税関 Japan Customs - 外 国 貿 易 年 表凡 例 1.統 計 地 域 本表には、大阪税関管内の総額並びに大阪、大阪航空貨物(平成19年7月1日に廃止)、堺、岸和
低価格な大阪の会社設立:ロイヤル税理士法人 · 2012-10-12 · Created Date:...
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=‐ 1.銀行が融資を断る4つの要因
銀行が融資を断るのは、主にどのような要日によるのでしょうか?
銀行が融資を断る要□は、大きく分けて次の4つでt
<銀行が融資を断る要因>
1.金融情勢による要因
2.銀行または支店の経営方針による要因
3日 銀行の融資担当者の実力による要因
4口 企業側の要因
まずは、これらの要因があるということを認識してください。
取引実績が無くても借りられる?● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ●
銀行が融資を断るときの要因はさまざまで丸 よく「取引実績が無いと借りられない」ということを聞きますが、たとえ銀行からそのように断られても、それが本当の理由かどうかは疑間ですももしかしたら銀行側には、お客様に言えない経営上の理由があるのかもしれません。それをお客様に伝えるわけにはいかないので「取引実績が無いから」という理由で断つているのかもしれないのです:実際のところ取引実績が無い企業でも新規に借りられることは多々ありま丸
また、融資担当者の実力によって融資を断わられることがありますも本人は、本当に難しいと感じて断つているのですが、その融資担当者が転勤で変わつた途端に借りられるようになつたということはよくあることですもそう考えると、よく耳にする「融資を断る理由」は、単なるウワサにすぎないのかもしれません。ですから、1つの銀行で断られたからといって落胆することなく、他の銀行にも相談してみると良いでしょう。
貸し渋りの原因● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ●
次に銀行で融資を受ける時に避けては通れない書類について申し述べま丸
経営者の皆様の中には融資を申し込む際、銀行から提出を求められた書類の書き方がわからなくて、胃が痛く
なる思いをしたことはないでしょうか?あるいは、提出したものの何度も書き直させられたというご経験はないで
しょうか?
確かに資金繰り表や事業計画書を銀行が満足するように書ける企業は多くありません。銀行内部でも500社に1社程度と言われていますもそれぐらい難しい書類が多いのも銀行取引の特徴かもしれません。それでも昔は銀
行の営業担当者が企業から提出された不備だらけの書類をうまくカバーしていたので稟議は通つたもので丸
ところが現在、銀行にはカバーするだけの人的体力が全くありません。これは、まさに先に述べた 1と 2の要
因で丸 というのは、かつてピーク時には全国に45万人超いた銀行員の数が、バブル崩壊以降 12年でなんと20万人近くも減つたからなのです (帝 国データバンク調べ)。 実に4害」の人材が銀行から流出したので丸
その結果、以前はレベルが低い書類でも、提出さえしていれば稟議が通つていましたが、最近は書類の質を
要求され、良い書類が書けていないと「稟議」の土俵にすら上がれなくなつてきています。つまり企業の経営状態以前に提出する書類の書き方が悪いということだけで、稟議が通らなくなつてきているので丸
実は「金融情勢による」と思われていた貸し渋りの原因には、このように「良い書類を書けない会社が多い」ということもあるのです。
銀行から貸し渋りにあわない書類の書き方● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ●
5ヶ条● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ●
では、良い書類を書くためにはどのような点に注意すれば良いのでしょうか?
その基礎となる考え方が以下に示す5ヶ条です。
〈貸し渋りにあわない書類の書き方 5ヶ 条〉
1.全体的に「つじつま」はあっているか ?
2.借りたお金を何に使うのか ?
3.返済はできそうなのか ?
4.会社は儲かるのか ?
5。 他行とはどういう取引状況なのか ?
この 5ヶ条は、銀行が企業から書類を預かつた時に必ずチェックするポイントですももしこの項目を充分に
満たしていない書類を提出したら融資担当者から質問されることになるでしょう。
今まで提出していた書類を見直し、是非この5ヶ条を意識して書類を作成してみてください。これらのポイントを確実にクリアして良い書類が書けると、本当に驚くほど融資を受けやすくなりま丸
この書類の完成度を高くすることこそが融資を受けるためのコツであり、貸し渋りにあわないための書類
作成のコツなので丸
今まで決算書と試算表だけを持参して、国頭で銀行に融資を申し込まれていたならば、まずは、下手でも
良い書類を作成して申し込むことをお勧めしますもたったそれだけで、稟議の土俵に上がる確率が高くなる
はずで現
2.銀行は決算書のどこを見るのか?=
融資申込みの時に銀行は、
決算書のビこを見るのでしようか?
まずは「売上」です。その次に「利益」
「借八全」「固定資産」「資本全」でtこれらの状能を見てほL~35分 L・X内に企業イメージを倉Jり上げてし1まt
決算書を預かつてくれるかどうかが第一関門● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ●
銀行に新規融資を申し込みに行くと、窓口に出てきた融資担当者から「まず決算書を 3期分見せてくだ
さい」と言われます。 3期分には、理由があります。 1期目~ 2期目の変化と2期目~ 3期目の変化を
見るためです。これは創業期の会社以外必ず言われることです。
その次のステップとして、その担当者が決算書を預かる場合と預からない場合があります。預かる場合
は、申込みの融資に対して稟議をしてくれるということ。預からない場合は「稟議するまでもなく、融資で
きません」ということです。
なぜ稟議の前段階でそのようにするのでしょう?
決算書を預かると相手企業は多少なりとも融資してもらえることを期待します。ところが稟議の結果、融
資を断ると、期待を裏切られ、稀に怒り出す方もいます。このようなことを避けるために、融資担当者は
初回の面談である程度決算書を吟味し、検討の余地があるかどうかを判断しています。
最初の5分で見られる勘定科目● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ●
融資担当者は、決算書を見て最初の 5分程度で企業イメージを創り上げます。その後の時間は、その
印象が合つているかどうかを確認する時間であり、その時間内で決算書を預かるかどうか決めていま丸
ですから、決算書を渡してから最初の 5分間の印象次第で稟議の上俵に上がれるかどうかの明暗が分か
れると言つても過言ではないのです。
では、 5分という短い時間で決算書のどこを見るのでしょう?
最初に見る勘定科目と順番は、ズバリ以下の通りです。
1.売 上 000売上規模。業種を考慮して企業の規模感を判断
2.税引き後利益・・・ 赤字かどうか ?赤字であれば、その原因は何か ?
3.借 入 金 000対売上、対利益比でどれぐらい借入金があるか ?
4.固 定 資 産・・・ 土地、建物の有無
5。 資 本 金・・・ 赤字の場合、債務超過になるかどうか ?
この 5項目を見て問題がある企業は、融資をその場で断られます。もちろん、他の勘定科目を見ること
もありますが、断られる決算書には、いくつかのパターンがあり、この 5項目だけでもほぼ判断がつくの
です。
断られる決算書のパターン● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ●
初回の面談で決算書を預かつてもらえず、融資を断られるケースの主な原因は大きく分けて以下の通り
です。
1.売上が足りず赤字が続いているにも関わらず解決策が見えない場合
2.売上・利益に対する借入金額が大きく、返済に不安がある場合
資金繰りに困る企業は、大抵この 2点に1当まされ、解決できないでいます。
逆に言えば、この 2点に当てはまらない企業であれば、決算書を預かつてもらえ、稟議の土俵に比較
的簡単に上がれるわけです。
ですから、上記の理由で資金繰りに1悩 む企業は、日々の事業活動の目標を「売上アップ」だけでなく 啄」
益率アップ」と「借入圧縮」を心掛けるように努めることをお勧めします。社員 1人 1人が少し意識する
だけで、資金繰りに変化が起こるはずです。
たまに、少し儲かると設備や人材に投資してしまい、最終的に資金繰りに失敗する経営者がいらっしゃ
いますが、あまり賢明とは言えません。儲かった場合には、安易に投資せず、内部留保または借入圧縮
に努めましょう。そうすることで良い決算書となり、いざという時に融資を受けやすい企業体質を作るので
す。
3.銀行が最も重要視する価値観とは?
鶴 |∬
銀行は、「返済」とし1う キー17-卜を最も重要視してし1ます。合ての要求は
「返済できるかどうか」の確認作業と考えると良いでしょう。
稟議に通る事業計画書のポイント
銀行に融資を申し込む際、事業目的から始まり、企業理念・販売戦略・売上計画などを盛り込んだ誰が見ても立派な分厚い事業計画書を持参しても「この書類では稟議が通らなしⅥ と言われることがありま丸
逆に、書いてある内容が一見あつさりとした 10ページ程度の事業計画書でも、簡単に稟議が通り、融資を受けられるということがありま丸
両者計画書の違いには、あるポイントがありま丸 それは、銀行が最も重要視しているキーワード「返済J
を意識した内容になっているかどうかということで丸
銀行は返済を何よりも重要視する
銀行から融資を受ける場合、さまざまな壁が存在しま丸 「資金使途は何か 7」 「決算書は黒字か?J「赤字なら理由は何か 7」 「担保はあるか ?」 「保証人はいるか ?」 などで丸 これらの壁を 1つでも越えられなければ融資を受けることはできません。
ではなぜ、銀行融資ではこれら多くの壁が存在するのでしょう7
その理由は、貸したお金を確実に返して欲しいからで丸 この「貸したお金を返してもらう=返済Jと いう当たり前のことを確認するために銀行はさまざまな事を要求してきま丸 「返済」は、銀行がそれぐらい重要視している価値観なので丸 ですから、いくら厚みのある立派な事業計画書を書いても、「返済できますJと示されていなければ銀行にとって不十分な書類となってしまうので丸 逆に返済の根拠をキチンと記してある
書類であればボリュームがなくても稟議は通るので丸
担保に対する考え方● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ●
返済と聞くと担保をイメージする方がいると思いますが、銀行はどのように考えているのでしょう?
「不動産担保があるから借りられる」「担保がないと借りられなしⅧ ということを耳にすると思いますが、銀行
の考えは少しニュアンスが違いま丸 というのは、前述のように銀行は返済してもらえるかどうかを最優先で考
えま丸 あくまでもお金で返済することが前提で現 しかし、どうしてもお金で返済できない場合もありますので
その最悪の事態の保全措置として担保を設定しているので丸 ですから、担保があれば借りられるという考えは
間違いで丸 確かにバブルの時代には、担保を優先し率先して貸し付けていましたが、バブル崩壊後は、全くそ
の価値観はなくなつていま丸 銀行では、まずは返済ありきで丸 担保は二の次と考えてください。
返済をどこで確認するのか ?● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ●
では「返済」は、書類のどこで確認するのでしょう?
それはある2つの数字を見ていま丸 その数字とは「税引き後利益 (当期純利益)」 と「減価償却費」で丸
返済額はこの2つの数字の和「税引き後利益+減価償却費」で計算されるからで現 これを「返済原資」と
言いま丸 銀行は、この式から計算される返済原資が下記のように1年間の総返済金額より大きい数字にな
るかどうかを確認していま丸
税引き後利益 (当期純利益)十減価償却費 > 1年 間の総返済金額
この返済原資は、企業が事業を行い、利益を上|六 税金を支払つた後の最終的に「余つたお金」を表していま丸
理論上の返済金額は、この「余つたお金」からしか計算されません。「来月、A社の入金が入つたら返済できま力
と言われる経営者がいますが、それはお金のやり繰り上返済できるだけであっく 本当の意味で返済することに
はならないので丸 その入金された資金を返済に充ててしまうと、また数ヶ月後にはお金が足りなくなり、結局の
ところ、再度融資を申し込むということになるからで丸 このような表面的な返済ではなく根本的な返済を確認す
るために用いられるのがこの計算式で丸
ですから、銀行に提出する事業計画書には、「税引き後利益」と「減価償却費」が示されているかどうか、さら
に、それらの数字の根拠が明確であるかどうかを確認しましょう。根拠に説得力があれば稟議は通りやすいで丸
節税のやりすぎは危険● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ●
返済原資は、税引き後利益+減価償却費と記しました。この式を良く見てみると、節税をあまりしてはいけ
ないことがわかりま丸 極端な節税をすると税引き後利益が大幅に少なくなり、借入金を返済できなくなるの
で丸 節税方法にもよりますが、その資金繰りの健全性の差は、節税をしている会社としていない会社とで
は大きく異なるでしょう。もし、銀行から借入金があっで 約定返済で定期的に返済をしているのであれば
節税はほどほどにするべきです:そうでないと、節税した分返済ができなくなり、また借入れを増やさなけれ
ばならなくなるからです:本当は大幅な黒字だつたにも関わらずt節税をしたためにキャッシュがなくなり、返
済が滞るということがよくありま丸 節税を取るか、融資を取るかしつかりと見極めましょう。