使用済燃料中間貯蔵に係る貯蔵後輸送の安全性確保方策につい ... · 2013-03-30 · 使用済燃料中間貯蔵に係る貯蔵後輸送の安全性確保方策について
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カンキツの収穫・貯蔵について
長期講習会資料
カンキツの適地性
アマナツ・ネーブル
清見・不知火
ポンカン
年平均気温:16℃
果実着果時の最低気温:-3℃以上
冬期最低気温:-5℃以上
ハッサク・イヨカン 年平均気温:15.5℃以上
果実着果時の最低気温:-3℃以上
冬期最低気温:-5℃以上
ウンシュウミカン 年平均気温:15~18℃
冬期最低気温:-5℃以上
日気温較差が小さい方がじょうのう薄くなる。
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長北地域の気候の特徴
○長北地域と瀬戸内地域では?
○1月下旬に寒波がくることがある。
→寒害(落果・す上がり・苦味・・・)の恐れ。
→1月中旬までに収穫し、貯蔵する。
曇りがちなため、放射冷却なく最低気温下がりにくい
晴天の日は放射冷却により夜温が顕著に下がる(1~2月)
作業の流れ
• 収穫前防除(貯蔵病害防除・ヘタ落ち防止)
• 収穫
• 予措
• 貯蔵(ポリ個装・有孔ポリ貯蔵)
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収穫前防除
薬 剤 使用濃度 収穫前日数 使用回数
トップジンM水和剤
2000倍 7日前 5回以内
ベンレート水和剤
4000倍 7日前 4回以内
ベフラン液剤25(劇)
2000倍 前日 2回以内
マデックEW 2000~3000倍
10~20日前 1回
貯蔵病害防除
ヘタ落ち
防止
主な中晩柑の収穫時期
収穫時期
(成熟期)
アマナツ
ハッサク
1月上旬
(2~3月)
果実の低温遭遇は落果、す上がり、苦味を招く。
9分着色以上
イヨカン 年内
(12月中旬)
収穫期の遅れは果実の軟果、苦味を招く。
部位別に着色がバラツキやすい。
→部位別収穫を!
8分着色以上
〇 分割採収
① 外成り果で着色の早い果実
② 内成り果・裾成り果
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収穫時の注意事項
〇 果梗枝(ヘタ)の2度切り
〇 果実は丁寧に取り扱う
〇 果梗枝(ヘタ)を切るとき、ハサミで果皮を傷つけない
〇 引きもぎをしない
貯蔵それとも越冬栽培?
貯 蔵 越 冬
長所
・果皮がきれい
・精果率高い
・樹勢維持
・計画的出荷可能
・寒害回避
・糖度高い。
・貯蔵労力不要。
短所
・貯蔵前防除、貯蔵管理の労力必要
・寒害の恐れ
・果皮が汚い。
・樹勢低下
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予措の効果と程度
○予措の効果
・果実の呼吸抑制 ・腐敗果の発生防止
・果皮の強度強化 ・浮き皮の抑制
・果肉養分の消耗防止 ・果実重量の減少防止
○予措の程度
・ハッサクは、予措を行わない。(こはん症助長)
・ポリ個装の場合
→アマナツ:4~5%、イヨカン:5~6%
貯蔵方法の種類
裸 果
○手間かからない
×減量歩合高い(萎び)
×腐敗果伝染する
ポリ個装
○減量しにくい(ツヤよい)
○腐敗果伝染しない
×手間がかかる
有孔ポリシート
○コンテナ単位のため、ポリ個装程手間がかからない。
×腐敗果伝染する
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ポリ個装
ポリ個装に使用するポリエチレン袋(厚さ0.01~0.02mmのもの)
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個装した果実をコンテナに入れた状態
既製有孔ポリ(約2.0×1.5cm間隔に1.8mm孔、
厚さ0.05mm)→イヨカンに利用
アマナツ用(JA取扱い)約6㎝×1.5㎝間隔、1.8mm孔
1.5m×100mで4500円くらい(66枚分)
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有孔ポリを敷いて果実を入れた状態
有孔ポリで果実を被覆した状態
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普通貯蔵
予 措 本貯蔵
甘夏 減量歩合 4~5% 入庫量 800~1,000kg/3.3㎡
期間 20~25日 温度 5~7℃
湿度 裸果貯蔵 85~90%
ポリ個装 70~80%
外気温が室内温度に近い時に換気をを行う
室内が乾燥し過ぎる場合は水をうつ
ハッサク しない 温度 3~5℃
湿度 裸果貯蔵 90~95%
ポリ個装 70~80%
有効ポリ貯蔵
予 措 被覆資材 本貯蔵
減量歩合 3~4% 有孔農ポリ 常温貯蔵(3月上旬まで)
期間 15~25日1.5×4cm間隔に、直径1.8mmの孔
湿度 70~80%
厚さ 0.05mm 低温貯蔵(3月~6月上旬)温度 5~7℃湿度 70~80%
有孔農ポリ 常温貯蔵(4月上旬まで)
1.5×6cm間隔に、直径1.8mmの孔
湿度 70~80%
厚さ 0.05mm
甘夏
ハッサク
しない