ビジョンを自分のものにして実践する

～コア人材が未来に向けてチャレンジする風土づくり～

20１１年７月７日(木)

株式会社スコラ・コンサルト

高橋 秀紀

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何のためにビジョンはあるのか？

現状を何とか変えたい

自分たちでやるべきことを考えて決める

コア人材が先行してチャレンジする

『思いと意志をもって実行する人が未来をつくる』

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コンクリート製品メーカー、大企業子会社の事例

業 績

変 化

・売上のV字回復・69億円（2004年度実績） ⇒ 100億円（2010年度実績）※03年度の計画では、45億円（08年度予測値）

要 因・製品サービスの顧客にとっての魅力が向上（市場創造）・常識の見直しと、強みを磨いて本業を強化・本気の思いと意志をもった5％のコアネットワーク

①事業の再定義→鉄に勝つ（事故から生まれた新製品とサービス）②事業システムの再構築→「たくさんつくる」から「必要なものを必要なときにつくる」③新たな顧客価値の創造と実行→コンクリート製品のライフサイクルに責任をもつ（リサイクル事業の立ち上げとチャレンジ）

④変化とチャレンジの持続する風土づくり→コアメンバーが各部門の責任者に就任⑤事業の集中力を高める組織機能の再定義→都心部にあった本社機能を工場に移転

ビジョン：「親会社からの自立 2020年に夢100億円」

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常識変化で事業力・組織力を高める〈スコラ式〉変革のポジション

従来の延長線上で頑張るキャッチアップ、レベルアップ

ビジネス・業界常識の転換と創造

改善レベルアップ

Ａ

B

´Ａ

イノベーション

イノベーションの取り組み●スコラ式風土改革（組織の常識、行動原理、

仕事のしかたの転換）●常識変化型イノベーション（事業ミッション・目的の再定義、顧客価値の見直しと創造、事業支援機能の再構築）

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複雑に変化する時代に求められる企業風土

「企業の提供する商品・サービスの価値」と「顧客・社会・環境」との関係性を主体的に刷新する活動

事 業

風 土

「仕事の方向性」 ⇒ 頑張る方向性は内ではなく外、お客様へ「仕事の主体性 」⇒ やるべきことは自分たちで考えて決める

外部環境と適合できなくなった内向きの社内論理、常識を見直し、顧客へ役立つために、仕事のしかたを変え続けていく

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変化を生み出すための現実的な考え方

△ 全社で変化に取り組む・・・？

△ 全員が変わる・・・？

○ 思いと意志をもつ人が、確実に変化を起こし続ける＝５％活動

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未来づくりの５％活動

事業の再定義（使命・価値の見直し、新しい差異化戦略のコンセプト）

事業システムの再構築（仕事の常識、判断基準、行動原理、仕事のしかた、業務プロセス・システム）

新たな顧客価値の創造と実行

変化とチャレンジの持続する風土づくり（好循環のエンジン）

事業の集中力を高める組織機能の再定義（間接部門など、事業支援機能の外に向かった役割の再定義）

日常運営＝「今日」＋「未来」

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「今日の業績確保」を続ける基幹活動

経営計画上の戦略に

集中し、方針展開する

フォーマルな組織

「未来づくり」の５％活動を内蔵する組織

事業成長を牽引する未来づくりの新機能

９５％ ５％

常識変化のイノベーション活動

思いと目的でつながるチーム

コアネットワーク

今日のため（効率） 未来のため（変化）

新常識

活性化

仕事の見直し＝

作業改善から仕事の改善へ

企業風土改革の効果

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時代に合った事業のミッションやビジョンを現場の当事者が問い直し、新たな事業の価値が生まれる

５％活動によって、現場に「戦略的な思考」と「経営マインド」が育つ

事業経営を強化するメンバーが増え事業の力が高まる

５％活動を最大限に生かす環境

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リコミュニケーションコミュニケーションを通じ、自発的な協力や連携ができる組織環境をつくる●安心して話し合い、一緒に考える場づくりで職場活性化●目標管理の形骸化を打破する

事業イノベーション常識の限界、現実との矛盾を超えて、現場が多様な答えを生み出す創発を促進する●既存事業の再定義によるコンセプト創造●「内発的動機×変革実践」で新たなビジネスを発見する

変革リーダー育成新しい経営環境に求められる変革リーダーを育成する●「多元的視点×戦略思考」で経営マインドを醸成する●脱常識テーマに取り組む右脳リーダーの育成

新しい変化をつくり出す＝「自立」

変化を自分たちのものにする＝「自律」

５％活動

未来のため

９５％活動

今日のため

＋

終わりに

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『人がビジネスで成功する会社へ』

人は誰かの「役に立ちたい」「成長したい」という根源的な想いがある

株式会社スコラ・コンサルト代表取締役／

プロセスデザイナー高橋秀紀

宮城県生まれ。大手建設会社、出版社などを経て、株式会社スコラ・コンサルトに入社。2009年、代表取締役就任。業務の現場で経営課題の推進を妨げている風土の問題に焦点を当て、支援に携わる。会社の強み、経営者と社員の思いを束ねた経営、会社づくりをめざす経営者支援や、変革型人材の育成など、業界や支援形式を選ばず変革のハードルを下げ、その企業に合った支援のあり方を提供。中小企業診断士。感銘を受けた本：『柴田昌治の変革する哲学』『経営の小さなヒント』『マーケティングハート』

『竜馬がゆく』『坂の上の雲』『永遠のゼロ』など。

高橋秀紀Blog 「企業風土改革～人がビジネスで成功する会社へ」

http://fuudokaikaku.blog.fc2.com/

◆プロフィール

◆主な支援テーマと実績

・参画型経営をめざす経営者支援（自動車部品メーカー、通信機器メーカー、コンクリート製品メーカー、精密素材メーカー、

化学系原料メーカー、自動車整備業、青果物卸売業など）・変革型人材育成、次世代リーダー・経営者育成（総合電機メーカー、製造装置メーカー、海運業、食品小売業、情報サービス業、システム開発業、

自動車販売業、フランチャイズ・チェーン運営サポート業など）・ビジョン、方針、戦略の浸透および実行支援・変革を実践する経営者の対話の場「経営者オフサイトミーティング」主催

お客様に向かって主体的に仕事を創意工夫することが当たり前になる、それが企業風土改革です。

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