Antigenを使おう

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Antigenを使おう 2015/05/04 三宅 英明(mollifier)

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Antigenを使おう2015/05/04

三宅 英明(mollifier)

自己紹介

名前: 三宅 英明

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神戸のプログラマ

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Antigenを使おうAntigenとは

Antigenをインストールする

Antigenを使ってプラグインをインストールする

ちょっと注意

Antigenを使おうAntigenとは

Antigenをインストールする

Antigenを使ってプラグインをインストールする

ちょっと注意

AntigenとはAntigenとは、zshのプラグインを管理するやつ

https://github.com/zsh-users/antigen

Antigenとはzshプラグインのインストール、更新ができる

VimのNeoBundleみたいなやつ

ありがちなパターン

「zshを使ってる人は、これを入れると便利だよ!」

「ほうほう、試してみるか」

ありがちなパターン

GitHubからリポジトリをクローンして…

% mkdir ~/.zsh% cd ~/.zsh% git clone https://github.com/mollifier/cd-gitroot.git

ありがちなパターン

~/.zshrcに追記して…

fpath=(~/.zsh/cd-gitroot(N-/) $fpath)autoload -Uz cd-gitroot

ありがちなパターン

めんどくさい

特に、複数のマシンを使ってるときは、それぞれでこの作業をする必要がある

ありがちなパターン

久しぶりにノートマシンを使ったら…「あれ、XXXが入ってないぞ?」

ありがちなパターン

どこに何をインストールしたのかを忘れる

新しいバージョンに更新するのも大変

ありがちなパターン

そんなときはAntigenを使いましょう

Antigenを使おうAntigenとは

Antigenをインストールする

Antigenを使ってプラグインをインストールする

ちょっと注意

Antigenをインストールする~/.zshの下にインストールする場合の例

% mkdir ~/.zsh% cd ~/.zsh% git clone [email protected]:zsh-users/antigen.git

Antigenをインストールするその後~/.zshrcにこれを追加する

if [[ -f ~/.zsh/antigen/antigen.zsh ]]; then source ~/.zsh/antigen/antigen.zsh antigen applyfi

Antigenを使おうAntigenとは

Antigenをインストールする

Antigenを使ってプラグインをインストールする

ちょっと注意

Antigenを使ってプラグインをインストールする

さっそくzshのプラグインをインストールしてみましょう

Antigenを使ってプラグインをインストールする

antigenの書式

antigen bundle <GitリポジトリのURL>

Antigenを使ってプラグインをインストールする

これをsourceとantigen applyの間に書く

if [[ -f ~/.zsh/antigen/antigen.zsh ]]; then source ~/.zsh/antigen/antigen.zsh antigen bundle https://github.com/mollifier/cd-gitroot.git antigen applyfi

Antigenを使ってプラグインをインストールする

ただし、リポジトリがGitHubにある場合はURLを省略して <ユーザ名/リポジトリ名> と書ける

if [[ -f ~/.zsh/antigen/antigen.zsh ]]; then source ~/.zsh/antigen/antigen.zsh antigen bundle mollifier/cd-gitroot antigen applyfi

Antigenを使ってプラグインをインストールする

これでsource ~/.zshrcすると、インストール、初期設定をやってくれる

Antigenを使ってプラグインをインストールする

つまり、さっき手でやっていたgit cloneと、~/.zshrcに追記していたやつをAntigenが代わりにやってくれる

Antigenを使ってプラグインをインストールする

あとは、基本的なAntigenのコマンド

# Antigenで管理しているプラグインを一覧表示するantigen list

Antigenを使ってプラグインをインストールする

# Antigenで管理しているプラグインをすべて更新するantigen update

Antigenを使ってプラグインをインストールする

# Antigen本体を更新するantigen selfupdate

Antigenを使ってプラグインをインストールする

これが基本的な使い方

Antigenを使おうAntigenとは

Antigenをインストールする

Antigenを使ってプラグインをインストールする

ちょっと注意

ちょっと注意

Antigenにはいくつか注意しないといけないポイントがある

注意点その1Antigenでインストールできないプラグインがある

注意点その1Antigenは万能ではない

基本的には、プラグインの作者がAntigenに対応した形式で書いているやつだけ使える

注意点その1対応しているかどうかの見方

注意点その1リポジトリに「*.plugin.zsh」または「init.zsh」のどちらかのファイルがある

インストールするファイルが、zshの補完ファイルである

基本的には、この2つのどちらかだったらOK

注意点その1それ以外は「Antigenで使えることもある」

使えないこともある

ソースを見ないと、はっきりとは分からない

注意点その1ちゃんとしたプラグインならREADMEとかに「Antigenでインストールするときは…」とか書いてあるので、それを目安にする

注意点その2lsにaliasを設定していると、Antigen本体が正しく動作しないことがある

注意点その2だめな例

alias ls='ls -F'

けっこうよく使われるalias

注意点その2対策としては、~/.zshrcの中で順番に気をつける

if [[ -f ~/.zsh/antigen/antigen.zsh ]]; then source ~/.zsh/antigen/antigen.zsh antigen applyfi

# これなら大丈夫alias ls='ls -F'

注意点その2根本的な対策としては、Antigen本体の方を直す

aliasの設定によって動かなくなるのは、おかしいでしょう

注意点その2というわけで、はっきり言ってAntigenの品質は低い

他にもバグがあるかも…

注意点その2なんかおかしかったら、~/.zshrcからAntigen以外の設定を消して試してみましょう

それでなおったら、~/.zshrcの中で書く順番を変えて、なんとかする

Antigenを使おうというわけで、若干使いにくいところはあるけど、zshのプラグイン管理は現状これしかない

手動で管理するよりは便利

Antigenを使おうぜひ使ってみてください

Antigenを使おうありがとうございました