ナノエレクトロニクス研究部門2017.3 連携のご案内 受託研究・共同研究、技術コンサルティング 技術研修生受け入れ、産総研リサーチアシスタント(RA)
JST 研究成果展開事業 産学共創プラットフォ-ム共同研究推...
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JST 研究成果展開事業産学共創プラットフォ-ム共同研究推進プログラム(OPERA)「東京農工大学命をつなぐ技術コンソーシアム」
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テニュアトラック全学一括公募 参考資料
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JST-OPERA概要(産学共創プラットフォーム共同研究推進プログラム)
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(1)概要➢大学と民間企業がコンソーシアムを形成し、非競争領域(※)における産学共同研究、博士課程学生の育成等を推進することで、組織対組織による本格的な産学連携システムを実現し、オープンイノベーションの駆動を図る。
➢マッチングファンド形式により、民間企業が拠出する共同研究費と同額を、JSTが大学に対して受託研究費として支援。(※)非競争領域:基礎的・基盤的研究領域。コンソーシアム内で研究成果に関する情報の
共有を可能とする。(2)OPERA:共創プラットフォーム育成型➢ 本格的な実施の可能性を検討するFSフェーズと、本格的に推進する本格実施フェーズが設定。FSフェーズから本格実施フェーズへの移行に当たっては、JST設置の委員会による審査を経る必要あり。※農工大は2020年度4月より本格実施フェース移行が決定している。
【JSTからの委託費上限】
FSフェーズ(2年間)
研究費 2,500万円※コンソーシアム全体として
本格実施フェーズ(4年間)
研究費 1~1.5億円※コンソーシアム全体として
(3)FSフェーズから本格フェーズ(2020年度~)への移行条件①5件以上研究開発課題 ②3大学等、10社以上の参画③総額1億円以上の民間資金獲得 ④10名以上の博士課程学生RA雇用
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農工大OPERAの目標
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1.生体関連小分子の無標識検出技術
2.エピジェネティクスセンシング
4.オプトリピドミクスと食由来栄養
3.生体恒常性破綻で生じる疾患の予測系開発
5.感染症・疾病の未来予測と未然対策
6.がん細胞のイメージインフォマティクス
KT毎に学会等関係者との協力体制を構築
キーテクノロジー(KT)
開発技術の国際標準化(一橋大学)
アミロイド前駆体の検出 ウイルス感染した神経細胞の診断 腫瘍への薬剤浸透の可視化
(目標)①日本発の革新的な医薬品、医療機器、機能性食品等の創出に向けた研究開発を推進。②領域横断的な融合分野をシステム化(=社会システムとして定着)し、産業構造に大きな変革をもたらす。
③若手研究者・大学院生に新たな学術的・科学技術的挑戦を奨励する流動性の高い人材育成システムを構築
(背景)高齢化会を迎えるにあたり、健康・医療サービスへのニーズが増加。早期診断・予防に直結する生命科学分野と獣医学分野の研究領域において、7つのキーテクノロジー(KT)を設定。
《ミッション2》新たな学術的挑戦光科学分野における世界最先端の技術(=生体関連小分子の無標識検出技術)をオープンイノベーションの骨格として、生命科学分野と獣医学分野のキーテクノロジーと組み合わせて広範な実用化を狙うことにより、革新的な技術を世界に先駆けて提案。
《ミッション1》設定したKTにおいて、既存の産業分野で企業との共同研究を推進。
《ミッション3》光融合科学から創生する技術を国際標準化し新たな市場を創出。
7.農産物製造と品質評価法の開発(2020年度新設)
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主な 生体イメージング技術 に対するベンチマーク
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CT MRI PET エコー 質量分析 光
空間解像度 0.5 mm 0.1~1 mm < 数 mm サブ mm 5 µm サブ μm
検出限界分子濃度 - μM pM~nM - pM~nM
pM~nM (蛍光)数mM (ラマン)
時間分解能 1~10 秒 ~1 秒 分 程度 ms 程度 0.1~1 秒 ms 程度
プローブ 無標識 造影剤 放射性同位元素 無標識 無標識蛍光色素無標識
取得情報 形態 プローブ分布プローブ分布 形態 分子構造 分子構造
主要設備 X線源 超電導磁石 光電子増倍管 圧電素子 レーザー真空装置 レーザー
非破壊測定 ◯ ◯ ◯ ◯ × ◯
生体深部 ◯ ◯ ◯ ◯ × ×
光イメージングが他のイメージング技術より優れている点 ベッドサイドや検診で簡便に利用できる 高い時間・空間分解能によるリアルタイム性をより向上させる 生きた細胞・組織中に存在する分子の構造を無標識・非破壊で解析可能
JST CRDS 研究開発の俯瞰報告書 ライフサイエンス・臨床医学分野 (2017)
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ラマン散乱イメージングが他のイメージング技術より優れている点 生きた細胞・組織中に存在する分子の構造を無標識・非破壊で解析可能 超短パルス光を用いた時間分解測定により異なる分子を分別可能➡ 専門外の研究者に使えるユーザビリティの高い計測機器の開発支援が必要
国際比較
主な 光イメージング技術 に対するベンチマークと国際比較
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蛍光 OCT 光音響 ラマン散乱取得情報 色素分子濃度 形態 光吸収体分布 分子構造
対象分子濃度プローブ 蛍光色素 無標識 造影剤
無標識無標識
生体深部 1 mm 1 mm ~ 5 cm 数百 μm
JST CRDS 研究開発の俯瞰報告書 ナノテクノロジー・材料分野 (2017)
米国 欧州 中国 日本基礎研究 研究分野の流行に
連動基礎研究に着実独が底力を発揮
論文数・発表数の伸びは著しい
最先端では米国・欧州の二番手も
応用研究・開発
最先端の成果を製品に結びつける力は安定
最先端の成果を製品に結びつける力は最近特に強い
中国が特に強い分野はあるが、要素技術が多い
複数の要素技術をシステム化することが不得手
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本格実施ステージで新たに開拓するインターフェース領域
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【課題3・4】DNAメチル化やヒストン修飾変動の可視化
【課題4】アミロイドタンパクあるいはアミロイド形成因子の可視化
【課題7】細胞内構造情報の可視化
➢他のキーテクノロジーとのインターフェース領域で可視化のターゲット物質を設定➢他の課題を担当する実験室に課題1での開発機器を増設する計画
【課題5】食由来代謝物の生体内分布の可視化
【課題6】ウイルスや菌の病原性に関連するゲノムの変異機構の解析
【課題6】
宿主組織内の病原やサリチル酸など抵抗性関連化合物の局在の可視化と定量
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生体関連小分子の無標識検出技術
がん細胞のイメージ
インフォマティクス
エピジェネティクスセンシング
オプトリピドミクスと食由来栄養
生体恒常性破綻で生じる疾患の予測系
開発
KT2
KT3
KT4 KT6
感染症・疾病の未来予測と未然対策
KT5
農産物製造と品質評価法の開発
KT7
【課題9】ペプチド分子や核酸分子等の生体分子の検出
【課題1・8】オープン領域の拡大
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知的財産の取扱いルール
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KT1生体関連小分子の無標識検出技術
KT2エピ
ジェネティックスセンシング
KT3生体恒常性破綻で生じる疾患の予測系
開発
KT4オプト
リピドミクスと食由来栄養
KT6がん細胞のイメージ
インフォマティクス
KT7農産物製造と品質評価法の開発
1.オープン領域=生体関連小分子の無標識検出技術(ラマン)
コア技術として農工大が特許を単独保有 コンソーシアム内では無制限の使用許諾
2.ラマン測定のコア技術と個別物質の測定手法を接続する技術領域(インターフェース領域)
個々のキーテクノロジーにてカスタマイズした技術に関する成果は農工大と企業が共同出願
コンソーシアム内で企業の意向に応じて適当な対価でのライセンスを調整
3.クローズ領域=検出した結果の事業化
農工大と企業の共同出願か企業の単独出願 必要に応じて、コンソーシアム内でライセンスを調整
オープン領域の拡大
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コンソーシアムの拡大戦略
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2020年度本格フェーズ移行に向けて(2020.3 時点)参画企業:2019年度13社 ➢ 2020年度28社(予定)民間資金:2019年度44,900千円 ➢ 2020年度168,100千円以上(予定)
FSフェーズで既に事業化されている開発機器による測定サービスについて、シンポジウムの開催や海外展示会出展により、その有効性を広くアピール、更なる企業等参画の呼び水に。
更なる拡大に向けて
World's leading trade fair and congress for components, systems and applications of optical technologies
JST 研究成果展開事業�産学共創プラットフォ-ム共同研究推進プログラム(OPERA)�「東京農工大学命をつなぐ技術コンソーシアム」JST-OPERA概要(産学共創プラットフォーム共同研究推進プログラム)農工大OPERAの目標主な 生体イメージング技術 に対するベンチマーク主な 光イメージング技術 に対するベンチマークと国際比較本格実施ステージで新たに開拓するインターフェース領域知的財産の取扱いルールコンソーシアムの拡大戦略