ピッコロ 劇団公演 ~青少年向 け演劇鑑賞事業 「ピッコロ ......17...

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17 ピッコロ劇団公演 ~青少年向け演劇鑑賞事業「ピッコロわくわくステージ」の実施など~ ピッコロ劇団では、優れた舞台芸術の創造と地域文化の振興をめざし、演劇公演、アウトリーチ活動など の多彩な事業を展開する。 「ピッコロわくわくステージ」の実施 次代を担う中学生が豊かな感性や情感をはぐくむことを目的 として、希望する中学校に対してピッコロ劇団の公演を実施、 優れた演劇に触れる機会を提供する。また、演劇鑑賞の仕方や 音響・照明・舞台装置など舞台を支えている機能についても紹 介する。 ・公演数 10公演(約20校) ・演 ピッコロ劇団第41回公演「しんしゃく源氏物語」 ピッコロシアター公演 ・ピッコロ劇団第40回公演「螢の光」 6 月 3 日~8 日 第4回近松賞戯曲賞受賞作を兵庫県・尼崎市・尼崎市総合文化センターが共同製作 ・ピッコロ劇団ファミリー劇場「扉のむこうの物語」(予定) 8 月 2 日~3 日 「不思議の国のアリスの帽子屋さんのお茶の会」など別役実のファミリー作品の演出をした劇団員 の平井久美子が岡田淳作品を初演出 ・ピッコロ劇団第41回公演「しんしゃく源氏物語」 10月12日~20日 芸術文化センター 阪急 中ホール公演 ・ピッコロ劇団第39回公演「天保十二年のシェイクスピア」 23年2月24日~27日 ピッコロ劇団員と関西で活躍する俳優あわせて40名が井上ひさしの名作に挑む話題作 ・ピッコロ劇団ファミリー劇場「扉のむこうの物語」(予定) 12月22日~23日 アウトリーチ活動・演劇指導活動 ・小学校公演「ピッコロ版 銀河鉄道の夜」の実施 ・「あつまれ!ピッコロひろば」の実施 ・「ピッコロ演劇学校」<本科・研究科>の演劇指導 ・高等学校、大学等への演劇指導 ・各地での演劇ワークショップの実施 (企画県民部 芸術文化課 課長補佐 横山 寿信 内線 27 60 【平成22年度 ピッコロわくわくステージ】 演目:「さらっていってよピーターパン」 【あつまれ!ピッコロひろば】 【小学校公演 「ピッコロ版 銀河鉄道の夜」】

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    ピッコロ劇団公演

    ~青少年向け演劇鑑賞事業「ピッコロわくわくステージ」の実施など~

    ピッコロ劇団では、優れた舞台芸術の創造と地域文化の振興をめざし、演劇公演、アウトリーチ活動など

    の多彩な事業を展開する。

    1 「ピッコロわくわくステージ」の実施

    次代を担う中学生が豊かな感性や情感をはぐくむことを目的

    として、希望する中学校に対してピッコロ劇団の公演を実施、

    優れた演劇に触れる機会を提供する。また、演劇鑑賞の仕方や

    音響・照明・舞台装置など舞台を支えている機能についても紹

    介する。

    ・公演数 10公演(約20校)

    ・演 目 ピッコロ劇団第41回公演「しんしゃく源氏物語」

    2 ピッコロシアター公演

    ・ピッコロ劇団第40回公演「螢の光」 6月3日~8日

    第4回近松賞戯曲賞受賞作を兵庫県・尼崎市・㈶尼崎市総合文化センターが共同製作

    ・ピッコロ劇団ファミリー劇場「扉のむこうの物語」(予定) 8月2日~3日

    「不思議の国のアリスの帽子屋さんのお茶の会」など別役実のファミリー作品の演出をした劇団員

    の平井久美子が岡田淳作品を初演出

    ・ピッコロ劇団第41回公演「しんしゃく源氏物語」 10月12日~20日

    3 芸術文化センター 阪急 中ホール公演

    ・ピッコロ劇団第39回公演「天保十二年のシェイクスピア」 23年2月24日~27日

    ピッコロ劇団員と関西で活躍する俳優あわせて40名が井上ひさしの名作に挑む話題作

    ・ピッコロ劇団ファミリー劇場「扉のむこうの物語」(予定) 12月22日~23日

    4 アウトリーチ活動・演劇指導活動

    ・小学校公演「ピッコロ版 銀河鉄道の夜」の実施

    ・「あつまれ!ピッコロひろば」の実施

    ・「ピッコロ演劇学校」<本科・研究科>の演劇指導

    ・高等学校、大学等への演劇指導

    ・各地での演劇ワークショップの実施

    (企画県民部 芸術文化課 課長補佐 横山 寿信 内線2760)

    【平成22年度 ピッコロわくわくステージ】

    演目:「さらっていってよピーターパン」

    【あつまれ!ピッコロひろば】 【小学校公演 「ピッコロ版 銀河鉄道の夜」】

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    県立芸術文化センター事業~喜歌劇「こうもり」、ベルリン・ドイツ交響楽団など~

    芸術文化センターは、開館5年で250万人の公演入場者を達成した。

    これからも、県民の期待にさらに応えていくため、3つのコンセプト(①

    多彩な舞台芸術の創造・発信、②芸術性豊かなものから親近感に富む

    ものまで幅広いニーズに応える上演、③舞台芸術の普及・県民の創造

    活動の支援)のもとで、事業を展開する。

    1 芸術文化センター事業

    (1)自主企画制作(芸術監督プロデュース等)

    ① プロデュースオペラ

    ・喜歌劇「こうもり」 7月16日~7月24日

    ② コンサート

    ・ジルヴェスター・ガラ・コンサート 12月31日~1月1日

    ③ プロデュース演劇・ダンス

    ・A Song at twilight 7月(兵庫、東京)

    ・僕の時間の深呼吸 7月(東京)、 8月(兵庫)

    ・停電の夜にⅡ 11月~3月で調整中 ほか

    (2)招聘・提携事業

    ・英国バーミンガム・ロイヤル・バレエ「真夏の夜の夢」「ダフニスとクロエ」 5月25日

    ・五嶋みどり ヴァイオリンリサイタル 6月21日ほか

    ・ベルリン・ドイツ交響楽団 11月2日、3日

    (3)普及事業

    ・プロムナード・コンサート

    ・ワンコイン・コンサート

    ・にぎわいづくり(地元商店街・自治会・大学等と一体となったイベントの実施)

    2 兵庫芸術文化センター管弦楽団事業

    ・定期演奏会 年間(シーズン)9回、通算27日間公演

    ・特別演奏会 名曲コンサート、ファミリーコンサート等

    ・室内楽演奏会

    ・青少年芸術体験事業 わくわくオーケストラ教室(県内の全中学1年生を対象)

    ・アウトリーチ活動 生の演奏を聴く機会の少ない学校、医療機関等に出向いて演奏等

    ・県内共催公演 県内公立ホールとの共催方式により公演を実施

    (企画県民部 芸術文化課 課長補佐 横山 寿信 内線2760)

    【芸術文化センター】

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    兵庫陶芸美術館事業~「三代德田八十吉-煌く色彩の世界」展、「マイセン-西洋陶磁300年」展など~

    日本六古窯の一つであり、豊かな自然に恵まれた丹波立杭の里に立地する兵庫陶芸美術館では、丹波焼を

    はじめとする陶芸文化の振興、発展を図るとともに、陶磁器を通して人々の交流を深めるための展覧会等を

    開催する。

    1 特別展の開催

    現代陶芸の地平を拓く―富本憲吉から八木一夫へ―

    平成23年

    1月22日~2月27日

    現代陶芸の先駆者、富本憲吉・八木一夫から現在

    活躍する三原研までを紹介し、作品に表現された

    作者の思考や個性を探る。

    追悼人間国宝

    三代德田八十吉展

    ―煌めく色彩の世界―

    3月12日~5月29日

    古九谷の色彩の美しさを現代に生かして独自の

    作風を確立した人間国宝・德田八十吉(1933-

    2009)の創作活動を回顧するとともに、古九谷の

    名品を紹介する。

    新収蔵古陶磁の名品―丹波焼と県内産古陶磁を

    中心に― (仮称)

    6月11日~8月28日

    平成17年度の開館以降収集した140点あまりの古

    陶磁を一堂に展示し、丹波焼をはじめとする県内

    産古陶磁の魅力を紹介する。

    マイセン

    ―西洋陶磁の300年―9月10日~11月27日

    日独修好150周年を記念し、西欧初の磁器窯で、

    300年の歴史を誇る、ドイツ・マイセン窯の全容

    について、国立マイセン磁器製作所美術館の名品

    を中心に紹介する。

    2 陶芸文化の発信・交流拠点としての普及事業の展開

    (1)全国・全世界に通用する陶芸作家養成

    ・著名作家招聘事業 第一線で活躍している著名作家を招聘

    し、制作過程の公開や若手陶芸作家と

    交流

    (2)陶芸ファンを拡大する創作・学習活動

    ・陶芸ワークショップ 陶の郷の登り窯を使って丹波焼の伝統技術を体験

    ・県民陶芸大学 地元陶芸作家の指導により作陶の全工程を学習

    ・子育て世代ワークショップ 夏休み等に作陶を通じて子育て仲間や親子が交流

    ・陶芸文化講座 作陶技法の学習を通じて、丹波焼をはじめ陶芸文化を理解

    (3)陶芸文化のすそ野を広げる連携事業

    ・学社連携事業 学校や教育関係機関等と、連携授業を実践

    連携プログラムを利用し、出前授業も可能

    3 幅広い層の集客を図るイベントを地域と連携して展開

    ・丹波焼作品と地元茶花道協会による新しい表現「いけばなアート展」(3月)

    ・ボランティアと行く「丹波焼の郷路地歩き」(4~5・10~11月、団体は通年受付)

    ・五感(視る・聴く・嗅ぐ・味わう・触れる)で楽しむ「やきものの里 春ものがたり」(GW期間)

    ・里山の風景と窯元群を一望できる展望デッキでのコンサート(4・5・10月)

    ・丹波立杭陶磁器協同組合等が開催する「陶器まつり」への参画(10月)

    (企画県民部 芸術文化課 課長補佐 横山 寿信 内線2760)

    【耀よ う

    彩さい

    大皿おおざら

    ・華か

    芯しん

    (三代德田八十吉)】

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    県立美術館事業~「カンディンスキーと青騎士」展、「借りぐらしのアリエッティ×種田陽平」展など~

    海外の優れた芸術家による名作を紹介する展覧会や、家族連れで楽しめる体験型の「借りぐらしの

    アリエッティ」展、兵庫ゆかりの作家や現在活躍中の現代美術作家を紹介する「森村泰昌」展、「伊

    藤清永」展など、幅広い層を対象に充実した特別展を開催する。

    1 森村泰昌 なにものかへのレクイエム-戦場の頂上の芸術-

    (1)会 期 平成23年 1月 18日~4月 10日

    (2)概 要 セルフ・ポートレイトの写真作品で知られる美術家、

    森村泰昌の新作シリーズを完全版で通覧する個展を

    開催する。

    (3)主な出品作品(作品点数:約40点)

    《なにものかへのレクイエム(遠い夢/チェ)》などの写真、

    《烈火の季節/なにものかへのレクイエム(三島)》などの映像作品 等

    2 カンディンスキーと青騎士展

    (1)会 期 平成23年 4月 26日~6月 26日

    (2)概 要 カンディンスキーをはじめ「青騎士」に関わる貴重なコレク

    ションを持つレンバッハハウス・ミュンヘン市立美術館の協

    力を得て、「青騎士」の絵画表現を紹介する。

    (3)主な出品作品(作品点数:約60点)

    カンディンスキーの作品約30点、ミュンター、ヤウレンスキー、クレ

    ー、マルク、マッケなど、青騎士のメンバー等の作品約30点 等

    3 借りぐらしのアリエッティ×種田陽平展

    (1)会 期 平成23年 7月 28日~9月 25日

    (2)概 要 会場の約半分を体験型として、来館者が小人になって体験で

    きるよう会場を構成する。美術監督を種田陽平が担当、その

    作品をあわせて展示する。

    (3)主な出品予定作品

    体験型展示構成、種田陽平美術監督の関連背景画 等

    4 榎忠展

    (1)会 期 平成23年 10月上旬~11月下旬予定

    (2)概 要 独自の活動を展開する兵庫ゆかりの現代作家、榎忠の活動

    を紹介する大規模な個展を開催する。

    (3)主な出品予定作品

    《RPM》や大砲型作品、立体作品約10点、

    作品のためのドローイング数十点 等

    5 生誕100年 伊藤清永展

    (1)会 期 平成23年 12月上旬~平成24年 1月下旬予定

    (2)概 要 日展で活躍した兵庫県旧出石町出身の洋画家伊藤清永の画業

    を紹介する展覧会。その初期から晩年までの代表作を展示。

    (3)主な出品予定作品(作品点数:約60~70点)

    《仮睡》、《椅子に倚る裸婦》、《曙光》、素描や関連資料 等

    (教育委員会事務局 社会教育課 課長補佐 大淵 研二 内線5756)

    【森村泰昌《海の幸・戦場の頂上の旗》】

    【カンディンスキー《校外》】

    【伊藤清永《仮睡》】

    【榎忠《LIBERTY-C2H2》】

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    県立歴史博物館事業~「宝塚歌劇-咲きつづけて1世紀」展、「中右コレクション-四大浮世絵師」展など~

    世代を超えてより多くの県民が親しみを感じ、身近な生活やくらしから歴史を学習し、ふるさとの歴

    史を再発見できる「交流博物館」として魅力ある展覧会を開催する。

    1 特別企画展「姫路 今むかし」

    (1)会 期 平成23年 1月 8日~2月 27日

    (2)概 要 「姫路」という地域に根ざした多彩な生活文化

    を紹介。今むかしの懐かしい情景に思いを寄せ、

    それぞれの自分史を再認識する機会を提供する。

    (3)主な展示資料

    古写真、絵はがき・パンフレット類(当館蔵・高橋コレ

    クション)、近代生活資料(当館蔵) 等

    2 特別展「宝塚歌劇-咲きつづけて1世紀-」

    (1)会 期 平成23年 3月 19日~6月 12日

    (2)概 要 1914年(大正3年)に宝塚歌劇では第1回公演が

    行われた。その創設から現在にいたる輝かしい歴

    史を舞台衣裳・装置・映像などを通して紹介する。

    (3)主な展示資料

    歌劇で着用された歴代の衣裳

    劇を紹介するポスター・パンフレット・雑誌類 等

    3 特別企画展「ひょうごの鉄道」

    (1)会 期 平成23年 7月 16日~9月 25日

    (2)概 要 1874(明治 7)年阪神間で煙を最初にあげた「ひょ

    うごの鉄道」についての歴史・現状・未来につい

    て理解を深めることをねらいとする。

    (3)主な展示資料

    明治~昭和の鉄道路線図、絵はがき、時刻表、錦絵、ポス

    ターサボ(行先票)、ヘッドマーク、駅弁掛け紙、汽車土瓶 等

    4 特別展「中右コレクション-四大浮世絵師展」

    (1)会 期 平成23年 10月 15日~12月 4日

    (2)概 要 浮世絵は江戸時代を代表する大衆文化。江戸時代を代表する

    4人の浮世絵師の代表的な作品を中心に展示を構成する。

    (3)主な展示資料

    嵐龍蔵の金貸石部金吉(東洲斎写楽)、山姥と金太郎(喜多川歌麿)

    富嶽三十六景(葛飾北斎)、東海道五十三次(歌川広重) 等

    (教育委員会事務局 社会教育課 課長補佐 大淵研二 内線5756)

    【市川鉄橋】

    【花組公演「太王四神記」フィナーレ ©宝塚歌劇団】

    【姫路城鳥瞰図】

    【嵐龍蔵の金貸石部金吉】

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    県立人と自然の博物館事業~ひとはく夏休み特別企画事業、「ひょうご恐竜・ほ乳類化石プロジェクト」の推進など~

    夏休みに新たな特別企画として「昆虫」をテーマとした演示(展示やワークショップ)を行う。

    また、「ひょうご恐竜・ほ乳類化石プロジェクト」の推進とあわせ、さまざまな教育普及・啓発事

    業を実施し、恐竜・ほ乳類化石に関する情報を発信する。

    1 ひとはく夏休み特別企画事業の実施

    (1)展示「ファーブルたちの夏 -昆虫の世界2011」の開催

    会 期 平成23年 7月 20日~9月 11日

    概 要 世界の大型昆虫や美麗昆虫等の昆虫標本を展示する。

    (2)関連ワークショップの実施

    地域で活動している団体やNPO法人の方々と連携して、ひとはく、

    佐用町昆虫館やアートホール神戸等で、「昆虫標本づくり」や「楽

    しい 蚊帳遊び」などのワークショップを行う。

    2 「ひょうご恐竜・ほ乳類化石プロジェクト」の推進

    (1)展示特別企画「丹波と恐竜を知ろう2011 -第 5次発掘報告」

    会 期 平成23年 4月 23日~9月 4日

    概 要 第5次発掘の報告、篠山層群の化石、恐竜化石等に

    関わる丹波・篠山での市民活動などを紹介する。

    (2)展示特別企画「化石大集合2011 -ジオパークを彩る化石」

    会 期 平成23年10月1日~平成24年4月8日

    概 要 ジオパークに関連した化石を展示し、ジオパー

    クの見どころや活動を紹介する。

    (3)発掘・調査研究事業

    第6次発掘調査(11~3月)、クリーニング作業

    (4)普及啓発、学習推進事業

    博物館の担い手(ひとはく地域研究員、発掘体験指導員)を

    養成し、発掘体験等の学習プログラムを共同で推進する。

    「ひとはくフェティバル」(11月)で体験プログラムなどを

    実施する。

    (教育委員会事務局 社会教育課 課長補佐 大淵 研二 内線5756)

    【「昆虫の世界」の展示】

    【恐竜化石の展示特別企画の様子】

    【発掘現場の様子】

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    県立コウノトリの郷公園事業~コウノトリ野生化対策会議の開催、普及啓発・環境教育の促進など~

    特別天然記念物のコウノトリを保護し、その種の保存を図るとともに、コウノトリやその他の野生生物と

    共存できる、人と自然の調和した環境の創造をめざし、教育・学術等の事業を展開する。

    1 コウノトリ野生化対策会議の開催

    野生復帰の新たな展開に対応するため、学術的・技術

    的な指導助言を専門家から受け、本格的野生復帰のグラ

    ンドデザイン(放鳥の指針)を作成する。

    2 野生復帰への取組

    飼育による個体管理と野外でのコウノトリの行動の把

    握や研究を通して野生復帰に向けた取組を行う。特に、コ

    ウノトリの生息域の拡大や野外のコウノトリの遺伝的多

    様性についても検討を行い、本格的野生復帰を目指す。

    〈コウノトリの個体数〉

    (平成22年12月14日現在)

    3 普及啓発・環境教育の促進

    コウノトリの野生復帰への理解を深めるための普及・啓

    発、環境教育を推進する。

    ① 講演会の実施及び関連事業への職員の派遣

    ② 学校教育を重視した、環境学習会等の開催

    ③ 特別観察会

    ④ ガイドウォーク

    ⑤ 保護増殖・野生復帰体験講座

    「集まれ コウノトリファン」

    (教育委員会事務局 社会教育課 課長補佐 大淵研二 内線5756)

    郷公園 69 羽飼育下

    保護増殖センター 31 羽100 羽

    放鳥個体 21 羽野 外

    野外での巣立ち 22 羽43 羽

    【親鳥とヒナ】

    【飛翔するコウノトリ】

    【幼鳥の巣立ち】

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    県立考古博物館事業~「木のうつわ 六千年の技」展、「みほとけの考古学」展など~

    考古学が解き明かした兵庫県の地域文化をわかりやすく、物語性豊かに伝えるとともに、歴史の謎

    解きや楽しさに満ちた考古学研究の最前線を解説する特別展等を開催する。

    1 特別展「木のうつわ 六千年の技」

    (1)会 期 平成23年 4月 23日~6月 26日

    (2)概 要 人々の生活に密着した“木のうつわ”をとお

    して、木の文化を育んだ先人の“技”に迫る。

    (3)主な展示資料

    袴狭は か ざ

    遺跡出土曲物・挽物ひきもの

    ・漆器等(豊岡市、館蔵)

    鳥浜貝塚出土漆器・木製容器(福井県蔵、重要文化財)

    青あお

    谷上や か み

    寺地じ ち

    遺跡出土木製容器(鳥取県蔵)

    高台寺蒔絵ま き え

    (京都府高台寺蔵、重要文化財) 等

    2 企画展「はかせからの挑戦状 古墳のナゾをとけ」

    (1)会 期 平成23年 7月 20日~8月 31日

    (2)概 要 考古学の研究方法をやさしく解説する、親と子

    どもの夏休み向けハンズ・オン展示を行う。

    (3)主な展示例

    ハンズ・オンキット(古墳づくり双六、古墳の石室に入

    ろう)

    クイズラリー「はかせに挑戦!考古学のナゾをとけ」

    古代体験イベント「古墳時代ものづくり体験」 等

    3 特別展「みほとけの考古学」

    (1)会 期 平成23年 10月1日~11月 27日

    (2)概 要 仏教信仰に関わる出土品や伝世品を通じて、い

    つの時代も変わらぬ、平安を願う人の心に迫る。

    (3)主な展示資料

    上板井経塚出土和鏡・青白磁等(篠山市、館蔵、県指定)

    勝かつ

    雄お

    経塚出土経筒・経巻等(神戸市、館蔵、県指定)

    妙みょう

    楽寺ら く じ

    経塚出土仏具一式(豊岡市、豊岡市蔵、県指定)等

    4 ふるさと発掘展「発掘が語る丹波篠山」

    (1)会 期 平成23年 10月 5日~12月 4日(篠山市で開催)

    (2)概 要 重要な遺跡の宝庫篠山市を舞台に、旧石器時代

    から近世篠山城まで、選りすぐりの発掘資料で

    篠山の歴史を辿る。

    (3)主な展示資料

    板井寺ヶ谷遺跡出土旧石器(篠山市、館蔵、県指定)

    内場山な い ば や ま

    墳丘墓出土品(篠山市、館蔵、県指定)

    雲部車く も べ く る ま

    塚づか

    古墳関係資料(篠山市、京都大学蔵) 等

    (教育委員会事務局 社会教育課 課長補佐 大淵研二 内線5756)

    【勝雄経塚出土経筒】

    【青谷上寺地遺跡出土木製容器】

    添付写真

    添付写真

    【内場山墳丘墓出土品】