オフィスリニューアルでワークスタイル変革を コン …...オフィスリニューアルでワークスタイル変革を コンセプトは「未来に続くオフィスの実現」
エンタープライズ組織の 変革と成長 リーンとアジャイルが導い … · 4....
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リーンとアジャイルが導いた
エンタープライズ組織の
変革と成長
CI&T株式会社橋永ローズ川渕洋明(共同執筆者)
at SPI Japan 2019
CMMi5取得SI企業が変革エージェントに
変身するまでの奇跡
Collaborate Innovate & Transform
本日の内容
1. PMP認定プロマネが学ぶアジャイル
2. CMMi5認定チームがアジャイルで遭遇した困難
3. リーン・メトリクスによる品質管理と人材育成 - Scaled Agile with Control
4. Lean Digital Transformationと名付けた変革フレームワーク
5. 変化した企業文化、社員、顧客 - 終わりなき旅 -
グローバル・デジタル変革・エージェンシーブラジル創業24年・2800名・国内アジャイル変革事業 拡大中
Collaborate Innovate & Transform
CI&Tの歴史
2007 20191995
Value
Flow
Pull
Perfection
Value Stream
CMMI Lv 5取得
リーン&アジャイル完全切替
自己紹介 - 橋永ローズ
ブラジル生まれ・日系三世
2002年 CI&T入社
2016年 来日(10名社内転勤・文化/プロセス導入)
プロセスとの出会い
● 厳密なウォーターフォール開発プロセスを守る規律の文化(450工程)
● CMMI5認定 = 状況にあわせプロセスを変化させる自律的な能力の証明
1. PMP認定プロマネが学ぶアジャイル
Agile Waterfall
社内にアジャイルの可能性と困難が混在した日々の連続
はじめてのアジャイル案件
アジャイル導入初期
・・・
2. CMMi5認定チームがアジャイルで遭遇した困難
2. CMMi5認定チームがアジャイルで遭遇した困難
個人 ・楽しい!でも不透明なキャリアパス・・
チーム ・チームとして成長・成熟するには?
組織 ・楽しそうなアジャイル部隊と既存部隊の混在
・既存マネジメント/リーダーシップとの限界
アジャイルを組織としてスケールするには?
やってみたけど、うまくいかなかったこと
● スクラムフレームワークを厳密に管理
● ストーリーポイント
● ….
最終的にはプロジェクトがうまくいってるのか
を判断・予測することができなかった
3. リーン・メトリクスによる品質管理と人材育成 - Scaled Agile with Control -
Value
Flow
Pull
Perfection
Value Stream
● 価値駆動、無理・無駄の削減
● 計測、カイゼン文化、「人」中心
予算55%使用時点で価値80%を提供 残り予算を他に転用投資
Delivering the right things… within budget and time constraints!
価値曲線
コスト曲線
価値80%に到達↓
費用対効果=薄い
バリュー・エンジニアリング
2008 2012 2013 2015
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BCP - Business Complexity Point
ストーリーポイントやTシャツサイズでは開発者/チーム/プロジェクト間の比較が困難
ビジネス要件の「複雑性」を見積もる開発力から独立させることで「正規化」
常に「価値」が作られている状態(開発)を保つ各スプリント開発する前に要件・設計を詳細化
準備 UAT(評価)
Sprint N-1
開発
準備 UAT(評価)
Sprint N(現在スプリント)
開発
準備 UAT(評価)
Sprint N+1
開発
平準化
メトリクス - 改善は必ず数字を見ながら
生産性(要件精査・設計、BCP/h)
デプロイ済みBCP
品質(開発)
生産性(開発、BCP/h)
開発バグ修正
品質(UAT)
CI&Tのプラクティス - Scaled Agile with Control
● A3 / HOSHIN KANRI / OKR
● インセプションとスクラム・アジャイル、POコーチング
● リーダーシップチームと開発チーム
● 月例 Gemba
● BCP 見積り
● バリューエンジニアリング
● リスク管理とプロジェクト状況の透明性
● チーム成熟度チェック(チーム、アーキテクチャ、プロセス等)
● スキルマップとDOJO
● 人事制度(People Development Process、コーチ制度)
日本オフィス - プロセス/文化が定着
4. リーン・アジャイル変革 - Lean Agile Transformationと名付けた変革フレームワーク
● 開発プロセスの最適化のみならず、会社組織の文
化変革・定着に成功
● デジタル時代の市場要求に応える専門性とマネジメ
ント
● 最適化とイノベーション(多様性・変化)のバランス
● SIerから変革エージェントへ転身
リーン・リーダーシップ - 文化の変革
Learn by
doing
● 上司・マネジメントが率先して行動を変える
● 「人の成長」を支援するリーダー
● 「命令&統制」 から「協調的な問題解決」へCommand and Control Collaborative Problem Solving
クロス・ポリネーション Cross PollinationCI&Tチームと協働し開発プロセスを最適化・組織の文化変革・定着
5. 変化した企業文化、社員、顧客 - 終わりなき旅 -
参考文献
[1] https://www.ogis-ri.co.jp/otc/hiroba/Report/AgileBrazil/index.html 上記画像一部は2011年ごろにCI&Tを訪れたオージス総研さん記事から拝借しています。
[2] https://www.slideshare.net/hiranabe/introducing-ci-and-t同じく2011年ごろにCI&Tを訪れた永和システムマネジメント社平鍋氏スライド
[3] https://www.ciandt.co.jp/highlights/blog/lean-agile-and-becoming-an-effective-leader弊社ブログより「リーンとアジャイルの違い、そして有能なリーダーとは?」
[4] http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/53396『イノベーションを阻害する「完璧を求める企業文化」〜リーン・アジャイル開発に舵を切って急成長したブラジルCI&T〜』JBpress記事(弊社CEOインタビュー)