及体科学研究勰匰磁務印及動研究分野 ⾼奈研究室 ·...

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械・航学科 械システムコース 体科学研究 磁動研究分野 ⾼奈研究室 主な研究内容の紹介 体科学研究 1号館3階307号室 [email protected] 液体は液体であなが,陽と陰ので構 成さ液体で,「水」,「油」に続く第3の液体と呼ていす。 た,融点が低く,常温で「塩」として存在すことか「常温溶融 塩」と呼ていす。液体は,蒸気圧が極て低いこ と高い電気伝導性有していことなどか,電解質反応 溶媒,として応用さてきした。本研究室では, 液体の新たな応用として,電気二重層現象活用した電 気二重層宇宙推機などの先 の開発数値と実験の両面か目指してい す。 液体静電噴霧に微細液滴形成程と不安定挙動 繊維静電向制御に革新的新素材創製 近年,木材繊維化学的機械的に で解きぐした CNF)という 素材が世界的に注目集ていす。 CNF30-40本の分子が水 素結合にって束になった幅約3 nm長さ2-3 μmの高結晶性の超微細繊維 であ,軽量お高強度,低熱膨張 性などの優た物理的特性有してい 液体用いた先の高性能化 す。本研究室では,CNFか成高強度単繊維の創製目指していすが,このうな本来の 優た特性有す単繊維得たには,単繊維構成すCNFの繊維向制御し,一方 向に揃えことが不可欠であことが明かとなっていす。本研究では,CNFの向制御す方法として,交流電 場利用したCNF静電流動向法新規に提案し,その基礎特性光学計測に解明していす。 単繊維創製用電場印加型と向度計測のたの光学系 秒放電に着火促に関す数値 誘電体放電(DBD)に生成濃度場お着火促効果 秒放電などに生成さ 非平衡は,中にお け高電子の衝突に などの反応性化学種低温で高 効率に生成すことができことか, 燃焼促排浄化など幅広く用い ていす。本研究室では,特に 燃焼促のたの基礎研究として, 高温高圧下におけ空気-混 合流に関して反応流動 構築し,数値に 時間での活性種生成特性展程明かにすととに活性種の寿命評価行ってい す。さに,小の高速注入に局時局所流動制御などの新たな応用に関す研究行っていす。

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機械知能・航空工学科 機械システムコース

流体科学研究所 電磁機能流動研究分野 ⾼奈研究室

主 な 研 究 内 容 の 紹 介 流体科学研究所 1号館3階307号室[email protected]

イオン液体は液体でありながら,陽イオンと陰イオンのみで構成される液体で,「水」,「油」に続く第3の液体と呼ばれています。

また,融点が低く,常温で「塩」として存在することから「常温溶融塩」とも呼ばれています。イオン液体は,蒸気圧が極めて低いことや高い電気伝導性を有していることなどから,電解質や反応溶媒,アクチュエータとして応用されてきました。本研究室では,イオン液体の新たな応用として,電気二重層現象を活用した電気二重層キャパシタや宇宙推進機などの先進エネルギーデバイスの開発を数値シミュレーションと実験の両面から目指しています。

イオン液体静電噴霧による微細液滴形成過程と不安定挙動

ナノ繊維静電配向制御による革新的セルロース新素材創製プロセス

近年,木材繊維を化学的・機械的にナノサイズまで解きほぐしたセルロースナノファイバー(CNF)というバイオマス

素材が世界的に注目を集めています。CNFは30-40本のセルルース分子が水素結合によって束になった幅約3 nm,長さ2-3 μmの高結晶性の超微細繊維

であり,軽量および高強度,低熱膨張性などの優れた物理的特性を有してい

イオン液体を用いた先進エネルギーデバイスの高性能化

ます。本研究室では,CNFから成る高強度セルロース単繊維の創製を目指していますが,このようなセルロース本来の優れた特性を有するセルロース単繊維を得るためには,セルロース単繊維を構成するCNFの繊維配向を制御し,一方向に揃えることが不可欠であることが明らかとなっています。本研究では,CNFの配向を制御する方法として,交流電場を利用したCNF静電流動配向法を新規に提案し,その基礎特性を光学計測により解明しています。

セルロース単繊維創製用電場印加型フローチャネルと配向度計測のための光学系

ナノ秒パルス放電による着火促進に関する数値シミュレーション

ナノパルス誘電体バリア放電(DBD)による生成ラジカル濃度場およびプラズマ着火促進効果

ナノ秒パルス放電などにより生成され

る非平衡プラズマは,プラズマ中における高エネルギー電子の衝突によりラジカルなどの反応性化学種を低温で高効率に生成することができることから,燃焼促進や排ガス浄化など幅広く用いられています。本研究室では,特にプラズマ燃焼促進のための基礎研究として,高温・高圧下における空気-メタン混合プラズマ流に関して反応流動モデリングを構築し,数値シミュレーションによりナノ時間スケールでの活性種生成特性やストリーマ進展過程を明らかにするとともに活性種の寿命評価を行っています。さらに,小エネルギーの高速注入による局時・局所流動制御などの新たな応用に関する研究も行っています。