アジャイルとクラウドによる電子書籍元年へのチャレンジ · Digital Rights...

アジャイルとクラウドによる電子書籍元年へのチャレンジ

株式会社角川コンテンツゲート様における株式会社角川コンテンツゲート様における株式会社角川コンテンツゲート様における株式会社角川コンテンツゲート様におけるBOOKBOOKBOOKBOOK☆☆☆☆WALKERWALKERWALKERWALKERプロジェクトプロジェクトプロジェクトプロジェクト

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AndroidAndroidAndroidAndroid端末をお持ちの方端末をお持ちの方端末をお持ちの方端末をお持ちの方

マーケットにいき、BOOK☆WALKERを検索して下さい。

これで、貴方の端末にBOOK☆WALKERがインストールされました。


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1章プロジェクト概要

2章アジャイル開発の選択

3章クラウドの選択

4章 BOOK☆WALKER 振返り

5章 BOOK☆WALKERのこれから


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１章１章１章１章プロジェクト概要プロジェクト概要プロジェクト概要プロジェクト概要


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コンテンツコンテンツコンテンツコンテンツプロバイダー自らがつくりあげるプロバイダー自らがつくりあげるプロバイダー自らがつくりあげるプロバイダー自らがつくりあげる紙の書籍と電子書籍が共存するオンリーワンの紙の書籍と電子書籍が共存するオンリーワンの紙の書籍と電子書籍が共存するオンリーワンの紙の書籍と電子書籍が共存するオンリーワンの

次世代型電子書籍プラットフォーム次世代型電子書籍プラットフォーム次世代型電子書籍プラットフォーム次世代型電子書籍プラットフォーム

コンテンツコンテンツコンテンツコンテンツひとつひとつのひとつひとつのひとつひとつのひとつひとつの価値を高める価値を高める価値を高める価値を高める

新しい新しい新しい新しいコンテンツコンテンツコンテンツコンテンツへのへのへのへの挑戦挑戦挑戦挑戦

新しいマーケット、新しいマーケット、新しいマーケット、新しいマーケット、新しい顧客の創造新しい顧客の創造新しい顧客の創造新しい顧客の創造


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サーバーサイドサーバーサイドサーバーサイドサーバーサイド

電子書籍端末電子書籍端末電子書籍端末電子書籍端末

K-Reader

ViewerViewerViewerViewerWebWebWebWebブラウズブラウズブラウズブラウズ

機能機能機能機能

外部機能

クレジット決済代行サービス

Apple StoreApple StoreApple StoreApple Store

各種電子書籍端末

スタッフクライアント

KKKK----OfficeOfficeOfficeOfficeKKKK----PortalPortalPortalPortal

電子書籍プラットフォーム BookBookBookBook☆☆☆☆WalkerWalkerWalkerWalker システム

クラウドクラウドクラウドクラウド


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ステークステークステークステークホルダーホルダーホルダーホルダーとの調整との調整との調整との調整

サービスサービスサービスサービスの具体化の具体化の具体化の具体化

短い短い短い短い開発期間開発期間開発期間開発期間

技術課題技術課題技術課題技術課題


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ステークステークステークステークホルダーホルダーホルダーホルダーとの調整との調整との調整との調整

サービスサービスサービスサービスの具体化の具体化の具体化の具体化

短い短い短い短い開発期間開発期間開発期間開発期間


クラウドクラウドクラウドクラウドアジャイルアジャイルアジャイルアジャイル

開発開発開発開発


8

２章２章２章２章アジャイルの選択アジャイルの選択アジャイルの選択アジャイルの選択


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2010201020102010年年年年9999月月月月 10101010月月月月 11111111月月月月 12121212月月月月

2011201120112011年年年年1111月月月月 2222月月月月 3333月月月月 4444月月月月


サービスの具体化サービスの具体化サービスの具体化サービスの具体化

短い開発期間短い開発期間短い開発期間短い開発期間

ステークホルダーとの調整ステークホルダーとの調整ステークホルダーとの調整ステークホルダーとの調整

サービスイン

サービスイン

サービスイン

サービスイン


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B to Cユーザー要求プロモーション都合マーケティング

出版業界著者、編集者の心情著作権の問題

角川グループグループ各社の都合角川HDの意向

電子書籍書店への配慮紙書籍への影響

マルチプラットフォームAPPLEAndroidPC

サービスの具体化サービスの具体化サービスの具体化サービスの具体化((((具体化の背景具体化の背景具体化の背景具体化の背景))))


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サービスの具体化サービスの具体化サービスの具体化サービスの具体化

�要求機能に対して納期・コスト・優先順位で機能の出し入れを柔軟に対応

優先順位付機能リストの作成優先順位付機能リストの作成優先順位付機能リストの作成優先順位付機能リストの作成

�仕様が具体的に確定した機能から着手�仕様決定を遅らせることで価値が得られる機能は後

の反復で�反復単位でのリリース(動くソフトウェアの提供)に

よる、仕様のフィードバック

仕様確定度に基づく順位付け仕様確定度に基づく順位付け仕様確定度に基づく順位付け仕様確定度に基づく順位付け


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短い開発短い開発短い開発短い開発期間期間期間期間

要件定義からリリースまでの期間が要件定義からリリースまでの期間が要件定義からリリースまでの期間が要件定義からリリースまでの期間が約６ヶ月約６ヶ月約６ヶ月約６ヶ月

反復開発を実施する事により、仕様決定を一律とせず、開発と並行して実施

�サービス価値による開発順位付け�機能の規模や複雑度による開発順位付け�仕様確定度による開発順位付け�リスクによる開発順位付け

必要最小限のドキュメント


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�反復開発の早い段階での技術検証�実行可能なアーキテクチャのベースラインを早期

に開発

リスク特性に応じた機能の反復への配分リスク特性に応じた機能の反復への配分リスク特性に応じた機能の反復への配分リスク特性に応じた機能の反復への配分

電子書籍電子書籍リーダーの実現方法の検討電子書籍リーダーの実現方法の検討電子書籍リーダーの実現方法の検討電子書籍リーダーの実現方法の検討複数フォーマットへの対応方法の検討複数フォーマットへの対応方法の検討複数フォーマットへの対応方法の検討複数フォーマットへの対応方法の検討

Digital Rights Management(DRM：デジタル著作権管理)

暗号化による実現方法の検討暗号化による実現方法の検討暗号化による実現方法の検討暗号化による実現方法の検討キャプチャ防止方法の検討キャプチャ防止方法の検討キャプチャ防止方法の検討キャプチャ防止方法の検討


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�必要な会議体の設置�プロジェクトポータルによる情報共有�メーリングリストの活用

ステークホルダーとの調整ステークホルダーとの調整ステークホルダーとの調整ステークホルダーとの調整

コミュニケーションルールの作成

綿密なコミュニケーション�常にお客様に近いところで�目的達成の為に、お互いに言い合える関係の醸成�仕様決定をぎりぎりまで待ち、関係各所との調整、

検討の時間を最大化する。


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Q：品質：品質：品質：品質

ソリューションがもたらしたものソリューションがもたらしたものソリューションがもたらしたものソリューションがもたらしたもの

CCCC：コスト：コスト：コスト：コスト

DDDD：納期：納期：納期：納期

優先順位付機能リストを作成して優先順位付機能リストを作成して優先順位付機能リストを作成して優先順位付機能リストを作成して機能の出し入れを柔軟に行う事で機能の出し入れを柔軟に行う事で機能の出し入れを柔軟に行う事で機能の出し入れを柔軟に行う事でお客様の出せる予算内に収まったお客様の出せる予算内に収まったお客様の出せる予算内に収まったお客様の出せる予算内に収まった

全ての課題を解決する事で、全ての課題を解決する事で、全ての課題を解決する事で、全ての課題を解決する事で、予定通りのリリース予定通りのリリース予定通りのリリース予定通りのリリース

技術課題の解決、反復開発による技術課題の解決、反復開発による技術課題の解決、反復開発による技術課題の解決、反復開発による早期フィードバックの実施で一定早期フィードバックの実施で一定早期フィードバックの実施で一定早期フィードバックの実施で一定の品質を確保の品質を確保の品質を確保の品質を確保


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３章３章３章３章クラウドの選択クラウドの選択クラウドの選択クラウドの選択


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�信頼性と費用対効果の向上�スケーラビリティの確保�想定サイズ

�ユニークユーザ数 50万人/月�アクティブユーザ数 5万人/月�登録電子書籍数 2,000～3,000冊�平均電子書籍サイズ 200KiB～500MiB

�その他条件�初期の想定会員数分析中�会員数の増加率分析中�コンテンツの増加率分析中

2010年9月(要件定義開始)時点での求められるシステム構成と諸条件


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利用者数、ピーク時アクセス数、コンテンツ利用者数、ピーク時アクセス数、コンテンツ利用者数、ピーク時アクセス数、コンテンツ利用者数、ピーク時アクセス数、コンテンツボリュームなど、システム資源の見積に必要ボリュームなど、システム資源の見積に必要ボリュームなど、システム資源の見積に必要ボリュームなど、システム資源の見積に必要な値が不確定であっても柔軟な対応が出来るな値が不確定であっても柔軟な対応が出来るな値が不確定であっても柔軟な対応が出来るな値が不確定であっても柔軟な対応が出来る事が必要事が必要事が必要事が必要

結局は、

それは、つまり


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従量課金従量課金従量課金従量課金利用したリソース分だけ料金が発生

リソースの最適配分リソースの最適配分リソースの最適配分リソースの最適配分用途に応じた柔軟なリソースの割当が可能

スケーラブルスケーラブルスケーラブルスケーラブル急激な利用者の増加やサーバー負荷の増加にも迅速に対応

オンデマンドオンデマンドオンデマンドオンデマンド必要なリソースを必要な時に追加、停止が可能

クラウドクラウドクラウドクラウド


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開発環境開発環境開発環境開発環境

疎通環境疎通環境疎通環境疎通環境ユーザーユーザーユーザーユーザー検証環境検証環境検証環境検証環境

セキュリティセキュリティセキュリティセキュリティテスト環境テスト環境テスト環境テスト環境負荷テスト環境負荷テスト環境負荷テスト環境負荷テスト環境

総合テスト環境総合テスト環境総合テスト環境総合テスト環境

必要な環境

本番環境本番環境本番環境本番環境

保守環境保守環境保守環境保守環境


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自前で構築する場合自前で構築する場合自前で構築する場合自前で構築する場合

設置場所の設置場所の設置場所の設置場所の確保確保確保確保

スペックのスペックのスペックのスペックの検討検討検討検討

機器の発注機器の発注機器の発注機器の発注構築作業構築作業構築作業構築作業

環境を構築する毎に掛かる作業

環境構築のスケジュールに開発スケジュールが振り回される必要な時に必要な環境が提供できない


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� インスタンスの複製が容易に行えるので、立上げの時間・コストが掛からず、環境の追加構築が可能。

�Webブラウザからの操作でハードウェアの増減が容易に行える。

�Webブラウザからの操作でバックアップ、リストア、複製を容易に作成できる。

クラウドならクラウドならクラウドならクラウドなら

開発の要求に柔軟かつ迅速な対応が可能Copyright © 2011 NTT DATA CCS CORPORATION

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アジャイル＆クラウドのもたらすメリット

スピーディ＆柔軟性

クラウドで必要な時に必要な環境をすぐ構築

反復単位のリリースで定期的に価値の提供が可能

お客様はさらなる価値の創造が可能


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環境要件 RDS（スキーマ名）

S3（バケット名）SSL

(ELB上)LB

ｺﾞｼｯﾌﾟﾙｰﾀ

Webﾏﾈｰｸﾚｼﾞｯﾄ

メール

コマーシャル環境 ○ ○ ○ ○ ○ bw_db

ステージング環境 ○ ○ ○ ○ ○ stg_db

仮リリース環境（CCS） ○ 不要不要 ○ ○Ccs08（第8反復の場合）

仮リリース環境（KCG）→版元確認環境

○ 不要不要 ○ ○Kcg08（第8反復の場合）

一時仮リリース環境（KCG）

不要不要不要 ○ ○Kcg08（第8反復の場合）

負荷テスト環境不要

（ﾃｽﾄ制限）○ ○ 不要 ○ pf_db

load-test-bucket-amisload-test-bucket-booksload-test-bucket-cflogsload-test-bucket-cfreportsload-test-bucket-dumpsload-test-bucket-imagesload-test-bucket-logsload-test-bucket-rdslogs

セキュリティテスト環境不要

（ﾃｽﾄ制限）○ 不要 ○ ○ sec_db

security-test-bookssecurity-test-customsecurity-test-images

疎通環境不要不要不要 ○ ○ develop

実際に構築した環境実際に構築した環境実際に構築した環境実際に構築した環境


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４章４章４章４章BOOKBOOKBOOKBOOK☆☆☆☆WALKERWALKERWALKERWALKER 振り返り振り返り振り返り振り返り


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APPLEのレギュレーション変更

Viewerエンジン不具合によるしわ寄せ熱心すぎるデザイナーに

よる仕様変更

高性能な開発ツールのversion upによる不具合の発生

インフルエンザの猛威

東日本大震災


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サービスの具体化への対応サービスの具体化への対応サービスの具体化への対応サービスの具体化への対応�優先順位付機能リストを作成して機能の出し入れを行い、

当初予定していた機能がサービス対象から外れた事が、ステークホルダーにはコスト見合いで機能不十分と受け取られてしまった。

反復開発反復開発反復開発反復開発�仕様確定が遅れ、どんなモノが出来上がるのか、なかなか

グループ内に報告できなかった�反復リリースにおける評価依頼事項が不明確で以後の反復

における不具合、品質問題への対応の遅れにつながった

ステークホルダーとの調整ステークホルダーとの調整ステークホルダーとの調整ステークホルダーとの調整�コミュニケーションコストが掛かった


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ここに至るまでの道のりには波乱もあったかもしれませんし、幾度となく無茶をお願いしてしまい、恐縮しております。それでも無事、リリースに至ることができ、皆様とお仕事ができたことを感謝しております。プロジェクトはこれで終わりではなく、むしろやっとスタート地点に立っただけとすら言えますが、どうぞ引き続き、お力をお貸し願えますよう、なにとぞよろしくお願いいたします。

ありがたいお言葉ありがたいお言葉ありがたいお言葉ありがたいお言葉

それでもそれでもそれでもそれでも

予定通り、2011年4月21日AndroidマーケットにBOOK☆WALKER登録


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嬉しさのあまり、祝砲を挙げました


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５章５章５章５章BOOKBOOKBOOKBOOK☆☆☆☆WALKERWALKERWALKERWALKERのこれからのこれからのこれからのこれから


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BOOK☆WALKER for GREE�｢GREE｣で展開するソーシャル電子書籍アプリ

BOOK☆WALKER iOS版

BOOK☆WALKER PC版

ニコニコ静画連携

�BOOK☆WALKERで購入した電子書籍をニコニコ静画のビューワを利用して閲覧


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むしろやっとスタート地点に立っただけとすら言えますが、どうぞ引き続き、お力をお貸し願えますよう、なにとぞよろしくお願いいたします。

オンリーワンのオンリーワンのオンリーワンのオンリーワンの次世代型電子書籍プラットフォーム次世代型電子書籍プラットフォーム次世代型電子書籍プラットフォーム次世代型電子書籍プラットフォーム


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