太陽化学株式会社太陽化学株式会社代表取締役副社長代表取締役副社長

ジュネジャジュネジャ レカレカ ラジュラジュ

インドの食習慣と食品産業

東アジア食品産業投資研修会2010年12月14日, 16日

インド vs 中国 vs 日本

日本

“熟成した国”

中国

“勢いよく発展中”

インド

“沸騰しつつある”

欧米企業にとって理想的なタイムゾーン

英語力

知恵的能力（特にソフトウェア・スキル

人的資源

民主主義・法治主義

多様性のエネルギー

インドの好条件：

充分なグローバル力

・欧米（特にアメリカ、イギリス）では多数派・英語力に長けている・日本ではまだまだ少数派だが、・・・

グローバルに通用する人材

・理数系の専門知識に長けている・ソフトウェア・スキル・ビジネス、企業経営面で優れる

旺盛な企業家精神

・自分の子供は医者か科学者に・自ら会社を興して実業家として成功してほしい

インド人パワー。

ホワイトカラーを中心に流入

■ インドの人口を示す時計

インド

00.511.522.5

80歳以上　

70～79

60～69

50～59

40～49

30～39

20～29

10～19

0～9歳

中国

0 0.5 1 1.5 2 2.5

２０５０年の人口

00.511.522.5

80歳以上　

70～79

60～69

50～59

40～49

30～39

20～29

10～19

0～9歳

0 0.5 1 1.5 2 2.5

インド 中国

２０００年の人口

NEWSWEEK　2005.11.23日号より引用

（単位：億人）

■ 生物資源の豊富なインド

気候・風土の違いから多種多様な生物が育まれており、その多様性は1200万種類、植物だけでも45000種と言われる。

様々なスパイスが市場に並ぶ。家庭の料理でも数十種類のスパイスが使用され身近な存在。

■ アーユルヴェーダとは？

インドで5000年以上前から行われてきた世界最古の伝承医学

vedavedaAyurAyur（生命） （知恵、科学）

伝承医学処方のOTC市場規模

アユールヴェーダユナニ医学シッダ医学

1000億円

（内、輸出額80億円）

トリファラとは、アムラ、ベハダ、ハルダの三種類の木の実を配合した、アーユルヴェーダで、最も重要な薬の一つ。

■インドのレストランにある表示

ベジタリアン用 ノンベジ用

食品に関する法律の歴史

The Vegetable Oil Products (Control) Order, 1947Prevention of Food Adulteration Act (PFA), 1954The Fruit Products Order, 1955Export (Quality Control and Inspection) Act 1963 Solvent Extracted Oil Control (SEO) Order 1967 The Insecticide Act1968 Meat Food Products Order MFPO1973 Prevention of Food Adulteration Act (PFA) 1954 (with last amendments in 1986) Bureau of Indian Standards Act 1986 Environmental Protection Act 1986 Pollution Control Act 1986 Milk and Milk Products Order 1992 The Infant Milk substitutes feeding bottles & infants food Act 1992 & Rules 1993 Food Product Order FPO 1995 Agriculture Produce Act Essential Commodities Act 1995(Ministry of Food& Consumers Affairs) Industrial license Vegetable Oil Product Control (VOP) order 1998 The Edible Oils Packaging (Regulation) Order, 1998

Food Safety and Standard Act, 2006

Multiple laws1940:1950:

1960:

1970:1980:

1990:

2006:

Prevention of Food Adulteration Act, 1954(食品の表示偽装等に関する法令)

主な内容：

■ 食品の基本的な法令を規定

■ 法定基準に適合していない食品から消費者を守る

■ 多種多様な食品を規格化

■ 品質の確保

管轄：The Central Committee for Food Standards　　　under the Directorate General of Health Services, Ministry of health and Family Welfare.　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（日本でいうところの厚生労働省管轄の食品規格委員会）

→　この法令の規則に従わない場合は、罰金と実刑が科せられる。

Food Safety And Standard Act 2006（食品の安全と標準に関する法令)

■ 「食品の安全と標準」に関する全ての事項について基準点を制定。

■ 食品の表示偽装等に関する法令、国際法（USとEU）、およびコーデックス

委員会の条項を組込んだ内容。

■ 科学的見解をベースとした基準。

■ 機能性食品、栄養補助食品、サプリメント、遺伝子組み換え食品（GMO）、

オーガニック食品やノーベル食品領域の明瞭・統一化。

役割：成分に関する仕様、汚染物質、残留農薬、生物学的危害（バイオハザード）、表示等の標準化。地方公共団体によって発行される認可証か登録証明書のモニタリング

管掌機関：責任： Ministry of Heath and Family Welfare for over all management監督： Food Safety and Standards Authority (FSSA) 勧告： Central Advisory Committee to lay down standards for food safety執行： State Commissioners of Food Safety and local level officials

食品の安全と標準に関する法令:

定義：　特定の必要条件を満たす為に加工、または調製された

食品

　（I) 植物（Plants or botanicals）

　（II) ミネラル、ビタミン、プロテイン、酵素

　（III) 動物由来のもの

条件：

-「Food for special dietary use」（特別な食事用途のための食品）機能性食品、

または栄養補助食品と表示されている。

-粉末、顆粒、錠剤、カプセル、リキッド、およびゼリー状に調製されたもの。

-経口投与できるもの。

-医薬品、アユルベーダ、シッダ、ウナニ等を含まない。

-特異的疾患または障害に対して回復・緩和を表示しない。

-麻酔薬もしくは向精神薬を含まない。

機能性食品、栄養補助食品

食品の安全と標準に関する法令:

GMO, Organic & Novel Foods

GMO（遺伝子組換食品）：バイオ技術で得られた遺伝学的に組換えた、または、設計された有機体をを含む食品や原料。

オーガニック食品：特定の有機製品基準に合致した食品。

ノーベル食品：食品添加物を除く、新規の食品および食品成分（新規の製造方法も含む)に対して、その安全性が評価されたもの。

レギュレーション： Food Safety and Standard Actに準ずる。表示： 全ての遺伝子組変食品に表示義務がある。

■ 牛乳の使用用途

Fluid milk 46.0 %Ghee* 27.5 %Butter 6.5 %Curd 7.0 %Khoa (partially Dehydrated Condensed milk) 6.5 %Milk Powders, including IMF 3.5 %Paneers & Chhana (Cottage Cheese) 2.0 %Other including cream and ice cream 1.0 %

Total 100

* Gheeはインドのバター

■ 市場の様子①

(Juice corner)

ポリフェノール豊富なアムラ

新鮮な野菜や果物がいつでも手に入る

■ デリーのスーパーマーケット (BIG BAZAAR)

入り口にはセキュリティーチェック設置

インドの小売市場

食品・飲料

１８％

　衣服・織物　３７％

　耐久消費財　２０％

室内装飾

調度品６％

　　宝飾品　　６％

　　　美容　　　２％

　履物　８％

書籍、音楽、贈答３％

Source: India Retail News

バイオテクノロジー産業の成長率バイオテクノロジー産業の成長率

インドの飲料市場インドの飲料市場

■　急激な経済成長による可処分所得の増加

■　インド国内でソフトドリンクの消費が最も多いグルー

プとされる、35歳以下のインド人の増加。

インドでは人口の３分の２が３５歳以下である。

このセグメントは2006年から2012年の間に1億2

千万人に達すると予測されている。

■　流通のためのインフラ整備、また特に農村地域へ

の小売業の進出

■　食嗜好の西洋化

インド国内でのソフトドリンク市場インド国内でのソフトドリンク市場成長要因成長要因

ビール市場のマーケットシェア

47%

31%

18%

4%

UBL : United Breweries Ltd,SAB : SAB Miller groupsOthers : Mohan Meakins, Mount Shivalik, Yuksom Breweries, Devan Modern Breweries

and Asia Pacific Breweries

市場占有率(%)

UBLUBL

SABSAB

OthersOthers

ImportsImports

インドの製菓市場

インドの菓子産業: 1)Chocolates2)Hard boiled candies3)Éclairs and toffees4)Chewing gums5)Lollipops6)Bubble gums7)Mints and lozenges

市場規模: 410億ルピー年間生産高：223,500トン

消費の割合： 都市部 73%地方 27%

http://www.slideshare.net/deepbaazigar/cadbury-india

２０５０年のＧＤＰインドの名目GDP総額

0

1000

2000

3000

4000

5000

6000

7000

8000

95年 00 05

NEWSWEEK　2005.11.23日号より引用

GDP。

（単位：億ﾄﾞﾙ）

44.45

35.17

27.80

6.67

6.07

0 20 40 60

中国

アメリカ

インド

日本

ブラジル

（単位：兆ﾄﾞﾙ）

過去数年間で新しく中流層になった

インド国民は約1億人！

巨大な潜在市場

約１億人の中流層。

The Dairy Yomiuri (3/10/2007)

■民営化によりインフラが整う都市部

インドと日本の技術協力の成果 ニューデリーのMetro

グァー豆の成木と種子

インド・パキスタン地方で食用に用いられています。

Cyamopsis tetragonolobus

ガラクトマンナンの効果

腸を若返らせる作用

腸の栄養素（短鎖脂肪酸）を増やす作用

ビフィズス菌のような善玉菌を増やす作用

コレステロール低下作用

血糖値上昇抑制作用

下痢を改善する作用

便通を改善する作用

インド現地法人設立まで・・・

TAIYO KAGAKU

LUCIDGROUP

■ Technical/ application support■ Product/ Quality control■ Brand recognition

■ Cost advantage■ Production capacity

まずはパートナー探しから・・・

場所探し、産地、立地、ユーティリティ、インフラ等など・・・

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原料立地設備等

Delhi