14 DNA 分科会E

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DNA流 対象者を明確にした教育事業の 人づくり&組織マネジメント 1 Copyright (C) 2016 DNA All Rights Reserved. ※本資料の無断転載を禁じます。 2017年3月25日(土) コミュニティフォーラム2017 分科会E:コミュニティ教育 ~コミュニティ活動を通した人づくり 【問い合わせ先】 NPO法人DNA ( Design Net-works Association ) 代表理事 沼田 翔二朗 Web: http://npo-dna.org/

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DNA流

対象者を明確にした教育事業の

人づくり&組織マネジメント

1

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2017年3月25日(土)

コミュニティフォーラム2017

分科会E:コミュニティ教育

~コミュニティ活動を通した人づくり

【問い合わせ先】

NPO法人DNA ( Design Net-works Association )

代表理事 沼田 翔二朗

Web:http://npo-dna.org/

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コミュニティとは 2

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人と関わり、対話を通じて

育む関係性の集まりのこと

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人と組織マネジメントの中心にある考え方 3

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「安心・寛容・自己開示」のコミュニティが

「挑戦・学び・成長」をうみだす

【1】

Comfort

Zone

【2】

Stretch

Zone

【3】

Panic Zone

【1】Comfort Zone/快適空間

DNAのコミュニティが

目指す前提環境

【2】Stretch Zone/背伸空間

活動を通じて

向き合わなければならない機会

安心・寛容・自己開示

挑戦・学び・成長

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団体紹介

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プロフィール 5

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1989年 北海道士別市生まれ 5人家族末っ子

2005年 地元の小・中・高校へ進学(最後の卒業生)

2008年 高崎経済大学 地域政策学部進学

【転機】1年間の引きこもりを体験・・・何も頑張らない、頑張れない

2009年 NPO法人DNA参画

2011年 同法人代表理事に就任・新規事業の構想に着手

2014年 「高校生」を対象としたキャリア教育に関する事業を立ち上げる

・「未来の教室」:2時間の出張授業

・「ライフデザイン講座」:“自分の生き方”を題材とした探求授業

2017年 現在に至る

NPO法人DNA 代表理事

沼田 翔二朗(ぬまた しょうじろう)

- 認定キャリア教育コーディネーター

- 高崎経済大学 地域政策研究科(専攻・人材育成)

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団体紹介 6

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私たちの事業は・・・

高校の授業を活用した

キャリア学習の出張授業

です。

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団体紹介 7

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「大学生」= “対象者”様々な社会活動を通じて

成長する学生NPOとして

子ども・若者と、社会をつなぐ

第1創業期2004年~2013年

第2創業期2014年~現在

「高校生」=“対象者”「未来の教室」を中核事業の

教育NPOとして

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施策一覧 8

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仲間同士の関係性を育むための施策を行う

【コンテンツ(企画)】◆顧客(対象者)理解

◆週間DNA

◆じぶん振り返り(適宜)

◆じぶん×団体プレゼンテーション

◆じぶん×社会(将来)プロジェクト

◆チェックイン&チェックアウト

◆アイスブレイク/クエスションカード

【ギャザリング(集合)】◆定例ミーティング(週1回)

◆合宿(年2回)

◆事業報告会(年1回)

◆卒業式/勇退式(年1回)

◆オープンスペース(月1回) など

◆オープンスペース

◆Good&Mottoカード

◆写真撮影

◆メッセージカード

◆他活動へのお誘い

◆リーダーズインテグレーション

◆ムービー&アルバムづくり など

【ハード(組織設計)】◆キャリアパス制度(大学4年間の歩み)

◆チーム制

◆メンタリング制

◆朝メール&夜メール制

◆年間計画表 など

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大切にしていること

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コミュニティの根っこ 10

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お互いの自尊感情(自己肯定感)を育みながら、

挑戦・応援し合える関係性を育む

包み込まれ感覚

自己効力感 自己受容感覚

社交性感覚

親や先生など周りの大人から

自分は大切にされている感覚

目標に向かう上で、

自分は(実行・達成)できる

という期待や自信

自分は自分であって大丈夫と

思える感覚。素晴らしい自分も

ダメな自分も受け容れる気持ち

※参考:高知県教育センター「子どもの自尊感情を育む学校についての一考察」

NPO法人D.Live「子どもの自信白書2015・2016」

友だちとの心の通じ合いが

できているという気持ち

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※参考:高知県教育センター「子どもの自尊感情を育む学校についての一考察」

NPO法人D.Live「子どもの自信白書2015・2016」

コミュニティの根っこ 11

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お互いの自尊感情(自己肯定感)を育みながら、

挑戦・応援し合える関係性を育む

包み込まれ感覚

自己効力感 自己受容感覚

社交性感覚

親や先生など周りの大人から

自分は大切にされている感覚

目標に向かう上で、

自分は(実行・達成)できる

という期待や自信

自分は自分であって大丈夫と

思える感覚。素晴らしい自分も

ダメな自分も受け容れる気持ち

友だちとの心の通じ合いが

できているという気持ち

お互いの関心

達成経験経験の意味づけ

自己開示

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人と組織のマネジメント事例

~4つの施策

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施策一覧 13

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仲間同士の関係性を育むための施策を行う

【コンテンツ(企画)】◆顧客(対象者)理解

◆週間DNA

◆じぶん振り返り(適宜)

◆じぶん×団体プレゼンテーション

◆じぶん×社会(将来)プロジェクト

◆チェックイン&チェックアウト

◆アイスブレイク/クエスションカード

【ギャザリング(集合)】◆定例ミーティング(週1回)

◆合宿(年2回)

◆事業報告会(年1回)

◆卒業式/勇退式(年1回)

◆オープンスペース(月1回) など

◆オープンスペース

◆Good&Mottoカード

◆写真撮影

◆メッセージカード

◆他活動へのお誘い

◆リーダーズインテグレーション

◆ムービー&アルバムづくり など

【ハード(組織設計)】◆キャリアパス制度(大学4年間の歩み)

◆チーム制

◆メンタリング(個別支援)制

◆朝メール&夜メール制

◆年間計画表 など

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●事例1~顧客(対象者)理解

●事例2~メンタリング(個別支援)制

●事例3~Good&Mottoカード

●事例4~週間DNA

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事例1~顧客(対象者)理解 15

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ヒアリングアンケート

ワークショップ

コメント

【課 題】 【解決策】 【未 来】「何のため?」・「誰の

ため?」・「何で私が?」に

戸惑う

顧客(対象者)

理解

「自分」と「理念」の

接点を認識し、

お互いに内発性を育む

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●事例1~顧客(対象者)理解

●事例2~メンタリング(個別支援)制

●事例3~Good&Mottoカード

●事例4~週間DNA

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事例2~メンタリング(個別支援)制 17

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【課 題】 【解決策】 【未 来】のめりこんで活動している

だけで、成長や気持ちの

変化に気づけない

メンタリング

(個別支援)制

経験の意味づけと、

原動力を育む

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●事例1~顧客(対象者)理解

●事例2~メンタリング(個別支援)制

●事例3~Good&Mottoカード

●事例4~週間DNA

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事例3~Good&Mottoカード 19

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ごめんなさい

ごめんなさい part2

【課 題】 【解決策】 【未 来】立場・年齢を超えて、

お互いの存在や成長に

関心を寄せ合いたい

Good & Motto

カード

応援しあえる

関係へ

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●事例1~顧客(対象者)理解

●事例2~メンタリング(個別支援)制

●事例3~Good&Mottoカード

●事例4~週間DNA

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事例4~週間DNA 21

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【課 題】 【解決策】 【未 来】現場では団体の

全体像が

見えない、情報遅い

週間DNA“知らない”が薄まり、

参画し合える

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まとめ

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コミュニティの効果 23

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人との関わりと対話によって、成長し合える

意欲・主体性

87%

しなやかな心

94%

98%

79%

自己受容感覚 教育の関心

前向きになれた。自分がやっている活動を

メンバーが見ていてくれるし、応援して

くれる。そのため自信もついたし、自分も

してもらったことを誰かにしようと思う

ようになった。

自分が人の役に立てると実感したことが

ほとんどなかったのでこんな私でも人の役

に立てるということを実感できたこと。

自分を認めてあげられるようになった。

今まではできなかったことを責める

ばっかりだったけど、今はほんの少しでも、

できたことを認められるようになった。

目の前の物事に対して、意欲的に取り組むようになった

時には自分の弱いところをさらけ出し、人の助けを借りることも必要と思うようになった

自分の目の前にある物事は、自分が動くことでよりよく変えていける

教育(人の成長)への関心が高まった

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まとめ 24

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泥臭くコミュニティをつくり

言語化し、意味付けし、仕組み化へ

【コミュニティ】

人と関わり、対話を通じて

育む関係性の集まり