DevLOVE Pubという集団による技術書定期刊行と出版を支える技術表紙編

XP祭り2014 C-4

DevLOVE Pubという集団による

技術書定期刊行と出版を支える技術

表紙編

自己紹介

S-Kic(キク)

XP祭り2014 2

仕事C/C++やC#でプログラム書いてます。最近はJava5に襲われた。

仕事以外Windowsストアアプリを中心に、FirefoxOSや、NFC、LeapMotionなどのデバイスを絡めたものに興味を示しやすい。

趣味落描きと書道モドキ。自社のキャラデザインやコラムの挿絵、コミュニティ活動用のイラストを描くことも。

最近の悩み近々の活動をふりかえると、本人やソースコードよりイラストの露出が多いため、プログラマを名乗るのにためらい気味。

DevLOVE Pubという集団による技術書定期刊行と出版を支える技術

今夏の本では、表紙とWindowsストアアプリからOctokit.NETを使った話を書きました。

DevLOVE Pubでの活動

XP祭り2014 3DevLOVE Pubという集団による技術書定期刊行と出版を支える技術

今日は

表紙の

お話です

本日の主旨


じゃあ要件を聴こうか

キャラクターをつくる

2次元と3次元のレイアウト

色についてのイロイロ

まとめ

目次


タイトルは Far East Developer Review

どんな内容の本ですか？Harvard Business Review のような本明朝体の似合う硬い感じ

どんな表紙をイメージしてますか？コミックマーケットでも頒布する萌えキャラを入れてほしい



クライアント自身もどのような物が欲しいのか具体化できることは稀

スケッチで頭の中のイメージを共有



必須の質問どの絵を見て依頼しましたか？

クライアントの欲しいタッチやイメージにあわせる



今回は、スライド ( http://www.slideshare.net/satokic9/lt-2012 )



のXP祭り娘でした

主に使用されるシーン

電子書籍の表紙Webやイベントのブースに表紙を並べることもあるので流し見たときに目立つこと



ターゲットを想定する

IT系開発者、学生（中学生以上）

男女とも受け入れられることどちらかが手に取りづらいのはNG

ターゲットの以外の人間接的に目にするので、あまり引かれるような絵柄はNG



最低限決めること

性別、年齢、雰囲気外見を決める要因

性格表情やポーズに反映



特徴やキーワードを広げていく



２次元と３次元のレイアウト


どこで使用されるか(3次元) 電子書籍の表紙

どのような内容か一目でわかる見た人に誤った情報を与えない

告知サイト縮小したWeb用画像にする細かすぎる文字はNG

イベントでの頒布周りの頒布物に埋もれない



不安な点

キャラクターを配置した表紙

中身が文字ばかりの技術書だと思われないかもしれない

本来のターゲットに表紙で避けられる可能性がある



表紙のレイアウト(2次元)Harvard Business Review＝ビジネス書という先入観を利用してみてはどうか？

DevLOVE Pub既刊にパロディ表紙あり

雑誌風＝記事のタイトルを列挙できる

キャラクターで本家と区別できる



本家のサイトや実物の雑誌を観察し、特徴を抜き出します

左上：四角の帯にエンブレム、太めのゴシックによる書籍名

右上：その号の年月

テーマや記事の内容を示す文字は明朝体

画面上の画像と文字の配置、配色は毎号異なる

基本的に、フォントデザインは応用美術に属するため著作権に問われることはない（同じフォントを使ってロゴを作ってもOK）

レイアウトや配色もアイディアとみなされ、著作物とは判断されないことが殆ど（レイアウトと配色双方をあわせて創造性があると判断されれば著作物とみなされることもあります）

ロゴとしての意匠権、商標権に抵触しないか？経済産業省のデータベースで検索したところ、該当なしのためパロディを作ることに

上記の特徴のうち「エンブレム」には創造性があると思われる

ここはオリジナルの要素で作る

DevLOVE Pubのマスコット…でぶっちを図案化

パロディを作る際に注意していること

インスパイアの範囲に留める

本家の権利を侵害しない（顧客を奪わない）

パッと見で別物と分かるようにする

余談：パロディを作る


閑話休題

脱線しました


電子書籍の表紙テーマカラーとサブカラーを決めるサブカラーは補色に近い色相から選ぶキャラの色や影は濃くしすぎない

• １番に目立たせるのは記事名• ２番目に書籍名• 最後にキャラクター

各パーツに優先順位を持たせる



印刷対応

ポスターや見本として印刷されることもある

ファイルは300dpi以上、カラー設定はCMYKで作成する

光沢紙カラーコピーで色味をチェックする





印刷対応

白黒印刷の確認はグレースケールで

まとめ


イラスト（表紙）は伝えるもの

目的は指標でありDoneの定義

要件→試作→フィードバック

優先順位をつけて作成

常にリリース可能な状態で育てる

テスト環境での確認も忘れずに

まとめ


FEDR 2014年夏号頒布ブースでお待ちしています

執筆者も募集中！

Far East Developer Review


バックナンバー情報は

http://devlovepub.github.io/ で

DebLOVE Pub 既刊のご案内


http://devlovepub.github.io/

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Design

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DevLOVE Pubという集団による技術書定期刊行と出版を支える技術 表紙編

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