2014年度〜2015年度 情報システム技術委員会...
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2014年度〜2015年度情報システム技術委員会活動報告情報システム技術委員会委員⻑倉⽥成⼈(筑波技術⼤学)2016.3.22
情報システム技術委員会の活動• 建築での分野横断的(計画・⽣産・構造・環境・
防災等)、プロセス横断的(計画・施⼯・運⽤・維持管理等)な位置づけとしての情報システム技術を研究する活動
計画
環境構造
情報システム技術 設計 施工 運用
維持
管理
• 建築と情報の関係を模索する活動• 建築分野への応⽤が可能な最先端の情報通信
技術を模索する活動
活動の⽅針• 社会ニーズを踏まえた、オンタイムな研究活動テーマを選び、
そのテーマに重点を置いた研究活動の推進– BIM、アルゴリズミック・デザイン、スマート建築、IoTなど基盤技術
• 委員会内の交流・情報交換の活性化– 情報交換フォーラム(⼩委員会活動報告会)の開催
• 研究発表・シンポジウム・講演会などの活動促進– 情報・システム・利⽤・技術シンポジウムでのオープニング/クロー
ジングパネルディスカッションの企画、企業展⽰等の試み
• 情報の発信と公開– Facebookによる情報発信
情報システム技術委員会(2015年度改組)• 情報システムシンポジウムWG• 情報システムシンポジウム論⽂WG• 情報システム技術ホームページWG
• サスティナブル情報デザイン⼩委員会• 地域空間情報モデリング⼩委員会• 建築情報教育⼩委員会• 設計・⽣産の情報化⼩委員会• スマート建築モニタリング応⽤⼩委員会• 知的情報処理技術応⽤⼩委員会• アルゴリズミック・デザイン⼩委員会• 感性予測デザイン研究⼩委員会• デザイン科学教育⽅法研究⼩委員会
活動内容の概略• 情報・システム・利⽤・技術シンポジウム
– 第37回(2014.12)– 第38回(2015.12)
• ⼤会研究集会– 2014年度⼤会研究協議会– 2015年度⼤会研究協議会
• ⼩委員会主催催し物– シンポジウム、ワークショップ、研究会、セミナー
• ⼩委員会活動の成果に基づく刊⾏
第37回情報・システム・利⽤・技術シンポジウム
• 2014年12⽉11⽇・12⽇開催、参加者167名• 『第37回情報・システム・利⽤・技術シンポジウム論
⽂集』刊⾏1) 論⽂/報告発表講演(発表数75題)2) オープニング・パネルディスカッション「シミュレーションと
デザイン」3) クロージング・パネルディスカッション「3次元スキャン
技術」4) オーガナイズドセッション
第38回情報・システム・利⽤・技術シンポジウム-情報技術から建築学を拡張する領域融合へ-
• 2015年12⽉10⽇・11⽇開催、参加者193名• 『第38回情報・システム・利⽤・技術シンポジウム論
⽂集』刊⾏1) 論⽂/報告発表講演(発表数72題)2) オープニング/クロージング・パネルディスカッション
「建築情報学セミナー:20年後の世界と建築」3) ⼩委員会企画研究集会/オーガナイズドセッション
⼤会研究協議会• 2014年度
– 研究協議会「アルゴリズミック・デザイン-⽇本から発信するデジタル・デザインの現在」
• 2015年度– 研究協議会「地域の『レジリエンス』向上へとつなぐ
地域空間情報の応⽤と展開」
2014年度 ⼩委員会主催催し物• ゼロエネルギー建築と知的環境シンポジウム
• 建築情報教育研究会「建築ものづくり教育の最前線 -情報教育と新しい職能」
• ワークショップ「Arduinoでつくる・はかる・みえる・わかる!」
• シンポジウム「GISを⽤いた防災・減災の最前線」
• BIMの⽇2015シンポジウム「BIMによって変わる組織 -職能? 職域?」
• シンポジウム「ソフトコンピューティンクに゙よる建築・都市・環境デザインのためのモデリングと最適化技術」
• シンポジウム「⼈を測り、そしてデザインへ結びつける」
• 第15回ファシリティマネジメント・シンポジウム「⽇本のFM -そのはじまりと未来」
• 第2回デザイン科学セミナー
• コロキウム「構造形態の解析と創⽣2014」([構造委員会]シェル・空間構造形態創⽣⼩委員会、形態創⽣と構造最適化⼩委員会と共同開催)
2015年度 ⼩委員会主催催し物
• 第2回ゼロエネルギー建築と知的環境シンポジウム
• シンポジウム「空間におけるセンシングと未来の空間像」
• BIMの⽇2016シンポジウム「続・BIMによって変わる組織 -職能? 職域?」
• 第3回デザイン科学セミナー
• 第4回デザイン科学セミナー
• コロキウム「構造形態の解析と創⽣2015」([構造委員会]構造設計・解析の最適化理論応⽤⼩委員会、構造形態創⽣⼩委員会と共同開催)
各⼩委員会の活動(2015年度)
サスティナブル情報デザイン⼩委員会• 設置⽬的
– 情報システム技術や情報そのものを⽤いて、持続可能なサスティナブルな建築や施設デザインのあり⽅の探求
• 主査– 渡邊朗⼦(東京電機⼤学)
• 活動概要– 委員会の開催– 刊⾏準備(2017年2⽉刊⾏予定)「空間⽣命化デザイン
-物質・情報・エネルギーの流れから紡ぐ新時代の建築-」
地域空間情報モデリング⼩委員会• 設置⽬的
– 地球環境を視野に⼊れた建築・都市・地域計画における⽣命環境の空間のモデル化
• 主査– ⼤内宏友(⽇本⼤学)
• 活動概要– 委員会の開催– 第38回情報・システム・利⽤・技術シンポジウム:⼩委員会企画
OS「GISによる地域空間情報の応⽤と展開」– ⼤会研究協議会:地域の「レジリエンス」向上へとつなぐ地域空
間情報の応⽤と展開
建築情報教育⼩委員会• 設置⽬的
– 情報システム技術を活⽤した創造的な建築設計プロセスやそのマネジメント技術を教育の中で⽣かすための⽅法を検討・提案すること
• 主査– ⼤⻄康伸(熊本⼤学)
• 活動概要– 委員会の開催– 建築情報教育の先端事例に関する調査
設計・⽣産の情報化⼩委員会• 設置⽬的
– 建築の設計・⽣産におけるICTの活⽤について、他団体や先進企業と協調し、調査・研究すること
• 主査– 猪⾥孝司(⼤成建設)
• 活動概要– 委員会の開催– BIMの⽇ 2016シンポジウム「続・BIMによって変わる組織
―職能? 職域?」
スマート建築モニタリング応⽤⼩委員会• 設置⽬的
– 建物の計画,設計,⽣産,運⽤,維持管理,解体に⾄る各段階で,建物に関する各種情報をモニタリングして活⽤する情報システムについて研究すること
• 主査– ⼭邊友⼀郎(神⼾⼤学)
• 活動概要– 委員会の開催– 第2回ゼロエネルギー建築と知的環境シンポジウム(電⼦情報通信学
会と連携)– 第38回情報・システム・利⽤・技術シンポジウム:⼩委員会企画OS
「建築・⼈間の時間変化データのセンシング」(感性予測デザイン研究⼩委員会と共同)
知的情報処理技術応⽤⼩委員会• 設置⽬的
– ソフトコンピューティングやデータ処理等の技術を整理し、情報や知識に対する考え⽅や最新のシステム技術を有機的に結び付け、建築に関わる応⽤の可能性を調査研究すること
• 主査– 本間俊雄(⿅児島⼤学)
• 活動概要– 委員会の開催– ソフトコンピューティングやデータ処理等の技術の調査・整理
アルゴリズミック・デザイン⼩委員会• 設置⽬的
– アルゴリズミック・デザインに関連する最新の理論や実践に関する調査研究を⾏い、より深い理解を⽬指すと共に、その進展を内外に向けて発信すること
• 主査– 瀧澤重志(⼤阪市⽴⼤学)
• 活動概要– 委員会の開催– 第38回情報・システム・利⽤・技術シンポジウム:⼩委員会企画研究
集会「アルゴリズミック・デザイン -建築、デザイン、⾳楽、そして」– コロキウム「構造形態の解析と創⽣2015」([構造委員会]構造設
計・解析の最適化理論応⽤⼩委員会、構造形態創⽣⼩委員会と共同開催)
感性予測デザイン研究⼩委員会• 設置⽬的
– 感性を中⼼とした技術が建築に対してどのように役に⽴つのかを研究し、広く社会に伝えること
• 主査– 林⽥和⼈(早稲⽥⼤学)
• 活動概要– 委員会の開催– シンポジウム「空間におけるセンシングと未来の空間像」– 第38回情報・システム・利⽤・技術シンポジウム:⼩委員会企画
OS「建築・⼈間の時間変化データのセンシング」(スマート建築モニタリング応⽤⼩委員会と共同)
デザイン科学教育⽅法研究⼩委員会• 設置⽬的
– デザイン科学を初学者に教導する⽅法を実践的に研究すること• 主査
– 藤井晴⾏(東京⼯業⼤学)• 活動概要
– 委員会の開催– 第3回・第4回デザイン科学セミナー– 第38回情報・システム・利⽤・技術シンポジウム:⼩委員会企画
OS「デザイン科学の⽅法と展開」– 上記セミナーの内容をまとめた刊⾏準備(2017年6⽉予定)
「デザイン・コンピューティング⼊⾨:Pythonによる建築の形態と機能の⽣成・分析・最適化」
まとめ• ⼩委員会主催催し物、⼤会研究集会、情報・システ
ム・利⽤・技術シンポジウムについて、活発に活動が⾏われている
• 特に催し物について、⼩委員会活動報告をはじめ、関連した様々なテーマで開催され、多くの成果があった
• Facebookを利⽤した情報発信についても、利⽤者が順調に増加している
• 最先端の情報システム技術として、情報技術、情報通信技術に加え、3次元スキャナー・プリンター、ドローン、ロボット、AI、CPS等を、どのように捉えていくかが課題