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レジソークType1 材料承諾願書 平成27年1月 大日本塗料株式会社

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レジソークType1

材料承諾願書

平成27年1月

大日本塗料株式会社

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目次

(1)性能証明書について

(2)一般財団法人日本塗料検査協会 試験結果報告書

(3)塗装仕様書

(4)単品説明書

(5)組成表・性状表

(6)材料発注から竣工までのフロー図

(7)施工要領書

(8)施工管理要領書

(9)定期管理試験チェックシート

(10)日常管理試験チェックシート

(11)出来形検査チェックシート

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(1)性能証明書について

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1.性能証明書について 性能証明書は『構造物施工管理要領』(平成 26年 7月) 2-8-3 コンクリート表面含浸に準じて、弊社『レジソークType1』(以下、本工法と略記) の性能を照査したものです。本証明書は平成 26 年 12月に株式会社 高速道路総合技術研究所殿に提出し、性能照査を完了したものです。 本証明書は、本工法施工時の環境因子、施工時の施工幅因子、供用時の環境因子に関して、系統立

った検討を行うことで、これらの要因が本工法の性能に及ぼす影響度合を把握し、これによる基準適

合の合否を照査したものです。 以下の表に記載した結果を得ています。

2.性能を証明出来る施工条件 2-1.概要

レジソークType1は、コンクリート表面より内部へ含浸させることで、水分の浸透抑制および塩害や中性化などによるコンクリート構造物の劣化進行を抑制し、耐久性を向上することを目的

とした表面含浸材であり、これまでに多くの実績を有する商品です。 本工法を施工する際には『構造物施工管理要領』(平成 26年 7月) 2-8-3コンクリート表面含浸の項目、および工事特記仕様書の記載事項以外に本書に記載された条件を遵守する必要がありま

す。工事に先立ち、本内容を十分ご検討の上、施工管理に役立てていただきたく存じます。 2-2.施工条件 本工法において性能を証明出来る施工条件は以下の通りであり、これらを全て満たしている必 要があります。 (1)気象条件

気温 ・・・ -10℃~40℃ 湿度 ・・・ 90%RH以下 気象 ・・・ 晴天、若しくは曇り

要求性能項目 試験方法 基準値 照査結果

外観変化 JSCE-K571 外観を変化させないこと 適合

含浸性 JSCE-K571 4.0mm以上 適合

塩化物イオン侵入阻止性 JSCE-K571 90%以上 適合

透水阻止性 JSCE-K571 透水を抑制すること 適合

吸水阻止性 JSCE-K571 吸水を抑制すること 適合

水蒸気透過性 JSCE-K571 透湿性を有すること 適合

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(2)養生条件 塗布直後から材料が浸透するまで、及び塗布後から 24 時間以内は降雨や積雪、結露等の水分影響を受けないこと

(3)施工基面条件 含水率 ・・・ 23℃:7.0%以下 -10℃:6.5%以下 0℃:7.3%以下 40℃:6.5%以下

各温度条件により管理幅が異なるため以下のグラフにより管理する。 (使用機器…kett 社 HI-520 設定…厚さ:10mm)

表面温度 ・・・ -10℃~40℃ 施工面 ・・・ 結露等の水分やコンクリート表面の結露、その他阻害因子が無いこと

含水率に関する施工管理幅

5

5.5

6

6.5

7

7.5

8

-10 -5 0 5 10 15 20 25 30 35 40温度(℃)

含水率(%)

施 工 可 能 範 囲

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以下の条件においては施工を禁止する。 (1)気象条件 気温 ・・・ -10℃未満、40℃を超える場合 0℃以下で前日に降雨や降雪があり、被塗面が凍結、または凍結することが容易に

予測される場合 湿度 ・・・ 90%RHを超える場合 気象 ・・・ 降雨、積雪、濃霧、またはこれらの発生が容易に予測される場合

(2)養生条件 塗布直後から材料が浸透するまで、及び塗布後から 24 時間以内は降雨や積雪、結露等の水分影響が容易に予測される場合

(3)施工基面条件 含水率 ・・・グラフにより施工管理幅を外れている場合 表面温度・・・ -10℃未満、40℃を超える場合 被塗面 ・・・ 露点以下、または露点以下になることが容易に予測される場合 コンクリート表面が結露している場合

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(2)一般財団法人日本塗料検査協会

試験結果報告書

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(3)塗装仕様書

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仕様 No.RST1-NX-3

レジソークType1システム

1.塗装系の種類・名称:浸透性吸水防止材・レジソークType1 2.適用箇所、環境条件:コンクリート構造物(未塗装) 3.適用規格:東・中・西日本高速道路株式会社「構造物施工管理要領 2-8-3コンクリート表面含浸」 4.使用塗料一覧

材 料 名 商 品 名 希 釈 剤

浸透性吸水防止材 レジソークType1 -

5.塗装工程

工 程 商 品 名 混合割合

(重量比)

希釈率

(重量%)塗装方法

使用量

(kg/m2)

目標膜厚

(µm)

塗装間隔

(20℃)

1 素 地 調 整

漏水・ひび割れ等は事前に処理する。 表面の脆弱層、その他の塵埃や異物を完全に除去する。 突起物や段差等は動力工具や手工具を併用して平滑にする。 全表面を処理した後、ブラシ、ほうき、エアーブロー等で被塗面を十分に清掃する。

2 塗 装 レジソークType1 - -

刷毛

ローラー

スプレー※2

0.16※1 - 指触後 ~

7日

注) 1.素地調整の良否は性能等に大きな影響を与えるので、コンクリートの素地状態に応じた素地調整方法を適用する。

2.コンクリート表面含水率が 7.0%以下※3(kett 社 HI-520)を確認し施工する。 3.施工後短時間に雨が当たると塗膜が白変する恐れがあるので注意する。 4.表面撥水性の効果は環境条件によるが、通常7日後には発現している。 5.効果の確認は、未塗装部分との散水比較により、コンクリートの濡れ状態を見ることで可能である。 6.厚く塗布しすぎると粉化物を生じることがあるが、コンクリートの保護性能には影響は無い。 7.コンクリートの質、表面の素地調整の状態により、外観上僅かに白く見える場合があるが、コンクリートの保護性能には影響は無い。

8.コンクリートの質等によって使用量を 1 回で塗布できない場合、2 回に分けて塗布する。 ※1:ロス率を含まない使用量である。ロス率は塗装方法や現場状況により異なるため別途ご相談下さい。 ※2:エアレススプレーで塗装する際の使用量は別途ご相談下さい。 ※3:各温度条件により含水率の管理幅が異なります。詳細は別途施工要領書をご参照下さい。

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(4)単品説明書

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2015.01

大 日 本 塗 料 株 式 会 社

DH SYSTEM

商品番号 6407

レジソークType11.一般名 浸透性吸水防止材(シラン・シロキサン系)

2.規格 東・中・西日本高速道路株式会社「構造物施工管理要領 2-8-3コンクリート表面含浸」適合

3.特徴 1)簡便な施工によりコンクリートの劣化防止が可能である。

2)コンクリートの質感をそのままに仕上げが可能である。

3)水蒸気、塩化物イオンの遮断性、中性化防止性にすぐれる。

4)NETIS:CG-120004登録品

4.塗料性状

項 目 内 容

容姿 1液性

荷姿 15㎏

色相 乳白色

光沢 -

塗料 0.884 密度

(23℃) 揮発分 0.845

粘度(23℃) 200±100mPa・s(B形粘度計)

有効成分 89%(理論値)

温度 0℃ 10℃ 23℃ 30℃ 40℃

指触 5 時 間 3 時 間 2 時 間 1 時 間 1 時 間乾燥時間

半硬化 - - - - -

標準膜厚 -

引火点 SDS参照

発火点 SDS参照

爆発限界(下限~上限) SDS参照

上記塗料性状の数値は標準を示すものであり、若干の変動がある。

5.塗装基準

項 目 内 容

下地処理 望ましくはディスクサンダー処理

混合割合 -

塗装方法 刷毛塗り、ローラー塗り、エアレス

可使時間 -

洗浄シンナー レジガードシンナーA

塗装方法 刷毛、ローラー、エアレス※2

希釈率 -

使用量※1 0.16㎏/㎡

標準膜厚 -

ウエット管理膜厚 -

温度 0℃ 10℃ 23℃ 30℃ 40℃

最小 指触後 塗装間隔

最大 7日

※1) ロスを含まない使用量である。

※2) エアレススプレーを用いる際は別途ご相談下さい。

6.施工上の注意 (1)コンクリート面のレイタンス、塩分、油脂、湿気、塵埃、水分、その他の有害な付着物は完全に除去する。

(2)使用時には十分に撹拌して均一な塗料状態にする。

(3)コンクリート表面含水率が 7.0%以下(kett 社 HI-520)を確

認し施工すること。(各温度条件により含水率の施工管理幅が

異なるため詳細は施工要領書を参照)

(4)本品の上にエナメル塗装を行うと密着不良を生ずることがあ

るので必ず材料表面をパワーブラシ等にて研磨し、さらにウエ

スで拭いてから塗装すること。

(5)塗装終了後の使用器具は直ちにレジガードシンナーAで十分

に洗浄する。一度硬化すると再びシンナーでは溶解しなくな

る。

(6)施工後短時間に雨に当たると塗膜が白変する恐れがあるので

注意のこと。 (7)表面撥水性の効果は、環境条件によるが通常7日後には発現している。

(8)効果の確認は、未塗装部分との散水比較によりコンクリート部

の濡れ状態を見ることで可能である。

(9)厚く塗布しすぎると粉化物を生じることがあるが、コンクリー

トの保護性能に影響はない。

(10)コンクリートの質、素地調整の状態により、外観上僅かに白

く見える場合があるが、コンクリートの保護性能に影響はな

い。

(11)初期状態で表面撥水を示すが、経時で消失する。コンクリー

トの保護性能に影響はない。

7.関連法則

危険物表示 第4類第2石油類

有機溶剤区分 第2種有機溶剤等

有害物質表示 イソブチルアルコール、ブタノール、酢酸ブチル

劇物表示 ―

樹脂表示 ―

8.使用上の注意[警告]

(1)引火性の液体である。

(2)健康に有害な物質を含有している。

使用上の注意の詳細は容器のラベルに表示。

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(5)組成表・性状表

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0.884

200±100mPa・s(B型粘度計)

透水を抑制すること 合格

透湿性を有すること 合格

90%以上 合格

5.44mm以上

合格

200

5.30

0.884±0.007

吸水阻止性 吸水を抑制すること 合格

9292レ003整理番号

備考:試験方法は、JIS K 5600、JIS K 5601、JSCE K 571に準ずる。

東・中・西日本高速道路株式会社関連物件での材料検査立ち会い項目は『密度』とする。

含浸性

【製品検査】

塩化物イオン侵入阻止性

水蒸気透過性

透水阻止性

粘度 (参考値)

【一般物性】

1.7

規 格

試 験 項 目

(社内規格)浸透性吸水防止材

規 格 標準性状

溶 剤 11.3

(%)

組 成 表

100.0計

組成表・性状表DNT大日本塗料株式会社

レジソークType1品  名

シ ラ ン ・ シ ロ キ サ ン 系 樹 脂 87.0

添 加 剤

合格かき混ぜたときに堅い固まりがなくて一様になっている。

密度

性 状 表

加熱残分 5.30±0.80

塗膜の外観 外観に変化がない。

容器の中での状態

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(6)材料発注から竣工までのフロー図

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材料発注から竣工までのフロー図

塗装仕様書単品説明書組成性状表試験結果報告書施工要領書施工管理要領書

【日常管理】 施工管理要領書 2.日常管理試験 2-1.材料 ①使用材料の確認 を参照

【日常管理】

施工管理要領書 2.日常管理試験 2-1.材料 ①使用材料の確認 を参照

【日常管理】 搬入した材料を十分に攪拌し、300g程度小缶に抜き取る。 施工管理要領書抜き取ったものを弊社へ持ち込み、お客様立ち会いの下、材料検査を行う。 2.日常管理試験検査項目は「密度」とする。  2-1.材料

 ①使用材料の確認 を参照

【定期管理】 試験片を用いた試験施工(NEXCO殿規定の試験施工) 施工要領書 性能照査時に用いたモルタル板同等の以下の基材を弊社よりご購入頂く。 3.試験施工 ・100×100×20mm、W/C=50%の標準砂を用いたモルタル板 3体 施工面(被塗面)に試験片を設置する。 試験片1枚に対して1.6gを精秤しながら塗布する。 規定量塗布できる施工方法を作業者全員で確認する。 施工管理要領書 養生3日後、含浸深さを測定する。  1.定期管理試験 試験体を中心から2つに割裂し、水に浸漬する。 1体に対し計6点の含浸深さをノギスを用い0.1mmの単位で測定する。 3体の平均値を算出し、含浸深さ結果とする。 規定量塗布できる施工方法、気象条件、その他条件、含浸深さを チェックシートに記録する。

実構造物での試験施工 (弊社設定の試験施工) 施工要領書

 小面積(1~2m2程度)を確保する。  3.試験施工 面積分の使用量を精秤しながら塗布する。 規定量塗布できる施工方法を作業者全員で確認する。 規定量塗布できる施工方法、気象条件、その他条件をチェックシートに 記録する。 施工管理要領書

 1.定期管理試験 1-2.実構造物での      試験施工を参照

【日常管理】 試験片を用いた試験施工(NEXCO殿規定の試験施工) 施工要領書 性能照査時に用いたモルタル板同等の以下の基材を弊社よりご購入頂く。 3.試験施工 ・100×100×20mm、W/C=50%の標準砂を用いたモルタル板 ・含浸深さ確認用3枚、暴露試験用3枚、ブランク1枚 試験片7体のうち6体を使用する。 施工面(被塗面)に試験片を設置する。 施工管理要領書 試験片1枚に対して1.6gを精秤しながら塗布する。  2.日常管理試験 養生3日後、含浸深さ確認用の3体の含浸深さを測定する。 試験体を中心から2つに割裂し、水に浸漬する。 1体に対し計6点の含浸深さをノギスを用い0.1mmの単位で測定する。 3体の平均値を算出し、含浸深さ結果とする。 規定量塗布できる施工方法、気象条件、その他条件、含浸深さを チェックシートに記録する。

各工程での作業内容フロー

 2-2.施工 ③試験片による使用   材料の確認 を参照

関係資料

材料承諾願書(塗装仕様書、組成・性状表、単品説明書、試験結果報告書、施工要領書、施工管理要領書)を弊社より提出する。

 3-1.試験片による使用     材料の確認 を参照

性能証明書と材料搬入時に発行される製品検査表を照らし合わせ、記載の材料と一致していることを確認する。また現物塗料のラベルが製品検査表の記載の材料と一致していることを確認し、チェックシートに記載する。

1工事あたりの施工面積が3000m2を超える場合、あるいは過去1年以内にFT-IRの測定記録がNEXCO総研殿に提出されていない場合に実施する。300g程度小缶に抜き取り、第三者機関(日本塗料検査協会)にサンプルを提出する。

 3-1.試験片による使用     材料の確認 を参照

 1-1.試験片による使用      材料の確認 を参照

 3-2.実構造物での      試験施工 を参照

3000m2以上か

1年以内未使用か

物件受注

材料承諾願書提出

材料検査

FT-IR測定

密度測定

YES NO

試験施工①

定期管理試験

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出来形検査の準備 施工管理要領書 出来形検査に備え、施工面に測定箇所の選定をする。  3.出来形検査 塗布前のコンクリートに水打ちをし、濡れ肌の状態を写真にて記録する。  3-1.目視による検査

            を参照

【日常管理】 施工 施工要領書 を参照 施工要領書に従い、施工する。 気温、湿度、含水率等を記録する。

【日常管理】 空缶検査 施工管理要領書 材料使用量を空缶によって確認する。  2.日常管理試験

施工管理要領書 3.出来形検査 3-1.目視による検査            を参照

表面含浸を行った箇所、範囲を竣工図に明記する。 施工管理要領書表面含浸の実施記録の表示例に沿って表示する。  4.実施記録の表示

            を参照

【出来形検査】

【出来形検査】

 2-2.施工 ③空缶による  材料使用量確認 を参照

上記で選定した測定箇所に対して同じ要領で散水し、コンクリート表面の撥水性を写真で記録する。レジソークType1を塗布した面と未塗布の面を比較し管理する。

出来形検査準備

施工開始

空缶検査

出来形検査

竣工

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(7)施工要領書

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レ ジ ソ ー ク T y p e 1 施 工 要 領 書

(東・中・西日本高速道路株式会社殿用)

1.施工条件及び施工禁止条件

1-1.施工条件

本工法において性能を証明出来る施工条件は以下の通りであり、これらを全て満たしている必 要があります。

(1)気象条件 気温 ・・・ -10℃~40℃ 湿度 ・・・ 90%RH以下 気象 ・・・ 晴天、若しくは曇り

(2)養生条件 塗布直後から材料が浸透するまで、及び塗布後から 24 時間以内は降雨や積雪、結露等の水分影響を受けないこと

(3)施工基面条件 表面温度 ・・・ -10℃~40℃ 施工面 ・・・ 結露等の水分やコンクリート表面の結露、その他阻害因子が無いこと 含水率 ・・・ 7.0%以下(23℃環境下) 各温度条件にて含水率の管理幅が異なるため以下のグラフにより管理する。

(使用機器…kett 社 HI-520 設定…厚さ:10mm)

DAI NIPPON TORYO CO.,LTD. DNT OSAKA,NASU,KOMAKI

TECHNICAL DATA

含水率に関する施工管理幅

5

5.5

6

6.5

7

7.5

8

-10 -5 0 5 10 15 20 25 30 35 40温度(℃)

含水率(%)

施 工 可 能 範 囲

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1-2.施工禁止条件

以下の条件においては施工を禁止する。 (1)気象条件 気温 ・・・ -10℃未満、40℃を超える場合 0℃以下で前日に降雨や降雪があり、被塗面が凍結、または凍結することが

容易に予測される場合 湿度 ・・・ 90%RHを超える場合 気象 ・・・ 降雨、積雪、濃霧、またはこれらの発生が容易に予測される場合

(2)養生条件 塗布直後から材料が浸透するまで、及び塗布後から 24 時間以内は降雨や積雪、結露等の水分影響が容易に予測される場合

(3)施工基面条件 含水率 ・・・ 1-1(3)に記載のグラフにより施工管理幅を外れている場合 表面温度 ・・・ -10℃未満、40℃を超える場合 被塗面 ・・・ 露点以下、または露点以下になることが容易に予測される場合 コンクリート表面が結露している場合

2. 素地調整

(1)コンクリート表面のレイタンス、塩分、油脂、湿気、粉塵、水分その他の異物を完全に除去

する。

(2)コンクリート表面に幅 0.2mm以上のひび割れがある場合には事前に補修を行う。 (3)突起物や段差等は動力工具や手工具を併用して平滑にする。

(4)油脂分の付着がある場合は、シンナーをしみ込ませたウエスで丁寧に拭き取る。

(5)全表面を処理した後、ブラシ、ホウキ、エアーブロー等で被塗面を十分清掃する。

(6) コンクリートの表面含水率は kett社 HI-520 を用い、「1-1.施工条件 (3)施工基面条件」記載の管理幅内であることを確認する。

3.試験施工

3-1.試験片による使用材料の確認 (NEXCO殿規定の試験施工)

施工箇所に対して標準塗布量を均一に塗布する為、塗布方法(使用器具、塗布回数、塗布

速度)を確認することを目的とし、試験施工を実施することを標準とする。100×100×20mm程度のモルタル試験片(W/C=50%標準砂を使用)で現地において考えうる不利な条件下(施工しづらい側面や上面への施工)で精秤しながら塗布を行う。また試験施工時に塗布した試

験体に対して、含浸深さを測定、および暴露試験を実施する。性能照査時に用いたモルタル

同等の基材の準備は当社営業にご相談をお願いします。

当社より以下の基材を準備しておりますのでご購入いただきます。

・サイズ 100×100×20mm、W/C=50%の標準砂を用いたモルタル板(素地調整済み) ・含浸深さ確認用 3枚、暴露試験用 3枚、ブランク 1枚 以下に本確認の要領を記載する。

(1)考えうる不利な条件(施工しづらい側面や上面への施工)で試験片を固定する。

(2)塗布は 0.16kg/m2に倣い、基材 1枚に対し 1.6gを精秤しながら塗布する。 含浸深さを測定については別資料『施工管理要領書』を参照下さい。

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3-2.実構造物での試験施工 (弊社設定の試験施工)

NEXCO 殿規定の試験片での試験施工とは別途、小面積(1~2m2 程度)での試験施工を実

施する。塗布量の感覚をつかみ均一な塗布が出来る様に、又材料の余剰や不足を未然に防止を

することを目的として、作業者全員での確認が必要である。 4.コンクリート面塗布

(1)塗布

使用前に充分に攪拌して均一な塗料状態にする。無希釈で、刷毛またはローラーで、塗り広げず

に規定量を塗りつける必要がある。標準塗布量は 0.16kg/m2である。

※ 塗装時は濡れ肌となるが、含浸、硬化、乾燥により、コンクリートの外観は未塗装時のよう

になる。乾燥はコンクリート駆体条件、環境条件により、当日から場合よっては数日かかる

こともある。

※ 極端に吸い込みの悪いコンクリートの場合、2 回に分けて施工する必要がある。表面の乾燥が確認されれば当日でも 2回目の塗装が可能である。規定量の塗布が重要になる。

※ エアレススプレー塗装を実施する際は別途ご相談下さい。

5.注意事項

(1)素地調整の良否は、性能等に大きな影響を与えるため、コンクリートの素地状態に応じた素

地調整方法を適用する。

(2)コンクリートの表面含水率を kett社 HI-520を用いて 7.0%以下(23℃条件下)を確認した後、施工する。

(3)本品の上に直接エナメル塗装を行うと密着不良を生ずることがあるため、必ず被塗面をパワ

ーブラシ等にて全面研磨し、さらにウエスで拭いて粉塵等を除去してから塗装する。

(4)塗装終了後の使用器具はレジガードシンナーAを用いて十分に洗浄する。長時間放置すると再びシンナーでは溶解しなくなる。

(5)工程毎の施工間隔を厳守する。

(6)施工後、短時間に雨が当たると塗膜が白変する恐れがあるので注意する。

(7)表面撥水性の効果は環境条件によりますが、通常 7日後には発現する。 (8)効果の確認は、未塗装部分との散水比較により、コンクリートの濡れ状態を見ることで可

能である。

(9)厚く塗布したり、極端に吸い込みの悪いコンクリートに塗布した場合、粉化物やフィルム

状の薄皮を生じることがあるが、コンクリートの保護性能には影響はない。エアー等によ

り簡単に除去することが可能である。

(10) コンクリートの質、素地調整の状態により、外観上僅かに白く見える場合があるが、コン

クリートの保護性能に影響はない。

(11)その他不明な点がある場合は、別途協議して作業を行う。

6.性能確認の例(当社推奨の簡便な例として)

現地施工後の確認においては、塗装部分と未塗装部分に散水した後の状態を確認することで、

その効果を明確にすることが可能である。施工管理においては、事前に未塗装部分の散水後の

コンクリート状態を写真に記録し、これと対比することが肝要である。

以上

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(8)施工管理要領書

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レ ジ ソ ー ク T y p e 1 施 工 管 理 要 領 書

(東・中・西日本高速道路株式会社殿用)

はじめに

本施工要領書は「構造物施工管理要領」平成 25 年 7 月版にて新たに設定されたコンクリート

表面含浸に対して、当社製『レジソークType1』をご採用頂いた際に施工上必要な管理項目を

まとめたものです。実工事において、事前に内容をご確認頂きご活用頂けます様お願い致しま

す。

また『16.材料発注から竣工までのフロー図』にフローを記載しておりますので、ご参照

下さい。

1.定期管理試験

この試験は標準塗布量を満足する施工方法と、性能証明書に記載された材料と照合している

ことを確認します。確認した項目は『20.定期管理チェックシート』に記録します。

1-1.試験片による材料使用量の確認

この試験では標準的なモルタル基材に塗布することにより、標準塗布量を塗布できる塗

布方法等を作業者全員での確認、選定、また含浸深さの確認が求められます。施工前に

100×100×20mmのモルタル試験片(W/C=50%標準砂を使用)で現地において考えうる不利な条件下(施工しづらい側面や上面への施工)での塗布を行い、含浸深さを測定します。性

能照査時に用いたモルタルと同等の基材準備は当社営業にご相談をお願いします。 当社より以下の基材をご購入頂きます。 ・サイズ 100×100×20mm、W/C=50%の標準砂を用いたモルタル板(素地調整済み)3枚 以下に本確認の要領を記載します。 1)考えうる不利な条件(施工しづらい側面や上面への施工)で試験片を固定します。 2)塗布は 0.16kg/m2に倣い、基材 1枚に対し 1.6gを精秤しながら塗布する必要がありま

す。 3)養生は 3日以上とします。 4)3日後以上経過後、含浸深さ確認用の試験片を中心部分で 2分割し、水道水中に 1分間

浸漬します。 5)割裂面の中心およびそこから各 25mmの片面 3か所、計 6か所で含浸深さを測定しま

す。測定はノギスを用い、0.1mm の単位で測定し、その平均値を算出します。平均値

DAI NIPPON TORYO CO.,LTD. DNT OSAKA,NASU,KOMAKI

TECHNICAL DATA

Page 29: 材料承諾願書(2)養生条件 塗布直後から材料が浸透するまで、及び塗布後から 24 時間以内は降雨や積雪、結露等の水分影 響を受けないこと

は小数点以下 1 桁の値に丸め1試験体の含浸深さとします。含浸深さは試験体3つの平均値で表します。

なお、例として上面施工から養生 3日における基材のバラつきを考慮した含浸深さは以下の範囲に入ることが予測されます。

評価項目 3日後の上面施工での含浸深さ 含浸深さ 4.0~7.0mm程度

1-2.実構造物での試験施工

NEXCO殿規定の試験片での試験施工とは別途、小面積(1~2m2程度)での試験施工を行い

ます。塗布量の感覚をつかみ均一な塗布が出来る様に、又材料の余剰や不足を未然に防止をす

ることを目的として、作業者全員での確認が必要です。面積に対する必要量を準備し、それを

全量塗布することで施工性、施工時の外観、対象基材に対し 1回で塗布可能か等を確認します(基材によっては吸い込みが悪い等の理由により 2回に分けて施工しなければならない場合があります)。

2.日常管理試験項目

NEXCO「構造物施工管理要領」平成 24年 7月版に従い、以下の管理項目があります。

項目 試験項目 試験頻度 基準値 監督員

の立会

実施 場所

製品検査表と照合 材料納入 ごと

性能証明書および製品検査表に 記載の材料との一致 ○ 施工

現場

密度 材料納入 ごと

性能証明書および製品検査表に 記載の材料との一致 ○ 当社

試験室

使用 材料の 確認

フーリエ変換赤外

分光分析(FT-IR) ※1 性能証明書に記載の材料と同一と 認められること - 第三者

機関 施工 条件の 記録

気温、湿度、 含水率等

施工日 ごと

性能証明書および施工要領書に 記載の条件との一致 - 施工

現場

施工 状況の 記録

施工方法 (材料の塗布方

法、 状況)

施工ごと 性能証明書および試験施工で決定し た施工方法との一致 - 施工

現場

空缶による確認 施工日 ごと

性能証明書および塗装仕様書に 記載の標準使用量以上であること ○ 施工

現場 材料 使用量

試験片による確認 1施工単位ごと

性能証明書および塗装仕様書に 記載の標準使用量以上であること 含浸深さが同程度であること

○ 施工 現場

※1:1工事の施工面積が 3,000m2以上の場合、または過去一年以内に測定を行っていない場合 上記管理項目に対して実施した事項を『21.日常管理試験チェックシート』に記載します。

2-1.材料

①使用材料の確認 入荷した製品が正しいことを材料検査にて確認する必要があります。当社が出荷時に発行

した『19.製品検査表』と現物ラベルの対比を行うことでこれを確認します。密度測定に

際しては、23℃環境下での精秤が求められるため、試験室内で実施する必要があります。日

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程調整等詳細は当社営業へご相談をお願いします。 密度の測定値は以下の範囲に入ることが予測されます。

品質管理項目 規格値 密度(23℃測定)JIS K5600-2-4 0.884±0.007

また、1工事あたりの施工面積が 3000m2を超える場合、あるいは施工面積が 3000m2未

満で過去1年以内に FT-IRの測定記録が NEXCO総研殿に提出されていない場合、第三者機関へ抜き取りサンプルを提出し、FT-IR チャートを入手後、監督員への提出が必要となります。ご不明な点は当社へご相談をお願いします。

2-2.施工

①施工条件・状況の記録 『17.施工要領書』に従い、施工を行います。施工時の温度、湿度、含水率等を『21.

日常管理試験チェックシート』に記録します。 ②空缶による材料使用量確認 施工に際しては施工面積に対する材料の使用量確認を施工日ごとに記録し、監督員立会いの下空缶による使用量確認を行う必要があります。

③試験片による材料使用量の確認 この試験では標準的なモルタル基材での材料の含浸深さの確認が求められます。施工前に

100×100×20mmのモルタル試験片(W/C=50%標準砂を使用)で現地において考えうる不利な条件下(施工しづらい側面や上面への施工)での塗布を行い、含浸深さを測定、および暴

露試験を実施します。性能照査時に用いたモルタルと同等の基材準備は当社営業にご相談を

お願いします。 当社より以下の基材を準備しておりますのでご購入頂きます。 ・サイズ 100×100×20mm、W/C=50%の標準砂を用いたモルタル板(素地調整済み) ・含浸深さ確認用 3枚、暴露試験用 3枚、ブランク 1枚 以下に本確認の要領を記載します。 1)考えうる不利な条件(施工しづらい側面や上面への施工)で試験片を固定します。 2)塗布は 0.16kg/m2に倣い、基材 1枚に対し 1.6gを精秤しながら塗布する必要がありま

す。 3)養生は 3日以上とします。 4)3日後以上経過後、含浸深さ確認用の試験片を中心部分で 2分割し、水道水中に 1分間

浸漬します。 5)割裂面の中心およびそこから各 25mmの片面 3か所、計 6か所で含浸深さを測定しま

す。測定はノギスを用い、0.1mm の単位で測定し、その平均値を算出します。平均値は小数点以下 1 桁の値に丸め1試験体の含浸深さとします。含浸深さは試験体3つの平均値で表します。

なお、例として上面施工から養生 3日における基材のバラつきを考慮した含浸深さは以下の範囲に入ることが予測されます。

評価項目 3日後の上面施工での含浸深さ 含浸深さ 4.0~7.0mm程度

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3. 出来形検査

施工が完了した構造物は以下の手法で出来形検査を行います。検査した項目を『22.出来形

検査チェックシート』に記載します。

3-1.目視による検査

①検査場所の特定

検査箇所は空隙や骨材の露出箇所を避け、出来るだけ平滑な箇所とします。塗布前後で検

査を行いますので、墨打ちなどを行い検査箇所が分かるように確保します。

②未塗布面の検査

①で設定した未塗布の面に対して散水を行います。濡れの状態を塗布後の状態と比較しま

すので写真に記録します。

③レジソークType1 塗布面の検査

①で設定した面に対して②と同じ要領で測定を行い、写真に記録します。レジソークTyp

e1を塗布した面と未塗布の面の濡れの状態を目視によって比較し管理することで、出来形検

査とします。 3-2.表面抵抗水分計を用いた検査(参考)

①検査場所の特定 施工箇所の一部を 300×100mm確保し、検査箇所は空隙や骨材の露出箇所を避け、出来るだけ平滑な箇所とします。塗布前後で検査を行いますので、墨打ちなどを行い検査箇所が分

かるように確保します。 ②未塗装面の測定 1)測定時の気象条件(天候、気温、湿度、風、日当たりの有無等)を記録します。 2)①で確保した中心1点、およびその中心から 100㎜の 2点、合計 3点を測定点とします。 3)散水前に表面抵抗水分計(サンコウ電子社 モルタル水分計 PM-101)を用いて測定を行い、散水前の含水率として記録します。

4)測定面に霧吹き等を用いて 15秒散水を行います。 5)散水後 60秒経過した後、水滴がない状態までウエス等を用いて水滴を除去します。 6)水滴を除去後、散水前と同じ要領で測定を行い記録します。 7)測定後、30 秒間隔で 5 分まで測定を行い、計 10 回の測定の平均を未塗布面の含水率とします。

③レジソークType1塗布面の測定 ①で設定した面に対して②と同じ要領で測定を行い、塗布後の含水率とします。 なお、表面抵抗水分計を用いた検査はあくまで参考データとなり、本来の出来形検査は目視

による検査となります。測定値はコンクリートの状態や気象条件によって大きく変動する為、

正しいデータが得られない場合があります。

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4.実施記録の表示

施工した構造物に施工完了年月、施工部位、施工数量、使用材料、受注者名、現場代理人名、

主任(監理)技術者名を記録した施工実績表(下記表を参考)を、維持管理の妨げとならない

箇所に表示します。

施工箇所 ○○(例:P1-P2間) 施工部位 ○○

施工数量 ○○ 施工完了年月 ○○○○年○○月

対策工法 ○○(例:コンクリート表面含浸)

使用材料 シラン系コンクリート

表面含浸材 レジソークType1 大日本塗料株式会社

施工会社名 ○○ 現場代理人名 ○○

主任(監理)技術者名 ○○

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(9)定期管理試験チェックシート

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定期管理試験チェックシート(1/2)

塗料商品名 レジソークType1 作成年月日 2015年1月1日

塗料種別 浸透性吸水防止剤 塗料メーカ名 大日本塗料株式会社

樹脂系 シラン・シロキサン系 荷姿 15kg/1液性

塗装方法 刷毛、ローラー、スプレー 標準使用量 0.16 kg/m2

密度 0.884 色相 乳白色

有効成分 89% 含浸性 4mm以上

危険物表示  第4類第2石油類 有機溶剤区分 第2種有機溶剤等

工事名

施工場所

元請

施工者

施工年月日

製品Lot

確認 確認 確認 確認

□ □ □ □ローラー 刷毛 スプレー

□ □ □

気温 ℃  -10℃~40℃ 天候  晴天、曇り

湿度 %  90%RH以下 被塗面温度 ℃  -10℃~40℃

表面含水率 %  7.0%以下※1 養生期間 日 3日以上

n1-1= n1-2= n1-3=

n1-4= n1-5= n1-6=

n2-1= n2-2= n2-3=

n2-4= n2-5= n2-6=

n3-1= n3-2= n3-3=

n3-4= n3-5= n3-6=

 ※1:kett社製HI-520(厚さ設定を10mm)を用いて測定。各温度条件により管理幅が異なるため、詳細は『施工要領書』を参照。

n1平均=

平均=  4mm以上 n2平均=

n3平均=

定期管理試験チェックシート

試験施工  試験片を用いた試験施工

試験体 試験体の設置 施工環境 規定塗布量

施工方法

含浸深さ

試験施工日時

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定期管理試験チェックシート(2/2)

確認 確認 ローラー 刷毛 スプレー

□ □ □ □ □

気温 ℃  -10℃~40℃ 天候  晴天、曇り

湿度 %  90%RH以下 被塗面温度 ℃  -10℃~40℃

表面含水率 %  7.0%以下※1 養生期間 日 3日以上

 ※1:kett社製HI-520(厚さ設定を10mm)を用いて測定。各温度条件により管理幅が異なるため、詳細は『施工要領書』を参照。

試験施工日時

施工方法 材料の一致 規定塗布量

試験施工  実構造物での試験施工

特記事項

Page 36: 材料承諾願書(2)養生条件 塗布直後から材料が浸透するまで、及び塗布後から 24 時間以内は降雨や積雪、結露等の水分影 響を受けないこと

(10)日常管理試験チェックシート

Page 37: 材料承諾願書(2)養生条件 塗布直後から材料が浸透するまで、及び塗布後から 24 時間以内は降雨や積雪、結露等の水分影 響を受けないこと

日常管理試験チェックシート(1/2)

塗料商品名 レジソークType1 作成年月日 2015年1月1日

塗料種別 浸透性吸水防止剤 塗料メーカ名 大日本塗料株式会社

樹脂系 シラン・シロキサン系 荷姿 15kg/1液性

塗装方法 刷毛、ローラー、スプレー 標準使用量 0.16 kg/m2

密度 0.884 色相 乳白色

有効成分 89% 含浸性 4mm以上

危険物表示  第4類第2石油類 有機溶剤区分 第2種有機溶剤等

工事名

施工場所

元請

施工者

施工年月日

製品Lot

確認 確認 確認

□ □ □

確認 確認 確認

□ □ □

密度 n1= n2= n3= 0.884±0.007(基準値)

確認 確認 確認

□ □ □

缶数

同一材料と確認

日常管理試験チェックシート

品名

使用材料の確認  製品検査表との照合

使用材料の確認  密度

品名 密度 抜き取り

Lot

平均=

使用材料の確認  フーリエ変換赤外分光分析

IR測定 3000m2以上 または過去1年以内に未実施

→左にチェックの場合

Page 38: 材料承諾願書(2)養生条件 塗布直後から材料が浸透するまで、及び塗布後から 24 時間以内は降雨や積雪、結露等の水分影 響を受けないこと

日常管理試験チェックシート(2/2)

時間(   :   ) 時間(   :   ) 時間(   :   ) 時間(   :   )

℃ ℃ ℃ ℃

時間(   :   ) 時間(   :   ) 時間(   :   ) 時間(   :   )

% %

時間(   :   ) 時間(   :   ) 確認

% % □

確認

確認 確認 確認 確認

□ □ □ □確認

気温  -10℃~40℃ 天候  晴天、曇り

湿度  90%RH以下 被塗面温度  -10℃~40℃

表面含水率  7.0%以下※1 養生期間 3日以上

n1-1= n1-2= n1-3=

n1-4= n1-5= n1-6=

n2-1= n2-2= n2-3=

n2-4= n2-5= n2-6=

n3-1= n3-2= n3-3=

n3-4= n3-5= n3-6=

 ※1:kett社製HI-520(厚さ設定を10mm)を用いて測定。各温度条件により管理幅が異なるため、詳細は『施工要領書』を参照。

材料使用量  空缶による確認

試験体 試験体の設置 施工環境 塗布量

規定量の塗布

表面含水率  7.0%以下※1 試験施工で決定した 施工方法と一致

湿度  90%RH以下 天候  晴天、曇り

 -10℃~40℃  -10℃~40℃ 気温

施工条件の記録

被塗面温度

 4mm以上 n2平均=

n3平均=

試験施工  試験片を用いた試験施工

特記事項

含浸深さ

n1平均=

平均=

暴露の設置 試験施工日時

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(11)出来形検査チェックシート

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出来形検査チェックシート(1/1)

塗料商品名 レジソークType1 作成年月日 2015年1月1日

塗料種別 浸透性吸水防止剤 塗料メーカ名 大日本塗料株式会社

樹脂系 シラン・シロキサン系 荷姿 15kg/1液性

塗装方法 刷毛、ローラー、スプレー 標準使用量 0.16 kg/m2

密度 0.884 色相 乳白色

有効成分 89% 含浸性 4mm以上

危険物表示  第4類第2石油類 有機溶剤区分 第2種有機溶剤等

工事名

施工場所

元請

施工者

施工年月日

製品Lot

出来形検査  施工前

確認 確認

□ □出来形検査  施工後

確認 確認

□ □

特記事項

出来形検査チェックシート

施工後写真 撥水性 試験施工日時

測定箇所の 選定

施工前写真 試験施工日時