App Bridge Monitor Agent 監視サービス · - 1 - 1.本書の役割 本書は、App Bridge...

25
Ver.1.15.0 App Bridge Monitor Agent 監視サービス Windows Agent インストールガイド

Transcript of App Bridge Monitor Agent 監視サービス · - 1 - 1.本書の役割 本書は、App Bridge...

Page 1: App Bridge Monitor Agent 監視サービス · - 1 - 1.本書の役割 本書は、App Bridge Monitor Windows Agentのインストール方法について説明するものです。

Ver.1.15.0

App Bridge Monitor

Agent 監視サービス

Windows Agent インストールガイド

Page 2: App Bridge Monitor Agent 監視サービス · - 1 - 1.本書の役割 本書は、App Bridge Monitor Windows Agentのインストール方法について説明するものです。

目次

1.本書の役割 ........................................................................................1

2.監視対象ノードの登録 ..............................................................................2

3.Agent のインストール ...............................................................................5

3.1 Agent の前提条件、対象 OS ..........................................................................5

3.2 監視対象サーバへのログイン ........................................................................5

3.3 セットアップファイルのダウンロードと解凍 ..........................................................5

3.4 インストール ......................................................................................6

3.5 Smart Controller での設定 ..........................................................................9

3.6 動作確認 ......................................................................................... 12

4.Agent のアンインストール .......................................................................... 14

5.Windows Agent のアップグレード .................................................................... 15

6.ノードの再設定 ................................................................................... 15

7.Windows Agent のサービス制御 ...................................................................... 16

7.1 Windows サービス構成 .............................................................................. 16

7.2 Service Control によるサービス制御 ................................................................ 16

8.Windows Agent のプロキシ設定 ...................................................................... 17

8.1 プロキシサーバの設定 ............................................................................. 17

8.2 プロキシサーバ情報の設定 ......................................................................... 18

8.2.1 プロキシサーバを使用しない場合 ............................................................... 18

8.2.2 プロキシサーバを手動指定する場合 ............................................................. 18

8.2.3 プロキシサーバを IE設定情報から引き継ぐ場合 .................................................. 18

8.2.4 プロキシサーバを PAC ファイルで決定する場合 ................................................... 18

8.3 認証情報の設定 ................................................................................... 19

8.3.1 プロキシサーバが認証を必要としない場合 ....................................................... 19

8.3.2 プロキシサーバがクリアテキスト認証を必要とする場合 ........................................... 19

8.3.3 プロキシサーバが Windows 統合認証を必要とする場合 ............................................. 19

8.4 Internet Explorer から引き継がれる設定情報 ........................................................ 20

8.4.1 引き継がれる設定 ............................................................................. 20

8.4.2 Internet Explorer 設定情報の優先順位 .......................................................... 20

8.4.3 プロキシサーバの自動検出動作 ................................................................. 20

8.4.4 WinHTTP Proxy Auto-Discovery Service ......................................................... 21

8.4.5 .NET Framework による Internet Explorer 設定のキャッシュ ....................................... 21

8.4.6 サービスログオンアカウントの変更 ............................................................. 21

8.5 サービスログオンアカウントの変更方法 ............................................................. 22

9.監視項目、監視条件の変更 ......................................................................... 23

Page 3: App Bridge Monitor Agent 監視サービス · - 1 - 1.本書の役割 本書は、App Bridge Monitor Windows Agentのインストール方法について説明するものです。

- 1 -

1.本書の役割

本書は、App Bridge Monitor Windows Agentのインストール方法について説明するものです。

Azure Cloud Servicesをご利用の際は、「App Bridge Monitor Agent監視サービス Windows Agentイン

ストールガイド Azure Cloud Services編」を参照下さい。

Page 4: App Bridge Monitor Agent 監視サービス · - 1 - 1.本書の役割 本書は、App Bridge Monitor Windows Agentのインストール方法について説明するものです。

- 2 -

2.監視対象ノードの登録

Windows Agent による Agent 監視サービスを実施するためには、監視対象サーバをノードとして登録し

ます。本操作はユーザロール EnterpriseAdmin/NodeAdmin で実施できます。

新しいノードを登録するには、App Bridgeサイトにログインいただき、<メインメニュー/ノード管理/

ノード一覧>の[ノード登録]ボタンをクリックします。

Page 5: App Bridge Monitor Agent 監視サービス · - 1 - 1.本書の役割 本書は、App Bridge Monitor Windows Agentのインストール方法について説明するものです。

- 3 -

登録するノードの情報を入力します。入力が完了したら、[確認]ボタンをクリックします。

項目名称 設定内容 備考

ノード CD 監視対象ノードを一意に識別するための

ノード CDを入力します。以降の処理には、

このノード CDが必要です

半角英字、数字、アンダース

コア( _ )、ハイフン( - )を

で構成された文字列

ノード名 任意のノード名を入力します

種類 ノードの種類をプルダウンメニューから

選択します

次ページの種類の一覧を参照

して下さい

スケーリング制御 AWS Auto Scaling など、サーバインスタ

ンスを動的に増減させる場合チェックし

ます(※1)

統計保有日数(日) 統計情報を保存する日数を選択します

応答監視エンドポイント

上限数(件)

応答監視(Ping 監視、HTTP 監視、TCP ポ

ート監視)のエンドポイント数を選択しま

す。エンドポイント数は、監視したい Ping

FQDN、HTTP URL、HTTPS URL、TCP FQDN

とポート番号の合計です(※2)

API 監視 API を利用したインスタンスのステータ

ス監視を実施する場合、チェックします

(※3)

※1:スケーリング制御の解説は「App Bridge Monitorファーストステップガイド」を参照下さい

※2:「App Bridge Monitor 応答監視サービスガイド」を参照下さい。

※3:「App Bridge Monitor API 監視サービスガイド」を参照下さい。

Page 6: App Bridge Monitor Agent 監視サービス · - 1 - 1.本書の役割 本書は、App Bridge Monitor Windows Agentのインストール方法について説明するものです。

- 4 -

種類の一覧は以下のとおりです。グレーアウトしている種類は本マニュアルの対象外です。

# 種類 内容 スケーリング

制御

1 Windows

(On-Premises)

Windowsサーバ 選択可

2 Windows

(Microsoft Azure Cloud Services)

Azure Cloud Servicesで稼働する Windows

サーバ

必須

3 Windows

(Microsoft Azure Virtual Machines)

Azure Virtual Machinesで稼働する

Windowsサーバ

選択可

4 Windows

(Amazon EC2)

Amazon Web Services で稼働する Windows

サーバ

選択可

5 Linux

(On-Premises)

Linuxサーバ 選択可

6 Linux

(Microsoft Azure Virtual Machines)

Azure Virtual Machinesで稼働する Linux

サーバ

選択可

7 Linux

(Amazon EC2)

Amazon Web Services で稼働する Linuxサ

ーバ

選択可

8 Microsoft Azure SQL Databases Azure SQL Databases サーバ 選択不可

9 Network Device ネットワーク機器(ルータ、ファイアウォ

ールなど)

選択不可

表示されたノード登録確認画面で入力した内容を確認し、「内容を確認しました」のチェックボックスに

チェックを入れて、[決定]ボタンをクリックします。

これでノード登録は完了です。ご登録頂いたメールアドレスに「App Bridge 利用手続き完了通知(ノー

ド登録完了)」が電子メールで送信されます。

Page 7: App Bridge Monitor Agent 監視サービス · - 1 - 1.本書の役割 本書は、App Bridge Monitor Windows Agentのインストール方法について説明するものです。

- 5 -

3.Agentのインストール

3.1 Agentの前提条件、対象 OS

Windows Agentがサポートする環境、前提条件については、「App Bridge Monitor Agent サポートリスト」

を参照下さい。

3.2 監視対象サーバへのログイン

監視対象サーバに管理者権限を持つアカウントでログインします。

3.3 セットアップファイルのダウンロードと解凍

対象のセットアップファイルを以下のサイトからダウンロードし、解凍します。

http://www.app-bridge.com/Setup_Monitor.html

ダウンロードファイル 含まれるセットアップファイル 備考

SetupABMAgent_v011500.zip SetupUCS.msi

Windows Server 2008/2008 R2 の場合はご注意ください!

.NET Framework 4.5 以降がインストールされていない環境では

セットアップ実行前に.NET Framework のインストールが必要です

.NET Framework については、以下のマイクロソフト社 Webサイトをご参照下さい

<<.NET Framework ガイド>>

Page 8: App Bridge Monitor Agent 監視サービス · - 1 - 1.本書の役割 本書は、App Bridge Monitor Windows Agentのインストール方法について説明するものです。

- 6 -

3.4 インストール

解凍フォルダの SetupUCS.msiを実行します。

表示される画面に従い、[Next]ボタンをクリックします。

インストールフォルダを選択し、[Next]ボタンをクリックします。

Page 9: App Bridge Monitor Agent 監視サービス · - 1 - 1.本書の役割 本書は、App Bridge Monitor Windows Agentのインストール方法について説明するものです。

- 7 -

[Next]ボタンをクリックします。

Use Smart Installをチェックし、[Next]ボタンをクリックします。

Page 10: App Bridge Monitor Agent 監視サービス · - 1 - 1.本書の役割 本書は、App Bridge Monitor Windows Agentのインストール方法について説明するものです。

- 8 -

インストールが実行されます。

インストールが完了しました。[Close]ボタンをクリックしてウィンドウを閉じてください。

Page 11: App Bridge Monitor Agent 監視サービス · - 1 - 1.本書の役割 本書は、App Bridge Monitor Windows Agentのインストール方法について説明するものです。

- 9 -

3.5 Smart Controllerでの設定

インストールが終了すると Smart Controllerが自動的に起動します。 [Smart Install]ボタンをクリッ

クしてください。

Smart Downloadの入力ウィンドウが起動します。

設定項目 設定内容 備考

FQDN mercury.app-bridge.com

Port# 443

User CD ユーザコード EnterpriseAdmin、または ServiceAdminのユーザ

を指定します

Password ユーザのパスワード 指定したユーザのパスワードを指定します

Owner CD 対象のオーナコード 「App Bridge Monitor利用手続き完了通知」に記

載されているオーナコードを指定します

Node CD 対象のノードコード 登録したノードのノードコードを指定します

App Bridgeセンタへの HTTPS 通信をプロキシ

サーバ経由とする場合、[Proxy]ボタンをクリッ

クし、プロキシ情報を設定して下さい。

プロキシ設定の詳細は、後述の「Windows Agent

のプロキシ設定」をご参照下さい。

プロキシの設定はパフォーマンスに影響する

場合があります。プロキシサーバを使用しない

場合でも、「Windows Agentのプロキシ設定」を

ご一読いただくようお願い致します。

Page 12: App Bridge Monitor Agent 監視サービス · - 1 - 1.本書の役割 本書は、App Bridge Monitor Windows Agentのインストール方法について説明するものです。

- 10 -

[OK]ボタンをクリックすると、設定情報を取得し、標準監視項目を設定します。この処理には、数十秒

~数分を要します。

設定情報の入手が成功すると、以下の画面が表示されます。 [OK]ボタンをクリックしてください

Page 13: App Bridge Monitor Agent 監視サービス · - 1 - 1.本書の役割 本書は、App Bridge Monitor Windows Agentのインストール方法について説明するものです。

- 11 -

インストールが完了すると Service Controlが起動します。Leading Service、Watch Service、Agent

Service、Condition Service が起動していることを確認します。

これでインストールは終了です。標準的な監視は始まっています。

Page 14: App Bridge Monitor Agent 監視サービス · - 1 - 1.本書の役割 本書は、App Bridge Monitor Windows Agentのインストール方法について説明するものです。

- 12 -

3.6 動作確認

監視対象サーバの状態を確認するには、<メインメニュー/ノード管理/ノード一覧>のステータスを確

認します。対象サーバのステータスが「Unknown」以外であれば、監視されています。サーバ状態の詳細を

確認する場合は、ノード CD をクリックします。

監視対象サーバの詳細情報が表示されます。統計情報を確認するには、該当のアイコンをクリックしま

す。

Page 15: App Bridge Monitor Agent 監視サービス · - 1 - 1.本書の役割 本書は、App Bridge Monitor Windows Agentのインストール方法について説明するものです。

- 13 -

統計情報が表示されます。

Page 16: App Bridge Monitor Agent 監視サービス · - 1 - 1.本書の役割 本書は、App Bridge Monitor Windows Agentのインストール方法について説明するものです。

- 14 -

4.Agentのアンインストール

Service Controlのメニューから「Service」-「All Service」-「Stop」を実行し、App Bridge Monitor

全サービスを終了させます。サービス終了後、Service Controlは閉じてください。

「コントロールパネル」-「プログラムと機能」で「App Bridge Monitor」を選択し、アンインストー

ルを実施します。

Page 17: App Bridge Monitor Agent 監視サービス · - 1 - 1.本書の役割 本書は、App Bridge Monitor Windows Agentのインストール方法について説明するものです。

- 15 -

5.Windows Agentのアップグレード

Windows Agentをアップグレードする場合、アンインストールを実行したのち、再度新しいバージョン

のインストールを実行してください。設定情報は引き継がれます。

ダウングレード(古いバージョンのインストール)は保証していません。

6.ノードの再設定

インストールしている Agent を異なるノードに変更する、またはノードを変更せずにノード設定をリフ

レッシュする場合、「ノードの再設定」を実施します。

「ノードの再設定」を実施するためには、監視対象サーバに管理者権限を持ったアカウントでログイン

し、スタートメニューから「App Bridge Monitor」-「Smart Install」を起動します。起動した Smart

Controller で「Change Config」をクリックし、表示される画面に従って設定します。

なお、異なるノードに変更した場合、及びノードを変更せずにノード設定をリフレッシュした場合、い

ずれの場合も各種監視設定は維持されます。

Page 18: App Bridge Monitor Agent 監視サービス · - 1 - 1.本書の役割 本書は、App Bridge Monitor Windows Agentのインストール方法について説明するものです。

- 16 -

7.Windows Agentのサービス制御

7.1 Windowsサービス構成

App Bridge Monitor Windows Agentは以下のサービスで構成されています。各サービスには起動、停止

順が定められており、Leadingサービスが制御しています。サービスを開始、停止する際には、後述の

Service Control を使用して下さい。

# サービス名 サービス概要 スタートアップ

1 UCS Leading Service 従属する Windowsサービス(Watch、Agent、Condition)

を制御します

自動起動

2 UCS Watch Service 監視データを作成します 手動起動

3 UCS Agent Service 監視データを App Bridgeセンタに送信します 手動起動

4 UCS Condition Service 不要ファイル削除など、管理系処理を実施します 手動起動

7.2 Service Controlによるサービス制御

App Bridge Monitorサービスの開始、終了には、監視対象サーバに管理者権限を持ったアカウントでロ

グインし、スタートメニューから「App Bridge Monitor」-「Service Control」を起動して下さい。

App Bridge Monitorサービスを開始するには、Service Controlのメニューから「Service」-「All Service」

-「Start」を選択します。サービスを終了するには、Service Controlのメニューから「Service」-「All

Service」-「Stop」を選択します。

Page 19: App Bridge Monitor Agent 監視サービス · - 1 - 1.本書の役割 本書は、App Bridge Monitor Windows Agentのインストール方法について説明するものです。

- 17 -

8.Windows Agentのプロキシ設定

8.1 プロキシサーバの設定

当社センタへの HTTPSアクセスにプロキシサーバを経由する場合、以下のプロキシ情報を設定して下さ

い。設定された内容は保存され、App Bridge Monitor Agentの全サービスで使用されます。

設定に必要な各種情報については、該当ネットワークの管理者にご確認下さい。

Page 20: App Bridge Monitor Agent 監視サービス · - 1 - 1.本書の役割 本書は、App Bridge Monitor Windows Agentのインストール方法について説明するものです。

- 18 -

8.2 プロキシサーバ情報の設定

HTTPアクセスにプロキシサーバを使用するか、使用する場合プロキシサーバ情報をどこから取得するか

を設定します。

プロキシサーバ情報 Use Proxy Server Use Proxy Server Setting

プロキシサーバを使用しない チェックオフ -

プロキシサーバを手動設定する チェックオン チェックオン

IE 設定情報から引き継ぐ チェックオン チェックオフ

8.2.1 プロキシサーバを使用しない場合

プロキシサーバを使用しない場合は「Use Proxy Server」をチェックオフとして下さい。

8.2.2 プロキシサーバを手動指定する場合

使用するプロキシサーバを手動で指定する場合は、「Use Proxy Server」をチェックオン、「Use Proxy

Server Setting」をチェックオンとし、「Proxy Server Setting」にプロキシサーバの FQDN(または IPア

ドレス)とポート番号を設定して下さい。

8.2.3 プロキシサーバを IE 設定情報から引き継ぐ場合

使用するプロキシサーバを IE設定情報から引き継ぐ場合は、「Use Proxy Server」をチェックオン、「Use

Proxy Server Setting」をチェックオフとして下さい。

本設定による効果、注意点については後述の「Internet Explorer から引き継がれる設定情報」をご一

読下さい。

8.2.4 プロキシサーバを PAC ファイルで決定する場合

PAC ファイルには直接対応していません。使用するプロキシサーバを PAC ファイルで決定したい場合に

は、IE設定情報に PACファイルを設定し、前項に従って IE設定情報を引き継いで下さい。

プロキシサーバを IE設定情報から引き継ぐ機能は、.NET Frameworkが提供するものであり、Windows、

IE、.NET Framework のバージョン及び利用環境により、引継ぎ情報が異なる場合があります。このた

め、App Bridge Monitor としては、本設定を非推奨としており、可能な限り、プロキシサーバの手動

指定をご利用下さい。

Page 21: App Bridge Monitor Agent 監視サービス · - 1 - 1.本書の役割 本書は、App Bridge Monitor Windows Agentのインストール方法について説明するものです。

- 19 -

8.3 認証情報の設定

プロキシサーバを使用する場合、プロキシサーバが要求する認証情報を設定します。

プロキシサーバの認証方式 Use Proxy Server

Default Credential

Use Proxy Server

Clear Text Credential

認証不要 チェックオフ チェックオフ

クリアテキスト認証 チェックオフ チェックオン

Windows 統合認証 チェックオン チェックオフ

8.3.1 プロキシサーバが認証を必要としない場合

プロキシサーバが認証を必要としない場合は、「Use Proxy Server Default Credential」をチェックオ

フ、「Use Proxy Server Clear Text Credential」をチェックオフとして下さい。

8.3.2 プロキシサーバがクリアテキスト認証を必要とする場合

プロキシサーバがクリアテキスト認証を必要とする場合は、「Use Proxy Server Default Credential」

をチェックオフ、「Use Proxy Server Clear Text Credential」をチェックオンとし、「Clear Text Cledential」

の各種情報(ユーザ ID、パスワード、ドメイン)を設定して下さい。

8.3.3 プロキシサーバが Windows 統合認証を必要とする場合

プロキシサーバが Windows 統合認証を必要とする場合は、「Use Proxy Server Default Credential」を

チェックオン、「Use Proxy Server Clear Text Credential」をチェックオフとして下さい。

Windows統合認証とは、現在 Windowsにログインしているアカウントで認証するものです。このため App

Bridge Monitorの各サービスで Windows統合認証を使用する場合、サービスログオンアカウント情報を変

更する必要があります。サービスログオンアカウントの変更方法は、後述の「サービスログオンアカウン

トの変更方法」をご参照下さい。

Page 22: App Bridge Monitor Agent 監視サービス · - 1 - 1.本書の役割 本書は、App Bridge Monitor Windows Agentのインストール方法について説明するものです。

- 20 -

8.4 Internet Explorerから引き継がれる設定情報

Internet Explorer(以下 IE)から引き継がれる設定情報を参考情報として掲載します。掲載した内容

は、調査時点の Windows、IE、.NET Framework の動作を示すものであり、当社で内容を保証するものでは

ありません。予めご了承下さい。

8.4.1 引き継がれる設定

IE設定情報から引き継がれるプロキシサーバ情報は、下記の「ローカルエリアネットワークの設定」で

設定される全ての項目です。

8.4.2 Internet Explorer設定情報の優先順位

IE 設定で、複数の項目をチェックオンとした場合、「設定を自動的に検出する」→「自動構成スクリプ

トを使用する」→「LANにプロキシサーバを使用する」の順で評価されます。

8.4.3 プロキシサーバの自動検出動作

「設定を自動的に検出する」の動作は以下のとおりです。

① DHCP サーバから自動構成スクリプトが格納されている URL の取得を試みます

② ①に失敗すると“wpad” というホスト名を DNS へ問い合わせ、“/wpad.dat” というファイルの取

得を試みます

③ ②に失敗すると”wpad” というホスト名を NetBIOS 名で検索し、“/wpad.dat” というファイルの

取得試みます

一連の自動検出動作では、複数のネットワークアクセスが発生します。このため、プロキシサーバの自

動検出を不用意に実行させるとパフォーマンスに影響する可能性があります。

プロキシサーバをIE設定情報から引き継ぐ機能は、.NET Frameworkが提供するものであり、Windows、

IE、.NET Frameworkのバージョン及び利用環境により、引継ぎ情報が異なる場合があります。このた

め、App Bridge Monitorとしては、本設定を非推奨としています。可能な限り、プロキシサーバの手

動指定をご利用下さい。

Page 23: App Bridge Monitor Agent 監視サービス · - 1 - 1.本書の役割 本書は、App Bridge Monitor Windows Agentのインストール方法について説明するものです。

- 21 -

8.4.4 WinHTTP Proxy Auto-Discovery Service

「設定を自動的に検出する」及び「自動構成スクリプトを使用する」は、Windows にインストールされ

ている「WinHTTP Proxy Auto-Discovery Service」が実行し、結果をキャッシュします。

キャッシュは「WinHTTP Proxy Auto-Discovery Service」が起動している間保持され続けます。例えば、

「自動構成スクリプトを使用する」をチェックし、PAC ファイルの URLを設定していた場合、PACファイル

の内容を変更しても、「WinHTTP Proxy Auto-Discovery Service」が起動している間は内容が反映されませ

ん。PACファイルの変更を反映するためには、「WinHTTP Proxy Auto-Discovery Service」を再起動する必

要があります。

なお、これらのキャッシュ動作は、「WinHTTP Proxy Auto-Discovery Service」を起動しない(サービス

スタートアップの種類を無効に変更)することで無効化できます。しかし、この設定は OS 全体に影響し、

パフォーマンスに影響する点を考慮して下さい。

8.4.5 .NET Frameworkによる Internet Explorer設定のキャッシュ

.NET Framework は、IE 設定情報から取得した内容をプロセスごとにキャッシュします。IE 設定情報か

らの情報取得及びキャッシュは、プロセス起動後、任意のタイミングで実施されます。

このため、IE設定情報の変更を App Bridge Monitor Agentに反映したい場合、Service Controlを使用

し、App Bridge Monitorの全サービスを再起動する必要があります。

8.4.6 サービスログオンアカウントの変更

IE 設定は Windows にログオンしているアカウントのユーザ情報として保存される点に注意して下さい。

このため、プロキシサーバを IE 設定情報から引き継ぐ場合、App Bridge Monitor の各サービスでサービ

スログオンアカウントを変更する必要があります。サービスログオンアカウントの変更方法は、後述の「サ

ービスログオンアカウントの変更方法」をご参照下さい。

Page 24: App Bridge Monitor Agent 監視サービス · - 1 - 1.本書の役割 本書は、App Bridge Monitor Windows Agentのインストール方法について説明するものです。

- 22 -

8.5 サービスログオンアカウントの変更方法

IE設定情報の引継ぎ、Windows 統合認証の対応を実施する場合、App Bridge Monitor Agent のサービス

ログオンアカウントを変更する必要があります。

Windows サービスの実行アカウントを変更するためには、管理ツールのサービスで対象のサービスを選

択し、ログオンタブの設定を変更します。

変更対象のサービスは以下のとおりです。

UCS Agent Service

UCS Condition Service

UCS Leading Service

UCS Watch Service

なお、App Bridge Monitor Windows Agent は実行に管理者権限を必要とするため、指定するアカウントを

Administrators グループに所属させる必要があります。

Page 25: App Bridge Monitor Agent 監視サービス · - 1 - 1.本書の役割 本書は、App Bridge Monitor Windows Agentのインストール方法について説明するものです。

- 23 -

9.監視項目、監視条件の変更

Agent監視サービスの監視設定は、Agentでの対象項目設定と Webサイトでのエラー判定条件に分かれて

います。主な設定内容は以下のとおりです。

監視項目 Agent監視対象設定(※1) Webサイトエラー判定条件(※2) 備考

イベントログ監視 監視対象のイベントログを指定

します。初期値で、システムと

アプリケーションの Error、

Criticalが対象となります

エラーとする条件(イベントの種

類、ソース、メッセージ ID、メッ

セージ)を指定します

※3

※4

テキストログ監視 監視対象のテキストログを指定

します

エラーとする条件(フォルダパス、

ファイル名、ファイルの説明、ロ

グの内容)を指定します

※3

※4

Windows サービス監視 監視対象のサービスを指定しま

す。App Bridge関連のサービス

は強制的に監視対象となります

プロセス監視 監視対象のプロセスを指定しま

プロセス数の下限、上限を指定し

ます

※4

CPU ビジー監視 監視対象 CPUを指定します。初

期値で、全ての CPUが対象とな

ります

CPUビジーの上限、上限超過経過

時間を指定します

※4

ディスクビジー監視 監視対象のディスク装置を指定

します。初期値で全ての物理デ

ィスクが対象となります

ディスクビジーの上限、上限超過

経過時間を指定します

※4

ディスク容量監視 監視対象のドライブを指定しま

す。初期値で全ての固定ディス

クドライブが対象となります

空き容量の下限(バイト数、パー

セント)を指定します

※4

物理メモリ監視 初期値で監視対象です 空き容量の下限(バイト数、パー

セント)、下限超過制限時間を指定

します

仮想メモリ監視 初期値で監視対象です 空き容量の下限(バイト数、パー

セント)、下限超過制限時間を指定

します

※4

SQL Server

Azure SQL Databases

容量監視

監視対象のデータベースを指定

します

空き容量の下限(バイト数、パー

セント)、下限超過制限時間を指定

します

※4

SQL Server

Azure SQL Databases

応答監視

監視対象のクエリーを指定しま

※1:詳細は、App Bridge Monitor Agent監視サービス Windows Agent設定ガイドを参照願います

※2:詳細は、App Bridge Monitor Agent監視サービス エラー判定条件ガイドを参照願います

※3:Webサイトで設定したエラー条件に該当し、且つ除外エラー条件に該当しないデータのみが監視サイ

トに送信されます

※4:監視条件には、初期値が設定されています。詳細は、App Bridge Monitor Agent監視サービス エラ

ー判定条件ガイドを参照願います