働きやすい環境づくり...日清食品ホールディングス、日清食品、日清食品チルド、日清...

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働きやすい環境づくり 社内コミュニケーションの活性化 NISSIN HUNGRY FORUM (タウンホールミーティング) コミュニケーション活性化のため、役員が若手社員と対話す るタウン ホ ー ルミー ティン グ( 対 話 集 会 )として N I S S I N HUNGRY FORUMを開催しています。若手社員の質疑に応 えるなど、社員とトップマネジメントが直接意見交換できる機 会となっており、2014年は189名が参加しました。イントラ ネットを通じてトップマネジメント層のブログなども読めるよ うになっています。 社員意識調査 社員一人一人の会社や仕事に対する意識・価値観を正しく捉 えるため、年に1回実施する意識調査で、社員が現在の職務 に対する適性、配置・異動の希望、会社への提言などを人事 部に直接意見できます。個別面談も実施しています。 海外赴任者へのサポート 海外拠点の人事体制の強化 グローバル人材を活用する体制を整備するため、2013年6 月には海外人事チームを新設し、海外拠点の人事や労務に 関する支援体制を確立しています。海外出向者に対する海外 安全・危機管理体制も強化し、迅速な海外安全情報の提供や 緊急時の搬送支援など、赴任地における非常時の支援体制 を整えています。2014年にはハードシップ(生活環境差)見 直しのため、7カ国の現地生活調査を実施しました。 効率的な働き方でワークライフバランスを実現 スマートワーク 日清食品グループはワークライフバランス(仕事と生活の調 和)を実現するため労働時間の管理に取り組んでいます。 2009年から毎週水曜日を「ノー残業デー」とし、緊急の業務 がある社員以外の定時の退社を推進しています。2014年か らはスマートワーキングプロジェクトを始め(囲み記事参照)、 スマートに働くための制度づくりを進めています。 また、2014年度からは半休制度も導入し、ワークライフバ ランスの充実に力を注いでいます。 育児支援 日清食品ホールディングス、日清食品、日清食品チルド、日清 食品冷凍、日清食品ビジネスサポート各社では小学3年生まで の子どもを持つ社員を対象に「育児短時間勤務制度」を設け、 女性社員が無理なく働ける環境整備にも力を注いでいます。 リフレッシュ 日清食品ホールディングス、日清食品、日清食品チルド、日清 食品冷凍、日清食品ビジネスサポート各社では有給休暇の他 に夏期休暇などの休日が8日間(2014年度実績)あり、ワー クライフバランスの充実に力を注いでいます。また、毎年6月 第1週の金曜日をレクリエーション休暇と定め、部内の親睦 を深める良い機会となっています。さらに、役員と若手社員 の親睦ゴルフコンペや社内クラブ活動への補助も実施して おり、社員の一体感醸成に取り組んでいます。 NISSIN FOODS HOLDINGS CSR REPORT 2015 46 2015年2月に生産性向上を目的に「スマートワーキングプロジェクト」を発足しました。長時間働く 代わりにスマートに仕事をし、部署ごとに生産性を追求する方向にしようという人事施策で、人事、総務、法務、情報システ ムの各部署でスマートワーキングプロジェクトを構成し、スマートに働くためのシステムや制度を整えています。まず、働き 方を夜型から朝型に変えるため、原則20時以降の残業を禁止し、早朝の時間外勤務手当を増やす新制度「アーリーバード システム」を始めました。イノベーションのために、新しいアイデアは会議室や残業中には生まれないという発想による試 みです。また、ある部署で実施されるモデルケースを全体に周知する仕組みも作りました。 質を重視した働き方へ スマートワーキングプロジェクトをスタート

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働きやすい環境づくり

社内コミュニケーションの活性化

NISSIN HUNGRY FORUM(タウンホールミーティング)コミュニケーション活性化のため、役員が若手社員と対話するタウンホールミーティング(対話集会)としてNISS IN HUNGRY FORUMを開催しています。若手社員の質疑に応えるなど、社員とトップマネジメントが直接意見交換できる機会となっており、2014年は189名が参加しました。イントラネットを通じてトップマネジメント層のブログなども読めるようになっています。

社員意識調査社員一人一人の会社や仕事に対する意識・価値観を正しく捉えるため、年に1回実施する意識調査で、社員が現在の職務に対する適性、配置・異動の希望、会社への提言などを人事部に直接意見できます。個別面談も実施しています。

海外赴任者へのサポート

海外拠点の人事体制の強化グローバル人材を活用する体制を整備するため、2013年6月には海外人事チームを新設し、海外拠点の人事や労務に関する支援体制を確立しています。海外出向者に対する海外安全・危機管理体制も強化し、迅速な海外安全情報の提供や緊急時の搬送支援など、赴任地における非常時の支援体制を整えています。2014年にはハードシップ(生活環境差)見直しのため、7カ国の現地生活調査を実施しました。

効率的な働き方でワークライフバランスを実現

スマートワーク日清食品グループはワークライフバランス(仕事と生活の調和)を実現するため労働時間の管理に取り組んでいます。2009年から毎週水曜日を「ノー残業デー」とし、緊急の業務がある社員以外の定時の退社を推進しています。2014年からはスマートワーキングプロジェクトを始め(囲み記事参照)、スマートに働くための制度づくりを進めています。 また、2014年度からは半休制度も導入し、ワークライフバランスの充実に力を注いでいます。

育児支援日清食品ホールディングス、日清食品、日清食品チルド、日清食品冷凍、日清食品ビジネスサポート各社では小学3年生までの子どもを持つ社員を対象に「育児短時間勤務制度」を設け、女性社員が無理なく働ける環境整備にも力を注いでいます。

リフレッシュ日清食品ホールディングス、日清食品、日清食品チルド、日清食品冷凍、日清食品ビジネスサポート各社では有給休暇の他に夏期休暇などの休日が8日間(2014年度実績)あり、ワークライフバランスの充実に力を注いでいます。また、毎年6月第1週の金曜日をレクリエーション休暇と定め、部内の親睦を深める良い機会となっています。さらに、役員と若手社員の親睦ゴルフコンペや社内クラブ活動への補助も実施しており、社員の一体感醸成に取り組んでいます。

NISSIN FOODS HOLDINGS CSR REPORT 201546

2015年2月に生産性向上を目的に「スマートワーキングプロジェクト」を発足しました。長時間働く代わりにスマートに仕事をし、部署ごとに生産性を追求する方向にしようという人事施策で、人事、総務、法務、情報システムの各部署でスマートワーキングプロジェクトを構成し、スマートに働くためのシステムや制度を整えています。まず、働き方を夜型から朝型に変えるため、原則20時以降の残業を禁止し、早朝の時間外勤務手当を増やす新制度「アーリーバードシステム」を始めました。イノベーションのために、新しいアイデアは会議室や残業中には生まれないという発想による試みです。また、ある部署で実施されるモデルケースを全体に周知する仕組みも作りました。

質を重視した働き方へスマートワーキングプロジェクトをスタート