Matsumoto Dental University News No.388,May 1,2016 · 2018-04-25 · 松本歯科大学 発行所...

松本歯科大学 発行所 学校法人 松本歯科大学 長野県塩尻市広丘郷原1780 (0263)52-3100 www.mdu.ac.jp 1部60円 Matsumoto Dental University News No. 388, May 1, 2016 16 20 16 8 22 34 退鷹股教授(左)と荻原 京さん(右)、和さん姉妹 使70 調マウスガードを兼ねたオーラルアプライアンス 97 96 32 新入生を前に挨拶する矢ヶ﨑理事長 第 34 回全日本スキー選手権での荻原 和さん 荻原 京 さん さん 姉妹 来院 フリースタイルスキー モーグル選手

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松本歯科大学発行所 学校法人 松本歯科大学

長野県塩尻市広丘郷原1780 (0263)52-3100www.mdu.ac.jp

1部60円

Matsumoto Dental University News� No. 388, May 1, 2016

 

美しき5月。

 

野も山も緑一色で、力強い若

さがみなぎる季節。しかし、南

北に長い日本列島の5月は、春

と夏が同居し、札幌ではサクラ

が見頃となり、沖縄ではそろそ

ろ梅雨に入る。

 

新緑に旅心をくすぐられてか、

松尾芭蕉は16日(現暦)に江戸

の深川から「おくの細道」の旅

に立った。日本旅のペンクラブ

ではこの日を「旅の日」と定め

ている。旅をするのも、何をし

ても快適な季節である。

 

しかし、「タケノコ梅雨」と

か「タケノコ流し」といわれ、

天気のぐずつくことがある。来

月から始まる梅雨の前ぶれであ

ろう。

 

昨年の5月は、極端に晴天に

恵まれた。各地の日照時間は記

録的に多く、気温も高い日が続

いた。沖縄では20日に梅雨入り、

東日本は夏のような大雷雨によ

く見舞われた。

 

1日は、「夏も近づく」と歌

にもあるように八十八夜。茶店

に「新茶入荷」の張り紙が出さ

れる。

 

そして6日は立夏。暦は夏を

刻む。富士山頂の雪解けも進む

が、山頂の雪は6月下旬まで見

られるのがふつうだが、7月に

入っても雪の降る年もある。

 

東京の5月1日の平均気温は

16・8度だが、標高約千メート

ルの軽井沢は9・6度。5月の

太陽の光はすでに夏。連休中の

高原は冬の名残りの寒さと夏の

光とが作り出す特別の「すがす

がしさ」がある。南風が届ける

初夏の訪れ、日差しに芽吹きの

緑が眩しい。触れれば手が染ま

りそうな鮮やかさ。

 「リラ冷え」の寒さに注意を。

 

フリースタイルスキーのモーグル選手として活躍している佐久市出身

の荻原 

京さん、和さん姉妹が、3月22日(火)本学病院を訪れ、日本

体育協会公認・スポーツデンティストである鷹股哲也診療教授の診察を

受けた。妹の和さんは昨年、スポーツ歯科外来で咬合の安定化と外傷予

防のためのマウスガードを兼ねたオーラルアプライアンスを作製、装着

して韓国平ピ

ョンチャン昌の冬季五輪に向けて練習に励んでいる。

スポーツデンティストが健康管理

咬合の安定化と外傷予防で支援

 

和さんは松商学園高等学校に在学し

全日本ナショナルチームの育成選手と

して活躍している。一昨年の第34回全

日本スキー選手権フリースタイル競技

モーグル種目で第3位になり、同大会

をもって引退を表明していた上村愛子

選手とともに表彰台に上がった。昨年

のジュニアオリンピックカップ全日本

スキー選手権大会では高校部門で見事

優勝に輝いた。この日はオーラルアプ

ライアンス装着後の経過観察のため来

院し、咬耗や摩耗、破れなどがないか

変形具合を確認した。

 

和さんのオーラルアプライアンスは、

日本スポーツ歯科医学会認定のマウス

ガード・テクニカルインストラクター鷹股教授(左)と荻原 京さん(右)、和さん姉妹

資格を持つ歯科技工士の作製に

よるもので、約3ミリの均一の

厚みで重さは約6グラムの超軽

量。材質はポリオレフィンとい

う弾性樹脂材料が使われ、水分

の吸収性が少ないため唾液で劣

化しにくい。本体価格は約1万

3千円(健康保険適用外)。

 

装着した感想として和さんは

「咬み合わせの安定感があるの

で練習時にエアのランディング

(着地)で力がしっかりと入るよ

うになりました。滑走時も自然

に呼吸ができます。以前に他院

で作製したマウスガードと違い、

とてもフィットしていて驚きま

した」とその高い作製技術を賞

賛した。

 

また“フィット感が気持ちよ

かった”ため同じくモーグル選

手として活躍する姉の京さんに

も新たにマウスガードを作製す

るよう提案。今回一緒に来院し

て印象採得を行い、京さんのマ

ウスガードは4月に完成した。

 

京さんは長野県スキー連盟指

定選手で信州大学医学部保健学

科に在籍している。ワールドカ

ップ出場経験があり、昨年の第

70回国民体育大会冬季大会フリ

ースタイル競技モーグル成年女

子の部で優勝した輝かしい実績

を持つ。

 

モーグル種目はターンやエア

の際に膝が顎に入ったりコース

外で転倒したりして口のまわり

に外傷を負うケースが多いため、

マウスガードを装着する選手は

少なくない。スポーツ歯科外来

を受診しマウスガードを作製す

る患者はラグビーや空手、アメ

リカンフットボールの選手など

年に5、6人いるという。

 

鷹股教授は「マウスガードで

外傷を予防することで安心感が

ある。スポーツ時には多くの人

に利用してほしい。競技により

制約はあるが色やデザインはさ

まざまなものが作製可能」と、

普及促進に向けて大学病院とし

て対応していると強調した。

マウスガードを兼ねたオーラルアプライアンス

 

2016年度松本歯科大学

(歯学部)および大学院(歯学独

立研究科)、衛生学院(歯科衛

生士学科)の入学式が4月7日

(木)、本館7階講堂で挙行され、

新入生総勢137人が式に臨ん

だ。入学したのは歯学部学生97

人(第1学年96人、第2学年編

入1人)と大学院生8人、衛生

学院生32人。

 

挨拶に立った矢ヶ﨑 

雅理事

長は「夢を必ず現実のものにす

ると誓ってください。自己管理

をして授業に出席し、復習を繰

り返す日々があっという間に過

ぎていきます。世界に羽ばたく

歯科医療人を目指してください」

と激励した。

 

本学常務理事・特命教授で内

閣官房参与の飯島 

勲氏は「先

生方との信頼のパイプを作って、

ご両親への感謝を忘れずに学業

生活を送ってください。本学の

校友会はしっかりと皆さんを支

えます」と祝辞を述べた。

 

また川原一祐学長は「本学は

創立者である矢ヶ﨑 

康先生が

唱えられた建学の理念に基づき、

歯科医学を通じて知性豊かで健

康な人格者の養成を目指してお

ります。大学は学生諸君の多面

にわたる学習活動に愛と誠意を

もって対応してまいります。有

意義な学生生活を送られること

を願います」と告辞した。

 

歯学部新入生を代表して永冨

史也君が「松本歯科大学生とし

ての誇りを持ち、建学の理念を

わきまえ、歯科医師の理想を目

指し、初心を忘れることなくさ

らなる向上心をもって勉学に励

むことを誓います」と宣誓した。

 

式参列者のなかには台湾、韓

国からの歯学部留学生のご父母

も多く出席されていることから、

学事課留学生担当職員がインカ

ムを用い同時通訳を行った。

 

式後は学生ラウンジで校友会

主催による新入生歓迎会が開か

れ、法人役員や校友会役員、教

員らが挨拶に立ち、心温まる祝

いの言葉を述べて歓迎した。

新入生137人が晴れやかに入学

松本歯科大学・衛生学院

入学式

新入生を前に挨拶する矢ヶ﨑理事長

第 34 回全日本スキー選手権での荻原 和さん

     荻原 京み や こ

さん 和な ぎ

さん姉妹が来院フリースタイルスキーモーグル選手

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Campus Today� No. 388, May 1, 2016/page 2

継続して顕著な研究成果を上

げ、同会の進捗発展に顕著な貢

献をした方を表彰するもので、

本年は勝海一郎先生(日本歯科

保存学会・前理事長)、永澤教授、

松家茂樹先生(前英文誌編集委

員長)、米山隆之先生(日本歯

科理工学会・前理事長)の4人

が受賞されました。

 

永澤教授は中部地方会長、英

文誌編集委員、データベース委

員長などを歴任され、全学会員

において唯一人、学会発表賞を

5回受賞されたことなどの研究

活動や学会への貢献が認められ

たものであります。永澤教授は

「私のようなものが日本歯科理

工学会で最も名誉ある学会賞を

いただけるとは思ってもいませ

んでしたので、大変ありがたく

思います」と受賞の喜びを語っ

ていました。

(歯科補綴学講座        

歯科理工学講座 

教授 

黒岩昭弘)

 

4月16日(土)・17日(日)

の両日、福岡歯科大学の主管に

より第67回日本歯科理工学会が

九州大学医学部百年講堂におい

て開催されました。16日の総会

席上では各種表彰が行われ、歯

科理工学講座の永澤 

栄教授が

2015年度日本歯科理工学会・

学会賞を受賞されました。

 

同賞は、学会長経験者や長年

 

2016年度松本歯科大学病

院臨床研修歯科医師研修許可交

付式が4月1日(金)、本館4

階の多目的ホールにて行われた。

本年度は32人(研修プログラム

Ⅰ26人、研修プログラムⅡ6人)

が臨床研修歯科医師として採用

された。

 

交付式では始めに川村 

仁歯

科副病院長から「患者さん中心

の医療を実践するように期待し

ます」と挨拶をいただいた後、

臨床研修歯科医師一人ひとりに

研修許可証が交付された。

 

山本昭夫研修管理委員長から

は、「社会人として、歯科医師

として研修に邁進して欲しい」

との激励があり、鷹股哲也総合

口腔診療部Aチーム長ならびに

藤井健男総合口腔診療部Bチー

ム長からは、昨年度から始まっ

た新たな診療システムについて

詳細な説明がなされた。また、

研修指導に関わる各診療科の研

修管理委員会委員より挨拶があ

った。

 

臨床研修歯科医師は3日間の

オリエンテーション直後から総

合口腔診療部、連携型口腔診療

部を中心とした本学病院(プロ

グラムⅠ・Ⅱ)を基盤として、

協力型施設(プログラムⅡ)、

協力施設(プログラムⅠ・Ⅱ)

において一年間にわたって臨床

研修を行う。先生方のますます

の研鑽に期待したい。

(口腔診療部 

教授        

 

臨床研修プログラムⅠ責任者 

音琴淳一)

 

昨年は富田美穂子先生が社会

歯科学講座の実質的な主任とし

て1月1日付けで昇格されて、

本学初の女性教授が誕生した。

 

さらに本年4月には、口腔顎

顔面外科学講座に芳澤享子先生、

耳鼻咽喉科学に相馬啓子先生を

お迎えしたことで、女性教授は

3倍増である。

 

創立期からの古手教員の1人

としてなんとも喜ばしいことな

ので、先日は勝手に個人的な歓

迎会をさせていただいた。本当

にすばらしい先生たちである。

 

安倍首相が唱える「一億総活

躍社会」で、なによりも重視さ

れるべきは、日本国民の半数を

占める女性の力を引き出すこと

であろう。保育環境の整備の遅

れを巡って、国会で大騒ぎが巻

き起こっているのも当然である。

 

とりわけ、医学医療の世界に

は女性の進出が強く望まれる。

近年は看護師や歯科衛生士ばか

りでなく、医師、歯科医師をめ

ざす女性も少なくはない。

 

本学の本年度の新入生を見て

も、定員96人中で女子学生は32

人を算した。すでに実社会でバ

リバリと診療実績を積んでいる

OG諸姉も数多い。

 

ところが、教える側に廻って

教授職までがんばってくださる

女性となると、きわめて寂しい

のはどうしたわけだろうか。

 

全国29の歯科大学・歯学部に

ついて手元の資料で調べてみる

と、かつての本学のように女性

教授不在の学校のほうが多い。

東京医科歯科大学や東京歯科大

学など、研究所や複数の病院を

抱えていて、教授の総数が50人

を超えるような大所帯でもせい

ぜい数人に止まっている。

 

4月29日の観桜会の際に、昨

年発足した同窓生の女性の会

「桔梗の会」の発足記念茶会が

開催され、多くのOG諸姉が集

まられたので、「あなた方のな

かからぜひとも女性教授を!」

とはっぱをかけておいた。

 

現在の女性3教授は、富田先

生は朝日大学歯学部、芳澤先生

は新潟大学歯学部、相馬先生は

岐阜大学医学部と、残念ながら

本学OGではないのである。

女ならでは夜が明けぬ国?

 

近年の女性たちは、政治や社

会活動などの面でもめざましい

活動を展開しておられて、真の

偉人と呼びたい方が少なくない。

 

ちなみに国家元首として現在

活躍中の女性を紹介してみよう。

 

エリザベス2世(連合王国)

やマルガレーテ2世(ノルウェ

ー王国)といった女王さまは別

格だが、以下はすべて選挙で選

出された大統領(スイスは連邦

参事)である(就任順、敬称略)。

 

エレン・ジョンソン・サーリ

ーフ(リベリア)、ダリア・グリ

バウスカイテ(リトアニア)、シ

モネッタ・ソマルーガ(スイス)、

ジルマ・ルセフ(ブラジル)、朴

槿恵(韓国)、ミシェル・バチェ

レ(チリ)、マリールイーズ・コ

レイロ・プレカ(マルタ)、コリ

ンダ・グラバル=キタロヴィッ

チ(クロアチア)、アミーナ・グ

リブ=アャキム(モーリシャス)、

ビドナ・テビ・バンダリ(ネパ

ール)。加えて本年5月には蔡 

英文(中華民国)が就任する。

 

さらにヒラリー・クリントン

(アメリカ)は最有力候補だし、

ケイコ・フジモリ(チリ)も当

選する可能性が高い。

 

首相としてのアンゲラ・メル

ケル(ドイツ)やシェイク・ハ

シナ(バングラデシュ)は、ニ

ュース報道で聞きなれた名だ。

 

それなのにわが国では、いま

だにそうした女傑が現れ出ては

いない。神代の昔から「女なら

では夜が明けぬ国」と言われて

きたのに、どうしたことなのだ

ろうか。儒教思想で男性上位が

凝り固まっていたかのような韓

国でさえ女性大統領が生まれた

のに、皇太子の長子の愛子さま

に即位させることにさえ否定的

な意見が強いようでは、男女同

権は画餅に過ぎないと思う。

 「女性教授の活躍に期待する」

から少々筆が滑りすぎたが、フ

ェミニストからの一言として笑

って読んでいただきたい。

(笠原 

浩)

カールソンの

英語 ! ! !

主張

女性教授の活躍に期待する

 

今月は歯(teeth

)を使った

表現方法を取り上げたいと思い

ます。

 

皆さんはby the skin of

~’s

teeth

という英語の慣用句を聞

いたことがありますか。これは

言い換えると、just barely,

まり、「際どいところで、辛うじ

て、危ないところで」などとい

う意味になります。

 

By the skin of my teeth

元々旧約聖書のヨブ記に出てい

る表現ですが、その起源は25

00年以上前にさかのぼります。

旧約聖書の原語はヘブライ語で

書かれましたが、それが英語に

翻訳され、現在の英語表現の一

部となりました。

 

I have escaped by the skin of m

y teeth.

「私はただ歯の皮

だけで逃れた」(ヨブ記19章20

節)。

 

本来、歯には皮はありません

ので、「歯の皮」とはどういう

意味かをめぐってはいろいろな

説があります。解説書によりま

すと、「ぎりぎりのところで逃れ

て、口の中に歯茎しか残らなか

った」という意味ではないかな

どと書かれています。

 

さて、この表現はネイティブ

スピーカーならだれでも知っ

ていますが、動詞は「逃れる」

escape

だけではなく、もう少

し広く他の動詞とも結びついて

使われます。

 

例をいえば、John graduated

from college by the skin of his

teeth.

(ジョンはぎりぎりの成

績で大学を卒業した)。

 

He avoided disaster by the skin of his teeth.

(彼は危うく

のところで大惨事を回避した)

などとなります。

 

4月5日(火)から10日(日)

にかけて新入生オリエンテーシ

ョンが実施され、長谷川博雅歯

学部長による建学の理念の解説

や大学生活全般に関する説明、

学外宿泊研修などが行われた。

 

これにあわせ第2学年の中田

智是君を中心とした学生有志30

人が学生寮キャンパスインのエ

ントランスフロアに「サポート

デスク」を開設するなど各種サ

ポートで新入生を歓迎した。

 

サポートデスクは入学したば

かりの新入生に先輩として得た

知識や情報を伝えて、分からな

いことや不安点を解消してもら

いたいという主旨のもと、第2

学年の学生有志により毎年開設

されている。授業やクラブ活動、

大学周辺の店舗情報など新入生

からのさまざまな質問に丁寧に

答え、先輩として買物のアドバ

イスや送迎にも応じた。

 

また外国人留学生のために外

国語が堪能な学生がサポートデ

スクに待機して、外国語版の留

意事項や案内掲示も作成した。

新入生オリエンテーションを実施~第2学年有志が各種サポートで歓迎~

実習器材の見本やクラブ紹介に

向けた資料の展示など工夫を凝

らして、多くの情報を提供する

環境を整えた。

 

8日(金)には第2学年有志

の主催による新入生歓迎夕食会

が学生食堂で開かれた。食事を

共にして新入生同士や上級生と

下級生の交流を図り、ビンゴゲ

ームに興じて楽しいひとときを

過ごした。

 

9日(土)、10日(日)の両

日には学外宿泊研修が伊那市の

国立信州高遠青少年自然の家で

行われた。参加したのは第1学

年と第2学年有志の総勢111

人。学生たちは6~8人ずつに

分かれてグループワークに取り

組み、ワークショップ形式でオ

リジナル劇を創作・発表した。

これは毎年行われている本学恒

例の研修プログラムで、協調性

や表現力を育み、皆で協力して

劇に仕立てる過程で相互理解を

深めるのが目的。第2学年の有

志もファシリテーター(調整・

進行役)として参加し、各グル

ープのストーリー作りや進行に

ついてアドバイスした。

 

2日目は、信州塩尻農業公園

チロルの森を訪れ小動物との触

れ合いや自然を堪能し、昼食の

バーベーキューなどを通してコ

ミュニケーションを深めた。

学外宿泊研修でオリジナル劇を披露する第1学年生

新入生歓迎夕食会でビンゴゲームに興じる学生たち

臨床研修歯科医師研修許可交付式

患者中心医療の実践を期待研修許可証を交付される臨床研修歯科医師

歯科理工学講座

永澤 栄教授が学会賞を受賞

第67回日本歯科理工学会

••••••••••••••••••••••••••

学会賞を受賞した永澤教授

点数を増やしていくことを明ら

かにした。第6学年主任の山田

一尋教授はデイリーテストの時

間変更や1週間のスケジュー

ル、主任補佐のサポート体制に

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Campus Today� No. 388, May 1, 2016/page 3

各賞の受賞者(敬称略)

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耳鼻咽喉科学教

授 相馬

啓子

口腔顎顔面外科学講座

教授 芳澤

享みちこ子

芳澤 享子 教授 略歴1983 年 3 月 長野県長野高等学校 卒業1990 年 3 月 新潟大学歯学部 卒業1994 年 3 月 新潟大学大学院歯学研究科 修了1994 年 4 月 群馬県伊勢崎市民病院歯科口腔外科 医員1995 年 4 月 新潟大学歯学部附属病院第一口腔外科 医員1998 年 4 月 新潟大学歯学部口腔外科学第一講座 助手1999 年 2 月 米国ミシガン大学顎顔面口腔外科学講座 留学      (文部科学省在外研究員) 2000 年 3 月 新潟大学歯学部附属病院口腔再建外科 助手2011 年 8 月 新潟大学医歯学総合病院口腔再建外科 病院講師2013 年 7 月 新潟大学医歯学総合病院口腔再建外科 講師2016 年 4 月 松本歯科大学歯学部口腔顎顔面外科学講座 教授

新教授紹介�(2016年4月1日付就任)

 

2016年度の第1回FD研修会が4月20日(水)に本館601教室で開

催された。長谷川博雅歯学部長が本年度の教育方針を説明し、各担当教授

らが学年ごとの取り組みや改善点を報告、全員でさらなる努力を誓った。

本年度の教育方針を説明する長谷川歯学部長

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◇矢ヶ﨑 康特別賞

 

日置 

崇史(第5学年)

 

林  

知宗(第4学年)

 

清水 

まや(第2学年)

 

中田 

智是(第1学年)

在学生23人が栄誉の受賞

 

2015年度松本歯科大

学歯学部学生表彰授与式が

4月7日(木)、創立30年

記念棟「常念岳」の間にお

いて行われ、在学生23人に

「矢ヶ﨑 

康特別賞」ほか

各賞が贈られた。

 

受賞者は呼名され、一人

ひとりに矢ヶ﨑 

雅理事長

と川原一祐学長より、賞状

が手渡された。

矢ヶ﨑理事長は「仲間や

後輩の模範となるよう、今

後より一層の精進を期待し

ます」と励ましの言葉を述

べられた。

 

このたび、口腔顎顔面外科学

講座教授に就任させていただき

ましたので、本紙面をお借りし

てご挨拶申し上げます。

 

私は本県上水内郡飯綱町の出

身で、このたび故郷に戻り、本

学において、これまで携わって

まいりました歯学教育の一環と

しての口腔外科を継続できる歓

びと責任感とをひしひしと感じ

ております。

 

口腔外科は多岐にわたる疾患

を扱うとともに、全身疾患との

関連性を考慮した治療方針の策

定など、幅広い知識に加え豊富

な経験を必要とされる分野です。

私はこれまで口腔外科一般臨床

に関して、自身の研鑽だけでな

く、歯学部生、研修歯科医、若

手から中堅クラスの口腔外科医

の臨床教育に従事してまいりま

したが、そこで実感したことは

難易度の高い手術を経験して初

めて前段階の手術が修得できる

ということです。「口腔外科は

抜歯に始まり、抜歯に終わる」

という言葉もあるように、抜歯

といえども難易度はさまざまで、

他疾患の手術を経験した後に自

身の抜歯計画や手術手技の変化

に気づくことも多々あり、これ

が口腔外科を学ぶ醍醐味だとも

思います。

 

各務秀明教授とともに本講

座、松本歯科大学、さらには地

域歯科医療の発展のために、教

育、臨床、研究に努力する所存

ですので、ご指導の程よろしく

お願い申し上げます。

 

このたび、新設されました耳

鼻咽喉科学教授に就任させてい

ただきました。私はもともと松

本市の出身でありまして、高校

卒業以来の信州暮らしとなりま

す。

 

松本歯科大学のキャンパスは、

設備もよく自然に囲まれており、

このようなすばらしい環境のな

かで勉学や研究に集中できるこ

とは、大変恵まれていると感じ

ました。以前の勤務が都会の繁

華街の近くでしたので、夜が暗

いことを忘れておりましたが、

こちらに赴任してからそれを実

感しております。自然のなかで、

人間本来の力がひきだされるこ

とを期待しております。

 

私は今まで、めまい、特に外

傷後の平衡障害の臨床研究と、

耳、鼻、頭頸部の手術を中心に

仕事をしてまいりました。付属

病院は、まだ耳鼻咽喉科開設準

備の段階ですが、歯科大学とい

う利点を生かして、脳以外の頸

から上の疾患を中心とした、精

査および手術ができる病院をめ

ざしたいと思っております。

 

耳鼻咽喉科学は、隣接医学と

して歯科・口腔外科と極めて密

接な関係にあり、臨床では、鼻・

副鼻腔の疾患や嚥下障害など協

力できる分野も多いと思われま

す。また将来的には、共同研究

などもできればと考えておりま

すので、よろしくご指導の程お

願い申し上げます。

 

本学は、カリキュラム・ポリ

シーとして「ディプロマ・ポリ

シーを達成するために6年一貫

の弾力的なカリキュラム編成を

行う」と掲げている。本年度は

このポリシーを踏まえていくつ

かの新しい科目が組み込まれた。

 

第1学年では「建学の理念」

にもとづき佐久間象山と福澤諭

吉について学ぶ「社会文化概論」

を新設した。第2学年の「プロ

フェッショナリズム行動学」は

歯科医師として倫理観に裏づけ

されたプロフェッショナリズム

について学び、身につけること

を目的としている。

 

第4学年では「インプラント

学」を新設した。インプラント

については、これまでも冠・架

工義歯学や口腔外科学において

講義されてきたが、歯科医学を

取り巻く社会的要求からも、系

ディプロマ・ポリシー達成のため

新科目を組み込みカリキュラム編成

統立ててインプラントについて

学ぶ必要がでてきた。CBTや

国家試験にもインプラント関連

の試験問題が出題されており、

効率良く学生がインプラントに

ついて学修するための科目であ

る。第5学年では「歯科医療管

理学」を設けた。これは歯科診

療を実施する上で必要な治療の

流れや保険診療について学ぶも

ので、臨床実習を効果的に行う

ためのものである。

 

一方、第2、3学年において

選択科目で歯科医学研究A、B

を開講することとなった。この

科目は「歯科医学教育の改善・

充実に関する調査研究協力者会

議」の提言の「未来の歯科医療

を拓く研究者の養成」に対応す

るものである。全国歯科学生の

研究発表の場であるスチューデ

ントクリニシャンの代表者を育

成できる場となることを期待し

ている。今後も、社会情勢、教

育効果を解析しながら、社会に

貢献できる歯科医師を育てるた

めの充実したカリキュラムを整

えてゆく所存である。

(教務部長 

中村浩彰)

矢ヶ﨑理事長、川原学長、長谷川歯学部長を囲んで記念撮影する受賞者

第1回 FD研修会更なる飛躍に向け 2016年度教育方針を確認

 

本学が策定した「教育アクシ

ョンプラン2015」では、長

期的スパンにおいて歯科医師国

家試験の現役合格率を私立歯科

大学のなかで上位3分の1以上

に引き上げることを目標として

いたが、第109回歯科医師国

家試験では、本学の現役合格率

は81・1%と急伸し、第4位の

好成績を収めた。

 

FD研修会の冒頭で川原一祐

学長は「FDをはじめ教員の皆

さんの努力によって実力躍進が

できた。一過性に終わることな

く、今後も一致協力して教育指

導をお願いします」と挨拶した。

 

続いて長谷川歯学部長は「今

後は合格者の人数も増やして

いきたい。そのためにはアウト

カム基盤型教育が重要で、各学

年・各科目ごとに到達すべき目

標(学習成果)を明確化し、サ

ポートと評価を再確認していた

だきたい。また、診療参加型臨

床実習の充実と臨床能力の担保

につながる評価法を構築してい

きたい」と、2016年度の指

針を示した。

 

富田美穂子教育学習支援セン

ター長は、第109回歯科医師

国家試験を分析し、合格のため

には本学定期試験80点以上、ウ

イークリーテスト85点以上、模

試順位は受験者の50%以内とす

る目標を掲げた。

 

中村浩彰教務部長は、第1~

4学年の定期試験の受験資格や

判定方法、カリキュラムについ

て解説。第5学年主任の澁谷 

徹教授は、診療参加型臨床実習

のために、講義は歯科臨床に関

連した内容とし、実習は自験の

点数を増やしていくことを明ら

かにした。第6学年主任の山田

一尋教授はデイリーテストの時

間変更や1週間のスケジュー

ル、主任補佐のサポート体制に

ついて報告した。

 

最後に、歯科医師国家試験の

合格者数の増加と留年者数の減

少に向けて、教員全員が努力し

ていくことを確認した。

プロフェッショナリズム行動学のグループ討議

相馬 啓子 教授 略歴1985 年 3 月 岐阜大学医学部 卒業1985 年 4 月 慶応義塾大学医学部耳鼻咽喉科学教室 入局1991 年 7 月 東京都済生会中央病院耳鼻咽喉科 医員1994 年 7 月 けいゆう病院耳鼻咽喉科 医長1998 年7月 川崎市立井田病院耳鼻咽喉科 医長2002 年7月 日本鋼管病院耳鼻咽喉科 部長2003 年 4 月 (兼)慶応義塾大学医学部 客員講師(耳鼻咽喉科)2011 年 4 月 川崎市立川崎病院耳鼻咽喉科 部長      (兼)慶応義塾大学医学部 非常勤講師(耳鼻咽喉科)2016 年4月 松本歯科大学耳鼻咽喉科学 教授

◇矢ヶ﨑 康賞

 

田村 

瞬至(第5学年)

 

植田 

三惠( 

〃  

 

盧ロ  

玫バイシン蓁

( 

〃  

 

平井 

辰宜(第4学年)

 

中村 

直登( 

〃  

 

亀田 

明希( 

〃  

 

盧ロ  

良リョウゼン全(

第3学年)

 

千葉 

大義( 

〃  

 

高濱  

暁( 

〃  

 

宇田川 

琢(第2学年)

 

大谷 

有希( 

〃  

 

椎名 

哲郎( 

〃  

 小野 

亜美(第1学年)

 小山  

惇( 

〃  

 

何カ  

家カ

瑜ユ( 

〃  

◇スポーツ賞

 

川本  

拓(第4学年)

 2014年度体育連絡協議会委員長

 

和氣 

清尊(第3学年)

 第48回全日本歯科学生体育連盟正評議委員

◇活動賞

 

河村 

裕太(第3学年)

 2014年度文化連絡協議会委員長

 

鈴木 

智久(第3学年)

 第31回大学祭実行委員長

歯学部学生表彰授与式

Page 4: Matsumoto Dental University News No.388,May 1,2016 · 2018-04-25 · 松本歯科大学 発行所 学校法人 松本歯科大学 180 (0263)2-3100 160 Matsumoto Dental University

Campus Today� No. 388, May 1, 2016/page 4

ら歯学部を評価する

唯一の評価認証機関

として指定を受けて

いる。

 

今回、お二人の先

生方は、松本歯科大

学における韓国人留

学生がどのようなカ

リキュラムの下、歯

学教育および臨床実

習を受けているかを

視察するために来学

した。

 

川原一祐学長および長谷川博

雅歯学部長をはじめ本学関係者

と面談し、活発な意見交換を行

った。また、学内の各種施設を

くまなく見学し、韓国人留学生

が多数在籍している第2学年の

講義において、松本歯科大学と

の緊密な交流の進展を期待する

旨のご挨拶をいただいた。学生

ソメイヨシノが満開の4月

11日(月)、韓国歯医学教育評

価院から Shin Je-W

on

教授(慶

熙大学)および Kim

Kyung-Nyun

教授(江陵原州大学)が

来学された。韓国歯医学教育評

価院は、2007年に韓国保健

福祉部から設立認可を得て設

立、2015年に韓国教育部か

――――松本歯科大学校友会――――

Alumni News

Economic News 内外の経済 4月27日付

株価 東京外国為替相場と各国定期預金金利 (3カ月物)日本  17,339.12円

米国  17,990.32ドル 米ドル 112.20円 0.01%▲

金地金店頭価格� (消費税込み) 英ポンド 163.05円 0.10%売り(1グラム) 4,843円 スイスフラン 115.20円 0.01%買い(1グラム) 4,758円 ユーロ 126.65円 0.01%▲

白金地金店頭価格�(消費税込み) タイバーツ 3.24円 0.10%売り(1グラム) 3,999円 日本円 ——— 0.01%買い(1グラム) 3,870円 (SMBC 信託銀行HP等より)

〔退職〕     

3月31日付

 

篠原  

(教授(歯学部口腔顎顔面外科学講座))

 

柴田 

幸永

(准教授(歯学部口腔細菌学講座))

 

倉田 

和之

(講師(歯学部歯科矯正学講座))

 

松田 

悠佑

(助教(歯学部口腔細菌学講座))

 

窪川 

恵太

(助教(歯学部歯科保存学講座))

 

三原 

正志

(助教(歯学部歯科矯正学講座))

 

岡本  

(助手(歯学部歯科保存学講座))

 

後藤 

賢亮

(助手(歯学部歯科保存学講座))

 

千原 

隆弘

(助手(歯学部口腔顎顔面外科学講座))

 

古田 

浩史

(助手(歯学部口腔顎顔面外科学講座))

 

山田 

晋司

(助手(歯学部障がい者歯科学講座))

 

篠塚 

功一

(助手(歯学部障がい者歯科学講座))

 

小林 

加奈

(歯科衛生士室歯科衛生士)

 

倉澤 

里佳

(歯科衛生士室歯科衛生士)

〔期間満了〕   3月31日付

 

岩崎 

貴美

(助教(歯学部社会歯科学講座))

 

松田 

浩和

(助教(歯学部歯科矯正学講座))

 

大井 

俊昌

(助手(歯学部歯科補綴学講座))

 

研修歯科医29名

(氏名・所属は省略)

 

新家  

(事務局管理課事務員(契約職員))

 

杉山みどり

(臨床検査室臨床検査技師(契約職員))

 

中島 

公子

(衛生学院歯科衛生士学科専任教員(契約職員))

 

野村 

篤之

(総合歯科医学研究所研究補助員(パートタイマー))

〔採用〕     

4月1日付

 

矢ヶ﨑 

(特任教授)

 

赤地 

憲一

(特任教授)

 

大島 

和成

(特任教授)

 

笠原 

悦男

(特任教授)

 

笠原  

(特任教授)

 

可知 

偉行

(特任教授)

 

川村  

(特任教授)

 

國松 

和司

(特任教授)

 

鈴木 

啓之

(特任教授)

 

高木 

宣雄

(特任教授)

 

高橋 

直之

(特任教授)

 

橋本 

京一

(特任教授)

 

牧   

茂 (特任教授            

大学院歯学独立研究科(健康増進口腔科学講座)兼務

総合歯科医学研究所(健康増進口腔科学部門)兼務 

 

山下 

利昭

(特任教授)

 

吉澤 

英樹

(特任教授)

 

飯島  

(特命教授)

 

植田 

章夫

(診療教授)

 

鷹股 

哲也

(診療教授)

22日㈰

 

一日体験入学(歯学部)

25日㈬~27日㈮

 

大学院発表会

26日㈭

 

Ⅰ期試験(第6学年)

30日㈪

 

献血

 

春爛漫の4月10日(日)、東京

都新宿区の京王プラザホテルに

おいて、校友会東京都支部総会

および学術講演会が開催され、

口腔生化学講座の宇田川信之教

授(学生部長・10期生)が講演

を行った。

 

宇田川教授は、破骨細胞と骨

芽細胞のカップリング機構につ

いて、分子生物学的な基礎的研

究から骨髄間葉系細胞移植によ

る臨床的研究まで、骨再生医療

名古屋大学・人見 清隆先生が講演「タンパク質架橋化酵素の高反応性基質配列の発見と表皮形成研究への展開」

大学院セミナー

 

芳澤 

享子

(教授(歯学部口腔顎顔面外科学講座))

 

相馬 

啓子

(教授(歯学部耳鼻咽喉科学))

〔採用(再任)〕  4月1日付

 

定岡  

(助教(歯学部口腔衛生学講座))

 

三木  

(助教(歯学部歯科保存学講座))

 

小町谷美帆

(助教(歯学部歯科補綴学講座))

 

下地 

茂弘

(助教(歯学部口腔顎顔面外科学講座))

 

丸川 

和也

(助教(歯学部口腔顎顔面外科学講座))

 

金沢 

昌律

(助教(歯学部歯科矯正学講座))

 

村上 

円郁

(助教(歯学部歯科矯正学講座))

 

森山 

敬太

(助教(歯学部小児歯科学講座))

〔採用(新規)〕 

4月1日付

 

嶋田 

勝光

(助教(歯学部口腔病理学講座))

 

岩井由紀子

(助教(歯学部歯科保存学講座))

 

鍵谷 

真吾

(助教(歯学部歯科補綴学講座))

 

唐澤 

基央

(助教(歯学部歯科矯正学講座))

 

德田 

吉彦

(助教(歯学部歯科矯正学講座))

 

水野瑠莉香

(助教(歯学部歯科矯正学講座))

 

大木 

絵美

(助教(病院口腔診療部))

〔採用(更新)〕 

4月1日付

 

甲田 

訓子

(助手(歯学部歯科保存学講座))

 

髙橋弘太郎

(助手(歯学部歯科保存学講座))

 

石岡 

康明

(助手(歯学部歯科保存学講座))

 

小松 

佐保

(助手(歯学部歯科保存学講座))

 

菅生 

秀昭

(助手(歯学部歯科補綴学講座))

 

齋藤 

安奈

(助手(歯学部口腔顎顔面外科学講座))

 

森 

こず恵

(助手(歯学部口腔顎顔面外科学講座))

 

磯野 

員達

(助手(歯学部障がい者歯科学講座))

 

岩﨑 

仁史

(助手(歯学部障がい者歯科学講座))

 

伊沢 

正行

(助手(歯学部障がい者歯科学講座))

 

鈴木 

貴之

(助手(歯学部障がい者歯科学講座))

 

三井 

達久

(助手(歯学部障がい者歯科学講座))

 

湯川 

譲治

(助手(歯学部歯科麻酔学講座))

〔採用(新規)〕 

4月1日付

 

岩本 

弥恵

(助手(歯学部歯科保存学講座))

 

内川竜太朗

(助手(歯学部歯科保存学講座))

 

佐故 

竜介

(助手(歯学部歯科保存学講座))

 

高橋 

惇哉

(助手(歯学部歯科保存学講座))

 

中安 

喜一

(助手(歯学部小児歯科学講座))

 

宮原 

康太

(助手(歯学部障がい者歯科学講座))

〔採用〕     4月1日付

 

研修歯科医32名

(氏名・所属は省略)

 

吉澤 

裕義

(薬局薬剤師主任)

 

中西裕美香

(臨床検査室臨床検査技師)

 

橋本 

桂子

(看護師室看護師)

 

上野美知穂

(看護師室看護師)

 

髙山 

実和

(看護師室看護師)

 

岩間 

美樹

(歯科衛生士室歯科衛生士)

 

歌田  

(歯科衛生士室歯科衛生士)

 

菅田 

杏実

(歯科衛生士室歯科衛生士)

 

百瀬 

由華

(歯科衛生士室歯科衛生士)

松本歯科大学 市民公開講座のお知らせ6月11日㈯ 「歯科インプラントによくある話」

歯科補綴学講座 教授 中本哲自6月25日㈯ 「入れ歯と上手に付き合う方法」

歯科補綴学講座 教授 黒岩昭弘※ 6月開催分のみ掲載

会 場:松本市松南地区公民館(なんなんひろば)時 間:午後1時30分~ 3時お問い合わせ先:松本歯科大学広報室 TEL0263-54-3210

東京都支部10期生・宇田川信之教授が学術講演

「骨再生医療の基礎研究から臨床応用への道」

左から原田寿久専務理事(2期生)・筆者・宇田川教授(10 期生)・岡 和彦先生(3期生)

HOT LINE 0263–54–3210松本歯科大学 入試広報室

www.mdu.ac.jp

一 日 体 験 入 学

① 5月22日㈰② 6月26日㈰※ 5、6月開催分のみ掲載

開催時間 9:45 ~ 15:00(受付 9:15 ~)●キャンパスツアー ●ランチ体験●模擬実習 ●入試説明・進学相談 など※参加希望の方は、本学ホームページまたは電話にて お申し込みください。

■お問い合わせ■

韓国歯医学教育評価院院長

Shin Je-Won

教授一行が来学

本学における韓国人留学生の歯学教育等を視察

左から長谷川歯学部長、Shin 教授、Kim 教授

への展望を概説した。

 

また、再生医療の現況や各種

骨粗鬆症治療薬使用の現状につ

いても言及し、今後の新しい骨

粗鬆症治療薬開発の夢を語った。

 

さらに、松本歯科大学の教育・

研究・診療の現状、国家試験合

格に向けたカリキュラムについ

ての説明もあった。講演後は、

懇親会も含めて多くの会員から

の質問があった。

 

11月6日(日)には、東京都

支部が幹事で、本部・関東4支

部共催の学術講演会が企画され

ている。星 

旦二先生(放送大

学客員教授)から「なぜ、かか

りつけ歯科医がいると長生きか」

というタイトルで講演が予定さ

れている。今後、校友会会員の

ますますの活躍と発展を期待し

たい。

(東京都支部長 

5期生 

鈴木正一郎)

 

三村 

杏奈

(衛生学院専任教員(歯科衛生士学科))

 

谷内 

秀寿

(講師(歯学部入門歯科医学)(契約職員))

 

竹下 

重雄

(事務局企画調査室(大学誌編纂担当)(契約職員))

 

塩原 

健一

(事務局管理課(体育施設)(契約職員))

 

中村 

良二

(事務局管理課(スタジオ)(契約職員)

事務局入試広報室兼務    

 

吉江みはる

(事務局大学病院事務室マネージャー(契約職員))

 

片瀬 

容子

(事務局大学病院事務室(契約職員))

 

松尾 

昌利

(事務局大学病院事務室(契約職員))

 

高砂 

洋子

(事務局図書館事務課(契約職員))

 

中越 

晴彦

(事務局図書館事務課(契約職員))

 

原田 

寿久 (事務局支援センター・校友会・   

父母会事務室マネージャー(契約職員))

 

赤羽 

二郎

(事務局支援センター・校友会・

父母会事務室(契約職員)

 

臼井 

弘泰

(大学誌編纂室マネージャー(契約職員))

 

花岡 

平司

(薬局薬剤師(契約職員))

 

団  

勝浩

(歯科技工士室歯科技工士(契約職員))

 

内藤 

幸子

(看護師室看護管理アドバイザー(契約職員))

 

鷲澤 

牧子

(総合歯科医学研究所研究補助員(パートタイマー))

〔昇任・

配置換〕 

4月1日付

 

安藤  

(准教授(歯学部生物学))

〔昇任〕     4月1日付

 

佐藤  

(講師(歯学部内科学))

 

保科 

芳子

(副主幹      

事務局総務課副主幹)

 

堀内 

規子

(副主幹      

事務局総務課副主幹)

 

塚田 

涼子

(副主査       

事務局総務課係長補佐)

 

田中  

(副主査         

事務局大学病院事務室係長補佐)

 

李  

炳旭

(主任   

事務局財務課主任   

事務局経理課主任兼務  

事務局入試広報室主任兼務

事務局学事課主任兼務

講演する人見先生

 

4月13日(水)、総合歯科医

学研究所セミナールームにおい

て第337回大学院セミナーが

開催された。講師には、名古屋

大学大学院創薬科学研究科長・

人見清隆教授をお迎えし、「タ

ンパク質架橋化酵素の高反応性

基質配列の発見と表皮形成研究

への展開」をテーマに講演して

いただいた。

 

人見先生は、京都大学農学部

を卒業後、名古屋大学でタンパ

ク質架橋化酵素の研究を始めら

れ、この酵素反応の生理学的・

病理学的役割を明らかにして来

られた、本邦におけるタンパク

質架橋化酵素の第一人者である。

 

われわれの体内では、タン

パク質を架橋するさまざまな

酵素反応が存在する。この酵

素はトランスグルタミナーゼ

(Transglutaminase;TGM

)と

呼ばれ、8種類のアイソザイム

が知られている。このなかで皮

膚ではTGM1とTGM3の2

種類の酵素が、表皮のバリア機

能に深く関与している。

 

講演では本酵素に高い反応性

をもつ基質を得る方法、この基

質を用いて酵素活性を可視化す

る手法、皮膚における新たな基

質の発見法について、化学の基

本を交えつつ初学者にも分かり

やすく解説していただいた。

 

人見先生は表皮細胞の角化に

至る過程で、本酵素がどのよう

に細胞内タンパク質を変化させ

ていくのかについて細胞系、タ

ンパク質解析系を駆使して研究

する予定であるという。筆者も

また、口腔粘膜の角化異常を起

赤の蛍光色(矢印)が口腔扁平苔癬における TMG3の局在を示す

 

伊比  

(主任           

歯科技工士室歯科技工士主任

 

汲田  

(チーフ           

歯科技工士室歯科技工士チーフ

〔配置換・兼務〕 4月1日付

 

黒岩 

昭弘

(教授(歯学部歯科理工学講座)   

歯学部歯科補綴学講座兼務   

大学院歯学独立研究科(顎口腔機能制御学講座)兼務

 

土屋総一郎

(講師(歯学部社会歯科学講座)          

大学院歯学独立研究科(顎口腔機能制御学講座)兼務)

 

宮田久美子

(事務局秘書課勤務

事務局総務課兼務

事務局財務課兼務)

 

奥原  

晃 (事務局秘書課勤務            

事務局支援センター・校友会・父母会事務室兼務

〔配置換〕    

4月1日付

 

飯島 

悦子

(事務局管理課係長補佐)

 

和田 

恵子

(事務局学事課勤務)

 

髙山きよ江

(衛生学院専任教員(歯科衛生士学科))

 

宮坂有美子

(衛生学院専任教員(歯科衛生士学科))

〔兼務〕     

4月1日付

 

島田 

陽子

(歯科衛生士室歯科衛生士兼務)

〔解く〕     

4月1日付

 

笠原 

悦男

(事務局大学病院事務室事務長兼務を解く)

〔兼務・

解く〕   

4月1日付

 

召田 

三博 (事務局大学病院事務室事務長兼務

事務局財務課主幹兼務を解く  

からは韓国語で歓迎の言葉が述

べられた。Kim

教授は、来年

本学にて開催される歯科基礎医

学会に参加するため再び来学す

るとのことである。

 

松本歯科大学のグローバルな

発展のためにも、今後のさらな

る韓国歯医学教育評価院との良

好な友好関係が望まれる。

(学生部長            

口腔生化学講座 

教授 

宇田川信之)

こす疾患である、口腔扁平苔癬

における本酵素と基質の変化に

ついて研究しており、大変有意

義なセミナーであった。

(口腔病理学講座 

助教 

嶋田勝光)

••••••••••••