Holland HortiGreenport Holland 園芸に関する業務のクラスター化...

Holland Horti オランダの先進施設園芸に学ぶ

Green Farm Imai

今井寛之

Copyright © 2012 HortiElite. All rights reserved.


www.PreciousTomato.com

Green Farm Imai 事業紹介


農業生産

神奈川県 50a

山梨県 50a

高品質な各種トマトを周年で生産販売

コンサルティング

国内外の生産者・生産法人へのコンサルティングおよびアドバイザー業務

オランダから生産資材輸入

オランダやイスラエルからの農業生産資材の共同購入、輸入業務

海外事業展開

オランダ、インド、ベトナム、マレーシアにおいて海外事業展開を拡大中

農業生産


施設園芸

アクリル温室・ガラス温室

PO系低コスト耐候性ハウス

水耕栽培（NFT・RW栽培）

低段密植栽培

マーケティング

青果販売ブランディング

加工品の企画販売

トマトの周年生産

大玉トマト・ミニトマト

ミディトマト・カラートマト

フルーツトマト

業務提携等

レストランや加工業との業務提携等

オランダからの農業資材の輸入


農業生産資材の輸入

オランダ企業との豊富なコネクションにより最新機器の輸入や新設温室等のプランニング、資材、種子等の輸入

栽培コンサルティング


>> 品種の選択 >> 環境制御、二酸化炭素施用、施肥潅水管理 >> 作物の状態チェック、栽培指導 >> 植物保護、IPM >> 収穫後の作業管理、流通管理 >> GAP認証取得サポート >> 農家のトレーニング・コーチング >> 栽培マニュアルの配布 >> マーケティング

国内外の生産者や生産法人の栽培コンサルティング業務

コンサルティング業務は新会社へ移行いたします

海外事業展開


オランダにおける事業展開

日本およびアジアマーケット向けの品種および高品質な商品を生産/輸出します。

オランダに現地法人設立

インド・ベトナム事業

インド：パプリカの生産/輸出

ベトナム：ミニトマトの生産

コンサルタントとして参画


オランダという国のご紹介

・全２７ヵ国からなるEU加盟国

・国土総面積：４１０００㎢

国土の約半分は農地

・国土の４０％は海面下の土地

・人口：１６００万人超

人口密度は１㎢あたり４８４人

オランダ農業の現状

オランダ農業は主要な輸出産業

農業輸出は680億ドル日本の30倍

世界第２位の農産物・食品輸出国

総農地面積：１９億ha 内訳：耕地作物４２％

：園芸作物（温室栽培）５％

：園芸作物（露地栽培）４.５％

：永年草地４３％

：その他２％

総農家戸数：72,324


オランダ農業の変遷政策

1990年代中頃から政府の主導により農地の集約化と主要生産品目の選定が行われ、1995年頃に農業食品クラスターの原型が生まれ、後にグリーンポートと呼ばれる主要産地を形成する。

集約化と生産性の拡大が加速

総農家戸数は1995年から2008年まての期間、35%減少。

→ 同時期における、総農地面積は、僅か、2%の減少。

→ 巨大型(メカサイス)農家数は、三倍も増加。

平均的なメカサイス農家の定義:

乳牛 410頭以上

肥育豚数 12,800頭以上

産卵鶏数 186,000羽以上

耕作面積 385ヘクタール以上

専門農業化の増加


オランダ農業の変遷政策

エネルキー政策

施設園芸におけるエネルキー消費型から高効率化そして創出型に変化を遂けている。

ワーへニンヘン大学か2010年に発表した施設園芸におけるエネルキー消費量のテータを見ても解るようにエネルキー効率の改善か 1990年を100%ととし2009年には 47%と改善かはかられれている。

農産業から産まれる電気生産量はオランタの GDP約10%に相当する


オランダ農業の変遷教育


国の教育機関

科学教育・就業訓練的教育

とちらの機関てあっても就業時に求められる知識・技術を学ふことかてきる、また講義たけてなく、インターンシッフ等の実践に関わる機会か十分に与えられている。

民間企業・教育機関

より実践的な実務訓練を教える、GreenQ、ptc+、Has den Bosch等の民間教育機関か存在する事も大きなホイントてある。

オランダ農業の発展を支えたオープンイノベーションによる人材育成

オランダ農業の変遷情報交換

教育機関以外の研究施設ても研究成果をシェアし、生産者や栽培コンサルタントへの最新技術等の情報発信によって生産者の知識レヘルの向上に貢献している。

民間の農業系メーカー・サプライヤーにおいても生産者への研修会を設けたり、生産者への情報発信・情報共有を行っている。


教育機関、研究機関、民間メーカー、生産者は自由に繋かり情報交換を行っている。農業生産分野において重要な知識・認識か一致している。例)施設園芸においては「光合成と植物生理」「環境制御」なと

オランダ農業の変遷連携


研究機関と生産者と生産者組織の柔軟な連携はOVO Triadか示す、Onderzoek(研究)、Voorlichting (普及)、Onderwwijs(教育)

Onderzoek(研究)

Voorlichting (普及)

Onderwwijs(教育)

生産者が参画 • 知識の開発 • 知識の普及 • 知識の応用

オランダ農業の変遷資金


1995年代に国の支援を受け、年々その支援は技術の発展普及とともに少なくなり2008年頃からはかなり少なくなっている。

農業教育・研究機関

政府

財界 (生産者・農業系企業)

ワーへニンヘン大学の研究センターは 40%か国、30%か農業系企業や一般企業、30%か生産者からとなっている。

オランダ農業の発展

自由競争の中で、オープンな連携がもたらしたもの

EU内外への競争優位性

さらなる革新への対応


連携の目的：生産性向上生産コスト削減(環境配慮も含む) 品質の向上

オランダ農業の発展範例(Green Q)

Green Q Improvement Centre

新しい栽培コンセフト温室技術の開発、技術試験、栽培試験、テモンストレーションを行うための温室設備。

生産者、研究者、コンサルタント、民間企業のスタッフにより構成されている。

国の経済・農業・イノヘーション省、地方政府、ワーへニンヘン大学研究センター、民間企業、園芸産品評議会(生産者による第三者委員会)から出資等をうけて設立された。


オランダ農業の発展範例(Green Port)


農業物流システム • 農産物や食品の輸送網、保管施設、配送、物流の方向なとか円

滑て効率よく、高度に組織化されている。 • インフラ整備として海港、空港、河川輸送、道路、鉄道か整備

されている。 • 複合一貫輸送の促進をはかるために生産と物流のクラスタリン

クか進んた。

Greenport Holland 園芸に関する業務のクラスター化

栽培、商品開発、品種改良、育種、園芸技術、貿易業務、ロジスティック業務、人材育成等

付加価値の構築：チェーンすべての輪を物理的に繋ぐ綿密な連携を強化、知的交流の活発化、他の企業や組織の誘致



Greenport Holland 園芸に関する業務のクラスター化

栽培、商品開発、品種改良、育種、園芸技術、貿易業務、ロジスティック業務、人材育成等

付加価値の構築：チェーンすべての輪を物理的に繋ぐ綿密な連携を強化、知的交流の活発化、他の企業や組織の誘致

国内５カ所に展開するグリーンポートウエストラント・オオストラント：施設園芸（野菜、花卉）フェンロー：施設園芸（野菜、花卉）ダウンボンストライク：球根（花）、花卉植物に特化アールスミア：花卉、植物ボスコープ：観葉植物、樹木



国内５カ所に展開するグリーンポートウエストラント・オオストラント：施設園芸（野菜、花卉）フェンロー：施設園芸（野菜、花卉）ダウンボンストライク：球根（花）、花卉植物に特化アールスミア：花卉、植物ボスコープ：観葉植物、樹木

グリーンポートを囲む周辺生産拠点

1995年頃から2000年にかけて地方市場、仲卸、生産者組織、生産者の統廃合が進み、オランダ国内に19の生産者協会が設立

市場のニースに即した生産、嗜好、品質、姿形、ハッケーシ、フラント名において卓越する商品の提供、サフライチェーンの構築、多種多彩な品揃えを提供、通年の供給体制の構築、仲介業者等を省きサプライチェーンの最短化、広告等による関心の向上、コスト管理(スケールメリットの実現)、知的交流が行われている。

オランダ農業の発展生産者協会


Greenery

1996年に発足

EUにおける需要の急速な変化に

対応するため。また、大手スハー

マーケットの急速な発展に市場の

力か下かり、国際競争の中て価格

を維持するために発足した。

高品質な製品と付加価値サーヒス

(パッケージングなと)を提供し、

流通なと拡張機能を有する事て、

サフライチェーンや小売販売業側

と強力な関係を構築するために生

まれた。

オランダ国内最大の生産者組織

約2400億円（2011年）

1000名を超える生産者

国内外の野菜、果物、キノコ生産者

オランダ農業の発展生産者協会


FresQ

2001年発足

1996年頃、前身である生産者協会CTRから様々な変化を遂げながら現在の形になる。

販売、マーケティンク、代行業務、財務管理、IT、品質管理、食品安全管理、補助金のプロジェクトを行っている。

主要作物をトマト、ハフリカ、ナス、キュウリと限定し付加価値を見いたす販売方式てある。

オランダ国内２位の生産者組織

約576億円（2011年）

加盟生産者15５社

トマト、パプリカ、ナス、キュウリ生産者に特化

オランダの施設園芸


基本データ農業部門で付加価値において最大シェアを持つサブセクター施設園芸の作付面積：10,274ha（全体の6.8％）

園芸総作付面積：151,107ha

施設園芸全体の部門別割合野菜部門別の作付割合



歴史 19世紀頃：簡易的な土壁＋ガラス屋根の簡易温室 1900年頃：ガラス温室の始まり、暖房の利用 1980年頃：ロックウール栽培の普及、コンピューターの導入南欧諸国との競合、環境問題など

平均的な規模：0.6ha 生産者：約15,700社

1990年頃：高軒高温室や環境複合制御コンピューターの普及生産効率の急速な発展を遂げる 2000年以降：大規模集約化が進む、省エネ、創エネルギー

平均的な規模：1.2ha 生産者：約8,500社

日本とオランダのトマト施設園芸の状況

・トマト収量

・投下労働時間

・労働者最低賃金

・労働生産性

・トマト生産者数

・トマト施設面積

・施設園芸経営数

・施設園芸総面積

・トマト相場

・トマト粗生産額

オランダ

・70（～80） ton/10a

・990 時間/10a

・10.8 €/時間

・70 kg/時間

・358

・1,628 ha（6ha以上58％）

・約8,500 人

・10,240 ha

・100 円/kg

・約1,800億円（うち輸出が80%)

日本

・15（～25） ton/10a

・1897 時間/10a

・700 円/時間

・8 kg/時間

・約20,000

・7,714 ha

・約75,000 人

・57,780 ha

・300 円/kg

・約1,800億円（100％国内市場）

出典：農林水産省、オランダ農業経済研究所などのデータを基に作成

トマトの施設園芸栽培においては、10aあたりの収量はオランダ70tに対して日本は15tと5倍の差があり、労働時間あたり生産性においては9倍近くの差がある

※2005年

※2009年

※農林水産省「品目別経営統計) ※オランダ農業経済研究所

※2007年

※野菜、花きのみ、果樹は除く

※2007年

オランダのトマト生産者


5.4人／ha

平均的な最大雇用者数です。その内、半分弱が選果場にいますので、約3人で1haの農場管理を行っていることになります。

日本の3分の１以下です。しかも反収が65t以上の農場ですので、日本と比べて生産量が３倍で労働コストが３分の１です。

その為に作業効率化のための様々な創意工夫と熟練工の匠の技があります

数セント／kg

kgあたりの利益率です。

栽培効率が最大化したオランダでは、利益が非常に薄いです。

25haの栽培ですと、25ha x 65t/反ｘ€0.6/kg = 約10億の売上。

経常利益で8000万〜1億8000万くらいの経営になります。通常の生産者で８～18%の経常利益率

いくつかのキーワードをもとに実際のトマト生産者を分析したいと思います。



オープンイノベーション

オランタ国内ては生産者同士の情報交換か大変盛んて、経営者やマネーシャークラスのメンハーかあつまり生産技術や品種、エネルキー関連や資材関連の話し合いを持っている。

5〜6人の小さなワーククルーフや15人ほとの大きいクルーフも存在し、いすれも有志て集まっている。

オートメーション

システム化は必須です。

Priva、Hoogendoorn、Sercom、Hortimaxなどが普及しています。

すべての環境を複合的にコントロールし植物に最適な環境条件を作り出します。と、同時に省エネルギーに対しても様々な角度からのコントロールを行います。

労務管理ソフトは作業員の勤務状況をリアルタイムで計測しデータベース化します。




ジオサーマルエナジー

2005年頃から温泉熱の利用がみられるようになってきています。

一般的にはCHPによって熱を作り、排ガスのCO2を温室内に施肥し、電気を売電していますが、近年の天然ガス価格の高騰により注目を集めています。

高軒高（6m〜9m）

軒高が高くても植物の高さは変わりません。成長点から天井までのスペースを大きくする事によって環境をより安定化させるのが狙いです。

より光を効率的に使うために拡散（デフューズ）ガラスを使うところも増えています。




CO2の利用促進

生産性の向上、品質の向上に必要なCO2の積極的な利用。

工業地帯から排出されるCO2を230kmにも及ぶパイプラインで主要生産地に分配

年間約30万トンのCO2を約500カ所の生産者へ


オランダ施設園芸の動向


エネルギーを作り出す温室

オランダ施設園芸の動向


LEDの研究

研究段階であるが、様々な実験結果や、多くの課題がある

LEDと高圧ナトリウムランプの併用で良好な結果

5〜10％の生産性の向上

導入コストが高い

エネルギー効率で劣る

ワーへニンヘン大学での研究

最適な照明環境

エネルギーバランス

栽培方法の確立

Holland Hortiは日々進化しています


オランダの栽培コンサルタントについて


コンサルタントのサーヒスには、幅広い専門性かあります。栽培品目別:切り花、鉢物、温室野菜、露地作物、樹木、

果樹、球根、有機農業より具体的には

品種の選択環境制御、二酸化炭素施用、施肥潅水管理作物の状態チェック、栽培指導植物保護、IPM 収穫後の作業管理、流通管理 GAP 認証取得サホート農家のトレーニンク・コーチンク栽培マニュアルの配布マーケティンク



コンサルタントのサーヒスには、栽培コンサルティング以外にも国内外ての事業投資やビジネスプラン、実現可能性調査、補助金の申請、最適な施設や設備の提案、経営的なアドバイスを行うコンサルタントも存在します。銀行や会計事務所、メーカーなとと密にかかわりなからフロシェクトをサホートします。



最新の技術か素早く現場に普及てきるのもコンサルタントの存在か大きいてす。大学や研究所の試験研究にもコンサルタントか共同て参画しており、そこて得られた最新の成果はすくにアドバイスに生かされることになります。なかには自社て研究温室を所有しているコンサルティング会社もあり、大学、研究所、メーカー、生産者を繋く重要なポジションあると言えます。

オランダ視察/アテンドのご紹介


最新のオランダ農業の視察

オランダの施設園芸から農業全般における視察をお手伝いいたします。

通常の視察では見学できない現地の最新情報をご覧いただけます。

オランダ視察/アテンドのご紹介


International Horti Fair 10/30-11/2 Amsterdam

国際園芸展が開催されます。

開催期間中、展示会場のご案内や視察も行っておりますのでお気軽にご相談下さい。

Holland Horti オランダの先進施設園芸に学ぶ

Green Farm Imai

今井寛之


ご清聴ありがとうございました。

Holland HortiGreenport Holland 園芸に関する業務のクラスター化...

Documents

Transcript of Holland HortiGreenport Holland 園芸に関する業務のクラスター化...