023156-R3.演劇フェスティバルポスター...Title 023156-R3.演劇フェスティバルポスター Created Date 11/30/2020 10:12:51 AM
2014-15 新国立劇場ドン・カルロ リリース Don...3 マルクス・ヴェルバ...
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報道用資料
スペイン宮廷の悲劇を描いたヴェルディの大作が8年ぶりに登場
十字架を象徴的に用いてカトリックの強大な権力を表現した
マルコ・アルトゥーロ・マレッリのプロダクション
指揮は、2011年『イル・トロヴァトーレ』、13年『リゴレット』で好評を博した
イタリア人指揮者、ピエトロ・リッツォ
歌手陣は、スペインの新星テノール、セルジオ・エスコバルのほか、
オーストリアの人気バリトン、マルクス・ヴェルバ
ヴェルディ歌いとして評判の高いセレーナ・ファルノッキア
ヴェルディ作品、特に『ドン・カルロ』への造詣が深いラファウ・シヴェク
2000年『セビリアの理髪師』で新国立劇場初登場以来、活躍がめざましいソニア・ガナッシ
新国立劇場の誇るレパートリー作品「ドン・カルロ」にご期待下さい
【好評発売中】 新国立劇場ボックスオフィス 03-5352-9999
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★11月13日(木)より稽古開始予定です。取材のお申し込みをお待ちしています。
<資料・写真のご請求、ご取材のお問い合わせ> ◎新国立劇場 制作部オペラ 広報担当 小幡 秀美
Tel:03-5352-5733/Fax:03-5352-5709
平成 26 年度(第 69 回)文化庁芸術祭協賛公演
新国立劇場 2014/2015 シーズン オペラ
ジュゼッペ・ヴェルディ
【全4幕/イタリア語上演/字幕付】
指 揮:ピエトロ・リッツォ 演 出:マルコ・アルトゥーロ・マレッリ
2014年11月27日(木)~12月9日(火) 5回公演 新国立劇場オペラパレス
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■全編通して聴きどころが満載
『ドン・カルロ』は、16世紀半ばのスペインを舞台に、王子カルロと王妃エリザベッタの許されざる恋、カルロ
と父王フィリッポ二世の相克、エボリ公女の嫉妬と裏切りなどを重厚な音楽で描いた壮大な歴史劇です。
主要登場人物6人には、それぞれ個性的な楽曲が与えられ、聴きごたえのあるアリア・重唱が全篇に散りば
められています。重唱では、第1幕カルロとロドリーゴの<友情の二重唱>や、第1幕エリザベッタとかつての
婚約者カルロが歌う激しい二重唱、第3幕フィリッポ二世と宗教裁判長による劇的な二重唱などが特に有名
です。また、エボリ公女が歌う第1幕〈ヴェールの歌〉や第3幕〈むごい運命よ〉、第3幕の国王の悲痛なアリア
〈ひとり寂しく眠ろう〉、第4幕で運命を悟った王妃が歌うアリア〈世の空しさを知る方よ〉などの独唱も聴き逃
せません。
■題名役ドン・カルロとともにロドリーゴの役どころにも注目
原作であるシラーの戯曲『ドン・カルロス』では、題名役のドン・カルロスとポーザ侯ローデリヒ(オペラではロド
リーゴ)の厚い友情を主たる基軸としています。そして作品の主な意図も、スペイン宮廷での恋愛悲劇から、
後半に進むに従い、フランドルの解放に邁進する青年貴族ローデリヒをクローズアップさせ、人間の自由と
国家の在り方についてのシラーの理想が託された壮大な悲劇となっていきます。
新オペラ芸術監督の飯守泰次郎(9月就任予定)は、通常ドラマティック・バリトンがキャスティングされること
の多いロドリーゴ役に、あえてリリック・バリトンのマルクス・ヴェルバを抜擢、理想に燃えた若きローデリヒ像
をどう描き出すかにも注目が集まります。
■舞台セットが動くことにより十字架を象徴的に表現 『ドン・カルロ』の舞台となった当時のスペインではカトリックが強大な権力を持っていました。演出のマルコ・
は、新国立劇場での新演出に先立ち、第3幕でフィリッポ二世が歌う「エル・エスコリアアルトゥーロ・マレッリ
ルの墓で、暗い天井の下、私はひとり寂しく眠ろう」という歌詞が登場し、現在は世界遺産にも登録されてい
るエル・エスコリアル修道院を訪ね、そこで十字架をカトリックの権力の象徴として使うことの着想を得まし
た。
本プロダクションでは、4つの壁の隙間から大きな十字架が現れたり、床に光の十字架が作られたり、壁が
開くと奥に十字架が現れるなど、全篇を通して様々な形で十字架が現れ、一国の王ですら逆らえない宗教
の重みを感じさせます。
■壮大なドラマを充実の歌手陣で タイトルロールを歌うのは 。2012年イタリア・モデナでの『ドン・カルロ』で脚光を浴び、セルジオ・エスコバル
ムーティに認められ2015年春にはローマ歌劇場『アイーダ』に出演するスペインの新星テノールです。
ロドリーゴ役は、日本でもファンの多い 。モーツァルトを得意とし、最近では昨年のザルツマルクス・ヴェルバ
ブルク音楽祭『ニュルンベルクのマイスタージンガー』ベックメッサーでの成功などレパートリーも広げつつあ
るオーストリアの人気バリトンです。
フィリッポ二世は 。飯守新監督拘りの実力派バスで、これまで世界各地の劇場でフィリッポラファウ・シヴェク
二世役及び宗教裁判長役を数多く演じ、『ドン・カルロ』の作品を知り尽くしています。
対する女性陣も充実。エリザベッタを歌う は2007年『ファルスタッフ』以来の新国立セレーナ・ファルノッキア
劇場主催公演への登場。ヴェルディの声といわれる美声で、特にエリザベッタやデズデーモナ役では彼女
の右に出る者はいないとも評されています。一方エボリ公女役の は、ロッシーニ歌いとしてソニア・ガナッシ
有名ですが、ヴェルディ作品でも情熱的なカリスマ性のある声を聴かせ、この後もパリ・オペラ座『ル・シッド』
シメーヌなど重要な作品に名だたる歌劇場から招聘されています。
そして宗教裁判長役は新国立劇場ではお馴染みの 。2006年初演時にも同役を演じました。 妻屋秀和
指揮は、2011年『イル・トロヴァトーレ』、2013年『リゴレット』と新国立劇場のヴェルディ新制作公演を2度に
わたって指揮し、その劇的な音作りで高い評価を得た です。 ピエトロ・リッツォ
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■マルクス・ヴェルバ インタビューより (情報誌「ジ・アトレ」7月号抜粋) 新国立劇場での「ドン・カルロ」は私の今シーズンのハイライトです!
これまで東京で歌ったオペラの会場はコンサートホールでしたが、今回はオペラ劇場の舞台で、しかもロドリ
ーゴを歌えるのですから、本当に楽しみです。ロドリーゴの美しいカンティレーナ、フィリッポ二世との素晴らし
い二重唱、そしてロドリーゴの死。今から歌うのが楽しみで仕方がありません!
ヴェルディが楽譜に記した多くのp(ピアノ), pp(ピアニッシモ)を活かしてロドリーゴをリリックに美しく歌いたい
ロドリーゴ役は、音楽的にはとてもリリックです。しかしフィリッポ二世との二重唱では感情を爆発させ、フィリッ
ポ二世が「血によって平和を得る」と言うと「それは墓場の平和」と激しく言い返すなど、多面性があります。全
体的には、ロドリーゴはとても繊細で、感受性が強いことが、音楽からもわかります。技術面では、最初からフ
ルに歌うのではなく、声を配分することが、この役を歌う難しさであり楽しさでもあります。
■ラファウ・シヴェク インタビューより (情報誌「ジ・アトレ」8月号抜粋) フィリッポ二世は、人間不信な絶対的権力者
ヴェルディはそれを音楽と演技で表現するよう求めています
フィリッポ二世は複雑な役柄です。レガートの限りなく美しいフレーズがあったかと思えば、限りなくドラマティッ
クな瞬間が訪れる、といった具合です。フィリッポ二世とは実在の人物なのですが、今では考えられないよう
な絶対的な権力をもった王でした。そして、同じ建物にいる大臣にも書面で命令を出すような変わった一面
を持っていました。反政府者が存在し、父としても夫としても裏切られた経験を持つ彼は、人間に不信感を抱
いた絶対的な権力者なのです。そしてそれを音楽と演技で表現することをヴェルディは求めているのです。
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あらすじ
第 1幕 16世 紀 中 頃 のスペイン。スペイン王 子 ドン・カルロは、フランス王 女 エリザベッタと婚 約 し、
愛 し合 っていたが、彼 女 はカルロの父 でスペイン王 フィリッポ二 世 へ嫁 ぐことに。愛 する人 が母 とな
り、絶 望 に沈 むカルロ。そんな彼 に、親 友 のポーザ侯 爵 ロドリーゴは、スペインの圧 政 からの解 放 を
望 むフランドルの民 衆 の先 頭 に立 つべきだと進 言 する。ロドリーゴのはからいでエリザベッタと会 うカ
ルロ。フランドル行 きの許 しをもらえるよう父 に口 添 えしてほしい、と彼 女 に頼 む。想 いが溢 れる彼 は
抱 きしめるが、エリザベッタはその腕 をほどく。
第 2幕 己 の美 貌 に絶 対 の自 信 を持 つ女 官 エボリ公 女 はカルロを愛 しているが、彼 はエリザベッ
タを愛 していることを知 り、怒 って復 讐 を誓 う。広 場 で異 端 者 の火 刑 が始 まろうというとき、フランド
ルの使 者 を連 れたカルロが現 れ、王 にフランドルの現 状 を訴 える。拒 絶 する王 にカルロが剣 を抜 い
たため、反 逆 のかどで投 獄 される。
第 3幕 妻 が自 分 を愛 してくれない孤 独 に打 ちひしがれるフィリッポ二 世 。そこに来 た宗 教 裁 判 長
に、カルロとフランドルへの対 応 について意 見 を求 めるが、宗 教 裁 判 長 はロドリーゴこそが脅 威 だと
告 げる。エボリの策 略 で、エリザベッタのカルロへの思 いの証 拠 がフィリッポ二 世 の手 に渡 る。王 が
エリザベッタを罵 倒 するのを見 たエボリは己 の行 動 を激 しく悔 い、王 と自 分 の関 係 をエリザベッタに
告 白 する。ロドリーゴは、フランドルを扇 動 した罪 をすべて負 って逃 げる、とカルロに別 れを告 げるが、
王 の部 下 によって暗 殺 される。
第 4幕 サン・ジュスト修 道 院 。フランドルへ発 つカルロは、天 上 での再 会 を誓 ってエリザベッタと
別 れる。フィリッポ二 世 と宗 教 裁 判 長 はカルロを捕 らえようとするが、先 帝 カルロ五 世 の亡 霊 がカル
ロを墓 に引 き入 れる。
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新国立劇場 2014/2015 シーズン オペラ
ジュゼッペ・ヴェルディ
ドン・カルロ 全4幕〈イタリア語上演/字幕付〉 オペラパレス
【公演日程】 2014年11月27日(木)6:30、30日(日)2:00、12月3日(水)6:30、6日(土)2:00、9日(火)2:00
【チケット料金(税込)】S:21,600円・A:16,200円・B:10,800円・C:6,480円・D:3,240円
指 揮: ピエトロ・リッツォ Conductor: Pietro Rizzo
演出・美術: マルコ・アルトゥーロ・マレッリ Production and Scenery Design: Marco Arturo Marelli
衣裳: ダグマー・ニーファイント=マレッリ Costume Design: Dagmar Niefind-Marelli
照 明: 八木 麻紀 Lighting Design: Yagi Maki
再演演出: 澤田 康子 Rivaival Director: Sawada Yasuko
舞台監督: 大澤 裕 Stage Manager: Osawa Hiroshi
フィリッポ二世: ラファウ・シヴェク Filippo II: Rafal Siwek
ドン・カルロ: セルジオ・エスコバル Don Carlo : Sergio Escobar
ロドリーゴ: マルクス・ヴェルバ Rodrigo : Markus Werba
エリザベッタ: セレーナ・ファルノッキア Elisabetta di Valois: Serena Farnocchia
エボリ公女: ソニア・ガナッシ La Principessa d’Eboli: Sonia Ganassi
宗教裁判長: 妻屋 秀和 Il Grande Inquisitore: Tsumaya Hidekazu
修道士: 大塚 博章 Un frate: Otsuka Hiroaki
テバルド: 山下 牧子 Tebaldo: Yamashita Makiko
レルマ伯爵/王国の布告者: 村上 敏明 Il Conte di Lerma/Un araldo reale: Murakami Toshiaki
天よりの声: 鵜木 絵里 Una voce dal cielo: Unoki Eri
合唱指揮: 三澤洋史 管弦楽: 東京フィルハーモニー交響楽団 Chorus Master: Misawa Hirofumi Orchestra : Tokyo Philharmonic Orchestra
合 唱: 新国立劇場合唱団 芸術監督: 飯守泰次郎 Chorus: New National Theatre Chorus Artistic Director: Iimori Taijioro
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ドン・カルロ <主要キャスト・スタッフプロフィール>
指揮: ピエトロ・リッツォ Conductor: Pietro Rizzo
イタリア・ローマ生まれ。ヴァイオリンを学んだ後、指揮に転向し、1997~2000年ヘルシンキの
シベリウス・アカデミーで指揮を学ぶ。00~03年フィンランド国立歌劇場指揮者、03~07年エ
ッセン・アールト劇場第一カペルマイスター、06~09年イェーテボリ・オペラ首席指揮者を歴
任。メトロポリタン歌劇場、ベルリン・ドイツ・オペラ、フィレンツェ歌劇場、スウェーデン王立歌
劇場、ウィーン・フォルクスオーパーなどでイタリア・オペラを中心に活躍。最近では、ハンブ
ルク州立歌劇場『ルクレツィア・ボルジア』(14年3月)、バイエルン州立歌劇場『椿姫』(同5月)
などを指揮。今後の予定には、ベルリン・ドイツ・オペラ『ロベルト・デヴュリュー』(同11月)、ザ
ンクトガレン劇場『二人のフォスカリ』『ルクレツィア・ボルジア』(15年3~6月)、バイエルン州立
歌劇場『カプレーティ家とモンテッキ家』(15年)などがある。新国立劇場には11年『イル・トロヴ
ァトーレ』、13年『リゴレット』に続いての出演。
演出・美術: マルコ・アルトゥーロ・マレッリ Production and Scenery Design : Marco Arturo Marelli
スイス・チューリッヒ生まれ。生地で学んだ後、ウィーン、ザルツブルク、ベルリンなどでキャリ
アを重ね、ウィーン・フォルクスオーパー『魔笛』で演出家デビュー。以来、ハンブルク州立歌
劇場『ファルスタッフ』『ドン・ジョヴァンニ』、ウィーン国立歌劇場『無口な女』『夢遊病の女』、
ザクセン州立歌劇場『トリスタンとイゾルデ』『カプリッチョ』などヨーロッパ各地の歌劇場で活
躍。バロック・オペラから現代作品まで多彩な作品を取り上げており、ニコラウス・アーノンクー
ル、ロジャー・ノリントンなど著名な指揮者から高く評価されている。新国立劇場では 2005 年
『フィデリオ』、06 年『ドン・カルロ』を演出。
フィリッポ二世: ラファウ・シヴェク Filippo II : Rafal Siwek
ポーランド出身。2002年ポーランド国立歌劇場『エウゲニ・オネーギン』グレーミン公爵でオペ
ラデビュー。これまでに、同歌劇場を含むポーランド国内の歌劇場に出演のほか、ベルリン
州立歌劇場、ハンブルク州立歌劇場、ローマ歌劇場、ボリショイ劇場などに出演。『ドン・カル
ロ』フィリッポ二世、『アイーダ』ランフィス、『ナブッコ』ザッカリーア、『リゴレット』スパラフチーレ
などヴェルディ作品や、『魔笛』ザラストロ、『セビリアの理髪師』ドン・バジリオ、『トゥーランドッ
ト』ティムールなどをレパートリーに持つ。最近では、チューリッヒ歌劇場『アイーダ』ランフィ
ス、ベルリン州立歌劇場『ドン・カルロ』宗教裁判長などに出演。今後の予定には、バイエル
ン州立歌劇場『リゴレット』スパラフチーレ(2014年11月)、ワルシャワ歌劇場『ナブッコ』ザッカ
リーア(14年11月~15年6月)などがある。新国立劇場初登場。2014/2015シーズンは『さまよ
えるオランダ人』ダーラントにも出演予定。
ドン・カルロ: セルジオ・エスコバル Don Carlo : Sergio Escobar スペイン出身。マドリッドのアルトゥロ・ソリア音楽院及び国立声楽音楽院で学ぶ。2012年にロ
グローニョ市声楽コンクール第1位、モンセラート・カバリエ国際コンクール第2位、ビルバオ国
際コンクール第2位を受賞。同年モデナ市立ルチアーノ・パヴァロッティ歌劇場『ドン・カルロ』
タイトルロールで大成功を収める。14年はサンパウロ市立劇場『イル・トロヴァトーレ』、トリエス
テのヴェルディ劇場『アッティラ』、ボローニャ歌劇場『仮面舞踏会』に出演。今後の予定に
は、フィレンツェ・テアトロ・コムナーレ『カヴァレリア・ルスティカーナ』トゥリッドゥ(14年10月)、
ローマ歌劇場『アイーダ』(15年4~5月)などがある。今後益々の活躍が期待される新星リリッ
ク・テノール。新国立劇場初登場。
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宗教裁判長: 妻屋秀和 Il Grande Inquisitore : Tsumaya Hidekazu
東京藝術大学卒業、同大学大学院オペラ科修了。1994~2001年ライプツィヒ歌劇場専属。
02~11年ワイマールのドイツ国民劇場専属。これまでにベルリン・ドイツ・オペラ、ベルリン州
立歌劇場、ライン・ドイツ・オペラ、スコティッシュ・オペラなどに客演。新国立劇場では『ラ・ボ
エーム』コッリーネ、『ドン・ジョヴァンニ』騎士長、『セビリアの理髪師』ドン・バジリオ、『アイー
ダ』ランフィス、『ナブッコ』ベルの祭司長、『夜叉ヶ池』鉱蔵、『リゴレット』スパラフチーレ、『カ
ルメン』スニガ、『ヴォツェック』医者、『アラベッラ』ヴァルトナー伯爵ほか多数出演。
2014/2015シーズンは『ドン・ジョヴァンニ』騎士長、『マノン・レスコー』ジェロント、『ばらの騎
士』警部でも出演予定。藤原歌劇団団員。
ロドリーゴ: マルクス・ヴェルバ Rodrigo : Markus Werba オーストリア出身。16歳で声楽を学び始め、クラーゲンフルト音楽院及びウィーン音楽大学で
研鑽を積む。これまでに、ミラノ・スカラ座、英国ロイヤルオペラ、バイエルン州立歌劇場、ロ
サンゼルス・オペラ、リヨン歌劇場、パリ・シャトレ座、メトロポリタン歌劇場、ブエノスアイレスの
コロン劇場、サントリーホールなど世界各地の劇場や、ザルツブルク音楽祭、タングルウッド
音楽祭などに出演し、クラウディオ・アバド、ジェフリー・テイト、ケント・ナガノ、リッカルド・ムー
ティ、ジェイムズ・レヴァインなどの名指揮者と共演している。最近では、アン・デア・ウィーン
劇場『コジ・ファン・トゥッテ』ドン・アルフォンソ、ウィーン国立歌劇場『魔笛』パパゲーノ、英国
ロイヤルオペラ『ラ・ボエーム』マルチェッロ、『ナクソス島のアリアドネ』ハルレキンなどに出
演。今後の予定としては、メトロポリタン歌劇場『魔笛』パパゲーノ(14年10月)のほか、2015年
はウィーン国立歌劇場及び英国ロイヤルオペラでも同役で出演予定。新国立劇場初登場。
エリザベッタ: セレーナ・ファルノッキア Elisabetta di Valois : Serena Farnocchia イタリア・ピエトラサンタ生まれ。1995年フィラデルフィアのルチアーノ・パヴァロッティ国際声
楽コンクールで優勝後、ミラノ・スカラ座『ドン・ジョヴァンニ』ドンナ・アンナでオペラデビュー。
これまでにミラノ・スカラ座、ローマ歌劇場、バイエルン州立歌劇場、シュトゥットガルト州立歌
劇場、フィンランド国立歌劇場、シカゴ・リリック・オペラなどに出演。レパートリーには『ドン・ジ
ョヴァンニ』ドンナ・アンナ、『ファルスタッフ』アリーチェ、『ラ・ボエーム』ミミ、『トゥーランドット』
リューなどがある。最近では、ローマ歌劇場『マノン・レスコー』タイトルロール、グラインドボー
ン音楽祭『ドン・ジョヴァンニ』ドンナ・エルヴィーラなどに出演。今後の予定には、バイエルン
州立歌劇場『シモン・ボッカネグラ』アメーリア、ライン・ドイツ・オペラ『ドン・ジョヴァンニ』ドン
ナ・アンナなどがある。新国立劇場には2007年『ファルスタッフ』アリーチェ、09年ニューイヤ
ーオペラパレスガラに続いての登場。
エボリ公女: ソニア・ガナッシ La Principessa d’Eboli:Sonia Ganassi イタリアのレッジョ・エミーリア生まれ。パルマ音楽院で学ぶ。1992年ローマ歌劇場『セビリア
の理髪師』ロジーナでオペラデビュー。これまでに、メトロポリタン歌劇場、英国ロイヤルオペ
ラ、ミラノ・スカラ座、バイエルン州立歌劇場、マドリッドのレアル劇場、バルセロナのリセウ劇
場など世界の主要歌劇場に出演している。『ドン・ジョヴァンニ』ドンナ・エルヴィーラ、『セビリ
アの理髪師』ロジーナ、『チェネレントラ』アンジェリーナ、『ドン・カルロ』エボリ公女、『カルメ
ン』タイトルロールなど幅広いレパートリーを持つ。最近では、ジュネーヴ歌劇場『カルメン』、
ローマ歌劇場日本公演『ナブッコ』フェネーナ(2014年5月)などに出演。今後の予定には、
中国国家大劇院『ノルマ』アダルジーザ(同9月)、フェニーチェ歌劇場『カプレーティ家とモン
テッキ家』ロメーオ(15年1月)などがある。新国立劇場には2000年『セビリアの理髪師』以来の
登場となる。
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本公演はレパートリー公演です。前回公演の舞台写真を宣材としてご提供できますので、 ご希望の写真を番号でお知らせください。
新国立劇場オペラ『ドン・カルロ』(2006年9月)より 撮影:三枝近志
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