５作品鑑賞特典『の・ようなもの』フィルムしおりプレゼント! !©1981／ニューズ・コーポレーション

　2011年に急逝するまでの約30年間、自主制作の実験精

神を保ったまま、日本映画界のトップ監督としてキャリ

アを更新し続けた森田芳光。

　ただし、全作に彼ならではの先進的なコンセプトが込

められているからこそ常にスリリングだったモリタ映画

ですが、それゆえ作品によっては、時代に先駆け過ぎてい

たりアイデアが先走っていたりで、十分な評価や理解が

得られているとは言い難いものも多々残されている、と

いうのが現状だと思います。そこで今回の連続上映。森

田作品のプロデューサーであり監督の奥様でもある三沢

和子さんの貴重なお話をうかがいつつ、「今」の視点から

そのフィルモグラフィを見つめ直し、前述のギャップを

出来る限り埋めてゆくことで、森田芳光というこの稀有

な映画作家の全体像に、改めて迫ろうという試みです。

　聴き手役を仰せつかり、その歴史的重責に震えており

ます……！

宇多丸（ライムスター）1969年東京都生まれ。ヒップホップ・グループ「ライムスター」のラッパー、またTBSラジオをメインに活躍するラジオ・パーソナリティ。1989年、大学在学中に日本語ラップグループ「ライムスター」を結成。デビューは1993年。日本ヒップホップの最初期よりシーンを開拓牽引し続けて、いまだに第一線で驚異的な活躍をみせている。また、2007年にTBSラジオ『ライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフル』がスタートすると、ラジオ・パーソナリティとしてもブレイク。番組内コーナーの本音で語り尽くされる映画批評コーナーが人気で、映画業界内にも多くのファンを持つ。2018年4月、TBSラジオでは65年以上続いた野球ナイター中継に幕を下ろし、宇多丸が担当する「アフター6ジャンクション」がスタートした。

宇多丸コメント

森田芳光 （もりた よしみつ）1950－2011

日大芸術学部在学中より8ミリ自主映画を制作。1981年「の・ようなもの」で鮮烈な劇場映画デビュー。ヨコ

ハマ映画祭作品賞、新人監督賞。その後1983年「家族ゲーム」でキネマ旬報作品賞、監督賞、脚本賞　ブルーリボン賞監督賞　文部大臣新人賞他、1985年

「それから」でキネマ旬報作品賞、監督賞　報知映画賞作品賞、監督賞他、1996年「（ハル）」で報知映画賞監督賞他、1999年「39 刑法第三十九条」で毎日映画コンクール監督賞他、2003年「阿修羅のごとく」でブルーリボン監督賞、日本アカデミー賞最優秀監督賞他。（受賞歴は一部）「家族ゲーム」が米5大都市で公開大ヒットした他、「39 刑法第三十九条」ベルリン映画祭、「失楽園」「阿修羅のごとく」モントリオール映画祭、各コンペ部門正式出品など。「バカヤロー！」シリーズ製作総指揮・脚本他、シナリオ作品、ＣＭ作品、レコード、著作多数。

2018年の

森田芳光

森田芳光全作品上映 &

全作品ライムスター宇多丸語り下ろし

『ライブイン茅ヶ崎』から40年、そして2020年森田芳光生誕70年にむけて

史上初!!

©東映

森田芳光（もりた よしみつ）1950－2011

日大芸術学部在学中より8ミリ自主映画を制作。1981年「の・ようなもの」で鮮烈な劇場映画デビュー。ヨコ

ハマ映画祭作品賞、新人監督賞。その後1983年「家族ゲーム」でキネマ旬報作品賞、監督賞、脚本賞　ブルーリボン賞監督賞　文部大臣新人賞他、1985年

「それから」でキネマ旬報作品賞、監督賞　報知映画賞作品賞、監督賞他、1996年「（ハル）」で報知映画賞監督賞他、1999年「39 刑法第三十九条」で毎日映画コンクール監督賞他、2003年「阿修羅のごとく」でブルーリボン監督賞、日本アカデミー賞最優秀監督賞他。（受賞歴は一部）「家族ゲーム」が米5大都市で公開大ヒットした他、「39 刑法第三十九条」ベルリン映画祭、「失楽園」「阿修羅のごとく」モントリオール映画祭、各コンペ部門正式出品など。「バカヤロー！」シリーズ製作総指揮・脚本他、シナリオ作品、ＣＭ作品、レコード、著作多数。

©1983日活／

東宝

©2006『間宮

兄弟』製作委

員会

©1984 ニュ

ー・センチュ

リー・プロデ

ューサーズ

©KADOKAW

A 1984

日程：2018年11月3日（土）～12月16日（日） 会場：池袋・新文芸坐

【特別料金／1本立て・完全入替制】

前売 1,500円　当日 一般1,800円、友の会1,600円【トークショー（全回上映終了後）】

宇多丸（ライムスター）、三沢和子（プロデューサー、森田芳光監督夫人）

※土曜・日曜のみの上映です（11/18の上映はなし）※当日はチケット記載の整理番号順でのご入場となります※整理番号付き前売券は当館窓口・チケットぴあ【Pコード 559-059】にて販売中※5作品鑑賞者特典あり。11月3日以降、劇場にてチケット5作品提示の上、引換え※トークショーは上映後に約１時間を予定しています※各種招待券使用不可

会場：新文芸坐 東京都豊島区東池袋1-43-5 マルハン池袋ビル3F問合せ：新文芸坐 ☎03（3971）9422主催：ぴあ／新文芸坐　協力：ニューズ・ コーポレイション／スタープレイヤーズ／サルーテ／国立映画アーカイブ

サンシャイン

60通り

グリーン大通り

明治通り

●ビックカメラ●パルコ

東口

新文芸坐

JR池袋駅

提供：ニューズ・コーポレイション、東映、新日本映像、日活、東宝、ハネシネマ、 KADOKAWA、フジテレビジョン、松竹、光和インターナショナル、アスミック・エース

※『ライブイン茅ヶ崎』は8mmフィルムで撮影された作品ですが、今回はDVDでの上映となります。※『シブがき隊　ボーイズ＆ガールズ』は35mmフィルムで撮影された作品ですが、今回の上映はDVDでの上映です。しかしビデオマスターの製作年度が古く画面にお見苦しい点がございます。※その他のDVD上映の作品も35㎜フィルムでの上映に較べると画面の状態が劣ります。※35mmフィルム上映の作品も、制作年度の古い作品はフィルムに経年劣化が見られる場合があります。

■ 各回完全入替制　■ 開場は上映の15分前（整理番号順入場）■ 特に表記ないものは35mmフィルム上映■ 各作品上映後、宇多丸（ライムスター）、三沢和子（プロデューサー）のトークあり

©1981／ニューズ・コーポレーション「の・ようなもの」 「家族ゲーム」 「ときめきに死す」 「メイン・テーマ」 「間宮兄弟」 「僕達急行 Ａ列車で行こう」

©1983日活／東宝 ©1984 ニュー・センチュリー・プロデューサーズ ©KADOKAWA 1984 ©2006『間宮兄弟』製作委員会 ©東映

上映スケジュール

12月

25（日）

未来の想い出 （1992／118分／DVD※） 清水美砂、工藤静香、デビット伊東、和泉元彌、橋爪功 他

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藤子・Ｆ・不二雄との共同企画で『ビッグコミック』に発表されたコミックを実写映画化。

15:10トーク 17:20〜18:20

（ハル） 提供：国立映画アーカイブ（1996／118分） 深津絵里、内野聖陽、戸田菜穂、宮沢和史、竹下宏太郎 他

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パソコン通信を通じて知り合った男女が、お互いの顔も知らぬまま愛を育んでいく様を描いたラブ・ストーリー。

18:50トーク 21:00〜22:00

本

11月

3（土）

ライブイン茅ヶ崎 （1978／78分／DVD※） 青木真己、石井保、三沢信子

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第2回｢PFF｣に出品された８ミリ映画。森田の生まれ故郷である茅ヶ崎市を舞台に3人の平凡な日常を描いた。

12:30トーク 14:05〜15:05

の・ようなもの （1981／103分） 秋吉久美子、伊藤克信、尾藤イサオ、でんでん 他

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1981年、森田監督の劇場用映画デビュー作。落語の世界を舞台に、コメディの要素を取り入れた青春群像映画。

15:35トーク 17:30〜18:30

シブがき隊ボーイズ&ガールズ （1982／78分／DVD※） 薬丸裕英、本木雅弘、布川敏和 他

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当時絶大な人気を誇っていたシブがき隊を主演に迎えた青春映画。ひと夏の恋と冒険を軽やかに描く。

19:00トーク 20:30〜21:30

4（日）

◯噂のストリッパー （1982／67分） 岡本かおり、宮脇康之、三崎奈美、太田あやこ、佐藤恒治 他

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日活ロマンポルノ用に書き下ろした企画を自ら映画化。魅力的なストリッパーに想いを寄せる青年は果たして？

ピンクカット 太く愛して深く愛して （1983／68分／DVD※） 寺島まゆみ、伊藤克信、井上麻衣 他

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森田監督の日活ロマンポルノ第2弾。セクシーな女性達が働く理容店を舞台に、ある男子の恋の顛末を見つめる。

15:10トーク 17:35〜18:35

家族ゲーム （1983／106分） 松田優作、伊丹十三、由紀さおり、宮川一朗太、辻田順一 他

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森田監督の代名詞的作品。中流家庭を舞台に、家庭教師が巻き起こす騒動をシニカルな笑いとともに描いていく。

19:05トーク 21:00〜22:00

10（土）

ときめきに死す （1984／105分） 沢田研二、杉浦直樹、樋口可南子、宮本信子、加藤治子 他

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孤高のテロリストが宗教家暗殺に失敗するまでの過程を、男女3人の奇妙な共同生活を軸に描いたクライム・ムービー。

15:15トーク 17:10〜18:10

メイン・テーマ （1984／101分／DCP） 薬師丸ひろ子、野村宏伸、桃井かおり、財津和夫、太田裕美 他

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当時人気絶頂だった薬師丸ひろ子を主演に迎えたラブ・ストーリー。相手役は、オーディションで発掘された野村宏伸。

18:40トーク 20:30〜21:30

11（日）

それから 提供：国立映画アーカイブ（1985／130分） 松田優作、藤谷美和子、小林薫、中村嘉葎雄、草笛光子、笠智衆 他

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夏目漱石の名作を映画化。30歳を超えても定職につかず、日々を気ままに暮らす男が自らの生きる道を見つけていく。

15:10トーク 17:30〜18:30

そろばんずく （1986／109分／DVD※） 石橋貴明、木梨憲武、安田成美、小林薫、名取裕子 他

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バラエティ番組で大ブレイク中だったお笑いコンビのとんねるずを主演に迎えたハイテンションなコメディ。

19:00トーク 21:00〜22:00

17（土）

悲しい色やねん （1988／102分） 仲村トオル、高嶋政宏、藤谷美和子、石田ゆり子、高島忠夫 他

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新感覚ヤクザ映画。サラリーマンから組の2代目を継ぐことになった青年の葛藤、対立する組織の組員との友情を描く。

15:25トーク 17:15〜18:15

愛と平成の色男 （1989／96分） 石田純一、鈴木保奈美、武田久美子、財前直見、鈴木京香 他

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昼はエリート歯科医、夜はクールなサックス奏者というバブル期を象徴したような男を主人公にしたラブ・コメディ。

18:45トーク 20:30〜21:30

24（土）

キッチン （1989／106分／DVD※） 川原亜矢子、松田ケイジ、橋爪功、四谷シモン 他

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吉本ばなな（現・よしもとばなな）のベストセラー小説の映画化。主人公は、3万人の中から選ばれた川原亜矢子。

15:05トーク 17:00〜18:00

おいしい結婚 （1991／109分） 三田佳子、斉藤由貴、唐沢寿明、田中邦衛、小林稔侍、橋爪功 他

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適齢期を迎え結婚を急かされている女性が、母を欺くために同僚を恋人に仕立て上げたものの、本当に結婚することになり…。

18:30トーク 20:30〜21:30

1（土）

失楽園 （1997／117分） 役所広司、黒木瞳、寺尾聰、柴俊夫、星野知子、木村佳乃 他

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300万部を超えるベストセラーの同名原作の映画化。お互いに家庭を持つ二人が道ならぬ恋にのめり込んでいく。

14:30トーク 16:35〜17:35

39 刑法第三十九条 （1999年／133分） 鈴木京香、堤真一、岸部一徳、杉内直樹、樹木希林、江守徹 他

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かねてよりサスペンスに興味を持っていた森田監督によるオリジナル法廷劇。

18:05トーク 20:30〜21:30

2（日）

黒い家 （1999／118分） 内野聖陽、大竹しのぶ、西村雅彦、田中美里、小林薫 他

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第4回日本ホラー大賞を受賞した貴志祐介の同名原作を映画化。

15:05トーク 17:15〜18:15

模倣犯 （2002／123分） 中居正広、山﨑努、伊東美咲、木村佳乃、津田寛治、藤井隆 他

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メディアを利用し、人々を翻弄する連続殺人犯の暴走を描いたサスペンス大作。

18:45トーク 21:00〜22:00

8（土）

阿修羅のごとく （2003／135分） 大竹しのぶ、黒木瞳、深津絵里、深田恭子、八千草薫、仲代達矢 他

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昭和を代表する脚本家であり、森田監督自身もファンを公言していた向田邦子の名作ドラマをリメイク。

14:15トーク 16:40〜17:40

海猫 （2004／129分） 伊東美咲、佐藤浩市、仲村トオル、蒼井優、三田佳子 他

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『模倣犯』で鮮烈な印象を残した伊東美咲をヒロインに抜擢し、しっとりした大人の恋愛を描いた作品。

18:10トーク 20:30〜21:30

9（日）

間宮兄弟 （2006／119分） 佐々木蔵之介、塚地武雅、常盤貴子、沢尻エリカ、北川景子 他

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30歳を過ぎても趣味に没頭し、マイペースな暮らしを続ける兄弟と彼らを取り巻く人々の日常を切り取ったヒューマン・ドラマ。

15:15トーク 17:25〜18:25

サウスバウンド （2007／114分） 豊川悦司、天海祐希、北川景子、松山ケンイチ 他

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破天荒で何物にも捕らわれない自由な父親と、彼に振り回される子供たちの苦悩を爽やかに描いた家族ドラマ。

18:55トーク 21:00〜22:00

15（土）

椿三十郎 （2007／119分） 織田裕二、豊川悦司、松山ケンイチ、鈴木杏、鈴木亮平、中村玉緒 他▲

黒澤明監督、三船敏郎主演の日本映画史に残る傑作時代劇を、オリジナルの脚本そのままにリメイク。

14:50トーク 17:00〜18:00

わたし出すわ （2009／110分） 小雪、小池栄子、黒谷友香、小澤征悦、山中崇、仲村トオル 他

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“お金と人間の織りなす関係”をテーマにした異色のヒューマン・ドラマ。

18:30トーク 20:30〜21:30

16（日）

武士の家計簿 （2010／129分） 堺雅人、仲間由紀恵、松坂慶子、中村雅俊、西村雅彦、草笛光子 他

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算用者として代々加賀藩の財政に携わってきた下級武士が、厳しい倹約生活を送りながらも家族と力強く生きていく姿を描く。

15:05トーク 17:25〜18:25

僕達急行 A列車で行こう （2012／117分） 松山ケンイチ、瑛太、貫地谷しほり、村川絵梨、ピエール瀧、松坂慶子 他

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“鉄道好き”という共通の趣味を介して知り合った対照的な境遇のふたりの青年を描いたハートフル・コメディ。

18:55トーク 21:00〜22:00