相談支援機関職員向け ~成年後見制度利用促進~ (3)「対応...
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相談支援機関職員向け~成年後見制度利用促進~(3)「対応状況一覧表」活用編
[令和2年8月19日サポートネット連絡会(区・区社協)][令和2年9月4日・7日・11日説明会]
成年後見制度利用促進基本計画に基づく中核機関 よこはま成年後見推進センター
(運営:横浜市社会福祉協議会 横浜生活あんしんセンター)
始めに・・・
相談支援機関専用ページ 5月配信 動画
(1)中核機関事業紹介編 (2)マニュアル紹介編
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対象者
権利擁護・成年後見制度の相談に対応し申立て等の支援を行う職員
・区役所 高齢・障害支援課 18か所
・地域包括支援センター 142か所
・基幹相談支援センター 18か所
・市・区社協あんしんセンター 19か所3
説明内容
1 様式1「進行管理シート」ポイント・更新版 解説
2 様式2「対応状況一覧表 兼 分析結果シート」趣旨
3 〃 入力対象・ポイント
4 〃 活用方法
5 〃 集約・提出について
6 〃 年度替わりについて4
1 様式1「進行管理シート」趣旨
【市内共通のシート導入の目的】
1 成年後見制度が必要と思われる方を確実に支援につなげる
2 市内のどの相談支援機関でも同じ支援が受けられるよう、
対応の標準化を図る
※全ての相談者に対し、ステップ4まで対応するということではなく、
相談者やご家族の状況等により、支援する範囲を確認しながら進める。5
1 様式1「進行管理シート」ポイント (1)
ステップ1 インテーク
各職場の「総合相談票」等での記録、管理
・権利擁護・成年後見制度・消費者保護に関する相談
→ 様式2「対応状況一覧表」に入力(相談1件一行)
・+継続支援となるもの
→ 様式1「進行管理シート」を併せて活用
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1 様式1「進行管理シート」ポイント (2)
ステップ1
★進行管理シートの活用目的
①アセスメント(対応手段の検討) ②支援の進行管理
ただし、虐待(疑い含む)案件は「虐待防止対応マニュアル」に沿って進めるため、様式1・様式2の入力不要
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1 様式1「進行管理シート」ポイント (3)
ステップ1
重大な課題(虐待除く)の有無☑ を確認
☑法的な課題(債務整理、相続未対応、消費者被害等)
☑身上監護の課題(サービス利用や施設入所できない等)
☑財産管理の課題(浪費、滞納、財産活用、財産保護等)
⇒必ず解決につなげる
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1 様式1「進行管理シート」ポイント (4)
重大な課題の有無を問わず、課題の整理・対応手段を検討☑
ステップ2 アセスメント・対応手段の検討
☑情報取集:関係者へのヒアリング、本人との面談
☑検討:チーム会議・カンファレンス(専門職派遣の活用)
⇒解決策として成年後見制度(法定)が相応しいかどうか
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1 様式1「進行管理シート」ポイント (5)
成年後見制度(法定)の利用が必要☑
ステップ3 申立支援
申立人の検討 本人申立→親族申立→区長申立 の順に検討
☑診断書の取得 ☑申立書類の作成 ☑後見人等候補者選定
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1 様式1「進行管理シート」ポイント (6)
ステップ4 後見人等選任後
☑後見人等を含むチーム会議の開催
☑後見人等に対応してもらいたい課題、今後の支援方針
☑緊急時の連絡体制・役割分担 の確認
関係者間の顔の見える関係づくりを支援
⇒終了
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1 相談対応 まとめ
◎重大な課題(法的・身上監護・財産管理)がある方に対して
必ず解決につなげる
◎成年後見制度が有効な解決策となる場合は、後見人等が就き、
本人の生活が安定するところまで見届ける
◎チーム会議、定例カンファレンス等で進捗確認 ※この後説明
◎判断に迷ったら、よこはま成年後見推進センターへ相談
または区サポートネットで専門職から助言を得る 12
個別支援の進捗管理で活用共有・モニタリングツール
2 様式2「対応状況一覧表」趣旨(1)
デモ(見本)
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2 様式2「対応状況一覧表」趣旨 (1)
様式1進行管理シートのステップ=様式2のステップ
①相談対応の見える化による毎月の進捗管理
区高齢・障害、包括、基幹相談、区社協あんしんCが作成
⇒ 共有・モニタリング
(定例カンファレンスやサポネ打ち合わせの場等を活用)
⇒ 区サポートネット専門職会議で報告14
2 様式2「対応状況一覧表」趣旨 (2)
②相談実態を把握し、区サポートネットで活用
⇒四半期毎に区域の「一覧表 兼 分析結果シート」を作成
⇒区サポートネット専門職会議等で報告
例1:地区ごとの相談件数を、高齢者数等と比較して分析
例2:相談者の種別の傾向から、今後の広報・啓発のあり方を検討
例3:次のステップに進まない案件を困難事例として全体会で検討
⇒区域を超えた課題は、市サポートネットでの検討と具体策へ 15
区サポートネット(専門職会議・全体会)の他、地域ケア会議、事業や啓発講座の企画、地域福祉保健計画推進会議 等
2 様式2「対応状況一覧表」趣旨(2)
デモ(見本)
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3 対応状況一覧表 入力開始日
■包括・区高齢担当:10月1日~
■基幹・区障害担当(生活支援C分含む):10月1日~
■区社協あんしんC:kintone項目追加で9月1日~
※10月以前から継続して関わっている案件も入力可(任意)
その場合は、「2020/10/1」受付日とする。
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3 対応状況一覧表 入力対象(高齢)
■包括:四半期報告(日計表)の相談内容の項目の内、
「成年後見制度」または「消費者保護」を全て入力
■区高齢者支援担当:相談受付票等が作成される相談の内、
成年後見制度利用の検討が必要な相談を全て入力
※包括単位でシートを作成するため、同じ相談が二重計上されな
いように両者で調整(定例カンファレンスの場等を活用)
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3 対応状況一覧表 入力対象(障害)-1
■基幹相談・区障害者支援担当:アセスメントの結果、
権利擁護の課題があり成年後見制度利用の検討が必要な案件
※区単位でシートを作成するため、同じ相談が二重計上されないように両者で調整(3機関定例カンファレンスの場等を活用)
※障害ケース共通イメージ → 次頁に例示
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3 対応状況一覧表 入力対象(障害)-2
① 区長申立てを検討中のケース
② いわゆる8050世帯(高齢の親と暮らす障害者)にあたるケース
③ 施設入所待機者(入所時の手続き等に後見人等の必要性があるケース)
④ 精神保健福祉法23条等の通報ケース
⑤ 社会的入院(長期入院)の対応ケース
⑥ 長期入院から地域移行への対応ケース
⑦ 計画相談事業所、生活支援センター等から相談があったケース 等20
3 対応状況一覧表 入力対象(区社協)
■区社協あんしんC:全ての相談を従来通りkintoneに入力
特に、あんしんC権利擁護事業利用者の内、判断能力が低下し、
成年後見制度に移行することが望ましい案件については、
専用アプリ(進行管理シート)で進捗管理をします。
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3 対応状況一覧表 入力ポイント(1)
この後、補足資料(※)にて説明
※入力・集約 基本ルール[令和2年度9月版]参照
・受理した相談1件あたり一行に入力
・進捗があれば、その行を更新入力(上書き)
↑四半期報告とはルールが異なるため注意
・右欄の「継続」または「終了」いずれかを必ず入力22
3 対応状況一覧表 入力ポイント(2)
・制度の説明時、情報提供として配付したものに「〇」
⇒パンフレットや申立書等の配付実績を集計することが可能
・重大な課題(法的課題・身上監護・財産管理)の有無「○×」
→有り「〇」の場合、課題内訳(重複可)を入力
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3 対応状況一覧表 入力ポイント (3)
・重大な課題 無「×」 または 法定後見の必要性 無「×」
⇒ステップ2で終了⇒終了日を入力+入力必須欄「終了」
= 一覧表を活用した進捗管理はしない
【モニタリングの対象】= 「継続」案件
①アセスメント中 ②重大な課題有り「〇」
③法定後見の必要性有り「〇」 24
3 対応状況一覧表 入力ポイント (4)
・重大な課題が無く、一覧表においては、過去に一旦終了とした案件で、その後、重大な課題があることが判明した場合
⇒新規の「継続」案件として、新しい行で受付し入力
(以前とは状況が変化)
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4 対応状況一覧表 活用①モニタリング
<定例カンファレンス(・区サポネ打ち合わせ等)>
○タイミング:原則 毎月
○準備:直近の様式2「対応状況一覧表」を紙で打ち出し
※必須入力欄「継続」を中心にモニタリング
○当日:支援のステップ進捗状況・支援方針・役割分担検討
⇒ 判断に迷ったら、よこはま成年後見推進センターへ相談、
または区サポートネットで専門職から助言を得る
○区社協も必要に応じて定例カンファレンスに出席 26
4 対応状況一覧表 活用②統計データ
対応状況一覧表の入力 ⇒「分析結果シート」に反映
<活用例>
①各機関ごとの統計を会議資料に活用
②地区ごとの統計を区地福計画・地区別計画で活用
③区全体の統計を区サポートネットで共有・報告
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4 対応状況一覧表 活用②サポートネット
市全体の分析結果を各区にフィードバックします。
市全体の分析結果・区の結果とデータ比較
市サポネでの協議・テーマ別部会で課題解決に向けた具体策の検討
区サポネ
市サポネ
四半期毎にシートを提出・各区のニーズ
区サポネでの取組・他区に参考になる取組を集約
本人の支援権利擁護の推進
本人の支援ひいては権利擁護の推進のため、区・市サポネが相互連携
連携手段の一つとして対応状況一覧表 兼 分析結果シートを活用 28
5 対応状況一覧表 集約(提出の基本ルール)
提出のタイミング
令和3年度以降四半期毎
相談支援機関から区への提出期限
区から推進センターへの提出期限
第1四半期(4月~6月) 7月15日 7月末日
第2四半期(4月~9月) 10月15日 10月末日
第3四半期(4月~12月) 1月15日 1月末日
第4四半期(4月~3月) 4月15日 4月末日29
5 対応状況一覧表 集約(令和2年度の提出)
提出のタイミング
令和2年度四半期毎
相談支援機関から区への提出期限
区から推進センターへの提出期限
第1四半期 ー ー
第2四半期 ー ー
第3四半期(10月~12月) 1月15日 1月末日
第4四半期(10月~3月) 4月15日 4月末日30
5 対応状況一覧表 集約 提出先(相談支援機関⇒区役所)
■包括:四半期毎(翌15日まで)に区高齢 地区の担当へ提出
■基幹:四半期毎(翌15日まで)に区障害 サポネ担当等へ提出
■区社協あんしんC:全相談を毎翌月5日までにkintone入力、
四半期毎(翌15日まで)に市あんしんCが一覧表を作成し、
各区サポネ担当へ提出
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5 対応状況一覧表 集約・フィードバック(区役所⇒中核/中核⇒区役所)
■区サポートネット担当者:四半期毎(翌月末日※まで)に、区で
集約した対応状況一覧表をよこはま成年後見推進センターへ提出
※1月末日・4月末日(・7月末日・10月末日)
■よこはま成年後見推進センター:四半期毎に18区を集約した
市域の分析結果シートを各区へ随時フィードバック32
5 対応状況一覧表 集約(包括⇒区)
区役所高齢者支援区サポネ担当
区役所高齢者支援担当地区担当(社会福祉職)
区単位
地域包括支援センター包括エリア
(地区)
四半期毎(翌月15日まで)にメールで提出
地区担当が包括の一覧表を確認区サポネ担当が全地区を集約
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5 対応状況一覧表 集約(基幹⇒区)
区役所障害者支援区サポネ担当
基幹相談支援センター
区単位
四半期毎(翌月15日まで)にメールで提出
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5 対応状況一覧表 集約(区⇒中核)
四半期毎(翌月末日まで)にメールで提出
区役所サポネ担当
よこはま成年後見推進センター
市単位
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5 対応状況一覧表 提出時の手順
<1月15日〆・4月15日〆(・7月15日〆・10月15日〆)>
①四半期毎に提出用のデータファイルを基データとは別に保存
→提出用データ
ファイル名:【提出用】機関名_区名_対応状況一覧表_R〇年度第○四半期
包括例:【提出用】潮田_鶴見_対応状況一覧表_R2年度第3四半期
基幹例:【提出用】基幹_鶴見_対応状況一覧表_R2年度第3四半期
②提出用データは対象者名の欄を空欄(氏名を消す)※列は残す36
5 対応状況一覧表 提出における注意点
★提出(メール送付)時にダブルチェック!!
☑【提出用】のデータを添付していますか?
☑【提出用】データにはパスワードがかかっていますか?
☑対象者名の欄は空欄(氏名を消す)になっていますか?
☑送信後、先方に電話で受取の確認をしましたか?
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6 対応状況一覧表 年度替わりについて
<令和3年度:4月1日~>
対応状況一覧表(更新版)の様式を3月下旬に下記掲載
横浜市社会福祉協議会 公式ホームページ 右手水色バナー
よこはま成年後見センターのページ(市民向け各種情報掲載)
相談支援機関専用ページ ID:soudan PW:kouken2088
ダウンロードしてご使用ください。
また、作業手順についても、併せて手順書を掲載します。38
最後に・・・
導入初年度のため、対応状況一覧表や分析結果シートについては、
皆様からのご意見を反映し、来年度に向けて改善していきます。
定例カンファレンスや区サポートネット等での活用を通じて、
こういうデータが欲しいというようなご意見があれば、
よこはま成年後見推進センターにお寄せください。↓
相談支援機関専用ページ 相談専用フォーム(24時間受付)
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ご清聴ありがとうございました。
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