国土交通省 東京航空局

建設コンサルタント業務等の業務内容を考慮し、発注方式の選定フローに基づき､プロポーザル方式、総合評価落札方式又は価格競争方式を適用します。

建設コンサルタント業務等におけるプロポーザル方式及び総合評価落札方式の運用に係る実施方針（H31.4.1より適用）

東京航空局では事業特性等を踏まえ、公共工事の上流部において実施される建設コンサルタント業務等の発注方式等について、「実施方針※ 」を定め運用しています。※： 建設コンサルタント業務等におけるプロポーザル方式及び総合評価落札方式の運用に係る実施方針

建設コンサルタント業務等

１．当該業務等の内容が技術的に高度なもの又は専門的な技術が要求される業務であって、提出された技術提案に基づいて、仕様を作成する方が優れた成果を期待できる業務

なお、上記考え方を前提に、業務の予定価格を算出するに当たって標準的な歩掛がなく、その過半に見積を活用する業務

※業務の内容が技術的に高度ではないもの又は専門的な技術が要求される業務ではない簡易なもの等については総合評価落札方式又は価格競争方式を選定

２．事前に仕様を確定可能であるが、入札者の提示する技術等によって、調達価格の差異に比して、事業の成果に相当程度の差異が生ずることが期待できる業務

① 当該業務等の実施方針と併せて、評価テーマに関する技術提案を求めることによって、品質向上を期待できる業務

業 務 内 容

①プロポーザル方式✓実施方針＋評価テーマ

② 当該業務等の実施方針のみで、品質向上を期待できる業務

３．入札参加条件として、一定の資格・実績・成績等を付すことにより品質を確保できる業務

②総合評価落札方式(標準型)✓価格点：技術点＝１:２～１:３✓実施方針＋評価テーマ・評価テーマ2つ以上の場合は1:3・評価テーマ1つの場合は1:2※

※業務の難易度に応じて1:3も使用可

④価格競争方式

③総合評価落札方式(簡易型)✓価格点：技術点＝１:１※

✓実施方針のみ(評価テーマは求めない)

※業務の難易度に応じて1:2も使用可

発 注 方 式 の 選 定 フ ロ ー

建設コンサルタント業務等方式選定の基本的な考え方

発 注 方 式

備考：総合評価落札方式の対象は、入札参加者及び発注者の負担を勘案して、予定価格1,000万円以上の業務を一つの目安として実施

国土交通省 東京航空局

空港の土木施設は、航空法等で定める保安上の基準や空港の設置及び管理に関する基本方針に基づき的確に管理しなければなりません。

「実施方針」の改定にあたっては、空港土木施設に関する各種法令等の知識を有し、点検・診断等を着実に実施できる技術者を評価することとしました。具体的には、当局が求める当該業務の技術者資格要件に対して、その配置予定技術者が「空港土木施設点検評価技士」の資格（空港土木施設点検評価技士資格証）の交付を受けている場合、インセンティブを付与します。

資 格 等 配点 インセンティブ結果

※ ①の有資格者が②の資格を有している場合 ＋１ ８点

① 技術士等 ７点 ７点

② 国土交通省登録技術者資格（空港土木施設点検評価技士） ６点 ６点

③ ①又は②以外の応募要件として設定した資格 ４点 ４点

建設コンサルタント業務等におけるプロポーザル方式及び総合評価落札方式の運用に係る実施方針の改定点

空港土木施設の点検・診断業務、路面性状調査について、技術士等資格へのインセンティブの付与

配点の概要例）管理技術者に係る資格のみ登録がある場合

「総合評価落札方式（１段階方式）の入札段階における評価基準」より

A者の配置予定管理技術者

①②の資格で申請

+１点

７点合計８点

B者の配置予定管理技術者

①の資格で申請

C者の配置予定管理技術者

②の資格で申請

D者の配置予定管理技術者

③の資格で申請

７点６点 ４点