-CONTENTS- 今月の見通し今月の見通し FRBとかけまして 「FRBとかけまして、八幡宮の境内と解きます。その心は? ハトばかりが目立つでしょう。」
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情報スキル⼊⾨
第11回2020年07⽉1607⽉22⽇
http://gis.chubu.ac.jp/sugita/lecture/
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今回の内容・ 表の作成に関する技
・ オートフィル
・ データファイルの読み込み
・ 表のデータを使った計算
・ 課題902 / 94
表の作成に関する技データの属性とセルの書式設定本講義の第6回で、コンピュータがどのようにデータを扱うかを説明しました。例えば、コンピュータは⽂字そのものを記憶できないので、数値にして記憶します。⾔い換えると、⽂字に数字を対応付けて記憶します。例えば数字の「65」は⼆進数では「0100001」です。よって、メモリが「0100001」というように静電気を貯めているとき、数値としては「65」を記憶している状態です。⼀⽅で、⽂字と数字の対応表では65番⽬はアルファベットの「A」なので、これは「A」という⽂字を記憶している状態でもあります。Excelに限らないことですが、コンピュータではデータは数字で記憶されます。コンピュータは「01000001」が、数字の「65」なのか、アルファベットの「A」なのか、混乱しないのでしょうか︖
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表の作成に関する技データの属性とセルの書式設定実は「65」が、数字の「65」なのか、アルファベットの「A」なのかは、ファイルの別のところに記憶されていて、コンピュータはそのデータを参照することで⽂字なのか数字なのか混乱しないようになっています。ただ、⼀部のプログラムでは、コンピュータが⾃動的に判定するのではなく、⼈間が「これは数値(整数)」「これは⽂字」と教えないといけないものもあります。Excelはそのようなことはなく、基本的に数値と⽂字は⾃動的に区別されますが、Excelでも⼀部は⼈間が教えなければならない場合があります。「これは数値」「これは⽂字」というようなことを「データの属性」と⾔いますが、Excelがデータの属性を正しく理解しないと、正しい作業ができないということがあります。
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表の作成に関する技セルの書式設定1︓分数例えば「10/12」と⼊⼒すると、Excelは⽇付だと思って、これを「10⽉12⽇」と表⽰します。
しかし、もしかしたら分数の「12分の10」かもしれません。05 / 94
表の作成に関する技セルの書式設定1︓分数
あらかじめ、ひとつのセルを選び、右クリックでメニューを出し「セルの書式設定」を選びます。
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表の作成に関する技セルの書式設定1︓分数
開いたウィンドウの「表⽰形式」タブから「分類」を「分数」、「種類」を「2桁増加」をえらびます。(「10」と「12」が2桁の数だからです。)
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表の作成に関する技セルの書式設定1︓分数
ここに「10/12」と⼊⼒すると、分数として認識されるので、約分されて「5/6」が表⽰されます。
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表の作成に関する技セルの書式設定1︓分数
あるいは、対象のセルの列を⽰すアルファベットの上で右クリックメニューを開いて設定すると、その列全体の書式設定を⾏えます。
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表の作成に関する技セルの書式設定1︓分数
例えば「E」列全体を「セルの書式設定」の「表⽰形式」タブの「分類」・「種類」で「2桁増加」の「分数」にして、E列のどこかに「12/11」と⼊⼒すると「1と1/11」という帯分数で表⽰されます。
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表の作成に関する技セルの書式設定2︓有効数字⼯学の世界では「1.2」と「1.20」の意味は違います。特に実験や計測ではこの違いは重要です。実験や計測には、どうしても測定精度や誤差の問題があります。そのため、計測値が「1.2」というのは、正確に1.2ということではありません。真の値は1.15から1.249999…の間にあり、⼩数点以下第2位で四捨五⼊して「1.2」になったという意味です。⼀⽅、計測値が「1.20」というのは、真の値は1.195から1.2049999…の間にあり、⼩数点以下第3位で四捨五⼊して「1.20」になったという意味です。計測値が「1.20」というのは、計測値が「1.2」よりも誤差が少ない計測ということになります。
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表の作成に関する技セルの書式設定2︓有効数字
ところがExcelで「1.20」と⼊⼒しても、勝⼿に「1.2」という表⽰になっていまい「1.20」と表⽰ができません。これでは⼯学系のレポートなどでは困ります。⼯学でなくても「1.20」のように、最後に「0」をいれた⼩数を表⽰したいときがあります。このような場合も「セルの書式設定」を使います。 12 / 94
表の作成に関する技セルの書式設定2︓有効数字
本当は上のような表を作りたいのに…
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表の作成に関する技セルの書式設定2︓有効数字
このとき、Excelの標準では「1.20」と⼊⼒しても表⽰は「1.2」となってしまいます。
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表の作成に関する技セルの書式設定2︓有効数字
ここで「1.20」と表⽰したいセルで右クリックメニューから「セルの書式設定」を選びます。
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表の作成に関する技セルの書式設定2︓有効数字
ここで開いたウィンドウの「表⽰形式」タブの「分類」から「ユーザー定義」を選び、「種類」から「0.00」を選びます。⼩数点以下2桁まで表⽰のこの場合、たまたま「0.00」が選択肢にありましたが、もし「1.200」のように⼩数点以下3桁まで表⽰したいならば「0.000」と⾃分で⼊⼒します。 16 / 94
表の作成に関する技セルの書式設定2︓有効数字
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すると「1.20」が表⽰されます。
表の作成に関する技セルの書式設定2︓有効数字
このような表では各列の⼩数点の横位置が揃っていると⾒やすいです。
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表の作成に関する技セルの書式設定2︓有効数字
揃えたいデータをマウスの左クリック&ドラッグで選択します。選択して⾊が変わったセルの上で右クリックメニューから「セルの書式設定」を選びます。 19 / 94
表の作成に関する技セルの書式設定2︓有効数字
開いた「セルの書式設定」ウィンドウの「表⽰形式」タブの「分類」で「ユーザー定義」を選択、「種類」の欄に記⼊されている⽂字を消し、代わりに半⾓で「?.??」(クエスチョンピリオド クエスチョン クエスチョン)と⼊⼒し、「OK」をクリックします。 20 / 94
表の作成に関する技セルの書式設定2︓有効数字
すると⼩数点が縦に揃います。しかし「1.20」の表⽰が「1.2」に戻ってしまっています。
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表の作成に関する技セルの書式設定2︓有効数字
「1.2」のセルを右クリックし、メニューから再び「セルの書式設定」を選択します。
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表の作成に関する技セルの書式設定2︓有効数字
先ほどと同様に、開いたウィンドウの「表⽰形式」タブの「分類」から「ユーザー定義」を選び、「種類」で「0.00」を選びます。
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表の作成に関する技セルの書式設定2︓有効数字
すると、対象のセルの表⽰は「1.20」となり、⼩数点も縦に揃った⾒やすい表になります。
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表の作成に関する技セルの書式設定2︓有効数字
「セルの書式設定」で選択した「ユーザー定義」の「0.00」の「0」は「数字が書いてあればその数字を優先して表⽰、書いていなければ0を表⽰」という意味です。
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表の作成に関する技セルの書式設定2︓有効数字
「セルの書式設定」で選択した「ユーザー定義」の「?.??」の「?」は「数字が書いてあればその数字を優先して表⽰、なかったら空⽩を表⽰」という意味です。
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オートフィル
計測結果やアンケート結果のようなものは無理ですが、規則正しく並んでいるデータを扱うことがあります。そのようなデータは「オートフィル」という技で簡単に作成できます。
例えば、⼈を名前でなく番号で管理する場合があります。
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オートフィル
このような場合、1、2、3と順にキーボードで⼊⼒してもよいのですが「オートフィル」を使うともっと簡単です。まず「1」と「2」のみ⼊⼒し、マウスの左クリック&ドラッグで両⽅のセルをまとめて選択します。
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オートフィル
⼀度マウスのボタンを話、改めて選択範囲を⽰す緑の枠の右下の■をマウスの左クリックでつかみ、下にドラッグします。必要なところまで引っ張れば、そこまでの連続した数字が⼊⼒されます。このオートフィルを使⽤すると、連続した数を簡単に⼊⼒できます。
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オートフィル応⽤1オートフィルは、1から1づつ増加させるだけの機能ではありません。最初と2番めを変えるといろいろできます。
偶数
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オートフィル応⽤1オートフィルは、1から1づつ増加させるだけの機能ではありません。最初と2番めを変えるといろいろできます。
⼩数
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オートフィル応⽤1オートフィルは、1から1づつ増加させるだけの機能ではありません。最初と2番めを変えるといろいろできます。
負の数
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オートフィル応⽤1オートフィルは、1から1づつ増加させるだけの機能ではありません。最初と2番めを変えるといろいろできます。
減少
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オートフィル応⽤2オートフィルは、数字以外に⽂字が⼊っていてもだいじょうぶです。
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オートフィル応⽤2オートフィルは、数字以外に⽂字が⼊っていてもだいじょうぶです。
横にオートフィルすることもできます。
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オートフィル応⽤3オートフィルは、⽇付については1つのセルからスタートしても1⽇づつ増加します。
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オートフィル応⽤3前のように最初と2番めを使う⽅法もあります。例えば1週間おきの表も作成できます。
Excelは、これが⽇付であることを認識しているので⽉をまたぐこともできます。
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データファイルの読み込みCSV形式世の中には、さまざまなデータが流通しています。また、皆さんも⾃分で実験を⾏ったりしてデータを作成することがあります。データの⼀般的な形式に「CSV」形式というのがあります。CSVはComma Separated Valuesの略で、「,」(カンマ)で区切られた値という意味です。
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データファイルの読み込みCSV形式「メモ帳」を使ってCSV形式のファイルを作成してみましょう。まずメモ帳を起動します。
Windowsロゴをクリック
「メモ帳」と⼊⼒
「メモ帳」をクリックして起動
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データファイルの読み込みCSV形式データを⼊⼒します。(数字はこれと完全に同じでなくても結構です。)
すべて「半⾓」で⼊⼒してください。「,」(カンマ)と「.」(⼩数点)の違いにも注意してください。
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データファイルの読み込みCSV形式
「ファイル」メニューから「名前を付けて保存」します。
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データファイルの読み込みCSV形式
保存する場所は「デスクトップ」や以前に作成した「情報スキル⼊⾨」フォルダがわかりやすくてよいでしょう。「ファイル名」で拡張⼦を「.csv」とします。例えばファイル名は「data1.csv」とします。「ファイルの種類」は「すべてのファイル(*.*)」とします。
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データファイルの読み込みCSV形式
作成したCSVファイルをExcelで読み込むためにExcelを起動し、「ファイル」タブから「開く」をクリックします。
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データファイルの読み込みCSV形式
「参照」をクリックします。
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データファイルの読み込みCSV形式
先ほど保存したフォルダを⾒ても「data1.csv」が⾒つからないはずです。
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データファイルの読み込みCSV形式
⾒つからない原因は、右下のフィルタが「すべてのExcelファイル」になっているためです。CSV形式のファイルはExcelのファイルではありません。
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データファイルの読み込みCSV形式
右下のフィルタを「すべてのファイル(*.*)」にすれば「data1.csv」が表⽰されるはずです。
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データファイルの読み込みCSV形式
「data1.csv」を選択するとExcelの表に、メモ帳を使って⼊⼒したデータがセットされます。
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データファイルの読み込みCSV形式ではない場合ExcelではCSV形式ではないデータファイルの読み込みも可能です。「ウィザード」という⼿順を踏むことで、⼈間がExcelにファイルの読み⽅を指⽰し、読み込ませることができます。先ほどメモ帳で作成した「data1.csv」をもう⼀度メモ帳で開きましょう。まずメモ帳を起動します。
Windowsロゴをクリック
「メモ帳」と⼊⼒「メモ帳」をクリックして起動 49 / 94
データファイルの読み込みCSV形式ではない場合
「ファイル」メニューから「開く」を選択し、開いたウィンドウで「data1.csv」を保存した場所に⾏きます。保存した場所をみても「data1.csv」が⾒つからないはずです。
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データファイルの読み込みCSV形式ではない場合
「ファイル名」の横の「テキスト⽂書(*.txt)」を「すべてのファイル(*.*)」に変更すると「data1.csv」が現れるので選択して「開く」をクリックします。
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データファイルの読み込みCSV形式ではない場合
開けたら「,」(カンマ)を半⾓スペースにすべて書き換えます。「CSV」は「カンマ区切り」の意味なので、拡張⼦はもはや「.csv」ではありません。
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データファイルの読み込みCSV形式ではない場合
「ファイル」メニューから「名前を付けて保存」を選びます。こういうデータには、データを表す「.dat」またはテキスト形式である「.txt」が⼀般的に使われます。
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データファイルの読み込みCSV形式ではない場合
先ほどと同じフォルダに「data2.dat」という名前で保存しましょう。「ファイルの種類」は「すべてのファイル(*.*)」です。
data2.dat
.dat
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データファイルの読み込みCSV形式ではない場合
これを先ほどのCSV形式と同様にExcelで読み込みます。
まずExcelを起動し「ファイル」タブから「開く」を選択します。
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データファイルの読み込みCSV形式ではない場合
「参照」をクリックします。
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データファイルの読み込みCSV形式ではない場合
「data2.dat」を保存した場所に⾏きます。「.dat」もExcelの形式ではないので、この場合もフィルタを「すべてのファイル」としる必要があります。「data2.dat」が⾒えたら選択し、「開く」をクリックします。
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データファイルの読み込みCSV形式ではない場合今回、これを開いてもすぐにExcelのシートの画⾯にはなりません。「ウィザード」というウィンドウが開きます。ウィザードで⽰される⼿順を追うことで「.dat」ファイルをExcelで読み込むことができます。
最初の⼿順は何も変更せず「次へ」。58 / 94
データファイルの読み込みCSV形式ではない場合
次の⼿順でExcelに区切り⽂字がな何なのかを教えます。今回は半⾓スペースで区切ってあるので「スペース」にチェックを⼊れて「次へ」をクリックします。
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データファイルの読み込みCSV形式ではない場合
次の⼿順でも特に何も変更せず「完了」をクリックします。
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データファイルの読み込みCSV形式ではない場合
これで半⾓スペース区切りのデータも読み込めました。
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表のデータを使った計算セルの参照とオートフィル
先週、表に⼊⼒されたデータを⽤いて平均や合計を計算しました。Excelでは、他にも様々な計算をすることができます。特に関数を使うと、複雑な計算も簡単な⼿順で⾏うことができます。
実習で使うサンプルデータを準備しましたので、このリンクから取得してください。もし上のリンクがうまく動作しない場合は、講義情報のウェブページの【情報スキル⼊⾨ 第11回】の項⽬から取得してください。
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表のデータを使った計算セルの参照とオートフィル
取得したサンプルデータ(tax.xlsx)をダブルクリックして開くとこのような画⾯が表⽰されるので「編集を有効にする」をクリックします。
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表のデータを使った計算セルの参照とオートフィル
このような表⽰になります。
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表のデータを使った計算セルの参照とオートフィル消費税8%を⾜した税込価格を計算します。
みかんの定価はC3のセルにあるように50円です。D3のセルで、その税込価格を計算します。
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表のデータを使った計算セルの参照とオートフィル消費税8%を⾜した税込価格を計算します。
D3のセルをクリックして、⼊⼒できるようにしたあとに半⾓で「=c3*1.08」と⼊⼒します。※「=」を忘れずに︕ 66 / 94
表のデータを使った計算セルの参照とオートフィル消費税8%を⾜した税込価格を計算します。
「c3」はみかんの定価︓50円が⼊⼒してあるセルを⽰しています。「*」は掛け算を⽰します。定価に1.08を掛けて税込価格を求めます。 67 / 94
表のデータを使った計算セルの参照とオートフィル消費税8%を⾜した税込価格を計算します。
「Enter」キーを⼊⼒すると、50x1.08の計算結果の「54」が表⽰されます。
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表のデータを使った計算セルの参照とオートフィル
このように、計算に使うデータがあるセルを「c3」のようにアルファベットと数字で指定する⽅法を「セルの参照」といいます。
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表のデータを使った計算セルの参照とオートフィル
先ほどEnterキーを押したので、現在選択されているセルはD4になっています。
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表のデータを使った計算セルの参照とオートフィル
再びD3のセルをクリックし、選択を⽰す緑⾊の枠の右下の■をマウスで左クリック&ドラッグして下まで引っ張ります。先ほど実習した「オートフィル」です。 71 / 94
表のデータを使った計算セルの参照とオートフィル
この場合のオートフィルは■をダブルクリックでもOKです。先ほどの実習のオートフィルでは、どこまで⼊⼒するか⼈間が指定する必要がありましたが、今回は「C列のデータがあるところまで⼊⼒」とExcelが⾃動的に判断してくれるのでダブルクリックでもだいじょうぶです。 72 / 94
表のデータを使った計算セルの参照とオートフィル
みかん以外の商品(D4以降)についても税込価格が計算されます。
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表のデータを使った計算セルの参照とオートフィル
D4のセル(バナナの税込み価格)を1回クリックして、表の上の欄をみると「=C4*1.08」と書いてあります。
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表のデータを使った計算セルの参照とオートフィル
C4にはバナナの定価の100円が⼊⼒してあります。よって、この計算は正しくバナナの税込価格が計算されていることになります。 75 / 94
表のデータを使った計算セルの参照とオートフィル
オートフィルを⽤いることで、参照するセルをいちいちキーボードで⼊⼒しなくても⾃動的に適切に⼊⼒することができます。Excelはこのように「表にある数値に対して同じ計算をする」というときに威⼒を発揮します。電卓では何度も同じようなキーを打ち込む必要がありますが、Excelならばこのような⼿順で簡単に計算できます。
=A1 =B1 =C1
=A2 =B2 =C2
=A3 =B3 =C3
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表のデータを使った計算関数の利⽤(INT関数︓整数化)ただ、このままでは⾦額に⼩数があるので変です。整数化しましょう。まずは切り捨てを⾏います。⼩数部分の切り捨ては「INT」関数を⽤います。
E3セルに「=int(d3)」と⼊⼒し、Enterキーを押します。※「=」を忘れずに︕ 77 / 94
表のデータを使った計算関数の利⽤(INT関数︓整数化)
E3セルで参照したD3セルの値は「54」でそもそも整数なので、E3セルの表⽰も「54」です。次に下までオートフィルします。
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表のデータを使った計算関数の利⽤(INT関数︓整数化)
D列で⼩数部分のある値がE列では整数化(切り捨て)されて表⽰されます。
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表のデータを使った計算関数の利⽤(ROUND関数︓四捨五⼊)四捨五⼊も計算してみましょう。四捨五⼊は「ROUND」関数を⽤います。
F3セルに「=round(d3,0)」と⼊⼒し、Enterキーを押します。※「=」を忘れずに︕ 80 / 94
表のデータを使った計算関数の利⽤(ROUND関数︓四捨五⼊)
下までオートフィルします。
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表のデータを使った計算関数の利⽤(ROUND関数︓四捨五⼊)
Dの列の価格が四捨五⼊された値がFの列に⼊⼒されます。
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表のデータを使った計算関数の利⽤(ROUND関数︓四捨五⼊)「=round(d3,0)」の「d3」は参照するセルの場所です。では、その右の「,0」は何でしょうか︖ROUND関数は、四捨五⼊する桁の場所を指定する事ができます。「,0」は⼩数点以下第1位で四捨五⼊「,1」は⼩数点以下第2位で四捨五⼊「,2」は⼩数点以下第3位で四捨五⼊を意味します。INT関数は、参照するセルを指定するだけでしたが、関数によってはROUND関数のように参照するセルだけでなく、オプションを指定するような関数もあります。
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表のデータを使った計算関数の利⽤(IF関数︓条件分岐)もう1種類「IF」関数を使った実習もします。「IF」は英語の「もし」の意味です。「もし ○○ならば△△しなさい、そうでなければ□□しなさい」というような条件分岐を⾏います。
例として、四捨五⼊の税込価格が200円より⾼価な商品を⾼額商品として「⾼額」と表⽰、200円以下のものは「低額」と表⽰します。
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表のデータを使った計算関数の利⽤(IF関数︓条件分岐)
G3のセルに「=if(f3>200,”⾼額”,”低額”)」と⼊⼒し、Enterキーを押します。※「=」を忘れずに︕※「”」(ダブルクォーテーション)も半⾓で︕ 85 / 94
表のデータを使った計算関数の利⽤(IF関数︓条件分岐)
F3の値の54円は200円以下なのでG3のセルには「低額」と表⽰されます。続いてオートフィルします。 86 / 94
表のデータを使った計算関数の利⽤(IF関数︓条件分岐)
Gの列にすべて結果が⼊⼒されます。
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表のデータを使った計算関数の利⽤(IF関数︓条件分岐)
IF関数の書式はIF(条件式,”A”,”B”)
A︓条件式が成⽴するときの⼊⼒値B︓条件式が成⽴しないときの⼊⼒値
です。今回の場合、条件式が「f3>200」のように「四捨五⼊した値が200より⼤きい」になります。これが成⽴するものについてはA、つまり「⾼額」が⼊⼒され、成⽴しないものについてはB、つまり「低額」が⼊⼒されます。
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表のデータを使った計算Excelの関数Excelにはたくさんの関数が⽤意されていて、すべての使い⽅を憶えておくことは困難です。参考書を読んだり詳しい⼈に教えてもらったりするのもひとつの⽅法ですが、Excelのヘルプを利⽤する⽅法もよいでしょう。
「ヘルプ」タブをクリックします。
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表のデータを使った計算Excelの関数
ウィンドウ右側にヘルプメニューが表⽰されるので「数式と関数」をクリックします。
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表のデータを使った計算Excelの関数
「関数」→「すべての関数(アルファベット順)」をクリックします。
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表のデータを使った計算Excelの関数
Excelで使えるすべての関数がリストで表⽰されます。知りたい関数名をクリックして調べられます。また関数名や機能で検索をかけることも可能です。 92 / 94
本当は、これに続いてExcelの・散布図の作成・最⼩⼆乗法による関数フィッティング・データベース的な使い⽅
を実習しようと思っていたのですが、今回の講義の分量が多くなりすぎてしまうので、来週の補講にまわします。補講で今回取得していただいたサンプルファイルの「散布図」や「英単語」のシートを使いますので、今回のサンプルファイルは保存しておいてください。
来週(7⽉23⽇︓最終回)の講義はPowerPointですが、同⽇に補講3回めとしてExcelの続きをやります。
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課題9(締切︓7⽉22⽇)
ここまでで作成したExcelファイル(tax.xlsx、⾼額・低額の分類まで⼊⼒したもの)を、保存して、メールに添付して杉⽥([email protected])まで提出してください。メールの件名や本⽂は⾃由です。
なお、質問は杉⽥と、TA(ティーチング・アシスタント)の⼟屋さん([email protected])で対応します。どちらにお送りいただいても結構です。
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