แบบสอบถามอาการแผนกโรคภายในโรคไต 腎臓の病気 ว ณโรค 結核 โรคเบาหวาน 糖尿病 ห ด
10:免疫・膠原病・アレルギーコース ·...
Transcript of 10:免疫・膠原病・アレルギーコース ·...
1
10:免疫・膠原病・アレルギーコース
1.免疫・膠原病・アレルギーコースの概要
本コースでは、人体の免疫応答の異常に関連する疾患を学習する。免疫応答の異常とは、免疫能低下、免
疫寛容の破綻および過敏反応等であり、疾患として免疫不全症・膠原病・アレルギー性疾患に該当する。こ
れらの疾患病態を理解するためには、免疫応答の制御システムを理解する必要があり、免疫学への理解も同
時に深める必要がある。
講義は免疫学の基礎とアレルギー疾患・免疫不全症、膠原病・膠原病類縁疾患で構成される。いずれも多
科に横断的に関わる臨床分野であり、全身性疾患としてそれぞれの病態生理を整理して学習する必要がある。
2.教育目標
(1) 一般目標
免疫応答がどのように制御されているのかという基本的な知識を習得する。その理解のもとに免疫の異
常に関連する諸疾患(免疫不全・膠原病・アレルギー)の病態生理、症候、診断および治療について概説
することができる。
(2) 行動目標
到達できた項目には○、もう一息の項目には△、まだまだの項目には×をつけ、自己評価に利用してく
ださい。
到 達 目 標 自己評価
生体の非特異的防御機構を説明できる。
特異的防御機構である免疫系の役割を説明できる。
体液性と細胞性免疫応答を説明できる。
生体防御機構における免疫系の特徴(特異性、多様性、寛容、記憶)を説明できる。
免疫反応に関わる組織と細胞を説明できる。
免疫学的自己の確立と破綻を説明できる。
自然免疫と獲得免疫の違いを説明できる。
MHCクラスIとクラスⅡの基本構造、抗原提示経路の違いを説明できる。
免疫グロブリンとT細胞抗原レセプターの構造と反応様式を説明できる。
自己と非自己の識別機構の確立と免疫学的寛容を概説できる。
抗原レセプターからのシグナルを増強あるいは減弱する調節機構を概説できる。
代表的なサイトカイン・ケモカインの特徴を説明できる。
Th1/Th2 細胞それぞれが担当する生体防御反応を説明できる。
先天性免疫不全症と後天性免疫不全症を概説できる。
免疫寛容の維持機構とその破綻による自己免疫疾患の発症を概説できる。
アレルギー発症の機序を概説できる。
411
2
到 達 目 標 自己評価
炎症の定義を説明できる。
炎症の分類、組織形態学的変化と経時的変化を説明できる。
血漿タンパク質の種類と機能を説明できる。
白血球の種類と機能を説明できる。
血漿タンパク質の基準値とその変化の意義を説明できる。
アレルギー性紫斑病を概説できる。
湿疹・皮膚炎群の疾患(接触皮膚炎、アトピー性皮膚炎、脂漏性皮膚炎、貨幣状皮膚炎、皮脂欠乏性皮膚炎、自家感作性皮膚炎)を列挙し、概説できる。
皮膚血流障害と血管炎の原因、症候と病態を説明できる。
大動脈炎症候群を概説できる。
小児期の気管支喘息の特徴を説明できる。
間質性肺炎の病態、診断と治療を説明できる。
ループス腎炎の症候、診断と治療を説明できる。
膠原病類縁疾患(血管炎症候群、グッドパスチャー症候群)の腎病変を説明できる。
紫斑病性腎炎を概説できる。
血清タンパクの異常を概説できる。
ぶどう膜炎の原因、症候、診断と治療を説明できる。
アレルギー性鼻炎の発症機構を説明できる。
自己抗体の種類と臨床的意義を説明できる。
膠原病と自己免疫疾患を概説し、その種類を列挙できる。
関節炎をきたす疾患を列挙できる。
レイノー症状を説明し、原因疾患を列挙できる。
全身性エリテマトーデスの病態生理、症候、診断と治療を説明できる。
全身性エリテマトーデスの合併症(中枢神経ループス、ループス腎炎)を説明できる。
抗リン脂質抗体症候群の病態生理、症候、診断と治療を説明できる。
強皮症の病態生理、症候、診断と治療を説明できる。
強皮症の臓器病変(特に肺・腎)を説明できる。
皮膚筋炎・多発性筋炎の症候、診断と治療を説明できる。
関節リウマチの病態生理、症候、診断、治療とリハビリテーションを説明できる。
関節リウマチの関節外症状を説明できる。
悪性関節リウマチの症候、診断と治療を説明できる。
小児特発性関節炎の特徴を説明できる。
412
3
到 達 目 標 自己評価
成人発症スティル病を概説できる。
混合性結合組織病(MCTD)の病態生理、症候、診断と治療を説明できる。
血管炎症候群を列挙し、その病態生理、症候、診断と治療を説明できる。
シェーグレン症候群を概説できる。
ベーチェット病を概説できる。
アレルギー疾患の特徴とその発症を概説できる。
アナフィラキシーの症候、診断と治療を説明できる。
薬物アレルギーを概説できる。
先天性免疫不全症の病態、診断と治療を説明できる。
発熱の原因と病態生理を説明できる。
呼吸困難の原因と病態を説明できる。
呼吸困難の程度に関する分類を説明できる。
呼吸困難患者の診断の要点を説明できる。
呼吸困難患者に対する初期治療を概説できる。
関節痛・関節腫脹の原因と病態生理を説明できる。
関節痛・関節腫脹のある患者の診断の要点を説明できる。
主な薬物アレルギーを列挙し、予防策と対処法を説明できる。
ステロイド薬および非ステロイド系抗炎症薬の薬理作用を説明できる。
血清・免疫学的検査項目の目的、適応と異常所見を説明し、結果を解釈できる。
免疫抑制剤の種類、適応と副作用を説明できる。
413
4
3.教育担当者
(※オフィスアワーは該当ページを参照)
役 割 所属部署 教員名
コース責任者 内科学第一講座 野村 昌作
副コース責任者 内科学第一講座 尾崎 吉郎
講義担当者
内科学第一講座 伊藤 量基、孫 瑛洙、安室 秀樹、西澤 徹、尾形 誠、
田中 晶大、稲葉 宗夫
心療内科学講座 橋爪 誠
小児科学講座 谷内 昇一郎、蓮井 正史
整形外科学講座 上田 祐輔
皮膚科学講座 山崎 文和
眼科学講座 尾辻 剛
耳鼻咽喉科・頭頸部
外科学講座 朝子 幹也
産科学・婦人科学
講座 笠松 敦
病態検査学講座 保坂 直樹、桝田 緑
薬理学講座 大谷 ひとみ
4.コース前の準備について
免疫システムおよびアレルギー反応について復習すること。その際、免疫応答に関与す細胞(主に白血球
系細胞)、サイトカインの関与などについてよく理解しておくこと。
5.講義・試験
(1) 講義(授業内容・コアカリキュラム)
授業内容 コアカリキュラム
(総論) 不明熱の鑑別・総論
F1(2)1),2)
(各論) 不明熱の鑑別・各論
F1(2)1),2)
(総論) 膠原病とサイトカイン
C3(2)【免疫反応の調節機構】2),3)
(総論) 膠原病と免疫応答
C3(2)【疾患と免疫】1)-5),E3(3)①1)
(各論) アレルギー性耳鼻科疾患
D14(4)6),D14(4)*14)
(総論) 膠原病・アレルギーの病理
C2(2)【組織・各臓器の構造と機能】5), C4(5)1)-4),F2(2)*17)
414
5
授業内容 コアカリキュラム
(総論) 免疫系の一般特性
C3(2)【免疫系の一般特性】1)-4)
(総論) 自己と非自己の識別
C3(2)【自己と非自己の識別に関与する分子とその役割】1)-4)
(総論) 免疫反応の調節機構
C3(2)【免疫反応の調節機構】1)-3), C3(2)【疾患と免疫】3),4)
(各論) 膠原病と血液疾患
C4(4)2),3),D1(4)①1),2),D1(4)④*7)
(総論) 膠原病の治療総論
E3(3)①1)
(総論) 免疫抑制薬・抗アレルギー薬
F2(1)9),*16)
(各論) 膠原病と妊娠
C2(4)5),D10(4)*4)5) E3(3)③*3), E3(3)⑤3), E5(1)1)
(各論) アレルギーと小児疾患1
D6(3)①1), D6(4)③4),E3(3)⑥1)
(各論) 関節リウマチ
D4(4)5),E3(3)①2),E3(3)④1),*2),E3(3)④*4), E3(3)④*5),F1(35)1),2)
(各論) 関節リウマチの関節病変
D4(4)*17),E3(3)④1)
(総論) 臨床検査と免疫
F2(2)7)
(各論) 膠原病と皮膚病変
D3(1)3),D3(4)②2),D3(4)③1),D3(4)⑥1),E3(3)①3), E3(3)③1),3)
(各論) アレルギーと心身医学
D15(3)11),D6(4)③4)
(各論) 小児の膠原病・膠原病類縁疾患
D8(4)⑥*2),5),E3(3)②1),E3(3)③3),E3(3)④*4) E3(3)⑤*5)
(総論) 膠原病と肺病変
D6(4)③6)
(総論) 自己抗体
E3(1)1),F2(2)7)
(各論) 全身性エリテマトーデス
C4(4)5),D5(4)⑧1),E3(3)②1),*2),*3)
(各論) 膠原病、アレルギーと眼病変
D13(4)*7)
(各論) 膠原病と肺高血圧症
D6(4)④*4),E3(3)①1)-2),E3(3)⑤1)
(各論) シェーグレン症候群その他
D7(1)13)
(各論) 膠原病と腎病変
D8(2)*3),D8(4)②3),D8(4)②*4),D8(4)⑥*2)-5)
(総論) アレルギー総論
C3(2)【疾患と免疫】4), D3(2)2), D3(4)②1), D3(4)④*2),E3(3)⑥1)-3),F2(1)2)
(各論) アナフィラキシー
C3(2)【疾患と免疫】4)
(各論) 英語
(各論) 膠原病類縁疾患
E3(3)⑤4)
(各論) 多発性筋炎・皮膚筋炎
C2(2)【組織・各臓器の構造と機能】5), D2(2)*4),D4(1)*9),E3(3)③3)
(各論) アレルギーと小児疾患2
E3(3)⑦1)
415
6
授業内容 コアカリキュラム
(総論) 血管炎・総論
C2(2)【組織・各臓器の構造と機能】3), C2(2)【組織・各臓器の構造と機能】6), C4(5)1)-4)
(各論) 血管炎・各論
D3(4)③1),D5(1)6),D5(1)7),D5(2)1), D5(4)⑦*4),D8(4)③1),E3(3)④*3),E3(3)⑤2)
(各論) 強皮症, MCTD
D6(4)④*4),E3(3)①1)-2),E3(3)⑤1)
(各論) 膠原病と神経症状
D4(4)9),E3(3)②*2),E3(3)②*3),E3(3)⑤2), E3(3)⑤4)
(2) 試験
試験名 日付 時 間 場 所 範 囲 形 式
本試験 9/16(金) 15:30~16:30 試験・実習室 免疫・膠原病・
アレルギーコース 全般
マルチチョイス
追・再試験 12/19(月) 15:30~16:30 第4講義室 免疫・膠原病・
アレルギーコース 全般
マルチチョイス
6.週間時間割
週間時間割
免疫・膠原病・アレルギーコース第1週
8/29(月) 8/30(火) 8/31(水) 9/1(木) 9/2(金)
1時間目 9:00~
10:10
皮膚コース 皮膚コース 皮膚コース
不明熱の鑑別
総論
(1内・西澤)
自習
2時間目 10:25~
11:35
不明熱の鑑別
各論
(1内・西澤)
免疫系の一般特性
(1内・稲葉)
3時間目 12:50~
14:00
膠原病と
サイトカイン
(1内・尾崎)
自己と非自己の
識別
(1内・稲葉)
4時間目 14:15~
15:25
膠原病と
免疫応答
(1内・野村)
免疫反応の
調節機構
(1内・稲葉)
5時間目 15:40~
16:50 自習
アレルギー性
耳鼻科疾患
(耳鼻科・朝子)
416
7
免疫・膠原病・アレルギーコース第2週
9/5(月) 9/6(火) 9/7(水) 9/8(木) 9/9(金)
1時間目 9:00~
10:10
膠原病と
血液疾患
(1内・伊藤)
自習
膠原病・アレルギー
の病理
(病態・保坂)
自習 自習
2時間目 10:25~
11:35
膠原病の
治療総論
(1内・尾崎)
自習 臨床検査と免疫
(病態・桝田)
膠原病と肺病変
(1内・尾形) 自習
3時間目 12:50~
14:00
免疫抑制薬・
抗アレルギー薬
(薬理学・大谷)
自習
小児の膠原病・膠
原病類縁疾患
(小児科・蓮井)
自己抗体
(1内・田中) 自習
4時間目 14:15~
15:25
膠原病と妊娠
(産婦人科・笠松)
関節リウマチ
(1内・孫)
アレルギーと
心身医学
(心療内科・橋爪)
全身性エリテ
マトーデス
(1内・尾崎)
膠原病と
肺高血圧
(1内・伊藤)
5時間目 15:40~
16:50
アレルギーと
小児疾患1
(小児科・谷内)
関節リウマチの
関節病変
(整形外科・上田)
膠原病と
皮膚病変
(皮膚科・山崎)
膠原病、アレルギ
ーと眼病変
(眼科・尾辻)
自習
免疫・膠原病・アレルギーコース第3週
9/12(月) 9/13(火) 9/14(水) 9/15(木) 9/16(金)
1時間目 9:00~
10:10 自習 自習 自習 自習 自習
2時間目 10:25~
11:35
シェーグレン
症候群
(1内・尾崎)
自習 血管炎・総論
(1内・孫) 自習 自習
3時間目 12:50~
14:00
膠原病と腎病変
(1内・尾崎)
膠原病類縁疾患
(1内・安室)
血管炎・各論
(1内・孫) 自習 自習
4時間目 14:15~
15:25
アレルギー総論・
アナフィラキシー
(1内・尾崎)
多発性筋炎・
皮膚筋炎
(1内・安室)
強皮症, MCTD
(1内・尾崎) 自習
試験
(第5ブロック)
5時間目 15:40~
16:50
英語
(1内・尾崎)
アレルギーと
小児疾患2
(小児科・谷内)
膠原病と
神経症状
(1内・尾崎)
自習
7.評価方法
出席率、総括試験で判定する。
8.参考書等
学生が修得すべき内容としてはやや範囲が広いが、参考図書として以下を挙げる。
「免疫学イラストレイテッド」 多田富雄 監訳 南江堂
「血管炎」 長澤俊彦・橋本博史 監修/編集 朝倉書店
「リウマチ基本テキスト」 財団法人日本リウマチ財団教育研修委員会 発行
広くやや浅いが、中山書店の「内科学書」あるいは朝倉書店の「内科学」も、基本的知識を押さえるには
良い。
また、以下も独習時にはあると便利である。
「免疫学用語辞典」 多田富雄 他編 最新医学社
417
8
9.そのほかに学生諸君に伝えたいこと
免疫疾患は上記のように、学生向きの定番となる教科書に乏しい分野であり、さらに全身に及ぶ症候が疾
患毎に違う様相を呈して現れるため、学生諸君にとっては苦手となりやすい分野であろう。しかし、一歩踏
み込んで勉強すれば、ここで得られた知識は君たちがどの分野の医師になろうとも必ず役に立つ知識となる。
苦手意識を持たず、積極的に学習して欲しい。
418