12 Polaris 分科会D

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住むまちで創り出す プラットフォーム型のコミュニティ 【心地よさと対等さ、多様性とフォロワーシップ~】 2017325非営利型株式会社Polaris 取締役ファウンダー 市川望美

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住むまちで創り出す プラットフォーム型のコミュニティ

【心地よさと対等さ、多様性とフォロワーシップ~】

2017年3月25日非営利型株式会社Polaris

取締役ファウンダー 市川望美

Polarisのミッション

暮らすことも、はたらくことも、 同じように大切にしたい 罪悪感 → 心地よさ

育児中の⼥性たちと⼀緒に。

潜在的な人材となっている、育児をきっかけに離職したり、働き方を見直した 育児中の女性たちが、身近な地域で子育てを中心にしながら

多様な働き方を実現するための仕組みと場づくりを行っています。

答えを与えるのではなく問いかけから始める。

本当は働きたいけど ○○できないから、働けない  預け先がない、⾃分⼀⼈で仕事に責任持てない、まとまった時間がつくれない、スキルがない、

  ⼦どもに負担かけたくない、⼦育ても楽しみたい・・

「●●できたら、働ける」⼦連れで働いたり、預かりあったり、チームで仕事したり、

時間や場所に縛られないやり⽅探したり、新しい経験値を⾃信に変えたり、

⼦育てもシェアできる、コミュニティベースの働き⽅があればいいんじゃない? 4

安易な共感より純粋な質問!

まずは「場」だ! と、いうことでコワーキングスペースを⽴ち上げました

私たちの「⼼地よさ」の定義

•  ⾝近な地域に、暮らしの延⻑線上に•  あくまでも「⼤⼈が働く場」に⼦どもが共存•  「ママ」だけじゃない⼤⼈たちが出⼊りする•  ⼦どもたちと⼤⼈たちが直接「普通に」関わる•  “楽”と”楽しい”は違う•  「新しい経験」をよしとする•  上⼿に失敗する  ただし、責任を個⼈に帰結させない  「場」「チーム」で解決する

地域×クラウドライフステージに合わせて、誰でも⾃由に、

⾃分が望む分だけ仕事ができ、⾃分が望む分だけ暮らしを⼤切にすることができる

つぎに、仕事の流れだ! ということで庶務部を創りました 「ゆるやかだけど本気ではたらく」を実践するあたらしい形の組織 

現在約250名が登録

ロコワーク!

「暮らす」と「働く」が、   愛着のある場所でつながる働き方のこと。 「愛着と誇りを持って、自分の生活からの視点や  そのまちにある資源を活用して創り出す仕事」=ロコワーク   Loco=Hawaii語の”地元”    地元っ子たちの、自分がいる場所、育った場所への   「愛着と誇り」みたいなものを感じる言葉

子育てはハンディじゃなく、キャリア。 暮らしから得た経験を価値にかえる。

Locol× Coworking 「暮らす」と「働く」が、  愛着のある場所でつながる働き⽅

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地域×企業によるCSVへの取り組み

子育て女性のはたらきかたニーズに寄り添う。 

時間と場所の 制約

スキルや 経験の不足

漠然とした 暮らしへの不安

シェアワークスペースと クラウド

経験の共有 学びあえる関係性

暮らしに根差した仕事 新しいコミュニティと関係性

シゴト軸の コミュニティ

コミュニティの考え方

èPolarisとコミュニティの関係性

⼼地よく暮らし、⼼地よくはたらく

未来におけるあたりまえの働き⽅を創る

ゆるやかだけど本気  

地縁型コミュニティ

テーマ型コミュニティ

ゲマインシャフトとゲゼルシャフト:ゲマインシャフトでは⼈間関係が最重要視されるが、ゲゼルシャフトでは利益⾯や機能⾯が最重要視される。

シゴト軸のコミュニティ • シゴトを中心にした新しいつながり• 多様な立ち位置の人たちが対等にかかわれるのがシゴト

• 「友達になる必要はない」• はたらく上での課題を個人の問題にせず、場で解決していく

• 地域子育て支援NPO時代に感じた「地域の良さ、むずかしさ」をシゴト軸に転換することで、関われる人の数や濃淡を増やしている

• シゴトが成立すればいいわけではない。ミッションドリブンな組織がコミュニティを支える

ワークシェアの仕組みと、仕組みを支える文化、アライアンス型の組織がPolarisが提供するプラットフォーム

これがつまり、 「プラットフォーム型のコミュニティ」 ということなのだと思っております。

心地よさと対等さを前提とした 「人と組織のマネジメント」

シゴト軸のコミュニティのマネジメント

プロジェクトマネジメント⾒積もり、スケジュール、

品質管理

シゴトを仕事として扱い、成果にきちんとコミットす

コミュニティマネジメントチーム、場づくり、⽂化、マインド

多様なメンバーで成果にコミットするための⼟壌をつくる

コミュニティの構成メンバー 個人 社会

役員

経営者以外の全員は「セタガヤ庶務部」メンバーでもあり。自分が仕事をするだけではなく、「機会をつくる、機会を広げる」ということにコミットしたい人たちが「コアメンバー」として、「緩やかだけど本気」で経営に参画。

ディレクター コーディネーター

会社 チーム

ALLY

ソーシャルフランチャイズ(franchisee)

Weak-Beな関係性 コアメンバー(15~20名くらい) 庶務部

メンバー(約250人) いわゆる「みんな」

1)コミュニティの行動規範

対象:関わる全員

コミュニティの湿度を下げて、対等でフラット、多様性や主体性を前提とした場にするために!

2)多様なリーダーシップ、        フォロワーシップ 

対象:関わる全員

おおきいちいさい、つよいよわい の発想を刷新するために。

「なぜならば」・・納得が必須

こじれる裏には”暗躍”がある優しさと配慮からであっても正直に伝える努⼒をしよう

⼩さな経験を共有知にするために、あえてみんなで共有する

質問でさえもひとつの貢献。多様なかかわり⽅から業務をブラッシュアップして⾏こう

固定の役割は担えない。柔軟な発想で、その時々にあわせてチームを率いる

平等にしたいのは「誰もが等しく、⾃分が望む分だけ働ける」ということであって、「同じ量だけ働ける」という意味ではない。     ⾃分で選ぶ⼒が必要。

(3)自分と組織の関係性     半年ごとのセルフチェック 頭でっかちの団体としないために。組織と人が対等な関係性をつくるために

組織のミッションを日々の「行動」で達成度を測る

< =  実現できている 実現できていない= > 体現している行動 チェック結果に関するコメントや理由

1 心地よく暮らし、はたらく。 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1自分の価値観を大切にしながら選択を重

ねられているのは心地よい

もう少し心地よさを追求したいなーということで

伸びしろ分をマイナス2

2 ゆるやか、だけど、本気。 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1ゆるやかなのかはわからないけど、常に

本気でいることができている

本気に関しては気負いが抜けて自然になってきて

いる気がする。40代はそこを極めたい。

3 ふつうに、生きる。 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1

だいぶ「自分にとっての普通」が身につ

いてきている 今年は一人旅(屋久島)も

できて、自分がいま必要なことを選べた

もう少し成果も連動させたいなーということで、

これも伸びしろ分としてマイナス2

4 良く聴き、良き問いを立てる。 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1

大学院進学が好影響。問いが深まってき

ている 問いに社会的な視点が加えられ

ており、SD事業部にも還元できるはず

よく聴き、をもう少し頑張りたい

5 0.8と1.2 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1大学院進学がいいきっかけで、うまくス

トレッチできている

リズムをもう少しうまくつけたいけど、まずは及

第点

6 カセギとツトメ、自由と責任 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 自由と責任の質が高まっていると感じる稼ぎをもうひと踏ん張り押し上げたい。まずは組

織として。個人としてはいまは投資。

7 旭山動物園 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1

今年はインプットが多く、本当は「あ、

このこと書きたいな」と思ってもかけな

かったことが多い

インプットの消化が必要だったからか、今年はあ

まり発信できなかったけど、熟成させている感じ

8 背伸びする環境 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1大学院生活はまさにこのための環境 ま

だまだ勉強したいことがある新しい成長の糧をみつけてとても充実しました

9 仲間 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1

代表交代できたこと、新しい役割やチー

ムが生れていることは仲間との成長の

証!

もうちょっと行けるよね、伸びしろとしてマイナ

ス1

10 投資 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 大学院は大きな投資 必ず還元します大きな投資をしてくださってありがとうございま

すー

11 適材適所と本領発揮 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1スタンスを変えたことで、より力を発揮

できるポジションへ進化させたい

自分が持つ力を研ぎ澄ませてチーム力を押し上げ

たいです

平均ポイント  8.55

対象:コアメンバー ★自分と組織の関係性の健全度が見えてくる。

(4)Polarisクオリティ

対象:コーディネーター、ディレクター

「私たちがやる意味」「私たちらしさ」を見失わないために。

【大切なのは、何よりもミッション】

心地よさを軸に自分で選ぶこと。 多様な心地よさが共存できる 場づくりをすること。

対等でフラット、自由闊達な組織。

「シゴト軸」だけど

「人」中心のコミュニティ。 個人の努力や善意に頼り切らない、

今日初めてあった人も、数十年来の友達も同じように心地よく関われる、

対等でフラットな組織を目指しています