東南アジアでエンジニア

23
東南アジアでエンジニア 平川彰, VP Engineering at Burpple

description

rubyhiroba2014での発表です http://rubyhiroba.org/2014/presentation.html

Transcript of 東南アジアでエンジニア

Page 1: 東南アジアでエンジニア

東南アジアでエンジニア

平川彰, VP Engineering at Burpple

Page 2: 東南アジアでエンジニア

自己紹介

● 平川彰です (http://akirahrkw.com)● エンジニアです● 前髪の白髪は地毛です● シンガポール在住(2011~)● Burpple(http://burpple.com)の運営、開発してます● 東京にいた時はサイバーエージェントでアメーバの開発に

携わっていました(2006-2009)● Ruby歴は1年6ヶ月ほどです

Page 3: 東南アジアでエンジニア

Burpple● ローカルのグルメな人がお薦めするレストラン検索サイト● 日本だとrettyに近いサービス● シンガポールでスタートしました● チームは6人(エンジニア2人、デザイナー1人、コミュニティ・コンテンツ1人、ビ

ジネス2人)● チームの国籍はシンガポール5人、日本人1人● 現在ユーザーの70%以上はシンガポール国内から● 最近マレーシアのクアランプールにも展開中● 今後はタイのバンコク、香港等、他のアジアの都市に順次展開予定● 自分は主にプロダクト全般(サーバーサイド、インフラ、データー解析、API、ウェ

ブ、SEO、iOSアプリ、グロース)を担当してます。

Page 4: 東南アジアでエンジニア

Burpple for web - http://burpple.com

Page 5: 東南アジアでエンジニア

Burpple for web - http://burpple.com

Page 6: 東南アジアでエンジニア

Burpple for ios/android

Page 7: 東南アジアでエンジニア

Burpple バックエンド

● Ruby 2.1.0● Rails 4.0.6● Heroku● postgres 9.3.4

Page 8: 東南アジアでエンジニア

東南アジアでエンジニア

● 今日のテーマ● 東南アジアの国は行ったことありますか?● シンガポールは?● この辺りで働くことに興味ありますか?● 15分くらいでざっくりと喋ります

Page 9: 東南アジアでエンジニア

シンガポール

Page 10: 東南アジアでエンジニア

シンガポール

Page 11: 東南アジアでエンジニア

シンガポール

Page 12: 東南アジアでエンジニア

シンガポール

● 小さいです● 車で30−40分ほどかっ飛ばすと国の端から端まで行けます● 人口約500万人(外国人約150万人)● 約3人に1人が外国人● 外国人受け入れ、労働パス取得は年々厳しくなってきてる● 国内に技術系人材が少ないという背景でテクニカルなスキルを持つ人材の受け

入れは比較的積極的● 競争社会・学歴社会● ここ数年東南アジア諸国でテック系スタートアップが盛り上がってきてる● 基本英語

Page 13: 東南アジアでエンジニア

英語

● 間違いなく必要● 喋れた方が良いけど、専門スキルの方が重要● 定性的にはエンジニアの場合はビジネスサイドと比べて要求される英語力はそ

こまで高くない(最低限書ければ仕事になる)● 英語ネイティブでは全然ないから、日々勉強してる● 専門領域でインプットとアウトプットをしながらも、語学にも時間を費やさないとい

けない● 自分の場合は会社では英語しか使わないし、プロダクトのディスカッションもする

ので最初は苦労した(今でも。。。)

Page 14: 東南アジアでエンジニア

シンガポールのエンジニアコミュニティ

● ミートアップ、勉強会等ある○ ruby: http://www.meetup.com/Singapore-Ruby-Group/○ ios: http://iosdevscout.com/○ python: http://pugs.org.sg/

● カンファレンスも開かれる○ red dot ruby: http://www.reddotrubyconf.com/

● ハッカソンも定期的にある● まだまだ東京と比べて数も少ないし、層の厚さも薄いのが現状。成長中。● ベトナム、インドネシア、マレーシア、インド人エンジニアが多い● 日本人エンジニアは少ない(自分が知る限りでも10人以下)

Page 15: 東南アジアでエンジニア

シンガポールのエンジニアコミュニティ

Page 16: 東南アジアでエンジニア

日系、外国資本のウェブ、モバイル企業の進出

● gumi,DeNA等はローカルの開発拠点、チームを持ってる● 楽天もシンガポールに展開していて、日本人エンジニアも数名いる● 日本から(他の国からも)スタートアップ等の進出もあるが周辺諸国にアウトソー

シング、開発チームを持つというケースが多い○ コストの問題:安くて、良い人材を周辺諸国で確保○ シンガポールでエンジニアを探すのが難しいし、比較的高い○ それならベトナム、フィリピン等で。

● 近年グローバル化する中でエンジニアは中長期的に起こる価格の下げ圧力に対抗する対策をねらないとジリ貧

Page 17: 東南アジアでエンジニア

(気になる?)エンジニアの給与体系 in シンガポール

● 1SGD = 85円● 周辺諸国の中で一番給与額が高い● 自分の感覚値と知り合いからの情報によると一般的には、、、

○ ジュニアレベルだと3000 −5000ドルの範囲○ ミドル、シニアレベルだと6000 −10000ドルの範囲○ ただしスタートアップは除く○ ベトナムとかだと10万円〜15万円くらいのレンジ○ 故にベトナムやフィリピンにアウトソーシングする流れになる

*参考ブログ

海外就職: シンガポール職種別給与相場 ~現地採用のケース~

http://uniunichan.hatenablog.com/entry/2013/10/24/184622

Page 18: 東南アジアでエンジニア

日本人エンジニア

● 人数は多くないが、シンガポールや他の国にもいる● 例えばシンガポールだと

○ viki(http://viki.com)で働くフロントエンジニア ■ ( エンジニアtype シリコンバレーで就活したエンジニアに聞く!「渡米就活」成功のカギは?)

■ http://engineering.viki.com

○ cakes (http://cakes.mu) / note (http://note.mu) の開発者■ http://ojimac.com/

Page 19: 東南アジアでエンジニア

開発合宿 in 東南アジア

● 最近1−2週間単位で定期的に開発合宿を他の国で行っている● タイ、マレーシア、カンボジア、ベトナム等等● LCCもあるし、近いから数千円単位で数時間で行けちゃう● 現地のwifiがあるカフェやコワーキングスペースで作業● コストもそんなにかからない● 自社サービスが他の都市にも展開してるので、その土地の理解にもつながる

Page 20: 東南アジアでエンジニア

開発合宿 in 東南アジア

バンコク/クアランプール合宿

Page 21: 東南アジアでエンジニア

考える事、考えさせられる事

● ライフイベントの問題がでてくる● 外国人だから自分の身は自分で守らないとダメ

○ 政府は自国民を当然優先する○ 国の情勢、経済状況、または会社の方針などが変わって新たな労働許可証の発行、更新が難

しくなる場合がある● 一般的には2−3年くらいのサイクルで外国人の入れ替わりが起きるので、今後のプランをどうするか

等の選択は常に考えさせられる● 精神力、サバイバル力は強くなる● シンガポールを「エンジニアがスキルアップをする場所」としてだけ見たら、現状シリコンバレーや日本

には劣ると思う○ 技術に集中したいよりは、起業家マインドを持ったエンジニアの方が東南アジアは向いてる

● 近年東南アジアが成長してる中で流行るプロダクトを作るという点ではチャンスは転がりまくってるし、面白い

Page 22: 東南アジアでエンジニア

● 非連続的な変化を飛び越えて働く環境を得るのはそこそこむずい○ 環境が違う、言語が違う、人種が違う○ 自分を語るためのバックグラウンドが通じない(過去の企業、出身大学とか関係ない)○ 自分の能力だけで売り込むしかない

● 一般的な雇用体系は駐在員と現地採用に別れるが、エンジニアだと駐在員枠は少ない● 東南アジアだと日系の IT系企業でオフショア開発のマネージメントをしてる方にたまに会う● 今の会社の経営層の人達に東南アジア進出をけしかけてみる● 現地発のアーリーステージのスタートアップでエンジニアとして働くのもあり

○ リスクとリターンは認識しておくべき○ 良いか悪いかは別にして、現状そのステージのローカルのスタートアップでエンジニアとして参

加してる日本人にあったことがない、、、○ 現地に飛び込まないと出会えない

● 自分でスタートアップをやる○ 元々は自分はこれだった

● エンジニアとしてのOSS等で活動・アウトプットを続けてると声はかかりやすい○ 偉そうなことは言えないので、自分もがんばります。。。

● 海外のカンファレンスに下見も含めて参加するのもよいかもです

東南アジアで試しに働いてみるには

Page 23: 東南アジアでエンジニア

ありがとうございました

http://burpple.com/jobsご興味あればご連絡ください

平川彰

[email protected]://linkedin.com/in/akirahrkw

twitter: @chicken_guy