照明設計資料 - Panasonic...V字配置 (逆)ハの字配置 V字配置...

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目 次 複合天井システムの設計 関連資料のご紹介 施工事例 照明設計資料 照明設計支援 ポータルサイト 照度計算ソフト 「ルミナスプランナーライト」 1.新耐震基準 2.耐震設計 1・複合天井システムの耐震安全性 2・ブレースの負担面積 3・ブレースの設置方法・配置方法 4・ブレースの耐力表 5・ブレース材断面2次モーメント表 6・各部補強方法 7・大規模空間の天井 1・耐震安全性の検討方法 2・ラインタイプ複合天井システムの設計・施工基準 3・クロスタイプ複合天井システムの設計・施工基準 3.たわみについて 1・バーのたわみ 2・バー断面図 4.資料関連 1・ハイロッキー L (製品安全データシート) 2・天井板認定書について(認定書・資料) オフィスの照明

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目 次

複合天井システムの設計

関連資料のご紹介

施工事例

照明設計資料

照明設計支援ポータルサイト

照度計算ソフト「ルミナスプランナーライト」

1.新耐震基準

2.耐震設計

1・複合天井システムの耐震安全性2・ブレースの負担面積3・ブレースの設置方法・配置方法4・ブレースの耐力表5・ブレース材断面2次モーメント表6・各部補強方法7・大規模空間の天井

1・耐震安全性の検討方法2・ラインタイプ複合天井システムの設計・施工基準3・クロスタイプ複合天井システムの設計・施工基準

3.たわみについて

1・バーのたわみ2・バー断面図

4.資料関連

1・ハイロッキー L(製品安全データシート)2・天井板認定書について(認定書・資料)

オフィスの照明

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新耐震基準[ 複合天井システムの耐震安全性 ]

表1.耐震安全性の目標

表2.システム天井の耐震の基本対策

パナソニック電工では、過去の地震による天井被害の分析結果や社内外での振動試験結果等を参考にして「システム天井の新耐震基準」を設定し、製造、設計、施工の各面での耐震仕様を定め、耐震安全性の追求を図っています。

■ 複合天井システムの耐震安全性

システム天井の耐震安全性の目標

地震動の条件想定するシステム天井への入力と建物の変形

システム天井の耐震安全性の目標地震の

強さ 発生頻度 気象庁震度階

想定する地震加速度

中地震建物の耐用年限中に数度は遭遇する

5(弱) 100galシステム天井入力加速度 333gal(垂直は水平の 1/2)

下記以外のごく軽微な被害

大地震建物の耐用年限中に一度遭遇するかもしれない

6(弱) 300galシステム天井入力加速度 1000gal(垂直は水平の 1/2)

システム天井部材の落下または、落下にいたる重大な被害のないこと

慣性力 (FH)

天井 FH

吊りボルト

FH=KH・WKH:水平震度 (システム天井の入力加速度)W:システム天井の重量FV= KH・WFV= 垂直方向の慣性力

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天井

H1

H

 = /HH:階高 :水平変位

天井の層間変形角 = /H1

建物

層間変形角 ( )

①天井下地材の剛性を高める• ブレース補強所定位置および所定ピッチにブレース補強をする。

• Cチャンネルの接続JISのCチャンネルを使用して溶接またはビス止めで接続する。

• 防煙垂壁•間仕切等のブレース補強天井に付帯する設備の部位はブレース補強をする。

3点溶接

ブレース 3点溶接

30~45°程度以内

30~45°程度以内 溶接またはビス止め 

 チャンネルジョイナ

Cチャンネル 

ブレース

防煙垂壁用Mバー

Mハンガー

吊りボルトφ4丸棒

細目ガラスt6.8(別途)

②変形に追従する構造にする。• 壁際の下地組壁際の天井下地は壁から150mm程度で吊り下げる。

• 壁際の天井板の落下防止壁際の天井板はHバーを天井下地から吊り下げる。

Cチャンネル吊りボルト

CT40ハンガー

150

10

 チャンネルクロス金具

CHハンガー

Hバー

③天井板、設備の落下防止をする• 天井板の落下防止中央部の天井板はTHハンガーで落下防止する。

• 照明器具の落下防止浮き上り防止ツメやワイヤーで落下防止する。

• 設備プレートの落下防止設備プレートの落下防止ヒモで落下防止する。

THハンガー

浮き上り防止

天井材落下防止ヒモ

〈地震時にシステム天井に作用する力〉

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C38×12×1.2の場合

クロスバー方向

17m2

以内12m2

以内12m2

以内18m2

以内18m2

以内18m2

以内18m2

以内18m2

以内18m2

以内18m2

以内18m2

以内17m2

以内

システム天井を設置する部屋の重要度により、耐震グレードを設定する。耐震度は、ブレースの数量(ブレース1組の負担面積)により決まる。耐震グレードによるブレース1組の最大負担面積は表1のとおりです。また、ブレースの材料は表2のとおりです。

[ ブレースの負担面積 ]表1.耐震グレードとブレース1組の最大負担面積 表2.ブレースの材料例

天井部材とブレースの耐力が地震による天井の慣性力より大きくなるように設定します。 地震による天井の

慣性力 天井部材および天井部材接合部の耐力、ブレースおよびブレース接合部の耐力(P.3 参照)

ブレースの耐力(ブレースの配置、ブレースの材料、天井懐寸法、吊りボルトピッチ)、天井部材の耐力、天井の質量によりブレース1組の負担面積は異なります。スクエアタイプ、Tバー15D、天井面水平入力加速度が1G、天井の質量10kgf/m2の場合ブレース1組の負担面積は、表3のとおりです。ただし、詳細に求めた場合はその値を採用することができます。(P.4「ブレースの耐力表」、表3の「ブレース1組の負担面積」参照)また、その他の天井システムの場合は、表3のメインバー方向の値とします。

表3.ブレース1組の負担面積

耐震グレード

水準

A

B

天井水平入力加速度

1G

0.45G

ブレース1組の最大負担面積

18m2

30m2

適 用

耐震安全性の必要な部屋等

上記以外の最低基準

ブレースの材料

C38×12×1.2

C25×19×5×1.0

C40×20×1.6

天井懐寸法

1,010mm以下

1,380mm以下

1,500mm以下

V字配置メインバー方向

(逆)ハの字配置クロスバー方向

メインバー方向

クロスバー方向

メインバー方向

クロスバー方向

メインバー方向

クロスバー方向

メインバー方向

クロスバー方向

メインバー方向

V字配置

C25×19×5×1.0の場合

(逆)ハの字配置 V字配置

C40×20×1.6の場合

(逆)ハの字配置

ブレースの材料

ブレースの配置

ブレースの方向

天井懐寸法

1,200mm以下

適用なし 18m2

以内18m2

以内16m2

以内16m2

以内18m2

以内18m2

以内18m2

以内18m2

以内1,200mm超 1,500mm以下

図1.ブレースV字配置の例 図2.ブレース(逆)ハの字配置の例

FH=KH・WKH:水平震度(システム天井  の入力加速度)W:システム天井の重量FV=ー12KH・W (垂直方向の慣性力)

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[ ブレースの設置方法 ]1)ブレースの固定は、専用金物または、φ4ビス2点止めにします。溶接の場合は3点溶接以上、溶接長5~7mmとします。ブレース固定部の水平耐力は2,000N以上とします。

30~45°程度 30~

45°程度 30

~45°程度 30~

45°程度

75mm程度以内

75mm程度以内

1200または1280 1200または1280 1200または1280 1200または1280

スチール Tバー15D スチール Tバー15D

ブレース材 ブレース材ビス止め ビス止め

スクエアタイプのブレース設置例

2)ブレースの固定位置は、上端はスラブから75mm程度以内で吊りボルトに固定します。下端は吊りボルトを設置したハンガー、または、野縁受けチャンネルに固定します。野縁受けチャンネルに設置する場合は吊りボルトから水平距離で150mm以内の位置とします。また、ブレースを設置した部位のハンガーはTバーや野縁受けチャンネルとビスで固定します。

3)ブレースの角度は、30~45°程度とします。45°を超える場合は耐力が減少するためブレースの耐力を求めブレースの負担面積を設定します。

ラインタイプのブレース設置例

[ ブレースの配置方法 ]V字、または(逆)ハの字配置とします。天井周辺部および中央部に負担面積以内になるように均等に配置します。間隔は1,600mm(グリッドタイプの場合は2,600mm)以内とします。右図「ブレースの配置例」参照。

ブレースの配置例(整列配置)

4.3m2(1.2m×3.6m)

A

A

B

W

C

C C

D

B

4.3m2(1.2m×3.6m)13m2(1.2m×10.8m)

(逆)ハの字配置ブレース負担面積A+B部12m2以内 V字配置ブレース負担面積C部17m2以内

13m2(1.2m×10.8m)

28800(7200×4)

18000(6000×3)

条件:・天井懐寸法 1,200mm・天井面入力加速度 1G・天井の質量 10kgf/㎡・ブレース材C38× 12× 1.2

30~45°

程度

30~45°

   程度 75

mm程度以内

30~45°

程度

30~45°

  程度

75mm程度以内

150mm程度以内

ビス止め

ビス止め

ブレース材

ブレース材

ブレース金具150mm程度以内

天井面 天井面

CチャンネルチャンネルハンガーCチャンネルチャンネルハンガー

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[ ブレース耐力表 ]ブレースの耐力計算例

3.ブレースの材料 C40×20×1.6

単位(kgf)

天井懐寸法(mm)

①インサートピッチ1,200mm ②インサートピッチ1,280mm ③インサートピッチ1,400mm ④インサートピッチ1,600mm

V字配置 (逆)ハの字配置 V字配置 (逆)ハの字配置 V字配置 (逆)ハの字配置 V字配置 (逆)ハの字配置

1,000 849.1 486.2 810.2 470.9 756.8 450.3 681.9 423.2

1,100 734.4 412.5 704.5 400.6 661.7 383.7 598.5 359.7

1,200 637.9 353.2 615.7 344.4 582.4 331.2 530.5 310.9

1,300 555.8 304.4 539.8 296.2 514.7 288.3 473.1 271.9

1,400 485.6 263.8 474.7 259.7 456.3 252.6 423.6 239.8

1,500 425.4 229.6 418.4 227.2 405.4 222.4 380.4 212.7

は、180.0 kgf以上

2.ブレースの材料 C25×19×5×1.0

単位(kgf)

天井懐寸法(mm)

①インサートピッチ1,200mm ②インサートピッチ1,280mm ③インサートピッチ1,400mm ④インサートピッチ1,600mm

V字配置 (逆)ハの字配置 V字配置 (逆)ハの字配置 V字配置 (逆)ハの字配置 V字配置 (逆)ハの字配置

1,000 597.6 360.5 575.0 353.3 544.4 344.1 502.6 333.5

1,100 511.3 301.0 493.9 295.3 469.1 287.4 433.0 276.9

1,200 440.6 254.6 427.1 250.4 408.3 244.1 378.3 234.8

1,300 381.6 217.3 372.5 214.5 357.8 209.9 333.7 202.2

1,400 331.8 186.9 325.7 185.2 315.1 182.0 296.2 176.1

1,500 289.7 161.7 285.8 160.9 278.5 158.9 264.2 154.6

は、180.0 kgf以上

1.ブレースの材料 C38×12×1.2

単位(kgf)

天井懐寸法(mm)

①インサートピッチ1,200mm ②インサートピッチ1,280mm ③インサートピッチ1,400mm ④インサートピッチ1,600mm

V字配置 (逆)ハの字配置 V字配置 (逆)ハの字配置 V字配置 (逆)ハの字配置 V字配置 (逆)ハの字配置

1,000 254.7 189.0 254.4 193.0 254.8 199.3 258.1 211.3

1,100 207.3 148.9 206.7 151.7 206.4 156.1 207.3 164.1

1,200 171.6 120.1 171.3 122.2 170.9 125.5 170.9 131.1

1,300 144.1 98.6 144.1 100.4 143.9 102.9 143.6 107.2

1,400 122.3 82.1 122.6 83.7 122.7 85.8 122.5 89.2

1,500 104.6 69.2 105.2 70.6 105.6 72.5 105.7 75.3

は、180.0 kgf以上

材料最小断面二次モーメント(cm4)

圧縮単独耐力H1(kg)

引張単独耐力H2(kg)

逆ハの字耐力(H1+H2)(kg)

Vの字耐力(H1+H2+H1)(kg)

C38×12×1.2 0.084 51.5 68.5 120.1 171.6

C38×12×1.6 0.106 65.0 68.5 133.6 198.6

C40×20×1.6 0.464 284.7 68.5 353.2 637.9

C25×19×5×1.0 0.3032 186.0 68.5 254.6 440.6

C40×25×20×1.4 1.19 730.1 68.5 798.6 1528.7

設計条件

●吊りボルト9mm全ネジ I= 0.01918 (cm4)●天井深さ H= 120 (cm)●吊りボルト有効長さ Hボ= 112.5 (cm)●ブレース有効高さ Hブ= 105 (cm)●ブレース有効長さ Lブ= 159 (cm)●インサートピッチ B= 120 (cm)●ヤング率 E= 2100000 (kg/cm2)

計算式

●ブレース座屈時水平力 H1= (B/Lブ)π2EI/Lブ2●吊りボルト座屈時水平力 H2= 2.046(B/Hボ)π2EI/Hブ2

オイラーの式によりブレース材、吊りボルトの座屈荷重を求め、ブレースの水平耐力を算出する。

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[ ブレース材断面2次モーメント表 ]

C40×20×1.0 C40×20×1.6 C40×19×5×1.0

L30×30×3.2 L40×40×3.2 C65×19×5×1.0

C19×12×12×1.6 C38×15×15×1.6

IYーY=848.40824IXーX=14048.856

IYーY=1079.7895IXーX=17965.023

IYーY=3315.3746IXーX=7092.3167

IYーY=3083.7610IXーX=19618.080

IYーY=4711.0441IXーX=29827.337

IYーY=3922.2637IXーX=21012.161

IYーY=15264.660IXーX=15264.656

IYーY=37688.371IXーX=37688.366

IYーY=4560.3830IXーX=65830.584

IYーY=863.98086IXーX=3348.6456

IYーY=2054.9908IXーX=21146.975

C38×12×1.2 C38×12×1.6 C25×19×5×1.0

Y

X

Y

X X X

Y

Y

Y

XX

Y

Y

XX

Y

Y

XX

Y Y

X X

Y

Y

XX

Y

Y

XX

Y

Y

XX

Y

Y

XX

Y Y

X

Y

X

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[ 各部補強方法 ]

CT40ハンガー

CH78ハンガー

Tハンガー

Hバー

チャンネルハンガー

ブレース材

ブレース材

天井材空調機

天井材空調機

CT40ハンガー

CT78ハンガー

CH78ハンガー

インサート位置

チャンネルチャンネル 空調機スチールTバー空調機スチールTバー

30~45°程度

ダクト

ビス止め ブレース材

スチールTバー

移動させたブレース材

設置できないブレース材

ダクト ブレース材ブレース材 ダクト

ブレースは負担面積内にX,Y方向に1組設置してください。

ラインタイプ

天井材とHバーの補強をクロスチャンネルを使用してCHハンガーで吊り上げる。

スクエアタイプ

Tバーと天井材の補強をCチャンネルをX,Y方向に流しTバーをCT40ハンガーCT78ハンガーで固定する。

ダクトなどによって所定の位置に設置できない場合などは、その周辺に設置してください。その際、となりのブレースとの間隔が空きすぎないよう注意してください。(図1ー①)

ブレースの設置角度は、30°~45°程度以下とし吊りボルトおよびCチャンネルとは、それぞれ3点以上の箇所で溶接または、φ4ビス2点止めとしてください。また、ブレースを設置する際には、ダクトなどを吊る吊りボルトなどは使用しないようにしてください。(図1ー②)

天井面に天井カセットなどの空調を取付ける場合などは、Tバーや天井材といった部材の落下防止補強が必要となってきます。

また、空調機器にブレース補強が施してあるかを確認してください。施していない場合、地震時にシステムと干渉して壊れる恐れがあります。(図2ー①ー②)

その他のタイプについても、同様の補強を施してください。

図1ー①.ダクトなどによって設置可能の場合

図1ー②.ダクトなどによって設置不可の場合

図2ー①.開口補強例

図2ー②.開口補強例

ラインタイプ スクエアタイプ

ダクト廻り・開口部補強方法

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[ 各部補強方法 ]

15

*150

20 15スチールTバー

(500以内)

1520150以内

*150(500以内)

L型クロスジョイナLD

Tハンガー

20

150以上

チャンネルハンガー

CT40ハンガー

*Cチャンネルを流せる場合は抜いても良いL型クロスジョイナLD

*Cチャンネルを流せない場合は@600または640

15

B.BOX

Lジョイナー(Cチャンネルを流せる場合は抜いても良い)

*150

20 15

L型クロスジョイナLD(Cチャンネルを流せる場合は抜いても良い)

チャンネルハンガー

CT40ハンガー

スチールL型Lバー

(500以内)

Cチャンネル38×12×1.2

チャンネルハンガー

CT40ハンガー

チャンネルハンガー

CT40ハンガー

Cチャンネル38×12×1.2

Cチャンネル38×12×1.2

壁廻りはチャンネルC38×12×1.2(JIS相当品)を使用し、全てのTバーを吊り下げてください。

Cチャンネルを流す位置は、壁面より150mm以内を基準としてください。(図1)

納まりの問題でCチャンネルを流せない場合は、各種ジョイナーを使用し、全てのTバーを廻縁と固定してください。

ブラインドBOXや防煙垂壁部など天井下地が切れる箇所は全て壁廻り同様にCチャンネルで吊り下げてください。Cチャンネルを流すことが可能な箇所にはジョイナーを取付けなくても問題ありません。(図2)

スクエアタイプで、壁面から150mm以内でTバーが取付き、納まりの問題でCチャンネルを流せない場合は、全てTバーをジョイナーで固定してください。ラインタイプなどは、基本は壁面から150mm以内最低でも500mm以内でもCチャンネルを使用し吊り下げてください。(図3•図4)

壁廻りでスリットを設ける場合などは必ずスチールTバーを見切り材として使用してください。それ以外の部材を使用する際は、別途検討が必要です。(図5)

図1.壁廻りの納まり

図2.B•BOX廻りの納まり

図3.壁廻りの納まり(Cチャンネルを流せない場合)

図4.壁廻りの納まり(クロスTバーの長さが150mm以内の場合)

図5.壁廻りにスリットを設ける

壁廻りの補強方法

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[ 各部補強方法 ]

30~45°程度以内

30~45°程度以内

30~45°程度以内

30~45°程度以内

30~45°程度以内

30~45°程度以内

30~45°程度以内

150mm程度以内150mm程度以内

75mm程度以内

75mm程度以内

1200または1280

30~45°程度以内

1200または12801200または1280

パーティション

パーティション

天井面

ブレース材

ブレース材

Cチャンネルチャンネルハンガー

Cチャンネル

チャンネルハンガー

天井面

ブレース金具

ビス止め

ビス止め

パーティションスチールTバー15D(W=15)

パーティションスチールTバー15D(W=15)

間仕切りの補強方法システム天井に設定するパーティションの重量は40kg/m2程度以内とし、それ以上の重量物に関しては、別途補強を施してください。

ブレース材はC38×12×1.2(JIS相当品)以上としてください。

ブレース材は必ず吊りボルトやCチャンネルに設置してください。Tバーに直接ブレースをとると地震時にTバーの変形や破損の原因になります。

ブレースの設置角度は30°~45°程度以下とし、吊りボルトおよびCチャンネルとはそれぞれ3点以上の箇所で溶接または、φ4ビス2点止めとしてください。

ブレースは スクエアタイプ  2,600mm以内 ラインタイプ   1,600mm以内に両端に1組設置してください。(図1•図2)ただし8m以下で区画された場合のパーティションで自立性の高いものはブレースは不要とします。

ロックウール工業会『システム天井の間仕切りブレース補強ガイドライン』

参考文献(              ) パーティションは、天井板やHバーなどにライナーを取り付けないでください。天井板に取り付ける場合は、Mチャンネル等で下地を施してから設置してください。スクエアタイプ、ラインタイプ、その他タイプのTバー等へのビス止めはしないでください。各タイプごと専用金具を使用してパーティションを設置してください。

図1ー①.スクエアタイプ パーティション補強例ー①

図1ー②.スクエアタイプ パーティション補強例ー②

図2ー①.ラインタイプ パーティション補強例ー①

図2ー②.ラインタイプ パーティション補強例ー②

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[ 大規模空間の天井 ]

100mm程度

CT40ハンガー

150以内(500以内)

※天井懐が2m以上の場合は、構造計算を行い鉄骨組付の ぶどう棚を設置してください。(体育館等の天井の耐震設計ガイドライン 日本建築センター                    参考文献)

【ブレースの適用部材の選定目安】

L-40×40×3

L-30×30×3

C-38×12×1.2

1950以下

1500以下

750以下

1370以下

1060以下

530以下

適正部材最大実長(mm)

一般的に用いられる部材例

V字45°の場合の天井懐寸法(mm)

37~45°

水平振れ止め

ブレース ブレースと同等材

ブレース

メッシュパネル

クロスTバー

メッシュパネル

片側用 4ヶ所メッシュ落下防止金具

メインTバー

Cチャンネル

振止め

Tバー天井材

吊りボルト

ビス止め 特殊ハンガー

30~45°程度以内

75mm程度以内

ブレース材

Cチャンネル

チャンネルハンガー

天井面

ビス止め

ブレース材はC38×12×1.2(JIS相当品)以上としてください。(図1)

ブレース材は、負担面積以内にX,Y方向に1組配置してください。

ブレースは1,600mm程度の間隔で均等に配置してください。

ブレースの設置角度は30°~45°程度以下とし、吊りボルトおよびCチャンネルとはそれぞれ3点以上の箇所で溶接または、φ4ビス2点止めとしてください。

ブレース材は必ず吊りボルトやCチャンネルに設置してください。Tバーに直接ブレースをとると地震時にTバーの変形や破損の原因になります。

天井懐が1,500mmを超える場合は、水平振れ止めをX,Yの方向に1,800mmピッチ以内で設定し更に、ブレース補強をしてください。(図2)※溶接のかわりに「溶接レスブレース金具」の使用も可能です。

壁面部は、廻り縁とは固定せず、100mm以上のクリアランスをとってください。また、天井端部は吊りボルトで吊り上げてください。(図3)

天井の折れ曲がり部の納まりについては、それぞれのCチャンネルの接合部の溶接または、ビス止めとし、接合部付近にある吊りボルト同上も振止めを溶接でとってください。(図4)

ワイヤーメッシュ等の天井板を使用する場合は、TバーやCチャンネルなどの天井下地に金具等で緊結し、落下防止を施してください。(図5)

図1.ブレースの施工例

図2.天井懐が1,500mmを超える場合のブレース補強

図3.壁面部との取合い

図4.天井の折れ曲がり部の納まり

図5.ワイヤーメッシュ等の落下防止

間仕切り

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10

耐震設計

右の「耐震安全性を考慮した複合天井システムの設計手順」に従って、特に耐震安全性の検討をする必要があります。それ以外の場合は「複合天井システムの設計・施工基準」に従って設計してください。

■ 耐震安全性の検討が必要な複合天井システム 表1.耐震安全性を考慮した複合天井システムの設計手順(フローチャート)

[ 耐震安全性の検討方法 ]

実施項目

システム天井の選定

使用部材の選定

天井モジュールの設定

設備器具の選定と配置

吊りピッチの設定

設計開始

Tバー・天井板の静荷重によるたわみ量が

許容限度内か。

下り天井・垂れ壁間仕切壁の配置

耐震安全性の目標の設定

ブレース材の選定

各部材の落下防止対策の設定

設計用地震力に対して、許容破壊限度内で

あるか。

強制変形角に対して、許容破壊限度内で

あるか。

総合的検討

施工図作成

設計完了

設計用地震力

強制変形角(層間変形角)

耐震度と破壊の程度

壁・間仕切壁垂れ壁・下り天井

の配置

スプリンクラーの要否

必要照度

基本設計条件

建築図面

インプット アウトプット

・天井伏図 (設備配置図)・インサート図・基本 ディテール図・照度分布図・実例写真・サンプル部材・カタログ

(提出する書類等)

(ご提案図の提出)

(設計する為に必要なもの)

・部材の仕様書・試験成績書

(試験成績書の提出)

・天井伏図・インサート図・主要取合い ディテール図

(施工図の提出)

・天井工法・接合部の構造・ブレースの配慮・各部材の強度

(再検討)

・変形追従構造・落下防止構造

(再検討)

1

2

3

4

5

6

7

8

9

12

13

14

15

16

実施設計(耐震設計)

基本設計(松下電工ご提案範囲)

NO

YES

NO YES

NO

NO

YES

YES

YES

天井重量の算出10

ブレース配置11

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11

[ 耐震安全性の検討方法 ]

表2.耐震安全性を考慮した複合天井システムの設計手順(チェックリスト) (建基法:建築基準法建基令:同施行令)

実 施 項 目 チ ェ ッ ク 項目 関連法規・規格・図表

①複合天井システムの選定 (クロスタイプまたはラインタイプ)

・複合天井システムを採用するメリットとデメリット:室の用途、天井の面積、平面形、 意匠経済性,工期、照明・空調・防災設備の対応

②使用部材の選定

・室 内 環 境:光・音・温度・湿度・清浄度・意匠・部材の性能:不燃性(法定不燃性)・断熱性・吸音性・耐湿性       遮音性・耐震性・強度・重量・形状・施工性・Tバー・Lバーの材質(アルミまたはスチール)・天井材の材質(ロックウール化粧吸音板またはグラスウール吸音板)・部材の高さと梁下寸法

・Tバー・L バー JIS H4100、JIS G3302・ロックウール化粧吸音板 JIS A6307、不燃第1021号・グラスウール吸音板 JIS A6306、不燃第1036 号・不燃材:建基法第112・129 条

③天井モジュールの設定

・建築モジュール:柱スパン・窓・壁等のモジュールとの適合、最小空間単位  梁方向と設備ライン方向との関係・設 備 対 応:必要照度、スプリンクラーの要否・設備・部材のモジュール:天井材・Tバー・照明器具の寸法

・照度基準 :JIS 29110・スプリンクラー・天井板

④設備器具の選定と配置

・天井ふところ:ダクト・配管スペース、梁下寸法・照 明:ルーバ付・パネル付または下面開放 平均照度、照度分布・空 調:アネモディフューザまたはラインディフューザ 吹出風量、吸込風量、気流分布、排煙口との関係・スプリンクラー・感知器・スピーカ・非常用照明器具 :建築基準法・消防法に基づく配置との適合 ・非常用照明は床面にて1 lx 以上 ・非常警報用スピーカは音色入力 3W以上・防煙垂壁:オフィスでは 500㎡毎に設置、防煙区画・排煙口との関係

・空調・スプリンクラー 消防法令第12 条・感知器 消防法規制第 23 条・スピーカ 消防法令第 29 条・非常用照明 建基令第126・129 条・排煙設備 建基令第126 条・防煙垂壁 建基令第112・127・128 条

⑤吊りピッチの設定・ラインタイプのTバー吊りピッチ(PT) PT≦1,600 Cチャンネル吊りピッチ(PC) PC≦1,600・クロスタイプのスチールTバー吊りピッチ(PST) PST≦1,000(1,600) 

⑥Tバー・天井板の静荷重による たわみ量が許容限度内か。

・Tバー・Hバーのたわみ量(δ)〔LはTバー・Hバーの長さ〕δ=1,000 (計算による場合)

                          

〔標準施工の場合で、増設する場合は別途設定〕

⑦下り天井・垂力壁・間仕切壁の配置 ・天井部との納まり、天井補強の方法

⑧耐震安全性の目標の設定 ・建物の重要度・耐震度、立地場所の地震の発生の頻度と大きさ

⑨ブレース材の選定 ・天井懐寸法

⑩天井重量の算出 ・照明配置・設備の有無

⑪ブレースの配置 ・必ずブレースを配置する部位:壁際、下り天井部、垂れ壁部、間仕切壁部

⑫各部材の落下防止対策の設定

・照 明 設 備:浮き上り防止バネ・ビスによりTバーに取付または、ワイヤーにより吊りボルト  またはCチャンネルに取付・天 井 板:CHハンガーまたは、THハンガーにより、HバーをCチャンネルまたは、       Tバーに取付・設備プレート:ひも等によりTバーに取付

⑬設計用地震力に対して許容破壊 限度内であるか。

・ブレースの配置、ハンガーとTバーの固定方法、設計用地震力・ブレースの部材および接合部の引張強度(FB)           FB≧200kg・Tバーの部材および接合部の引張強度(FT)            FT≧100kg・ブレースを取付けるハンガーとTバーの接合部の引張強度(FH)   FH≧100kg (※ブレースが標準配置の場合の当社基準)

⑭強制変形角に対して許容破壊 限度内か。

・壁面部取合い、層間変形角・Lバーに対するTバーの変位 (δ)    δ=8~15・Lバーに対する天井板の変位 (δ)   δ=8~15

 〔層間変位1/100のとき上階スラブに対する天井面の変位(δ)は    δ=800~1,500(天井、ふところ寸法)/100=8~15    〕

⑮総合的検討・各種耐震設備の配置に片寄りがないか・施工性・メンテナンスの方法・点検口の配置・経済性 配管・ダクト・空調設備との取合い・各部ディテール

L

単位(mm)

δ= 800 (完成後)L

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12

吊りボルトは、次の方法により天井スラブに取り付けてください。(図1・図2・図3)

部  位 設 計・施 工 基 準

溶接を使用する場合は、3点溶接以上とし、後付けアンカー類を使用する場合は、引き抜き荷重で200kgf以上確保できるものとしてください。(図4)

吊りボルトの取 付

インサート・吊りボルト

吊りボルトは、φ9mm以上の転造ネジを使用してください。

吊 り ボ ル ト ●

吊りボルトは、システム天井専用の吊り元から吊り、他の用途と兼用しないでください。

ダクト等により吊りボルトがおろせない場合は、隣接する吊りボルト間にライトゲージ(C60×30×1.2)をわたして吊りボルトを取り付けてください。

吊りボルトは、ダクト・配管等に接触させないでください。(図5)(100mm以上間隔をあけてください。)

壁際部の吊りボルトは軀体面より150mm以内で取り付けてください。(図9)

図1.コンクリート床用鋼製インサート 図2.デッキプレート床用鋼製インサート

図3.後付けメカニカルアンカー

図4.鉄骨梁への溶接

図5.ダクト周辺のボルトの吊り下げ

[ ラインタイプ複合天井システムの設計・施工基準 ](天井入力加速度0.45~1G、層間変位1/200~1/100に対する耐震安全性を考慮したものです。)

ライトゲージ(C60×30程度)

システム天井用吊りボルト

吊りボルト

受けアングル溶接

ブレース溶接

ダクト100以上

取付面 取 付 方 法コンクリートスラブ 鋼製インサート、アンカーボルト鋼 製 床 デッキプレート用鋼製インサート鉄 骨 梁 溶 接

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13

[ ラインタイプ複合天井システムの設計・施工基準 ]

10吊りボルト 

Cチャンネル CT40ハンガー

150

部  位 設 計・施 工 基 準

下 地 組 構 造天井下地・Tバー・Cチャンネル・Lバー

Tバーを吊り下げるためのCチャンネルのピッチは1,600mm以下としてください。(図7)

Tバーの取付

Tバーの接続位置は吊り位置(Cチャンネル位置)から300mm程度以内としてください。(図7)

● 図6.ライン長尺タイプの下地組

図7.ライン長尺タイプのインサート図及び組図

図11.スチールTバーとLバーの接続

Tバー Lバー 

クロスジョイナL 

Lバー Tバー 

Lジョイナ(右用・左用) 

壁 際 の 構 造

壁際のCチャンネルは150mm(500mm以下)としてください。(図7)

Cチャンネルの吊り位置はTバーから150mm以下とし、1,600mmピッチ以下としてください。(図7)

CチャンネルはC38×12×1.2(JIS相当品)としてください。

Cチャンネルの接続はチャンネルジョイナを使用して、溶接またはφ4mm以上のビス止めにより強固に固定してください。(図8)

Cチャンネルが、設備ライン、梁等で分断される場合は、ブリッジ状に連結してください。(図10)(強度が低下する可能性があるためなるべくさけてください)

Tバーの接続部には温度による伸びに対応するため下記に示す隙間を設けてください。

隙間の設定間隔

施工時の施工場所の温度5℃以上20℃未満

20℃以上35℃未満

アルミ製Tバー等 3,200mm 2.4mm 1.2mm

スチール製Tバー等

20,000mm以内 7.2mm 3.6mm

Tバーと直交する壁際は、壁から150mm程度以内にCチャンネルをわたし、Tバーを吊り上げ、Tバーの落下防止と間隔出しをしてください。(図9)

LバーとTバーの接続は、変形追従のできるクロスジョイナLやLジョイナを使用してください。(図11・図12)

壁と直交するCチャンネルは、壁との間に10mm程度のクリアランスを設けてください。(図9)

壁・柱にカールプラグやタッピングビスにて強固に取り付けてください。

カールプラグやタッピングビスの取付ピッチは450mm以内とし、端部は50mm以内としてください。

モルタル塗PC版・ALC版

カールプラグタッピングビス

石膏ボード アンカープラグ鋼板パネル タッピングビス

Lバーの取付

ライン状に配置したスチールTバーやアルミT

バーの上にCチャンネルをわたし、格子状に固定

して剛性を高めた2段吊り構造です。

地震時に天井と壁に変位が生じるため、壁際は変

形追従や天井板の落下防止に対応した構造です。

図9.壁際の下地組図10.Cチャンネルの接続(Tバー芯320mmの場合)

220

5mm以内

チャンネルスペーサ

器具越えスペーサ(Tバー芯320用) 

Cチャンネルの切断はTバー芯から5mmとしてください。

図8.Cチャンネルの接続

溶接またはビス止め 

 チャンネルジョイナ

Cチャンネル 

1200~1500

Tバー接続位置

300以下

Tバー

Cチャンネル

150以下 150以下6001600以下1600以下1400以下

150以下150以下600

150

1600以下

1600以下

吊りボルト

CT40ハンガー Cチャンネル

図12.アルミTバーとLバーの接続

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[ ラインタイプ複合天井システムの設計・施工基準 ]

部  位 設 計・施 工 基 準

ブレースの配置ブレース

ブレースの材料は天井懐・天井重量によって異なります。(P.4参照)

ブレースの施工 ●

ブレースは必ず吊りボルトやCチャンネルに設置してください。Tバーに直接ブレースをとると地震時にTバーの変形や破断の原因となります。

ブレースの設置角度は30~45°程度以内とし、吊りボルトおよびCチャンネルとは、それぞれ3点以上の箇所で溶接してください。(図16)

図13.ラインタイプブレース割付図

1600mm

11m

17m

17m

11m

B

B

ハロイ

AA

約18㎡

約18㎡

ブレース

ブレースの負担面積の設定については(P.2)を参照ください。

ブレースは、負担面積以内にXY方向に1組配置してください。(図13・図14・図15ー負担面積18m2の場合)

ブレースは1,600mm程度の間隔で均等に配置してください。

壁、シャッター、防煙スクリーン、下り天井等で天井の連続性が途切れる部分には、その両際に1,600mmピッチ以内で、ブレースを配置してください。

ブレース補強をすることにより、天井は躯体と一体に

なり地震時の天井の振れや慣性力が抑えられます。

防煙垂壁、間仕切等の重量物が取り付く部位にはその流れ方向に直角に1組づつ1,600mmピッチ以内でブレースを配置してください。(P.16図30・31・32、P.17図33・34参照)

天井懐が1,500mmを越える場合は水平振れ止めをXY方向に1,800mmピッチ以内で設置し更にブレース補強をしてください。(図17)

※溶接のかわりに「溶接レスブレース金具」の使用も可能です。

3点溶接

ブレース

3点溶接

30~45°

程度以内

3点溶接

ブレース 3点溶接

3点溶接

ブレース 3点溶接

1500mm以上

ブレース

11m 11m

11m 11m

ブレース

ブレース

ロ ハ

イ ロ ハ

30~45°

程度以内

30~45°

程度以内

30~45°

程度以内

図16-①.ブレース1組の施工例〈その1〉

図16-②.ブレース1組の施工例〈その2〉

図16-③.ブレース1組の施工例〈その3〉

図14.A-A断面図

図15.B-B断面図

図17.天井懐が大きい場合のブレース補強

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15

[ ラインタイプ複合天井システムの設計・施工基準 ]

1600より大

Cチャンネル 

CHハンガー Hバー 

1600以下

CHハンガー Hバー  THハンガー THハンガー Hバー 

CHハンガー 

部  位 設 計・施 工 基 準

寸 法 の 設 定

天井下地ハイロッキーL(ロックウール化粧吸音板)

天井板の寸法は、天井板の寸法公差やTバーのたわみや施工のバラツキを考慮し、TバーやLバーの枠内で天井板を片寄せしたとき天井板の最低乗せ掛け代が5mm以上となるように設定します。(図18)

図21.ラインタイプの天井板の吊り方式①

幅と長さの関係

天井中間部の天井板の長さは、Tバー芯寸法マイナス8mmとしてください。(図19)

壁際の天井板の長さは、LバーとTバーの内寸法プラス19mmとしてください。(図20)

最大長さは2,920mmとしてください。●

天井板の幅は400mmが標準です。吸湿によりたわみの心配のある場合(沖縄地区等)は300mmとしてください。

天井板の落下防止[ 特 に 重 要 ]

天井板は、施工のバラツキや吸湿によるたわみを

考慮して寸法を設定し、特に壁際では、天井と壁

の変位が生じるため、Tバーまたは、Lバーからは

ずれても落下しない構造とする必要があります。

L

L:TバーとLバーの内寸P:Tバーピッチ

P:Tバーピッチ

L+19PP-8

最低乗せ掛け代 5mm12

P-25P-8

天井板の寸法公差±1mm以下

Tバーのたわみ ±2mm以下

+ Tバーの施工誤差 ±2mm以下 (設備ラインは±1.5mm以下)

天井板の最低乗せ掛け代 5mm以上

長  さ

天井板の幅と長さの関係は、天井板のたわみを考慮して下記のとおりにしてください。

ラインタイプ ライン長尺タイプ

天井板の幅 300 400 533.3 400

天井板の最大長さ(Lmax) 1,722 1,592 1,472 2,920

天井中間部はHバー3本に付き1本をTHハンガー2コ使用してTバーに取り付けてください。(図21・図22・図24)

■ ラインタイプの場合

下記に示す壁際等の部分は、全てのHバーをCHハンガー2コ使用してCチャンネル2本で吊り下げてください。(図21・図22・図25)ただし、天井板の長さが500mm以下の場合は、壁際にCチャンネルを1本とおしHバーハンガーでHバーを全数吊り下げTバー側はTHハンガーで全数HバーをTバーに取り付けることができます。(図24)壁際等の部分とは・壁、垂壁際・柱周り・防煙スクリーン、シャッター、可動間仕切際・空調等設備開口部周り・その他地震時に天井との変位が生じる部分

天井中間部、壁際等の部分共、全てのHバーをCHハンガー2コ使用してCチャンネル2本で吊り下げてください。(図23・図25)

■ ライン長尺タイプの場合●

2本のCチャンネルは、天井板の長さの約半分のピッチで、中央振り分けで配置してください。Cチャンネルのピッチが広すぎるとTバーやLバーと天井板の間に隙間が生じることがあります。

図22.ラインタイプの天井板の吊り方式②

図23.ライン長尺タイプの天井板の吊り方式

図24.天井板の落下防止① 図25.天井板の落下防止②

図18.最低乗せ掛け代の寸法

図19.天井中間部の天井板の寸法 図20.壁面の天井板の寸法

 チャンネルクロス金具

CHハンガー

Hバー

THハンガー

単位(mm)

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16

[ ラインタイプ複合天井システムの設計・施工基準 ]

部  位 設 計・施 工 基 準

点 検 口 用天 井 板

点検口

Tバーに間仕切を取り付ける場合は、パーティション取付金具等を使用して540mmピッチで取り付けてください。(図31)

点検口用天井材

THハンガー

アルミ点検口バー(可動)

アルミ点検口バー(固定)

Hバー 

THハンガー

スチール点検口バー用落下防止金具

スチール点検口バー

アルミ点検口バー(固定)アルミ点検口バー(可動)

THハンガー

スチール点検口バー 点検口小口金物

スチール点検口バー用落下防止金具 可動用

スチール点検口バー用吊り金具

CH78ハンガー

Hバー

点検口用天井板の寸法は下記のとおりとしてください。●

一方向間仕切等、自立性の低い間仕切が取り付く場合には、天井下地に、間仕切と直角方向に1,600mmピッチ以内にブレース補強をしてください。(図30)

天井板部に間仕切を取り付ける場合は、天井裏にパーティション補強用Mチャンネルを使用して400mmピッチで取り付けてください。(図32)

固定用点検口バーはTHハンガーを2コ使用してTバーに取り付けてください。(図26) 

■ ラインタイプの場合

点検口用天井板の長さ Tバー芯寸法マイナス10mm

点検口用天井板の幅標準の天井板の幅マイナス6mm

(400mmのとき394mmとなる)

固定用点検口バーにTHハンガーが取り付けられない場合は、隣接するHバーにTHハンガーを取り付けてください。(図27)

固定用点検口バーに可動用点検口バーを引掛けてください。または落下防止金具4ケを使用してください。(図27)

固定用点検口バーは点検口吊り金具を2コ使用してCチャンネルに取り付けてください。(図29)

■ ライン長尺タイプの場合

固定用点検口バーに可動用点検口バーを引掛けてください。

2連結の点検口の場合は、点検口セットを使用してください。

間仕切

間仕切設置部は地震時に変位と慣性力が生じる

ため、天井下地の補強が必要となります。

収納壁等の重量物が付随した間仕切壁はシステム天井には取り付けられません。

図26.点検口の落下防止①

図27.点検口の落下防止②

図28.点検口の落下防止③(2連結)

図29.点検口の落下防止④

図30.一方向間仕切のブレース補強

1600以下

間仕切

ブレース

パーティションウォール

CT40ハンガー1600ピッチ[38×12×1.2ブレース補強

パーティション取付金具(スチールTバー用)

ブレース補強

クロスチャンネル

チャンネルクロス金具

パーティション用Mチャンネル押え金具(CT40ハンガー用)

[38×12×1.2チャンネルスペーサ

パーティション補強用MチャンネルM4X30 540ピッチタッピングビス(別途)

平座金(別途)M6

15

4038

38

図32.間仕切のブレース補強②(間仕切の上にTバーがない場合)

図31.間仕切のブレース補強①   (間仕切の上にTバーがある場合)

2連結の点検口の場合は、アルミ点検口バーを使用し、両側の固定用点検口バーをTHハンガーでTバーに固定してください。(3連結以上はできません)(図28)

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17

[ ラインタイプ複合天井システムの設計・施工基準 ]

部  位 設 計・施 工 基 準

下り天井部

設備プレート

500mmピッチ程度で吊り下げ、1,600mmピッチ以内に防煙垂壁と直角方向にブレース補強してください。(図34)

照 明 器 具

上下の天井をブレース補強してください。(1,600mmピッチ以内)(図33) ●

ハイロッキーL逆メカに設備を取り付ける場合は長さ500mm未満で使用してください。

空 調 吹 出 口

・壁際から150mmでTバーを吊り下げる。

・Cチャンネルを2本とおし、CHハンガーで

Hバーを吊り下げる。

・ブレースを1,600mmピッチ以内に設置する。

 落下防止ワイヤ浮き上り防止

図33.下り天井部のブレース補強

図39.目地カバーの落下防止

防煙スクリーン、シャッターは別途ブレース補強してください。その両側の天井は壁際と同様に次のように補強してください。

防煙垂壁

設備器具

照明器具は、Tバーの頭に取付金具により乗せかけかつ、取付金具のツメによる浮き上り防止もしくはワイヤ2本(特注)により吊りボルトに取り付ける落下防止の方法を採用しています。(図35・図36) 

スピーカ・感知器・スプリンクラー等の設備プレートは、設備ゾーンのTバーの間に乗せかけ、かつ、金具をTバーに引掛け、ヒモでつなぎ落下防止をする方法を採用しています。(図37)

照明器具、空調吹出口、吸込口、設備プレート等

の設備はTバーに取り付け、かつ、取付金具のツメ

等による浮き上り防止、またはワイヤ、ヒモによ

る落下防止の対策が必要になります。

設備プレートの幅 Tバー芯寸法ー10mm設備プレートの最大長さ 1,300mm(1,260)

■ 設備プレートの寸法 ( )内はハイロッキーL逆メカの場合

設備プレートの長さ 長さ500mm未満 長さ500mm以上300mm以下ダウンライト用設備プレート 2本 2本ダウンライト用設備プレート以外 1本 2本

■ 落下防止ヒモの数

ラインディフューザーやアネモ型吹出口は、設備ゾーンやダブルTバーの間に乗せかけ、固定金具等により浮き上りを防止する方法を採用しています。(図38・図42)

空調吸込口はダブルTバーの25mmのスリット等に設けます。

空調スリット幅25mmを保つためにWT50スペーサを1,600mmピッチ以内で設けてください。(図39・図40)

●リターンカバー

リターンカバーの定尺 1,600mmリターン開口面積 0.025×1.6=0.04m2

リターンカバーの上部にはWT50スペーサ1ケを設け、浮き上りを防止してください。(図40)

ダブルTバー部で、ラインディフューザーやリターンカバーを設置しない部分は目地カバーでスリットをふさいでください。(図39)

目地カバーの上部にはWT50スペーサ1ケを設け浮き上りを防止してください。(図39)

天井ふところ内の空調機器、配管、ダクト等はスラブから直接吊り下げ、地震時の振動により天井の吊りボルトに当らない様にブレース補強をしてください。(図41)

空 調 吸 込 口WT50スペーサ

目 地 カ バ ー

空 調 機 器 等

図34.防煙垂壁のブレース補強

図37.設備プレートの落下防止 図38.浮上り防止

図40.リターンカバーの落下防止

図41.ダクトのブレース補強 図42. ラインディフューザーの浮き上り防止

図35. 照明器具の落下防止① (バネによる浮き上り防止)

図36. 照明器具の落下防止② (ワイヤによる落下防止)

設備プレート

天井材

落下防止ヒモ

(別途)

固定金具

フレキシブルダクト

アネモ型吹出口

目地カバー WT50スペーサ

リターンカバー

リターンカバー支持金具WT50スペーサ

固定金具

フレキシブルダクトブレース

空調用ダクト

下がり天井バネCTハンガー

ブレース

Tバー

アルミSバー

ブレース

防煙垂れ壁用Mバー

Mハンガー

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18

[ クロスタイプ複合天井システムの設計・施工基準 ]

吊りボルトは、次の方法により天井スラブに取り付けてください。(図1・図2・図3)

部  位 設 計・施 工 基 準

溶接を使用する場合は、3点溶接以上とし、後付けアンカー類を使用する場合は、吊り下げ荷重で200kgf以上確保できるものとしてください。(図4)

吊りボルトの取 付

インサート・吊りボルト

吊りボルトは、φ9mm以上の転造ネジを使用してください。

吊 り ボ ル ト ●

吊りボルトは、システム天井専用の吊り元から吊り、他の用途と兼用しないでください。

ダクト等により吊りボルトがおろせない場合は、隣接する吊りボルト間にライトゲージ(C60×30×1,2)をわたして吊りボルトを取り付けてください。

吊りボルトは、ダクト・配管等に接触させないでください。(図5)(100mm以上間隔をあけてください。)

図4.鉄骨梁への溶接

図5.ダクト周辺のボルトの吊り下げ

(天井入力加速度0.45~1G、層間変位1/200~1/100に対する耐震安全性を考慮したものです。)

ライトゲージ(C60×30程度)

システム天井用吊りボルト

吊りボルト

受けアングル溶接

ブレース溶接

ダクト100以上

図6.壁際の下地組

(別途)

150以内

カールプラグ

Tハンガー

スチールTバー

スチールL型Lバー

L型クロスジョイナL

図1.コンクリート床用鋼製インサート 図2.デッキプレート床用鋼製インサート

図3.後付けメカニカルアンカー

取付面 取 付 方 法コンクリートスラブ 鋼製インサート、アンカーボルト鋼 製 床 デッキプレート用鋼製インサート鉄 骨 梁 溶 接

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19

150

1600以下

1600以下

150 1600以下 1600以下

メインTバー

クロスTバー

吊りボルト位置

300以下

Tバー接続位置

[ クロスタイプ複合天井システムの設計・施工基準 ]

部  位 設 計・施 工 基 準

下 地 組 構 造Tバー

T バ ー

図7.クロスタイプの下地組

図8.クロスタイプのインサート図およびTバー組み図

図14.天井懐が大きい場合のブレース補強

壁 際 の 構 造

ブレースの配置

スチールメインTバーとスチールクロスTバーを格子

状に組み、メインTバーを吊り下げる直吊り構造です。

図11.A-A断面図

図10.クロスタイプのブレース割付図(ブレース負担面積18m2の場合)

●メインTバーの吊りピッチは、1600mm以下としてください。(図8)●システム構成やモジュールがかわる場合は、Tバーのたわみ量の計算(P.23参照)をして吊りピッチを決定してください。

●Tバーの接続位置は、吊り位置(ハンガー位置)から300mm程度以内としてください。(図8)

●壁際は、壁から150mm程度以内で吊り下げてください。(図6・図8)

●壁際のメインTバーは壁から150mm程度で直吊りしてください。(図6・図8)●壁際のクロスTバーは壁から150mm程度にCチャンネルをわたし、吊り上げ、Tバーの落下防止と、間隔出しをしてください。(図8)

●LバーとTバーの接続は、変形追従のできるクロスジョイナLやLジョイナを使用してください。(図9)

●壁・柱にカールプラグやタッピングビスにて強固に取り付けてください。●カールプラグやタッピングビスの取付ピッチは450mm以内とし、端部は50mm以内としてください。

●ブレースの負担面積の設定については(P.2)を参照ください。●ブレースは負担面積以内にXY方向に1組配置してください。(図10・図11)●ブレースは、1600mm程度の間隔で均等に配置してください。●壁、シャッター、防煙スクリーン、下り天井等で天井の連続性が途切れる部分には、その両際に1600mmピッチ以内でブレースを配置してください。●防煙垂壁、間仕切等の重量物が取り付く部位には、その流れ方向に直角に1組づつ、1600mmピッチ以内でブレースを配置してください。

●ブレースの材料は天井懐・天井重量によって異なります。(P.4)を参照ください。●ブレースは必ず吊りボルト間に設置してください。Tバーに直接ブレースをとると地震時にTバーの変形や破断の原因となります。●ブレースを設置した吊りボルト部のハンガーは、Tバーとφ4mmのビスで固定してください。(図13)●ブレースの設置角度は30~45°以内とし、吊りボルトとは、それぞれ3点以上の箇所で溶接してください。(図12・図13)●天井ふところが1500mmを越える場合は、水平振れ止めをXY方向に1800mmピッチ以内で設置し、更にブレース補強をしてください。(図14)

※溶接のかわりに「溶接レスブレース金具」の使用も 可能です。

Lバーの取付

ブレースの施工

Lバー

ブレース

地震時に天井と壁に変位が生じるため、壁際は変形追従や天井板の落下防止に対応した構造です。

ブレース補強をすることにより、天井は軀体と一体にな

り地震時の天井の振れや慣性力が抑えられます。

図12.ブレース1組の施工例

図13.ブレース施工方法

図9.スチールTバーと Lバーの接続

約18㎡約18㎡

A A

12m18m

12m

ブレース

1600mm

18m

 ブレース金具 ブレース 

溶接3点 

 Tハンガー  M4ビス止め 

㋑ ㋺ ㋩

11m11m

ブレース

ブレース 3点溶接

3点溶接

30~45°程度以内

ブレース

1500mm以上

Tバー Lバー 

クロスジョイナL 

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20

[ クロスタイプ複合天井システムの設計・施工基準 ]

   部  位 設 計・施 工 基 準

天井板の割付け

天井板・ハイロッキーL(ロックウール化粧吸音板)

寸 法 の 設 定

図15.天井中間部の天井板の高さ

図17.天井板が3枚割りの場合の天井板落下防止

長 さ

幅と長さの関係

天井板は、施工のバラツキや吸湿によるたわみを考

慮して寸法を設定し、特に壁際では、天井と壁の変

位が生じるため、Tバーまたは、Lバーからはずれて

も落下しない構造とする必要があります。

図19.天井板の落下防止①

図18.天井板が4枚割りの場合の天井板落下防止

天 井 板 の落 下 防 止

図20.天井板の落下防止②

●天井板は必ずメインTバー側に乗せかかるように割付けてください。(図17・図18)

●天井板の寸法は、天井板の寸法公差やTバーのたわみや施工のバラツキを考慮し、TバーやLバーの枠内で天井板を片寄せしたとき天井板の最低乗せ掛け代が5mm以上となるように設定します。 天井板の寸法公差 ±1mm以下 Tバーのたわみ   ±2mm以下+ Tバーの施工誤差 ±2mm以下(設備ラインは±1.5mm以下)

天井板の最低乗せ掛け代5mm以上

●天井中間部の天井板の長さは、Tバー芯寸法マイナス10mmとしてください。(図15)●壁際の天井板の長さは、LバーとTバーの内寸法プラス19mmとしてください。(図16)●最大長さは2920mmとしてください。 (長尺タイプ)

●吸湿によりたわみの心配のある場合 (沖縄地区等)は300mm以下としてください。

●天井板の幅と長さの関係は、天井板のたわみを考慮して下記のとおりとしてください。

■中間部の天井板●天井中間部で天井板が4枚割り以上の場合は、中間部のHバーをTHハンガー2コ使用してTバーに取り付けてください。(図18・図19)■壁際の天井板●壁際等にクロスTバーが直交する側は、クロスTバーと直交してCチャンネルを2本わたし、Hバー全数を吊り下げてください。(図17・図18・図20)

天井板の幅(W) 300 400 530

天井板の最大長さ (Lmax) 1722 1592 1472

壁際等の部分とは・壁、垂壁際・柱周り・防煙スクリーン、シャッター、可動間仕切際・空調等設備開口部周り・その他、地震時に天井との変位が生じる部分

Lmax=W+77.5

3×102(mm)1933747

図16.壁際の天井板の高さ

P-10P

P:Tバーピッチ L:TバーとLバーの内寸L+19L

Hバーハンガー

Cチャンネル

THハンガー

Hバーハンガー

Cチャンネル

 CH113ハンガー

CT113ハンガー

Hバー

THハンガー 

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21

[ クロスタイプ複合天井システムの設計・施工基準 ]

部  位 設 計・施 工 基 準

点 検 口 用天 井 板

点検口

図21.点検口の落下防止①

図24.下り天井部のブレース補強

図22.点検口の落下防止②

●点検口用天井板の寸法は下記のとおりとしてください。

●固定用点検口バーはTHハンガー2コ使用してTバーに取り付けてください。(図21) ●固定用点検口バーにTHハンガーが取り付けられない場合は、隣接するHバーにTHハンガーを取り付けてください。(図22)●固定用点検口バーに可動用点検口バーを引掛けてください。(図22)●2連結の点検口の場合は、アルミ点検口バーを使用し、両側の固定用点検口バーをTHハンガーでTバーに固定してください。 (3連結以上はできません)(図23)

●上下の天井をブレース補強してください。 (1600mmピッチ以内)

●500mmピッチ程度で吊り下げ、1600mmピッチ以内に防煙垂壁と直角方向にブレース補強してください。●防煙スクリーン、シャッターは別途ブレース補強してください。 その両側の天井は壁際と同様に以下のように補強してください。

・壁際から150mmでTバーを吊り下げる。・Cチャンネルを2本とおし、CHハンガーでHバーを吊り下げる。・ブレースを1600mmピッチ以内に設置する。

点検口用天井板の長さ Tバー芯寸法マイナス10mm

点検口用天井板の幅 標準の天井板の幅マイナス6mm(400mmのとき394mmとなる)

下り天井部

防煙垂壁

図23.点検口の落下防止③(2連結)

図25.防煙垂壁のブレース補強

THハンガー

アルミ点検口バー(可動) アルミ点検口バー(固定)

THハンガースチール点検口バー

スチール点検口バー用落下防止金具

Hバー 

アルミ点検口バー(固定)

アルミ点検口バー(可動)

THハンガー

点検口用天井材

下がり天井バネ

ブレースTバー

アルミSバー

取付金具

チャンネル(アルミ押出材)

網入ガラス t6.8(別途)

ガラス受け(アルミ押出材)

吊リボルトφ4丸棒

Tハンガ-

ブレースブレース

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22

[ クロスタイプ複合天井システムの設計・施工基準 ]

部  位 設 計・施 工 基 準

照 明 器 具

間仕切

図26.一方向間仕切のブレース補強

図31.浮き上り防止

図28.照明器具・設備プレートの落下防止

●一方向間仕切等、自立性の低い間仕切が取り付く場合には、天井下地に間仕切と直角方向に1600mmピッチ以内にブレース補強をしてください。(図26)●間仕切壁等をTバーに取り付ける場合には、Tバーの回転が生じ易いのでTハンガーをφ4mmビスによりTバーに固定してください。(図27)

●収納壁等の重量物が付随した間仕切壁はシステム天井には取り付けられません。

●照明器具は、Tバーの頭に取付金具により乗せかけ、かつ、バネ・ビスよる浮き上り防止もしくは、ワイヤ2本により吊りボルトに取り付ける落下防止の方法を

採用しています。(図28) 

●スピーカ・感知器・スプリンクラー等の設備プレートは、設備ゾーンのTバーの間に乗せ掛け、かつ、金具をTバーに引掛けヒモでつなぎ落下防止をする方法、またはバーユニットにプレートをネジ止めすることにより、落下防止をする方法を採用しています。(図28) 

●ラインディフューザーやアネモ型吹出口は、設備ゾーンやダブルTバーの間に乗せかけ、固定金具等により浮き上りを防止する方法を採用しています。(図31・図33)

●空調吸込口はダブルTバーの25mmのスリットに設けます。●空調スリット幅25mmを保つためにWT50スペーサを1600mmピッチ以内で設けてください。

(図29・図30)●リターンカバーはダブルTバーの25mmのスリット部、取付金具2ケで設置してください。 (端から300mmの位置に取付)

●リターンカバーの上部にはWT50スペーサ1ケを設け浮き上り防止してください。(図30)●ダブルTバー部で、ラインディフューザーやリターンカバーを設置しない部分は目地カバーでスリットをふさいでください。(図29)●目地カバーの上部にはWT50スペーサ1ケを設け、浮き上り防止してください。

●天井懐内の空調機器、配管、ダクト等はスラブから直接吊り下げ、地震時の振動により天井の吊りボルトに当らない様にブレース補強をしてください。(図32)

照明器具、空調吹出口、吸込口、設備プレート等の設備はTバーに取り付け、かつ、バネ等による浮き上り防止またはワイヤ、ヒモによる落下防止の対策が必要になります。

設備器具

図29.目地カバーの浮き上り防止

図32.ダクトのブレース補強

間仕切設置部は、地震時に変位と慣性力が生じ

るため、天井下地の補強が必要となります。

設備プレート

空 調 吹 出 口

空 調 吸 込 口

WT50スペーサ

リターンカバー

目 地 カ バ ー

空 調 機 器 等

図27.間仕切のブレース補強

図30.リターンカバーの 浮き上り防止

図33.ラインディフューザーの 浮き上り防止

φ4mmビス止め

メインTバー

Tハンガー

パ-ティション

 固定金(スチールTバー用)

ブレース

ブレース

WT50スペーサ

WT50スペーサ

目地カバー リターンカバー

リターンカバー支持金具

100

設備プレートの幅

Tバー芯寸法マイナス10mm

設備プレートの最大長さ 1300mm

リターンカバーの定尺 1600mm

リターン開口面積 0.025×1.6=0.04m2

長さ500mm未満

長さ500mm以上1300mm 以下

ダウンライト用設備プレート 2 本 2本

ダウンライト用設備プレート以外 1 本 2本

設備プレートの寸法 落下防止ヒモの数

間仕切

ブレース

1600以内

1600以内

アネモ型吹出口

フレキシブルダクト

固定金具

(別途)

空調用ダクトブレース

フレキシブルダクト

固定金具

浮き上り防止バネ

設備プレート

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23

製 品 名 隙間の設定間隔施工時の施工場所の温度

5℃以上 20℃未満 20℃以上 35℃未満

アルミ製Tバー等 3,200mm

スチール製Tバー等 20,000mm

荷重を受ける天井枠の例 たわみ量計算式

①クロスタイプ クロスTバー

② Hバー

 (CHハンガーにより  吊り下げない場合

①ラインタイプ メインTバー

②クロスタイプ メインTバー

    

48EIδ1=

PL

3 

たわみについて

たわみ量の計算式

■天井枠のたわみTバー・Hバー等の天井枠は、天井板・設備機器(照明器具・空調吹出口など)の荷重を受けてたわみます。たわみ量が許容限度をこえないように、Tバーの間隔・インサートピッチ(支点間の距離)を決定してください。

■たわみ量の許容限度たわみ量の許容限度は、外観上から問題になることが多く、支点間の距離の1/800程度のたわみ量(または1/640)であれば、目視上はほとんど目立つことなく許容できます。計算によりたわみ量を求める場合は、材質・施工のバラツキを考慮して、許容限度は1/1000(または1/800)としてください。

天井のたわみ量の許容限度

■たわみ量の計算方法Tバーのたわみ量は①支点間の距離、②Tバーの断面形状、③材質(スチールまたはアルミ)、④接続構造(メインTバーまたはクロスTバー)、⑤荷重(集中荷重または分布荷重)によりかわり、次に示す計算式により求められます。

S:たわみ量(mm) L:支点間の距離(mm) E: スチールのヤング係数

2.1×104(kg/mm2)アルミのヤング係数7.5×103(kg/mm2)

I:断面二次モーメント(mm4) P:集中荷重(kg)  W:全荷重(kg)  ω:単位重量(kg/mm) 

スチールTバーの断面二次モーメントアルミTバーの断面二次モーメントHバーの断面二次モーメント40形2灯下面開放型照明器具アネモディフューザラインディフューザ(ℓ=1000)ハイロッキーL(15mm)スチールTバーアルミTバーHバー

:14192mm4

:30576mm4

:7193mm4

:8.0kg/1台:1.3kg/1台:2.3kg/1台:6.0kg/m2

:0.537kg/m:0.351kg/m:0.436kg/m

①集中荷重を受ける場合・両端支持

①集中荷重を受ける場合・3点連続支持

②等分布荷重を受ける場合・両端支持

δ4= ωL4  = WL

3 

∴w=ωL185EI 185EI

δ2= 5ωL4  = 5WL

3 

∴w=ωL384EI 384EI

48 5 EIδ3=

PL

3 

Tバーの隙間

■天井枠の湿度による伸びアルミやスチールのTバー、Lバーは温度差により伸び縮みします。特にアルミは、スチールに比べて2倍の線膨張係数であり、冬期で気温が低い場所に施工する場合は、使用開始後の温度条件を考慮して、接合部に適当な隙間をあけておかないと、夏期Tバーの通りに狂いを生じたり、極端な場合には、Tバーが蛇行を起すことになります。

■Tバーの伸びの計算方法(伸縮長さ)(長さ)(温度差)(線膨張係数)△L = L × △t × α α : 2.35×10-5(アルミ) α : 1.13×10-5(スチール)

■天井枠の隙間過去10年間の月別平均温度(東京)は、最高が8月の31.2℃、最低が1月の1.2℃でその温度差(△t)は30degです。この温度差におけるアルミの伸びは、定尺3.2mのアルミで約2.3mmにもなります。実際にはシステム天井の施工時の現場の温度と完工時の現場の温度差や使用時の部屋の温度差を考慮して、Tバーの隙間を決定しますが、一般的には下表の通りとしてください。

:9.6kg以下/1台:12.6kg/1台:16.2kg以下/1台:0.537kg/m:6.0kg/m2

Tバー15Dの断面二次モーメント40形2灯下面開放照明器具同オプション付Hf32形2灯下面開放照明器具同オプション付20形4灯下面開放照明器具

:13472mm4

:5.3kg/1台:6.9kg以下/1台:4.1kg/1台:5.7kg以下/1台:7.2kg/1台

2.4mmの隙間をあける 1.2mmの隙間をあける

7.2mmの隙間をあける 3.6mmの隙間をあける

■Tバーの温度による伸びのトラブルTバーの接合部に適切な隙間をあけずに施工した場合は過去にTバーの蛇行や、壁面のボードの圧壊等の被害が発生しています。特に次にあげる条件の時にトラブルが発生していますので注意して施工してください。

●広い部屋でTバーの長さが 40m程度を超える場合●窓際に平行にTバーを通す 場合●寒冷地で急速暖房する場合

同オプション付40形4灯下面開放照明器具同オプション付スチールTバーハイロッキーL(1.5mm)

Tバーの隙間カバー

Tバーの隙間には下記の目地カバーを使用してください。

P

LS1

S2L

ω

P P

S3 S3L L

S4 S4L L

ω

②等分布荷重を受ける場合・3点連続支持

たわみ量の許容限度 適用する天井のタイプ 適用する天井枠

レベル1 支点間の1/800(計算値では1/1000)

ラインタイプ クロスタイプ口の字タイプ スタータイプ

TバーHバー

レベル2 支点間の1/640(計算値では1/800)

EGスクエア・Fクロスタイプ シップラップタイプ

Tバースプラインバー

Tバー部目地カバー  Lバー部

目地カバー 

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24

たわみ量の許容限度を満足するためのシステム天井の制約条件 たわみ量計算部位(斜線部) たわみ量 許容限度 判

●Cチャンネルの間隔が1600mmより大きくなると、Tバーのたわみ量が許容限度を越えるため、Cチャンネルの間隔は1600mm以下としてください。●Tバーの間隔が1600mmより大きくなると、Hバーのたわみ量が許容限度を越えるため、Hバーを吊り上げてください。(ライン長尺タイプ・施工方法参照)。(ただし、ロッキーの幅が300mmの場合は1720mmとすることができます。)

  

合格

合格  

合格

合格

合格

●メインTバーの吊り間隔は1000mm以下としてください。● メインTバーの間隔が1600mmより大きくなると、Hバーのたわみ量が許容限度を越えるため、メインTバーの間隔は1600mm以下としてください。(ロッキーの幅400mmの場合)。ただし、ロッキーの幅が300mmの場合は1720mmとすることができます。●クロスTバー側に照明器具、天井板を乗せかける場合は、クロスTバーを直吊りしてください。

  

合格

不合格  

合格 

合格

合格

ラインタイプ メインTバーのたわみ量

S1部

(アルミTバーの場合)

δ1= WL3 =   16.8×1600

3      

=1.6

(スチールTバーの場合)

δ’1= WL3 =   17.1×1600

3      

=1.3

185EI 185×7.5×103×30576

185EI 185×2.1×104×14192

S2部

(アルミTバーの場合)

δ2= WL3 =   16.8×1600

3      

=1.3

(スチールTバーの場合)

δ’2= WL3 =   17.1×1600

3      

=1.0

185EI 185×7.5×103×30576

185EI 185×2.1×104×14192

Hバーのたわみ量

S3部

δ3= 5WL3 =  5×4.1×1432

3      

=1.0384EI 384×2.1×104×7193

L  = 1600 

=1.61000 1000

L  = 1600 

=1.61000 1000

L  = 1600 

=1.61000 1000

L  = 1600 

=1.61000 1000

L  = 1432 

=1.41000 1000

(レベル1)

Hバーのたわみ量

S8部

δ8= 5WL3 =  5×4.2×1492

3      

=1.2384EI 384×2.1×104×7193

L  = 1492 

=1.51000 1000

スチールメインTバーのたわみ量

S6部

L  = 1000 

=11000 1000

L  = 1500 

=1.51000 1000

(レベル1)

S7部

(メインTバーの吊りピッチ1000mmの場合)

δ7= WL3 =   11.4×1000

3      

=0.2

(メインTバーの吊りピッチ1500mmの場合)

δ’7= WL3 =   16.8×1500

3      

=1.0

185EI 185×2.1×104×14192

185EI 185×2.1×104×14192

L  = 1000 

=11000 1000

L  = 1500 

=1.51000 1000

(メインTバーの吊りピッチ1000mmの場合)

δ6= P L3  + W L

3 

= 9×10003  

+    7.3×10003      

=0.4

(メインTバーの吊りピッチ1500mmの場合)

δ’6= P L3  + W L

3 

= 9×15003  

+    7.3×15003 

=1.7

48 5EI 48 5×2.1×104×14192185EI 185×2.1×104×14192

48 5EI 48 5×2.1×104×14192185EI 185×2.1×104×14192

[ たわみについて ]

天井枠のたわみ量の計算例 単位(mm)

クロスタイプ 1500×1500(ハイロッキーL使用の場合)

1600

1600

3200 3200

3201440 1440 3201440 1440

S2 S1 S3

Cチャンネル32形2灯下面開放型照明器具

ハイロッキーL メインTバー

ハンガーインサート位置

1000 1000 1000 1000

1500

1500

スチールクロスTバー 32形2灯下面開放照明器具

ハイロッキーLスチールメインTバー

S7 S6

S8

Page 26: 照明設計資料 - Panasonic...V字配置 (逆)ハの字配置 V字配置 (逆)ハの字配置 V字配置 (逆)ハの字配置 V字配置 (逆)ハの字配置 1,000

25

たわみ量の許容限度を満足するためのシステム天井の制約条件 たわみ量計算部位(斜線部) たわみ量 許容限度 判

●メインTバーの吊り間隔は1280mm程度以下としてください。●Tバー部に後付けで照明器具等を取り付ける場合は、メインTバーは7kg以下、クロスTバーは3kg以下としてください。●照明器具は必ず、メインTバー側に固定してください。

合格

合格

●メインTバーの吊り間隔は1280mm程度以下としてください。●Tバー部に後付けで照明器具等を取り付ける場合は、メインTバーは7kg以下、クロスTバーは3kg以下としてください。

合格

合格

●メインTバーの吊り間隔は1280mm程度以下としてください。●Tバー部に後付けで照明器具等を取り付ける場合は、メインTバーは7kg以下、クロスTバーは3kg以下としてください。

合格

合格

天井枠のたわみ量の計算例 単位(mm)

スリム21 スクエアタイプ 1280×1280タイプ

スリム21 スクエアタイプ 640×1280タイプ

スリム21 スクエアタイプ 640×640タイプ

メインTバーのたわみ量

クロスTバーのたわみ量

S2部

δ2= 5WL3 =  5×5×1280

3      

=0.5384EI 384×2.1×104×13472

L  = 1280 

=1.6800 800

(レベル2)

(レベル2)メインTバーのたわみ量

S3部

48 5×2.1×104×13472

(照明器具によるたわみ量) (Tバー・天井板によるたわみ量) 

δ3= PL3  +  WL

3    

=    2.9×12803  

+     4×12803      

=0.4

48 5EI 185EI

185×2.1×104×13472

S4部

δ4= 5WL3 =  5×4.9×1280

3      

=0.5384EI 384×2.1×104×13472

メインTバーのたわみ量 (レベル2)

クロスTバーのたわみ量

クロスTバーのたわみ量

S1部

48 5×2.1×104×13472

(照明器具によるたわみ量) (Tバー・天井板によるたわみ量) 

δ1= PL3  +  WL

3    

=    4.8×12803  

+    3.5×12803      

=0.5

48 5EI 185EI

185×2.1×104×13472

L  = 1280 

=1.6800 800

L  = 1280 

=1.6800 800

L  = 1280 

=1.6800 800

L  = 1280 

=1.6800 800

L  = 1280 

=1.6800 800

S5部

48 5×2.1×104×13472

(照明器具によるたわみ量) (Tバー・天井板によるたわみ量) 

δ5= PL3  +  WL

3    

=    4.8×12803  

+     3.2×12803      

=0.5

48 5EI 185EI

185×2.1×104×13472

S6部

48×2.1×104×13472

(照明器具によるたわみ量) (Tバー・天井板によるたわみ量) 

δ6=δ7= PL3  + 5WL

3    

=   4.8×12803  

+   5×2.9×12803    

=0.6

48 5EI 384EI

384×2.1×104×13472

S7部

[ たわみについて ]

1280

1280

1280 1280

スチールクロスTバー

ハンガーインサート位置

スチールメインTバー

32形2灯照明器具+OAコンフォート

S1

S2

ハイロッキーL1280

1280

1280 1280

ハンガーインサート位置

スチールメインTバー

640

640

640

640640640640

640

32形2灯照明器具+平行ルーバ S3

S4

スチールクロスTバー

ハイロッキーL

1280 1280

スチールクロスTバー

ハンガーインサート位置

スチールメインTバー

640 640 640 640

1280

1280

640

640

640

640

54形2灯照明器具+平行ルーバ

S5

S6

S7

ハイロッキーL

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26

[ たわみについて ]

天井枠・バー

品 名 スチールTバー Tバー15D Tバー15P

寸 法 図

断面積(mm2) 68 55 56

断面二次モーメント(mm4) 14192 13472 11335

断面係数(mm3) 15.2

単位重量(kg/mm) 0.5 × 10-3 0.433× 10-3 0.433× 10-3

品 名 トータルバーZ スチール Lバー スチール L型 Lバー

寸 法 図

断面積(mm2) 95 59 25

断面二次モーメント(mm4) 66542 7040 1902

断面係数(mm3) 12.8 7.8

単位重量(kg/mm) 0.719× 10-3 0.460× 10-3 0.195× 10-3

品 名 アルミTバー アルミ Lバー アルミ L型 Lバー

寸 法 図

断面積(mm2) 130 116 83

断面二次モーメント(mm4) 30576 13936 12440

断面係数(mm3) 17.6 14.4 12.6

単位重量(kg/mm) 0.351× 10-3 0.313× 10-3 0.224× 10-3

品 名 アルミ点検口バー固定用 アルミ点検口バー可動用 アルミMバー

寸 法 図

断面積(mm2) 126 103 309

断面二次モーメント(mm4) 15003 8045 62005

断面係数(mm3) 19.6 16.6 18.5

単位重量(kg/mm) 0.340× 10-3 0.278× 10-3 0.834× 10-3

41.2

251.2

10.6

7.3

40

10.6

7.9

48

7.3

15 15

6.1

4110.6

7.3

15

43

34

81.2

378.2

12 7 3.5

10

25

32

8

153 2.7

25

20

2.5

41.8

251.8

7.3

4010.6

4.4

1.8

1025

34.5

8

15

34.5

1.8

3.8

20

16

37 35

56.5

1.8

14

40

7.3 7.3

10.6

31.9

Page 28: 照明設計資料 - Panasonic...V字配置 (逆)ハの字配置 V字配置 (逆)ハの字配置 V字配置 (逆)ハの字配置 V字配置 (逆)ハの字配置 1,000

27

天井枠・バー

品 名 アルミSバー(岩綿吸音板 t15用) アルミSバー(グラスウール t25用) アルミSバー(岩綿吸音板 t12用)

寸 法 図

断面積(mm2) 184 208 179

断面二次モーメント(mm4) 36573 37783 36003

断面係数(mm3) 15.1 14.2 15.4

単位重量(kg/mm) 0.496× 10-3 0.562× 10-3 0.483× 10-3

品 名 アルミ防煙垂壁用バー Hバー スプラインバー

寸 法 図

断面積(mm2) 313 56 43

断面二次モーメント(mm4) 62513 7193 5032

断面係数(mm3) 18.3 12.4 13.1

単位重量(kg/mm) 0.845× 10-3 0.436× 10-3 0.335× 10-3

品 名 Cチャンネル スチール点検口バー

寸 法 図

断面積(mm2) 70 51

断面二次モーメント(mm4) 14048 6183

断面係数(mm3) 19

単位重量(kg/mm) 0.546× 10-3 0.4 × 10-3

[ たわみについて ]

2512.5

7.3

10.6

1.8

4025

7.3

10.6

40

22.5

7.3

25

40.2

1.89.5

34.5

10.6

56.514

31.9

7.3 7.3

401.8

30

5

20

5

32

38

12

12.4

8.5

1.5

37.3

18

Page 29: 照明設計資料 - Panasonic...V字配置 (逆)ハの字配置 V字配置 (逆)ハの字配置 V字配置 (逆)ハの字配置 V字配置 (逆)ハの字配置 1,000

28

製品安全データシート[ ハイロッキーL ]

[ 製 品 の 名 称 ][ 一 般 名 ][ 製 品 の 概 要 ]

[ 会 社 情 報 ]会 社 名所 在 地担 当 部 門電 話 番 号F A X

ハイロッキーLロックウール化粧吸音板本製品はロックウールを主材料とし、結合材、混和材を用いて成形し、灰華石模様、非貫通状、凸凹状およびそれらの組合せなどの表面化粧をしたものである。なお、「ロックウール」とは、高炉スラグ、硅石、玄武岩等の岩石を主原料とし、これらを溶融し、繊維化して製造された人造鉱物繊維をいう。

:パナソニック電工株式会社(パナソニック電工施設照明株式会社):〒669-4141 兵庫県氷上郡春日町黒井908:照明事業本部 施設・屋外照明事業部システム天井開発グループ:0795-74-0786:0795-74-1308

化学物質等および会社情報1

単 一 製 品 、混 合 物官 報 公 示 整 理 番 号C A S 番 号ホルムアルデヒド放散等級アスベスト含有について

:混合物、ロックウール80%、結合・混和材20%:ロックウール…なし:ロックウール…なし:告示対象外:なし

組成、成分情報2

危 険 性有 害 性

環 境 へ の 影 響

:特になし:眼、皮膚などに触れたとき刺激を受けることがある。粉じんを長期にわたり多量に吸入したとき、呼吸器への影響を生じるおそれがある。:環境への影響の情報はない。

危険有害性の要約3

眼 に 入 っ た 場 合皮 膚 に つ い た 場 合

:異物感がなくなるまで清水で洗浄する。眼をこすってはならない。:付着した部分を石鹸水で洗浄し、やや熱めの温湯で洗い流す。外観に変化がみられたり、痛みが続く場合は直ちに医師の手当を受ける。

応急処置4

消 化 剤特 定 の 危 険 有 害 性

:大量の水、粉末、炭酸ガス、泡:国土交通大臣認定不燃材料なので、火災時の措置は特にない。ただし、本製品が高温にさらされた場合は、本製品に含有される結合材が熱分解を起こし、有害なガスが発生する可能性があるので、火災時にはそれらを吸入しないように極力風上に逃げること。

火災時の措置5

人体に対する注意事項環境に対する注意事項

:板状なので、漏出時の措置は特にない。:板状なので、漏出時の措置は特にない。

漏出時の措置6

取 扱 い 上 の 注 意

保 管 上 の 注 意

:本製品は切断等の加工をしない限り、特に注意することはない。切断等の加工をする場合は、次の注意事項を守ること。①切断は、カッターナイフ等の手動の工具で行う。②取扱いに際しては防じんマスクを着用し、必要に応じて、局所排気装置・除じん装置を設置する。③長袖の作業衣および保護手袋を着用する。必要に応じて、保護眼鏡を使用する。④取扱い後は、うがいおよび手洗いを励行する。:安全上問題はないが、品質上水濡れ厳禁とし、常温常湿の屋内保管とする。

取扱いおよび保管上の注意7

管 理 濃 度許 容 濃 度

[ 保 護 具 ]防 じ ん マ ス ク

保 護 眼 鏡手 袋 ・ 作 業 着

:吸入性粉じん…2.9mg/m3(鉱物性粉じんの遊離けい酸0%として):日本産業衛生学会(2001)設定なし ACGIH(2001)1f/cm3 (長さ5μm以上、直径3μm未満、アスぺクト比(長さ/直径)3以上の繊維)

:作業環境中の濃度が、上記の基準を超えるおそれのある場合は、防じんマスクを着用する。防じんマスクの型式は、国家検定の取替式防じんマスク、使い捨て式防じんマスクがあり、濃度が高い場合は取替式防じんマスクを、濃度が比較的低い場合は使い捨て式防じんマスクを勧奨する。いずれにしても顔面への密着の状態には特に留意し、フィルタの点検と交換などの保守管理を適切に行う。:必要に応じて、ゴーグル、サイドシール付き保護眼鏡など作業に適した保護具を使用する。:手袋、長袖の作業衣など作業に適したものを使用し、皮膚が露出しないようにする。

暴露防止及び保護措置(ロックウールとしての措置)8

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29

この情報は新しい知見に基づき、改訂されることがあります。記載内容のうち、含有率、物理/化学的性質等の情報は保証値ではありません。危険・有害性の評価は、現時点で入手できうる資料・データ等に基づいて作成しておりますが、すべての資料を網羅したわけではありません。

[ ハイロッキーL ]

物 理 的 状 態色

臭 い密 度吸 音 率

:板状:白色系:特になし:500kg/m3以下:0.3M~0.7M(Mは吸音機構が剛壁密着を意味する。)

物理的および化学的性質9

安定。アルカリには比較的強いが、酸に弱い。

安定性および反応性10

急 性 作 用

局 所 効 果慢 性 作 用

発 が ん 性

:眼に入った場合…物理的な刺激作用がある。:皮膚に付着した場合…かゆみや紅斑を生じることがあるが、一過性で慢性の障害を生じることはない。:知見なし:発生する粉じん中に吸入性繊維が含まれるので、長期間にわたり大量に吸入すると呼吸器系障害(じん肺)を生じるおそれが考えられる。しかし、現在において、ロックウールの取扱いにおいて、これに起因した障害が発生したことは報告されていない。:ロックウールはグラスウールと共にIARC(国際がん研究機関)では、グループ3(発がん性の分類できず:ヒトに対する証拠は不十分、動物に対する証拠は限定されている)に該当する。ECにおいては、グラスウールと同様にカテゴリー3(発がん性があるかもしれない:このカテゴリーは化学成分により決定される)に分類されている。

有害性情報(ロックウールとしての情報)11

現在のところ、本製品に関する環境影響に対する研究報告はない。なお、本製品には、内分泌撹乱物質いわゆる環境ホルモンといわれている物質は含有していない。

環境影響情報12

廃棄する場合は、周辺環境中に粉じんが飛散しないように注意する。なお、ロックウール製品から発生する廃棄物は、廃棄物の処理および清掃に関する法律に基づく「ガラスくず及び陶磁器くず・コンクリートくず」に該当し、通常の産業廃棄物として取扱って差し支えない。

廃棄上の注意13

輸送に関する法律に関する情報輸送の特定の安全対策および条件

:特になし:危険性はないが、輸送中の包装の破損などによって粉じんが飛散しないように注意する。

輸送上の注意14

ロックウールは、じん肺法、粉じん障害防止規則(粉じん則)において「鉱物」に該当し、次の作業を行う場合はじん肺法、粉じん則の適用を受ける。①鉱物(本製品)を裁断し、彫り、または仕上げする場所における作業(粉じん則別表1の6号)②鉱物(本製品)を動力により破砕し、粉砕しまたはふるいわける場所における作業(粉じん則別表1の8号)なお、平成5年1月1日付基発第1号労働省通達により「ガラス繊維及びロックウールの労働衛生に関する指針」が示されており、これに基づき、「ロックウールの労働衛生に関するマニュアル」を作成したので、この内容を遵守すること。ロックウールは労働安全衛生法第57条の2「文書の発行」の適用対象物質であるが、「特定化学物質の環境への排出量の把握等及び管理の改善の促進に関する法律」の適用対象物質とはなっていない。

適用法令15

[ 参 考 文 献 ]1.IARC…Monographs on the Evaluation of the Carcinogenic Risk of Chemicals to Humans   Vol. 43(1988),”Man-made fi bers, mineral fi bers and radon"2.硝子繊維協会、セラミックファイバー工業会、ロックウール工業会…「人造鉱物繊維(MMMF)繊維数濃度測定マニュアル」(1992)3.硝子繊維協会、ロックウール工業会…労働省安全衛生部化学物質調査課監修「硝子繊維及びロックウールの労働衛生に関する指針の解説」(1993)4.ロックウール工業会…「ロックウールの労働衛生に関する指針マニュアル」(1993)5.硝子繊維協会、ロックウール工業会…「工事現場等における人造鉱物繊維濃度測定マニュアル」(1995)6.中央労働災害防止協会…石綿代替繊維とその生体影響(1996)7.ロックウール工業会…ロックウール製品の特性と取扱い(1998)8.ILO「Code of practice on safety in the use of synthetic vitreous fi bre insulation wools (glass wool, rock wool, slag wool)」(2000)9.ACGIH…TLVs and BELs (2001)10.IARCプレスリリース「IARCモノグラフ・プログラム浮遊人造非晶質繊維による発がんリスクを再評価(2001.10.24)

その他の情報16

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30

[環境調和型商品]ハイロッキーLは、再生利用が可能です。(環境省より「広域再生利用指定産業廃棄物処理者指定」を受けています。)

[ホルムアルデヒド規制対象外商品]ハイロッキーLは、平成14年、国土交通省告示第1113号による告示対象建材ではありません。したがって、内装仕上げでの使用面積制限を受けません。

[ノンアスベスト商品]ハイロッキーLは、アスベストを含んでおりません。

[JIS認定商品]ハイロッキーLは、JIS A6301吸音材料に適合します。

[不燃材]法定不燃材として認められています。(改正建築基準法による認定番号 NM-8599)

[豊富なパターンと柄]

仕様・タイプ商品名 外 観 天井板寸法

(mm)厚みー密度(mm)(kg/㎡) 特 長

ハイロッキーL(ロックウール基材)

400×3200以下 T15-380K 事務所、学校、店舗に最適。自然なトラバー

チン柄で吸音・断熱性に優れています。

メッシュパネル 990×1490990× 990

鋼綿粉体塗装φ5 100 目φ5 50目

スポーツ施設や店舗に最適。照明と組み合わせてドラマチックな空間演出が可能。グラスウール天井板と合わせれば、衝撃に対するガードにもできます。

ホワイト・ブラック

色はホワイト以外にクールホワイト(特注)が対応できます。

スパークル柄 ファインフィッシャS柄 トラバーチン柄

広域再生利用指定産業廃棄物処理者指定

[ 天井板認定書について ]建築スパンと照明器具の種類の組み合わせで、用途に応じて選べるバリエーションです。

ハイロッキーLの特長

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平成 22年7月7日          御中

パナソニック電工株式会社照明事業本部

施設・屋外照明事業部システム天井開発グループ

井上

ロックウール吸音板に含有する石綿について

拝啓 貴社益 ご々清祥のことと存じます。平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。早速ではございますが。お問い合わせ頂いております、弊社が販売致しておりましたシステム天井用ロックウール吸音天井材「ハイロッキー」の石綿含有率につきまして以下の通りご回答申し上げます。ご査収頂きますよう何卒宜しくお願い申し上げます。

敬具

1  昭和 60 年以前に生産・販売されたロックウール吸音天井材「ハイロッキー」の石綿含有率は、約3%(重量比)です。

2  アスベストの種類は、白石綿(クリソタイル)です。

3  昭和 61年以降に生産・販売された商品は、ノンアスベスト商品で含有率は、0%です。

   〈備考〉   ① 施工後、使用中の商品につきましては、接着剤でアスベストを固着、表面を塗装に     て覆っているため、アスベストが浮遊することがなく、安全と考えております。   ② 表面にキズがある場合は、接着剤・塗料・パテなどで補修してください。

以上

Page 34: 照明設計資料 - Panasonic...V字配置 (逆)ハの字配置 V字配置 (逆)ハの字配置 V字配置 (逆)ハの字配置 V字配置 (逆)ハの字配置 1,000

告示対象外品「ロックウール吸音板(天井)」について

平成19年 4月26日ロックウール工業会吸音板部会

 平成14 年7月に建築基準法が改正され、建築物の居室内における化学物質(ホルムアルデヒド)の発散に対する衛生上の措置を取ることが義務づけられました。 平成14 年12月26日に衛生上の措置に関する技術的基準が告示され、この中でホルムアルデヒドを発散する建築材料として、第一種、第二種、第三種の三種の建築材料が定められ、等級によっては使用量の制限を受けることになりました。

 当工業会に関わる天井板の「ロックウール化粧吸音板(ロックウール吸音板)」はこの告示の中のホルムアルデヒド規制対象材料には含まれておりません。 尚、平成15年9月18日付国土交通省建築指導課発行の資料に、告示対象外で規制を受けない建材の例として、「ロックウール吸音板」が記載されております。

 従いまして、「ロックウール化粧吸音板(ロックウール吸音板)」はホルムアルデヒドの規制を受ける部位に何ら制限なくご使用いただけます。

 今後とも一層のご愛顧を賜りたく、よろしくご理解のほどお願い申し上げます。

以上

Page 35: 照明設計資料 - Panasonic...V字配置 (逆)ハの字配置 V字配置 (逆)ハの字配置 V字配置 (逆)ハの字配置 V字配置 (逆)ハの字配置 1,000

平成15年 9月18日

国土交通省建築指導課

告示対象外で規制を受けない建材の例とその扱い          

 告示対象外の建材については、ホルムアルデヒドの発散がほとんど認められないことから、居室の内装仕上

げや天井裏等に、規制を受けることなく使用することができます。

金 属 類

コンクリート類

窯 業 建 材

天 然 石 材

無 機 系 塗 装

(水和硬化型・自己接着型)

木 材

ボ ー ド 類

化 粧 材

塗 料

接 着 剤

仕 上げ 建 材

:アルミ板、銅板、ステンレス板、琺瑯鉄板(PCM板、塩ビ鋼板、カラーアルミ等を含む)

:コンクリート、モルタル、コンクリートブロック

:ガラス、タイル、レンガ

:石材、大理石

:漆喰、プラスター

:ムクの木材、縦継ぎ等面的に接着して板状に成形したものでないもの

:木質系セメント板、パルプセメント板、石膏ボード、ケイカル板、ロックウール吸音板

インシュレーションボード、ハードボード、火山性ガラス質複層板

竹製のフローリング(接着剤等は別途判断)

:印刷紙、オレフィンシート、突板、塩ビシート、高圧メラミン樹脂板

:告示対象以外の塗料

セラックニス類、ニトロセルロースラッカー、ラッカー系シーラー

ラッカー系下地塗料、塩化ビニル樹脂ワニス、塩化ビニル樹脂エナメル

塩化ビニル樹脂プライマー、合成樹脂エマルションペイント及びシーラー

合成樹脂エマルションペイント模様塗料、合成樹脂エマルションパテ、家庭用屋内壁塗料

建築用ポリウレタン樹脂塗料、つや有合成樹脂エマルションペイント

アクリル樹脂系非水分散樹脂塗料、オイルステイン、ピグメントステイン

:告示対象以外の接着剤

酢酸ビニル樹脂系エマルジョン形接着剤

ビニル共重合樹脂系エマルジョン形接着剤、ゴム系ラテックス形接着剤

エポキシ変性合成ゴム系ラテックス形接着剤

水生高分子-イソシアネート系接着剤、α-オレフィン樹脂系接着剤

エポキシ樹脂系接着剤、ウレタン樹脂系接着剤

変成シリコーン樹脂系接着剤、シリル化ウレタン樹脂系接着剤

ホットメルト形接着剤

:告示対象以外の接着剤

内装セメント系薄付け仕上塗材

内装消石灰・ドロマイトプラスター系薄付け仕上塗材