email protected]

user 利用者の名前が出力されます。

利用者が複数登録されている場合は";"で区切ってすべての利用者の名前が出力

されます。

なお、緊急の連絡先が登録されている利用者の名前から出力されます。

富士通 太郎;富士通 二郎;富士通 三郎

user_mail1 利用者の緊急の連絡先として登録されているメールアドレスが出力されます。

緊急の連絡先が登録されている利用者が複数登録されている場合は";"で区切っ

てすべてのメールアドレスが出力されます。

緊急の連絡先が登録されていない場合は利用者の連絡先として登録されている

メールアドレスが末尾にアスタリスク("*")が付与された形式で出力されます。

[email protected];[email protected]

user_mail2 利用者の連絡先として登録されているメールアドレスが出力されます。

連絡先が複数登録されている場合は";"で区切ってすべての利用者のメールアドレ

スが出力されます。

[email protected]

11.3.9 物理マップと論理マップでのリソースの関連付け

リソース単位に物理リソースと論理リソースの関連付けを行うことができます。

ポイント

以下のような確認作業が短時間に行えます。

・ 物理リソースが影響を与える論理リソースやL-Platformの確認

メンテナンスなどが予定されている場合に簡単に影響範囲を確認することができます。

連絡先リストの表示で影響する利用者も簡単に行えるため、確認作業時間を短縮することができます。

・ L-Platform内の論理リソースから問題が発生している物理リソースの確認

利用者からの通信異常など問い合わせ時、L-Platform内の論理リソースから問題が発生している物理リソースを簡単に特定するこ

とができます。

これにより、問題解決のための対処開始が短時間で可能となり、問題解決までの時間も短くなります。

11.3.9.1 物理リソースから関連する論理リソースの確認

物理リソースから関連する論理リソースを確認する操作手順を説明します。

参考

ネットワークビュー(論理マップ)で"物理-論理 関連マーク"が付与されている論理リソースが表示されたときに、以下の条件を全て満た

す場合、対象の論理リソースを含む親リソースは自動的に展開されて表示されます。

・ 表示対象の論理リソースが50個以内である。

・ 他のリソースの子リソースが含まれている。

- 154 -

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ネットワークビュー(物理マップ)のアイコンからの操作手順

1. 物理リソースの展開ボタン("▼")をクリックします。

2. 表示されたメニューから"物理-論理 関連マーク"を選択します。

ネットワークビュー(物理マップ)の物理リソースに"物理-論理 関連マーク"が付与されていることを確認します。

3. ネットワークビューの表示を物理ビューから論理ビューに切替えます。

表示の切替えについては、「11.3.3 ネットワークビューの表示切替え(物理ビューと論理ビュー)」を参照してください。

4. ネットワークビュー(論理マップ)で"物理-論理 関連マーク"が付与されている論理リソースが物理リソースと関連するリソースとな

ります。

ユーティリティパネル(カスタムビュー)のハイライトボックスの物理-論理 関連マーク入力フィールドからの操作手順

1. ハイライトボックス右上の[+]ボタンをクリックすることで、ハイライト項目の設定画面が表示されます。

2. 関連リソースのチェックボックスにチェックを入れ、[OK]ボタンをクリックします。

物理-論理 関連マーク入力フィールドが表示されます。

3. 物理-論理 関連マーク入力フィールドをクリックすることで、確認可能な物理リソースの一覧が表示されます。

4. 確認したい物理リソースを選択します。

ネットワークビュー(物理マップ)の物理リソースに"物理-論理 関連マーク"が付与されていることを確認します。

5. ネットワークビューの表示を物理ビューから論理ビューに切替えます。

表示の切替えについては、「11.3.3 ネットワークビューの表示切替え(物理ビューと論理ビュー)」を参照してください。

6. ネットワークビュー(論理マップ)で"物理-論理 関連マーク"が付与されている論理リソースが物理リソースと関連するリソースとな

ります。

ユーティリティパネル(プロパティ)の[メニュー]ボタンからの決定手順

1. ネットワークビュー(物理マップ)で確認したい物理リソースをクリックします。

2. プロパティの[メニュー]ボタンをクリックします。

3. "物理-論理 関連マーク"をクリックします。

ネットワークビュー(物理マップ)の物理リソースに"物理-論理 関連マーク"が付与されていることを確認します。

4. ネットワークビューの表示を物理ビューから論理ビューに切替えます。

表示の切替えについては、「11.3.3 ネットワークビューの表示切替え(物理ビューと論理ビュー)」を参照してください。

5. ネットワークビュー(論理マップ)で"物理-論理 関連マーク"が付与されている論理リソースが物理リソースと関連するリソースとな

ります。

11.3.9.2 論理リソースから関連する物理リソースの確認

論理リソースから関連する物理リソースを確認する操作手順を説明します。

参考

ネットワークビュー(物理マップ)で"物理-論理 関連マーク"が付与されている物理リソースが表示されたときに、以下の条件を全て満た

す場合、対象の物理リソースを含む親リソースは自動的に展開されて表示されます。

・ 表示対象の物理リソースが50個以内である。

・ 他のリソースの子リソースが含まれている。

ネットワークビュー(論理マップ)のアイコンからの操作手順

1. 論理リソースの展開ボタン("▼")をクリックします。

2. 表示されたメニューから"物理-論理 関連マーク"を選択します。

ネットワークビュー(論理マップ)の論理リソースに"物理-論理 関連マーク"が付与されていることを確認します。

- 155 -

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3. ネットワークビューの表示を論理ビューから物理ビューに切替えます。

表示の切替えについては、「11.3.3 ネットワークビューの表示切替え(物理ビューと論理ビュー)」を参照してください。

4. ネットワークビュー(物理マップ)で"物理-論理 関連マーク"が付与されている物理リソースが論理リソースと関連するリソースとな

ります。

ユーティリティパネル(カスタムビュー)のハイライトボックスの物理-論理 関連マーク入力フィールドからの操作手順

1. ハイライトボックス右上の[+]ボタンをクリックすることで、ハイライト項目の設定画面が表示されます。

2. 関連リソースのチェックボックスにチェックを入れ、[OK]ボタンをクリックします。

物理-論理 関連マーク入力フィールドが表示されます。

3. 物理-論理 関連マーク入力フィールドをクリックすることで、確認可能な論理リソースの一覧が表示されます。

4. 確認したい論理リソースを選択します。

ネットワークビュー(論理マップ)の論理リソースに"物理-論理 関連マーク"が付与されていることを確認します。

5. ネットワークビューの表示を論理ビューから物理ビューに切替えます。

表示の切替えについては、「11.3.3 ネットワークビューの表示切替え(物理ビューと論理ビュー)」を参照してください。

6. ネットワークビュー(物理マップ)で"物理-論理 関連マーク"が付与されている物理リソースが論理リソースと関連するリソースとな

ります。

ユーティリティパネル(プロパティ)の[メニュー]ボタンからの決定手順

1. ネットワークビュー(論理マップ)で確認したい論理リソースをクリックします。

2. プロパティの[メニュー]ボタンをクリックします。

3. "物理-論理 関連マーク"をクリックします。

ネットワークビュー(論理マップ)のリソースに"物理-論理 関連マーク"が付与されていることを確認します。

4. ネットワークビューの表示を論理ビューから物理ビューに切替えます。

表示の切替えについては、「11.3.3 ネットワークビューの表示切替え(物理ビューと論理ビュー)」を参照してください。

5. ネットワークビュー(物理マップ)で"物理-論理 関連マーク"が付与されている物理リソースが論理リソースと関連するリソースとな

ります。

11.3.10 2点間経路探索

ネットワークビューに表示されたリソースを2つ選択し、その2点間で通信できる可能性がある経路を表示します。

参考

選択したリソースに複数の結線関係が存在する場合、2点間の経路以外のリソースと結線が表示されることがあります。

2点間経路探索で選択できるリソースは、以下になります。

・ サーバ

・ VMホスト

・ VMゲスト

・ 仮想スイッチ

・ LANスイッチブレード

・ L2スイッチ

・ 管理ホスト(IPCOM VX)

・ ファイアーウォール

・ SLB

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・ 統合型ネットワークデバイス

・ イーサネット・ファブリック

・ L-Server

・ ネットワークリソース

2点間の経路を表示するための操作手順を以下に示します。

ネットワークビューのアイコンからの操作手順

1. 探索の始点となるリソースの展開ボタン("▼")をクリックします。

2. 表示されたメニューから"ここからの経路"を選択します。

ネットワークビューのリソースに"2点間経路探索マーク(始点)"が付与されていることを確認します。

3. 探索の終点となるリソースの展開ボタン("▼")をクリックします。

4. 表示されたメニューから"ここまでの経路"を選択します。

ネットワークビューのリソースに"2点間経路探索マーク(終点)"が付与されていることを確認します。

5. 探索の始点または終点となるリソースの展開ボタン("▼")をクリックします。

6. 表示されたメニューから"経路探索"を選択します。

探索した結果がネットワークビューに表示されます。

ユーティリティパネル(カスタムビュー)のフィルターボックスの経路探索入力フィールドからの決定手順

1. フィルターボックス右上の[+]ボタンをクリックすることで、フィルター項目の設定画面が表示されます。

2. 経路探索のチェックボックスにチェックを入れ、[OK]ボタンをクリックします。

経路探索入力フィールドが表示されます。

3. ネットワークビューで始点となるリソースをクリックします。

4. 経路探索入力フィールドの[ここから]ボタンをクリックします。

ネットワークビューのリソースに"2点間経路探索マーク(始点)"が付与されていることを確認します。

5. ネットワークビューで終点となるリソースをクリックします。

6. 経路探索入力フィールドの[ここまで]ボタンをクリックします。

ネットワークビューのリソースに"2点間経路探索マーク(終点)"が付与されていることを確認します。

7. 経路探索入力フィールドの[探索]ボタンをクリックします。

探索した結果が、ネットワークビューに表示されます。

ユーティリティパネル(プロパティ)の[メニュー]ボタンからの決定手順

1. ネットワークビューで始点となるリソースをクリックします。

2. プロパティの[メニュー]ボタンをクリックします。

3. "ここからの経路"をクリックします。

ネットワークビューのリソースに"2点間経路探索マーク(始点)"が付与されていることを確認します。

4. ネットワークビューで終点となるリソースをクリックします。

5. プロパティの[メニュー]ボタンをクリックします。

6. "ここまでの経路"をクリックします。

ネットワークビューのリソースに"2点間経路探索マーク(終点)"が付与されていることを確認します。

7. プロパティの[メニュー]ボタンをクリックします。

8. "経路探索"をクリックします。

探索した結果が、ネットワークビューに表示されます。

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注意

・ 経路探索のリソース選択中は、選択しているリソースに包括されるリソースの表示を閉じることができません。

・ リソースを展開しているかどうかによって、探索結果が異なることがあります。

正しい経路を探索したい場合は、リソースを展開した状態で経路探索を実行してください。

・ ネットワークビューに表示されていない結線については探索できません。

11.4 留意事項

ネットワークビューアの留意事項です。

ブラウザについて

・ Internet Explorer 8は使用できません。ほかのブラウザを使用してください。

使用可能なブラウザについては、「解説書」の「6.1.2.4 必須ソフトウェア」の「管理クライアントの必須ソフトウェア」を参照してくださ

い。

表示について

・ 本機能でサポートするLANスイッチブレードは以下のとおりです。

- BX600 GbE Switch Blade 30/12

- PY CB Eth Switch/IBP 1Gb 36/12

- PY CB Eth Switch/IBP 1Gb 36/8+2

- PY CB Eth Switch/IBP 1Gb 18/6

- PY CB Eth Switch/IBP 10Gb 18/8

- PY CB Eth Switch 10/40Gb 18/8+2

- PY CB DCB SW 10Gb 18/6/6

- PY CB 10Gb FEX Nexus B22

・ PRIMEQUESTの[Extended Partitioning Mode]の設定はネットワークビューに表示されません。

RORコンソールから確認できます。「5.8.2 PRIMEQUESTのサーバの登録」を参照してください。

・ Windowsのブリッジ接続の構成は対応していないため、結線関係が表示されません。

・ シャーシとサーバは、PRIMERGY BXシリーズ、PRIMEQUEST、PRIMERGY RX/TXが表示されます。

・ 仮想サーバ内のネットワーク構成を表示できる仮想化ソフトウェアは、VMwareとHyper-Vです。

・ VMwareとHyper-Vの仮想スイッチは、標準スイッチを使用している場合だけ結線関係が表示されます。

・ 分散仮想スイッチなどの標準スイッチ以外を使用した場合、対象の仮想スイッチと、その結線関係は表示されません。

・ Hyper-V環境における論理ネットワークの表示には対応していません。

・ VMwareのVMゲストと仮想スイッチ間の結線が正しく表示されない場合、VM管理製品にログインし、対象のVMゲストを起動した

あと、ネットワーク情報を更新してください。

・ 本製品にSCVMMを登録しない場合、Hyper-Vのリソースが正しく表示されない場合があります。

・ PRIMERGY RX/TXのサーバ上の仮想スイッチと物理NIC間の結線は表示されません。

・ リンクアグリゲーションの論理ポートおよび結線関係は表示されません。

・ 同一名のVMホストが複数存在する場合、VMホストと仮想スイッチの関係が正しく表示されない場合があります。

・ トランクVLANまたはプライベートVLANが設定されている、またはプロミスキャスモードのポートはVLAN表示されません。

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・ 以下の冗長化ソフトを使用している場合、冗長化表示は対応していません。

- One Command NIC Teaming and Multiple VLAN Manager

- NIC Teaming (LBFO)

・ SCVMMで管理されていないHyper-V2012 R2の仮想スイッチ、仮想マシンのNIC、結線情報は表示されません。

・ L-Serverに接続されていないネットワークリソースは表示されません。

・ 物理サーバのCNAに対してUMC機能(物理L-Serverの[ファンクション数の拡大])を有効にした場合、ファンクション番号0以外の

NICは表示されません。

・ PRIMERGY BXシリーズのLANスイッチブレード、PRIMERGY RX/TXのサーバとネットワークデバイスとの結線だけ表示されま

す。PRIMEQUESTのサーバとネットワークデバイスとの結線は表示されません。

・ LANスイッチブレードが1つも登録されていない場合、L2スイッチ同士の結線関係だけ表示されます。またLANスイッチブレードが

1つも登録されておらず、L2スイッチを1つだけ登録した場合、結線関係は表示されません。

・ サポートしていないL2スイッチが登録されている場合、そのL2スイッチの結線関係が正しく表示されない場合があります。

・ BX600 GbE Switch Blade 30/12と以下のLANスイッチブレードを結線している場合、この装置間の結線関係は表示されません。

- PY CB Eth Switch/IBP 1Gb 36/12

- PY CB Eth Switch/IBP 1Gb 36/8+2

- PY CB Eth Switch/IBP 1Gb 18/6

・ サポートしているL2スイッチの間に未登録または未サポートのL2スイッチがある場合、結線関係が正しく表示されないことがありま

す。

登録済みのL2スイッチの1つのポートから複数のL2スイッチに結線がつながっているように表示されます。

・ Converged Fabricモードで動作しているLANスイッチブレード、またはLANスイッチブレードPY CB 10Gb FEX Nexus B22の場合、

外部ポートの結線関係は表示されません。

・ リンクアグリゲーションで構成された結線関係は正しく表示されない場合があります。

・ リソース間の結線のVLAN検索状態表示は、ポート-ポート間、ポート-NIC間だけです。スイッチ-スイッチ間などの両端のポートや

NICが見えていない状態の結線には色がつきません。

・ ネットワークリソース - L-Server間の接続関係のVLAN検索状態表示はされません。

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第12章 クローニング【物理サーバ】

本章では、クローニングの機能と利用方法について説明します。

12.1 概要

クローニングは、1台の管理対象サーバから採取したクローニングイメージを、複数の管理対象サーバに配付する機能です。

初期導入時に複数のサーバに対して、同じOSとソフトウェアをインストールできるため、短時間にサーバ導入ができます。

また、パッチ適用やソフトウェアの追加、変更などを行ったサーバのクローニングイメージを採取し、ほかのサーバに配付することで、ソ

フトウェア保守が簡単に短時間で行えます。

クローニングイメージは、採取する際に管理対象サーバごとに以下の固有の情報を無効化し、配付する際に自動的に再設定します。

これにより、1つのクローニングイメージを複数の異なるサーバに配付できます。

・ ホスト名

・ 管理LANのIPアドレスとサブネットマスク

・ 管理LANのデフォルトゲートウェイ

これら以外の設定(アプリケーション/ミドルウェアの設定など)は自動的に再設定しないため、必要に応じてクローニング操作の前後に

手動で設定してください。

iSCSIディスクで構成されている管理対象サーバがLinuxの場合、クローニングは行えません。

注意

・ 管理LAN上でServerView Deployment Managerを使用する場合、この機能は無効です。ServerView Deployment Managerのクロー

ニング機能を使用してください。詳細は、「導入ガイド CE」の「I.2 ServerView Deployment Managerとの共存」を参照してください。

・ クローニングでは、ブート環境(ローカル/SAN/iSCSI)またはRAID構成にかかわらず、管理対象サーバのBIOSで認識された1台目

のディスク(起動ディスク)の内容だけが、採取・配付の対象になります。

2台目以降のディスク(データディスク)の内容はクローニングできません。ほかのバックアップソフトウェアや、ストレージ装置のコピー

機能を利用して、データの採取・配付をしてください。

内蔵ディスクブート+SANデータ構成である場合は、イメージ操作対象ディスクを設定する必要があります。

イメージ操作対象ディスクを設定せずにクローニングイメージが配付された場合、意図しないディスクに対してデータが上書きされ

る可能性があります。

詳細は、「操作ガイド VE」の「9.1.13 イメージ操作対象ディスクの変更」を参照してください。

なお、1台目のディスクに複数の区画(Windowsのドライブ、Linuxのパーティション)を設定している場合、すべてのパーティション

がクローニングの対象になります。

表12.1 クローニング対象の例

ディスク Windowsのドライブ名 クローニング対象

1台目C: ○

E: ○

2台目D: ×

F: ×

・ クローニングイメージの採取・配付では、管理対象サーバを再起動するため、業務を停止する必要があります。

・ 先頭のパーティションは、基本パーティションである必要があります。

クローニング対象のディスク内に複数のパーティションが存在する場合、システムドライブ以外のドライブレターはクローニングイメー

ジ配付後に変更される場合があります。クローニングイメージ配付後に手動で元のドライブレターに変更してください。

・ ダイナミックディスクは使用できません。

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・ 以下のファイルシステムの場合にクローニングイメージを採取できます。なお、LVM(Logical Volume Manager)を使用しているファ

イルシステムは使用できません。

- NTFS

- EXT3

- EXT4

- LinuxSwap

ポイント

Red Hat Enterprise Linux 7の場合、デフォルトのインストールではXFSのファイルシステムになります。

・ 管理対象サーバがWindows Server 2012で、かつ1つ目の起動ディスクにReFSのデータ領域が混在している場合、クローニングイ

メージを採取できません。

・ クローニングイメージを採取する管理対象サーバと配付する管理対象サーバで、以下のすべての条件を満たしている必要があり

ます。

- モデル名が同じであること。

- オプションカードおよび拡張ボードとその搭載位置など、ハードウェア構成が同じであること。

- UMC機能を使用している場合、ファンクションの数が同じであること。

- ファンクションのTypeがすべてNICであること。

- 「設計ガイド CE」の「8.2.7 管理対象サーバのBIOS設定」に従って同じBIOS設定がされていること。

- LAN、SANの接続が同じ冗長化方式、冗長パス数で、同一のネットワーク装置やストレージ装置にアクセスできること。

なお、カスケード接続されたLANスイッチやファイバーチャネルスイッチは、1台の装置とみなします。

・ クローニングと連携して、アプリケーションの設定は自動で行えません。

必要に応じてクローニング操作の前後に、手動でアプリケーションの設定を行ってください。

・ システムイメージのバックアップ・リストア、クローニングイメージの採取・配付は同時に4つの処理まで実行できます。5つ以上の処

理が要求された場合、実行中の処理が完了するまで待機状態になります。

なお、バックアップ・リストア方式によるサーバ切替え・切戻し中に実行されるリストア処理も待機状態になります。バックアップ・リス

トア方式の自動リカバリ、および手動切替えを利用する場合、同時に実行するシステムイメージのバックアップ・リストア、およびク

ローニングイメージの採取・配付の処理数は3つまでにしてください。

・ クローニングイメージの採取または配付のあと、OS起動時に外部サーバなどへ接続処理が必要なソフトウェアが正しく起動しない

場合があります。

その場合、採取または配付のあとにOSを再起動してください。

・ 管理対象サーバのWatchdog(一定時間OSが応答しない状態をハングと検出して、自動的にリセットまたは電源OFFする機能)が有

効になっていると、クローニング中に自動的にリセットまたは電源OFFされる場合があります。

クローニングを行う前に、設定を無効にしてください。

詳細は、管理対象サーバのマニュアルを参照してください。

・ Windows Server 2008、Windows Server 2008 R2でアクティベーションの方式にMAKライセンス認証を使用している場合、Sysprepの実行回数は累積で3回までです。

Sysprepはクローニングイメージ配付時に実行されるため、クローニングイメージの採取と配付を4回以上行えません。

そのためクローニングイメージを配付した管理対象サーバから採取せず、専用のマスタサーバから採取することをお勧めします。

・ ソフトウェア・イニシエータを利用してiSCSI接続している場合、データが破損する危険性があるため、クローニングイメージの採取・

配付は行わないでください。

データディスクを使用する場合、ハードウェア・イニシエータを使用してください。

・ 管理対象サーバがLinuxで、by-id名を使用してディスクを認識している場合、クローニングを使用できません。

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12.2 採取

クローニングによるサーバ導入をする場合、クローニングイメージを採取してください。

エージェントの登録が完了している管理対象サーバから、クローニングイメージを採取できます。

エージェントの登録については、「8.2 VMホストに対するソフトウェアのインストールとエージェントの登録」を参照してください。

クローニングイメージの採取は、以下のすべての条件を満たす管理対象サーバで行えます。

・ サーバの状態が、正常(normal)、警告(warning)であること

・ 保守モードに設定されていること

VMホストとVMゲストからはクローニングイメージを採取できません。

事前準備

・ クローニングイメージを採取する管理対象サーバに、導入時に必要なOS、アプリケーションをインストールします。

必要に応じて、設定変更やパッチの適用を行ってください。

終了したあと、管理対象サーバが正しく動作するか確認してください。

・ 管理対象サーバが以下の構成の場合は、クローニングイメージを採取する前にイメージ操作対象ディスクを設定してください。

- 内蔵ディスクブートでかつSANデータ環境の場合

設定については、「操作ガイド VE」の「9.1.13 イメージ操作対象ディスクの変更」を参照してください。

・ 管理対象サーバが以下の構成の場合には、クローニングイメージを採取する前に以下のコマンドを実行してください。

- Red Hat Enterprise Linux 6、またはRed Hat Enterprise Linux 7のext4ファイルシステムを使用しており、以下のどちらかの条件

に当てはまる場合

- HBA address renameを使用したSANブート環境

- ラック型サーバ、タワー型サーバで、"サーバ管理ソフトウェア(ServerView)"の"使用しない"を選択してサーバを登録

【Windowsマネージャー】

>インストールフォルダー\SVROR\Manager\bin\rcxadm server set -name physical server -attr bootagt=winpe<RETURN>

【Linuxマネージャー】

#/opt/FJSVrcvmr/bin/rcxadm server set -name physical server -attr bootagt=winpe <RETURN>

- HBA address renameを使用したSANブート環境であり、以下の機種である場合

- PRIMERGY BX960 S1

【Windowsマネージャー】

>インストールフォルダー\SVROR\Manager\bin\rcxadm server set -name physical server -attr bootagt=winpe<RETURN>

【Linuxマネージャー】

#/opt/FJSVrcvmr/bin/rcxadm server set -name physical server -attr bootagt=winpe <RETURN>

・ クローニングイメージを採取する管理対象サーバでDHCPクライアントが有効になっているか確認してください。

・ 同じ名前のクローニングイメージは、クローニングイメージの保存世代数まで保持できます。

すでに保存世代数以上に採取されている状態で、新たにクローニングイメージの採取を行う場合、削除するクローニングイメージ

を選択してください。

クローニングイメージの保存世代数はデフォルトで3世代です。

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クローニングイメージの保存世代数の変更方法については、「6.4 クローニングイメージの保存世代数の変更(物理サーバ)」を参照

してください。

・ クローニングイメージの配付時、一時的に採取元のサーバ名、または物理サーバ名をサーバ名として配付先のサーバを起動します。

同一のネットワーク内に同じサーバ名が複数存在する間、OSのネットワーク重複エラーが発生します。

異なるサーバ名で起動すると問題が発生するプログラムをインストールしている場合、クローニングイメージ採取前にそのプログラ

ムのサービスが自動起動しないように設定してください。

同一のサーバ名が存在すると問題が発生するプログラムをインストールしている場合、クローニングイメージ採取前にそのプログラ

ムのサービスが自動起動しないように設定してください。

・ 操作対象のサーバがPRIMEQUESTのサーバの場合、対象サーバに設定されているブートオプションとBIOSに設定されている

ブートオプションの設定が、Legacy bootになっていることを確認してください。

どちらかの設定がUEFIである場合、Legacy bootに変更してから処理を行ってください。

ブートオプションの変更方法については、「7.1.10 ブートオプションの変更」を参照してください。

・ システムディスクがローカルディスク、かつデータディスクがiSCSIストレージの場合、「設計ガイド VE」の「8.1.1 ストレージの構成」

の「表 サポートするストレージ構成」に記載されている留意事項を参照してください。

【Windows】

・ NetBIOS over TCP/IPを有効にしてください。

・ ボリュームライセンスが必要です。また、本製品のエージェントをインストールする際に、ボリュームライセンスの情報を入力しておく

必要があります。

詳細は、「導入ガイド CE」の「2.2.1.2 必要な情報の収集と確認」と「2.2.2 インストール【Windows】【Hyper-V】」を参照してください。

エージェントをインストールする際にボリュームライセンスの情報を入力しなかった場合や、インストールしたあとに修正する場合、

利用するWindowsの種類に応じて、管理対象サーバ上で以下のライセンス情報定義ファイルを編集してください。

- Windows Server 2003の場合

インストールフォルダー\Agent\scw\SeparateSetting\sysprep\sysprep.inf

以下の1行を編集し、プロダクトキーを修正してください。

ProductID=Windowsのプロダクトキー (注)

注) 5桁の値をハイフン("-")で5つつないだもの

ProductID=11111-22222-33333-44444-55555

注意

プロダクトキーの値や形式に誤りがあった場合、採取したクローニングイメージの配付がエラーになります。定義ファイルを編

集した際は、値に誤りがないことを十分に確認してください。

- Windows Server 2008以降の場合

インストールフォルダー\Agent\scw\SeparateSetting\ipadj\activation.dat

定義ファイルの[ActivationInfo]セクションに1行ごとに"パラメーター=値"という形式で記述してください。

パラメーターについては、以下の表を参照してください。

表12.2 定義ファイルの構成

方式 パラメーター 値

KMS.cmd.remotescript.1.params.kmscheck (必須)

KMSホストの検索方法です。

以下のどちらかの値を選択します。

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方式 パラメーター 値

・ AUTO

自動探索です。

・ MANUAL

KMSホストを指定します。

"MANUAL"を選択した場合、.cmd.remotescript.1.params.kmsnameを必ず設定してください。

.cmd.remotescript.1.params.kmsname

KMSホストのホスト名(FQDN)、コンピュータ名、またはIPアドレスで

す。

.cmd.remotescript.1.params.kmsport

KMSホストのポート番号です。省略時は1688になります。

MAK.cmd.remotescript.1.params.makkey (必須)

MAKキーです。

共通

.cmd.remotescript.1.params.ieproxy

プロキシサーバのホスト名(FQDN)とポート番号をコロン(":")でつな

いだものです。

.cmd.remotescript.1.params.password

Administratorのパスワードです。

以前設定していた場合、暗号化された文字列が記載されています。

修正する場合、平文で書き換えたあとに次の"encrypted=yes"の行を

削除し、例に記載する暗号化手順を行ってください。

本パラメーターが指定されていない場合、パスワードは初期化され

ます。

encryptedAdministratorのパスワードの暗号化状態です。

"yes"の場合は暗号化されています。

この行がある場合、rcxadm deployctlコマンドは動作しません。

- KMS(自動探索)の場合

[ActivationInfo].cmd.remotescript.1.params.kmscheck=AUTO.cmd.remotescript.1.params.ieproxy=proxy.activation.com:8080.cmd.remotescript.1.params.password=PASSWORD

- KMS(手動設定)の場合

[ActivationInfo].cmd.remotescript.1.params.kmscheck=MANUAL.cmd.remotescript.1.params.kmsname=fujitsu.activation.com.cmd.remotescript.1.params.kmsport=4971.cmd.remotescript.1.params.ieproxy=proxy.activation.com:8080.cmd.remotescript.1.params.password=PASSWORD

- MAKの場合

[ActivationInfo].cmd.remotescript.1.params.makkey=11111-22222-33333-44444-55555.cmd.remotescript.1.params.ieproxy=proxy.activation.com:8080.cmd.remotescript.1.params.password=PASSWORD

Administratorのパスワードを変更した場合、以下のコマンドを実行してください。定義ファイルの .cmd.remotescript.1.params.passwordパラメーターに記述されているパスワードが暗号化された文字列に変更され、暗号化したことを示

- 164 -

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す"encrypted=yes"の行が追加されます。

詳細は、「リファレンスガイド (コマンド/XML編) CE」の「5.8 rcxadm deployctl」を参照してください。

>"インストールフォルダー\Agent\bin\rcxadm" deployctl passwd -encrypt <RETURN>

- MAKの場合(暗号文)

[ActivationInfo].cmd.remotescript.1.params.makkey=11111-22222-33333-44444-55555.cmd.remotescript.1.params.ieproxy=proxy.activation.com:8080.cmd.remotescript.1.params.password=xyz123456encrypted=yes

クローニングイメージの採取

以下の手順で、クローニングイメージを採取します。

1. 管理対象サーバを保守モードに設定します。

a. RORコンソールのサーバリソースツリーで、保守モードに設定するサーバ(またはサーバ上の物理OS)を右クリックし、表示

されたメニューで[保守モード]-[設定]を選択します。

[保守モードの設定]ダイアログが表示されます。

b. [OK]ボタンをクリックします。

管理対象サーバが保守モードに設定されます。

2. 管理対象サーバ上の業務を停止します。

クローニングイメージを採取する場合、管理対象サーバが自動的に再起動されるため、事前に管理対象サーバ上の業務を停止

してください。

以下の場合、設定を解除してください。

- 管理LANと業務LANに対応するNICへ冗長化を設定している (注)

- NICにタグVLANを設定している

注) ただし、ネットワークパラメーター自動設定機能を使用して業務LANの冗長化設定を行っている場合、解除する必要はあり

ません。

クローニングイメージの採取中は以下の固有情報が無効化されます。管理対象サーバ起動時に以下の情報を参照するサービ

スは、起動しないように設定してください。

- ホスト名

- 管理LANのIPアドレスとサブネットマスク

- 管理LANのデフォルトゲートウェイ

3. クローニングイメージを採取します。

a. RORコンソールのサーバリソースツリーで、クローニングイメージを採取する物理OSを右クリックし、表示されたメニューで

[クローニング]-[採取]を選択します。

[クローニングイメージの採取]ダイアログが表示されます。

b. 以下の項目を設定します。

クローニングイメージ名

採取したクローニングイメージを識別する名前を入力します。

新規作成

新規に名前を入力する場合、[新規作成]を選択し、クローニングイメージ名を入力します。

- 165 -

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クローニングイメージ名は、先頭文字を英字とし、半角英数字とアンダースコア("_")で構成された32文字以内の文字

列を入力します。

更新

採取してあるクローニングイメージと同じ名前を指定する場合、[更新]を選択し、リストからクローニングイメージを選択

します。

同じ名前のクローニングイメージは、クローニングイメージの保存世代数まで保持できます。

すでに保存世代数以上に採取されているクローニングイメージを選択した場合、採取したクローニングイメージの一覧

で、削除するクローニングイメージのチェックボックスにチェックを入れてください。

クローニングイメージの採取が完了した時点で削除が行われます。

クローニングイメージの保存世代数はデフォルトで3世代です。

クローニングイメージの保存世代数の変更方法については、「6.4 クローニングイメージの保存世代数の変更(物理サー

バ)」を参照してください。

コメント(省略可)

クローニングイメージを識別するためのコメントを入力します。

パーセント("%")、円マーク("\")、ダブルクォーテーション( " )、および改行以外の文字で日本語、半角文字に関係な

く128文字以内の文字列を指定できます。

[クローニングイメージ名]で[更新]を選択した場合、選択したクローニングイメージの 新世代のコメントが表示されます。

コメントを入力しない場合、RORコンソールにハイフン("-")が表示されます。

コメントには、ハードウェア構成(サーバのモデル名、ディスクサイズ、NIC数など)、ソフトウェア構成(インストールされて

いるソフトウェア名、適用しているパッチなど)、およびネットワークパラメーター自動設定機能の状態などを入力するこ

とをお勧めします。

[採取後に保守モードを解除]チェックボックス

クローニングイメージを採取したあとに保守作業を終了し、自動的に管理対象サーバの保守モードを解除する場合、

チェックボックスにチェックを入れます。

チェックボックスにチェックを入れない場合、クローニングイメージを採取したあとに手動で保守モードを解除してくださ

い。

c. [OK]ボタンをクリックします。

クローニングイメージの採取が開始されます。

処理状況はRORコンソールの進捗状況エリアで確認できます。

進捗状況エリアの[キャンセル]ボタンをクリックすると、確認ダイアログが表示され、処理を中断できます。

4. 業務を再開します。

手順2.で自動起動しないように設定したサービスがあれば設定を戻し、起動してください。

以下の場合、設定を戻してください。

- 管理LANと業務LANに対応するNICへの冗長化の設定を解除した

- NICへのタグVLANの設定を解除した

動作確認を行い、業務が正常に開始されているか確認してください。

5. 保守モードを解除します。

[クローニングイメージの採取]ダイアログで、[採取後に保守モードを解除]チェックボックスにチェックを入れた場合、本手順を行

う必要はありません。

a. RORコンソールのサーバリソースツリーで、運用モードに設定するサーバ(またはサーバ上の物理OS)を右クリックし、表示

されたメニューで[保守モード]-[解除]を選択します。

[保守モードの解除]ダイアログが表示されます。

b. [OK]ボタンをクリックします。

管理対象サーバの保守モードが解除されます。

・ クローニングイメージを採取中に、採取しているクローニングイメージ、および同じ名前のクローニングイメージに対する操作は同

時に行えません。

- 166 -

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12.3 配付

採取したクローニングイメージを指定した1台または複数のサーバに配付できます。

クローニングイメージの配付は、以下のすべての条件を満たす管理対象サーバで行えます。

・ サーバの状態が、正常(normal)、警告(warning)、不明(unknown)、または停止(stop)であること。

・ 保守モードに設定されていること。

・ クローニングイメージを採取したサーバとモデル名が一致すること。

・ 予備サーバに設定されている場合、I/O仮想を利用していること。

VMホストとVMゲストが動作している管理対象サーバには、クローニングイメージを配付できません。

事前準備

・ 管理対象サーバが以下の構成の場合は、クローニングイメージを配付する前にイメージ操作対象ディスクを設定してください。

- 内蔵ディスクブートでかつSANデータ環境の場合

設定については、「操作ガイド VE」の「9.1.13 イメージ操作対象ディスクの変更」を参照してください。

・ 管理対象サーバが以下の構成の場合には、クローニングイメージを配付する前に以下のコマンドを実行してください。

- Red Hat Enterprise Linux 6、またはRed Hat Enterprise Linux 7のext4ファイルシステムを使用しており、以下のどちらかの条件

に当てはまる場合

- HBA address renameを使用したSANブート環境

- ラック型サーバ、タワー型サーバで、"サーバ管理ソフトウェア(ServerView)"の"使用しない"を選択してサーバを登録

【Windowsマネージャー】

>インストールフォルダー\SVROR\Manager\bin\rcxadm server set -name physical server -attr bootagt=winpe<RETURN>

【Linuxマネージャー】

#/opt/FJSVrcvmr/bin/rcxadm server set -name physical server -attr bootagt=winpe <RETURN>

- HBA address renameを使用したSANブート環境であり、以下の機種である場合

- PRIMERGY BX960 S1

【Windowsマネージャー】

>インストールフォルダー\SVROR\Manager\bin\rcxadm server set -name physical server -attr bootagt=winpe<RETURN>

【Linuxマネージャー】

#/opt/FJSVrcvmr/bin/rcxadm server set -name physical server -attr bootagt=winpe <RETURN>

クローニングイメージ採取時に採取元サーバで上記コマンドを実行していない場合は、クローニングイメージが正しく採取できてい

ない可能性があります。そのクローニングイメージは削除し、再度クローニング採取を行ってください。

・ クローニングイメージの内容に誤りがあった場合の復旧作業を簡単にするため、クローニングイメージを配付する前に管理対象

サーバのバックアップを行うことをお勧めします。

バックアップについては、「操作ガイド VE」の「16.2 バックアップ」を参照してください。

- 167 -

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注意

・ ほかの管理対象サーバの予備サーバに設定されているサーバで、I/O仮想を利用していない場合、クローニングイメージを配付で

きません。予備サーバの設定を解除したあと、配付してください。

・ イメージ操作対象ディスク設定済みサーバに対してクローニングイメージを配付する場合は、1台ずつ配付してください。

イメージ操作対象ディスクを設定せずにクローニングイメージが配付された場合、意図しないディスクに対してデータが上書きされ

る可能性があります。

・ クローニングではLANスイッチのVLAN設定の情報は配付されません。クローニングイメージを配付する前にLANスイッチのVLAN設定を行ってください。

LANスイッチのVLAN設定については、「5.4.4 LANスイッチブレードのVLAN設定」を参照してください。

・ クローニングイメージの採取元と配付先が同じ場合、クローニングイメージを配付する前に管理対象サーバのバックアップを行って

ください。

バックアップについては、「操作ガイド VE」の「16.2 バックアップ」を参照してください。

クローニングイメージの配付でエラーが発生し、クローニングイメージの再採取が必要になった場合、以下の手順で再採取を行っ

てください。

1. クローニングイメージを配付する前に採取したシステムイメージをリストアします。

2. 必要に応じて、管理対象サーバの設定や構成などを変更します。

3. クローニングイメージを再採取します。

4. 配付に失敗したクローニングイメージを削除します。

・ 複数の管理対象サーバを指定してクローニングイメージを配付する際に、管理対象サーバが互いに異なるサブネットに属する場

合、配付できません。

・ PRIMEQUESTでは、UEFIが設定されているパーティションにクローニングイメージを配付できません。

クローニングイメージの採取・配付を行う場合は、BIOS設定とブートオプションの設定をLegacy bootに変更してから行ってください。

ブートオプションの変更方法については、「7.1.10 ブートオプションの変更」を参照してください。

・ システムディスクがローカルディスク、かつデータディスクがiSCSIストレージの場合、「設計ガイド VE」の「8.1.1 ストレージの構成」

の「表 サポートするストレージ構成」に記載されている留意事項を参照してください。

クローニングイメージの配付

以下の手順で、クローニングイメージを配付します。

1. 管理対象サーバを保守モードに設定します(エージェントが登録されている場合だけ)。

a. RORコンソールのサーバリソースツリーで、保守モードに設定するサーバ(またはサーバ上の物理OS)を右クリックし、表示

されたメニューで[保守モード]-[設定]を選択します。

[保守モードの設定]ダイアログが表示されます。

b. [OK]ボタンをクリックします。

管理対象サーバが保守モードに設定されます。

2. クローニングイメージを配付します。

- 1台のサーバにクローニングイメージを配付する場合

a. RORコンソールのサーバリソースツリーで、クローニングイメージを配付するサーバ(またはサーバ上の物理OS)を右ク

リックし、表示されたメニューで[クローニング]-[配付]を選択します。

[クローニングイメージの配付]ダイアログが表示されます。

配付できるクローニングイメージが表示されます。

配付できるクローニングイメージは、配付するサーバとモデル名が一致しているサーバから採取したクローニングイメー

ジです。

- 168 -

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b. 配付するクローニングイメージを選択し、以下の項目を設定します。

配付後のサーバ名

クローニングイメージを配付したサーバを識別する名前を入力します。

デフォルトは、物理OSを登録している場合は物理OS名、登録していない場合は物理サーバ名が入力されています。

【Windows】半角英数字、アンダースコア("_")およびハイフン("-")で構成された63文字以内の文字列を入力します。

数字だけの文字列は使用できません。

【Linux】

半角英数字、および以下の半角記号で構成された64文字以内の文字列を入力します。

"%"、"+"、","、"-"、"."、"/"、":"、"="、"@"、"_"、"~"

参考

入力したサーバ名は管理対象サーバのホスト名としても使用するため、RFC(Request For Comment)952で規定されて

いる以下の文字で構成することをお勧めします。

- 半角英数字

- ハイフン("-")

- ピリオド(".")【Linux】

[配付後に保守モードを解除]チェックボックス

クローニングイメージを配付したあとに、管理対象サーバの保守モードを解除する場合、チェックボックスにチェックを

入れます。

チェックボックスにチェックを入れない場合、クローニングイメージを配付したあとに手動で保守モードを解除してくだ

さい。

c. [OK]ボタンをクリックします。

クローニングイメージの配付が開始されます。

処理状況はRORコンソールの進捗状況エリアで確認できます。

進捗状況エリアの[キャンセル]ボタンをクリックすると、確認ダイアログが表示され、処理を中断できます。

注意

クローニングイメージの配付をキャンセルしても、対象のサーバを、イメージを配付する前の状態に復旧できません。

- 複数台のサーバに同じクローニングイメージを配付する場合

a. RORコンソールで、[イメージ一覧]タブを選択します。

クローニングイメージ一覧が表示されます。

b. 配付するクローニングイメージを右クリックし、表示されたメニューで[配付]を選択します。

[クローニングイメージの配付]ダイアログが表示されます。

配付できるサーバが表示されます。

c. クローニングイメージを配付するサーバのチェックボックスにチェックを入れ、以下の項目を設定します。

[配付後に保守モードを解除]チェックボックス

クローニングイメージを配付したあとに、管理対象サーバの保守モードを解除する場合、チェックボックスにチェックを

入れます。

チェックボックスにチェックを入れない場合、クローニングイメージを配付したあとに手動で保守モードを解除してください。

リストに表示されている[サーバ名]は、クローニングイメージを配付したサーバを識別する名前です。

デフォルトは物理サーバ名またはサーバ名が表示されます。

指定した名前は、管理対象サーバのコンピュータ名【Windows】またはシステムノード名【Linux】としても設定されま

す。

配付したあとにサーバ名を変更する場合、以下の手順で行います。

- 169 -

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1. 変更したいサーバの[配付後のサーバ名]のセルをダブルクリックします。

[配付後のサーバ名]のセルが編集できる状態になります。

2. 配付後に変更したいサーバ名を入力します。

【Windows】半角英数字、アンダースコア("_")およびハイフン("-")で構成された63文字以内の文字列を入力します。

数字だけの文字列は使用できません。

【Linux】

半角英数字、および以下の半角記号で構成された64文字以内の文字列を入力します。

"%"、"+"、","、"-"、"."、"/"、":"、"="、"@"、"_"、"~"

参考

入力したサーバ名は管理対象サーバのホスト名としても使用するため、RFC(Request For Comment)952で規定されて

いる以下の文字で構成することをお勧めします。

- 半角英数字

- ハイフン("-")

- ピリオド(".")【Linux】

d. [OK]ボタンをクリックします。

クローニングイメージの配付が開始されます。

処理状況はRORコンソールの進捗状況エリアで確認できます。

進捗状況エリアの[キャンセル]ボタンをクリックすると、確認ダイアログが表示され、処理を中断できます。

注意

複数のサーバに対する同じクローニングイメージの配付をキャンセルする場合、配付対象のすべてのサーバへのク

ローニングイメージ配付がキャンセルされます。

クローニングイメージの配付をキャンセルしても、対象のサーバを、イメージを配付する前の状態に復旧できません。

3. 業務を再開します。

必要に応じて以下の設定をしてください。

- 管理LANと業務LANに対応するNICへの冗長化設定

- NICへのタグVLANの設定

配付したあとにはデフォルトゲートウェイが管理サーバに設定されているので、必要に応じて変更してください。

動作確認を行い、業務が正常に開始されているか確認してください。

管理対象サーバ上で動作するアプリケーションが、ホスト名とIPアドレス情報を保持している場合、配付したあとに手動で設定変

更してください。

注意

管理対象サーバがPRIMEQUESTの場合、配付後にPSA-MMB間のIPアドレスを設定してください。設定方法については該当

するハードウェアのマニュアルを参照してください。

4. 保守モードを解除します。

[クローニングイメージの配付]ダイアログで、[配付後に保守モードを解除]チェックボックスにチェックを入れた場合、本手順を行

う必要はありません。

- 170 -

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a. RORコンソールのサーバリソースツリーで、運用モードに設定するサーバ(またはサーバ上の物理OS)を右クリックし、表示

されたメニューで[保守モード]-[解除]を選択します。

[保守モードの解除]ダイアログが表示されます。

b. [OK]ボタンをクリックします。

管理対象サーバの保守モードが解除されます。

注意

・ Windowsが動作する管理対象サーバで採取したクローニングイメージの配付では、Microsoft社の提供するSysprepを利用して管

理対象サーバごとに以下の情報が初期化されます。

必要に応じて、クローニングイメージを配付したあとに以下の情報を設定してください。

- デスクトップのアイコンとショートカット

- ドライブマッピングの設定

- [システムのプロパティ]画面にある、[詳細設定]タブの"起動と回復"の各種設定

- 仮想メモリの設定

- TCP/IPに関する設定

- モデムの[所在地情報]画面にある"国名/地域名(W)"の設定

- ディスククォータの設定

- Storage Providerの設定

- Microsoft Internet Explorerの設定(購読の情報、オートコンプリートで入力した情報、パスワード保存)

- Microsoft Outlook Expressの設定(メールサーバ、ディレクトリサーバのパスワード)

- ネットワークカードのドライバの設定(デジタル署名のないドライバは、デジタル署名の存在する 新版のドライバに置き換わ

る)

- \Documents and Settings\Default Userフォルダーのアクセス権の設定

・ クローニングイメージを配付中に、配付しているクローニングイメージ、および同じ名前のクローニングイメージを指定した採取・配

付、削除は同時に行えません。

・ クローニングイメージの必要ディスクサイズよりも、大きいディスク容量を持つシステムへ配付を行った場合、クローニングイメージ

の必要ディスクサイズを超える容量は未使用領域になります。この未使用領域はほかの用途に利用できます。

・ クローニングイメージの配付中、管理対象サーバは複数回再起動されます。配付完了を確認したあと、業務の再開や設定を行っ

てください。

・ HBA address renameを利用している場合、利用していない場合よりも配付中の再起動の回数が増加します。

・ 本操作でWindows Server 2008以降のアクティベーションが失敗した場合、メッセージ番号 47233のメッセージが表示されます。

このメッセージが表示された場合、Windows Server 2008以降の配付は完了し、アクティベーションだけが失敗した状態です。

詳細は、「メッセージ集」の「メッセージ番号 47233」に記載されている対処を行ってください。

・ クローニングで、複数台のサーバに同じクローニングイメージを配付する場合、管理LANのスイッチにIGMP snooping機能の設定

が必要になる場合があります。IGMP snooping機能を設定しなかった際は、同一ネットワーク内に速度の異なるポートがある場合、

または同時にイメージ操作を実行している場合に、転送性能が低下することがあります。

12.4 参照

ここでは、クローニングイメージを参照する方法について説明します。

RORコンソールで、[イメージ一覧]タブを選択します。

クローニングイメージ一覧が表示されます。

クローニングイメージ一覧では、採取・配付したクローニングイメージを管理します。

- 171 -

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図12.1 クローニングイメージ一覧

クローニングイメージ一覧については、「A.9 イメージ一覧」を参照してください。

12.5 削除

ここでは、クローニングイメージを削除する方法について説明します。

以下の手順で、クローニングイメージを削除します。

1. RORコンソールで、[イメージ一覧]タブを選択します。

クローニングイメージ一覧が表示されます。

2. 削除したいクローニングイメージを右クリックし、表示されたメニューで[削除]を選択します。

確認ダイアログが表示されます。

3. [OK]ボタンをクリックします。

選択したクローニングイメージが削除されます。

注意

クローニングイメージの削除中には、削除しているクローニングイメージ、および同じ名前のクローニングイメージに対する操作は同時

に行えません。

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第13章 消費電力データの取得とグラフ表示

本章では、登録されている電力採取対象装置から採取した消費電力データの出力とグラフ表示方法、およびデータ形式について説

明します。

13.1 消費電力データの出力

ここでは、消費電力データを出力する方法について説明します。

消費電力データは、電力監視環境に登録されている電力採取対象装置ごとに、CSV形式で出力できます。

出力データには、電力や電力量といったデータ種別、出力期間、時間間隔を指定できます。

以下の手順で、消費電力データを出力します。

1. RORコンソールのサーバリソースツリーで、対象の電力採取対象装置を右クリックし、表示されたメニューで[出力]-[環境データ]を選択します。

[電力採取対象装置の環境データ出力]ダイアログが表示されます。

2. 以下の項目を設定します。

図13.1 [電力採取対象装置の環境データ出力]ダイアログ

対象リソース

消費電力データを出力する電力採取対象装置名を指定します。

電力採取対象装置名の[選択]チェックボックスにチェックを入れます。電力採取対象装置名は複数指定できます。

- 173 -

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対象データ

出力するデータの種別を指定します。

対象データの[選択]チェックボックスにチェックを入れます。対象データは複数指定できます。

出力期間

消費電力データの出力期間を選択リストから選択します。

以下のどれかを選択します。

- 近の1時間

- 近の1日

- 近の1週間

- 近の1か月

- 近の1年間

- カスタム

"カスタム"を選択した場合、以下を指定します。

- 開始日

- 開始時

- 終了日

- 終了時

時間間隔

消費電力データの出力時間の間隔を選択リストから選択します。

以下のどれかを選択します。

- 詳細値

- 1時間ごと

- 1日ごと

- 1か月ごと

- 1年ごと

3. [OK]ボタンをクリックします。

表示されたダウンロードダイアログで、ダウンロードするファイル名を指定します。指定したファイルにデータが出力されます。

注意

大量のデータを出力する場合、出力するまでに時間がかかります。

出力に5分以上かかった場合、処理が失敗します。

再操作する場合、サーバ側の処理が完了していない可能性があるため、しばらく待ってから行ってください。その場合、"対象リソー

ス"と"出力期間"を変更して出力データ数を減らしてから再操作を行ってください。

以下に環境データを出力する場合の時間間隔別の推奨設定を記載します。

表13.1 環境データを出力する場合の時間間隔別の推奨設定

時間間隔 出力期間 出力台数

詳細値 近の1日 12台

1時間ごと 近の1か月 30台

1日ごと 近の1年間 30台

1か月ごと カスタムで5年間を指定 60台

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時間間隔 出力期間 出力台数

1年ごと カスタムで5年間を指定 60台

13.2 消費電力データのグラフ表示

ここでは、消費電力データをグラフ表示する方法について説明します。

消費電力データは、電力監視環境に登録されている電力採取対象装置ごとに、グラフ表示できます。

採取した電力と平均電力が、指定した出力期間と時間間隔の折れ線グラフで表示されます。

以下の手順で、消費電力データのグラフを表示します。

1. RORコンソールのメニューで、[ツール]-[環境データのグラフ表示]を選択します。

[環境データグラフ]ダイアログが表示されます。

2. 以下の項目を設定します。

図13.2 [環境データグラフ]ダイアログ

対象リソース

グラフ表示する電力採取対象装置名を指定します。

電力採取対象装置名の[選択]チェックボックスにチェックを入れます。

電力採取対象装置名は18台まで指定できます。

- 175 -

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グラフ表示設定

対象データ

グラフ表示するデータの種別を指定します。

対象データは、以下のどちらかを指定します。

- 電力(電力の瞬間値)

- 平均電力(選択された期間での電力の平均)

出力期間

グラフの出力期間を選択リストから選択します。

以下のどれかを選択します。

- 近の1時間

- 近の1日

- 近の1週間

- 近の1か月

- 近の1年間

- カスタム

"カスタム"を選択した場合、以下を指定します。

- 開始日

- 開始時

- 終了日

- 終了時

時間間隔

グラフの出力時間の間隔を選択リストから選択します。

以下のどれかを選択します。

- 詳細値

- 1時間ごと

- 1日ごと

- 1か月ごと

- 1年ごと

- 176 -

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3. [グラフ出力]ボタンをクリックします。

グラフ表示画面に切り替わり、選択した電力採取対象装置の消費電力データが折れ線グラフで表示されます。

図13.3 グラフ表示画面

グラフ表示画面では以下の操作ができます。

- リソースの表示切替え

[対象リソース]のチェックボックスのON/OFFを切り替えることで、対応するグラフの表示/非表示を切り替えられます。

- プロット記号の表示切替え

[プロット表記]のラジオボタンの[表示]または[非表示]を選択することで、折れ線グラフのプロット記号の表示/非表示を切り替

えられます。

- データ更新

画面右上にある更新ボタンをクリックすることで、表示されているグラフを 新の状態に更新できます。

- リソース選択画面に戻る

[選択画面に戻る]ボタンをクリックすると、[環境データグラフ]ダイアログが表示されます。

注意

グラフを表示した状態で、Webブラウザのサイズを変更する場合、サイズ変更後、更新ボタンをクリックして画面を更新してくださ

い。

- 177 -

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第14章 リソースのリソースプールへの登録

本章では、本製品で管理するリソースをリソースプールに登録する方法について説明します。

リソースプールとはRORコンソールのオーケストレーションツリー上に表示されるリソースフォルダーの一種で、L-Serverの作成や増設

またはネットワークデバイスの自動設定の際に選択対象になるリソースが格納されたものです。

リソースプールは作成時にリソースプール種別を指定し、リソースプール種別ごとに特定のリソース種別が格納されます。本製品インス

トール時に、リソースプール種別ごとに1つのリソースプールが作成されます。複数のリソースプールを用いた運用については、「第20章 リソースプールの操作」を参照してください。

リソースプール種別およびリソースを、リソースプールに登録する方法は以下のとおりです。

表14.1 リソース種別ごとのリソースプールへの登録方法

リソースプー

ル種別

リソースプールに格納される

リソースの種別リソースプールへの登録方法

サーバ種別ごとに登

録する必要性

ネットワークデバイス

の自動設定

物理L-Server

仮想L-Server

簡単設定

モード

ユーザー

カスタマイ

ズモード

VMプール VMホストリソース「14.1 VMホストリソース」を参照し

てください。× ○ × ×

サーバプー

ル物理サーバリソース

「14.2 物理サーバリソース」を参照

してください。○ × × ×

ストレージ

プール

仮想ストレージリソースまた

はディスクリソース

「14.5 ストレージリソース」を参照し

てください。○ ○ × ×

ネットワーク

プール

ネットワークリソースまたは

ネットワークデバイス

「14.3 ネットワークリソース」または

「14.4 ネットワークデバイス」を参

照してください。

○ ○ ○ ○

アドレスプー

ルアドレスセットリソース

「14.6 アドレスセットリソース」を参

照してください。○ ○ (注1) ○ (注3) ×

イメージプー

イメージリソース

以下の2種類があります。

・ 仮想イメージリソース

VM管理製品でVMゲ

スト作成に用いるテン

プレートを利用したイ

メージ、またはL-Serverからクローニングイメー

ジを採取したイメージ

です。

・ 物理イメージリソース

ROR VEで物理サーバ

のクローニングに用い

るクローニングイメージ

を利用したイメージで

す。

・ VM管理製品でテンプレート

を利用したイメージを登録す

る場合、「14.7.1 仮想イメージ

リソース」を参照してください。

・ ROR VEで取得されたクロー

ニングイメージを物理イメージ

として登録する場合、「14.7.2物理イメージリソース」を参照

してください。

・ L-Serverからクローニングイ

メ ー ジ を 採 取 す る 場 合、

「17.5.1 採取・登録」を参照し

てください。

○ (注2) ○ (注4) × ×

○: 必要

×: 不要

注1) RHEL5-Xen、RHEL-KVM、またはCitrix Xenを利用する場合、MACアドレスの登録が必要です。

注2) L-Serverからクローニングイメージを採取すると、自動的にイメージプールに格納されます。

注3) ファイアーウォールのアドレス変換機能で利用する仮想IPアドレス(公開アドレス)を管理し、自動払い出しをする場合、グローバル

IPアドレスの登録が必要です。

注4) テンプレートを利用する場合、イメージプールに登録してください。

- 178 -

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参考

リソースプールに登録されているリソースの設定変更、登録解除、および削除については、「第19章 リソースの操作」を参照してくださ

い。

14.1 VMホストリソース

ここでは、VMプールにVMホストを登録する方法について説明します。

複数のクラスタグループが同一のVMプールに登録されている環境で、L-Serverの移動(マイグレーション)を行った場合、同一のクラス

タに所属しているVMホスト間だけ移動できます。

以下の手順で、VMプールにVMホストを登録します。

1. RORコンソールのオーケストレーションツリーで対象のVMプールを右クリックし、表示されたメニューで[リソース登録]を選択します。

[リソースの登録]ダイアログが表示されます。

2. 登録するVMホストを選択します。

登録できるVMホスト一覧が、リソース一覧に表示されます。[選択]チェックボックスで登録するVMホストを選択するか、[全て選

択]ボタンをクリックしてリソース一覧に表示されているVMホストリソースをすべて選択します。

なお[プール内の同じクラスタのVMホストに合わせてネットワークを自動設定]チェックボックスが表示されている場合、これを選

択する事でVMホスト登録時にネットワークを自動設定する事ができます。

参考

[プール内の同じクラスタのVMホストに合わせてネットワークを自動設定]チェックボックスが、プールにVMホストが登録されてい

ない場合に表示されることがあります。これはネットワークが自動設定されているVMホストが同じクラスタ内に存在するためです。

クラスタ内でネットワーク設定を一致させる場合はチェックボックスを選択してVMホストリソースの登録を行ってください。

3. [OK]ボタンをクリックします。

VMホストリソースが登録されます。

注意

PRIMEQUEST 2000シリーズで、VMプールにVMホスト登録したあとに、VMホストを構築しているパーティションの状態を下記のよう

に変更する場合は、登録解除を行ってください。登録解除をしない場合、使用できないVMホストが登録されたままになります。

・ PPARパーティションに構築しているVMホストをVMプールに登録している状態で、PPARパーティションのExtended PartitioningModeを"Enable"に変更する場合

14.2 物理サーバリソース

ここでは、サーバプールに物理サーバを登録する方法について説明します。

以下の手順で、サーバプールに物理サーバを登録します。

1. RORコンソールのオーケストレーションツリーで対象のサーバプールを右クリックし、表示されたメニューで[リソース登録]を選択

します。

[リソースの登録]ダイアログが表示されます。

2. 登録する物理サーバを選択します。

登録できる物理サーバの一覧がリソース一覧に表示されます。[選択]チェックボックスで登録する物理サーバを選択するか、[全て選択]ボタンをクリックしてリソース一覧に表示されている物理サーバをすべて選択します。

- 179 -

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注意

- [OSインストール済のサーバを表示]チェックボックスにチェックを入れると、OSをインストール済みの物理サーバがリソース一

覧に表示されますが、OSをインストール済みの物理サーバは、L-Server作成に使用できません。

[OSインストール済のサーバを表示]チェックボックスにはチェックを入れないでください。

- 他社サーバやSolarisなどのI/O仮想化ができないサーバは物理L-Serverの作成に使用できないため、選択しないでくださ

い。

Solarisの構築済みの物理サーバを管理する場合、「第18章 構築済みの物理サーバまたは仮想マシンとL-Serverの関連付

け」を参照してください。

3. [OK]ボタンをクリックします。

物理サーバが登録されます。

注意

・ PRIMEQUEST 2000シリーズで、サーバプールにパーティションを登録したあとに、パーティションの状態を下記のように変更する

場合は、登録解除を行ってください。登録解除をしない場合、使用できないパーティションが登録されたままになります。

- 物理サーバを構築しているPPARパーティションをサーバプールに登録している状態で、PPARパーティションのExtendedPartitioning Modeを"Enable"に変更する場合

- 物理サーバを構築しているExtended Partitionをサーバプールに登録している状態で、Extended Partitionを構成しているPPARパーティションのExtended Partitioning Modeを"Disable"に変更する場合

- 物理サーバを構築しているExtended Partitionをサーバプールに登録している状態で、Extended Partitionを構成しているPPARパーティションからExtended Partitionを削除する場合

・ 物理L-Serverで[ファンクション数の拡大(オンボード)]を使用する場合、以下のすべての条件を満たすサーバを物理サーバリソー

スとして登録してください。条件を満たさないサーバに対しては物理L-Serverを作成できません。

- PRIMERGY BX920 S3、BX924 S3、BX920 S4、BX924 S4、BX2560 M1、BX2580 M1

- 10G LAN スイッチブレードと接続されたオンボードのCNA

14.3 ネットワークリソース

ここでは、ネットワークリソースを作成し、ネットワークプールに登録する方法について説明します。

ネットワークリソースは、以下の方法で作成できます。

・ ネットワークリソースを新規に作成

「14.3.1 ネットワークリソースを新規に作成」を参照してください。

・ 登録済みの管理LANサブネットを利用した作成

「14.3.2 登録済みの管理LANサブネットを利用した作成」を参照してください。

マネージャーが直接接続している管理LANのネットワークリソースは、ネットワークリソース名を"AdminLan"、VLAN IDを1として、イン

ストール時に自動的に作成されます。

これを変更する場合、事前に"AdminLan"を削除したあと、「14.3.2 登録済みの管理LANサブネットを利用した作成」に従ってネットワー

クリソースを作成してください。

なお、ネットワークリソースにサブネット設定を行なう場合は、以下のIPアドレスがサブネットの範囲に含まれていないことを確認してくだ

さい。含まれている場合は、それらのIPアドレスを対象外アドレスとして設定します。

・ 検出された未登録のサーバのIPアドレス

・ VM管理製品のIPアドレス

・ LANスイッチブレードの管理IPアドレス

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・ デフォルトゲートウェイのIPアドレス

・ iRMCのアドレス

・ ネットワークデバイスのIPアドレスおよび仮想IPアドレス

参考

ネットワークデバイスの自動設定機能で簡単設定モードを使用し設定する仮想IPアドレスについては、ネットワークリソースから払

い出されているため、対象外アドレスとして設定する必要はありません。

注意

・ イメージを指定したL-Serverの作成には、インストールサーバへ接続するために管理LANのIPアドレスが必要です。

そのため、ユーザーのアクセス範囲内のプールに、VMホストの管理LANに対する管理LANのネットワークリソースを作成してくだ

さい。

・ 物理L-Serverで[ファンクション数の拡大(オンボード)]を使用する場合、UMCのLPVIDとして2~4094のVLAN IDを割り当てる必

要があるため、この範囲のVLAN IDを持つ管理LANリソースを作成してください。

14.3.1 ネットワークリソースを新規に作成

以下の手順で、ネットワークリソースを新規に作成し、ネットワークプールに登録します。

なお、サーバ仮想化ソフトウェアとしてVMwareを使用する場合で、サービスコンソールとポートグループで同一VLANを使用したいと

き、"VMware除外ポートグループ定義ファイル"にネットワークの自動設定から除外したいポートグループの名前を事前に設定してくだ

さい。

これにより、同一VLANを持つ複数のポートグループが存在する構成でもL-Serverを作成できます。

また、利用者が任意の物理NICを使用してネットワークの自動設定を行いたい場合、サーバNIC定義ファイルに使用する物理NICを定

義し、サーバNIC定義の物理LANセグメントをネットワークリソースから指定してください。サーバNIC定義ファイルで指定した物理NICの構成を本製品に反映するには、rcxadm nicdefctl commitコマンドを使用します。

これにより、任意の物理NICを使用する構成でもネットワークの自動設定が行えます。

参照

・ ネットワークの自動設定から除外したいポートグループの指定については、「リファレンスガイド (コマンド/XML編) CE」の「15.14VMware除外ポートグループ定義ファイル」を参照してください。

・ rcxadm nicdefctlコマンドについては、「リファレンスガイド (コマンド/XML編) CE」の「5.15 rcxadm nicdefctl」を参照してください。

・ サーバNIC定義の詳細は、「リファレンスガイド (コマンド/XML編) CE」の「15.13 サーバNIC定義」を参照してください。

1. RORコンソールのオーケストレーションツリーで対象のネットワークプールを右クリックし、表示されたメニューで[ネットワークリソー

ス作成]-[新規]を選択します。

[ネットワークリソースの作成]ダイアログが表示されます。

2. 以下の項目を入力します。

ネットワークリソース名

ネットワークリソースの名前を入力します。

- 種別に[管理LAN]を選択した場合

先頭半角英字(大文字/小文字)で、半角英数字(大文字/小文字)、アンダースコア("_")、ピリオド(".")およびハイフン("-")で構成された16文字以内の文字列を入力します。

- 181 -

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- 種別に[管理LAN]以外を選択した場合

先頭半角英数字(大文字/小文字)で、半角英数字(大文字/小文字)、アンダースコア("_")、ピリオド(".")およびハイフン

("-")で構成された32文字以内の文字列を入力します。

注意

ネットワークリソース名は、WWNとMACアドレスを管理するアドレスセットリソースのリソース名と異なる名前を指定してくださ

い。

種別

作成するネットワークリソース種別を、以下のラジオボタンで設定します。

- 業務LAN

- 管理LAN

- iSCSIブート

業務LANを作成する場合、ネットワークリソース名とVLAN IDは必ず入力してください。

管理LANとして作成する場合、ネットワークリソース名、VLAN ID、サブネットアドレス、およびサブネットマスクは必ず入力し

てください。

iSCSIブート用として作成する場合、ネットワークリソース名、VLAN ID、サブネットアドレス、およびサブネットマスクは必ず入

力してください。

初めて管理LAN用のネットワークリソースを作成する際に、マネージャーをクラスタで運用している場合、「5.11 管理LANサ

ブネットの登録」の「マネージャーをクラスタで運用している場合の設定」を行ってください。設定を行う際、"管理LANサブネッ

ト"は"管理LAN用のネットワークリソース"に読み替えてください。

これは、ネットワークリソース作成を新規で実施した場合、同時に管理LANサブネットも設定されるためです。

参考

管理LAN用のネットワークリソースは、本製品インストール時に指定する管理用ネットワークとして自動的に1つ作成されま

す。

2つ以上の管理用ネットワークを使用する場合、2つ以上の管理LAN用のネットワークリソースを作成してください。

なお、サーバリソースツリーの管理LANサブネットの登録は必要ありません。

管理LANサブネットの登録については、「5.11 管理LANサブネットの登録」を参照してください。

詳細設定

利用目的に合わせて、以下を設定します。

- 設定済みの仮想スイッチを利用

事前に設定された仮想スイッチを使用する場合にチェックボックスにチェックを入れます。

LANスイッチブレードの外部接続ポートに対してVLANを自動設定する場合、本チェックボックスのチェックを外します。

- 外部接続ポートに対してVLANを自動的に設定

LANスイッチブレードの外部接続ポートに対してVLANを自動設定する場合にチェックボックスにチェックを入れます。

VLAN/外部接続ポート設定

VLAN IDと外部接続ポートの設定をします。

VLAN ID

LANスイッチブレードと仮想スイッチに設定するVLAN IDを指定します。LANスイッチブレードの外部ポートに設定され

ているVLAN IDから選択するか、数値を入力できます。事前に設計したVLAN IDを指定してください。

1~4094までの整数を入力してください。

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- ブレードサーバを含む外部ネットワークの場合

外部ポートのVLAN IDから選択してください。

- 内部ネットワーク、またはラックマウント型サーバだけの外部ネットワークの場合

VLAN IDを入力してください。

VLAN IDを指定して、[設定]ボタンをクリックすると[外部接続ポート設定]ダイアログが表示されます。

外部接続ポート設定(シャーシ名/スイッチ名/実装位置/ポート番号/LAG名)(省略可)

L-Serverに外部ネットワークを接続すると、指定したポートと通信できるように、LANスイッチブレードの内部ポートと仮想

スイッチの設定を行います。

1つの外部接続ポート情報は以下の情報から構成されています。

- シャーシ名

外部接続ポートが所属するシャーシ名を表示します。

- スイッチ名

外部接続ポートが所属するスイッチ名を表示します。

- 実装位置

外部接続ポートが所属するシャーシのスロット番号を表示します。

- ポート番号/ポート名

外部接続ポートのポート番号を表示します。外部接続ポートがリンクアグリゲーショングループの場合、メンバーポートの

ポート番号をカンマ(",")区切りで表示します。

また、イーサネット・ファブリックの場合はイーサネット・ファブリックのCIRポートのポート名を表示します。

- LAG名

外部接続ポートがリンクアグリゲーショングループの場合にリンクアグリゲーショングループ名を表示します。

- Untagged VLAN

外部接続ポートに設定されているUntagged VLAN情報を表示します。

- Tagged VLAN

外部接続ポートに設定されているTagged VLAN情報をカンマ(",")区切りで表示します。

外部接続ポートの設定は以下のように行います。

a. [ネットワークリソースの作成]ダイアログの[VLAN/外部接続ポート設定]画面の[設定]ボタンをクリックします。

[外部接続ポート設定]ダイアログが表示されます。

b. ブレードサーバを含む外部ネットワークを自動設定する際に使用する外部接続ポートを指定します。

対になるポートを2つ選択します。

LANスイッチブレードへのリンクアグリゲーションの設定については、「設計ガイド CE」の「C.3.2 事前準備」を参照して

ください。

シャーシが複数ある場合

利用するすべてのシャーシのポートを選択してください。

Converged Fabricを使用する場合(リンクアグリゲーション構成以外の場合)

Converged FabricのCIRポートを1つ以上選択します。対になるポートおよびシャーシが複数ある場合の対応は不要で

す。

リンクアグリゲーション構成のポートを指定する場合(LANスイッチブレードPY CB 10Gb FEX Nexus B22の場合)

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事前にLANスイッチブレードの設定を確認し、リンクアグリゲーションが設定されている外部接続ポートを1つ以上、選

択します。

リンクアグリゲーション構成のポートを指定する場合(Converged Fabricの場合)

事前にConvergied FabricのCIRポートにリンクアグリゲーションの構成を設定し、本製品にリンクアグリゲーション情報を

反映してから、設定したリンクアグリゲーションの構成に対応するリンクアグリゲーションポート識別情報を選択します。

リンクアグリゲーション構成のポートを指定する場合(それ以外の場合)

事前にLANスイッチブレードの外部接続ポートにリンクアグリゲーションの構成を設定し、本製品にLANスイッチブレー

ドのリンクアグリゲーション情報を反映してから、設定したリンクアグリゲーショングループ名を選択します。

pinning接続を使用する場合(LANスイッチブレードPY CB 10Gb FEX Nexus B22の場合)

内部接続ポートのいずれかとpinning接続を行なっている外部接続ポートをすべて選択します。

"選択対象の外部接続ポート"に表示されるポートは、以下の項目でフィルタリングできます。

・"VLAN IDでポートを絞り込む"

・シャーシ名

・スイッチ名

・実装位置

・ポート番号/ポート名

・LAG名

外部接続ポートのVLAN自動設定を行う場合は、[VLAN IDでポートを絞り込む]チェックボックスを外し、事前に設計

した外部接続ポートのチェックボックスにチェックを入れます。

内部ネットワークの場合や、ラックマウント型サーバだけの外部ネットワークの場合、設定しないでください。

サブネット設定(省略可)

種別に[業務LAN]を指定した場合、省略できます。

L-Serverにイメージを配付する際に、ネットワークリソースと接続したNICに対して、ネットワークとIPアドレスを自動設定したい

場合に入力してください。L-Serverにはサブネットアドレスに含まれるIPアドレスが割り当てられますが、割当て対象外とする

IPアドレスの範囲を指定できます。[追加]ボタンをクリックすると[開始IPアドレスと終了IPアドレスの追加]ダイアログが表示さ

れますので、対象外とするIPアドレスの範囲を指定し、[追加]ボタンをクリックしてください。対象外としたIPアドレスを再度、有

効にする場合、一覧から有効にするIPアドレスのチェックボックスにチェックを入れて、[削除]ボタンをクリックしてください。

[OK]ボタンをクリックすると、入力した内容が元のダイアログに表示されます。

なお、ネットワークアドレスとブロードキャストアドレスは自動的に除外されます。

参考

ネットワークリソースにサブネットアドレスが設定されている場合、L-Serverへのイメージ配付時に、IPアドレスを自動的に設定

できます。

サブネットアドレスが設定されていない場合、DHCPの設定になります。

サブネットアドレス/マスク

設定するサブネットのアドレスとサブネットマスクを、"xxx.xxx.xxx.xxx"の形式で入力してください。

サブネットマスクの 大値は、 255.255.255.255(32bit mask) 、 小値は、 255.255.0.0(16bit mask) です。ただし、

255.255.255.254は指定できません。

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注意

- 物理L-Serverを作成する場合、業務LANのサブネットは、管理LANと異なるサブネットを指定してください。

- 管理LAN用のネットワークリソース間で同じサブネットを指定できません。詳細は、「設計ガイド CE」の「第9章 ネットワー

ク環境の決定と設定」を参照してください。

デフォルトゲートウェイ(省略可)

種別に[管理LAN]以外を選択した場合、省略できます。

サブネットの外部と通信する際に利用するデフォルトゲートウェイのIPアドレスを入力してください。

対象外とするIPアドレス(省略可)

ほかの装置で利用しているが、今後利用する予定などの理由で、L-Serverに自動的に割り当てたくないIPアドレスを指定

できます。

注意

サブネットアドレスおよびサブネットマスクで指定されるIPアドレスのうち、以下のアドレスは、割当てから自動的に除外さ

れます。対象外とするIPアドレスには指定できません。

- 管理サーバ

- ネットワークアドレスおよびブロードキャストアドレス

ルールセット(省略可)

ネットワークリソースで利用可能なルールセットの中から利用するルールセットを選択します。

なお、利用するルールセットは、ネットワークリソース用のネットワークデバイス共通のフォルダーに登録してください。ネット

ワークリソース用のルールセットを登録するためのフォルダーについては、「設計ガイド CE」の「F.3.2 ネットワークリソース用」

を参照してください。

物理LANセグメント(省略可)

ネットワークの自動設定を任意の物理NICを使用して行いたい場合、物理LANセグメントを指定します。

なお、サーバNIC定義に一つも定義されていない場合、物理LANセグメントの"設定"ボタンは表示されません。

サーバNIC定義の詳細については、「リファレンスガイド (コマンド/XML編) CE」の「15.13 サーバNIC定義」を参照してくださ

い。

ラベル(省略可)

ネットワークリソースに、業務内容などを元にした分かりやすい別名を付けたい場合に入力します。

日本語(半角カナを含む)、半角文字に関係なく32文字以内の文字列を入力します。

コメント(省略可)

ネットワークリソースに関する情報を自由に記述できます。例えば、業務内容の詳細や、障害発生時の対処方法を登録して

おくと、迅速な対応ができます。

日本語(半角カナを含む)、半角文字に関係なく256文字以内の文字列を入力します。

3. [OK]ボタンをクリックします。

ネットワークリソースが作成され、ネットワークプールに登録されます。

VLAN/外部接続ポート設定で、[外部接続ポートに対してVLANを自動的に設定]チェックボックスにチェックを入れた場合、ネッ

トワークリソースの作成時に、LANスイッチブレードの外部接続ポートにタグVLANが自動で設定されます。

14.3.2 登録済みの管理LANサブネットを利用した作成

以下の手順で登録済みの管理LANサブネットを利用したネットワークリソースを作成し、ネットワークプールに登録します。

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1. RORコンソールのオーケストレーションツリーで対象のネットワークプールを右クリックし、表示されたメニューで[ネットワークリソー

ス作成]-[管理LANサブネットから]を選択します。

[ネットワークリソースの作成]ダイアログが表示されます。

2. 以下の項目を入力します。

ネットワークリソース名

[選択]ボタンをクリックすると、[管理LANサブネット選択]ダイアログが表示されます。

すでに設定されている管理LANサブネットを選択します。

選択した管理LANサブネットに名前がない場合、ネットワークリソース名にネットワークリソースの名前を入力します。

先頭半角英数字(大文字/小文字)で、半角英数字(大文字/小文字)、アンダースコア("_")、ピリオド(".")およびハイフン("-")で構成された32文字以内の文字列を入力します。

[OK]ボタンをクリックします。

種別

"管理LAN"と表示されます。

VLAN/外部接続ポート設定

「14.3.1 ネットワークリソースを新規に作成」の「VLAN/外部接続ポート設定」を参照してください。

サブネット設定(省略可)

「14.3.1 ネットワークリソースを新規に作成」の「サブネット設定(省略可)」を参照してください。

ルールセット(省略可)

「14.3.1 ネットワークリソースを新規に作成」の「ルールセット(省略可)」を参照してください。

物理LANセグメント(省略可)

「14.3.1 ネットワークリソースを新規に作成」の「物理LANセグメント(省略可)」を参照してください。

ラベル(省略可)

「14.3.1 ネットワークリソースを新規に作成」の「ラベル(省略可)」を参照してください。

コメント(省略可)

「14.3.1 ネットワークリソースを新規に作成」の「コメント(省略可)」を参照してください。

3. [OK]ボタンをクリックします。

ネットワークリソースが作成され、ネットワークプールに登録されます。

VLAN/外部接続ポート設定で、[外部接続ポートに対してVLANを自動的に設定]チェックボックスにチェックを入れた場合、ネッ

トワークリソースの作成時に、LANスイッチブレードの外部接続ポートにタグVLANが自動で設定されます。

14.4 ネットワークデバイス

ここでは、ネットワークデバイスをネットワークプールに登録する方法について説明します。

以下の手順で、ネットワークプールにネットワークデバイスをリソースとして登録します。

1. オーケストレーションツリーで対象のネットワークプールを右クリックし、表示されたメニューで[リソース登録]を選択します。

[リソースの登録]ダイアログが表示されます。

2. 登録するリソースの[選択]チェックボックスにチェックを入れます。

3. [OK]ボタンをクリックします。

ネットワークプールにネットワークデバイスがリソースとして登録されます。

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ポイント

ネットワークプールに登録すべきネットワークデバイスは、リソースとして登録または変更時のXML定義の種別(Typeタグ)が"Firewall"および"SLB"のものになります。

参考

ネットワークデバイスへ自動設定を行うためのスクリプトの実行

ネットワークプールに登録したネットワークデバイスの[ベンダー名]、および[装置名]または[モデル名]に該当するルールセットのフォ

ルダー名があった場合、該当するルールセットのフォルダーに登録されているスクリプトが実行されます。

以下の手順で、ネットワークデバイスの[ベンダー名]、[装置名]および[モデル名]を確認できます。

1. RORコンソールのネットワークデバイスツリーで確認したいネットワークデバイスを選択します。

2. [リソース詳細]タブを選択します。

[基本情報]に[ベンダー名]、[装置名]および[モデル名]が表示されます。

14.5 ストレージリソース

ここでは、ストレージプールにストレージリソースを登録する方法について説明します。

ストレージリソースの種別によって登録方法が異なります。

物理L-Serverの場合

・ 仮想ストレージリソース

「仮想ストレージリソースと物理L-Server用のディスクリソース」を参照してください。

・ ディスクリソース

「仮想ストレージリソースと物理L-Server用のディスクリソース」を参照してください。

・ iSCSIブート用ディスク

iSCSIブート用ディスクは、iSCSIブートの操作コマンド(rcxadm iscsictl)を実行して登録します。

rcxadm iscsictlコマンドについては、「リファレンスガイド (コマンド/XML編) CE」の「5.10 rcxadm iscsictl」を参照してください。

ストレージプールへのiSCSI用のブートディスクの登録は、iSCSI用のブートディスクに対応する物理ストレージ装置リソースの割当

て方式(シン・プロビジョニングまたはシック・プロビジョニング)に合わせることをお勧めします。

なお、ストレージプールのストレージリソースの割当て方式にはかかわりません。

注意

すでに登録済みのiSCSIブート情報が指定された場合、登録済みの情報はそのまま継続します。

登録内容を変更する場合、unregisterサブコマンドで削除後、registerサブコマンドで再登録します。

仮想L-Serverの場合

・ 仮想ストレージリソース

「仮想ストレージリソースと物理L-Server用のディスクリソース」を参照してください。

Solaris11のzfsのルートプールに対応する仮想ストレージリソースは、ストレージプールに登録しないでください。

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【Solarisゾーン(Solaris10)】仮想ストレージリソースの登録は必要ありません。

・ ディスクリソース【KVM】【Solarisゾーン(Solaris10)】【OVM for SPARC】

VMホスト(Solarisゾーンの場合は、大域ゾーン)が認識しているデバイスをディスクリソースとして登録します。

サーバ管理製品で管理されていないVMホストを利用する場合、ディスクリソースを登録する必要はありません。

ディスクリソースの登録は、rcxadm disk registerコマンドを実行します。

仮想L-Serverに対応するVMゲスト(Solarisゾーンの場合は、非大域ゾーン)をマイグレーションする場合は、複数のVMホストから

共有されているデバイスを、共有定義されたディスクリソースとして登録してください。

rcxadm diskコマンドについては、「リファレンスガイド (コマンド/XML編) CE」の「3.3 rcxadm disk」を参照してください。

注意

【KVM】【Solarisゾーン(Solaris10)】【OVM for SPARC】

仮想L-Server用のディスクリソースはL-Serverを削除したり、L-Serverからディスクを削減したりするとディスクの内容は削除されず

に残ります。

特にグローバルプールに登録されているディスクリソースの場合、不特定の利用者に割り当てられる状態であるため、注意してください。

仮想L-Server用のディスクリソースを使用する場合、ローカルプールで運用し、L-Serverの削除やディスクの削減時に、ディスク内

のデータを削除する運用をお勧めします。

以下にディスク内のデータを削除する方法を示します。

- L-Serverに接続した状態で、OSからディスクのフォーマットを行う

- ストレージの機能でフォーマットを行う(ETERNUSの場合)

- LUNを再作成する

【KVM】

- 事前に作成するディスクリソースについて

事前に作成したディスクリソースは、上記のとおり、ディスクの内容は削除されずに残ります。

仮想ストレージから切り出したディスクリソースは、削除されます。

- 事前に作成するディスクリソースの内容消去について

システム内のすべてのKVMの仮想L-Serverのディスクの内容消去を実施する場合、定義ファイルstorage.rcxpropの

CLEAN_VM_GUEST_DISK_RESOURCEにtrueを指定することでディスクの内容消去を自動化できます。

仮 想 L-Server 毎 に デ ィ ス ク の 内 容 消 去 の 有 無 を 選 択 す る 場 合 、 定 義 フ ァ イ ル storage.rcxprop の

CLEAN_VM_GUEST_DISK_RESOURCEはfalseをした上で、内容消去が必要な仮想L-Serverのディスクについて前述のデー

タを削除する方法を実施してください。

定義ファイルの詳細については「導入ガイド CE」の「8.6.1 定義ファイルの作成」を参照してください。

1つのVMホストで使用できるディスクリソースは、1つのストレージプールに登録するようにしてください。ディスクリソースが複数

のストレージプールに分散していると、L-Serverの作成が失敗する場合があります。

ストレージプールへの仮想L-Server用のディスクリソースの登録は、ディスクリソースに対応する物理ストレージ装置リソースの割当

て方式(シン・プロビジョニングまたはシック・プロビジョニング)に合わせることをお勧めします。

なお、ストレージプールのストレージリソースの割当て方式にはかかわりません。

仮想ストレージリソースと物理L-Server用のディスクリソース

以下の手順で、ストレージリソースを登録します。

1. RORコンソールのオーケストレーションツリーで対象のストレージプールを右クリックし、表示されたメニューで[リソース登録]を選

択します。

[リソースの登録]ダイアログが表示されます。

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2. [登録するリソース]で登録するストレージリソースを選択します。

登録するリソース

仮想ストレージ

L-Server作成時に、仮想ストレージから指定したサイズのディスクを自動的に作成する場合、[仮想ストレージ]を選択します。

[仮想ストレージ]を選択すると、登録できる仮想ストレージリソースがリソース一覧に表示されます。

[選択]チェックボックスで登録したい仮想ストレージリソースにチェックを入れるか、[全て選択]ボタンをクリックしてリソース

一覧に表示されている仮想ストレージリソースをすべて選択します。

注意

- EMCストレージは、仮想ストレージリソースを選択できません。

- FalconStor NSSが動作するStorage Serverは、仮想ストレージリソースを選択できません。

- Solaris11のzfsのルートプールに対応する仮想ストレージリソースは、ストレージプールに登録しないでください。

ディスクリソース

事前に作成したディスクをL-Serverに使用する場合、[ディスクリソース]を選択します。

以下の項目を検索条件に指定すると、該当する登録できるディスクリソース一覧が表示されます。

仮想ストレージ

事前に作成したディスクが存在する仮想ストレージを選択します。

サイズ

ディスクリソースのサイズを入力します。

小値

検索するディスクの下限値を、ギガバイトを単位として、小数第一位までの数値で入力します。[ 小値]チェックボックス

にチェックを入れ、 大値より小さい数値を入力してください。

大値

検索するディスクの上限値を、ギガバイトを単位として、小数第一位までの数値で入力します。[ 大値]チェックボックス

にチェックを入れ、 小値より大きい数値を入力してください。

なお、ディスクサイズの小数第二位の値によっては、検索結果に表示されない場合があります。検索条件には、余裕をもった

サイズを指定してください。

リソース名

検索するディスクの名前を指定します。

- で始まる

名前が指定した文字列で始まるディスクだけを検索する場合に指定します。

- を含む

名前に指定した文字列を含むディスクを検索する場合に指定します。

表示されたディスクリソースから、[選択]チェックボックスで登録したいディスクリソースにチェックを入れるか、[全て選択]ボタンを

クリックしてリソース一覧に表示されているディスクリソースをすべて選択します。

シン・プロビジョニングまたはストレージ自動階層制御を利用している場合、ストレージプールのシン・プロビジョニング属性の設

定有無によって、表示される登録可能なリソースは異なります。

登録できるリソースについては、「設計ガイド CE」の「10.1.1 ストレージの割当て」を参照してください。

3. [OK]ボタンをクリックします。

ストレージリソースが登録されます。

- 189 -

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注意

事前に作成されたLUNと、iSCSIブートのLUNをディスクリソースとして使用した場合、L-Serverを削除したり、L-Serverからディス

クを削減したりするとディスクの内容は削除されずに残ります。

特にグローバルプールに登録されているディスクリソースの場合、不特定の利用者に割り当てられる状態であるため、注意して

ください。

事前に作成されたLUNをディスクリソースとして使用する場合、ローカルプールで運用し、L-Serverの削除やディスクの削減時

に、ディスク内のデータを削除する運用をお勧めします。

以下にディスク内のデータを削除する方法を示します。

- L-Serverに接続した状態で、OSからディスクのフォーマットを行う

- ストレージの機能でフォーマットを行う(ETERNUSの場合)

- LUNを再作成する

14.6 アドレスセットリソース

ここでは、アドレスセットリソースを作成し、アドレスプールに登録する方法について説明します。

以下の場合、アドレスセットリソースの作成およびアドレスプールへの登録が必要です。

・ 物理L-Serverを作成する場合

- ブレードサーバの場合

WWNおよびMACアドレスに対して、アドレスセットリソースの作成およびアドレスプールへの登録が必要です。

- ラックマウント型サーバの場合

WWNに対してアドレスセットリソースの作成、およびアドレスプールへの登録が必要です。

MACアドレスは、物理サーバのネットワークアダプターに付与されているMACアドレスを使用するため、アドレスセットリソース

の作成と登録は必要ありません。

・ VM種別が"RHEL-Xen"、"RHEL-KVM"、または"Citrix Xen"の仮想L-Serverを作成する場合

MACアドレスに対して、アドレスセットリソースの作成およびアドレスプールへの登録が必要です。

・ 簡単設定モードでネットワークデバイスへの自動設定を行なう場合

ファイアーウォールのアドレス変換機能で利用する仮想IPアドレス(公開アドレス)を管理し、自動払い出しをする場合、グローバル

IPアドレスのアドレスセットリソースの作成およびアドレスプールへの登録が必要です。

注意

アドレスセットリソース名は、ネットワークリソースのリソース名(アドレスセット名)と異なる名前を指定してください。

以下の方法で、アドレスセットリソースを作成し、アドレスプールに登録します。

アドレスプールへの登録(WWN)

WWNをアドレスプールに登録するには、rcxadm addrset createを実行します。

rcxadm addrset createコマンドについては、「リファレンスガイド (コマンド/XML編) CE」の「3.1 rcxadm addrset」を参照してください。

アドレスプールへの登録(MACアドレス)

MACアドレスをアドレスプールに登録するには、rcxadm addrset createを実行します。

rcxadm addrset createコマンドについては、「リファレンスガイド (コマンド/XML編) CE」の「3.1 rcxadm addrset」を参照してください。

- 190 -

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アドレスプールへの登録(グローバルIPアドレス)

グローバルIPアドレスをアドレスプールに登録するには、rcxadm addrset createを実行します。

テナント間で使用するグローバルIPアドレスを共有しないように、ローカルプールに登録してください。

Disaster Recovery環境ではグローバルIPアドレスの切替えは未サポートです。グローバルIPアドレスを登録しないでください。

rcxadm addrset createコマンドについては、「リファレンスガイド (コマンド/XML編) CE」の「3.1 rcxadm addrset」を参照してください。

アドレスセットリソースが作成され、アドレスプールに登録されます。

14.7 イメージリソース

ここでは、クローニングイメージをイメージプールに登録する方法について説明します。

イメージリソースの種別によって登録方法が異なります。

ポイント

以下の範囲で、それぞれ同じイメージ種別として扱われます。

・ 物理

・ VMware、Hyper-V、OVM for x86 2.2、OVM for x86 3.2、Citrix Xen、Solarisゾーン、OVM for SPARC

・ KVM、Xen

14.7.1 仮想イメージリソース

ここでは、クローニングイメージをイメージプールに登録する方法について説明します。

VM管理製品で事前にイメージ(テンプレート)を作成済みの場合、下記の手順でイメージプールに登録してください。

サーバ管理製品で管理されていないVMホストを利用する場合、クローニングイメージを登録する必要はありません。

1. RORコンソールのオーケストレーションツリーで対象のイメージプールを右クリックし、表示されたメニューで[リソース登録]を選択

します。

[リソースの登録]ダイアログが表示されます。

2. 登録するクローニングイメージを選択します。

3. [OK]ボタンをクリックします。

クローニングイメージが登録されます。

ポイント

・ 以下の場合、Sysprepは実行され累積回数に含まれます。

- VMwareでテンプレートを使用したゲストOSのカスタマイズ

- SCVMMでテンプレートを作成

「17.5 クローニングイメージの操作」の「クローニングイメージ採取の運用方法」を参照して運用を行ってください。

【Citrix Xen】

・ 仮想イメージリソースは、本製品に登録されたCitrix XenServerのプールマスタから情報を取得します。プールマスタが登録されて

いない場合は、プールマスタをVMホストとして登録してください。そのあと、しばらく待ってからクローニングイメージの登録操作を

行ってください。

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注意

・ VM管理製品で事前に作成したイメージ(テンプレート)の場合、本製品で取り扱えるようにテンプレートの名前を以下のように変更

します。

- 半角英数字とアンダースコア("_")以外を削除します。

- 先頭文字が半角英字以外の場合、 初の半角英字までの文字を削除します。

・ 事前に作成済みのイメージ(テンプレート)を使用する場合、テンプレートのシステムディスクは以下の設定にしてください。

【VMware】

SCSI:0:0

【Hyper-V】

IDE:0:0

【OVM for x86 2.2】

- PVM(Para-Virtualized Machine)の場合

xvda

- HVM(Hardware Virtualized Machine)の場合

hda

【Citrix Xen】

userdevice:0

【OVM for x86 3.2】

Slot 0

システムディスクに上記以外を使用している場合、クローニングイメージの配付を伴うL-Serverの作成が失敗することがあります。

・ VM管理製品でイメージ(テンプレート)を作成する場合、以下の点に注意してください。

【Citrix Xen】

イメージ名にシングルクォーテーション(')は使用しないでください。

【Hyper-V】

VM管理製品としてSystem Center 2012 以降のVirtual Machine Managerを利用している場合には、高可用属性のテンプレートだ

けが利用可能です。テンプレート作成時には高可用属性のテンプレートを作成してください。

14.7.2 物理イメージリソース

ここでは、物理サーバで事前に作成済みのクローニングイメージをイメージプールに登録する方法について説明します。

1. RORコンソールのオーケストレーションツリーで対象のイメージプールを右クリックし、表示されたメニューで[リソース登録]を選択

します。

[リソースの登録]ダイアログが表示されます。

2. 登録するクローニングイメージを選択します。

3. [OK]ボタンをクリックします。

クローニングイメージが登録されます。

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第15章 L-Serverテンプレートの操作

本章では、L-Serverテンプレートの操作について説明します。

L-Serverテンプレートとは、L-Serverの仕様(CPU数、メモリ容量、ディスク容量、NIC数など)を事前に定義したひな型です。XML形式

で記載します。

L-Serverテンプレートの作成方法は、以下の2通りです。

・ ウィザード形式のGUIを利用して作成する方法

ウィザード形式のGUIで、L-Serverテンプレートを作成する方法です。

詳細は、「15.1 ウィザード形式のGUIによる操作」を参照してください。

・ エディタを利用して作成する方法

エディタを利用して、L-Serverテンプレートを作成する方法です。

詳細は、「15.2 エディタによる編集」を参照してください。

L-Serverテンプレートの文字コードはUTF-8にしてください。

注意

L-Platformで利用するL-Serverテンプレートについては、以下の点に注意して登録してください。

・ VMware以外のサーバ仮想化ソフトウェアを利用する場合、必ずVM種別を指定してください。

・ 拡張ディスク付きのL-Serverテンプレートは利用できません。ディスク数は1つで登録してください。

・ モデル名を指定した物理L-Serverテンプレートは利用できません。CPU数、CPU性能、およびメモリサイズを必ず指定してくださ

い。

・ NICの定義は1つだけ指定してください。L-Serverテンプレートに定義したNIC数より少ない数のNICを、L-Platform内のサーバに

設定した場合、L-Platformの配備やサーバの追加は失敗します。

・ 「イメージ指定時のディスク配付設定」が有効となっているL-Serverテンプレートは利用できません。

「イメージ指定時のディスク配付設定」が有効となっているL-Serverテンプレートを利用した場合、L-Platformの配備やサーバの追

加に失敗することがあります。

・ [ファンクション数の拡大(オンボード)]を有効にする場合、L-Platformテンプレートで、ファンクション数分のNICを追加してください。

たとえば、オンボードCNAのみ搭載された物理サーバの環境で[ポートあたりのファンクション数]を2に設定する場合、4つのファン

クション(2ポート×2ファンクション)に対して、合計4つのNICを設定する必要があります。

15.1 ウィザード形式のGUIによる操作

ここでは、ウィザード形式のGUIによるL-Serverテンプレートの操作について説明します。

ウィザード形式のGUIでは、以下の操作ができます。

・ 表示

「15.1.1 表示」を参照してください。

・ 作成

「15.1.2 作成」を参照してください。

・ 変更

「15.1.3 変更」を参照してください。

・ 複製

「15.1.4 複製」を参照してください。

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・ 削除

「15.1.5 削除」を参照してください。

・ エクスポート

「15.1.6 エクスポート」を参照してください。

・ インポート

「15.1.7 インポート」を参照してください。

・ 作成済みL-ServerからL-Serverテンプレートの作成

「15.1.8 作成済みL-ServerからL-Serverテンプレートの作成」を参照してください。

15.1.1 表示

以下の手順でL-Serverテンプレートの一覧を表示します。

1. RORコンソールでオーケストレーションツリーを選択し、RORコンソールのメニューで[ファイル]-[L-Serverのテンプレート]-[編集]を選択します。

[L-Serverテンプレートエディター]画面が表示されます。

2. [L-Serverテンプレート管理]タブに登録されているL-Serverテンプレートリストが表示されます。

表示されるボタン、L-Serverテンプレートリストは、以下の通りです。

ボタン

[作成]ボタン

L-Serverテンプレートを作成する場合にクリックします。詳細は「15.1.2 作成」を参照してください。

[インポート]ボタン

L-Serverテンプレートをインポートする場合にクリックします。詳細は、「15.1.7 インポート」を参照してください。

L-Serverテンプレートリスト

リスト内には、1ページに10項目ずつ表示されます。

表示するページ番号の指定や、1ページ前/後に移動、先頭/末尾のページに移動の操作ができます。

名前(ラベル)

L-Serverテンプレート名およびラベルが表示されます。

サーバ種別

サーバ種別が表示されます。

物理L-ServerのL-Serverテンプレートの場合、"物理"が表示されます。

仮想L-ServerのL-Serverテンプレートの場合、"VM"が表示されます。

サーバ仕様

サーバ種別が"物理"の場合、サーバのモデル名が表示されます。

サーバ種別が"VM"の場合、CPU周波数×CPU数、メモリサイズが表示されます。

ディスク容量

ディスクサイズ(単位:GB)が表示されます。

NIC数

L-ServerテンプレートのNIC数が表示されます。

冗長性

サーバの冗長化が表示されます。

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運用位置

運用位置が表示されます。

[変更]ボタン

L-Serverテンプレートを変更する場合にクリックします。詳細は「15.1.3 変更」を参照してください。

[コピー]ボタン

L-Serverテンプレートを複製する場合にクリックします。詳細は「15.1.4 複製」を参照してください。

[削除]ボタン

L-Serverテンプレートを削除する場合にクリックします。詳細は「15.1.5 削除」を参照してください。

[エクスポート]ボタン

L-Serverテンプレートをエクスポートする場合にクリックします。詳細は「15.1.6 エクスポート」を参照してください。

[L-Serverからテンプレートを作成]タブを選択すると、登録されているL-Serverリストが表示されます。

L-Serverリストは、以下のとおりです。

L-Serverリスト

リスト内には、1ページに10項目ずつ表示されます。

表示するページ番号の指定や、1ページ前/後に移動、先頭/末尾のページに移動の操作ができます。

名前

L-Serverが表示されます。

サーバ種別

サーバ種別が表示されます。

物理L-Serverの場合、"物理"が表示されます。

仮想L-Serverの場合、"VM"が表示されます。

サーバ仕様

サーバ種別が"物理"の場合、サーバのモデル名が表示されます。

サーバ種別が"VM"の場合、CPU周波数×CPU数、メモリサイズが表示されます。

ディスク容量

ディスクサイズ(単位:GB)が表示されます。

NIC数

L-ServerのNIC数が表示されます。

運用位置

運用位置が表示されます。

[テンプレートのエクスポート]ボタン

指定されたL-ServerをL-Serverテンプレートとしてエクスポートする場合にクリックします。

詳細は、「15.1.8 作成済みL-ServerからL-Serverテンプレートの作成」を参照してください。

15.1.2 作成

ここでは、L-Serverテンプレートの作成について説明します。

物理L-Serverテンプレートの作成は、「15.1.2.1 物理L-Serverテンプレートの作成」を参照してください。

仮想L-Serverテンプレートの作成は、「15.1.2.2 仮想L-Serverテンプレートの作成」を参照してください。

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15.1.2.1 物理L-Serverテンプレートの作成

以下の手順で物理L-Serverテンプレートの作成を行います。

1. RORコンソールでオーケストレーションツリーを選択し、RORコンソールのメニューで[ファイル]-[L-Serverのテンプレート]-[編集]を選択します。

[L-Serverテンプレート編集]画面の[L-Serverテンプレート管理]タブが表示されます。

2. [L-Serverテンプレート編集]画面の[L-Serverテンプレート管理]タブで、[作成]ボタンをクリックします。

[L-Serverテンプレートの作成]ダイアログが表示されます。

3. [L-Serverテンプレートの作成]ダイアログで、以下の情報を設定します。

a. 基本情報を入力します。

テンプレート名

L-Serverテンプレートの名前を入力します。

先頭半角英数字で、半角英数字、アンダースコア("_")およびハイフン("-")で構成された32文字以内の文字列を指定

します。

ラベル(省略可)

L-Serverテンプレートのラベルを入力します。

日本語(半角カナを含む)、半角文字に関係なく32文字以内の文字列を指定します。

コメント(省略可)

L-Serverテンプレートのコメントを入力します。

日本語(半角カナを含む)、半角文字に関係なく256文字以内の文字列を指定します。

サーバ種別

サーバ種別を選択します。

物理L-Serverテンプレートを作成する場合、"物理"を選択します。

サーバ指定方法

サーバ種別が"物理"の場合、サーバの"モデル名指定"、"CPU、メモリ指定"が表示されます。

"モデル名指定"を選択するとモデル名を指定するフィールドが表示されます。

"CPU、メモリ指定"を選択すると、次の画面でCPUとメモリ情報を設定できます。

モデル名

モデル名を選択します。

表示されるモデル名は以下のとおりです。

表示されないモデルを利用する場合、モデル名を入力します。

- PRIMERGY BX2560 M1

- PRIMERGY BX2580 M1

- PRIMERGY BX620 S6

- PRIMERGY BX620 S5

- PRIMERGY BX620 S4

- PRIMERGY BX920 S4

- PRIMERGY BX920 S3

- PRIMERGY BX920 S2

- PRIMERGY BX920 S1

- PRIMERGY BX922 S2

- 196 -

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- PRIMERGY BX924 S4

- PRIMERGY BX924 S3

- PRIMERGY BX924 S2

- PRIMERGY BX960 S1

- PRIMERGY RX100 S6

- PRIMERGY RX100 S5

- PRIMERGY RX200 S8

- PRIMERGY RX200 S7

- PRIMERGY RX200 S6

- PRIMERGY RX200 S5

- PRIMERGY RX200 S4

- PRIMERGY RX2520 M1

- PRIMERGY RX300 S8

- PRIMERGY RX300 S7

- PRIMERGY RX300 S6

- PRIMERGY RX300 S5

- PRIMERGY RX300 S4

- PRIMERGY RX4770 M1

- PRIMERGY RX600 S5

- PRIMERGY RX600 S4

- PRIMERGY RX900 S1

- PRIMERGY TX150 S7

- PRIMERGY TX150 S6

- PRIMERGY TX200 S6

- PRIMERGY TX200 S5

- PRIMERGY TX300 S6

- PRIMERGY TX300 S5

- PRIMERGY TX300 S4

- Other PC servers

コンバージド・ネットワーク・アダプターの設定

ファンクション数の拡大(オンボード)

有効、無効のどちらかを選択します。デフォルトは無効です。

ポートあたりのファンクション数

2または4を選択します。

基本情報を設定したあと、[次へ]ボタンをクリックします。

b. CPUとメモリ情報を入力します。

CPU性能

CPU周波数を選択します。0.1~10の範囲で入力します。

CPU数

L-Serverに割り当てるCPU数を入力します。

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1~240の範囲で入力します。

メモリ容量

L-Serverに割り当てるメモリ容量を入力します。

0.1~8192の範囲で入力します。

基本情報を設定したあと、[次へ]ボタンをクリックします。

c. NICの情報を入力します。

NIC

L-Serverに割り当てるNICを指定します。

インデックス

L-Serverに割り当てるNIC定義を識別する番号です。

以下の範囲で設定します。

0~31

[追加]ボタンをクリックすると、NICが追加できます。

[削除]ボタンをクリックすると、NICが削除できます。

ネットワーク数

NICに設定できるネットワークリソース数(NumOfNetworkLinks)を指定します。インデックスごとに指定します。

以下の範囲で指定します。

1~4098

NIC グループ(省略可)

NICの冗長化グループを指定します。NICの冗長化が必要な場合に指定します。

NICグループは、16まで追加できます。

インデックス

NICの冗長化グループを識別する番号です。以下の範囲で設定します。

0~15

ネットワーク数

NICの冗長化グループに含まれるネットワークリソース数(NumOfNetworkLinks)を入力します。

以下の範囲で指定します。

1~4098

省略した場合、NICおよびNICの冗長化グループに1つのネットワークリソースが設定されます。

[追加]ボタンをクリックすると、NIC グループが追加できます。

[削除]ボタンをクリックすると、NIC グループが削除できます。

NIC

NICの冗長化グループを構成するNICのインデックスを選択します。グループには2つのNICを指定する必要がありま

す。

NICの情報を入力したあと、[次へ]ボタンをクリックします。

d. ディスクの情報を入力します。

ディスク

ディスクサイズを入力します。

以下の範囲で入力します。

0.1~2048

- 198 -

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[追加]ボタンをクリックすると、ディスクが追加できます。

[削除]ボタンをクリックすると、ディスクが削除できます。

ディスクは、ディスク番号0~59までの60個追加できます。

接続形態

接続形態を選択します。

- FC

- iSCSI

接続形態に"FC"を選択した場合、[追加]ボタンをクリックするとディスクが追加できます。[削除]ボタンをクリックするとディ

スクが削除できます。

ディスク情報を入力したあと、[次へ]ボタンをクリックします。

e. 電源切断時のサーバ自動解放、サーバ冗長化、生存監視、FC接続パターンの情報を入力します。

電源切断時のサーバ自動解放

L-Serverに割り当てるサーバを電源OFF時に自動的に解放するかを指定します。

設定しない場合、" "を選択します。

自動的に解放する場合、"true"を選択します。

自動的に解放しない場合、"false"を選択します。

デフォルトは、" "が選択されています。

予備サーバでの強制OFFを許可

予備サーバプール内のリソースが枯渇している場合、電源ON中であってもほかのサーバからの強制OFFを許可する

かを指定します。

強制OFFを許可する場合、"true"を選択します。

強制OFFを許可しない場合、"false"を選択します。

デフォルトは、"falseが選択されています。

サーバ冗長化

L-Serverに割り当てるサーバの冗長化について選択します。

冗長化の有効/無効を設定します。冗長化を有効にする場合、"HA"を選択します。

予備サーバの選択方法

予備サーバの検索論理を指定します。

モデル名の一致したサーバから、物理サーバの名前順で選択する場合、"Name Order"を選択します。

性能値が同等以上、かつ性能差が も少ないサーバを選択する場合、"Keep Spec"を選択します。

デフォルトは、" "が選択されています。

予備サーバが使用中の場合強制OFFして利用

予備サーバプール内のリソースが枯渇している場合、[予備サーバでの動作]で"true"が設定されているサーバを強制

OFFして利用するかを指定します。

利用する場合、"true"を選択します。

利用しない場合、"false"を選択します。

デフォルトは、"false"が選択されています。

生存監視

生存監視の有効/無効を設定します。

FC接続パターン

FC接続パターンファイルのファイル名を指定します。

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マネージャー環境の以下のディレクトリに配置したFC接続パターンファイルのファイル名のリストがプルダウンで表示さ

れますので、選択してください。

【Windowsマネージャー】

インストールフォルダー\SVROR\Manager\etc\customize_data\fc_connection_pattern

【Linuxマネージャー】

/etc/opt/FJSVrcvmr/customize_data/fc_connection_pattern

FC接続パターンファイルがない場合には、" "が選択されます。

デフォルトは、" "が選択されます。

L-Serverテンプレートを作成した後にFC接続パターンファイルを作成する場合には、直接入力することもできます。先

頭半角英数字で、半角英数字、アンダースコア("_")およびハイフン("-")で構成された64文字以内の文字列を指定し

ます。

f. 入力した情報を確認するダイアログが表示されます。

"新しいテンプレートを作成しますか?"が表示されたら、内容を確認したあと、[作成]ボタンをクリックします。

参照

[テンプレートの作成]ダイアログで入力できる範囲は、「リファレンスガイド (コマンド/XML編) CE」の「15.2.1 物理L-Serverテンプ

レート」を参照してください。

15.1.2.2 仮想L-Serverテンプレートの作成

下記の手順で仮想L-Serverテンプレートの作成を行います。

サーバ管理製品で管理されていないVMホストを利用する場合、仮想L-Serverテンプレートを作成する必要はありません。

1. RORコンソールでオーケストレーションツリーを選択し、RORコンソールのメニューで[ファイル]-[L-Serverのテンプレート]-[編集]を選択します。

[L-Serverテンプレート編集]画面の[L-Serverテンプレート管理]タブが表示されます。

2. [L-Serverテンプレート編集]画面の[L-Serverテンプレート管理]タブで、[作成]ボタンをクリックします。

[テンプレートの作成]ダイアログが表示されます。

3. [テンプレートの作成]ダイアログで、以下の情報を設定します。VM種別ごとに設定が異なる項目の設定の可否および設定値の

範囲は、「表15.1 L-ServerテンプレートのVM種別ごとの設定範囲」を参照してください。

a. 基本情報を入力します。

テンプレート名

L-Serverテンプレートの名前を入力します。

先頭半角英数字で、半角英数字、アンダースコア("_")およびハイフン("-")で構成された32文字以内の文字列を指定

します。

ラベル(省略可)

L-Serverテンプレートのラベルを入力します。

日本語(半角カナを含む)、半角文字に関係なく32文字以内の文字列を指定します。

コメント(省略可)

L-Serverテンプレートのコメントを入力します。

日本語(半角カナを含む)、半角文字に関係なく256文字以内の文字列を指定します。

サーバ種別

サーバ種別を選択します。

- 200 -

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仮想L-Serverテンプレートを作成する場合、"VM"を選択します。

VM種別

VM種別を選択します。

以下のVM種別が表示されます。

- VMware

- Hyper-V

- RHEL-Xen

- Oracle VM

- RHEL-KVM

- OVM-SPARC

- Solaris Containers

- Citrix-Xen

- OVM-x86

基本情報を設定したあと、[次へ]ボタンをクリックします。

b. オーバーコミット機能の設定を行います。

オーバーコミット

オーバーコミット機能の利用について選択します。

オーバーコミット機能を利用する場合、"true"を選択します。

オーバーコミット機能を利用しない場合、"false"を選択します。

デフォルトは、"false"が選択されています。

c. CPUとメモリ情報を入力します。

CPUアーキテクチャー

CPUのアーキテクチャーが表示されます。

CPU性能

CPU周波数を入力します。

CPU予約性能(省略可)

L-Serverに保証されるCPUリソースの 小値を入力します。オーバーコミット機能を利用する場合に入力します。

省略時は、L-Server作成時に、"0"が設定されます。

CPUシェア(省略可)

CPUリソースの配分を決める相対的な配分比を入力します。

オーバーコミット機能を利用する場合に入力します。

省略時は、L-Server作成時に、CPU数 × 1000が設定されます。

CPU割当て優先度(省略可)

CPU割当優先度を指定します。

オーバーコミット機能を利用する場合に入力します。

省略時は、L-Server作成時に、"100"が設定されます。

CPU数

L-Serverに割り当てるCPU数を入力します。

メモリ容量

L-Serverに割り当てるメモリ容量をギガバイトを単位として入力します。

- 201 -

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メモリ予約容量(省略可)

L-Serverに保証されるメモリリソースの 小値を入力します。

オーバーコミット機能を利用する場合に入力します。

省略時は、L-Server作成時にメモリ容量で指定された値が設定されます。

メモリシェア(省略可)

L-Serverのメモリリソースの配分を決める相対的な配分比を入力します。

オーバーコミット機能を利用する場合に入力します。

省略時は、L-Server作成時に、メモリ容量で指定された値 × 1024 × 10が設定されます。

メモリバッファー(省略可)

メモリバッファーを指定します。

省略時は、L-Server作成時に動的メモリが有効な場合、"20"が設定されます。

メモリ割当て優先度(省略可)

メモリ割当優先度を指定します。

省略時は、L-Server作成時に、"5000"が設定されます。

初期メモリ量(省略可)

初期メモリ量を指定します。

省略時は、L-Server作成時に動的メモリが有効な場合、メモリ容量が設定されます。

動的メモリ設定(省略可)

動的メモリを有効にする場合、"true"を指定します。

動的メモリを無効にする場合、"false"を指定します。

省略時は、初期メモリ量とメモリバッファーの設定値により値が異なります。

初期メモリ量またはメモリバッファーが設定済みの場合、"true"が設定されます。

初期メモリ量とメモリバッファーが未設定の場合、何も設定されません。

CPUとメモリ情報を入力したあと、[次へ]ボタンをクリックします。

d. NICの情報を入力します。

NIC数

NIC数を入力します。

NICの情報を入力したあと、[次へ]ボタンをクリックします。

e. ディスクの情報を入力します。

ディスク

ディスクサイズ(単位:GB)を入力します。

[追加]ボタンをクリックすると、ディスクを追加できます。

[削除]ボタンをクリックすると、ディスクを削除できます。

ディスクのインデックス番号は0から昇順に自動で設定されます。

ディスク情報を入力したあと、[次へ]ボタンをクリックします。

f. 電源切断時のサーバ自動解放、サーバ冗長化、運用位置、イメージ指定時のディスク配付設定、およびディスク容量をイ

メージのディスク容量に一致させる情報を入力します。

電源切断時のサーバ自動解放

L-Serverに割り当てるサーバを電源OFF時に自動的に解放するかを指定します。

自動的に解放する場合は"true"を指定します。

- 202 -

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自動的に解放しない場合は"false"を指定します。

省略時は、値が設定されません。この場合、L-Serverを作成する際に、定義ファイルに設定された値が使用されます。

詳細は、「導入ガイド CE」の「8.11 仮想L-Server利用時の注意点」を参照してください。

サーバ冗長化

L-Serverに割り当てるサーバの冗長化について選択します。

冗長化の有効/無効を設定します。

冗長化を有効にする場合、"HA"を選択します。

生存監視

生存監視の有効/無効を設定します。

"冗長化"を有効にした場合だけ、選択可能です。

運用位置

L-Serverに割り当てるサーバの物理的な位置が変更できるか選択します。

前回動作していたVMホストと同じVMホストで起動する場合、"Fixed"を選択します。

起動時に 適なVMホストを自動的に選択する場合、"AttachAtBoot"を選択します。

イメージ指定時のディスク配付設定

データディスクを含め、すべてのディスクをイメージと同一構成で配付する場合は"all"を指定します。

システムディスクだけを配付する場合は、指定不要です。

本設定を指定しないで、L-Serverを作成する際の定義ファイルで"all"を指定した場合は、"all"が優先されます。

ディスク容量をイメージのディスク容量に一致させる

L-Server作成時に、L-Serverに割り当てるディスク容量をイメージのディスク容量に一致させるかを指定します。

イメージのディスク容量に一致させる場合は"true"を指定します。

"false"を指定した場合、L-Serverに割り当てられるディスク容量は以下のようになります。

- イメージとL-Serverテンプレートを指定した場合

イメージのディスク容量と、L-Serverテンプレートのディスク容量(XML定義ファイルの場合、DiskSizeタグ)のうち、大き

いほうのディスク容量

- イメージ、L-Serverテンプレート、およびL-ServerのXML定義ファイルのDiskSizeタグを指定した場合

イメージのディスク容量と、L-ServerのXML定義ファイルのDiskSizeタグに指定したディスク容量のうち、大きいほうの

ディスク容量

- イメージを指定し、L-Serverテンプレートを指定せず、L-ServerのXML定義ファイルでDiskSizeタグおよびfit_disk_size属性に"false"を指定した場合

イメージのディスク容量と、L-ServerのXML定義ファイルのDiskSizeタグに指定したディスク容量のうち、大きいほうの

ディスク容量

L-Serverを作成する際に、イメージに含まれるデータディスクの容量も拡張する場合、本設定を"false"、[イメージ指定

時のディスク配付設定]を"all"に設定してください。

初回ログイン時のコマンド実行

初回ログイン時に実行するコマンドを指定するためGUIRunOnceコマンド定義ファイル名を指定します。指定するファ

イル名は、拡張子(.rcxprop)を除いたファイル名を指定してください。

GUIRunOceコマンド定義ファイルの作成方法については、「導入ガイド CE」の「8.2.1 定義ファイルの作成」を参照して

ください。

初回ログイン時に実行するコマンドがない場合、本項目を指定しないでください。

Active Directoryへの参加

ログイン時にActive Directoryのドメインに参加するか否かを指定します。

ドメインに参加する場合は、"true"を指定してください。

ドメインに参加しない場合は、"false"を指定してください。

- 203 -

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デフォルトは、"false"が設定されます。

g. [次へ]ボタンをクリックします。

入力した情報を確認するダイアログが表示されます。

"新しいテンプレートを作成しますか?"が表示されたら、内容を確認したあと、[作成]ボタンをクリックします。

表15.1 L-ServerテンプレートのVM種別ごとの設定範囲

VMware Hyper-V Xen KVM Solaris

ゾーン

OVM

for x86

3.2

OVM

for x86

2.2

OVM

for

SPARC

Citrix

-Xen

オー

バーコ

ミット

○ ○ × ○ ○ ○ × ○ ○

CPUアーキ

テク

チャー

IA IA IA IA SPARC IA IA SPARC IA

CPU性

0.1~

8.0

0.1~

8.0

0.1~

8.0

0.1~

8.0

1.0~

8.0

0.1~

2147483647

0.3~8.0 0.1~

8.0

0.1~

2147483647

CPU予

約性能

0~CPU性能

0~CPU性能

× × × × × × ×

CPUシェア

1~

1000000の範囲の

整数

× × × × × × × ×

CPU割

当て優

先度

× 1~10000 × × × × × × 1~65535

CPU数 1~8 1~4 1~8 1~64 1~4096 1~128 1~32 1~

1024

1~32

メモリ

容量

0.1~

255.0

0.1~

255.0

0.1~

255.0

0.1~

255.0

0.1~

32768.00.3~

1024.0

0.1~

255.0

0.1~

32768.0

0.2~

8589933568.0

メモリ

予約容

0~メモリ

容量

× × × × × × × 0~メモリ容

メモリ

シェア

0~

1000000の範囲の

整数

× × × × × × × ×

メモリ

バッ

ファー

× 5~2000 × × × × × × ×

メモリ

割当て

優先度

× 0~10000 × × × × × × ×

初期メ

モリ量

× 0.1~メモ

リ容量

× × × × × × ×

- 204 -

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VMware Hyper-V Xen KVM Solaris

ゾーン

OVM

for x86

3.2

OVM

for x86

2.2

OVM

for

SPARC

Citrix

-Xen

動的メ

モリ設

× ○ × × × × × × ×

NIC数 1~10 1~10 1~15 1~8 0~8 1~8 1~8 0~8 1~7

ディス

クのイ

ンデッ

クス番

0~55 0~59 0~251 0~16 0~63(注4)

0~105 0~59 0~63 0~13

ディス

クサイ

0.1~

2048.0

0.1~

2048.0

0.1~

999.9

0.1~

2048.0

0.1~

9600.0

0.1~

10240.0

1.0~

2048.0

0.1~

9600.0

0.1~

2048.0

電源切

断時の

サーバ

自動解

○ ○ ○ (注1) ○ ○ ○ ○ ○ ○

サーバ

冗長化

○ ○ ○ (注2) ○ (注2) ○ ○ ○ ○ ○

生存監

○ ○ × × × × × × ×

運用位

○ ○ ○ (注3) ○ ○ ○ ○ ○ ○

イメー

ジ指定

時の

ディス

ク配付

設定

○ ○ × × × × × × ×

ディス

ク容量

をイ

メージ

のディ

スク容

量に一

致させ

○ ○ × × × × × × ×

初回ロ

グイン

時のコ

マンド

実行

○ × × × × × × × ×

ActiveDirectoryへの

参加

○ × × × × × × × ×

- 205 -

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○: 指定できます。

×: 指定できません。

注1) "false"だけ指定できます。

注2) "HA"は指定できません。

注3) "Fixed"だけ指定できます。

注4) 仮想ストレージを使用する場合の設定範囲です。仮想ストレージを使用しない場合は"0"だけ指定できます。

参照

[テンプレートの作成]ダイアログで入力できる範囲は、「リファレンスガイド (コマンド/XML編) CE」の「15.2.2 仮想L-Serverテンプレート」

を参照してください。

注意

ウィザード形式のGUIに従ってテンプレートを設定すると、設定内容は 後の確認画面で確認できます。

設定内容の確認画面は設定値の確認という目的で表示しています。設定内容の確認画面で操作すると表示のずれが生じる可能性

があります。確認画面の中では操作しないでください。

15.1.3 変更

以下の手順でL-Serverテンプレートの変更を行います。

1. RORコンソールでオーケストレーションツリーを選択し、RORコンソールのメニューで[ファイル]-[L-Serverのテンプレート]-[編集]を選択します。

[L-Serverテンプレート編集]画面の[L-Serverテンプレート管理]タブが表示されます。

2. [L-Serverテンプレート編集]画面の[L-Serverテンプレート管理]タブで、編集するL-Serverテンプレートを選択し、[変更]ボタンを

クリックします。

[テンプレートの変更]ダイアログが表示されます。

3. [テンプレートの変更]ダイアログで、変更する項目を設定し、[変更]ボタンをクリックします。

4. 入力した情報を確認するダイアログが表示されます。

"テンプレートを変更しますか?"が表示されたら、内容を確認したあと、[変更]ボタンをクリックします。

L-Serverテンプレートが変更されます。

15.1.4 複製

以下の手順でL-Serverテンプレートの複製を行います。

1. RORコンソールでオーケストレーションツリーを選択し、RORコンソールのメニューで[ファイル]-[L-Serverのテンプレート]-[編集]を選択します。

[L-Serverテンプレート編集]画面の[L-Serverテンプレート管理]タブが表示されます。

2. [L-Serverテンプレート編集]画面の[L-Serverテンプレート管理]タブで、複製するL-Serverテンプレートを選択し、[コピー]ボタン

をクリックします。

3. [テンプレートのコピー]ダイアログが表示されます。

L-Serverテンプレートの名前を編集してください。

4. [テンプレートのコピー]ダイアログで、[次へ]ボタンをクリックします。

5. 複製を確認するダイアログが表示されます。

"テンプレートをコピーしますか?"が表示されたら、内容を確認したあと[コピー]ボタンをクリックします。

- 206 -

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L-Serverテンプレートが複製されます。

注意

複製するL-Serverのディスク番号[No.]が連続していないディスク構成の場合、ディスク番号[No.]を連続して表示します。

15.1.5 削除

以下の手順でL-Serverテンプレートの削除を行います。

1. RORコンソールでオーケストレーションツリーを選択し、RORコンソールのメニューで[ファイル]-[L-Serverのテンプレート]-[編集]を選択します。

[L-Serverテンプレート編集]画面の[L-Serverテンプレート管理]タブが表示されます。

2. [L-Serverテンプレート編集]画面の[L-Serverテンプレート管理]タブで、削除するL-Serverテンプレートを選択し、[削除]ボタンを

クリックします。

3. "指定されたテンプレートを削除しますか?"が表示されたら、内容を確認したあと、[削除]ボタンをクリックします。

L-Serverテンプレートが削除されます。

ポイント

L-Serverテンプレートを削除する場合には、L-Platformテンプレートのサーバのタイプとして使用されていないことを確認してから実施

してください。

誤って、L-Platformテンプレートやイメージ情報で使用しているL-Serverテンプレートを削除してしまった場合には、次の手順で対処し

てください。

1. [テンプレート]タブから削除したL-Serverテンプレートを使用しているL-Platformテンプレートを非公開にした後、削除してくださ

い。

2. [テンプレート]タブから削除したL-Serverテンプレートを使用しているイメ-ジ情報を非公開にした後、削除してください。

3. 1.および2.で[削除]ボタンが有効にならない場合には、配備済のL-Platformが存在するため、同じ名前を持つL-Serverテンプ

レートを再作成してください。

15.1.6 エクスポート

以下の手順でL-Serverテンプレートのエクスポートを行います。

1. RORコンソールでオーケストレーションツリーを選択し、RORコンソールのメニューで[ファイル]-[L-Serverテンプレート]-[編集]を選択します。

[L-Serverテンプレート編集]画面の[L-Serverテンプレート管理]タブが表示されます。

2. [L-Serverテンプレート編集]画面の[L-Serverテンプレート管理]タブで、エクスポートするL-Serverテンプレートを選択し、[エクス

ポート]ボタンをクリックします。

3. エクスポートを確認するダイアログが表示されます。

"指定されたテンプレートをエクスポートします。よろしいですか?"が表示されたら、内容を確認したあと、[はい]ボタンをクリックし

ます。

L-Serverテンプレートがエクスポートされます。

15.1.7 インポート

以下の手順でL-Serverテンプレートのインポートを行います。

- 207 -

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1. RORコンソールでオーケストレーションツリーを選択し、RORコンソールのメニューで[ファイル]-[L-Serverテンプレート]-[編集]を選択します。

[L-Serverテンプレート編集]画面の[L-Serverテンプレート管理]タブが表示されます。

2. [L-Serverテンプレート編集]画面の[L-Serverテンプレート管理]タブで、[インポート]ボタンをクリックします。

3. [テンプレートのインポート]ダイアログが表示されます。

4. インポートするL-Serverテンプレートに対してファイル名を指定し、[OK]ボタンをクリックします。

L-Serverテンプレートのインポートが行われます。

なお、指定したファイルに登録済みのL-Serverテンプレート名が含まれている場合は、L-Serverテンプレートの上書きを確認する

警告ダイアログが表示されます。

上書きする場合は、[OK]ボタンをクリックします。

上書きしない場合は、[キャンセル]ボタンをクリックするとファイル名を指定するダイアログへ戻ります。

15.1.8 作成済みL-ServerからL-Serverテンプレートの作成

作成済みのL-ServerをL-Serverテンプレートとして作成できます。

以下の手順でL-ServerからL-Serverテンプレートを作成します。

1. RORコンソールでオーケストレーションツリーを選択し、RORコンソールのメニューで[ファイル]-[L-Serverテンプレート]-[編集]を選択します。

[L-Serverテンプレート編集]画面の[L-Serverテンプレート管理]タブが表示されます。

2. [L-Serverからテンプレートを作成]タブを選択します。

[L-Serverからテンプレートを作成]タブにL-Serverリストが表示されます。

3. [L-Serverテンプレート編集]画面の[L-Serverからテンプレートを作成]タブに表示されているL-Serverのリストから、[テンプレート

の作成]ボタンをクリックします。

[テンプレートの作成]ダイアログが表示されます。

4. 作成するテンプレートの名前を指定し、[OK]ボタンをクリックします。

注意

・ 作成済みのL-ServerからL-Serverテンプレートを作成した場合、RORコンソールのイベントおよび進捗状況にログは表示されませ

ん。

・ 構築済み物理サーバや、仮想マシンと関連付けられたL-Serverから作成したL-ServerテンプレートをL-Server作成に使用する場

合、事前に変更が必要な場合があります。

作成されたL-Serverテンプレートの内容を確認し、必要に応じて変更してください。

15.2 エディタによる編集

ここでは、エディタによるL-Serverテンプレートの編集について説明します。

以下の手順で行います。

1. L-Serverテンプレートのエクスポート

L-Serverテンプレートのエクスポートについては、「15.2.1 エクスポート」を参照してください。

2. エディタによる編集

エディタによる編集については、「15.2.2 編集」を参照してください。

- 208 -

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3. L-Serverテンプレートのインポート

L-Serverテンプレートのインポートは、「15.2.3 インポート」を参照してください。

L-Serverテンプレートの削除は、「15.2.4 削除」を参照してください。

15.2.1 エクスポート

ここでは、L-Serverテンプレートをエクスポートする手順について説明します。

以下の手順で、L-Serverテンプレートをエクスポートします。

1. RORコンソールのオーケストレーションツリーを選択します。

[テンプレート一覧]タブでエクスポートしたいL-Serverテンプレートを右クリックし、表示されたメニューで[エクスポート]を選択します。

[ファイルのダウンロード]ダイアログが表示されます。

2. [保存]ボタンをクリックします。

L-Serverテンプレートのエクスポートが行われます。

コマンドでは、rcxadm template exportを実行します。

rcxadm template exportコマンドについては、「リファレンスガイド (コマンド/XML編) CE」の「8.1 rcxadm template」を参照してください。

注意

エクスポート時は、XMLの仕様にしたがって、XMLファイルが生成されます。

15.2.2 編集

ここでは、L-Serverテンプレートの編集方法について説明します。

「15.2.1 エクスポート」でエクスポートしたL-Serverテンプレートを、エディタを利用して編集します。

物理L-Serverと仮想L-ServerでL-ServerテンプレートのXML定義が異なります。

・ 物理L-Serverの場合

L-ServerテンプレートのXML定義は、「リファレンスガイド (コマンド/XML編) CE」の「15.2.1 物理L-Serverテンプレート」を参照して

ください。

・ 仮想L-Serverの場合

仮想L-ServerのL-ServerテンプレートのXML定義は、「リファレンスガイド (コマンド/XML編) CE」の「15.2.2 仮想L-Serverテンプレー

ト」を参照してください。

注意

仮想L-Serverを作成する場合、L-Serverテンプレートに設定していない値でも、VM固有情報定義ファイルに設定されていれば、その

値が使用されます。

L-ServerテンプレートとVM固有情報定義ファイルに設定されている値の組み合わせに矛盾(CPU性能がCPU予約性能より小さいな

ど)がある場合、L-Serverの作成に失敗します。

VM固有情報定義ファイルについては、「導入ガイド CE」の「8.1 仮想L-Server作成で共通に利用する定義ファイル」を参照してくださ

い。

15.2.3 インポート

ここでは、L-Serverテンプレートの登録(インポート)について説明します。

「15.2.2 編集」で編集したL-Serverテンプレートに対して、以下の手順でインポートを行います。

- 209 -

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1. RORコンソールでオーケストレーションツリーを選択し、RORコンソールのメニューで[ファイル]-[L-Serverのテンプレート]-[イン

ポート]を選択します。

2. ファイル名を指定し、[OK]ボタンをクリックします。

L-Serverテンプレートのインポートが行われます。

なお、指定したファイルに登録済みのL-Serverテンプレート名が含まれている場合、L-Serverテンプレートの上書きを確認する警

告ダイアログが表示されます。

上書きする場合、[OK]ボタンをクリックします。

上書きしない場合、[キャンセル]ボタンをクリックするとファイル名を指定するダイアログへ戻ります。

「15.2.2 編集」でエクスポートしたL-Serverテンプレートファイルで定義されているL-Serverテンプレート名を編集せずにインポートする

と、既存のL-Serverテンプレートの内容が上書きされます。

手順2.でエクスポートしたL-Serverテンプレートファイルで定義されているL-Serverテンプレート名を異なる名前に変更してインポートす

ると、既存のL-Serverテンプレートの内容はそのままで、L-Serverテンプレートが追加されます。

コマンドでは、rcxadm template importを実行します。

rcxadm template importコマンドについては、「リファレンスガイド (コマンド/XML編) CE」の「8.1 rcxadm template」を参照してください。

15.2.4 削除

ここでは、L-Serverテンプレートの削除について説明します。

不要なL-Serverテンプレートは標準で提供されているものも含めて削除できます。

以下の方法で、L-Serverテンプレートの削除を行います。

[テンプレート一覧]タブで削除したいL-Serverテンプレートを右クリックし、表示されたメニューで[削除]を選択します。

コマンドでは、rcxadm template deleteを実行します。

rcxadm template deleteコマンドについては、「リファレンスガイド (コマンド/XML編) CE」の「8.1 rcxadm template」を参照してください。

ポイント

L-Serverテンプレートを削除する場合には、L-Platformテンプレートのサーバのタイプとして使用されていないことを確認してから実施

してください。

誤って、L-Platformテンプレートやイメージ情報で使用しているL-Serverテンプレートを削除してしまった場合には、次の手順で対処し

てください。

1. [テンプレート]タブから削除したL-Serverテンプレートを使用しているL-Platformテンプレートを非公開にした後、削除してくださ

い。

2. [テンプレート]タブから削除したL-Serverテンプレートを使用しているイメ-ジ情報を非公開にした後、削除してください。

3. 1.および2.で[削除]ボタンが有効にならない場合には、配備済のL-Platformが存在するため、同じ名前を持つL-Serverテンプ

レートを再作成してください。

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第16章 L-Serverの作成

本章では、L-Serverの作成方法について説明します。

機能の概要については、「設計ガイド CE」の「2.2.3 L-Server」を参照してください。

L-Serverは以下の2つの方法で作成できます。

・ L-Serverテンプレートを利用して作成

リソースはリソースプールから自動的に選択されます。

・ L-Serverテンプレートを利用せず、個々の仕様を指定して作成

リソースやリソースプールを指定します。

作成したL-Serverを配備するVMホストの指定および選択方法については、「設計ガイド CE」の「2.2.3 L-Server」を参照してください。

L-Serverテンプレートを利用して作成

以下の手順で、L-Serverテンプレートを利用してL-Serverを作成します。

・ クローニングイメージがイメージプールに格納されていない場合、またはすでに登録されているクローニングイメージを利用しない

場合

1. L-Serverテンプレートを選択します。イメージは、[指定なし]を指定してください。

詳細は、「16.1 L-Serverテンプレートを利用したL-Serverの作成」を参照してください。

2. OSを手動でインストールします。

OSがインストールされていないL-Serverが作成されるので、OSを手動でインストールしてください。

詳細は、「17.5 クローニングイメージの操作」を参照してください。

・ クローニングイメージがイメージプールに格納されている場合

1. L-Serverテンプレートを選択します。イメージは、配付するクローニングイメージを指定してください。

クローニングイメージが配付されたL-Serverが作成されます。

詳細は、「16.1 L-Serverテンプレートを利用したL-Serverの作成」を参照してください。

L-Serverテンプレートを利用せず、個々の仕様を指定して作成

L-Serverテンプレートを利用せず、個々の仕様を指定して作成する方法は、「16.2 個々のパラメーターを指定した物理L-Serverの作

成」または「16.3 個々のパラメーターを指定した仮想L-Serverの作成」を参照してください。

注意

【Linux】

物理L-ServerがLinuxで、システムディスクがiSCSIストレージの場合、クローニングイメージを利用したL-Serverは作成できません。

【Xen】

RHEL5-Xenを利用する場合、RORコンソールを利用したL-Serverの作成および操作はできません。詳細は、「導入ガイド CE」の「8.4RHEL5-Xen」を参照してください。

【Solaris】Solarisを利用する場合、物理L-Serverを作成できません。

構築済みの物理サーバとL-Serverの関連付けを行ってください。

詳細は、「第18章 構築済みの物理サーバまたは仮想マシンとL-Serverの関連付け」を参照してください。

【Solarisゾーン(Solaris10)】【OVM for SPARC】

サーバ管理製品で管理されていないVMホストを利用する場合、仮想L-Serverを作成できません。

- 211 -

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構築済みの仮想マシンとL-Serverの関連付けを行ってください。

詳細は、「第18章 構築済みの物理サーバまたは仮想マシンとL-Serverの関連付け」を参照してください。

参考

【物理サーバ】

物理L-Serverについては、「導入ガイド CE」の「7.5 L-Server作成」を参照してください。

【VMware】

VMwareについては、「導入ガイド CE」の「8.2 VMware」を参照してください。

【Hyper-V】

Hyper-Vについては、「導入ガイド CE」の「8.3 Hyper-V」を参照してください。

【KVM】

RHEL-KVMについては、「導入ガイド CE」の「8.4 RHEL5-Xen」を参照してください。

【OVM for x86 2.2】

OVM for x86 2.2については、「導入ガイド CE」の「8.5 OVM for x86 2.2」を参照してください。

【Solarisゾーン】

Solarisゾーンについては、「導入ガイド CE」の「8.7 Solarisゾーン」を参照してください。

【OVM for SPARC】

OVM for SPARCについては、「導入ガイド CE」の「8.8 OVM for SPARC」を参照してください。

【Citrix Xen】

Citrix XenServerについては、「導入ガイド CE」の「8.9 Citrix XenServer」を参照してください。

【OVM for x86 3.2】

OVM for x86 3.2については、「導入ガイド CE」の「8.10 OVM for x86 3.2」を参照してください。

構築済みの物理サーバまたは仮想マシンとL-Serverの関連付け

構築済みの物理サーバまたは仮想マシンをL-Serverに関連付けて管理できます。

構築済みの物理サーバまたは仮想マシンが利用しているリソースにより、管理できる範囲やL-Serverとして利用できる機能範囲が異な

ります。

詳細は、「第18章 構築済みの物理サーバまたは仮想マシンとL-Serverの関連付け」を参照してください。

16.1 L-Serverテンプレートを利用したL-Serverの作成

ここでは、L-Serverテンプレートを利用してL-Serverを作成する方法について説明します。

以下の手順で、L-Serverテンプレートを利用してL-Serverを作成します。

1. RORコンソールのオーケストレーションツリーを選択します。メインパネルの[テンプレート一覧]タブでL-Serverテンプレートを選

択し、[作成]ボタンをクリックします。

[L-Serverの作成]ダイアログが表示されます。

2. [基本情報]タブで、以下の項目を設定します。

名前

L-Serverの名前を入力します。

- 物理L-Serverの場合

先頭半角英数字(大文字/小文字)で、半角英数字(大文字/小文字)、アンダースコア("_")およびハイフン("-")で構成され

た64文字以内の文字列を入力します。

- 212 -

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- 仮想L-Serverの場合

【VMware】【Hyper-V】【OVM for SPARC】【Citrix Xen】

先頭半角英数字(大文字/小文字)で、半角英数字(大文字/小文字)、アンダースコア("_")、ハイフン("-")およびピリオド

(".")で構成された64文字以内の文字列を入力します。

【Xen】【OVM for x86 2.2】

ピリオド(".")は使用できません。

【KVM】【OVM for x86 3.2】

先頭半角英数字(大文字/小文字)で、半角英数字(大文字/小文字)、アンダースコア("_")、ハイフン("-")で構成された64文字以内の文字列を入力します。

【OVM for x86 2.2】

32文字以内の文字列を入力します。

【Solarisゾーン】

先頭半角英数字(大文字/小文字)で、半角英数字(大文字/小文字)、アンダースコア("_")、ハイフン("-")、およびピリオド

(.)で構成された52文字以内の文字列を入力します。仮想L-Server名とVM名を同じ名前にする設定を行っている場合

は、63文字以内の文字列を入力します。ただし、"SUNW"で始まるすべての名前は、予約されているので使用できません。

また、"global"という名前については、仮想L-Server名とVM名を同じ名前にする設定がされている場合に使用できませ

ん。仮想L-Server名とVM名を同じ名前にする設定については、「17.8.1 導入」の「表17.16 定義ファイルの指定項目一

覧」を参照してください。

作成先フォルダー

L-Serverを格納するリソースフォルダーまたはテナントを選択します。

テンプレート

「15.1.2 作成」で作成したL-Serverテンプレートを指定します。

[テンプレート一覧]で指定したL-Serverテンプレートが選択された状態で表示されるので、作成されるL-Serverの仕様(CPU性能、メモリ容量、ディスク容量(複数))を確認してください。

- 物理の場合

モデル名、ディスク容量(複数)が表示されます。

- 仮想の場合

CPU性能、メモリ容量、ディスク容量(複数)が表示されます。

【VMware】【Hyper-V】

"イメージ指定時のディスク配付設定"をallで指定したテンプレートを使用した場合、システムディスク、データディスクとも

に、イメージの持つディスクをそのまま展開します。

作成されるL-Serverのディスク構成は、イメージを事前に確認してください。

イメージ

配付するクローニングイメージを指定します。

[選択]ボタンをクリックすると、[イメージ選択]ダイアログが表示されます。

OSのインストールを手動で行う場合、[指定なし]を選択してください。

[指定なし]を選択した場合、[サーバ]タブでOS種別を選択する必要があります。

[指定なし]を選択すると、[FCパス]の[シングルパスモード]のチェックボックスには自動的にチェックが入ります。

詳細は、「16.2.2 [サーバ]タブ」および「16.3.2 [サーバ]タブ」を参照してください。

[イメージの配付]で[配付する]を選択した場合、OSに設定するパラメーターも指定する必要があります。

設定が必要な項目については、「16.2.5 [OS]タブ」および「16.3.5 [OS]タブ」を参照してください。

注意

クローニングイメージのOSがLinuxの場合、クローニングイメージを指定してL-Serverを作成すると、クローニングイメージ作成

時のユーザー名およびパスワードでL-Serverが作成されます。

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セキュリティを確保するため、L-Server作成後にパスワードを変更することをお勧めします。

クローニングイメージを展開する際、クローニングイメージに含まれるOSイメージは使用しますが、CPU、メモリ、ネットワーク

は、L-Server作成時の値で上書きされます。

【VMware】【Hyper-V】

"イメージ指定時のディスク配付設定"をallで指定した場合、すべてのディスクが同一の格納先に作成されます。

- 格納先を選択する場合は、[ディスク]タブでシステムディスクだけを指定してください。

システムディスクとデータディスクに異なる格納先が指定されている場合、クローニングイメージの配付を伴うL-Serverの作成が失敗することがあります。

- イメージのディスクにシン・プロビジョニングが設定されたディスクと設定されていないディスクが混在している場合でも、

同一の格納先にディスクが作成されます。

"ディスク容量拡張(ディスク容量をイメージのディスク容量に一致させる)"の設定が"false"の場合、仮想化製品上では一時的

にイメージのディスク容量でVMゲストが作成されます。そのため、仮想化製品上のログ等に一時的に作成されたディスクサ

イズの記録が残る場合があります。

クローニングイメージを指定した仮想L-Server作成時、ストレージプールのプロビジョニング属性よりもクローニングイメージの

プロビジョニング属性が優先されます。

参考

仮想L-Serverの場合、L-Serverを作成する際に、システムディスクのサイズを事前に指定しても、クローニングイメージを展開

したサイズと異なっていた場合は、クローニングイメージを展開したサイズに変更されます。

ただし、上記動作となるのは、"ディスク容量拡張(ディスク容量をイメージのディスク容量に一致させる)"の設定が"true"また

は未指定の場合だけです。

"ディスク容量拡張(ディスク容量をイメージのディスク容量に一致させる)"の設定が"false"の場合、イメージのディスク容量と、

L-Serverテンプレートのディスク容量(XML定義ファイルの場合、DiskSizeタグ)で指定したディスク容量のうち、容量の大きい

ディスクが割り当てられます。

イメージに含まれるデータディスクの容量も拡張する場合、"ディスク容量拡張(ディスク容量をイメージのディスク容量に一致

させる)"の設定が"false"、[イメージ指定時のディスク配付設定]が"all"のL-Serverテンプレートを使用してください。

【VMware】【Hyper-V】

パラメーターを設定できるOSや、設定するための前提条件は、サーバ仮想化ソフトウェアによって異なります。

詳細は、サーバ仮想化ソフトウェアのマニュアルを参照してください。

L-Serverで利用できる基本ソフトウェア(OS)は、サーバ仮想化ソフトウェアがサポートする範囲です。

L-Server作成時には、配付するイメージを指定できます。本製品のイメージ配付は、サーバ仮想化ソフトウェアの以下の機能

を利用しています。

表16.1 イメージ配付時に利用する機能

サーバ仮想化ソフトウェア 機能

VMware vSphere 4.0VMware vSphere 4.1VMware vSphere 5VMware vSphere 5.1VMware vSphere 5.5VMware vSphere 6.0

テンプレート、ゲストOSのカスタマイズ

Microsoft(R) System Center VirtualMachine Manager 2008 R2Microsoft(R) System Center 2012 VirtualMachine ManagerMicrosoft(R) System Center 2012 R2Virtual Machine Manager

テンプレート、ゲストオペレーティングシステムプロファイル

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【Solarisゾーン】

イメージの指定が必須です。

構成定義作成

構成定義だけ作成済みのL-Serverを作成する場合、[構成定義のみ作成]チェックボックスにチェックを入れます。

構成定義だけ作成済みのL-Serverに対して、起動操作を行うと、リソースが割り当てられます。

詳細は、「17.8.2.1 リソースの割当て」を参照してください。

構成定義だけ作成済みのL-Serverに対し構成変更を行う場合は、「17.8.2.3 構成定義情報の変更」を参照ください。

ネットワーク(NIC)

L-ServerのNICに接続するネットワークリソースを選択します。

L-Serverテンプレートに定義されているNIC数分のリストが表示されるので、それぞれのNICに接続するネットワークリソースを

[接続するネットワーク]欄で選択してください。

a. [接続するネットワーク]欄の[選択]ボタンをクリックします。

[ネットワークリソースの選択]ダイアログが表示されます。

b. 以下の項目が表示されます。接続するネットワークリソースを選択してください。

- 名前(ラベル)

- 管理LAN

- サブネットアドレス

- アドレス数(空数/総数)

物理L-Serverの場合、これらの項目に加えて、ネットワーク接続を選択できます。

- 接続する

ネットワークリソースを接続する場合に指定します。

- 接続しない

構成定義だけ作成して、ネットワークリソースを接続しない場合に指定します。

注意

ネットワーク(NIC)の番号は、L-Serverテンプレートに定義されているNIC番号(NICIndex) + 1に対応しています。

【OVM for x86 2.2】

ネットワークを1つ以上指定する必要があります。

ラベル(省略可)

L-Serverに、業務内容などを元にした分かりやすい別名を付けたい場合に入力します。

日本語(半角カナを含む)、半角文字に関係なく32文字以内の文字列を入力します。

コメント(省略可)

L-Serverに関する情報を自由に記述できます。例えば、業務内容の詳細や、障害発生時の対処方法を登録しておくと、障

害発生で影響を受けている業務に対して、迅速な対応ができます。

日本語(半角カナを含む)、半角文字に関係なく256文字以内の文字列を入力します。

3. [OK]ボタンをクリックします。

L-Serverの作成が開始されます。

処理状況はRORコンソールの進捗状況エリアで確認できます。

イメージ配付を指定した物理L-Server作成の場合、進捗状況エリアの[キャンセル]ボタンをクリックすると、確認ダイアログが表示

され、処理を中断できます。

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【OVM for SPARC】

L-Serverを作成したあと、環境に応じた操作を行う必要があります。

詳細は、「導入ガイド CE」の「8.8.6 L-Server作成」の「L-Server作成後の操作」を参照してください。

注意

- イメージ配付を指定した物理L-Serverの作成をキャンセルしても、対象のサーバを、イメージを配付する前の状態に復旧で

きません。

- 処理の後半でキャンセルを実行した場合、物理L-Serverが残る場合があります。

RORコンソールの[リソース]タブから削除してください。削除方法については、「17.4 削除」を参照してください。

- ディスク番号[No.]が連続していない仮想L-Serverテンプレートを使用した場合、指定内容とは異なるディスク構成の仮想L-Serverが作成されます。

4. 必要に応じて、L-ServerのIPアドレスおよびネットワーク情報に合わせて、OSのネットワークを設定します。

詳細は、「導入ガイド CE」の「7.8 L-Serverのネットワーク冗長化とVLAN設定」を参照してください。

ポイント

L-Server名とVMゲスト名の関連付け

作成したL-ServerにOSを手動でインストールする場合など、サーバ仮想化ソフトウェアの管理画面を利用するときは、オーケストレー

ションツリーでL-Serverを選択し、[リソース詳細]に表示されるゲスト名のVMを操作してください。

ゲスト名は、以下の名前が自動的に付けられます。

L-Server名-番号

番号は、「第21章 リソースフォルダーの操作」の運用で、同じ名前のL-Serverが作られた場合も、サーバ仮想化ソフトウェア上で名前が

重複しないように本製品で自動的に設定されます。

番号を付けない運用を行う場合、「17.8.1 導入」の「表17.16 定義ファイルの指定項目一覧」のVM名の番号付けを参照してください。

ただし、同じ名前のL-Serverは作成できません。L-Serverの名前が重複しないようにしてください。

注意

・ L-Serverを作成する場合、ESCに登録しているETERNUSストレージのETERNUSmgrからログオフしてください。

・ NetAppストレージをクラスタで運用し、何らかの異常により片系稼動で運用されている場合、NetAppストレージの異常を復旧させ

てクラスタ運用に戻してから操作してください。

・ VMホストと仮想ストレージの状態が"normal"以外のときは、リソースの空き容量が存在しても、L-Serverの配置対象から除外されま

す。

・ VMホストをクラスタ運用している場合、VMホスト間で共有しているストレージリソースを指定してL-Server作成を行ってください。

VMホスト間で共有していないストレージリソースを指定してL-Server作成はできません。

・ [構成定義のみ作成]チェックボックスによって、L-Server作成後の電源状態は以下のようになります。

表16.2 L-Server作成後の電源状態

チェックを入れた場合 チェックを入れなかった場合

物理L-Server 電源OFF 電源ON

仮想L-Server 電源OFF 電源OFF

L-Serverを起動する場合、「17.1.1 起動」を参照してください。

・ 仮想L-Serverを作成する場合、L-Serverテンプレートに設定していない値でも、VM固有情報定義ファイルに設定されていれば、

その値が使用されます。

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L-ServerテンプレートとVM固有情報定義ファイルに設定されている値の組合せに矛盾(CPU性能がCPU予約性能より小さいなど)がある場合、L-Serverの作成に失敗します。

VM固有情報定義ファイルについては、「導入ガイド CE」の「8.1 仮想L-Server作成で共通に利用する定義ファイル」と「付録G 定義ファイル」を参照してください。

【Hyper-V】

・ 動的メモリやメモリ割当て優先度を使用する場合、VMホストは以下のどれかである必要があります。

- Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 R2 SP1以降

- Microsoft(R) Windows Server(R) 2012以降

SCVMMは、対象のVMホストを管理できる以下のどれかである必要があります。

- System Center Virtual Machine Manager 2008 R2 SP1以降

- System Center 2012 Virtual Machine Manager以降

動的メモリが有効、またはメモリ割当て優先度を設定したL-Serverを作成する場合、以上を満たすVMホストとSCVMMが存在しな

いと、L-Serverの作成は失敗します。

16.2 個々のパラメーターを指定した物理L-Serverの作成

ここでは、L-Serverテンプレートを使用せず、サーバ、ストレージ、ネットワークの仕様を指定した物理L-Serverの作成について説明しま

す。

以下のタブに値を設定します。

・ [基本情報]タブ

・ [サーバ]タブ

・ [ディスク]タブ

・ [ネットワーク]タブ

・ [OS]タブ

L-Serverの作成は、以下の手順で行います。

1. オーケストレーションツリーで対象のリソースフォルダーを右クリックし、表示されたメニューで[作成]-[L-Server]を選択します。

[L-Serverの作成]ダイアログが表示されます。

2. 各タブでそれぞれの項目を設定します。

3. [OK]ボタンをクリックします。

L-Serverが作成されます。

4. 必要に応じて、L-ServerのIPアドレスおよびネットワーク情報に合わせて、OSのネットワークを設定します。

詳細は、「導入ガイド CE」の「7.8 L-Serverのネットワーク冗長化とVLAN設定」を参照してください。

注意

設定する各項目には上限値があります。設定できる値を設定しても、リソースプールの空き状況、およびハードウェア構成により、L-Serverの作成に失敗する場合があります。

保守モードが設定された物理サーバに対して、L-Serverを作成できません。

参考

・ LUNのエイリアス名設定をサポートしているストレージ装置の場合、本製品でディスクリソースを作成する際に、LUNにディスクリ

ソース名に基づいたエイリアス名を設定可能な場合は設定します。

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・ ETERNUSのLUNに設定するエイリアス名が重複した場合は、ETERNUSのLUNのエイリアス名には従来通りETERNUSで設定さ

れる初期値が設定されます。

ディスクリソース名と本製品で設定するエイリアス名の形式は以下のとおりです。

ディスクリソース名の形式

name-x-disky

name: ユーザーにより指定されるL-Server名

x: マネージャーにより割当されるユニークな10進形式の文字列

y: ディスクインデックスを示す10進数

エイリアス名の形式

NAMEXXYYYY ( 大16文字)

NAME: nameの先頭から始まる文字列( 大11文字)

XX: xに対応する10進2桁の文字列

YYYY: yに対応する10進3桁の文字列

- エイリアス名に反映されるL-Server名は 大11文字であるため、インフラ管理者はテナント管理者と相談してL-Server名の運用

ルールを決定する必要があります。

- L-Server名を変更した場合、ディスクリソース名やディスクの詳細情報のエイリアス名に変更は反映されません。

- ETERNUSのDynamic LUN Mirroringの対象となっている仮想ストレージ(RAIDグループなど)からディスクリソースを作成した

場合は、リモート側に作成されるLUNにも同じエイリアス名が設定されます。

- 仮想ストレージから切り出されたディスクに対応するLUNのエイリアス名がETERNUSのWebGUIで変更された場合、ディスク

の詳細情報のエイリアス名は定期更新により更新されます。ディスクリソース名は変更されません。

16.2.1 [基本情報]タブ

名前

L-Serverの名前を入力します。

先頭半角英数字(大文字/小文字)で、半角英数字(大文字/小文字)、アンダースコア("_")およびハイフン("-")で構成された64文字

以内の文字列を入力します。

作成先フォルダー

L-Serverを格納するリソースフォルダーまたはテナントを選択します。

テンプレート

選択リストで[指定なし]を指定します。

サーバ種別

作成するL-Serverの、サーバ種別を入力します。

[物理]を選択します。

イメージ

配付するクローニングイメージを指定します。

a. [選択]ボタンをクリックします。

[イメージ選択]ダイアログが表示されます。

b. [イメージの配付]で[配付する]を指定して、L-Serverに配付するクローニングイメージを選択します。

選択リストに、配付できるクローニングイメージが表示されます。

[イメージの配付]で[配付しない]を指定すると、OSがインストールされていない空のサーバが作られます。

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注意

多言語対応(英語/日本語の言語パックを適用)のWindowsのイメージの場合、クローニングイメージの配付時に言語バージョンを手

動で選択する必要があります。

構成定義作成

構成定義だけ作成済みのL-Serverを作成する場合、[構成定義のみ作成]チェックボックスにチェックを入れます。

構成定義だけ作成済みのL-Serverに対して、リソースを割り当てる場合、「17.8.2.1 リソースの割当て」を参照してください。

ネットワーク(NIC)

"テンプレート"で"指定なし"を指定し、かつサーバ種別を指定した場合、[追加]ボタンと[削除]ボタンが表示されます。

[追加]ボタンをクリックすると、ネットワークが追加されます。配置先の物理サーバ環境に合わせて設定してください。

[削除]ボタンをクリックすると、リストの 終行のネットワークが削除されます。

サーバ種別で[物理]を選択した場合、サーバプールに登録されているすべての物理サーバについて管理LANネットワーク設定が

同じであるとき、管理LANネットワークリソースが自動的に設定されます。物理サーバの管理LANネットワーク設定が異なるとき、正

しい管理LANまたは業務LAN用のNICとそれぞれ接続先のネットワークリソースを指定してください。

業務LANを使用しない場合、"not connected"を選択してください。

注意

- サーバプールに登録されている物理サーバの管理LANネットワーク設定が異なる場合、[サーバ]タブで、使用する物理サー

バを選択すると、管理LANネットワークリソースが自動的に設定されます。

また、[ネットワーク(NIC)]で、NICに管理LANネットワークリソースを指定した場合、[サーバ]タブの[使用する物理サーバ]選択

時に、管理LANネットワークのNIC構成に一致する物理サーバまたはサーバプールだけ表示されるようになります。

詳細は、「16.2.2 [サーバ]タブ」を参照してください。

- NICの冗長化などを行う場合、[ネットワーク]タブに切り替えて設定してください。

詳細は、「16.2.4 [ネットワーク]タブ」を参照してください。

- [ファンクション数の拡大(オンボード)]を有効にする場合、NICの接続先に"not connected"を選択しても作成がエラーになり、選

択できません。ネットワークリソースを割り当ててください。

ラベル(省略可)

L-Serverのラベルを入力します。

日本語(半角カナを含む)、半角文字に関係なく32文字以内の文字列を入力します。

コメント(省略可)

L-Serverのコメントを入力します。

日本語(半角カナを含む)、半角文字に関係なく256文字以内の文字列を入力します。

16.2.2 [サーバ]タブ

サーバ指定方法

サーバ指定方法を選択します。

[モデル名指定]ボタンをクリックすると、L-Serverに割り当てるモデル名が選択できます。

[CPU、メモリ指定]ボタンをクリックすると、L-Serverに割り当てるサーバのCPU数、CPU性能、メモリサイズが入力できます。

注意

[CPU、メモリ指定]ボタンを選択した場合、CPU数、CPU性能、メモリサイズをすべて指定する必要があります。

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CPU数

L-Serverに割り当てるサーバのCPU数を入力します。1~240の整数を入力します。

CPU性能

L-Serverに割り当てるサーバのCPU性能を入力します。ギガヘルツを単位として、小数第一位までの数値を入力します。0.1~10の

値が指定できます。

メモリサイズ

L-Serverに割り当てるサーバのメモリ容量を入力します。ギガバイトを単位として、小数第一位までの数値を入力します。0.1~8192の値が指定できます。

仕様

物理サーバの仕様が表示されます。

[使用する物理サーバ]で、[自動選択]または[プール]を選択した場合、各情報にはハイフン("-")が表示されます。

コンバージド・ネットワーク・アダプターの設定

ファンクション数の拡大(オンボード)

有効、無効のどちらかを選択します。デフォルトは無効です。

ポートあたりのファンクション数

2または4を選択します。

使用する物理サーバ

L-Serverに割り当てる物理サーバを選択します。

[選択]ボタンをクリックすると、[サーバの選択]ダイアログが表示されます。

[使用するリソース種別]で、[自動選択]、[プール]、[サーバ]のどれかを選択します。

初期値は"自動選択"です。

- [自動選択]を選択した場合

優先度が高いリソースプールから物理サーバを自動選択します。

[自動選択]を選択する場合、リソースプールに優先度をつけて運用してください。

同じ優先度のリソースプールが複数ある場合、先に検索したリソースプールにあった条件を満たす物理サーバが選択されま

す。そのため、L-Serverの定義との差が も少ない物理サーバが割り当たらないことがあります。

詳細は、「導入ガイド CE」の「7.9 物理サーバを自動選択する方式」を参照してください。

- [プール]を選択した場合

選択できるサーバプールの一覧が表示されます。

サーバプールの一覧では、サーバプール名およびサーバプールの中のサーバ台数(空き台数/総台数)が表示されます。

サーバプールの一覧からサーバプールを選択します。

- [サーバ]を選択した場合

選択できる物理サーバの一覧が表示されます。

物理サーバの一覧では、サーバ名、モデル名、CPU性能、メモリサイズ、NIC数が表示されます。

物理サーバの一覧から使用する物理サーバを選択します。

構成定義だけ作成済みのL-Serverを作成する場合、L-Serverに割り当てられない物理サーバを一覧に表示させ、選択できま

す。

[利用条件外]チェックボックスにチェックを入れた場合、故障中の物理サーバと、管理LANネットワーク構成が一致しない物理

サーバが一覧に表示されます。

[使用中]チェックボックスにチェックを入れた場合、以下の物理サーバが一覧に表示されます。

- ほかのL-Serverに割当て済みの物理サーバ

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- 予備サーバとして設定されている物理サーバ

- OSをインストール済みの物理サーバ

注意

[基本情報]タブまたは[ネットワーク]タブにおけるNICへの管理LANネットワークリソースの設定状態に応じ、[サーバ選択]ダイアロ

グは以下のように動作します。

- NICに管理LANネットワークリソースが未設定の場合

選択した物理サーバまたはサーバプールに応じ、[基本情報]タブまたは[ネットワーク]タブのNIC設定に管理LANネットワーク

リソースが自動的に設定されます。

設定された内容については、[基本情報]タブまたは[ネットワーク]タブを確認してください。

- NICに管理LANネットワークリソースが設定済みの場合

[基本情報]タブまたは[ネットワーク]タブで設定した、管理LANネットワークのNIC構成に一致する物理サーバまたはサーバプー

ルが一覧に表示されます。

管理LANネットワーク設定による絞込みを行わない場合、管理LANネットワーク設定を削除したあとで、[サーバの選択]ダイア

ログを開いてください。

電源切断時のサーバ解放

L-Serverに割り当てられた物理サーバを、電源OFF時に解放するかを指定します。

[自動]チェックボックスにチェックを入れると電源OFF時にサーバが解放されます。

注意

用途変更により同じサーバのリソースを共有する場合、そのサーバのリソースを割り当てるL-Serverは[電源切断時のサーバ解放]を必ず設定してください。

[電源切断時のサーバ解放]を設定しないL-Serverにサーバのリソースが割り当てられると、そのサーバのリソースは共有できなくな

ります。

予備サーバでの動作

予備サーバプール内のリソースが枯渇している場合、電源ON中であってもほかのサーバからの強制OFFを許可するかを指定します。

[電源切断時のサーバ解放]が設定されると、[強制OFFを許可]が設定できます。

運用位置

L-Serverに割り当てるサーバの物理的な位置を変更するか選択します。

なお、[電源切断時のサーバ解放]の[自動]チェックボックスにチェックを入れない場合、運用位置は[固定]になります。

- 固定

前回動作していた物理サーバと同じ物理サーバ上で起動します。

- 起動毎に変更

起動時に、 適な物理サーバを自動的に選択します。

[使用する物理サーバ]を指定している場合も、2回目の起動からは別の物理サーバで動作する可能性があります。

サーバ冗長化

L-Serverに割り当てるサーバの冗長性を指定します。冗長性を有効にする場合、[HA]チェックボックスにチェックを入れてください。

[HA]チェックボックスにチェックを入れると、[予備サーバの選択方法]の[性能が低いサーバも選択する]チェックボックス、および[予備サーバのプール]の[選択]ボタンが有効になります。

予備サーバの選択方法

予備サーバの選択方法を指定します。

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[性能が低いサーバも選択する]チェックボックスにチェックを入れると、L-Serverの定義と物理サーバのサーバモデルが一致した

サーバが、予備サーバとして選択されます。

予備サーバの選択方法については、「運用ガイド CE」の「18.1.1 L-Serverの高可用性」を参照してください。

予備サーバが使用中の場合

予備サーバプール内のリソースが枯渇している場合、[予備サーバでの動作]で[強制OFFを許可]が設定されているサーバを強制

OFFして利用するかを指定します。

[電源切断時のサーバ解放]が設定されると、[強制OFF許可]が設定できます。

予備サーバのプール

予備サーバのプールを選択します。

[選択]ボタンをクリックすると、[サーバの選択]ダイアログが表示されます。

自動切替え先の物理サーバが登録されているサーバプールを指定します。

物理サーバに故障が発生すると、同一リソースプール内の正常な物理サーバに自動で切り替えられて復旧できます。

予備サーバの切替えについては、「運用ガイド CE」の「18.1.1 L-Serverの高可用性」を参照してください。

生存監視

生存監視の有効/無効を設定します

アドレスプール(WWN / MAC)

アドレスプールを選択します。

[選択]ボタンをクリックすると、[アドレスプールの選択]ダイアログが表示されます。

[自動選択]または[プール]を選択します。初期値は[自動選択]です。

[プール]を選択した場合、登録されているアドレスプールから選択します。

I/O仮想化オプションで得られる仮想WWN、MACアドレスを登録したアドレスプールを指定します。

電源起動優先度

L-Serverに対して、リソースフォルダー内またはテナント内で一括して電源操作する場合の優先順位を設定します。

1~256の範囲で設定します。値が小さいほど優先順位が高くなります。省略した場合は128が設定されます。

電源操作を一括して行わない場合、[一括電源操作の対象外とする]チェックボックスにチェックを入れます。

FC設定

FC接続パターン

物理サーバごとにFC搭載数または実装位置が異なる場合、FC接続パターンファイルを指定します。

ストレージ装置が以下の場合に設定できます。詳細は、「導入ガイド CE」の「7.1 定義ファイルの作成」を参照してください。

- EMC CLARiXストレージまたはEMC VNXストレージ

- EMC Symmetrix DMXストレージ

- EMC Symmetrix VMAXストレージ

注意

FC接続パターンが選択リストに表示されない場合、設定ファイルに誤りがあります。

「導入ガイド CE」の「7.1 定義ファイルの作成」を参照し、FC接続パターンの設定ファイルを見直してください。

サーバ起動時の設定

FCパス

手動でOSをインストールする場合、[シングルパスモード]のチェックボックスにチェックを入れます。

イメージを指定しない場合、自動的にチェックが入ります。

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OSにマルチパスドライバをインストールしたあと、「17.2.1 仕様変更」を行い、[シングルパスモード]のチェックボックスのチェック

を外してください。

詳細は、「導入ガイド CE」の「7.5 L-Server作成」を参照してください。

ブートモード

L-Serverのブート方法を指定します。

- 通常

L-Serverに接続されたディスクからブートをする場合に指定します。

- ネットワークブート(PXE)

PXE(Preboot eXecution Environment)によるネットワークブートをする場合に指定します。

- PXEブート用ネットワーク

L-Serverで定義したネットワークリソースの中から、PXEブートするネットワークリソースを選択します。

注意

タグVLAN設定を使用するネットワーク上でPXEブートは利用できません。

ネットワークブートは、タグが設定されていないネットワークリソースを選択してください。

管理LANでネットワークブートする場合

PXEブートサーバが使用するDHCPサービスが、不特定のクライアントからDHCP requestを受け付けるように設定している場合、以

下の機能は使用できません。

- バックアップ・リストア

- イメージを選択した物理L-Serverの作成

- クローニングイメージの配付、採取

16.2.3 [ディスク]タブ

ディスク種別

ディスク種別を選択します。

・ SAN

SANストレージを利用する場合に選択します。

・ iSCSI

iSCSIストレージを利用する場合に選択します。

ディスク

[追加]ボタンをクリックすると[ディスクの設定]ダイアログが表示されます。

以下の項目をディスクごとに指定します。

サイズ x 本数

- サイズ

ギガバイトを単位として、小数第一位までの数値を入力します。0.1以上の値を指定できます。

- 本数

[追加]ボタンをクリックして[ディスクの設定]ダイアログを表示した場合は、追加するディスクの本数を入力できます。1以上の値

を指定してください。

- 223 -

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使用するリソース種別

L-Serverに割り当てるディスクを指定します。

以下の中から選択します。

- 自動選択

適切なストレージプールを選択し、そのストレージプールに登録されている仮想ストレージリソースから適切な仮想ストレージリ

ソースを選択します。指定されたサイズのディスクリソースを切り出してL-Serverに割り当てます。初期値は[自動選択]が設定さ

れます。

注意

- シン・プロビジョニングの属性が設定されたストレージプールと設定されていないストレージプールが同じ優先度で存在す

る場合、定義ファイルによって、どちらのストレージプールのリソースを優先するか決定します。定義ファイルについては、

「導入ガイド CE」の「8.1 仮想L-Server作成で共通に利用する定義ファイル」を参照してください。

- 仮想ストレージにダイナミックLUNミラーリングが設定されている場合、定義ファイルに指定されたリモートサイトのETERNUSストレージにもボリュームが作成されます。リモートサイトのETERNUSストレージが本製品で検出されている場合は、事前に

作成したディスクリソースとして検出されますが、ストレージプールへ登録しないでください。

- ストレージプール

指定されたストレージプールに登録されている仮想ストレージリソースから適切な仮想ストレージリソースを選択します。指定さ

れたサイズのディスクリソースを切り出してL-Serverに割り当てます。

- 仮想ストレージ

RAIDグループ、アグリゲートなどの仮想ストレージリソースが一覧として表示されます。

表示された仮想ストレージリソースから選択します。

指定した仮想ストレージリソースから指定されたサイズのディスクリソースを切り出してL-Serverに割り当てます。

シン・プロビジョニングの属性が設定された仮想ストレージリソースの場合、空き容量を超えるサイズを指定してディスクリソース

を切り出すことができます。

- ディスク

事前に作成されたLUNをL-Serverに割り当てます。

検索条件を指定した場合、該当するディスクリソース一覧が表示されます。

表示されたディスクリソースから選択します。

指定したディスクリソースがL-Serverに割り当てられます。

検索条件

ストレージプール

ディスクリソースの格納先のストレージプールを選択します。

検索サイズ

検索するディスクの下限値を、ギガバイトを単位として、小数第一位までの数値で入力します。

割当て状態

L-Serverに対するディスクの割当て状態を指定します。

- 未割当て

ほかのL-Serverに割り当てられていないディスクリソースを選択する場合に指定します。

- 割当て済み

ほかのL-Serverに割り当てられているディスクリソースを選択する場合に指定します。

- 224 -

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割当て済みL-Server

ディスクリソースを共有するL-Serverを指定します。

ディスク名

検索するディスクの名前を指定します。

- で始まる

名前が、指定した文字列で始まるディスクだけを検索する場合に指定します。

- を含む

名前に指定した文字列を含むディスクを検索する場合に指定します。

16.2.4 [ネットワーク]タブ

以下の項目を指定します。

NIC/ネットワーク

L-Serverで使用するNICと接続するネットワークを設定します。[追加]ボタンをクリックすると、[ネットワークの追加]ダイアログが表示

されます。NICと接続するネットワークリソースを選択します。

設定可能なNIC数は、1~32個です。

NIC

L-Serverで使用するNICをリストから選択します。新しいNICまたはNICグループを追加する場合、リストから"(未定義)"と表示さ

れたNICを選択します。定義済みのNICを選択した場合、ネットワークリソースが追加されます。

[サーバ]タブで[ファンクション数の拡大(オンボード)]を有効にした場合、物理L-Server作成時、L-Serverの各NICとファンクショ

ンは以下のように対応付けられます。

表16.3 [ポートあたりのファンクション数]で"2"を選択した場合の対応関係

NIC番号 CNAのファンクション

1 オンボードCNAの物理ポート1のファンクション番号0

2 オンボードCNAの物理ポート2のファンクション番号0

3 オンボードCNAの物理ポート1のファンクション番号1

4 オンボードCNAの物理ポート2のファンクション番号1

表16.4 [ポートあたりのファンクション数]で"4"を選択した場合の対応関係

NIC番号 CNAのファンクション

1 オンボードCNAの物理ポート1のファンクション番号0

2 オンボードCNAの物理ポート2のファンクション番号0

3 オンボードCNAの物理ポート1のファンクション番号1

4 オンボードCNAの物理ポート2のファンクション番号1

5 オンボードCNAの物理ポート1のファンクション番号2

6 オンボードCNAの物理ポート2のファンクション番号2

7 オンボードCNAの物理ポート1のファンクション番号3

8 オンボードCNAの物理ポート2のファンクション番号3

NICを冗長化する

NICを冗長化する場合、[NICを冗長化する]チェックボックスにチェックを入れ、冗長化するもう1つのNICのペアをリストから選択

します。

ネットワーク

接続するネットワークリソースを選択します。

- 225 -

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[ファンクション数の拡大(オンボード)]を有効にした場合、CNAのファンクションに対応した各NICに対してVLAN ID 2~4094を

持つネットワークリソースを割り当ててください。例えば、[ポートあたりのファンクション数]で2を選択した場合、NIC番号1~4に

対してネットワークリソースを割り当ててください。また、NICの接続先に"not connected"を選択することはできません。

同じCNAの物理ポートに対して、同じVLAN IDを持つネットワークリソースをタグなしVLANで割り当てることはできません。例

えば、NIC番号1と3は、同じ物理ポート1に対応するため、同じVLAN ID2を持つネットワークリソースを割り当てるとエラーにな

ります。

[削除]ボタンをクリックすると、選択したネットワークが削除されます。

[変更]ボタンをクリックすると、[ネットワークリソースの選択]ダイアログが表示されます。

接続するネットワークリソースを選択して、[OK]ボタンをクリックすると、接続するネットワークリソースが変更されます。

IPアドレス(省略可)

L-Serverに割り当てるIPアドレスを指定します。L-Serverに割り当てるIPアドレスを直接指定する場合に入力します。L-Server作成時

には、物理サーバのIPアドレスが、ここで指定したIPアドレスに置き換えられます。

注意

事前に作成された LUN を使用して物理 L-Server を作成する場合は、LUNに格納されているOSのIPアドレスを指定してください。

事前に作成された LUN にエージェントがインストール済みで、マネージャーのIPアドレスが変更された場合に、物理 L-Server 作成後に必要な手順は、以下のとおりです。

1. エージェントのSSL証明書データを格納しているファイルを初期化します。

詳細は、「リファレンスガイド (コマンド/XML編) CE」の「5.5 rcxadm certctl」を参照してください。

2. エージェントに登録されているマネージャーの管理LANのIPアドレスを変更します。

詳細は、「リファレンスガイド (コマンド/XML編) CE」の「5.3 rcxadm agtctl」を参照してください。

3. 物理L-Serverをリブートします。

例 表16.5 ネットワーク情報の対応関係【Windows】

OSの情報 L-Server設定上の情報

ネットワークインターフェースに設定す

るIPアドレス

(テナント管理者が設定する)

ネットワークインターフェー

ス名

NICの番号

(ラックマウント型サーバの背面のNICの番号)

IPアドレス

192.168.1.1 ローカルエリア接続1 1 192.168.1.1

192.168.2.1 ローカルエリア接続2 2 192.168.2.1

表16.6 ネットワーク情報の対応関係【Linux】

OSの情報 L-Server設定上の情報

ネットワークインターフェースに設定す

るIPアドレス

(テナント管理者が設定する)

ネットワークインターフェー

ス名

NICの番号

(ラックマウント型サーバの背面のNICの番号)

IPアドレス

192.168.1.1 eth0 1 192.168.1.1

192.168.2.1 eth1 2 192.168.2.1

タグなしVLAN

VLANを設定しない場合、チェックボックスにチェックを入れます。

同じNICまたはNICグループの中で1つだけ選択できます。

- 226 -

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[ファンクション数の拡大(オンボード)]を有効にした場合、CNAのファンクションに対応したすべてのNICに対して[タグなしVLAN]のチェックを入れたネットワークリソースを割り当てる必要があります。

注意

【物理サーバ】

物理L-Serverに割り当てるIPアドレスは重複できません。L-Serverの数だけIPアドレスが必要です。

16.2.5 [OS]タブ

L-Server作成時にOSに設定パラメーターを入力します。[基本情報]タブでイメージを指定した場合だけ有効です。

サーバ種別が[物理]の場合、「導入ガイド CE」の「7.7 [OS]タブ設定」を参照してください。

16.3 個々のパラメーターを指定した仮想L-Serverの作成

ここでは、L-Serverテンプレートを使用せず、サーバ、ストレージ、ネットワークの仕様を指定した仮想L-Serverの作成について説明しま

す。

以下のタブに値を設定します。

・ [基本情報]タブ

・ [サーバ]タブ

・ [ディスク]タブ

・ [ネットワーク]タブ

・ [OS]タブ

L-Serverの作成は、以下の手順で行います。

1. オーケストレーションツリーで対象のリソースフォルダーを右クリックし、表示されたメニューで[作成]-[L-Server]を選択します。

[L-Serverの作成]ダイアログが表示されます。

2. 各タブでそれぞれの項目を設定したあと、[OK]ボタンをクリックしてL-Serverを作成します。

【OVM for SPARC】

L-Serverを作成したあと、環境に応じた操作を行う必要があります。

詳細は、「導入ガイド CE」の「8.8.6 L-Server作成」の「L-Server作成後の操作」を参照してください。

注意

・ 設定する各項目には上限値があります。

設定できる値を設定しても、リソースプールの空き状況、ハードウェア構成、およびVM管理製品の仕様により、L-Serverの作成に

失敗する場合があります。

・ 仮想L-Serverを作成する場合、VM固有情報定義ファイルに設定されているものがあれば、その値が使用されます。

VM固有情報定義ファイルについては、「導入ガイド CE」の「8.1 仮想L-Server作成で共通に利用する定義ファイル」および「付録

G 定義ファイル」を参照してください。

【Xen】

・ RHEL5-Xenを利用する場合、RORコンソールを利用したL-Serverの作成はできません。rcxadm lserverコマンドを利用してくださ

い。

rcxadm lserverコマンドについては、「リファレンスガイド (コマンド/XML編) CE」の「3.6 rcxadm lserver」を参照してください。

【Hyper-V】

- 227 -

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・ 動的メモリやメモリ割当て優先度を使用する場合、VMホストは以下のどれかである必要があります。

- Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 R2 SP1以降

- Microsoft(R) Windows Server(R) 2012以降

SCVMMは、対象のVMホストを管理できる以下のどれかである必要があります。

- System Center Virtual Machine Manager 2008 R2 SP1以降

- System Center 2012 Virtual Machine Manager以降

動的メモリが有効、またはメモリ割当て優先度を設定したL-Serverを作成する場合、上記を満たすVMホストとSCVMMが存在しな

いと、L-Serverの作成は失敗します。

【Solarisゾーン】

・ CPU数とCPU性能の値から、非大域ゾーンに設定するcap値を計算します。

詳細は、「導入ガイド CE」の「8.7.7 L-Server作成」を参照してください。

【Solarisゾーン】【OVM for SPARC】

・ サーバ管理製品で管理されていないVMホストを利用する場合、仮想L-Serverを作成できません。

構築済みの仮想マシンとL-Serverの関連付けを行ってください。

詳細は、「第18章 構築済みの物理サーバまたは仮想マシンとL-Serverの関連付け」を参照してください。

16.3.1 [基本情報]タブ

名前

L-Serverの名前を入力します。

【VMware】【Hyper-V】【OVM for SPARC】【Citrix Xen】

先頭半角英数字(大文字/小文字)で、半角英数字(大文字/小文字)、アンダースコア("_")、ハイフン("-")およびピリオド(".")で構成

された64文字以内の文字列を入力します。

【Xen】【OVM for x86 2.2】

ピリオド(".")は使用できません。

【KVM】【OVM for x86 3.2】

先頭半角英数字(大文字/小文字)で、半角英数字(大文字/小文字)、アンダースコア("_")、ハイフン("-")で構成された64文字以内

の文字列を入力します。

【OVM for x86 2.2】

32文字以内の文字列を入力します。

注意

33文字以上、入力しないでください。

【Solarisゾーン】

先頭半角英数字(大文字/小文字)で、半角英数字(大文字/小文字)、アンダースコア("_")、ハイフン("-")、およびピリオド(.)で構成さ

れた52文字以内の文字列を入力します。仮想L-Server名とVM名を同じ名前にする設定を行っている場合は、63文字以内の文字

列を入力します。ただし、"SUNW"で始まるすべての名前は、予約されているので使用できません。

また、"global"という名前については、仮想L-Server名とVM名を同じ名前にする設定が行われている場合に使用できません。仮想

L-Server名とVM名を同じ名前にする設定については、「17.8.1 導入」の「表17.16 定義ファイルの指定項目一覧」を参照してくださ

い。

作成先フォルダー

L-Serverを格納するリソースフォルダーまたはテナントを選択します。

テンプレート

選択リストで[指定なし]を指定します。

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サーバ種別

作成するL-Serverの、サーバ種別を入力します。

[VM]を選択します。

サーバ種別で[VM]を選択した場合、[サーバ]タブで、VM種別を選択します。

ただし、イメージを選択した場合、そのイメージに合わせて本製品がVM種別を自動的に選択するため、サーバ種別での選択は必

要ありません。

イメージ

配付するクローニングイメージを指定します。[選択]ボタンをクリックすると[イメージ選択]ダイアログが表示されます。

[イメージ選択]ダイアログの[イメージの配付]で[配付する]を指定して、L-Serverに配付するクローニングイメージを選択します。

選択リストには、配付できるクローニングイメージが表示されます。

[イメージの配付]で[配付しない]を指定すると、OSがインストールされていない空のサーバが作られます。

【OVM for x86 2.2】

[イメージの配付]で[配付しない]を指定してのL-Server作成はできません。

参考

クローニングイメージを指定した場合、仮想L-Serverのシステムディスクは、クローニングイメージを展開したサイズに変更されます。

クローニングイメージを展開する際、クローニングイメージに含まれるOSイメージは使用しますが、CPU、メモリ、ネットワークは、L-Server作成時の値で上書きされます。ディスクは、システムディスクだけが配付されます。

注意

多言語対応(英語/日本語の言語パックを適用)のWindowsのイメージの場合、クローニングイメージの配付時に言語バージョンを手

動で選択する必要があります。

【Solarisゾーン】【Citrix Xen】【OVM for x86 3.2】

[イメージの配付]で[配付しない]を指定してのL-Server作成はできません。

構成定義作成

構成定義だけ作成済みのL-Serverを作成する場合、[構成定義のみ作成]チェックボックスにチェックを入れます。

構成定義だけ作成済みのL-Serverに対して、リソースを割り当てる場合、「17.8.2.1 リソースの割当て」を参照してください。

ネットワーク(NIC)

[テンプレート]で[指定なし]を指定した場合、[追加]ボタンと[削除]ボタンが表示されます。

[追加]ボタンをクリックすると、ネットワークが追加されます。

それぞれのNICに接続するネットワークリソースを[接続するネットワーク]欄で選択してください。

[削除]ボタンをクリックすると、リストの 終行のネットワークが削除されます。

ラベル(省略可)

L-Serverのラベルを入力します。

日本語(半角カナを含む)、半角文字に関係なく32文字以内の文字列を入力します。

コメント(省略可)

L-Serverのコメントを入力します。

日本語(半角カナを含む)、半角文字に関係なく256文字以内の文字列を入力します。

16.3.2 [サーバ]タブ

VM種別

作成するL-ServerのVM種別を選択します。

イメージの配付を伴う場合、イメージが持つVM種別を使用するため、指定する必要はありません。

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CPU数

L-Serverに割り当てるサーバのCPU数を入力します。1~8の整数を入力します。

VMプールに登録されているVMホストのCPU数以内の値を指定してください。

【Hyper-V】

1~4の整数を入力します。

【KVM】

CPU数の上限値は64です。

【Solarisゾーン】【OVM for SPARC】

VMホストのハードウェアのリソース量まで指定できます。

【Citrix Xen】

1~32の整数で指定してください。

ただし、Citrix XenServerでは、OSの種別に応じてサポートされるCPU数に違いがあります。詳細は、Citrix XenServerのマニュアル

(管理者ガイド)をご確認ください。

【OVM for x86 3.2】

1~128の整数を入力します。

【OVM for x86 2.2】

VMゲストのOS種別によって入力できる範囲が異なります。

- Windows

1~8の整数

- Linux

1~32の整数

CPU性能

L-Serverに割り当てるサーバのCPU性能を入力します。ギガヘルツを単位として、小数第一位までの数値を入力します。0.1~8の

範囲で指定できます。

VMプールに登録されているVMホストのCPU性能以内の値を指定してください。

オーバーコミットを使用する場合、VMホストのCPU性能を超えた値を指定できます。

入力した値は、VMホストの物理CPUのクロックに対して、L-Serverに割り当てるCPUの比率を決めるために使用します。VMプール

内に物理CPUの種類が異なるVMホストが登録されている場合、割り当てられるVMホストによって、実際の処理性能が異なる場合

があります。

【VMware】

VMwareのVMゲストへは、制限値にCPU性能を設定し、予約値に0を設定します。

参考

CPUの制限値と予約値については、ヴイエムウェア社の「vSphere リソース管理ガイド」の記述を参照してください。

以下のURLから該当するバージョンのドキュメントを参照してください。

URL: http://www.vmware.com/jp/support/pubs/vs_pubs.html

【Hyper-V】

CPU性能は、VMゲストとVMホストのリソース設定により実現されています。

SCVMMの管理コンソールやHyper-Vマネージャーを用いてVMゲストやVMホストのリソース予約を変更した場合、VMゲストの作

成や起動に失敗することや、期待する性能が出ない可能性があります。

L-Serverを作成した状態でのVMゲストやVMホストのリソース予約は、変更しないでください。

【KVM】

CPU Capping機能をサポートしています。

【Solarisゾーン】【Citrix Xen】【OVM for x86 3.2】【OVM for x86 2.2】

0.1~VMホストのハードウェアのリソース量の範囲で指定してください。

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参考

物理サーバのCPU性能の10%未満の値を指定した場合、10%の値に切り上げられます。

そのため、1GHz以上の値を設定することをお勧めします。

【OVM for SPARC】

CPU性能は指定できません。

メモリサイズ

L-Serverに割り当てるサーバのメモリ容量を入力します。ギガバイトを単位として、小数第一位までの数値を入力します。0.1~255の範囲で指定できます。

【VMware】

VMwareのVMゲストには、制限値と予約値にメモリサイズを設定します。

参考

メモリの制限値と予約値については、ヴイエムウェア社の「vSphere リソース管理ガイド」の記述を参照してください。

以下のURLから該当するバージョンのドキュメントを参照してください。

URL: http://www.vmware.com/jp/support/pubs/vs_pubs.html

【Hyper-V】

0.1~64の範囲で指定できます。

動的メモリの設定が無効のVMゲストには、バーチャルマシンメモリにメモリサイズを設定します。

動的メモリの設定が有効のVMゲストには、 大メモリにメモリサイズを設定します。

なお、VM固有情報定義ファイルに設定されている値に応じて、動的メモリの有効/無効が決まります。VM固有情報定義ファイルに

ついては、「導入ガイド CE」の「8.1 仮想L-Server作成で共通に利用する定義ファイル」および「付録G 定義ファイル」を参照してく

ださい。

【KVM】

0.1~256の範囲で指定してください。

【Solarisゾーン】【OVM for SPARC】【Citrix Xen】

VMホストのハードウェアのリソース量まで指定できます。

【OVM for x86 3.2】

0.3~1024.0の範囲で指定してください。

【OVM for x86 2.2】

0.3~VMホストのハードウェアのリソース量の範囲で指定してください。

OS種別

L-Serverに割り当てるOS種別を指定します。イメージの配付を伴う場合、イメージが持つOS種別を使用するため、指定する必要は

ありません。なお、OS種別はOSのインストール後に変更できます。

参考

イメージのOS種別はサーバ仮想化ソフトウェアから取得した情報を表示しています。

詳細については、各サーバ仮想化ソフトウェア製品のマニュアルを参照してください。

【KVM】

本製品でイメージ採取した際に、イメージ採取対象のL-ServerのOS種別を引き継ぎます。

サーバ仮想化ソフトウェアから取得していない点に注意してください。

【Solarisゾーン(Solaris10)】Solaris10のVMホストの場合、BladeLogicに登録された仮想パッケージの情報をもとに"Solaris"と表示されます。

仮想パッケージの詳細については、BladeLogicのマニュアルを参照してください。

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【Solarisゾーン(Solaris11)】

Solaris11のVMホストの場合、管理サーバに格納されたイメージの情報をもとに"Solaris 11"と表示されます。

管理サーバに格納されたイメージの詳細については、「導入ガイド CE」の「8.7.3 リソースのリソースプールへの登録」の「6. 仮想イ

メージリソースの登録」を参照してください。

【Hyper-V】

サポート外のOS種別を指定した場合、インストールやVMのゲストOSが正常に動作しないことがあります。

また、誤ったOS種別を指定するとイメージ採取およびイメージを指定してのL-Server作成処理で、処理が失敗する場合や、ゲスト

OSが一時的に起動して入力待ちになり処理が長時間終わらない場合があります。これはパーソナライズ処理で、Microsoft社の

Sysprepが正常に処理を行えないために発生します。

一覧に表示されるOS種別は、SCVMMの管理コンソール上で指定できるゲストOS一覧が表示されます。

本製品ではユーザーの選択に制限を与えないためにすべてのゲストOS一覧がリストとして提示されますが、すべてがSCVMMで

サポートされているわけではありません。

Hyper-VではOS種別によってはサポートされないCPU数などのサーバタイプ設定があります。間違ったOS種別とサーバタイプを選

択した場合の動作は保証されません。

またOS種別一覧にサービスパックが表示されていない場合でも、サービスパック適用が必要なときがあります。

OS種別としてHyper-VがサポートしているゲストOSを指定した場合、統合ネットワークアダプターがVMに追加されます。

それ以外のOS種別が選択されたときは、エミュレートされたネットワークアダプターが追加されます。

SCVMMがサポートするゲストOSは、SCVMMのヘルプを参照してください。

Hyper-VがサポートするゲストOSは、以下のMicrosoft社のWebサイトを参照してください。

Microsoft社のWebサイト

URL: http://technet.microsoft.com/ja-JP/library/cc794868(v=ws.10).aspxURL: http://technet.microsoft.com/ja-jp/library/hh831531.aspx

【KVM】

Linux、Windows、Linux(SELinux)、Otherが選択できます。なお、OtherはLinux、Windows、Linux(SELinux)以外のOSを選択する

際に使用します。

ゲストOSの自動設定は、Linux、Linux(SELinux)、Windowsが選択できます。

ゲストOSの自動設定ができないOS種別を選択した場合、「導入ガイド CE」の「8.6.8 [OS]タブ設定」に記載されている項目と、IPア

ドレスなどのネットワークリソースが設定されません。必要に応じて、手動で設定してください。

ゲストVMを新しく作成するときの情報が表示されます。バックアップ・リストアなどの処理でゲストVMの新規作成時の情報が失われ

た場合、表示が"unknown"になることがあります。

【Solarisゾーン】【Citrix Xen】【OVM for x86 2.2】【OVM for x86 3.2】【OVM for SPARC】

OS種別を変更できません。

使用するVMホスト(省略可)

L-Serverに割り当てるリソースを個別に指定します。

[選択]ボタンをクリックすると[VMホストの選択]ダイアログが表示されます。

VMホストまたはVMプールを指定します。指定しない場合、L-Serverを作成できるVMホストをVMプールから自動的に探します。

VMプールが複数ある場合、VMプールに設定された優先度が高いものから、順にVMホストを探します。

【Solarisゾーン】【OVM for SPARC】

使用するVMホストを指定する場合、[サーバ冗長化]の設定に応じて、適切なVMホストを選択してください。

- [HA]チェックボックスにチェックを入れた場合

予備サーバの設定が行われているVMホストを選択してください。

【Citrix Xen】

使用するVMホストとして"VMプール"を選択した場合、指定したイメージに応じて、適切なVMプールを選択してください。

管理製品上で、指定したイメージを使用できるVMホストが、そのVMプールに含まれている必要があります。

【OVM for x86 3.2】

使用するVMホストとして自動選択以外を選択した場合、指定したイメージに応じて、適切なVMプールまたはVMホストを選択して

- 232 -

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ください。

管理製品上で、指定したイメージを使用できるVMホストが、そのVMプールに含まれている必要があります。

電源切断時のサーバ解放

L-Serverの電源OFF時に、L-Serverに割り当てられたVMゲストのCPUとメモリを、VMプールの使用量として加算するかを指定しま

す。

[自動]チェックボックスにチェックを入れると、L-Serverに割り当てられたVMゲストのCPUとメモリが、VMプールの使用量として加算

されません。

詳細は、「導入ガイド CE」の「8.11 仮想L-Server利用時の注意点」を参照してください。

運用位置

L-Serverに割り当てるサーバの物理的な位置を変更するか選択します。

- 固定

前回動作していたVMホストと同じVMホスト上で起動します。別のVMホストで起動したい場合、サーバ間の移動を行います。

- 起動毎に変更

起動時に、 適なVMホストを自動的に選択します。[使用するVMホスト]を指定している場合、その範囲の中からVMホストを

選択します。

注意

VM種別がRHEL-Xenの場合、[固定]を選択してください。

サーバ冗長化

L-Serverに割り当てるサーバの冗長性を指定します。冗長性を有効にする場合、[HA]チェックボックスにチェックを入れてください。

【VMware】【OVM for x86 2.2】【Citrix Xen】【OVM for x86 3.2】

- [HA]チェックボックスにチェックを入れた場合

HA機能が有効なVMホストに配置されます。

HA機能が有効なVMホストが存在しない場合、構成定義だけ作成済みのL-Serverは起動できません。

- [HA]チェックボックスにチェックを入れない場合

HA機能が無効なVMホストへ優先的に配置されます。

ただし、以下のような場合はHA機能が有効なVMホストにVMゲストが配置されます。

- HA機能が無効なVMホストが存在しない

- CPUやメモリの空きがない

- VMホストの状態、電源状態、保守モードが適切でない

【Solarisゾーン】【OVM for SPARC】

- [HA]チェックボックスにチェックを入れた場合

予備サーバの設定がされているVMホストに配置されます。

予備サーバの設定がされているVMホストが存在しない場合、構成定義だけ作成済みのL-Serverは起動できません。

- [HA]チェックボックスにチェックを入れない場合

予備サーバの設定がされていないVMホストへ優先的に配置されます。

ただし、以下のような場合は予備サーバの設定がされているVMホストにVMゲストが配置されます。

- 予備サーバの設定が行われていないVMホストが存在しない

- CPUやメモリの空きがない

- VMホストの状態、電源状態、保守モードが適切でない

- 233 -

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参考

HA機能が有効なVMホストに配置された場合、サーバ仮想化ソフトウェアによるHA機能が有効になります。

VMホストが動作する物理サーバに故障が発生すると、正常なVMホスト上で仮想マシンが再起動され、復旧できます。

【Hyper-V】

Hyper-V環境では、この設定は無視され、常にクラスタ化されたVMホストにVMゲストが配置されます。

【KVM】

RHEL-KVM環境では、Hypervisorに冗長化の機能がないため、この設定は無視され"none"として扱われます。

注意

VM種別がKVMまたはRHEL-Xenの場合、冗長性を有効にできないため、[HA]チェックボックスにチェックを入れないでください。

生存監視

生存監視の有効/無効を設定します。

[サーバ冗長化]チェックボックスにチェックを入れると、選択可能になります。

【Xen】【KVM】【OVM for x86 2.2】【Solarisゾーン】【Citrix Xen】【OVM for x86 3.2】【OVM for SPARC】

生存監視の設定は表示されません

排他運用

仮想マシンを、ほかの仮想マシンと同じVMホスト上で動作させない場合に入力します。

例えば、複数の仮想マシンを用いてロードバランス型の業務を動作させる場合、排他運用を設定することで、物理サーバが1台故

障したときでも1つの仮想マシンしか停止しないため、縮退状態で業務を継続できます。操作権限をもつL-Server名、またはリソー

スフォルダー名を指定します。

指定されたL-Serverの仮想マシンとは、異なる物理サーバ上に割り当てられます。

リソースフォルダー名を指定する場合、リソースフォルダー内に自分自身のL-Serverが含まれていても問題ありません。なお、以下

の場合、排他運用の指定にかかわらず、同じ物理サーバ上に割り当てられることがあります。

- VMプール内にL-Serverを配置できる空き容量を持ったVMホストが存在しない場合など、排他運用の条件に合うVMホストが

ほかに見つからない場合

- VM製品のHA機能や自動再配置機能(例:VMware HAやVMware DRS)を有効にした場合

注意

排他運用に設定したリソースが、ユーザーのアクセス範囲外になるような操作を行った場合、仕様変更および定義変更時の画面

でリソース名だけ表示されます。

電源起動優先度

L-Serverに対して、リソースフォルダー内またはテナント内で一括して電源操作する場合の優先順位を設定します。

1~256の範囲で設定します。値が小さいほど優先順位が高くなります。省略した場合は128が設定されます。

電源操作を一括して行わない場合、[一括電源操作の対象外とする]チェックボックスにチェックを入れます。

16.3.3 [ディスク]タブ

ディスク

[追加]ボタンをクリックしたあと、以下の項目をディスクごとに指定します。

- 234 -

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サイズ x 本数

- サイズ

ギガバイトを単位として、小数第一位までの数値を入力します。0.1以上の値を指定できます。

【VMware】【Hyper-V】【Citrix Xen】

0.1~2048の範囲で指定してください。

【OVM for x86 2.2】

1.0~仮想化製品で扱えるリソース量の範囲で指定してください。

参考

L-Serverを作成する際に、システムディスクのサイズを指定しても、クローニングイメージを展開したサイズと異なっていた場

合は、クローニングイメージを展開したサイズに変更されます。

【OVM for x86 3.2】

1.0~仮想化製品で扱えるリソース量の範囲で指定してください。

- 本数

[追加]ボタンをクリックして[ディスクの設定]ダイアログを表示した場合は、追加するディスクの本数を入力できます。1以上の

値を指定してください。

設定可能なデータディスクの本数は、VM種別で異なります。

【VMware】

データディスクは 大55個です。

【Hyper-V】

データディスクは 大59個です。

【Xen】

データディスクは 大251個です。

【KVM】

データディスクは 大16個です。

【OVM for x86 2.2】

指定可能なデータディスク数は、選択したイメージの仮想化種別により異なります。

- HVM(ハードウェア仮想化)の場合: 7個

- PV(準仮想化)の場合: 59個

【Solarisゾーン(Solaris10)】データディスクは指定しないでください。

【Citrix Xen】

データディスクは 大13個です。

【OVM for x86 3.2】

指定可能なデータディスク数は、選択したイメージの仮想化種別により異なります。

- HVM(ハードウェア仮想化)の場合: 2個

- PV(準仮想化)の場合: 102個

- PV HVM(ハードウェア仮想化にPVドライバ適用)の場合: 105個

【OVM for SPARC】

データディスクは 大63個です。

使用するリソース種別

L-Serverに割り当てるディスクを指定します。

以下の中から選択します。

- 235 -

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- 自動選択

適切なストレージプールを選択し、そのストレージプールに登録されている仮想ストレージリソースから適切な仮想ストレー

ジリソースを選択します。指定されたサイズのディスクリソースを切り出してL-Serverに割り当てます。初期値は[自動選択]が設定されます。

注意

シン・プロビジョニングの属性が設定されたストレージプールと設定されていないストレージプールが同じ優先度で存在する

場合、定義ファイルによって、どちらのストレージプールのリソースを優先するかを決定します。

定義ファイルについては、「導入ガイド CE」の「8.1 仮想L-Server作成で共通に利用する定義ファイル」を参照してください。

- ストレージプール

指定されたストレージプールに登録されている仮想ストレージリソースから適切な仮想ストレージリソースを選択します。指

定されたサイズのディスクリソースを切り出してL-Serverに割り当てます。

- 仮想ストレージ

データストアなどの仮想ストレージリソースが一覧として表示されます。

表示された仮想ストレージリソースから選択します。

指定した仮想ストレージリソースから指定されたサイズのディスクリソースを切り出してL-Serverに割り当てます。

シン・プロビジョニングの属性が設定された仮想ストレージリソースの場合、空き容量を超えるサイズを指定してディスクリソー

スを切り出すことができます。

- ディスク

検索条件を指定した場合、該当する以下のリソースが一覧で表示されます。

- 事前に作成されたLUN

- 仮想ストレージから切り出されたディスクリソース

表示されたディスクリソースから選択します。

指定したディスクリソースがL-Serverに割り当てられます。

注意

【VMware】【Hyper-V】

クローニングイメージを指定した仮想L-Server作成時、ストレージプールのプロビジョニング属性よりもクローニングイメージ

のプロビジョニング属性が優先されます。

参考

【VMware】

仮想ストレージが登録されているストレージプールの属性がシック・プロビジョニングの場合、L-Serverに割り当てるディスクの形

式は指定できません。サーバ仮想化ソフトウェア製品のデフォルトの形式に合わせて作成されます。なお、サーバ仮想化ソフト

ウェア製品上で仮想マシンを作成する際に、リストの先頭に表示される形式がデフォルトの形式となります。

【Hyper-V】

L-Server作成および1回の構成変更時に指定できるディスク数は、4個までです。

5個以上の追加を行う場合、別途、構成変更してください。

Microsoft(R) System Center 2012 Virtual Machine Manager以降を使用している場合に限り、仮想ストレージから切り出され保存

されたディスクリソースをL-Serverへ接続できます。

ディスク番号[No.]が、1以上のディスクに対しては、ディスクリソースが指定できます。

- 236 -

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使用するリソース種別で[ディスク]を選択した後、検索条件を入力して[検索]ボタンをクリックすることで、"リソース一覧"に表示

されるリソースを絞り込めます。

注意

保存されたディスクを指定したL-Serverの作成が失敗し、VM管理製品上で仮想マシンが残っていた場合、VM管理製品上か

らその仮想マシンを削除する前に、保存されたディスクを仮想マシンから取り外してください。保存されたディスクを取り外さない

で仮想マシンを削除した場合、保存されたディスクも削除されます。なお、仮想マシン上のディスクは、L-Serverの作成時に指

定したディスク番号(No.)で特定できます。

詳細は、「メッセージ集」の「メッセージ番号 67390」または「メッセージ番号 67392」を参照してください。

【OVM for SPARC】

ディスクリソースは自動選択、ストレージプールまたはディスクを選択できます。

【KVM】

- 複数のディスクを定義したL-Serverを作成する際にディスクリソースを指定する場合、すべてのディスクに対してディスクリ

ソースを指定してください。一部のディスクに対してだけディスクリソースを指定すると、L-Serverの作成が失敗する場合があ

ります。

1つのVMホストで使用できるディスクリソースが、アクセス可能な複数のストレージプールに分けて登録されている場合、[使用するリソース種別]にストレージプールを指定してください。未使用のディスクリソースが、アクセス可能な複数のストレージ

プールに分散していると、L-Serverの作成が失敗する場合があります。

- 仮想ストレージリソースから自動生成したディスクリソースと事前に作成されたディスクリソースの両方をL-Serverに割り当て

られます。

使用するリソース種別の[自動選択]、[ストレージプール]を選択した際に、選択されるストレージリソースは、[基本情報]タブ

のイメージで選択したクローニングイメージにより、異なります。

詳細は、「導入ガイド CE」の「8.6.6 L-Server作成」の「選択されるストレージリソースについて」を参照してください。

【Solarisゾーン】

選択したクローニングイメージによって、選択できるディスクリソースが異なります。

- BladeLogicと連携している場合(Solaris10)

自動選択、ストレージプール、またはディスク

- BladeLogicと連携していない場合(Solaris11)

自動選択、ストレージプール、または仮想ストレージ

Solaris11のVMホストで使用するディスクリソースは、選択しないでください。

【OVM for x86 2.2】

リソース一覧の仮想ストレージに、総容量は表示されません。

【OVM for x86 3.2】

システムディスクは、指定したイメージと同じ仮想ストレージから切り出されるため、"自動選択"から変更できません。

16.3.4 [ネットワーク]タブ

以下の項目を指定します。

ネットワーク

接続するネットワークリソースを設定します。

[選択]ボタンをクリックすると、[ネットワークリソースの選択]ダイアログが表示されます。

接続するネットワークリソースを選択して、[OK]ボタンをクリックすると、接続するネットワークリソースが設定されます。

設定可能なネットワーク数は、VM種別で異なります。

【VMware】

0~10個

- 237 -

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【Hyper-V】

0~8個

【Xen】

0~15個

【KVM】

0~8個

【OVM for x86 2.2】

1~8個

【Solarisゾーン】【OVM for SPARC】

0~8個

【Citrix Xen】

0~7個

【OVM for x86 3.2】

1~8個

IPアドレス(省略可)

L-Serverに割り当てるIPアドレスを指定します。L-Serverに割り当てるIPアドレスを手動で指定した場合に入力します。

注意

【Citrix Xen】【OVM for x86 3.2】

クローニングイメージのカスタマイズが無効の場合、L-Serverに割り当てられたIPアドレスは、ゲストOSに自動設定されません。

クローニングイメージのカスタマイズが有効の場合、L-Serverに割り当てられたIPアドレスは、ゲストOSに自動設定されます。

DNSサーバ

DNSサーバを指定します。

注意

【Hyper-V】

統合サービスが導入されている以下のゲストOSで、IPアドレスの自動設定ができます。

・ Microsoft(R) Windows Server(R) 2012 R2

・ Microsoft(R) Windows Server(R) 2012

・ Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 R2

・ Microsoft(R) Windows Server(R) 2008

・ Microsoft(R) Windows Server(R) 2003 R2

・ Microsoft(R) Windows Server(R) 2003

・ Microsoft(R) Windows(R) 8.1

・ Microsoft(R) Windows(R) 8

・ Microsoft(R) Windows(R) 7

・ Microsoft(R) Windows Vista(R)

16.3.5 [OS]タブ

L-Server作成時にOSに設定パラメーターを入力します。[基本情報]タブでイメージを指定した場合だけ有効です。

初回起動時に設定処理が動作します。イメージ名を指定しない場合、すべて入力する必要はありません。

- 238 -

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【VMware】

[OS]タブの詳細は、「導入ガイド CE」の「8.2.9 [OS]タブ設定」を参照してください。

【Hyper-V】

[OS]タブの詳細は、「導入ガイド CE」の「8.3.10 [OS]タブ設定」を参照してください。

【KVM】

[OS]タブの詳細は、「導入ガイド CE」の「8.6.8 [OS]タブ設定」を参照してください。

【Solarisゾーン】

[OS]タブの詳細は、「導入ガイド CE」の「8.7.8 [OS]タブ設定」を参照してください。

【OVM for SPARC】

[OS]タブの詳細は、「導入ガイド CE」の「8.8.7 [OS]タブ設定」を参照してください。

【Citrix Xen】

[OS]タブの詳細は、「導入ガイド CE」の「8.9.8 [OS]タブ設定」を参照してください。

【OVM for x86 3.2】

[OS]タブの詳細は、「導入ガイド CE」の「8.10.8 [OS]タブ設定」を参照してください。

参考

【VMware】【Hyper-V】【KVM】【Solarisゾーン】【OVM for SPARC】【Citrix Xen】【OVM for x86 3.2】

OSプロパティ定義ファイル

事前にOSプロパティ定義ファイルに初期値を指定することで、L-Server作成時の[OS]タブの情報などの初期値が生成されます。

OSプロパティ定義ファイルの文字コードはUTF-8にしてください。

OSプロパティ定義ファイルはVM製品間で使用します。

このため、定義ファイルにはVM製品間で必須のパラメーターを記述する必要があります。

定義ファイルの格納先

【Windowsマネージャー】

インストールフォルダー\SVROR\Manager\etc\customize_data

【Linuxマネージャー】

/etc/opt/FJSVrcvmr/customize_data

定義ファイル名

定義ファイル名は、ユーザーグループごととシステム共通で利用可能な定義を分けて使用できます。ユーザーグループごとの定義

ファイルとシステム共通の定義ファイルのキーが重複した場合、ユーザーグループごとの定義ファイルに記載されている値が優先

されます。

- ユーザーグループごと

os_setting_ユーザーグループ名.rcxprop

- システム共通

os_setting.rcxprop

定義ファイルの形式

定義ファイルでは、1行ごとに定義する項目を記述します。各行は、以下の形式で記述します。

キー = 値

定義ファイルの指定項目

【VMware】

「導入ガイド CE」の「8.2.9 [OS]タブ設定」を参照してください。

【Hyper-V】

「導入ガイド CE」の「8.3.10 [OS]タブ設定」を参照してください。

- 239 -

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【KVM】

「導入ガイド CE」の「8.6.8 [OS]タブ設定」を参照してください。

【Solarisゾーン】

「導入ガイド CE」の「8.7.8 [OS]タブ設定」を参照してください。

【OVM for SPARC】

「導入ガイド CE」の「8.8.7 [OS]タブ設定」を参照してください。

【Citrix Xen】

「導入ガイド CE」の「8.9.8 [OS]タブ設定」を参照してください。

【OVM for x86 3.2】

「導入ガイド CE」の「8.10.8 [OS]タブ設定」を参照してください。

- 240 -

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第17章 L-Serverの操作

本章では、L-Serverの操作方法について説明します。

構築済みの物理サーバや仮想マシンと関連付けたL-Serverについても操作が行えます。

ただし、L-Serverの構成によって実行できる操作が異なります。

構築済みの物理サーバや仮想マシンとL-Serverの関連付け、および実行できる操作については、「第18章 構築済みの物理サーバま

たは仮想マシンとL-Serverの関連付け」を参照してください。

可能な操作

L-Serverは以下の操作ができます。

表17.1 電源操作

操作物理L-Server

仮想L-Server

参照先VMware

Hyper-V

RHEL-Xen

OVMfor x86

2.2

RHEL-KVM

Solarisゾーン OVMfor

SPARC

CitrixXenSer

ver

OVMfor x86

3.2Solaris

10Solaris

11

起動 (注1) ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○

「17.1.1 起動」

を参照してく

ださい。

停止 (注1) ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○

「17.1.2 停止」

を参照してく

ださい。

再起動 (注1) ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○

「17.1.3 再起

動」を参照して

ください。

リソースフォ

ルダー内の

すべてのL-Serverの一

括起動 (注1)

○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○

「17.1.4 リソー

スフォルダー

内L-Serverの一括電源操

作」の「リソー

スフォルダー

内L-Serverの起動」を参照

してください。

リソースフォ

ルダー内の

すべてのL-Serverの一

括停止 (注1)

○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○

「17.1.4 リソー

スフォルダー

内L-Serverの一括電源操

作」の「リソー

スフォルダー

内L-Serverの停止」を参照

してください。

リソースフォ

ルダー内の

すべてのL-Serverの一

括再起動

(注1)

○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○

「17.1.4 リソー

スフォルダー

内L-Serverの一括電源操

作」の「リソー

スフォルダー

内L-Serverの再起動」を参

- 241 -

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操作物理L-Server

仮想L-Server

参照先VMware

Hyper-V

RHEL-Xen

OVMfor x86

2.2

RHEL-KVM

Solarisゾーン OVMfor

SPARC

CitrixXenSer

ver

OVMfor x86

3.2Solaris

10Solaris

11

照してくださ

い。

注1) 機能によっては、サーバ仮想化ソフトウェアの設定を行う必要があります。詳細は、「設計ガイド VE」の「9.2.1 利用する製品別の

設定」を参照してください。

表17.2 変更

操作物理L-Server

仮想L-Server

参照先VMware

Hyper-V

RHEL-Xen

OVMfor x86

2.2

RHEL-KVM

Solarisゾーン OVMfor

SPARC

CitrixXenSer

ver

OVMfor x86

3.2Solaris

10Solaris

11

仕様変更 ○ ○ ○ ○ ○ ○

○ (注1、注

2)○

○ (注1、注

2)

○ (注3、注

4)

○ (注4、注

5)

「17.2.1 仕様

変更」を参照

してください。

基本情報の

変更○ ○ ○ ○ ○ ○

○ (注1、注

2)○

○ (注1、注

2)○ ○

「17.2.2 基本

情報の変更」

を参照してく

ださい。

ディスクの増

設と削減

○ (注6)

○ ○ ○ ○ ○ ×○ (注

7)○ (注

1)○ (注

8)○ (注

8)

「17.2.3 ディス

クの増設と削

減」を参照して

ください。

ディスク容量

拡張× ○ ○ × × × × × × × ×

「17.2.6 ディス

ク容量の拡

張」を参照して

ください。

L-Server間におけるディ

スクの共有

○ (注6)

× × ○ × × × ×× (注

9)× ×

「17.2.4 L-Server間にお

けるディスクの

共有」を参照

してください。

ネットワークリ

ソースの設

定変更 (注10)

○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○

「17.2.5 ネット

ワークリソース

の設定変更」

を参照してく

ださい。

注1) サーバ管理製品で管理されていないVMホストの場合、操作または変更できません。

注2) サーバ管理製品の登録が必要です。

注3) 電源ON状態での以下の項目の変更は、RORコンソールからは利用できません。

- CPU数

- CPU性能

- メモリサイズ

注4) OS種別は変更できません。

注5) 電源ON状態での以下の項目の変更は、RORコンソールからは利用できません。

- 242 -

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- CPU数

- メモリサイズ

注6) SANブートの場合だけ操作できます。

注7) ディスクの削減はできません。大域ゾーンからディスクの削減を実行してください。

大域ゾーンからディスクを削減する方法は以下のとおりです。

1. 大域ゾーンで以下のコマンドを実施してください。

#/usr/sbin/zonecfg -z VM名 "remove fs dir=マウントポイント" <RETURN>

VM名は、RORコンソールで確認できるVMゲスト名です。

マウントポイントは、L-Serverの属性として確認できるディスクのデバイスパスです。(例:/rcx/disk001)

2. L-Serverに相当する非大域ゾーンをリブートしてください。

3. 大域ゾーンで以下のコマンドを実施してください。

#/usr/sbin/zfs list <RETURN>

4. 大域ゾーンで以下のコマンドを実施してください。

#/usr/sbin/zfs destroy ファイルシステム <RETURN>

ファイルシステムの確認方法は以下のとおりです。

zfs listコマンドの出力におけるNAME欄にはデータセット名が表示されています。

本製品が生成したディスクリソースに対応するデータセット名の書式は、仮想ストレージに対応する以下の部分です。

zpool名/rcx/VMゲスト名/デバイスパスのdiskXXX

本製品のディスクに対応するデータセット名をファイルシステムとして指定してください。

注8) 電源ON状態でのディスクの増設と削減は、RORコンソールからは利用できません。

注9) 本製品上から設定できません。L-Serverを作成したあと、VMホスト上で共有するディスクを設定してください。

注10) 仮想L-ServerのIPアドレスとネットワークリソースの変更は、定義済み状態の場合だけ操作できます。

表17.3 コンソールの利用

操作物理L-Server

仮想L-Server

参照先VMware

Hyper-V

RHEL-Xen

OVMfor x86

2.2

RHEL-KVM

Solarisゾーン OVMfor

SPARC

CitrixXenSer

ver

OVMfor x86

3.2Solaris

10Solaris

11

コンソールの

利用○ ○ ○ × × × × × × × ×

「17.3 コンソー

ルの利用」を

参照してくださ

い。

表17.4 削除

操作物理L-Server

仮想L-Server

参照先VMware

Hyper-V

RHEL-Xen

OVMfor x86

2.2

RHEL-KVM

Solarisゾーン OVMfor

SPARC

CitrixXenSer

ver

OVMfor x86

3.2Solaris

10Solaris

11

削除 ○ ○ ○ ○ ○ ○

○ (注1、注

2)○

○ (注1、注2、

注3)○ ○

「17.4 削除」を

参照してくださ

い。

- 243 -

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注1) サーバ管理製品で管理されていないVMホストの場合、操作または変更できません。

注2) サーバ管理製品の登録が必要です。

注3) ほかのL-Serverと共有しているディスクを持つL-Serverは削除できません。

表17.5 クローニングイメージの操作

操作物理L-Server

仮想L-Server

参照先VMware

Hyper-V

RHEL-Xen

OVMfor x86

2.2

RHEL-KVM

Solarisゾーン OVMfor

SPARC

CitrixXenSer

ver

OVMfor x86

3.2Solaris

10Solaris

11

クローニング

イメージの採

○ ○ ○ ○ ○ ○ × × × ○○ (注

1)

「17.5.1 採取・

登録」を参照

してください。

クローニング

イメージの表

○ ○ ○ ○ ○ ○○ (注

2)○

○ (注2)

○ ○

「17.5.2 表示」

を参照してく

ださい。

クローニング

イメージの登

録解除

○ ○ ○ ○ ○ ○○ (注

2)○

○ (注2)

○ ○

「17.5.3 登録

解除」を参照

してください。

クローニング

イメージの削

○ ○ ○ ○ ○ ○ × × × ○ ○

「17.5.4 削除」

を参照してく

ださい。

注1) クローニングイメージ採取時に、イメージの格納先を指定できません。イメージは、採取する仮想L-Serverのシステムディスクと同

じ仮想ストレージに格納されます。

注2) サーバ管理製品で管理されていないVMホストの場合、操作または変更できません。

表17.6 スナップショットとバックアップ・リストア

操作物理L-Server

仮想L-Server

参照先VMware

Hyper-V

RHEL-Xen

OVMfor x86

2.2

RHEL-KVM

Solarisゾーン OVMfor

SPARC

CitrixXenSer

ver

OVMfor x86

3.2Solaris

10Solaris

11

スナップ

ショットの採

× ○ ○ × × × × × ×

○ (注1、注

2)×

「17.6.1 スナッ

プショット」の

「採取」を参照

してください。

スナップ

ショットのリス

トア

× ○ ○ × × × × × × ○ ×

「17.6.1 スナッ

プショット」の

「リストア」を参

照してくださ

い。

スナップ

ショットの削

× ○ ○ × × × × × × ○ ×

「17.6.1 スナッ

プショット」の

「削除」を参照

してください。

システムイ

メージのバッ

クアップ

○ × × × × × × × × × ×

「17.6.2 バック

アップ・リスト

ア」の「バック

アップ」を参照

してください。

- 244 -

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操作物理L-Server

仮想L-Server

参照先VMware

Hyper-V

RHEL-Xen

OVMfor x86

2.2

RHEL-KVM

Solarisゾーン OVMfor

SPARC

CitrixXenSer

ver

OVMfor x86

3.2Solaris

10Solaris

11

システムイ

メージのリス

トア

○ × × × × × × × × × ×

「17.6.2 バック

アップ・リスト

ア」の「リスト

ア」を参照して

ください。

システムイ

メージの削

○ × × × × × × × × × ×

「17.6.2 バック

アップ・リスト

ア」の「削除」

を参照してく

ださい。

注1) コメントの文字として、シングルクォーテーション(')は使用できません。

注2) 電源ON状態でのディスクのスナップショットの採取は、RORコンソールからは利用できません。

表17.7 VMホスト間の移動(マイグレーション)

操作物理L-Server

仮想L-Server

参照先VMware

Hyper-V

RHEL-Xen

OVMfor x86

2.2

RHEL-KVM

Solarisゾーン OVMfor

SPARC

CitrixXenSer

ver

OVMfor x86

3.2Solaris

10Solaris

11

L-ServerのVMホスト間

の移動

(マイグレー

ション)

× ○ ○ ○ ○ ○

○ (注1、注

2)×

○ (注1、注

2)○ ○

「17.7 VMホス

ト間の移動(マイグレーショ

ン)」を参照し

てください。

注1) サーバ管理製品で管理されていないVMホストの場合、操作または変更できません。

注2) サーバ管理製品の登録が必要です。

表17.8 L-Serverへのリソースの割当てと解放

操作物理L-Server

仮想L-Server

参照先VMware

Hyper-V

RHEL-Xen

OVMfor x86

2.2

RHEL-KVM

Solarisゾーン OVMfor

SPARC

CitrixXenSer

ver

OVMfor x86

3.2Solaris

10Solaris

11

L-Serverへのリソースの

割当て

○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ (注) ○ ○ (注) ○ ○

「17.8.2.1 リソースの割当

て」を参照して

ください。

L-Serverへのリソースの

解放

○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ (注) ○ ○ (注) ○ ○

「17.8.2.2 リソースの解放」

を参照してく

ださい。

注) サーバ管理製品で管理されていないVMホストの場合、操作または変更できません。

- 245 -

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表17.9 物理サーバの用途変更

操作物理L-Server

仮想L-Server

参照先VMware

Hyper-V

RHEL-Xen

OVMfor x86

2.2

RHEL-KVM

Solarisゾーン OVMfor

SPARC

CitrixXenSer

ver

OVMfor x86

3.2Solaris

10Solaris

11

物理サーバ

の用途変更○ × × × × × × × × × ×

「17.9 物理

サーバの用途

変更」を参照

してください

表17.10 仮想L-Serverのエクスポートとインポート

操作物理L-Server

仮想L-Server

参照先VMware

Hyper-V

RHEL-Xen

OVMfor x86

2.2

RHEL-KVM

Solarisゾーン OVMfor

SPARC

CitrixXenSer

ver

OVMfor x86

3.2Solaris

10Solaris

11

仮想L-Serverのエク

スポート

× ○ × × × × × × × × ×「17.10 仮想L-Serverのエク

スポートおよ

びインポート」

を参照してく

ださい

仮想L-Serverのイン

ポート

× ○ × × × × × × × × ×

注意

・ RORコンソールおよびコマンドからの、L-Platformに含まれるL-Serverに対する操作には、制限があります。RORコンソールでは、

コンソールの利用およびL-ServerのVMホスト間の移動(マイグレーション)だけを使用できます。コマンドでは、L-ServerのVMホス

ト間の移動(マイグレーション)だけを使用できます。

・ リソースフォルダーまたはテナントにL-Platformが含まれている場合、L-Platform配下のL-Serverは、一括電源操作の対象外です。

・ RORコンソールのサーバツリー上またはコマンドから、L-Serverに関連した物理サーバまたはVMゲストに対して操作を行う場合、

L-Serverへの影響も考慮してください。

・ OS種別が"Other"の仮想L-Serverの場合、操作がゲストOSに反映されない可能性があります。

【OVM for SPARC】

・ ゲストドメイン上にSolarisゾーンを構築した仮想L-Serverの電源操作やサーバ間の移動(マイグレーション)を行った場合、Solarisゾーン上に構築した非大域ゾーンにも影響するため、影響範囲を確認したうえで操作してください。

17.1 電源操作

ここでは、L-Serverの電源操作について説明します。

17.1.1 起動

ここでは、L-Serverの起動について説明します。

以下の手順で、L-Serverを起動します。

1. オーケストレーションツリーで対象のL-Serverを右クリックし、表示されたメニューで[電源]-[ON]を選択します。

確認ダイアログが表示されます。

- 246 -

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2. [OK]ボタンをクリックします。

L-Serverが起動されます。

構成定義だけ作成済み(defined)のL-Serverでは、サーバとディスクのリソースが割り当てられ、イメージの配付が行われたあと(クロー

ニングイメージの指定がある場合)、起動されます。

サーバが解放された(preserved)L-Serverでは、サーバのリソースが割り当てられ、起動されます。

構成定義だけ作成済み(defined)、サーバが解放された(preserved)、およびリソース割当て済み(allocated)状態については、「17.8 L-Serverへのリソースの割当てと解放」を参照してください。

コマンドでは、rcxadm lserver startを実行します。

rcxadm lserver startコマンドについては、「リファレンスガイド (コマンド/XML編) CE」の「3.6 rcxadm lserver」を参照してください。

ポイント

仮想L-Serverの[運用位置]が[起動毎に変更]の場合、仮想マシンが起動するVMホストの選択条件については、「設計ガイド CE」の

「2.2.3 L-Server」の「L-Server配備先の選択」を参照してください。

注意

・ リソース割当て済み(allocated)またはサーバが解放された(preserved)仮想L-Serverでは、以下の状況でもVMゲストに起動指示を

出します。

- VMゲストが配備されているVMホストのCPUまたはメモリリソースが枯渇し、移行先のVMホストが存在しない([運用位置]が[起動毎に変更]の場合)

- VMゲストが配備されているVMホストのCPUまたはメモリリソースが枯渇している([運用位置]が[固定]の場合)

VMホストでCPUまたはメモリリソースが確保できなかった場合、L-Serverの起動が異常終了します。その場合、出力されたメッ

セージを確認し、対処してください。

・ テナントを利用してリソースを隔離する場合、L-Serverの起動が制限される場合があります。

詳細は、「第21章 リソースフォルダーの操作」を参照してください。

【VMware】

・ L-Serverを起動したとき、オーバーヘッドメモリの確保に失敗し、起動に失敗する場合があります。

その場合、出力されたメッセージを確認し、対処してください。

【OVM for SPARC】

・ L-Serverを起動した場合、リソースの結合(bind)も併せて実行します。

・ 本製品では、L-Serverの起動に伴い、構成情報を自動保存します。

本製品における構成情報の自動保存機能を無効にする場合、構成情報保存の実行可否を設定する定義ファイルに定義を追加

してください。

定義ファイルの詳細については「導入ガイド CE」の「8.8.1 定義ファイルの作成」を参照してください。

17.1.2 停止

ここでは、L-Serverの停止について説明します。

以下の手順で、L-Serverを停止します。

1. オーケストレーションツリーで対象のL-Serverを右クリックし、表示されたメニューで[電源]-[OFF]を選択します。

確認ダイアログが表示されます。

2. [OK]ボタンをクリックします。

L-Serverが停止されます。

- 247 -

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以下の手順で、強制停止を行います。

1. オーケストレーションツリーで対象のL-Serverを右クリックし、表示されたメニューで[電源]-[強制OFF]を選択します。

確認ダイアログが表示されます。

2. [OK]ボタンをクリックします。

L-Serverが強制停止されます。

ポイント

L-ServerがVMホストとして登録されている場合、VMホスト上で起動中のVMゲストは、L-Serverの電源操作に伴い、電源が切断されま

す。

ダイアログには、L-Serverの電源操作に伴い、電源が切断されるVMゲストの一覧が表示されます。ただし、VMゲストがL-Serverである

場合、アクセス権のないL-Serverは表示されません。

[電源切断時のサーバ解放]の設定が行われているL-Serverでは、サーバのリソースが解放されます。

[電源切断時のサーバ解放]については、「16.2.2 [サーバ]タブ」または「16.3.2 [サーバ]タブ」を参照してください。

コマンドでは、rcxadm lserver stopを実行します。

rcxadm lserver stopコマンドについては、「リファレンスガイド (コマンド/XML編) CE」の「3.6 rcxadm lserver」を参照してください。

注意

・ L-ServerにOSをインストールしていない場合、停止操作に失敗することがあります。その場合、強制停止してください。

【OVM for x86 2.2】

・ VMゲストのVirtualizationMethod属性およびPV(Paravirtualized)ドライバの有無により、停止が強制停止、強制停止が停止の動作

になる場合があります。

【OVM for SPARC】

・ OVM for SPARCが機能をサポートしていない場合、L-Serverを停止、リブートすることができません。

仮想マシンの状態に応じて、仮想マシンを直接操作するか、強制停止、強制リブートを使用してください。

・ L-Serverを停止した場合、リソースの結合解除(unbind)も併せて実行します。

・ 本製品では、L-Serverの停止に伴い、構成情報を自動保存します。

本製品における構成情報の自動保存機能を無効にする場合、構成情報保存の実行可否を設定する定義ファイルに定義を追加

してください。

定義ファイルの詳細については「導入ガイド CE」の「8.8.1 定義ファイルの作成」を参照してください。

17.1.3 再起動

ここでは、L-Serverの再起動について説明します。

以下の手順で、L-Serverを再起動します。

1. オーケストレーションツリーで対象のL-Serverを右クリックし、表示されたメニューで[電源]-[リブート]を選択します。

確認ダイアログが表示されます。

2. [OK]ボタンをクリックします。

L-Serverが再起動されます。

以下の手順で、強制再起動を行います。

1. オーケストレーションツリーで対象のL-Serverを右クリックし、表示されたメニューで[電源]-[強制リブート]を選択します。

確認ダイアログが表示されます。

- 248 -

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2. [OK]ボタンをクリックします。

L-Serverが強制再起動されます。

ポイント

L-ServerがVMホストとして登録されている場合、VMホスト上で起動中のVMゲストは、L-Serverの電源操作に伴い、電源が切断されま

す。

ダイアログには、L-Serverの電源操作に伴い、電源が切断されるVMゲストの一覧が表示されます。ただし、VMゲストがL-Serverである

場合、アクセス権のないL-Serverは表示されません。

コマンドでは、rcxadm lserver restartを実行します。

rcxadm lserver restartコマンドについては、「リファレンスガイド (コマンド/XML編) CE」の「3.6 rcxadm lserver」を参照してください。

注意

・ L-ServerにOSをインストールしていない場合、再起動に失敗することがあります。その場合、強制再起動してください。

【OVM for x86 2.2】

・ VMゲストのVirtualizationMethod属性およびPV(Paravirtualized)ドライバの有無により、再起動が強制再起動、強制再起動が再起

動の動作になる場合があります。

【OVM for SPARC】

・ OVM for SPARCが機能をサポートしていない場合、L-Serverを停止、リブートすることができません。

仮想マシンの状態に応じて、仮想マシンを直接操作するか、強制停止、強制リブートを使用してください。

・ 本製品では、L-Serverの再起動に伴い、構成情報を自動保存します。本製品における構成情報の自動保存機能を無効にする場

合は、構成情報保存の実行可否を設定する定義ファイルに定義を追加してください。定義ファイルの詳細については、「導入ガイ

ド CE」の「8.8.1 定義ファイルの作成」を参照してください。

17.1.4 リソースフォルダー内L-Serverの一括電源操作

ここでは、リソースフォルダー内L-Serverの一括電源操作について説明します。

リソースフォルダー内のL-Serverを一括して電源操作するには、事前にL-Serverに対して、起動の優先順位を設定します。

優先順位の設定は、[L-Serverの作成]ダイアログの[サーバ]タブまたは[L-Serverの仕様変更]ダイアログの[電源起動優先度]で設定し

ます。

詳細は、「16.2 個々のパラメーターを指定した物理L-Serverの作成」または「16.3 個々のパラメーターを指定した仮想L-Serverの作成」

を参照してください。

注意

・ テナント内L-Serverに対する一括電源操作は、Basicモードの場合だけにできます。

・ ゲストドメイン上にSolarisゾーンを構築した仮想L-Serverは、一括電源制御の対象範囲に含まないことを推奨します。

ゲストドメイン上にSolarisゾーンを構築した仮想L-Serverを、一括電源制御の対象範囲に含む場合は、Solarisゾーン上に構築した

非大域ゾーンにも影響するため、影響範囲を確認して操作を行ってください。

また、ゲストドメイン上にSolarisゾーンを構築した環境で、一括電源制御を使用する場合、ゲストドメイン上にSolarisゾーンを構築し

た仮想L-Serverの優先度は、そのSolarisゾーン上に構築した仮想L-Serverの優先度よりも高くなるよう設定してください。なお、電

源制御は、仮想化製品の機能を使用して実施しているため、電源制御が失敗した場合、それぞれのL-Serverに対して再度電源

操作してください。

- 249 -

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リソースフォルダー内L-Serverの起動

以下の手順で、リソースフォルダー内のL-Serverを起動します。

1. オーケストレーションツリーで対象のリソースフォルダーまたはテナントを右クリックし、表示されたメニューで[電源]-[ON]を選択

します。

[一括電源ON]ダイアログが表示されます。

ポイント

操作対象になるL-Serverの一覧を表示するには、[L-Server一覧]の左にあるアイコンをクリックします。

並び順は優先度が高い順です。

L-Serverの一覧を表示しなくても電源操作できます。

2. [OK]ボタンをクリックします。

リソースフォルダー内のL-Serverが優先順位に従って起動されます。

構成定義だけ作成済み(defined)のL-Serverで、以下のすべての条件を満たす場合、電源ONの対象になりません。

- クローニングイメージが指定されている

- 起動ディスク(システムボリューム)が仮想ストレージから動的に作成される

- RHEL-KVMの仮想L-Serverであること

別のテナントのリソースを使用しているL-Serverは、電源ONの対象になりません。

コマンドでは、rcxadm folder startを実行します。

rcxadm folder startコマンドについては、「リファレンスガイド (コマンド/XML編) CE」の「3.5 rcxadm folder」を参照してください。

リソースフォルダー内L-Serverの停止

以下の手順で、リソースフォルダー内のL-Serverを停止します。

1. オーケストレーションツリーで対象のリソースフォルダーまたはテナントを右クリックし、表示されたメニューで[電源]-[OFF]を選択

します。

[一括電源OFF]ダイアログが表示されます。

ポイント

操作対象になるL-Serverの一覧を表示するには、[L-Server一覧]の左にあるアイコンをクリックします。

並び順は優先度が低い順です。

L-Serverの一覧を表示しなくても電源操作できます。

2. [OK]ボタンをクリックします。

リソースフォルダー内のL-Serverが優先順位に従って停止されます。

コマンドでは、rcxadm folder stopを実行します。

rcxadm folder stopコマンドについては、「リファレンスガイド (コマンド/XML編) CE」の「3.5 rcxadm folder」を参照してください。

リソースフォルダー内L-Serverの再起動

以下の手順で、リソースフォルダー内のL-Serverを再起動します。

1. オーケストレーションツリーで対象のリソースフォルダーまたはテナントを右クリックし、表示されたメニューで[電源]-[リブート]を選

択します。

[一括リブート]ダイアログが表示されます。

- 250 -

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ポイント

操作対象になるL-Serverの一覧を表示するには、[L-Server一覧]の左にあるアイコンをクリックします。

並び順は優先度が高い順です。

L-Serverの一覧を表示しなくても電源操作できます。

2. [OK]ボタンをクリックします。

リソースフォルダー内のL-Serverが優先順位に従って再起動されます。

コマンドでは、rcxadm folder restartを実行します。

rcxadm folder restartコマンドについては、「リファレンスガイド (コマンド/XML編) CE」の「3.5 rcxadm folder」を参照してください。

17.2 変更

ここでは、L-Serverの構成変更について説明します。

構成定義だけ作成済みのL-Serverの構成変更を行う場合は、「17.8.2.3 構成定義情報の変更」を参照ください。

ポイント

・ 本製品は、VM管理製品に対して定期的に問合せを行います。

- VM管理製品に対して仮想マシンの構成変更を行った場合、定期更新によって仮想L-Serverで利用している仮想マシンに構

成変更の内容が反映されます。

- VM管理製品を操作してストレージの増設、変更および削減を行った場合、仮想L-Serverのストレージの構成や状態の変化が

検出されます。

・ 本製品は、ストレージ製品に対して定期的に問合せを行います。

ストレージ管理製品を操作してストレージの変更を行った場合、物理L-Serverの、ストレージの状態の変化が検出されます。

仮想L-Serverでは、以下の情報が更新されます。

・ L-Server名 (注1)

・ CPU性能 (注2、注3)

・ CPU数 (注2)

・ メモリ容量 (注4)

・ VM管理製品固有情報

・ OS種別

・ サーバ冗長化 (注5)

・ ディスク本数

・ ディスク番号

・ ディスクサイズ

・ デバイスパス

・ 用途

・ 種別

注1) 仮想L-ServerのL-Server名とVM名について、以下を確認してください。

・ 仮想L-ServerのL-Server名とVM名が同じ名前になるように設定した状態で、以下の操作を行うと、仮想L-ServerのL-Server名とVM名は同じ名前になります。

- L-Serverの作成

- 251 -

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- L-Serverの基本情報の名前の変更

【Solarisゾーン(Solaris11)】L-Serverの基本情報の名前の変更を行っても、VM名は変更されません。

・ 仮想L-ServerのL-Server名とVM名が同じ名前になるように設定した状態で、以下の操作を行うと、VMの情報の変更が検知され

た際にL-Server名とVM名は同じ名前になります。

- L-Serverの基本情報のラベルおよびコメントの変更

- L-Serverの仕様変更

仮想L-Server名とVM名を同じ名前にする設定については、「17.8.1 導入」の「表17.16 定義ファイルの指定項目一覧」を参照してください。

注2) 【Solarisゾーン】

CPUのcap値を変更した場合以外に、非大域ゾーンで利用するSolarisゾーンリソースプールを以下のように変更した場合でも、CPU性能、CPU個数を変更します。

- 管理対象のSolarisゾーンリソースプールを管理対象外のSolarisゾーンリソースプールに変更した場合

- 管理対象外のSolarisゾーンリソースプールを管理対象のSolarisゾーンリソースプールに変更した場合

注3) OVM for SPARCの場合のCPU性能、CPU数については、「導入ガイド CE」の「8.8.8 OVM for SPARC利用時の注意点」の「L-ServerのCPU性能、CPU数の表示について」を参照してください。

注4) VMwareを使用している場合、メモリ制限値の設定によって反映される値が異なります。

メモリ制限値に"制限なし"が設定されている場合、メモリサイズの設定値が反映されます。

メモリ制限値に値が設定されている場合、メモリ制限値の設定値が反映されます。

Hyper-Vを使用している場合、動的メモリの設定によって反映される値が異なります。

動的メモリが有効な場合、 大メモリの設定値が反映されます。

動的メモリが無効な場合、バーチャルマシンメモリの設定値が反映されます。

注5) VMware FTの設定または解除が行われた場合だけ更新されます。

VM管理製品上で、仮想マシンに対してディスクの追加と削除を連続して行った場合、Storage Migrationに関するイベントログが出力

されます。

注意

ネットワークの情報、および物理L-Serverは更新されません。

ストレージ管理製品を操作してディスクの増設または削減を行った場合、物理L-Serverのストレージの、構成の変化が検出されませ

ん。

・ 作成した物理L-Serverの場合、以下の手順でディスクの増設または削減を反映してください。

- ディスクを増設した場合

1. ストレージ管理製品を操作して物理サーバからディスクを削減してください。

物理サーバの電源がONの場合、事前に削減するディスクを未使用の状態にする必要があります。

2. 物理L-Serverにディスクを増設してください。

詳細は、「17.2.3 ディスクの増設と削減」を参照してください。

- ディスクを削減した場合

物理L-Serverからディスクを削減してください。

詳細は、「17.2.3 ディスクの増設と削減」を参照してください。

・ 構築済みの物理サーバと関連付けた物理L-Serverの場合、以下の手順でディスクの増設または削減を反映してください。

1. 物理サーバと物理L-Serverの関連付けを解除してください。

詳細は、「18.6 L-Serverの解除」を参照してください。

2. 物理サーバと物理L-Serverを関連付けてください。

詳細は、「17.8.1 導入」を参照してください。

- 252 -

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・ L-Serverの構成変更に失敗した場合でも、一部の情報の変更に成功している場合があります。このとき、変更された情報の反映に

時間がかかります。定期的な問合せで、仮想マシンの情報が反映されます。

【KVM】【Solarisゾーン(Solaris10)】ディスク、ネットワークの情報は更新されません。

【Solarisゾーン(Solaris11)】ネットワークの情報は更新されません。

【Xen】【OVM for x86 2.2】

サーバ、ディスク、ネットワークの情報は更新されません。

17.2.1 仕様変更

ここでは、L-Serverの仕様変更について説明します。下記の手順で、L-Serverの仕様変更を行います。

【Solarisゾーン】

CPU数とCPU性能の値から、非大域ゾーンに設定するcap値を計算します。

詳細は、「導入ガイド CE」の「8.7.7 L-Server作成」を参照してください。

サーバ管理製品で管理されていないVMホスト上の仮想マシンと関連付いているL-Serverについては、RORコンソールから仕様変更

はできません。大域ゾーンから変更してください。

GUIでの手順

1. オーケストレーションツリーで対象のL-Serverを右クリックし、表示されたメニューから[設定変更]-[仕様]を選択します。

[L-Serverの仕様変更]ダイアログが表示されます。

2. 値を変更します。

[L-Serverの仕様変更]ダイアログの各項目には、現在設定されている値が表示されます。変更した項目には、項目名の前にア

スタリスク("*")が付加されます。

指定できる値の範囲については、「16.2.2 [サーバ]タブ」または「16.3.2 [サーバ]タブ」を参照してください。

3. [OK]ボタンをクリックします。

仮想L-Serverの電源がONの状態で仕様変更した場合、仮想L-Serverの構成だけが変更されます。

4. 仮想L-Serverの電源がONの状態で仕様変更した場合は、各OSの手順に従って、変更した構成をOSに認識させます。

コマンドでの手順

1. rcxadm lserver modifyまたはrcxadm lserver setを実行します。

rcxadm lserver modifyコマンドとrcxadm lserver setコマンドについては、「リファレンスガイド (コマンド/XML編) CE」の「3.6 rcxadmlserver」を参照してください。

仮想L-Serverの電源がONの状態で仕様変更した場合、仮想L-Serverの構成だけが変更されます。

2. 仮想L-Serverの電源がONの状態で仕様変更した場合は、各OSの手順に従って、変更した構成をOSに認識させます。

仕様変更できる項目

物理L-Serverと仮想L-Serverの場合では、仕様変更できる項目が異なります。

・ 物理L-Serverの仕様変更

以下の項目は、物理L-Serverの電源がOFFの状態で変更できます。

- FCパス

- ブートモード

- CPU性能 (注)

- 253 -

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- CPU数 (注)

- メモリサイズ (注)

注) ブレードサーバの場合に指定できます。L-Serverへのリソースの割当てと解放で、"電源切断時のサーバ解放"を設定し、CPUとメモリを変更したあと、L-Serverを起動すると、変更した条件を元に物理サーバが選択されます。

・ 仮想L-Serverの仕様変更

以下の項目は、仮想L-Serverの電源がONの状態で変更できます。詳細は、VM製品のマニュアルを参照してください。

- CPU性能

【OVM for SPARC】

CPU性能の変更はできません。

- CPU数

- メモリサイズ

- OS種別(イメージが配付されていない場合)

【OVM for x86 2.2】【Solarisゾーン】【OVM for SPARC】【Citrix Xen】【OVM for x86 3.2】

イメージの配付の有無および電源状態にかかわらず、OS種別は変更できません。

【KVM】

OS種別(イメージが配付されていない場合)の仮想L-Serverの仕様を変更する際に、KVMでは、ユーザーはインストール予定

のOS種別を意識した設定を行う必要があります。

OS種別が、仮想L-ServerにインストールされているOSと異なる場合、L-Serverの動作は保証されません。

電源ON状態での仕様変更ができる項目は、VM管理製品によって異なります。詳細は、「表17.11 電源ON状態で変更できる項

目」を参照してください。なお、Citrix XenServerは、電源ON状態での仕様変更はできません。

表17.11 電源ON状態で変更できる項目

リソース名 変更 VMware Hyper-V KVMSolarisゾーン OVM for

SPARCOVM forx86 3.2Solaris10 Solaris11

CPU数追加 ○ (注1) × × ○ (注2) ○ ○ ×

削減 × × × ○ (注2) ○ ○ ×

CPU性能追加 ○ ○ ○ ○ (注2) ○ × ○

削減 ○ ○ ○ ○ (注2) ○ × ○

メモリサイ

追加 ○ (注1) × ○ ○ (注2) ○ ○ ×

削減 × × ○ ○ (注2) ○ ○ ×

OS種別 変更 × ○ ○ × × × ×

注1) メモリ/CPUホットプラグが有効化されている場合に変更できます。本製品で作成した仮想L-Serverはメモリ/CPUホットプラグが

有効化されています。

注2) 変更した値が、実仮想マシン上で有効になるのは、再起動後です。

【VMware】【Hyper-V】【Citrix Xen】

L-Serverに対してCPU予約性能、メモリ予約容量、初期メモリ量を設定している場合に、CPU性能やメモリサイズをそれらの値より

も小さくなる値へ変更できません。コマンドを使用して変更するか、VM管理製品で変更してください。(注)

【VMware】

メモリサイズを変更した場合、メモリ制限値も合わせて変更されます。

ただし、メモリ制限値が"制限なし"の場合は、メモリサイズだけが変更されます。

メモリ制限値の設定を変更する場合、VM管理製品で変更してください。 (注)

設定方法については、VM管理製品のマニュアルを参照してください。

仮想L-Serverと関連付けられている仮想マシンに、VMware FTが設定されている場合、サーバの冗長化設定は変更できません。

- 254 -

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既存のVMゲストを仮想L-Serverへ関連付ける場合は、VM管理製品からメモリ/CPUホットプラグが有効化されているかを確認して

ください。

有効化されていない場合は、VM管理製品から設定を有効化してください。VM管理製品からメモリ/CPUホットプラグを有効化する

方法についてはVM管理製品のマニュアルを参照してください。

【Hyper-V】

L-Serverに対して、メモリ容量と初期メモリ量の変更を指定せず、動的メモリを無効から有効に変更した場合、仮想マシンの以下の

項目が、メモリサイズと同じになります。

- 初期メモリ量(StartupRAM)

- 大メモリ

動的メモリやメモリ割当て優先度を使用する場合、VMホストは以下のどれかである必要があります。

- Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 R2 SP1以降

- Microsoft(R) Windows Server(R) 2012以降

SCVMMは、対象のVMホストを管理できる以下のどれかである必要があります。

- System Center Virtual Machine Manager 2008 R2 SP1以降

- System Center 2012 Virtual Machine Manager以降

L-Serverの仕様変更で、動的メモリを有効、またはメモリ割当て優先度を設定する場合、上記のVMホストとSCVMMが存在しない

とL-Serverの仕様変更は失敗します。

電源ON状態での、動的メモリ設定の 大メモリ値の変更には対応していません。

【KVM】

VM固有情報定義ファイルのmemory_hotplugにfalseを設定した場合、作成されたL-Serverの 大メモリ量はメモリサイズと同じ値

に変更されます。

また、この仕様変更は電源ON状態ではできません。

【OVM for SPARC】

コア単位でCPUを割り当てるため、CPU性能を指定した場合でも物理サーバのCPU性能になります。

仮想L-Serverが停止している場合、VM管理製品によりメモリサイズは4MB単位で切り下げられます。

仮想L-Serverが起動している場合、VM管理製品によりメモリサイズは256MB単位で切り上げられます。

仮想サーバのメモリの使用状態によっては、指定通りのメモリ容量に設定されない場合があります。

CPU数やメモリサイズを変更した場合は、サービスプロセッサに構成情報を保存する必要があります。

本製品ではCPU数やメモリサイズの変更に伴い、構成情報を自動保存します。

本製品における構成情報の自動保存機能を無効化する場合は、構成情報保存の実行可否を設定する定義ファイルに定義を追

加してください。定義ファイルの詳細については、「導入ガイド CE」の「8.8.1 定義ファイルの作成」を参照してください。

仮想L-Serverの仕様変更で、Solarisゾーン上に構築したすべての非大域ゾーンの資源量よりも多い資源をゲストドメインに割り当

ててください。

Solarisゾーン上に構築したすべての非大域ゾーンの資源量よりも少ない資源を割り当てた場合、以下の現象が発生する可能性

があります。

- 非大域ゾーンが起動できなくなる

- 非大域ゾーンの性能が劣化する

注) VM管理製品に対して定期的に問い合わせ、変更した値がL-Serverの構成に反映されます。定期的な問合せによるL-Serverの構成の反映については、「17.2 変更」を参照してください。

注意

スナップショットをリストアした直後は、L-ServerとVM管理製品が管理するVMゲストの構成に差分が生じる場合があります。

CPU情報を変更する場合、VMプールに登録されているVMホストのCPU性能、またはCPU数以内の値を指定してください。

オーバーコミットを使用する場合、VMホストのCPU性能を超えた値を指定できます。

VMゲストの構成の差分は、VM管理製品に対して定期的に問い合わせ、L-Serverの構成に反映されます。

定期的な問い合わせによるL-Serverの構成の反映については、「17.2 変更」を参照してください。

仮想マシンを割当て済みのL-Serverに対してサーバ冗長化の値を変更した場合、L-Serverの属性だけが変更され、仮想マシンは何も

変更されません。

- 255 -

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【Solarisゾーン】

CPUのCAP値を指定していないL-Serverに対してCPUの設定を変更するとき、必ずCPU数とCPU性能の両方の値を変更してください。

17.2.2 基本情報の変更

ここでは、L-Serverの基本情報の変更について説明します。下記の手順で、L-Serverの基本情報の変更を行います。

【Solarisゾーン】

サーバ管理製品で管理されていないVMホスト上の仮想マシンと関連付いているL-Serverについては、RORコンソールから基本情報

の変更はできません。大域ゾーンから変更してください。

注意

・ スナップショットをリストアした直後は、L-ServerとVM管理製品が管理するVMゲストの構成に差分が生じる場合があります。

VMゲストの構成の差分は、VM管理製品に対して定期的に問い合わせ、L-Serverの構成に反映されます。

定期的な問い合わせによるL-Serverの構成の反映については、「17.2 変更」を参照してください。

・ L-Server名の変更では、サーバ仮想化ソフトウェア上のVMゲスト名も変更されます。

L-Server名とVMゲスト名の関連付けについては、「16.1 L-Serverテンプレートを利用したL-Serverの作成」の「L-Server名とVMゲ

スト名の関連付け」を参照してください。

【Solarisゾーン(Solaris11)】【OVM for SPARC】

VMゲスト名は変更されません。

・ L-Server名の変更は、L-Serverを停止した状態で行ってください。

L-Serverの電源がONの状態では、L-Server名を変更できません。

・ 物理L-Server名の変更は、L-Serverの電源がOFFの状態で行ってください。

物理L-Serverの電源がONの状態では、L-Server名を変更できません。仮想L-Serverは、VM製品がVMwareの場合だけ、電源が

ONの状態で、L-Server名を変更できます。詳細は、VM製品のマニュアルを参照してください。

【KVM】

スナップショットがある場合、L-Server名は変更できません。

1. オーケストレーションツリーで対象のL-Serverを右クリックし、表示されたメニューで[設定変更]-[基本情報]を選択します。

[リソースの設定変更]ダイアログが表示されます。

2. 変更したい項目を修正します。

3. [OK]ボタンをクリックします。

L-Serverの基本情報が変更されます。

コマンドでは、rcxadm lserver modifyを実行します。

rcxadm lserver modifyコマンドについては、「リファレンスガイド (コマンド/XML編) CE」の「3.6 rcxadm lserver」を参照してください。

17.2.3 ディスクの増設と削減

ここでは、L-Serverのディスク構成の変更について説明します。

前提条件

・ 物理L-Serverは、SANブートの場合だけディスクの増設と削減ができます。

・ 【Solarisゾーン(Solaris10)】

RORコンソールからディスクの増設と削減はできません。

大域ゾーンからディスクの増設と削減を実行してください。

- 256 -

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・ 【Solarisゾーン(Solaris11)】

RORコンソールからディスクの削減はできません。

大域ゾーンからディスクの削減を実行してください。

大域ゾーンからディスクを削減する方法については、「表17.2 変更」を参照してください。

・ 【OVM for SPARC】

ほかのL-Serverと共有しているディスクは削除できません。ゲストドメインに対して、ほかのL-Server(ゲストドメイン)と共有している

ディスクをVMホスト上から削除してください。

増設

以下の手順で、L-Serverのディスクを増設します。

1. オーケストレーションツリーで対象のL-Serverを右クリックし、表示されたメニューで[設定変更]-[ディスク増設]を選択します。

[ディスクの増設]ダイアログが表示されます。

2. 以下の項目を入力します。

サイズ

増設するサイズは、ギガバイトを単位として、小数第一位までの数値を入力します。"10"が初期表示されます。

使用するリソース種別

L-Serverに割り当てるディスクを指定します。

以下の中から選択します。

- 自動選択

ストレージプール、仮想ストレージリソース、またはディスクリソースから適切なリソースを選択してL-Serverに割り当てま

す。初期値は"自動選択"が設定されます。

注意

シン・プロビジョニングの属性が設定されたストレージプールと設定されていないストレージプールが同じ優先度で存在

する場合、定義ファイルによって、どちらのストレージプールのリソースを優先するかを決定します。

定義ファイルについては、「導入ガイド CE」の「8.1 仮想L-Server作成で共通に利用する定義ファイル」を参照してくださ

い。

仮想ストレージにダイナミックLUNミラーリングが設定されている場合、定義ファイルに指定されたリモートサイトのETERNUSストレージにもボリュームが作成されます。

リモートサイトのETERNUSストレージが本製品で検出されている場合、事前に作成したディスクリソースとして検出されま

すが、ストレージプールへ登録しないでください。

- ストレージプール

ストレージプールから適切なリソースを選択してL-Serverに割り当てます。

- 仮想ストレージ

RAIDグループ、アグリゲートなどの仮想ストレージリソースが一覧として表示されます。

表示された仮想ストレージリソースから選択します。

指定した仮想ストレージリソースから指定されたサイズのディスクリソースを切り出してL-Serverに割り当てます。

シン・プロビジョニングの属性が設定された仮想ストレージリソースの場合、空き容量を超えるサイズを指定してディスクリ

ソースを切り出すことができます。

- ディスク

検索条件を指定した場合、該当する以下のリソースが一覧で表示されます。

- 事前に作成されたLUN

- 257 -

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- 仮想ストレージから切り出されたディスクリソース

表示されたディスクリソースから選択します。

指定したディスクリソースがL-Serverに割り当てられます。

【KVM】

自動選択、ストレージプールにおいて、L-Serverのシステムディスクのディスク種別により、選択されるストレージリソース

が異なります。

詳細は、「導入ガイド CE」の「8.6.6 L-Server作成」の「選択されるストレージリソースについて」を参照してください。

検索条件

ストレージプール

ディスクリソースの格納先のストレージプールを選択します。

検索サイズ

検索するディスクの下限値を、ギガバイトを単位として、小数第一位までの数値で入力します。

割当て状態

L-Serverに対するディスクの割当て状態を指定します。

- 未割当て

ほかのL-Serverに割り当てられていないディスクリソースを選択する場合に指定します。

- 割当て済み

ほかのL-Serverに割り当てられているディスクリソースを選択する場合に指定します。

割当て済みL-Server

ディスクリソースを共有するL-Serverを指定します。

ディスク名

検索するディスクの名前を指定します。

- で始まる

名前が指定した文字列で始まるディスクだけを検索する場合に指定します。

- を含む

名前に指定した文字列を含むディスクを検索する場合に指定します。

3. [OK]ボタンをクリックします。

4. OSのディスクの増設手順に従い、ディスクを有効にしてください。

コマンドでは、rcxadm lserver attachを実行します。

rcxadm lserver attachコマンドについては、「リファレンスガイド (コマンド/XML編) CE」の「3.6 rcxadm lserver」を参照してください。

参考

増設できるディスク本数の上限値については、「16.3.3 [ディスク]タブ」の「本数」を参照してください。

【VMware】【Hyper-V】

データディスクは、L-ServerにSCSIディスクとして接続されます。IDEディスクとしては接続しません。

【VMware】

仮想ストレージが登録されているストレージプールの属性がシック・プロビジョニングの場合、L-Serverに割り当てるディスクの形式は指

定できません。サーバ仮想化ソフトウェア製品のデフォルトの形式に合わせて作成されます。なお、サーバ仮想化ソフトウェア製品上

で仮想マシンを作成する際に、リストの先頭に表示される形式がデフォルトの形式となります。

【OVM for x86 2.2】

L-Serverに接続する場合、以下を指定します。

- 258 -

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・ L-Serverの実体がHVM(Hardware Virtualized Machine)の場合

- システムボリューム:hda

- データディスク1個目~7個目:sda~sdg

・ L-Serverの実体がPVM(Para-Virtualized Machine)の場合

- システムボリューム:xvda

- データディスク1個目~59個目:xvdb~xvdbh

注意

・ L-Serverの電源がONの場合、各OSの手順に従って、増設したディスクを認識させてください。

・ 物理L-Serverの場合、iSCSIブートしているL-Serverに対して、ディスクの増設やネットワークの増設はできません。

・ Microsoft(R) System Center 2012 Virtual Machine Manager以降を使用している場合に限り、Hyper-Vの仮想L-Serverに対して、仮

想ストレージから切り出され保存されたディスクリソースの増設ができます。

・ Hyper-Vの仮想L-Serverに対して増設できるディスクリソースは、他の仮想L-Serverで使用されていないディスクリソースだけです。

・ スナップショットが採取されているHyper-Vの仮想L-Serverに対して、保存されたディスクリソースの増設はできません。

・ Hyper-Vの仮想L-Serverに対してディスクリソースを増設する場合、システムディスクとデータディスクで異なる仮想ストレージまた

はストレージプールは指定できません。

参考

エイリアス名の設定

・ ディスク増設時にETERNUSの仮想ストレージ(RAIDグループなど)から切り出されたディスクを使用する場合、ETERNUSのLUNにディスクリソース名に基づいたエイリアス名を設定可能な場合は設定します。

詳細は、「16.2 個々のパラメーターを指定した物理L-Serverの作成」を参照してください。

iSCSIブートの物理L-Serverのデータディスク

・ ETERNUSストレージの場合

ストレージ管理製品を利用して、同じAffinityグループにiSCSIブートディスクのLUNとデータディスクのLUNを定義すると、管理対

象サーバからデータディスクを利用できます。

・ NetAppストレージの場合

ストレージ管理製品を利用して、同じigroupにiSCSIブートディスクのLUNとデータディスクのLUNを定義すると、管理対象サーバ

からデータディスクを利用できます。

削減

以下の手順で、L-Serverに割り当てられたディスクを削減します。

1. オーケストレーションツリーで対象のL-Serverを右クリックし、表示されたメニューで[設定変更]-[ディスク本数削減]を選択します。

[ディスク本数の削減]ダイアログが表示されます。

2. 以下の項目を選択または入力します。

ディスクリソース一覧

"ディスクリソース一覧"から削減したいディスクリソースを選択します。選択リストには、システムディスク以外のディスクリソース

が表示されます。

- 259 -

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選択したディスクリソースを削減する(物理L-Serverの場合、および、Hyper-Vの仮想L-Serverの場合)

[ディスクリソース一覧]で仮想ストレージから切り出したディスクリソースを選択する場合、削減時のディスクリソースについて、

以下のラジオボタンで設定します。

はい

削減時にディスクリソースは削除されます。

いいえ

削減時にディスクリソースは削除されず、切り出した仮想ストレージと同じストレージプールに登録されます。

ディスクリソースを削減する(仮想L-Serverの場合)

ディスクを削減する場合、[ディスクリソースを削減する。]チェックボックスにチェックを入れます。

電源ONのまま削減する

電源ONのままディスクを削減する場合、[電源ONのまま削減する。]チェックボックスにチェックを入れます。

3. [OK]ボタンをクリックします。

注意

・ RHEL-KVMの仮想L-Serverの場合、ディスクを削減するためにL-Serverの電源をOFFにする必要があります。

・ RHEL-KVMの仮想L-Serverに対して、スナップショット採取後に仮想ストレージから自動生成したディスクリソースの削減を実施し

た場合、採取したスナップショットのリストアに失敗します。

・ RHEL-KVMの仮想L-Serverにおいて、仮想ストレージから自動生成したディスクリソースを削減した場合、削減したディスクの内容

は消去されます。

・ RHEL-KVMおよびOVM for SPARC以外の仮想L-Serverにおいてディスクリソースを削減した場合、削減したディスクの内容は消

去されます。ダイアログに表示される注意事項を確認したあと、[ディスクリソースを削減する。]チェックボックスにチェックを入れて

ください。

・ 電源がONのときにディスクを削減する場合、事前に削減するディスクを未使用状態にする必要があります。ダイアログに表示され

る注意事項を確認したあと、[電源ONのまま削減する。]チェックボックスにチェックを入れてください。

・ ディスクリソースが事前に作成されたLUNまたは仮想L-Server用のディスクリソースの場合、ディスクの削減でディスク内のデータ

は削除されないため、ディスク内のデータを削除することをお勧めします。ディスク内のデータを削除する方法については、「14.5ストレージリソース」の注意事項を参照してください。

・ 物理L-Serverの場合、iSCSIブートしているL-Serverに対して、ディスクの削減やネットワークの削減はできません。

・ [選択したディスクリソースを削除する]で[いいえ]を選択した場合、その指定はディスク削減時のディスクリソースの操作に限って有

効です。その指定によってディスクリソースを永続的に保存できません。

・ ダイナミックLUNミラーリングで作成されたディスクリソースの場合、L-Serverを削除する際、ローカルサイトとリモートサイトにあるディ

スクリソースが同時に削除されます。

・ Microsoft(R) System Center 2012 Virtual Machine Manager以降を使用している場合に限り、Hyper-Vの仮想L-Serverで削減した

ディスクリソースを保存できます。

・ Hyper-Vの仮想L-Serverでスナップショットが採取されている場合、削減したディスクリソースを保存できません。

コマンドでは、rcxadm lserver detachを実行します。

電源ON状態のL-Serverからディスクを削減する場合、コマンドで-onlineオプションを指定してください。

rcxadm lserver detachコマンドについては、「リファレンスガイド (コマンド/XML編) CE」の「3.6 rcxadm lserver」を参照してください。

【Hyper-V】

1回の構成変更時に指定できるディスク数は、4個までです。

5個以上の追加を行う場合、別途構成変更してください。

【OVM for SPARC】

ディスクの増設と削減を実行した場合は、サービスプロセッサに構成情報を保存する必要があります。

本製品では、ディスクの増設と減設に伴い、構成情報を自動保存します。

- 260 -

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本製品における構成情報の自動保存機能を無効にする場合は、構成情報保存の実行可否を設定する定義ファイルに定義を追加し

てください。

定義ファイルの詳細については、「導入ガイド CE」の「8.8.1 定義ファイルの作成」を参照してください。

参考

・ ディスク削減時に仮想ストレージから切り出したディスクを削除しなかった場合、事前に切り出したLUNと同じ操作でL-Serverに接

続できます。

・ ディスク削減時に仮想ストレージから切り出したディスクを削除しなかった場合、以下の手順でディスクリソースを削除できます。

1. ディスクリソースをL-Serverに接続します。

2. ディスク削減時に[選択したディスクリソースを削除する]で"はい"を選択し、削減します。

または、L-Serverを削除します。

注意

スナップショットをリストアした直後は、L-ServerとVM管理製品が管理するVMゲストの構成に差分が生じる場合があります。

VMゲストの構成の差分は、VM管理製品に対して定期的に問い合わせ、L-Serverの構成に反映されます。

定期的な問い合わせによるL-Serverの構成の反映については、「17.2 変更」を参照してください。

VM管理製品を操作して、仮想マシンのディスク構成を変更した場合、仮想L-Serverへのディスクの増設および削減ができなくなりま

す。

【VMware】

・ 以下のデバイスパス以外を利用するように変更した場合

- SCSI:0:0~SCSI:0:6

- SCSI:0:8~SCSI:0:14

- SCSI:1:0~SCSI:1:6

- SCSI:1:8~SCSI:1:14

- SCSI:2:0~SCSI:2:6

- SCSI:2:8~SCSI:2:14

- SCSI:3:0~SCSI:3:6

- SCSI:3:8~SCSI:3:14

・ Raw Device Mappingを使用するように変更した場合

【Hyper-V】

・ 以下のデバイスパス以外を利用するように変更した場合

- IDE:0:0

- SCSI:0:1~SCSI:0:14

- SCSI:1:0~SCSI:1:14

- SCSI:2:0~SCSI:2:14

- SCSI:3:0~SCSI:3:14

・ パススルーディスク、差分ディスクを使用するように変更した場合

【OVM for SPARC】

・ 以下のデバイスパスまたは識別情報以外を利用するように変更した場合

- 0~63

- 261 -

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【Citrix Xen】

・ 以下のデバイスパスまたは識別情報以外を利用するように変更した場合

- 0~1

- 4~15

【OVM for x86 3.2】

・ 以下のデバイスパスまたは識別情報以外を利用するように変更した場合

- HVM(Hardware Virtualized Machine)の場合: 0、2~3

- PVM(Para-Virtualized Machine)の場合: 0、2~103

- PVHVM(Para-Virtualized Hardware Virtual Machine)の場合: 0、2~106

構築済みの仮想マシンと関連付けを行った仮想L-Serverは、すべてのディスクに対して、ディスクの削減ができるため、注意してくださ

い。

システムディスクのデバイスパスを変更した場合、すべてのディスクに対して、ディスクの削減ができるようになるため、注意してくださ

い。作成した仮想L-Serverに対して、VM管理製品からシステムディスクのデバイスパスを変更した場合、以下の動作をするため変更

しないでください。

・ RORコンソールの[リソース詳細]タブに表示される[ディスク情報]の[用途]にハイフン("-")が表示されます。

・ システムディスクが削減できるようになります。

VM管理製品から、同一デバイスパスを使用して異なるディスク種別に変更する場合、以下の手順を行います。

1. VM管理製品上で仮想マシンからディスクを削除します。

2. 手順1.で削除したディスクが、L-Serverのディスク情報として削除されていることを、RORコンソールで確認します。

3. VM管理製品上で仮想マシンへディスクを追加します。

なお、異なるディスク種別への変更とは、以下を指します。

・ 仮想ディスクからRaw Device Mapping、パススルーディスク、および差分ディスクへの変更

・ Raw Device Mapping、パススルーディスク、および差分ディスクから仮想ディスクへの変更

VM管理製品を操作して、仮想マシンに対して仮想ストレージから切り出され保存されたディスクリソースの構成を変更した場合、スト

レージプールに登録されていたディスクリソースが、削除される場合があります。

VM管理製品を操作して、仮想マシンに対してスナップショットを採取した場合、L-Serverに対するディスク増設やディスク本数の削減

が失敗する場合があります。

17.2.4 L-Server間におけるディスクの共有

ここでは、複数のL-Server間におけるディスクの共有方法について説明します。

前提条件

・ 管理対象サーバとストレージがファイバーチャネル接続で共有されている構成の場合だけ、ディスクを共有できます。

・ 1本目のディスク(システムボリューム)は、L-Server間で共有できません。

・ 共有ディスクに対する同時アクセスの制御は、クラスタなどほかのアプリケーションで行います。

・ 物理L-Serverで、かつSANブートの場合だけL-Server間でディスクを共有できます。

・ ディスクの共有をサポートしている仮想化種別については、「可能な操作」を参照してください。

- 262 -

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・ 【OVM for SPARC】

本製品から、複数のL-Serverでディスクを共有する設定は行えません。L-Serverを作成したあと、共有するディスクをVMホスト上で

設定してください。

導入

新規に複数のL-Serverを作成し、L-Server間でディスクを共有する方法は以下のとおりです。

・ L-Serverの作成(1台目)

「第16章 L-Serverの作成」を参照して、L-Serverを作成します。

コマンドでL-Serverを作成する場合、rcxadm lserver createコマンドを実行します。

rcxadm lserver createコマンドについては、「リファレンスガイド (コマンド/XML編) CE」の「3.6 rcxadm lserver」と「15.3.1 物理L-Server向け定義情報(XML)」を参照してください。

・ L-Serverの作成(2台目以降)

L-Serverを作成します。このとき、以下を選択してください。

- L-Serverに割り当てるディスクとして、ディスクを選択します。

- [割当て状態]で[割当て済み]を選択します。

- 割当て済みL-Serverとして、L-Serverの作成(1台目)で作成したL-Serverを選択します。

検索条件にこれらを指定すると、共有接続するディスクを絞り込めます。詳細は、「16.2.3 [ディスク]タブ」を参照してください。

共有ディスクの増設

すでに作成済みのL-Serverに対し、ディスクリソースを増設して共有する方法は、以下のとおりです。

・ 1台目のL-Serverに対して、共有するディスクの増設

「17.2.3 ディスクの増設と削減」の増設の手順に従って、ディスクを増設します。

・ 2台目以降のL-Serverに対して共有するディスクの増設

「17.2.3 ディスクの増設と削減」の増設の手順に従って、ディスクを増設します。このとき、以下を選択してください。

- L-Serverに割り当てるディスクとして、ディスクを選択します。

- "割当て状態"で"割当て済み"を選択します。

- 割当て済みL-Serverとして、共有するディスクを増設した1台目のL-Serverを選択します。

検索条件にこれらを指定すると、共有接続するディスクを絞り込めます。詳細は、「16.2.3 [ディスク]タブ」を参照してください。

17.2.5 ネットワークリソースの設定変更

ここでは、ネットワークリソースの設定変更を行う方法について説明します。

以下の項目が変更できます。

表17.12 ネットワークリソースの変更項目

操作

L-Serverの状態

物理L-Server物理L-Server

(iSCSIブート)仮想L-Server

定義済

リソース未

割当て

リソース割当て

済みすべて

定義済

リソース未

割当て

リソース割当

て済み

IPアドレスの変更 ○ ○ ○ ○○ (注

2)- -

- 263 -

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操作

L-Serverの状態

物理L-Server物理L-Server

(iSCSIブート)仮想L-Server

定義済

リソース未

割当て

リソース割当て

済みすべて

定義済

リソース未

割当て

リソース割当

て済み

(管理LAN/業務LAN) (注1)

NICまたはNICグループに接続

するネットワークリソースの変更○ ○ ○ -

○ (注2)

- -

NICの追加と削除 ○ - - -○ (注

4)○ (注5) ○ (注5)

アンタグVLANを使用する/しな

いの変更○ ○ ○ - - - -

NICまたはNICグループに接続

するネットワークリソースの追加

と削除

○ ○ ○ - - - -

冗長化の変更

(例:NIC1、2の組合せをNIC3、

4にする)

○ ○ (注3) ○ (注3) - - - -

冗長化の追加

(例:NIC1をNIC1、2の組合せに

する)

○ ○ (注3) ○ (注3) - - - -

冗長化の削除

(例:NIC1、2の組合せをNIC1だ

けにする)

○ ○ (注3) ○ (注3) - - - -

注1) サブネットを越えたIPアドレスの変更はできません。

注2) 仮想L-ServerのIPアドレスおよびネットワークリソース変更は、"定義済み"状態だけできます。

注3) 物理 L-Serverの管理LANとして、配備先の物理サーバの"管理LAN(MACアドレス1)" を選択してください。また、物理L-Serverの管理LANを冗長化する場合は、配備先の物理サーバの管理LANのNICすべてを含んでいる必要があります。

注4) VM製品の種別により異なります。詳細は、「表17.13 VM製品の種別によるNIC変更(定義済み)」を参照してください。

注5) VM製品の種別により異なります。詳細は、「表17.14 VM製品の種別によるNIC変更(リソース未割当て/割当て済み)」を参照して

ください。

表17.13 VM製品の種別によるNIC変更(定義済み)

リソース名 変更

VMwareHyper-V

Solarisゾーン

OVM for SPARCOVM for x86 3.2OVM for x86 2.2

RHEL-KVMRHEL-XenCitrix Xen

NIC 追加と削除 ○ ×

表17.14 VM製品の種別によるNIC変更(リソース未割当て/割当て済み)

リソース名 変更

VMwareHyper-V

RHEL-KVM

Solarisゾーン

OVM for SPARCOVM for x86 3.2

Citrix Xen

RHEL-XenOVM for x86 2.2

NIC 追加 ○ × ×

- 264 -

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リソース名 変更

VMwareHyper-V

RHEL-KVM

Solarisゾーン

OVM for SPARCOVM for x86 3.2

Citrix Xen

RHEL-XenOVM for x86 2.2

削除 ○ × ×

定義追加 × ○ ×

定義削除 × ○ ×

注意

・ L-Serverの仕様を変更しても、L-ServerにインストールされているOSの設定は変更されません。変更後のL-ServerのIPアドレスおよ

びネットワーク情報に合わせて、OSのネットワーク設定を変更してください。

・ 物理L-Serverのネットワーク構成変更時に、CNAのLPVIDの値は自動的に反映されません。

[ファンクション数の拡大(オンボード)]が有効になっている場合、[リソース詳細]タブの[ネットワーク情報]から変更後の物理L-ServerのVLAN設定を確認し、CNAのLPVIDを変更してください。

・ 物理L-Serverの場合、管理LANに使用しているNICの搭載位置は変更できません。

・ L-Server配備後は、VMwareからポートグループを利用するネットワークリソースのラベルの変更は行なわないでください。

誤ってポートグループを利用するネットワークリソースのラベルを変更してしまった場合、新規のL-Server配備に失敗します。

以下の手順で、ネットワークリソースの設定変更を行います。

L-Serverが定義済みの状態の場合

1. オーケストレーションツリーで対象のL-Serverを右クリックし、表示されたメニューで[設定変更]-[定義情報]を選択します。

[L-Serverの定義変更]ダイアログが表示されます。

2. [ネットワーク]タブでL-Serverのネットワークリソースの設定を変更します。

参考

- 物理L-Serverの場合

[ネットワーク]タブの操作は、「16.2.4 [ネットワーク]タブ」を参照ください。

- 仮想L-Serverの場合

[ネットワーク]タブの操作は、「16.3.4 [ネットワーク]タブ」を参照ください。

3. [OK]ボタンをクリックします。

L-Serverがリソース未割当状態またはリソース割当て済み状態の場合

注意

L-Serverがリソース未割当状態またはリソース割当て済み状態の場合、物理L-Serverだけ、ネットワークリソースを変更できます。

物理L-Serverの場合

1. オーケストレーションツリーで対象のL-Serverを右クリックし、表示されたメニューで[設定変更]-[ネットワーク構成]を選択しま

す。

[L-Serverのネットワーク構成変更]ダイアログが表示されます。

- 265 -

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2. 以下の項目を入力します。

NIC

[追加]ボタンをクリックすると、ネットワークが追加できます。

[ネットワークの追加]ダイアログで、接続するネットワークリソースを選択します。

参考

- 新しいNICまたはNICグループを追加する場合、[ネットワークの追加]ダイアログの[NIC]に"(未定義)"のNIC番号を選択

します。NICを冗長化する場合、冗長化に使用するNICのペアを選択します。

= 定義済みのNICまたはNICグループに接続するネットワークを追加する場合、[ネットワークの追加]ダイアログの[NIC]に定義済みのNIC番号を選択します。

[削除]ボタンをクリックすると、選択したネットワークが削除されます。

L-Server作成時に指定したNICの数にならないと[OK]ボタンが活性になりません。[OK]ボタンが非活性の場合、[追加]ボタンをクリックし、未定義のNICに構成を定義してください。

ネットワーク

[変更]ボタンをクリックし、NICまたはNICグループに接続するネットワークリソースを選択します。

IPアドレス

L-Serverに設定するIPアドレスを入力します。入力しなかった場合、自動的にIPアドレスが割り当てられます。

タグなしVLAN

NICまたはNICグループにタグなしVLANを使用するか選択します。

3. [OK]ボタンをクリックします。

4. [ファンクション数の拡大(オンボード)]が有効で、かつ、タグなしVLANのネットワークリソースの設定を変更した場合、CNAの

LPVIDを変更してください。

5. 変更後のL-ServerのIPアドレスおよびネットワーク情報に合わせて、OSのネットワークを設定します。

詳細は、「導入ガイド CE」の「7.8 L-Serverのネットワーク冗長化とVLAN設定」を参照してください。

コマンドでは、rcxadm lserver modifyコマンドを実行します。

rcxadm lserver modifyコマンドについては、「リファレンスガイド (コマンド/XML編) CE」の「3.6 rcxadm lserver」を参照してください。

仮想L-Serverの場合

NICの追加または削除は、rcxadm lserver attachまたはdetachコマンドを使用します。

NICを追加した場合、追加されたL-ServerのNICのIPアドレスに合わせて、OSのネットワーク設定をしてください。

rcxadm lserver attachコマンドについては、「リファレンスガイド (コマンド/XML編) CE」の「3.6 rcxadm lserver」を参照してください。

17.2.6 ディスク容量の拡張

ここでは、L-Serverに割り当てたディスクに対するディスク容量の拡張について説明します。

前提条件

・ VM種別が、VMwareまたはHyper-Vの仮想L-Serverの場合だけディスク容量の拡張ができます。

・ 構築済みの仮想マシンを仮想L-Serverに関連付けたL-Serverの場合、サーバとディスクの操作ができるL-Serverに対してディスク

容量の拡張ができます。

・ ディスク容量の拡張ができるディスクは、システムディスクおよびデータディスクです。ただし、仮想ストレージから作成されたディス

クだけを対象とし、Raw Device Mapping(RDM)、パススルーディスク(Pass-through Disk)、および差分ディスクは、未サポートです。

- 266 -

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仮想L-Serverのディスクに、Raw Device Mapping(RDM)、パススルーディスク(Pass-through Disk)、差分ディスクのどれかが接続さ

れている場合、仮想ストレージから作成されたディスクに対しても、ディスク容量の拡張はできません。

【VMware】

L-Serverのスナップショットが採取されている場合、ディスク容量の拡張はできません。

【Hyper-V】

L-Serverのスナップショットが採取されている、または、差分ディスクが含まれている場合、ディスク容量の拡張はできません。

参考

【Hyper-V】

拡張するディスクの容量として、小数点を含む値を指定した場合、SCVMMで自動的に切り上げられます。そのため、Hyper-Vの仮想

L-Serverに対し、ディスク容量を拡張する際は、整数値を指定することを推奨します。

注意

・ ゲストOSの種別によっては、拡張したディスクがOSで認識されない、または、使用できない場合があります。仮想化製品のマニュ

アルや技術情報を参照し、拡張したディスクが使用できることを確認してください。

・ ゲストOS上で拡張したディスクを認識させるには、ゲストOS上で別途操作が必要です。必要な操作については、各OSのマニュア

ルや技術情報を参照してください。

・ ディスクの属性(シン・プロビジョニング/シック・プロビジョニング)と、そのディスクが使用する仮想ストレージが登録されているストレー

ジプールの属性(シン・プロビジョニング/シック・プロビジョニング)が異なっていた場合、指定されたサイズの空き容量不足は、VM管理製品に対して処理が実行された時に、検出される場合があります。

【Hyper-V】

・ SCVMMの仕様により、ディスクサイズに指定した小数点以下の値は、SCVMMで、自動的に切り上げられます。そのため、L-PlatformやL-Serverの配備や、一括・同時配備を行った場合、ディスクの空き容量不足は、SCVMMに対して配備が実施された時

に検出される場合があります。

・ 仮想L-Serverの電源がOFFの状態の場合に限り、ディスク容量の拡張ができます。仮想L-Serverの電源がONの場合、実施した操

作が異常終了します。

ディスク容量の拡張は、コマンド(rcxadm lserver modify)だけで実施できます。

rcxadm lserver modifyコマンドについては、「リファレンスガイド (コマンド/XML編) CE」の「3.6 rcxadm lserver」を参照してください。

17.3 コンソールの利用

ここでは、L-Serverから周辺装置を利用する方法について説明します。

L-Serverを作成してOSをインストールする場合や、L-Serverの保守を行う場合、L-Serverのコンソールが取得できます。

通常の運用の場合、およびコンソールが取得できない場合、ネットワーク経由でL-Serverにログインしてください。

ネットワーク経由での接続の例

【Windows】リモートデスクトップ接続

【Linux】

SSH接続

- 267 -

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コンソール接続の前提条件

コンソール接続を利用するには、利用するL-Serverのサーバ種別によって前提条件が異なります。

・ 物理L-Serverの場合

ハードウェアがPRIMERGYの場合で、iRMCのビデオコンソールリダイレクション機能が利用できる場合にコンソールを接続できま

す。

注意

コンソール接続は、ServerView Operations Managerの機能を利用します。

ServerView Operations Managerの詳細は、「解説書」の「6.1.2.4 必須ソフトウェア」を参照してください。

・ 仮想L-Serverの場合

VMwareおよびHyper-V環境で、管理クライアントがインストールされ、かつ管理クライアントとVMホストが通信できる場合にコンソー

ルを接続できます。

注意

コンソール接続は、管理クライアントの機能を利用します。事前に管理クライアントからコンソール接続できるか確認してください。

【VMware】

通常、管理サーバは管理クライアントにコンソールの接続先として、管理サーバに登録されているVMホストの管理LANのIPアドレ

スを通知します。そのため、管理LANに接続されていないネットワークに存在する管理クライアントからはコンソール接続ができま

せん。

業務LANだけに接続されている管理クライアントからコンソール接続を行う場合は、管理サーバ上の定義ファイルに、管理クライア

ントから接続できるVMホストの接続先を設定します。管理サーバは、業務LANから接続できるVMホストの接続先を通知し、管理

クライアントはコンソール接続ができます。

注意

定義ファイルに、VMホストに設定された業務LANの接続先を設定した場合、管理LANからのコンソール接続ができなくなります。

また、VMホストの接続先は、テナントごとに設定します。そのテナントに格納されたL-Serverのコンソール接続は、定義ファイルに

設定されたVMホストの接続先に対して要求します。テナントごとに業務LANを分離した環境で、1台のVMホストを複数のテナント

で共有できます。

業務LANからのコンソール接続を利用する場合の事前準備

業務LANからのコンソール接続を利用する場合は事前準備が必要です。

詳細は、「設計ガイド CE」の「E.1 VMware」を参照してください。

テナントごとのVMホスト接続先の設定

テナントに格納されているL-Serverのコンソール画面を起動するときの、VMホストの接続先を設定します。

詳細は、「導入ガイド CE」の「8.2 VMware」を参照してください。

VMware vSphereの仮想L-Serverのコンソール接続を利用する場合の設定 (VMware vSphere 5.1以降)

- 管理クライアントの設定

VMware vSphereのコンソール接続を利用する場合、管理クライアントにVMware Remote Console Plug-inがインストールされて

いる必要があります。

- 268 -

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詳細は「解説書」の「6.1.2.4 必須ソフトウェア」を参照してください。

VMware vSphereのコンソールは、ブラウザのプロキシの設定に従って、L-Serverが動作するVMホストに通信を行います。L-Serverが動作するVMホストと通信できるようにブラウザのプロキシの設定を行ってください。

- プロキシサーバの設定

VMware vSphereのコンソールをプロキシサーバ経由で利用する場合、管理クライアントからL-Serverが動作するVMホストに通

信できるようにプロキシサーバを設定する必要があります。

1. プロキシサーバへの接続を許可するネットワークとして、管理クライアントのIPアドレスまたはネットワークアドレスを設定

します。

2. プロキシサーバへの接続を許可するポート番号として、VMware vSphereのコンソール接続で使用する以下のポート番

号を設定します。

- 443

- 902

プロキシサーバの設定方法については、利用するプロキシサーバのマニュアルを参照してください。

注意

管理クライアントのOSがWindowsの場合、64ビット版のブラウザではコンソール接続を利用できません。

【Hyper-V】

管理クライアントはSCVMMやVMホストと同一ドメインに参加している必要があります。また、VM管理製品として登録されたSCVMMと同一バージョンのSCVMMのVMM管理者コンソールがインストールされている必要があります。

注意

Firefoxにてコンソール接続を利用する場合、RORマネージャーをインストールしたあとにJDK1.6以降を適用する必要があります。

コンソール

ここでは、L-Serverのコンソール接続について説明します。

以下の手順で、コンソール接続を行います。

1. オーケストレーションツリーで対象のL-Serverを右クリックし、表示されたメニューで[コンソール画面起動]を選択します。

確認ダイアログが表示されます。

2. 仮想L-Serverの場合、[OK]ボタンをクリックします。

L-Serverのコンソール画面が別の画面で表示されます。

注意

・ 仮想L-Serverの場合、コンソール画面を起動するためには、Java Plug-inのポリシー設定で起動を許可する必要があります。

以下の手順でコンソール画面の起動を許可する設定を行います。

1. コンソール画面の起動を許可していない場合、コンソール画面を起動するための、Javaポリシー設定スクリプトの[ダウンロー

ド]ダイアログが表示されます。

2. [OK]ボタンをクリックします。

Javaポリシー設定スクリプトがダウンロードされるので、保存してください。

3. 保存したJavaポリシー設定スクリプトを実行して、コンソール画面の起動を許可する設定を行います。

- 269 -

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4. 設定後、Webブラウザをすべて終了します。

Webブラウザを起動して、再ログインしたあと、RORコンソールからコンソール画面を起動できるようになります。

【VMware】

以下の環境でコンソール画面を起動する場合は、Java Plug-inのポリシー設定を行う必要はありません。

- VMware vSphere 5.1

- VMware vSphere 5.5

- VMware vSphere 6.0

・ VM製品として以下の製品を使用している仮想L-Serverの場合、電源OFF状態のL-Serverに対して、RORコンソールの起動を行う

と、L-Serverは電源ON状態になります。

- VMware vSphere 4.0

- VMware vSphere 4.1

・ 物理L-Serverの場合、2回目以降のコンソール画面起動時に、iRMCの管理画面が表示されることがあります。

iRMCの管理画面が表示された場合、iRMCの管理画面を閉じ、再度、コンソール画面を起動してください。

詳細は、「トラブルシューティング集」の「3.3 物理L-Serverのコンソール画面起動時にiRMCの管理画面が表示される場合がある。」

を参照してください。

17.4 削除

ここでは、L-Serverの削除について説明します。

L-Serverの削除は、L-Serverが停止している状態で行ってください。

L-Serverの削除を行うと、L-Serverに割り当てられているリソースも自動的に解放されます。

1. オーケストレーションツリーで対象のL-Serverを右クリックし、表示されたメニューで[削除]を選択します。

[L-Serverの削除]ダイアログが表示されます。

2. [OK]ボタンをクリックします。

対象のL-Serverが削除されます。

注意

・ L-Serverを削除する場合、ESCに登録しているETERNUSストレージのETERNUSmgrからログオフしてください。

・ NetAppストレージをクラスタで運用し、何らかの異常により片系稼動で運用されている場合、NetAppストレージの異常を復旧させ

てクラスタ運用に戻してから操作してください。

・ ディスクリソースが事前に作成されたLUN、iSCSIブートのLUN、または仮想L-Server用のディスクリソースの場合、L-Serverに割り

当てられているディスクリソースは、L-Serverの削除でディスク内のデータは削除されないため、ディスク内のデータを削除すること

をお勧めします。ディスク内のデータを削除する方法については、「14.5 ストレージリソース」の注意事項を参照してください。

・ ダイナミックLUNミラーリングで作成されたディスクリソースの場合、L-Serverを削除する際、ローカルサイトとリモートサイトにあるディ

スクリソースが同時に削除されます。

・ 仮想L-Serverの削除中に、削除対象のL-Serverがunknown状態となり、警告が表示されることがあります。L-Serverの削除が完了

すると、警告は解消されるため、特に対処は不要です。

・ 【OVM for SPARC】

ほかのL-Serverと共有しているディスクを持つL-Serverは削除できません。ゲストドメインに対して、ほかのL-Server(ゲストドメイン)と共有しているディスクをVMホスト上から削除してください。そのあと、ディスクが削除されたことをL-Serverの詳細情報で確認してか

ら、L-Serverを削除してください。

- 270 -

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L-Serverのディスクの情報は、以下の方法で確認します。

1. RORコンソールを表示します。

2. オーケストレーションツリーでL-Serverを選択します。

3. メインパネルの[リソース詳細]タブの[ディスク情報]で、共有していたディスクが表示されないことを確認します。

コマンドでは、rcxadm lserver deleteを実行します。

rcxadm lserver deleteコマンドについては、「リファレンスガイド (コマンド/XML編) CE」の「3.6 rcxadm lserver」を参照してください。

17.5 クローニングイメージの操作

ここでは、クローニングイメージの採取と削除について説明します。

OSがLinuxの場合

・ イメージ採取を行う前に、"/etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-ethX(Xは数値)"に定義されている、"HWADDR="で始まる行を削

除してください。

・ Redhat Enterprise Linux 6では、MACアドレスの情報が/etc/udev/rules.d/70-persistent-net.rulesにも登録されます。

イメージ採取を行う前に、/etc/udev/rules.d/70-persistent-net.rulesの仮想ネットワークインターフェースの定義情報を削除してくださ

い。

OSがWindowsの場合

クローニングイメージの採取は、本製品がSysprepを利用して実行しています。

アクティベーションの方式にMAKライセンス認証を使用している場合、以下のOSではSysprepの実行回数が累積で3回までに制限さ

れます。

・ Windows Server 2008

・ Windows Server 2008 R2

・ Windows Vista

・ Windows 7

クローニングイメージを配付したL-Serverからのクローニングイメージの採取は、4回以上行えません。

クローニングイメージの採取は、クローニングイメージ採取専用のL-Serverを作成して採取してください。

クローニングイメージ採取の運用方法

クローニングイメージ採取の運用は、以下の方法で行います。

- 271 -

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図17.1 運用サーバを変更しない場合(1)

図17.2 運用サーバを変更しない場合(2)

17.5.1 採取・登録

ここでは、クローニングイメージの採取について説明します。

クローニングイメージの採取は、以下の方法があります。

- 272 -

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・ OSインストール後のL-Serverから採取する

・ サーバ仮想化ソフトウェアのテンプレートから採取する

・ サーバ管理製品(BMC BladeLogic Server Automation)のパッケージを登録する

・ 本製品のマネージャー上のクローニングイメージ格納フォルダーに格納されたイメージファイルを登録する

注意

物理L-Serverの場合、クローニングイメージの採取を行う前にエージェント登録が必要です。

詳細は、「導入ガイド CE」の「7.6 クローニングイメージの採取と登録」を参照してください。

以下の手順で、クローニングイメージの採取を行います。

OSインストール後のL-Serverから採取する

1. OSのインストール後に、オーケストレーションツリーで対象のL-Serverを右クリックし、表示されたメニューで[クローニング]-[採取]を選択します。

[クローニングイメージの採取]ダイアログが表示されます。

2. 以下の項目を設定します。

注意

- 物理L-Serverの場合、クローニングイメージの採取時は、対象のL-Serverを起動状態にしてください。

- 物理L-ServerにVMホストを導入した場合、クローニングイメージの採取は利用できません。

- 仮想L-Serverの場合、クローニングイメージの採取時は、対象のL-Serverを停止してください。

クローニングイメージ名

新規作成

採取したクローニングイメージを識別する名前を入力します。

クローニングイメージ名は、先頭文字を半角英字(大文字/小文字)とし、半角英数字(大文字/小文字)とアンダースコア("_")で構成された32文字以内の文字列を入力します。

クローニングイメージを登録するイメージプールに、同一のイメージ種別および同一名のクローニングイメージが存在した

場合、そのクローニングイメージの次の世代として登録されます。

ただし、以下のVM種別の範囲で、それぞれ同じイメージ種別として扱われます。

- VMware、Hyper-V、OVM for x86 2.2、OVM for x86 3.2、Citrix Xen、Solarisゾーン、OVM for SPARC

- KVM、Xen

【KVM】

イメージプール内において、異なる格納先種別("Virtual Disk"、"Raw Disk")のイメージは、異なるイメージ名にしてくださ

い。

格納先種別の詳細については、「導入ガイド CE」の「8.6.7 クローニングイメージの採取」の「クローニングイメージの格納

先種別と格納先」を参照してください。

注意

クローニングイメージの採取は、以下の方法があります。

- OSインストール後の物理サーバからの採取

- OSインストール後の物理L-Serverからの採取

- 273 -

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- OSインストール後の仮想L-Serverからの採取

- サーバ仮想化ソフトウェアのテンプレートからの採取

- サーバ管理製品(BMC BladeLogic Server Automation)のパッケージ登録

- 本製品のマネージャー上のクローニングイメージ格納フォルダーに格納されたイメージファイルを登録

上記のいずれかの方法で採取したクローニングイメージ名は、同一のイメージプール内で重複しないようにしてください。

【KVM】【Xen】

クローニングイメージの名前は必ず、一意となるようにしてください。

更新

採取されているクローニングイメージと同じ名前を指定する場合に選択し、リストからクローニングイメージを選択します。

同じ名前のクローニングイメージは、クローニングイメージの保存世代数まで保持できます。

クローニングイメージの保存世代数はデフォルトで3世代です。

【KVM】

対象のL-Serverのシステムディスクのディスク種別と同一である格納先種別のクローニングイメージだけ更新できるため、

同一格納先種別のクローニングイメージだけ表示されます。

格納先種別の詳細は、「導入ガイド CE」の「8.6.7 クローニングイメージの採取」の「クローニングイメージの採取と更新の

条件」を参照してください。

イメージ構成(仮想L-Server、かつVM種別がHyper-Vの場合)

データディスクを含めてクローニングイメージを採取する場合は、"すべてのディスクを採取"チェックボックスにチェックをいれ

ます。チェックを入れなかった場合は、システムディスクだけが採取されます。

配備時のOS設定(仮想L-Server、かつVM種別がCitrix XenまたはOVM for x86 3.2の場合)【Windowsマネージャー】

VMゲストのカスタマイズ機能を利用する場合は、[有効]チェックボックスにチェックを入れます。

本項目は、OS種別がカスタマイズ機能のサポート対象である場合だけ表示されます。

【Citrix Xen】

カスタマイズ機能の詳細は、「導入ガイド CE」の「8.9.12 ゲストOSのカスタマイズ機能」を参照してください。

【OVM for x86 3.2】

カスタマイズ機能の詳細は、「導入ガイド CE」の「8.10.12 ゲストOSのカスタマイズ機能」を参照してください。

システムの種類

VMゲストのカスタマイズを利用する場合、ゲストOSのシステムの種類を選択します。

配備時のOS設定の[有効]チェックボックスにチェックを入れた場合、活性になります。

- ゲストOSが32ビットオペレーティングシステムの場合

[32ビットオペレーティングシステム]を選択します。

- ゲストOSが64ビットオペレーティングシステムの場合

[64ビットオペレーティングシステム]を選択します。

イメージ格納先(仮想L-Serverの場合)

クローニングイメージの格納先を選択します。[選択]ボタンをクリックすると[イメージ格納先の選択]ダイアログが表示されま

す。

格納先を選択して[OK]ボタンをクリックします。

【OVM for x86 3.2】

イメージ格納先を指定できません。

クローニングイメージを採取するL-Serverが格納されている仮想ストレージリソースを、指定したとみなします。

登録先プール

クローニングイメージを登録するイメージプールを選択します。

- 274 -

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コメント(省略可)

クローニングイメージを識別するためのコメントを入力します。

パーセント("%")、円マーク("\")、ダブルクォーテーション( " )、および改行以外の文字で日本語、半角文字に関係なく128文

字以内の文字列を指定できます。

3. [OK]ボタンをクリックします。

クローニングイメージが採取され、イメージプールに格納されます。

物理L-Serverの場合、クローニングイメージの採取中は一時的にL-Serverが電源OFFになります。

進捗状況エリアの[キャンセル]ボタンをクリックすると、確認ダイアログが表示され、処理を中断できます。

コマンドでは、rcxadm image createを実行します。rcxadm image createコマンドについては、「リファレンスガイド (コマンド/XML編) CE」の「4.1 rcxadm image」を参照してください。

クローニングイメージは、同じ名前で世代管理できます。

注意

仮想L-Serverの場合、ディスクの構成によってクローニングイメージの採取の動作が以下のように異なります。

【VMware】

対象L-ServerがRaw Device Mapping(RDM)のディスクを持つ場合、対象のディスクが仮想ディスクとして扱われ、イメージが採取され

ます。

【Hyper-V】

・ 対象のL-Serverがパススルーディスク(Pass-through Disk)を持つ場合、"すべてのディスクを採取"の指定有無に関わらず、イメージ

の採取ができません。

・ 対象のL-Serverが差分ディスクを持つ場合、"すべてのディスクを採取"を指定すると差分ディスクを含めてイメージが採取されま

す。

・ 対象のL-Serverがスナップショットを持つ場合、イメージを採取できません。また、スナップショットを削除しても、スナップショットファ

イルのマージ処理が完了するまでは、イメージを採取できません。マージ処理が完了するまでしばらく待ってから、イメージを採取

してください。

サーバ仮想化ソフトウェアのテンプレートから採取する

「14.7.1 仮想イメージリソース」を参照してください。

ポイント

登録されたイメージ(テンプレート)をVM管理製品でメンテナンスする場合、イメージの保守モードへの変更が必要です。イメージの保

守モードへの変更については、「運用ガイド CE」の「6.4 イメージの管理」を参照してください。

注意

・ アクティベーションの方式にMAKライセンス認証を使用している場合、以下のOSではSysprepの実行回数が累積で3回までに制限

されます。

- Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 R2

- Microsoft(R) Windows Server(R) 2008

- Microsoft(R) Windows(R) 7

- Microsoft(R) Windows Vista(R)

- 275 -

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Sysprepはイメージ指定のL-Server作成時、またはクローニングイメージ採取時に実行されるため、クローニングイメージの採取とイ

メージ指定の L-Server作成を4回以上行えません。そのためクローニングイメージを配付したL-Serverからクローニングイメージを

採取せず、専用のマスタサーバからを採取することをお勧めします。

・ クローニングイメージに定義できるネットワークパラメーター自動設定機能は本製品では使用できません。

また、クローニングイメージ採取対象のサーバでNICの二重化が行われている場合、解除してから採取してください。

【VMware】、【Hyper-V】

採取したクローニングイメージのディスク容量は、次の表示から確認できます。

- イメージプールのリソース一覧、またはリソース詳細画面のクローニングイメージ一覧

- イメージリソースのリソース一覧、またはリソース詳細画面の世代一覧

コマンドでは、rcxadm image listを実行します。rcxadm image listコマンドについては、「リファレンスガイド (コマンド/XML編) CE」

の「4.1 rcxadm image」を参照してください。

【Xen】、【KVM】、【OVM for x86 2.2】

採取したクローニングイメージからは、イメージを展開するために必要なディスクサイズを確認できません。

このため、クローニングイメージ名またはコメントにディスクサイズを記載しておき、イメージを展開する際に、記載されたディスクサ

イズを確認して展開してください。

【VMware】

VMware環境でのクローニングイメージの採取については、「導入ガイド CE」の「8.2.8 クローニングイメージの採取」を参照してくだ

さい。

【Hyper-V】

Hyper-V環境でのクローニングイメージの採取については、「導入ガイド CE」の「8.3.8 クローニングイメージの採取と削除」を参照

してください。

【Xen】

RHEL5-Xen環境でのクローニングイメージの採取については、「導入ガイド CE」の「8.4.6 L-Server作成」の手順3.を参照してくだ

さい。

【KVM】

RHEL-KVM環境でのクローニングイメージの採取については、「導入ガイド CE」の「8.6.6 L-Server作成」の手順3.を参照してくだ

さい。

【OVM for x86 2.2】

OVM for x86 2.2環境でのクローニングイメージの採取については、「導入ガイド CE」の「8.5.7 クローニングイメージの採取」を参照

してください。

【OVM for x86 3.2】

OVM for x86 3.2環境でのクローニングイメージの採取については、「導入ガイド CE」の「8.10.7 クローニングイメージの採取と登

録」を参照してください。

【Citrix Xen】

Citrix XenServer環境でのクローニングイメージの採取については、「導入ガイド CE」の「8.9.7 クローニングイメージの採取と登録」

を参照してください。

ポイント

【VMware】

[クローニングイメージの採取]ダイアログで、イメージ格納先に"既定の保存先"を指定した場合、クローニングイメージを採取するL-Serverが格納されている仮想ストレージリソースを指定したとみなします。

【Hyper-V】

イメージは、SCVMMのライブラリに格納されます。

採取したイメージを、格納できる空き容量を持つライブラリを指定してください。

[クローニングイメージの採取]ダイアログで、イメージ格納先に"既定の保存先"を指定した場合、SCVMMに登録されているライブラリ

から任意に選択されますが、SCVMMではライブラリの空き容量の管理をしていないので、イメージ採取に失敗する可能性があります。

- 276 -

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【Xen】

クローニングイメージ採取の際、イメージ格納先に"既定の保存先"を指定した場合、クローニングイメージ採取対象のL-Serverが使用

している仮想ストレージと同じストレージプールから仮想ストレージが自動選択されます。

【KVM】

クローニングイメージ採取の際、イメージ格納先に"既定の保存先"を指定した場合、採取対象のL-Serverのシステムディスクのディスク

種別により以下のように選択されます。

・ 採取対象のL-Serverのシステムディスクのディスク種別が"Raw Disk"の場合

そのL-Serverが使用しているシステムディスクが登録されている同じストレージプールから、VMホストからアクセス可能なディスクリ

ソースが自動選択されます。

・ 採取対象のL-Serverのシステムディスクのディスク種別が"Virtual Disk"の場合

そのL-Serverが使用しているシステムディスクが登録されている同じストレージプールから、VMホストからアクセス可能な仮想スト

レージリソースが自動選択されます。

【Citrix Xen】

[クローニングイメージの採取]ダイアログで、イメージ格納先に"既定の保存先"を指定した場合、クローニングイメージを採取するL-Serverが格納されている仮想ストレージリソースを指定したとみなします。

クローニングイメージは同じ名前で世代管理できます。

VM管理製品でクローニングイメージを作成している場合、そのまま利用できます。

サーバ管理製品(BMC BladeLogic Server Automation)のパッケージを登録する

1. RORコンソールの管理製品ツリーで、対象の管理製品(BladeLogic)を右クリックし、表示されたメニューで[更新]を選択します。

BMC BladeLogic Server Automationの情報が更新され、検出したパッケージをクローニングイメージとして登録します。

本製品のマネージャー上のクローニングイメージ格納フォルダーに格納されたイメージファイルを登録する【Solarisゾーン(solaris11)】

クローニングイメージの登録方法については、「導入ガイド CE」の「8.7.5 クローニングイメージの作成と取込み」を参照してください。

17.5.2 表示

ここでは、クローニングイメージの表示について説明します。

オーケストレーションツリーで対象のイメージプールを選択し、[リソース一覧]タブを表示すると、登録されているクローニングイメージを

確認できます。

クローニングイメージ一覧の名前のリンクをクリックすると、クローニングイメージの詳細情報を確認できます。

【OVM for x86 2.2】

オーケストレーションツリーでOVM for x86 2.2のイメージを選択し、[リソース詳細]タブを表示させたとき、"イメージ情報"の"OS"は表示

されません。

コマンドでは、rcxadm image listを実行します。

rcxadm image listコマンドについては、「リファレンスガイド (コマンド/XML編) CE」の「4.1 rcxadm image」を参照してください。

17.5.3 登録解除

ここでは、クローニングイメージの登録解除について説明します。

以下の手順で、クローニングイメージの登録解除を行います。

1. オーケストレーションツリーで対象のイメージプールを右クリックし、表示されたメニューで[登録解除]を選択します。

[リソースの登録解除]ダイアログが表示されます。

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2. [OK]ボタンをクリックします。

クローニングイメージの登録が解除されます。

コマンドでは、rcxadm pool unregisterを実行します。

rcxadm pool unregisterコマンドについては、「リファレンスガイド (コマンド/XML編) CE」の「3.10 rcxadm pool」を参照してください。

注意

・ 登録解除時、クローニングイメージのイメージ名の末尾に数値が付与され、以下の名前に変更されます。

登録解除後のイメージ名: 登録解除前のイメージ名_数値

なお、登録解除で変更されたイメージ名は、以降変更されません。

「17.5.1 採取・登録」の「OSインストール後のL-Serverから採取する」で採取したイメージだけ、イメージ名が変更されます。

・ 登録解除時、イメージ名は変更されるため、登録解除前にrcxadm image listコマンドを実行し、作成時間とコメントを確認してくだ

さい。これにより、ほかのイメージと判断できます。

rcxadm image listコマンドについては、「リファレンスガイド (コマンド/XML編) CE」の「4.1 rcxadm image」を参照してください。

・ 仮想L-Serverの登録解除後のイメージは、サーバ仮想化ソフトウェアのテンプレートから採取した場合と同じように使用できます。

詳細は、「17.5.1 採取・登録」を参照してください。

・ クローニングイメージを登録解除する場合、L-Platformテンプレートのイメージ情報に使用していないことを確認してください。イメー

ジ情報に使用しているクローニングイメージを登録解除した場合、次に示す影響があります。

- [テンプレート]タブのイメージ管理画面で、当該イメージ情報の編集ができなくなります。

- 当該イメージ情報を使用しているL-Platformテンプレートを用いた配備ができなくなります。

- L-Platformの構成変更で、当該イメージ情報を使用してのサーバの追加ができなくなります。

17.5.4 削除

ここでは、クローニングイメージの削除について説明します。

以下の手順で、クローニングイメージの削除を行います。

1. オーケストレーションツリーで対象のイメージプールを選択します。

[リソース一覧]タブが表示されます。

2. イメージプールの対象のクローニングイメージを右クリックし、表示されたメニューで[削除]を選択します。

3. [OK]ボタンをクリックします。

クローニングイメージが削除されます。

コマンドでは、rcxadm image deleteを実行します。

rcxadm image deleteコマンドについては、「リファレンスガイド (コマンド/XML編) CE」の「4.1 rcxadm image」を参照してください。

注意

【Hyper-V】

Hyper-V環境でのクローニングイメージの削除については、「導入ガイド CE」の「8.3.8 クローニングイメージの採取と削除」を参照して

ください。

17.6 スナップショットとバックアップ・リストア

ここでは、L-Serverのスナップショットとバックアップ・リストアについて説明します。

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17.6.1 スナップショット

ここでは、L-Serverのスナップショットについて説明します。

スナップショットは、ある時点のL-Serverの構成と状態を保存する機能です。仮想L-Serverの場合、サーバ仮想化ソフトウェアのスナッ

プショットを利用します。

採取したスナップショットをリストアすると、以下のL-Serverのパラメーターは採取時の状態に戻ります。

・ CPU数

・ CPU性能

・ CPU配分比

・ メモリサイズ

・ メモリ配分比

・ OS種別

・ ディスクの構成とサイズ

・ ネットワーク

・ OSの設定項目

参考

以下のパラメーターは、サーバ仮想化ソフトウェアのスナップショット機能でリストアされません。そのため、L-Serverの仕様変更を行い

採取時の値に戻します。

【VMware】

・ CPU制限値

・ CPU配分比

・ メモリ制限値

・ メモリ配分比

【Hyper-V】

・ OS種別

なお、リストア処理が異常終了してもこれらのパラメーターは採取時の値に戻っている場合があります。L-Serverのパラメーターを確認

したあと、必要に応じて仕様変更してください。

【KVM】

採取したスナップショットをリストアすると、以下のL-Serverのパラメーターは採取時の状態に戻ります。

・ CPU数

・ CPU性能

・ メモリサイズ

・ 大メモリ量

・ ディスクの構成

・ ネットワーク

・ OSの設定項目

また、L-Serverのディスク構成や電源状態により、可能な操作が異なります。

詳細は、「導入ガイド CE」の「8.6.9 RHEL-KVM利用時の注意点」の「スナップショット」を参照してください。

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注意

L-ServerのOSがLinuxの場合、スナップショット採取時のユーザー名とパスワードが保存されます。

セキュリティを確保するため、スナップショット採取後にパスワードを変更することをお勧めします。

【VMware】

CPU予約性能、メモリ予約容量はリストアされません。この値を変更すると、同一VMホスト上に存在するほかのVMゲストのリソース使

用量によりL-Serverが起動できないことがあります。

【KVM】

VMホスト上から、スナップショット操作(採取、削除)をしないでください。本製品から行うスナップショット操作に失敗する場合がありま

す。

同じL-Serverに対してスナップショットを複数回採取すると、スナップショットは、そのファイル名に対して自動的に1から始まる世代番号

を付加して管理されます。一定の世代数(標準は3世代分)を超えて採取した場合、古い世代のものが自動的に削除されます。保存す

る 大世代数の変更は、rcxadm imagemgrコマンドで行います。

rcxadm imagemgrコマンドについては、「リファレンスガイド (コマンド/XML編) CE」の「5.9 rcxadm imagemgr」を参照してください。

スナップショットを採取する場合、ディスク上のデータやファイルシステムに不整合が発生しないように、電源OFF状態のL-Serverに対

して採取することをお勧めします。

電源ON状態のL-Serverに対して採取する場合、事前に電源ON状態でスナップショットが採取できる設定にしてください。

電源ON状態でスナップショットが採取できる設定については、サーバ仮想化ソフトウェアのマニュアルを参照してください。

コマンドでの操作については、「リファレンスガイド (コマンド/XML編) CE」の「4.1 rcxadm image」を参照してください。

注意

スナップショットをリストアした直後は、L-ServerとVM管理製品が管理するVMゲストの構成に差分が生じる場合があります。

VMゲストの構成の差分は、VM管理製品に対して定期的に問い合わせ、L-Serverの構成に反映されます。

定期的な問合せによるL-Serverの構成の反映については、「17.2 変更」を参照してください。

【物理サーバ】

物理L-Serverの場合、スナップショットは利用できません。

【Hyper-V】

Hyper-Vを利用する場合、「導入ガイド CE」の「8.3.11 Hyper-V利用時の注意点」を参照してください。

【Xen】

RHEL5-Xenを利用する場合、スナップショットは利用できません。

L-Serverのスナップショットは、PRIMECLUSTER GDSを利用して採取してください。

詳細は、「導入ガイド CE」の「8.4.7 RHEL5-Xen利用時の注意点」を参照してください。

【Citrix Xen】

Citrix Xenを利用する場合、電源ON状態のL-Serverに対して、スナップショットは利用できません。

参考

サーバ仮想化ソフトウェアの提供するスナップショットは、ディスクを更新した差分を記録する方式です。このため、ディスク装置が故障

した場合、スナップショットも同時に利用できなくなります。スナップショットは、以下のようなトラブルへの対策として利用してください。

- 適用したパッチに問題があった場合の復旧

- OSのパラメーター変更に問題があった場合の復旧

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採取

ここでは、スナップショットの採取について説明します。

1. オーケストレーションツリーで対象のL-Serverを右クリックし、表示されたメニューで[スナップショット]-[採取]を選択します。

[スナップショットの採取]ダイアログが表示されます。

2. 必要に応じて以下の項目を設定します。

コメント

スナップショットを識別するためのコメントを入力します。

パーセント("%")、円マーク("\")、ダブルクォーテーション( " )、および改行以外の文字で、日本語、半角文字に関係なく128文字以内の文字列を指定できます。

【Citrix-Xen】

上記に加えて、シングルクォーテーション(')はコメントの文字として使用できません。

【KVM】

上記に加えて、日本語と全角文字はコメントの文字として使用できません。

3. [OK]ボタンをクリックします。

スナップショットの採取が行われます。

コマンドでは、rcxadm image snapshotを実行します。

rcxadm image snapshotコマンドについては、「リファレンスガイド (コマンド/XML編) CE」の「4.1 rcxadm image」を参照してください。

リストア

ここでは、スナップショットのリストアについて説明します。

スナップショットのリストアは、L-Serverが停止している状態で行ってください。

1. オーケストレーションツリーで対象のL-Serverを右クリックし、表示されたメニューで[スナップショット]-[リストア]を選択します。

[スナップショットのリストア]ダイアログが表示されます。

2. リストアするスナップショットの世代を選択します。

[スナップショットのリストア]ダイアログに表示される警告メッセージの内容を確認し、[スナップショットをリストアする。]チェックボッ

クスにチェックを入れます。

3. [OK]ボタンをクリックします。

スナップショットのリストアが行われます。

コマンドでは、rcxadm image restoreを実行します。

rcxadm image restoreコマンドについては、「リファレンスガイド (コマンド/XML編) CE」の「4.1 rcxadm image」を参照してください。

注意

・ 以下の場合、L-Serverの仕様変更は行いません。必要に応じてサーバ仮想化ソフトウェアから変更を行ってください。

- リストア対象のL-Serverに該当するVMゲストが、本製品に登録されていないVMホストへ移行したことがある場合

- 本製品が以下の状態で採取したスナップショットをリストアした場合

- バージョンがV2.2.2以前

- バージョンがV2.3.0で、以下の緊急修正が未適用

- T005433WP-03【Windows】

- T005567LP-01【Linux】

- 281 -

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・ スナップショットのリストア操作について【KVM】

スナップショットのリストア操作時において、スナップショットの情報が保持するディスクリソースの数と、リストア対象の仮想L-Serverのディスクリソースの数が異なる場合、スナッップショットのリストア操作後に、ディスクリソース数が変化します。

詳細は、「トラブルシューティング集」の「5.3 仮想L-Serverに対するスナップショットのリストア操作後に、ディスクリソース数が変化す

る【KVM】」を参照してください。

削除

ここでは、不要になった世代のスナップショットの削除について説明します。

1. オーケストレーションツリーで対象のL-Serverを右クリックし、表示されたメニューで[スナップショット]-[削除]を選択します。

[スナップショットの削除]ダイアログが表示されます。

2. 削除するスナップショットの世代を選択します。

3. [OK]ボタンをクリックします。

スナップショットの削除が行われます。

コマンドでは、rcxadm image deleteを実行します。

rcxadm image deleteコマンドについては、「リファレンスガイド (コマンド/XML編) CE」の「4.1 rcxadm image」を参照してください。

17.6.2 バックアップ・リストア

ここでは、L-Serverのバックアップ・リストアについて説明します。

物理L-Serverの場合に利用できます。

L-Serverのバックアップ・リストアは、L-Serverのシステムイメージをバックアップし、リストアする機能です。

同じL-Serverに対してバックアップを複数回採取すると、バックアップは、そのファイル名に対して自動的に1から始まる世代番号を付

加して管理されます。一定の世代数(標準は3世代分)を超えて採取した場合、古い世代のものが自動的に削除されます。

採取したシステムイメージをリストアすると、L-Serverのシステムディスクの内容は採取時の状態に戻ります。

注意

・ システムイメージのバックアップ・リストアでは、ブート環境(ローカル/SAN/iSCSI)およびRAID構成にかかわらず、管理対象サーバ

のBIOSで認識された1台目のディスク(起動ディスク)の内容だけ、バックアップ・リストアの対象になります。

なお、内蔵ディスクブート+SANデータ構成である場合は、イメージ操作対象ディスクを設定する必要があります。

詳細は、「操作ガイド VE」の「9.1.13 イメージ操作対象ディスクの変更」を参照してください。

2台目以降のディスク(データディスク)の内容はバックアップ・リストアできません。ほかのバックアップソフトウェアや、ストレージ装置

のコピー機能を利用して、データのバックアップ・リストアを行ってください。

なお、1台目のディスクに複数の区画(Windowsのドライブ、Linux/VMwareのパーティション)を設定している場合、すべてのパー

ティションがバックアップの対象になります。

表17.15 システムイメージのバックアップ・リストア対象の例

ディスク Windowsのディスク名 Windowsのドライブ名 バックアップ・リストア対象

1台目 ディスク 0C: ○

E: ○

2台目 ディスク 1D: ×

F: ×

・ バックアップ・リストアでは、管理対象サーバを再起動するため、業務を停止する必要があります。

・ リストアは、バックアップを採取したサーバにだけ実行できます。

・ UMCを有効にした管理対象サーバからバックアップを採取した場合、UMCを有効にした状態でサーバにリストアをしてください。

・ 先頭のパーティションは、基本パーティションである必要があります。

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・ 以下のファイルシステムの場合にバックアップを採取できます。なお、LVM(Logical Volume Manager)を使用しているファイルシス

テムは使用できません。

- NTFS

- EXT3

- EXT4

- LinuxSwap

ポイント

Red Hat Enterprise Linux 7の場合、デフォルトのインストールではXFSのファイルシステムになります。

・ VMホストに対する本製品によるバックアップ・リストア時の動作は、サーバ仮想化ソフトウェアごとに異なります。

VMホストの起動ディスク上にVMゲストが存在する場合の動作については、「設計ガイド VE」の「9.2.2 利用する製品別の機能」を

参照してください。

起動ディスク上にあるVMゲストをバックアップ・リストア対象にしない動作の場合、VMゲストの格納先を起動ディスク以外のディス

ク上にする運用にしてください。

・ VMホストをバックアップする場合、リストア後にサーバ仮想化ソフトウェアの構成管理が正常に行えるようにするため、VMゲストも

バックアップしてください。バックアップ時には、VMメンテナンスモードが自動的に設定されるので、VMホストをVMメンテナンス

モードに設定できる状態にしてください。

サーバ仮想化ソフトウェアの高可用性機能を使用しているVMホストをバックアップする場合、共有ディスク上にあるVMゲストをす

べてほかのVMホストに移動してからバックアップしてください。

バックアップしたあとは、ほかのVMホストに移動したVMゲストを元のVMホストに戻してください。

VMゲストのバックアップ方法と移動方法、およびVMメンテナンスモードについては、サーバ仮想化ソフトウェアのマニュアル、お

よび「設計ガイド VE」の「9.2.2 利用する製品別の機能」を参照してください。

・ VMホストをリストアする場合、リストア後にサーバ仮想化ソフトウェアの構成管理が正常に行えるようにするため、VMホストのバック

アップ時にバックアップしたVMゲストをリストアしてください。ただし、VMホストをバックアップしたあと、サーバ仮想化ソフトウェアの

構成管理に影響する変更(VMゲスト構成情報の格納場所変更、追加、削除など)がないとき、VMホストのバックアップ時にバック

アップしたVMゲストをリストアする必要はありません。

リストア時には、VMメンテナンスモードが自動的に設定されるので、VMホストをVMメンテナンスモードに設定できる状態にしてく

ださい。

サーバ仮想化ソフトウェアの高可用性機能を使用しているVMホストをリストアする場合、共有ディスク上にあるVMゲストをすべて

ほかのVMホストに移動してからリストアしてください。

リストアしたあとは、ほかのVMホストに移動したVMゲストを元のVMホストに戻してください。

VMゲストのリストア方法と移動方法、およびVMメンテナンスモードについては、サーバ仮想化ソフトウェアのマニュアル、および

「設計ガイド VE」の「9.2.2 利用する製品別の機能」を参照してください。

・ 管理対象サーバを削除した場合、そのサーバからバックアップしたシステムイメージも削除されます。

・ システムイメージのバックアップ・リストア、または削除中は、同じ管理対象サーバのシステムイメージ(異なる世代も含む)を指定し

てバックアップ・リストア、削除はできません。

・ クローニングイメージを配付し、サーバ名を変更したサーバに対してシステムイメージをリストアする場合、サーバリソースツリーに

表示されている"サーバ名"とイメージ一覧のシステムイメージ一覧に表示されている"サーバ名"が、変更後のサーバ名と一致して

いるか確認したあと、リストアしてください。

・ 管理対象サーバのWatchdog(一定時間OSが応答しない状態をハングと検出して、自動的にリセットまたは電源OFFする機能)が有

効になっていると、バックアップ・リストア中に自動的にリセットまたは電源OFFされることがあります。

バックアップ・リストアを行う前に、設定を無効にしてください。

詳細は、管理対象サーバのマニュアルを参照してください。

・ リストア時に、バックアップ先のディスクサイズがシステムイメージをバックアップしたときと異なる場合、バックアップしたサーバよりも

サイズが大きいディスクのときはリストアできます。

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リストア後はバックアップ時のディスクサイズを超える領域は未使用領域になります。未使用領域は新たにパーティションを作成す

れば使用できます。

バックアップしたサーバよりもサイズが小さいディスクへのリストア、バックアップ・リストアを使用する切替え・切戻し、およびクローニ

ングはできません。

予備サーバ、クローニングを行うサーバについてもディスクサイズを合わせてください。

・ システムイメージのバックアップ・リストア、クローニングイメージの採取・配付は同時に4つの処理まで実行できます。5つ以上の処

理が要求された場合、実行中の処理が完了するまで待機状態になります。

なお、バックアップ・リストア方式によるサーバ切替え・切戻し中に実行されるリストア処理も待機状態になります。バックアップ・リス

トア方式の自動リカバリまたは手動切替えを利用する場合、同時に実行するシステムイメージのバックアップ・リストア、クローニング

イメージの採取・配付の処理数は3つまでにしてください。

・ PRIMEQUESTのサーバに対してバックアップ・リストアを行う際は、対象サーバのブートオプションの設定とBIOSのブートオプショ

ンの設定が一致しているか確認してください。異なる場合は設定を一致させてから処理を行ってください。ブートオプションの変更

方法については、「7.1.10 ブートオプションの変更」を参照してください。

また、PRIMEQUEST 1000 Type2の場合、UEFIのx2APICモードを無効にしてください。

・ PRIMEQUEST 2000シリーズはWindowsマネージャーの場合だけバックアップとリストアができます。オンボードLANのNICだけ

PXEブートに対応しています。

・ 管理対象サーバがLinuxで、by-id名を使用してディスクを認識している場合、採取したシステムイメージをディスク交換後にリストア

できません。

・ 物理L-Serverにクラスタソフトウェアを導入している場合はサポートしていません。

・ バックアップ・リストアを行う場合、以下のすべての条件を満たす必要があります。

- バックアップの場合

- L-Serverの状態がリソース割当て済み(allocated)

- L-Serverが起動状態

- L-Serverがエージェント登録された状態

- リストアの場合

- L-Serverの状態がリソース割当て済み(allocated)

以下の手順で、システムイメージのバックアップ・リストアを行います。

バックアップ

1. オーケストレーションツリーで対象のL-Serverを右クリックし、表示されたメニューで、[バックアップリストア]-[バックアップ]を選択

します。

[システムイメージのバックアップ]ダイアログが表示されます。

2. 必要に応じて以下の項目を設定します。

コメント

システムイメージを識別するためのコメントを入力します。

パーセント("%")、円マーク("\")、ダブルクォーテーション( " )、および改行以外の文字で、日本語、半角文字に関係なく128文字以内の文字列を指定できます。

3. [OK]ボタンをクリックします。

システムイメージがバックアップされます。

システムイメージのバックアップ中は一時的にL-Serverが電源OFFになります。

処理状況はRORコンソールの進捗状況エリアで確認できます。進捗状況エリアの[キャンセル]ボタンをクリックすると、確認ダイ

アログが表示され、処理を中断できます。

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コマンドでは、rcxadm image backupを実行します。

rcxadm image backupコマンドについては、「リファレンスガイド (コマンド/XML編) CE」の「4.1 rcxadm image」を参照してください。

リストア

1. オーケストレーションツリーで対象のL-Serverを右クリックし、表示されたメニューで、[バックアップリストア]-[リストア]を選択します。

[システムイメージのリストア]ダイアログが表示されます。

2. リストアするシステムイメージの世代を選択します。

[システムイメージのリストア]ダイアログに表示される警告メッセージの内容を確認し、[システムイメージをリストアする。]チェック

ボックスにチェックを入れます。

3. [OK]ボタンをクリックします。

システムイメージがリストアされます。

処理状況はRORコンソールの進捗状況エリアで確認できます。進捗状況エリアの[キャンセル]ボタンをクリックすると、確認ダイ

アログが表示され、処理を中断できます。

コマンドでは、rcxadm image restoreコマンドを実行します。

rcxadm image restoreコマンドについては、「リファレンスガイド (コマンド/XML編) CE」の「4.1 rcxadm image」を参照してください。

削除

ここでは、不要になった世代の、システムイメージのバックアップの削除について説明します。

1. オーケストレーションツリーで対象のL-Serverを右クリックし、表示されたメニューで[バックアップリストア]-[削除]を選択します。

[システムイメージの削除]ダイアログが表示されます。

2. 削除するシステムイメージの世代を選択します。

3. [OK]ボタンをクリックします。

バックアップされたシステムイメージの削除が行われます。

コマンドでは、rcxadm image deleteを実行します。

rcxadm image deleteコマンドについては、「リファレンスガイド (コマンド/XML編) CE」の「4.1 rcxadm image」を参照してください。

17.7 VMホスト間の移動(マイグレーション)L-Serverのサーバ間の移動(マイグレーション)について説明します。

【物理サーバ】

物理L-Serverの場合、サーバ間の移動(マイグレーション)は利用できません。

以下の手順で、サーバ間の移動を行います。

1. オーケストレーションツリーで対象のL-Serverを右クリックし、表示されたメニューで[サーバ間の移動]を選択します。

[サーバ間の移動]ダイアログが表示されます。

2. 移動先のVMホスト一覧から、移動先のVMホストを選択します。移動先のVMホスト一覧には、マイグレーションできるVMホスト

の一覧が表示されます。

3. [OK]ボタンをクリックします。

コマンドでは、rcxadm lserver migrateを実行します。

rcxadm lserver migrateコマンドについては、「リファレンスガイド (コマンド/XML編) CE」の「3.6 rcxadm lserver」を参照してください。

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注意

移動先のVMホストは、CPUとメモリの空き容量が存在するものを選択してください。空き容量が不足している場合、サーバ間の移動

や、L-Serverの起動に失敗する場合があります。

サーバ間の移動で[自動選択]を指定した場合、L-Server作成時に指定した[使用するVMホスト]の[使用するリソース種別]の値に応じ

て、動作が異なります。オーバーコミットを設定しているL-Serverの場合も同様です。

・ [使用するリソース種別]に[自動選択]を設定した場合

アクセスできるVMプールから移動先のVMホストが選択され、サーバ間の移動が行われます。

なお、オーバーコミットを使用している環境の場合、L-Serverに対するオーバーコミットの設定に応じて、以下のようになります。

- オーバーコミットを設定しているL-Server

オーバーコミットが設定されたアクセスできるリソースプールから移動先のVMホストが選択され、サーバ間の移動が行われま

す。

- オーバーコミットを設定していないL-Server

オーバーコミットが設定されていないアクセスできるリソースプールから移動先のVMホストが選択され、サーバ間の移動が行

われます。

移動先のVMホストの選択条件については、「設計ガイド CE」の「2.2.3 L-Server」の「L-Server配備先の選択」を参照してください。

・ [使用するリソース種別]に[VMプール]を設定した場合

VMプールの中から移動先のVMホストが選択され、サーバ間の移動が行われます。

なお、オーバーコミットを使用している環境では、L-Serverに対するオーバーコミットの設定と、VMプールに対するオーバーコミッ

トの設定が一致している必要があります。

移動先のVMホストの選択条件については、「設計ガイド CE」の「2.2.3 L-Server」の「L-Server配備先の選択」を参照してください。

・ [使用するリソース種別]に[VMホスト]を設定した場合

移動先が存在しないためサーバ間の移動が失敗します。なお、オーバーコミットを使用している環境では、L-Serverに対するオー

バーコミットの設定と、VMホストが属するVMプールに対するオーバーコミットの設定が一致している必要があります。

以下のどれかを行ってください。

- 移動先のVMホスト一覧からVMホストを選択して再実行する。

- [L-Serverの仕様変更]ダイアログで"使用するVMホスト"を"自動選択"に変更したあと、サーバ間の移動を再実行する。

- [L-Serverの仕様変更]ダイアログで"使用するVMホスト"を"プール"に変更したあと、割り当てられたリソースを確認し、必要に

応じてサーバ間の移動を再実行する。

- [L-Serverの仕様変更]ダイアログで"使用するVMホスト"を"VMホスト"に変更したあと、割り当てられたリソースを確認し、必要

に応じてサーバ間の移動を再実行する。

移動先VMホストに、VMホストを指定した場合、オーバーコミットの設定に依存せずに、サーバ間の移動が実行されます。

なお、使用するVMホストに設定された情報は、以下の方法で確認できます。

・ オーケストレーションツリーで対象のL-Serverを選択し、"リソース一覧"タブ内の"使用リソース"を確認する

・ オーケストレーションツリーで対象のL-Serverを選択し、"リソース詳細"タブの"使用するリソース"を確認する

保守モードでは、仮想L-Serverのマイグレーションの自動選択対象から、対象VMホストを除きます。

ユーザー操作によるマイグレーションは可能です。

サーバ間の移動(マイグレーション)を行う場合、「設計ガイド CE」の「付録E 仮想L-Server作成のための事前準備」の各VM種別の章を

参照してください。

【VMware】

クラスタを越えた移動(マイグレーション)を行う場合、VMwareではリソースプールを越えた移動(マイグレーション)になります。本製品

では、VMwareのリソースプールは管理していないため、移動(マイグレーション)は同一のクラスタ(同一のリソースプール)内となります。

なお、VMwareのリソースプールについては、ヴイエムウェア社の「vSphere リソース管理ガイド」を参照してください。

- 286 -

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【Solarisゾーン】

予備サーバの設定がされているVMホストに配備されている場合、マイグレーションはできません。

予備サーバの設定がされていないVMホストに配備されている場合、ディスクを共有し、予備サーバの設定がされていないVMホストの

範囲で、マイグレーションができます。

【OVM for SPARC】

L-Serverのサーバ間の移動(マイグレーション)を行う場合、L-Serverが検出しているすべてのディスクにディスクリソースが関連付いて

いる必要があります。また、以下のすべての条件を満たすものが移動先の候補になります。

・ L-Serverに割り当て済みのディスクリソースを共有しているVMホスト

・ VMホストに対する予備サーバの設定が同一のVMホスト

以下のどちらかの方法でL-Serverを指定したVMホストへ移動した場合、移動後のL-Serverは、ディスクリソースと関連付いていない状

態、またはディスク情報が更新されない状態になる場合があります。

・ RORコンソールのサーバツリーからのサーバ間の移動

・ コマンドを使用し移動先のVMホストを指定したサーバ間の移動

サーバ間の移動で[自動選択]を指定した場合、L-Serverに割り当てられているディスクを共有しているL-Server(ゲストドメイン)が存在

するVMホストへは、移動しません。

電源がONのL-Serverに対して、マイグレーション先に以下のVMホストを指定したライブマイグレーションを実行した場合の動作は、

OVM for SPARCの仕様に依存します。

・ 操作対象のL-Serverとディスクを共有している、電源がONのL-Server(ゲストドメイン)が存在するVMホスト

参考

仮想L-Serverの場合、サーバ間の移動は、ROR VEのVMホームポジションを利用できます。

詳細は、「操作ガイド VE」の「15.3 VMホームポジション」を参照してください。

17.7.1 VMホスト間の強制移動(強制マイグレーション)VMホストのハード故障などの際に、そのVMホスト上にある、仮想L-Serverに対して、サーバ間の強制移動(強制マイグレーション)を行

う場合の手順を説明します。

本機能は、RHEL-KVMについてサポートします。

1. 強制マイグレーション実行前の確認事項

- 移動元のVMホストの設定において、VMゲストの自動起動設定が無効になっていること。

- 移動元のVMホストの電源状態が停止状態であること。

注意

移動元のVMホストが停止していることを必ず確認してください。移動元のVMホストが動作している場合に指定すると、二重マウ

ントの状態となりL-Serverのディスクのデータが破損する可能性があります。

2. 強制マイグレーションの実行

rcxadm lserver migrateコマンドに -force オプションをつけて実行します。

rcxadm lserver migrateコマンドについては、「リファレンスガイド (コマンド/XML編) CE」の「3.6 rcxadm lserver」を参照してくださ

い。

- 287 -

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3. 強制マイグレーションの実行後の後処理

a. 移動元のVMホストを保守モードに設定し、そのハードの保守が完了した後に、強制マイグレーションした仮想L-Serverに割り当てられているVMゲストの定義を削除してください。削除はVMホスト上で直接行ってください。

注意

削除前に、VMゲストを起動させないでください。移動先のVMホストでも移動させたVMゲストが動作している場合、二重

マウントの状態となりL-Serverのディスクのデータが破損する可能性があります。

b. 保守モードを解除してください。

c. virshコマンドを使用し、VMゲストの定義を削除してください。【KVM】

virshコマンドは、「Virtualization Administration Guide」の以下を参照してください。

- Chapter 14. Managing guests with virsh

URL: https://access.redhat.com/site/documentation/en-US/Red_Hat_Enterprise_Linux/index.html

17.8 L-Serverへのリソースの割当てと解放

ここでは、L-Serverへのリソースの割当てと解放について説明します。

L-Serverに割り当てる資源が存在しない環境でも、事前にL-Serverの定義だけを作成しておくなど、柔軟な構築・運用が行えます。

【Solarisゾーン(Solaris10)】【OVM for SPARC】

サーバ管理製品で管理されていないVMホスト上に、構築済みの仮想マシンとL-Serverを関連付けた際、定義ファイルの値に応じてL-Serverへのリソースの割当てと解放が設定されます。なお、構築済みの仮想マシンとL-Serverを関連付けたあとは、変更できません。

定義ファイルについては、「17.8.1 導入」を参照してください。

L-Serverを作成する際に、以下を設定します。

・ L-Serverの定義を作成

L-Serverの定義だけを作成する場合、L-Server作成時に、"構成定義のみ作成"を設定します。

詳細は、「16.2.1 [基本情報]タブ」および「16.3.1 [基本情報]タブ」を参照してください。

作成されたL-Serverには、IPアドレス/MACアドレス/WWNだけが割り当てられ、"[定義]"と表示されます。

・ L-Serverのサーバリソースを自動解放

L-Serverの電源をOFFにしたとき、サーバのリソースを解放する場合、L-Server作成時に[電源切断時のサーバ解放]を設定します。

詳細は、「16.2.2 [サーバ]タブ」および「16.3.2 [サーバ]タブ」を参照してください。

本設定が行われたL-Serverの電源がOFFになった場合、"[サーバ未割当]"と表示されます。

注意

サーバ種別が"物理"で用途変更により同じサーバのリソースを共有する場合、そのサーバのリソースを割り当てるL-Serverは[電源

切断時のサーバ解放]を必ず設定してください。

[電源切断時のサーバ解放]を設定しないL-Serverにサーバのリソースが割り当てられると、そのサーバのリソースは共有できなくな

ります。

注意

サーバ仮想化ソフトウェアからVMゲストを削除したL-Serverは、リソース割当て状態が"unknown"と表示されます。

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対処法については、「トラブルシューティング集」の「3.9 状態が"unknown"の仮想L-Serverに対する操作が失敗する。」を参照してくだ

さい。

図17.3 L-Serverの状態遷移

未定義状態(undefined)以外の状態で、L-Serverの削除が行えます。

17.8.1 導入

事前に以下の定義ファイルに値を設定することで、L-Server作成時の[基本情報]タブおよび[サーバ]タブの初期値、およびL-Serverに関する動作を変更できます。

L-Serverテンプレートに設定できる値については、L-Serverテンプレートに値が設定されていない場合に、定義ファイルの値が有効に

なります。

なお、コマンドでのL-Server作成については、L-ServerのXMLファイルに値が設定されていない場合に、定義ファイルの値が有効にな

ります。

定義ファイルの文字コードはUTF-8にしてください。

定義ファイルの格納先

【Windowsマネージャー】

インストールフォルダー\SVROR\Manager\etc\customize_data

【Linuxマネージャー】

/etc/opt/FJSVrcvmr/customize_data

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定義ファイル名

l_server.rcxprop

定義ファイルの形式

定義ファイルでは、1行ごとに以下のように記述してください。

キー = 値

定義ファイルの指定項目

以下の項目を指定します。

表17.16 定義ファイルの指定項目一覧

項目 キー 値 備考

リソース割当て allocate_after_create true|false

・ L-Serverの作成でリソース割当ても行う場合

"true"を指定します。

・ L-Serverの定義だけ作成する場合

"false"を指定します。

省略時は、"true"が設定されます。

[基本情報]タブの[構成定義作成]の初期値になります。

サーバの自動解放 auto_preserved true|false

・ L-Serverの電源OFFで、サーバリソースの解放を行う

場合

"true"を指定します。

・ L-Serverの電源OFFで、サーバリソースの解放を行

わない場合

"false"を指定します。

省略時は、"false"が設定されます。

[サーバ情報]タブの[電源切断時のサーバ解放]の初期

値になります。

L-Serverテンプレートで指定できます。

VM名の番号付け vm_name_suffix true|false

・ VM名を"仮想L-Server名-番号"にする場合

"true"を指定します。

番号の詳細は、「16.1 L-Serverテンプレートを利用し

たL-Serverの作成」の「L-Server名とVMゲスト名の関

連付け」を参照してください。

・ 番号を付けず、仮想L-Server名とVM名を同じ名前

にする場合

"false"を指定します。

省略時は、"true"が設定されます。

また、本項目の設定値を切り替えても、既存の仮想L-Server名とVM名について自動的な変更は行われません。

本項目は、仮想L-Serverの作成、仮想L-Serverの基本情

報/仕様変更、および構築済み仮想マシンをL-Serverに関連付けたときだけ影響します。

本設定値が"false"の状態で作成されたL-Serverは、VM名の変更に伴いL-Server名も自動的に変更されます。た

だし、VM名がL-Server名の規約に準拠している必要が

あります。

IPアドレスの取込み reserve_ip_address true|false構築済みの仮想マシンをL-Serverへ関連付ける際に、仮

想マシンに割当て済みのIPアドレスを取込む場合は"true"

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項目 キー 値 備考

を指定します。

省略時は、"false"が設定されます。

なお、仮想マシンに割当て済みのIPアドレスを取り込む

には、前提条件があります。前提条件については、「18.4.1事前準備」を参照してください。

17.8.2 操作

ここでは、L-Serverへのリソースの割当てと解放、および構成定義情報の変更について説明します。

17.8.2.1 リソースの割当て

L-Serverを起動すると、リソースが割り当てられます。

L-Serverの起動方法については、「17.1.1 起動」を参照してください。

L-Serverの初回起動時に、サーバおよびディスクのリソースが割り当てられます。クローニングイメージの指定がある場合、イメージの

配付も行われます。

L-Serverのサーバリソースが解放されていた場合、サーバリソースを割り当てます。

17.8.2.2 リソースの解放

L-Serverを停止すると、サーバリソースが解放されます。

L-Serverの停止方法については、「17.1.2 停止」を参照してください。

物理L-Serverと仮想L-Serverでは、サーバリソースの解放が異なります。

・ 物理L-Server

L-Serverで使用していた物理サーバが解放されます。

・ 仮想L-Server

VMホスト上に作成されたVMゲストは、そのVMホストの使用量換算の対象外になります。

17.8.2.3 構成定義情報の変更

定義済み状態(defined)のL-Serverの変更は、下記の手順で行います。

L-Platformの作成で配備されたL-Serverの場合、生存監視の設定変更はrcxadm lserver modifyコマンドで行ってください。

1. オーケストレーションツリーで対象のL-Serverを右クリックし、表示されたメニューで[設定変更]-[定義情報]を選択します。

[L-Serverの定義変更]ダイアログが表示されます。

2. 変更する項目を修正します。

[L-Serverの定義変更]ダイアログでの設定値については、「第16章 L-Serverの作成」を参照ください。

3. [OK]ボタンをクリックします。

L-Serverの定義情報が変更されます。

コマンドでは、rcxadm lserver modifyを実行します。

rcxadm lserver modifyコマンドについては、「リファレンスガイド (コマンド/XML編) CE」の「3.6 rcxadm lserver」を参照してください。

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注意

旧バージョンから移行した定義済み状態のL-Serverに対して構成定義の変更を行った場合、生存監視は無効になります。生存監視を

有効にする場合、再度L-Serverの構成変更を行ってください。

17.9 物理サーバの用途変更

ここでは、物理サーバの用途変更について説明します。

用途変更は、物理サーバの台数以上のL-Serverを用意し、起動するL-Serverを切り替えて使用する機能です。本機能により、時間帯

や状況に応じて物理サーバの用途を変更できるため、サーバの資源を有効活用できます。

L-Serverの起動ディスクとIPアドレスは、物理サーバをほかのL-Serverが利用している間も保持されます。

本機能はL-Serverの実体が物理サーバの場合に使用できます。仮想マシンの場合、特に設定をしなくても1台のVMホストに複数のL-Serverが配置できるため、起動するL-Serverを選択することで、物理サーバの用途変更と同じ効果が得られます。

本機能は、以下の2種類の使い方があります。

・ 1台の物理サーバに対し、複数のL-Serverを切り替えて利用

L-Serverを起動する物理サーバは、常に同じものになります。

・ サーバプール内の未使用の物理サーバに対し、複数のL-Serverを切り替えて利用

サーバプールの空き状況に応じて、L-Serverに割り当てられる物理サーバが異なります。

17.9.1 用途変更を行うL-Serverの設定

ここでは、用途変更を行うL-Serverの設定について説明します。

L-Serverが構成定義だけ作成済み(defined)の場合とリソース割当て済み(allocated)の場合で動作が異なります。

・ L-Serverの状態が構成定義だけ作成済み(defined)の場合

「17.9.1.1 構成定義だけ作成済み(defined)の場合」を参照してください。

・ L-Serverの状態がリソース割当て済み(allocated)の場合

「17.9.1.2 リソース割当て済み(allocated)の場合」を参照してください。

17.9.1.1 構成定義だけ作成済み(defined)の場合

ここでは、L-Serverの状態が構成定義だけ作成済み(defined)の場合の設定と運用について説明します。

設定

用途変更に使用する物理サーバの台数だけ、以下の手順を繰り返します。

1. 各リソースの作成と登録

各リソースの作成と登録を行います。

リソースの作成と登録については、「第5章 リソースの登録」と「第14章 リソースのリソースプールへの登録」を参照してください。

2. L-Serverの作成

「第16章 L-Serverの作成」を参照し、構成定義だけ作成済み(defined)のL-Serverを作成します。

このとき、以下の設定を行ってください。

- [基本情報]タブのイメージ選択で、[イメージの配付]を[配付する]に設定してください。

- [基本情報]タブの[構成定義のみ作成]チェックボックスにチェックを入れてください。

- [サーバ]タブの、[電源切断時のサーバ解放]の[自動]チェックボックスにチェックを入れてください。

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運用

運用方法は以下のとおりです。

・ 1台の物理サーバに対し、複数のL-Serverを切り替えて利用する方式の場合

以下の手順を繰り返すことで、用途を変更できます。

1. 用途変更元の物理サーバとL-Serverの確認

2. 用途変更元のL-Serverの停止

用途を変更したい物理サーバ上で動作しているL-Serverを停止します。

詳細は、「17.1.2 停止」を参照してください。

3. 用途変更先のL-Serverの起動

詳細は、「17.1.1 起動」を参照してください。

なお、変更後のL-Serverの起動が完了するまでの間は、変更前のL-Serverを操作できません。

・ サーバプール内の未使用の物理サーバに対し、複数のL-Serverを切り替えて利用する方式の場合

以下の手順を繰り返すことで、用途を変更できます。

1. サーバプールの確認

サーバプールに未使用の物理サーバが存在するか確認してください。

2. 用途変更先のL-Serverの起動

詳細は、「17.1.1 起動」を参照してください。

なお、変更後のL-Serverの起動が完了するまでの間は、変更前のL-Serverを操作できません。

17.9.1.2 リソース割当て済み(allocated)の場合

ここでは、L-Serverの状態がリソース割当て済み(allocated)の場合の設定と運用について説明します。

設定

用途変更に使用する物理サーバの台数だけ、手順1.を行います。

1. 各リソースの作成と登録

リソースの作成と登録については、「第5章 リソースの登録」と「第14章 リソースのリソースプールへの登録」を参照してください。

2. L-Serverの作成(1台目)

「第16章 L-Serverの作成」を参照し、リソース割当て済み(allocated)のL-Serverを作成します。

このとき、以下の設定を行ってください。

- [基本情報]タブのイメージ選択で[イメージの配付]を[配付する]に設定してください。

- [基本情報]タブの[構成定義のみ作成]チェックボックスにチェックを入れないでください。

- [サーバ]タブの、[電源切断時のサーバ解放]の[自動]チェックボックスにチェックを入れてください。

3. L-Serverの設定変更

1台の物理サーバに対し、複数のL-Serverを切り替えて利用する方式の場合

用途変更に使用する物理サーバの数だけ以下の手順を繰り返します。

a. 各リソースの作成と登録

リソースの作成と登録については、「第5章 リソースの登録」と「第14章 リソースのリソースプールへの登録」を参照してくだ

さい。

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b. 用途変更元のL-Serverのリソースを解放

用途変更元のL-Serverからリソースの内容を保持した状態で、リソースを解放します。

詳細は、「17.8.2.2 リソースの解放」を参照してください。

c. L-Serverの作成

「第16章 L-Serverの作成」を参照し、リソース割当て済み(allocated)のL-Serverを作成します。

このとき、以下の設定を行ってください。

- [基本情報]タブのイメージ選択で[イメージの配付]を[配付する]に設定してください。

- [基本情報]タブの[構成定義のみ作成]チェックボックスにチェックを入れないでください。

- [サーバ]タブの、[電源切断時のサーバ解放]の[自動]チェックボックスにチェックを入れてください。

サーバプール内の未使用の物理サーバに対し、複数のL-Serverを切り替えて利用する方式の場合

用途変更に使用する物理サーバの数だけ、以下の手順を繰り返します。

a. 各リソースの作成と登録

リソースの作成と登録については、「第5章 リソースの登録」と「第14章 リソースのリソースプールへの登録」を参照してくだ

さい。

b. サーバプールの確認

サーバプールに未使用の物理サーバが存在するか確認してください。

指定したサーバプールに存在するすべての物理サーバに対して、L-Serverが割り当てられている場合、L-Serverから物理

サーバを解放します。

c. 用途変更元のL-Serverのリソースを解放

用途変更元のL-Serverからリソースの内容を保持した状態でリソースを解放します。

詳細は、「17.8.2.2 リソースの解放」を参照してください。

d. L-Serverの作成

「第16章 L-Serverの作成」を参照し、リソース割当て済み(allocated)のL-Serverを作成します。

このとき、以下の設定を行ってください。

- [基本情報]タブのイメージ選択で[イメージの配付]を[配付する]に設定してください。

- [基本情報]タブの[構成定義のみ作成]チェックボックスにチェックを入れないでください。

- [サーバ]タブの、[電源切断時のサーバ解放]の[自動]チェックボックスにチェックを入れてください。

運用

物理サーバの用途変更の運用方法は、以下のとおりです。

事前に設定を行ったうえで運用してください。

・ 1台の物理サーバに対し、複数のL-Serverを切り替えて利用する方式の場合

以下の手順を繰り返すことで、用途を変更できます。

1. 使用する物理サーバの確認

2. 用途変更元のL-Serverの停止

用途を変更したい物理サーバ上で動作しているL-Serverを停止します。

詳細は、「17.1.2 停止」を参照してください。

3. 用途変更先のL-Serverの起動

詳細は、「17.1.1 起動」を参照してください。

なお、変更後のL-Serverの起動が完了するまでの間は、変更前のL-Serverを操作できません。

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・ サーバプール内の未使用の物理サーバに対し、複数のL-Serverを切り替えて利用する方式の場合

以下の手順を繰り返すことで、用途を変更できます。

1. サーバプールの確認

サーバプールに未使用の物理サーバが存在するか確認してください。

2. 用途変更先のL-Serverの起動

詳細は、「17.1.1 起動」を参照してください。

なお、変更後のL-Serverの起動が完了するまでの間は、変更前のL-Serverを操作できません。

17.9.2 運用

物理サーバの用途変更の運用方法は、以下のとおりです。

事前に「17.9.1 用途変更を行うL-Serverの設定」を行ったうえで運用してください。

・ 1台の物理サーバに対し、複数のL-Serverを切り替えて利用する方式の場合

以下の手順を繰り返すことで、用途を変更できます。

1. 用途変更元のL-Serverの停止

用途を変更したい物理サーバ上で動作しているL-Serverを停止します。

詳細は、「17.1.2 停止」を参照してください。

2. 用途変更先のL-Serverの起動

詳細は、「17.1.1 起動」を参照してください。

なお、変更後のL-Serverの起動が完了するまでの間は、変更前のL-Serverを操作できません。

・ サーバプール内の未使用の物理サーバに対し、複数のL-Serverを切り替えて利用する方式の場合

以下の手順を繰り返すことで、用途を変更できます。

1. サーバプールの確認

サーバプールに未使用の物理サーバが存在するか確認してください。

2. 用途変更先のL-Serverの起動

用途の変更先になるL-Serverを起動します。

詳細は、「17.1.1 起動」を参照してください。

なお、変更後のL-Serverの起動が完了するまでの間は、変更前のL-Serverを操作できません。

ポイント

・ L-Serverの再起動を行っている途中の一時的な停止では、用途を変更できません。

・ RORコンソールやコマンドを利用してL-Serverの電源を操作せず、物理サーバの電源を直接操作した場合、 後に起動していた

L-Serverが起動します。

・ 後に起動していたL-Serverが、すでにほかの物理サーバで起動していた場合、起動ディスクがない状態になり、起動に失敗しま

す。

17.9.3 設定の解除

ここでは、用途変更を行うL-Serverの設定の解除について説明します。

1. 固定運用するL-Serverの設定変更

[L-Serverの仕様変更]ダイアログで、[電源切断時のサーバ解放]の[自動]チェックボックスのチェックを外し、[OK]ボタンをクリッ

クします。

詳細は、「17.2.1 仕様変更」を参照してください。

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2. 不要なL-Serverの削除

不要になったL-Serverが存在する場合、「17.4 削除」の手順に従って、L-Serverを削除します。

17.10 仮想L-Serverのエクスポートおよびインポート

ここでは、仮想L-Serverのエクスポートおよびインポートについて説明します。

17.10.1 仮想L-Serverのエクスポートおよびインポートの概要

ここでは、仮想L-Serverのエクスポートおよびインポートの概要について説明します。

外部クラウドサービスなどへVMゲストを移行させるために、仮想L-Serverをエクスポートできます。

また、別環境の本製品、または外部クラウドサービスからエクスポートした仮想マシンの仮想ハードディスクを仮想L-Serverとしてイン

ポートすることができます。

エクスポートおよびインポートできる仮想L-ServerのOS種別は、以下の英語版または日本語版です。

【VMware】

・ Windows Server 2012 R2

・ Windows Server 2012

・ Windows Server 2008 R2

・ Windows Server 2008

・ Windows Server 2003

17.10.1.1 エクスポートおよびインポートの前提条件

仮想L-Serverのエクスポートおよびインポートは、以下の環境に管理LANでアクセスできるWindowsマシンにVMコンバーターをインス

トールして実行します。

・ エクスポート対象となる仮想L-Serverが存在するVMホスト、あるいはインポートした仮想L-Serverを保存するVMホスト

・ 本製品のマネージャーがインストールされたサーバ

Windowsマシンには、事前にVMホストと本製品のマネージャーのホスト名(FQDN)でアクセスできるように、hostsファイルまたはDNSサーバによる名前解決の設定を行ってください。

VMコンバーターは、以下のWindows OSにインストールできます。

・ Windows Server 2012 R2

・ Windows Server 2012

・ Windows Server 2008 R2

・ Windows 8.1

・ Windows 8

・ Windows 7

実行条件

・ エクスポートおよびインポートは、インフラ管理者または兼任管理者が実行できます。

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・ エクスポートは、対象となる仮想L-Serverが停止中のときだけ実行できます。

処理中は、VM管理製品などから仮想L-Serverの操作を行わないでください。

・ エクスポートおよびインポートの同時実行数は、使用している仮想製品の同時操作の制限、ネットワーク帯域、コンピューターCPUリソースなどに影響されます。2多重までを推奨します。

サポートするVMホスト

以下のVMホストの場合にサポートします。

・ VMware

ディスク構成の取り扱い

・ エクスポートされたファイルの形式は以下をサポートしています。

- VMwareの標準の仮想マシンディスクフォーマットであるVMDK形式

・ 複数ディスクを構成する仮想 L-Serverは、複数のファイルにエクスポートされます。

・ スナップショットを持つ仮想L-Serverは、差分がマージされた状態でエクスポートされます。

・ RDM(Raw Device Mapping)を使用する仮想L-Serverについては、エクスポートできません。

・ インポートするファイルの形式は以下をサポートしています。

- VMwareの標準の仮想マシンディスクフォーマットであるVMDK形式

・ システムボリュームのVMDKファイルだけインポートできます。複数のVMDKファイルから構成される仮想マシンは、インポートでき

ません。

注意

・ 仮想L-ServerをVM種別が異なるクラウド環境へエクスポートする場合、以下のような作業が事前または事後に必要になる場合が

あります。移行先クラウドの注意事項を確認し、移行を実施してください。

- 仮想L-Server内のVMware Toolsのアンインストール

- 移行先クラウドが必要とするエージェントやドライバーのインストール

- ネットワークの設定

・ 仮想L-ServerをVM種別が異なるクラウド環境からインポートする場合、以下のような作業が事前または事後に必要になる場合が

あります。移行先クラウドの注意事項を確認し、移行を実施してください。

- 移行元クラウドが必要とするエージェントやドライバーのアンインストール

- 仮想L-Server内へのVMware Toolsのインストール

- ネットワークの設定

・ データディスクをインポートする場合は、VM管理製品またはサーバ仮想化ソフトウェアからの操作が必要です。操作手順はVM管

理製品のマニュアルを参照してください。

17.10.1.2 VMコンバーターの準備

VMコンバーターのセットアッププログラム(SetupVMConverter.exe)は、本製品のマネージャーの以下のフォルダー配下に格納されて

います。

【Windowsマネージャー】

インストールフォルダー\SVROR\Manager\opt\FJSVrcxmr\sys\VMConverter

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インストールする Windowsマシンの任意のフォルダーにセットアッププログラムを格納し、起動してインストールしてください。

このとき、すでに旧バージョンのVMコンバーターがインストールされている場合は、本バージョンのセットアッププログラムでVMコン

バーターがアップグレードされます。このため、旧バージョンのVMコンバーターのアンインストールは不要です。

なお、VMコンバーターを利用するには、あらかじめ次の製品のインストールが必要です。

・ .NET Framework 3.5

・ .NET Framework 4

・ VC++ (Visual Studio 2012) ランタイム (x86)

http://www.microsoft.com/ja-jp/download/details.aspx?id=30679

これらの製品が正しくインストールされていない場合、VMコンバーターの起動時にこれらの製品に関連するエラーメッセージが表示さ

れます。

PowerShellの実行ポリシーをRemoteSignedに変更してください。管理者権限でPowerShellのコンソールを起動し、下記を実行します。

>Set-ExecutionPolicy -ExecutionPolicy RemoteSigned <RETURN>

実行ポリシーの変更後は、管理者権限で起動したPowerShellのコンソールは必要ありません。

VMコンバーターのアンインストールについては、コントロールパネルの[プログラムと機能]より実行できます。

VMコンバーターのアンインストールでは、VMコンバーターの再インストール時に使用できるようエクスポートを管理している情報は削

除されません。削除したい場合は、以下のフォルダーとその配下のファイルを削除してください。

%LOCALAPPDATA%\Fujitsu\Resource Orchestrator\VMConverter

17.10.2 エクスポート操作

ここでは、仮想L-Serverのエクスポート操作について説明します。

VMコンバーターでは、GUIおよび CLIによる仮想L-Serverのエクスポート機能を提供します。

仮想L-Serverのエクスポート機能では、選択した仮想L-Serverを指定されたフォルダーにエクスポートします。

17.10.2.1 VMコンバーターのエクスポートの準備

VMコンバーターのエージェントプログラムのインストール

移行先でのインポートに備え、エクスポートする仮想マシンには、あらかじめVMコンバーターのエージェントプログラムがインストール

されている必要があります。

エージェントプログラムのインストーラーは、VMコンバーターのインストールフォルダー配下に格納されています。

VMコンバーターインストールフォルダー\VMConverter\Agent\x86\TransportAgent.msi

VMコンバーターインストールフォルダー\VMConverter\Agent\x64\TransportAgent.msi

エクスポート対象の仮想マシンのOSのビットモードに合わせていずれかのインストーラーを選択し、仮想マシン上で実行してエージェ

ントプログラムをインストールしてください。

注意

エージェントプログラムは、VMコンバーターのバージョンV1.1.0以降に含まれています。

継続してインポートを実施する場合、V1.1.0以降のVMコンバーターを利用してください。

- 298 -

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17.10.2.2 VMコンバーターのGUIでのエクスポート操作

VMコンバーターで提供されるGUIにより、対象のL-Serverのエクスポートの開始、およびエクスポート処理(タスク)の進捗状況を取得

できます。

1. スタートメニューより、VMコンバーターを起動すると、エクスポート、インポート、または処理状況の表示のボタンのあるホーム画

面が表示されます。

図17.4 ホーム画面

- 299 -

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2. 移行元と移行先のクラウドを選択します。"- N/A -"は移行先クラウドを特定しない場合に選択します。

図17.5 クラウドの選択

3. 移行元クラウドのアカウント情報を入力します。

図17.6 アカウント情報の入力

- 300 -

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4. アカウントに対応するテナント中の仮想L-Server一覧が表示されるので、移行する仮想L-Serverを選択します。このとき選択でき

る L-Serverは1つだけです。

図17.7 仮想L-Serverの選択

- 301 -

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5. 選択した仮想L-Serverが動作するVMホスト情報を入力します。

図17.8 VMホスト情報の入力

- 302 -

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6. エクスポートされたファイルを格納するフォルダを指定します。なお、このフォルダーには、エクスポートされたファイルとともに、

仮想L-Serverのメタ情報ファイルも生成、格納されます。

図17.9 ファイルの格納先フォルダーの指定

- 303 -

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7. 確認画面が表示されるので、タスクを開始する場合には、[Launch]ボタンをクリックします。この後、1.のホーム画面に戻ります。

図17.10 確認画面

- 304 -

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8. ホーム画面の[Task Status]ボタンをクリックすると、進捗状況画面が表示されます。表示内容は、60秒間隔で自動的に更新され

ます。

図17.11 進捗状況画面

タスクの進捗状況の表示機能で出力される項目と各項目の説明については、以下の表を参照してください。

表17.17 タスクの進捗状況の表示機能で出力される項目と説明

GUIでの項目名 CLIでの項目名 説明

TID TaskID タスクID "TASK5桁の数値"

Name VMName エクスポート対象の仮想L-Server名

Src. SourceCloudType 移行元クラウド名

・ エクスポートの場合

"ROR"

・ インポートの場合

"N/A"

Dst. DestinationCloudType 移行先クラウド名

・ エクスポートの場合

"N/A"

・ インポートの場合

"ROR"

Operation 処理フェーズ "Export"または"Import"

Status タスクの状態

- 305 -

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GUIでの項目名 CLIでの項目名 説明

Initializing : 初期化中

Running : 実行中

Succeeded : 正常終了

Error : 異常終了

Aborted : 中止

Progress タスクの進捗割合(%表示)

Start Time タスクの開始時間(yyyy/MM/dd HH:mm:ss)

End Time タスクの終了時間(yyyy/MM/dd HH:mm:ss) 終了時までは表示なし

Message ・ Statusが Initializing, Running, Succeededの場合

- エクスポートの場合

エクスポートされた、または処理中のファイルの格納フォルダー名

- インポートの場合

インポートされた、または処理中の仮想マシン名

・ Statusが Error, Abortedの場合

エクスポートまたはインポート処理のエラーメッセージ

17.10.2.3 VMコンバーターのCLIでのエクスポート操作

VMコンバーターで提供されるCLIにより、対象のL-Serverのエクスポートの開始、およびエクスポート処理(タスク)の進捗状況を取得で

きます。

CLIは、Windows PowerShell2.0以降で以下のコマンドレットとして提供されます。

コマンドレットの使用にあたり、Import-Moduleコマンドを実行し、あらかじめモジュールマニフェストファイルをインポートしておく必要が

あります。

モジュールマニフェストファイルは、インストールフォルダー配下のファイルです。

VMコンバーターのインストールフォルダー\VMConverter\Client\PowerShell\Fujitsu.VMConverterClient.psd1

上記フォルダーに移動し、Import-Moduleコマンドを実行します。

Import-Module .\Fujitsu.VMConverterClient.psd1

コマンドレットの構文を説明します。

移行元のクラウドへのログイン

>Connect-SourceCloud -SourceCloudType String -SourceServer String -SourceServerUserName String -SourceServerPassword String <RETURN>

- 306 -

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コマンドレット名 説明 パラメーター 出力

(戻り値)パラメーター名 型 必須 説明

Connect-SourceCloud

移行元クラウド

にログインしま

す。

SourceCloudType String True 移行元となるクラウドの

種別を指定します。

"ROR"だけ指定できま

す。

なし

SourceServer 移行元となるクラウドの

サーバ名をFQDN名ま

たはIPアドレスで指定

します。

移行元として本製品の

管理サーバだけをサ

ポートします。

SourceServerUserName 移行元となるクラウドに

ログオンするための認

証ユーザーIDを指定

します。

SourceServerPassword 移行元となるクラウドに

ログオンするための認

証パスワードを指定し

ます。

移行元のクラウドからのログアウト

>Disconnect-SourceCloud -SourceCloudType String <RETURN>

コマンドレット名 説明パラメーター 出力

(戻り値)パラメーター名 型 必須 説明

Disconnect-SourceCloud

移行元クラウド

からログアウト

します。

SourceCloudType String True 移行元となるクラウドの

種別を指定します。

"ROR"だけ指定できま

す。

なし

移行元のクラウドのVM一覧の取得

>Get-VMList -SourceCloudType String <RETURN>

コマンドレット名 説明パラメーター

出力(戻り値)パラメーター名 型 必須 説明

Get-VMList 移行元クラウド

のVMの一覧

を取得します。

SourceCloudType String True 移行元となるクラウドの

種別を指定します。

"ROR"だけ指定できま

す。

Hashtable (VMリス

ト)

Name: カレントフォ

ルダー名

Value: VM名の列

挙(区切り文字は コンマ(","))

- 307 -

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エクスポートタスクの開始

>Start-ExportTask -SourceCloudType String [-SourceServer String] -SourceVMName String -SourceServerUserName String][-SourceServerPassword String] -VMHostUserName String -VMHostPassword String -DestinationCloudType String -OutFolderPath String [-Wait switch] <RETURN>

コマンドレット名 説明パラメーター 出力

(戻り値)パラメーター名 型 必須 説明

Start-ExportTask

エクスポートの

タスクを開始し

ます。

SourceCloudType String True 移行元となるクラウドの種別

を指定します。

"ROR"だけ指定できます。

タスクID(String)

SourceServer False ログイン済の場合、指定する

必要はありません。

移行元となるクラウドの管理

サーバ名をFQDN名または

IPアドレスで指定します。移

行元として本製品の管理

サーバだけをサポートしま

す。

SourceVMName True エクスポートするVM名(移行

元のクラウド上でのVM名)

SourceServerUserName Flase ログイン済の場合、指定する

必要はありません。

移行元のクラウドにログオン

するための認証ユーザーIDを指定します。

SourceServerPassword ログイン済の場合、指定する

必要はありません。

移行元のクラウドにログオン

するための認証パスワードを

指定します。

VMHostUserName True エクスポートするVMのVMホストにログオンするための

認証ユーザーIDを指定しま

す。

VMHostPassword エクスポートするVMのVMホストにログオンするための

パスワードを指定します。

DestinationCloudType 移行先のクラウドの種別を指

定します。

"N/A"だけ指定できます。

OutFolderPath エクスポート処理したファイ

ルの格納先フォルダーを指

定します。ローカルフォル

ダーまたは本ツールの実行

ユーザーがアクセス可能な

共有パスが指定できます。

Wait Switch False エクスポート処理が完了す

るまで待ちます。

通常はタスクの開始直後に

復帰しますが、本オプション

- 308 -

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コマンドレット名 説明パラメーター 出力

(戻り値)パラメーター名 型 必須 説明

を指定することでタスクが完

了するまで待ちます。

タスクの処理状況の更新・取得

>Update-ConvertTask [-Show] <RETURN>

コマンドレット名 説明パラメーター

出力(戻り値)パラメーター名 型 必須 説明

Update-ConvertTask

管理中のタス

クの実行状況

を更新します。

(タスクデータ

ベースの更新)

Show Switch False 指定された場合、更新

したタスク管理データ

ベースを読み出しま

す。

なし

タスクの進捗状況の表示機能で出力される項目と各項目の説明については、「表17.17 タスクの進捗状況の表示機能で出力される項

目と説明」を参照してください。

17.10.3 インポート操作

ここでは、仮想L-Serverのインポート操作について説明します。

VMコンバーターでは、CLIによる仮想L-Serverのインポート機能を提供します。

仮想L-Serverのインポート機能には、以下の3つの機能があります。

・ 別環境の本製品、または外部クラウドサービスからエクスポートした仮想マシンの仮想ハードディスクを、VMホストにインポートしま

す。

・ VMホストにインポートされた仮想マシンを、仮想L-Serverに関連付けます。

・ 関連付けられた仮想L-Serverを、指定されたL-Platformに取り込みます。

注意

VMコンバーターのCLIによる仮想L-Server関連付けとL-Platform取り込みの対象は、以下のとおりです。

・ 本インポート機能によりインポートされた仮想マシン

・ その仮想マシンを関連付けた仮想L-Server

17.10.3.1 VMコンバーターのCLIでのインポートの準備

VMコンバーターのエージェントプログラムのインストール

インポートする仮想マシンには、あらかじめVMコンバーターのエージェントプログラムがインストールされている必要があります。

対象の仮想マシンを移行元よりエクスポートする前に、VMコンバーターのエージェントプログラムをインストールします。

エージェントプログラムのインストーラーは、VMコンバーターのインストールフォルダー配下に格納されています。

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VMコンバーターインストールフォルダー\VMConverter\Agent\x86\TransportAgent.msi

VMコンバーターインストールフォルダー\VMConverter\Agent\x64\TransportAgent.msi

インポート対象の仮想マシンのOSのビットモードに合わせていずれかのインストーラーを選択し、仮想マシン上で実行してエージェン

トプログラムをインストールしてください。

注意

VMコンバーターのエージェントプログラムは、移行元で仮想マシンにインストールする必要があります。

エージェントプログラムをインストールした後に仮想マシンのエクスポートを行ってください。

仮想L-Server、テナント、およびL-Platformの確認と設計

VMコンバーターが提供する 3つの機能を使用するには、以下の情報を確認、またはあらかじめ決めておく必要があります。

仮想マシンのインポートのために確認・あらかじめ決めておく項目

・ 移行先のVMホストを管理する vCenter Serverの IPアドレス(確認)

・ 移行先のVMホストを管理する vCenter Serverのログイン名、パスワード(確認)

・ 移行先のVMホストのIPアドレス(確認)

・ 移行先のVMホスト内のデータストア名(確認)

・ 移行先のVMホスト内の仮想マシン名(あらかじめ決めておく)

・ 仮想マシンのディスクサイズ(あらかじめ決めておく)

・ 仮想マシンのディスクイメージ形式(あらかじめ決めておく)

・ インポートするvmdkファイルのフルパス(確認)

仮想マシンの仮想L-Serverへの関連付けのために確認・あらかじめ決めておく項目

・ 仮想L-Serverを配置するテナント名(確認)

・ 仮想L-Server名(あらかじめ決めておく)

仮想L-Serverの既存L-Platformへの取り込みのための確認項目

・ 取り込み先のL-Platform名(確認)

・ 仮想L-Serverに設定するディスクイメージID(確認)

・ 仮想L-Serverを配置したテナント名(確認)

・ 仮想L-Serverを配置したテナントのテナント管理者のユーザ名(確認)

参考

仮想L-Serverに設定するディスクイメージIDは、RORコンソールの[テンプレート]タブの[イメージ]タブより確認できます。また、

cfmg_listimageinfoコマンドでも確認可能です。

コマンドの詳細は、「リファレンスガイド (コマンド/XML編) CE」の「9.9 cfmg_listimageinfo (イメージ情報の一覧表示)」を参照してくださ

い。

- 310 -

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インポートされる仮想マシンの構成情報や個別情報の定義ファイルの作成

インポートされる仮想マシンの構成情報(CPU数やメモリ量)や個別情報(NIC数、NIC接続先、ホスト名、ネットワーク情報)は、インポー

ト処理時に指定します。移行元の仮想マシンの構成情報、および個別情報は引き継がれません。

仮想マシン構成ファイルの作成

インポートする仮想マシンに設定する構成情報(CPU数やメモリ量)について、仮想マシン構成ファイルへ記載します。

仮想マシン構成ファイルの詳細は 「仮想マシン構成ファイル」を参照してください。

個別設定情報ファイルの作成

インポートする仮想マシン内に設定する個別情報(コンピュータ名やネットワーク情報)について、個別設定情報ファイルへ記載しま

す。

ネットワーク情報については、事前に本製品のアドレスプールから割り当て可能なIPアドレスを確認し、記載します。

個別設定情報ファイルの詳細は 「個別設定情報ファイル」を参照してください。

仮想L-Serverへの関連付けに必要な定義ファイルの編集

インポートした仮想マシンを仮想L-Serverに関連付ける際に、本製品のIPアドレスを自動的に払い出すため、以下の定義ファイルの

reserve_ip_address値を"true"にしてください。

定義ファイルの格納先

【Windowsマネージャー】

インストールフォルダー\SVROR\Manager\etc\customize_data

定義ファイル名

l_server.rcxprop

定義ファイル記載内容

reserve_ip_address=true

定義ファイルの詳細は、「17.8.1 導入」を参照してください。

17.10.3.2 VMコンバーターのCLIでのインポート操作

VMコンバーターで提供されるCLIにより、以下の操作ができます。

・ 仮想マシンのインポートの開始

・ インポート処理(タスク)の進捗状況の取得

・ インポートした仮想マシンの仮想L-Serverへの関連付け

・ 仮想L-ServerのL-Platformへの取り込み

CLIは、Windows PowerShell2.0以降で以下のコマンドレットとして提供されます。

コマンドレットの使用にあたり、あらかじめモジュールマニフェストファイルをインポートしておく必要があります。モジュールマニフェスト

ファイルは、インストールフォルダー配下のファイルです。

VMコンバーターのインストールフォルダー\VMConverter\Client\PowerShell\Fujitsu.VMConverterClient.psd1

上記フォルダーに移動し、Import-Moduleコマンドを実行します。

Import-module .\Fujitsu.VMConverterClient.psd1

- 311 -

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コマンドレットの構文を説明します。

移行先クラウドへのログイン > Connect-DestinationCloud -DestinationCloudType String -DestinationServer String -DestinationServerUserName

String -DestinationServerPassword String <RETURN>

コマンドレッ

ト名

説明 パラメーター 出力

(戻り値)パラメーター名 型 必須 説明

Connect-DestinationCloud

移行先クラウド

にログインします

DestinationCloudType String True 移行先となるクラウドの

種別を指定します。

"ROR"だけ指定できま

す。

なし

DestinationServer 移行先となるクラウドの

サーバ名をFQDN名ま

たはIPアドレスで指定

します。移行先として本

製品の管理サーバだ

けをサポートします

DestinationServerUserName 移行先となるクラウドに

ログオンするための認

証ユーザーIDを指定

します。

DestinationServerPassword 移行先となるクラウドに

ログオンするための認

証パスワードを指定し

ます。

移行先クラウドからのログアウト

> Disconnect-DestinationCloud -DestinationCloudType String <RETURN>

コマンドレッ

ト名

説明 パラメーター 出力

(戻り値)パラメーター名 型 必須 説明

Disconnect-DestinationCloud

移行先クラウド

からログアウトし

ます

DestinationCloudType String True 移行先となるクラウドの

種別を指定します。

"ROR"だけ指定できま

す。

なし

インポートタスクの開始 > Start-ImportTask -SourceCloudType String -DestinationCloudType String -VMManagementServerAddress String -

VMHostAddress String -VMHostDatastore String -VMName String -VMManagementServerUserName String -

VMManagementServerPassword String -TargetPath String [-VMDiskSize String] [-VMDiskFormat String] -VMConfigFile

String -VMCustomizeFile String [-Wait Switch] <RETURN>

- 312 -

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コマンドレッ

ト名

説明 パラメーター 出力

(戻り値)パラメーター名 型 必須 説明

Start-ImportTask

インポートのタス

クを開始します。

SourceCloudType String True 移行元となるクラウドの種

別を指定します。

"N/A"だけ指定できます。

タスクID(String)

DestinationCloudType 移行先となるクラウドの種

別を指定します。

"ROR"だけ指定できます。

VMManagementServerAddress

VMを管理するvCenterサーバのIPアドレスを指定

します。

VMHostAddress VMが格納されるESX/ESXiホストを指定します。

vCenterにESX/ESXiをIPアドレスで登録している場

合は、IPアドレスを指定し

ます。

vCenterにホスト名で登録

している場合は、ホスト名

を指定します。

VMHostDatastore VMが格納されるESX/ESXiホスト内のデータスト

ア名を指定します。

VMName インポート後のVM名(移行

先のVMホスト上でのVM名)を指定します。

VMManagementServerUserName

vCenterサーバにログオン

するための認証ユーザー

IDを指定します。

VMManagementServerPassword

vCenterサーバにログオン

するための認証パスワード

を指定します。

TargetPath インポートするvmdkファイ

ルのフルパス名を指定しま

す。

ローカルフォルダーまた

は、本ツールの実行ユー

ザーがアクセス可能な共有

パスが指定可能です。

VMDiskSize False インポート後のVMのディ

スクサイズをギガバイト数で

指定します。

小数点第一位まで指定可

能です。

TargetPathオプションで指

定するファイル形式が

vmdkファイルの場合には、

指定は必須です。

VMDiskFormat インポート後のVMのディ

スク形式を以下から選択し

ます。

- 313 -

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コマンドレッ

ト名

説明 パラメーター 出力

(戻り値)パラメーター名 型 必須 説明

・ thin

データが存在する部分

だけ領域が確保されま

す。仮想ディスクの空

き領域に書き込まれる

ごとにファイルサイズが

拡張されます。

・ thickeager

はじめにディスク容量

分のファイルサイズが

確保されます。また空

き領域にはすべて0が

埋め込まれます。

・ thicklazy

はじめにディスク容量

分のファイルサイズが

確保されます。空き領

域にはその領域に初

めて書き込まれた時点

で0が埋め込まれま

す。

TargetPathオプション

で指定するファイル形

式が vmdkファイルの

場合には、指定は必

須です。

VMConfigFile True 仮想マシン構成ファイルの

フルパス名を指定します。

VMCustomizeFile True 個別設定情報ファイルのフ

ルパス名を指定します。

Wait False インポート処理が完了する

まで待ちます。

通常、タスクの開始直後に

復帰しますが、本オプショ

ンを指定することでタスク

が完了するまで待ちます。

タスクの処理状況の更新・取得

>Update-ConvertTask [-Show] <RETURN>

コマンドレッ

ト名

説明 パラメーター 出力

(戻り値)パラメーター名 型 必須 説明

Update-ConvertTask

管理中のタスクの実行状

況を更新します。

(タスク管理データベース

の更新)

Show Switch False 指定された場合、更新

したタスク管理データ

ベースを読み出しま

す。

なし。

- 314 -

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仮想マシンのL-Serverへの関連付けの開始

> Start-VMtoLServer -VMName String -TenantName String -LServerName String <RETURN>

コマンドレッ

ト名

説明 パラメーター 出力

(戻り値)パラメーター名 型 必須 説明

Start-VMtoLServer

VMのL-Server関連付けを

開始します。

VMName String True Start-ImportTaskでイ

ンポートしたVM名を指

定します。

なし

TenantName L-Serverを配置するテ

ナント名を指定します。

LServerName L-Server名を指定しま

す。

注意

本コマンドレットの実行時に VMホストが停止している場合、仮想L-ServerにIPアドレスが設定されていない状態で関連付けが完了

します。この場合は、rcxadm lserver modify コマンドでIPアドレスを設定してください。

詳細は、「リファレンスガイド (コマンド/XML編) CE」の「3.6 rcxadm lserver」を参照してください。

仮想L-ServerのL-Platformへの取り込みの開始 >Start-LServertoLPlatform -DestinationServerUserName String -DestinationServerPassword String -DiscImageId String -

TenantAdmin String -TenantName String -LPlatformName String -LServerName String [-LPlatformApiPort String ] <RETURN>

コマンドレッ

ト名

説明 パラメーター 出力

(戻り値)パラメーター名 型 必須 説明

Start-LServertoLPlatform

L-ServerのL-Platform取り

込みを開始します。

DestinationServerUserName

String True 移行先となるクラウドに

ログオンするための認

証ユーザーIDを指定

します。

なし

DestinationServerPassword

移行先となるクラウドに

ログオンするための認

証パスワードを指定し

ます。

DiscImageId L-Serverに設定する

ディスクイメージIDを指

定します。

TenantAdmin L-Serverの関連付けで

指定したテナントのテ

ナント管理者のユー

ザー名を指定します。

TenantName Start-VMtoLServerで指定したテナント名を

指定します。

- 315 -

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コマンドレッ

ト名

説明 パラメーター 出力

(戻り値)パラメーター名 型 必須 説明

LPlatformName 取り込み先のL-Platform名を指定しま

す。

LServerName Start-VMtoLServerで指定した取り込み対象

のL-Server名を指定し

ます。

LPlatformApiPort False L-Platform APIが動作

するポート番号を指定

します。

省略された場合はポー

ト番号8014を使用しま

す。

17.10.3.3 VMコンバーターのCLIでのインポート操作用定義ファイル

仮想マシン構成ファイル

Start-ImportTaskコマンドレットの VMConfigFile オプションで仮想マシン構成ファイルを指定することにより、インポートする仮想マシン

の構成を設定することが可能です。

仮想マシン構成ファイルは以下の記載例のようにXML形式で記載します。

ファイルの文字コードはUTF-8にしてください。

サンプルファイル名

VMコンバーターインストールフォルダー\VMConverter\Client\sample\import_vmconfig.xml

例 <?xml version="1.0" encoding="utf-8"?>

<Config>

<VmVersion>vmx-08</VmVersion >

<OSType ovfType="1" vmwType="winNetEnterpriseGuest"/>

<Processor numCPUs="2"/>

<Memory sizeInMB="2048"/>

<DiskController type="lsilogic"/>

<NetworkInterfaces>

<NicType>E1000</NicType>

<NetworkInterface>

<Connection>Virtual Network #1</Connection>

</NetworkInterface>

<NetworkInterface>

<Connection>Virtual Network #2</Connection>

</NetworkInterface>

</NetworkInterfaces>

</Config>

要素 属性 説明 必須

Config - ルート要素です。 ○

- 316 -

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要素 属性 説明 必須

VmVersion - 仮想マシンバージョンを指定します。

【VMware】

インポートするVMの仮想マシンのバージョンを確認し、"vmx-**"の形式で指定してくだ

さい。(**は2桁の整数)

・ 仮想マシンバージョンが 7 の場合、"vmx-07"

・ 仮想マシンバージョンが 8 の場合、 "vmx-08"

・ 仮想マシンバージョンが 10 の場合、"vmx-10"

仮想マシンのバージョンがわからない場合は、 VmVersion要素を指定しないでください。

省略した場合には、移行先のVMホストにより自動的に設定されます。

-

OSType ovfType

vmwType

ゲストOSの種類を指定します。

・ ovfType には、"1"を指定します。

・ vmwTypeには、インポート対象VMのOSにより「表17.18 インポート対象VMのOSと

指定文字列」から指定します。

Processor numCPUs 仮想マシンのCPU総数を指定します。 ○

Memory sizeInMB 仮想マシンのメモリ量をメガバイト(MB)単位で指定します。 ○

DiskController type SCSI コントローラーの種類を指定します。指定できる値は以下です。

lsilogic, buslogic, lsilogicsas, VirtualSCSI

省略した場合は、移行先のホストにより自動的に設定されます。

-

NetworkInterfaces ○

NicType NIC の種類を指定します。指定できる値は以下です。

E1000e, E1000, VmxNet3, VmxNet2, PCNet32

省略した場合は、移行先のホストにより自動的に設定されます。

-

NetworkInterface ○

Connection 接続する仮想ネットワーク名を指定します。 ○

設定が必須ではない要素は、タグ自体を記述しないようにする必要があります。

表17.18 インポート対象VMのOSと指定文字列

インポート対象VMのOS 指定文字列

Windows Server 2003, Standard Edition(32bit) winNetStandardGuest

Windows Server 2003, Standard Edition (64 bit) winNetStandard64Guest

Windows Server 2003, Enterprise Edition(32bit) winNetEnterpriseGuest

Windows Server 2003, Enterprise Edition (64 bit) winNetEnterprise64Guest

Windows Server 2003, Datacenter Edition(32bit) winNetDatacenterGuest

Windows Server 2003, Datacenter Edition (64 bit) winNetDatacenter64Guest

Windows Server 2008 (32bit) winLonghornGuest

Windows Server 2008 (64bit) winLonghorn64Guest

Windows Server 2008R2 windows7Server64Guest

- 317 -

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インポート対象VMのOS 指定文字列

Windows Server 2012 windows8Server64Guest

Windows Server 2012 R2 windows8Server64Guest

注意

仮想マシンバージョンは、移行先ホストがサポートしている仮想マシンバージョンを指定してください。

移行前の仮想マシンバージョンとは異なる仮想マシンバージョンをインポート時に指定すると、インポートした仮想マシンが正常に動作

しない場合があります。

個別設定情報ファイル

Start-ImportTaskのコマンドレットの VMCustomizeFileオプションで個別設定情報ファイルを指定することにより、仮想マシンのインポー

ト時に個別情報を設定することが可能です。

vmdk ファイルをインポートする場合、本ファイルの指定は必須です。

個別設定情報ファイルは以下の記載例のようにXML形式で記載します。

ファイルの文字コードはUTF-8にしてください。

サンプルファイル名

VMコンバーターインストールフォルダー\VMConverter\Client\sample\import_customize.xml

例 <?xml version="1.0" encoding="utf-8"?>

<Customization version="1">

<ComputerName>comp01</ComputerName>

<Interfaces>

<Interface mode="static">

<Connection>Virtual Network #1</Connection>

<Name>Business LAN</Name>

<IPv4Address>10.1.1.4</IPv4Address>

<IPv4SubnetMask>255.255.255.0</IPv4SubnetMask>

<IPv4Gateway>10.1.1.1</IPv4Gateway>

<DNSServer>10.1.2.8</DNSServer>

<DNSServer>10.1.3.10</DNSServer>

</Interface>

<Interface mode="static">

<Connection>Virtual Network #2</Connection>

<Name>Management LAN</Name>

<IPv4Address>192.168.10.24</IPv4Address>

<IPv4SubnetMask>255.255.255.0</IPv4SubnetMask>

<IPv4Gateway>192.168.10.1</IPv4Gateway>

</Interface>

</Interfaces>

</Customization>

要素 親要素 値 必須

Customization - ルート要素です。

version: "1"を指定します(固定)。○

- 318 -

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要素 親要素 値 必須

ComputerName Customization コンピューター名を指定します。

省略時は変更されません。

-

Interfaces Customization NICの設定のリストです。 ○

Interface Interfaces NICごとに設定します。

Mode : "static"を指定します。

Connection Interface どの仮想ネットワークにつながっているかを指定します。

仮想マシン構成ファイルの同名の要素と一致している必要があります。

Name Interface ネットワーク接続名を指定します。

省略時はOSにより自動的にネットワーク接続名が設定されます。

-

IPv4Address Interface IPv4アドレスを指定します。

本製品のマネージャーのアドレスプールから、割り当て可能なIPアドレスを指定し

ます。

IPv4SubnetMask Interface IPv4サブネットマスクを指定します。

本製品のマネージャーのアドレスプールを確認し、指定します。

IPv4Gateway Interface IPv4デフォルトゲートウェイを指定します。

本製品のマネージャーのアドレスプールを確認し、指定します。

DNSServer Interface DNSサーバのアドレスを指定します。 -

設定が必須ではない要素は、タグ自体を記述しないようにする必要があります。

VM移行エンジン構成ファイル

Start-ImportTaskのコマンドレット実行時に、VM移行エンジン構成ファイルで、仮想マシンのインポート時の動作を変更できます。この

ファイルが存在しない場合は、既定値で動作します。

VM移行エンジン構成ファイルは以下の記載例のようにXML形式で記載します。

ファイルの文字コードはUTF-8にしてください。

ファイル名

VMコンバーターインストールフォルダー\VMConverter\Engine\TransporterConfig.xml

例 <?xml version="1.0" encoding="utf-8"?>

<configuration>

<timeout>

<WebService>100</WebService>

<FindNic>300</FindNic>

<InitSys>180</InitSys>

</timeout>

</configuration>

要素 説明 必須 既定値(秒)

configuration ルート要素です。 ○ -

timeout -

WebService インポート内部処理(Webサービス)のタイムアウト時間(秒)を指定しま

す。

VMDiskFormat オプションで thickeager を指定した場合、移行先のホス

ト性能等によりインポートがタイムアウトすることがあります。

- 100

- 319 -

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要素 説明 必須 既定値(秒)

その場合は、WebServiceを大きい値に変更してください。

FindNic インポートされた仮想マシン内で、エージェントプログラムが、NICの初

期化の完了を待つ時間(秒)を指定します。

仮想マシン構成ファイルでNICを追加・変更した場合、OSによるNICの

初期化に時間を要し、個別設定情報ファイルで指定した値の設定に失

敗する場合があります。

その場合は、FindNicを大きい値に変更してください。

- 300

InitSys インポートされた仮想マシン内で、エージェントプログラムが、システムの

初期化の完了を待つ時間(秒)を指定します。

個別設定情報ファイルでNICを設定する場合、タイミングにより、本設定

処理とVMware Toolsの設定処理とが競合して正常に設定できない場

合があります。

インポートが完了したにも関わらず、仮想マシンに移行前のNIC情報が

残っている場合には、他のインポート操作を続ける前に、InitSys値を大

きい値に変更してください。

- 180

17.10.4 VMコンバーター使用時の注意事項

・ GUI、および CLI(PowerShell)を複数起動し、エクスポートやインポートのタスクの進捗状況を確認する場合には、すべてのプロセ

スを同一の権限で起動しておく必要があります。一方は管理者権限、他方は通常の権限など異なる権限で起動した場合には、タ

スクが Abortedの状態で中止される場合があります。

・ エクスポート、およびインポート処理(タスク)進捗状況表示機能で表示されるタスク数は、 新の20件です。

・ エクスポートおよびインポートの処理をコマンドレットから使用する場合、実行後に途中キャンセル操作([Ctrl] + [C]もしくはPowerShellウィンドウの[×]ボタン押下など)をしても、移行元および移行先のマネージャーやホストでタスクとして登録されているため、実際の

処理は継続されます。

そのため、処理によって作成される仮想マシン、仮想L-Server等が不要の場合は、処理の完了を待ってから削除してください。

削除手順は本製品のマニュアルおよびVM管理製品のマニュアルを参照してください。

- 320 -

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第18章 構築済みの物理サーバまたは仮想マシンとL-Serverの関連付け

本章では、構築済みの物理サーバを物理L-Serverに関連付ける方法、および構築済みの仮想マシンを仮想L-Serverに関連付ける方

法について説明します。

参考

L-ServerをL-Platform管理機能に取り込めます。

詳細は、「運用ガイド CE」の「7.2.3 L-Platformへの取り込み」を参照してください。

18.1 管理対象範囲

構築済みの物理サーバや仮想マシンが利用しているリソースにより、管理できる範囲が異なります。

L-Serverと関連付けたあと、サーバ、仮想マシン、ディスクの各リソースは、L-Serverから操作できるリソースになります。

操作できるリソースが異なるL-Serverを以下のように呼びます。

・ サーバが操作できるL-Server

サーバに対する操作だけができるL-Serverを指します。

- 物理サーバの場合

「18.3.1 管理できるハードウェア」に記載されたハードウェアを利用している場合が該当します。

- 仮想マシンの場合

以下のハードウェアとサーバ仮想化ソフトウェアを利用している場合が該当します。

- 「18.3.1 管理できるハードウェア」と「18.3.3 管理できるストレージ」に記載されたハードウェア

- 「18.3.4 サーバ仮想化ソフトウェアを利用する場合」に記載されたサーバ仮想化ソフトウェア

・ サーバとストレージが操作できるL-Server

サーバとディスクの操作ができるL-Serverを指します。

- 物理サーバの場合

構築済みの物理サーバを物理L-Serverと関連付けた場合、「サーバが操作できるL-Server」だけサポートされます。「サーバと

ストレージが操作できるL-Server」は作成できません。

- 仮想マシンの場合

以下のハードウェアとサーバ仮想化ソフトウェアを利用している場合が該当します。

- 「18.3.1 管理できるハードウェア」と「18.3.3 管理できるストレージ」に記載されたハードウェア

- 「18.3.4 サーバ仮想化ソフトウェアを利用する場合」に記載されたサーバ仮想化ソフトウェア

【Solarisゾーン(Solaris10)】【OVM for SPARC】

サーバ管理製品で管理されていないVMホスト上で構築済みの仮想マシンと関連付けられたL-Serverは、「サーバが操作でき

るL-Server」だけサポートします。

注意

・ 構築済みの物理サーバや仮想マシンから、ディスクやNICの情報が取得できた場合、その情報が表示されます。なお、NICにつ

いては、L-Serverの種別によって出力される情報が異なります。

- 物理L-Serverの場合

- MACアドレス

- 321 -

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- IPアドレス(管理LANだけ)

- 仮想L-Serverの場合

- MACアドレス

- IPアドレス

IPアドレスが出力されるためには、前提条件があります。

前提条件については、「18.4.1 事前準備」を参照してください。

・ 管理サーバを仮想マシン上に構築した場合、その仮想マシンは、L-Serverと関連付けないでください。

・ UMCが有効になっている構築済みの物理サーバは、L-Serverの関連付けが正常にできません。サーバ登録操作する前にUMCを無効にしてください。

18.2 使用できる範囲

構築済みの物理サーバと仮想マシンをL-Serverに関連付けた場合に使用できる機能範囲は以下のとおりです。

各機能に対する操作方法については、「第17章 L-Serverの操作」を参照してください。

注意

使用できる機能の範囲は、操作を実施するユーザーやユーザーグループのロールによって異なります。ロールおよび可能な操作に

ついては、「設計ガイド CE」の「5.1.2 ロールと可能な操作」を参照してください。

インフラ管理者権限で、構築済みの物理サーバや仮想マシンをL-Serverに関連付けた場合でも、通常のL-Serverとして作成されます。

インフラ管理者用L-Serverを作成したい場合は、新たにL-Serverを作成してください。

表18.1 構築済みの物理サーバをL-Serverにした場合に使用できる機能範囲

L-Serverの機能

L-Serverの種別

VIOMを使用している物理サー

HBA address renameを使用

している物理サーバその他の物理サーバ

起動 ○ ○ ○

停止 ○ ○ ○

再起動 ○ ○ ○

仕様変更 ○ (注1) ○ (注1) ○ (注1)

基本情報の変更 ○ ○ ○

クローニングイメージの採取 ○ ○ ×

バックアップリストア ○ ○ ×

ディスクの増設、削減 × × ×

L-Server間におけるディスクの共有 × × ×

物理サーバの用途変更 × × ×

サーバ冗長化 ○ (注2) ○ (注2) ×

予備サーバの構成チェック ○ × ×

生存監視 (ping監視) ○ (注3) ○ (注3) ×

ネットワーク情報の配付 × × ×

管理LANの複数サブネット ○ ○ ○

ネットワーク冗長化、タグVLAN × × ×

- 322 -

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L-Serverの機能

L-Serverの種別

VIOMを使用している物理サー

HBA address renameを使用

している物理サーバその他の物理サーバ

ネットワークリソースの設定変更 × × ×

コンソール起動 ○ ○ ×

一括電源操作 ○ ○ ○

PXEブート × × ×

iSCSIブート × × ×

L-Serverへのリソースの割当てと解

放× × ×

ブレードシャーシの高可用性 × × ×

ストレージ筐体の高可用性 × × ×

Disaster Recovery × × ×

削除 ○ ○ ○

L-Serverの解除 ○ ○ ○

注1) 次の項目が仕様変更できます。

・ サーバ冗長化、予備サーバの選択方法、予備サーバのプール

・ 電源起動優先度

注2) すでにサーバ切替えが設定されている構築済みの物理サーバは管理できません。仕様変更によりサーバ冗長化を有効にしてく

ださい。

注3) 物理サーバのping監視の設定が引き継がれます。ただし、物理L-Serverとして、XMLおよびGUIからping監視の設定はできませ

ん。

表18.2 構築済みの仮想マシンをL-Serverにした場合に使用できる機能範囲

L-Serverの機能L-Serverの種別

サーバが操作できるL-Server (注1、注2) サーバとストレージが操作できるL-Server

起動 ○ ○

停止 ○ ○

再起動 ○ ○

サーバ間の移動

(マイグレーション)○ (注3) ○ (注3)

仕様変更 ○ (注4) ○ (注4)

基本情報の変更 ○ ○

クローニングイメージの採取 ○ (注5、注6、注7、注8) ○ (注5、注6、注7、注8)

ディスクの増設、削減 × ○ (注9、注10)

ディスク容量拡張 × ○ (注5、注7、注11、注12)

L-Server間におけるディスクの共

有 (注13)× ×

スナップショットの採取、リストア ○ (注5、注7、注12) ○ (注5、注7、注12)

L-Serverへのリソースの割当てと

解放○ ○

コンソール起動 ○ (注5、注7、注11、注12) ○ (注5、注7、注11、注12)

- 323 -

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L-Serverの機能L-Serverの種別

サーバが操作できるL-Server (注1、注2) サーバとストレージが操作できるL-Server

一括電源操作 ○ ○

Disaster Recovery ○ ○

削除 ○ (注9) ○ (注9)

L-Serverの解除 ○ ○

注1) 以下の場合、サーバが操作できるL-Serverになります。

・ L-Serverでサポートできるディスク構成ではない場合

・ Raw Device Mapping(RDM)、パススルーディスク(Pass-through Disk)、および差分ディスクだけで構成されている場合

・ 記載のないデバイスパスやRaw Device Mapping(RDM)、パススルーディスク(Pass-through Disk)、および差分ディスクが混在して

いる構成の場合

・ サーバ管理製品で管理されていないSolarisゾーンの非大域ゾーンの場合【Solarisゾーン(Solaris10)】

・ サーバ管理製品で管理されていないOVM for SPARCの仮想マシンの場合【OVM for SPARC】

以下の場合、サーバとストレージが操作できるL-Serverになります。

・ 「18.3.3 管理できるストレージ」に記載されているストレージを利用し、仮想マシンに割当て済みの、すべてのディスクのデバイスパ

スまたは識別情報が、以下に記載したものに該当する場合

【VMware】

- SCSI:0:1~SCSI:0:6

- SCSI:0:8~SCSI:0:14

- SCSI:1:0~SCSI:1:6

- SCSI:1:8~SCSI:1:14

- SCSI:2:0~SCSI:2:6

- SCSI:2:8~SCSI:2:14

- SCSI:3:0~SCSI:3:6

- SCSI:3:8~SCSI:3:14

VM管理製品で管理されていないVMwareのVMホスト上の仮想マシンについては、電源操作(起動、停止、再起動)と基本情報の

変更(ラベル/コメントの設定)が行えます。

【Hyper-V】

- SCSI:0:1~SCSI:0:14

- SCSI:1:0~SCSI:1:14

- SCSI:2:0~SCSI:2:14

- SCSI:3:0~SCSI:3:14

【OVM for SPARC】

- 1~63

【Citrix Xen】

- 1、4~15

【Solarisゾーン(Solaris11)】

- /rcx/disk001~/rcx/disk063

【OVM for x86 3.2】

- 324 -

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- HVM(Hardware Virtualized Machine)の場合: 2~3

- PVM(Para-Virtualized Machine)の場合: 2~103

- PVHVM(Para-Virtualized Hardware Virtual Machine)の場合: 2~106

注2) 以下の仮想マシンの場合、RORからは電源操作(起動、停止、再起動)だけできます。

・ サーバ管理製品で管理されていないSolarisゾーン(Solaris10)の非大域ゾーンの場合

・ サーバ管理製品で管理されていないOVM for SPARCの仮想マシンの場合

注3) データストアが共有ディスク上に配置されている、またはディスクリソースがVMホスト間で共有されている必要があります。

注4) CPU性能やメモリサイズが設定されている状態から、制限なしへの変更はできません。

注5) Solarisゾーンは、未サポートです。

注6) システムディスクは、以下のデバイスパスまたは識別情報のものを使用してください。

【VMware】

SCSI:0:0

L-Serverに関連付けた仮想マシンがRaw Device Mapping(RDM)のディスクを持つ場合、仮想ディスクとして扱われ、イメージが採取さ

れます。

【Hyper-V】

IDE:0:0

L-Serverに関連付けた仮想マシンがパススルーディスク(Pass-through Disk)を持つ場合、イメージを採取できません。

L-Serverに関連付けた仮想マシンが差分ディスクを持つ場合、差分ディスクを含めてイメージが採取されます。

【Citrix Xen】【OVM for x86 3.2】

0

システムディスクに上記のものを使用しなかった場合、クローニングイメージの配付を伴うL-Serverの作成が失敗することがあります。ま

たHyper-Vの場合、データストアが共有ディスク上に配置されている必要があります。

注7) OVM for SPARCは、未サポートです。

注8) Hyper-Vでは、高可用性の仮想マシン以外からは、クローニングイメージを採取できません。

注9) ほかのL-Serverと共有しているディスクを持つOVM for SPARCのL-Server、および共有しているディスクに対しては、操作できません。

注10) Solarisゾーン(Solaris10)は、未サポートです。Solarisゾーン(Solaris11)では、ディスクの削減は未サポートです。

注11) Citrix Xenは、未サポートです。

注12) OVM for x86 3.2は、未サポートです。

注13) 本製品上から設定できません。共有するディスクをVMホスト上で設定してください。

18.3 前提条件

構築済みの物理サーバを物理L-Serverに関連付ける場合、および構築済みの仮想マシンを仮想L-Serverに関連付ける場合、構築済

みのハードウェア環境、ソフトウェア環境によって管理できる範囲が異なります。

18.3.1 管理できるハードウェア

「解説書」の「6.2.2 Cloud Edition」の「表 必須ハードウェア条件」に記載されているハードウェアを利用している場合、サーバだけ管理

できます。

18.3.2 管理できるサーバ

物理サーバの場合

・ SAN接続している。

・ サーバのHBAのポートが2ポートの構成である。

・ エージェントが登録されている。

- 325 -

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注意

・ VIOMまたはHBA address renameを利用していない場合、接続しているSANのディスク情報は表示されません。

・ 物理L-Serverと関連付けられている物理サーバは、サーバ切替えできません。

18.3.3 管理できるストレージ

物理サーバと仮想マシンの場合で異なります。

物理サーバの場合

「解説書」の「6.2.2 Cloud Edition」の「表 必須ハードウェア条件」に記載されているハードウェアを利用している場合のほか、以下の場

合にサーバとストレージを管理できます。利用していない場合、サーバだけを管理できます。EMCストレージ、FalconStor NSSが動作

するStorage Serverは管理できません。

・ 「解説書」の「6.2.2 Cloud Edition」の「表 物理サーバ上のL-Serverと接続できるストレージ装置」に記載されたETERNUSストレー

ジ、NetAppストレージを利用している

・ 「解説書」の「6.2.2 Cloud Edition」の「表 物理サーバ上のL-Serverとストレージ装置を接続する場合に使用できるファイバーチャネ

ルスイッチ」を利用している

・ 「解説書」の「6.1.2.4 必須ソフトウェア」に記載されているストレージ管理製品を利用して、ストレージ装置を管理している

・ 1つの物理サーバに対して、AffinityGroupを1つで運用している

・ 物理サーバのHBAポートと、ストレージに定義された物理サーバが使用しているLUNに対してアクセスを許可しているHBAポート

が一致している。

仮想マシンの場合

サーバ仮想化ソフトウェアによって異なります。

本製品で複数のVMホストによって共有されたディスクは管理できません。

以下の場合、サーバとストレージを管理できます。

【VMware】

- VMware vCenter Serverにより、仮想マシンを管理している

- データストアを利用し、そのデータストアが仮想ストレージとしてストレージツリーに表示されている

- VMwareがサポートするストレージのうち、サーバの内蔵ディスクやiSCSIストレージを除いたSANストレージ、NASストレージを

利用している

- データディスクに以下のデバイスパスを利用している

- SCSI:0:1~SCSI:0:6

- SCSI:0:8~SCSI:0:14

- SCSI:1:0~SCSI:1:6

- SCSI:1:8~SCSI:1:14

- SCSI:2:0~SCSI:2:6

- SCSI:2:8~SCSI:2:14

- SCSI:3:0~SCSI:3:6

- SCSI:3:8~SCSI:3:14

- 326 -

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注意

Raw Device Mappingを利用する場合や上記デバイスパス以外を利用する場合は、サーバだけ管理できます。

上記デバイスパス以外のディスクは、ディスク番号に56以降の番号を割り当てます。

L-Serverを配備する際のクローニングイメージを採取する場合、システムディスクにSCSI:0:0を使用してください。

【Hyper-V】

- SCVMMにより仮想マシンを管理している

- MSFCがVMホストに追加されている

- クラスタの共有ボリュームとしてクラスタディスクが設定され、その共有ボリュームが仮想ストレージとしてストレージツリーに表示

されている

- クラスタディスクとして、SANボリュームが設定されている

- Hyper-Vがサポートするストレージのうち、サーバの内蔵ディスクやiSCSIストレージを除いたSANストレージを利用している

- データディスクに以下のデバイスパスを利用している

- SCSI:0:1~SCSI:0:14

- SCSI:1:0~SCSI:1:14

- SCSI:2:0~SCSI:2:14

- SCSI:3:0~SCSI:3:14

注意

パススルーディスク、差分ディスクを利用している場合や上記デバイスパス以外を利用している場合は、サーバだけ管理できま

す。

上記デバイスパス以外のディスクは、ディスク番号に60以降の番号を割り当てます。

L-Serverを配備する際のクローニングイメージを採取する場合は、システムディスクにIDE:0:0を使用してください。

高可用性の仮想マシン以外からは、クローニングイメージを採取できません。

【Solarisゾーン(Solaris11)】

- データディスクとして以下のデバイスパスまたは識別情報のものを利用している

- /rcx/disk001~/rcx/disk063

【OVM for SPARC】

- データディスクとして以下のデバイスパスまたは識別情報のものを利用している

- 1~63

【Citrix Xen】

- ストレージリポジトリを利用し、そのストレージリポジトリが仮想ストレージとしてストレージツリーに表示されている

- データディスクとして以下のデバイスパスまたは識別情報のものを利用している

- 1、4~15

注意

L-Serverを配備する際のクローニングイメージを採取する場合、システムディスクとして0を使用してください。

【OVM for x86 3.2】

- 327 -

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- ストレージリポジトリを利用し、そのストレージリポジトリが仮想ストレージとしてストレージツリーに表示されている

- データディスクとして以下のデバイスパスまたは識別情報のものを利用している

- HVMの場合: 2~3

- PVMの場合: 2~103

- PVHVMの場合: 2~106

注意

L-Serverを配備する際のクローニングイメージを採取する場合、システムディスクとして0を使用してください。

注意

ストレージプールに登録されていない仮想ストレージに作成されたディスクも操作できます。仮想ストレージの資源量を管理する場合、

ストレージプールに仮想ストレージを登録してください。

18.3.4 サーバ仮想化ソフトウェアを利用する場合

本製品がサポートするサーバ仮想化ソフトウェアの仮想マシンが、以下のどれかの場合に仮想L-Serverとして管理できます。

・ VM管理製品に管理されている場合

・ Solarisゾーンの場合

・ OVM for SPARCの場合

本製品がサポートするサーバ仮想化ソフトウェアは、「解説書」の「6.1.2.1 基本ソフトウェア」と「6.1.2.4 必須ソフトウェア」を参照してくだ

さい。

本機能でサポートするサーバ仮想化ソフトウェアは、以下のとおりです。

・ VMware

・ Hyper-V

・ Solarisゾーン

・ OVM for SPARC

・ Citrix Xen

・ OVM for x86 3.2

注意

「解説書」の「6.1.2.4 必須ソフトウェア」をインストールしない場合、そのVMホストに対して、新しくL-Serverを配備できません。

【VMware】

VM管理製品で管理されていないVMホスト上の仮想マシンについてもL-Serverとの関連付けが行えます。そのL-Serverに対しては、

電源操作(起動、停止、再起動)と基本情報の変更(ラベル/コメントの設定)が行えます。

【Hyper-V】

VM管理製品で管理されていないVMホスト上の仮想マシンは、L-Serverとの関連付けが行えません。

【Citrix Xen】

Home Serverが設定されていない仮想マシンは、L-Serverとの関連付けが行えません。

【OVM for x86 3.2】

VM管理製品で管理されていないVMホスト上の仮想マシンとL-Serverとの関連付けは未サポートです。

- 328 -

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18.4 導入

ここでは、構築済みの物理サーバを物理L-Serverに関連付けるための導入方法、および構築済みの仮想マシンを仮想L-Serverに関

連付けるための導入方法について説明します。

18.4.1 事前準備

事前準備

・ 物理L-Server

「設計ガイド CE」の「D.2 サーバの事前準備」の手順を参照してください。

・ 仮想L-Server

「設計ガイド CE」の「付録E 仮想L-Server作成のための事前準備」のVM種別ごとの手順を参照してください。

ポイント

以下のすべての条件を満たす場合、仮想マシンに割り当て済みのIPアドレスをL-Serverへ取り込むことができます。

1. 仮想化ソフトウェアはVMwareを使用している

2. 仮想マシンの電源がONになっている

3. 仮想マシン上でVMware Toolsが動作し、仮想化ソフトウェアがIPアドレスを検出している

仮想化ソフトウェアの画面(vSphere Client)での確認方法は、以下のとおりです。

- 仮想マシンの[サマリ]タブの[VMware Tools]ラベルに、[OK]と表示されている

- 仮想マシンの[サマリ]タブの[IPアドレス]ラベルに、仮想マシンに割り当てているIPアドレスが表示されている

4. 仮想マシンのゲストOS上のNICに対して、IPv4のアドレスだけが設定されている

IPv6のIPアドレスが設定されていないことを確認してください。

注意

OS上でネットワークインターフェースを追加すると、IPv6のIPアドレスが自動的に割り当てられることがあります。

5. 本製品が仮想マシンを検出している

仮想マシンの電源ON後、約6分待ってください。

6. ネットワークリソースが以下のすべての条件を満たしている

- ユーザーがアクセスできるリソースプールにネットワークリソースが登録済み

- ネットワークリソースに設定されているIPアドレスの範囲に、仮想マシンに割当て済みのIPアドレスが含まれている

- 仮想マシンとL-ServerのVLAN IDが一致している

- 異なるVLAN IDで、サブネットアドレスが同一のネットワークリソースが複数登録されていない

- 仮想マシンからVLAN IDが取得できない環境では、仮想マシンに割当て済みのIPアドレスの範囲を含むネットワークリソー

スが、アクセス可能なリソースプールに1つだけ登録されている

上記の場合、IPアドレスの範囲が重複したネットワークリソースが、2つ以上存在しないようにしてください。

注意

本製品で分散仮想スイッチ(VMware vDS)を利用している場合、仮想マシンからVLAN IDを取得できません。

VMware vDsの設定については、「設計ガイド CE」の「E.1.4 ネットワークの事前準備」およびVMwareのマニュアルを参照してく

ださい。

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7. VMホストのネットワーク情報が 新の状態である

仮想化ソフトウェアの画面(vSphere Client)で以下の手順を実行し、ネットワーク情報を 新にします。

なお、以下の手順はすべてのVMホストに対して実行してください。

a. インベントリから[ホストおよびクラスタ]へ移動します。

b. 情報を更新するVMホストを選択します。

c. [構成]タブをクリックします。

d. [ハードウェア]の[ネットワーク]をクリックします。

e. [更新]をクリックし、ネットワーク情報の更新タスクが正常に完了するまで待ちます。

8. 本製品の構成定義情報にVM管理製品の 新情報が反映されている

管理サーバ上で以下のコマンドを実行してください。

【Windowsマネージャー】

>インストールフォルダー\SVROR\Manager\bin\rcxadm vmmgr refresh <RETURN>

【Linuxマネージャー】

# /opt/FJSVrcvmr/bin/rcxadm vmmgr refresh <RETURN>

セットアップ

構築済みの物理サーバやVMホストのリソースを本製品に登録します。

・ 構築済みの物理サーバを物理L-Serverに関連付ける場合

構築済みの物理サーバをL-Serverに関連付ける場合、以下の手順を行ってください。

1. リソースの登録

a. ストレージ管理製品の登録

b. 管理対象サーバの登録

2. リソースのリソースプールへの登録

a. 物理サーバリソースをサーバプールに登録します。

サーバプールの[リソースの登録]ダイアログで、[OSインストール済のサーバを表示]チェックボックスにチェックを入れ、

OSがインストール済みの物理サーバを指定してください。

b. L-Serverに関連付ける物理サーバに接続されているディスクを、ストレージプールに登録します。

c. アドレスセットリソースを登録します。

構築済みの物理サーバで使用中のMAC/WWNアドレスが含まれる範囲を指定してください。

d. ネットワークリソースを登録します。

構築済みの物理サーバや仮想マシンで利用されていないIPアドレスを指定してください。

サブネットアドレスの範囲内に、構築済みの物理サーバ、仮想マシンや他の装置で利用されているIPアドレスが含ま

れる場合、IPアドレスの重複が発生するため、[対象外とするIPアドレス]にそれらのIPアドレスを指定してください。

・ 構築済みの仮想マシンを仮想L-Serverに関連付ける場合

構築済みの仮想マシンをL-Serverに関連付ける場合、以下の手順を行ってください。

1. リソースの登録

a. VM管理製品の登録

b. 管理対象サーバの登録

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2. リソースのリソースプールへの登録

a. VMホストリソースをVMプールに登録します。

VMホストが登録されているVMプールのオーバーコミット属性が、L-Serverに設定されます。

オーバーコミット用のVMプールの作成については、「第20章 リソースプールの操作」を参照してください。

b. L-Serverに関連付ける仮想マシンで使用している仮想ストレージやディスクリソースを、ストレージプールに登録しま

す。

【Solarisゾーン(Solaris10)】【OVM for SPARC】

サーバ管理製品で管理されていないVMホストを利用する場合、仮想ストレージやディスクリソースを登録する必要は

ありません。

c. ネットワークリソースを登録します。

- 仮想マシンに割当て済みのIPアドレスをL-Serverへ取り込む場合【VMware】

構築済みの物理サーバで利用されていないIPアドレスを指定してください。

サブネットアドレスの範囲内に、構築済みの仮想マシンで利用されているIPアドレスが含まれるようにしてください。

- 上記以外の場合

構築済みの物理サーバや仮想マシンで利用されていないIPアドレスを指定してください。

サブネットアドレスの範囲内に、構築済みの物理サーバ、仮想マシンや他の装置で利用されているIPアドレスが含ま

れる場合、IPアドレスの重複が発生するため、[対象外とするIPアドレス]にそれらのIPアドレスを指定してください。

3. IPアドレスをL-Serverへ取り込むための設定

仮想マシンに割り当て済みのIPアドレスをL-Serverへ取り込む場合に設定してください。

「事前準備」の「ポイント」を参照し、前提条件を満たしているかを確認してください。

IPアドレスの取り込みのための設定については、「17.8.1 導入」の「表17.16 定義ファイルの指定項目一覧」を参照してくださ

い。

注意

L-Serverに関連付ける仮想マシンで、使用している仮想ストレージやディスクリソースをストレージプールへ登録しない場合、スト

レージプールで容量は管理されません。しかし、仮想L-Serverに関連付けることはできます。なお、仮想ストレージ上に作成された

ディスクは、仮想L-Serverから操作できます。

確認

「18.4.2 物理サーバの場合」および「18.4.3 仮想マシンの場合」の手順を実行して、構築済みの物理サーバや仮想マシンと関連付け

られたL-Serverは、以下の方法で確認できます。

・ GUIでの確認方法

オーケストレーションツリーでL-Serverを選択し、[リソース詳細]タブを表示させ、[状態テーブル]の[制御対象リソース]に、情報が

表示されているか確認してください。

[制御対象リソース]には、以下の文字列が表示されます。

- [Server]の場合

- 物理L-Server

- サーバが操作できる仮想L-Server

- [Server,Storage]の場合

サーバとストレージが操作できる仮想L-Server

- [Server,Storage,Network]の場合

本製品でIPアドレスを管理し、サーバとストレージが操作できる仮想L-Server

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・ コマンドでの確認方法

rcxadm lserver showコマンドを実行し、制御対象リソースの範囲(ControlledResources)が表示されているか確認してください。

詳細は、「リファレンスガイド (コマンド/XML編) CE」の「3.6 rcxadm lserver」を参照してください。

制御対象リソースの範囲には、以下の文字列が表示されます。

- [Server]の場合

- 物理L-Server

- サーバが操作できる仮想L-Server

- [Server,Storage]の場合

サーバとストレージが操作できる仮想L-Server

- [Server,Storage,Network]の場合

本製品でIPアドレスを管理し、サーバとストレージが操作できる仮想L-Server

18.4.2 物理サーバの場合

以下の手順で、物理サーバを物理L-Serverにします。

1. 複数サブネットの管理LANが設定された環境でL-PlatformへのL-Serverの取り込みを実施する場合、L-Serverの関連付けを実

施する前に物理サーバの管理LANのIPアドレスを含むサブネットアドレスを設定した管理LAN用のネットワークリソースを作成し

てください。

2. RORコンソールのオーケストレーションツリーで、登録したサーバプールの物理サーバを右クリックし、表示されたメニューで、[L-Serverへ関連付け]を選択します。

[L-Serverへの関連付け]ダイアログが表示されます。

3. 以下の項目を入力します。

L-Server名

L-Serverの名前を入力します。

物理サーバ名が先頭半角英数字(大文字/小文字)で、半角英数字(大文字/小文字)、アンダースコア("_")およびハイフン("-")で構成された64文字以内の文字列で構成される場合、物理サーバ名が、L-Server名の初期値として表示されます。

先頭半角英数字(大文字/小文字)で、半角英数字(大文字/小文字)、アンダースコア("_")およびハイフン("-")で構成された64文字以内の文字列を入力します。

作成先フォルダー

L-Serverを格納するリソースフォルダーまたはテナントを選択します。

省略した場合、操作を実行したユーザーのルートフォルダーに格納されます。

ラベル(省略可)

L-Serverのラベルを入力します。

日本語(半角カナを含む)、半角文字に関係なく32文字以内の文字列を入力します。

コメント(省略可)

L-Serverのコメントを入力します。

日本語(半角カナを含む)、半角文字に関係なく256文字以内の文字列を入力します。

4. [OK]ボタンをクリックします。

物理サーバを物理L-Serverとして管理できます。

コマンドで作成する場合、rcxadm lserver convertコマンドを実行します。

rcxadm lserver convertコマンドについては、「リファレンスガイド (コマンド/XML編) CE」の「3.6 rcxadm lserver」を参照してください。

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18.4.3 仮想マシンの場合

以下の手順で、仮想マシンを仮想L-Serverにします。

1. RORコンソールのオーケストレーションツリーで、登録したVMプールのVMホストを右クリックし、表示されたメニューで、[L-Serverへ関連付け]を選択します。

[L-Serverへの関連付け]ダイアログが表示されます。

2. 以下の項目を入力します。

作成先フォルダーの一括設定(省略可)

L-Serverを格納するリソースフォルダーまたはテナントを選択します。

省略した場合、仮想マシンとL-Serverの関連付けを実行したユーザーのルートフォルダーに格納されます。

VMゲスト一覧

指定したVMホスト上に作成されている仮想マシンのうち、L-Serverと関連付いていない仮想マシンが表示されます。仮想マ

シン名以外に、OS種別、L-Server名、作成先フォルダーも表示されます。

仮想マシン名が先頭半角英数字(大文字/小文字)で、半角英数字(大文字/小文字)、アンダースコア("_")、ハイフン("-")およ

びピリオド(".")で構成された64文字以内の文字列で構成される場合、仮想マシン名が、L-Server名の初期値として表示され

ます。

仮想L-Serverにする仮想マシンを選択します。

指定したVMホストに登録されているすべての仮想マシンを仮想L-Serverにする場合、[全て選択]ボタンをクリックします。

詳細(省略可)

L-Server名、ラベル、コメント、作成先を設定します。

[詳細]ボタンをクリックすると、[VMゲストの設定]ダイアログが表示されます。

各項目に設定できる情報については、「18.4.2 物理サーバの場合」を参照してください。

なお、L-Server名には、先頭半角英数字(大文字/小文字)で、半角英数字(大文字/小文字)、アンダースコア("_")、ハイフ

ン("-")およびピリオド(".")で構成された64文字以内の文字列が入力できます。

設定したい項目を入力して、[OK]ボタンをクリックするとVMゲスト一覧に表示されている項目に反映されます。

3. [OK]ボタンをクリックします。

仮想マシンを仮想L-Serverとして管理できます。

【VMware】

仮想マシンに割当て済みのIPアドレスをL-Serverへ取り込む設定を行った場合、L-Serverのネットワーク情報にIPアドレスが表示

されていることを確認してください。

【VMware】【Hyper-V】

IPアドレスが表示されない場合、rcxadm lserver modifyコマンドでIPアドレスを設定することができます。

rcxadm lserver modifyコマンドについては、「リファレンスガイド (コマンド/XML編) CE」の「3.6 rcxadm lserver」を参照してくださ

い。

コマンドで作成する場合、rcxadm lserver convertコマンドを実行します。

rcxadm lserver convertコマンドについては、「リファレンスガイド (コマンド/XML編) CE」の「3.6 rcxadm lserver」を参照してください。

注意

管理サーバをVMwareとHyper-V環境の仮想マシン上で動作させる場合、管理サーバ自身の仮想マシンについてはL-Serverとの関連

付けを行わないでください。

VMware FTのセカンダリ仮想マシンは、L-Serverと関連付けが行えません。

構築済みの仮想マシンと関連付けられた仮想L-Serverは、RORコンソールの[リソース詳細]タブに表示される[ディスク情報]の[用途]にハイフン("-")が表示されます。

【VMware】

L-Serverと関連付けを行った仮想マシンの、CPU/メモリの制限値が"制限なし"の場合、L-Server換算表示の換算方法、およびL-Server

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の仕様変更の方法が異なります。

換算方法については、「20.6 表示」の「L-Server換算表示」を参照してください。

仕様変更については、「18.5 構成変更」を参照してください。

【Hyper-V】

ネットワークアダプターをもつ仮想マシンが、一度も起動されていない状態で、L-Serverとの関連付けを行った場合、L-Serverがもつ

ネットワークのMACアドレスが、"00:00:00:00:00:00"になる場合があります。その場合、L-Serverとの関連付けを解除し、VM管理製品

からその仮想マシンに対して静的MACアドレスを割り当てるか、または仮想マシンを起動後、3分程度待機したあと、L-Serverとの関連

付けを行ってください。

【Solarisゾーン】

・ L-Serverと関連付けを行った仮想マシンのCPU/メモリのcap値が指定されていない場合、L-Serverの換算方法が異なります。

換算方法については、「20.6 表示」の「L-Server換算表示」を参照してください。

・ L-Platform管理機能にL-Server化したSolarisゾーンを取り込む場合、L-ServerにNICの情報を追加する必要があります。必要に応

じてネットワークリソースを事前に作成後、NICを追加してください。

取り込む予定のVMゲストのNICが接続しているネットワークのVLANとサブネットの情報を確認します。VLANとサブネットの組み

合わせに対応するネットワークリソースがすでに存在している場合には、ネットワークリソースの作成は必要ありません。

存在しない場合、以下の手順で新たにネットワークリソースを作成してください。

a. RORコンソールのオーケストレーションツリーで対象のネットワークプールを右クリックし、[ネットワークリソース作成]を選択し

ます。

新規に作成する場合は、続いて[新規]を選択します。

登録済みの管理LANサブネットを利用して作成する場合は、続いて[管理LANサブネットから]を選択します。

[ネットワークリソースの作成]ダイアログが表示されます。

b. ネットワークリソース作成に必要な項目を入力します。

- VLAN ID

VLAN を使用している場合、その値を設定してください。使用していない場合、作成済みの他のネットワークリソースが

使用しておらず、今後も利用する予定のないVLAN IDを任意に指定してください。

- 外部接続ポート

何も指定しないでください。

- 詳細設定

設定しないでください。

L-ServerへのNIC情報の追加については、「リファレンスガイド (コマンド/XML編) CE」の「3.6 rcxadm lserver」を参照してくだ

さい。

【OVM for SPARC】

・ CPU性能、CPU数については、「導入ガイド CE」の「8.8.8 OVM for SPARC利用時の注意点」の「L-ServerのCPU性能、CPU数の

表示について」を参照してください。

・ L-Platform管理機能にL-Serverを取り込む場合、L-ServerにNICの情報を追加する必要があります。必要に応じてネットワークリソー

スを事前に作成後、NICを追加してください。

・ ゲストドメイン上にSolarisゾーンを構築し、該当ゲストドメインをVMホストとして登録した場合、そのゲストドメインと関連付けられた

仮想L-Serverは、L-Platformへ取り込めません。

・ ゲストドメイン上にSolarisゾーンを構築した仮想L-Serverは、システム全体を管理する管理者(supervisorまたは兼任管理者)が管理

するようにしてください。

・ 本製品からは、複数のL-Serverでディスクを共有する設定は行えません。共有するディスクをVMホスト上で設定してください。

【Citrix Xen】

L-Serverと関連付けを行った仮想マシンのCPU性能値が"-"の場合、L-Server換算表示の換算方法が異なります。

換算方法については、「20.6 表示」の「L-Server換算表示」を参照してください。

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18.5 構成変更

ここでは、構築済み物理サーバや仮想マシンと関連付けられたL-Serverに対する構成変更について説明します。

構成変更は、「第7章 リソースの変更」を参照してください。

コマンドでは、rcxadm lserver modifyコマンドを実行します。

rcxadm lserver modifyコマンドについては、「リファレンスガイド (コマンド/XML編) CE」の「3.6 rcxadm lserver」を参照してください。

注意

ストレージが操作できないL-Serverは、ディスクの増設、削減、および容量の拡張はできません。

以下の仮想マシンの場合、構成変更できません。

・ サーバ管理製品で管理されていないSolarisゾーン(Solaris10)の非大域ゾーンまたはOVM for SPARCの仮想マシンの場合

18.6 L-Serverの解除

ここでは、構築済みの物理サーバや仮想マシンと関連付けられたL-Serverに対して、物理サーバまたは仮想マシンとL-Serverとの関

連付けを解除する方法について説明します。

以下の手順で、L-Serverとの関連付けを解除します。

1. オーケストレーションツリーで対象のL-Serverを右クリックし、表示されたメニューで[関連付け解除]を選択します。

確認ダイアログが表示されます。

2. [OK]ボタンをクリックします。

構築済みの物理サーバや仮想マシンとL-Serverとの関連付けを解除できます。

コマンドでは、rcxadm lserver revertコマンドを実行します。

rcxadm lserver revertコマンドについては、「リファレンスガイド (コマンド/XML編) CE」の「3.6 rcxadm lserver」を参照してください。

なお、本製品を使用して作成されたL-Serverは、物理サーバや仮想マシンとL-Serverとの関連付けを解除できません。

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第19章 リソースの操作

本章では、リソースプールへのリソース操作について説明します。

19.1 登録

以下の手順で、リソースプールにリソースを登録します。

1. オーケストレーションツリーで対象のリソースプールを右クリックし、表示されたメニューで[リソース登録]を選択します。

[リソースの登録]ダイアログが表示されます。

2. 登録するリソースが、ディスクリソースの場合は、検索条件内にある[検索]ボタンを押下します。仮想ストレージ、サイズ、リソース

名を入力後、[検索]ボタンを押下することで、"リソース一覧"に表示されるリソースを絞り込むことができます。

3. "リソース一覧"から登録するリソースを選択します。

4. [OK]ボタンをクリックします。

リソースプールにリソースが登録されます。

注意

・ リソースを登録すると、性能監視を行うために必要なディレクトリおよびファイルを登録したサーバ上に作成します。詳細は、「導入

ガイド CE」の「8.6.9 RHEL-KVM利用時の注意点」を参照してください。

・ シン・プロビジョニング属性の仮想ストレージリソースは、シン・プロビジョニング属性が設定されていないストレージプールに登録で

きません。

・ シック・プロビジョニング属性の仮想ストレージリソースは、シン・プロビジョニング属性が設定されたストレージプールに登録できま

せん。

・ IPCOM VAをネットワークプールに登録する場合、次の点を考慮してください。

- マネージャーにConverged Fabricが登録されている必要があります。

- IPCOM VAとIPCOM VX間の結線情報およびIPCOM VXとConverged Fabric間の結線情報を登録する必要があります。

結線情報の登録方法については、「設計ガイド CE」の「9.4.8.1 ネットワーク構成情報(XML定義)を作成する場合」を参照して

ください。

- IPCOM VAをテナントのネットワークプールに登録する場合、IPCOM VAが属するIPCOM VXの仮想マシンインターフェース

定義のVLAN ID(以降、S-TAGと表記することがあります。)と、テナントの使用する仮想ファブリックのVLAN ID(以降、S-TAGと表記することがあります。)を一致させる必要があります。

- IPCOM VAをグローバルプールに登録する場合、IPCOM VAのインターフェースに設定するS-TAGは"2"を設定してくださ

い。

・ イメージを指定したL-Serverの作成【OVM for SPARC】

イメージを指定したL-Serverの作成には、インストールサーバへ接続するために管理LANのIPアドレスが必要です。

そのため、ユーザのアクセス範囲内のプールに、管理LANのネットワークリソースを作成してください。

・ グローバルIPアドレスのアドレスセットリソースの作成

グローバルIPアドレスのアドレスセットリソースは、rcxadm addrset createコマンドで作成します。

rcxadm addrset createコマンドについては、「リファレンスガイド (コマンド/XML編) CE」の「3.1 rcxadm addrset」を参照してください。

19.2 変更

以下の手順で、リソースプールに登録されているリソースの設定を変更します。

1. オーケストレーションツリーで対象のリソースを右クリックし、表示されたメニューで[設定変更]-[基本情報]を選択します。

[リソースの設定変更]ダイアログが表示されます。

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2. 変更したい項目を修正します。

3. [OK]ボタンをクリックします。

リソースの設定が変更されます。

注意

・ L-Serverのサブネットと異なるサブネット情報を変更する際に、変更するサブネットに管理対象サーバが存在している場合、"サブ

ネットアドレス/マスク"は変更できません。

"サブネットアドレス/マスク"を変更する場合、「サブネットに管理対象サーバが存在している場合の変更」を参照してください。

・ 業務LANまたはiSCSI用ネットワークリソースのリソース名を変更しても、アドレスセット名は変更されません。

アドレスセット名をリソース名と同じ名前に変更したい場合、rcxadm network modifyコマンドを使用してください。

rcxadm network modifyコマンドについては、「リファレンスガイド (コマンド/XML編) CE」の「3.9 rcxadm network」を参照してくださ

い。

サブネットに管理対象サーバが存在している場合の変更

サブネットに管理対象サーバが存在している場合、以下の手順でネットワークアドレスまたはサブネットマスクを変更してください。

1. 変更後のネットワークアドレスまたはサブネットマスクをもつテナント管理LANリソース情報を登録します。

2. 変更前のサブネットに属しているすべてのL-Serverの接続先テナント管理LANを変更します。

3. 変更前のテナント管理LANを必要に応じて削除します。

19.3 移動

注意

・ L-Platformで利用しているリソースは移動しないでください。

・ 移動先に存在するリソースと同じ名前のリソースは移動できません。

単一リソースの移動

以下の手順で、リソースをほかのリソースプールに移動します。

1. オーケストレーションツリーで対象のリソースを右クリックし、表示されたメニューで[リソース移動]を選択します。

[リソースの移動]ダイアログが表示されます。

2. "移動先プール"に、リソースの移動先リソースプールを選択します。

3. [OK]ボタンをクリックします。

対象のリソースが選択したリソースプールに移動します。

複数リソースの移動

以下の手順で、リソースプールに登録されている複数のリソースをほかのリソースプールに移動します。

1. オーケストレーションツリーで対象のリソースプールを右クリックし、表示されたメニューで[リソース移動]を選択します。

[リソースの移動]ダイアログが表示されます。

2. "移動先プール"に、リソースの移動先リソースプールを選択します。

3. 移動するリソースが、ディスクリソースの場合は、検索条件内にある[検索]ボタンを押下します。リソース名を入力後、[検索]ボタ

ンを押下することで、"リソース一覧"に表示されるリソースを絞り込むことができます。

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4. "リソース一覧"から移動するリソースを選択します。

5. [OK]ボタンをクリックします。

対象のリソースが選択したリソースプールに移動します。

テナントを利用してリソースを隔離する場合、移動が制限されることがあります。

詳細は、「第21章 リソースフォルダーの操作」を参照してください。

シン・プロビジョニングまたはストレージ自動階層制御を利用している場合、選択したリソースのシン・プロビジョニング/シック・プロビジョ

ニングの設定有無によって、選択できる移動先リソースプールは異なります。

移動先リソースプールと登録できるリソースの関係については、「設計ガイド CE」の「10.1.1 ストレージの割当て」を参照してください。

注意

移動するディスクリソースが、事前に作成されたLUNまたは仮想L-Server用のディスクリソースの場合、ディスクリソースを移動する前

に、ディスク内のデータを削除することをお勧めします。ディスク内のデータを削除する方法については、「14.5 ストレージリソース」の

注意事項を参照してください。

リソースフォルダー間の移動

以下の手順で、リソースをほかのリソースフォルダーに移動します。

1. ツリーで対象のリソースを右クリックし、表示されたメニューで[別フォルダーへ移動]を選択します。

[リソースの移動]または[プールの移動]のどちらかのダイアログが表示されます。

2. 移動先のリソースフォルダーを選択します。

3. [OK]ボタンをクリックします。

対象のリソースが移動先リソースフォルダーに移動します。

テナントを利用してリソースを隔離する場合、移動が制限される場合があります。

詳細は、「第21章 リソースフォルダーの操作」を参照してください。

リソースがL-Serverの場合、rcxadm lserver moveコマンドを実行します。

rcxadm lserver moveコマンドについては、「リファレンスガイド (コマンド/XML編) CE」の「3.6 rcxadm lserver」を参照してください。

注意

・ シン・プロビジョニング属性の仮想ストレージリソースは、シン・プロビジョニング属性が設定されていないストレージプールへ移動

できません。

・ シック・プロビジョニング属性の仮想ストレージリソースは、シン・プロビジョニング属性が設定されたストレージプールへ移動できま

せん。

・ VMwareのデータストア、またはHyper-VのCluster Shared Volume(CSV)の場合、シン・プロビジョニング属性が設定されたストレー

ジプール、または設定されていないストレージプールのどちらへも移動できます。

詳細は、「設計ガイド CE」の「2.2.8 ストレージの簡易化」の「シン・プロビジョニングを利用したストレージの有効活用」を参照してく

ださい。

・ iSCSI接続するディスクリソース、または仮想L-Server用のディスクリソースの場合、シン・プロビジョニング属性が設定されたストレー

ジプール、または設定されていないストレージプールのどちらへも移動できます。

・ Converged FabricでVFABとテナントの関連付けを行っている状態で以下の操作を実施した場合、ポートプロファイルとMACアドレ

スとの関連付け情報の修正を行ってください。ただし、リソース移動先プールの所属するテナントに関連付いたVFABが、VFAB自

動設定の条件を満たしている場合は、修正する必要はありません。

- ネットワークリソースを"グローバルプール"と"VFABと関連付いているテナントのローカルプール"間で移動した場合

- ネットワークリソースを"関連付いているVFABが異なるテナントのローカルプール"間で移動した場合

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VFAB自動設定の条件とは、以下に示すとおりです。

- VFABおよびConverged Fabricのリソース詳細画面において、以下のように表示されている。

1. VFABが所属するConverged Fabricの自動設定が、"true"である。かつ

2. VFABが所属するConverged Fabricのポートプロファイル設定が、"enable"である。かつ

3. VFABのVFAB自動設定が、"true"である。

参考

ポートプロファイルとMACアドレスとの関連付け情報の修正について

- 外部接続ポートの変更がある場合は、変更前の関連付け情報を削除してください。

- 外部接続ポートの変更がない場合は、変更前の関連付け情報を削除し、変更後の関連付け情報を追加してください。

19.4 登録解除

注意

L-Platformで利用しているリソースは登録解除しないでください。

単一リソースの登録解除

以下の手順で、リソースプールに登録されているリソースの登録を解除します。

1. オーケストレーションツリーで対象のリソースを右クリックし、表示されたメニューで[登録解除]を選択します。

[リソースの登録解除]ダイアログが表示されます。

2. [OK]ボタンをクリックします。

複数リソースの登録解除

以下の手順で、リソースプールに登録されている複数リソースの登録を解除します。

1. オーケストレーションツリーで対象のリソースプールを右クリックし、表示されたメニューで[リソース登録解除]を選択します。

[リソースの登録解除]ダイアログが表示されます。

2. 登録を解除するリソースが、ディスクリソースの場合は、検索条件内にある[検索]ボタンを押下します。リソース名を入力後、[検索]ボタンを押下することで、"リソース一覧"に表示されるリソースを絞り込むことができます。

3. "リソース一覧"から登録を解除するリソースを選択します。

4. [OK]ボタンをクリックします。

19.5 削除

以下の手順で、リソースプールに登録されているリソースを削除します。

1. オーケストレーションツリーで対象のリソースを右クリックし、表示されたメニューで[削除]を選択します。

[リソースの削除]ダイアログが表示されます。

2. [OK]ボタンをクリックします。

- 339 -

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注意

・ 削除するサブネットに管理対象サーバが存在している場合、サブネット情報は削除できません。

・ 管理対象サーバを削除したあと、サブネット情報を削除してください。

・ リソースを登録すると、性能監視を行うために必要なディレクトリおよびファイルを登録したサーバ上に作成します。リソースを削除

したとき、このディレクトリは自動的に削除されません。手動で削除してください。詳細は、「導入ガイド CE」の「8.6.9 RHEL-KVM利

用時の注意点」を参照してください。

・ L-Platformで利用しているリソースは削除できません。

- 340 -

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第20章 リソースプールの操作

本章では、新たなリソースプールの追加、リソースプールの削除、変更について説明します。

機能の概要については、「設計ガイド CE」の「2.2.2 リソースプール」を参照してください。

20.1 概要

L-Serverを作成する際に割り当てる資源をまとめて管理するための機能です。

リソースプールは、オーケストレーションツリー上に存在するリソースフォルダーの一種であり、通常のフォルダー機能と比べると以下の

特長があります。

・ L-Serverの作成や増設の際にリソースの選択対象になります。

・ リソースプール作成時にリソースプール種別を指定することで、同じ種類のリソースだけ格納されます。

・ リソースプール内のリソースプールの総容量と空き容量を計算して表示されます。また、指定したL-ServerテンプレートのL-Server数に換算した表示もされます。

・ 初期状態では、リソースプール種別ごとに1つのリソースプールが自動作成されます。

・ 初期状態で自動作成されるリソースプールのうち、VMプールには、異なるサーバ仮想化ソフトウェアのVMホストを格納できます。

サーバ仮想化ソフトウェアが混在したVMプールで、以下を指定すると、本製品が適切なVMプール内のVMホストを選択してL-Serverを作成します。

- L-Serverテンプレートを利用してL-Serverを作成する場合、VM種別を指定します。

- 個々の仕様を指定してL-Serverを作成する場合、[サーバ]タブでVM種別を指定します。

・ リソースプールはユーザー・ロール管理と併用することで、利用できるユーザーを制限できます。

・ 複数のリソースプールに対して優先順位を設定することで、L-Server作成時に必要なリソースを自動選択する際の順番を設定でき

ます。

リソースプール種別と格納するリソースについては、「設計ガイド CE」の「6.4 リソースプールの種別」の「表 リソースプール種別」を参照

してください。

複数のクラスタグループが同一のVMプールに登録されている環境で、L-Serverの移動(マイグレーション)を行った場合、同一のクラス

タに所属しているVMホスト間だけ移動できます。

20.2 作成

以下の手順で、リソースプールを作成します。

1. オーケストレーションツリーでルートフォルダーまたはリソースフォルダーを右クリックし、表示されたメニューで[作成]-[プール]を選択します。

[プールの作成]ダイアログが表示されます。

ポイント

グローバルIPアドレスのアドレスセットリソースを登録するアドレスプールは、テナント毎にローカルプールを作成してください。

2. 以下の項目を設定します。

名前

リソースプールの名前を入力します。

先頭半角英数字(大文字/小文字)で、半角英数字(大文字/小文字)、アンダースコア("_")およびハイフン("-")で構成された32文字以内の文字列を入力します。

リソースプールの利用者にわかるように、リソースの違い、性能の違い、用途の違いなど、リソースプールを作成した観点を含

む名前を付けることをお勧めします。

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ダッシュボードを利用している場合、既存のリソースプール名と同一の名前は指定しないでください。大文字/小文字の区

別がないので、既存のリソースプール名が"AAA"の場合、新しく"aaa"または"Aaa"という名前も指定しないでください。

種別

リソースプールのリソースプール種別を選択します。

- VMプール

- サーバプール

- ストレージプール

- ネットワークプール

- アドレスプール

- イメージプール

優先度

L-Server作成時にリソースを自動選択する場合のリソースプールの優先度を選択します。

[1]から[10]の値を選択してください。小さい値ほど優先度が高くなっています。デフォルトは[5]が選択されています。

属性

リソースプールの属性を設定します。

本項目は、[種別]で"VMプール"、または、"ストレージプール"を選択した場合だけ表示されます。

- [種別]で"VMプール"を選択した場合

オーバーコミットを利用するVMプールを作成する場合、"オーバーコミット"チェックボックスにチェックを入れてください。

オーバーコミットを利用する場合、[容量換算]で空き容量の計算方法を指定します。

・"上限値": 上限値で換算する場合に指定します。

・"予約値": 予約値で換算する場合に指定します。

各換算方法における表示内容については、「20.6 表示」の「L-Server換算表示」を参照してください。

- [種別]で"ストレージプール"を選択した場合

シン・プロビジョニング属性を設定する場合"シン・プロビジョニング"チェックボックスにチェックを入れてください。

注意

- ROR V2.3、または、V3.0の管理サーバからアップグレードし、オーバーコミット機能の設定方法の移行手順をしていない

場合、本項目は表示されません。別途、定義ファイルを編集してください。詳細は「リリース情報」の「2.3.1.1 オーバーコ

ミット定義ファイル」を参照してください。

- ストレージプールのシン・プロビジョニング属性の設定有無は、ストレージプールを作成した時点で決まります。作成済み

ストレージプールに対してシン・プロビジョニング属性の設定または設定解除はできません。

ラベル

リソースプールのラベルを入力します。

日本語(半角カナを含む)、半角文字に関係なく32文字以内の文字列を入力します。

コメント

コメントを入力します。

日本語(半角カナを含む)、半角文字に関係なく256文字以内の文字列を入力します。

3. [OK]ボタンをクリックします。

作成されたリソースプールがオーケストレーションツリーに表示されます。

20.3 設定変更

以下の手順で、リソースプールの設定を変更します。

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1. オーケストレーションツリーで対象のリソースプールを右クリックし、表示されたメニューで[設定変更]-[基本情報]を選択します。

[プールの設定変更]ダイアログが表示されます。

2. 変更したい項目を修正します。

3. [OK]ボタンをクリックします。

リソースプールの設定情報が変更されます。

注意

・ ストレージプールのシン・プロビジョニング属性の設定有無は、変更できません。

シン・プロビジョニング属性を変更する場合、ストレージプールを新たに作成し、リソースを移動してください。

・ 以下のどれかの条件を満たす場合、リソースプールの名前は変更しないでください。

- 配備したL-Platformに含まれるサーバで利用している、VMプール、サーバプール、またはストレージプールである

- L-Platformテンプレートで利用している、VMプール、サーバプール、またはストレージプールである

- ダッシュボードを利用している、VMプール、サーバプール、ストレージプール、ネットワークプール、またはアドレスプールであ

20.4 移動

以下の手順で、リソースプールをほかのリソースフォルダーに移動します。

1. オーケストレーションツリーで対象のリソースプールを右クリックし、表示されたメニューで[別フォルダーへ移動]を選択します。

[プールの移動]ダイアログが表示されます。

2. 移動先リソースフォルダーを選択します。

3. [OK]ボタンをクリックします。

対象のリソースプールが移動先リソースフォルダーに移動します。

テナントを利用してリソースを隔離する場合、移動が制限される場合があります。

詳細は、「第21章 リソースフォルダーの操作」を参照してください。

注意

以下のいずれかの条件を満たす場合、リソースプールは移動しないでください。

・ 配備したL-Platformに含まれるサーバで利用している、VMプール、サーバプール、またはストレージプールである

・ L-Platformテンプレートで利用している、VMプール、サーバプール、またはストレージプールである

・ ファイアーウォールのアドレス変換機能で利用する仮想IPアドレスが管理され、自動払い出しを使用してL-Platformが配備されて

いる場合に利用しているアドレスプールである

20.5 削除

以下の手順で、リソースプールを削除します。

リソースプールを削除すると、リソースプール内のリソースも併せて削除されます。

以下のリソースは、リソースプールからリソース登録が解除されます。

・ VMホストリソース

・ 物理サーバリソース

・ 仮想ストレージリソース

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・ ディスクリソース

・ ネットワークデバイス

・ 物理イメージリソース

事前にリソースプール内のリソースを別のリソースプールに移動することをお勧めします。

1. オーケストレーションツリーで対象のリソースプールを右クリックし、表示されたメニューで[削除]を選択します。

[プールの削除]ダイアログが表示され、削除されるリソースプール名が表示されます。

削除対象のリソースプールにリソースが登録されている場合、[含まれているリソース]にそれらが一覧で表示されます。内容を確

認し、[含まれている全てのリソースをあわせて削除する]チェックボックスにチェックを入れてください。

2. [OK]ボタンをクリックします。

対象のリソースプールが削除されます。

注意

以下のいずれかの条件を満たす場合、リソースプールは削除しないでください。

・ 配備したL-Platformに含まれるサーバで利用している、VMプール、サーバプール、またはストレージプールである

・ L-Platformテンプレートで利用している、VMプール、サーバプール、またはストレージプールである

・ ファイアーウォールのアドレス変換機能で利用する仮想IPアドレスが管理され、自動払い出しを使用してL-Platformが配備されて

いる場合に利用しているアドレスプールである

20.6 表示

リソース一覧のプール一覧は、リソースフォルダーの表示とリソースの総容量および空き容量を表示します。

L-Server一覧では、物理L-Serverの場合、対応する物理サーバを表示します。

仮想L-Serverの場合、L-Serverが動作するVMホスト名を表示します。

表示情報の[割当リソース]と[使用リソース]のチェックボックスにチェックを入れると、割当て済みのリソース、および使用中のリソースが

表示されます。

割当て済みのリソースには、リソースの割当て状態に応じて以下の情報が表示されます。

・ allocated

リソース名

・ preserved

リソース名 + "(preserved)"

・ defined

"(defined)"

使用リソースには[使用する物理サーバ]または[使用するVMホスト]で設定されたリソースが、アイコン + リソース名として表示されます。

オーケストレーションツリーでリソースプールを選択した状態で、[リソース一覧]タブを選択した場合、リソースプール配下のリソースの

情報が一覧で表示されます。

[リソース詳細]タブを選択した場合、リソースプール内の総容量や空き容量などの詳細情報を表示します。

また、[利用可能プール]タブを選択するとユーザーが利用権を持っているリソースプールと配下のリソースが一覧で表示されます。

シン・プロビジョニングの属性が設定された仮想ストレージリソースの場合、使用済み容量には仮想的に割り当てた容量が表示されま

す。また、仮想的に割り当てた容量の値によって、空き容量の表示が以下のように異なります。

・ 仮想的に割り当てた容量が、仮想ストレージリソースの総容量以下の場合

空き容量には、仮想的に割り当てられていない領域の容量が表示されます。

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・ 仮想的に割り当てた容量が、仮想ストレージリソースの総容量を超えた場合

空き容量には、超えた容量の値がマイナス("-")符号付きで表示されます。

VMwareのデータストア、Hyper-VのCluster Shared Volume(CSV)、Citrix XenServerのストレージリポジトリでは、シン・プロビジョニング

の属性が設定されたストレージプールに登録した場合、上記の形式で表示されます。

・ 仮想ストレージリソースの総容量が20GBで、仮想的に割り当てた容量が10GBの場合

総容量 : 20.0GB空容量 : 10.0GB

・ 仮想ストレージリソースの総容量が20GBで、仮想的に割り当てた容量が30GBの場合

総容量 : 20.0GB空容量 : -10.0GB

ストレージプールの総容量は、リソースプールに登録されている仮想ストレージおよびディスクリソースの容量の合計が表示されます。

なお、仮想ストレージと、その仮想ストレージから切り出したディスクリソースが、同一リソースプールに存在する場合、ディスクリソース

の容量はストレージプールの総容量に加算されません。

VMプールのCPUとメモリの総容量

VMプールのCPUとメモリの総容量は、リソースプールに登録されているすべてのVMホストに対して、以下の計算式で求められた容量

の合計が表示されます。

VMホストの物理資源量 - VMホストで占有される資源量

VMホストで占有される資源量は、以下の通りとなります。

表20.1 VMホストで占有される資源量

サーバ仮想化ソフトウェ

アCPU容量 メモリ容量

VMwareVMホストに設定されているシステムリソースのCPU予

約の合計([システムリソースプール]の[host]を除く要

素の予約の総和)

VMホストに設定されているシステムリソースのメモリ

予約の合計([システムリソースプール]の[host]を除く

要素の予約の総和)

Hyper-V物理CPU数 × 物理CPU性能値 × VMホストに設定

されているCPU予約値(%) / 100VMホストに設定されているメモリ予約値

Solarisゾーン

・ 大域ゾーンのSolarisゾーンリソースプールが本製

品の管理対象である場合

物理CPU性能値 × 大域ゾーンのCPUのcap値 /100

・ 大域ゾーンのSolarisゾーンリソースプールが本製

品の管理対象外である場合

0

以下の優先順位でメモリ容量を決定します。どちらに

も設定がない場合、0を指定しているとみなします。

1. global_zone_reserved_memory.rcxpropに記載

されているメモリ容量

2. 大域ゾーンのcapped-memory.physicalのメモリ

容量

OVM for SPARC制御ドメインに設定されているCPU数 × 物理CPU性

能値制御ドメインに設定されているメモリ容量

RHEL-Xen 物理CPU数 × 物理CPU性能値 × 20(%) / 100 VMホストが使用しているメモリ容量

KVM物理CPU数 × 物理CPU性能値 × 設定されている

CPU予約値(%) / 100設定されているメモリ容量

Citrix Xen物理CPU数 × 物理CPU性能値 × VMホスト(コント

ロールドメイン)の仮想CPUのCAP値 / 100VMホスト(コントロールドメイン)の動的 大メモリ量

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サーバ仮想化ソフトウェ

アCPU容量 メモリ容量

OVM for x86 3.2 0 VMホストが使用しているメモリ容量

注意

以下のすべての条件を満たしている場合、[リソース詳細]タブの[VMホスト一覧]と[容量情報]の、[CPU容量]と[メモリ容量]にフェール

オーバー用にリザーブされている容量が表示されます。HA機能が有効ではないVMホストやフェールオーバー用にリザーブする運用

ではない場合、ハイフン("-")が表示されます。

・ サーバ仮想化ソフトウェアによるHA機能が有効なVMホストで、CPU容量とメモリ容量をフェールオーバー用にリザーブする運用

の場合

以下のすべての条件を満たすVMホストの場合、CPUおよびメモリ資源量の総容量および空き容量は、0になります。また、VMプール

の総容量および空き容量にも加算されません。

・ 物理L-Server上に導入されたVMホストである。

・ VMホストがVMプールに登録されている。

・ VMホストが動作する物理サーバを物理サーバの用途変更で解放している。

VMホストおよびVMホストが動作する物理サーバが以下のすべての条件を満たしていない場合、空き容量が0と表示されます。

・ 電源の状態が"ON"であること。

・ 状態が"normal"であること。

・ 保守モードが設定されていないこと。

・ サーバ仮想化ソフトウェアのメンテナンスモードが設定されていないこと。

【VMware】

・ サーバ仮想化ソフトウェアのスタンバイモードが設定されているVMホストは、状態が"stop"でも、空き容量に計算結果が表示され

ます。

【KVM】

設定されているCPU予約値(%)のデフォルト値は20%です。

設定されているメモリ容量(GB)のデフォルト値は2GBです。

なお、物理サーバの情報が正常に取得できない場合、デフォルトのCPU予約値(%)が0%になります。

物理サーバの情報は、ServerView Agents for Linuxから取得しています。

ServerView Agents for Linuxの設定を確認してください。

確認方法は、「導入ガイド CE」の「2.2.1.1 ソフトウェアの準備と確認」の「必須ソフトウェアの準備と確認」を参照してください。

VMホストのリソース詳細とコマンド(rcxadm pool list -name リソースプール名)におけるCPU容量の総容量には、"CPU性能 x コア数"の形式で容量が表示されます。なお、CPU性能は、小数第一位までを表示しており、それ以下の値は切り捨てられます。そのため、小数

第二位の値によっては、空き容量と一致しない場合があります。

L-Server換算表示

ここでは、VMプール、サーバプール、ストレージプールで作成できるL-Serverの換算数を表示する方法を説明します。

1. オーケストレーションツリーで対象のVMプールを左クリックし、[リソース一覧]タブを表示します。

2. [テンプレート]選択リストで、換算するL-Serverテンプレートを選択します。

3. [OK]ボタンをクリックします。

[L-Server作成可能台数]に、作成できるL-Server台数が表示されます。

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注意

・ VMホストと仮想ストレージの状態が"normal"以外のときは、リソースの空き容量が存在しても、L-Serverの配置対象から除外されま

す。

【VMware】

サーバ仮想化ソフトウェアのスタンバイモードが設定されているVMホストは、L-Serverの配備対象から除外され、同一クラスタ内

の、ほかのVMホストが配備の対象になります。

【Hyper-V】

動的メモリ設定が有効なL-Serverテンプレートを使用する場合、動的メモリがサポートされていないVMホストは、L-Serverの配備対

象から除外されます。L-Serverの換算数には、リソースの空き容量が存在しても、"0"が表示されます。

ただし、L-Serverの換算数には、リソースの空き容量に応じた値が表示されます。

・ 物理L-Serverの場合、仮想ストレージのL-Serverの換算数は目安であり、L-Server作成時にエラーになる可能性があります。

[L-Server作成可能台数]およびリソースの空き容量で表示される容量

[L-Server作成可能台数]およびリソースの空き容量で表示される容量は、以下のように計算されます。

表20.2 [L-Server作成可能台数]およびリソースの空き容量で表示される容量

項目 計算式 備考

L-Server作成可能

台数

以下の値で も小さい数値が表示されます。

・ CPUの空き容量 / "テンプレート"選択リストで選択した、L-Serverテンプ

レートに指定されたCPUの容量

・ メモリの空き容量 / "テンプレート"選択リストで選択した、L-Serverテンプ

レートに指定されたメモリの容量(注1)

・ ストレージの空き容量 / "テンプレート"選択リストで選択した、L-Serverテンプレートに指定されたストレージの容量

-

CPU、メモリリソース総容量(注2) - (仮想マシン(注3)で使用中のリソースの合計) - VMホ

ストの予約容量(VM製品のHA機能有効時に確保されている容量)(注4)-

ネットワーク、アドレ

スの空き容量リソース総容量 - (L-Server(注5)で使用中のリソースの合計) -

ストレージの空き容

リソース総容量 - (L-Server(注5)で使用中のリソースの合計 + イメージ(注6)の合計)

-

ディスクの空き容量

リソースとしての空き容量は表示されません。

ただし、以下のすべての条件を満たす場合、リソースプールの空き容量とし

て換算されます。

・ L-Serverとクローニングイメージでディスクが使用されていない

[L-Server作成可能台数]は、以下のように表示されます。

・ L-Serverテンプレートに指定されたディスクの数が1つの場合で、かつL-Serverテンプレートに指定されたディスク容量がディスクリソースの容量と

等しいか小さい場合

[L-Server作成可能台数]は1になります。

・ 上記以外やL-Serverテンプレートに指定されたディスクの数が2つ以上

の場合

[L-Server作成可能台数]は0になります。

【Hyper-V】

仮想ストレージから切り出され保

存されたディスクリソースは、シス

テムディスクとして使用できない

ため、L-Serverで未使用であって

も、0になります。

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注1)【VMware】

L-Serverテンプレートから仮想マシンを作成した場合に割り当てられるオーバーヘッドメモリを含みません。そのため、表示されたL-Server作成可能台数まで作成できない場合があります。

注2) VMホストで使用するオーバーヘッドは含みません。

注3) 起動中の仮想マシンのリソースだけでなく、停止中の仮想マシンで使用されているリソースを含みます。電源切断時のサーバ解

放が設定された、電源OFFのL-Serverは含みません。

【VMware】

仮想マシンで使用するオーバーヘッドメモリを含みます。VMware FTのセカンダリ仮想マシンのリソースを含みます。

【Citrix Xen】

XenCenterで作成された仮想マシンは、VM管理製品からCPU性能値を取得できないため、CPU使用量は0で計算されます。

注4) VMホストの予約容量は、「VMホストの予約容量」を参照してください。

注5) 起動中のL-Serverのリソースだけでなく、停止中のL-Serverで使用されているリソースを含みます。

注6) イメージには、クローニングイメージとスナップショットを含みます。なお、イメージの大きさは表示されません。

【Xen】

管理対象サーバでRHEL5-Xenを利用する場合、「導入ガイド CE」の「8.4.7 RHEL5-Xen利用時の注意点」を参照してください。

VMホストの予約容量

【VMware】

VMware HAのアドミッションコントロールが有効な場合に確保されているリソース容量です。アドミッションコントロールのポリシーに従

い計算されます。ポリシーごとの計算式は以下のとおりです。

ポリシー 計算式

ポリシーが"フェイルオーバーの予備容量として予約されたクラス

タリソースの割合"の場合リソース総容量(注) × 割合値(%)

ポリシーが"フェイルオーバーホストの指定"に該当したVMホスト

の場合リソース総容量(注) × 100(%)

ポリシーが"フェイルオーバーホストの指定"に該当しないVMホス

トの場合リソース総容量(注) × 0(%)

ポリシーが"ホスト障害のクラスタ許容"の場合 リソース総容量(注) × 0(%)

注) VMホストで使用するオーバーヘッドは含みません。

ポリシーが以下の場合、VMホストの予約容量は確保されません。許容範囲を超えて配備する場合があるため、配備後に電源ONでき

ない場合があります。

・ ポリシーが"フェイルオーバーホストの指定"で、フェイルオーバーホストに複数のVMホストを定義している場合

・ ポリシーが"ホスト障害のクラスタ許容"の場合

オーバーコミット用のリソースプールとして設定されたVMプールのCPU空き容量およびメモリ空き容量

オーバーコミット用のリソースプールとして設定されたリソースプール(VMプール)では、空き容量計算の指定値に従い、計算されます。

上限値で換算するように設定されていた場合、仮想マシンのCPU性能/メモリ容量を元に、CPU空き容量/メモリ空き容量が計算されます。

オーバーコミットを使用しないリソースプール(VMプール)では、上限値換算だけをサポートします。

ポイント

仮想L-Serverを作成する際に、CPU予約性能とメモリ予約容量を指定しなかった場合の値は、以下のとおりです。

・ CPU予約性能: 0

・ メモリ予約容量: メモリ容量または初期メモリ量

- 348 -

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【VMware】

予約値で換算する設定が行われていた場合、仮想マシンのCPU予約性能/メモリ予約容量を元に、CPU空き容量/メモリ空き容量が計

算されます。また、L-Serverテンプレートに指定されたCPU予約容量/メモリ予約容量を元に、L-Server作成台数が計算されます。

VMプールに対する空き容量計算の指定が上限値換算の場合、VM管理製品から仮想マシンのCPU/メモリの制限値に"制限なし"を設定された仮想マシンでは、以下の値を上限値とし計算されます。

・ CPUの制限値が制限なし

VMホストの物理CPU性能値を使用

・ メモリの制限値が制限なし

仮想マシンに設定されたメモリサイズ

【Hyper-V】

予約値で換算するように設定されていた場合、仮想マシンとL-Serverテンプレートの動的メモリの設定によって、換算時に参照する値

が以下のように異なります。

・ 動的メモリが有効の場合

仮想マシンのCPU予約性能/初期メモリ量を元に、CPU空き容量/メモリ空き容量が計算されます。

L-ServerテンプレートのCPU予約性能/初期メモリ量を元に、CPU空き容量/メモリ空き容量が計算されます。

・ 動的メモリが無効の場合

仮想マシンのCPU予約性能/メモリ容量を元に、CPU空き容量/メモリ空き容量が計算されます。

L-ServerテンプレートのCPU予約性能/メモリ容量を元に、L-Server作成台数が計算されます。

【KVM】【Citrix Xen】【OVM for x86 3.2】

予約値で換算する設定が行われていた場合、仮想マシンのメモリ予約容量(=メモリ容量)を元に、メモリ空き容量が計算されます。CPU空き容量は変化しません。

【Solarisゾーン】

・ 以下の条件のどれかに当てはまる場合、本製品のリソース管理対象外になるため、L-ServerのCPU個数、CPU性能値は"-"になり

ます。

- 非大域ゾーンに、CPUのcap値が設定されていない。

- 非大域ゾーンを管理対象以外のSolarisゾーンリソースプールで管理している。

当てはまらない場合、CPUのcap値に応じたCPU数、CPU性能値になります。

詳細は、「設計ガイド CE」の「E.6.2 サーバの事前準備」を参照してください。

・ CPU個数、CPU性能値が"-"の場合、L-Serverの使用するリソース量は0で計算します。

CPU個数、CPU性能値に値が入っている場合、その値をもとに計算します。

・ 非大域ゾーンに、メモリのcap値が設定されていない場合、L-Serverのメモリサイズは"-"になります。

cap値が設定されている場合、L-Serverのメモリサイズはcap値の値となります。

メモリサイズが"-"の場合、L-Serverの使用するリソース量は0で計算します。

メモリサイズに値が入っている場合、その値をもとに計算します。

・ 予約値で換算するように設定されていた場合、VMホストのCPU空き容量、メモリ空き容量は変化しません。

【OVM for SPARC】

・ OSのインストール中などで、CPU個数、CPU性能値、メモリサイズが"-"の場合、L-Serverの使用するリソース量は0で計算します。

CPU個数、CPU性能値、メモリサイズに値が入っている場合、その値をもとに計算します。

・ 予約値で換算するように設定されていた場合、VMホストのCPU空き容量、メモリ空き容量は変化しません。

- 349 -

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VMプール、ストレージプールに対するL-Server換算表示

VMプール、ストレージプールに対するL-Server換算表示では、仮想L-ServerテンプレートのVM種別(VMtype)、および、CPUアーキ

テクチャー(CPUArch)の指定によって、作成できるL-Server数が以下のようになります。

・ L-ServerテンプレートにVM種別(VMtype)が指定されている場合

指定したVM種別に該当するリソースに対して、作成できるL-Server数が表示されます。

指定したVM種別に該当しないリソースに対して、常に"0"と表示されます。

・ L-ServerテンプレートにVM種別(VMtype)が指定されていない場合

CPUアーキテクチャー(CPUArch)が該当するリソースに対して、作成できるL-Server数が表示されます。

該当しないリソースに対して、常に"0"と表示されます。

L-Serverテンプレートの定義については、「リファレンスガイド (コマンド/XML編) CE」の「15.2.2 仮想L-Serverテンプレート」を参照

してください。

【OVM for SPARC】

OVM for SPARCでは、CPU性能値はVMホストのCPU性能値になります。そのため、L-ServerテンプレートのCPU性能値は無視され

ます。L-Serverの換算数は"VMホストのCPU性能値 × CPU数"とメモリ容量から計算されます。

VMプールのCPUおよびメモリ資源量【OVM for SPARC】

OVM for SPARCのVMホスト(VM host1)とゲストドメイン上に構築したVMホスト(VM host2)をVMプールに登録した場合、VMプール

のCPUおよびメモリ資源量は以下のように換算されます。

・ 同一のVMプールに登録した場合

- 総容量

VM host2の資源は、VM host1の資源量に含まれるためVMプールの総容量に加算されません。

また、VM host2のVMホスト占有資源量はVMプールの総容量から減算されます。

- 空き容量

従来と同じように、VM host1とVM host2の空き容量がVMプールの空き容量に加算されます。

・ 異なるVMプールに登録した場合

- 総容量

従来と同じように、VM host1、VM host2の資源量(物理資源量 - VMホスト占有資源量)がVMプールの総容量に加算されま

す。

- 空き容量

従来と同じように、VM host1、VM host2の空き容量がVMプールの空き容量に加算されます。

ポイント

仮想L-Serverの配備先の選択方法については、「設計ガイド CE」の「2.2.3 L-Server」の「L-Server配備先の選択」を参照してください。

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第21章 リソースフォルダーの操作

本章では、多数のリソースを管理する場合や、リソースを何らかの条件で分けて管理したい場合に利用する、リソースフォルダーにつ

いて説明します。

リソースフォルダー

リソースフォルダーは、多数のリソースを管理する場合や、リソースを何らかの条件で分けて管理したい場合に利用できます。

リソースフォルダーに格納するリソースは、必要に応じて自由に配置できます。また、階層化により、リソースフォルダーの中に、ほかの

リソースフォルダーを格納できます。

リソースフォルダーにより、以下のことが実現できます。

・ 同時に選択するリソースの数が減るため、簡単に操作できる。

・ リソースの詳細な分類ができる。

複数の部門でリソースを共用する場合、部門間でお互いのリソースを隔離する一方で、増設や故障に備えたリソースは共通に利用し

たい場合があります。

テナント

本製品では、組織や業務など業務形態に応じて、リソースの管理と運用を分割する単位をテナントと呼びます。

テナントには、L-Server、およびテナントごとに専有されるリソースプールが格納されます。テナントごとに専有されるリソースプールを

ローカルプールと呼びます。

また、ローカルプールのほか、複数のテナント間で利用できるリソースを格納した、リソースプールが存在します。このリソースプールを

グローバルプールと呼びます。

本製品では、テナントを単位としたリソースの分割と、ユーザーグループおよびユーザーのスコープ設定による隔離を組み合わせるこ

とで、テナントごとの運用を提供します。

以下の設定を行うことで、テナントによるリソースの隔離と共通利用を実現できます。

・ 部門ごとにテナントを作成

テナント作成時に、ユーザーグループ、ユーザー、またはリソースプールを合わせて作成および設定できます。

リソースプールは、リソースプールごとにローカルプールの作成、またはグローバルプールの選択を行えます。

また、部門内だけで利用したい場合、ローカルプールを作成してください。

部門間で共通利用したい場合、既存のグローバルプールを選択してください。

テナントを利用してリソースを隔離する場合、以下の操作は制限されます。

・ 電源ON状態のL-Serverは、別のテナントに移動できません。

L-Serverを停止したあとにL-Serverを移動してください。

・ 電源ON状態のL-Serverが使用中のリソース、および、そのリソースを含むリソースプールまたはリソースフォルダーは、別のテナン

トに移動できません。

L-Serverを停止したあとに移動してください。

・ ほかのテナントのリソースを使用しているL-Serverは起動できません。

必要なリソースは、L-Serverと同じテナントまたはグローバルプールに配置してください。

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図21.1 テナントによるリソースの隔離と共用

21.1 概要

リソースフォルダーは、多数のリソースを管理する場合や、リソースを何らかの条件で分けて管理したい場合に利用できます。

リソースフォルダーは、オーケストレーションツリーと、サーバリソースツリーに作成できます。

オーケストレーションツリーに作るリソースフォルダーには、以下のリソースを格納できます。

・ L-Server

・ リソースプール

・ リソースフォルダー

・ テナント

サーバリソースツリーに作るリソースフォルダーには、以下のリソースを格納できます。

・ シャーシ

・ サーバ(シャーシに格納されないもの)

・ リソースフォルダー

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リソースフォルダーに格納するリソースは、必要に応じて自由に配置できます。

また、階層化により、リソースフォルダーの中に、ほかのリソースフォルダーを格納できます。

リソースフォルダーを利用することで、以下のことが実現できます。

・ 同時に扱うリソースの数が減るため、リソースの選択が簡単にできる

・ リソースの詳細な分類ができる

また、オーケストレーションツリーでは、ロールのアクセス範囲を制限する設定と組み合わせて利用することで、管理者ごとにアクセスで

きるリソースフォルダーを制限できます。これにより、以下のことが実現できます。

・ 管理者ごとの管理範囲を分離できる

・ ロールと連携することで、操作権限範囲外のリソースへの誤操作を防止できる

なお、アクセス範囲が1つのリソースフォルダー配下に制限されている場合、そのリソースフォルダーを"ホームフォルダー"と呼びます。

ホームフォルダーを設定することで、リソースフォルダーの指定が必要な各種操作で、指定を省略できます。

登録可能なリソース

リソースフォルダーはリソースフォルダー種別ごとに管理を行います。リソースフォルダー種別ごとに登録できるリソースを以下に示しま

す。

表21.1 リソースフォルダー種別と登録可能なリソース

リソースフォルダー種別 登録可能なリソース

オーケストレーション(lserver)L-Server

リソースプール

サーバ(server)シャーシ

サーバ

21.2 作成

ここでは、リソースフォルダーの作成について説明します。

1. ツリーで対象のリソースフォルダーを右クリックし、表示されたメニューで[作成]-[フォルダー]を選択します。

[フォルダーの作成]ダイアログが表示されます。

2. 以下の項目を設定します。

名前

リソースフォルダーの名前を入力します。

先頭半角英数字(大文字/小文字)で、半角英数字(大文字/小文字)、アンダースコア("_")およびハイフン("-")で構成された32文字以内の文字列を入力します。

ラベル

リソースフォルダーのラベルを入力します。

日本語(半角カナを含む)、半角文字に関係なく32文字以内の文字列を入力します。

コメント

コメントを入力します。

日本語(半角カナを含む)、半角文字に関係なく256文字以内の文字列を入力します。

3. [OK]ボタンをクリックします。

作成されたリソースフォルダーがツリーに表示されます。

コマンドでは、rcxadm folder createを実行します。

rcxadm folder createコマンドについては、「リファレンスガイド (コマンド/XML編) CE」の「3.5 rcxadm folder」を参照してください。

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21.3 表示

ここでは、リソースフォルダーの表示について説明します。

リソースフォルダーは、以下の形式で表示されます。

リソースフォルダー名(ラベル)

ラベルを設定していない場合はリソースフォルダー名だけ表示されます。

ツリーで対象のリソースフォルダーを選択した状態で、[リソース一覧]タブを選択した場合、リソースフォルダー配下のリソースの情報が

一覧で表示されます。

[リソース詳細]タブを選択した場合、リソースフォルダーの詳細情報が表示されます。

表示されるリソースフォルダーは、ユーザーの権限によって異なります。

・ すべてのリソースにアクセスできるユーザー

すべてのリソースフォルダーがツリー表示されます。

・ ロールでアクセス範囲を制限されたユーザー

ユーザーが表示権限をもつリソースフォルダーだけのツリーが表示されます。

コマンドでは、rcxadm folder listまたはrcxadm folder showを実行します。

rcxadm folder listとrcxadm folder showコマンドについては、「リファレンスガイド (コマンド/XML編) CE」の「3.5 rcxadm folder」を参照し

てください。

21.4 基本情報の変更

ここでは、リソースフォルダーの基本情報(リソースフォルダー名、ラベル、コメント)の変更について説明します。

1. ツリーで対象のリソースフォルダーを右クリックし、表示されたメニューで [設定変更]-[基本情報]を選択します。

[フォルダーの設定変更]ダイアログが表示されます。

2. 変更したい項目を修正します。

3. [OK]ボタンをクリックします。

リソースフォルダーの基本情報が変更されます。

コマンドでは、rcxadm folder modifyを実行します。

rcxadm folder modifyコマンドについては、「リファレンスガイド (コマンド/XML編) CE」の「3.5 rcxadm folder」を参照してください。

21.5 削除

ここでは、リソースフォルダーの削除について説明します。

リソースフォルダーの削除は、リソースフォルダーの種類により、操作が異なります。

オーケストレーション(lserver)の場合

1. オーケストレーションツリーで対象のリソースフォルダーを右クリックし、表示されたメニューで[削除]を選択します。

[フォルダーの削除]ダイアログが表示されます。

2. 削除されるリソースフォルダー名が表示されます。

削除対象のリソースフォルダーに、リソースフォルダーまたはリソースが含まれている場合、"含まれているリソース"にそれらが一

覧で表示されます。

内容を確認し、[含まれている全てのリソースをあわせて削除する]チェックボックスにチェックを入れてください。

注意

[含まれている全てのリソースをあわせて削除する]チェックボックスにチェックを入れると、[OK]ボタンは有効になります。

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3. [OK]ボタンをクリックします。

対象のリソースフォルダーが削除されます。

コマンドでは、rcxadm folder deleteを実行します。

rcxadm folder deleteコマンドについては、「リファレンスガイド (コマンド/XML編) CE」の「3.5 rcxadm folder」を参照してください。

サーバ(server)の場合

1. サーバツリーで対象のリソースフォルダーを右クリックし、表示されたメニューで[削除]を選択します。

[フォルダーの削除]ダイアログが表示されます。

2. [OK]ボタンをクリックします。

対象のリソースフォルダーが削除されます。

コマンドでは、rcxadm folder deleteを実行します。

rcxadm folder deleteコマンドについては、「リファレンスガイド (コマンド/XML編) CE」の「3.5 rcxadm folder」を参照してください。

注意

リソースフォルダーに物理サーバ、シャーシが登録されている場合、リソースフォルダーの削除は行えません。対象リソースフォルダー

内のすべての物理サーバ、シャーシを移動または削除したあとに実行してください。

21.6 移動

ここでは、リソースフォルダーの移動について説明します。

以下の手順で、ほかのリソースフォルダーへの移動を行います。

1. オーケストレーションツリーで対象のリソースフォルダーを右クリックし、表示されたメニューで[別フォルダーへ移動]を選択します。

[フォルダーの移動]ダイアログが表示されます。

2. 移動先のリソースフォルダーを選択します。

3. [OK]ボタンをクリックします。

対象のリソースフォルダーが移動先リソースフォルダーに移動されます。

リソースフォルダーを移動する際は、リソースフォルダー配下のリソースも共に移動されます。

テナントを利用してリソースを隔離する場合、移動が制限される場合があります。

詳細は、「第21章 リソースフォルダーの操作」を参照してください。

コマンドでは、rcxadm folder moveを実行します。

rcxadm folder moveコマンドについては、「リファレンスガイド (コマンド/XML編) CE」の「3.5 rcxadm folder」を参照してください。

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第22章 ネットワークデバイスの操作

本章では、ネットワークデバイスの操作について説明します。

22.1 保守モードの切替え

保守モードは、ネットワーク機器の定期保守などを行う場合に設定します。保守モードを設定されたネットワークデバイスは、動作状態

の変化による異常イベントの通知と、自動設定が抑止されます。

以下の操作で、ネットワークデバイスの保守モードの設定または解除を行います。

・ 保守モードの設定

以下のどれかの場合、ネットワークデバイスに保守モードが設定されます。

なお、管理ホスト(IPCOM VX)に対して保守モードを設定した場合、管理ホスト(IPCOM VX)上で動作している全ての仮想アプラ

イアンスにも保守モードが設定されます。

- インフラ管理者がRORコンソールからネットワークデバイスに保守モードを設定する操作を行った場合

1. RORコンソールのネットワークデバイスツリーで、対象のネットワークデバイスを右クリックします。

2. 表示されたメニューから[保守モード]の[設定]を選択します。

[保守モードの設定]ダイアログが表示されます。

3. [OK]ボタンをクリックします。

対象のネットワークデバイスに保守モードが設定されます。

- インフラ管理者がネットワークデバイスを保守モードにするコマンドを実行した場合

rcxadm netdevice setコマンドで-attr mode=maintenanceオプションを指定することで、対象のネットワークデバイスに保守モード

が設定されます。

- ネットワークデバイスに対する自動設定が失敗した場合

・ 保守モードの解除

以下のどちらかの場合、ネットワークデバイスに保守モードが解除されます。

- インフラ管理者がRORコンソールからネットワークデバイスの保守モードを解除する操作を行った場合

1. RORコンソールのネットワークデバイスツリーで、対象のネットワークデバイスを右クリックします。

2. 表示されたメニューから[保守モード]の[解除]を選択します。

[保守モードの解除]ダイアログが表示されます。

3. 対象のネットワークデバイスが管理ホスト(IPCOM VX)で、管理ホスト(IPCOM VX)上で動作している全ての仮想アプラ

イアンスの保守モードも解除する場合、"仮想アプライアンスの保守モードも解除する。"をチェックします。

4. [OK]ボタンをクリックします。

対象のネットワークデバイスに保守モードが解除されます。

- インフラ管理者がネットワークデバイスの保守モードを解除するコマンドを実行した場合

rcxadm netdevice setコマンドで-attr mode=activeオプションを指定することで、対象のネットワークデバイスの保守モードは解除

されます。

参考

- 保守モードを解除するときに、対象のネットワーク機器の状態確認を行います。

- 状態に異常がない場合

保守モードを解除するとともに、動作状態を"normal"に遷移させます。

- ネットワーク機器への通信ができない異常を検出した場合

保守モードの解除はできません。

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- 管理ホスト(IPCOM VX)の保守モードを解除するときに、仮想アプライアンスの状態がunknownの場合、仮想アプライアンスの

保守モードは解除されません。

・ コマンドで保守モードを設定する場合

# /opt/FJSVrcvmr/bin/rcxadm netdevice set -name nd01 -attr mode=maintenance <RETURN>

・ コマンドで保守モードを解除する場合

# /opt/FJSVrcvmr/bin/rcxadm netdevice set -name nd01 -attr mode=active <RETURN>

保守モードの設定状態は、以下のどちらかの方法で確認できます。

・ GUIの場合

1. ネットワークデバイスツリーで確認したいネットワークデバイスをクリックします。

2. [リソース詳細]タブを選択します。

3. "基本情報"の"保守モード"を参照し、保守モードの状態を確認します。

- maintenance

保守モードが設定されていることを表します。

- active

保守モードが解除されていることを表します。

・ コマンドの場合

rcxadm netdevice listコマンドを利用して確認できます。

listサブコマンドの表示結果で表示される"MAINTENANCE"で保守モードの状態を確認します。

- ON

保守モードが設定されていることを表します。

- OFF

保守モードが解除されていることを表します。

参照

rcxadm netdeviceコマンドについては、「リファレンスガイド (コマンド/XML編) CE」の「3.8 rcxadm netdevice」を参照してください。

注意

・ ネットワークデバイスに保守モードを設定した場合、ネットワークデバイスへの自動設定は行われません。

そのため、保守モードを設定したネットワークデバイスが冗長構成の場合、設定内容によっては冗長構成を保てなくなる可能性が

あります。

冗長構成のネットワークデバイスに対して保守モードを設定する場合、テナント管理者に対してL-Platformの操作(作成、変更、削

除)を行わないように依頼することをお勧めします。

なお、冗長構成を保てなくなる設定内容については、ネットワークデバイスを構成するネットワーク機器の仕様に依存します。詳細

は、ネットワーク機器のマニュアルを参照してください。

・ 保守作業時、ネットワークデバイスによっては本保守モードの切替え操作を必要としないものがあります。詳細については、「運用

ガイド CE」の「9.5 ネットワーク機器の保守」を参照してください。

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22.2 自動設定対象の切替え

ネットワークデバイスのルールセットの変更などを行うため、ネットワークデバイスに対する自動設定の可否の切替え操作について説明

します。

以下の操作で、ネットワークデバイスを自動設定の対象または対象外に設定できます。

・ 自動設定の対象に組み込む

自動設定の対象に組み込む場合、インフラ管理者のコマンド操作によって組み込みます。

rcxadm netdevice setコマンドで-attr auto_conf=trueオプションを指定することで、指定したネットワークデバイスが自動設定の対象

として組み込まれます。

・ 自動設定の対象から除外

以下のどれかの場合、ネットワークデバイスは自動設定の対象から除外されます。

- インフラ管理者が一時的に自動設定の対象から除外した場合

rcxadm netdevice setコマンドで-attr auto_conf=falseオプションを指定することで、指定したネットワークデバイスが自動設定の

対象から除外されます。

- インフラ管理者がネットワークデバイスを登録時に自動設定の対象から除外した場合

ネットワーク構成情報のAutoConfigurationタグに"false"を指定し、rcxadm netdevice createコマンドまたはrcxadm netconfigimportコマンドを実行することで、ネットワークデバイスの登録時に自動設定の対象から除外されます。

- インフラ管理者がネットワークデバイスの変更時に自動設定の対象から除外した場合

ネットワーク構成情報のAutoConfigurationタグに"false"を指定し、rcxadm netdevice modifyコマンドを実行することで、ネット

ワークデバイスの変更時に自動設定の対象から除外されます。

参考

- 対象のネットワークデバイスの動作状態が"error"の場合、自動設定の対象から除外することはできません。

- IPCOM VXについては、自動設定の対象外であるため、本設定は意味を持ちません。

IPCOM VX上で動作するIPCOM VA単位に本設定を行ってください。

・ インフラ管理者が自動設定の対象に組み込む場合

# /opt/FJSVrcvmr/bin/rcxadm netdevice set -name nd01 -attr auto_conf=true <RETURN>

・ インフラ管理者が自動設定の対象から除外する場合

# /opt/FJSVrcvmr/bin/rcxadm netdevice set -name nd01 -attr auto_conf=false <RETURN>

ネットワークデバイスが自動設定の対象になっているかは、以下のどちらかの操作で確認できます。

・ GUIの場合

1. ネットワークデバイスツリーで対象のネットワークデバイスを選択します。

2. [リソース詳細]タブを選択します。

3. "基本情報"の"自動設定"を参照し、自動設定の状態を確認します。

- "true"の場合

自動設定の対象になっていることを表します。

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- "false"の場合

自動設定の対象外になっていることを表します。

・ コマンドでの確認方法

rcxadm netdevice showコマンドを実行し、自動設定時の選択対象状態(AutoConfiguration)で自動設定の対象になっているか確

認します。

- "true"の場合

自動設定の対象になっていることを表します。

- "false"の場合

自動設定の対象外になっていることを表します。

参照

・ rcxadm netdeviceコマンドについては、「リファレンスガイド (コマンド/XML編) CE」の「3.8 rcxadm netdevice」を参照してください。

・ rcxadm netconfigコマンドについては、「リファレンスガイド (コマンド/XML編) CE」の「3.7 rcxadm netconfig」を参照してください。

22.3 VFAB自動設定の確認

VFABに対する自動設定の有無は、以下のどちらかの操作で確認できます。

・ GUIで確認する場合

1. ネットワークデバイスツリーのConverged Fabricを選択します。

2. [リソース一覧]タブを選択します。

3. "VFAB一覧"を押下し、"VFAB自動設定"を参照し、VFAB自動設定の状態を確認します。

- "true"の場合

VFAB自動設定の対象になっていることを表します。

- "false"の場合

VFAB自動設定の対象外になっていることを表します。

・ コマンドで確認する場合

rcxadm netdevice showコマンドを実行し、VFABの自動設定有無の状態(vfabauto)でVFABに対して自動設定の対象になってい

るか確認します。

- "true"の場合

VFAB自動設定の対象になっていることを表します。

- "false"の場合

VFAB自動設定の対象外になっていることを表します。

参照

rcxadm netdeviceコマンドについては、「リファレンスガイド (コマンド/XML編) CE」の「3.8 rcxadm netdevice」を参照してください。

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第23章 ネットワークリソースの操作

本章では、ネットワークリソースの操作について説明します。

23.1 ネットワーク自動設定

ネットワークの自動設定はL-Serverの初回作成時に行われますが、事前にネットワークの自動設定を行う事もできます。

ネットワークの自動設定を事前に行う事で、L-Serverの初回作成を高速化する事が可能です。

以下の操作で、ネットワークの自動設定を行います。

1. オーケストレーションツリーで対象のネットワークリソースを選択し、RORコンソールのメニューの[操作]から[ネットワーク自動設

定]を選択します。

または、対象のネットワークリソースを右クリックし、表示されたメニューで[ネットワーク自動設定]を選択します。

[ネットワーク自動設定]ダイアログが表示されます。

2. [自動設定の対象範囲]から[クラスタ単位]または[VMホスト単位]のラジオボタンを選択します。

ネットワークの自動設定対象のクラスタまたはVMホストの一覧がリソース一覧に表示されます。

3. [選択]チェックボックスでネットワークの自動設定を行うクラスタまたはVMホストを選択するか、[全て選択]ボタンをクリックして、リ

ソース一覧に表示されているクラスタまたはVMホストを全て選択します。

4. [OK]ボタンをクリックします。

ネットワークの自動設定が行われます。

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付録A 画面説明

本製品では、RORコンソール、ブレードビューア、およびネットワークビューアの3種類のGUIが使用できます。

ここでは、RORコンソールについて説明します。

RORコンソールの起動と終了については、「操作ガイド インフラ管理者編 CE」の「第2章 ログイン、ログアウト」を参照してください。

ブレードビューアについては、「第4章 ブレードビューア」を参照してください。

ネットワークビューアについては、「第11章 ネットワークビューア」を参照してください。

A.1 RORコンソール

ここでは、本製品で表示されるRORコンソールの[リソース]タブの構成について説明します。

[リソース]タブ以外については、以下のマニュアルを参照してください。

・ 「操作ガイド インフラ管理者編 CE」

・ 「操作ガイド テナント管理者編 CE」

・ 「操作ガイド テナント利用者編 CE」

RORコンソールの[リソース]タブをRORコンソールと呼ぶ場合があります。

図A.1 RORコンソール

メニュー

本製品に対する操作は、メニューバーに表示されているメニューまたはポップアップメニューから行います。

ステータス

管理対象サーバの状態が表示されます。

物理サーバの状態に加え、L-Serverの状態も表示されます。選択リストから物理サーバとL-Serverの情報表示を切り替えられます。

ログインしたユーザーが以下の場合、L-Serverの状態だけ表示できます。

- L-Serverだけ利用できるロールのユーザーの場合

- アクセス範囲を制限されたユーザーの場合

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管理対象サーバで警告または異常イベントが発生すると、監視状況エリアが点滅します。

点滅するエリアをクリックすると、対象のサーバの情報がメインパネルに表示されます。

ステータスについては、「A.3 ステータス」を参照してください。

ツリーパネル

ツリーの種類を切り替えることで、以下の6種類のツリーを選択できます。

サーバツリーにリソースフォルダーを作成した場合、リソースフォルダーが表示されます。

ログインしたユーザーが以下の場合、オーケストレーションツリーだけ表示できます。

- L-Serverだけ利用できるロールのユーザー

- アクセス範囲を制限されたユーザー

表示されるリソースは、ログインしたユーザーに設定されたアクセス権で表示できるリソースだけです。

サーバリソース

以下のリソースの状態がツリー構造で表示されます。リソースアイコンに状態アイコンが表示されます。

- シャーシ

- サーバ

- 物理OS

- VMホスト

- VMゲスト

- LANスイッチ(LANスイッチブレード)

ネットワーク

以下のリソースの状態がツリー構造で表示されます。リソースアイコンに状態アイコンが表示されます。

- ネットワークデバイス(ファイアーウォール)

- ネットワークデバイス(サーバロードバランサー)

- ネットワークデバイス(L2スイッチ)

- ネットワークデバイス(イーサネット・ファブリック)

- ネットワークデバイス(管理ホスト)

- VFAB

電力監視デバイス

以下の電力監視デバイスがツリー構造で表示されます。

- PDU

- UPS

管理製品

本製品が連携する以下の管理製品がツリー構造で表示されます。リソースアイコンに状態アイコンが表示されます。

- 管理製品(vCenter Server)

- 管理製品(SCVMM)

- 管理製品(OVM Manager)

- 管理製品(Blade Logic)

- 管理製品(VIOM)

- 管理製品(SVFAB)

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- 管理製品(Horizon View)

Windowsマネージャーの場合だけ、表示されます。

ストレージ

ストレージツリーでは、本製品で管理する以下のリソースがツリー構造で表示されます。

- ストレージ管理製品

- ストレージ装置

- RAIDグループ

- LUN

- VMゲストの仮想ディスク

オーケストレーションツリー

L-Serverとリソースプールを管理、操作します。

ログインした人がアクセスできるすべてのリソースが表示されます。表示されるリソースは、ロールとアクセス権の設定によって異

なります。

以下のリソースの状態がツリー構造で表示されます。

- リソースフォルダーとL-Server

- リソースプール、およびリソースプールに登録されたリソース

なお、各ツリーの 上位のリソースフォルダーをルート(root)フォルダーと呼びます。標準では、ルートフォルダーだけが存在し

ます。

オーケストレーションツリーでは、以下の情報が表示されます。

- リソース一覧

ツリー上のリソースを選択した場合、関連するリソースの情報が表示されます。

- リソース詳細

ツリー上のリソースを選択した場合、リソースの詳細な情報が表示されます。また、連携ソフトウェアの画面を起動できます。

- 利用可能プール

利用できるリソースプールの一覧が表示されます。

- テンプレート一覧

利用できるL-Serverテンプレートの一覧が表示されます。

L-ServerテンプレートからL-Serverを作成できます。

- 検索

オーケストレーションツリー上のリソースを検索する画面が表示されます。

メインパネル

ツリー上で選択したリソースの情報が表示されます。

- リソース一覧

ツリー上のリソースを選択した場合、関連するリソースの情報が表示されます。

- リソース詳細

ツリー上のリソースを選択した場合、またはリソース一覧でリソースをダブルクリックした場合に、リソースの詳細な情報が表示さ

れます。

- 切替え設定一覧

ツリー上のリソースを選択した場合、選択したリソースの予備サーバ情報が表示されます。

- 363 -

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- イメージ一覧

システムイメージとクローニングイメージの情報が表示されます。

- 利用可能プール

利用できるリソースプールの一覧が表示されます。

ログインしたユーザーのロールとアクセス範囲によって、表示されるリソースプールが制限されます。

- テンプレート一覧

登録されているL-Serverテンプレートの一覧が表示されます。

L-Serverテンプレートを使用してL-Serverを作成できます。

- イベント

イベントには、本製品で発生したイベントの情報が表示されます。

管理対象リソースで、発生したイベントの履歴が表示されます。

ログインしたユーザーのロールとアクセス範囲によって、表示されるリソースが制限されます。

- 検索

オーケストレーションツリー上のリソースを検索する画面が表示されます。

ログインしたユーザーが以下の場合、[検索]タブは表示されません。

- L-Serverだけ利用できるロールのユーザー

- アクセス範囲を制限されたユーザー

進捗状況

操作の進捗状況と完了した操作の処理結果が、ユーザーのアクセス範囲に応じて表示されます。

[ネットワークビューア]ボタン

登録されているリソースのネットワーク構成を別ウィンドウまたは別タブで表示します。

別ウィンドウで表示するか別タブで表示するかはブラウザの設定に依存します。

詳細は、「11.2 画面説明」を参照してください。

[ブレードビューア>>]ボタン

ブレードビューアに切り替えられます。

管理対象サーバとしてPRIMERGY BXシリーズが登録されている場合だけ、ブレードの操作画面として利用できます。

ユーザーが以下の場合、[ブレードビューア>>]ボタンは表示されません。

- L-Serverだけ利用できるロールのユーザー

- アクセス範囲を制限されたユーザー

詳細は、「4.2 画面説明」を参照してください。

A.2 メニュー

ここでは、RORコンソールのメニューについて説明します。

図A.2 メニュー

A.2.1 メニュー一覧

RORコンソールのメニューは、以下のとおりです。

ユーザーアカウントの利用者種別に応じて、実行できるメニューは異なります。

- 364 -

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表A.1 メニュー項目

メニュー項目機能

メニュー サブメニュー

ファイル

一括設定

インポート 一括設定用の構成定義ファイルを読み込みます。

エクスポート 一括設定用の構成定義ファイルを書き出します。

テンプレートのダウンロード一括設定用の構成定義ファイル(CSV形式)のサンプ

ルをダウンロードします。

L-Serverのテンプレート

インポート L-Serverテンプレートを読み込みます。

エクスポート L-Serverテンプレートを書き出します。

編集 L-Serverテンプレートの作成と編集をします。

環境データの出力

シャーシ シャーシの環境データを出力します。

サーバ サーバの環境データを出力します。

電力監視デバイス 電力監視デバイスの環境データを出力します。

表示 レイアウトのリセット - RORコンソールのレイアウトを初期状態に戻します。

設定

登録

シャーシ シャーシを登録します。

サーバ サーバを登録します。

SPARCEnterprise(M3000/Tシリー

ズ)SPARC Enterprise(M3000/Tシリーズ)を登録します。

SPARC Enterprise(パー

ティションモデル)SPARC Enterprise M4000/M5000/M8000/M9000を

登録します。

SPARC M10-1/M10-4 SPARC M10-1/M10-4を登録します。

SPARC M10-4S SPARC M10-4Sを登録します。

PRIMEQUEST PRIMEQUESTを登録します。

LANスイッチ LANスイッチを登録します。

エージェント エージェントを登録します。

電力監視デバイス 電力監視デバイスを登録します。

管理製品(vCenter Server) 管理製品(VMware vCenter Server)を登録します。

管理製品(SCVMM)管理製品(System Center Virtual Machine Manager)を登録します。

管理製品(OVM Manager) 管理製品(OVM Manager)を登録します。

管理製品(Blade Logic) 管理製品(Blade Logic)を登録します。

管理製品(VIOM) 管理製品(VIOM)を登録します。

管理製品(SVFAB) 管理製品(SVFAB)を登録します。

管理製品(Horizon View)(注1)

管理製品(Horizon View)を登録します。

プール

リソース登録選択されているリソースプールにリソースを登録しま

す。

リソース登録解除

選択されているリソースを、リソースプールから解除し

ます。または、選択されているリソースプールから、リ

ソースの登録を解除します。

リソース移動

選択されているリソースを、リソースプールから移動し

ます。または、選択されているリソースプールから、リ

ソースを移動します。

- 365 -

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メニュー項目機能

メニュー サブメニュー

作成

フォルダーサーバツリー、オーケストレーションツリーでリソース

フォルダーを作成します。

テナント (注2) オーケストレーションツリーでテナントを作成します。

プールオーケストレーションツリーでリソースプールを作成し

ます。

L-Server L-Serverを作成します。

ネットワークリソース(新規) 新規にネットワークリソースを作成します。

ネットワークリソース(管理

LANサブネットから)管理LANサブネットからネットワークリソースを作成し

ます。

別フォルダーへ移動 -リソースプール、リソースフォルダーまたはリソースを別

のリソースフォルダーへ移動します。

削除 - リソースを削除します。

設定変更 (注3)

基本情報 リソースの基本情報を設定します。

HBA address rename情報

(注4)サーバにHBA address rename情報を設定します。

ネットワーク情報 (注5、注6、

注7)LANスイッチにネットワーク情報を設定します。

グローバルプール グローバルプール情報を設定します。

予備サーバ情報 (注8) サーバに予備サーバ情報を設定します。

監視情報 サーバに監視情報を設定します。

WWN設定 (注9) サーバにWWN情報を設定します。

仕様L-Server、ネットワークリソースまたはネットワークデバ

イスの仕様を変更します。

ディスク増設 L-Serverのディスクを増設します。

ディスク本数削減 L-Serverからディスクを削減します。

ネットワーク構成 L-Serverのネットワーク構成を変更します。

定義情報 L-Serverの定義情報を変更します。

VM ホストログインアカウン

ト情報

VMホストとの通信で使用するログインアカウント情報

を設定します。

L-Server関連付け

設定構築済みの物理サーバまたは仮想マシンとL-Serverを関連付けます。

解除物理サーバまたは仮想マシンとL-Serverの関連付け

を解除します。

ロール管理 -ロールの一覧表示、作成、設定変更、および削除を

行います。

ユーザーアカウント - ユーザーアカウントを登録、変更および削除します。

ユーザーグループ (注2) - ユーザーグループを登録、変更、削除します。

パスワード変更 - ログインしたユーザーのパスワードを変更します。

管理LANサブネット -管理LANサブネット情報の表示、登録、変更または削

除を行います。

操作更新 - リソースの状態を更新します。

電源 ON サーバの電源をONにします。

- 366 -

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メニュー項目機能

メニュー サブメニュー

OFFOSのシャットダウン後にサーバの電源をOFFにしま

す。

強制OFFOSのシャットダウンを行わずにサーバの電源をOFFに

します。

リブート OSのシャットダウン後にサーバをリブートします。

強制リブートOSのシャットダウンを行わずにサーバをリブートしま

す。

メンテナンスLED (注5)ON メンテナンスLEDを点灯します。

OFF メンテナンスLEDを消灯します。

予備サーバ (注3、注8)

切替え サーバを予備サーバに切り替えます。

切戻し 切替え前の状態に戻します。

継続 切替え後の構成で継続します。

ハードウェア保守

再設定 交換後のサーバ情報を再登録します。

LANスイッチのリストア (注10、注11)

LANスイッチをリストアします。

保守モード (注3)

設定サーバおよびネットワークデバイスを保守モードにしま

す。

解除サーバおよびネットワークデバイスを運用モードにしま

す。

バックアップリストア (注3)

バックアップ サーバのシステムイメージをバックアップします。

リストア サーバにシステムイメージをリストアします。

削除 バックアップされているシステムイメージを削除します。

スナップショット

採取 L-Serverのスナップショットを採取します。

リストア L-Serverにスナップショットをリストアします。

削除 スナップショットを削除します。

クローニング (注3、注12)採取 サーバからクローニングイメージを採取します。

配付 サーバにクローニングイメージを配付します。

サーバ間の移動 - VMゲストを異なるVMホストに移動させます。

VMホームポジション

設定 VMホームポジションを設定します。

解除 VMホームポジションを解除します。

ホームへ移動 VMホームポジションへ移動します。

ネットワーク自動設定 -L-Serverの作成前にネットワークの自動設定を行いま

す。

コンソール画面起動 (注13)

- L-Serverのコンソール画面を開きます。

VMツールの導入 -L-ServerにVMware Toolsをインストールするための

ISOイメージを接続します。

OVM構成情報のXML保存

- OVM構成情報をXMLファイルに保存します。(注14)

ツール 探索LANスイッチ探索

管理LANに設置されているLANスイッチを探索しま

す。

結線情報取得 登録済みのLANスイッチの結線情報を取得します。

- 367 -

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メニュー項目機能

メニュー サブメニュー

オプション - クライアントと環境データの設定を変更します。

環境データのグラフ表示 - 環境データをグラフで表示します。

ライセンス -ライセンスの設定、および登録されたライセンスを表示

します。

注1) Windowsマネージャーの場合だけ表示されます。

注2) Basicモードの場合だけ選択できます。

注3) VMゲストに対しては選択できません。

注4) PRIMEQUEST、SPARC Enterpriseパーティションモデルの場合、選択できません。

注5) PRIMERGY BXシリーズのサーバが登録されている場合だけ選択できます。

注6) PRIMERGY BX900/BX400シリーズのLANスイッチブレードであり、かつIBPモードまたはConverged Fabricモードで動作してい

る場合、設定できません。

注7) LANスイッチブレード PY CB 10Gb FEX Nexus B22の場合、設定できません。

注8) PRIMEQUESTの場合、選択できません。

注9) SPARC M10/SPARC Enterpriseの場合だけ選択できます。

注10) PRIMERGY BX900/BX400シリーズのLANスイッチブレードであり、かつIBPモードまたはConverged Fabricモードで動作してい

る場合、選択できません。

注11) LANスイッチブレード PY CB 10Gb FEX Nexus B22の場合、選択できません。

注12) VMホストに対しては選択できません。

注13) 「A.5 コンソール画面」の画面は、以下の環境のL-Serverの場合だけ表示されます。

・ VMware vSphere 5.1

・ VMware vSphere 5.5

・ VMware vSphere 6.0

注14) VMホストがOVM for SPARCの場合だけ選択できます。

A.2.2 ポップアップメニュー一覧

リソースツリーまたはVMゲスト、ディスク、クローニングイメージ一覧内で右クリックすると、選択しているリソースの状態に応じてポップ

アップメニューが表示され、各種操作が行えます。

表示されるポップアップメニューは、以下のとおりです。

ユーザーアカウントの権限に応じて、実行できるメニューは異なります。

・ サーバ

・ ネットワーク

・ 電力監視デバイス

・ 管理製品

・ ストレージ

・ オーケストレーションツリー

・ クローニングイメージ一覧(サーバツリー)

・ クローニングイメージ一覧(オーケストレーションツリー)

・ システムイメージ一覧

・ VMゲスト一覧(オーケストレーションツリー)

・ ディスク一覧(ストレージツリー)

・ ディスク一覧(オーケストレーションツリー)

- 368 -

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サーバ

図A.3 サーバツリー

注1) 「表A.2 サーバリソースに対するポップアップメニュー」を参照してください。

注2) 「表A.3 シャーシに対するポップアップメニュー」を参照してください。

注3) 「表A.4 サーバに対するポップアップメニュー」を参照してください。

注4) 「表A.5 SPARC M10/SPARC Enterpriseに対するポップアップメニュー」を参照してください。

注5) 「表A.6 物理OS【物理サーバ】、VMホストまたはVMゲストに対するポップアップメニュー」を参照してください。

注6) 「表A.7 物理OSに対するポップアップメニュー【Solaris】」を参照してください。

注7) 「表A.8 LANスイッチに対するポップアップメニュー」を参照してください。

表A.2 サーバリソースに対するポップアップメニュー

ポップアップメニュー機能

メニュー サブメニュー

登録

シャーシ シャーシを登録します。

サーバ サーバを登録します。

SPARC Enterprise(M3000/Tシリーズ) SPARC Enterprise(M3000/Tシリーズ)を登録します。

SPARC Enterprise(パーティションモデ

ル)SPARC Enterprise M4000/M5000/M8000/M9000の筐

体を登録します。

SPARC M10-1/M10-4 SPARC M10-1/M10-4を登録します。

SPARC M10-4S SPARC M10-4Sを登録します。

PRIMEQUEST PRIMEQUESTの筐体を登録します。

出力環境データ(シャーシ) シャーシの環境データを出力します。

環境データ(サーバ) サーバの環境データを出力します。

作成 フォルダー フォルダーを作成します。

- 369 -

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表A.3 シャーシに対するポップアップメニュー

ポップアップメニュー機能

メニュー サブメニュー

削除 - シャーシを削除します。

更新 - シャーシを更新します。

設定変更 基本情報 シャーシの基本情報を設定します。

管理画面起動 -シャーシの管理画面(マネジメントブレードのWeb UI)を起動します。

出力 (注) 環境データ シャーシの環境データを出力します。

別フォルダーへ移動 - シャーシを別のフォルダーへ移動します。

注) 消費電力データを取得できない機種に対しては選択できません。

表A.4 サーバに対するポップアップメニュー

ポップアップメニュー機能

メニュー サブメニュー

登録サーバ (注1) サーバを登録します。

エージェント エージェントを登録します。

削除 - サーバを削除します。

更新 - サーバを更新します。

設定変更

基本情報 サーバの基本情報を設定します。

HBA address rename情報 (注2) サーバにHBA address rename情報を設定します。

ネットワーク情報 (注3) サーバにネットワーク情報を設定します。

予備サーバ情報 (注2) サーバに予備サーバ情報を設定します。

保守モード設定 サーバを保守モードにします。

解除 サーバを運用モードにします。

電源

ON サーバの電源をONにします。

OFF OSのシャットダウン後にサーバの電源をOFFにします。

強制OFFOSのシャットダウンを行わずにサーバの電源をOFFに

します。

リブート OSのシャットダウン後にサーバをリブートします。

強制リブート OSのシャットダウンを行わずにサーバをリブートします。

メンテナンスLED (注3)

ON メンテナンスLEDを点灯します。

OFF メンテナンスLEDを消灯します。

ハードウェア保守 再設定 交換後のサーバ情報を再登録します。

バックアップリストア リストア サーバにシステムイメージをリストアします。

クローニング 配付 サーバにクローニングイメージを配付します。

コンソール画面起動

(注4)- サーバのコンソール画面を起動します。

管理画面起動 (注5) - サーバの管理ソフトウェアを起動します。

出力 (注6) 環境データ サーバの環境データを出力します。

別フォルダーへ移動 - サーバを別のフォルダーへ移動します。

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注1) PRIMERGY BXシリーズ、PRIMEQUESTのサーバが登録されている場合だけ選択できます。

注2) PRIMEQUESTの場合、VMホストに対してだけ選択できます。

注3) PRIMERGY BXシリーズのサーバが登録されている場合だけ選択できます。

注4) 管理対象サーバのコンソール画面を起動するために、リモートマネジメントコントローラーのアカウントをServerView OperationsManagerに登録してください。2回目以降のコンソール画面起動時に、リモートマネジメントコントローラーの管理画面が表示された場

合、リモートマネジメントコントローラーの管理画面を閉じ、再度、コンソール画面を起動してください。

注5) PRIMERGYシリーズ、PRIMEQUEST、SPARC Enterprise Mシリーズ、SPARC M10のサーバが登録されている場合だけ選択で

きます。

注6) 消費電力データを取得できない機種に対しては選択できません。

表A.5 SPARC M10/SPARC Enterpriseに対するポップアップメニュー

ポップアップメニュー機能

メニュー サブメニュー

登録サーバ (注1) サーバを登録します。

エージェント エージェントを登録します。

削除 - SPARC M10/SPARC Enterpriseを削除します。

更新 - SPARC M10/SPARC Enterpriseを更新します。

設定変更

基本情報SPARC M10/SPARC Enterpriseの基本情報を設定しま

す。

WWN情報 サーバにWWN情報を設定します。

予備サーバ情報 サーバに予備サーバ情報を設定します。

保守モード設定 サーバを保守モードにします。

解除 サーバを運用モードにします。

電源

ON SPARC M10/SPARC Enterpriseの電源をONにします。

OFFSPARC M10/SPARC Enterpriseのシャットダウン後に

サーバの電源をOFFにします。

強制OFFSPARC M10/SPARC Enterpriseのシャットダウンを行わ

ずにサーバの電源をOFFにします。

リブートSPARC M10/SPARC Enterpriseのシャットダウン後に

サーバをリブートします。

強制リブートSPARC M10/SPARC Enterpriseのシャットダウンを行わ

ずにサーバをリブートします。

管理画面起動 -SPARC M10/SPARC Enterpriseの管理ソフトウェアを起

動します。

出力 (注2) 環境データ サーバの環境データを出力します。

別フォルダーへ移動 - サーバを別のフォルダーへ移動します。

注1) SPARC Enterprise M4000/M5000/M8000/M9000、およびSPARC M10-4Sの場合だけ選択できます。

注2) 消費電力データを取得できない機種に対しては選択できません。

表A.6 物理OS【物理サーバ】、VMホストまたはVMゲストに対するポップアップメニュー

ポップアップメニュー機能

メニュー サブメニュー

削除 (注1) - 物理OSまたはVMホストを削除します。

更新 - 物理OS、VMホストまたはVMゲストを更新します。

設定変更 (注1、注2) HBA address rename情報 (注3、注4) サーバにHBA address rename情報を設定します。

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ポップアップメニュー機能

メニュー サブメニュー

ネットワーク情報 (注4、注5、注6、注7) サーバにネットワーク情報を設定します。

予備サーバ情報 (注3、注4) サーバに予備サーバ情報を設定します。

監視情報 サーバに監視情報を設定します。

VMホストログインアカウント情報 (注8)VMホストとの通信で使用するログインアカウント情報を

変更します。

電源

ON サーバの電源をONにします。

OFF OSのシャットダウン後にサーバの電源をOFFにします。

強制OFFOSのシャットダウンを行わずにサーバの電源をOFFに

します。

リブート OSのシャットダウン後にサーバをリブートします。

強制リブート OSのシャットダウンを行わずにサーバをリブートします。

予備サーバ (注1、注

3、注4)

切替え サーバを予備サーバに切り替えます。

切戻し 切替え前の状態に戻します。

継続 切替え後の構成で継続します。

保守モード (注1、注

4)

設定 サーバを保守モードにします。

解除 サーバを運用モードにします。

バックアップリストア

(注1、注4)

バックアップ サーバのシステムイメージをバックアップします。

リストア サーバにシステムイメージをリストアします。

クローニング (注1、注

9)

採取 サーバからクローニングイメージを採取します。

配付 サーバにクローニングイメージを配付します。

VMホームポジション

(注1、注8)

設定 VMホームポジションを設定します。

解除 VMホームポジションを解除します。

ホームへ移動 VMホームポジションへ移動します。

管理画面起動 (注1、

注10)- サーバの管理ソフトウェアを起動します。

VM管理画面起動 (注4、注8、注11、注12)

-クライアント上にインストールされているサーバ仮想化ソ

フトウェアのクライアント画面を起動します。

サーバ間の移動 (注13)

- VMゲストを異なるVMホストに移動させます。

OVM構成情報の

XML保存 (注14)- OVM構成情報をXMLファイルに保存します。

注1) VMゲストに対しては選択できません。

注2) PRIMEQUESTの場合、VMホストに対してだけ選択できます。

注3) PRIMEQUESTの場合、選択できません。

注4) サーバ仮想化ソフトウェアによって選択できない場合があります。詳細は、「設計ガイド VE」の「9.1 サーバ仮想化ソフトウェアの決

定」を参照してください。

注5) PRIMERGY BXシリーズのサーバが登録されている場合だけ選択できます。

注6) PRIMERGY BX900/BX400シリーズのLANスイッチブレードであり、かつIBPモードまたはConverged Fabricモードで動作してい

る場合、設定できません。

注7) LANスイッチブレード PY CB 10Gb FEX Nexus B22の場合、設定できません。

注8) 物理OSに対しては選択できません。

注9) VMホストに対しては選択できません。

注10) PRIMERGYシリーズ、PRIMEQUEST、SPARC Enterprise Mシリーズ、SPARC M10のサーバが登録されている場合だけ選択で

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きます。

注11) VMware vSphere 5.0以降でVM管理画面の起動を行うと、VM管理製品またはVMホストに自動的に接続し、ログイン失敗のエ

ラーになる場合があります。この場合、VM管理画面でパスワードを入力し、ログイン操作を行ってください。

注12) 本メニューの機能を使用するには、VM管理ソフトウェアのインストールとクライアント側の設定が必要です。

クライアント側の設定は、VM管理ソフトウェアインストール後に本メニューを選択して表示されるダイアログに従って行います。設定を

完了したあと、本メニューからVM管理ソフトウェアが起動できるようになります。

注13) VMゲストだけ選択できます。

注14) VMホストがOVM for SPARCの場合だけ選択できます。

表A.7 物理OSに対するポップアップメニュー【Solaris】

ポップアップメニュー機能

メニュー サブメニュー

削除 - SPARC M10/SPARC Enterpriseを削除します。

更新 - SPARC M10/SPARC Enterpriseを更新します。

設定変更

予備サーバ情報 サーバに予備サーバ情報を設定します。

監視情報SPARC M10/SPARC Enterpriseに監視情報を設定しま

す。

電源

ON OSの電源をONにします。

OFF OSのシャットダウン後にサーバの電源をOFFにします。

強制OFFOSのシャットダウンを行わずにサーバの電源をOFFに

します。

リブート OSのシャットダウン後にサーバをリブートします。

強制リブート OSのシャットダウンを行わずにサーバをリブートします。

予備サーバ

切替え サーバを予備サーバに切り替えます。

切戻し 切替え前の状態に戻します。

継続 切替え後の構成で継続します。

保守モード設定 サーバを保守モードにします。

解除 サーバを運用モードにします。

管理画面起動 -SPARC M10/SPARC Enterpriseの管理ソフトウェアを起

動します。

表A.8 LANスイッチに対するポップアップメニュー

ポップアップメニュー機能

メニュー サブメニュー

登録 LANスイッチ LANスイッチを登録します。

削除 - LANスイッチを削除します。

更新 - LANスイッチを更新します。

設定変更基本情報 LANスイッチの基本情報を設定します。

ネットワーク情報 (注1、注2) LANスイッチに外部ポートのVLANを設定します。

リストア (注1、注2) - LANスイッチをリストアします。

管理画面起動 - LANスイッチの管理画面を起動します。

注1) PRIMERGY BX900/BX400シリーズのLANスイッチブレードであり、かつIBPモードまたはConverged Fabricモードで動作してい

る場合、選択できません。

注2) LANスイッチブレード PY CB 10Gb FEX Nexus B22の場合、選択できません。

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ネットワーク

図A.4 ネットワークデバイスツリー

注1) 「表A.9 ネットワークデバイスに対するポップアップメニュー」を参照してください。

注2) 「表A.10 ネットワークデバイスに対するポップアップメニュー」を参照してください。

表A.9 ネットワークデバイスに対するポップアップメニュー

ポップアップメニュー機能

メニュー サブメニュー

探索LANスイッチ探索 管理LANに設置されているLANスイッチを探索します。

結線情報取得 登録済みのLANスイッチの結線情報を取得します。

表A.10 ネットワークデバイスに対するポップアップメニュー

ポップアップメニュー機能

メニュー サブメニュー

登録 - 選択したネットワークデバイスを登録します。

削除 - 選択したネットワークデバイスを削除します。

更新 -選択したネットワークデバイスの情報を取得し、情報の

新化を行います。

設定変更 基本情報 ネットワークデバイスの基本情報を変更します。

保守モード設定 保守モードを設定します。

解除 保守モードを解除します。

管理画面起動 -ネットワークデバイスが持つ管理画面(Webコンソール)を起動します。

電力監視デバイス

図A.5 電力監視デバイスツリー

注1) 「表A.11 電力監視デバイスに対するポップアップメニュー」を参照してください。

注2) 「表A.12 PDUまたはUPSに対するポップアップメニュー」を参照してください。

- 374 -

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表A.11 電力監視デバイスに対するポップアップメニュー

ポップアップメニュー機能

メニュー サブメニュー

登録 電力監視デバイス 電力監視デバイスを登録します。

出力 環境データ 環境データを出力します。

表A.12 PDUまたはUPSに対するポップアップメニュー

ポップアップメニュー機能

メニュー サブメニュー

削除 - PDUまたはUPSを削除します。

更新 (注) - PDUまたはUPSの情報を更新します。

設定変更 基本情報 PDUまたはUPSの基本情報を設定します。

ハードウェア保守 再設定 交換後のPDUまたはUPSの情報を再登録します。

出力 環境データ 環境データを出力します。

注) 電力監視デバイスに対する更新処理は、ほかのリソースと異なり自動更新が行われません。必要に応じて本メニューを使用して更

新を行ってください。

管理製品

図A.6 管理製品ツリー

注1) 「表A.13 管理製品に対するポップアップメニュー」を参照してください。

注2) 「表A.14 管理製品(vCenter Server/SCVMM/OVM Manager/Blade Logic/VIOM/SVFAB/Horizon View)に対するポップアップメ

ニュー」を参照してください。

表A.13 管理製品に対するポップアップメニュー

ポップアップメニュー機能

メニュー サブメニュー

登録

管理製品(vCenter Server) 管理製品(VMware vCenter Server)を登録します。

管理製品(SCVMM)管理製品(System Center Virtual Machine Manager)を登録します。

管理製品(OVM Manager) 管理製品(OVM Manager)を登録します。

管理製品(Blade Logic) 管理製品(Blade Logic)を登録します。

管理製品(VIOM) 管理製品(VIOM)を登録します。

管理製品(SVFAB) 管理製品(SVFAB)を登録します。

管理製品(Horizon View) (注) 管理製品(Horizon View)を登録します。

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注) Windowsマネージャーの場合だけ表示されます。

表A.14 管理製品(vCenter Server/SCVMM/OVM Manager/Blade Logic/VIOM/SVFAB/Horizon View)に対するポップアップメニュー

ポップアップメニュー機能

メニュー サブメニュー

削除 - 管理製品を削除します。

更新 - 管理製品の情報を更新します。

設定変更 基本情報 管理製品の基本情報を設定します。

ストレージ

図A.7 ストレージツリー

注) 「表A.15 ストレージツリー(ストレージ管理製品、ストレージ装置、仮想ストレージ)に対するポップアップメニュー」を参照してくださ

い。

表A.15 ストレージツリー(ストレージ管理製品、ストレージ装置、仮想ストレージ)に対するポップアップメニュー

ポップアップメニュー機能

メニュー サブメニュー

更新 - リソースの状態を更新します。

設定変更 基本情報 選択されたリソースの基本情報を変更します。

- 376 -

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オーケストレーションツリー

図A.8 オーケストレーションツリー

注1) 「表A.16 オーケストレーションツリーに対するポップアップメニュー」を参照してください。

注2) 「表A.17 リソースプールに対するポップアップメニュー(VMホスト、サーバ、ストレージ、イメージ)」を参照してください。

注3) 「表A.18 ネットワークプールに対するポップアップメニュー」を参照してください。

注4) 「表A.19 アドレスプールに対するポップアップメニュー」を参照してください。

注5) 「表A.20 仮想ストレージに対するポップアップメニュー」を参照してください。

注6) 「表A.21 テナントに対するポップアップメニュー」を参照してください。

注7) 「表A.22 フォルダーに対するポップアップメニュー」を参照してください。

注8) 「表A.23 L-Platformに対するポップアップメニュー」を参照してください。

注9) 「表A.24 L-Serverに対するポップアップメニュー」を参照してください。

注10) 「表A.25 VMホストに対するポップアップメニュー」を参照してください。

注11) 「表A.26 物理サーバに対するポップアップメニュー」を参照してください。

注12) 「表A.27 ネットワークリソースに対するポップアップメニュー」を参照してください。

注13) 「表A.28 アドレスセットに対するポップアップメニュー」を参照してください。

注14) 「表A.29 ネットワークデバイスに対するポップアップメニュー」を参照してください。

注15) 「表A.31 クローニングイメージに対するポップアップメニュー」を参照してください。

表A.16 オーケストレーションツリーに対するポップアップメニュー

ポップアップメニュー機能

メニュー サブメニュー

作成

フォルダー リソースフォルダーを作成します。

テナント テナントを作成します。

プール リソースプールを作成します。

L-Server L-Serverを作成します。

電源 ON フォルダー内のすべてのL-Serverの電源を入れます。

- 377 -

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ポップアップメニュー機能

メニュー サブメニュー

OFF フォルダー内のすべてのL-Serverの電源を切ります。

リブート フォルダー内のすべてのL-Serverをリブートします。

表A.17 リソースプールに対するポップアップメニュー(VMホスト、サーバ、ストレージ、イメージ)

ポップアップメニュー機能

メニュー サブメニュー

リソース登録 - 選択されているリソースプールにリソースを登録します。

リソース登録解除 - 選択されているリソースプールからリソースの登録を解

除します。

リソース移動 - 選択されているリソースプールに登録されているリソー

スをほかのリソースプールに移動します。

削除 - 指定されたリソースプールを削除します。

設定変更 基本情報 リソースプールの基本情報を変更します。

別フォルダーへ移動 -指定されたリソースプールと配下のすべてのリソースを

移動します。

表A.18 ネットワークプールに対するポップアップメニュー

ポップアップメニュー機能

メニュー サブメニュー

リソース登録 - 選択されているリソースプールにリソースを登録します。

ネットワークリソース作

新規 ネットワークリソースを作成します。

管理LANサブネットから登録済み管理LANサブネットから管理LANとしてネット

ワークリソースを作成します。

リソース登録解除 -選択されているネットワークプールからリソースの登録

を解除します。

リソース移動 -選択されているネットワークプールに登録されているリ

ソースを他のネットワークプールに移動します。

削除 - 指定されたネットワークプールを削除します。

設定変更 基本情報 ネットワークプールの基本情報を変更します。

別フォルダーへ移動 -指定されたネットワークプールと配下のすべてのリソー

スを移動します。

表A.19 アドレスプールに対するポップアップメニュー

ポップアップメニュー機能

メニュー サブメニュー

削除 - 指定されたアドレスプールを削除します。

設定変更 基本情報 アドレスプールの基本情報を変更します。

別フォルダーへ移動 -指定されたアドレスプールと配下のすべてのリソースを

移動します。

- 378 -

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表A.20 仮想ストレージに対するポップアップメニュー

ポップアップメニュー機能

メニュー サブメニュー

登録解除 -選択されているリソースを、リソースプールから解除しま

す。

更新 - リソースの状態を更新します。

設定変更 基本情報 選択されたリソースの基本情報を変更します。

リソース移動 - リソースを別のリソースプールへ移動します。

管理画面起動 - 管理画面を起動します。

表A.21 テナントに対するポップアップメニュー

ポップアップメニュー機能

メニュー サブメニュー

作成

フォルダー リソースフォルダーを作成します。

プール リソースプールを作成します。

L-Server L-Serverを作成します。

削除 - 指定されたテナントを削除します。

設定変更基本情報 テナントの基本情報を変更します。

グローバルプール テナントのグローバルプールの設定を変更します。

別フォルダーへ移動 -指定されたテナントと配下のすべてのリソースを移動し

ます。

電源

ON フォルダー内のすべてのL-Serverの電源を入れます。

OFF フォルダー内のすべてのL-Serverの電源を切ります。

リブート フォルダー内のすべてのL-Serverをリブートします。

表A.22 フォルダーに対するポップアップメニュー

ポップアップメニュー機能

メニュー サブメニュー

作成

フォルダー リソースフォルダーを作成します。

テナント テナントを作成します。

プール リソースプールを作成します。

L-Server L-Serverを作成します。

削除 - 指定されたフォルダーを削除します。

設定変更 基本情報 テナントの基本情報を変更します。

別フォルダーへ移動 -指定されたテナントと配下のすべてのリソースを移動し

ます。

電源

ON フォルダー内のすべてのL-Serverの電源を入れます。

OFF フォルダー内のすべてのL-Serverの電源を切ります。

リブート フォルダー内のすべてのL-Serverをリブートします。

- 379 -

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表A.23 L-Platformに対するポップアップメニュー

ポップアップメニュー機能

メニュー サブメニュー

別フォルダーへ移動 - L-Platformを別フォルダーへ移動します。

表A.24 L-Serverに対するポップアップメニュー

ポップアップメニュー機能

メニュー サブメニュー

登録 エージェント エージェントを登録します。

削除 - 指定されたL-Serverを削除します。

更新 - リソースの状態を更新します。

設定変更

基本情報 L-Serverの基本情報を変更します。

仕様 L-Serverの仕様を変更します。

ディスク増設 L-Serverのディスクを増設します。

ディスク本数削減 L-Serverからディスクを削減します。

ネットワーク構成 L-Serverのネットワーク構成を変更します。

定義情報 L-Serverの定義情報を変更します。

別フォルダーへ移動 - 指定されたリソースを移動します。

電源

ON L-Serverの電源を入れます。

OFF L-Serverの電源を切ります。

強制OFF L-Serverの電源を強制的に切ります。

リブート L-Serverをリブートします。

強制リブート L-Serverを強制的にリブートします。

サーバ間の移動 - L-Serverをサーバ間で移動します。

スナップショット

採取 指定されたL-Serverからスナップショットを採取します。

リストア スナップショットをリストアします。

削除 スナップショットを削除します。

バックアップリストア

バックアップ L-Serverのシステムイメージをバックアップします。

リストア システムイメージをリストアします。

削除 システムイメージを削除します。

クローニング 採取 クローニングイメージを採取します。

コンソール画面起動

(注)- L-Serverのコンソール画面を開きます。

VMツールの導入 -L-ServerにVMware ToolsをインストールするためのISOイメージを接続します。

関連付け解除 -物理サーバまたは仮想マシンとL-Serverの関連付けを

解除します。

関連付けにより作成したL-Serverだけ表示されます。

注) 「A.5 コンソール画面」の画面は、以下の環境のL-Serverの場合だけ表示されます。

・ VMware vSphere 5.1

・ VMware vSphere 5.5

- 380 -

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・ VMware vSphere 6.0

表A.25 VMホストに対するポップアップメニュー

ポップアップメニュー機能

メニュー サブメニュー

登録解除 -選択されているリソースを、リソースプールから解除しま

す。

更新 - リソースの状態を更新します。

リソース移動 - リソースを別のリソースプールへ移動します。

保守モード設定 サーバを保守モードにします。

解除 サーバを運用モードにします。

管理画面起動 - VMホストの管理画面を起動します。

L-Serverへ関連付け - 構築済みの仮想マシンとL-Serverを関連付けます。

表A.26 物理サーバに対するポップアップメニュー

ポップアップメニュー機能

メニュー サブメニュー

登録解除 -選択されているリソースを、リソースプールから解除しま

す。

更新 - リソースの状態を更新します。

リソース移動 - リソースを別のリソースプールへ移動します。

保守モード設定 サーバを保守モードにします。

解除 サーバを運用モードにします。

管理画面起動 - サーバの管理画面を起動します。

L-Serverへ関連付け - 構築済みの物理マシンとL-Serverを関連付けます。

表A.27 ネットワークリソースに対するポップアップメニュー

ポップアップメニュー機能

メニュー サブメニュー

削除 - 選択されたネットワークリソースを削除します。

設定変更

基本情報 選択されたリソースの基本情報を変更します。

仕様選択されたネットワークリソースの仕様(外部接続ポー

ト/サブネット設定)を変更します。

ネットワーク自動設定 -L-Serverの作成前にネットワークの自動設定を行いま

す。

リソース移動 - リソースを別のリソースプールへ移動します。

表A.28 アドレスセットに対するポップアップメニュー

ポップアップメニュー機能

メニュー サブメニュー

削除 - 選択されたネットワークリソースを削除します。

- 381 -

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ポップアップメニュー機能

メニュー サブメニュー

リソース移動 - リソースを別のリソースプールへ移動します。

表A.29 ネットワークデバイスに対するポップアップメニュー

ポップアップメニュー機能

メニュー サブメニュー

登録解除 -選択されているリソースを、リソースプールから解除しま

す。

更新 - リソースの状態を更新します。

リソース移動 - リソースを別のリソースプールへ移動します。

クローニングイメージ一覧(サーバツリー)

図A.9 クローニングイメージ一覧(サーバーツリー)

注) 「表A.30 クローニングイメージに対するポップアップメニュー」を参照してください。

表A.30 クローニングイメージに対するポップアップメニュー

ポップアップメニュー機能

メニュー サブメニュー

配付 - サーバにクローニングイメージを配付します。

削除 - クローニングイメージを削除します。

注意

管理LANでServerView Deployment Managerを使用している場合、クローニングイメージに対するポップアップメニューは利用できま

せん。

クローニングイメージ一覧(オーケストレーションツリー)

以下のメニューは、オーケストレーションツリーから選択した場合に表示されます。

表A.31 クローニングイメージに対するポップアップメニュー

ポップアップメニュー機能

メニュー サブメニュー

登録解除 -選択されているリソースを、リソースプールから解除しま

す。

- 382 -

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ポップアップメニュー機能

メニュー サブメニュー

更新 - リソースの状態を更新します。

リソース移動 - リソースを別のリソースプールへ移動します。

図A.10 クローニングイメージ一覧(オーケストレーションツリー)

注) 「表A.32 クローニングイメージに対するポップアップメニュー」を参照してください。

以下のメニューは、クローニングイメージ一覧から選択した場合に表示されます。

表A.32 クローニングイメージに対するポップアップメニュー

ポップアップメニュー機能

メニュー サブメニュー

削除 - 選択されたクローニングイメージを削除します。

設定変更 基本情報 選択されたリソースの基本情報を変更します。

システムイメージ一覧

図A.11 システムイメージ一覧

注) 「表A.33 システムイメージに対するポップアップメニュー」を参照してください。

表A.33 システムイメージに対するポップアップメニュー

ポップアップメニュー機能

メニュー サブメニュー

リストア - サーバにシステムイメージをリストアします。

削除 - システムイメージを削除します。

- 383 -

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VMゲスト一覧(オーケストレーションツリー)

図A.12 VMゲスト一覧(オーケストレーションツリー)

注) 「表A.34 VMゲストに対するポップアップメニュー」を参照してください。

表A.34 VMゲストに対するポップアップメニュー

ポップアップメニュー機能

メニュー サブメニュー

管理画面起動 -VMホストの管理画面を起動します。

VMホスト選択時のVMゲスト一覧から表示されます。

ディスク一覧(ストレージツリー)

図A.13 ディスク一覧(ストレージツリー)

注) 「表A.35 ディスクに対するポップアップメニュー」を参照してください。

以下のメニューは、仮想ストレージ選択時のディスク一覧から表示されます。

表A.35 ディスクに対するポップアップメニュー

ポップアップメニュー機能

メニュー サブメニュー

更新 - リソースの状態を更新します。

設定変更 基本情報 選択されたリソースの基本情報を変更します。

- 384 -

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ディスク一覧(オーケストレーションツリー)

図A.14 ディスク一覧(オーケストレーションツリー)

注) 「表A.36 ディスクに対するポップアップメニュー」を参照してください。

以下のメニューは、ストレージプール選択時のディスク一覧から表示されます。

表A.36 ディスクに対するポップアップメニュー

ポップアップメニュー機能

メニュー サブメニュー

登録解除 -選択されているリソースを、リソースプールから解除しま

す。

更新 - リソースの状態を更新します。

設定変更 基本情報 選択されたリソースの基本情報を変更します。

リソース移動 - リソースを別のリソースプールへ移動します。

A.3 ステータス

ここでは、RORコンソールで表示されるステータスについて説明します。

図A.15 ステータス

監視状況エリア

管理対象として登録したリソースで発生したイベントを監視します。

検出したイベントに応じて、監視状況エリアの色が変化して点滅し、監視状況エリアをクリックすると消灯します。

各監視状況に対する詳細と対処について以下に示します。

表A.37 監視状況エリア一覧

監視状況 背景色 詳細 対処

イベント監視中 グレー

正常

画面に表示されているリソースには、警

告、異常レベルのイベントは発生して

いません。

必要ありません。

- 385 -

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監視状況 背景色 詳細 対処

警告イベント発生 黄

警告

画面に表示されているリソースに、警告

レベルのイベントが発生しています。

監視状況エリアをクリックし消灯した

あと、問題を取り除いてください。

異常イベント発生 赤

異常

画面に表示されているリソースに、異常

レベルのイベントが発生しています。

監視状況エリアをクリックし消灯した

あと、問題を取り除いてください。

リソース状態エリア

登録されているサーバの台数が状態ごとに表示されます。

異常、警告のサーバが1台以上存在すると、状態アイコンが点灯します。

点灯している状態アイコンをクリックすると、選択した状態にあるリソースの一覧がメインパネルのリソース一覧に表示されます。リソー

スをダブルクリックし、画面をリソース詳細に切り替え、サーバ管理ソフトウェアやマネジメントブレードのWeb UIを起動し調査を行っ

てください。

A.4 ツリーパネル

ここでは、RORコンソールのツリーについて説明します。

図A.16 ツリーパネル

ツリーパネルでは、上にあるツリーの種類が表示された箇所をクリックして選択することで、以下のツリーが表示されます。

・ サーバリソース

・ ネットワークデバイス

・ 電力監視デバイス

・ 管理製品

・ ストレージツリー

・ オーケストレーションツリー

- 386 -

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サーバリソース

本製品で管理するシャーシ、サーバ、物理OS、VMホスト、VMゲストおよびLANスイッチがツリー構造で表示されます。リソースの

表示順序は登録された順序になります。なお、シャーシが登録された際にブレードサーバが検出された場合、ブレードサーバは検

出された順番に並びます。

ツリー上には、リソースを表すアイコンとリソース名が表示されます。各リソースを表すアイコンについては、「運用ガイド CE」の「11.2リソース状態」を参照してください。

登録が完了していないリソース名の末尾には、以下のリソースの登録状況を示す文字列が表示されます。

表A.38 リソース登録状況

[未登録] リソースを検出し、まだ登録していない状態

[登録中] 登録処理を実行中の状態

[管理サーバ] シャーシの中に管理サーバが含まれている場合

ブレードビューアでラベルを設定した場合、各物理OS、VMホストおよびVMゲストのリソース名の末尾にラベル名が表示されます。

表示形式

リソース名(ラベル名)

ツリー上のリソースをクリックすると、メインパネルに選択したリソースの情報が表示されます。右クリックするとポップアップメニューが

表示され、各種操作が行えます。

ポップアップメニューについては、「A.2.2 ポップアップメニュー一覧」を参照してください。

リソースに異常が発生した場合、該当するリソースアイコン上に異常を示す状態アイコンが表示されます。

状態アイコンについては、「運用ガイド CE」の「11.2 リソース状態」を参照してください。

状態アイコンが表示されているリソースをクリックし、メインパネルにリソースの情報を表示して、故障箇所の調査を行ってください。

参考

VMware vCenter Serverと連携しているVMホストの場合、VMware vCenter Serverへの登録時に入力した登録名(IPアドレスまたは

ホスト名)が表示されます。

ネットワーク

本製品で管理するLANスイッチブレード以外のネットワークデバイス(ファイアーウォール、サーバロードバランサー、L2スイッチ、

イーサネット・ファブリックおよび管理ホスト)およびVFABが、ツリー構造で表示されます。リソースの表示順序はリソース名の辞書順

になります。

ツリー上には、リソースを表すアイコンとリソース名が表示されます。

ネットワークデバイスがConverged Fabricの場合、配下にVFABが表示されます。

ネットワークデバイスが管理ホストの場合、配下に管理対象のネットワークデバイス(仮想アプライアンス)が表示されます。

各リソースを表すアイコンについては、「運用ガイド CE」の「11.2 リソース状態」を参照してください。

登録が完了していないリソース名の末尾には、以下のリソースの登録状況を示す文字列が表示されます。

表A.39 リソース登録状況

[未登録] リソースを検出し、まだ登録していない状態

[登録中] 登録処理を実行中の状態

リソースに異常が発生した場合、該当するリソースアイコン上に異常を示す状態アイコンが表示されます。

状態アイコンについては、「運用ガイド CE」の「11.2 リソース状態」を参照してください。

状態アイコンが表示されているリソースをクリックし、メインパネルにリソースの情報を表示して、故障箇所の調査を行ってください。

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電力監視デバイス

本製品が消費電力の監視のために使用する電力監視デバイス(PDUまたはUPS)がツリー構造で表示されます。

各電力監視デバイスを表すアイコンについては、「運用ガイド CE」の「11.2 リソース状態」を参照してください。

ツリー上の電力監視デバイスをクリックすると、メインパネルに選択した電力監視デバイスの情報が表示されます。右クリックすると

ポップアップメニューが表示され、各種操作が行えます。

ポップアップメニューについては、「A.2.2 ポップアップメニュー一覧」を参照してください。

管理製品

本製品と連携する管理製品(vCenter Server、SCVMM、OVM Manager、VIOMまたはSVFAB)がツリー構造で表示されます。

各管理製品を表すアイコンについては、「運用ガイド CE」の「11.2 リソース状態」を参照してください。

ツリー上の管理製品をクリックすると、メインパネルに選択した管理製品の情報が表示されます。右クリックするとポップアップメニュー

が表示され、各種操作が行えます。

ポップアップメニューについては、「A.2.2 ポップアップメニュー一覧」を参照してください。

ストレージツリー

ストレージツリーでは、本製品で管理する以下のリソースがツリー構造で表示されます。

- ストレージ管理製品

- ストレージ装置

- RAIDグループ

- LUN

- VMゲストの仮想ディスク

オーケストレーションツリー

L-Serverとリソースプールを管理、操作します。

ログインした人がアクセスできるすべてのリソースが表示されます。表示されるリソースは、ロールとアクセス権の設定によって異なり

ます。

以下のリソースの状態がツリー構造で表示されます。

- リソースフォルダーとL-Server

- リソースプール、およびリソースプールに登録されたリソース

なお、各ツリーの 上位のリソースフォルダーをルート(root)フォルダーと呼びます。標準では、ルートフォルダーだけが存在しま

す。

オーケストレーションツリーでは、以下の情報が表示されます。

- リソース一覧

ツリー上のリソースを選択した場合、関連するリソースの情報が表示されます。

- リソース詳細

ツリー上のリソースを選択した場合、リソースの詳細な情報が表示されます。また、連携ソフトウェアの画面を起動できます。

- 利用可能プール

利用できるリソースプールの一覧が表示されます。

- テンプレート一覧

利用できるL-Serverテンプレートの一覧が表示されます。

L-ServerテンプレートからL-Serverを作成できます。

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ツリー上に表示されるリソースの順序の設定

ツリー上には、リソースの種別ごとに、名前の昇順でリソースが表示されます。

同一リソース種別での表示順序の設定は、以下の方法で行います。

定義ファイル格納場所

【Windowsマネージャー】

インストールフォルダー\SVROR\Manager\etc\customize_data

【Linuxマネージャー】

/etc/opt/FJSVrcvmr/customize_data

定義ファイルの名前

gui_config.rcxprop

定義ファイルの書式

RESOURCE_TREE_SORT_ORDER=RESOURCE_TREE_ORDER

定義ファイルの指定項目

RESOURCE_TREE_ORDER

同一リソース種別での表示順序を指定します。

name: リソースの名前の昇順で表示されます。

registered: リソースの登録順または作成順で表示されます。

注意

- 定義ファイルを編集したあと、設定を有効にするためには、マネージャーの再起動を行います。

- サーバツリーに表示されるブレードサーバなど、一部のリソースの表示順序は変更できません。

A.5 コンソール画面

ここでは、RORコンソールから起動するL-Serverのコンソールとして表示する画面について説明します。

ポイント

この画面は、以下の環境のL-Serverの場合だけ表示されます。

・ VMware vSphere 5.1

・ VMware vSphere 5.5

・ VMware vSphere 6.0

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図A.17 コンソール画面

オーケストレーションツリー上で選択した、仮想L-ServerのゲストOSのコンソールを操作できます。

デバイス

ゲストOSのコンソールのデバイスに対して、クライアントのデバイスまたはクライアント上に存在するISOファイルの接続/接続解除を

行う画面を表示します。

ポイント

デバイスのリンクをクリックした場合、クライアントデバイスにアクセスするかどうかの警告メッセージが表示されます。

[Allow]ボタンをクリックすることで、クライアントのデバイス情報を取得します。

Ctrl + Alt + Delete

ゲストOSのコンソールにCtrl + Alt + Deleteを送信します。

全画面

ゲストOSのコンソールを全画面で表示します。

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終了

ゲストOSのコンソールを終了します。

ポイント

- この操作で、コンソール画面を表示しているWindowまたはWindow上のタブは閉じられます。ブラウザの操作でWindowを閉じ

ないでください。

- ゲストOSがクライアントデバイスを使用中の場合、強制的に解除します。

デバイスの接続

選択

操作対象のゲストOSのデバイスを選択するためのラジオボタンが表示されます。

名前

ゲストOSのデバイスの名前が表示されます。

種類

ゲストOSのデバイスの種類が表示されます。

接続状態

ゲストOSのデバイスの接続状態が表示されます。

ポイント

検索結果に表示されている情報は、自動的に更新されません。

新の情報に更新する場合、更新ボタンをクリックしてください。

VMware vSphere 6を使用する場合、更新ボタンは動作しません。接続したコンソール内でOSのコマンドを利用するなどして、デバ

イスの接続状態を確認してください。

クライアントデバイス

ゲストOSのデバイスに接続するクライアントのデバイス名をセレクトボックスで選択します。

イメージファイル

ゲストOSのデバイスに接続するクライアントのISOを指定します。

接続

ゲストOSのデバイスと、クライアントのデバイスを接続します。

注意

1つのL-Serverのコンソール画面に複数接続し、同じゲストOSのデバイスに同時に接続しないでください。

接続解除

ゲストOSのデバイスと、クライアントのデバイスを接続解除します。

A.6 リソース一覧

ツリーでリソースを選択した場合、関連するリソースがリソース一覧にリストで表示されます。

各リソースを表すアイコンについては、「運用ガイド CE」の「11.2 リソース状態」を参照してください。

選択するリソースに応じて以下のように表示されます。

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サーバリソース

登録されているすべてのシャーシ、サーバ、LANスイッチの情報が表示されます。

シャーシ

選択したシャーシに搭載されている登録済みのサーバ、LANスイッチブレードの情報が表示されます。

PRIMEQUEST、またはSPARC Enterprise M4000/M5000/M8000/M9000およびSPARC M10-4Sの場合、選択した筐体に設定され

ているパーティションの情報が表示されます。

サーバ

選択したサーバで稼動している物理OS、VMホスト、VMゲストの情報が表示されます。

物理OS

選択した物理OSの情報が表示されます。

VMホスト

選択したVMホストで稼動しているVMゲストの情報が表示されます。

VMゲスト

選択したVMゲストの情報が表示されます。

ネットワークデバイス

選択したネットワークデバイスの情報が表示されます。

Converged Fabricの場合だけ、以下の情報が表示されます。

- VFAB名

- VFAB ID

- S-TAG

- 動作モード

- VFAB自動設定

仮想ファブリック

仮想ファブリックを選択すると、"表示する情報はありません。"が表示されます。

未登録のサーバ

選択した未登録のサーバの情報が表示されます。

ネットワークリソース

登録されているすべてのネットワークリソースの情報が表示されます。

電力監視デバイス

登録されているすべての電力監視デバイスの情報が表示されます。

管理製品

登録されているすべての管理製品の情報が表示されます。

管理製品(vCenter Server、SCVMM、OVM Manager、Horizon ViewまたはVIOM)

選択した管理製品の情報が表示されます。

ストレージリソース

登録されているすべてのストレージリソースの情報が表示されます。

ストレージ管理製品

選択したストレージ管理製品で稼動しているストレージ装置、仮想ストレージ、ディスクリソースの情報が表示されます。

VM管理製品

選択したVM管理製品で稼動しているストレージリソースの情報が表示されます。

- 392 -

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ストレージ装置

選択したストレージ装置で稼動している仮想ストレージ、ディスクリソースの情報が表示されます。

仮想ストレージ

選択した仮想ストレージのディスクリソースの情報が表示されます。

L-Server

選択したL-Serverの情報が表示されます。

L-Platform

選択したL-Platformの情報が表示されます。

フォルダー

選択したリソースフォルダーの情報が表示されます。

テナント

選択したテナントの情報が表示されます。

VMプール

登録されているすべてのVMホストの情報が表示されます。

サーバプール

登録されているすべてのサーバリソースの情報が表示されます。

ストレージプール

登録されているすべてのストレージリソースの情報が表示されます。

ネットワークプール

作成されているすべてのネットワークリソースの情報が表示されます。

アドレスプール

登録されているすべてのアドレスセットの情報が表示されます。

イメージプール

登録されているすべてのクローニングイメージの情報が表示されます。

クローニングイメージ

選択したクローニングイメージの情報が表示されます。

リソース一覧のリスト内のリソースをダブルクリックすると、リソース詳細に切り替えられ、選択したリソースの詳細な情報が表示されます。

リソース一覧のリソースに異常が発生した場合、状態アイコンが表示されます。リソース詳細に切り替え、故障部品の確認や管理ソフト

ウェアを起動して調査を行ってください。

詳細は、「運用ガイド CE」の「第11章 リソースの監視」を参照してください。

初期表示は、ソートされません。

リソース一覧のリストの項目名をクリックすると、リソースを昇順または降順にソートできます。

リスト内には、1ページに10項目ずつ表示されます。1ページ前/後に移動、先頭/末尾のページに移動の操作ができます。

物理OS、VMホスト、VMゲストおよび物理サーバは"サーバ一覧"に表示されます。

[サーバ一覧]に表示されたリソースはフィルタリングできます。

A.7 リソース詳細

登録されているリソースの詳細な情報がリソース詳細に表示されます。

リソースツリーで以下のリソースをダブルクリックした場合に表示されます。

・ シャーシ

・ サーバ

・ 物理OS

- 393 -

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・ VMホスト

・ VMゲスト

・ ネットワークデバイス

・ VFAB

・ PDUまたはUPS

・ 管理製品(vCenter Server、OVM Manager、SCVMMまたはVIOM)

・ ストレージ管理製品

・ ストレージ装置

・ 仮想ストレージ

・ VM管理製品

・ フォルダー

・ テナント

・ L-Platform

・ L-Server

・ VMプール

・ サーバプール

・ ストレージプール

・ ネットワークプール

・ アドレスプール

・ イメージプール

注意

リソース詳細項目で表示する内容がない場合、ハイフン("-")が表示されます。

ブレードサーバを選択した場合、リソース詳細には、以下のようなシャーシの画像が表示され、表示しているリソースと搭載されている

リソースの位置情報が確認できます。

図A.18 シャーシ画像

シャーシの画像内に表示されるリソースの画像とその意味は以下のとおりです。

表A.40 シャーシ画像内のリソースの意味

画像 意味

A. 登録されているサーバブレードです。

B. 検出しているストレージブレードです。

C. 現在表示しているサーバブレードです。

- 394 -

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画像 意味

D. 選択しているサーバブレードです。

E. 未登録状態のサーバブレードです。

F. サーバブレードまたはストレージブレードが未搭載のスロットです。

表示リソースの属性

リソース詳細には、各表示リソースの属性が表示されます。

A.7.1 シャーシの属性

基本情報

シャーシ名

シャーシを識別する名前が表示されます。

システム名

シャーシのシステム名が表示されます。

PRIMEQUESTを選択した場合だけ表示されます。

モデル名

シャーシのモデル名が表示されます。

管理LAN(IPアドレス)

シャーシの管理IPアドレスが表示されます。

状態

シャーシの状態が表示されます。

サーバブレード搭載数

搭載されているサーバブレード数が表示されます。

ブレードサーバのシャーシを選択した場合だけ表示されます。

パーティション搭載数

搭載されているパーティション数が表示されます。

PRIMEQUEST、またはSPARC Enterprise M4000/M5000/M8000/M9000およびSPARC M10-4Sの筐体を選択した場合だけ表

示されます。

LANスイッチ搭載数

搭載されているLANスイッチ数が表示されます。

ブレードサーバのシャーシを選択した場合だけ表示されます。

参照

リソース状態については、「運用ガイド CE」の「11.2 リソース状態」を参照してください。

ハードウェア詳細

Management Blade Web UI 起動

マネジメントブレードのWeb UIへのリンクが表示されます。

SPARC Enterprise M4000/M5000/M8000/M9000およびSPARC M10-4Sの場合、表示されません。

- 395 -

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XSCF Web UI 起動

リモートマネジメントコントローラー(XSCF)のWeb UIへのリンクが表示されます。

SPARC Enterprise M4000/M5000/M8000/M9000およびSPARC M10-4Sの場合だけ表示されます。

パーティション構成

以下の情報は、PRIMEQUEST 1000シリーズ、またはSPARC Enterprise M4000/M5000/M8000/M9000およびSPARC M10-4Sの筐

体を選択した場合だけ表示されます。

パーティション番号

パーティションの番号が表示されます。

パーティション名

パーティションを識別する名前が表示されます。

SB

パーティションを構成するシステムボードのIDが表示されます。

IOB

パーティションを構成するIOボードのIDが表示されます。

GSPB

パーティションを構成するGSPBのIDが表示されます。

Reserved SB

パーティションに設定されているReserved SBのIDが表示されます。

LSB

パーティションの論理システムボード(LSB)番号が表示されます。

SPARC Enterprise M4000/M5000/M8000/M9000およびSPARC M10-4Sの場合だけ表示されます。

XSB

パーティションの拡張システムボード(XSB)番号が表示されます。

SPARC Enterprise M4000/M5000/M8000/M9000の場合だけ表示されます。

PSB

パーティションの物理システムボード(PSB)番号が表示されます。

SPARC M10-4Sの場合だけ表示されます。

PPAR構成

PRIMEQUEST 2000シリーズの場合だけ表示されます。

パーティション番号

パーティションの番号が表示されます。

パーティション名

パーティションを識別する名前が表示されます。

使用可否

PPARパーティションの使用可否状態が表示されます。使用できる場合はOK、使用できない場合はNGが表示されます。

Extended Partition番号

Extended Partitionの番号が表示されます。

SB

パーティションを構成するシステムボードのIDが表示されます。

- 396 -

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IOU

パーティションを構成するIOUのIDが表示されます。

DU

パーティションを構成するDUのIDが表示されます。

PCI_BOX

パーティションを構成するPCI_BOX_LHのIDが表示されます。

Reserved SB

パーティションに設定されているReserved SBのIDが表示されます。

Extended Partitioning構成

PRIMEQUEST 2000シリーズの場合だけ表示されます。

パーティション番号

パーティションの番号が表示されます。

物理サーバ名

サーバを識別する名前が表示されます。

パーティション名

パーティションを識別する名前が表示されます。

使用可否

Extended Partitionの使用可否状態が表示されます。使用できる場合はOK、使用できない場合はNGが表示されます。

PPAR番号

Extended Partitionが割り当てられているPPARの番号が表示されます。

CPUコア総数

CPUコア総数が表示されます。

PRIMEQUEST 2000シリーズのExtended Partitionのサーバは、"CPUコア数"と表示されます。

メモリ容量(DIMM)

メモリ容量が表示されます。

メモリEXCL

メモリEXCLの情報が表示されます。

SKT Binding

SKT Bindingの情報が表示されます。

PCI Expressスロット

PCI Expressスロット情報が表示されます。

オンボード VGA/USB

オンボード VGA/USBの情報が表示されます。

GbE

GbEの情報が表示されます。

DiskUnit

Disk Unitの情報が表示されます。

- 397 -

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A.7.2 サーバの属性

基本情報

物理サーバ名

サーバを識別する名前が表示されます。

モデル名

サーバのモデル名が表示されます。

管理対象サーバとして登録済みで電源ONの場合、ServerView Operations Managerで表示されるサーバモデルが表示されま

す。それ以外の場合、表示されません。

プロダクト名

サーバのプロダクト名が表示されます。

PRIMERGY BXシリーズの場合、マネジメントブレードで表示されるサーバの製品名(Product Name)が表示されます。それ以外

の場合、モデル名が表示されます。

状態

サーバの状態が表示されます。

スロット番号

搭載位置を示すスロットの番号が表示されます。

PRIMERGY BXシリーズだけ表示されます。

パーティション番号

パーティションの番号が表示されます。

PRIMEQUEST、またはSPARC Enterprise M4000/M5000/M8000/M9000およびSPARC M10-4Sのサーバを選択した場合だけ

表示されます。

保守モード

サーバの動作状態が表示されます。

以下のどちらかが表示されます。

- active

- maintenance

SPARC M10/SPARC Enterpriseを選択した場合、表示されません。

メンテナンスLED状態

メンテナンスLEDの点灯状態が表示されます。

PRIMERGY BXシリーズだけ表示されます。

管理LAN(MACアドレス1)

管理LANに接続するNICのMACアドレスが表示されます。

SPARC M10/SPARC Enterpriseを選択した場合、表示されません。

CPUコア総数/CPUコア数

PRIMEQUEST 2000シリーズでExtended Partitionを使用する場合、"CPUコア数"が表示されます。

それ以外の場合は、"CPUコア総数"が表示されます。

CPUタイプ

CPUのタイプが表示されます。

以下のサーバ以外を選択した場合、ハイフン("-")が表示されます。

- PRIMERGY BXシリーズのサーバ

- SPARC Enterprise Mシリーズ

- SPARC M10

- 398 -

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- PRIMEQUEST

CPUクロック数

CPUのクロック数が表示されます。

以下のサーバ以外を選択した場合、ハイフン("-")が表示されます。

- PRIMERGY BXシリーズのサーバ

- SPARC Enterprise Mシリーズ

- SPARC M10

- PRIMEQUEST

メモリ容量

メモリ容量が表示されます。

以下のサーバ以外を選択した場合、ハイフン("-")が表示されます。

- PRIMERGY BXシリーズのサーバ

- SPARC Enterprise Mシリーズ

- SPARC M10

- PRIMEQUEST

PRIMEQUEST 2000シリーズのExtended Partitionのサーバは、"メモリ容量(DIMM)"と表示されます。

管理 LAN(MACアドレス2)

HBA address rename設定サービス、またはNIC冗長化時の待機側で使用するLAN(MACアドレス)が表示されます。

PRIMERGY RXシリーズとTXシリーズの場合、HBA address rename設定を行った時点で値が表示されます。

SPARC M10/SPARC Enterpriseを選択した場合、表示されません。

管理LANのNIC冗長化

管理LANのNICが冗長化されている場合に表示されます。

ハードウェア保守モード

サーバのハードウェア保守モードの状態が表示されます。

PRIMEQUESTのサーバを選択した場合だけ表示されます。

ブートオプション

サーバの登録時に指定したブートオプションの設定が表示されます。

PRIMEQUESTのサーバを選択した場合だけ表示されます。

L-Server

割り当てられているL-Server情報へのリンクが表示されます。

L-Serverに関連付けた場合にL-Server名が表示されます。

SPARC M10/SPARC Enterpriseを選択した場合、表示されません。

Extended Partitioning Mode

PPARのExtended Partitioning Modeの状態が表示されます。

PRIMEQUEST 2000シリーズのPPARを選択した場合だけ表示されます。

Dynamic Reconfiguration

Dynamic Reconfigurationの状態が表示されます。

PRIMEQUEST 2000シリーズのPPARを選択した場合だけ表示されます。

参照

・ マネジメントブレードで表示されるProduct Nameについては、マネジメントブレードのマニュアルを参照してください。

- 399 -

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・ ServerView Operations Managerで表示されるサーバモデルについては、ServerView Operations Managerのマニュアルを参照して

ください。

・ リソース状態については、「運用ガイド CE」の「11.2 リソース状態」を参照してください。

ハードウェア詳細

サーバ管理ソフトウェア

サーバ管理ソフトウェアのWeb UIへのリンクが表示されます。

以下のサーバが選択された場合だけ表示されます。

- PRIMERGYシリーズ

- PRIMEQUESTのサーバ

- SPARC M10/SPARC Enterprise

リモートマネジメントコントローラー IPアドレス

リモートマネジメントコントローラー用のIPアドレスが表示されます。

PRIMERGY BXシリーズ、PRIMEQUEST以外のサーバを選択した場合だけ表示されます。

I/O仮想化管理ソフトウェア

外部I/O仮想化管理ソフトウェアのWeb UIへのリンクが表示されます。

外部I/O仮想化管理ソフトウェアと連携している場合だけ表示されます。

VIOMサーバプロファイル

割り当てられているVIOMサーバプロファイル名が表示されます。

VIOMで管理されており、かつ、サーバプロファイルが設定されている場合だけ表示されます。

ネットワーク情報

物理結線情報

サーバとLANスイッチ間のLAN結線情報が表示されます。

リストの項目名をクリックすると、その列の色が変化し、リソースを昇順または降順にソートできます。

ハードウェア保守

インタフェース情報

サーバのMACアドレス/IPアドレスが表示されます。

PRIMERGY BXシリーズ、PRIMEQUEST以外のサーバを選択した場合、管理LANの情報だけ表示されます。

SPARC M10/SPARC Enterpriseを選択した場合、IPアドレスだけ表示されます。

参考

IPアドレスは、OSに設定されている情報が表示されます。

BACSでNICを冗長化している場合、BACSによりOSに設定した情報が表示されます。

物理サーバのCNAに対してUMC機能(物理L-Serverの[ファンクション数の拡大])を有効にした場合、ファンクション番号0以外のMACアドレスとIPアドレスは表示されません。

パーティション構成

以下の情報は、PRIMEQUEST 1000シリーズ、またはSPARC Enterprise M4000/M5000/M8000/M9000およびSPARC M10-4Sの

サーバを選択した場合だけ表示されます。

- 400 -

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パーティション名

パーティションを識別する名前が表示されます。

SB

パーティションを構成するシステムボードのIDが表示されます。

IOB

パーティションを構成するIOボードのIDが表示されます。

GSPB

パーティションを構成するGSPBのIDが表示されます。

Reserved SB

パーティションに設定されているReserved SBのIDが表示されます。

LSB

パーティションの論理システムボード(LSB)番号が表示されます。

SPARC Enterprise M4000/M5000/M8000/M9000およびSPARC M10-4Sの場合だけ表示されます。

XSB

パーティションの拡張システムボード(XSB)番号が表示されます。

SPARC Enterprise M4000/M5000/M8000/M9000の場合だけ表示されます。

PSB

パーティションの物理システムボード(PSB)番号が表示されます。

SPARC M10-4Sの場合だけ表示されます。

以下の情報はPRIMEQUEST 2000シリーズのPPARを選択した場合だけ表示されます。

パーティション名

パーティションを識別する名前が表示されます。

SB

パーティションを構成するシステムボードのIDが表示されます。

IOU

パーティションを構成するIOUのIDが表示されます。

DU

パーティションを構成するDUのIDが表示されます。

PCI_BOX

パーティションを構成するPCI_BOXのIDが表示されます。

Reserved SB

パーティションに設定されているReserved SBのIDが表示されます。

以下の情報はPRIMEQEST 2000シリーズのExtended Partitionを選択した場合だけ表示されます。

パーティション名

パーティションを識別する名前が表示されます。

パーティション番号(PPAR)

PPARのパーティション番号が表示されます。

パーティション名(PPAR)

PPARのパーティション名が表示されます。

- 401 -

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物理サーバ名(PPAR)

PPARの物理サーバ名が表示されます。

メモリEXCL

メモリEXCLの情報が表示されます。

SKT Binding

SKT Bindingの情報が表示されます。

PCI Expressスロット

PCI Expressスロット情報が表示されます。

オンボード VGA/USB

オンボード VGA/USBの情報が表示されます。

GbE

GbEの情報が表示されます。

DiskUnit

Disk Unitの情報が表示されます。

Extended Partitioning構成

PRIMEQUEST 2000シリーズのPPARの場合だけ表示されます。

パーティション番号

パーティションの番号が表示されます。

物理サーバ名

サーバを識別する名前が表示されます。

パーティション名

パーティションを識別する名前が表示されます。

使用可否

Extended Partitionの使用可否状態が表示されます。使用できる場合はOK、使用できない場合はNGが表示されます。

PPAR番号

Extended Partitionが割り当てられているPPARの番号が表示されます。

CPUコア数

CPUコア数が表示されます。

メモリ容量(DIMM)

メモリ容量が表示されます。

メモリEXCL

メモリEXCLの情報が表示されます。

SKT Binding

SKT Bindingの情報が表示されます。

PCI Expressスロット

PCI Expressスロット情報が表示されます。

オンボード VGA/USB

オンボード VGA/USBの情報が表示されます。

- 402 -

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GbE

GbEの情報が表示されます。

DiskUnit

Disk Unitの情報が表示されます。

A.7.3 物理OS、VMホストまたはVMゲストの属性

基本情報

サーバ名

物理OS、VMホストを識別する名前が表示されます。

管理LAN(IPアドレス)

管理LANに接続するIPアドレスが表示されます。

VMゲストではハイフン("-")が表示されます。

状態

物理OS、VMホスト、VMゲストの状態が表示されます。

種別

稼動しているOSのタイプが表示されます。

以下のどれかが表示されます。

- 物理OS

- VMホスト

- VMゲスト

OS

稼動しているOSの名前が表示されます。

物理サーバ名

物理OS、VMホスト、VMゲストが動作しているサーバの名前が表示されます。

VMゲストではハイフン("-")が表示されます。

L-Server

割り当てられているL-Server情報へのリンクです。

参照

リソース状態については、「運用ガイド CE」の「11.2 リソース状態」を参照してください。

VMホスト情報

以下の情報はVMホストだけで表示されます。

VM種別

VMの種別が表示されます。

VMソフトウェア名

VMのソフトウェア名が表示されます。

VMソフトウェアVL

VMのソフトウェアのバージョンレベルが表示されます。

- 403 -

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VMゲスト数

VMゲストの数が表示されます。

VM管理ソフトウェア

サーバ仮想化ソフトウェアのWeb UIへのリンクが表示されます。

OVM構成情報のXML保存状況

OVM構成情報をXMLファイルに保存した情報が表示されます。

OVM構成情報のXMLファイルの保存については、「操作ガイド VE」の「18.2 サーバ切替えの設定」を参照してください。

値 説明

OVM構成情報の

XML保存状況

- XMLファイルが未保存の場合

1度もXMLファイルを保存していない、または1度もXMLファイル

の保存処理が成功していない場合に表示されます。

保存成功( 終成功日

時: 2013-08-2711:36:47)

XMLファイルが正常に保存された場合

XMLファイルが保存された日時が表示されます。

以下の契機で保存した日時が表示されます。

・ 自動保存

・ GUI/CLIによる操作

保存失敗( 終成功日

時: 2013-05-1602:50:30)

後に実行されたXMLファイルの保存処理が失敗した場合

出力される時刻は、 後に保存処理が成功した日時になります。

VMゲスト一覧

稼動しているVMゲストの一覧が表示されます。

VMホームポジション(ゲスト一覧)

選択しているVMホストをVMホームポジションとするVMゲストの一覧が表示されます。

VMゲスト情報

以下の情報はVMゲストだけで表示されますが、設定はできません。

VM種別

VMの種別が表示されます。

VMホスト名

VMゲストが配置されているVMホストの名前が表示されます。

VM名

VM名が表示されます。

VM管理ソフトウェア

サーバ仮想化ソフトウェアのWeb UIへのリンクが表示されます。

ハードウェア詳細

以下の情報はVMゲストでは表示されません。

サーバ管理ソフトウェア

サーバ管理ソフトウェアのWeb UIへのリンクが表示されます。

以下のサーバが選択された場合だけ表示されます。

- PRIMERGYシリーズ

- 404 -

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- PRIMEQUEST

- SPARC M10/SPARC Enterprise

リモートマネジメントコントローラー IPアドレス

リモートマネジメントコントローラー用のIPアドレスが表示されます。

PRIMERGY BXシリーズ以外のサーバを選択した場合だけ表示されます。

システムイメージ情報

以下の情報はVMゲストまたはSPARC M10/SPARC Enterpriseでは表示されません。

新世代

システムイメージの 新の世代が表示されます。

新バックアップ日時

システムイメージの 新バックアップ日時が表示されます。

コメント

システムイメージに対するコメントが表示されます。

予備サーバ情報

以下の情報はVMゲストでは表示されません。

運用サーバ

サーバ切替え時に切替え元になる物理サーバの名前が表示されます。

稼動サーバ

現在動作している物理サーバの名前が表示されます。

サーバ切替え方式

サーバ切替え時の処理種別が表示されます。

起動方式

システムディスクの起動方式が表示されます。

自動リカバリ設定

自動リカバリを行うかの設定が表示されます。

ネットワーク設定

切替え時にネットワークの設定を行うかの設定が表示されます。

予備サーバ強制OFF

予備サーバに切り替える際に、予備サーバの電源を強制OFFするかの設定が表示されます。

予備サーバ(VMゲストあり)への切替え

VMゲストが存在するVMホストに対して、サーバ切替えを行うかの設定が表示されます。

予備サーバ

サーバ切替え時に切替え先になる物理サーバの名前が表示されます。

HBA address rename情報

以下の情報はVMゲストまたはSPARC M10/SPARC Enterpriseでは表示されません。

WWNN

HBAに設定したWWNNが表示されます。

- 405 -

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WWPN 1

HBAに対して1番目に設定するWWPNが表示されます。

WWPNは、HBAのI/Oアドレスの降順に設定します。

そのため、ラック型サーバやタワー型サーバなどでは、HBAに記載されているポート番号順と一致しない場合があります。

WWPN 2

HBAに対して2番目に設定するWWPNが表示されます。

WWPNは、HBAのI/Oアドレスの降順に設定します。

そのため、ラック型サーバやタワー型サーバなどでは、HBAに記載されているポート番号順と一致しない場合があります。

ネットワーク情報(VLAN情報)

以下の情報はVMゲストでは表示されません。

Index

サーバ上のNICのindex番号(実装順番)が表示されます。

Port VLAN

接続するLANスイッチに設定されているポートVLANのVLAN IDが表示されます。

PRIMERGY BX900/BX400シリーズのLANスイッチブレードであり、かつIBPモードで動作している場合、"(IBP)"が表示されます。

PRIMERGY BX900/BX400シリーズのLANスイッチブレードであり、かつConverged Fabricモードで動作している場合、

"(Converged Fabric)"が表示されます。

Tagged VLAN

接続するLANスイッチに設定されているタグVLANのVLAN IDが表示されます。

PRIMERGY BX900/BX400シリーズのLANスイッチブレードであり、かつIBPモードで動作している場合、"(IBP)"が表示されます。

PRIMERGY BX900/BX400シリーズのLANスイッチブレードであり、かつConverged Fabricモードで動作している場合、

"(Converged Fabric)"が表示されます。

ポートグループ情報(IBP)

Index

サーバ上のNICのindex番号(実装順番)が表示されます。

グループ名

接続するIBPモードで動作しているLANスイッチに設定されているポートグループ名が表示されます。

以下の場合はハイフン("-")が表示されます。

- 接続するLANスイッチが登録されていない

- 接続するLANスイッチがIBPモードで動作していない

- 接続するLANスイッチのポートにポートグループが設定されていない

監視情報

タイムアウト(秒)

ping監視のタイムアウト値が表示されます。

リカバリ処理

異常検出時のリカバリ処理が表示されます。

リブート回数

リカバリ処理のリブートを行う回数が表示されます。

- 406 -

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WWN情報

以下の情報はSPARC M10/SPARC Enterprise以外、またはVMゲストでは表示されません。

ポートn WWPN (n:1~8)

ポートnのWWPN値が表示されます。

WWPNの番号はユーザー設定の値が反映されます。

ターゲットCA WWPN

ポートnの接続先CAのWWPN値が表示されます。

ターゲットCA AffinityGroup

ポートnの接続先CAのAffinityGroup値が表示されます。

自動設定ネットワーク

以下の情報はネットワーク自動設定の対象となるVMホストで、ネットワークの自動設定が行われている場合に表示されます。

ネットワークリソース名

ネットワークの自動設定が行われているネットワークリソース名が表示されます。

VLAN ID

ネットワークリソースに設定されているVLAN IDが表示されます。

サブネットアドレス

ネットワークリソースに設定されているサブネットアドレスが表示されます。

設定されていない場合"-"が表示されます。

サブネットマスク

ネットワークリソースに設定されているサブネットマスクが表示されます。

設定されていない場合"-"が表示されます。

A.7.4 LANスイッチブレードの属性

基本情報

LANスイッチ名

LANスイッチブレードを識別する名前が表示されます。

システム名(sysName)

LANスイッチブレードに設定されている装置名が表示されます。

管理ポート

管理サーバと通信するために利用する管理ポートが表示されます。

IPアドレス

管理サーバと通信するために利用するIPアドレスが表示されます。

PY CB 10Gb FEX Nexus B22の場合はハイフン("-")が表示されます。

装置名(製品名)

LANスイッチブレードの製品名が表示されます。

モデル名

LANスイッチブレードのモデル名が表示されます。

シリアル番号

LANスイッチブレードのシリアル番号が表示されます。

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ファームウェア版数

LANスイッチブレードのファームウェアバージョンが表示されます。

装置状態

LANスイッチブレードの状態が表示されます。

以下のどれかが表示されます。

- normal

- error

- warning

- unknown

スロット番号

搭載位置のスロット番号が表示されます。

VCS ID

VCSのIDが表示されます。

VCSが構成されていない場合はハイフン("-")が表示されます。

RBridge ID

RBridgeのIDが表示されます。

VCSが構成されていない場合はハイフン("-")が表示されます。

Fabric ID

FabricのIDが表示されます。

Converged Fabricが構成されていない場合はハイフン("-")が表示されます。

Domain ID

DomainのIDが表示されます。

Converged Fabricが構成されていない場合はハイフン("-")が表示されます。

Switch ID

SwitchのIDが表示されます。

Converged Fabricが構成されていない場合はハイフン("-")が表示されます。

参考

LANスイッチブレードの交換後は"LANスイッチが交換されました。装置状態が正常であることを確認後、リストアを行って下さ

い。"と表示されます。「運用ガイド CE」の「9.2.5 サーバ以外のハードウェアの交換」を参照し、リストアを実施して下さい。

ハードウェア詳細

Switch Blade Web UI起動

LANスイッチブレードの管理画面へのリンクです。

注意

Web UIをサポートしていないLANスイッチブレードの場合は、"表示する情報はありません。"と表示されます。

Web UIをサポートしているかは、使用するLANスイッチブレードのマニュアルを参照してください。

- 408 -

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ポート情報

ポート番号

選択されたLANスイッチブレードのポートの番号が表示されます。

ポート名

選択されたLANスイッチブレードのポートにつけられた名前が表示されます。

PY CB 10Gb FEX Nexus B22の場合、内部ポートは1/1~1/16、外部ポート(1番~8番)は-/17~-/24として表示されます。

リンク状態

ポートの動作状態が表示されます。

以下のどれかが表示されます。

- up

- down

- unknown

LANスイッチブレードがConverged Fabricモードで動作している場合、またはPY CB 10Gb FEX Nexus B22の場合、常にハイフ

ン("-")が表示されます。

通信状態

動作ポートのスピードと通信方式が表示されます。

LANスイッチブレードがConverged Fabricモードで動作している場合、またはPY CB 10Gb FEX Nexus B22の場合、常にハイフ

ン("-")が表示されます。

リンクアグリゲーショングループ名

選択されたLANスイッチブレードのポートが属するリンクアグリゲーショングループ名です。

リンクアグリゲーションに所属していない場合、ハイフン("-")が表示されます。

参考

LANスイッチブレードPY CB Eth Switch 10/40Gb 18/8+2の場合、モードによって表示されるポート情報が異なります。

・ Converged Fabricモードの場合、1番~35番ポートが表示されます。

・ スイッチモードとエンドホストモードの場合、1番~27番ポートと31番ポートが表示されます。

リンクアグリゲーション情報

以下の情報は、対象のLANスイッチブレード(注)を選択した場合だけ表示されます。

リンクアグリゲーショングループ名

選択されたLANスイッチブレードのポートが属するリンクアグリゲーショングループの名前が表示されます。

ポート名

リンクアグリゲーションのポート名が表示されます。

- LAG/リンクアグリゲーショングループ番号

- PY CB Eth Switch/IBP 10Gb 18/8

- PY CB Eth Switch 10/40Gb 18/8+2(スイッチモード、エンドホストモード)

- LAG/ポートチャネルの論理ポート番号

- PY CB Eth Switch/IBP 1Gb 36/8+2

- PY CB Eth Switch/IBP 1Gb 36/12

- PY CB Eth Switch/IBP 1Gb 18/6

- 409 -

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メンバーポート: リンク状態

リンクアグリゲーションを構成する物理ポート名と、その物理ポートのリンク状態(up/down)が表示されます。

VLAN情報

VLAN ID

選択されたLANスイッチブレードに設定されているVLAN IDが表示されます。

Untaggedポート

ポートVLANが設定されているポート名が表示されます。

リンクアグリゲーションの論理ポートは、対象のLANスイッチブレード(注)の場合だけ表示されます。

Taggedポート

タグVLANが設定されているポート名が表示されます。

リンクアグリゲーションの論理ポートは、対象のLANスイッチブレード(注)の場合だけ表示されます。

注) 以下のLANスイッチブレードが対象になります。

・ PY CB Eth Switch/IBP 10Gb 18/8

・ PY CB Eth Switch 10/40Gb 18/8+2(スイッチモード、エンドホストモード)

・ PY CB Eth Switch/IBP 1Gb 36/8+2

・ PY CB Eth Switch/IBP 1Gb 36/12

・ PY CB Eth Switch/IBP 1Gb 18/6

ポートグループ情報(IBP)

以下の情報は、LANスイッチブレードがIBPモードで動作している場合だけ表示されます。

グループ名

選択されたLANスイッチブレードに設定されているグループ名が表示されます。

グループ種別

グループの種別が表示されます。

以下のどれかが表示されます。

- Port Group

- VLAN Port Group

- Service LAN

- Service VLAN

VLAN IDs

グループに設定されているVLAN IDが表示されます。

Downlinkポート名

グループに設定されているDownlinkのポート名が表示されます。

UplinkSet名

グループに設定されているUplinkSet名が表示されます。

UplinkSet情報(IBP)

以下の情報は、LANスイッチブレードがIBPモードで動作している場合だけ表示されます。

- 410 -

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UplinkSet名

選択されたLANスイッチブレードに設定されているUplinkSet名が表示されます。

Activeポート名

UplinkSetに設定されているポートバックアップ機能のActive用のポート名が表示されます。

Backupポート名

UplinkSetに設定されているポートバックアップ機能のBackup用のポート名が表示されます。

Link State

UplinkSetに設定されているリンクステート機能の有効・無効が表示されます。

- enable

- disable

Port Backup

UplinkSetに設定されているポートバックアップ機能の有効・無効が表示されます。

- enable

- disable

IGMP Snooping

UplinkSetに設定されているIGMP snooping機能の有効・無効が表示されます。

- enable

- disable

LACP

UplinkSetに設定されているLACP機能の有効・無効が表示されます。

- enable

- disable

結線情報

リソース名(左側)

選択されたLANスイッチブレードの名前が表示されます。

I/F名(左側)

LANスイッチブレードのポート名が表示されます。

PY CB 10Gb FEX Nexus B22の場合、内部ポートは1/1~1/16、外部ポート(1番~8番)は-/17~-/24として表示されます。

I/F名(右側)

LANスイッチブレードに接続するリソースのインターフェース名が表示されます。

リソース名(右側)

LANスイッチブレードに接続するリソースの名前が表示されます。

注意

ネットワークデバイスとの結線情報は表示されません。

- 411 -

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A.7.5 ネットワークデバイスの属性

基本情報

ネットワークデバイス名

ネットワークデバイスを識別する名前が表示されます。

システム名(sysName)

ネットワークデバイスに設定されている装置名が表示されます。

IPアドレス

管理サーバと通信するために利用するIPアドレスが表示されます。

装置名(製品名)

ネットワークデバイスの製品名が表示されます。

モデル名

ネットワークデバイスのモデル名が表示されます。

NSアプライアンスの場合は、"NSAppliance"が表示されます。

ベンダー名

ネットワークデバイスのベンダー名が表示されます。

NSアプライアンスの場合は、"Fujitsu"が表示されます。

シリアル番号

ハイフン("-")が表示されます。

ファームウェア版数

ネットワークデバイスのファームウェアバージョンが表示されます。

装置状態

ネットワークデバイスの状態が表示されます。

以下のどれかが表示されます。

- normal

- error

- warning

- unknown

スロット番号

ハイフン("-")が表示されます。

保守モード

保守モードの状態が表示されます。

以下のどちらかが表示されます。

- active

- maintenance

種別

ネットワークデバイスの種別が表示されます。

以下のどれかが表示されます。

- L2-Switch

- Firewall

- 412 -

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- SLB

- Fabric

- ManagementHost

複数の種別を持つネットワークデバイスの場合、カンマ(",")で区切ってすべての種別が表示されます。

仮想アプライアンスの場合、種別に続いて"(virtual)"が表示されます。

設置場所

ネットワークデバイスの設置場所が表示されます。

自動設定

ネットワークデバイスが自動設定の選択対象の可否状態が表示されます。

- true

- false

ファブリックID

イーサネット・ファブリックのファブリックIDが表示されます。

イーサネット・ファブリックの場合だけ表示されます。

ポートプロファイル設定

ポートプロファイル設定の有効・無効が表示されます。

- enable

- disable

イーサネット・ファブリックの場合だけ表示されます。

VFAB名

VFABの名前が表示されます。

Converged Fabricの場合、"defaultVFAB"が表示されます。

イーサネット・ファブリックの場合だけ表示されます。

VFAB ID

VFAB IDが表示されます。

Converged Fabricの場合、"default"が表示されます。

イーサネット・ファブリックの場合だけ表示されます。

S-TAG

VFABのS-TAGが表示されます。

Converged Fabricの場合、"2"が表示されます。

イーサネット・ファブリックの場合だけ表示されます。

動作モード

VFABの動作モードが表示されます。

- host

- network

イーサネット・ファブリックの場合だけ表示されます。

VFAB自動設定

VFABに対する自動設定有無が表示されます。

- true

- false

イーサネット・ファブリックの場合だけ表示されます。

- 413 -

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テナント

VFABに属しているテナント名が表示されます。

複数のテナントに属している場合、テナント毎に改行されて表示されます。

Converged Fabricの場合、ハイフン("-")が表示されます。

イーサネット・ファブリックの場合だけ表示されます。

冗長構成

グループID

グループIDが表示されます。

ネットワークデバイス名

冗長構成を構成するほかの機器名が表示されます。

複数存在する場合、すべての機器名がカンマ(",")で区切って表示されます。

ハードウェア詳細

ネットワークデバイス Web UI起動

ネットワークデバイスのWeb管理画面へのリンクが表示されます。

クリックすると、別ウィンドウにネットワークデバイスのWeb管理画面が表示されます。

なお、Web UIをサポートしていないネットワークデバイスの場合でもリンクは表示されますが、クリックしてもWeb管理画面は表示

されません。

Web UIをサポートしているかは、使用するネットワークデバイスのマニュアルを参照してください。

Converged Fabricの場合で、Web管理画面へのリンクが存在しないと、"表示する情報はありません。"が表示されます。

ポート情報

ポート番号

選択されたネットワークデバイスのポートの番号が表示されます。

ポート名

選択されたネットワークデバイスのポートにつけられた名前が表示されます。

メンバーポート

ポート名にリンクアグリゲーションのポート名が表示されている場合、リンクアグリゲーションに所属する物理ポートのポート名が

カンマ(",")区切りで表示されます。

ポート名に物理ポート名が表示されている場合、ハイフン("-")が表示されます。

イーサネット・ファブリックの場合は表示されません。

リンク状態

ポートの動作状態が表示されます。

以下のどれかが表示されます。

- up

- down

- testing

- unknown

- dormant

- notPresent

- lowerLayerDown

- 414 -

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通信状態

動作ポートのスピードと通信方式が表示されます。

リンクアグリゲーショングループ名

ポート名にリンクアグリゲーションを構成するポート名が表示されている場合、リンクアグリゲーショングループ名が表示されます。

ポート名にリンクアグリゲーションを構成するポート名が表示されていない場合、ハイフン("-")が表示されます。

イーサネット・ファブリックの場合だけ表示されます。

ポート種別

ポートの種別が表示されます。

以下のどれかが表示されます。

- EP

- CIR

- EP(dot1ad)

IEEE802.1adフレームの送受信を行うEPポートの場合に表示されます。

- CIR(dot1ad)

IEEE802.1adフレームの送受信を行うCIRポートの場合に表示されます。

イーサネット・ファブリックの場合だけ表示されます。

デフォルトVFAB

デフォルトVFABとの関係が表示されます。

- true

デフォルトVFABに属している場合に表示されます。

- false

デフォルトVFABに属していない場合に表示されます。

イーサネット・ファブリックの場合だけ表示されます。

振り分けモード

ポートへのパケット振り分けモードが表示されます。

以下のどれかが表示されます。

- VLAN(S-TAG)

- MAC

- VLAN(C-TAG)

- no-distribution

- VLAN(other)

IPCOM VAの場合だけ表示されます。

VLAN ID

IPCOM VAの仮想インターフェースへの振り分けに使用するVLAN IDの値が表示されます。

IPCOM VAの場合だけ表示されます。

リンクアグリゲーション情報

イーサネット・ファブリックの場合だけ表示されます。

リンクアグリゲーショングループ名

リンクアグリゲーショングループ名が表示されます。

- 415 -

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ポート名

リンクアグリゲーションポートのポート名としてハイフン("-")が表示されます。

メンバーポート:リンク状態

リンクアグリゲーションを構成するポート名およびリンク状態が"ポート名:リンク状態"の形式で表示されます。

デフォルトVFAB

デフォルトVFABとの関係が表示されます。

- true

デフォルトVFABに属している場合に表示されます。

- false

デフォルトVFABに属していない場合に表示されます。

イーサネット・ファブリックの場合だけ表示されます。

VLAN情報

VLAN ID

選択されたネットワークデバイスに設定されているVLAN IDが表示されます。

イーサネット・ファブリックの場合、デフォルトVFABに定義されているVLANだけが表示されます。

Untaggedポート

ポートVLANが設定されているポート名が表示されます。

リンクアグリゲーションの論理ポートは表示されません。

イーサネット・ファブリックの場合、デフォルトVFABに定義されているVLANだけが表示されます。

Taggedポート

タグVLANが設定されているポート名が表示されます。

リンクアグリゲーションの論理ポートは表示されません。

イーサネット・ファブリックの場合、デフォルトVFABに定義されているVLANだけが表示されます。

結線情報

リソース名(左側)

選択されたネットワークデバイスの名前が表示されます。

I/F名(左側)

ネットワークデバイスのポート名が表示されます。

I/F名(右側)

ネットワークデバイスに接続するリソースのインターフェース名が表示されます。

リソース名(右側)

ネットワークデバイスに接続するリソースの名前が表示されます。

ルールセット

名前

ルールセットの名前が表示されます。

ネットワークデバイスの種別が、"Firewall"および"SLB"の場合だけ表示されます。

種別

ルールセットの種別が表示されます。

以下のどちらかが表示されます。

- 416 -

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- 設定用

- 運用管理用

説明

ルールセットの説明が表示されます。

ログイン情報

テナント

ネットワークデバイスのログイン情報を利用可能なテナント名が表示されます。

ネットワークデバイスの種別が"L2-Switch"の場合、ハイフン("-")が表示されます。

IPアドレス

ネットワークデバイスのログイン先のIPアドレスが表示されます。

ポート番号

ネットワークデバイスのログイン先のポート番号が表示されます。

プロトコル

ネットワークデバイスへログイン時に使用するプロトコル名が表示されます。

ユーザー名

ネットワークデバイスへログイン時に使用するユーザー名が表示されます。

権限

ネットワークデバイスへログイン時に使用するユーザーの権限が表示されます。

認証方法

ネットワークデバイスのユーザー認証方法が表示されます。

ログインチェック

アカウント情報の確認結果が表示されます。

以下のどれかが表示されます。

- 接続可

- 接続不可

- 未チェック

監視設定

SNMPコミュニティー名

ネットワークデバイスへのSNMP通信に利用するコミュニティー名が表示されます。

監視方法

ネットワークデバイスへの監視方法が表示されます。

以下のどれかが表示されます。

- None

- ping

- SNMP

- ping+SNMP

監視間隔(秒)

ネットワークデバイスへの監視を行う場合の監視間隔時間(単位:秒)が表示されます。

- 417 -

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リトライ回数

ネットワークデバイスへの監視が失敗(タイムアウトの時間内に応答なし)した場合のリトライ回数が表示されます。

タイムアウト(秒)

ネットワークデバイスへの監視を失敗と判断する応答の待ち時間(単位:秒)が表示されます。

仮想アプライアンス情報

仮想アプライアンスの場合だけ表示されます。

管理ホスト

ネットワークデバイスの動作する管理ホスト(IPCOM VXまたはNSアプライアンスの動作する物理サーバ)の管理IPアドレスとリ

ソース名が"管理IPアドレス(リソース名)"の形式で表示されます。

リソース名には、以下の名前が表示されます。

- IPCOM VXの場合

ネットワークデバイス名

- NSアプライアンスの管理ホストの場合

物理サーバ名

A.7.6 仮想ファブリックの属性

基本情報

VFAB名

VFABの名前が表示されます。

VFAB ID

VFAB IDが1~3000として表示されます。

S-TAG

VFABのS-TAGが101~3100として表示されます。

動作モード

VFABの動作モードが表示されます。

- host

- network

VFAB自動設定

VFABに対する自動設定有無が表示されます。

- true

- false

テナント

VFABに属しているテナント名が表示されます。

複数のテナントに属している場合、テナントごとに改行されて表示されます。

ポート情報

ポート番号

選択された仮想ファブリックに関連するポートの番号が表示されます。

- 418 -

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ポート名

選択された仮想ファブリックに関連するポートにつけられた名前が表示されます。

リンク状態

ポートの動作状態が表示されます。

以下のどれかが表示されます。

- up

- down

- testing

- unknown

- dormant

- notPresent

- lowerLayerDown

通信状態

動作ポートのスピードと通信方式が表示されます。

リンクアグリゲーショングループ名

ポート名にリンクアグリゲーションを構成するポート名が表示されている場合、リンクアグリゲーショングループ名が表示されます。

ポート名にリンクアグリゲーションを構成するポート名が表示されていない場合、ハイフン("-")が表示されます。

ポート種別

ポートの種別が表示されます。

以下のどれかが表示されます。

- EP

- CIR

- EP(dot1ad)

IEEE802.1adフレームの送受信を行うEPポートの場合に表示されます。

- CIR(dot1ad)

IEEE802.1adフレームの送受信を行うCIRポートの場合に表示されます。

リンクアグリゲーション情報

リンクアグリゲーショングループ名

リンクアグリゲーショングループ名が表示されます。

ポート名

リンクアグリゲーションポートのポート名としてハイフン("-")が表示されます。

メンバーポート:リンク状態

リンクアグリゲーションを構成するポート名およびリンク状態が"ポート名:リンク状態"の形式で表示されます。

VLAN情報

VLAN ID

選択された仮想ファブリックに設定されているVLAN IDが表示されます。

Untaggedポート

ポートVLANが設定されているポート名が表示されます。

リンクアグリゲーションの論理ポートは表示されません。

- 419 -

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Taggedポート

タグVLANが設定されているポート名が表示されます。

リンクアグリゲーションの論理ポートは表示されません。

A.7.7 PDUまたはUPSの属性

基本情報

デバイス名

PDUまたはUPSを識別する名前が表示されます。

管理LAN(IPアドレス)

管理LANに接続するIPアドレスが表示されます。

デバイスタイプ

PDUまたはUPSのデバイスタイプが表示されます。

モデル名

PDUまたはUPSのモデル名が表示されます。

コメント

PDUまたはUPSの登録時に入力したコメントが表示されます。

ハードウェア詳細

シリアル番号

PDUまたはUPSのシリアル番号が表示されます。

電圧

PDUまたはUPSに供給されている電源電圧(V)が表示されます。

ハードウェア版数

PDUのハードウェアバージョンが表示されます。

UPSでは表示されません。

ファームウェア版数

PDUまたはUPSのファームウェアバージョンが表示されます。

製造日

PDUまたはUPSの製造日が表示されます。

出力数

PDUの出力端子数が表示されます。

UPSでは表示されません。

設置方向

PDUの設置方向(横/縦)が表示されます。

UPSでは表示されません。

A.7.8 管理製品の属性

基本情報

管理製品名

管理製品を識別する名前が表示されます。

- 420 -

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種別

管理製品の種別が表示されます。

以下のどれかが表示されます。

- vCenter Server

- SCVMM

- OVM Manager

- VIOM

- SVFAB

- Horizon View

IPアドレス

管理製品のIPアドレスが表示されます。

状態

管理製品の状態が表示されます。

注意

以下の種別の場合は、管理製品の状態に関わらず、常に[normal]と表示されます。

- VIOM

- SVFAB

- Horizon View

管理ソフトウェア

管理製品のWeb UIへのリンクが表示されます。

注意

VDI管理製品の場合は、ハイフン("-")が表示されます。

以下の情報は、VDI管理製品を利用している場合だけ表示されます。

VM管理製品名

VDI管理製品に関連付いているVM管理製品の名前が表示されます。

接続情報

VDIユーザーが仮想デスクトップを使用する際に指定するVDI管理製品の接続情報が表示されます。

A.7.9 ストレージ管理製品の属性

基本情報

名前

リソースの名前が表示されます。

種別

リソースの種別が表示されます。

- 421 -

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ラベル

リソースに設定されているラベルが表示されます。

コメント

リソースに設定されているコメントが表示されます。

構成情報

管理製品種別

ストレージ管理製品の管理製品種別が表示されます。

バージョン

ストレージ管理製品のバージョンが表示されます。

IPアドレス

ストレージ管理製品のIPアドレスが表示されます。

ポート番号

ストレージ管理製品のポート番号が表示されます。

ユーザーID

ストレージ管理製品のユーザー名が表示されます。

管理ソフトウェア

ストレージ管理製品の管理ソフトウェアとのリンクが表示されます。

ストレージ装置一覧

名前(ラベル)

ストレージ装置の名前が表示されます。

モデル

ストレージ装置のモデルが表示されます。

ストレージ管理製品

ストレージ装置のストレージ管理製品が表示されます。

A.7.10 ストレージ装置の属性

基本情報

名前

リソースの名前が表示されます。

種別

リソースの種別が表示されます。

モデル名

ストレージ製品のモデル名が表示されます。

構成情報

管理ソフトウェア

ストレージ管理製品の管理ソフトウェアとのリンクが表示されます。

- 422 -

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筐体識別情報

ストレージ装置の筐体識別情報が表示されます。

IPアドレス

ストレージ管理製品のIPアドレスが表示されます。

仮想ストレージ一覧

状態

登録されている仮想ストレージの状態が表示されます。

容量(空容量/総容量)

登録されている仮想ストレージの容量情報が表示されます。

ストレージ種別

登録されている仮想ストレージのタイプが表示されます。

属性

仮想ストレージのタイプが表示されます。

ストレージ管理製品

仮想ストレージのストレージ管理製品が表示されます。

ストレージ装置

仮想ストレージのストレージ装置が表示されます。

A.7.11 VM管理製品の属性

基本情報

名前

リソースの名前が表示されます。

リソース種別

仮想ストレージのリソース種別が表示されます。

ラベル

ラベルが表示されます。

コメント

リソースに設定されているコメントが表示されます。

構成情報

管理製品種別

ストレージ管理製品の管理製品種別が表示されます。

バージョン

ストレージ管理製品のバージョンが表示されます。

IPアドレス

ストレージ管理製品のIPアドレスが表示されます。

ポート番号

ストレージ管理製品のポート番号が表示されます。

- 423 -

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ユーザーID

ストレージ管理製品のユーザー名が表示されます。

管理ソフトウェア

管理製品のWeb UIへのリンクが表示されます。

仮想ストレージ一覧

状態

登録されている仮想ストレージの状態が表示されます。

容量(空容量/総容量)

登録されている仮想ストレージの容量情報が表示されます。

ストレージ種別

登録されている仮想ストレージのタイプが表示されます。

属性

仮想ストレージのタイプが表示されます。

ストレージ管理製品

仮想ストレージのストレージ管理製品が表示されます。

ストレージ装置

仮想ストレージのストレージ装置が表示されます。

A.7.12 仮想ストレージの属性

基本情報

名前

リソースの名前が表示されます。

種別

リソースの種別が表示されます。

ラベル

リソースに設定されているラベルが表示されます。

コメント

リソースに設定されているコメントが表示されます。

構成情報

管理ソフトウェア

ストレージ管理製品のWeb UIへのリンクが表示されます。

状態

リソースの状態が表示されます。

ストレージ種別

リソースの種別が表示されます。

シン・プロビジョニング

シン・プロビジョニング設定情報が表示されます。

- 424 -

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- シン・プロビジョニングの場合

"yes"が表示されます。

- シック・プロビジョニングまたは属性なしの場合

"no"が表示されます。

総容量

ストレージの総容量が表示されます。

空容量

ストレージの空き容量が表示されます。

A.7.13 フォルダーの属性

基本情報

名前

リソースの名前が表示されます。

種別

リソースの種別が表示されます。

ラベル

リソースに設定されているラベルが表示されます。

コメント

リソースに設定されているコメントが表示されます。

テナント/L-Platform/フォルダー一覧

名前(ラベル)

テナントを識別する名前が表示されます。

種別

テナントの種別が表示されます。

リソース格納数

格納されているリソース数が表示されます。

プール一覧

名前(ラベル)

リソースプールを識別する名前が表示されます。

種別

リソースプールの種別が表示されます。

優先度

リソースプールの優先度が表示されます。

リソース格納数

リソースプールに登録されているリソース数が表示されます。

- 425 -

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L-Server一覧

名前(ラベル)

ルート直下/フォルダー直下/テナント直下のL-Serverの名前が表示されます。

状態

L-Serverの状態が表示されます。

サーバ種別

L-Serverのサーバ種別が表示されます。

- 物理L-Serverの場合

"Physical"が表示されます。

- 仮想L-Serverの場合

VM種別が表示されます。

OS種別

L-ServerのOS種別を表すアイコンが表示されます。

OS種別に対応するアイコンについては、「運用ガイド CE」の「11.2 リソース状態」を参照して下さい。

一覧に記載されていないOS種別の場合は、ハイフン("-")が表示されます。

割当リソース

L-Serverの割当て状態により、以下の情報が表示されます。

- allocatedの場合

割り当てられた物理サーバまたはVMホスト名が表示されます。

- preservedの場合

前回起動時に使用した物理サーバまたはVMホスト名が表示されます。名前のあとに"(preserved)"が表示されます。

- definedの場合

"(defined)"が表示されます。

使用リソース

L-Server作成時に、"使用する物理サーバ"または"使用するVMホスト"に設定した情報が表示されます。

- 指定なし(自動選択)の場合

"自動選択"が表示されます。

- リソースプール指定の場合

サーバプールアイコン、またはVMプールアイコンとリソースプール名が表示されます。

- 物理サーバ指定の場合

サーバプールアイコンとリソースプール名が表示されます。

- VMホスト指定の場合

VMホストアイコンとVMホスト名が表示されます。

CPU性能(定義値)

L-Server作成時に定義されたCPU性能の値が表示されます。

CPU性能(割当値)

L-Serverに実際に割り当てられている物理サーバのCPU性能の値が表示されます。

CPU数(定義値)

L-Server作成時に定義されたCPU数の値が表示されます。

- 426 -

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CPU数(割当値)

L-Serverに実際に割り当てられた物理サーバのCPU数の値が表示されます。

メモリ容量(定義値)

L-Server作成時に定義されたメモリ容量の値が表示されます。

メモリ容量(割当値)

L-Serverに実際に割り当てられた物理サーバのメモリ容量の値が表示されます。

NIC数

L-ServerのNIC数が表示されます。

ディスク数

L-Serverのディスク数が表示されます。

モデル名(定義値)

L-Server作成時に定義されたモデル名が表示されます。

モデル名(割当値)

L-Serverに実際に割り当てられている物理サーバのモデル名が表示されます。

A.7.14 L-Serverの属性

基本情報

名前

リソースの名前が表示されます。

種別

リソースの種別が表示されます。

ラベル

リソースに設定されているラベルが表示されます。

コメント

リソースに設定されているコメントが表示されます。

サーバ情報(サーバ仕様)

テンプレート名

L-Serverに使用されている、L-Serverテンプレート名が表示されます。

CPU性能(割当値/定義値)

L-Serverに定義されているCPU性能が表示されます。

割当値

実際に割り当てられている物理サーバのCPU性能の値が表示されます。

注意

CPU性能が"制限なし"または不明の場合、CPU性能にはハイフン("-")が表示されます。

定義値

作成時に定義されたCPU性能の値が表示されます。

- 427 -

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注意

【Solarisゾーン】

非大域ゾーンが利用するSolarisゾーンリソースプールを管理対象にした場合、CPU性能はcap値を基に表示されます。

- cap値が設定されている場合、以下の計算式で算出した値が表示されます。

CPU数 = CPUのcap値 / 100 (小数点以下切上げ)

CPU性能 = (CPUのcap値 / (CPU個数 × 100)) × 物理CPUの性能(GHz)

ただし、L-ServerのCPU性能とCPU数から算出したcap値が、非大域ゾーンに設定されたcap値と同じ値の場合、L-ServerのCPU性能とCPU数は更新されず、元の値のままになります。

- cap値が設定されていない場合、ハイフン("-")が表示されます。

非大域ゾーンが利用するSolarisゾーンリソースプールを管理対象外にした場合、CPU性能にはハイフン("-")が表示されます。

CPU数(割当値/定義値)

L-Serverに定義されているCPU数が表示されます。

割当値

実際に割り当てられている物理サーバのCPU数の値が表示されます。

定義値

作成時に定義されたCPU数の値が表示されます。

注意

【Solarisゾーン】

非大域ゾーンが利用するSolarisゾーンリソースプールを管理対象にした場合、CPU数はcap値を基に表示されます。

- cap値が設定されている場合、以下の計算式で算出した値が表示されます。

CPU数 = CPUのcap値 / 100 (小数点以下切上げ)

ただし、L-ServerのCPU性能とCPU数から算出したcap値が、非大域ゾーンに設定されたcap値と同じ値の場合、L-ServerのCPU性能とCPU数は更新されず、元の値のままになります。

- cap値が設定されていない場合、ハイフン("-")が表示されます。

非大域ゾーンが利用するSolarisゾーンリソースプールを管理対象外にした場合、CPU数にはハイフン("-")が表示されます。

メモリ容量(割当値/定義値)

L-Serverに定義されているメモリ容量が表示されます。

割当値

実際に割り当てられている物理サーバのメモリ容量の値が表示されます。

定義値

作成時に定義されたメモリ容量の値が表示されます。

注意

【Solarisゾーン】

メモリのcap値が設定されている場合、cap値の値が表示されます。

メモリのcap値が設定されていない場合、ハイフン("-")が表示されます。

モデル名(割当値/定義値)

L-Serverに定義されているモデル名が表示されます。

- 428 -

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割当値

実際に割り当てられている物理サーバのモデル名が表示されます。

定義値

作成時に定義されたモデル名が表示されます。

種別

L-Serverのサーバ種別が表示されます。

ディスク種別

物理L-Serverのディスク種別が表示されます。

以下のどちらかが表示されます。

- iSCSI

- SAN

ファンクション数の拡大(オンボード)

on

[ファンクション数の拡大(オンボード)]を設定している場合に表示されます。

off

[ファンクション数の拡大(オンボード)]を設定していない場合に表示されます。

ポートあたりのファンクション数

2または4

[ファンクション数の拡大(オンボード)]を使用している場合に表示されます。

-

[ファンクション数の拡大(オンボード)]を使用していない場合に表示されます。

PXEブート

以下のどちらかが表示されます。

- 物理L-Serverに対し、PXEブートが設定されている場合

"Enable"が表示されます。

- PXEブートが未設定の場合

"Disable"が表示されます。

サーバ情報(VM管理ソフトウェア固有情報)

CPU予約性能

VMゲストに割り当てられる 小CPUリソース量(下限保証値)が表示されます。

CPUシェア

CPUリソースの枯渇時にCPUリソースの割当てを決める相対的な配分比が表示されます。

メモリ予約容量

VMゲストに割り当てられる 小メモリリソース量(下限保証値)が表示されます。

メモリバッファー

VMゲストにバッファーとして割り当てるメモリの割合が表示されます。

メモリシェア

メモリリソースの枯渇時にメモリリソースの割当てを決める相対的な配分比が表示されます。

- 429 -

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動的メモリ設定

以下のどちらかが表示されます。仮想L-Serverでだけ表示されます。

- 動的メモリが"true"の場合

"on"が表示されます。

- 動的メモリが"false"の場合

"off"が表示されます。

サーバ情報(詳細仕様)

サーバ冗長化

L-Serverのサーバ冗長化の設定が表示されます。

予備のサーバの選択

L-Serverの予備サーバ選択方法が表示されます。

予備使用中の強制OFF

予備サーバプール内のリソースが枯渇している場合、使用中のサーバを強制OFFして利用するかどうかの設定状態が表示され

ます。

- 利用する場合

"on"が表示されます。

- 利用しない場合

"off"が表示されます。

予備のサーバのプール

L-Serverの予備サーバのプールが表示されます。

生存監視

生存監視の設定状態が表示されます。

- 生存監視設定ありの場合

"on"が表示されます。

- 生存監視設定なしの場合

"off"が表示されます。

注意

旧バージョンから移行した仮想L-Server、または構築済みの仮想マシンと関連付けられた仮想L-Serverについては、生存監視

の設定状態にハイフン("-")が表示されます。

運用位置

L-Serverの物理位置の変更状態が表示されます。

リソースの自動解放

リソースの自動解放設定の状態が表示されます。

- 自動解放設定ありの場合

"on"が表示されます。

- 自動解放設定なしの場合

"off"が表示されます。

- 430 -

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予備サーバ時の強制OFF

予備サーバプール内のリソースが枯渇している場合、電源ON中であってもほかのサーバからの強制OFFを許可するかの設定

状態が表示されます。

- 許可する場合

"許可"が表示されます。

- 許可しない場合

"-"が表示されます。

使用するリソース

L-Server作成時に、"使用する物理サーバ"または"使用するVMホスト"に設定した情報が表示されます。

- 指定なし(自動選択)の場合

"自動選択"が表示されます。

- リソースプール指定の場合

サーバプールアイコン、またはVMプールアイコンとリソースプール名が表示されます。

- 物理サーバ指定の場合

サーバプールアイコンとリソースプール名が表示されます。

- VMホスト指定の場合

VMホストアイコンとVMホスト名が表示されます。

前回起動したリソース

L-Serverが前回起動した物理サーバまたはVMホストが表示されます。

排他運用

L-Serverの排他運用が表示されます。

起動優先

L-Serverの起動優先度が表示されます。

優先度が"0"の場合、"一括電源操作の対象外"が表示されます。

FCシングルパスモード

物理L-Serverで、VIOM、HBAarの設定が1パスだけ設定中の状態かが表示されます。

- シングルパスモード設定の場合

"on"が表示されます。

- シングルパスモード設定ではない場合

"off"が表示されます。

VDI管理サーバ

Windowsマネージャーで仮想L-Serverの場合、VDI管理サーバが表示されます。

VDIを利用していない場合は、"-"が表示されます。

VDIプール

Windowsマネージャーで仮想L-Serverの場合、VDIプールが表示されます。

VDIを利用していない場合は、"-"が表示されます。

VDIユーザー

Windowsマネージャーで仮想L-Serverの場合、VDIユーザーが表示されます。

VDIを利用していない場合は、"-"が表示されます。

- 431 -

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状態

OS種別

L-ServerのOS種別が表示されます。

参考

L-ServerのOS種別はサーバ仮想化ソフトウェアから取得した情報を表示しています。

詳細については、各サーバ仮想化ソフトウェア製品のマニュアルを参照してください。

【KVM】

L-Serverの作成時に指定したOS種別が表示されます。

サーバ仮想化ソフトウェアから取得していない点に注意してください。

【Solarisゾーン】

Solarisと表示されます。

サーバ仮想化ソフトウェアから取得していない点に注意してください。

状態

L-Serverのリソース状態が表示されます。

割当状態

L-Serverのリソースの割当て状態が表示されます。

制御対象リソース

L-Serverに割り当てているリソースの管理状態が表示されます。

管理下にあるリソース種別を表示し、複数のリソース種別が管理下にある場合、カンマ(",")区切りで表示されます。

構築済みの物理サーバおよび構築済みの仮想マシンと関連付けられたL-Serverの場合に表示されます。

- サーバリソースが管理されている場合

"Server"が表示されます。

- ストレージが管理されている場合

"Storage"が表示されます。

- ネットワーク(IPアドレス)が管理されている場合

"Network"が表示されます。

- 管理下にリソースがない場合

ハイフン("-")が表示されます。

また、本製品で作成されたL-Serverの場合、ハイフン("-")が表示されます。

割当リソース情報(リソース)

リソース名

関連する物理サーバのリソース詳細へのリンク情報が表示されます。

ゲスト名

関連するVMゲストのリソース詳細へのリンク情報が表示されます。

VM種別

L-ServerのVM種別が表示されます。

管理ソフトウェア

L-Serverの管理ソフトウェアが表示されます。

- 432 -

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割当リソース情報(クローニングイメージ)

配布済イメージ名

L-Server作成時に指定したクローニングイメージ名が表示されます。

世代

L-Server作成時に指定したクローニングイメージの世代が表示されます。

割当リソース情報(仮想WWNアドレス)

WWNN

L-Serverに割り当てられたWWNN情報が表示されます。

WWPN

L-Serverに割り当てられたWWPN情報が表示されます。

シングルパスモード設定されている場合、WWPNアドレスは、表示されているアドレスの内、1つだけが設定されます。

ディスク情報

No.

L-Serverに設定されているディスクNoが表示されます。

サイズ

L-Serverに設定されているディスクサイズが表示されます。

デバイスパス

L-Serverに割り当てられているディスクの種別情報または識別情報が表示されます。

デバイスパスを取得できなかった場合、ハイフン("-")が表示されます。

用途

L-Serverに設定されているディスクの用途が表示されます。

構築済みの仮想マシンと関連付けられた仮想L-Serverおよびディスクの用途が判別できなくなった仮想L-Serverでは、ハイフン

("-")が表示されます。

リソース名

L-Serverに設定されているディスク名が表示されます。

- ディスクを割り当てている場合

割り当てられているディスクの詳細情報へのリンクが表示されます。

- ディスクを割り当てていない場合

使用リソース名が表示されます。

種別

L-Serverに割り当てられているディスクの種別情報が表示されます。

種別情報を取得できなかった場合、ハイフン("-")が表示されます。

共有

ディスクの共有状態が表示されます。

- 複数のL-Serverに割り当てられている場合

"yes"が表示されます。

- 上記以外の場合

"no"が表示されます。

- 433 -

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ネットワーク情報

No.

L-Serverに設定されているネットワークNoが表示されます。

IPアドレス

L-Serverに設定されているネットワークのIPアドレスが表示されます。

MACアドレス

L-Serverに設定されているNICのMACアドレスが表示されます。

【物理サーバ】【KVM】【Citrix Xen】【Xen】

MACアドレスセットリソースから払い出されたMACアドレスが表示されます。

【VMware】【Hyper-V】

VM管理製品が仮想マシンの仮想NIC作成時に割り当てたMACアドレスが表示されます。

ただし、仮想L-Serverの状態が構成定義だけ作成済み(defined)の場合、ハイフン("-")が表示されます。

【Solarisゾーン】【OVM for SPARC】【OVM for x86 3.2】【OVM for x86 2.2】

L-ServerのNICに対してMACアドレスを設定しないため、MACアドレスは表示されません。ハイフン("-")が表示されます。

参考

【Citrix Xen】

NIC定義追加操作で追加されたNICに対してMACアドレスを設定しないため、MACアドレスは表示されません。ハイフン("-")が表示されます。

ネットワークリソース名

L-Serverに設定されているネットワーク名が表示されます。

物理No.

物理L-Serverの場合に表示されます。物理L-ServerのネットワークNoに対応した物理サーバのNIC番号が表示されます。[ファ

ンクション数の拡大]を有効にしている場合、物理サーバのNIC番号の後に#付きのファンクション番号が表示されます。物理

サーバが割り当てられていない場合はハイフン("-")が表示されます。

VLAN

ネットワークリソースのVLAN IDが表示されます。

物理L-Serverで、"タグなしVLAN"に設定されている場合は、"-"が表示されます。

[ファンクション数の拡大]を設定している場合、VLANは”VLAN IDの値(LPVID)”が表示されます。

スナップショット/システムイメージ

世代

L-Serverから採取したスナップショットイメージの世代が表示されます。

採取日時

L-Serverから採取したスナップショットイメージの採取日時が表示されます。

コメント

L-Serverから採取したスナップショットイメージに設定されているコメントが表示されます。

- 434 -

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A.7.15 L-Platformの属性

基本情報

名前

リソースの名前が表示されます。

種別

リソースの種別が表示されます。

ラベル

リソースに設定されているラベルが表示されます。

コメント

リソースに設定されているコメントが表示されます。

公開IPアドレス一覧

IPアドレス

使用しているIPアドレスが表示されます。

アドレスセット名

使用しているアドレスセットの名前が表示されます。

L-Server一覧

名前(ラベル)

ルート直下/フォルダー直下/テナント直下のL-Serverの名前が表示されます。

状態

L-Serverの状態が表示されます。

サーバ種別

L-Serverのサーバ種別が表示されます。

- 物理L-Serverの場合

"Physical"が表示されます。

- 仮想L-Serverの場合

VM種別が表示されます。

OS種別

L-ServerのOS種別を表すアイコンが表示されます。

OS種別に対応するアイコンについては、「運用ガイド CE」の「11.2 リソース状態」を参照して下さい。

一覧に記載されていないOS種別の場合は、ハイフン("-")が表示されます。

割当リソース

L-Serverの割当て状態により、以下の情報が表示されます。

- allocatedの場合

割り当てられた物理サーバまたはVMホスト名が表示されます。

- preservedの場合

前回起動時に使用した物理サーバまたはVMホスト名が表示されます。名前のあとに"(preserved)"が表示されます。

- definedの場合

"(defined)"が表示されます。

- 435 -

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使用リソース

L-Server作成時に、"使用する物理サーバ"または"使用するVMホスト"に設定した情報が表示されます。

- 指定なし(自動選択)の場合

"自動選択"が表示されます。

- リソースプール指定の場合

サーバプールアイコン、またはVMプールアイコンとリソースプール名が表示されます。

- 物理サーバ指定の場合

サーバプールアイコンとリソースプール名が表示されます。

- VMホスト指定の場合

VMホストアイコンとVMホスト名が表示されます。

CPU性能(定義値)

L-Server作成時に定義されたCPU性能の値が表示されます。

CPU数(割当値)

L-Serverに実際に割り当てられている物理サーバのCPU性能の値が表示されます。

メモリ容量(定期値)

L-Server作成時に定義されたメモリ容量の値が表示されます。

メモリ容量(割当値)

L-Serverに実際に割り当てられた物理サーバのメモリ容量の値が表示されます。

NIC数

L-ServerのNIC数が表示されます。

ディスク数

L-Serverのディスク数が表示されます。

モデル名(定義値)

L-Server作成時に定義されたモデル名が表示されます。

モデル名(割当値)

L-Serverに実際に割り当てられている物理サーバのモデル名が表示されます。

ファイアウォール一覧

名前

L-Platformに割り当てられたファイアーウォールリソースの名前がアイコン付きで表示されます。

種別

L-Platformに割り当てられたリソースの種別が表示されます。

"Firewall"が表示されます。

ルールセット

L-Platformに割り当てられているリソースを構成するルールセットが配置されたディレクトリ名が表示されます。

使用リソース

L-Platformに割り当てられたリソースを構成するネットワークデバイスの名前と状態が以下の形式で表示されます。

複数のネットワークデバイスから構成される場合、すべてのネットワークデバイスの名前と状態がカンマ(",")区切りで表示されま

す。

名前(状態),名前(状態)

- 436 -

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サーバロードバランサー一覧

名前

L-Platformに割り当てられたサーバロードバランサーリソースの名前がアイコン付きで表示されます。

種別

L-Platformに割り当てられたリソースの種別が表示されます。

"SLB"が表示されます。

ルールセット

L-Platformに割り当てられているリソースを構成するルールセットが配置されたディレクトリ名が表示されます。

使用リソース

L-Platformに割り当てられたリソースを構成するネットワークデバイスの名前と状態が以下の形式で表示されます。

複数のネットワークデバイスから構成される場合、すべてのネットワークデバイスの名前と状態がカンマ(",")区切りで表示されま

す。

名前(状態),名前(状態)

A.7.16 Firewallの属性

基本情報

名前

リソースの名前が表示されます。

種別

リソースの種別が表示されます。

"Firewall"が表示されます。

ネットワークデバイス基本情報

名前

L-PLatformに割り当てられたリソースが利用するルールセットが配置されたディレクトリ名が表示されます。

説明

ルールセットの説明が表示されます。

パラメータファイル名

ルールセットに設定されているパラメーターファイルの名前が表示されます。

ネットワークデバイス

- 使用リソース

L-Platformに割り当てられたリソースを構成するネットワークデバイスの名前が表示されます。

リンクをクリックすることで、ネットワークデバイスの[リソース詳細]タブの画面が表示されます。

- 状態

使用リソースの状態が表示されます。

- 437 -

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A.7.17 SLBの属性

基本情報

名前

リソースの名前が表示されます。

種別

リソースの種別が表示されます。

"SLB"が表示されます。

ネットワーク一覧

IPアドレス

簡単設定モードのSLB(NSアプライアンス)で使用しているIPアドレスが表示されます。

ネットワークリソース名

簡単設定モードのSLB(NSアプライアンス)で使用しているネットワークリソースの名前が表示されます。

ネットワークデバイス基本情報

名前

L-PLatformに割り当てられたリソースが利用するルールセットが配置されたディレクトリ名が表示されます。

説明

ルールセットの説明が表示されます。

パラメータファイル名

ルールセットに設定されているパラメーターファイルの名前が表示されます。

ネットワークデバイス

- 使用リソース

L-Platformに割り当てられたリソースを構成するネットワークデバイスの名前が表示されます。

リンクをクリックすることで、ネットワークデバイスの[リソース詳細]タブの画面が表示されます。

- 状態

使用リソースの状態が表示されます。

A.7.18 テナントの属性

基本情報

名前

リソースの名前が表示されます。

種別

リソースの種別が表示されます。

グローバルプール一覧

名前(ラベル)

グローバルプールの名前(ラベル)が表示されます。

- 438 -

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種別

グローバルプールのリソースプール種別が表示されます。

優先度

L-Server作成時にリソースを自動選択する場合のリソースプールの優先度が表示されます。

リソース格納数

グローバルプールに格納されているリソース数が表示されます。

テナント/L-Platform/フォルダー一覧

名前(ラベル)

フォルダーを識別する名前が表示されます。

種別

フォルダーの種別が表示されます。

リソース格納数

格納されているリソース数が表示されます。

プール一覧

名前(ラベル)

リソースプールを識別する名前が表示されます。

種別

リソースプールの種別が表示されます。

優先度

リソースプールの優先度が表示されます。

リソース格納数

リソースプールに登録されているリソース数が表示されます。

L-Server一覧

名前(ラベル)

ルート直下/フォルダー直下/テナント直下のL-Serverの名前が表示されます。

状態

L-Serverの状態が表示されます。

サーバ種別

L-Serverのサーバ種別が表示されます。

- 物理L-Serverの場合

"Physical"が表示されます。

- 仮想L-Serverの場合

VM種別が表示されます。

OS種別

L-ServerのOS種別を表すアイコンが表示されます。

OS種別に対応するアイコンについては、「運用ガイド CE」の「11.2 リソース状態」を参照して下さい。

一覧に記載されていないOS種別の場合は、ハイフン("-")が表示されます。

- 439 -

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割当リソース

L-Serverの割当て状態により、以下の情報が表示されます。

- allocatedの場合

割り当てられた物理サーバまたはVMホスト名が表示されます。

- preservedの場合

前回起動時に使用した物理サーバまたはVMホスト名が表示されます。名前のあとに"(preserved)"が表示されます。

- definedの場合

"(defined)"が表示されます。

使用リソース

L-Server作成時に、"使用する物理サーバ"または"使用するVMホスト"に設定した情報が表示されます。

- 指定なし(自動選択)の場合

"自動選択"が表示されます。

- リソースプール指定の場合

サーバプールアイコン、またはVMプールアイコンとリソースプール名が表示されます。

- 物理サーバ指定の場合

サーバプールアイコンとリソースプール名が表示されます。

- VMホスト指定の場合

VMホストアイコンとVMホスト名が表示されます。

CPU性能(定義値)

L-Server作成時に定義されたCPU性能の値が表示されます。

CPU性能(割当値)

L-Serverに実際に割り当てられている物理サーバのCPU性能の値が表示されます。

CPU数(定義値)

L-Server作成時に定義されたCPU数の値が表示されます。

CPU数(割当値)

L-Serverに実際に割り当てられた物理サーバのCPU数の値が表示されます。

メモリ容量(定義値)

L-Server作成時に定義されたメモリ容量の値が表示されます。

メモリ容量(割当値)

L-Serverに実際に割り当てられた物理サーバのメモリ容量の値が表示されます。

NIC数

L-ServerのNIC数が表示されます。

ディスク数

L-Serverのディスク数が表示されます。

モデル名(定義値)

L-Server作成時に定義されたモデル名が表示されます。

モデル名(割当値)

L-Serverに実際に割り当てられている物理サーバのモデル名が表示されます。

- 440 -

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A.7.19 VMプールの属性

基本情報

名前

リソースの名前が表示されます。

種別

リソースの種別が表示されます。

優先度

VMプールの優先度が表示されます。

属性

オーバーコミットを利用するVMプールの場合、[オーバーコミット]と表示されます。

また、空き容量の計算方法が表示されます。

ラベル

リソースに設定されているラベルが表示されます。

コメント

リソースに設定されているコメントが表示されます。

容量情報

CPU容量

総容量

VMホストのCPU総容量が表示されます。

空容量

VMホストのCPU空容量が表示されます。

予約容量

アドミッションコントロールが有効の場合、アドミッションコントロールで予約された容量が表示されます。

メモリ容量

総容量

VMホストのメモリ総容量が表示されます。

空容量

VMホストのメモリ空容量が表示されます。

予約容量

アドミッションコントロールが有効の場合、アドミッションコントロールで予約された容量が表示されます。

VMホスト一覧

名前(ラベル)

登録されているVMホストの名前が表示されます。

状態

登録されているVMホストの状態が表示されます。

VM種別

登録されているVMホストのVM種別が表示されます。

- 441 -

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クラスタ

クラスタ構成になっている場合に表示されます。

CPU容量(空容量/総容量)

登録されているVMホストのCPU容量が表示されます。

メモリ容量(空容量/総容量)

登録されているVMホストのメモリ容量が表示されます。

VMホストの属性

基本情報

名前

リソースの名前が表示されます。

種別

リソースの種別が表示されます。

容量情報

CPU容量

総容量

VMホストのCPU総容量が表示されます。

空容量

VMホストのCPU空容量が表示されます。

予約容量

アドミッションコントロールが有効の場合、アドミッションコントロールで予約された容量が表示されます。

メモリ容量

総容量

VMホストのメモリ総容量が表示されます。

空容量

VMホストのメモリ空容量が表示されます。

予約容量

アドミッションコントロールが有効の場合、アドミッションコントロールで予約された容量が表示されます。

VMホスト情報

状態

VMホストの状態が表示されます。

VM種別

VMホストのVM種別が表示されます。

クラスタ

クラスタ構成になっている場合に表示されます。

VMゲスト数

VMホストに属しているVMゲスト数が表示されます。

- 442 -

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管理ソフトウェア

VMホストのVM管理ソフトウェアへのリンクが表示されます。

物理サーバ名

VMホストが属している物理サーバ名が表示されます。

VM管理ソフトウェア固有情報

VMware HA

VMware HAのON/OFFが表示されます。

以下のどちらかが表示されます。

- on

- off

VMホストがVMwareの場合、表示されます。

クラスタ構成になっていない場合、ハイフン("-")が表示されます。

VMware DRS

VMware DRSのON/OFFが表示されます。

以下のどちらかが表示されます。

- on

- off

VMホストがVMwareの場合、表示されます。

クラスタ構成になっていない場合、ハイフン("-")が表示されます。

VMware DPM

VMware DPMのON(手動、自動)/OFFが表示されます。

以下のどちらかが表示されます。

- on

- off

VMホストがVMwareの場合、表示されます。

クラスタ構成になっていない場合、ハイフン("-")が表示されます。

アドミッションコントロール

VMwareのアドミッションコントロールの有効/無効が表示されます。

以下のどちらかが表示されます。

- on

- off

VMホストがVMwareの場合、表示されます。

クラスタ構成になっていない場合、ハイフン("-")が表示されます。

スタンバイモード

VMwareのスタンバイモードと、VMware DPMの状態に応じた値が表示されます。

以下のどちらかが表示されます。

- on

- off

- 443 -

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VMホストがVMwareの場合、表示されます。

クラスタ構成になっていない場合、ハイフン("-")が表示されます。

クラスタ構成であっても、スタンバイモードとVMware DPMの双方が有効になっていない場合、"off"が表示されます。

メンテナンスモード

VMware/Hyper-Vのメンテナンスモードの有効/無効が表示されます。

以下のどちらかが表示されます。

- on

- off

VMホストがVMwareまたはHyper-Vの場合、表示されます。

クラスタ構成になっていない場合、ハイフン("-")が表示されます。

VMゲスト一覧

名前(ラベル)

VMゲストの名前が表示されます。

状態

VMゲストの状態が表示されます。

VM種別

VMゲストのVM種別が表示されます。

VMホスト名

VMゲストが配置されているVMホストの名前が表示されます。

OS種別

VMゲストのOS種別が表示されます。

CPU容量

VMゲストのCPU容量が表示されます。

CPU数

VMゲストのCPU数が表示されます。

メモリ容量

VMゲストのメモリ容量が表示されます。

割当L-Server名

VMゲストに割り当てられている、L-Server名が表示されます。

VMゲスト情報

VMホスト登録したOVM for SPARCのゲストドメインのときだけ表示されます。

状態

VMゲストの状態が表示されます。

VM種別

VMゲストのVM種別が表示されます。

VMホスト名

VMゲストが配置されているVMホストの名前が表示されます。

- 444 -

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管理ソフトウェア

VMホストのVM管理ソフトウェアへのリンクが表示されます。

OS種態

VMゲストのOS種別が表示されます。

CPU容量

VMゲストのCPU容量が表示されます。

CPU数

VMゲストのCPU数が表示されます。

メモリ容量

VMゲストのメモリ容量が表示されます。

VMゲスト詳細情報の属性

基本情報

名前

リソースの名前が表示されます。

種別

リソースの種別が表示されます。

VMゲスト情報

状態

VMゲストの状態が表示されます。

VM種別

VMゲストのVM種別が表示されます。

VMホスト名

VMゲストが配置されているVMホストの名前が表示されます。

管理ソフトウェア

サーバ仮想化ソフトウェアのWeb UIへのリンクが表示されます。

OS種態

VMゲストのOS種別が表示されます。

CPU容量

VMゲストのCPU容量が表示されます。

CPU数

VMゲストのCPU数が表示されます。

メモリ容量

VMゲストのメモリ容量が表示されます。

L-Server情報

状態

VMゲストの状態が表示されます。

- 445 -

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割当L-Server名

VMゲストに割り当てられている、L-Server名が表示されます。

VMホスト情報

VMホスト登録されたOVM for SPARCのゲストドメインのときだけ表示されます。

状態

VMホストの状態が表示されます。

VM種別

VMホストのVM種別が表示されます。

クラスタ

クラスタ構成になっている場合に表示されます。

VMゲスト数

VMホストに属しているVMゲスト数が表示されます。

管理ソフトウェア

VMホストのVM管理ソフトウェアへのリンクが表示されます。

物理サーバ名

ハイフン("-")が表示されます。

A.7.20 サーバプールの属性

基本情報

名前

リソースの名前が表示されます。

種別

リソースの種別が表示されます。

ラベル

リソースに設定されているラベルが表示されます。

コメント

リソースに設定されているコメントが表示されます。

優先度

サーバプールの優先度が表示されます。

容量情報

サーバ台数

総サーバ台数

サーバプールに登録されている総サーバ台数が表示されます。

空きサーバ台数

サーバプールに登録されている空きサーバ台数が表示されます。

- 446 -

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物理サーバ一覧

物理サーバ名

物理サーバの名前が表示されます。

状態

物理サーバの状態が表示されます。

モデル名

物理サーバのモデル名が表示されます。

OS

物理サーバのOSが表示されます。

CPUタイプ

物理サーバのCPUタイプが表示されます。

CPUクロック数

物理サーバのCPUクロック数が表示されます。

CPU数

物理サーバのCPU数が表示されます。

メモリ容量

登録されているサーバのメモリ容量が表示されます。

割当L-Server

物理サーバに割り当てられている、L-Server名が表示されます。

サーバの属性

基本情報

物理サーバ名

物理OS、VMホスト、VMゲストが動作しているサーバの名前が表示されます。

モデル名

サーバのモデル名が表示されます。

管理対象サーバとして登録済みで電源ONの場合、ServerView Operations Managerで表示されるサーバモデルが表示されま

す。それ以外の場合、表示されません。

プロダクト名

物理サーバのプロダクト名が表示されます。

PRIMERGY BXシリーズの場合、マネジメントブレードで表示されるサーバの製品名(Product Name)が表示されます。それ以外

の場合、モデル名が表示されます。

状態

物理サーバの状態が表示されます。

スロット番号

物理サーバのスロット番号が表示されます。

PRIMERGY BXシリーズだけ表示されます。

パーティション番号

パーティションの番号が表示されます。

PRIMEQUESTまたはSPARC Enterprise M4000/M5000/M8000/M9000のサーバを選択した場合だけ表示されます。

- 447 -

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保守モード

物理サーバの保守モードが表示されます。

SPARC Enterpriseを選択した場合、表示されません。

メンテナンスLED状態

物理サーバのメンテナンスLED状態が表示されます。

PRIMERGY BXシリーズだけ表示されます。

管理LAN(MACアドレス1)

物理サーバの管理LAN(MACアドレス)が表示されます。

SPARC Enterpriseを選択した場合、表示されません。

CPUコア総数

物理サーバのCPUコア総数が表示されます。

CPUタイプ

物理サーバのCPUタイプが表示されます。

CPUクロック数

物理サーバのCPUクロック数が表示されます。

PRIMERGY BXシリーズのサーバ、またはSPARC Enterprise Mシリーズ以外を選択した場合、ハイフン("-")が表示されます。

メモリ容量

物理サーバのメモリ容量が表示されます。

PRIMERGY BXシリーズのサーバ、またはSPARC Enterprise Mシリーズ以外を選択した場合、ハイフン("-")が表示されます。

SPARC Enterprise M4000/M5000/M8000/M9000のサーバの場合、サーバが電源ONのときだけ表示されます。

管理LANのNIC冗長化

管理LANのNICが冗長化されている場合に表示されます。

管理LAN(MACアドレス2)

HBA address rename設定サービスで使用するLAN(MACアドレス)が表示されます。

SPARC Enterpriseを選択した場合、表示されません。

PRIMERGY BXシリーズ以外のサーバを選択した場合だけ表示されます。

ハードウェア保守モード

サーバのハードウェア保守モードの状態が表示されます。

PRIMEQUESTのサーバを選択した場合だけ表示されます。

ブートオプション

サーバの登録時に指定したブートオプションの設定が表示されます。

PRIMEQUESTのサーバを選択した場合だけ表示されます。

L-Server

割り当てられているL-Server情報へのリンクが表示されます。

L-Serverに関連付けた場合にL-Server名が表示されます。

SPARC M10/SPARC Enterpriseを選択した場合、表示されません。

Dynamic Reconfiguration

Dynamic Reconfigurationの状態が表示されます。

PRIMEQUEST 2000シリーズのPPARを選択した場合だけ表示されます。

ハードウェア詳細

I/O仮想化管理ソフトウェア

外部I/O仮想化管理ソフトウェアのWeb UIへのリンクが表示されます。

外部I/O仮想化管理ソフトウェアと連携している場合だけ表示されます。

- 448 -

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VIOMサーバプロファイル

割り当てられているVIOMサーバプロファイル名が表示されます。

VIOMで管理されており、かつ、サーバプロファイルが設定されている場合だけ表示されます。

ネットワーク情報(物理結線情報)

index

物理サーバに属しているネットワークのNoが表示されます。

LANスイッチ

物理サーバに属しているLANスイッチの名前が表示されます。

サポート名

物理サーバに属しているポートの名前が表示されます。

ハードウェア保守(インタフェース情報)

PRIMERGY BXシリーズ、PRIMEQUEST以外のサーバを選択した場合、管理LANの情報だけ表示されます。

SPARC Enterpriseを選択した場合、IPアドレスだけ表示されます。

MACアドレス

物理サーバのハードウェア保守のMACアドレス一覧が表示されます。

IPアドレス

物理サーバのハードウェア保守のIPアドレス一覧が表示されます。

管理LAN

サーバのMACアドレス/IPアドレスが表示されます。

L-Server情報

割当L-Server名

物理サーバに割り当てられているL-Server名が表示されます。

A.7.21 ストレージプールの属性

基本情報

名前

リソースの名前が表示されます。

種別

リソースの種別が表示されます。

優先度

ストレージプールの優先度が表示されます。

属性

シン・プロビジョニング属性の設定状態が表示されます。

- シン・プロビジョニング属性が設定されている場合

[シン・プロビジョニング]と表示されます。

- シン・プロビジョニング属性が設定されていない場合

[シック・プロビジョニング]と表示されます。

- 449 -

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ラベル

リソースに設定されているラベルが表示されます。

コメント

リソースに設定されているコメントが表示されます。

容量情報

ディスク容量

総容量

ストレージプールのディスク総容量が表示されます。

空容量

ストレージプールのディスク空容量が表示されます。

仮想ストレージ一覧

名前(ラベル)

登録されている仮想ストレージの名前が表示されます。

状態

登録されている仮想ストレージの状態が表示されます。

容量(空容量/総容量)

登録されている仮想ストレージの容量情報が表示されます。

ストレージ種別

登録されている仮想ストレージのタイプが表示されます。

属性

仮想ストレージのタイプが表示されます。

ディスクリソース一覧

名前(ラベル)

ディスクの名前が表示されます。割り当てられているディスクの詳細情報へのリンクが表示されます。

状態

ディスクの状態が表示されます。

サイズ

ディスクのサイズが表示されます。

仮想ストレージ

ディスクの割当て先が表示されます。

共有

ディスクの共有設定が表示されます。

属性

設定されている属性が表示されます。

- シン・プロビジョニングの場合

"シン・プロビジョニング"が表示されます。

- 450 -

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- シック・プロビジョニングの場合

"シック・プロビジョニング"が表示されます。

割当L-Server

ディスクが割り当てられている、L-Server名が表示されます。

格納しているイメージ(世代)

ディスクに格納されているクローニングイメージとその世代が表示されます。

物理またはVM種別がRHEL-KVM以外のクローニングイメージの場合、ハイフン("-")が表示されます。

仮想ストレージの属性

基本情報

名前

リソースの名前が表示されます。

種別

リソースの種別が表示されます。

ラベル

リソースに設定されているラベルが表示されます。

コメント

リソースに設定されているコメントが表示されます。

構成情報

状態

リソースの状態が表示されます。

ストレージ種別

リソースのストレージ種別が表示されます。

シン・プロビジョニング

シン・プロビジョニング設定情報が表示されます。

- シン・プロビジョニングの場合

"yes"が表示されます。

- シック・プロビジョニングまたは属性なしの場合

"no"が表示されます。

総容量

ストレージの総容量が表示されます。

空容量

ストレージの空容量が表示されます。

ディスクリソース一覧

名前(ラベル)

ディスクの名前が表示されます。割り当てられているディスクの詳細情報へリンクしています。

状態

ディスクの状態が表示されます。

- 451 -

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サイズ

ディスクのサイズが表示されます。

仮想ストレージ

ディスクの割当て先が表示されます。

共有

ディスクの共有設定が表示されます。

属性

設定されている属性が表示されます。

- シン・プロビジョニングの場合

"シン・プロビジョニング"が表示されます。

- シック・プロビジョニングの場合

"シック・プロビジョニング"が表示されます。

割当L-Server

ディスクが割り当てられているL-Server名が表示されます。

ディスク詳細情報の属性

基本情報

名前

ディスクの名前が表示されます。

種別

ディスクの状態が表示されます。

ラベル

ディスクに設定されているラベルが表示されます。

コメント

ディスクに設定されているコメントが表示されます。

構成情報

状態

ディスクの状態が表示されます。

サイズ

ディスクのサイズが表示されます。

割り当て

ディスクの割当て状態が表示されます。

後に使用したL-Server

ディスクが未割当ての場合、 後にディスクを割り当てたL-Serverの名前が表示されます。

テナントまたはリソースフォルダーの中に配置されたL-Serverの場合、テナント名またはリソースフォルダー名も含めて表示されます。

L-Serverからディスクを削減後、L-Serverの変更・削除操作を行った場合も、ディスク削減時の情報が表示されます。

以下の場合、ハイフン("-")が表示されます。

- ディスクがL-Serverに割当て済みの場合

- ディスクが一度もL-Serverに割り当てられていない場合

- 452 -

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仮想ストレージ

ディスクの割当て先が表示されます。

共有

複数のL-Serverに割り当てられているかが表示されます。

- 2つ以上のL-Serverに割当て済みの場合

"yes"が表示されます。

- 未割当て、または1つのL-Serverに割当て済みの場合

"no"が表示されます。

シン・プロビジョニング

シン・プロビジョニング設定情報が表示されます。

- シン・プロビジョニングの場合

"yes"が表示されます。

- シック・プロビジョニングの場合

"no"が表示されます。

エイリアス

ディスクの種別がETERNUSの場合、LUNに設定されたエイリアス名が表示されます。

以下の場合、ハイフン("-")が表示されます。

- ディスク種別がETERNUS以外の場合

- LUNにエイリアス名が設定されていない場合

参考

ETERNUSのWebGUIを使用して、LUNのエイリアス名を変更した場合、一定時間後に更新されます。

格納しているイメージ(世代)

ディスクに格納されているクローニングイメージとその世代が表示されます。

物理またはVM種別がRHEL-KVM以外のクローニングイメージの場合、ハイフン("-")が表示されます。

L-Server情報

割当L-Server名

ディスクが割り当てられているL-Server名が表示されます。

ディスクNo.

ディスクのNoが表示されます。

ディスク用途

ディスクの用途が表示されます。

A.7.22 ネットワークプールの属性

基本情報

名前

ネットワークプールを識別する名前が表示されます。

- 453 -

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種別

ネットワークプールの種類が表示されます。

優先度

複数のネットワークプールに対して必要なリソースを自動選択する際の順番が表示されます。

ラベル

ネットワークプールのラベルが表示されます。

コメント

ネットワークプールのコメントが表示されます。

容量情報

IPアドレス

総数

ネットワークプールに登録されているIPアドレスの総数が表示されます。

残数

ネットワークプールに登録されているIPアドレスの残数が表示されます。

ネットワークリソース一覧

名前(ラベル)

ネットワークリソース名が表示されます。

管理LAN

管理LANとして使用されているかが表示されます。

- 管理LANとして使用している場合

"Yes"が表示されます。

- 管理LANとして使用されていない場合

"No"が表示されます。

iSCSIブート

iSCSIブート用のLANが表示されます。

VLANID

ネットワークリソースのVLANIDが表示されます。

サブネットアドレス

ネットワークリソースのサブネットアドレスが表示されます。

サブネットマスク

ネットワークリソースのサブネットマスクが表示されます。

アドレス数(残数/総数)

ネットワークリソースに登録されているIPアドレスの残数/総数が表示されます。

ネットワークデバイス一覧

ネットワークデバイス名

ネットワークデバイス名が表示されます。

モデル名

モデル名が表示されます。

状態

ネットワークデバイスの動作状態が表示されます。

- 454 -

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利用可能用途

ネットワークデバイスの利用可能用途が表示されます。

ルールセット

ルールセット名が表示されます。

割当リソース名

割当て済みのネットワークデバイスの名前が表示されます。

配備可能L-Platform数(残数/総数)

配備可能なL-Platformの数(残数と総数)が表示されます。

簡単設定モードのNSアプライアンス以外の場合、"- / -"が表示されます。

ネットワークデバイスの属性

「A.7.5 ネットワークデバイスの属性」を参照してください。

ネットワークリソースの属性

基本情報

名前

ネットワークリソース名が表示されます。

種別

ネットワークリソースが表示されます。

ラベル

ネットワークリソースのラベルが表示されます。

コメント

ネットワークリソースのコメントが表示されます。

容量情報

IPアドレス

総数

ネットワークプールに登録されているIPアドレスの総数が表示されます。

残数

ネットワークプールに登録されているIPアドレスの残数が表示されます。

属性情報

管理LAN

管理LANとして使用しているかが表示されます。

- 管理LANとして使用されている場合

"Yes"が表示されます。

- 管理LANとして使用されていない場合

"No"が表示されます。

iSCSIブート

iSCSIブート用のLANが表示されます。

- 455 -

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設定済の仮想スイッチ/ポートプロファイルを利用

設定済みの仮想スイッチ/ポートプロファイルを利用するかが表示されます。

- 設定済の仮想スイッチ/ポートプロファイルを利用する場合

"yes"が表示されます。

- 設定済の仮想スイッチ/ポートプロファイルを利用しない場合

"no"が表示されます。

外部接続ポートに対してVLANを自動的に設定

外部接続ポートのVLANの自動設定を行うかが表示されます。

- 自動設定をする場合

"yes"が表示されます。

- 自動設定をしない場合

"no"が表示されます。

開始アドレス

自動設定を行うIPアドレスの開始アドレスが表示されます。

終了アドレス

自動設定を行うIPアドレスの終了アドレスが表示されます。

サブネットアドレス

ネットワークリソースのサブネットアドレスが表示されます。

サブネットマスク

ネットワークリソースのサブネットマスクが表示されます。

ゲートウェイ

デフォルトゲートウェイが表示されます。

VLAN ID

ネットワークリソースのVLAN IDが表示されます。

ルールセット

ネットワークリソースに指定されたルールセットが表示されます。

ルールセットが指定されていない場合、ハイフン("-")が表示されます。

物理LANセグメント

ネットワークリソースに指定された物理LANセグメントが表示されます。

物理LANセグメントが指定されていない場合、ハイフン("-")が表示されます。

サーバNIC定義が一つも定義されていない場合、物理LANセグメントの項目は表示されません。

対象外とするIP一覧

開始IPアドレス

自動設定の対象外にするIPアドレスの開始アドレスが表示されます。

終了IPアドレス

自動設定の対象外にするIPアドレスの終了アドレスが表示されます。

- 456 -

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外部接続ポート一覧

シャーシ名

シャーシ名が表示されます。

イーサネット・ファブリックスイッチの場合、ハイフン("-")が表示されます。

スイッチ名

スイッチ名が表示されます。

ポート番号/ポート名

LANスイッチブレードの外部接続ポート番号またはイーサネット・ファブリックスイッチのポート名が表示されます。

LANスイッチブレードの外部接続がリンクアグリゲーションの場合、リンクアグリゲーションを構成するメンバーポートの物理ポー

ト番号が表示されます。

リンクアグリゲーションの構成が解除されている場合、ハイフン("-")が表示されます。

リンクアグリゲーショングループ名

リンクアグリゲーションの場合、リンクアグリゲーショングループの名前が表示されます。

以下の場合、ハイフン("-")が表示されます。

- LANスイッチブレードの物理ポートの場合

- イーサネット・ファブリックスイッチの場合

VLAN種別

VLAN種別が表示されます。

- Tagged VLANとして使用されている場合

"tagged"が表示されます。

- Untagged VLANとして使用されている場合

"untagged"が表示されます。

- VLANを使用していない場合

"none"が表示されます。

- イーサネット・ファブリックスイッチの場合

ハイフン("-")が表示されます。

仮想スイッチの自動設定状況

以下の情報はネットワークリソースが自動設定の対象で、ネットワークの自動設定が行われている場合、またはネットワークの自動

設定が行われているVMホストが所属するクラスタに存在する場合に表示されます。

クラスタ

クラスタが表示されます。

VMホスト名

VMホスト名が表示されます。

VM種別

VM種別としてどちらかが表示されます。

- VMware

- Hyper-V

仮想スイッチ/ポートグループ

VM種別がVMwareの場合は仮想スイッチ名とポートグループ名が表示されます。

- 457 -

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VM種別がHyper-Vの場合は仮想ネットワーク名が表示されます。

ただし、以下の場合はハイフン("-")が表示されます。

- 自動設定した後にユーザーがVM管理製品を操作して構成を変更し、本製品がそれを検知した場合

なお、 以下の場合は仮想スイッチ名とポートグループ名の後ろに"(manual)"が表示されます。

- 自動設定の構成と同じものが事前にユーザーにより作成されていた場合

A.7.23 アドレスプールの属性

基本情報

名前

リソースの名前が表示されます。

種別

リソースの種別が表示されます。

ラベル

リソースに設定されているラベルが表示されます。

コメント

リソースに設定されているコメントが表示されます。

優先度

アドレスプールの優先度が表示されます。

容量情報

アドレス数

総数

アドレスプールのIPアドレス総数が表示されます。

残数

アドレスプールのIPアドレス空数が表示されます。

基本情報

名前(ラベル)

アドレスセットの名前が表示されます。

アドレス種別

アドレスセットのアドレス種別が表示されます。

開始アドレス

アドレスセットの開始アドレスが表示されます。

終了アドレス

アドレスセットの終了アドレスが表示されます。

アドレス数(残数/総数)

アドレスセットのアドレス残数とアドレス総数が表示されます。

- 458 -

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アドレスセットの属性

基本情報

名前

リソースの名前が表示されます。

種別

リソースの種別が表示されます。

ラベル

リソースに設定されているラベルが表示されます。

コメント

リソースに設定されているコメントが表示されます。

属性情報

開始アドレス

アドレスセットの開始アドレスが表示されます。

終了アドレス

アドレスセットの終了アドレスが表示されます。

アドレス種別

アドレスセットのアドレス種別が表示されます。

対象外とするアドレス一覧

アドレス

アドレスセットの対象外になるアドレス一覧が表示されます。

A.7.24 イメージプールの属性

基本情報

名前

リソースの名前が表示されます。

種別

リソースの種別が表示されます。

ラベル

リソースに設定されているラベルが表示されます。

コメント

リソースに設定されているコメントが表示されます。

優先度

イメージプールの優先度が表示されます。

クローニングイメージ一覧

名前

イメージの名前が表示されます。

- 459 -

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世代

イメージの世代が表示されます。

採取日時

イメージの採取日時が表示されます。

イメージ種別

イメージのイメージ種別が表示されます。

VM種別

イメージのVM種別が表示されます。

ディスク情報

クローニングイメージのディスク容量がシステムディスク、データディスクの順に表示されます。

以下のVM種別のクローニングイメージのときだけ表示されます。

- VMware

- Hyper-V

- Citrix-Xen

コメント

イメージのコメントが表示されます。

クローニングイメージの属性

基本情報

名前

リソースの名前が表示されます。

種別

リソースの種別が表示されます。

イメージ情報

イメージ種別

クローニングイメージのイメージ種別が表示されます。

OS

クローニングイメージのOSが表示されます。

格納先種別

クローニングイメージの格納先の種別が表示されます。

VM種別がRHEL-KVMの場合、クローニングイメージが格納されているディスクリソースの種別が表示されます

世代一覧

名前

イメージの名前が表示されます。

世代

イメージの世代が表示されます。

採取日時

イメージの採取日時が表示されます。

- 460 -

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イメージ種別

イメージのイメージ種別が表示されます。

VM種別

イメージのVM種別が表示されます。

ディスク情報

クローニングイメージのディスク容量がシステムディスク、データディスクの順に表示されます。

以下のVM種別のクローニングイメージのときだけ表示されます。

- VMware

- Hyper-V

- Citrix-Xen

コメント

イメージのコメントが表示されます。

イメージの詳細情報の属性

基本情報

名前

リソースの名前が表示されます。

種別

リソースの種別が表示されます。

ラベル

リソースに設定されているラベルが表示されます。

コメント

リソースに設定されているコメントが表示されます。

イメージ情報

詳細情報

イメージ種別

クローニングイメージのイメージ種別が表示されます。

OS

クローニングイメージのOSが表示されます。

世代

クローニングイメージの世代が表示されます。

採取日時

クローニングイメージの採取日時が表示されます。

格納先種別

クローニングイメージの格納先の種別が表示されます。

VM種別がRHEL-KVMの場合、クローニングイメージが格納されているディスクリソースの種別が表示されます。

格納先

クローニングイメージの格納先が表示されます。

VM種別がRHEL-KVMの場合、クローニングイメージが格納されているディスクリソースが表示されます。

- 461 -

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関連製品

クローニングイメージの関連製品が表示されます。

VM種別がSolarisContainerまたはOVMforSPARCの場合、以下の情報が表示されます。

- BladeLogicと連携している場合: "BladeLogic"

- BladeLogicと連携していない場合: "None"

イメージ種別固有情報

以下のVM種別のクローニングイメージのときだけ表示されます。

- Citrix-Xen

- OVM for x86 3.2

配備時のOS設定

クローニングイメージ採取時に、[配備時のOS設定]を有効にした場合、"有効"と表示されます。

システムの種類

クローニングイメージ採取時に指定した、システムの種類が表示されます。

ディスク情報

クローニングイメージのディスク情報が表示されます。

以下のVM種別のクローニングイメージのときだけ表示されます。

- VMware

- Hyper-V

- Citrix-Xen

No.

ディスクNoが表示されます。

サイズ

ディスクサイズが表示されます。

A.8 切替え設定一覧

サーバリソースツリーで選択したリソースと関連するサーバの予備サーバ情報がリストで表示されます。

表示される項目を以下に示します。

切替え設定一覧

サーバ名

物理OSまたはVMホストを識別する名前が表示されます。

管理IPアドレス

管理LANに接続するIPアドレスが表示されます。

物理サーバ(運用)

物理OSまたはVMホストが動作しているサーバの名前が表示されます。

切替え状態

現在の切替えの動作状態が表示されます。

予備サーバ

設定されている予備サーバが表示されます。

- 462 -

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切替え状態には現在の稼動サーバが矢印で表示されます。サーバの切替え中、切戻し中、継続中は、それぞれ"切替え中"、"切戻し

中"、"継続中"と表示されます。

予備サーバを複数設定している場合、先頭のサーバが稼動サーバです。

リストの項目名をクリックすると、その列の色が変化し、予備サーバ情報を昇順または降順にソートできます。

リスト内には、1ページに10項目ずつ表示されます。1ページ前/後に移動、先頭/末尾のページに移動の操作ができます。

A.9 イメージ一覧

イメージの情報がリストで表示されます。

システムイメージとクローニングイメージが管理できます。

システムイメージ一覧とクローニングイメージ一覧で表示される項目を以下に示します。

システムイメージ一覧

サーバ名

物理OSまたはVMホストを識別する名前が表示されます。

世代

システムイメージの世代が表示されます。

バックアップ日時

システムイメージをバックアップした日時が表示されます。

コメント

システムイメージのバックアップ時に入力したコメントが表示されます。

クローニングイメージ一覧

クローニングイメージ名

クローニングイメージを識別する名前が表示されます。

世代

クローニングイメージの世代が表示されます。

採取日時

クローニングイメージを採取した日時が表示されます。

OS

クローニングイメージのOS名が表示されます。

コメント

クローニングイメージの採取時に入力したコメントが表示されます。

リスト内のリソースを右クリックすると、ポップアップメニューが表示され、各種操作が行えます。

ポップアップメニューで行える操作については、「A.2.2 ポップアップメニュー一覧」を参照してください。

リストの項目名をクリックすると、その列の色が変化し、イメージ情報を昇順または降順にソートできます。

リスト内には、1ページに10項目ずつ表示されます。1ページ前/後に移動、先頭/末尾のページに移動の操作ができます。

A.10 利用可能プール

ここではRORコンソールに表示される利用可能プールについて説明します。

ログインしたユーザーのロールとアクセス範囲で利用できるリソースプールの一覧が、リソースプールの種別ごとに表示されます。

- 463 -

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VMプール

名前

リソースプールを識別する名前が表示されます。

位置

リソースプールが格納された、フォルダーまたはテナントのオーケストレーションツリー上の位置が表示されます。

優先度

リソースプールの優先度が表示されます。

リソース数

リソースプールに登録されているリソース数が表示されます。

CPU容量(空き容量/総容量)

リソースプールに登録されているVMホストのCPU容量が表示されます。

メモリ容量(空き容量/総容量)

リソースプールに登録されているVMホストのメモリ容量が表示されます。

属性

オーバーコミットを利用するVMプールの場合、[オーバーコミット]と表示されます。

また、空き容量の計算方法が表示されます。

L-Server換算

L-Serverテンプレートを選択した場合、リソースプールから作成可能なL-Server台数が表示されます。

サーバプール

名前

リソースプールを識別する名前が表示されます。

位置

リソースプールが格納された、フォルダーまたはテナントのオーケストレーションツリー上の位置が表示されます。

優先度

リソースプールの優先度が表示されます。

リソース数

リソースプールに登録されているリソース数が表示されます。

サーバ台数(空き容量/総容量)

リソースプールに登録された物理サーバの台数が表示されます。

L-Server換算

L-Serverテンプレートを選択した場合、リソースプールから作成可能なL-Server台数が表示されます。

ストレージプール

名前

リソースプールを識別する名前が表示されます。

位置

リソースプールが格納された、フォルダーまたはテナントのオーケストレーションツリー上の位置が表示されます。

優先度

リソースプールの優先度が表示されます。

- 464 -

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リソース数

リソースプールに登録されているリソース数が表示されます。

容量(空き容量/総容量)

リソースプールに登録された、仮想ストレージまたはディスクリソースの容量が表示されます。

属性

シン・プロビジョニング属性の設定状態が表示されます。

- シン・プロビジョニング属性が設定されている場合

[シン・プロビジョニング]と表示されます。

- シン・プロビジョニング属性が設定されていない場合

[シック・プロビジョニング]と表示されます。

L-Server換算

L-Serverテンプレートを選択した場合、リソースプールから作成可能なL-Server台数が表示されます。

ネットワークプール

名前

リソースプールを識別する名前が表示されます。

位置

リソースプールが格納された、フォルダーまたはテナントのオーケストレーションツリー上の位置が表示されます。

優先度

リソースプールの優先度が表示されます。

リソース数

リソースプールに登録されているリソース数が表示されます。

IPアドレス数

リソースプールに登録されたネットワークリソースのIPアドレス数が表示されます。

アドレスプール

名前

リソースプールを識別する名前が表示されます。

位置

リソースプールが格納された、フォルダーまたはテナントのオーケストレーションツリー上の位置が表示されます。

優先度

リソースプールの優先度が表示されます。

リソース数

リソースプールに登録されているリソース数が表示されます。

アドレス数

リソースプールに登録されたアドレスセットのアドレス数が表示されます。

イメージプール

名前

リソースプールを識別する名前が表示されます。

- 465 -

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位置

リソースプールが格納された、フォルダーまたはテナントのオーケストレーションツリー上の位置が表示されます。

優先度

リソースプールの優先度が表示されます。

リソース数

リソースプールに登録されているリソース数が表示されます。

A.11 テンプレート一覧

ここでは、RORコンソールに表示されるテンプレート一覧について説明します。

登録されているL-Serverテンプレートの一覧が表示されます。

L-Serverを作成できるロールが設定されたユーザーでログインした場合、[作成]ボタンが表示されます。[作成]ボタンをクリックすると、

[L-Serverの作成]ダイアログが表示されます。

A.12 イベント

ここでは、RORコンソールに表示されるイベントについて説明します。

図A.19 イベント

管理対象のリソースで発生したイベントの履歴が表示されます。イベントが発生すると自動的に追加されます。

各イベントは、以下の情報で構成されています。

イベント表示情報

状態

表示されたイベントのレベルが表示されます。

レベルには、"Error"、"Warning"、"Info"の3種類があります。

日時

イベントが発生した年月日時刻が表示されます。

テナント名

イベントに関連するテナント名が表示されます。

リソース名

イベントに関連するリソース名が表示されます。

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イベントID

イベントに関連する識別子が表示されます。

ネットワークリソースの場合は表示されません。

イベント情報

イベントの内容が表示されます。

[イベント情報]のリンクをクリックすると、エラーダイアログが表示されます。エラーダイアログでは、イベントの詳細情報を確認できます。

イベント内のチェックボックスを使用して、イベントをフィルタリングできます。

チェックボックスにチェックを入れると対応する状態のイベントが表示されます。また、チェックを外すと非表示になります。

イベント内の[絞り込み]ボタンをクリックすると、[絞り込み設定]ダイアログが表示されます。一覧に表示されるイベントについて、"すべ

てに一致"、または"いずれかに一致"を選択したうえで、以下の項目のうち必要な条件を設定できます。

・ テナント

・ イベント情報

・ 日時

イベントの表示条件を設定した場合、設定した条件が一覧の上に表示されます。右に表示される[×]ボタンをクリックすると、表示条件

がクリアされます。

リストの項目名をクリックすると、その列の色が変化し、イベントを昇順または降順にソートできます。

リスト内には、1ページに10項目ずつ表示されます。表示するページの指定や、1ページ前/後に移動、先頭/末尾のページに移動の操

作ができます。

注意

リソースの状態表示が"fatal"になるイベントの場合でも、[状態]には"Error"と表示されます。ツリーやリストから、管理対象のリソースの

状態を確認してください。

参考

SPARC Enterprise Tシリーズの場合、ハードウェアのSNMP TrapのMIB(SUN-HW-TRAP-MIB.mib)のSEVERITY値に対して、本製品

では以下のレベルで表示されます。

・ SEVERITYがCritical、Majorの場合

"Error"が表示されます。

・ SEVERITYがMinorの場合

"Warning"が表示されます。

・ SEVERITYがInformationalの場合

"Info"が表示されます。

A.13 検索

ここでは、RORコンソールに表示される検索画面について説明します。

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図A.20 検索

オーケストレーションツリー上のリソースに対し、種別と名前を指定して、検索できます。

以下の条件を検索時にすべて設定してください。

・ リソース種別

検索するリソースの種別を指定します。

[すべてのリソース種別]を検索条件に指定した場合、以下のすべてのリソースに対し検索されます。

- L-Platform

- L-Server

- VMホスト

- 物理サーバ

- 仮想ストレージリソース

- ディスクリソース

- ネットワークリソース

- ネットワークデバイス

- アドレスセット

- クローニングイメージ

・ リソース名

検索する文字列を指定します。半角文字は大文字/小文字を区別せず、指定した文字列を含むリソースが検索されます。

L-Platform、およびL-Serverを検索する際は、名前、または、コメントで検索されます。

ポイント

コメントに、[L-Platform]タブで表示されるL-Platform名やサーバ名が設定されている場合があります。

種別や名前以外に、詳細条件を指定して検索することができます。

・ テナント

特定のテナント内のリソースだけを検索したい場合にテナント名を指定します。

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・ 状態

特定の状態のリソースだけを検索したい場合に指定します。

チェックボックスにチェックを入れた状態のリソースだけが検索結果に表示されます。

ただし、以下のリソース種別を検索条件に指定した場合、状態の指定ができません。

- L-Platform

- ネットワークリソース

- アドレスセット

- クローニングイメージ

[すべてのリソース種別]を検索条件に指定し、かつ1つでも選択されていない状態がある場合は、以下のリソースだけが検索され

ます。

- L-Server

- VMホスト

- 物理サーバ

- 仮想ストレージリソース

- ディスクリソース

- ネットワークデバイス

ポイント

チェックボックスのチェック状態を変更しただけでは、検索結果は更新されません。

チェック状態を変更したあと、再度[検索]ボタンをクリックしてください。

検索結果表示情報

名前

リソースの名前が表示されます。

L-Platform、または、L-Serverの場合、コメントに設定された文字列が名前の後に表示されます。

リンクをクリックすると、選択したリソースの詳細画面が表示されます。

リソースがオーケストレーションツリーに表示されないディスクリソースは、リンクをクリックするとディスクリソースが所属するストレージ

プール、または、仮想ストレージリソースの詳細画面が表示されます。

種別

リソースの種別が表示されます。

状態

リソースの状態が表示されます。

テナント

リソースが所属するテナントの名前が表示されます。

位置

リソースのオーケストレーションツリー上での位置が表示されます。

リストの項目名をクリックすると、その列の色が変化し、イベントを昇順または降順にソートできます。

リスト内には、1ページに10項目ずつ表示されます。表示するページの指定や、1ページ前/後に移動、先頭/末尾のページに移動の操

作ができます。

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ポイント

検索結果に表示されている情報は、自動的に更新されません。

新の情報に更新する場合、再度、[検索]ボタンをクリックしてください。

終ページに移動したとき、リソースの削除などの操作により、一覧に何も表示されなくなることがあります。一覧になにも表示されない

場合、再度[検索]ボタンをクリックしてください。

A.14 進捗状況

ここでは、RORコンソールに表示される進捗状況について説明します。

図A.21 進捗状況

操作を行うと、処理状況を示す進捗状況が表示されます。また、完了した操作の処理結果が表示されます。

進捗状況に表示される各操作は、以下の情報で構成されています。

進捗状況の表示情報

操作

実行した操作と操作対象のリソース名が表示されます。

処理が実行中の場合、処理名も表示されます。

開始日時

操作を開始した年月日と時刻を表示します。

状態

実行した操作の処理状態を表示します。

処理が完了している場合、処理が完了した年月日と時刻が表示されます。

ポイント

[L-Platform]タブ等、[リソース]タブ以外で操作を行った場合、1つの操作に対し、複数の進捗が表示される場合があります。

複数の進捗が表示された場合、[L-Platform]タブ等でリソース名を確認し、[操作]列に表示されるリソース名と対応付けて下さい。

[操作]の列に表示されたリンクをクリックすると、[進捗詳細]ダイアログが表示されます。

[進捗詳細]ダイアログでは、以下の情報が表示されます。

進捗一覧

操作に対し、実行される処理の一覧と状態が表示されます。

複数のリソースに一括して操作を行った場合、対象リソースごとにツリー構造で処理が表示されます。

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メッセージ一覧

操作の処理で発生したエラーメッセージが一覧で表示されます。

特定のメッセージを選択した場合、一覧の下に詳細情報が表示されます。

キャンセル

中断可能な操作の場合、[状態]列の右側に[キャンセル]リンクが表示されます。

リンクをクリックすると、確認ダイアログが表示され、処理を中断できます。

A.15 ダイアログ

ここでは、RORコンソールのダイアログに関する設定を変更する方法について説明します。

以下の手順で、ダイアログの表示の設定を変更します。

1. RORコンソールのメニューで、[ツール]-[オプション]を選択します。

[オプション]ダイアログが表示されます。

2. "ダイアログ"のカテゴリータイトルをクリックし、表示されたエリアで以下の項目を変更します。

各ダイアログのチェックボックス

チェックボックスにチェックを入れると、ダイアログが表示されなくなります。

チェックを外すと、ダイアログが表示されます。

[全て選択]ボタン

すべてのダイアログのチェックボックスにチェックが入ります。

[全て解除]ボタン

すべてのダイアログのチェックボックスが外されます。

3. [適用]ボタンをクリックします。

変更した設定が反映されます。

- 471 -

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付録B 一括設定用の構成定義ファイル(CSV形式)ここでは、一括設定で使用するCSV形式の構成定義ファイルについて説明します。

B.1 構成定義ファイルの取得(CSV形式)以下の方法で構成定義ファイルを取得できます。

・ 本製品のDVD-ROMから自動起動される画面で取得する方法【Windows】

本製品のDVD-ROMをセットすると、自動的に選択画面が表示されます。"ツール"を選択し、表示された画面で"一括設定用の構

成定義ファイル(CSV形式)"をクリックすると、CSVファイルに関連付けされたアプリケーション(Excelなど)でファイルを開きます。内

容を確認し、ファイルを保存します。

参考

選択画面が起動しない場合、DVD-ROMのドライブ配下にある"RcSetup.exe"を起動してください。

・ 本製品のDVD-ROMから取得する方法

本製品のDVD-ROMをセットし、以下のファイルをコピーしてください。

【Windows】DVD -ROMドライブ\template\ja\template.csv

【Linux】

DVD-ROMマウントポイント/template/ja/template.csv

・ RORコンソールから取得する方法

マネージャーがインストールされている環境では、以下の手順でファイルを取得できます。

1. 「操作ガイド インフラ管理者編 CE」の「第2章 ログイン、ログアウト」を参照して、RORコンソールを起動し、ログインします。

2. RORコンソールのメニューで、[ファイル]-[一括設定]-[テンプレートのダウンロード]を選択します。

[ファイルのダウンロード]画面が表示されます。

3. [保存(S)]ボタンをクリックします。

4. 保存先のディレクトリとファイル名を指定します。

5. [保存(S)]ボタンをクリックします。

B.2 ファイル形式

一括設定用のCSV形式の構成定義ファイルは、1行ごとに定義する項目をカンマ(",")区切りで記述します。

各行は、以下の形式で記述します。

・ ファイル形式の定義

ファイルの先頭の1行は、必ず以下の内容で始めてください。

RCXCSV,V3.5

ポイント

先頭行に以下のRCXCSVのバージョンで記載された形式の構成定義ファイルをインポートできます。

- RCXCSV,V1.0

- RCXCSV,V2.0

- 472 -

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- RCXCSV,V3.0

- RCXCSV,V3.1

- RCXCSV,V3.2

- RCXCSV,V3.3

- RCXCSV,V3.4

- RCXCSV,V3.5

以前のCSV形式の構成定義ファイルをインポートし、それをエクスポートした場合、構成定義ファイルは 新のバージョンで記載さ

れた形式になります。

注意

RCXCSVのそれぞれのバージョンでリソース定義フォーマットが異なり、古いバージョンの情報はそれ以降のバージョンにすべて

含まれています。

なお、「B.3 リソース定義」に記載する各セクションの情報は、それぞれ以下の場合だけ扱うことができます。

- RCXCSV V2.0以降

"LanSwitchNet"、"ServerAgent"、"ServerVMHost"、"PowerDevice"、"Memo"

- RCXCSV V3.0以降

"VMManager"

- RCXCSV V3.1以降

"SPARCEnterprise"

- RCXCSV V3.2以降

"PRIMERGYPartitionModelChassis"、"PRIMERGYPartitionModelServer"

- RCXCSV V3.3以降

"Subnet"、"SPARCEnterprisePartitionModelChassis"、"SPARCEnterprisePartitionModelServer"、"MonitorSetting"

- RCXCSV V3.4以降

"VIOManager"

- RCXCSV V3.5以降

"SPARC"、"SPARCM10PartitionModelChassis"、"SPARCM10"、"SPARCM10PartitionModelServer"

SPARC Enterprise(M3000/Tシリーズ)は、セクション名[SPARC]でCSV形式の構成定義ファイルのインポート/エクスポートを行

います。

セクション名[SPARCEnterprise]は、CSV形式の構成定義ファイルのインポートだけ行います。

・ コメント

以下の内容の行はコメントとみなしてスキップされます。

- 行頭の文字がコメント記号("#")で始まる文字列の行

#開発環境の定義

- 空白(" ")、タブ記号、改行だけの行

- カンマ(",")だけの行

- 473 -

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- 認識できないリソース定義

・ リソース定義

リソースの定義は以下のフォーマットで作成します。同じ種類のリソースは同じセクションに記述します。

- リソース定義フォーマット

[セクション名]セクションヘッダー

操作欄,パラメーター[,パラメーター]...

- セクション名

リソースの種類を記述します。

- セクションヘッダー

リソース固有のパラメーターの種類を記述します。

注意

セクション名とセクションヘッダーの間にコメント行を入れないでください。

- 操作欄

リソースに対する操作内容を記述します。操作欄では、以下の文字が使用できます。

- new

登録

- change

変更

- ハイフン("-")

何もしない

- パラメーター

設定するパラメーターの値を記述します。

注意

操作欄、およびパラメーターの順序は、「B.3 リソース定義」のセクションヘッダーの記述順に従ってください。

使用できる文字

リソース定義で使用できる文字については、「B.3 リソース定義」を参照してください。省略できるパラメーターについては、ハイフン

("-")を記述してください。

ただし、SNMPコミュニティー名、ユーザー名、およびパスワードはハイフン("-")を有効文字として設定されます。なお、各行の末尾

に、必要なパラメーター数を超えたカンマ(",")が記述されていても、問題ありません。

円マーク("\")やダブルクォーテーション( " )などの文字を入力する場合、構成定義ファイルの記述は画面表示と異なります。

入力方法について、以下を参照してください。

表B.1 構成定義ファイルの記述と画面表示の違い

構成定義ファイル(CSV)の記述 RORコンソール表示

\\ \

\n 改行

"" "

, (注) ,

- 474 -

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注) 値全体をダブルクォーテーション( " )で囲む必要があります。

- CSVの記述

"a\nb,\\n"

- RORコンソール表示

ab,\n

セクション定義の順番

セクションの順番、セクション名を以下に示します。

また、セクション定義の順番は固定です。

表B.2 セクションの順番、セクション名

順番 セクション名

1 Subnet

2 VIOManager

3 Chassis

4 PRIMERGYPartitionModelChassis

5 SPARCEnterprisePartitionModelChassis

6 SPARCM10PartitionModelChassis

7 LanSwitch

8 LanSwitchNet

9 Server

10 SPARCEnterprise

11 PRIMERGYPartitionModelServer

12 ServerNet

13 SPARCEnterprisePartitionModelServer

14 SPARC

15 SPARCM10

16 SPARCM10PartitionModelServer

17 ServerWWNN (注1)

18 SpareServer (注1)

19 VMManager

20 ServerAgent (注2、注3)

21 ServerVMHost (注2、注3)

22 MonitorSetting

23 PowerDevice

24 Memo (注2)

- 475 -

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注1) Excel構成定義テンプレートから読込み時に、操作欄の情報が読み込まれません。

注2) Excel構成定義テンプレートから読込み時に、このセクションはスキップされます。

注3) 同一物理サーバに対して、"ServerAgent"と"ServerVMHost"セクションに同時に入れないでください。

CSV形式の構成定義ファイルをエクスポートする際、システム定義のバックアップ情報が自動的に作成されます。以下の行以降の

セクションはバックアップ情報です。バックアップの情報はExcel構成定義テンプレートから読込み時にスキップされます。

#Do not edit the following information, which is used to recover the manager.

バックアップ情報は自動的に作成されるため、修正しないでください。なお、システムを新規構築の目的で、構成定義ファイルを作

成する場合、これらのセクションを定義する必要はありません。

注意

- CSV形式の構成定義ファイルをインポートしたあとにエクスポートした場合、行の順番は、インポート時のファイルと異なる場合

があります。

また、以下のコメント情報は削除されます。

- コメント行

- 値を省略したことを示す丸括弧"( )"で括られた文字列

- 各行の末尾に書かれた、必要なパラメーター数を超えたカンマ (",")

- サーバブレードに対するシャーシや、LANスイッチブレードに対するシャーシのように、それらを登録するために事前に登録が

必要なものについては、構成定義ファイルに定義するか、事前に登録してください。

文字コード

一括設定用のCSV形式の構成定義ファイルは、Shift-JISの文字コードを用いて保存されます。Shift-JIS以外の文字コードのファイ

ルをインポートすると、正しく動作しない場合があります。

テキストエディタで直接編集する場合、Shift-JIS以外の文字コードで保存しないでください。

B.3 リソース定義

ここでは、構成定義ファイルに記述するリソース定義情報について説明します。

管理LANサブネットの管理情報

・ セクション名

[Subnet]と記述します。

・ セクションヘッダー

operation

リソースの操作内容を入力します。操作を行わない場合はハイフン("-")を入力します。

subnet_name

サブネット名を入力します。

先頭文字を英字とし、半角英数字、アンダースコア("_")、ハイフン("-")およびピリオド(".")で構成された16文字以内の文字列を

入力します。

network_address

管理LANとして使用するサブネットのネットワークアドレスを入力します。

ネットワークアドレスとして有効な値を入力します。

- 476 -

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subnet_mask

サブネットマスクとして有効な値を入力します。

gateway

管理サーバの管理LANと通信するためのゲートウェイを設定します。

VIOM情報

・ セクション名

[VIOManager]と記述します。

・ セクションヘッダー

operation

リソースの操作内容を入力します。操作を行わない場合はハイフン("-")を入力します。

name

"VIOM"固定にしてください。

ip_address

VIOMがインストールされている端末のIPアドレスを入力します。

"127.0.0.1"固定にしてください。

login_name

VIOMにログインするためのユーザー名を入力します。

ドメイン名を使う場合、"ドメイン名\ユーザー名"の形式で入力します。

login_passwd

VIOMにログインするためのパスワードを入力します。

passwd_enc

以下のどちらかを入力します。

- login_passwdの文字列が平文の場合

"plain"

- 暗号化されている場合

"encrypted"

シャーシの管理情報

・ セクション名

[Chassis]と記述します。

・ セクションヘッダー

operation

リソースの操作内容を入力します。操作を行わない場合はハイフン("-")を入力します。

chassis_name

シャーシを管理するための名前を入力します。

先頭文字を英字とし、半角英数字とハイフン("-")で構成された10文字以内の文字列を入力します。

- 477 -

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注意

名前は同種別のリソース間で一意である必要があります。なお、英字の大小文字は区別されません。

ip_address

マネジメントブレードに設定されているIPアドレスを入力します。

半角数字(0~255)とピリオド(".")で構成された文字列を入力します。

注意

IPアドレスはすべてのリソース間で一意である必要があります。

snmp_community_name

マネジメントブレードに設定されているSNMPコミュニティー名(参照権、参照更新権)を入力します。

半角英数字、アンダースコア("_")およびハイフン("-")で構成された32文字以内の文字列を入力します。

PRIMEQUESTのシャーシの管理情報

・ セクション名

[PRIMERGYPartitionModelChassis]と記述します。

・ セクションヘッダー

operation

リソースの操作内容を入力します。操作を行わない場合はハイフン("-")を入力します。

chassis_name

シャーシを管理するための名前を入力します。

先頭文字を英字とし、半角英数字とハイフン("-")で構成された10文字以内の文字列を入力します。

注意

名前は同種別のリソース間で一意である必要があります。

なお、英字の大小文字は区別されません。

ip_address

マネジメントボードに設定されている仮想IPアドレスを入力します。

半角数字(0~255)とピリオド(".")で構成された文字列を入力します。

注意

IPアドレスはすべてのリソース間で一意である必要があります。

snmp_community_name

マネジメントボードに設定されているSNMPコミュニティー名(参照権、参照更新権)を入力します。

半角英数字、アンダースコア("_")およびハイフン("-")で構成された32文字以内の文字列を入力します。

mgmt_user_name

サーバを管理するリモートサーバマネジメントのAdministrator権限以上を持つユーザー名を入力します。

半角英数字で構成された8文字以上16文字以内の文字列を入力します。

- 478 -

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mgmt_passwd

サーバを管理するリモートサーバマネジメントのパスワードを入力します。

半角英数字で構成された8文字以上16文字以内の文字列を入力します。

mgmt_passwd_enc

以下のどちらかを入力します。

- mgmt_passwdの文字列が平文の場合

"plain"

- 暗号化されている場合

"encrypted"

SPARC Enterprise M4000/M5000/M8000/M9000のシャーシの管理情報

・ セクション名

[SPARCEnterprisePartitionModelChassis]と記述します。

・ セクションヘッダー

operation

リソースの操作内容を入力します。操作を行わない場合はハイフン("-")を入力します。

chassis_name

シャーシを管理するための名前を入力します。

先頭文字を英字とし、半角英数字とハイフン("-")で構成された10文字以内の文字列を入力します。

注意

名前は同種別のリソース間で一意である必要があります。

なお、英字の大小文字は区別されません。

ip_address

XSCFに設定されているIPアドレスを入力します。

半角数字(0~255)とピリオド(".")で構成された文字列を入力します。

注意

IPアドレスはすべてのリソース間で一意である必要があります。

snmp_community_name

サーバを管理するリモートマネジメントコントローラー(XSCF)に設定されているSNMPコミュニティー名(参照権)を入力します。

半角英数字、アンダースコア("_")およびハイフン("-")で構成された32文字以内の文字列を入力します。

mgmt_user_name

サーバを管理するリモートマネジメントコントローラー(XSCF)のplatadm権限を持つユーザー名を入力します。

先頭文字を英字とし、英小文字、数字、ハイフン("-")およびアンダースコア("_")で構成された31文字以内の文字列を入力しま

す。

mgmt_passwd

サーバを管理するリモートマネジメントコントローラー(XSCF)のパスワードを入力します。

半角英数字、空白(" ")および以下の記号で構成された32文字以内の文字列を入力します。

"!"、"@"、"#"、"$"、"%"、"^"、"&"、"*"、"["、"]"、"{"、"}"、"("、")"、"-"、"+"、"="、"~"、","、">"、"<"、"/"、"'"、"""、"?"、";"、":"

- 479 -

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mgmt_passwd_enc

以下のどちらかを入力します。

- mgmt_passwdの文字列が平文の場合

"plain"

- 暗号化されている場合

"encrypted"

SPARC M10-4Sのシャーシの管理情報

・ セクション名

[SPARCM10PartitionModelChassis]と記述します。

・ セクションヘッダー

operation

リソースの操作内容を入力します。操作を行わない場合はハイフン("-")を入力します。

chassis_name

シャーシを管理するための名前を入力します。

先頭文字を英字とし、半角英数字とハイフン("-")で構成された10文字以内の文字列を入力します。

注意

名前は同種別のリソース間で一意である必要があります。

なお、英字の大小文字は区別されません。

ip_address

XSCFに設定されているIPアドレスを入力します。

半角数字(0~255)とピリオド(".")で構成された文字列を入力します。

注意

IPアドレスはすべてのリソース間で一意である必要があります。

snmp_community_name

サーバを管理するリモートマネジメントコントローラー(XSCF)に設定されているSNMPコミュニティー名(参照権)を入力します。

半角英数字、アンダースコア("_")およびハイフン("-")で構成された32文字以内の文字列を入力します。

mgmt_user_name

サーバを管理するリモートマネジメントコントローラー(XSCF)のplatadm権限を持つユーザー名を入力します。

先頭文字を英字とし、英小文字、数字、ハイフン("-")およびアンダースコア("_")で構成された31文字以内の文字列を入力しま

す。

mgmt_passwd

サーバを管理するリモートマネジメントコントローラー(XSCF)のパスワードを入力します。

半角英数字、空白(" ")および以下の記号で構成された32文字以内の文字列を入力します。

"!"、"@"、"#"、"$"、"%"、"^"、"&"、"*"、"["、"]"、"{"、"}"、"("、")"、"-"、"+"、"="、"~"、","、">"、"<"、"/"、"'"、"""、"?"、";"、":"

mgmt_passwd_enc

以下のどちらかを入力します。

- 480 -

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- mgmt_passwdの文字列が平文の場合

"plain"

- 暗号化されている場合

"encrypted"

LANスイッチブレードの管理情報

・ セクション名

[LanSwitch]と記述します。

・ セクションヘッダー

operation

リソースの操作内容を入力します。操作を行わない場合はハイフン("-")を入力します。

chassis_name

搭載されているシャーシの名前([Chassis]セクションの"chassis_name")を入力します。

slot_no

LANスイッチブレードの搭載位置を示す番号です。半角数字(1~8)を入力します。

switch_name

LANスイッチブレードを管理するための名前を入力します。

半角英数字、アンダースコア("_")およびハイフン("-")で構成された15文字以内の文字列を入力します。

注意

名前は同種別のリソース間で一意である必要があります。なお、英字の大小文字は区別されます。

ip_address

LANスイッチブレードに設定されているIPアドレスを入力します。

半角数字(0~255)とピリオド(".")で構成された文字列を入力します。

LANスイッチブレードPY CB 10Gb FEX Nexus B22の場合、入力しません。

LANスイッチブレードPY CB Eth Switch 10/40Gb 18/8+2の場合、oobのIPアドレスを入力します。

注意

- IPアドレスはすべてのリソース間で一意である必要があります。

- LANスイッチブレードPY CB Eth Switch 10/40Gb 18/8+2、かつoobのIPアドレスを入力する場合、cfab_ip_addressは空白("")にする必要があります。

cfab_ip_address

LANスイッチブレードPY CB Eth Switch 10/40Gb 18/8+2のConverged Fabricモードの場合、入力します。

LANスイッチブレードに設定されているファブリック仮想代表IPアドレスを入力します。

半角数字(0~255)とピリオド(".")で構成された文字列を入力します。

注意

ファブリック仮想代表IPアドレスを入力する場合、ip_addressは空白(" ")にする必要があります。

- 481 -

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snmp_community_name

LANスイッチブレードに設定されているSNMPコミュニティー名(参照権)を入力します。

半角英数字、ハイフン("-")およびアンダースコア("_")で構成された32文字以内の文字列を入力します。

LANスイッチブレードPY CB 10Gb FEX Nexus B22の場合、入力しません。

user_name

LANスイッチブレードに設定されているリモートログイン用のユーザー名を入力します。

LANスイッチブレード PY CB DCB SW 10Gb 18/6/6の場合、LANスイッチブレードの特権管理者のユーザーIDを入力します。

半角英数字(大文字/小文字)、アンダースコア("_")およびハイフン("-")で構成された64文字以内の文字列を入力します。

LANスイッチブレードPY CB 10Gb FEX Nexus B22の場合、入力しません。

passwd

LANスイッチブレードに設定されているリモートログイン用のパスワードを入力します。

ダブルクォーテーション( " )を除く、半角英数字および記号がASCII文字(0x20、0x21および0x23~0x7e)で構成された80文字

以内の文字列を入力します。なお、入力したパスワードは平文パスワードとして認識されます。

LANスイッチブレードPY CB 10Gb FEX Nexus B22の場合、入力しません。

passwd_enc

以下のどちらかを入力します。LANスイッチブレードPY CB 10Gb FEX Nexus B22の場合、入力しません。

- passwdの文字列が平文の場合

"plain"

- 暗号化されている場合

"encrypted"

privileged_passwd

LANスイッチブレードに設定されているリモートログイン用の特権管理者パスワードを入力します。

ダブルクォーテーション( " )を除く、半角英数字および記号がASCII文字(0x20、0x21および0x23~0x7e)で構成された80文字

以内の文字列を入力します。なお、入力したパスワードは平文パスワードとして認識されます。

LANスイッチブレードPY CB 10Gb FEX Nexus B22の場合、入力しません。

privileged_passwd_enc

以下のどちらかを入力します。LANスイッチブレードPY CB 10Gb FEX Nexus B22の場合、入力しません。

- privileged_passwdの文字列が平文の場合

"plain"

- 暗号化されている場合

"encrypted"

product_name

LANスイッチブレードの機種を入力します。なお、ハイフン("-")を入力する場合、"BX600 GbE Switch Blade 30/12"として扱い

ます。

以下のどれかの機種が入力できます。

- PY CB Eth Switch/IBP 1Gb 36/12

- PY CB Eth Switch/IBP 1Gb 36/8+2

- PY CB Eth Switch/IBP 1Gb 18/6

- PY CB Eth Switch/IBP 10Gb 18/8

- PY CB Eth Switch 10/40Gb 18/8+2

- PY CB DCB SW 10Gb 18/6/6

- PY CB 10Gb FEX Nexus B22

- BX600 GbE Switch Blade 30/12

- 482 -

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- PRIMERGY BX600 GbE Switch 16/2x10Gb

- PRIMERGY BX600 GbE Switch 16x1Gb

- Cisco Catalyst Blade Switch 3040

connection_type

LANスイッチブレードに接続する方式を入力します。

SSH接続に対応していないLANスイッチブレードにsshを設定した場合やsshの文字列がない場合、"telnet"として扱います。

機種名(product_name)に"PY CB DCB SW 10Gb 18/6/6"または"PY CB Eth Switch 10/40Gb 18/8+2"を入力し、かつ本項目に

telnetの文字列がない場合、"ssh"として扱います。

- telnetの場合

"telnet"

- SSHの場合

"ssh"

LANスイッチブレードのVLAN情報

・ セクション名

[LanSwitchNet]と記述します。

・ セクションヘッダー

operation

リソースの操作内容を入力します。操作を行わない場合はハイフン("-")を入力します。

chassis_name

搭載されているシャーシの名前([Chassis]セクションの"chassis_name")を入力します。

port_no

LANスイッチブレードの外部ポート番号です。半角数字を入力します。機種に応じて指定できるポート番号が異なります。

詳細は、使用するLANスイッチブレードのマニュアルを参照してください。

vlan_id(省略可)

LANスイッチブレードに設定するVLAN ID、およびタグ条件("/T"(タグ)または"/U"(タグなし))を入力します。

VLAN IDのうしろにタグ条件を続けて指定してください。1つのポートに複数のVLAN IDを指定する場合、セミコロン(";")で区

切って並べてください。タグ条件について、/Tと/Uの混在はできますが、/UのVLAN IDは1つだけ指定できます。

10/U10/U;20/T;30/T10/T;20/T

注意

ハイフン("-")を入力した場合、VLANの設定は行われません。

管理対象がPRIMERGY BX900/BX400シリーズのLANスイッチブレードであり、かつIBPモードまたはConverged Fabricモード

で動作している場合、本セクションの設定は無効になります。

LANスイッチブレード PY CB DCB SW 10Gb 18/6/6やPY CB 10Gb FEX Nexus B22の場合、本セクションの設定は無効になり

ます。

- 483 -

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サーバの管理情報

・ セクション名

[Server]と記述します。

・ セクションヘッダー

operation

リソースの操作内容を入力します。操作を行わない場合はハイフン("-")を入力します。

chassis_name

搭載されているシャーシの名前([Chassis]セクションの"chassis_name")を入力します。

注意

サーバがPRIMERGY BXシリーズ以外の場合は必要ありません。

slot_no

サーバブレードの搭載位置を示す番号です。半角数字(1~18)を入力します。

注意

- サーバがPRIMERGY BXシリーズ以外の場合は必要ありません。

- 本製品では、サーバブレードの登録時に実機のスロット位置、および装置の実装確認は行いません。

- 複数スロットサーバを登録する場合、マスタースロット番号だけを入力してください。

server_name

サーバを管理するための名前を入力します。先頭文字を英字とし、半角英数字とハイフン("-")で構成された15文字以内の文

字列を入力します。なお、丸括弧"( )"でくくった場合、該当するサーバは切替え後の状態と認識し、一括設定実行時にその行

は実行されません。

注意

名前は同種別のリソース間で一意である必要があります。なお、英字の大小文字は区別されません。

ip_address

サーバに設定するものと同じIPアドレスを入力します。

半角数字(0~255)とピリオド(".")で構成された文字列を入力します。

注意

IPアドレスはすべてのリソース間で一意である必要があります。

mac_address

サーバの管理LANのMACアドレスを入力します。

ハイフン("-")またはコロン(":")で区切られた形式("xx-xx-xx-xx-xx-xx"または"xx:xx:xx:xx:xx:xx")で入力します。

second_mac_address

HBA address rename設定サービス、または管理LAN冗長化時に使用する管理LANのMACアドレスを入力します。

NIC2(Index2)のものを指定します。

ハイフン("-")またはコロン(":")で区切られた形式("xx-xx-xx-xx-xx-xx"または"xx:xx:xx:xx:xx:xx")で入力します。

- 484 -

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注意

- 以下の場合、入力を省略できます。

- HBA address rename設定サービスを利用しない

- GLSによって管理対象サーバの管理LANを冗長化していない

- 冗長化している管理対象サーバの予備サーバとして使用しない

- second_mac_addressは、構成定義ファイルのバージョンがRCXCSV V3.0のときのhbaar_mac_addressを置き換えたもので

す。

先頭行に"RCXCSV,V3.0"が記述された形式の構成定義ファイルをインポートする場合だけ、hbaar_mac_addressヘッダー

を使用できます。

ただし、構成定義ファイルをエクスポートした場合、本ヘッダーはsecond_mac_addressとして出力されます。

snmp_community_name

サーバに設定されているSNMPコミュニティー名(参照権)を入力します。

半角英数字、アンダースコア("_")およびハイフン("-")で構成された32文字以内の文字列を入力します。

注意

サーバがPRIMERGYシリーズ以外の場合は必要ありません。

ipmi_ip_address

サーバを管理するリモートマネジメントコントローラーのIPアドレスを入力します。

半角数字(0~255)とピリオド(".")で構成された文字列を入力します。

注意

IPアドレスはすべてのリソース間で一意である必要があります。

ipmi_user_name

サーバを管理するリモートマネジメントコントローラーのAdministrator権限以上を持つユーザー名を入力します。

半角英数字および記号がASCII文字(0x20~0x7e)で構成された16文字以内の文字列を入力します。

注意

すでに17文字以上のユーザー名をリモートマネジメントコントローラーに設定している場合、新規ユーザーを追加するか、16文

字以内に再設定してください。

ipmi_passwd

サーバを管理するリモートマネジメントコントローラーのパスワードを入力します。

半角英数字および記号がASCII文字(0x20~0x7e)で構成された16文字以内の文字列を入力します。

パスワードが設定されていない場合は入力する必要はありません。

注意

すでに17文字以上のパスワードをリモートマネジメントコントローラーに設定している場合、新規ユーザーを追加するか、16文

字以内に再設定してください。

- 485 -

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ipmi_passwd_enc

以下のどちらかを入力します。

- ipmi_passwdの文字列が平文の場合

"plain"

- 暗号化されている場合

"encrypted"

admin_lan1_nic_number

管理LANに使用するNICのIndex番号です。

半角数字(1~)を入力します。

注意

サーバがPRIMERGY BXシリーズ以外の場合は必要ありません。

admin_lan2_nic_number

HBA address rename設定サービスまたは管理LAN冗長化時に使用するNICのIndex番号です。

半角数字(1~)を入力します。

以下の場合、ハイフン("-")を入力します。

- HBA address rename設定サービスを使用しない

- GLSによって管理対象サーバの管理LANを冗長化していない

- 冗長化している管理対象サーバの予備サーバとして使用しない

注意

サーバがPRIMERGY BXシリーズ以外の場合は必要ありません。

admin_lan_nic_redundancy

以下のどちらかを入力します。

- admin_lan2_nic_numberで指定したNICを管理LAN冗長化のバックアップとして使用する場合

"ON"

- admin_lan2_nic_numberで指定したNICを管理LAN冗長化のバックアップとして使用しない場合

"OFF"

SPARCの管理情報 (SPARC Enterprise(M3000/Tシリーズ))

・ セクション名

[SPARC]と記述します。

・ セクションヘッダー

operation

リソースの操作内容を入力します。操作を行わない場合はハイフン("-")を入力します。

server_name

サーバを管理するための名前を入力します。先頭文字を英字とし、半角英数字とハイフン("-")で構成された15文字以内の文

字列を入力します。

- 486 -

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ip_address

サーバに設定するものと同じIPアドレスを入力します。半角数字(0~255)とピリオド(".")で構成された文字列を入力します。

mgmt_snmp_community_name

サーバを管理するリモートマネジメントコントローラー(ILOM/XSCF)に設定されているSNMPコミュニティー名(参照権)を入力し

ます。

半角英数字、アンダースコア("_")およびハイフン("-")で構成された32文字以内の文字列を入力します。

mgmt_ip_address

サーバを管理するリモートマネジメントコントローラー(ILOM/XSCF)のIPアドレスを入力します。

半角数字(0~255)とピリオド(".")で構成された文字列を入力します。

注意

IPアドレスはすべてのリソース間で一意である必要があります。

mgmt_protocol

サーバを管理するリモートマネジメントコントローラー(ILOM/XSCF)の種類を入力します。

- SPARC Enterprise M3000の場合

"XSCF"

- Tシリーズの場合

"ILOM"

mgmt_user_name

サーバを管理するリモートマネジメントコントローラー(ILOM/XSCF)のユーザー名(ILOMの場合はAdmin権限、XSCFの場合

はplatadm権限)を入力します。

- XSCFの場合

先頭文字を英字とし、半角英数字、アンダースコア("_")およびハイフン("-")で構成された31文字以内の文字列を入力しま

す。

- ILOMの場合

先頭文字を英字とし、半角英数字、アンダースコア("_")およびハイフン("-")で構成された4文字以上16文字以内の文字列

を入力します。

mgmt_passwd

サーバを管理するリモートマネジメントコントローラー(ILOM/XSCF)のパスワードを入力します。

- XSCFの場合

半角英数字、空白(" ")および以下の記号で構成された32文字以内の文字列を入力します。

- ILOMの場合

半角英数字、空白(" ")および以下の記号で構成された8文字以上16文字以内の文字列を入力します。

"!"、"@"、"#"、"$"、"%"、"^"、"&"、"*"、"["、"]"、"{"、"}"、"("、")"、"-"、"+"、"="、"~"、","、">"、"<"、"/"、"'"、"?"、";"、":"

mgmt_passwd_enc

以下のどちらかを入力します。

- mgmt_passwdの文字列が平文の場合

"plain"

- 暗号化されている場合

"encrypted"

- 487 -

Page 509: 操作ガイド インフラ管理者編 (リソース管理)software.fujitsu.com/jp/manual/manualfiles/m150010/j2x...J2X1-7612-07Z0(03) 2015年8月 Windows/Linux FUJITSU Software

SPARC M10-1/M10-4の管理情報

・ セクション名

[SPARCM10]と記述します。

・ セクションヘッダー

operation

リソースの操作内容を入力します。操作を行わない場合はハイフン("-")を入力します。

server_name

サーバを管理するための名前を入力します。先頭文字を英字とし、半角英数字とハイフン("-")で構成された15文字以内の文

字列を入力します。

ip_address

サーバに設定するものと同じIPアドレスを入力します。半角数字(0~255)とピリオド(".")で構成された文字列を入力します。

mgmt_snmp_community_name

サーバを管理するリモートマネジメントコントローラー(XSCF)に設定されているSNMPコミュニティー名(参照権)を入力します。

半角英数字、アンダースコア("_")およびハイフン("-")で構成された32文字以内の文字列を入力します。

mgmt_ip_address

サーバを管理するリモートマネジメントコントローラー(XSCF)のIPアドレスを入力します。

半角数字(0~255)とピリオド(".")で構成された文字列を入力します。

注意

IPアドレスはすべてのリソース間で一意である必要があります。

mgmt_protocol

サーバを管理するリモートマネジメントコントローラー(XSCF)の種類を入力します。

"XSCF"を入力します。

mgmt_user_name

サーバを管理するリモートマネジメントコントローラー(XSCF)のユーザー名(platadm権限)を入力します。

- XSCFの場合

先頭文字を英字とし、半角英数字、アンダースコア("_")およびハイフン("-")で構成された31文字以内の文字列を入力しま

す。

mgmt_passwd

サーバを管理するリモートマネジメントコントローラー(XSCF)のパスワードを入力します。

- XSCFの場合

半角英数字、空白(" ")および以下の記号で構成された32文字以内の文字列を入力します。

mgmt_passwd_enc

以下のどちらかを入力します。

- mgmt_passwdの文字列が平文の場合

"plain"

- 暗号化されている場合

"encrypted"

- 488 -

Page 510: 操作ガイド インフラ管理者編 (リソース管理)software.fujitsu.com/jp/manual/manualfiles/m150010/j2x...J2X1-7612-07Z0(03) 2015年8月 Windows/Linux FUJITSU Software

PRIMEQUESTのサーバの管理情報

・ セクション名

[PRIMERGYPartitionModelServer]と記述します。

・ セクションヘッダー

operation

リソースの操作内容を入力します。操作を行わない場合はハイフン("-")を入力します。

chassis_name

搭載されているシャーシの名前([PRIMERGYPartitionModelChassis]セクションの"chassis_name")を入力します。

partition_no

パーティションの番号です。半角数字(0~3)を入力します。

server_name

サーバを管理するための名前を入力します。先頭文字を英字とし、半角英数字とハイフン("-")で構成された15文字以内の文

字列を入力します。なお、丸括弧"( )"でくくった場合、該当するサーバは切替え後の状態と認識し、一括設定実行時にその行

は実行されません。

注意

名前は同種別のリソース間で一意である必要があります。なお、英字の大小文字は区別されません。

ip_address

サーバに設定するものと同じIPアドレスを入力します。

半角数字(0~255)とピリオド(".")で構成された文字列を入力します。

注意

IPアドレスはすべてのリソース間で一意である必要があります。

boot_option

OSのインストール時にBIOSで設定したブートオプションを指定します。

- レガシーブートでインストールした場合

"legacy"

- UEFIでインストールした場合

"uefi"

サーバブレードのVLAN情報

・ セクション名

[ServerNet]と記述します。

・ セクションヘッダー

operation

リソースの操作内容を入力します。操作を行わない場合はハイフン("-")を入力します。

server_name

定義するサーバの名前([Server]セクションの"server_name")を入力します。

- 489 -

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nic_no

サーバブレードのNIC番号です。半角数字(1~12)を入力します。

vlan_id(省略可)

サーバに設定するVLAN ID、およびタグ条件("/T"(タグ)または"/U"(タグなし))を入力します。

VLAN IDのうしろにタグ条件を続けて指定してください。1つのポートに複数のVLAN IDを指定する場合、セミコロン(";")で区

切って並べてください。タグ条件について、/Tと/Uの混在はできますが、/UのVLAN IDは1つだけ指定できます。

10/U10/U;20/T;30/T10/T;20/T

注意

ハイフン("-")を入力した場合、VLANの設定は行われません。

以下のNIC番号は、LAN拡張カードを装着した場合に指定してください。

- PRIMERGY BX600シリーズ

7、8

- PRIMERGY BX900/BX400シリーズ

5~12

以下の場合、本セクションの設定は無効になります。

- 管理対象がPRIMERGY BX900/BX400シリーズのLANスイッチブレードであり、かつIBPモードまたはConverged Fabricモードで動作している場合

- LANスイッチブレードPY CB 10Gb FEX Nexus B22の場合

- LANスイッチブレード PY CB DCB SW 10Gb 18/6/6の場合であり、かつAutomatic Migration of Port Profile(AMPP)が設定

されている内部ポートの場合

SPARC Enterprise M4000/M5000/M8000/M9000のサーバの管理情報

・ セクション名

[SPARCEnterprisePartitionModelServer]と記述します。

・ セクションヘッダー

operation

リソースの操作内容を入力します。操作を行わない場合はハイフン("-")を入力します。

chassis_name

搭載されているシャーシの名前([SPARCEnterprisePartitionModelChassis]セクションの"chassis_name")を入力します。

partition_no

パーティションの番号です。半角数字(0~23)で入力します。

server_name

サーバを管理するための名前を入力します。

先頭文字を英字とし、半角英数字とハイフン("-")で構成された15文字以内の文字列を入力します。

- 490 -

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注意

名前は同種別のリソース間で一意である必要があります。

なお、英字の大小文字は区別されません。

ip_address

サーバに設定するものと同じIPアドレスを入力します。

半角数字(0~255)とピリオド(".")で構成された文字列を入力します。

注意

IPアドレスはすべてのリソース間で一意である必要があります。

SPARC M10-4Sのサーバの管理情報

・ セクション名

[SPARCM10PartitionModelServer]と記述します。

・ セクションヘッダー

operation

リソースの操作内容を入力します。操作を行わない場合はハイフン("-")を入力します。

chassis_name

搭載されているシャーシの名前([SPARCM10PartitionModelServer]セクションの"chassis_name")を入力します。

partition_no

パーティションの番号です。半角数字(0~23)で入力します。

server_name

サーバを管理するための名前を入力します。

先頭文字を英字とし、半角英数字とハイフン("-")で構成された15文字以内の文字列を入力します。

注意

名前は同種別のリソース間で一意である必要があります。

なお、英字の大小文字は区別されません。

ip_address

サーバに設定するものと同じIPアドレスを入力します。

半角数字(0~255)とピリオド(".")で構成された文字列を入力します。

注意

IPアドレスはすべてのリソース間で一意である必要があります。

サーバのHBA address rename管理情報

・ セクション名

[ServerWWNN]と記述します。

- 491 -

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・ セクションヘッダー

operation

リソースの操作内容を入力します。操作を行わない場合はハイフン("-")を入力します。

server_name

定義するサーバの名前([Server]セクションの"server_name")を入力します。

port_count

HBA address renameを利用するポート数です。半角数字(1~2)を入力します。

wwnn

HBA address renameを利用する物理サーバのWWNNを入力します。

先頭の3桁の値を必ず"20 0"とし、半角英数字で構成された16桁16進数の文字列を入力します。

注意

WWNNはすべてのリソース間で一意である必要があります。なお、英字の大小文字は区別されません。

サーバの切替え管理情報

・ セクション名

[SpareServer]と記述します。

・ セクションヘッダー

operation

リソースの操作内容を入力します。操作を行わない場合はハイフン("-")を入力します。

server_name

定義するサーバの名前([Server]セクションの"server_name")を入力します。

spare_server

予備サーバの物理サーバ名を入力します。

複数予備サーバを指定する場合、セミコロン(";")で区切って並べてください。なお、既存の予備サーバ設定を解除するには、

"-DELETE"を入力してください。

vlan_switch(省略可)

予備サーバに切り替える際に、サーバブレードのVLANまたはポートグループの設定を予備サーバに引き継ぐかを入力しま

す。"ON"、"OFF"またはハイフン("-")を入力します。

auto_switch(省略可)

サーバの故障を検出した場合に、自動的に予備サーバに切り替えるかを入力します。"ON"、"OFF"またはハイフン("-")を入力

します。

boot_type

サーバのブート形式を入力します。以下のどれかを入力します。

- SANブートの場合

"SAN"

- 内蔵ディスクブートの場合

"local"

- VIOMのサーバプロファイルでブート設定を行う場合

ハイフン("-")

- 492 -

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spare_server_force_off

予備サーバに切り替える際に、予備サーバの電源を強制OFFするかを入力します。"ON"、"OFF"またはハイフン("-")を入力し

ます。

spare_server_with_vm_guest

VMゲストが存在するVMホストに対してサーバ切替えを行うかを入力します。"ON"、"OFF"またはハイフン("-")を入力します。

VM管理製品情報

・ セクション名

[VMManager]と記述します。

・ セクションヘッダー

operation

リソースの操作内容を入力します。操作を行わない場合はハイフン("-")を入力します。

name

VM管理製品を管理するための名前を入力します。以下のどちらかを入力します。

- VM管理製品がVMware vCenter Serverの場合

"vCenterServer"

- VM管理製品がSystem Center Virtual Machine Managerの場合

"SCVMM"

ip_address

VM管理製品のIPアドレスまたはハイフン("-")を入力します。

半角数字(0~255)とピリオド(".")で構成された文字列を入力します。

ハイフン("-")を入力した場合、動作位置"管理サーバ上"の設定になります。

product

VM管理製品の製品名を入力します。以下のどちらかを入力します。

- VM管理製品がVMware vCenter Serverの場合

"vmware-vc"

- VM管理製品がSystem Center Virtual Machine Managerの場合

"ms-scvmm"

login_name

VM管理製品に設定されているユーザー名を入力します。

半角英数字と記号(0x21~0x7e)で構成された84文字以内の文字列を入力します。ドメイン名を使う場合、"ドメイン名\ユーザー

名"の形式で入力します。

login_passwd

VM管理製品に設定されているパスワードを入力します。

半角英数字と記号(0x21~0x7e)で構成された128文字以内の文字列を入力します。

passwd_enc

以下のどちらかを入力します。

- login_passwdの文字列が平文の場合

"plain"

- 暗号化されている場合

"encrypted"

- 493 -

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サーバエージェント管理情報

・ セクション名

[ServerAgent]と記述します。

Windows/Linuxの管理対象サーバのエージェントを一括登録する場合に必要です。

・ セクションヘッダー

operation

リソースの操作内容を入力します。操作を行わない場合はハイフン("-")を入力します。

"change"は記述できません。

server_name

定義するサーバの名前([Server]セクションの"server_name")を入力します。

サーバのVMホスト管理情報

・ セクション名

[ServerVMHost]と記述します。

VMホストの管理対象サーバのエージェントを一括登録する場合に必要です。

・ セクションヘッダー

operation

リソースの操作内容を入力します。操作を行わない場合はハイフン("-")を入力します。

server_name

定義するVMホストの名前([Server]セクションの"server_name")を入力します。

vm_login_name

VMホストに設定されているリモートログイン用のユーザー名を入力します。

vm_login_passwd

VMホストに設定されているリモートログイン用のパスワードを入力します。

vm_passwd_enc

以下のどちらかを入力します。

- パスワード文字列が平文の場合

"plain"

- 暗号化されている場合

"encrypted"

監視情報

・ セクション名

[MonitorSetting]と記述します。

・ セクションヘッダー

operation

リソースの操作内容を入力します。操作を行わない場合はハイフン("-")を入力します。

- 494 -

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server_name

定義するサーバの名前([Server]セクションの"server_name")を入力します。

ping_timeout

ping監視のタイムアウト値(秒)を入力します。

5~3600の数値を入力します。

recovery_action

リカバリ処理を入力します。以下のどれかを入力します。

- リブート

"reboot"

- 強制リブート

"force_reboot"

- 切替え

"switchover"

- リブート+切替え

"reboot_and_switchover"

- 強制リブート+切替え

"force_reboot_and_switchover"

reboot_count

リブートを行う回数を入力します。1~3の数値を入力します。

電力監視デバイス情報

・ セクション名

[PowerDevice]と記述します。

・ セクションヘッダー

operation

リソースの操作内容を入力します。操作を行わない場合はハイフン("-")を入力します。

device_name

電力監視デバイスを管理するための名前を入力します。

先頭文字を英字とし、半角英数字とハイフン("-")で構成された15文字以内の文字列を入力します。

注意

名前は同種別のリソース間で一意である必要があります。なお、英字の大小文字は区別されます。

ip_address

電力監視デバイスに設定されているIPアドレスを入力します。

半角数字(0~255)とピリオド(".")で構成された文字列を入力します。

注意

IPアドレスはすべてのリソース間で一意である必要があります。

- 495 -

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snmp_community_name

電力監視デバイスに設定されているSNMPコミュニティー名(参照権)を入力します。

半角英数字、アンダースコア("_")およびハイフン("-")で構成された32文字以内の文字列を入力します。

voltage

電力監視デバイスに接続されている電源の電圧(V)を入力します。半角数字(10~999)を入力します。

注意

本製品では、指定される電圧(V)と電力監視デバイスから取得される電流(A)で消費電力(W)を算出します。

comment(省略可)

任意のコメントを入力します。

日本語(半角カナを含む)、半角文字に関係なく128文字以内の文字列を入力します。

注意

改行は1文字としてカウントします。改行は"Alt+Enter"で入力します。

メモ

・ セクション名

[Memo]と記述します。

ブレードビューアで表示するラベル、コメントおよび連絡先情報を一括登録する場合に必要です。

・ セクションヘッダー

operation

リソースの操作内容を入力します。操作を行わない場合はハイフン("-")を入力します。

resource_type

メモの対象になるリソースタイプです。以下のどれかを入力します。

- VMホストを含む物理サーバを指定する場合

"physical_server"

- VMゲストを指定する場合

"vm_guest"

- 連絡先情報を指定する場合

"common"

resource_name

メモの対象になるリソース名です。以下のどれかを入力します。

- "resource_type"が"physical_server"の場合

以下のどちらかを入力します。

- サーバ名([ServerAgent]セクションの"server_name")

- VMホスト名([ServerVMHost]セクションの"server_name")

- "resource_type"が"vm_guest"の場合

登録済みのVMゲスト名を入力します。

- 496 -

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- "resource_type"が"common"の場合

入力しないでください。

label(省略可)

業務ごとに設定する見出し文字列です。日本語(半角カナを含む)、半角文字に関係なく32文字以内の文字列を入力します。

なお、"resource_type"が"common"の場合、入力しないでください。

注意

改行("\n")は使用できません。

comment(省略可)

業務ごとなど任意に設定できるコメントです。"resource_type"が"common"の場合、業務管理者の連絡先や、メンテナンス情報

の記載などで使用できます。日本語(半角カナを含む)、半角文字に関係なく256文字以内の文字列を入力します。

B.4 CSV形式の例

ここでは、CSV形式の構成定義ファイルの例を示します。

RCXCSV,V3.5

# ServerView Resource Orchestrator# System configuration file

[Subnet]operation,subnet_name,network_address,subnet_mask,gateway-,subnet1,172.16.0.0,255.255.0.0,172.16.0.1-,subnet2,192.168.1.0,255.255.255.0,192.168.1.1

[VIOManager]operation,name,ip_address,login_name,login_passwd,passwd_enc-,VIOM,127.0.0.1,administrator,administrator,plain

[Chassis]operation,chassis_name,ip_address,snmp_community_name-,chassis01,192.168.3.150,public

[PRIMERGYPartitionModelChassis]operation,chassis_name,ip_address,snmp_community_name,mgmt_user_name,mgmt_passwd,mgmt_passwd_enc-,pqchassis0,192.168.3.207,public,administrator,administrator,plain-,pqchassis1,192.168.3.208,public,administrator,administrator,plain

[SPARCEnterprisePartitionModelChassis]operation,chassis_name,ip_address,snmp_community_name,mgmt_user_name,mgmt_passwd,mgmt_passwd_enc-,spechassis,192.168.3.212,public,fujitsu,fujitsu,plain

[SPARCM10PartitionModelChassis]operation,chassis_name,ip_address,snmp_community_name,mgmt_user_name,mgmt_passwd,mgmt_passwd_enc-,sparcm10-1,192.168.10.26,public,xscf,Xk8n5z6MfEg=,encrypted

[LanSwitch]operation,chassis_name,slot_no,switch_name,ip_address,snmp_community_name,user_name,passwd,passwd_enc,privileged_passwd,privileged_passwd_enc,product_name,connection_type-,chassis01,1,switch-01,192.168.3.161,public,admin,admin,plain,admin,plain,BX600 GbE Switch Blade 30/12,telnet-,chassis01,2,switch-02,192.168.3.162,public,admin,admin,plain,admin,plain,BX600 GbE Switch Blade 30/12,telnet

- 497 -

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[LanSwitchNet]operation,chassis_name,slot_no,port_no,vlan_id-,chassis01,1,31,1/U;10/T;20/T-,chassis01,1,32,1/U-,chassis01,1,33,1/U-,chassis01,1,34,1/U-,chassis01,1,35,1/U-,chassis01,1,36,1/U-,chassis01,1,37,1/U-,chassis01,1,38,1/U-,chassis01,1,39,1/U-,chassis01,1,40,1/U-,chassis01,1,41,1/U-,chassis01,1,42,1/U-,chassis01,1,43,1/U-,chassis01,1,44,1/U-,chassis01,2,31,1/U;10/T;20/T-,chassis01,2,32,1/U-,chassis01,2,33,1/U-,chassis01,2,34,1/U-,chassis01,2,35,1/U-,chassis01,2,36,1/U-,chassis01,2,37,1/U-,chassis01,2,38,1/U-,chassis01,2,39,1/U-,chassis01,2,40,1/U-,chassis01,2,41,1/U-,chassis01,2,42,1/U-,chassis01,2,43,1/U-,chassis01,2,44,1/U

[Server]operation,chassis_name,slot_no,server_name,ip_address,mac_address,second_mac_address,snmp_community_name,ipmi_ip_address,ipmi_user_name,ipmi_passwd,ipmi_passwd_enc,admin_lan1_nic_number,admin_lan2_nic_number,admin_lan_nic_redundancy-,chassis01,1,blade001,192.168.3.151,,,,,,,,1,4,ON-,chassis01,7,blade002,192.168.3.157,,,,,,,,1,4,ON-,chassis01,9,blade003,192.168.3.159,,,,,,,,1,4,ON-,,,rackmount001,192.168.3.200,00:E5:35:0C:34:AB,,public,192.168.3.199,admin,admin,plain,,,OFF-,,,rackmount002,192.168.3.202,00:E5:35:0C:34:AC,,public,192.168.3.201,admin,admin,plain,,,OFF

[SPARC]operation,server_name,ip_address,mgmt_snmp_community_name,mgmt_ip_address,mgmt_protocol,mgmt_user_name,mgmt_passwd,mgmt_passwd_enc-,spe001,192.168.3.203,public,192.168.3.204,XSCF,fujitsu,fujitsu,plain-,spe002,192.168.3.205,public,192.168.3.206,ILOM,fujitsu,fujitsu,plain

[SPARCM10]

operation,server_name,ip_address,mgmt_snmp_community_name,mgmt_ip_address,mgmt_protocol,mgmt_user_name,mgmt_passwd,mgmt_passwd_enc-,Sparcm10-1-11,192.168.10.162,public,192.168.10.22,XSCF,xscf,Xk8n5z6MfEg=,encrypted-,Sparcm10-1-12,192.168.10.163,public,192.168.10.23,XSCF,xscf,Xk8n5z6MfEg=,encrypted

[SPARCM10PartitionModelServer]operation,chassis_name,partition_no,server_name,ip_address-,sparcm10-1,0,sparcm10-1-0,192.168.10.166

- 498 -

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[PRIMERGYPartitionModelServer]operation,chassis_name,partition_no,server_name,ip_address,boot_option-,pqchassis0,0,pqserver01,192.168.3.209,legacy-,pqchassis0,1,pqserver02,192.168.3.210,legacy-,pqchassis0,2,pqserver03,192.168.3.211,legacy

[ServerNet]operation,server_name,nic_no,vlan_id-,blade001,1,1/U;10/T;20/T-,blade001,3,1/U-,blade001,5,1/U-,blade002,1,1/U;10/T;20/T-,blade002,3,1/U-,blade002,5,1/U-,blade003,1,1/U-,blade003,3,1/U-,blade003,5,1/U-,blade001,2,1/U-,blade001,4,1/U-,blade001,6,1/U-,blade002,2,1/U-,blade002,4,1/U-,blade002,6,1/U-,blade003,2,1/U-,blade003,4,1/U-,blade003,6,1/U

[SPARCEnterprisePartitionModelServer]operation,chassis_name,partition_no,server_name,ip_address-,spechassis,3,speserver3,192.168.3.213-,spechassis,4,speserver4,192.168.3.214

[ServerWWNN]operation,server_name,port_count,wwnn-,blade001,1,20 00 00 17 42 51 00 01-,blade002,1,20 00 00 17 42 51 00 02

[SpareServer]operation,server_name,spare_server,vlan_switch,auto_switch,boot_type,spare_server_force_off,spare_server_with_vm_guest-,blade001,blade003,ON,ON,local,OFF,OFF

[VMManager]operation,name,ip_address,product,login_name,login_passwd,passwd_enc-,vCenterServer,127.0.0.1,vmware-vc,Administrator,admin,plain

[ServerAgent]operation,server_name-,blade001-,rackmount001-,rackmount002

[ServerVMHost]operation,server_name,vm_login_name,vm_login_passwd,vm_passwd_enc-,blade002,admin,admin,plain

[MonitorSetting]

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operation,server_name,ping_timeout,recovery_action,reboot_count-,blade001,600,reboot_and_switchover,3

[PowerDevice]operation,device_name,ip_address,snmp_community_name,voltage,comment-,ups1,192.168.3.196,public,100,SmartUPS-,ups2,192.168.3.197,public,100,SmartUPS

[Memo]operation,resource_type,resource_name,label,comment-,common,,,"TEL:0000-0000"

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付録C 保守モード

ここでは、保守モードについて説明します。

保守モードは、管理対象サーバのハードウェアの保守、物理OSまたはVMホストの導入や保守を行う場合に設定します。保守モード

では、不要な異常イベントの通知と、サーバ故障時の自動リカバリが抑止されます。

保守モードに設定することで、以下の操作が行えます。

・ メンテナンスLED

メンテナンスLEDの操作が行えます。

・ バックアップ・リストア

システムイメージのバックアップ・リストアが行えます。

・ クローニング

クローニングイメージの採取・配付が行えます。

設定と解除の方法を以下に示します。

・ 設定方法

RORコンソールのサーバリソースツリーで、保守モードに設定するサーバ(またはサーバ上の物理OS、VMホスト)を右クリックし、表

示されたメニューで[保守モード]-[設定]を選択します。

・ 解除方法

RORコンソールのサーバリソースツリーで、運用モードに設定するサーバ(またはサーバ上の物理OS、VMホスト)を右クリックし、表

示されたメニューで[保守モード]-[解除]を選択します。

注意

・ ServerView Deployment Managerを使用する場合、操作によってはサーバの一時的な再起動またはシャットダウンが行われます。

本製品のサーバの状態にも影響があります。

ServerView Deployment Managerから操作する前に、操作対象サーバを保守モードに設定してください。また、操作後は保守モー

ドを解除してください。

・ 保守モードが設定された物理サーバに対して、L-Serverを作成できません。

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