コンテナ貨物が増加基調

中古車の輸出も拡大

　

三田尻中関港特集

自動車関連貨物が中心

自動車産業の発展に貢献

ガントリ２基目稼働

　　　　　特　　　集　　　　　

三田尻中関港のコンテナ定期航路（2018年５月末現在）航　路 船　社 船舶代理店 開設 便数 寄港曜日 寄港地 使用船舶

【外貿コンテナ定期航路】

韓国（釜山）航路 カメリアライン ヒロクラ

防府事業所1998年９月 週２便

月釜山新港（土・日）－門司（月）－三田尻中関（月）－徳山下松（月・火）－広島（火）－釜山新港（水）－門司（木）－宇部（木）－徳山下松（木・金）－広島（金）－釜山新港（土・日）

MARVEL（556TEU）

金 釜山（土・日）－志布志（日）－細島（月）－大阪（火）－水島（水）－大分（木）－三田尻中関（金）－釜山（土・日） KITI BHUN（865TEU）

中国航路 民生輪船 日本通運防府支店

2004年６月 週１便 火 大連（金）－青島（土）－伊万里（月）－福山（月）－水島

（月）－高松（月）－三田尻中関（火）－広島－大連（金）HAI MEN（712TEU）PROVIDENCE（635TEU）

2008年１月 週１便 木 上海（火）－三田尻中関（木）－水島（金）－福山（金）－広

島（土）－徳山下松（土）－上海（火） LUNG MUN（672TEU）

東南アジア（台湾）航路

愛媛オーシャン・ライン

マツダロジスティクス

2003年２月 週１便 火

高雄（木）－基隆（金）－那覇（土）－志布志（月）－門司（火）－三田尻中関（火）－松山（水）－広島（水）－大分（木）－薩摩川内（金）－那覇（土）－基隆（日）－高雄（月）

MYRIAD（556TEU）

MAGNA（556TEU）

【内貿コンテナ航路】

博多航路 井本商運 マツダロジスティクス

2017年11月 週２便 月・水 博多（土・日）－広島（月）－三田尻中関（月）－博多（火）－

三田尻中関（水）－博多（木）－広島（金）－博多（土・日） たからづか（121TEU）

神戸航路

OOCL マツダロジスティクス

2005年３月 週３便 火・木・土

神戸（月）－三田尻中関（火）－広島（火）－神戸（水）神戸（水）－三田尻中関（木）－宇部（木）－門司（木）－響（木）－神戸（金）神戸（金）－広島（土）－三田尻中関（土）－神戸（日）　※寄港地・寄港地順は変更の可能性あり

まや（216TEU）こうよう（142TEU）てんま（142TEU）あしや（251TEU）さがみ（404TEU）

井本商運／マツダロジスティクス

マツダロジスティクス

1995年４月 週４便 火・木・金

神戸（月）－三田尻中関（火）－神戸（水）神戸（火）－三田尻中関（木）－広島（木）－神戸（金）神戸（水）－三田尻中関（木）－神戸（金）神戸（木）－三田尻中関（金）－神戸（土）－広島（月）－神戸（火）－広島（水）－神戸（木）※寄港地・寄港地順は変更の可能性あり

翔洋丸（136TEU）神若（239TEU）たちばな（137TEU）みかげ（194TEU）ポテト丸（199TEU）あしや（251TEU）たからづか（121TEU）

（４）（第三種郵便物認可） ２０１８年９月１８日（火曜日）

　三田尻中関港は山口県瀬

戸内沿岸の中央部に位置す

る背後に三田尻平野があ

り江泊半島と向島に囲ま

れた天然の良港で古くか

ら海陸交通の要衝だた

江戸時代以前はこの地を治

めた毛利氏の水軍の拠点が

置かれ﹁毛利の三白政策

︵米・塩・紙︶﹂による開

作事業が推進された明治

以降は工業港として発展

し１９５９年に重要港湾

に指定近年は自動車関連

産業を中心とした企業が立

地し完成自動車やコンテ

ナ貨物を主に取り扱てい

る

　三田尻中関港は中関地区

と三田尻地区からなる中

関地区は背後にマツダ自

動車防府工場を中心とした

自動車関連企業が立地公

共施設のうち中関３号岸

壁︵水深岸壁×２バ

ス︶は主に完成車の輸出に

利用されておりここから

大型自動車船によて北

米欧州オストラリア

などに輸出されている

　中関２号岸壁︵水深７・

５岸壁×４バス︶は同

港唯一のコンテナタミナ

ルガントリクレンの

１基目が２０００年に設置

され年４月に待望の２

基目が稼働したまた

年度からコンテナタミナ

ルの再編工事に着手してい

る

　三田尻地区は水深７・５

岸壁×３バスと水深５

・５岸壁×５バスがあ

り主に内貿バルク貨物を

取り扱ている三田尻中

関港の南東約に位置す

る野島への定期旅客船発着

場としても利用されてい

る

　三田尻中関港は公共施設

の利用率が％︵年実績︶

と極めて高いのが特徴だ

輸出貨物が主体の港湾で

特に完成自動車の輸出量は

全国７位︵同︶の規模を持

つ

　年の同港の貨物取扱量

は輸出貨物が２９８万９

０００でこのうち完成

自動車は２９０万と％

を占める輸入貨物は万

７０００で内訳は化学

薬品・７％自動車部品

・７％鋼材・５％と

なている鋼材も自動車

のボデや部品の原材料用

が中心だこのように自動

車関連貨物がほとんどだ

が近隣に協和発酵バイオ

やベルポリエステルプロダ

クツなどの化学品メカ

も立地するため化学関連

貨物も取り扱ている

　三田尻中関港のコンテナ

貨物取扱量は年から増加

基調で年は前年比％

増の６万１７１３ＴＥＵ

︵実入り・空コンテナ合計︶

だた内訳は外貿コンテ

ナが２万５７６８ＴＥＵ

内貿コンテナが３万５９４

５ＴＥＵこのうち国際フ

ダコンテナは１万８

０４５ＴＥＵだた

　今後の同港のコンテナ取

扱量の見通しについて港

湾管理者の山口県は﹁貨物

量は基本的に自動車産業の

動向に左右されるが２基

目のガントリクレンの

供用開始もあり今後コン

テナ取扱量は増加すると期

待している﹂︵土木建築部

港湾課︶としている

　年月に実施した５年

ごとの外貿コンテナ貨物流

動調査によると三田尻中

関港の後背地の防府市と山

口県で生産あるいは消費さ

れる貨物の半分が山口県内

の港湾を利用県内港湾利

用貨物のうちの％が三田

尻中関港を利用していた

一方県外港湾利用貨物の

うちの％が北九州港と博

多港を利用していた前回

の年の調査では県内港湾

利用貨物は全体の％しか

なかたため後背地の荷

主の三田尻中関港の利用度

は高まている同港の関

係者は﹁山口県は港湾が多

く競争が激しいためよそ

の地域の工場に三田尻中関

港を使ていただくのはな

かなか難しく地場の荷主

にいかに使ていただくか

が課題だドライバ不足

などでトラクの確保が難

しくなてきていることか

らもぜひ近くの三田尻中

関港を使ていただきた

い﹂と話す

　三田尻中関港の外貿定期

コンテナ航路の就航状況

は中国航路が週２便韓

国航路が週１便東南アジ

ア航路が週１便の計週４

便内貿コンテナ定期航路

は現在週４便プラス月１

便︵週０・便︶年６

月に神戸航路が増便される

とともに同年月に博多

航路が就航した

　コンテナ貨物のインセン

テブを外貿コンテナで

年度から国際フダ

コンテナで年度から導入

した既設の外貿・国際フ

ダ航路に対して荷役

機械使用料を％減免新

規の外貿・国際フダ

航路に対しては入港料と岸

壁係船料を１年間全額免除

するとともに荷役機械使

用料を％減免する

　三田尻中関港は広島港

と並んでマツダの完成自動

車の輸出拠点となてい

る自動車船が着岸する中

関３号岸壁は水深の岸

壁を２バス備え６００

０台積み超の大型自動車船

が２隻同時に着岸すること

ができる

　同港に自動車船を配船す

る船社はマツダの完成車

輸送のメインキリアであ

る商船三井と日本郵船

川崎汽船や海外船社のワ

レニウス・ウルヘルムセ

ン・オシンとユコ

・カキリアズなど

毎月隻の自動車船が

同港に寄港しているとみら

れる

　マツダの新車だけでな

く近年は主に九州地区か

ら出る中古車の同港からの

船積みが急増しているマ

ツダにとては中古車と

の積み合わせによてこれ

までカゴロトの問題で

難しかた仕向け地への自

動車船の直航が可能にな

る一方で中古車輸出者は

輸出港の選択肢が広がる

このようなメリトがある

ことから船社と代理店は

マツダ車の安定・効率輸送

に引き続きプライオリテ

を置きつつ同港積みの中

古車をさらに増やしていき

たい考えだ

　三田尻中関港への要望を

港湾関連事業者に聞くと

コンテナタミナルの再編

事業に関しては期待より

もスピドは遅いものの

おおむね評価する声が多か

たただ同港の保税地

域上の区分は各社が許可を

受けなければならない﹁保

税蔵置場﹂のため港湾関

連事業者は利便性向上に向

けて﹁指定保税地域﹂への

格上げを要望している

　また主に自動車船が使

用する３号岸壁を延長して

もう１バス増やし客船

を含めて多目的に使用でき

るようにしてほしいという

声も聞かれたある同港関

係者は﹁の水深が確保

され客船が入港できるぐ

らいセキリテのしか

りした岸壁がせかくある

のだからこれを延長すれ

ばシンプルに港湾の機能向

上を図ることができる﹂と

指摘した

　三田尻中関港は後背地にマツダ防府工場を中心とした自動車産業を

持つ日本国内有数の新車輸出港で完成自動車を安全かつ効率的に輸送

する機能を徹底的に磨いてきた自動車部品を中心とするコンテナ貨物

の取扱量も近年増加基調で今年４月に２基目のガントリクレン

が供用を開始したことでさらなる増勢が期待されている︵深澤義仁︶

　

マツダ防府工場

完成車と部品を全世界に輸出

　

シゲトコポレシン防府支店　

主業務は船舶代理店

・港湾荷役・鉄鋼倉庫

　

中国シピングエジンシイズ

　

防府営業所　　　　　　　　　　

商船三井の自動車船をサポト

　

日本通運防府支店中関事業所　

コンテナ船と自動車

船にサビス提供

　　　　　特　　　集　　　　　（５） （第三種郵便物認可）２０１８年９月１８日（火曜日）

　川崎汽船グルプのシ

ゲトコポレシン

︵本社広島市西山寛社

長︶の防府支店︵山口県防

府市︶は三田尻中関港で

川崎汽船と韓国船社ユコ

・カキリアズの自

動車船に対する船舶代理店

業と港湾荷役業を行てい

る川崎汽船の自動車船は

月に３６隻入港し仕向

け地は北米欧州中近東

などユコ・カキ

リアズは月２隻程度入港

し主に中南米向けの輸送

を行ている同港で港湾

荷役業を行う船社系港湾運

送事業者である

　同社のもう一つの事業が

自動車のボデや部品の原

材料になる鋼材を扱う鉄鋼

倉庫業だ約年の歴史を

持つ事業で内航船で海上

輸送されるコイルや丸棒な

どの鋼材を水切りし自営

の鋼材専用倉庫で保管して

配送するシゲトの鋼

材専用倉庫は床面積が２６

００平方このうちコ

イル用は１６４０平方で

吊り天井クレンを２

基備え受け入れ能力は７

４００丸棒用は９６０

立方で吊りホイスト

クレン１基を備え２５

００の受け入れ能力を持

つ

　防府支店の花田靖支店長

は﹁防府支店は少人数であ

りながらも船舶代理店

業港湾荷役業および鉄鋼

倉庫業の３事業を一つ屋根

の下で展開しているのが特

徴で自動車産業に深く関

わる事業部門が密にコミ

ニケシンを取ることが

できるのが強みだ﹂と述べ

たうえで﹁当社は任せ

て安心シゲトを全社

的に掲げており自動車関

連のさまざまな物流ニズ

に応えていく﹂と強調し

た

マツダ防府工場（西浦地区）全景

︵右から︶マツダ防府工場総務部︵防府︶の尾崎

一雄アシスタントマネジヤ生産管理・物流

本部車両物流部の山本康夫車両物流国内計画グル

プリダ総務部︵防府︶の竹谷隆志氏

三田尻中関港に入港した川崎汽船の台積み自動車船「Olympian Highway」

（右から）日本通運防府支店の三戸賢一支店長と中関事業所の郡司英治国際輸送課長

　日本通運防府支店︵山口

県防府市︶は社員が約１２

０人で協力会社約人を

合わせると２００人規模に

なるそのうち海運関連で

は三田尻中関港に中関事

業所を置き同港で代理店

事業と港湾運送事業を行

ている

　代理店事業は中国船社

である民生輪船の週２便の

定期コンテナ船と北欧船

社ワレニウス・ウルヘル

ムセン・オシンの自動

車船が主体コンテナの主

要貨物は輸出入ともに自動

車部品のほか医薬原料な

どの化学品であるまた

プロジクト案件では三

田尻地区で来年の操業開始

を目指して建設中のバイオ

マス発電所向けの建設部材

を輸送する船舶の代理店も

行ている

　港湾運送事業ではワレニ

ウス・ウルヘルムセン・

オシンと邦船大手３社

の自動車船に対する荷役を

行ており多い時には１

日に約１００人を動員する

こともあるという

　防府支店の三戸賢一支店

長と中関事業所の郡司英治

国際輸送課長は同港での

完成車の取り扱い台数は増

加基調と述べたうえで

﹁最近は三田尻中関港から

輸出する中古車が増えてお

りこれまで九州の港で積

まれていたものがこちらに

シフトしてきている﹂と語

た同港からの中古車の

輸出台数は月間平均５００

６００台になていると

いう

　三田尻中関港のポテンシ

ルについて﹁門司神

戸などの主要港に流れてい

る貨物も多いため取扱量

が伸びる余地はまだあると

思う地元企業に対して

いかに三田尻中関港の魅力

を高めて利用していただく

かが課題だ長距離ドレ

ジはドライバ不足など

で確保も難しくなている

ことからもぜひ近くの三

田尻中関港を使ていただ

きたい﹂と語た

中国シピングエジンシイズ

防府営業所の石田和之所長

三田尻中関港に「ＦＬＥＸＩＥ」シリーズ２隻が同時着岸日本通運防府支店中関事業所

　商船三井グルプの中国

シピングエジンシイ

ズ︵本社広島市岩田光

弘社長︶の防府営業所は

三田尻中関港から徳山下松

港までのエリアに入港する

グルプ運航船に対する船

舶代理店業務を行てい

る三田尻中関港での業務

はマツダ防府工場からの

輸出車を輸送する商船三井

の自動車船の入出港手続き

がメイン同社は平均で

月に隻の自動車船を

扱ている

　同社防府営業所の石田和

之所長は三田尻中関港の特

徴について﹁全ての関係者

が同港からの完成車輸送を

計画的に滞りなく行うとい

う一つの目標を共有してお

り他港と比べて良い意味

でシンプル港湾管理者官

庁を含めて情報共有がスム

ズで意思決定が早い﹂と

語た港湾のハド面に

ついては﹁商船三井の次世

代型自動車船﹃ＦＬＥＸＩ

Ｅ﹄シリズ︵６８００台

積み︶を受け入れられるほ

どの規模を持た完成車輸

出港で岸壁後背地も山

口県がしかり整備してく

れている公共岸壁のため

汎用性もある﹂と評価する

　石田所長は自動車船の入

港業務の留意点について

﹁梱包のない貨物のためカ

ゴケアに細心の注意を払

ており大型なのでパイ

ロトが乗船することも踏

まえて明るいうちの入出港

と荷役作業を心掛けてい

るまた高さがある自動

車船は強風に弱いため同

港特有の西北の風が吹く日

は特に注意している﹂と述

べた

　商船三井では現在三田

尻中関港からの中古車輸送

を強化しており２０１７

年度の実績は約６０００台

と前年度から３倍に増え

た九州地区からの中古車

が多いという石田所長は

この取り組みの意義につい

て﹁例えばアフリカな

どの仕向け地は新車だけで

は貨物のボリムが小さ

いため他の港湾に横持ち

をしたり量がそろうまで

待つ必要があた中古車

と積み合わせて貨物のボリ

ムを確保することによ

てマツダ防府工場から

三田尻中関港で直接積むこ

とができるようになる西

日本の中古車の顧客にと

ても積み出し港の選択肢を

増やすことができる﹂と語

た中古車の一時保管は

防府市が管理している蔵置

場を活用している

　自動車だけでなく商船

三井の自動車船は三田尻中

関港で広島や九州地区から

の建設機械を積むことがあ

るほか非自走貨物をＲＯ

ＲＯ輸送するためのマフ

トレラ︵台車︶の

転送の中継にも使うなど

公共岸壁ならではの汎用性

を活用している

　マツダ防府工場︵山口県

防府市︶は三田尻中関港を

利用する最大の荷主だ同

港から直線距離で約４に

位置する西浦地区の車両組

み立て工場でアクセラデ

ミオＣＸ３アテンザ

ＣＸ５を年間万台生産

し同港から北米欧州

豪州などに輸出中関地区

の工場では自動車の変速機

︵トランスミシン︶を

生産し国内と海外︵北米

欧州オストラリア中

近東アフリカなど︶の工

場向けに出荷している

　マツダ防府工場の三田尻

中関港での輸出車の船積み

は月間隻にのぼる

同工場の山本康夫車両物流

部車両物流国内計画グル

プリダは﹁１日に２

３隻船積みすることもあ

る１回の積み台数は１０

００台前後を基本に時に

は２０００４０００台に

なることもありその場合

は２３日かけて荷役を行

う﹂と述べた同港に寄港

する自動車船は太平洋か

ら豊後水道を北上︵一部福

岡県苅田経由︶してくるパ

タンと広島から南下し

てくるパタンがある

　三田尻中関港は完成車の

内航輸送でも利用してお

りグルプ会社のマツダ

ロジステクスが運航する

週２便の内航船に１便当

たり約６００台を船積みし

て広島などに輸送している

　変速機は三田尻中関港か

らコンテナで輸出してい

るノクダウン︵ＫＤ︶

車やサビスパツなども

同港からコンテナで輸出す

る同工場の三田尻中関港

からのコンテナ貨物輸出実

績は２０１７年度下半期

の月間平均で約１０００Ｆ

ＥＵである

　一方三田尻中関港から

のコンテナ貨物の輸入は

年度下半期の月間平均が約

４００ＦＥＵで中身は防

府工場で使用する自動車部

品がほとんど仕出し地別

の内訳はタイが約ＦＥ

Ｕ中国が約ＦＥＵで

北米・メキシコ・欧州が合

わせて約ＦＥＵとなて

いる

　山本グルプリダ

は防府工場の輸送コスト

削減と効率化に向けた取り

組みについて﹁完成車を

船積みするまでの動線をさ

らに短縮する活動を進めて

いる例えばモタプ

ルの内の開放型排水溝を蓋

付に改修することでレイア

ウトの自由度を高めるとい

たことに地道に取り組

む﹂と語たＩＴなどの

新技術の導入についても

費用対効果を考慮しながら

検討するとしている

　また﹁当社では﹃１０

０引く１はゼロ﹄と考えて

いるお客さま目線で考え

ればわれわれが一つでも

ミスをしたら価値はゼロに

なてしまうという意味

だお客さまに良い品質の

ままお約束した納期にオン

タイムでお届けするという

ことを実現するために関

係する全ての海運・物流会

社と従来以上の協業が必

要と考えておりベクトル

を合わせて一緒に取り組ん

でいきたい﹂と語た

　三田尻中関港の評価を聞

くと﹁山口県には臨港道

路の付け替えなど輸送の

安全性と効率性の確保でご

協力いただいているガン

トリクレンの２基目が

稼働するなど港湾の利便

性は高まている﹂と述べ

た課題としては普段から

風が強いため突風や台風

による飛散物での品質リス

クへの対策などを挙げた