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1 No.SS1-MGA990-0100 (第 4 版) 流量計キャリブレーション 形 MGA99T 概 要 流量計キャリブレーションMGA99T(以下、当校正サービス) は、アズビルグループのアズビル京都が所有する地上35mの高 架水槽から、校正流体として水を重力で落として校正を行うサ ービスです。 お客さまの流量計をお預かりし、流量標準器との器差を測定し、 その結果を校正成績書とトレーサビリティ証明書として発行い たします。 校正を受けられる流量計は、自社製/他社製を問わず、電磁流量 計、超音波流量計、コリオリ流量計、容積式流量計、渦流量計 の器差を測定できます。 なお、当製品仕様書は自社で作られた基準を元に行う「一般校正」 について示すものであり、「JCSS校正」とは異なります。 校正設備と校正環境 アズビル京都が所有する校正設備の概要は以下となります。 • 校正可能口径と流速:表3参照 • 校正時使用流体: • 校正時ヘッド圧力: 約200[kPa]、約350[kPa] • 校正時水温: 5~40[℃] 温度調整不可 当校正サービスを受けられる流量計 当校正サービスで対象となる流量計は以下となります。 表1. 被校正流量計(形番:①②③項参照) 製造者 製品名 基礎形番 アズビル 株式会社製 *1 電磁流量計 MGG 電磁流量計フロースイッチ搭載 MGF サニタリ用電磁流量計 MGS パルプスラリー用流量計 MGH プール用電磁式積算流量計 MGP 2線式電磁流量計 MTG 電磁式フローメーター MCB 電磁流量計セラミック形検出器 KID90 潜水形電磁流量計 NNK コリオリ質量流量計 RC111 アズビル ボルテック社製 マルチバリアブル式渦流量計 *2 (特殊品) AX22 横河電機 株式会社製 電磁流量計 AXF 2線式電磁流量計 AXR 容量電極式電磁流量計 CA その他 当社営業までお尋ねください *1 アズビル製(旧山武製)流量計におきましては、1994年以後に生 産された流量計を対象としています。 *2 5ページのアズビルボルテック製マルチバリアブル式渦流量計の 校正実施にあたってのご注意をご確認ください。 校正サービスご利用上の注意 • 校正サービスには製品の修理やメンテナンスは含みません。 修理作業は別途承ります。 • 校正サービスは製品の保証期間を延長するものではありま せん。 • 当社の校正設備において、作業時点における製品性能を表す もので、お客さまご使用時の環境下における性能を表すもの ではありません。 • ヘッド圧力約350kPaの印加により、測定に影響が生じてし まう流量計はお受けすることができません。 • 校正流体には水を使用します。水以外の流体は利用できま せん。 • 気体や蒸気を測定する流量計の校正には水を用いレイノルズ 数として等しい条件下で校正を行います。ただし、上限レイ ノルズ数には制限があります。また、季節による粘度変化の 影響を受けます。 用語の定義について アズビルでは、本校正サービスにおいて下記のような用語の定 義をしています。 用 語 定 義 校正 校正とは、被校正流量計の示す値と流量標準器の示す 値の差を確認する作業のことを言います。 製品を調整して流量標準器との差を修正する作業は含 まれません。 調整 調整とは、製品を調整して流量標準器との差を修正す る作業のことを言います。 器差 器差とは、被校正流量計が示す値から流量標準器の示 す値を引いた値のことを言います。 流量標準器 流量標準器とは、校正作業において標準流量を与える 計測器のことを言います。 故障 故障とは、正常に動作しない状態、および、調整しても 製品仕様の精度を維持できない状態のことを言います。

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    No.SS1-MGA990-0100(第 4版)

    流量計キャリブレーション形 MGA99T

    概 要流量計キャリブレーションMGA99T(以下、当校正サービス)は、アズビルグループのアズビル京都が所有する地上35mの高架水槽から、校正流体として水を重力で落として校正を行うサービスです。お客さまの流量計をお預かりし、流量標準器との器差を測定し、その結果を校正成績書とトレーサビリティ証明書として発行いたします。校正を受けられる流量計は、自社製/他社製を問わず、電磁流量計、超音波流量計、コリオリ流量計、容積式流量計、渦流量計の器差を測定できます。なお、当製品仕様書は自社で作られた基準を元に行う「一般校正」について示すものであり、「JCSS校正」とは異なります。

    校正設備と校正環境アズビル京都が所有する校正設備の概要は以下となります。

    •校正可能口径と流速:表3参照•校正時使用流体: 水•校正時ヘッド圧力: 約200[kPa]、約350[kPa]•校正時水温: 5~40[℃] 温度調整不可

    当校正サービスを受けられる流量計当校正サービスで対象となる流量計は以下となります。

    表1.被校正流量計(形番:①②③項参照)

    製造者 製品名 基礎形番

    アズビル株式会社製*1

    電磁流量計 MGG電磁流量計フロースイッチ搭載 MGFサニタリ用電磁流量計 MGSパルプスラリー用流量計 MGHプール用電磁式積算流量計 MGP2線式電磁流量計 MTG電磁式フローメーター MCB電磁流量計セラミック形検出器 KID90潜水形電磁流量計 NNKコリオリ質量流量計 RC111

    アズビルボルテック社製

    マルチバリアブル式渦流量計*2(特殊品) AX22

    横河電機株式会社製

    電磁流量計 AXF2線式電磁流量計 AXR容量電極式電磁流量計 CA

    その他 当社営業までお尋ねください*1 アズビル製(旧山武製)流量計におきましては、1994年以後に生

    産された流量計を対象としています。

    *2 5ページのアズビルボルテック製マルチバリアブル式渦流量計の校正実施にあたってのご注意をご確認ください。

    校正サービスご利用上の注意•校正サービスには製品の修理やメンテナンスは含みません。修理作業は別途承ります。•校正サービスは製品の保証期間を延長するものではありません。•当社の校正設備において、作業時点における製品性能を表すもので、お客さまご使用時の環境下における性能を表すものではありません。•ヘッド圧力約350kPaの印加により、測定に影響が生じてしまう流量計はお受けすることができません。•校正流体には水を使用します。水以外の流体は利用できません。•気体や蒸気を測定する流量計の校正には水を用いレイノルズ数として等しい条件下で校正を行います。ただし、上限レイノルズ数には制限があります。また、季節による粘度変化の影響を受けます。

    用語の定義についてアズビルでは、本校正サービスにおいて下記のような用語の定義をしています。用 語 定 義

    校正 校正とは、被校正流量計の示す値と流量標準器の示す値の差を確認する作業のことを言います。製品を調整して流量標準器との差を修正する作業は含まれません。

    調整 調整とは、製品を調整して流量標準器との差を修正する作業のことを言います。

    器差 器差とは、被校正流量計が示す値から流量標準器の示す値を引いた値のことを言います。

    流量標準器 流量標準器とは、校正作業において標準流量を与える計測器のことを言います。

    故障 故障とは、正常に動作しない状態、および、調整しても製品仕様の精度を維持できない状態のことを言います。

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    Azbil CorporationNo.SS1-MGA990-0100

    表2.校正対象機種と口径(形番:④項参照)

    口 径[mm]

    アズビル製 アズビルボルテック製 横河電機製

    MGG MGF MGS MGH MGP MTG MCB KID90 NNK RC111 AX22 AXF/AXR CA

    2.5 ○ --- --- --- --- ○ --- --- --- --- --- △ ---5 ○ --- --- --- --- ○ --- --- --- --- --- △ ---10 ○ --- --- --- --- ○ --- --- --- --- --- △ ---15 ○ ○ ○ --- --- ○ ○ ○ --- ○ ○ ○ ○25 ○ ○ ○ --- --- ○ ○ ○ --- ○ ○ ○ ○40 ○ ○ ○ ○ --- ○ ○ ○ --- ○ ○ ○ ○50 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○65 ○ ○ ○ --- ○ ○ ○ --- --- --- --- --- ---80 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ --- --- ○ ○ ○100 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ --- ○ ○ ○125 ○ ○ ○ --- ○ ○ --- --- --- --- --- --- ---150 ○ ○ --- ○ ○ ○ --- --- --- --- ○ ○ ○200 ○ ○ --- ○ ○ ○ --- --- ○ --- ○ ○ ○250 ○ ○ --- --- --- --- --- --- --- --- --- △ ---300 ○ --- --- --- --- --- --- --- --- --- --- △ ---350 ○ --- --- --- --- --- --- --- --- --- --- △ ---400 ○ --- --- --- --- --- --- --- ○ --- --- △ ---450 ○ --- --- --- --- --- --- --- --- --- --- --- ---500 ○ --- --- --- --- --- --- --- --- --- --- --- ---600 ○ --- --- --- --- --- --- --- ○ --- --- --- ---700 ○ --- --- --- --- --- --- --- --- --- --- --- ---800 ○ --- --- --- --- --- --- --- --- --- --- --- ---900 ○ --- --- --- --- --- --- --- --- --- --- --- ---1000 ○ --- --- --- --- --- --- --- --- --- --- --- ---1100 ○ --- --- --- --- --- --- --- --- --- --- --- ---

    表3.設備制限から来る各口径と校正可能流速(形番:⑩項参照)

    口 径[mm]

    標準校正流速 校正流速指定可能範囲 左記の表3はアズビル京都の流量校正設備で実施可能な範囲を示します。ただし、被校正流量計の測定方式によって最大流速/最小流速は異なります。

    〈被校正流量計がMCBの場合〉校正設備上限よりも流量計上限流速が優先され、5[m/s]までが校正可能範囲になります。

    〈被校正流量計がAX22□□の場合〉渦流量計の場合、上限流速は校正中にキャビテーションを発生させないことが重要であるため、校正設備上限よりも低い範囲での実施となり、6[m/s]までが校正可能範囲となります。また、下限流速は渦流量計の測定可能範囲内での実施となるため、口径15 mmにおいては0.42[m/s]、口径25~200 mmにおいては0.3[m/s]となります。

    〈被校正流量計がRC111の場合〉コリオリ式流量計の場合、自社他社問わず測定管形状が様々ありますので、圧損が不定です。そのため、流れ得る最高流速が校正可能範囲の上限流速となります。

    校正流速[m/s] 最小流速[m/s] 最大流速[m/s]*

    2.5 1 0.2 85 2 0.2 810 5 0.2 815 5 0.2 825 5 0.2 840 5 0.2 850 5 0.2 865 5 0.2 880 5 0.2 8100 5 0.2 8125 5 0.2 8150 5 0.2 8200 5 0.2 8250 5 0.2 6300 5 0.2 6350 5 0.2 6400 5 0.2 6450 5 0.2 6500 5 0.2 6600 5 0.2 5700 3 0.2 3.5800 2 0.2 2.8900 2 0.2 2.21000 1.8 0.2 1.81100 1.4 0.2 1.41200 1.2 0.2 1.2

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    No.SS1-MGA990-0100Azbil Corporation

    ● 配管接続アズビル製の電磁流量計・コリオリ質量流量計・マルチバリアブル式渦流量計は表2に記載の対象口径であれば、接続規格によらず校正をすることができます。また、横河電機製の電磁流量計の一部は専用アタッチメントにより実施します。それ以外の流量計は汎用アタッチメントにより実施しますが、高精度な芯出しを行いたい場合や当社への校正の定期的な依頼を検討されているお客さまは当社営業担当者にご相談ください。

    ● 校正方法(形番:⑥項参照)当校正サービスは10ページに記す校正フローに従って行います。なお、校正とは目盛り付け作業のことを指し、調整は含みません。調整が行える被校正流量計は、原則、自社製品だけとなります。他社製品の調整をご希望の場合は当社営業担当者にご相談ください。

    表4.校正と調整の実施可否

    製造者 基礎形番 校 正 調 整

    アズビル製

    MGG ○ ○MGF ○ ○MGS ○ ○MGH ○ ○MGP ○ ○MTG ○ ○MCB ○ ○KID90 ○ ○NNK ○ ○RC111 ○ ○

    アズビルボルテック製 AX22 ○ ○

    横河電機製AXF ○ -AXR ○ -CA ○ -

    その他 ○ -

    ● 電源電圧および電源周波数当校正サービスでご利用いただける電源電圧、および、電源周波数は以下の通りです。

    表5.電源電圧および電源周波数(形番:⑦項、⑧項参照)

    電 源 電圧(V) 50 Hz 60 Hz 電 源 電圧(V)

    AC

    100 ○ ○DC

    24110 ○ ○ 110120 ○ ○ 2線式用

    ループ 24200 ○ ○220 ○ ○240 ○ ○

    ● 校正出力校正出力は校正する流量計の出力を確認の上、校正を行いたい出力を選択してください。なお、アナログ出力+パルス出力(形番:E)を選択した場合は、アナログ出力とパルス出力のそれぞれの校正成績書が発行されます。アナログとパルスは1回の測定で同時計測できますが、アナログ2出力またはパルス2出力の同時測定はできません。2出力以上の測定が必要な場合は当社営業担当者にご相談ください。

    表6.校正可能な出力(形番:⑨項参照)

    変換器 検出器

    アナログ パルス 両方

    備 考

    DC4–20mA

    (ループ)

    DC4–20mA

    (外部電源)

    オープンコレクタパルス

    電磁カウンタ

    DC4–20mA+

    オープンコレクタパルス

    MGG

    MGG - ○ ○ ○ ○MGF - ○ ○ - ○MGS - ○ ○ - ○MGH - ○ ○ - ○MGP - ○ ○ - ○MTG ○ - ○ - ○MCB - ○ ○ - ○KID90 - ○ ○ - ○NNK - ○ ○ - ○

    RC111 - ○ ○ - ○AX22 ○ ○ - - ○AXF - ○ ○ - ○AXR ○ - ○ - ○CA - ○ ○ - ○

    ● 流量・流速レンジ流量・流速レンジは、表3に記される範囲で校正できます。また、100[%]点は測定中にレンジの上限を超えてしまう場合があるため、校正流速としては若干低めの95[%]近辺にて行います。流量・流速レンジにて、「顧客指定レンジ(形番:A)」を指定した場合は、表3の校正流速指定範囲で指定いただくことができます。また、流量・流速レンジにて、「アズビル標準レンジ(形番:B)」を指定した場合は、表3の標準校正流速で校正を実施いたします。

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    Azbil CorporationNo.SS1-MGA990-0100

    ● 校正点数校正点数は流量・流速レンジにて決めた流速レンジに対して何点で校正を行うかを指定します。点数により、被校正流量計の流量レンジに対する何%点で校正するかを表7より選択してください。なお、校正点数の考え方として、点数にはゼロ点を含みます。ただし、ゼロ点は校正前のゼロ調整として実施し、測定自体は行いません。また、被校正流量計により、選べる校正点数は表8のように制限があります。

    表7.校正点数(形番:⑪項参照)

    校正点数 校正点[%] 備 考

    2点 0/100

    単レンジ3点 0/50/1005点 0/25/50/75/1006点 0/20/40/60/80/1007点 0/5/10/25/50/75/1003点 0/50/100

    二重レンジ5点 0/25/50/75/1006点 0/20/40/60/80/1007点 0/5/10/25/50/75/100その他 当社営業担当者までご相談ください

    表8.被校正流量計と選択可能な校正点数(形番:⑪項参照)

    変換器 検出器

    校正点数

    単レンジ 二重レンジ

    2 3 5 6 7 3 5 6 7

    MGG

    MGG - ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○MGF - ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○MGS - ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○MGH - ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○MGP - ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○MCB - ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○KID90 - ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○NNK ○ × × × × × × × ×

    MTG - ○ ○ × × × × × ×RC111 - ○ ○ ○ × × × × ×AX22 - ○ ○ ○ × × × × ×AXF - ○ ○ ○ × × × × ×AXR - ○ ○ ○ × × × × ×CA - ○ ○ ○ × × × × ×

    表9-1.校正点数と校正流速の例(3点校正の場合)

    校正点数 流量レンジ[m3/h] 校正点[%] 校正流量[m3/h]

    3点 800 050 4095 76

    表9-2.校正点数と校正流速の例(6点校正の場合)

    校正点数 流量レンジ[m3/h] 校正点[%] 校正流量[m3/h]

    6点 80

    0 020 1640 3260 4880 6495 76

    表9-3.校正点数と校正流速の例(7点校正の場合)

    校正点数 流量レンジ[m3/h] 校正点[%] 校正流量[m3/h]

    7点 80

    0 05 410 825 2050 4075 6095 76

    注 流量・流速レンジにて、「顧客指定レンジ(形番:A)」を指定し、かつ、比較的低い流量レンジを設定した場合において、校正点数を多くすると、各流量計の測定可能流速の下限値に達してしまう場合があり、5%点や10%点が測定できなくなる場合があります。

    このような場合には、例えば、被校正流量計の測定可能流速の下限値が7%点であった場合、5%点の代わりに7%点で実施いたします。また、同様に、当該流量計の測定可能流速の下限値が12%点であった場合は、5%点での校正は実施せず、さらに10%点の代わりに12%点で校正を実施いたします。よって、7点校正を指示いただきましても、5%点での校正が実施できないので、実質上6点校正になってしまう場合がありますので、校正点数の決定には、被校正流量計の流量レンジや測定可能流速の下限値と勘案の上、決定していただけますようお願いします。

    なお、被校正流量計の計器仕様上では測定可能であるはずの流速が、場合によっては測れない場合や安定しない場合があります。このような場合、お断りなく校正流速や校正点数を変更する場合がありますので、ご了承のほど、お願いいたします。

    表9-4.校正点数と校正流速の例(二重レンジの場合)

    校正点数 流量レンジ[m3/h] 校正点[%] 校正流量[m3/h]

    5点二重レンジ

    大レンジ300

    0 025 7550 15075 22595 285

    小レンジ60

    25 1550 3075 4595 57

    ● 精 度精度の基準は、被校正流量計の製品の公称精度を基準としております。なお、10ページに示します校正フロー図の校正方法で「器差測定・仕様精度から外れていた場合、調整後器差測定(形番:E)」を選択した場合は、この精度基準を外れた場合に調整を行います。なお、低流速域などで精度規定が広がる流量点ではその点での精度規定が判定基準になります。低流速側の精度に関しては各製品のスペックシートを参照してください。

    表10. 被校正流量計と精度(形番:⑫項参照)

    変換器 検出器 精 度

    MGG

    MGG 指示値の±0.5 %MGF 指示値の±0.5 %MGS 指示値の±0.5 %MGH 指示値の±0.5 %MGP 指示値の±0.5 %MCB 指示値の±2.0 %KID90 指示値の±0.5 %NNK フルスケールの±1.0 %

    MTG 指示値の±0.5 %RC111 指示値の±0.2 %AX22 指示値の±0.7 %AXF 指示値の±0.5 %AXR 指示値の±0.5 %CA 指示値の±0.5 %

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    No.SS1-MGA990-0100Azbil Corporation

    ● 耐圧テスト範囲(形番:⑬項参照)耐圧テストはアズビル製、および、アズビルボルテック製の流量計だけ実施できます。付加仕様で「2:耐圧テストあり」を選択した場合、以下の条件にて水圧試験を行います。

    表11-1.アズビル製電磁流量計の耐圧テスト範囲基礎形番:MGG、MGF、MGH、MGP、MTG、MCB、KID90

    接続構造 フランジ定格 試験圧力[MPa]試験時間[分]

    ウエハ JIS10K/20K/30KANSI150/300/600 4.5 5

    フランジ

    JIS10K 2.0

    5

    JIS20K/30K 4.5ANSI150/JPI150 2.0ANSI300/JPI300 4.5DINPN10 1.5DINPN16 2.4DINPN25 3.75DINPN40 4.5

    注 アズビルボルテック渦流量計の場合、圧力センサの搭載有無により、耐圧をかけられる範囲が異なります。圧力センサを搭載しない場合は表11-2を、搭載する場合は表11-3を参照してください。

    表11-2. アズビルボルテック製渦流量計の耐圧テスト範囲アズビルボルテック製渦流量計基礎形番:AX2200/2211(圧力センサ非搭載モデル)

    接続構造 フランジ定格 試験圧力[MPa]試験時間[分]

    ウエハ JIS10K/20K/30KANSI150/300/600 4.5 5

    フランジ

    JIS10K 2.0

    5JIS20K/30K 4.5

    ANSI150 2.0

    ANSI300/600 4.5

    表11-3. アズビルボルテック製渦流量計の耐圧試験範囲基礎形番:AX2222(圧力センサ搭載モデル)

    接続構造 搭載する圧力センサの測定範囲[MPa_abs]

    試験圧力[MPa_abs]

    試験時間[分]

    ウエハフランジ

    0.2* 校正不可 校正不可0.7 0.7

    52.0 2.03.4 3.410.0 4.5

    * 搭載する圧力センサが0.2[MPa_abs]仕様は校正装置のヘッド圧力が圧力センサの上限値を超えてしまうため、当設備での校正の実施はできません。

    ● 禁油処理/禁水処理(形番:⑬項参照)禁油処理/禁水処理は下表の内容にて実施いたします。

    表12. 処理方法

    変換器 禁油処理 禁水処理

    MGG

    アルコールによる拭き取り洗浄を実施

    エアブロー後に、アルコールによる拭き取り洗浄を実施

    MGFMGHMGPMTGMGS 中性洗剤による洗浄を実施

    実施不可

    MCB

    実施不可

    KID90NNK140RC111AX22AXFAXRCA

    注 MGSの場合は標準作業の中で、中性洗剤による洗浄を実施しますので、「禁油処理(形番:3)」の選択は不要です。

    RC111は測定管の曲がりが大きく、アズビル京都では洗浄ができないため、禁油処理(形番:3)、禁水処理(形番:4)の選択はできません。AX2□では流速センサ近傍、および、導圧孔内の洗浄ができないため、禁油処理(形番:3)、禁水処理(形番:4)の選択はできません。AXF、AXR、CAは使用可能な処理剤が未知のため禁油処理(形番:3)、禁水処理(形番:4)の選択はできません。

    アズビルボルテック製マルチバリアブル式渦流量計の校正実施にあたってのご注意マルチバリアブル式渦流量計AX22□□の校正は、2017年8月以降の製造品が対象となります。2017年8月以降の製造品か否かの確認は、以下のどれかの方法でご確認ください。①製品銘板のSerialNo.欄右側に記載の製造年月が2017年8月以降であること

    ②AX22渦流量計通電後に、数秒間本体液晶ディスプレイに表示されるソフトウェアバージョンがVer.78.02以降であること

    2017年7月以前の製造品の校正を希望される場合は別途、当社営業担当者までお問い合わせください。

    横河電機製電磁流量計の校正実施にあたってのご注意横河電機製電磁流量計は二周波励磁方式を使用しておりますが、当校正サービスにおいては、二周波励磁の低周波モードでの実施となります。

    当校正サービスが提供する内容•校正成績書校正年月、校正形番、工番(校正用)、DETECTERFACTORが記載されます。•校正済証(シール)•トレーサビリティ証明書•トレーサビリティ体系図

    なお、オリジナルの製品銘板の校正係数(ExやK-factorなど)は消去します。

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    Azbil CorporationNo.SS1-MGA990-0100

    流量計キャリブレーション MGA99T 基礎形番 選択仕様 付加選択形番付加仕様(最大5つまで)

    基礎形番

    MGA99T ー ー ー

    ① ② ③選択形番

    ①②③

    メーカー測定原理機種

    アズビル/山武電磁流量計MagneW変換器MGG/検出器KID90*2

    A M D

    アズビル/山武電磁流量計MagneW変換器MG□/検出器MG□

    A M M

    アズビル/山武電磁流量計MagneW変換器MG□/検出器MGS*1

    A M F

    アズビル/山武電磁流量計MagneW変換器MG□/検出器NNK

    A M N

    アズビル/山武電磁流量計MagneWNeo/Neo+MTG A M Tアズビル/山武電磁流量計MagcubeMC□ A M Cアズビル/山武電磁流量計その他の機種 A M 9アズビルボルテック渦流量計AX2200 L V Aアズビルボルテック渦流量計AX2211 L V Bアズビルボルテック渦流量計AX2222 L V C横河電機電磁流量計AXF*3*5 Y M F横河電機電磁流量計AXR*5 Y M R横河電機電磁流量計CA*5 Y M C

    ④ 口 径 2.5 mm 0025 mm 00510 mm 01015 mm 01525 mm 02540 mm 04050 mm 05065 mm 06580 mm 080100 mm 100110 mm(MGS11F用) 110125 mm 125150 mm 150200 mm 200250 mm 250300 mm 300350 mm 350400 mm 400450 mm 450500 mm 500600 mm 600700 mm 700800 mm 800900 mm 9001000 mm 10H1100 mm 11Hその他 □□□

    ⑤ 配管接続 ウエハ(口径2.5~200 mm) Wフランジ(口径2.5~1100 mm) FISO/IDFクランプ(口径2.5~125 mm)*3 Cネジ・ホース(口径2.5~25 mm) U

    ⑥ 校正方法 器差測定(校正成績書1枚)*5 A調整・器差測定(校正成績書1枚) B器差測定・調整・器差測定(校正成績書2枚) C器差測定・仕様精度から外れていた場合調整後器差測定(校正成績書1枚または2枚)*4

    E

    その他 □

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    ー付加選択形番

    ⑦ 電 源 AC100 V AAC110 V BAC120 V CAC200 V DAC220 V EAC240 V FDC24 V GDC110 V K2線式用ループ電源 L

    ⑧ 電源周波数 50 Hz帯での使用 560 Hz帯での使用 6選択不要 X

    ⑨ 校正出力 アナログ出力(DC4–20 mA) Aアナログ出力(DC4–20 mA、外部電源使用、MGG変換器用) Bパルス出力(オープンコレクタ出力) Cパルス出力(電磁カウンタ駆動出力、MGG変換器用) Dアナログ出力+パルス出力(DC4–20 mA+オープンコレクタ出力、MG□/MTG用)

    E

    ⑩ 流量・流速レンジ

    顧客指定レンジ Aアズビル標準流速レンジ B

    ⑪ 校正点数 3点(0/50/100 %) A3点(0/50/100 %)(MGG変換器2重レンジ用) B6点(0/20/40/60/80/100 %)(MGG変換器用) C5点(0/25/50/75/100 %)(MGG/MTG変換器用) E5点(0/25/50/75/100 %)(MGG変換器2重レンジ用) F7点(0/5/10/25/50/75/100 %)(MGG変換器用) G7点(0/5/10/25/50/75/100 %)(MGG変換器2重レンジ用) H2点(0/100 %)(NNK検出器用校正点数) K6点(0/20/40/60/80/100 %)(MGG変換器2重レンジ用) Qその他 □

    ⑫ 精 度 精度確認(器差測定選択時だけ選択可能) A調整指示値の±0.5 %(MG□/KI□/SM□/MTG用) D調整±1 %FS(NNK用) E調整指示値の±2 %(MC□用) F調整指示値の±0.7 %(AX22□□用) Vその他 □

    ー付加仕様

    ⑬ 付加仕様なし X耐圧テストあり 1立会検査あり 2禁油処理(MG□/MTG用) 3禁水処理(MG□/MTG用) 4写真撮影 5

    *1 サニタリ形は中性洗剤による洗浄処理を実施して出荷されます。*2 MagneW変換器MGGとKID90以外のKID検出器の場合は特見での対応となります。*3 横河電機製電磁流量計AXFの校正の場合、配管接続仕様ISO/IDFクランプは選択できません。*4 仕様精度から外れていなかった場合は、器差測定だけのため、校正成績書は1枚となります。

    仕様精度から外れていた場合は、器差測定・調整・調整後の器差測定となるため、校正成績書は調整前と調整後の2枚となります。*5 他社製流量計の場合は、校正方法は「A」器差測定だけとなります。

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    Azbil CorporationNo.SS1-MGA990-0100

    ご使用上の注意本書では、機器を安全に使用していただくために次のようなシンボルマークを使用しています。

    警告取り扱いを誤った場合に、使用者が死亡または重傷を負う危険の状態が生じることが想定される場合。

    注意取り扱いを誤った場合に、使用者が軽傷を負うか、または物的損害のみが発生する危険の状態が生じることが想定される場合。

    ■ 絵表示

    このような表示は、取り扱い上、気を付けていただきたい「注意」を表す内容です。このような表示は、必ず実行していただきたい「指示」を表す内容です。

    ■ 流量計引き取り校正上の注意

    注意腐食性流体、有毒流体を使用した製品については、完全に除去し、無害化処理が行われている場合に限り、校正をお受けします。完全な除去および無害化処理が確認できない場合は、校正をお断りする場合があります。

    校正品を発送する際は液体の漏えいを防止するため、ビニール袋に入れた後、梱包をしてお送りください。

    アズビルのサービスマンもしくは営業(それに準ずる者)は、お受け取りした被校正流量計に傷や汚れなどの外観および付属品の有無を確認し、チェックシートへ記載します。チェックシートをご確認いただき、間違いがなければ署名をお願いいたします。

    当校正サービスを実施する流量計校正設備は、ポンプの脈動の影響をなくすため、地上35[m]の高架水槽から水を重力で落として校正を行うため、下記のヘッド圧力と流速が印加されます。このヘッド圧力や流速の印加により、被校正流量計の測定に影響が生じてしまう流量計の校正はお受けすることができません。事前に被校正流量計の耐圧値、上限流速の確認をお願いいたします。•校正時ヘッド圧力:約350[kPa]

    お客さまが接続された配線および配管用の接続継手は、取り外してからお送りください。なお、配管接続の方法が標準的なフランジ形状以外の場合や電磁流量計で特殊なアースリング形状をしている場合は、当設備へ接続できない場合がございます。そのような場合、校正をお断りさせていただく場合がございます。

    一般的に製品を長期間使用すると、電子部品の絶縁不良や接触抵抗の増大による発熱などにより、製品の発煙・発火、感電、またはシールの劣化によるリークなど製品自体の安全上の問題が発生する場合があります。そのため、お客さまの機械、装置の使用条件・使用環境にもよりますが、原則として、製造後20年以上使用された製品は校正をお断りさせていただく場合がございます。

    ● サービスご利用前の注意

    〈校正サービスの範囲〉•当校正サービスは、作業時点での精度を校正成績書として提供するものであり、製品の保証期間を延長するものではありません。なお、調整を行った場合も同様です。また、当校正サービスでは、校正作業に関わりのない機能の検査については行いません。

    〈被校正流量計の故障〉•当校正サービスでは、校正前に校正作業に支障を与える異常が確認された場合、校正は行わずに製品を返却いたします。この場合、校正費用は不要です。また、校正作業中、故障が発見され、校正を完了できない場合を除き、校正作業はそのまま進めます。

    〈被校正流量計の修理〉•アズビルおよびアズビルグループの製品であっても、修理と校正を同時にお受けすることはできません。修理が必要な場合は先に修理を行った後に校正をお受けいたします。なお、その際、修理と校正とは別作業となりますので、費用および日程などは調整が必要となります。

    〈校正流体に関する注意〉•当校正サービスでは、校正流体に水を使用します。その他の液体での校正は行えません。また、水を使用しますので、水により被校正流量計に異常をきたすような製品の校正は行えません。(例:当社マイクロフロー流量計など)•当校正サービスでは渦流量計など被測定流体が気体や蒸気の流量計に対して校正を行う場合、当該流速に合わせたレイノルズ数における校正を行います。ただし、設備上の関係で被校正流量計の上限流速までカバーできない場合があります。また、水温の変化により粘度が変化するため、校正流速とレイノルズ数の関係は季節により変化しますので、ご了承ください。

    〈対象とする被校正流量計〉•当社製品は販売終了後、通常、約5年で保守停止とさせていただいております。保守停止後も、しばらくは再校正を継続しますが、製品設計寿命と勘案し、校正後の性能発揮が困難と考える時点に至った場合には、事前の予告なく、校正サービスの受付を中止する場合があります。•当校正サービスでは、お客さまの要求に合わせ製作した特殊品については、校正ができない場合があります。•被校正流量計が非常に古く、痛みが激しい場合など、校正ができない可能性のある場合は事前協議確認の上、校正依頼をお願いします。

    ● サービスご利用時の注意

    〈被校正流量計の洗浄と無害化〉•当校正サービスを安全に実施するため、流量計はどのような流体で使用していても、必ず洗浄を実施の上、安全チェックシートにお客さまのサインをもらってください。とくに、腐食性液体や毒性物質、環境汚染物質などの流体に使用していた流量計は、お客さまで確実に洗浄後、工場に送付していただくことを徹底してください。洗浄の基準については次ページを参照してください。

    〈被校正流量計の発送〉•被校正流量計の発送は、10ページの校正サービスフロー図に従い実施してください。

    〈校正作業に対する保証〉•当校正サービスに対して、疑義が発生した場合は、納品後1ヶ月間は保証対応をいたします。

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    No.SS1-MGA990-0100Azbil Corporation

    洗浄に関する注意本器の洗浄を行う際は以下の点にご注意ください。•洗浄にあたりましては接液リングを取り外してから行ってください。接液リングを外さずに洗浄した場合は、接液リングとライニングの間に被測定液が残ってしまう場合があります。•人体に有害な測定液で使用されていた流量計は、無害化していただくことをお願いいたします。•強酸や強アルカリの被測定液でご使用の流量計は、測定管内部の中和処理を行ってください。•中和後は水道水で洗い流し、汚れがある場合は測定管表面を傷付けないスポンジやウエスを使用して、汚れを落としてください。•洗浄後は計装空気などのブローにて水気を取り除いてください。•内面の洗浄が困難な小口径につきましては、測定管内面をウエスなどで拭き取り、汚れを十分に除去してください。なお、口径5mm以下の極小口径でウエスによる拭き取りが困難な場合には、エアブローにより汚れを除去してください。

    ■ 洗浄度合いの基準洗浄度合いの基準は、空気圧0.75MPaの計装空気によるエアブローで、汚れの剥離がないことを基準とします。また、洗浄度合については以下の写真を参照してください。洗浄度合が守られていない場合は、ご返却させていただきます。

    ◎完全な洗浄例

    ×不完全な洗浄例

    ×洗浄が不完全で、かつ、接液リングが外されていない例

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    Azbil CorporationNo.SS1-MGA990-0100

    校正サービスフロー図

    ① 配管取付用継手を除去してください(電磁流量計の場合は接液リングの除去を含む)。*1② 流量計測定管内および端面の洗浄をしてください。*2③ お客さまは安全チェックシートを記入し、署名をお願いします。④ アズビルの営業担当は、上記の安全チェックシートをお受け取りし、送付前チェックシートを記入、押印の上、2つのチ

    ェックシートを被校正流量計に同梱してください。⑤流量計はビニール袋に入れたあと、梱包をしてください。⑥運送する場合は、流量計に傷がつかないように十分な梱包をしてください。

    見積

    発注

    発送

    自社製品

    納品

    他社製品

    発送準備

    ① 安全チェックシートを確認します。② 送付前チェックシートを確認します。③ 絶縁抵抗検査をします。④ 耐圧テストをします。(付加仕様選択時)

    ① 安全チェックシートを確認します。② 送付前チェックシートを確認します。

    校正 校正

    調整

    校正

    精度範囲外

    精度範囲内

    精度評価

    調整

    校正校正

    調整

    校正

    検品

    自社製品 他社製品

    ① 設定パラメータを使用状態に戻します。② 校正ラベルを貼付します。③ 校正成績書とトレーサビリティ証明書および体系図を

    送付します。

    ① 校正前準備で実施した設定パラメータを使用状態に戻します。

    ② 禁油処理を実施します(付加仕様選択時)。③ 禁水処理を実施します(付加仕様選択時)。④ 校正ラベルを貼付します。⑤ 校正成績書とトレーサビリティ証明書および体系図を

    送付します。

    納品準備

    標準校正 顧客指定校正

    設定パラメータであるレンジを標準校正流速(表 3)に合わせるほか、ダンピングやローフローカットなどの変更をします。

    設定パラメータであるレンジを指定流速に合わせるほか、ダンピングやローフローカットなどの変更をします。

    校正前準備

    形番:A校正方法(他社製品は形番:Aだけとなります)

    形番:B 形番:C 形番:E

    器差測定 調整/器差測定 調整前器差測定/調整/調整後器差測定

    器差測定/仕様精度から外れていた場合調整後器差測定

    *1接液リングを外す際は、ライニングに傷をつけないように十分にご注意ください。傷は漏れの原因となり、校正が行えなくなる場合があります。*2洗浄については8ページ被校正流量計の洗浄と無害化 および9ページの洗浄に関する注意事項を参照してください。

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    No.SS1-MGA990-0100Azbil Corporation

    送付前チェックシート

    校正手配工番 R-       - 41 -

    チェック欄 対象機種 確認事項

    全機種 洗浄、無害化はしていただけましたか?

    下記の付属品などは、取り外していただけましたか?

    取り外した付属品などは、お手元にて保管してください

    チェック欄 対象機種 説明図 付属品など名称

    MGG、MGF、MTG、MCB、AXF、AXR、CA

    A 接液リング(別名:アースリング)

    MGG11U B ユニオン継手・ホース継手・クランプ

    MGS11U C 溶接ヘルール・ガスケット・クランプバンド

    MGG、MGF、MGS、MTG、AXF、AXR、CA

    D 分離形専用ケーブル(水中形、潜水形、および、一部のケーブルの取り外しが困難な分離形を除く)

    NNK E ベルマウス・エルボーフランジ・エンドキャップ

    NNK F 潜水形流量計のダミー(NNK941)

    A

    接液リング

    D

    流体

    変換器

    検出器

    励磁出力

    専用ケーブル流量信号入力

    注 接液リング(別名:アースリング)とは両端にある金属の板のことを指します

    B

    ユニオン継手 ホース継手 クランプ

    Eベルマウス

    NNK本体

    エンドキャップ

    エルボフランジ

    C クランプ溶接へルール

    ガスケット

    F

    NNK941

    ダミー管からは信号線が出ていません。

    注 NNKのダミー管は送付不要です。

    年     月     日

    お客さま 担当営業

    注 水中形、潜水形、および、一部のケーブルの取り外しが困難な分離形を除きます

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    Azbil CorporationNo.SS1-MGA990-0100

    安全チェックシート

    1.校正手配工番(担当営業が記入)

    2.MODEL №(銘板より転記)(アズビル製の場合は記入不要)

    3.測定流体名

    主成分  (                        )

    添加物  (                        )人体への有害性の有無 あり なし

    ※上記ありの場合、必ず無害化処理を実施してからご送付ください。

    4.安全性ご確認

    流量計で使用した流体は無害又は無害化処理を実済みであり、

    人体に対して有害な物質で汚染されていません。

    印名 署

    日 付        年    月    日

    ご住所 〒

     XAFLET

    貴社名 

    ご担当者

    校正作業者の安全管理のため、記入の上、署名・捺印をお願いいたします。シートは製品に添付して送付をお願いします。添付がない場合、再校正をお受けできない場合があります。記載いただいた情報は安全確認および無害化洗浄実施の判断にのみ使用し、他への転用は致しません。

    校正品送付先〒622-0442 京都府船井郡京丹波町鎌谷下一ノ谷1-3アズビル京都株式会社 管理Gr校正サービス担当TEL 0771-87-0560 FAX 0771-87-0570

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    No.SS1-MGA990-0100Azbil Corporation

    安全チェックシート記入要領注意:安全チェックシートは作業者の安全を守るために、重要な資料です。

    安全チェックシート

    1.校正手配工番(担当営業が記入)

    2.MODEL №(銘板より転記)(アズビル製の場合は記入不要)

    3.測定流体名

    主成分  (                        )

    添加物  (                        )人体への有害性の有無 あり なし

    ※上記ありの場合、必ず無害化処理を実施してからご送付ください。

    4.安全性ご確認

    流量計で使用した流体は無害又は無害化処理を実済みであり、

    人体に対して有害な物質で汚染されていません。

    印名 署

    日 付        年    月    日

    ご住所 〒

     XAFLET

    貴社名 

    ご担当者

    校正作業者の安全管理のため、記入の上、署名・捺印をお願いいたします。シートは製品に添付して送付をお願いします。添付がない場合、再校正をお受けできない場合があります。記載いただいた情報は安全確認および無害化洗浄実施の判断にのみ使用し、他への転用は致しません。

    校正品送付先〒622-0442 京都府船井郡京丹波町鎌谷下一ノ谷1-3アズビル京都株式会社 管理Gr校正サービス担当TEL 0771-87-0560 FAX 0771-87-0570

    R-□□□□□-41-□□□ (当校正作業のための工番を記入してください)

    排水水

    牛乳、洗剤

    アズビル 太郎

    アズビル 太郎

    2020 5 14

    123-3456 神奈川県藤沢市片瀬江の島3丁目

    アズビル乳業株式会社

    0466-□□-□□□□ 0466-□□-□□□□

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    Azbil CorporationNo.SS1-MGA990-0100

    –Memo–

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    No.SS1-MGA990-0100Azbil Corporation

    –Memo–

  • 北 海 道 支 店東 北 支 店北 関 東 支 店東 京 支 社

    (011)211-1136(022)290-1400(048)621-5070(03)6432-5142

    中 部 支 社関 西 支 社中 国 支 店九 州 支 社

    (052)265-6207(06)6881-3331(082)554-0750(093)285-3530

    (33)

    本 社 〒100-6419 東京都千代田区丸の内2-7-3 東京ビル

    お問い合わせは、当社事業所へお願いいたします。

    本資料からの無断転載、複製はご遠慮ください。

    〔ご注意〕 この資料の記載内容は、予告なく変更する場合もありますのでご了承ください。

    ☎☎☎☎

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    〈アズビル株式会社〉 https://www.azbil.com/jp/

    ご注文・ご使用に際しては、下記URLより「ご注文・ご使用に際してのご承諾事項」を必ずお読みください。

    https://www.azbil.com/jp/product/factory/order.html

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    MagneWは、アズビル株式会社の商標です。Magcubeは、アズビル株式会社の商標です。

    発行年月:2018年  2月 初  版改訂年月:2020年  9月 第4版