もし新人のインフラエンジニアがKPTで振り返りをしたら
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もし新人のインフラエンジニアがKPTで振り返りをしたら
大村 幸敬 (@yktko)
2010/11/27qpstudy04
ンフラ
マネージャ
ンフラ
エンジニゕ
あたらしもの
酒
オープン
ソース
娘^2
関西
芝生
はやぶさデジチ
1
あたらしもの酒
娘^2
関西芝生
オープンソース
インフラエンジニア
自分
• 大村幸敬(@yktko)
• 某SIer
• 企業向け
• ンフラ専門– 非機能要件
– ゕーキテクチャ
• ゕジャル好き
• デジチ買いました
5月→
•本LTは
•飲みLT用に作成したものを
•本番枠用に仕立て直したものです!
•…5分じゃおさまらない…
–たぶんオーバーランします
•すいません
2
新人ンフラエンジニゕのパターン
• 新人は分からないことが多い
• 分かるようになる方法で2パターン
• 1:言われた通りにやる派
–慎重 > 挑戦
–仮に「ウゖンプ型」とします
• 2:勝手に自分でやる派
–慎重 < 挑戦
–仮に「マッチョ型」とします
3
ケてるンフラエンジニゕになる
• ケてるンフラエンジニゕ像
– 慎重:本番環境で(最終的に)失敗してはいけない
– 挑戦:新技術でンフラをより良くしなければいけない
• 挑戦と慎重のバランス(例)
– 新しい技術はとにかく試す
– 問題が出たら「こんなこともあろうかと」
– 作業記録や検討メモはいつの間にか残っている
– 障害対応では「発想は大胆に、検証は慎重に」
4
タプ別育ち方
• マッチョ系の育ち方
1. いろいろ(勝手に)挑戦
2. 本番で失敗orz
3. 反省 <ふりかえり>
4. 慎重さを身につける
• ウゖンプ系の育ち方
1. 着実に学習
2. 本番で成功(^_^)
3. 自信 <ふりかえり>
4. 近い範囲から挑戦できるようになる
5
ンフラエンジニゕ育成の特性(1of3)
• 実機至上主義
–座学→「実際に触ってみないと…」
–独学→「…」(いつまでたっても終わらない)
–検証・研修→「実案件じゃないので…」
• 座学・独学では<不安>
6
ンフラエンジニゕ育成の特性(2of3)
• 経験=失敗
–本番・実案件での失敗が後につながる
–学習・挑戦のモチベーションにつながる
7
ンフラエンジニゕ育成の特性(3of3)
• ンフラは技術要素がたくさん
–経験は個人に蓄積する→伝承が必要
–特定の要員によるリスク・負担が増大
•分散が必要
–文書化による技術伝承→×
•対象が多すぎて作業量に見合わず
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では
• チーム全体で
–経験を共有するには?
–新たな気づきを得るには?
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そこで「ふりかえり」を活用
• ふりかえり
– プロジェクトフゔシリテーションの1つの実践
– スクラムなど近年のゕジャル開発において重要視
– 参考:プロジェクトフゔシリテーション実践編「ふりかえりガド」(永和システムマネジメント)• http://www.objectclub.jp/download/files/pf/RetrospectiveMeetingGuide.pdf
• ふりかえりの目的
– チーム全体が、
•行動可能な改善策を探し、試す勇気を得ること
•これまでの行動を思い返し、新たな気づきを得ること
•やってみてうまくいった行動をチームに定着させること
•メンバーの多様性を受け入れ、信頼関係を築くこと
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KPTとは
• KPT=Keep Problem Try
– 何?
•改善を行うための思考フレームワーク
– 特徴は?
•各チームメンバに3つの意見を聞く
–Keep =今やっていてこれからも続けたいこと
–Problem =問題・リスクだと認識していること
–Try =試したいこと
•ホワトボードなどに書き出し、検討する
•フォーマット→
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Keep Problem
Try
具体的な進め方(マルール)
• 開催間隔– PJ:月曜 計画→金曜 ふりかえり– チーム全体:チームミーテゖングで(2ヵ月)
• 準備– 数日前にテーマを伝える
• 例1)チーム全体の方向性について• 例2)自身のタスクについて
– 付箋を3色用意し、事前にKPTを書いてもらう
• 実施– テーマごとに実施– チームメンバ全員が各自のKPTをWBに貼る– 順にその内容について発表– 全体でデゖスカッション
• 新しい知見があれば付け加える
– Tryについて具体的な対策を立てる
• フォロー– WBの写真かメモを取って全員に共有– 次回KPTでTryの達成状況を確認
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風景
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• 日経SYSTEMS 10月号 「プロジェクトで人は育つ」で紹介されました
マッチョ系新人でKPTやってみた
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Keep・現地作業で急遽別の人のタスクを振られたが手順を見ながらやり遂げた
・Linuxの自習中、不明な点はネットで調べ、分からないところを整理した上で先輩に聞いた
・自分でredmine(課題管理サーバ)を立ち上げた
Problem・英語のエラーmsgの内容が分からず丸1日ハマった
・手順を適当に見ていたらOS導入に失敗。再導入orz
・ネットの情報を参照してHBAドラバを入れたら動かなかった
・障害時の記録が残っておらずトレースできない
Try・英語(システム系のテクニカルターム)を覚える・手順書は一つずつきちんとチェックする・作業時はまずオフゖシャル情報を参照する・作業記録をいつも取り忘れるので、自動的に取れるようにスクリプト化する
サンプル数:n=1
教訓~実施するときの注意点
• フゔシリテータは黙ってポジテゖブに
• Keep&Problem→discuss→Tryがよい?
• テーマはチーム全体と個人の2パターン用意
• でかい付箋便利
• 付箋は事前に書いてもらう
• 意見には名前をつける(テーマにもよる)
• 人ではなく問題を注視する
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まとめ
• 新人ンフラエンジニゕの2パターン
–マッチョ&ウゖンプ
• 「みんな」で「ふりかえり」しよう– 技術要素が多いンフラエンジニゕに向く
• ふりかえりフレームワークKPTオススメ
• 実際にやったら– 実施ルールの例
– n=1のサンプル
– 教訓
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Enjoy Infrastructure Cooking!
• ご清聴ありがとうございました