「360°スゴイ」を創るVOYAGE GROUPエンジニア成長施策

50
360 ° スゴイ」を創る VOYAGE GROUP エンジニア成長 施策 VOYAGE GROUP システム本部 ERDG 三浦 裕典 @hironomiu

Transcript of 「360°スゴイ」を創るVOYAGE GROUPエンジニア成長施策

「360°スゴイ」を創る

VOYAGE GROUPエンジニア成長施策VOYAGE GROUP システム本部 ERDG

三浦 裕典@hironomiu

自己紹介• VOYAGE GROUP システム本部 ERDG所属

• Twitter @hironomiu

• 2009年DBAとして入社(7年目)

• Oracle、MySQL、Netteza(PureData)、AmazonRDS、

etc

• 全社に対して横断的なDBAとして従事

自己紹介• VOYAGE GROUP システム本部 ERDG所属

• 2013年末から技術者育成責任者として従事

• 内定者、若手エンジニアの育成(内定者育成、新卒研修、社内読書会)

• エンジニアインターン取り纏め(Treasure、Sunrise、1Dayインターン)

• 社外向け勉強会の主催や支援

• VOYAGE GROUPのエンジニア文化や技術について情報発信

My Job 内定者育成支援

My Job 新卒研修取り纏め

My Job エンジニア1Dayインターン

My Job エンジニアインターン Treasure

• 旧Blog http://tech.voyagegroup.com/archives/7876446.html

社外向け勉強会主催

• イベント http://connpass.com/event/12430/

VOYAGE GROUPの

エンジニア文化の発信

• 引用 http://blog.codecamp.jp/voyage_group_seminar/

お知らせ

ここまでの写真にある社内の取組みについては

Twitter、Blogで発信しています!

Twitter  https://twitter.com/tech_voyage

Blog  http://techlog.voyagegroup.com/

本題の前に

タイトルにある「360°スゴイ」とは?

「360°スゴイ」とは?

• コーポレートサイト https://voyagegroup.com/philosophy/

人を軸とした事業開発会社以下コーポレートサイトから抜粋

株式会社VOYAGE GROUPは、「人を軸にした事業開発会社」です。

何をするにも、「人」がスタート地点。0から1を生み出すのは、人の「想い」です。

「人の想い」を重視し、信頼し、任せることが、「人を軸にする」ということです。

「事業開発会社」とは、事業を生み出し続け、事業を伸ばし続けていく会社。

つまりそれは、新しい価値を創造し続け、世の中に提供し続ける会社です。

• コーポレートサイト https://voyagegroup.com/philosophy/business-domain/

本日のお話

本日は「360°スゴイ」「人を軸とした事業開発会社」を背景とし

「新しい価値を創造し続け、世の中に提供し続ける」を命題とした文脈で

エンジニア内定者から入社1年目を中心とした若手の成長施策について

お話しさせて頂き、少しでも気付きや刺激になれば幸いです。

成長イメージについて

内定者中の 成長イメージ

プログラミング

インフラWeb概念

プログラミング

インフラWeb概念

現在の実装力

現在の実装力

認知してる領域

認知してる領域

入社後の 成長イメージ

プログラミング

インフラWeb概念

プログラミング

インフラWeb概念

現在の実装力現在の実装力

認知してる領域

認知してる領域

引き出しの数筋の良さ

新しい技術

トレンド

成長に対する スタンス

• あくまでも成長意欲に対して支援(もしくは応援)するスタンス

• 意欲に対しては機会、場を提供する

• 年次が上がるごとに自分で機会、場を創出し個人、集団、組織で成長(または学習)出来る人物像を期待します

自学自習出来る個人、集団、組織

成長によって

• VOYAGE GROUPが掲げる「360°スゴイ」と方向性がフィットし

た価値創出にて貢献、発揮

• 価値創出の機会に貢献、発揮が経験の場と捉え、経験からのFBなどを次の成長機会の源泉として成長意欲を促進する

目的のある成長、学習

内定者中の成長施策

re:内定者中の

成長イメージ

プログラミング

インフラWeb概念

プログラミング

インフラWeb概念

現在の実装力

現在の実装力

認知してる領域

認知してる領域

具体的な取組み 内定者開発

• ブログより抜粋

• 弊社では夏にTreasureと言うエンジニア学生向けインターンを毎年開催して

います。 エンジニア内定者はこのTreasureにTA(Teaching Assistant)として

任意で参加出来ます。 TAとして参加するエンジニア内定者は必要なスキル

セットを実際に開発プロジェクトを起こし春から初夏にかけて開発を行いながら修得していきます。 この際、弊社クルー全員が閲覧可能なGitHubリ

ポジトリで開発することでベテランクルーから優しいアドバイスからマサカリまで多種に渡るコメントを貰い筋の良さも得ていきます。

• Blog http://techlog.voyagegroup.com/entry/2015/04/23/171000

内定者開発 必要なスキルセット

内定者開発での成長視点 技術を点と線と面で捉える

• 以下の点で継続的に実践し成長イメージの中心を確立する

• 点 個々の技術

• 線 技術と技術の繋がり

• 面 プロダクト、スタックした技術、重なる技術領域

• 個々の点から面にボトムアップでき面から個々の点にドリルダウンして技術を捉えられるように

SecurityApplication Framework

点と線と面

HTML

PHP

HTML

PHP

HTML

JS

PHP

HTML

JS

DB

SQL SQL

点と線と面

PHP

HTML

JS

DB PHP

HTML JS

DB

Security

XSS

PHP

HTML JS

DB

Security

XSSAF

Template

HTTP HTTP

点と線と面

PHP

HTML JS

DB

Security

XSSAF

Template

HTTP

SQLPHP

HTML JS

DB

Security

XSSAF

Template

HTTP

SQL

GIT,GitHub

HTTP HTTP

Linux

Nginx

Infrastructure

点と線と面

PHP

HTML JS

DB

Security

XSSAF

Template

HTTP

SQL

PHP

HTML JS

DB

Security

XSSAF

Template

HTTP

SQL

GIT,GitHub

HTTPHTTP

GIT,GitHub

Application

内定者開発での成長視点 チーム開発のための開発フロー

② ローカルでの開発 $ git branch yourname-issue

開発

$ git commit $ git push origin yourname-issue

ローカル開発環境 本番開発環境

⑥デプロイ $ make pull mergeしたbranch の取り込み

① issueの記載

③ $ git push origin yourname-issue

④ pull req

⑤ pull reqのチェック

チーム開発の作法

内定者開発を終え

「なんとなく」Webサービスを作るイメージ

点の技術から線、面となり

プロダクトが出来上がるイメージの定着

且つチームでプロダクトを作るイメージの定着ボトムアップ

更なる取組み 内定者育成支援

• ブログより抜粋

• ここまでで「なんとなく」Webサービスを作るイメージがついたところで開発プロジェ

クト形式ではなく弊社クルーをサポータとして招き Webサービスを作る上で「しっかり

と」押さえておくべきテーマについて希望者のみ週に1回1時間の勉強会を開催(来社、も

しくはSkypeで参加)しました。事前にpull requestで各自疑問点などを持ち寄りクルー

からアドバイスなどを貰いながら理解度を深めていく形で実施しました。また、2ヶ月に

1度、会社に集まり丸1日使いより実践的に技術を深掘りしていく1Day勉強会も開催しま

した。押さえておくべきテーマですが11月から年内2ヶ月間はTDDを、年明け1月から3ヶ

月間はセキュリティを今回はテーマとして進めました。

• Blog http://techlog.voyagegroup.com/entry/2015/04/23/171000

re:My Job 内定者育成支援

Linux

Nginx

Infrastructure

「しっかりと」 押さえておくべきテーマ

PHP

HTML JS

DB

Security

XSSAF

Template

HTTP

SQL

GIT,GitHub

HTTP

Application

Test?

Security?

other?

内定者育成支援を終え

Webエンジニアとしての基礎の俯瞰

反復による技術習得スキルの定着

ボトムアップ

入社後の成長施策

re:入社後の

成長イメージプログラミング

インフラWeb概念

プログラミング

インフラWeb概念

現在の実装力現在の実装力

認知してる領域

認知してる領域

引き出しの数筋の良さ

新しい技術

トレンド

入社時の新卒に対して 成長施策から考えていること

出来るだけ早く配属され

現場で活躍の喜びを噛みしめ、そこから現場で

必要となる技術に対し強く取組む意欲を醸成して欲しい

現場で学びと活躍が一番の成長機会と捉える

研修などの機会よりも現場での活躍を優先

重要

具体的な取組み 新卒研修の意義(前段を踏まえ)• 先輩クルーの筋の良さを得る機会

• 体系的な話より現場の生きた実践的な技術継承の場

• 他の職責と共同で仕事することを踏まえた理解

• SCREWの取組み

• 組織で価値を生み出していく理解

• 技術面について将来に対する投資

• 取り纏めはするが講義テーマに関しては上記を伝え基本講師に一任

目標より価値創出の一環

SCREW

新卒研修 今年の講義テーマ

• アドテク実践(ターゲティングシステム・データ処理・時系列データベース入門・可視化)

• Webセキュリティ、社内情報セキュリティ

• デザイナとの協業について

• アドテク実践(Real-Time Bidding)

多様な技術領域

講師も学び

新卒研修 今年の講義テーマ

• リレーショナルデータベース実践(トランザクション、ロック機構、パフォチュー)

• Swift開発

• メディア事業理解

• データ解析(仮説に対してデータ検証)

• 社内インフラ理解(オンプレ、クラウド、データセンタ見学)

プロのエンジニアとして押さえておくべき点実践的、筋の良さの継承

新卒研修後

Incremental(持続的)な学習と

Radical(破壊的)な学習

双方の機会の創出と提供

Incremental(持続的)な

学習機会の創出• 個人での学習や先輩クルーなどのアドバイスなどで筋の良さなど継続的に学習出来る場の提供と反復

• 社内勉強会

• 全社利用かつエンジニアリングに最適化されたチャットの利用

• ソースコードなどに対する直接のアドバイス

• 先輩クルーのソースコード閲覧から筋の良さの学び

個人、組織の知識の一般化

Radical(破壊的)な

学習機会の創出• 個人学習の限界、知り得ない知見について知る機会

• 組織学習や先輩クルーのアドバイス(前述のチャットや勉強会など)

• 組織学習の限界、組織内で知り得ない知見についての知る機会

• 社外勉強会、カンファレンスの参加の認可

• 様々なチャネルを用いた技術情報の流入を制限しない

• 技術情報について素早く仮説検証が行える組織

多層に渡った技術創発 (成長施策)

• テクノロジーによるエンジニアリングを最大化しコミュニケーションの良質化

• Slack

• 技術チャンネルなどで技術談義

• GitHub

• 他のクルーのソースコードリーディング

• 自身のソースコードに対するコメント

目的にフィットしたツールをこれからも模索し検証し適用する

多層に渡った技術創発 (成長施策)

• イノベーティブな技術創発

• #ajiting

• 飲みにケーション + 技術談義

多層に渡った技術創発 (成長施策)

• 継続的な学習機会の認可

• メンターのついた社内勉強会

• 自身で発起した勉強会

更に

「価値を創造」に付随し

付加価値として

様々な形での技術の発信

まとめ冒頭に述べた

「新しい価値を創造し続け、世の中に提供し続ける」

の命題に対して手段として技術は捉え、

その技術を扱う若手エンジニアの成長施策についてのお話しでした。

奇をてらった施策では無くどの現場でも適用出来る施策だと思います。

フィットしそうな施策や気付きがありましたら

是非適用してみて頂ければ幸いです。

ご静聴ありがとうございました!